JP4361383B2 - 光強度分布監視方法、アニール装置及びアニール方法、結晶化装置 - Google Patents
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表面科学Vol.21,No.5,pp278−287(2000)
前記被処理基板の位置に前記レーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材を設置する工程と、
前記被処理基板の位置に設置された前記波長変換部材の高さ位置を前記ハイトセンサにより測定して予め記憶された高さ位置に調整することにより前記被処理基板と同一平面に前記波長変換部材を位置合せする工程と、
前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射する工程と、
前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を撮像装置により撮像する工程と、
最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶しておく工程と、
前記撮像装置により撮像した光強度分布像および光強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御するために前記撮像した光強度分布を持った微小な可視光像を監視する工程と、
前記ハイトセンサにより測定した前記波長変換部材の高さ位置を記憶する工程と、
前記波長変換部材を退避させ、前記波長変換部材があった位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射する工程と、を有することを特徴とする。
前記ビームプロファイラは、
前記レーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材と、
前記波長変換部材に表示された可視光像を撮像する撮像装置を有する拡大光学系と、
前記波長変換部材の高さ位置を検出するハイトセンサと、
前記ハイトセンサの測定結果が予め記憶された高さ位置になるように前記波長変換部材を位置合わせ制御すること、および前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射するように制御すること、および最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を前記撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶すること、および前記撮像装置により撮像した光強度分布像および強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御すること、および前記波長変換部材の高さ位置を記憶すること、および前記波長変換部材を退避させ、その位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射するように制御することを行うコンピュータと、を具備することを特徴とする。
本発明に係る結晶化装置は、レーザ光源と、このレーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを形成するための位相シフタと、前記レーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた結像光学系と、この結像光学系の結像位置に設けられ、前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを有するレーザ光に照射される被照射面がアニールされる非晶質半導体層を含む被処理基板を支持するX方向、Y方向、Z方向に移動可能なステージと、レーザ光の光強度分布を監視するビームプロファイラと、を具備する結晶化装置であって、
前記ビームプロファイラは、
前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを有するレーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材と、
前記波長変換部材に表示された前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルの可視光像を撮像する撮像装置を有する拡大光学系と、
前記波長変換部材の高さ位置を検出するハイトセンサと、
前記ハイトセンサの測定結果が予め記憶された高さ位置になるように前記波長変換部材を位置合わせ制御した後、前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射するように制御すること、および最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を前記撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶すること、および前記撮像装置により撮像した前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルの光強度分布像および強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御すること、および前記波長変換部材の高さ位置を記憶すること、および前記波長変換部材を退避させ、その位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射するように制御することを行うコンピュータと、を具備することを特徴とする。
次に、上記の光強度分布監視装置(ビームプロファイラ)6をプロキシミティ型レーザアニール装置に組み込んだときの実施の形態について図3〜図5を参照して説明する。
図3に示すようにレーザアニール装置10Aは、結晶化装置としての機能とアニール装置としての機能とを兼ね備えたものである。すなわち、レーザアニール装置10Aは、被処理基板の非晶質半導体層5c(図3に図示)を溶融させる結晶化装置の機能と、被処理基板を加熱処理するアニール装置の機能とを兼ね備えている。ここでは装置10Aを結晶化に用いた場合の実施の形態について説明する。エキシマレーザアニール装置10Aには、不可視光発生器としてのエキシマレーザ光源1を備えている。このエキシマレーザアニール装置10Aは、非晶質半導体層5cを加熱溶融させるエキシマレーザ光の光強度分布(ビームプロファイル)を監視、検出するために、上記の光強度分布監視装置6を設けたものである。この光強度分布監視装置6により非晶質半導体層に入射するエキシマレーザ光の光強度分布(ビームプロファイル)を監視、検出する際には、非晶質半導体層5cの位置に蛍光膜63が置換して設置される。非晶質半導体層5cを溶融するためのエキシマレーザ光のエネルギは例えば200mJ/cm2以上の照明光である。光強度分布(ビームプロファイル)を監視、検出する際のエネルギ量は、10mJ/cm2〜30mJ/cm2である。光強度分布(ビームプロファイル)を監視、検出するためのエネルギ量が非晶質半導体層を溶融するためのエネルギ量より小さいのは、不可視光を可視光に変換する蛍光膜が適度な感度を持ち、かつ焼損しないエネルギ量に選択したためである。この実施形態では、不可視光による加工手段として、結晶化工程について説明した。しかし、加工エネルギが小さく、蛍光膜63が焼損しないエネルギ量であれば、加工する不可視光を蛍光膜63に入射させたときの光強度分布を得ることができる。
(実施例1)
実施例1として本発明の装置を用いてKrFエキシマレーザアニール装置から発振されるエキシマレーザ光(波長248nm)の光強度分布を検出した波長変換部材の平均膜厚は2μmとした。レーザ光の平均フルエンスを15mJ/cm2とし、照射領域10を1mm×1mm角とした。
図5(a)は光強度分布の解析手順を示すフローチャート、図5(b)は同解析手順中における信号波形をそれぞれ示す図である。
位相シフタ31Bを光学系の所定位置に挿入し、他の部材に対して位置合せする(ステップF5)。次いで、図5(b)に示す逆ピークパターン波形14aを実際の撮像時におけるCCD出力の撮像データ(光強度分布)としてパソコン8に入力する(ステップF6)。パソコン8は、ステップF1で記憶しておいた黒レベル撮像データをメモリから呼び出し、入力撮像データ(波形14aに対応)から黒レベル撮像データ(波形14xに対応)を引き算して図5(b)に示す波形14b(=14a−14x)を求める。このようにして黒レベル成分を取り除くことにより、CCD出力の撮像データの零点調整がなされる(ステップF7)。この零点調整ステップF7では、測定視野内の総ての光強度を積分して平均化した零点調整された波形14bを出力する。
次に、上記の光強度分布監視装置(ビームプロファイラ)6をプロジェクション型レーザアニール装置に組み込んだときの実施の形態について図7〜図11を参照して説明する。なお、本実施形態が上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
図8は位相シフタホルダを上方から見て示す平面図である。ホルダ90は同心配置され互いに連結された外環91および内環92を備えている。ホルダ外環91は、X駆動機構93とY駆動機構94とZ駆動機構96により可動に支持され、X方向、Y方向およびZ方向にそれぞれ微調整移動されるようになっている。ホルダ内環92には、図示しない位相シフタ31Bを係止するための複数のストッパを有している。位相シフタ31Bは内環92のなかに嵌め込まれ、その周縁がストッパにより係止されている。ホルダ内環92はホルダ外環91に可動に保持されており、図示しない機構によってXY面内における内環92の回転角θを微調整することができる。
第1の結像光学系32Aは、ホモジナイザ32a、第1コンデンサレンズ32b、第2コンデンサレンズ32c、マスク32dを有する。これらの光学部品32a,32b,32c,32dは上述した装置10Aの結像光学系32の光学部品と実質的に同じものである。
先ず、結晶化工程に先立ち結晶化用不可視光の光強度分布の確認を次のプロセスにより行う。アッテネータ2の平均レーザフルエンスをビームプロファイルを撮像または観察するために必要な値(10mJ/cm2)に調整した(工程K1)。次いで、被処理基板5を予め定められた位置に退避させたのち、プロファイラ6を進入させ、照射野に位置させた(工程K2)。アライメント機構7およびビームプロファイラアライメント機構80を用いてビームプロファイラ光軸102Aを光源側のレーザ光軸102と光軸アライメントした(工程K3)。パソコン8から波形データ(目標値)を呼び出し、像を解析して理論的に推定されるずれ量d4を計算する(工程K4)。この波形データは前述した図5の準備フローF1〜F8により得られた光強度分布の記憶データであり、光強度分布に関して目標値となるものである。
次に、図12および図13を参照して試料表面上の光強度分布の実測結果から変調レーザ光の特徴とその実像について説明する。
実施例2として本発明の装置を用いてQスイッチYAGレーザ装置からパルス発振される赤外レーザ光(波長1064nm)の光強度分布を検出した。
実施例3として本発明の装置を用いて露光装置のi線ランプから照射される紫外線(波長365nm)の光強度分布を検出した。
2…アッテネータ
31A,31B…位相シフタ(空間強度変調光学素子)
32…結像光学系
32A…第1の結像光学系
32B…第2の結像光学系
32a…ホモジナイザ(光強度均一化光学素子)
32b,32c…コンデンサレンズ
32d…マスク、32e…テレセントリック型縮小レンズ
33…ホモジナイズ面
34…位相シフタ面
35…一次像面(第1の結像光学系の結像面)
36…波長変換部材又は被処理基板の入射面
37…二次像面(第2の結像光学系の結像面)
d1…位相シフタ面から入射面までのギャップ
d2…ホモジナイズ面と位相シフタ面とのずれ量
d3…一次像面と入射面とのずれ量
d4…二次像面と入射面とのずれ量
5…被処理基板、5a…基板、5b…下地保護層
5c…非晶質半導体層(結晶化対象膜、非晶質シリコン膜)
5d…キャップ層
50…不可視光(レーザ光)
50a…可視光
50b…吸収または反射される不可視光
6…ビームプロファイラ(光強度分布監視装置)
60…拡大光学系
61…蛍光板(波長変換部材)
62…基材
63…蛍光膜(波長変換部材)
64…フィルタ
65…対物レンズ
66…光学筒
67…ミラー
68…支持体
69…CCD(撮像手段、像計測手段)
7…移動ステージ(X−Y−Zステージ、基板ステージ、基板用位置合せ機構)
71…Xステージ
72…Yステージ
73…Zステージ
74a,74b…スライダ
75a,75b…ボールスクリュウ
76…昇降台
78…ハイトセンサ(位置検出手段)
8…コンピュータ(解析手段、処理装置)
8a…表示装置
80…ビームプロファイラアライメント機構
81…Xステージ
82…Yステージ
83…Zステージ
9…昇降機構
90…アライメント機構(位相シフタ用位置合せ機構)
91…ホルダ外環
92…ホルダ内環、92a…ストッパ
93…X駆動機構、94…Y駆動機構
95a〜95c…ピボット、96a…シリンダ
102…レーザ光軸
102A…ビームプロファイラ光軸
103…移動軸
Claims (13)
- レーザ光源と、このレーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた結像光学系と、この結像光学系の結像位置に設けられ、前記レーザ光が照射されるべき被照射面がアニールされる被処理基板を可動に支持するX−Y−Zステージと、前記レーザ光を可視光に変換する波長変換部材と、前記波長変換部材に表示された可視光像を拡大して撮像する撮像装置を有する拡大光学系と、前記結像光学系に対する前記X−Y−Zステージ上の被処理基板の相対高さ位置を測定するハイトセンサと、を具備するレーザアニール装置を用いて前記被処理基板をアニールするレーザ光の光強度分布を監視するに際し、
前記被処理基板の位置に前記レーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材を設置する工程と、
前記被処理基板の位置に設置された前記波長変換部材の高さ位置を前記ハイトセンサにより測定して予め記憶された高さ位置に調整することにより前記被処理基板と同一平面に前記波長変換部材を位置合せする工程と、
前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射する工程と、
前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を撮像装置により撮像する工程と、
最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶しておく工程と、
前記撮像装置により撮像した光強度分布像および光強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御するために前記撮像した光強度分布を持った微小な可視光像を監視する工程と、
前記ハイトセンサにより測定した前記波長変換部材の高さ位置を記憶する工程と、
前記波長変換部材を退避させ、前記波長変換部材があった位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射する工程と、
を有することを特徴とする光強度分布監視方法。 - 前記波長変換部材に対して前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択した不可視光を間欠的に照射し、この間欠的な照射に同期して前記不可視光の光強度分布を得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 直径が数ミクロンから10ミクロンを越える大サイズの結晶粒を形成するために前記拡大光学系の拡大倍率は2倍から2000倍までの範囲であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の方法。
- 前記拡大光学系における光強度分布の検出視野のサイズを100μm×100μm以下とし、空間分解能を5μm以下とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の方法。
- 数十ミクロン単位の観察領域の光強度分布を正確に計測するために前記拡大光学系の空間分解能が0.2〜10μmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の方法。
- 前記空間分解能が低下しないようにするために前記波長変換部材は、平均膜厚が1nm以上3μm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の方法。
- 不可視光による悪影響を回避するために前記波長変換部材と前記拡大光学系との間の光路に不可視光を吸収または反射して可視光のみを透過させるフィルタを配置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法。
- レーザ光源と、
このレーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた結像光学系および位相シフタと、
この結像光学系の結像位置に設けられ、前記レーザ光が照射されるべき被照射面がアニールされる被処理基板を支持するX方向、Y方向、Z方向に移動可能なステージと、
レーザ光の光強度分布を監視するビームプロファイラと、
を具備するアニール装置であって、
前記ビームプロファイラは、
前記レーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材と、
前記波長変換部材に表示された可視光像を撮像する撮像装置を有する拡大光学系と、
前記波長変換部材の高さ位置を検出するハイトセンサと、
前記ハイトセンサの測定結果が予め記憶された高さ位置になるように前記波長変換部材を位置合わせ制御すること、および前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射するように制御すること、および最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を前記撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶すること、および前記撮像装置により撮像した光強度分布像および強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御すること、および前記波長変換部材の高さ位置を記憶すること、および前記波長変換部材を退避させ、その位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射するように制御することを行うコンピュータと、
を具備することを特徴とするアニール装置。 - 直径が数ミクロンから10ミクロンを越える大サイズの結晶粒を形成するために前記拡大光学系の拡大倍率が2倍から2000倍までの範囲であることを特徴とする請求項8記載のアニール装置。
- 前記空間分解能が低下しないようにするために前記波長変換部材は、1nm以上3μm以下の平均厚さであることを特徴とする請求項8又は9のいずれか1項記載のアニール装置。
- 請求項8乃至10のいずれかに記載されたアニール装置を用いて被処理基板をアニールするアニール方法であって、
前記不可視光の光強度分布を検出するに際し、前記被処理基板と前記波長変換部材とが前記不可視光路上にある前記被処理基板を移動させた後、前記波長変換部材を前記不可視光路上に移動させる波長変換部材移動工程と、
前記不可視光路上に移動された前記被処理基板に前記光源から前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に制御した不可視光を出射させ、前記位相シフタを透過した透過光の光強度分布を検出する光強度分布検出工程と、
を具備してなることを特徴とするアニール方法。 - 前記位相シフタを透過した透過光の光強度分布を検出したとき、この検出した光強度分布を予め定められた光強度分布と照合し、両者が相違していれば一致させた後、前記波長変換部材の位置に前記被処理基板を位置させ、前記被処理基板の加工するに必要な予め定められたエネルギー量の不可視光を前記光源から出射し、該被処理基板をアニール処理することを特徴とする請求項11記載のアニール方法。
- レーザ光源と、
このレーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを形成するための位相シフタと、
前記レーザ光源からのレーザ光の光軸に設けられた結像光学系と、
この結像光学系の結像位置に設けられ、前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを有するレーザ光に照射される被照射面がアニールされる非晶質半導体層を含む被処理基板を支持するX方向、Y方向、Z方向に移動可能なステージと、
レーザ光の光強度分布を監視するビームプロファイラと、
を具備する結晶化装置であって、
前記ビームプロファイラは、
前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルを有するレーザ光を可視光に変換して可視光の光強度分布像を表示するために所望の空間分解能を有するトリソディウム8−ハイドロオキシ−1,3,6−ピレネトリスルフォネートを含む波長変換部材と、
前記波長変換部材に表示された前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルの可視光像を撮像する撮像装置を有する拡大光学系と、
前記波長変換部材の高さ位置を検出するハイトセンサと、
前記ハイトセンサの測定結果が予め記憶された高さ位置になるように前記波長変換部材を位置合わせ制御した後、前記レーザ光源からのレーザ光のエネルギー量を前記波長変換部材が劣化または蒸散しないエネルギー量に選択したレーザ光を前記レーザ光源から出射するように制御すること、および最初に前記被処理基板をアニールすべきレーザ光の光強度分布が前記波長変換部材に表示された可視光の光強度分布像を前記撮像装置により撮像し、前記レーザ光の光強度および光強度分布像を検出し、その検出結果をあらかじめ目標値として設定し、記憶すること、および前記撮像装置により撮像した前記位相シフト部において光強度が極小となるビームプロファイルの光強度分布像および強度が予め記憶されている前記目標値の光強度分布像および強度と一致するように前記波長変換部材の高さ位置を制御すること、および前記波長変換部材の高さ位置を記憶すること、および前記波長変換部材を退避させ、その位置に前記被処理基板を移動させ、前記記憶しておいた目標値を呼び出し、前記レーザ光源から前記目標値に対応する前記被処理基板をアニールするエネルギー量の光強度と光強度分布を有するレーザ光を前記被処理基板に照射するように制御することを行うコンピュータと、
を具備することを特徴とする結晶化装置。
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