JP4359704B2 - 樹脂管用継手 - Google Patents

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Description

本発明は、宅内給湯配管などの管路に介在される樹脂管用継手、特に、拡径変形や曲り変形が起こりやすい樹脂管の抜止め作用や水密シール性、樹脂管の接続作業性を改善するための対策が講じられている上記樹脂管用継手に関する。
従来より、樹脂管でなる給湯・給水配管などが接続される差込み式管継手には、樹脂管の抜止め機能や水密シール機能、樹脂管が適正に接続されたことを確認することのできる機能(接続確認機能)などを発揮し得るものが提案されていた(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1によって提案されている差込み式管継手において、樹脂管の抜止め機能は、継手本体から延び出た案内筒に差し込まれている樹脂管の外周面に、その樹脂管の外側に嵌合している抜止めリングの喰込み歯を喰い込ませて抜出し力に対抗させることによって発揮されるようになっている。また、接続確認機能は、案内筒に樹脂管を差し込むときにその樹脂管の端部により後押しされる着色した挿入ガイドリングが、上記案内筒の根元の周囲に形成された環状の空間部に押し込まれることによって発揮されるようになっている。
特開2005−76854号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている従来例としての差込み式管継手は、抜止めリングが樹脂管の外側に嵌合する構成を採用しているために、当該管継手の外径がそれだけ大きくなって差込み式管継手が大形化し、そのために宅内水回り箇所などの狭少なスペースに配備しにくいといった事態が多々起こり得るほか、抜止めリングを定位置に保つための筒状のスペーサなどが余分に必要になるためにそれだけ必要部品点数が増えて接続作業が煩雑になるだけでなく、部品コストが高くついて継手全体コストも高くなる。
また、接続後の樹脂管が案内筒の先端部で曲げられたときなどにその樹脂管に加わる抜出し力に抗してその樹脂管を抜止めする作用が、樹脂管の外側に嵌合している抜止めリングによって主に発揮され、案内筒と樹脂管との摩擦抵抗が補助的に作用するに過ぎない。そして、案内筒の先端部で樹脂管が曲り変形する状況下では、その曲り変形の影響が、樹脂管に対する抜止めリングの嵌合箇所や案内筒に対する樹脂管の嵌合箇所などに及んで初期の抜止め性能が損なわれてしまい、十分な抜止め作用が発揮されなくなるおそれがあると考えられる。
このように、特許文献1によって提案されている従来例としての差込み式管継手には、そのサイズを小形化しにくいという問題やコストが高くつくという問題がある。また、樹脂管に対する抜止め作用が主に抜止めリングだけによって発揮されるに過ぎないために、特に、接続後の樹脂管が案内筒の先端部で曲り変形する状況下では接続強度が低下するおそれが大きいという問題がある。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、樹脂管を抜け止めするための係止機構などに工夫を講じることによって、接続筒部に差し込まれた樹脂管がその接続筒部の先端部で曲り変形する状況下であっても高い抜け止め性能が発揮されて十分に大きな接続強度が得られるだけでなく、サイズの小形化を図りやすく、しかも、必要部品点数が少なく抑えられてコスト削減を図りやすくなる樹脂管用継手を提供することを目的とする。
本発明に係る樹脂管用継手は、樹脂管が差し込まれる接続筒部を備えた継手本体と、上記接続筒部の軸線方向中央部とその先端部との少なくとも2箇所でその上記接続筒部に差し込まれた樹脂管の管壁内面に係合してその樹脂管を抜止めする係止機構と、上記接続筒部の外周面とその接続筒部に差し込まれた上記樹脂管の管壁内面とに密着してそれらの密着箇所に水密性を付与するシール体と、上記接続筒部に嵌め込まれていてその接続筒部に差し込まれる上記樹脂管の端部により後押しされることによってその樹脂管の端部位置を示す環体でなるインジケータと、このインジケータを外側から覆いかつ上記接続筒部に差し込まれた樹脂管の外側に嵌合されてその樹脂管の拡径を阻止して上記係止機構による抜止め作用を助ける筒状カバーと、を備えている。
この構成を採用した樹脂管用継手によれば、接続筒部に差し込まれた樹脂管が係止機構の作用によって抜け止めされ、そのような係止機構による抜止め作用の確実性が筒状カバーによって補助される。シール体の作用によって接続筒部と樹脂管との接続箇所が水密にシールされる。また、接続筒部に差し込まれている樹脂管の端部位置がインジケータによって直接的かつ直観的に視認できるようになる。
そして、特にこの発明では、係止機構が、接続筒部の軸線方向中央部とその先端部との少なくとも2箇所で樹脂管の管壁に係合してその樹脂管を抜止めするので、樹脂管がその接続筒部の先端部で曲り変形する状況下であっても高い抜け止め性能が発揮されて十分に大きな接続強度が得られるほか、樹脂管の管壁に対する係止機構の係合箇所が樹脂管の管壁内面であるので、係止機構を樹脂管の内側に配備することが可能になり、そのことがサイズの小形化を図りやすくし、かつ、必要部品点数を少なく抑えてコスト削減を図りやすくすることに役立つ。
この発明では、上記係止機構が、上記接続筒部の軸線方向中央部でその外周面に位置している環状溝部に軸線方向スライド可能に配備されて拡縮径方向に弾性変形可能でかつ上記樹脂管の管壁内面に係合される係歯を有する抜止め用の主リング体を有すると共に、当該主リング体は自然状態での係歯の外径が上記樹脂管の内径よりも大きく、かつ、上記接続筒部に差し込まれた樹脂管が当該主リング体に外嵌合することにより縮径してその樹脂管を通過させるように構成され、
上記環体でなるインジケータは、その内径が接続筒部の外径と略同等に形成され、上記主リング体をその弾性に抗して縮径させ接続筒部の外周面から突き出さないように保持し、かつ、主リング体を接続筒部と同心位置に保持して接続筒部と筒状カバーとの相互間隙間にスライド可能に、樹脂管を差し込む初期位置において上記主リング体に外嵌合されている。
このことから、樹脂管を接続筒部に差し込んでいくに際し、その作業の初期段階で樹脂管の端部が初期位置のインジケータに突き当たるが、この初期位置においては主リング体にインジケータが外嵌合され、その主リング体を縮径させて接続筒部から突き出さないように保持しているので、樹脂管の端部が主リング体に突き当たって樹脂管を接続筒部に差し込めないという事態が起こることはない。
そして、樹脂管の端部が初期位置のインジケータに突き当たった後、さらに樹脂管を少し押し込むとインジケータの内面と樹脂管の端部の管壁内面との両内面とにより主リング体を縮径させる状態が生じ、さらに樹脂管を押し込んだとき、主リング体におけるインジケータから外嵌合が外れても樹脂管の端部の管壁内面により主リング体を縮径させた状態が維持されており、樹脂管の管壁内面により主リング体を縮径させた状態で樹脂管を接続筒部に滑らかに押し込んでいくことができる。
したがって、初期位置のインジケータが主リング体の外嵌合しているので、接続筒部に樹脂管を差し込むときに主リング体が突き出て樹脂管の差込めないという事態が起こることはない。そのため、樹脂管の差込み作業を主リング体にじゃまされることなく円滑に行うことが可能になる。
また、樹脂管を無理なく差し込むことができる一方、接続筒部に差し込まれた樹脂管に抜出し力が加えられたときには、主リング体の係歯が樹脂管の管壁内面に係合することによりその抜出し力に抵抗して樹脂管が抜け止めされる、高い抜け止め性能が得られる。
本発明では、上記係止機構が、上記主リング体と、上記接続筒部に環状溝を形成することによりその接続筒部の先端部の少なくとも軸線方向1箇所に具備された環状凸部における樹脂管の差込み方向前方側のコーナでなりかつ上記樹脂管の管壁内面に係合可能な角張り歯部と、を備えていて、上記環状凸部における樹脂管の差込み方向後方側のコーナに面取り加工が施されていることが望ましい。
この発明によれば、接続筒部に樹脂管を差し込むときに、環状凸部の面取り加工箇所が発揮する案内作用によってその樹脂管が環状凸部を無理なく乗り越える。そのため、樹脂管の差込み過程で管壁内面に傷が付きにくいという作用が奏される。また、接続筒部に差し込まれた樹脂管に抜出し力が加えられたときには、主リング体の係歯や環状凸部の角張り歯部が樹脂管の管壁内面に係合することによりその抜出し力に抵抗して樹脂管が抜け止めされる。その上、樹脂管が接続筒部の先端部で曲り変形したときには、接続筒部自体に設けられている環状凸部の角張り歯部が樹脂管の管壁内面に係合して樹脂管を抜け止めするので、樹脂管の曲り変形の影響が、主リング体との係合箇所に及びにくくなって十分な抜止め作用が発揮され、大きな接続強度が確保されるようになる。
本発明では、上記樹脂管に追従してその樹脂管の抜出し方向に移動する上記主リング体を乗り上がらせて拡径させる傾斜面が上記環状溝部に付加されていることが望ましい。これによれば、主リング体が樹脂管に追従して抜出し方向に移動すればするほど、傾斜面が主リング体の係歯を径外方向に突き出させるために、樹脂管の管壁に対する係合作用ひいては抜止め作用の確実性が増大する。
本発明では、上記係止機構に、上記環状溝に嵌合されて樹脂管の管壁内面に係合する係歯を有する補助リング体が追加されていると共に、その補助リング体は、上記接続筒部に差し込まれる樹脂管を上記係歯の先端まで案内した後にその係歯を乗り越えさせる傾斜ガイド面を備えている、という構成を採用することが可能である。これによれば、樹脂管は、接続筒部の先端部では、樹脂管の管壁内面の2箇所に上記角張り歯部と補助リング体とが係合するために、特に、樹脂管の曲り変形の影響が、主リング体との係合箇所に及びにくくなって抜止め作用がいっそう確実に発揮されて大きな接続強度が確保されるようになる。
本発明では、上記シール体が、上記環状溝部と上記環状溝との相互間位置で上記接続筒部の外周面に位置している環状凹部に配備されてその環状凹部の内面と上記樹脂管の管壁内面とに弾接状態で密着するシールリングでなるという構成を採用することが望ましい。これによれば、シールリングによるシール箇所と接続筒部の先端部との間に十分に長い間隔を確保することができるために、上記した樹脂管の曲り変形の影響が上記シール箇所に及びにくくなり、そのことがシールリングによる水密安定性を高めることに役立つ。
本発明では、上記筒状カバーが、筒状でかつ透明のカバー本体とこのカバー本体に外嵌めされてそのカバー本体の拡径変形を阻止する帯輪でなることが望ましく、これによれば、樹脂管によって後押しされた上記インジケータが透明なカバー本体を透して目に見えるようになる。
本発明において、環体でなる上記インジケータは、上記接続筒部に差し込まれる上記樹脂管の端部により後押しされることによって上記主リング体に外嵌合している初期位置から上記接続筒部の根元に具備された段付環状面に突き当たって上記樹脂管の差込み長さを適正値に定める動作位置まで移動するようになっていると共に、白色及び黒色を含む色であって上記カバー本体の色とは異なる色に着色されている、という構成を採用することが望ましい。これによれば、初期位置のインジケータが主リング体の外嵌合しているので、接続筒部に樹脂管を差し込むときに主リング体が突き出て樹脂管の差込み作業のじゃまにならない。そのため、樹脂管の差込み作業を主リング体にじゃまされることなく円滑に行うことが可能になる。また、樹脂管の端部によって後押しされたインジケータが接続筒部の根元に具備された段付環状面に突き当たって樹脂管の差込み長さを適正値に定める動作位置まで移動するので、差込み作業を行うユーザ(作業者)にとっては、インジケータが上記段付係合面に突き当たるまで樹脂管を差し込むだけで樹脂管の差込み長さを適正値に定めることができるようになって作業性が向上するという利点がある。
本発明では、上記帯輪が、初期位置の上記インジケータを覆い隠し、かつ、上記段付環状面に突き当たった上記インジケータを露呈させる位置で上記カバー本体に外嵌めされていることが望ましい。これによれば、インジケータが、その初期位置では帯輪によって覆い隠され、動作位置では上記したように透明なカバー本体を透して目に見えるために、当該樹脂管用継手が使用前にはインジケータが目立って見苦しいということがなく、また、樹脂管接続後には樹脂管の差込み長さが適正値になっているか否かを容易に視覚的に確認することが可能になるという利便性がある。また、インジケータを後押しして接続筒部に差し込まれた樹脂管にあっては、主リング体によっで径外方向に押圧された管壁が、帯輪により補強されて拡径変形しないようになっているカバー本体によってその外側から支えられるために、樹脂管が拡径して主リング体による抜止め作用が損なわれるという事態が起こりにくい。また、帯輪は、管路を流通する湯の温度変化や熱伝導による樹脂管の拡径変形を抑える作用も発揮するために、湯の温度変化や熱伝導によって樹脂管の拡径変形して主リング体による抜止め作用が損なわれるという事態も起こりにくい。
本発明では、上記カバー本体が、上記継手本体に結合されていると共に、上記接続筒部の先端部にまで延び出てその先端部が上記環状溝を覆う位置に達していることが望ましい。これによれば、接続筒部の先端部での樹脂管の抜止め作用の確実性が、その先端部にまで延び出ているカバー本体によって向上するようになる。
本発明において、上記主リング体は、自然状態での係歯の外径が樹脂管の内径よりも大きく、かつ、上記接続筒部に差し込まれた樹脂管が当該主リング体に外嵌合することにより縮径してその樹脂管を通過させるように構成されていると共に、上記接続筒部に差し込まれる樹脂管を縮径しつつその係歯の先端まで案内した後にその係歯を乗り越えさせる傾斜ガイド面を備えていることが望ましい。これによれば、樹脂管を無理なく差し込むことができるにもかかわらず、高い抜止め性能が得られる。
本発明において、上記主リング体は周方向の1箇所に欠円部を有し、かつ、その主リング体の内周の間隔を隔てた複数箇所に、その主リング体を縮径させやすくするための切欠が形成されていることが望ましい。これによれば、主リング体の内周の複数箇所に形成されている切欠によってその主リング体が縮径しやすくなって樹脂管の差込み作業性が向上することになる。
本発明において、上記主リング体は、樹脂でなる筒状部と、その筒状部の外側に重なり合った金属でなる上記係歯と、を備えた複合構造を有していてもよく、主リング体をこのような複合構造にしておくと、金属でなる係歯が樹脂管よりも硬いために樹脂管の管壁に対する係歯の係合性が向上して主リング体による抜止め性能が向上する。
以上のように、本発明に係る樹脂管用継手によれば、初期位置のインジケータが主リング体の外嵌合しているので、接続筒部に樹脂管を差し込むときに主リング体が突き出て樹脂管の差込めないという事態が起こることはない。そのため、樹脂管の差込み作業を主リング体にじゃまされることなく円滑に行うことができ、接続筒部に対する樹脂管の接続作業性が大きく改善されるという効果が奏される。
そのほか、インジケータによる樹脂管の端部位置を示す作用や、接続筒部に差し込まれた樹脂管がその接続筒部の先端部で曲り変形する状況下であっても、係止機構の作用によって高い抜け止め性能が発揮されて十分に大きな接続強度が得られる。また、係止機構が樹脂管の管壁内面に係合する構成を採用したことによって、サイズの小形化を図りやすく、しかも、必要部品点数が少なく抑えられてコスト削減を図りやすくなるという効果が奏される。
図1は本発明の実施形態に係る樹脂管用継手の使用状態を示した半裁側面図、図2は同樹脂管用継手の変形例の使用状態を示した半裁断面図である。
図1において、樹脂管用継手(以下「継手」という)Aは、切削加工によって製作されている継手本体1に円筒状の接続筒部10が一体に備わっていて、その接続筒部10にポリエチレン管などの樹脂管100が差し込まれている。そして、接続筒部10に差し込まれた樹脂管100が、その接続筒部10の軸線方向中央部とその先端部との2箇所で後述する係止機構20によって抜止めされていることに加え、それら2箇所の係止機構20による抜止め作用を助ける筒状カバー40が樹脂管100の外側に嵌合されていると共に、接続筒部10と樹脂管100との相互間にシール体50が介在されていて、このシール体50の設置箇所で上記相互間に水密性が付与されている。さらに、接続筒部10の根元に段付環状面11が備わっていて、この段付環状面11と接続筒部10に差し込まれた樹脂管100の端面110との間に環体であるインジケータ60が挟み込まれている。なお、継手本体1には、工具係合部12を挟んで一方側に上記接続筒部10が突出し、その他方側に他の継手や配管などの配管部材が接続される接続口13が同心状に備わっていて、接続口13の形状ないし構成は、図例に限定されないことは勿論である。
この継手Aにおいて、上記係止機構20には、上記樹脂管100の管壁内面101に係合し得る構成が採用されているため、係止機構20を樹脂管100の外側に配備する必要がなくなって、それだけ継手Aを小形化しやすくなる。係止機構20の詳細構成を図1、図3〜図5、図6〜図9を参照して次に説明する。
図3は図1の要部を拡大した部分縦断側面図、図4及び図5は図3に示した係止機構20の作用説明のための部分縦断側面図であり、図6〜図9には係止機構20の要素である主リング体25を示してある。
図1に示したように、係止機構20は接続筒部10の軸線方向中央部とその先端部との2箇所に配備されていて、接続筒部10の先端部の係止機構20は接続筒部10に一定の加工を行うことのみによって形成されているのに対し、接続筒部10の軸線方向中央部の係止機構20は、接続筒部10に一定の加工を行うことと、その加工箇所に配備されている主リング体25によって構成されている。
2箇所の係止機構20のうち、接続筒部10の先端部に配備されている係止機構20は、図3のように、その接続筒部10の先端部の2箇所に軸線方向に並んで具備されたそれぞれの環状凸部21における樹脂管100の差込み方向前方側のコーナによって形成されている。すなわち、接続筒部10の先端近傍箇所に環状溝14を形成することにより上記環状凸部21を形成してあり、その環状凸部21の前記コーナに対しては面取り加工などを行わずに角張り形状をそのまま残存させていて、そのような角張り形状のコーナによって樹脂管100の管壁内面101に係合可能な角張り歯部22を形成してある。これに対し、それぞれの環状凸部21における樹脂管100の差込み方向後方側のコーナ23には面取り加工(角面取りであっても丸面取り(アール加工)であってもよい)を施すことにより、接続筒部10に対して樹脂管100を軽圧入状態であっても円滑に差し込むことができるようにしてある。図例では接続筒部10の先端部の軸線方向に並ぶ2箇所に上記角張り歯部22を有する環状凸部21を形成してあるけれども、この点は、上記角張り歯部22を有する環状凸部21を接続筒部10の先端部の1箇所だけに形成しておいてもよい。
これに対し、接続筒部10の軸線方向中央部の係止機構20は、図1のように,接続筒部10の外周面に具備されている幅広の環状溝部26に図6〜図9に例示した主リング体25を軸線方向スライド可能に配備することによって構成されている。
図6に示した主リング体25は、同図(A)のように周方向1箇所に欠円部を有する金属リングでなり、その内周面が、上記環状溝部26のテーパ状の溝底面でなる傾斜面29にスライド可能に重ね合わされるテーパ状の滑り面27として形成され、かつ、その外周側に鋸歯状の係歯28が具備されている。また、図7に示した主リング体25は、同図(A)(B)に示したように、図6の主リング体25が有している構成に、その主リング体25を縮径させやすくするためのV字形の切欠31を追加したものに相当していて、図例では切欠31が主リング体25の内周の間隔を隔てた複数箇所(5箇所など)に位置している。
図6及び図7に示した主リング体25はその全体が金属で製作されているけれども、この点は、図8及び図9の主リング体25のように金属と樹脂との複合構造にすることも可能である。すなわち、図8(A)に示した主リング体25は、樹脂製の筒状部32と、その筒状部32の外側に鋸歯状の金属製の係歯28を重ね合わせて一体化してある。また、図8(B)に示した主リング体25は、樹脂製の筒状部32と、その筒状部32の外側に金属製の係歯28と樹脂製の係歯28とを鋸歯状に配列してあると共に、金属製の係歯28を筒状部32の外側に重ね合わせて一体化し、かつ、樹脂製の係歯28を筒状部32に一体形成してある。ところで、図8(A)(B)に示した複合構造の主リング体25では、図9(A)のように金属製の係歯28をリング状に形成して筒状部32の全周に嵌め込んでおいても、図9(B)のように金属製の係歯28aを樹脂製の係歯28bの欠除部に嵌め込んで部分的に具備させておいてもよい。なお、図8(A)(B)は、主リング体25が矢印Pで示す方向に縮径した状態を示したものである。
図6〜図9に示した主リング体25は、その主リング体25に付与されている弾性によって拡縮径方向に変形可能になっている。そして、図1のように接続筒部10の環状溝部26に主リング体25を収容した状態では、樹脂管100が差し込まれていないときのその係歯28の外径(自然状態での外径)が接続筒部10の外径よりも少しだけ大きくなっている。また、主リング体25の係歯28には、接続筒部10に差し込まれてきた樹脂管100を縮径しつつ係歯28の先端まで案内した後にその係歯28を乗り越えさせる傾斜ガイド面33が備わっている。
図1のように、上記シール体50は、接続筒部10に一定の間隔を隔てて形成されている上記環状溝部26と上記環状溝14との相互間位置でその接続筒部10の外周面に形成されている環状凹部15に配備されたゴム製のOリングでなるシールリングによって構成されている。そして、接続筒部10に樹脂管100が差し込まれると、そのシールリングが環状凹部15の内面と樹脂管100の管壁内面101とに弾接状態で密着してその密着箇所に水密性を付与する。
図1のように、上記筒状カバー40は、その先端部の雌ねじ41を継手本体1側の雄ねじ16にねじ込むことにより継手本体1に取り付けられて、接続筒部10と同心位置に保持されている。そして、この筒状カバー40と接続筒部10との相互間に形成される隙間に、接続筒部10にスライド可能に嵌め込まれた筒状の上記インジケータ60が配備されている。
図10は樹脂管100が差し込まれていない初期状態での継手Aの部分縦断側面図、図11は接続筒部10に差し込まれた樹脂管100の端部がインジケータ60に突き当たった状態での継手Aの部分縦断側面図、図12は樹脂管100が適正に継手Aに接続されている状態での継手Aの部分縦断側面図である。
上記インジケータ60は、その内径が接続筒部10の外径と略同等に定められていて、接続筒部10に大きながたつきを有していない状態でその接続筒部10と筒状カバー40との相互間隙間にスライド可能に嵌め込まれている。また、このインジケータ60は、上記筒状カバー40によって外側から覆われていて、継手Aが図10に示した初期状態のときには、同図のように、主リング体25に外嵌合されている。この位置が主リング体25の初期位置である。そのため、初期位置のインジケータ60は、主リング体25をその弾性に抗して少し縮径させることによって接続筒部10から突き出さないように保持し、かつ、主リング体25を接続筒部10と同心位置に保持している。
図10〜図12のように、この実施形態において、筒状カバー40は、筒状でかつ透明な樹脂で製作されているカバー本体42とこのカバー本体42に外嵌めされてそのカバー本体42の拡径変形を阻止する金属製の帯輪43とを備えている。そして、カバー本体42が上記した雌雄のねじ41,16を介して継手本体1に結合されていることに加え、そのカバー本体42が接続筒部10の先端部にまで延び出てその先端部が上記環状溝14を覆う位置に達している。また、帯輪43が、図10のように初期位置のインジケータ60を覆い隠し、かつ、図12のように段付環状面11に突き当たったインジケータ60を露呈させる位置でカバー本体42に外嵌めされている。
以上の構成を備える継手Aに樹脂管100を接続するときには、初期状態の継手Aの接続筒部10に樹脂管100を差し込む作業が行われる。なお、接続筒部10と筒状カバー40との相互間隙間の広さは、樹脂管100の管壁の厚さと略同等に定められている。
樹脂管100を図10のように継手Aに対抗させてから図11のように樹脂管100を接続筒部10に差し込むと、その作業の初期段階で樹脂管100の端部が初期位置のインジケータ60に突き当たる。このときには主リング体25にインジケータ60が外嵌合してその主リング体25を縮径させて接続筒部10から突き出さないように保持しているので、樹脂管100の端部が主リング体25に突き当たって樹脂管100を接続筒部10に差し込めないという事態が起こることはない。
図11のように樹脂管100の端部が初期位置のインジケータ60に突き当たった後、さらに樹脂管100を少し押し込むとインジケータ60の内面と樹脂管100の端部の管壁内面101との両内面とにより主リング体25を縮径させる状態が生じ、さらに樹脂管100を押し込んだとき、主リング体25におけるインジケータ60から外嵌合が外れても樹脂管100の端部の管壁内面101により主リング体25を縮径させた状態が維持されており、樹脂管100の管壁内面101により主リング体25を縮径させた状態で樹脂管100を接続筒部10に滑らかに押し込まれる。
そして、図12のように樹脂管100によって後押しされたインジケータ60が継手本体1の段付環状面11に突き当たることによって樹脂管100の差込み長さが定まる。この位置がインジケータ60の動作位置である。
したがって、インジケータ60が継手本体1の段付環状面11に突き当たったときの樹脂管100の差込み長さが適正値になるようにインジケータ60の長さや段付環状面11の位置を定めておくだけで、作業者にとっては、樹脂管100を押し込めなくなるまで接続筒部10に差し込むという作業を行うだけで、樹脂管100の適正な差込み長さを容易に定めることが可能になる。また、この実施形態では、インジケータ60がその初期位置から押し込まれることによって帯輪43による覆い隠し位置から脱出するようになっていて、しかも、カバー本体42が透明であるために、差込み途中でのインジケータ60の位置を作業者がその都度目視によって確認することができるという利便性があるほか、樹脂管100の接続後には、インジケータ60が段付環状面11に突き当たっていることを作業者などが目視で確認して樹脂管100が適正に接続されていることを確認することも可能になるという利便性がある。ここで、インジケータ60を着色しておくと、目で見たときのインジケータ60の位置が目立つために上記利便性が向上する。なお、インジケータ60を着色する場合、上記利便性を発揮させるための着色は、白色であっても、黒色であっても、緑色や青色などの有彩色であってもよいが、透明なカバー本体42の色とは異なる色の着色であることが望まれる。
この実施形態において、継手Aの接続筒部10に対する樹脂管100の差込み開始時点では、図3などを参照して説明したように環状凸部21のコーナ23が面取りされているために、樹脂管100がその環状凸部21に引掛かったりすることなく円滑に差し込まれるようになる。また、接続筒部10に樹脂管100を差し込んだ後や差し込む途中で樹脂管100が曲がったときには、図4又は図5のように、その曲り方向に関係なく、環状凸部21の角張り歯部22が樹脂管100の管壁内面101に係合して樹脂管100の抜出し方向への移動を阻止する作用が発揮されるので、樹脂管100の曲り変形の影響が主リング体25との噛合い箇所やシール体50の密着箇所に及びにくい。そのため、主リング体25による抜止め作用やシール体50による水密性付与作用が、樹脂管100の曲り変形によって損なわれにくいという利点がある。
図13は接続筒部10に樹脂管100が差し込まれているときの状態を示した要部の縦断側面図、図14は接続筒部10に差し込まれた樹脂管100が抜出し方向に引張られたときの状態を示した要部の縦断側面図である。
図13のように、接続筒部10に差し込まれた樹脂管100が抜出し方向に引張られていないときには、主リング体25の弾性復元力によってその係歯28が樹脂管100の管壁内面101に強く弾接して係合しているか、あるいは、その弾性復元力によって係歯28が樹脂管100の管壁内面101に喰い込んで係合している。したがって、図14のように接続筒部10に差し込まれた樹脂管100が抜出し方向に引張られると、樹脂管100と共に主リング体25が環状溝部26の傾斜面29に乗り上がってその係歯28が樹脂管100の管壁内面101に喰込んで係合力を増大させる。このため、主リング体25による抜止め作用は、樹脂管100が抜出し方向に引張られれば引張られるほど増大することになる。また、この実施形態では、主リング体25に外嵌合しているインジケータ60の位置をインジケータ60の初期位置と定め、その初期位置のインジケータ60を覆い隠す位置に筒状カバー40の帯輪43を配備してあるので、図13や図14に示したように主リング体25が樹脂管100の管壁内面101を弾圧しているときには、その弾圧作用で樹脂管100やカバー本体42が外側へ膨らみ出るという状況の生じることが帯輪43によって阻止される。そのため、カバー本体43だけによっては樹脂管100の膨径を防ぐ作用に不安があるような環境下、たとえば管路を流れる湯で樹脂管100やカバー本体43が温められて軟化しているような環境下であっても、帯輪43によってカバー本体43の膨径が確実に阻止されるために、帯輪43を設けておくことが主リング体25による抜止め作用の低下を防ぐことに役立つ。
次に、図2に示した継手Aは、継手本体1の接続筒部10を薄肉管によって形成してある点が、図1に示したものと相違している。また、この継手Aでは、環状溝部26の底面を傾斜面29(図1参照)にしていない点でも、図1に示したものと相違している。その他の構成は、図1のものと同様であり、作用についても同様であるので、説明の重複を回避するために、図示された要素に図1に付した符号と同一符号を付すことによって詳細な説明を省略する。
図15は他の実施形態を示してある。この実施形態では、接続筒部10の環状溝14に係歯を有する補助リング体34を収容した点が図1のものと相違している。その他の事項や作用は図1のものと同様である。この補助リング体34は、接続筒部10に差し込まれる樹脂管100をその係歯の先端まで案内した後にその係歯を乗り越えさせる傾斜ガイド面(図6、図7、図8に示した傾斜ガイド面33に相当している)を備えている。この実施形態によれば、樹脂管100の管壁内面101に、上記した角張り歯部22と補助リング体34の係歯との両方が係合するために、樹脂管100の抜止め作用がよりいっそう顕著に発揮される。
本発明の実施形態に係る樹脂管用継手の使用状態を示した半裁側面図である。 同樹脂管用継手の変形例の使用状態を示した半裁断面図である。 図1の要部を拡大した部分縦断側面図である。 図3に示した係止機構の作用説明のための部分縦断側面図である。 図3に示した係止機構の作用説明のための部分縦断側面図である。 (A)は主リング体の正面図、(B)は(A)のVIB−VIB線に沿う部分の拡大断面図である。 (A)は変形例による主リング体の正面図、(B)は(A)のVIIB−VIIB線に沿う部分の拡大断面図である。 (A)は他の変形例による主リング体の正面図、(B)はさらに他の変形例による主リング体の正面図である。 (A)は図8(A)のIXA−IXA線に沿う部分の拡大断面図、(B)は図8(B)のIXB−IXB線に沿う部分の拡大断面図である。 初期状態での継手の部分縦断側面図である。 樹脂管の端部がインジケータに突き当たった状態での継手の部分縦断側面図である。 樹脂管が継手に接続された継手の部分縦断側面図である。 接続筒部に樹脂管が差し込まれているときの状態を示した要部の縦断側面図である。 接続筒部に差し込まれた樹脂管が抜出し方向に引張られたときの状態を示した要部の縦断側面図である。 他の実施形態の使用状態での要部の半裁側面図である。
A 樹脂管用継手
1 継手本体
10 接続筒部
11 段付環状面
14 環状溝
15 環状凹部
20 係止機構
21 環状凸部
22 角張り歯部
25 主リング体
26 環状溝部
28 係歯
29 傾斜面
31 切欠
32 筒状部
33 傾斜ガイド面
34 補助リング体
40 筒状カバー
42 カバー本体
43 帯輪
50 シール体
60 インジケータ
100 樹脂管
101 樹脂管の管壁内面

Claims (12)

  1. 樹脂管が差し込まれる接続筒部を備えた継手本体と、
    上記接続筒部の軸線方向中央部とその先端部との少なくとも2箇所でその上記接続筒部に差し込まれた樹脂管の管壁内面に係合してその樹脂管を抜止めする係止機構と、
    上記接続筒部の外周面とその接続筒部に差し込まれた上記樹脂管の管壁内面とに密着してそれらの密着箇所に水密性を付与するシール体と、
    上記接続筒部に嵌め込まれていてその接続筒部に差し込まれる上記樹脂管の端部により後押しされることによってその樹脂管の端部位置を示す環体でなるインジケータと、
    このインジケータを外側から覆いかつ上記接続筒部に差し込まれた樹脂管の外側に嵌合されてその樹脂管の拡径を阻止して上記係止機構による抜止め作用を助ける筒状カバーと、を備え
    上記係止機構が、上記接続筒部の軸線方向中央部でその外周面に位置している環状溝部に軸線方向スライド可能に配備されて拡縮径方向に弾性変形可能でかつ上記樹脂管の管壁内面に係合される係歯を有する抜止め用の主リング体を有すると共に、当該主リング体は自然状態での係歯の外径が上記樹脂管の内径よりも大きく、かつ、上記接続筒部に差し込まれた樹脂管が当該主リング体に外嵌合することにより縮径してその樹脂管を通過させるように構成され、
    上記環体でなるインジケータは、その内径が接続筒部の外径と略同等に形成され、上記主リング体をその弾性に抗して縮径させ接続筒部の外周面から突き出さないように保持し、かつ、主リング体を接続筒部と同心位置に保持して接続筒部と筒状カバーとの相互間隙間にスライド可能に、樹脂管を差し込む初期位置において上記主リング体に外嵌合されていることを特徴とする樹脂管用継手。
  2. 上記係止機構が、上記主リング体と、上記接続筒部に環状溝を形成することによりその接続筒部の先端部の少なくとも軸線方向1箇所に具備された環状凸部における樹脂管の差込み方向前方側のコーナでなりかつ上記樹脂管の管壁内面に係合可能な角張り歯部と、を備えていて、上記環状凸部における樹脂管の差込み方向後方側のコーナに面取り加工が施されている請求項1に記載した樹脂管用継手。
  3. 上記樹脂管に追従してその樹脂管の抜出し方向に移動する上記主リング体を乗り上がらせて拡径させる傾斜面が上記環状溝部に付加されている請求項1又は請求項2に記載した樹脂管用継手。
  4. 上記係止機構に、上記環状溝に嵌合されて樹脂管の管壁内面に係合する係歯を有する補助リング体が追加されていると共に、その補助リング体は、上記接続筒部に差し込まれる樹脂管を上記係歯の先端まで案内した後にその係歯を乗り越えさせる傾斜ガイド面を備えている請求項2又は請求項3に記載した樹脂管用継手。
  5. 上記シール体が、上記環状溝部と上記環状溝との相互間位置で上記接続筒部の外周面に位置している環状凹部に配備されてその環状凹部の内面と上記樹脂管の管壁内面とに弾接状態で密着するシールリングでなる請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
  6. 上記筒状カバーが、筒状でかつ透明のカバー本体とこのカバー本体に外嵌めされてそのカバー本体の拡径変形を阻止する帯輪でなる請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
  7. 環体でなる上記インジケータは、上記主リング体に外嵌合している初期位置から上記接続筒部に差し込まれる上記樹脂管の端部により後押しされ、上記接続筒部の根元に具備された段付環状面に突き当たって上記樹脂管の差込み長さを適正値に定める動作位置まで移動するようになっていると共に、白色及び黒色を含む色であって上記カバー本体の色とは異なる色に着色されている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
  8. 上記帯輪が、初期位置の上記インジケータを覆い隠し、かつ、上記段付環状面に突き当たった上記インジケータを露呈させる位置で上記カバー本体に外嵌めされている請求項6又は請求項7に記載した樹脂管用継手。
  9. 上記カバー本体が、上記継手本体に結合されていると共に、上記接続筒部の先端部にまで延び出てその先端部が上記環状溝を覆う位置に達している請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
  10. 上記主リング体は、上記接続筒部に差し込まれる樹脂管を縮径しつつその係歯の先端まで案内した後にその係歯を乗り越えさせる傾斜ガイド面を備えている請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
  11. 上記主リング体は周方向の1箇所に欠円部を有し、かつ、その主リング体の内周の間隔を隔てた複数箇所に、その主リング体を縮径させやすくするための切欠が形成されている請求項10に記載した樹脂管用継手。
  12. 上記主リング体は、樹脂でなる筒状部と、その筒状部の外側に重なり合った金属でなる上記係歯と、を備えた複合構造を有している請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載した樹脂管用継手。
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