JP4360217B2 - 液滴付与方法および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

液滴付与方法および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、液滴付与方法および電気光学装置の製造方法に関する。
インクジェット装置を用いて、色要素(画素)となるべき区画が形成された基体上の各区画にインク等の液状材料を付与することが知られている。例えば、インクジェット装置を用いてカラーフィルタ基板のフィルタエレメントや、マトリクス型表示装置においてマトリクス状に配置された発光部を形成することが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された方法では、色要素の長軸方向と平行またはやや傾斜した方向に沿って配列されたノズル列を有するインクジェットヘッドを、色要素の長軸方向と直交する方向に相対的に移動しつつ、各色要素にインク滴を付与する。この場合、各ノズルからは、一つの色要素につき一滴のインク滴を付与する(特許文献1の段落番号0002および0019参照)。
しかしながら、大型テレビ用などの大型の表示装置を製造する場合には、各色要素も大きくなるので、特許文献1に記載されたような方法では、色要素全体に必要量のインクを行き渡らせることができず、製造するのが困難であった。
特開平9−101412号公報
本発明の目的は、基体上に形成すべき色要素が比較的大きい場合であっても容易に色要素を形成することができる液滴付与方法および電気光学装置の製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の液滴付与方法は、色要素となるべき複数の区画が形成された基体と、液滴を吐出する複数のノズルを有する液滴吐出手段とを相対的に移動させ、色要素形成用の液状材料を前記ノズルから液滴として吐出して前記区画に付与する吐出走査を複数回行う液滴付与方法であって、
前記液滴吐出手段は、複数のノズルが前記区画の長軸方向に沿って並んだ少なくとも一列のノズル列を有する液滴吐出ヘッドを少なくとも一つ備え、前記長軸方向のノズルピッチが前記区画の前記長軸方向の長さより短くなるように構成されており、
前記基体と前記液滴吐出手段とを前記長軸方向とほぼ直交する短軸方向に相対的に移動させ、一つの前記区画につき前記長軸方向の位置が互いに異なる複数のノズルからそれぞれ液滴を複数回吐出し、かつ、同じノズルから吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドットが前記長軸方向とほぼ直交する短軸方向に沿ってつながるような間隔で液滴を付与するとともに、液滴が着弾してなるドットが、その液滴を吐出したノズルと前記長軸方向の距離が最も近い別のノズルから吐出された液滴が着弾してなるドットと前記長軸方向に関して重ならないようにして液滴を付与する第1の吐出走査を行う工程と、
前記基体と前記液滴吐出手段とを前記短軸方向に相対的に移動させ、一つの前記区画につき前記長軸方向の位置が互いに異なる複数のノズルからそれぞれ液滴を少なくとも1回吐出し、かつ、それらの液滴の前記短軸方向に関する着弾位置が前記第1の吐出走査での着弾位置よりも前記短軸方向に関して前記区画の中心寄りで、前記第1の吐出走査で液滴を付与した各位置とほぼ同じ位置に重ねて液滴を付与する第2の吐出走査を行う工程とを有することを特徴とする。
これにより、基体上に形成された色要素となるべき区画が比較的大きい場合であっても、その区画に色要素を形成するために必要な量の液状材料を少ない走査回数で迅速かつ確実に付与することができ、また、付与した液状材料を区画の全域に余すところなく、かつ均一に濡れ広がらせる(行き渡らせる)ことができる。よって、容易に色要素を形成することができるとともに、形成する色要素の膜厚を区画全体に均一にすることができる。さらに、第2の吐出走査において吐出した液滴が着弾した際に飛沫が飛び跳ねた場合であっても、その飛沫が隣の区画まで到達するのを有効に防止することができ、混色の発生を有効に防止することができる。
本発明の液滴付与方法では、前記第2の吐出走査では、同じノズルから吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドットが前記短軸方向に沿ってつながるような間隔で液滴を付与することが好ましい。
これにより、上記効果がより顕著に発揮される。
本発明の液滴付与方法では、前記第1の吐出走査では、前記各区画に形成される複数のドットのうちの当該区画の最も短辺側に位置するドットは、その外周が前記短辺に接したものとなり、最も長辺側に位置するドットは、その外周が前記長辺から離間したものとなるように液滴を付与することが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記複数のノズルから吐出された液滴が着弾してなる複数のドットは、それぞれ、平面視で円形をなすものであり、その直径を予め実験および/または理論計算により求めておくことが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記第1の吐出走査と前記第2の吐出走査とでは、一つの前記区画につき各ノズルから吐出される液滴の吐出回数が異なることが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記基体と前記液滴吐出手段とを前記短軸方向に相対的に往復させ、その往路と復路とでそれぞれ吐出走査を行うことが好ましい。
これにより、さらに効率良く迅速に各区画に液状材料を付与することができる。
本発明の液滴付与方法では、一往復または複数往復の吐出走査により、一つの基体に対する液滴の付与を終了することが好ましい。
これにより、極めて効率良く迅速に各区画に液状材料を付与することができる。
本発明の液滴付与方法では、2回目以降の吐出走査においては、前記液滴吐出手段と前記基体との相対位置を前回の吐出走査の際と比べて前記長軸方向に所定量ずらすことにより、同じ区画に対して前回の吐出走査の際と異なるノズルから液滴を吐出することが好ましい。
これにより、液滴吐出ヘッドにおける各ノズル間で吐出量に多少のバラツキがあっても、各区画に付与する液状材料の量を均一にすることができる。
本発明の液滴付与方法では、前記各区画には、それぞれ、その角部の1つが当該区画の内側に向かって引っ込んだ部分が形成され、該部分では、前記区画の幅が狭くなっており、
前記第1の吐出走査では、前記区画の幅が狭くなった部分での前記短軸方向の前記ドット同士の間隔は、前記区画の前記幅が狭くなった部分を除く部分での前記短軸方向の前記ドット同士の間隔と同じことが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記各区画には、それぞれ、その角部の1つが当該区画の内側に向かって引っ込んだ部分が形成され、該部分では、前記区画の幅が狭くなっており、
前記第1の吐出走査では、前記区画の幅が狭くなった部分での前記短軸方向の前記ドットの形成数は、前記区画の前記幅が狭くなった部分を除く部分での前記短軸方向の前記ドットの形成数と異なることが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記液滴吐出ヘッドは、前記区画の長軸方向に隣接する前記ノズル同士のノズルピッチが同じであり、前記区画の短軸方向に複数列配置された前記ノズル列を有し、隣接する前記ノズル列同士では、一方の前記ノズル列が他方の前記ノズル列に対して前記ノズルピッチよりも小さい範囲内で前記長軸方向にずれて配置されていることが好ましい。
本発明の液滴付与方法では、前記ノズル列において、その一端側に位置する前記ノズルから他端側に位置する前記ノズルまでの長さは、前記基板の前記長軸方向の長さよりも長いことが好ましい。
本発明の電気光学装置の製造方法は、本発明の液滴付与方法を用いて基体上の複数の区画に色要素を形成して色要素付き基板を製造する工程を有することを特徴とする。
これにより、電気光学装置の製造を効率良く迅速に行うことができる。
以下、本発明の液滴付与方法および電気光学装置の製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<液滴吐出装置の第1実施形態>
(液滴吐出装置の全体構成)
図1に示すように、液滴吐出装置100は、液状材料111を保持するタンク101と、チューブ110と、チューブ110を介してタンク101から液状材料111が供給される吐出走査部102と、を備える。吐出走査部102は、複数の液滴吐出ヘッド114をキャリッジ105に搭載してなる液滴吐出手段103と、液滴吐出手段103の位置を制御する第1位置制御装置104(移動手段)と、後述する基体10Aを保持するステージ106と、ステージ106の位置を制御する第2位置制御装置108(移動手段)と、制御手段112とを備えている。タンク101と、液滴吐出手段103における複数の液滴吐出ヘッド114とは、チューブ110で連結されており、タンク101から複数の液滴吐出ヘッド114のそれぞれに液状材料111が圧縮空気によって供給される。
第1位置制御装置104は、制御手段112からの信号に応じて、液滴吐出手段103をX軸方向、およびX軸方向に直交するZ軸方向に沿って移動させる。さらに、第1位置制御装置104は、Z軸に平行な軸の回りで液滴吐出手段103を回転させる機能も有する。本実施形態では、Z軸方向は、鉛直方向(つまり重力加速度の方向)に平行な方向である。第2位置制御装置108は、制御手段112からの信号に応じて、X軸方向およびZ軸方向の双方に直交するY軸方向に沿ってステージ106を移動させる。さらに、第2位置制御装置108は、Z軸に平行な軸の回りでステージ106を回転させる機能も有する。
ステージ106は、X軸方向とY軸方向との双方に平行な平面を有する。また、ステージ106は、液状材料111を塗布すべき区画を有する基体をその平面上に固定、または保持できるように構成されている。
上述のように、液滴吐出手段103は、第1位置制御装置104によってX軸方向に移動させられる。一方、ステージ106は、第2位置制御装置108によってY軸方向に移動させられる。つまり、第1位置制御装置104および第2位置制御装置108によって、ステージ106に対する液滴吐出ヘッド114の相対位置が変わる。
制御手段112は、液状材料111を吐出すべき相対位置を表す吐出データを外部情報処理装置から受け取るように構成されている。制御手段112の詳細な構成および機能は、後述する。
(液滴吐出手段)
図2は、液滴吐出手段103をステージ106側から観察した図である。図2に示すように、液滴吐出手段103は、それぞれほぼ同じ構造を有する複数の液滴吐出ヘッド114と、これらの液滴吐出ヘッド114を保持するキャリッジ105とを有している。本実施形態では、液滴吐出手段103に保持される液滴吐出ヘッド114の数は8個である。それぞれの液滴吐出ヘッド114は、後述する複数のノズル118が設けられた底面を有している。それぞれの液滴吐出ヘッド114のこの底面の形状は、2つの長辺と2つの短辺とを有する多角形である。液滴吐出手段103に保持された液滴吐出ヘッド114の底面はステージ106側を向いており、さらに、液滴吐出ヘッド114の長辺方向と短辺方向とは、それぞれX軸方向とY軸方向とに平行である。
(液滴吐出ヘッド)
図3は、液滴吐出ヘッド114の底面を示す。液滴吐出ヘッド114は、X軸方向に並んだ複数のノズル118を有する。これら複数のノズル118は、液滴吐出ヘッド114におけるX軸方向のノズルピッチHXPが約70μmとなるように配置されている。ここで、「液滴吐出ヘッド114におけるX軸方向のノズルピッチHXP」は、液滴吐出ヘッド114におけるノズル118のすべてをY軸方向に沿ってX軸上に射像して得られた複数のノズル像間のピッチに相当する。
本実施形態では、液滴吐出ヘッド114における複数のノズル118は、ともにX軸方向に延びるノズル列116Aと、ノズル列116Bとをなす。ノズル列116Aと、ノズル列116Bとは、間隔を空けて並行に配置されている。そして、ノズル列116Aおよびノズル列116Bのそれぞれにおいて、90個のノズル118が一定間隔でX軸方向に一列に並んでいる。本実施形態では、この一定間隔は約140μmである。つまり、ノズル列116AのノズルピッチLNPおよびノズル列116BのノズルピッチLNPは、ともに約140μmである。
ノズル列116Bの位置は、ノズル列116Aの位置に対して、ノズルピッチLNPの半分の長さ(約70μm)だけX軸方向の正の方向(図3の右方向)にずれている。このため、液滴吐出ヘッド114のX軸方向のノズルピッチHXPは、ノズル列116A(またはノズル列116B)のノズルピッチLNPの半分の長さ(約70μm)である。
したがって、液滴吐出ヘッド114のX軸方向のノズル線密度は、ノズル列116A(またはノズル列116B)のノズル線密度の2倍である。なお、本明細書において「X軸方向のノズル線密度」とは、複数のノズルをY軸方向に沿ってX軸上に射像して得られた複数のノズル像の単位長さ当たりの数に相当する。
もちろん、液滴吐出ヘッド114が含むノズル列の数は、2つだけに限定されない。液滴吐出ヘッド114はM個のノズル列を含んでもよい。ここで、Mは1以上の自然数である。この場合には、M個のノズル列のそれぞれにおいて複数のノズル118は、ノズルピッチHXPのM倍の長さのピッチで並ぶ。さらに、Mが2以上の自然数の場合には、M個のノズル列のうちの一つに対して、他の(M−1)個のノズル列は、ノズルピッチHXPのi倍の長さだけ重複無くX軸方向にずれている。ここで、iは1から(M−1)までの自然数である。
さて、ノズル列116Aおよびノズル列116Bのそれぞれが90個のノズル118からなるため、1つの液滴吐出ヘッド114は180個のノズル118を有する。ただし、ノズル列116Aの両端のそれぞれ5ノズルは「休止ノズル」として設定されている。同様に、ノズル列116Bの両端のそれぞれ5ノズルも「休止ノズル」として設定されている。そして、これら20個の「休止ノズル」からは液状材料111が吐出されない。このため、液滴吐出ヘッド114における180個のノズル118のうち、160個のノズル118が液状材料111を吐出するノズルとして機能する。
図2に示すように、液滴吐出手段103においては、複数個の上記液滴吐出ヘッド114がX軸方向に沿って2列に配置されている。一方の列の液滴吐出ヘッド114と他方の列の液滴吐出ヘッド114とは、休止ノズル分を考慮して、Y軸方向から見て一部重なるように配置されている。これにより、液滴吐出手段103においては、基体10AのX軸方向の寸法分の長さに渡り、液状材料111を吐出するノズル118が前記ノズルピッチHXPでX軸方向に連続するように構成されている。
本実施形態の液滴吐出手段103では、基体10AのX軸方向の寸法分の長さ全体をカバーするように液滴吐出ヘッド114を配置しているが、本発明における液滴吐出手段は、基体10AのX軸方向の寸法分の長さの一部をカバーするようにものでもよい。
図4(a)および(b)に示すように、それぞれの液滴吐出ヘッド114は、インクジェットヘッドである。より具体的には、それぞれの液滴吐出ヘッド114は、振動板126と、ノズルプレート128と、を備えている。振動板126と、ノズルプレート128との間には、タンク101から孔131を介して供給される液状材料111が常に充填される液たまり129が位置している。
また、振動板126と、ノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が位置している。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、1対の隔壁122とによって囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120はノズル118に対応して設けられているため、キャビティ120の数とノズル118の数とは同じである。キャビティ120には、1対の隔壁122間に位置する供給口130を介して、液たまり129から液状材料111が供給される。
振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、振動子124が位置する。振動子124は、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む1対の電極124A、124Bと、を含む。この1対の電極124A、124Bとの間に駆動電圧を与えることで、対応するノズル118から液状材料111が吐出される。なお、ノズル118からZ軸方向に液状材料111が吐出されるように、ノズル118の形状が調整されている。
ここで、本明細書において「液状材料」とは、ノズルから吐出可能な粘度を有する材料をいう。この場合、材料が水性であると油性であるとを問わない。ノズルから吐出可能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が混入していても全体として流動体であればよい。
制御手段112(図1)は、複数の振動子124のそれぞれに互いに独立に信号を与えるように構成されていてもよい。つまり、ノズル118から吐出される材料111の体積が、制御手段112からの信号に応じてノズル118毎に制御されてもよい。そのような場合には、ノズル118のそれぞれから吐出される材料111の体積は、0pl〜42pl(ピコリットル)の間で可変にしてもよい。また、制御手段112は、後述するように、塗布走査の間に吐出動作を行うノズル118と、吐出動作を行わないノズル118と、を設定することでもできる。
本明細書では、1つのノズル118と、ノズル118に対応するキャビティ120と、キャビティ120に対応する振動子124と、を含んだ部分を「吐出部127」と表記することもある。この表記によれば、1つの液滴吐出ヘッド114は、ノズル118の数と同じ数の吐出部127を有する。吐出部127は、ピエゾ素子の代わりに電気熱変換素子を有してもよい。つまり、吐出部127は、電気熱変換素子による材料の熱膨張を利用して材料を吐出する構成を有していてもよい。
なお、本発明では、液滴吐出手段103におけるノズルピッチHXPは、上記の大きさに限らず、いかなる大きさであってもよい。
さらに、液滴吐出手段103は、図2に示す構成以外に、図5に示すように複数の液滴吐出ヘッド114がY軸方向に重ねて配置された構成であってもよい。以下、この図5に示す液滴吐出手段103’について説明する。
図5には、液滴吐出手段103’における2つのヘッド群114Gが示されている。それぞれのヘッド群114Gは、4つの液滴吐出ヘッド114からなる。そして、ヘッド群114GのX軸方向のノズルピッチGXPが、液滴吐出ヘッド114のX軸方向のノズルピッチHXPの1/4倍の長さとなるように、ヘッド群114Gにおいて4つの液滴吐出ヘッド114が配置されている。より具体的には、1つの液滴吐出ヘッド114の基準ノズル118RのX座標に対して、他の液滴吐出ヘッド114の基準ノズル118RのX座標が、ノズルピッチHXPのj/4倍の長さだけ、X軸方向に重複無くずれて位置している。ここで、jは1から3までの自然数である。このため、ヘッド群114GのX軸方向のノズルピッチGXPは、ノズルピッチHXPの1/4倍である。
本実施形態では、液滴吐出ヘッド114のX軸方向のノズルピッチHXPは約70μmだから、ヘッド群114GのX軸方向のノズルピッチGXPは、その1/4倍の約17.5μmである。ここで、「ヘッド群114GのX軸方向のノズルピッチGXP」は、ヘッド群114Gにおけるノズル118のすべてを、Y軸方向に沿ってX軸上に射像して得られた複数のノズル像間のピッチに相当する。
もちろん、ヘッド群114Gが含む液滴吐出ヘッド114の数は、4つだけに限定されない。ヘッド群114GはN個の液滴吐出ヘッド114からなってもよい。ここで、Nは2以上の自然数である。この場合には、ノズルピッチGXPがノズルピッチHXPの1/N倍の長さになるように、ヘッド群114GにおいてN個の液滴吐出ヘッド114が配置されればよい。あるいは、N個の液滴吐出ヘッド114の一つにおける基準ノズル118RのX座標に対して、他の(N−1)個の液滴吐出ヘッド114における基準ノズル118のX座標が、ノズルピッチHXPのj/N倍の長さだけ重複無くずれていればよい。なお、この場合には、jは1から(N−1)までの自然数である。
図5に示すような構成によれば、液滴吐出手段103’全体としてのX軸方向のノズルピッチGXPを前記ノズルピッチHXPより短くすることができるので、より高精細に液滴を付与することができる。
(制御手段)
次に、制御手段112の構成を説明する。図6に示すように、制御手段112は、入力バッファメモリ200と、記憶手段202と、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208とを備えている。バッファメモリ200と処理部204とは相互に通信可能に接続されている。処理部204と記憶手段202とは、相互に通信可能に接続されている。処理部204と走査駆動部206とは相互に通信可能に接続されている。処理部204とヘッド駆動部20とは相互に通信可能に接続されている。また、走査駆動部206は、第1位置制御装置104および第2位置制御装置108と相互に通信可能に接続されている。同様にヘッド駆動部208は、複数の液滴吐出ヘッド114のそれぞれと相互に通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ200は、外部情報処理装置から液状材料111の液滴の吐出を行うための吐出データを受け取る。吐出データは、基体上のすべての区画の相対位置を表すデータと、すべての区画に液状材料111を所望の厚さにまで塗布するのに必要となる相対走査の回数を示すデータと、オンノズル118Aとして機能するノズル118を指定するデータと、オフノズル118Bとして機能するノズル118を指定するデータと、を含む。オンノズル118Aおよびオフノズル118Bの説明は後述する。入力バッファメモリ200は、吐出データを処理部204に供給し、処理部204は吐出データを記憶手段202に格納する。図6では、記憶手段202はRAMである。
処理部204は、記憶手段202内の吐出データに基づいて、区画に対するノズル118の相対位置を示すデータを走査駆動部206に与える。走査駆動部206はこのデータと、後述する吐出周期EP(図7)と、に応じた駆動信号を第1位置制御装置104および第2位置制御装置108に与える。この結果、区画に対して液滴吐出ヘッド114が相対走査する。一方、処理部204は、記憶手段202に記憶された吐出データと、吐出周期EPと、に基づいて、吐出タイミング毎のノズル118のオン・オフを指定する選択信号SCをヘッド駆動部208へ与える。ヘッド駆動部208は、選択信号SCに基づいて、液状材料111の吐出に必要な吐出信号ESを液滴吐出ヘッド114に与える。この結果、液滴吐出ヘッド114における対応するノズル118から、液状材料111が液滴として吐出される。
制御手段112は、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータであってもよい。この場合には、制御手段112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムによって実現される。もちろん、制御手段112は、専用の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
次に制御手段112におけるヘッド駆動部208の構成と機能を説明する。
図7(a)に示すように、ヘッド駆動部208は、1つの駆動信号生成部203と、複数のアナログスイッチASと、を有する。図7(b)に示すように、駆動信号生成部203は駆動信号DSを生成する。駆動信号DSの電位は、基準電位Lに対して時間的に変化する。具体的には、駆動信号DSは、吐出周期EPで繰り返される複数の吐出波形Pを含む。ここで、吐出波形Pは、ノズル118から1つの液滴を吐出するために、対応する振動子124の一対の電極間に印加されるべき駆動電圧波形に対応する。
駆動信号DSは、アナログスイッチASのそれぞれの入力端子に供給される。アナログスイッチASのそれぞれは、吐出部127のそれぞれに対応して設けられている。つまり、アナログスイッチASの数と吐出部127の数(つまりノズル118の数)とは同じである。
処理部204は、ノズル118のオン・オフを表す選択信号SCを、アナログスイッチASのそれぞれに与える。ここで、選択信号SCは、アナログスイッチAS毎に独立にハイレベルおよびローレベルのどちらかの状態を取り得る。一方、アナログスイッチASは、駆動信号DSと選択信号SCとに応じて、振動子124の電極124Aに吐出信号ESを供給する。具体的には、選択信号SCがハイレベルの場合には、アナログスイッチASは電極124Aに吐出信号ESとして駆動信号DSを伝播する。一方、選択信号SCがローレベルの場合には、アナログスイッチASが出力する吐出信号ESの電位は基準電位Lとなる。振動子124の電極124Aに駆動信号DSが与えられると、その振動子124に対応するノズル118から液状材料111が吐出される。なお、それぞれの振動子124の電極124Bには基準電位Lが与えられている。
図7(b)に示す例では、2つの吐出信号ESのそれぞれにおいて、吐出周期EPの2倍の周期2EPで吐出波形Pが現れるように、2つの選択信号SCのそれぞれにおいてハイレベルの期間とローレベルの期間とが設定されている。これによって、対応する2つのノズル118のそれぞれから、周期2EPで液状材料111が吐出される。また、これら2つのノズル118に対応する振動子124のそれぞれには、共通の駆動信号生成部203からの共通の駆動信号DSが与えられている。このため、2つのノズル118からほぼ同じタイミングで液状材料111が吐出される。
以上の構成によって、液滴吐出装置100は、制御手段112に与えられた吐出データに応じて、液状材料111を基体10Aに付与する吐出走査を行う。
<液滴付与方法の実施形態>
本発明の液滴付与方法は、上述したような液滴吐出装置100を用いて実施される。以下、図8ないし図11を参照しつつ、本発明の液滴付与方法の実施形態について説明する。
なお、以下の説明では、液晶表示装置に用いるカラーフィルタ基板を製造する場合を想定しているが、後述するように、本発明は、カラーフィルタ基板以外の各種の電気光学装置の製造に適用することができる。
図8に示すように、基体10A上には、色要素となるべき複数の細長い区画18R、18G、18Bが形成されている。区画18Rは、R(赤)の色要素になるべき領域であり、区画18Gは、G(緑)の色要素になるべき領域であり、区画18Bは、B(青)の色要素になるべき領域である。
各区画18R、18G、18Bは、互いに同じ形状であり、その長軸方向(長手方向)がX軸方向に平行であり、その短軸方向がY軸方向に平行になっている。また、各区画18R、18G、18Bは、ほぼ長方形をなしているが、図示の構成では、図中の上端部の左側が引っ込んだ形状をなしており、この部分の幅がやや狭くなっている。この引っ込んだ部分は、TFTの形成領域に対応する部分である。
並設された一組の区画18R、18G、18Bは、カラーフィルタ基板の一画素分に相当する。基体10A上には、多数組の区画18R、18G、18Bが行列状に並べて形成されている。すなわち、この基体10Aは、ストライプ配列のカラーフィルタ基板になるべきものである。
液滴吐出装置100は、第2位置制御装置108を作動させることにより基体10Aと液滴吐出手段103とをY軸方向に相対的に移動させつつ、色要素形成用の液状材料111を全部または一部のノズル118から液滴として吐出して基体10A上の全部または一部の区画に付与する動作(本明細書ではこの動作を「吐出走査」と言う)を複数回行う。
吐出走査においては、原則として、液滴吐出手段103が基体10A上を端から端まで相対的に通過するように両者をY軸方向に相対的に移動させる。
なお、以下の説明では、区画18Rについて液滴を付与する場合について代表して説明するが、区画18G、区画18Bにも同様に液滴を付与することができる。また、図面では一つの区画18Rのみを示すが、1回の吐出走査において全部の区画18Rについて同様に液滴が付与される。
図8は、1回目の吐出走査(第1の吐出走査)を行う前の状態を示す図である。吐出走査を行う前には、第1位置制御装置104の作動により、基体10Aと液滴吐出手段103とのX軸方向の相対位置が所定位置に位置決めされる。図8は、この位置決め後の状態である。この位置決めによって、その区画18Rに対して液滴を吐出するノズル118が割り当てられる。
ここで、液滴吐出手段103のX軸方向のノズルピッチHXPは、区画18RのX軸方向の長さより短くなるように構成されていることから、一つの区画18Rには、複数(図示の構成では5個)のノズル118が割り当てられる。
図8等の図面中で符号「118」の後に記載してある「♯」の付いた数字は、各ノズル列116A、116Bの端から何番目のノズル118であるかを示している。すなわち、図示の区画18Rの場合には、ノズル列116Aの11番目、12番目および13番目と、ノズル列116Bの11番目および12番目との、計5個のノズル118が割り当てられていることを示す。
第1の吐出走査では、図8に示す状態から基体10Aを液滴吐出手段103に対し図中の左方向へ相対的に移動させつつ、区画18R上を通過する前記5個のノズル118から液滴を吐出し、これらの液滴を区画18R内に着弾させる。図9は、第1の吐出走査を終えた状態を示す図である。
第1の吐出走査では、一つの区画18Rにつき、各ノズル118からそれぞれ複数回(図示では4回)液滴を吐出する。
この場合、同じノズル118から吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドット92は、当然に走査方向であるY軸方向に沿って並ぶが、図9に示すように、同じノズル118から吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドット92がY軸方向に沿ってつながる(連続する)ような間隔で液滴を付与するのがより好ましい。
ここで、「同じノズル118から吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドット92がY軸方向に沿ってつながるような間隔」とは、ノズル118から吐出された1滴の液状材料111が区画18Rの底面に着弾してなるドット92の直径より小さいような間隔のことである。ノズル118から吐出された1滴の液状材料111が区画18Rの底面に着弾してなるドット92の直径は、1滴の液状材料111の体積や、区画18Rの底面に対する液状材料111の接触角(濡れ性)によって変化する。よって、ノズル118から吐出された1滴の液状材料111が区画18Rの底面に着弾してなるドット92の直径の値を予め実験や理論計算によって求めておき、この値よりも小さい間隔で同じノズル118から複数の液滴を吐出するように制御することにより、図9に示す状態となるように液滴を付与することができる。
なお、図9に示す各ドット92は、他のドット92と重なり合うように描かれているが、当然のことながら上記のような間隔で着弾した複数の液滴同士は互いにくっつき合って一体となり、周囲に濡れ広がる。すなわち、図9は、本発明の液滴付与方法を理解し易いように模式的に描いたものであり、区画18R内に付与された液状材料111の実際の濡れ広がり方を表すものではない。
また、第1の吐出走査では、図9に示すように、液滴が着弾してなるドット92が、その液滴を吐出したノズル118とX軸方向の距離が最も近い別のノズル118から吐出された液滴が着弾してなるドット92とX軸方向に関して重ならないようにして液滴を付与するのが好ましい。ここで、「X軸方向に関して重ならない」とは、Y軸方向に平行な方向から見たときに、あるノズル118から吐出されたドット92が他のノズル118から吐出されたドット92と重ならないことを言う。よって、ノズル118から吐出された1滴の液状材料111が区画18Rの底面に着弾してなるドット92の直径の値を予め実験や理論計算によって調べ、この値がノズルピッチHXPよりも小さくなるように制御すればよい。
第1の吐出走査を終えたら、2回目の吐出走査(第2の吐出走査)を行う前に、第1位置制御装置104を作動させて液滴吐出手段103と基体10Aとの相対位置をX軸方向に所定量ずらす(以下、「改行」とも言う)のが好ましく、図10は、「改行」した後の状態を示す図である。図示の場合には、ノズルピッチLNPの30個分ずらしている。これにより、図示の区画18Rには、ノズル列116Aの41番目、42番目および43番目と、ノズル列116Bの41番目および42番目との、計5個のノズル118が割り当てられる。すなわち、第2の吐出走査においては、これら5個のノズル118からこの区画18Rに対して液滴を吐出する。
本発明では、上記のように、2回目以降の吐出走査においては、液滴吐出手段103と基体10Aとの相対位置を前回の吐出走査の際と比べてX軸方向に所定量ずらすことにより、同じ区画に対して前回の吐出走査の際と異なるノズルから液滴を吐出するようにするのが好ましい。これにより、液滴吐出ヘッド114における各ノズル間で吐出量に多少のバラツキがあっても、各区画に付与する液状材料111の量を均一にすることができる。
第2の吐出走査は、図10に示す状態から基体10Aを液滴吐出手段103に対し図中の右方向へ相対的に移動させつつ、区画18R上を通過する前記5個のノズル118から液滴を吐出し、これらの液滴を区画18R内に着弾させる。
図11は、第2の吐出走査を終えた状態を示す図である。図11中では、見易くするために、第2の吐出走査で吐出した液滴が着弾してなるドット93にハッチングを付けて示す。
第2の吐出走査では、図11に示されるように、第2の吐出走査で吐出した液滴のY軸方向に関する着弾位置(ドット93のY軸方向の位置)が第1の吐出走査での着弾位置(ドット92のY軸方向の位置)よりもY軸方向に関して区画18Rの中心寄りになるようにようにして液滴を付与する。この場合、第2の吐出走査でのドット93は、最も近い列のドット92よりも区画18RのY軸方向の中心寄りに位置していればよい。
この第2の吐出走査においては、一つの区画18Rにつき各ノズル118から液滴を少なくとも1回吐出すればよく、また、ノズル118からそれぞれ複数回液滴を吐出してもよい。
また、図11に示す例では、第2の吐出走査で吐出した液滴のX軸方向に関する着弾位置(ドット93のX軸方向の位置)は、第1の吐出走査で吐出した液滴のX軸方向に関する着弾位置(ドット92のX軸方向の位置)とほぼ同じにされているが、ずれていてもよい。
以上説明したような本発明の液滴付与方法によれば、多数の液滴を区画内に着弾させることができるので、区画の大きさが比較的大きい場合であっても、色要素を形成するために必要な量の液状材料111を少ない走査回数で付与することができる。また、液状材料を区画内の全域に余すところなく確実に、かつ均一に濡れ広がらせることができる。その結果、形成する色要素の膜厚を区画全体に均一にすることができる。
さらに、第2の吐出走査でのドット93が第1の吐出走査でのドット92よりも区画18RのY軸方向の中心寄りに位置することにより、次のような利点がある。第1の吐出走査終了後には、区画18Rには付与された赤色の液状材料111が溜まっている。このため、第2の吐出走査でこの区画18Rにさらに液滴を吐出した場合、溜まっていた液状材料111の飛沫が飛び跳ねることがある。この赤色の液状材料111の飛沫が緑色の色要素となるべき隣の区画18Gに入ってしまうと、混色して色が変わってしまい、品質の低下をもたらす。これに対し、本発明では、第2の吐出走査においては液滴を区画18RのY軸方向の中心寄りに吐出するので、飛沫が飛び跳ねた場合であっても、その飛沫が隣の区画18Gまで到達するのを有効に防止することができ、上記のような混色の発生を有効に防止することができる。
また、本実施形態では、基体10Aと液滴吐出手段103とY軸方向に相対的に往復させ、その往路(上記第1の吐出走査)と復路(上記第2の吐出走査)とでそれぞれ吐出走査を行うことにより、効率良く迅速に各区画に液状材料111を付与することができる。
また、本実施形態では、液滴吐出手段103が基体10AのX軸方向の幅の全体をカバーしているので(図2参照)、1回の吐出走査で全部の区画18R(あるいは区画18Gまたは区画18B)に液滴を付与することができ、より効率良く迅速に液状材料111を付与することができる。
なお、本発明では、一往復の吐出走査によって一つの基体10Aに対する液滴(液状材料111)の付与を終了するのが最も好ましく、複数往復の吐出走査によって一つの基体10Aに対する液滴(液状材料111)の付与を終了するのが次いで好ましい。これにより、複数の基体10Aに対して次々と作業を行う場合、基体10Aと液滴吐出手段103との相対移動を無駄なく利用することができるので、製造効率をさらに向上することができる。なお、本発明では、上記と異なり、奇数回の吐出走査によって一つの基体10Aに対する液滴(液状材料111)の付与を終了してもよい。
また、液滴吐出装置100では、液滴吐出手段103が相対移動する方向(Y軸方向)に直交する方向(X軸方向)に、複数のノズル118が並んでいる。このため、X軸方向に延びた区画に対して、複数のノズル118からほぼ同時に液状材料111を吐出できる。この結果、駆動信号DSを生成する駆動信号生成部203は、複数のノズル118に対して1つでよい。また、一方向に並んだ複数のノズル118からの吐出タイミングがほぼ同時なので、駆動信号生成部203からの駆動信号DSを遅延させるための回路構成などが不要である。この結果、駆動信号DSにおける波形になまりが生じる要因が少なく、このため、精密な吐出波形Pを振動子124に印加することができる。したがって、ノズル118からの液状材料111の吐出がより安定している。
<液滴吐出装置の第2実施形態>
次に、本発明をカラーフィルタ基板の製造に適用した例についてさらに詳細に説明する。
図12(a)および(b)に示す基体10Aは、後述する製造装置1(図13)による処理を経て、カラーフィルタ基板10となる基板である。基体10Aは、マトリクス状に配置された複数の区画18R、18G、18Bを有する。
具体的には、基体10Aは、光透過性を有する支持基板12と、支持基板12上に形成されたブラックマトリクス14と、ブラックマトリクス14上に形成されたバンク16と、を含む。ブラックマトリクス14は遮光性を有する材料で形成されている。そして、ブラックマトリクス14とブラックマトリクス14上のバンク16とは、支持基板12上にマトリクス状の複数の光透過部分、すなわちマトリクス状の複数の画素領域、が規定されるように位置している。
それぞれの画素領域において、支持基板12、ブラックマトリクス14、およびバンク16で規定される凹部は、区画18R、区画18G、区画18Bに対応する。区画18Rは、赤の波長域の光線のみを透過するフィルタ層111FRが形成されるべき領域であり、区画18Gは、緑の波長域の光線のみを透過するフィルタ層111FGが形成されるべき領域であり、区画18Bは、青の波長域の光線のみを透過するフィルタ層111FBが形成されるべき領域である。
図12(b)に示す基体10Aは、X軸方向とY軸方向との双方に平行な仮想平面上に位置している。そして、複数の区画18R、18G、18Bが形成するマトリクスの行方向および列方向は、それぞれX軸方向およびY軸方向と平行である。基体10Aにおいて、区画18R、区画18G、および区画18Bは、Y軸方向にこの順番で周期的に並んでいる。一方、区画18R同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでおり、また、区画18G同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでおり、そして、区画18B同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでいる。なお、X軸方向およびY軸方向は互いに直交する。
区画18R同士のY軸方向に沿った間隔LRY、すなわちピッチは、ほぼ560μmである。この間隔は、区画18G同士のY軸方向に沿った間隔LGYと同じであり、区画18B同士のY軸方向に沿った間隔LBYとも同じである。また、区画18Rの平面像は、長辺と短辺とで決まる矩形である。具体的には、区画18RのY軸方向の長さはほぼ100μmであり、X軸方向の長さはほぼ300μmである。区画18Gおよび区画18Bも区画18Rと同じ形状・大きさを有している。区画同士の上記間隔および区画の上記大きさは、40インチ程度の大きさのハイビジョンテレビにおいて、同一色に対応する画素領域同士の間隔や大きさに対応する。
図13に示す製造装置1は、図12の基体10Aの区画18R、18G、18Bのそれぞれに対して、対応するカラーフィルタ材料を吐出する装置である。具体的には、製造装置1は、前述した液滴付与方法によって区画18Rのすべてにカラーフィルタ材料111Rを付与する液滴吐出装置100Rと、区画18R上のカラーフィルタ材料111Rを乾燥させる乾燥装置150Rと、前述した液滴付与方法によって区画18Gのすべてにカラーフィルタ材料111Gを付与する液滴吐出装置100Gと、区画18G上のカラーフィルタ材料111Gを乾燥させる乾燥装置150Gと、前述した液滴付与方法によって区画18Bのすべてにカラーフィルタ材料111Bを付与する液滴吐出装置100Bと、区画18Bのカラーフィルタ材料111Bを乾燥させる乾燥装置150Bと、カラーフィルタ材料111R、111G、111Bを再度加熱(ポストベーク)するオーブン160と、ポストベークされたカラーフィルタ材料111R、111G、111Bの層の上に保護膜20を設ける液滴吐出装置100Cと、保護膜20を乾燥させる乾燥装置150Cと、乾燥された保護膜20を再度加熱して硬化する硬化装置165と、を備えている。さらに製造装置1は、液滴吐出装置100R、乾燥装置150R、液滴吐出装置100G、乾燥装置150G、液滴吐出装置100B、乾燥装置150B、液滴吐出装置100C、乾燥装置150C、硬化装置165の順番に基体10Aを搬送する搬送装置170も備えている。
図14に示すように、液滴吐出装置100Rの構成は、第1実施形態の液滴吐出装置100の構成と基本的に同じである。ただし、タンク101とチューブ110とに代えて、液滴吐出装置100Rが液状のカラーフィルタ材料111R用のタンク101Rとチューブ110Rとを備える点で、液滴吐出装置100Rの構成は液滴吐出装置100の構成と異なる。なお、液滴吐出装置100Rの構成要素のうち、液滴吐出装置100の構成要素と同様なものには第1実施形態と同じ参照符号を付して、重複する説明を省略する。
液滴吐出装置100Gの構成と、液滴吐出装置100Bの構成と、液滴吐出装置100Cの構成とは、いずれも基本的に液滴吐出装置100Rの構造と同じある。ただし、液滴吐出装置100Rにおけるタンク101Rとチューブ110Rとの代わりに、液滴吐出装置100Gがカラーフィルタ材料111G用のタンクとチューブとを備える点で、液滴吐出装置100Gの構成は液滴吐出装置100Rの構成と異なる。同様に、タンク101Rとチューブ110Rとの代わりに、液滴吐出装置100Bがカラーフィルタ材料111B用のタンクとチューブとを備える点で、液滴吐出装置100Bの構成は液滴吐出装置100Rの構成と異なる。さらに、タンク101Rとチューブ110Rとの代わりに、液滴吐出装置100Cが保護膜材料用のタンクとチューブとを備える点で液滴吐出装置100Cの構成は液滴吐出装置100Rの構成と異なる。なお、本実施形態における液状のカラーフィルタ材料111R、111G、111Bは、本発明の液状材料の一例である。
次に、液滴吐出装置100Rの動作を説明する。液滴吐出装置100Rは、基体10A上でマトリクス状に配置された複数の区画18Rに同一の材料を吐出する。なお、第3実施形態において説明するように、基体10Aは、エレクトロルミネッセンス表示装置用の基板に置き換わってもよいし、さらには、プラズマ表示装置用の背面基板に置き換わってもよく、また、電子放出素子を備えた画像表示装置の基板に置き換わってもよい。
以下では、製造装置1によってカラーフィルタ基板10が得られるまでの一連の工程を説明する。
まず、以下の手順にしたがって図12の基体10Aを作成する。まず、スパッタ法または蒸着法によって、支持基板12上に金属薄膜を形成する。その後、フォトリソグラフィー工程によってこの金属薄膜から格子状のブラックマトリクス14を形成する。ブラックマトリクス14の材料の例は、金属クロムや酸化クロムである。なお、支持基板12は、可視光に対して光透過性を有する基板、例えばガラス基板である。続いて、支持基板12およびブラックマトリクス14を覆うように、ネガ型の感光性樹脂組成物からなるレジスト層を塗布する。そして、そのレジスト層の上にマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム密着させながら、このレジスト層を露光する。その後、レジスト層の未露光部分をエッチング処理で取り除くことで、バンク16が得られる。以上の工程によって、基体10Aが得られる。
なお、バンク16に代えて、樹脂ブラックからなるバンクを用いても良い。その場合は、金属薄膜(ブラックマトリクス14)は不要となり、バンク層は、1層のみとなる。
次に、大気圧下の酸素プラズマ処理によって、基体10Aを親液化する。この処理によって、支持基板12と、ブラックマトリクス14と、バンク16と、で規定されたそれぞれの凹部(画素領域の一部)における支持基板12の表面と、ブラックマトリクス14の表面と、バンク16の表面と、が親液性を呈するようになる。さらに、その後、基体10Aに対して、4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理を行う。4フッ化メタンを用いたプラズマ処理によって、それぞれの凹部におけるバンク16の表面がフッ化処理(撥液性に処理)され、このことで、バンク16の表面が撥液性を呈するようになる。なお、4フッ化メタンを用いたプラズマ処理によって、先に親液性を与えられた支持基板12の表面およびブラックマトリクス14の表面は若干親液性を失うが、それでもこれら表面は親液性を維持する。このように、支持基板12と、ブラックマトリクス14と、バンク16と、によって規定された凹部の表面に所定の表面処理が施されることで、凹部の表面が区画18R、18G、18Bとなる。
なお、支持基板12の材質、ブラックマトリクス14の材質、およびバンク16の材質によっては、上記のような表面処理を行わなくても、所望の親液性および撥液性を呈する表面が得られることもある。そのような場合には、上記表面処理を施さなくても、支持基板12と、ブラックマトリクス14と、バンク16と、によって規定された凹部の表面が区画18R、18G、18Bである。
区画18R、18G、18Bが形成された基体10Aは、搬送装置170によって、液滴吐出装置100Rのステージ106に運ばれる。そして、図15(a)に示すように、液滴吐出装置100Rは、区画18Rのすべてにカラーフィルタ材料111Rの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114からカラーフィルタ材料111Rを吐出する。具体的には、液滴吐出装置100Rは、前述した液滴付与方法で区画18Rにカラーフィルタ材料111Rを付与する。基体10Aの区画18Rのすべてにカラーフィルタ材料111Rの層が形成された場合には、搬送装置170が基体10Aを乾燥装置150R内に位置させる。そして、区画18R上のカラーフィルタ材料111Rを完全に乾燥させることで、区画18R上にフィルタ層111FRを得る。
次に搬送装置170は、基体10Aを液滴吐出装置100Gのステージ106に位置させる。そして、図15(b)に示すように、液滴吐出装置100Gは、区画18Gのすべてにカラーフィルタ材料111Gの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114からカラーフィルタ材料111Gを吐出する。具体的には、液滴吐出装置100Gは、前述した液滴付与方法で区画18Gにカラーフィルタ材料111Gを付与する。基体10Aの区画18Gのすべてにカラーフィルタ材料111Gの層が形成された場合には、搬送装置170が基体10Aを乾燥装置150G内に位置させる。そして、区画18G上のカラーフィルタ材料111Gを完全に乾燥させることで、区画18G上にフィルタ層111FGを得る。
次に搬送装置170は、基体10Aを液滴吐出装置100Bのステージ106に位置させる。そして、図15(c)に示すように、液滴吐出装置100Bは、区画18Bのすべてにカラーフィルタ材料111Bの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114からカラーフィルタ材料111Bを吐出する。具体的には、液滴吐出装置100Bは、前述した液滴付与方法で区画18Bにカラーフィルタ材料111Bを付与する。基体10Aの区画18Bのすべてにカラーフィルタ材料111Bの層が形成された場合には、搬送装置170が基体10Aを乾燥装置150B内に位置させる。そして、区画18B上のカラーフィルタ材料111Bを完全に乾燥させることで、区画18B上にフィルタ層111FBを得る。
次に搬送装置170は、基体10Aを、オーブン160内に位置させる。その後、オーブン160はフィルタ層111FR、111FG、111FBを再加熱(ポストベーク)する。
次に搬送装置170は、基体10Aを液滴吐出装置100Cのステージ106に位置させる。そして、液滴吐出装置100Cは、フィルタ層111FR、111FG、111FB、およびバンク16を覆って保護膜20が形成されるように、液状の保護膜材料を吐出する。フィルタ層111FR、111FG、111FB、およびバンク16を覆う保護膜20が形成された後に、搬送装置170は基体10Aを乾燥装置150C内に位置させる。そして、乾燥装置150Cが保護膜20を完全に乾燥させた後に、硬化装置165が保護膜20を加熱して完全に硬化することで、基体10Aはカラーフィルタ基板10となる。
<液滴吐出装置の第3実施形態>
次に、本発明をエレクトロルミネッセンス表示装置の製造装置に適用した例を説明する。
図16(a)および(b)に示す基体30Aは、後述する製造装置2(図17)による処理によって、エレクトロルミネッセンス表示装置30となる基板である。基体30Aは、マトリクス状に配置された複数の区画38R、38G、38Bを有する。
具体的には、基体30Aは、支持基板32と、支持基板32上に形成された回路素子層34と、回路素子層34上に形成された複数の画素電極36と、複数の画素電極36の間に形成されたバンク40と、を有している。支持基板32は、可視光に対して光透過性を有する基板であり、例えばガラス基板である。複数の画素電極36のそれぞれは、可視光に対して光透過性を有する電極であり、例えば、ITO(Indium-Tin Oxide)電極である。また、複数の画素電極36は、回路素子層34上にマトリクス状に配置されており、それぞれが画素領域を規定する。そして、バンク40は、格子状の形状を有しており、複数の画素電極36のそれぞれを囲む。また、バンク40は、回路素子層34上に形成された無機物バンク40Aと、無機物バンク40A上に位置する有機物バンク40Bとからなる。
回路素子層34は、支持基板32上で所定の方向に延びる複数の走査電極と、複数の走査電極を覆うように形成された絶縁膜42と、絶縁膜42上に位置するともに複数の走査電極が延びる方向に対して直交する方向に延びる複数の信号電極と、走査電極および信号電極の交点付近に位置する複数のスイッチング素子44と、複数のスイッチング素子44を覆うように形成されたポリイミドなどの層間絶縁膜45と、を有する層である。それぞれのスイッチング素子44のゲート電極44Gおよびソース電極44Sは、それぞれ対応する走査電極および対応する信号電極と電気的に接続されている。層間絶縁膜45上には複数の画素電極36が位置する。層間絶縁膜45には、各スイッチング素子44のドレイン電極44Dに対応する部位にスルーホール44Vが設けられており、このスルーホール44Vを介して、スイッチング素子44と、対応する画素電極36と、の間の電気的接続が形成されている。また、バンク40に対応する位置にそれぞれのスイッチング素子44が位置している。つまり、図16(b)の紙面に垂直な方向から観察すると、複数のスイッチング素子44のそれぞれは、バンク40に覆われるように位置している。
基体30Aの画素電極36とバンク40とで規定される凹部(画素領域の一部)は、区画38R、区画38G、区画38Bに対応する。区画38Rは、赤の波長域の光線を発光する発光層211FRが形成されるべき領域であり、区画38Gは、緑の波長域の光線を発光する発光層211FGが形成されるべき領域であり、区画38Bは、青の波長域の光線を発光する発光層211GBが形成されるべき領域である。
図16(b)に示す基体30Aは、X軸方向とY軸方向との双方に平行な仮想平面上に位置している。そして、複数の区画38R、38G、38Bが形成するマトリクスの行方向および列方向は、それぞれX軸方向およびY軸方向と平行である。基体30Aにおいて、区画38R、区画38G、および区画38Bは、Y軸方向にこの順番で周期的に並んでいる。一方、区画38R同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでおり、また、区画38G同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでおり、同様に、区画38B同士はX軸方向に所定の一定間隔をおいて1列に並んでいる。なお、X軸方向およびY軸方向は互いに直交する。
区画38R同士のY軸方向に沿った間隔LRY、すなわちピッチは、ほぼ560μmである。この間隔は、区画38G同士のY軸方向に沿った間隔LGYと同じであり、区画18B同士のY軸方向に沿った間隔LBYとも同じである。また、区画38Rの平面像は、長辺と短辺とで決まる矩形である。具体的には、区画38RのY軸方向の長さはほぼ100μmであり、X軸方向の長さはほぼ300μmである。区画38Gおよび区画38Bも区画38Rと同じ形状・大きさを有している。区画同士の上記間隔および区画の上記大きさは、40インチ程度の大きさのハイビジョンテレビにおいて、同一色に対応する画素領域同士の間隔や大きさに対応する。
図17に示す製造装置2は、図16の基体30Aの区画38R、38G、38Bのそれぞれに対して、対応する発光材料を吐出する装置である。製造装置2は、区画38Rのすべてに発光材料211Rを付与する液滴吐出装置200Rと、区画38R上の発光材料211Rを乾燥させる乾燥装置250Rと、区画38Gのすべてに発光材料211Gを付与する液滴吐出装置200Gと、区画38G上の発光材料211Gを乾燥させる乾燥装置250Gと、区画38Bのすべてに発光材料211Bを付与する液滴吐出装置200Bと、区画38B上の発光材料Bを乾燥させる乾燥装置250Bと、を備えている。さらに製造装置2は、液滴吐出装置200R、乾燥装置250R、液滴吐出装置200G、乾燥装置250G、液滴吐出装置200B、乾燥装置250Bの順番に基体30Aを搬送する搬送装置270も備えている。
図18に示す液滴吐出装置200Rは、液状の発光材料211Rを保持するタンク201Rと、チューブ210Rと、チューブ210Rを介してタンク201Rから発光材料211Rが供給される吐出走査部102と、を備える。吐出走査部102の構成は、第1実施形態の吐出走査部102(図1)の構成と同じであるため、同様な構成要素には同一の参照符号を付けるとともに、重複する説明を省略する。また、液滴吐出装置200Gの構成と液滴吐出装置200Bの構成とは、どちらも基本的に液滴吐出装置200Rの構造と同じある。ただし、タンク201Rとチューブ210Rとの代わりに、液滴吐出装置200Gが発光材料211G用のタンクとチューブとを備える点で、液滴吐出装置200Gの構成は液滴吐出装置200Rの構成と異なる。同様に、タンク201Rとチューブ210Rとの代わりに、液滴吐出装置200Bが発光材料211B用のタンクとチューブとを備える点で、液滴吐出装置200Bの構成は液滴吐出装置200Rの構成と異なる。なお、本実施形態における液状の発光材料211R、211B、211Gは、本発明の液状材料の一例である。
製造装置2を用いたエレクトロルミネッセンス表示装置30の製造方法を説明する。まず、公知の製膜技術とパターニング技術とを用いて、図16に示す基体30Aを製造する。
次に、大気圧下の酸素プラズマ処理によって、基体30Aを親液化する。この処理によって、画素電極36とバンク40とで規定されたそれぞれの凹部(画素領域の一部)における画素電極36の表面、無機物バンク40Aの表面、および有機物バンク40Bの表面が、親液性を呈するようになる。さらに、その後、基体30Aに対して、4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理を行う。4フッ化メタンを用いたプラズマ処理によって、それぞれの凹部における有機物バンク40Bの表面がフッ化処理(撥液性に処理)されて、このことで有機物バンク40Bの表面が撥液性を呈するようになる。なお、4フッ化メタンを用いたプラズマ処理によって、先に親液性を与えられた画素電極36の表面および無機物バンク40Aの表面は、若干親液性を失うが、それでも親液性を維持する。このように、画素電極36と、バンク40と、によって規定された凹部の表面に所定の表面処理が施されることで、凹部の表面が区画38R、38G、38Bとなる。
なお、画素電極36の材質、無機バンク40の材質、および有機バンク40の材質によっては、上記のような表面処理を行わなくても、所望の親液性および撥液性を呈する表面が得られることもある。そのような場合には、上記表面処理を施さなくても、画素電極36と、バンク40と、によって規定された凹部の表面は区画38R、38G、38Bである。
ここで、表面処理が施された複数の画素電極36のそれぞれの上に、対応する正孔輸送層37R、37G、37Bを形成してもよい。正孔輸送層37R、37G、37Bが、画素電極36と、後述の発光層211RF、211GF、211BFと、の間に位置すれば、エレクトロルミネッセンス表示装置の発光効率が高くなる。複数の画素電極36のそれぞれの上に正孔輸送層を設ける場合には、正孔輸送層と、バンク40と、によって規定された凹部が、区画38R、38G、38Bに対応する。
なお、正孔輸送層37R、37G、37Bをインクジェット法により形成することも可能である。この場合、正孔輸送層37R、37G、37Bを形成するための材料を含む溶液を各画素領域ごとに所定量塗布し、その後、乾燥させることにより正孔輸送層を形成することができる。なお、正孔輸送層を本明細書に記載する描画方法(液滴付与方法)を用いて形成してもよい。
区画38R、38G、38Bが形成された基体30Aは、搬送装置270によって、液滴吐出装置200Rのステージ106に運ばれる。そして、図19(a)に示すように、液滴吐出装置200Rは、区画38Rのすべてに発光材料211Rの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114から発光材料211Rを吐出する。具体的には、液滴吐出装置200Rは、前述した液滴付与方法で区画38Rに発光材料211Rを付与する。基体30Aの区画38Rのすべてに発光材料211Rの層が形成された場合には、搬送装置270が基体30Aを乾燥装置250R内に位置させる。そして、区画38R上の発光材料211Rを完全に乾燥させることで、区画38R上に発光層211FRを得る。
次に搬送装置270は、基体30Aを液滴吐出装置200Gのステージ106に位置させる。そして、図19(b)に示すように、液滴吐出装置200Gは、区画38Gのすべてに発光材料211Gの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114から発光材料211Gを吐出する。具体的には、液滴吐出装置200Gは、前述した液滴付与方法で区画38Gに発光材料211Gを付与する。基体30Aの区画38Gのすべてに発光材料211Gの層が形成された場合には、搬送装置270が基体30Aを乾燥装置250G内に位置させる。そして、区画38G上の発光材料Gを完全に乾燥させることで、区画38G上に発光層211FGを得る。
次に搬送装置270は、基体30Aを液滴吐出装置200Bのステージ106に位置させる。そして、図19(c)に示すように、液滴吐出装置200Bは、区画38Bのすべてに発光材料211Bの層が形成されるように、液滴吐出ヘッド114から発光材料211Bを吐出する。具体的には、液滴吐出装置200Bは、前述した液滴付与方法で区画38Bに発光材料211Bを付与する。基体30Aの区画38Bのすべてに発光材料211Bの層が形成された場合には、搬送装置270が基体30Aを乾燥装置250B内に位置させる。そして、区画38B上の発光材料211Bを完全に乾燥させることで、区画38B上に発光層211FBを得る。
図19(d)に示すように、次に、発光層211FR、211FG、211FB、およびバンク40を覆うように対向電極46を設ける。対向電極46は陰極として機能する。
その後、封止基板48と基体30Aとを、互いの周辺部で接着することで、図19(d)に示すエレクトロルミネッセンス表示装置30が得られる。なお、封止基板48と基体30Aとの間には不活性ガス49が封入されている。
エレクトロルミネッセンス表示装置30において、発光層211FR、211FG、211FBから発光した光は、画素電極36と、回路素子層34と、支持基板32と、を介して射出する。このように回路素子層34を介して光を射出するエレクトロルミネッセンス表示装置は、ボトムエミッション型の表示装置と呼ばれる。
以上、本発明を液晶表示装置(カラーフィルタ基板)の製造や、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造に適用した場合について説明したが、本発明は、これらに限定されず、例えば、プラズマ表示装置の背面基板の製造や、電子放出素子を備えた画像表示装置(SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)またはFED(Field Emission Display)と呼ばれることもある)の製造にも適用することができる。
電子機器の実施形態>
以下、前述したような方法で製造された液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマ表示装置、電子放出素子を備えた画像表示装置等の画像表示装置(電気光学装置)1000は、各種電子機器の表示部に用いることができる。
図20は、電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が画像表示装置1000を備えている。
図21は、電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、画像表示装置1000を表示部に備えている。
図22は、電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、画像表示装置1000が表示部に設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
なお、電子機器は、上述したパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、携帯電話機、ディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
以上、本発明の液滴付与方法および電気光学装置の製造方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。液滴吐出装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
第1実施形態の液滴吐出装置の斜視図。 図1に示す液滴吐出装置における液滴吐出手段をステージ側から観察した図。 図1に示す液滴吐出装置における液滴吐出ヘッドの底面を示す図。 図1に示す液滴吐出装置における液滴吐出ヘッドを示す図であり、(a)は断面斜視図、(b)は断面図。 液滴吐出手段の他の構成例を示す底面図。 図1に示す液滴吐出装置における制御手段を示すブロック図。 (a)はヘッド駆動部を示す模式図、(b)はヘッド駆動部における駆動信号、選択信号および吐出信号を示すタイミングチャート。 本発明の液滴吐出方法を説明するための図。 本発明の液滴吐出方法を説明するための図。 本発明の液滴吐出方法を説明するための図。 本発明の液滴吐出方法を説明するための図。 第2実施形態の液滴吐出装置で液滴を付与する基体を示す模式図。 第2実施形態の液滴吐出装置を含む製造装置を示す模式図。 第2実施形態の液滴吐出装置の斜視図。 第2実施形態の液滴吐出装置による製造方法を示す模式図。 第3実施形態の液滴吐出装置で液滴を付与する基体を示す模式図。 第3実施形態の液滴吐出装置を含む製造装置を示す模式図。 第3実施形態の液滴吐出装置の斜視図。 第3実施形態の液滴吐出装置による製造方法を示す模式図。 子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図。 子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図。 子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図。
符号の説明
1、2……製造装置 92、93……ドット 100、100R、100G、100B、100C、200R、200G、200B……液滴吐出装置 101……タンク 102……吐出走査部 103、103’……液滴吐出手段 104……第1位置制御装置 105……キャリッジ 106……ステージ 108……第2位置制御装置 110……チューブ 111……液状材料 112……制御手段 114……液滴吐出ヘッド 114G……ヘッド群 116A、116B……ノズル列 118……ノズル 118R……基準ノズル 120……キャビティ 122……隔壁 124……振動子 124A、124B……電極 124C……ピエゾ素子 126……振動板 127……吐出部 128……ノズルプレート 129……液たまり 130……供給口 131……孔 200……バッファメモリ 202……記憶手段 203……駆動信号生成部 204……処理部 206……走査駆動部 208……ヘッド駆動部 AS……アナログスイッチ DS……駆動信号 SC……選択信号 ES……吐出信号 10A、30A……基体 10……カラーフィルタ基板 12、32……支持基板 14……ブラックマトリクス 16、40……バンク 20……保護膜 18R、18G、18B、38R、38G、38B……区画 111FR、111FG、111FB……フィルタ層 30……エレクトロルミネッセンス表示装置 34……回路素子層 36……画素電極 40A……無機物バンク 40B……有機物バンク 42……絶縁膜 44……スイッチング素子 44G……ゲート電極 44S……ソース電極 44D……ドレイン電極 44V……スルーホール 45……層間絶縁膜 46……対向電極 48……封止基板 49……不活性ガス 150C……乾燥装置 150R、150G、150B、250R、250G、250B……乾燥装置 111R、111G、111B……カラーフィルタ材料 160……オーブン 165……硬化装置 170、270……搬送装置 211R、211G、211B……発光材料 1000……画像表示装置 1100……パーソナルコンピュータ 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース(ボディー) 1304……受光ユニット 1306……シャッタボタン 1308……回路基板 1312……ビデオ信号出力端子 1314……データ通信用の入出力端子 1430……テレビモニタ 1440……パーソナルコンピュータ

Claims (13)

  1. 色要素となるべき複数の区画が形成された基体と、液滴を吐出する複数のノズルを有する液滴吐出手段とを相対的に移動させ、色要素形成用の液状材料を前記ノズルから液滴として吐出して前記区画に付与する吐出走査を複数回行う液滴付与方法であって、
    前記液滴吐出手段は、複数のノズルが前記区画の長軸方向に沿って並んだ少なくとも一列のノズル列を有する液滴吐出ヘッドを少なくとも一つ備え、前記長軸方向のノズルピッチが前記区画の前記長軸方向の長さより短くなるように構成されており、
    前記基体と前記液滴吐出手段とを前記長軸方向とほぼ直交する短軸方向に相対的に移動させ、一つの前記区画につき前記長軸方向の位置が互いに異なる複数のノズルからそれぞれ液滴を複数回吐出し、かつ、同じノズルから吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドットが前記長軸方向とほぼ直交する短軸方向に沿ってつながるような間隔で液滴を付与するとともに、液滴が着弾してなるドットが、その液滴を吐出したノズルと前記長軸方向の距離が最も近い別のノズルから吐出された液滴が着弾してなるドットと前記長軸方向に関して重ならないようにして液滴を付与する第1の吐出走査を行う工程と、
    前記基体と前記液滴吐出手段とを前記短軸方向に相対的に移動させ、一つの前記区画につき前記長軸方向の位置が互いに異なる複数のノズルからそれぞれ液滴を少なくとも1回吐出し、かつ、それらの液滴の前記短軸方向に関する着弾位置が前記第1の吐出走査での着弾位置よりも前記短軸方向に関して前記区画の中心寄りで、前記第1の吐出走査で液滴を付与した各位置とほぼ同じ位置に重ねて液滴を付与する第2の吐出走査を行う工程とを有することを特徴とする液滴付与方法。
  2. 前記第2の吐出走査では、同じノズルから吐出された複数の液滴が着弾してなる複数のドットが前記短軸方向に沿ってつながるような間隔で液滴を付与する請求項1に記載の液滴付与方法。
  3. 前記第1の吐出走査では、前記各区画に形成される複数のドットのうちの当該区画の最も短辺側に位置するドットは、その外周が前記短辺に接したものとなり、最も長辺側に位置するドットは、その外周が前記長辺から離間したものとなるように液滴を付与する請求項1に記載の液滴付与方法。
  4. 前記複数のノズルから吐出された液滴が着弾してなる複数のドットは、それぞれ、平面視で円形をなすものであり、その直径を予め実験および/または理論計算により求めておく請求項1ないし3のいずれかに記載の液滴付与方法。
  5. 前記第1の吐出走査と前記第2の吐出走査とでは、一つの前記区画につき各ノズルから吐出される液滴の吐出回数が異なる請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴付与方法。
  6. 前記基体と前記液滴吐出手段とを前記短軸方向に相対的に往復させ、その往路と復路とでそれぞれ吐出走査を行う請求項1ないし5のいずれかに記載の液滴付与方法。
  7. 一往復または複数往復の吐出走査により、一つの基体に対する液滴の付与を終了する請求項6に記載の液滴付与方法。
  8. 2回目以降の吐出走査においては、前記液滴吐出手段と前記基体との相対位置を前回の吐出走査の際と比べて前記長軸方向に所定量ずらすことにより、同じ区画に対して前回の吐出走査の際と異なるノズルから液滴を吐出する請求項1ないし7のいずれかに記載の液滴付与方法。
  9. 前記各区画には、それぞれ、その角部の1つが当該区画の内側に向かって引っ込んだ部分が形成され、該部分では、前記区画の幅が狭くなっており、
    前記第1の吐出走査では、前記区画の幅が狭くなった部分での前記短軸方向の前記ドット同士の間隔は、前記区画の前記幅が狭くなった部分を除く部分での前記短軸方向の前記ドット同士の間隔と同じ請求項1ないし8のいずれかに記載の液滴付与方法。
  10. 前記各区画には、それぞれ、その角部の1つが当該区画の内側に向かって引っ込んだ部分が形成され、該部分では、前記区画の幅が狭くなっており、
    前記第1の吐出走査では、前記区画の幅が狭くなった部分での前記短軸方向の前記ドットの形成数は、前記区画の前記幅が狭くなった部分を除く部分での前記短軸方向の前記ドットの形成数と異なる請求項1ないし9のいずれかに記載の液滴付与方法。
  11. 前記液滴吐出ヘッドは、前記区画の長軸方向に隣接する前記ノズル同士のノズルピッチが同じであり、前記区画の短軸方向に複数列配置された前記ノズル列を有し、隣接する前記ノズル列同士では、一方の前記ノズル列が他方の前記ノズル列に対して前記ノズルピッチよりも小さい範囲内で前記長軸方向にずれて配置されている請求項1ないし10のいずれかに記載の液滴付与方法。
  12. 前記ノズル列において、その一端側に位置する前記ノズルから他端側に位置する前記ノズルまでの長さは、前記基板の前記長軸方向の長さよりも長い請求項1ないし11のいずれかに記載の液滴付与方法。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液滴付与方法を用いて基体上の複数の区画に色要素を形成して色要素付き基板を製造する工程を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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