JP4358576B2 - スピーカシステムを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等の電子機器に関し、より特定的には、入力装置としてタッチパッドまたはタッチパネルを備えた電子機器に関する。
従来から、タッチパッドやタッチパネルを入力装置として用いた電子機器が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。このような従来のパーソナルコンピュータについて図を用いて説明する。図8は、タッチパッドを搭載した従来のノート型のパーソナルコンピュータの外観図である。図8において、パーソナルコンピュータ1は、筐体2と、キーボード3と、音孔4と、タッチパッド5と、液晶画面6とを備えている。また、パーソナルコンピュータ1は、その内部にスピーカシステムを備えている。
パーソナルコンピュータ1では、ユーザはタッチパッド5の操作面を指でなぞることによって液晶画面6に表示されるポインタを移動したり、操作面の表面を叩くことでマウスのクリック操作に相当する操作を行ったりする。また、スピーカシステムは、タッチパッド5の操作音や、パーソナルコンピュータ1内部の電気回路(図示していない)によって出力される音楽信号や音声等のオーディオ情報を再生する。再生された音は、筐体2に設けられた音孔4からパーソナルコンピュータ1の外部へ放射される。
特表2001−511921号公報
従来のパーソナルコンピュータでは、音の再生および入力操作は、それぞれ異なる位置に配置されたデバイスで行われていた。すなわち、スピーカシステムとタッチパッドとは別個に、それぞれ別の位置に設けられていた。そのため、パーソナルコンピュータの小型化、省スペース化の妨げとなっていた。
それ故、本発明の目的は、スピーカシステムおよびタッチパッドを備える場合において、小型化、省スペース化を図ることが可能な電子機器を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために以下の特徴を有する。すなわち、本発明は、タッチパッドを備えた電子機器である。電子機器は、ケースと、電気機械音響変換器とを備えている。ケースは、タッチパッドの外周部をサスペンションによって支持し、当該タッチパッドとの間に音放射用の空間を形成する。なお、ケースは、電子機器の筐体によって構成されてもよいし、筐体とは別体として構成されてもよい。電気機械音響変換器は、ケースに接続され、空間に音を放射する。ケースは音孔を有し、電気機械音響変換器は、音孔と結合され、電気機械音響変換器の振動板の面積は、タッチパッドの面積よりも小さい。また、タッチパッドは、電気機械音響変換器から音孔を介して空間内に音が放射されたとき、当該放射された音のエネルギによって振動することによって外部へ音を出力する。
なお、電子機器は、信号処理部をさらに備えていてもよい。信号処理部は、タッチパッドが操作されたことを示す信号をタッチパッドから受け付け、当該信号を受け付けた場合、電気機械音響変換器に対して信号を印する。
さらに、信号処理部は、タッチパッドからの信号を受け付けた場合、電気機械音響変換器の最低共振周波数よりも低い周波数の信号を当該電気機械音響変換器に対して印するようにしてもよい。これに加えて、信号処理部は、タッチパッドおよびサスペンションが共振する周波数の信号を当該電気機械音響変換器に対して印するようにしてもよい。
また、ケースは、電子機器の筐体とは別体によって構成され、当該筐体に接続されることによって取り付けられてもよい。
なお、電気機械音響変換器は、典型的には、動電型、電磁型、静電型、および圧電型のうちいずれか1つの方式である。
また、本発明は、電子機器に取り付けられるタッチパッドユニットとして提供されてもよい。タッチパッドユニットは、タッチパッドと、ケースと、電気機械音響変換器とを備える。ケースは、タッチパッドの外周部をサスペンションによって支持し、タッチパッドとの間に音放射用の空間を形成する。電気機械音響変換器は、ケースに接続され、空間に音を放射する。ケースは音孔を有し、電気機械音響変換器は、音孔と結合され、電気機械音響変換器の振動板の面積は、タッチパッドの面積よりも小さい。また、タッチパッドは、電気機械音響変換器から音孔を介して空間内に音が放射されたとき、当該放射された音のエネルギによって振動することによって外部へ音を出力する。
本発明によれば、タッチパッドの裏に電気機械音響変換器を配置することが可能となる。従って、電気機械音響変換器をタッチパッドとは別の位置に配置する必要がないので、電子機器の小型化および省スペース化を図ることができる。さらに、本発明によれば、タッチパッド本来の機能である入力装置としての機能と同時に、音を再生するスピーカシステムとしてもタッチパッドを機能させることが可能となる。このスピーカシステムは、電気機械音響変換器の振動板に埃やゴミが落下するおそれがほとんどないので、音質の劣化等の問題が生じない。
なお、電子機器が信号処理部をさらに備えることによって、タッチパッドの操作を少なくとも振動によってユーザに通知することができる。これは、例えば、聴覚に障害のある人に有用なものとなると考えられる。
さらに、信号処理部が電気機械音響変換器の最低共振周波数よりも低い周波数の信号を印することによって、タッチパッドの振動のみによってユーザに通知を行うことが可能である。これは、例えば、電子機器から発せられる音がユーザ周囲の第三者にとって騒音となるような状況(具体的には、電車内等)において電子機器を使用する場合に有用である。
さらに、信号処理部がタッチパッドおよびサスペンションが共振する周波数の信号を印することによって、タッチパッドの振動をより大きくすることができる。これによって、ユーザは、タッチパッドの振動をより確実に知覚することができる。
また、ケースを電子機器の筐体とは別体によって構成することによって、タッチパッドや電気機械音響変換器等の装置を1つのモジュール部品として形成できる。従って、電子機器の製作が容易となる。
(実施の形態1)
まず、本発明における実施の形態1に係る電子機器を説明する。図1〜図4に、実施の形態1に係る電子機器の構成を示す。図1は、実施の形態1に係る電子機器であるパーソナルコンピュータの外観図である。図1において、パーソナルコンピュータ7は、筐体8と、キーボード9と、タッチパッド10と、外枠11と、液晶画面100と、ボタン101とを備えている。なお、パーソナルコンピュータ7は、その内部に電気機械音響変換器を備えている(後述する図2参照。)。電子機器は、実施の形態1ではノート型のパーソナルコンピュータであるが、タッチパッドを備える電子機器であればデスクトップ型のパーソナルコンピュータやPDA等、どのような機器であってもよい。また、図1においては、タッチパッド10はキーボード9の付近に配置されるが、タッチパッドの配置位置は、どのような位置であってもよい。また、図1に示すボタン101はタッチパッド10とは別体としているが、タッチパッド10は、ボタン101を含む形態であってもよい。なお、以下では、パーソナルコンピュータ7が有するCPUやハードディスク等、一般的なパーソナルコンピュータが有する構成は図示していない。
図2は、図1に示すパーソナルコンピュータ7のタッチパッド10が取り付けられた部分の断面図である。図2に示すように、パーソナルコンピュータ7は、図1に示す構成要素に加えて、電気機械音響変換器13と、弾性体であるサスペンション14と、電気信号入出力用のフレキシブルコード16とを備えている。なお、パーソナルコンピュータ7は、上記図1および図2に示す構成要素の他、信号処理部と信号増幅部とを備えている(後述する図4参照。)。
図2に示すように、筐体8は、断面が凹型の部分を有している。サスペンション14は、筐体8の凹型部分の底面に接着されるとともに、タッチパッド10の外周部に接着される。つまり、タッチパッド10の外周はサスペンション14によって筐体8に支持されている。これによって、筐体8とタッチパッド10との間に空間15が設けられる。サスペンション14は、例えば発泡ゴム等の弾性体である。従って、タッチパッド10は、外力によって振動することができるように支持されている。また、外枠11は、筐体8の凹型部分における開口部分に取り付けられる。
筐体8は内部に空洞を有しており、筐体8の内部には、電気機械音響変換器13や、上記信号処理部および信号増幅部等の電子回路が設置される。筐体8には音孔12およびコード孔17が設けられる。音孔12は、空間15に面する部分に設けられる。電気機械音響変換器13は、音孔12をふさぐように筐体8の内部に設置される。これによって、音孔12は、電気機械音響変換器13から放射される音を空間15に伝達するための音響結合手段としての役割を有することとなる。空間15は、電気機械音響変換器13から放射された音が漏れないように、高い気密性を保つ構成(理想的には、密閉空間)にすることが望ましい。なお、空間15は、音響コンプライアンスとして作用し、電気機械音響変換器13から放射される高音域の音を減衰させる。従って、広帯域の音を再生するためには、空間15の容積を可能な限り小さくすればよい(例えば、筐体8の凹型部分の底面とタッチパッド10との幅をできるだけ小さくする。)。フレキシブルコード16は、その一端がタッチパッド10に接続されており、コード孔17を通って他端が上記信号処理部(図示しない)に接続されている。
図3は、図2に示す電気機械音響変換器13の一例として示す動電型の電気機械音響変換器の断面図である。図3において、電気機械音響変換器13は、壺型のヨーク20と、マグネット21と、プレート22と、ボイスコイル24と、振動板25と、フレーム26とを備えている。フレーム26は、音孔12をふさぐように、音孔12の外周部の筐体8に取り付けられる。ヨーク20は、その外周下面がフレーム26の中央部に固着される。マグネット21は、ヨーク20の中央部に設けられる。プレート22は、マグネット21の上面に配置される。ヨーク20およびプレート22は、ヨーク20の内周面とプレート22の外周面との間に磁気空隙23が生じるように配置される。また、振動板25は、その外周部がフレーム26に固着される。ボイスコイル24は、磁気空隙23に挿入されるように、振動板25に固着される。
図4は、図1に示すパーソナルコンピュータ7における信号処理を行うための構成を示すブロック図である。図4に示すように、パーソナルコンピュータ7は、上述したタッチパッド10および電気機械音響変換器13等の構成に加えて、信号処理部30と、信号増幅部31とを備えている。信号処理部30は、図2に示したフレキシブルコード16によってタッチパッド10と接続されている。また、信号処理部30は、信号増幅部31に接続されている。信号増幅部31は、電気機械音響変換器13に接続されている。信号処理部30は、パーソナルコンピュータ7のCPU等(図示しない)によって生成された音声信号や音楽信号等のオーディオ信号を信号増幅部31を介して電気機械音響変換器13へ印する。また、信号処理部30は、タッチパッド10からの信号に応じて、所定の信号を信号増幅部31を介して電気機械音響変換器13へ印する。信号増幅部31は、信号処理部30から入力された信号を増幅して電気機械音響変換器13へ出力する。
以上の構成によって、パーソナルコンピュータ7は、タッチパッド10をスピーカシステムの振動パネルとして機能させる、すなわち、タッチパッド10から音を発生させることが可能である。以下、タッチパッド10から音を発生させる動作を説明する。
音を再生する場合、信号処理部30から信号増幅部31を介して、電気機械音響変換器13のボイスコイル24に電気信号が印される。これによってボイスコイル24に駆動力が発生し、ボイスコイル24に結合した振動板25が振動することによって音が放射される。振動板25から放射された音は、音孔12を介して空間15に伝達される。タッチパッド10の外周はサスペンション14で支持されているので、タッチパッド10は空間15に伝達された音の音圧によって振動する。以上のように、電気機械音響変換器13はタッチパッド10を音響的に駆動する。これによって、タッチパッド10から音を発生させることが可能となる。
以上の構成によって、実施の形態1に係るパーソナルコンピュータ7は、タッチパッド10をスピーカシステムとして機能させることができる。さらに、パーソナルコンピュータ7は、タッチパッド10の操作状態をユーザに通知する機能を有する。以下、当該機能について説明する。
タッチパッド10は、ユーザの操作に応じて、操作内容を示す信号を信号処理部30へ出力する。すなわち、ユーザの指がタッチパッド10に接触すると、タッチパッド10は当該信号を信号処理部30へ出力する。信号処理部30は、タッチパッド10からの信号に応じて、操作確認信号を信号増幅部31へ出力する。操作確認信号とは、タッチパッド10に対してユーザの操作があったことを示す信号である。操作確認信号は、電気機械音響変換器13において所定周波数の音を発生させるための信号である。操作確認信号は、信号増幅部31によって増幅された後、電気機械音響変換器13へ出力される。
操作確認信号を入力した電気機械音響変換器13は、上述したオーディオ信号を入力した場合と同様の動作を行う。すなわち、振動板25が振動することによってタッチパッド10を音響的に駆動させる。従って、ユーザは、タッチパッド10の操作が確実に実行されたことをタッチパッド10から放射される音によって知ることができる。さらに、ユーザの指がタッチパッド10に触れているので、タッチパッド10の振動がユーザの指に伝わる。従って、ユーザは、タッチパッド10の操作が確実に実行されたことをタッチパッド10の振動によっても知ることができる。以上によって、パーソナルコンピュータ7はタッチパッド10が操作されていることをユーザに通知することができる。なお、ユーザは振動板であるタッチパッド10に接触していることとなるが、ユーザはタッチパッド10に軽く触れているだけであるので、タッチパッド10から放射される音に大きな影響はないものと考えられる。
以上のように、パーソナルコンピュータ7は、タッチパッド10の操作状況を音および振動によってユーザに通知することが可能である。さらに、パーソナルコンピュータ7は、操作確認信号の所定周波数を変化させることによって、当該通知を音および振動によって行うか、振動のみによって行うかを選択することが可能である。以下、詳細を説明する。
まず、上記所定周波数が、電気機械音響変換器13が十分な音圧レベルで音を再生することが可能な周波数、すなわち、電気機械音響変換器13の最低共振周波数以上の周波数である場合を考える。なお、ここでは、十分な音圧レベルとは、人間が知覚できる大きさの音圧レベルを意味する。この場合、電気機械音響変換器13から十分な音圧レベルで音が発生するので、その結果、タッチパッド10からも十分な音圧レベルで音を発生することができる。従って、ユーザは、タッチパッド10からの音とタッチパッド10の振動とを知覚することができる。以上のように、所定周波数が電気機械音響変換器13の最低共振周波数よりも高い以上である場合、ユーザは、タッチパッド10が操作されていることを音および振動によって確認することができる。
次に、上記所定周波数が十分に低く、電気機械音響変換器13の最低共振周波数よりも低い周波数である場合を考える。つまり、ここでは、所定周波数が「十分に低い」とは、電気機械音響変換器13の性能上、タッチパッド10から音がほとんど発生しなくなるような(人間に知覚できない程度の音が発生しているような)周波数であることを意味する。上記所定周波数、すなわち、再生しようとする音の周波数が低くなると、振動から音への変換効率が著しく低下する。そのため、十分に低い周波数の信号を電気機械音響変換器13に印する場合、振動板25は振動するが、音圧レベルは非常に小さくなる。その結果、振動板25の振動が空間15を介して振動がタッチパッド10に伝達されるが、タッチパッド10の音圧レベルは非常に小さくなり、タッチパッド10から音がほとんど聞こえなくなる。従って、ユーザは、タッチパッド10からの音は知覚できないが、タッチパッド10の振動を知覚することができる。以上のように、所定周波数が電気機械音響変換器13の最低共振周波数よりも低い場合、ユーザは、タッチパッド10が操作されていることを振動のみによって確認することができる。
以上のように、電気機械音響変換器13に印する信号の周波数を変化させることによって、ユーザに対してタッチパッド10の振動のみを知覚させるか、振動および音を知覚させるかを選択することができる。そこで、実施の形態1では、信号処理部30には、タッチパッド10の操作確認を振動および音によって通知するモードと、振動のみによって通知するモードという2つのモードが予め設定されているものとする。そして、モードの切り替えはユーザが行うことが可能であるものとする。すなわち、信号処理部30は、振動および音によって通知するモードの場合、電気機械音響変換器13の最低共振周波数以上の周波数の信号を操作確認信号として出力する。一方、振動のみによって通知するモードの場合、最低共振周波数よりも低い周波数の信号を操作確認信号として出力する。なお、携帯端末等において一般的に用いられる電気機械音響変換器の最低共振周波数は、600〜700(Hz)程度である。従って、電気機械音響変換器13の最低共振周波数を700(Hz)とした場合には、信号処理部30の設定を、振動および音によって通知するモードにおいて周波数が700(Hz)以上の信号を操作確認信号として出力し、振動のみによって通知するモードにおいて周波数が700(Hz)よりも低い信号を操作確認信号として出力するようにしておくとよい。
なお、上記モードの具体的な利用方法としては、例えば電車内でパーソナルコンピュータ7を使用する場合等、音を出さないことが好ましい状況においては、上記のモードを、振動のみによって通知するモードに設定しておくことが考えられる。なお、モードの切り替え方法は、ユーザによって選択される他、所定の条件に応じて自動的にモードが切り替わる等、どのような方法であってもよい。
さらに、振動のみによって通知するモードにおける所定周波数は、サスペンション14とタッチパッド10との共振周波数となるように設定することが望ましい。具体的には、当該所定周波数をf、サスペンション14のバネ定数をs、タッチパッドの質量をMとすると、
Figure 0004358576
の関係を満たすように設定することが望ましい。これによって、タッチパッド10の振動を大きくすることができ、ユーザに対して振動をより確実に通知することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、タッチパッドの裏に電気機械音響変換器を配置することが可能となる。従って、電気機械音響変換器をタッチパッドとは別の位置に配置する必要がないので、電子機器の小型化および省スペース化を図ることができる。
また、実施の形態1によれば、タッチパッド本来の機能である入力装置としての機能と同時に、音を再生するスピーカシステムとしてもタッチパッドを機能させることが可能となる。なお、従来では、電気機械音響変換器は筐体の内部に設けられ、機器の筐体に設けられていた複数の音孔から音を放射する構成であった(図8参照)。音孔は、パーソナルコンピュータが設置される場合において上を向くような位置に設けられることが多い。そのため、音孔から電気機械音響変換器の振動板に埃やゴミが落下するおそれがあり、それによって音質の劣化や異常音を発生するという問題が生じていた。これに対して、実施の形態1によれば、タッチパッドが表面に位置するので、電気機械音響変換器の振動板に埃やゴミが落下することは考えられず、音質の劣化等の問題が生じない。
さらに、実施の形態1によれば、タッチパッドの操作に応じて電気機械音響変換器に電気信号を印することによって、タッチパッドの操作を振動によってユーザに通知することができる。すなわち、ユーザは、マウスパッドタッチパッドによる入力操作を、マウスパッドタッチパッドの振動として指の触覚で直接確認することができる。従って、実施の形態1は、特に、聴覚に障害のある人にも有用なものとなると期待される。さらに、ユーザに対する通知を音および振動によって行うか、または、振動のみによって行うかを選択することができるので、ユーザの周囲の第三者に対する騒音の問題を解決することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る電子機器を説明する。図5〜図7に、実施の形態2に係る電子機器の構成を示す。なお、実施の形態2に係る電子機器も実施の形態1と同様、ノート型のパーソナルコンピュータであり、その外観は図示していないが図1とほぼ同様である。
実施の形態2において実施の形態1と異なる点は、タッチパッドや電気機械音響変換器等の部材が、パーソナルコンピュータの筐体と独立したユニットとして構成される点である。実施の形態1においては、筐体8の内部に電気機械音響変換器13が設置され、筐体8の外部にタッチパッド10が設置される構成であった。従って、製作の際には、電気機械音響変換器13およびタッチパッド10を筐体8の内部と外部とに、個別に設置しなければならず、製作が煩雑であった。そこで、実施の形態2では、タッチパッドや電気機械音響変換器等を1つのユニットにすることによって、電子機器の製作を容易にする。なお、以下では、タッチパッドや電気機械音響変換器等を含むユニットを、タッチパッドユニットと呼ぶ。
図5は、実施の形態2に係る電子機器のタッチパッドユニットが取り付けられた部分の断面図である。図6は、実施の形態2に係る電子機器に取り付けられるタッチパッドユニットの分解斜視図である。図5に示すように、タッチパッドユニット40は、パーソナルコンピュータの筐体49に取り付けられる。図5および図6において、タッチパッドユニット40は、ユニットケース41と、電気機械音響変換器43と、サスペンション44と、タッチパッド本体(以下、単に「タッチパッド」と呼ぶ。)45と、電気信号入出力用のフレキシブルコード47とを備えている。
ユニットケース41は上面が開口した箱状の形状である。筐体49にはユニットケース41の開口部とほぼ同じ大きさの孔が設けられており、ユニットケース41は、その孔の部分に開口部が位置するように筐体49に接続される。サスペンション44は、ユニットケース41の底面に接着されるとともに、タッチパッド45の外周部に接着される。つまり、タッチパッド45の外周はサスペンション44を介してユニットケース41に支持されている。これによって、ユニットケース41とタッチパッド45との間に空間46が設けられる。サスペンション44は、実施の形態1と同様の弾性体である。従って、タッチパッド45は、外力によって振動することができるように支持されている。
また、ユニットケース41には、底面に音孔42が設けられ、側面にコード孔48が設けられる。音孔42は、空間46に面する部分に設けられる。電気機械音響変換器43は、音孔42をふさぐようにユニットケース41の外側(タッチパッド45およびサスペンション44が設置される側と反対の側)に設置される。以上の構成によって、実施の形態2においても実施の形態1と同様、電気機械音響変換器43から放射された音が音孔42から空間46を介してタッチパッド45に伝達されることとなる。なお、空間46は高い気密性を保つ構成にすることが望ましい点、および、空間46の容積を小さくすることによって高音域の再生が改善される点は、実施の形態1と同様である。フレキシブルコード47は、その一端がタッチパッド45に接続されており、コード孔48を通って他端が信号処理部(実施の形態1の信号処理部30と同様)に接続されている。
図7は、図5に示す電気機械音響変換器43の一例として示す圧電型の電気機械音響変換器の断面図である。図7において、電気機械音響変換器43は、圧電素子50および51と、中間電極52と、リード線53、54および55と、入力端子56および57と、フレーム58とを備えている。フレーム58はユニットケース41に接続されており、フレーム58によって中間電極52の外周部が固着されている。中間電極52の一方の面には圧電素子50が貼り付けられ、他方の面には圧電素子51が貼り付けられている。圧電素子50および51は、例えばリン青銅等の導電材料よりなる。リード線53は、中間電極52へ電気信号を入力するためのリード線であり、入力端子57と中間電極52とを接続する。リード線54は、圧電素子51へ電気信号を入力するためのリード線であり、入力端子56と圧電素子51とを接続する。リード線55は、圧電素子50へ電気信号を入力するためのリード線であり、入力端子56と圧電素子50とを接続する。
以上のように構成されたパーソナルコンピュータの動作は、実施の形態1と同様である。すなわち、電気機械音響変換器43から放射された音によってタッチパッド45を音響的に駆動させる動作については、実施の形態1と同様である。また、図示していないが、実施の形態2に係るパーソナルコンピュータも実施の形態1と同様、信号処理部および信号増幅部を備えている。従って、タッチパッド45の操作確認を振動および音、または、振動のみによってユーザに通知することが可能である。この動作についても、実施の形態1と同様である。
実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、タッチパッド45、サスペンション44、および電気機械音響変換器43等がユニットケース41によって一体化され、タッチパッドユニット40を構成する点である。この構成によれば、電子機器を製作する際、タッチパッド45、サスペンション44および電気機械音響変換器43をユニットケース41に組み込んでモジュール化しておき、その後、モジュール化したタッチパッドユニット40を電子機器へ組み込むことが可能となる。このような製作方法によって、実施の形態1に比べて電子機器の製作が容易になる。
以上のように、実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、タッチパッドや電気機械音響変換器をモジュール化することによって、電子機器の製作を容易にすることができる。
なお、実施の形態2においても実施の形態1と同様、電子機器はどのような機器であってもよい。また、電子機器にタッチパッドユニット40を配置する位置もどのような位置であってもよい。
なお、実施の形態1では、電気機械音響変換器13の変換器方式は動電型であった。また、実施の形態2では、電気機械音響変換器43の変換器方式は圧電型であった。ここで、実施の形態1および2において、電気機械音響変換器の変換器方式は、振動板から音を放射する機能を有するものであれば、圧電型、電磁型、静電型等どのような方式であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1および2において、電気機械音響変換器の取り付け位置となる音孔の位置は、タッチパッドと筺体(またはユニットケース)との間に構成される空間に面する位置であれば、どのような位置であってもよい。音孔が空間に接続されていれば、電気機械音響変換器から放射された音はタッチパッドに伝達されるので、音孔がどの位置であっても大きな差異は生じない。
また、実施の形態1および2では、タッチパッドの形状は長方形であった。ここで、本発明は、電気機械音響変換器から放射される音圧でタッチパッドを音響的に駆動する方式であるので、タッチパッドの形状はどのような形状であっても駆動させることができる。従って、他の実施の形態では、タッチパッドの形状は長方形に限定されず、円形、楕円、多角形等、任意の形状であっても上記実施の形態と同様の音響再生が可能である。
また、実施の形態1および2は、タッチパッドを電気機械音響変換器によって音響的に駆動させるものであった。ここで、他の実施の形態においては、タッチパネルを音響的に駆動させるものであってもよい。具体的には、図1に示すタッチパッド10に代えて、透明のタッチパネルを配置する。さらに、筐体8の凹型の底面部分にLCD等の表示装置を配置する。表示装置は、筐体に設けられた音孔をふさいでしまわない位置に設けられる。さらに、表示装置の厚みが原因で電気機械音響変換器を音孔に直接接続できない場合には、電気機械音響変換器と音孔とを音響管によって接続する。これによって、電気機械音響変換器から放射される音を空間(この場合、タッチパネルと表示装置との間に形成される。)に確実に伝達することができる。以上のように構成された電子機器によっても、タッチパネルを音響的に駆動させることが可能であり、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、実施の形態1に示す信号処理部30および信号増幅部31を備えることによって、タッチパネルの操作が実行されているか否かをユーザに通知することが可能である。さらに、実施の形態1および2と同様、タッチパネルが操作されている場合において電気機械音響変換器に印する信号の周波数を調整すれば、振動および音、または振動のみによってユーザに対する通知を行うことができる。
以上のように、本発明に係る電子機器は、スピーカシステムおよびタッチパッドを備える場合において、小型化、省スペース化を図ること等を目的として利用することが可能である。
実施の形態1に係る電子機器であるパーソナルコンピュータの外観図 図1に示すパーソナルコンピュータ7のタッチパッド10が取り付けられた部分の断面図 図2に示す電気機械音響変換器13の一例として示す動電型の電気機械音響変換器の断面図 図1に示すパーソナルコンピュータ7における信号処理を行うための構成を示すブロック図 実施の形態2に係る電子機器のタッチパッドユニットが取り付けられた部分の断面図 実施の形態2に係る電子機器に取り付けられるタッチパッドユニットの分解斜視図 図5に示す電気機械音響変換器43の一例として示す圧電型の電気機械音響変換器の断面図 タッチパッドを搭載した従来のノート型のパーソナルコンピュータの外観図
符号の説明
7 パーソナルコンピュータ
8 筐体
10,45 タッチパッド
12,42 音孔
13,43 電気機械音響変換器
14,44 サスペンション
15,46 空間
30 信号処理部
40 タッチパッドユニット
41 ユニットケース

Claims (8)

  1. タッチパッドを備えた電子機器であって、
    底面に音孔を有し、前記タッチパッドの裏面の外周部に固着したサスペンションを、前記音孔を含むように前記底面に配置して、当該タッチパッドの裏面と当該底面との間に音放射用の空間を形成するケースと、
    前記タッチパッドの面積よりも小さい振動板を有し、前記音孔を塞ぐように前記ケースに接続され、前記音孔を介して前記空間に音を放射して当該放射された音のエネルギーによって前記タッチパッドを振動させることによって前記タッチパッドの表面から音を出力する電気機械音響変換器とを備える、電子機器。
  2. 前記タッチパッドが操作されたことを示す信号を前記タッチパッドから受け付け、当該信号を受け付けた場合、前記電気機械音響変換器に対して信号を印加する信号処理部をさらに備える、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記信号処理部は、前記タッチパッドからの信号を受け付けた場合、前記電気機械音響変換器の最低共振周波数よりも低い周波数の信号を当該電気機械音響変換器に対して印加する、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記信号処理部に処理内容を指示する指示部を備え、
    前記指示部は、
    振動および音を出力する場合には、前記最低共振周波数以上の周波数の信号を印加するように、前記信号処理部に指示し、
    振動のみを出力する場合には、前記最低共振周波数よりも低い周波数の信号を印加するように、前記信号処理部に指示する、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電気機械音響変換器の最低共振周波数よりも低い周波数の信号は、前記タッチパッドおよびサスペンションが共振する周波数の信号である、請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記ケースは、電子機器の筐体とは別体によって構成され、当該筐体に接続されることによって取り付けられる、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記電気機械音響変換器は、動電型、電磁型、静電型、および圧電型のうちいずれか1つの方式である、請求項1に記載の音響再生装置。
  8. 電子機器に取り付けられるタッチパッドユニットであって、
    タッチパッドと、
    底面に音孔を有し、前記タッチパッドの裏面の外周部に固着したサスペンションを、前記音孔を含むように前記底面に配置して、当該タッチパッドの裏面と当該底面との間に音放射用の空間を形成するケースと、
    前記タッチパッドの面積よりも小さい振動板を有し、前記音孔を塞ぐように前記ケースに接続され、前記音孔を介して前記空間に音を放射して当該放射された音のエネルギーによって前記タッチパッドを振動させることによって前記タッチパッドの表面から音を出力する電気機械音響変換器とを備える、タッチパッドユニット。
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