JP4357524B2 - Icカード処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ICカードの情報を処理することが可能なICカードシステムおよびこれに用いられる装置ならびにICカードに関する。

現在、ユーザーが商品を購入すると購入した金額に応じてプレミアムポイント
情報を販売店が発行して、ユーザーが後日、蓄えたポイント情報を商品と引き替
えることができるプレミアムポイントサービスが普及している。
一方、特許文献1に記載されているように、ICカードを使用した電子財布シ
ステムにより、商取引の完全なキャッシュレス化が検討されている。これは、I
Cカード内のメモリに任意に指定された金額情報を書き込み、精算時にはこのI
Cカードから必要な金額情報を送信することで、現金を用いずに商取引を完了さ
せることができるシステムである。
特開平3−92966号公報
上記の電子財布システムによる商取引が実現した場合、ICカード内には、電
子マネー情報と共に様々なアプリケーションデータを持たせることができるため
、例えば、上記プレミアムポイント情報などもICカードに格納し、表示装置で
電子マネー情報と共にこれらのポイント情報を表示、処理させることが可能とな
る。
上記プレミアムポイントサービスは、商品を頻繁に購入する特定ユーザーに対
するサービスとして行われているが、現在は磁気カードなどを用いて販売店毎に
サービスを行っているため、ユーザーは複数の販売店のポイントカードを持たな
ければならない。その結果、従来、ユーザーは販売店毎のカードを携帯し、カー
ドのデータを読み取るためにはそれぞれ専用の表示装置が必要であったが、上記
ICカードを用いることにより、1枚のICカードに複数のアプリケーションデ
ータを格納し、さらに1台の表示装置でこれらのアプリケーションデータを表示
させることができる。
ここで、ユーザーがICカード内に異なる種類のアプリケーションデータを新
たに追加した場合は、表示装置側にも表示制御を行う装置アプリケーションプロ
グラムを追加しないと、追加したデータを表示装置で見ることはできない。上記
ICカードでは金額情報などの高いセキュリティで保護されるべき情報を扱うの
でICカード内にも判断処理を行なう演算処理手段を持ち、ICカード内での判
断処理が行われることが望ましい。また、ICカード内のメモリの容量も限られ
ているので、何らかの手段で表示装置内のフラッシュメモリなどに、表示装置内
における処理を行なう装置アプリケーションプログラムを追加することが必要と
なる。
また、ユーザは、複数のアプリケーションから自分が表示させたいアプリケー
ションを選択する操作が必要になるが、ICカード内のアプリケーションプログ
ラムデータの種類と、表示装置内の装置アプリケーションプログラムの種類とが
必ずしも一致しているとは限らない。そこで、アプリケーション名称を表示装置
に表示してユーザーが選択する際の手順に関して、何らかの統一方法が必要とな
る。
上記の課題を解決するために、本発明では、情報を入出力する入出力手段と、
複数のアプリケーションに関する情報を記憶する記憶手段と、前記アプリケーシ
ョンに関する情報を処理するICカード演算処理手段とを備えたICカードが用
いられ、前記ICカードに格納される情報を処理するICカード処理装置であっ
て、前記アプリケーションに対応する装置アプリケーションプログラムを複数記
憶可能な装置アプリケーションプログラム記憶手段と、前記ICカードの入出力
手段を介して情報を読み書きするICカード読み書き手段と、前記ICカード読
み書き手段を介して前記ICカード演算処理手段において情報を入出力し、前記
ICカードに格納されたアプリケーションに関する情報を前記アプリケーション
に対応する前記装置アプリケーションプログラムを用いて処理を行なう装置演算
処理手段とを備えてなり、前記ICカード読み書き手段は装置アプリケーション
プログラムの入力が可能であり、前記装置演算処理手段は、前記ICカード読み
書き手段に入力される装置アプリケーションプログラムを前記装置アプリケーシ
ョンプログラム記憶手段に記憶するように制御する構成とする。
また、前記ICカードの記憶手段に記憶されるアプリケーションに関する情報
は、前記アプリケーションが前記ICカードにおいて動作するためのカードアプ
リケーションプログラムと、前記カードアプリケーションプログラムにおいて処
理されるアプリケーションデータとを含んでなる構成とする。
また、前記ICカード処理装置は、前記ICカードに格納されたカードアプリ
ケーションに対応する装置アプリケーションプログラムを前記アプリケーション
プログラム記憶手段に備えた場合に、前記ICカードに格納されたアプリケーシ
ョンデータの読み書きが可能となる構成とする。
また、前記ICカード読み書き手段において入力される装置アプリケーション
プログラムは、信号の形式を変換する情報変換手段を介して、外部の情報処理端
末において出力される情報である構成とする。
前記ICカード読み書き手段において入力される装置アプリケーションプログ
ラムは、前記ICカード読み書き手段に接続される入出力手段を備えた記憶媒体
に記憶された情報である構成とする。
また、前記複数アプリケーションの少なくとも1つは商取引に関するアプリケ
ーションである構成とする。
また、情報を入出力する入出力手段と、複数のアプリケーションに関する情報
を記憶する記憶手段と、前記アプリケーションに関する情報を処理するICカー
ド演算処理手段とを備えたICカードが用いられ、前記ICカードに格納される
情報を処理するICカード処理装置であって、前記ICカードの入出力手段を介
して情報を読み書きするICカード読み書き手段と、外部の情報処理端末より情
報が入出力される外部入出力手段と、前記ICカード読み書き手段を介して前記
ICカード演算処理手段において情報を入出力し、前記ICカードに格納された
アプリケーションに関する情報の処理を行なう装置演算処理手段とを備えてなり
、前記ICカードは前記ICカード読み書き手段に接続され、前記装置演算処理
手段は前記外部入出力手段において入出力される情報により前記ICカードに格
納される情報を読み書きするように制御する構成とする。
また、前記外部入出力手段は前記ICカードに格納される情報の読み書きが可
能であるICカード読み書き手段である構成とする。
また、前記ICカード読み書き手段は信号の形式を変換する情報変換手段を介
して前記外部の情報処理端末に接続される構成とする。
また、前記情報処理端末はコンピュータである構成とする。
また、情報を入出力する入出力手段と、複数のアプリケーションに関する情報
を記憶する記憶手段と、前記アプリケーションに関する情報を処理するICカー
ド演算処理手段と、を備えたICカードが用いられ、前記ICカードに格納され
る情報を処理するICカード処理装置であって、前記アプリケーションに対応す
る装置アプリケーションプログラムを複数記憶する装置アプリケーションプログ
ラム記憶手段と、前記ICカードの入出力手段を介し、前記ICカードに格納さ
れたアプリケーションに関する情報を読み取るICカード読み書き手段と、前記
ICカードにおいて用いられるアプリケーションの名称を表示する表示手段と、
アプリケーションに前記アプリケーションプログラム記憶手段に記憶されている
アプリケーションプログラムが対応しないとき、前記アプリケーションの名称を
、前記ICカード読み書き手段により読み取ったアプリケーションに関する情報
に含まれるアプリケーション識別情報に基づいて前記表示手段に表示するように
制御する装置演算処理手段とを備えてなる構成とする。
また、前記ICカードの記憶手段に記憶されるアプリケーションに関する情報
は、前記アプリケーションが前記ICカードにおいて動作するためのカードアプ
リケーションプログラムと、前記カードアプリケーションプログラムにおいて処
理されるアプリケーションデータと、を含んでなる構成とする。
また、前記ICカード処理装置は、前記ICカードに格納されたカードアプリ
ケーションに対応する装置アプリケーションプログラムを前記アプリケーション
プログラム記憶手段に備えた場合に、前記ICカードに格納されたアプリケーシ
ョンデータの読み書きが可能となる構成とする。
また、前記ICカード処理装置は、前記ICカード読み書き手段により読み取
られるアプリケーション識別情報とアプリケーションの名称の対応を記憶するア
プリケーション名称記憶手段を備え、前記制御手段は、前記アプリケーション名
称記憶手段に格納された情報に基づき、前記表示手段にアプリケーションの名称
を表示するように制御する構成とする。
また、前記ICカード読み書き手段において、ICカードに格納されるアプリ
ケーションの識別情報とアプリケーションの名称の対応に関する情報が入力され
、前記アプリケーション名称記憶手段は、前記カード読み書き手段おいて入力さ
れた情報を記憶する構成とする。
また、前記アプリケーション名称記憶手段は、前記ICカードにおいて使用さ
れる全てのアプリケーションの識別情報とアプリケーションの名称の対応に関す
る情報が記憶可能である構成とする。
また、前記ICカード読み書き手段により読み取ったアプリケーション識別情
報は、所定の形式の情報が含まれ、前記装置演算処理手段は前記所定の形式の情
報を前記表示手段に表示するように制御する構成とする。
また、前記所定の形式の情報は文字コード情報である構成とする。
また、前記アプリケーションの名称は、前記アプリケーションの正式名称、略
称、または前記アプリケーションを表す図形情報である構成とする。
また、複数のアプリケーションを動作させるためのカードアプリケーションプ
ログラムと、前記カードアプリケーションプログラムにおいて処理されるアプリ
ケーションデータとを複数格納する第1の記憶手段と、前記複数のアプリケーシ
ョンの名称に関する情報を複数記憶する第2の記憶手段と、前記第1および第2
の記憶手段に格納された情報を処理する演算処理手段とを備えてなり、前記第2
の記憶手段に格納された複数のアプリケーションの名称に関する情報は共通の形
式で記憶されてなる構成とする。
また、前記共通の形式は所定の文字コードである構成とする。
また、カードが読み書きされるカード読み書き手段を備え、前記カードに格納
された情報を処理するカード処理装置と共に用いられ、前記カード処理装置に入
出力可能な情報変換器であって、第1の入出力手段と、前記第1の入出力手段に
接続され、情報を変換する変換回路部と、前記変換回路部に接続された第2の入
出力手段とを備えてなり、前記第1の入出力手段は前記カード読み書き手段おい
て入出力され、前記第2の入出力手段において入出力される情報と、前記第1の
入出力手段において入出力される情報は、前記変換回路部において互いに形式が
変換され、前記情報は前記カード読み書き手段を介して前記カード処理装置にお
いて入出力される構成とする。
また、前記第1の入出力手段は情報を入出力する接点を備えてなり、前記第1
の入出力手段の前記カード読み書き手段に接続される部分の形状および前記接点
の位置は、ISO−7816に準拠したICカードに対応してなる構成とする。
また、前記第2の入出力手段は、RS−232C規格に準拠する構成とする。
また、情報を入出力するカード入出力手段と、複数のアプリケーションに関す
る情報を記憶する記憶手段と、前記アプリケーションに関する情報を処理するI
Cカード演算処理手段とを備えたICカードと共に用いられ、前記ICカードに
格納される情報を処理するICカード処理装置と、情報を入出力する端末入出力
手段を備えた情報処理端末と、前記ICカード処理装置と前記情報処理端末とを
接続する情報変換器とを備えてなる装置アプリケーションプログラムインストー
ルシステムであって、前記ICカード処理装置は、前記アプリケーションに対応
する装置アプリケーションプログラムを複数記憶する装置アプリケーションプロ
グラム記憶手段と、前記カード入出力手段を介して情報が読み書きされるICカ
ード読み書き手段と、前記ICカード読み書き手段を介して前記ICカード演算
処理手段において情報を入出力し、前記ICカードに格納されたアプリケーショ
ンに関する情報を前記アプリケーションに対応する前記装置アプリケーションプ
ログラムを用いて処理を行なう装置演算処理手段とを備えてなり、前記情報変換
器は、第1の入出力手段と、前記第1の入出力手段に接続された変換回路部と、
前記変換回路部に接続された第2の入出力手段とを備えてなり、前記第1の入出
力手段は前記ICカード読み書き手段において入出力され、前記第2の入出力手
段は前記情報処理端末に接続され、前記情報処理端末において入出力される情報
と前記第1のICカード読み書き手段に入出力される情報は、前記変換回路部に
おいて互いに形式が変換され、 前記情報処理端末において出力される情報は装
置アプリケーションプログラムとして前記ICカード読み書き手段に入力され、
前記装置アプリケーションプログラム記憶手段に記憶される構成とする。
また、前記情報処理端末は、通信手段を備え、外部から入力される情報を受信
する構成とする。
また、前記情報処理端末は、コンピュータである構成とする。
また、ICカードと、前記ICカードに格納された情報を処理するICカード
処理装置とを備えてなるICカードシステムであって、前記ICカードは、情報
を入出力する入出力手段と、複数のアプリケーションを動作させるためのカード
アプリケーションプログラムと、前記カードアプリケーションプログラムにおい
て処理されるアプリケーションデータとを複数格納する第1の記憶手段と、前記
複数のアプリケーションの名称に関する情報を共通の形式で複数記憶する第2の
記憶手段と、前記第1および第2の記憶手段に格納された情報を処理するICカ
ード演算処理手段とを備えてなり、前記ICカード処理装置は、アプリケーショ
ンに対応する装置アプリケーションプログラムを複数記憶する装置アプリケーシ
ョンプログラム記憶手段と、前記ICカードの入出力手段を介して、前記ICカ
ードの第1および第2の記憶手段に格納された情報を読み取るICカード読み書
き手段と、前記ICカードにおいて用いられるアプリケーションの名称を表示す
る表示手段と、前記アプリケーションに前記アプリケーションプログラム記憶手
段に記憶されているアプリケーションプログラムが対応しないとき、前記アプリ
ケーションの名称を前記ICカードの第2の記憶手段に格納された前記アプリケ
ーションの名称に関する情報に基づいて前記表示手段に表示するように制御する
装置演算処理手段とを備えてなる構成とする。
また、前記ICカード処理装置は、前記ICカードに格納されたカードアプリ
ケーションに対応する装置アプリケーションプログラムを前記アプリケーション
プログラム記憶手段に備えた場合に、前記ICカードに格納されたアプリケーシ
ョンデータの読み書きが可能となる構成とする。
また、前記アプリケーションの名称は、前記アプリケーションの正式名称、略
称、または前記アプリケーションを表す図形情報である構成とする。
また、ICカードと、前記ICカードに格納される情報を処理するICカード
処理装置と、情報を入出力する端末入出力部を備えた情報処理端末と、前記IC
カード処理装置と前記情報処理端末とを接続する情報変換器と、を備えてなるI
Cカードシステムであって、前記ICカードは、情報を入出力するカード入出力
手段と、複数のアプリケーションに関する情報を記憶する記憶手段と、前記アプ
リケーションに関する情報を処理するICカード演算処理手段とを備えてなり、
前記ICカード処理装置は、前記カード入出力手段を介して情報を読み書きする
第1および第2のICカード読み書き手段と、前記第1または第2のICカード
読み書き手段を介して前記ICカード演算処理手段において情報を入出力し、前
記ICカードに格納されたアプリケーションに関する情報の処理を行なう装置演
算処理手段とを備えてなり、前記情報変換器は、第1の入出力手段と、前記第1
の入出力手段に接続された変換回路部と、前記変換回路部に接続された第2の入
出力手段とを備えてなり、
前記第1のカード読み書き部は前記ICカードに接続され、前記第2のカード読
み書き部は、前記第1の入出力手段に接続され、前記第2の入出力手段は、前記
情報処理端末に接続され、前記情報処理端末において入出力される情報と、前記
第2のICカード読み書き手段に入出力される情報は、前記変換回路部において
互いに形式が変換され、前記装置演算処理手段は、前記情報処理端末において入
出力される情報により前記ICカードに格納されるアプリケーションに関する情
報が読み書きされるように制御する構成とする。
また、前記情報処理端末はコンピュータである構成とする。
以上のように本発明では、1枚のICカード内に電子マネー情報と共にプレミ
アムポイント情報などの複数のアプリケーションデータを格納し、ユーザーが必
要なアプリケーションデータをキー操作で選択することにより、必要なデータを
ユーザーが選択して表示装置に表示させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図25を用いて説明する。
図1は本発明のカード情報処理装置の1実施形態に係るICカード情報表示装
置を示しており、同図は、ICカード内に格納された複数のカードアプリケーシ
ョン情報を表示させるためのICカード情報表示装置の構成と、それに装着され
たICカードの構成を示すブロック図である。
図1において、1はICカード情報表示装置(以下、表示装置と称す)であり
、この表示装置1内において、2はシステムプログラム記憶部、3は表示部、4
はキー入力部、5は演算処理部、6は通信ドライバ部、7はアプリケーションプ
ログラム記憶部、8、9はICカード読み書き部、46は外部端子である。また
、10は、外部端子46を介して表示装置1に接続されたモデム部である。また
、11、17はICカードで、ICカード11、17内において、12、18は
表示装置1との入出力部、13、19は演算処理部、14、20はID番号記憶
部、15、21はカードオペレーティングシステム記憶部(以下、カードOS記
憶部と称す)、16、22は読み書き消去が可能な読み書きメモリ部である。
まず始めに、図2を用いて表示装置1の概要を説明する。表示装置1には、I
Cカード内の様々なデータを表示させるための表示部3があり、例えばドットマ
トリクスタイプのLCDを用いて、文字、数字、記号などを表示させる。また、
ユーザーがアプリケーションの選択、数値入力などに使用するキー入力部4を備
えている。ICカードスロットは、例えば表示装置1の上面と下面に設けてあり
、ユーザーが2枚のICカードを同時に表示装置1に挿入することができるよう
になっている。さらに、外部端子46を備えているため、外部のパソコンやモデ
ムに接続して、表示装置1内にアプリケーションプログラムをインストールする
ことができる構成となっている。
なお、図2に示した例では、表示部3には、ユーザーが選択するアプリケーシ
ョンのリストが表示されており、ある1つのカーソル行が白黒反転表示されてい
る。この場合、ユーザーがエンターキーを押すことにより、白黒反転表示された
カーソル行の項目が選択されて、なおかつ実行される。
次に、図1によって、ICカード11、17について説明する。電子マネーや
ポイントなどの各カードアプリケーションプログラムは、ICカード内の読み書
きメモリ部16、22に格納されており、金額情報、ポイント残高情報などの各
アプリケーション固有のデータも、同様に読み書きメモリ部16、22に格納さ
れる。なお、この読み書きメモリ部16、22は、例えばEEPROMで構成さ
れる。
また、カードOS記憶部15、21には、上記カードアプリケーションプログ
ラムを制御するためのあらゆるシステムプログラムが格納されており、カードア
プリケーションの選択、上記固有データの読み出し及び書き込み、カードアプリ
ケーションの新規登録及び消去などを制御する。さらに、ID番号記憶部14、
20には、ICカードに固有のID番号が格納されており、各カードアプリケー
ションでは、このID番号を利用してICカードの認証を行うことができるよう
になっている。
なお、ICカード11、17内には演算処理部13、19があり、アプリケー
ションデータは、全てこの演算処理部13、19を介して、入出力部12、18
から表示装置1に供給される。
次に、図1の表示装置1について説明する。電子マネーカードやポイントカー
ドなどの装置アプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラム記憶
部7に格納される。また、表示制御、キー制御、ICカード読み書き制御、通信
ドライバ制御などの各アプリケーションに共通なシステムプログラムは、システ
ムプログラム記憶部2に格納される。
ここで、アプリケーションプログラム記憶部7は、装置アプリケーションプロ
グラムの追加、消去が可能なように、フラッシュメモリなどの読み書き及び消去
が可能なメモリで構成される。また、システムプログラム記憶部2も、同様にフ
ラッシュメモリなどで構成することにより、プログラムのバージョンアップが可
能となる。
ユーザーが、電子マネーやポイントなどのアプリケーションデータを表示させ
たい場合は、カード読み書き部8、9および入出力部12、18を介して、IC
カード11、17から供給される金額情報、ポイント残高情報などの各アプリケ
ーション固有データを、演算処理部5が処理して、表示部3にデータを表示させ
る。ユーザーは、表示部3に表示された内容を見て、キー入力部4の操作により
次の指示を行うことができる。
また、表示装置1に新たに装置アプリケーションプログラムやシステムプログ
ラムをインストールする場合は、通信ドライバ部6を介して外部のモデムやパソ
コン等とデータのやり取りを行うことで可能となっている。この場合、通信ドラ
イバ部6では、例えばRS−232C規格に準拠した信号を生成する。
なお、電子マネーシステムでは、金額情報を送金する際に、2枚のICカード
間でデータのやり取りを行うことが必要である。この場合、表示装置1にICカ
ードを2枚挿入して、ICカードの読み書きメモリ部内にある金額情報を、2枚
のICカード間で直接やり取りすることで、送金処理が可能となる。
次に、図3〜図10を用いて、表示装置1内のアプリケーションプログラム記
憶部7に、新規に装置アプリケーションプログラムをインストールする場合につ
いて説明する。なお、同様に、システムプログラム記憶部2を書き換えて、表示
装置1のシステムプログラムをバージョンアップすることも可能となっている。
図3は、パソコン23の外部端子47と表示装置1の外部端子46を直接ケー
ブルで接続して、表示装置1へ装置アプリケーションプログラムをインストール
する場合の構成を示すブロック図である。
図3において、23はパソコンであり、パソコン23内において、24は表示
部、25はキー入力部、26は演算処理部、27は通信ドライバ部、28はハー
ドディスク部(以下、HDDと称す)、47は外部端子である。
この場合、通信ドライバ部6、27では、例えば信号レベルがRS−232C
規格に準拠した信号を生成する。また、パソコン23と表示装置1間のインタフ
ェースは、例えば送信データ、受信データ、送信要求、送信可の4信号で行うこ
とが可能であるが、さらに、電源供給をこのインタフェースを介して行うことも
できる。この場合、表示装置1側に電池などを接続せずにプログラムのインスト
ールができるため、工場出荷時にシステムプログラムや装置アプリケーションプ
ログラムを表示装置にインストールする際に有効である。また、表示装置1側に
ハードスイッチを設けて、ケーブルを接続するとスイッチが押されて自動的にシ
ステムプログラムあるいは装置アプリケーションプログラムをインストールする
モードに、表示装置1を切り替えるようにすることも可能である。
なお、装置アプリケーションプログラムは、パソコン23内のHDD28内に
格納されており、ユーザーがパソコン23のキー入力部25を操作して、所望の
アプリケーションを選択することにより、選択された装置アプリケーションプロ
グラムが表示装置1にインストールされる。また、パソコン23と表示装置1間
のインタフェースは、有線でも無線でも可能であり、例えばIrDA(Infr
ared Date Association)方式を用いた赤外線伝送でもよ
い。
図4は、図3に示す構成で装置アプリケーションプログラムをインストールす
る際の、処理フロー図である。ユーザーが、表示装置1の電源を入れてから、キ
ー入力部4の操作で、アプリケーションプログラムをインストールするモードに
切り替える(101、102)。その後、パソコン23と表示装置1との間の接
続を行い(103)、次に、パソコン23のキー入力部25の操作で、所望のア
プリケーションを選択する(104)。その後、パソコン23からアプリケーシ
ョンプログラムの名称、バージョンなどの情報が、表示装置1側に送られてくる
ため(105)、ユーザーが所望のアプリケーションであることを確認すること
ができる(106)。
続いて、ユーザーがインストールOKの指示を入力すると、装置アプリケーシ
ョンプログラムのインストールが始まる(107)。正常にデータを受信した場
合は(108)、表示装置1には、続けてインストールを行うかどうかのメッセ
ージが表示されて(109)、続けない場合にはインストール作業が終了する(
110)。
図5は、上記したインストールの際の、表示装置1の表示部3上の画面表示の
遷移の1例を示す図である。表示装置1の表示部3上の画面表示と対話式に、キ
ー入力部4のエンターキーとキャンセルキーなどの操作によって、図5の上から
下に示すように、順次、項目の選択と処理の実行を指示することで、装置アプリ
ケーションプログラムの表示装置1へのインストールが行われる。なお、項目の
選択にはスクロールキーが必要に応じて用いられる。
なおまた、ここでは、表示装置1側の表示と操作によってインストールを行う
例を示したが、表示装置1と接続されたパソコン23側の表示と操作によって、
インストールを行うことも可能である。
図6は、表示装置1へ、モデムを介して装置アプリケーションプログラムのイ
ンストールを行う場合の構成を示すブロック図である。
図6において、29はサービスセンタ内の端末であり、この端末29内におい
て、30は顧客情報管理部、31は表示部、32はキー入力部、33は演算処理
部、34はモデム部、35は通信ドライバ部、36はHDDである。
図6に示した本例の場合には、公衆回線を介して遠隔地からアプリケーション
プログラムなどをインストールすることができるため、ユーザーがサービスセン
タに電話をかけて、リモートで装置アプリケーションプログラムをダウンロード
し、インストールすることができる。なお、通信ドライバ部6とモデム部37と
の間のインタフェース信号は、例えば送信データ、受信データ、送信要求、送信
可の4信号で行われるものとする。また、端末29の顧客情報管理部30には、
お客さんがダウンロードした装置アプリケーションプログラムのリストが記憶さ
れており、バージョンアップなどのサービスを行う際に、これらの情報が使用さ
れる。
図7は、パソコン23から装置アプリケーションプログラムを、表示装置1の
ICカード読み書き部8(または9)を介してインストールする場合の構成を示
すブロック図である。図7において、38は変換部である。
図7に示した本例では、パソコン23の外部端子47からの信号は、送信信号
と受信信号が別々の信号であるのに対して、ICカード読み書き部8(または9
)では、送信信号と受信信号が1本の信号でやり取りされる。そこで、パソコン
23の外部端子47には、送信信号と受信信号を1本の信号に変換する変換部3
8を接続する。また、この場合のパソコン23と変換部38との間のインタフェ
ース信号は、例えばデータ信号、リセット信号、クロック信号の3信号で行われ
るものとする。
本来、ICカード読み書き部8(または9)にてICカードが読み書きされる
ときの通信速度は、調歩同期で、例えば9.6kbps(マイコンクロック3.
58Mhzの場合)で転送される。通信プロトコルはISO7816のルールで
行なえば良い。一方、ICカード読み書き部8(または9)を介して装置アプリ
ケーションをインストールする場合は、調歩同期、クロック同期共に可能であり
、クロック同期を用いれば通信速度も例えば、900kbpsまで高速化ができ
る。この場合、通信プロトコルは独自に定めても良い。
なお、ISO7816の定義では、ICカードの4番端子および8番端子は将
来のための予備端子になっているので、これらの端子を用いて表示装置1に外部
から電源を供給することも可能である。また、表示装置1ではICカード読み書
き部が必須の構成要素であるため、これを用いて装置アプリケーションプログラ
ムのインストールが可能になれば、表示装置1側にその他に外部端子や通信ドラ
イバ部を設ける必要がなくなり、表示装置1のより一層の低コスト化が図れる。
図23のように外部端子や通信ドライバ部がない構成でもよい。
なお、図7に示した例では、変換部38をパソコン23の外部に接続する場合
を説明したが、変換部38をパソコン23に内蔵した構成としてもよい。
図19には、変換部38の外観図を示す。これは、パソコン23の外部に変換
部38を設置する場合であるが、上記のように送信信号と受信信号を1本の信号
に変換する変換回路部67とICカードの形状をしたコネクタ部66から構成さ
れる。ここで、68はパソコンのRS−232C端子に接続するためのRS−2
32Cコネクタ部である。コネクタ部66の形状、接点位置は、ISO−781
6に準拠したものとなっている。なお、変換部38をパソコン23に内蔵する場
合は、上記変換回路部67はパソコンに内蔵して、コネクタ部66のみをパソコ
ン外部に設置すればよい。さらに、ICカード読み書き部と対応する形であれば
、ICカードの接点の数を変えたり、形状を変更することも可能である。
図8は、図7に示す構成で装置アプリケーションプログラムをインストールす
る際の、処理フロー図である。図8に示す処理の流れは、前記した図4の処理フ
ロートとほぼ同様であり、アプリケーションプログラムをインストールするモー
ドに切り替えた後、表示装置1にICカード型コネクタを接続して、変換部38
を介してパソコン23と表示装置1との接続を行うステップ(203)のみが、
図4のステップ103と置き換わっている。図22は、モデムを介して装置アプ
リケーションプログラムのインストールを行なう場合だが、図7と同様にICカ
ード読み書き部8(または9)を介して端末にインストールを行なう場合である
。このように、通信ドライバ部を持たない表示装置の構成であっても、モデムを
使ってサービスセンタにアクセスすることは可能である。
図9は、メモリカードを用いて装置アプリケーションプログラムを、表示装置
1へインストールする場合の構成を示すブロック図である。図9において、61
はメモリカードで、このメモリカード61内において、62は入出力部、63は
アプリケーションプログラム記憶部である。
メモリカード61はICカードと同一形状のデバイスであり、図9に示した本
例では、このメモリカード61を表示装置1のICカードスロットに挿入するこ
とにより、メモリカード61内のアプリケーションプログラム記憶部63に格納
された装置アプリケーションプログラムを、表示装置1にインストールすること
ができる。この場合も図24のように外部端子や通信ドライバ部を省いてもよい
なお、図9ではメモリカードについて説明したが、演算処理部を備えたICカ
ードに装置アプリケーションプログラムを格納して、表示装置1にインストール
するようにしても構わない。図21は、その場合の構成を示すブロック図である
。ICカード64内には、装置アプリケーションプログラム記憶部65を設けて
、表示装置1にインストールする装置アプリケーションプログラムを格納する。
この場合、ICカード1内の読み書きメモリ部16には、対応するカードアプリ
ケーションプログラムを格納することにより、ICカード64を端末に挿入する
と、始めに装置アプリケーションプログラムを表示装置1にインストールして、
その後、対応するカードアプリケーションプログラムを実行することができる。
次に、図10を用いて、アプリケーションインストール用の携帯端末について
説明する。図10は、アプリケーションインストール用の携帯端末を用いて、表
示装置1へ装置アプリケーションプログラムをインストールする場合の構成を示
すブロック図である。
図10において、39は携帯端末であり、この携帯端末39内において、40
は表示部、41はキー入力部、42は通信ドライバ部、43は演算処理部、44
は変換部、45は読み書きメモリ部、48は外部端子である。
図3及び図7に示した例では、パソコン23を表示装置1に接続してHDD2
8内の装置アプリケーションプログラムをインストールしたが、例えばサービス
マンがユーザーの家まで出張してインストールする場合などは、いちいちパソコ
ン23を持参しなければならず面倒である。そこで、図10に示す本例では、イ
ンストール用の携帯端末39を用いることで、パソコン23を用いなくても容易
にインストールを行うことができるようにしている。また、店頭に上記の携帯端
末39を設置することにより、ユーザーが自分で操作してインストールすること
も可能となる。この場合、パソコンを設置する場合と比べて低コストで携帯端末
を設置できるため、店側の経費の負担を軽減することができる。
図10に示した本例の場合には、表示装置1へのインストールに先立ち、あら
かじめパソコン23の外部端子47と携帯端末39の外部端子48を接続して、
パソコン23のHDD28内に格納された装置アプリケーションプログラムを、
携帯端末39内の読み書きメモリ45にインストールしておく。ここで、数種類
の装置アプリケーションプログラムを携帯端末39にインストールしておけば、
サービスマンが携帯端末39のキー入力部41の操作により、任意のアプリケー
ションを選択して、ユーザーの所望する装置アプリケーションプログラムを表示
装置1にインストールすることができる。なお、携帯端末39の読み書きメモリ
部45は、例えばフラッシュメモリで構成される。
また、インストール用の携帯端末39が、送信信号と受信信号を1本の信号に
変換する変換部44を内蔵することにより、図7に示した例で説明したように、
表示装置1のICカード読み書き部8(または9)を介してインストールするこ
とも、図3に示した例で説明したように、表示装置1の外部端子46を介してイ
ンストールすることも、それぞれ可能となり、利便性が向上する。
以上、表示装置1への装置アプリケーションプログラムのインストール手法の
各例について説明した。
なお、上記では表示装置1のみに装置アプリケーションプログラムをインスト
ールしたが、図20に示すように、表示装置1にICカード11を接続しておき
、装置アプリケーションプログラムと同時に、ICカード11内にカードアプリ
ケーションプログラムをインストールすることも可能である。図20では、表示
装置は2つのICカード読み書き部を備えるが、1つはパソコンとの接続用に使
用して、もう一つはユーザーが使用するICカードを挿入することで、端末とI
Cカードに同時にインストールが可能である。
次に、表示装置のその他の使用方法を説明する。上記では、表示装置内部のシ
ステムプログラム記憶部やアプリケーションプログラム記憶部に端末用プログラ
ムをインストールする例を説明した。この場合、表示装置のICカード読み書き
部を介してプログラムをインストールすることができるが、同様に、ICカード
読み書き部を介してパソコンと他のデータのやり取りを行なうこともできる。
例えば、図20の構成により、表示装置をパソコンに接続するICカードリー
ダー/ライターとして使用することができる。この場合、パソコン23からの指
示信号は外部端子47から出力されるが、変換部38を介してICカード読み書
き部9に入力される。入力された信号は表示装置69の演算処理部5で処理され
る。その後、演算処理部5が制御してICカード読み書き部8を介してICカー
ドにデータの読み書きを行なう。ICカード11では、受信した信号をICカー
ドの演算処理部13が処理して、読み書きメモリ部16のデータを更新する。読
み取ったデータは、同様にICカード読み書き部8を介して表示装置69に入力
されるが、さらにICカード読み書き部9を介してパソコン23に送られる。
このように、表示装置をICカードリーダーライターとして使用することで、
ICカード内の残高データの読み出し、取引履歴情報の読み出しなどをパソコン
を用いて行なうことができる。なお、上記では表示装置69のICカード読み書
き部9を介してパソコンとデータのやり取りをしたが、図3の構成のように、表
示装置の通信ドライバ部6と外部端子46を用いてパソコンとデータのやり取り
を行なうことも可能である。
次に、インストールされたアプリケーションをユーザーが選択する際の、表示
部へのアプリケーション名称の表示方法について説明する。
図11は、本実施形態の表示装置1で表示されるアプリケーションの一覧を示
す図である。図11に示したのは、あくまでも1例であるが、ここでは例えば、
アプリケーションAは電子マネーカードに関するもの、アプリケーションBはク
レジットカードに関するもの、アプリケーションCはポイントカードに関するも
の、アプリケーションDは航空会社のマイレージカードに関するものの名称とす
る。ここで、各アプリケーションデータを表示させるためには、ICカード内に
格納されたカードアプリケーションプログラムと、表示装置1内に格納された装
置アプリケーションプログラムとが必要となり、図11では、各アプリケーショ
ンに関するこれらのプログラムの名称が示されている。
まず、図12を用いて、ICカード内のデータ構成について説明する。ICカ
ードに関しては、ISO7816で規格化されており、Masterファイル(
以下、MFと称す)、Directoryファイル(以下、DIR fileと
称す)、Answer To Resetファイル(以下、ATR fileと称
す)、Dedicatedファイル(以下、DFと称す)、Elementar
yファイル(以下、EFと称す)の5種類のファイルから構成される。
ICカードに電源を投入後に、クロック信号とリセット信号を供給すると、I
Cカードは活性化されて、ICカード内の様々なアプリケーションが利用可能と
なる。そして、ICカードの活性化の直後は、図12のMF51が選択される。
また、ICカード活性化の際には、ICカードからAnswer To Rese
t信号(以下、ATRと称す)が表示装置1に返されるが、このATRに格納で
きるデータの容量が限られているため、格納できなかった追加データが、図12
のATR file53に格納される。さらに、ICカードに格納されたカード
アプリケーションの一覧情報は、レコード番号毎にDIR file52に格納
される。このDIR fileに示された各カードアプリケーションは、それぞ
れ図12のDF54〜56に格納されるが、各アプリケーションに関連する固有
データを、図12のEF57〜59に格納して利用することも可能である。
なお、レコード番号は1から始まり、他のアプリケーションがICカードに書
き込まれる毎に、番号が1つずつ増えていく。よって、例えば、3種類のアプリ
ケーションがICカードに格納されている場合は、レコード番号がそれぞれ1、
2、3になる。
ユーザーが所望のアプリケーションを選択する場合は、まず始めに、ISO7
816で定義されたSelect Fileコマンドを用いてDIR fileを
選択し、ICカード内でMFからDIR fileに移動する。そして、同様に
ISO7816で定義されたRead DIR RecordコマンドでDIR
file内の一覧情報を見て、ICカードに格納されているアプリケーションI
D(以下、AIDと称す)を読み出す。このAIDにより装置アプリケーション
プログラムは、カードアプリケーションの名称を判断することができる。ここで
、所望のアプリケーションが格納されている場合は、Select Fileコ
マンドにDIR fileで読み出した各アプリケーションのAIDを設定して
、DIR fileから任意のアプリケーションのDFに移動する。そして、各
アプリケーションプログラムを動作させて、アプリケーションデータを表示させ
る。
なお、AIDは最大16文字の英数によるID番号であり、これは図13に対
応の1例を示すように、各アプリケーション毎に定められる。装置アプリケーシ
ョンは、読み出したAIDを識別してそのアプリケーションの名称を判断し、か
つ表示部にアプリケーションの名称を表示させる。
次に、本実施形態によるアプリケーション名称の表示方法について、図14を
用いて具体的に説明する。ここでは、図14に示すように、例えばカードアプリ
ケーションプログラムA、B、Dが、ICカード内に格納されており、表示装置
内には装置アプリケーションプログラムAA、BB、CCが格納されているもの
とする。なお、図12において、DF54、55、56には、それぞれアプリケ
ーションA、B、Dが格納されているものとする。
この場合、表示装置1の表示部3へのアプリケーション名称の表示方法として
は、下記に示す(1)〜(4)が考えられる。
まず、(1)は、カードアプリケーションと装置アプリケーションで一致した
アプリケーションの名称を表示させる場合で、この例ではアプリケーションAと
アプリケーションBが表示される。図14の場合、白黒反転表示されているカー
ソル行がアプリケーションAの位置にあるため、ユーザーがこの状態でエンター
キーを押すことで、アプリケーションAが選択されて、かつ実行される。一方、
ユーザーがスクロールキーの操作でカーソル行をアプリケーションBの位置に移
動させてから、エンターキーを押すことで、アプリケーションBが選択されて、
かつ実行される。
次に、(2)は、表示装置内に格納されたアプリケーションの名称を表示させ
る場合で、この場合、アプリケーションAとアプリケーションBは同様にユーザ
ーが選択できるが、アプリケーションCに関するカードアプリケーションプログ
ラムがICカード内に格納されていないため、ユーザーはこのアプリケーション
を選択してデータを表示させることはできない。
次に、(3)は、ICカード内に格納されたアプリケーションの名称を表示さ
せる場合で、この場合もアプリケーションA、アプリケーションBはユーザーが
選択できるが、アプリケーションDに関する装置アプリケーションプログラムが
表示装置内に格納されていないため、同様にユーザーはこのアプリケーションを
選択してデータを表示させることはできない。
最後に、(4)は、ICカード内または表示装置内に格納されたアプリケーシ
ョンの名称を全て表示させる場合で、この場合は、アプリケーションC及びアプ
リケーションDに関してユーザーが選択することはできない。
以上のように、表示装置1にアプリケーションデータを表示させるためには、
ICカード内と表示装置内に関連するアプリケーションプログラムを格納する必
要がある。(1)の場合、表示部に示されたアプリケーションは全てユーザーが
選択できるが、一方でICカード内に格納されているにもかかわらず表示されな
いアプリケーション(この場合、アプリケーションD)があるため、ユーザーが
選択できずに戸惑うことが予想される。これは、ユーザーが他人の表示装置を使
用した場合には十分に想定される場面であり、(2)の場合も、同様のことが起
こり得る。
なお、(2)の場合、ユーザーがアプリケーションCを選択しても、関連する
カードアプリケーションがICカード内には無いためデータを表示させることは
できない。そこで、表示可能なアプリケーションと表示不可能なアプリケーショ
ンを区別するために、例えば、表示の際にアスタリスクを表示不可能なアプリケ
ーション名称(この場合、アプリケーションC)の横に表示させるなどが考えら
れる。
一方、(3)の場合、アプリケーションA、Bに関しては、装置アプリケーシ
ョンプログラムがAIDを判断することで、アプリケーションの名称を表示させ
ることができる。しかしながら、アプリケーションDに関しては装置アプリケー
ションプログラムが無いため、表示装置は読み出したAIDからアプリケーショ
ンDという名称を判断することができない。
上記のような場合、アプリケーションDという名称を表示させる代わりに、読
み出したAID(この場合、ABCD444444444444)をそのまま表
示させることも可能である。しかしながら、ユーザーは、このAIDのみではア
プリケーションを識別することはできないため、使い勝手が悪い。
そこで、図15に示すように、表示装置1内にアプリケーション一覧情報記憶
部49を設けて、図13に示したような対応表をアプリケーション一覧情報記憶
部49に格納しておき、この対応表情報から読み取ったAIDを識別することに
より、装置アプリケーションプログラムが無い場合でも、アプリケーションの名
称を判断して表示することが可能になる。この場合、アプリケーション一覧情報
記憶部49には、その時点で使用可能な全アプリケーションの対応関係(対応表
)を記録しておき、定期的にサービスセンタにある端末29のアプリケーション
一覧情報管理部50からダウンロードして、常に最新のデータに更新することに
より、新しいアプリケーションデータがICカードに登録された場合でも対応で
きるようにすることができる。モデムとの接続は表示装置の外部端子を用いるこ
とで可能だが、図25に示すように、表示装置のICカード読み書き部を介して
行なうこともできる。なお、アプリケーション一覧情報記憶部49を、ICカー
ドの中に格納することも可能である。
図16は、上述したAIDを用いて、アプリケーション名称を判断して表示す
る場合の処理フローの1例を示す図である。ユーザーが表示装置1の電源を投入
してから、ICカードを表示装置に挿入すると(301、302)、表示装置は
Select Fileコマンドを送出して、MFからDIR fileに移動す
る(303)。DIR fileでは、まず始めにレコード番号1を設定して(
304)、Read DIR Recordコマンドを送出する(305)。その
後、表示装置はICカードからのレスポンスを受信して(306)、レスポンス
を正常に受信した場合は、レコード番号1に関するDIR file内のAID
を読み取る(307)。
ここで、装置アプリケーションプログラムがAIDを識別することが可能な場
合は(308)、アプリケーション名称を表示部3に表示させるが(310)、
AIDを識別できない場合は(308)、表示装置内のアプリケーション一覧情
報記憶部49のデータを読み取ることで(309)、アプリケーションの名称を
判断して、アプリケーション名称を表示部3に表示させる(310)。
その後、レコード番号を1つ増やして(311)、同様の処理を行う。なお、
Read DIR Recordコマンドを送出してエラーが返ってくる場合は(
306)、それ以上カードアプリケーションがICカード内に存在しない場合な
ので、アプリケーション名称の表示に関する処理を終了する(312)。
以上、AIDを用いてアプリケーションの名称を判断する場合を説明したが、
上述した手法以外にも、ICカード内にアプリケーション名称を直接記録するこ
とで、アプリケーションの名称を認知するようにすることも可能である。この場
合には、ICカード内の共通エリアに共通フォーマットで記録することにより、
ICカード内の全てのアプリケーション名称を統一した方法で読み取ることがで
きる。
例えば、前記したDIR fileやATR fileに、アスキーコードで各
アプリケーション名称を記録することで、表示装置はICカード内の全てのアプ
リケーション名称を容易に読み出すことができるようになる。また、前記Sel
ect Fileコマンドで任意のアプリケーションを選択して、DIR fil
eから任意のDFに移動する際のICカードからのレスポンス信号にアプリケー
ション名称を記録することも可能である。さらに、前記ATRに各アプリケーシ
ョン名称を記録することもできる。
ここでは、図17を用いて、DIR file内にアプリケーション名称を格
納する場合の1例を示す。表示装置がICカードに図17の(a)に示すRea
d DIR Recordコマンドを送出すると、ICカードは図17の(b)に
示す長さx2バイトのRead DIR Recordレスポンスデータを表示装
置に送出し、その後でレスポンスデータが正常か異常かを示す図17の(c)の
ステータス情報(Status)を2バイト送出する。このコマンド、レスポン
スデータはISO7816で規格化されたものであり、x1にはDIR fil
e内の読み出したいアプリケーションのレコード番号を入力する。
ここで、レスポンスデータの構成に関してもISO7816で規格化されてお
り、データを識別するための情報(Tag)が1バイト、それに続いてレコード
データ長を示す情報(Length)が1バイト、さらにLengthで示され
たレコードデータ情報(Records)の3つの情報から成る構成(以下、T
LV構成と称す)で成り立っている。
各アプリケーションのレスポンスデータは、先頭が“61”のTagで始まり
、次にレスポンスデータ長(x2バイト)から2バイト差し引いた値がLeng
thに示される。その後、“4F”のTagでAIDが示される。なお、ここで
アプリケーションのより詳細な情報を格納するために、TLV構成でその他の情
報を格納してもよい。
その後、アプリケーション名称をDIR fileに格納するが、ここでは例
えば、先頭が“50”のTLV構成でアプリケーション名称を格納するものとす
る。この場合、例えばアプリケーション名称をアスキーコードで格納し、アスキ
ーコードの文字情報をそのまま表示装置で表示させることで、様々なアプリケー
ション名称を統一した方法で読み出すことができる。
なお、上記ではDIR file内にアプリケーション名称を格納したが、同
様な考え方で、ATR fileにアプリケーション名称を格納することも可能
である。この場合は、ISO7816で定義されたRead Binaryコマ
ンド、レスポンスを用いてデータの取得を行う。
上記したように、ICカード内の共通エリアに共通フォーマットで記録するこ
とにより、表示装置は統一した方法でICカードのアプリケーション名称を読み
取ることができるようになるため、装置アプリケーションプログラムが表示装置
内に無い場合でも、少なくともICカード内のアプリケーション名称のみは表示
させることが可能となる。
なお、この場合も、ユーザーはそのアプリケーションを選択することはできな
いため、上述したように、例えばアスタリスクをアプリケーション名称の横に表
示することで、その他の選択可能なアプリケーションと区別して表示することが
望ましい。
以上、表示装置1にアプリケーション名称を表示させる際の表示方法に関して
説明したが、最後に、複数のアプリケーションを表示する際の表示の順番につい
て説明する。複数のアプリケーション名称を表示部3に表示させる場合、表示方
法としては、例えば下記のようなものが考えられる。
(1)ICカード内のレコード番号順に表示させる。
(2)表示装置内で装置アプリケーションが格納されているメモリ番地の順に
表示させる。
(3)アプリケーション名称のアルファベット順またはあいうえお順に表示さ
せる。
(4)アプリケーションの使用頻度の順に表示させる。
(5)アプリケーションをインストールした日付順に表示させる。
(6)ユーザーが表示の順番を設定する。
上記で、(4)の場合は、例えば図18に示すように、表示装置1内にアプリ
ケーション使用回数記憶部60を設けて、ユーザーがアプリケーションを選択す
る毎に各アプリケーションの使用回数をカウントする。そして、アプリケーショ
ン名称のリストを表示する際には、例えば使用回数の多いものから順に表示させ
る。同様に、(5)、(6)の場合も、表示装置内にインストールの日付を記憶
する記憶部、あるいはユーザーの設定値を記憶する記憶部を設けることで、容易
に実現可能である。なお、上記では表示装置内に記憶部を設けたが、ICカード
内に記憶部を設けてもよい。
上記実施例におけるアプリケーションの名称は必ずしも正式な名称である必要
はなく、ユーザーがそのアプリケーションを認識するのに十分な情報があればよ
い。したがって、アプリケーションの略称や、アプリケーションを表す図形情報
などの文字情報以外の情報であっても上記と同様にアプリケーションの名称とし
て扱われる。例えば、XYZカメラポイントという名称のアプリケーションにお
いて、表示装置にXYZカメラポイントという正式名称を表示せずに、XYZ、
XYZカメラ、XYZポイントなどの略称を表示しても、ユーザーは十分にXY
Zカメラポイントのアプリケーションであることを認識できる。また、表示装置
の表示部の大きさによっては表示文字数が制限される場合が考えられる。この場
合も、XYZカ・などの略称を表示することは有用である。また、文字の表示に
限らず、カメラ等の図形や、ロゴマークなどの図形情報を表示しても、ユーザー
はアプリケーションを認識することが可能である。
以上、図1〜図25に示した実施形態では、ICカードとICカード読み書き
部との接続は、接点により信号のやり取りを行う接触式のICカードについて説
明したが、非接触式のICカードを使用するシステムにおいても、同様の接続を
行うことができる。例えば、RFID等を用いて接続してもよい。また、本明細
書の実施形態ではICカードを例にしたが、必ずしも形状はカード状のものに限
られず、厚みを持ったものや棒状のもの、あるいはその他の形状のものも本明細
書のICカードと同様に用いることができる。
また、図1〜図25では、電子マネーやポイントなどの金額情報に関連したア
プリケーションに関して説明したが、例えばスケジュール管理、健康保健証、会
員証またはゲームなどもアプリケーションとして、同様のことを行なうことがで
きる。
ここで、ICカードに新たにアプリケーションデータを追加した場合は、表示
装置側にも表示制御用の装置アプリケーションプログラムを追加しないと、同じ
表示装置でICカードに追加したデータを見ることができない。
そこで、本発明では、パソコンやモデムからRS−232Cなどの通信ドライ
バを介して、装置アプリケーションプログラムをインストールすることで、上記
した装置アプリケーションプログラムの追加が容易に行えるようにしているので
、ICカードに新たにアプリケーションデータを追加した場合にも、容易に対処
でき、汎用性、利便性が向上する。
また、本発明では、ICカードのコンタクトを介して、同様に装置アプリケー
ションプログラムをインストールやパソコンとのやりとりも可能であるため、こ
の場合には、特別な外部端子や通信ドライバを表示装置側に設ける必要がなくな
り、表示装置のより一層の低コスト化が図れる。
さらに、ユーザーがアプリケーションを選択する場合には、ICカード内のア
プリケーションデータの種類と表示装置内の装置アプリケーションプログラムの
種類が一致しない場合も考えられるため、アプリケーション名称の表示方法に関
して何らかの統一した方法が必要である。そこで、本発明では、ICカード内の
アプリケーションと装置アプリケーションで種類が一致したアプリケーションの
名称のみを表示装置に表示させる場合や、ICカード内のアプリケーションある
いは装置アプリケーションの全ての名称を表示させる場合を、選択可能とできる
ようにしてあり、ユーザーにとって利便性が高まる。
なお、ICカード内のアプリケーションの名称を全て表示させる場合には、表
示装置内に装置アプリケーションプログラムが無いデータに関して、ICカード
から読み出したAIDを識別してアプリケーションの名称を判断することができ
ない。そこで、本発明では、世の中に普及している全アプリケーションに関して
、名称リストをあらかじめ表示装置内あるいはICカード内に格納することで、
装置アプリケーションプログラムが無い場合でも、ICカードから読み取ったA
ID情報を識別して、アプリケーション名称を表示させることも可能となってお
り、この点でも利便性のよいものとなる。
さらに、本発明では、他の手法としてICカード内の共通エリアに共通フォー
マットでアプリケーション名称を格納することによって、同様に、アプリケーシ
ョン名称の表示を常時可能とすることもでき、同様に利便性のよいものとなる。
この場合、例えばDIR fileにアスキー文字コードで格納することが可能
である。
本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置およびICカードの構成を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置の外観の1例を示す平面図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、パソコンを用いて装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 図3に示す構成で装置アプリケーションプログラムをインストールする際の、処理フローの1例を示すフローチャート図である。 図4に示す処理フローで表示される画面表示の遷移を示す説明図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、モデムを介して装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、パソコンを用いて装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の他の例を示すブロック図である。 図7に示す構成で装置アプリケーションプログラムをインストールする際の、処理フローの1例を示すフローチャート図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、メモリカードを用いて装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、アプリケーションインストール用の携帯端末を用いて、装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置で用いるアプリケーションの1例を示す説明図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置で用いる、ICカード内のファイル構成の1例を示す説明図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置で用いる、アプリケーション名称とAIDとの関係の1例を示す説明図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置における、アプリケーション名称の表示の各例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るICカード情報表示装置へ、モデムを介してアプリケーション一覧情報を転送する際の構成の1例を示すブロック図である。 図15に示す構成のICカード情報表示装置において、AIDを用いてアプリケーション名称を判断して表示する処理フローの1例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態に係るICカード情報表示装置において用いる、ICカード内へのアプリケーション名称の格納手法の1例を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るICカード情報表示装置およびICカードの構成を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係る変換部の外観の1例を示す図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置とICカードへ、パソコンを用いて装置アプリケーションプログラムとカードアプリケーションプログラムをそれぞれインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 本発明の1実施形態に係るICカード情報表示装置へ、ICカードを用いて装置アプリケーションプログラムをインストールする際の構成の1例を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るICカード情報表示装置へ、モデムを介してアプリケーション一覧情報を転送する際の構成の他の1例を示すブロック図である。 図7に示す構成において通信ドライバ部6と外部端子46を省略したブロック図である。 図9に示す構成において通信ドライバ部6と外部端子46を省略したブロック図である。 図15に示す構成において通信ドライバ部6と外部端子46を省略し、カード読み書き部8とモデム部37を変換器38を介して接続したブロック図である。
符号の説明
1 ICカード情報表示装置(表示装置)
2 システムプログラム記憶部
3 表示部
4 キー入力部
5 演算処理部
6 通信ドライバ部
7 アプリケーションプログラム記憶部
8、9 ICカード読み書き部
10 モデム部
11、17 ICカード
12、18 接続部
13、19 演算処理部
14、20 ID番号記憶部
15、21 カードオペレーティングシステム記憶部(カードOS記憶部)
16、22 読み書きメモリ部
23 パソコン
24 表示部
25 キー入力部
26 演算処理部
27 通信ドライバ部
28 ハードディスク部(HDD)
29 サービスセンタ内の端末
30 顧客情報管理部
31 表示部
32 キー入力部
33 演算処理部
34 モデム部
35 通信ドライバ部
36 HDD
37 モデム部
38 変換部
39 インストール用の携帯端末
40 表示部
41 キー入力部
42 通信ドライバ部
43 演算処理部
44 変換部
45 読み書きメモリ部
46〜48 外部端子
49 アプリケーション一覧情報記憶部
50 アプリケーション一覧情報管理部
51 Masterファイル(MF)
52 Directoryファイル(DIR file)
53 Answer To Resetファイル(ATR file)
54〜56 Dedicatedファイル(DF)
57〜59 Elementaryファイル(EF)
60 アプリケーション使用回数記憶部
61 メモリカード
62 接続部
63 アプリケーションプログラム記憶部
64 ICカード
65 端末アプリケーションプログラム記憶部
66 コネクタ部
67 変換回路部
68 RS−232Cコネクタ部
69〜71 表示装置

Claims (5)

  1. 情報を入出力する入出力手段と、
    複数のアプリケーションプログラムに関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記アプリケーションプログラムに関する情報を処理するICカード演算処理手段と、を備えたICカードが用いられ、
    前記ICカードに格納される情報を処理するICカード処理装置であって、
    前記アプリケーションプログラムに対応することで前記アプリケーションプログラムに関する情報の読み書きを可能とする装置アプリケーションプログラムが複数記憶される装置アプリケーションプログラム記憶手段と、
    前記ICカードの入出力手段を介し、前記ICカードに格納されたアプリケーションプログラムに関する情報を読み書きするICカード読み書き手段と、
    前記ICカードにおいて用いられるアプリケーションプログラムの名称であるアプリケーション名称を表示する表示手段と、
    少なくとも前記表示手段の表示の制御を行う装置演算処理手段と
    前記ICカードにおいて使用されるアプリケーションプログラムに関する情報であるアプリケーション識別情報とアプリケーション名称の対応に関する情報が記憶されるアプリケーション名称記憶手段と、
    を設け、
    前記ICカードからアプリケーション識別情報が読み出され、当該アプリケーション識別情報に対応する装置アプリケーションプログラムが前記装置アプリケーションプログラム記憶手段に記憶されておらず、
    当該アプリケーション識別情報を有するアプリケーション名称を前記装置アプリケーションプログラムが表示させることが出来ない場合には、前記アプリケーション名称記憶手段を参照して前記表示手段によって、前記アプリケーション名称が表示されること
    を特徴とするICカード処理装置。
  2. 請求項1に記載のICカード処理装置おいて、
    前記アプリケーション名称記憶手段には、
    前記装置アプリケーションプログラム記憶手段に記憶されていない装置アプリケーションプログラムに対応するアプリケーション識別情報とアプリケーション名称とが記憶されていること
    を特徴とするICカード処理装置。
  3. 請求項1に記載のICカード処理装置おいて、
    前記アプリケーション名称記憶手段は、アプリケーションプログラム識別情報と名称とを外部から入力して更新できること
    を特徴とするICカード処理装置。
  4. 請求項に記載のICカード処理装置おいて、
    前記アプリケーション識別情報は、文字コード情報であること
    を特徴とするICカード処理装置。
  5. 請求項に記載のICカード処理装置おいて、
    前記アプリケーション名称は、前記アプリケーションプログラムの正式名称、略称、または前記アプリケーションプログラムを表す図形情報であること
    を特徴とするICカード処理装置。
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