JP4357471B2 - 画像取得装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被写体画像を取得し、該被写体画像を用いて多重露光撮影を行う画像取得装置及びプログラムに関する。
従来、デジタルスチルカメラである画像取得装置では、撮影時の手振れを防止するために、シャッター速度を速くする、すなわち撮像手段の露光時間を短くすることが知られている。具体的には、撮影時の手振れを防止するために、露光時間は、レンズの焦点距離fをfmmとする場合、1/f秒以下であることが好ましい。
また、かかる画像取得装置では、適正な露光状態で被写体を撮影するために、図9(a)に示すように、被写体の輝度が高い場合、絞りを閉じ、かつ露光時間を短くするように制御し、被写体の輝度が低い場合、絞りを開放し、かつ露光時間を長くするように制御する。かかる場合、適正な露光状態で被写体を撮影するように制御された露光時間(以下、最適露光時間Tc)が、1/f秒以上となる場合がある。
そこで、撮影時の手振れを防止するために、三脚を用いてカメラを固定するとか、ストロボを用いて被写体の輝度を高めるというような方策を採ることが多い。
しかしながら、画像取得装置のユーザは常に三脚を有しているとは限らない。また、ストロボを多用する場合、電池が消耗し易く、遠景の撮影には、ストロボの効果がなかった。
かかる問題を解決するために、多重露光撮影を行うことによって、手振れを防止する画像取得装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
多重露光撮影とは、最適露光時間Tcよりも短い露光時間で撮影した被写体画像を複数取得し、当該複数の被写体画像を合成することによって、被写体の合成画像を取得することである。
かかる多重露光撮影では、図9(b)に示すように、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間が短いため、撮影時の手振れを防止することができる。また、かかる多重露光撮影では、1枚の露光時間が短いため、1枚の被写体画像の明るさは低下するが、複数の被写体画像を合成することによって、手振れの影響が少なく明るい合成画像を取得することができる。
かかる画像取得装置の動作の一例について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、ステップS401において、画像取得装置は、絞りに対応する絞り値と、被写体の輝度とに基づいて、最適露光時間Tcを算出する。
ステップS402において、画像取得装置は、レンズの焦点距離fをfmmとする場合、1/f秒を基準値として、1枚撮影を行うか、又は多重露光撮影を行うかを決定する。
具体的には、最適露光時間Tcが1/f秒未満である場合、画像取得装置は1枚撮影を行うことを決定し、本動作はステップS403に進む。最適露光時間Tcが1/f秒以上である場合、画像取得装置は多重露光撮影を行うことを決定し、本動作はステップS404に進む。
例えば、図11に示すように、レンズの焦点距離fが35mm換算で30mmである場合、基準値は、1/30秒である。したがって、最適露光時間Tcが1/30秒未満である場合、1枚撮影を行うことを決定する。最適露光時間Tcが1/30秒以上である場合、多重露光撮影を行うことを決定する。
ステップS403において、画像取得装置は、1枚撮影を行う。
ここで、1枚撮影とは、最適露光時間Tcで撮影した1枚の被写体画像を取得することである。
ステップS404において、画像取得装置は、多重露光撮影において、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間T1を算出する。具体的には、1枚の露光時間T1は、最適露光時間Tcの1/8以上、かつ最適露光時間Tc以下であることが好ましい。
ステップS405において、画像取得装置は、多重露光撮影において合成画像を取得するために必要な複数の被写体画像の合成枚数nを算出する。具体的には、合成枚数nは、「合成枚数n=最適露光時間Tc/1枚の露光時間T1」を用いて算出される。
ステップS406において、画像取得装置は、多重露光撮影において複数の被写体画像を取得するために必要な全体撮影時間撮像Toを算出する。具体的には、全体撮影時間Toは、「全体撮影時間To=1枚の露光時間T1×合成枚数n」を用いて算出され、最適露光時間Tcと等しい。
ステップS407において、画像取得装置は、ステップS404〜ステップS406において算出した1枚の露光時間T1と合成枚数nと全体撮影時間Toに従って、多重露光撮影を行う。
特開2000−69352号公報
従来の画像取得装置では、レンズの焦点距離fをfmmとする場合、1/f秒を基準値として、1枚撮影を行うか、又は多重露光撮影を行うかを決定するため、焦点距離fが等しい場合、基準値は一義的に算出される。
したがって、最適露光時間Tcが1/f秒未満の場合、従来の画像取得装置のユーザが当該最適露光時間Tcにおいて手振れする確率が高い場合であっても、従来の画像取得装置は、多重露光撮影を行うことができないため、手振れを防止することができないという問題点があった。
また、従来の画像取得装置では、多重露光撮影において、フレーム周期を考慮していないため、1枚の撮影時間T1がフレーム周期より短い場合、全体撮影時間Toが長くなり、手振れを防止することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、手振れの発生履歴に応じて臨機応変に1枚撮影を多重露光撮影に切り替えることによって手振れを防止することを可能とする画像取得装置及びプログラムを提供することを目的とする。また、本発明は、フレーム周期を考慮することによって、多重露光撮影時の手振れを防止し、合成画像の画質を向上させることを可能とする画像取得装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、レンズと絞りとを介して露光された撮像手段を用いて被写体画像を取得し、該被写体画像を用いて多重露光撮影を行う画像取得装置であって、前記絞りに対応する絞り値と、前記被写体の輝度とに基づいて、前記撮像手段の露光時間を算出する露光時間算出部と、前記レンズの焦点距離と、所定係数とに基づいて、所定時間を算出する所定時間算出部と、前記露光時間が、前記所定時間以上である場合、複数の被写体画像を取得し、該複数の被写体画像を合成することによって、前記被写体の合成画像を取得する前記多重露光撮影を行うことを決定する撮影方法決定部と、前記多重露光撮影において、前記複数の被写体画像間の動きを検出する動き検出部と、検出された動き量に基づいて、所定係数を更新する所定係数算出部と具備することを要旨とする。
かかる特徴によれば、多重露光撮影の度に、複数の被写体画像間の動き(手振れ)に基づいて、1枚撮影を多重露光撮影に切り替える基準値(所定時間)を変更可能であるため、手振れの発生に応じて、臨機応変に1枚撮影を多重露光撮影に切り替えることができる。
本発明の第1の特徴において、前記多重露光撮影において、前記露光時間と、前記所定時間とに基づいて、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間と、前記合成画像を取得するために必要な前記複数の被写体画像の合成枚数と、前記複数の被写体画像を取得するために必要な全体撮影時間とを算出する多重露光撮影制御部を具備するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記多重露光撮影制御部は、前記動きの補正効果を示す評価値によって、前記合成枚数の上限値を算出し、該上限値に基づいて前記合成枚数を算出するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、合成枚数の上限値を算出することによって、合成枚数を制限することができるため、合成枚数の増加による合成画像の画質の低下を防ぐことができる。
本発明の第1の特徴において、前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が、フレーム周期より短い場合、前記フレーム周期に基づいて、前記全体撮影時間を算出するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が前記フレーム周期より短く、前記フレーム周期に基づいて算出した前記全体撮影時間が前記露光時間よりも長い場合、前記1枚の露光時間を長くし、該1枚の露光時間に基づいて、前記合成枚数と、前記全体撮影時間とを算出する構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、多重露光撮影において、1枚の露光時間がフレーム周期より短い場合であっても、1枚の露光時間が長すぎずかつ全体撮影時間を抑制するように算出されることによって、長い1枚の露光時間による手振れを防ぐことができる。
本発明の第1の特徴において、前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が前記フレーム周期より短く、前記フレーム周期に基づいて算出した前記全体撮影時間が前記露光時間よりも長い場合、前記露光時間を前記全体撮影時間とし、該全体撮影時間に基づいて、前記1枚の露光時間と、前記合成枚数とを算出するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、多重露光撮影において、1枚の露光時間がフレーム周期より短い場合であっても、全体撮影時間を抑制することができるため、長い全体撮影時間による手振れを防ぐことができる。
本発明の第2の特徴において、コンピュータにレンズと絞りとを介して露光された撮像手段を用いて被写体画像を取得し、該被写体画像を用いて多重露光撮影を行う画像取得方法を実行させるためのプログラムであって、前記絞りに対応する絞り値と、前記被写体の輝度とに基づいて、前記撮像手段の露光時間を算出する手順と、前記レンズの焦点距離と、所定係数とに基づいて、所定時間を算出する手順と、前記露光時間が、前記所定時間以上である場合、複数の被写体画像を取得し、該複数の被写体画像を合成することによって、前記被写体の合成画像を取得する前記多重露光撮影を行うことを決定する手順と、前記多重露光撮影において、前記複数の被写体画像間の動きを検出する手順と、検出された動き量に基づいて、所定係数を更新する手順とを有することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、手振れの発生履歴に応じて臨機応変に1枚撮影を多重露光撮影に切り替えることによって手振れを防止することを可能とする画像取得装置及びプログラムを提供することができる。また、本発明によれば、フレーム周期を考慮することによって、多重露光撮影時の手振れを防止し、合成画像の画質を向上させることを可能とする画像取得装置及びプログラムを提供することができる。
(本実施形態に係る画像取得装置の構成)
図1乃至図3を参照して、本実施形態に係る画像取得装置の構成について説明する。
図1に示すように、画像取得装置100は、レンズ110と、絞り120と、撮像手段130と、撮像制御部140と、画像処理部150、動き検出・合成部160とを具備し、多重露光撮影及び1枚撮影を行うように構成されている。
ここで、被写体画像とは、光電変換画像又は撮影画像のいずれであってもよい。
光電変換画像とは、レンズ110と絞り120とを介して露光された撮像手段130が、光電変換を行い、電荷を蓄積し、蓄積した電荷を読み出すことによって、生成されるものである。
また、撮影画像とは、光電変換画像に所定の処理を施すことによって取得されるものである。所定の処理とは、例えば、デモザイク処理や色変換や階調変換処理やJPEG圧縮処理等である。
例えば、画像取得装置100は、デジタルスチルカメラや、静止画を撮影するデジタルビデオカメラによって構成されていてもよい。
レンズ110は、被写体からの光を撮像手段130に露光するように構成されている。
絞り120は、撮像手段130における露光量を調整するように構成されている。絞り120の開閉の度合いは、絞り値によって示される。
撮像手段130は、CCDやCMOS等の撮像素子を具備し、レンズ110と絞り120とを介して露光され、光電変換を行い、電荷を蓄積し、蓄積した電荷を読み出すことによって、光電変換画像を生成するように構成されている。
フレーム周期(フレーム周期Tf)とは、撮像手段130が、蓄積した電荷の読み出しを開始してから当該光電変換画像を生成完了するまでの最短期間である。
撮像制御部140は、最適露光時間算出部141と、手振れ限界値記憶部142と、撮影方法決定部143と、多重露光撮影制御部144と、手振れ限界値算出部145とを具備するように構成されている。
最適露光時間算出部141は、絞り120に対応する絞り値と、被写体の輝度とに基づいて、最適露光時間Tcを算出するように構成されている。
また、最適露光時間算出部141は、絞り120に対応する絞り値と、被写体の輝度と、ISO感度とに基づいて、最適露光時間Tcを算出するように構成されていてもよい。
ここで、ISO感度とは、国際標準化機構ISOの定める規格(ISO写真感度規格)に換算した値に相当する感度である。ISO感度が高い場合、最適露光時間Tcが短くても適正な露光状態で撮影可能であり、手振れを防止することができる。
手振れ限界値記憶部142は、図2(a)に示すように、焦点距離fと、最適露光時間Tcと、基準手振れ閾値CSTH0(f,Tc)(後述)とを関連付けて記憶するテーブル(以下、基準手振れ閾値テーブル)を記憶するように構成されている。
手振れ限界値記憶部142は、図2(b)に示すように、焦点距離fと、最適露光時間Tcと、手振れ閾値CSTH(f,Tc)(後述)とを関連付けて記憶するテーブル(以下、手振れ閾値テーブル)を記憶するように構成されている。
手振れ限界値記憶部142は、図2(c)に示すように、焦点距離fと、最適露光時間Tcと、手振れ係数CSL(f,Tc)(後述)とを関連付けて記憶するテーブル(以下、手振れ係数テーブル)を記憶するように構成されている。
手振れ限界値記憶部142は、図2(d)に示すように、焦点距離fと、手振れ限界値TLとを関連付けて記憶するテーブル(以下、手振れ限界値テーブル)とを記憶するように構成されている。
ここで、手振れ限界値TLとは、1枚撮影を行うか、又は多重露光撮影を行うかを決定する基準値となる所定の時間である。
撮影方法決定部143は、最適露光時間Tcが手振れ限界値TL以上である場合、多重露光撮影を行うことを決定するように構成されている。
撮影方法決定部143は、手振れ限界値記憶部142の手振れ限界値テーブルを参照し、被写体の撮影時に設定された焦点距離fに関連付けれられた手振れ限界値TLを取得するように構成されている。
また、撮影方法決定部143は、最適露光時間Tcが手振れ限界値TL未満である場合、1枚撮影を行うことを決定するように構成されてもよい。
多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において、最適露光時間Tcと、手振れ限界値TLとに基づいて、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間T1と、合成画像を取得するために必要な複数の被写体画像の合成枚数nと、当該複数の被写体画像を取得するために必要な全体撮影時間Toとを算出するように構成されている。
また、多重露光撮影制御部144は、算出した1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより短い場合、フレーム周期Tfに基づいて、全体撮影時間Toを算出するように構成されていてもよい。
また、多重露光撮影制御部144は、算出した1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより短く、フレーム周期Tfに基づいて算出した全体撮影時間Toが最適露光時間Tcよりも長い場合、1枚の露光時間T1を長くし、当該1枚の露光時間T1に基づいて、合成枚数nと、全体撮影時間Toとを算出するように構成されていてもよい。
また、多重露光撮影制御部144は、算出した1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより短く、フレーム周期Tfに基づいて算出した全体撮影時間Toが最適露光時間Tcよりも長い場合、最適露光時間Tcを全体撮影時間Toとし、当該全体撮影時間Toに基づいて、1枚の露光時間T1と、合成枚数nとを算出するように構成されていてもよい。
また、多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において、後述する動き検出・合成部160において検出された動きの補正効果を示す評価値に基づいて、合成枚数nを算出するように構成されていてもよい。
ここで、動きの補正とは、後述する動き検出・合成部160において検出された複数の被写体画像間の動きに基づいて、合成画像に振れが生じないように、複数の被写体画像の位置を補正することである。
また、動きの補正効果を示す評価値(k)とは、絞り値の段階によって、動きの補正効果を示す評価値である。
例えば、複数の被写体画像(露光時間=1/64秒で撮影)を補正して合成した合成画像が、被写体画像(露光時間=1/8秒で撮影)と同等の画質を有する場合、補正効果は、絞り3段階分である。かかる場合、kは3となる。
また、多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において、ISO感度に基づいて、合成枚数nを算出するように構成されていてもよい。
手振れ限界値算出部145は、焦点距離fと、手振れ係数CSL(f,Tc)とに基づいて、手振れ限界値TLを算出し、手振れ限界値記憶部142の手振れ限界値テーブルに記憶するように構成されている。
また、手振れ限界値算出部145は、多重露光撮影において、複数の被写体画像間で検出された動き量に基づいて、所定係数である手振れ係数CSL(f,Tc)を更新するように構成されている。
具体的には、手振れ係数CSL(f,Tc)は、手振れ限界値記憶部142を参照し、手振れ画素数CSPX(f,Tc)と、基準手振れ閾値CSTH0(f,Tc)と、手振れ閾値CSTH(f,Tc)とに基づいて算出され、手振れ限界値記憶部142の手振れ係数テーブルに更新されるように構成されている。
ここで、手振れ画素数CSPX(f,Tc)とは、多重露光撮影において、後述する動き検出・合成部160によって検出された動き量である。
基準手振れ閾値CSTH0(f,Tc)とは、被写体の撮影時に設定された焦点距離f、最適露光時間Tcにおいて、手振れが発生したとみなされる動き量の初期値である。
手振れ閾値CSTH(f,Tc)とは、被写体の撮影時に設定された焦点距離f、最適露光時間Tcにおいて、手振れが発生したとみなされる動き量である。
また、手振れ係数CSL(f,Tc)は、手振れ係数CSL(f,Tc)を変化させるための所定係数であるゲインCSGAINに基づいて、更新されるように構成されていてもよい。
画像処理部150は、撮像手段130において取得した光電変換画像に所定の処理を施して撮影画像を取得するように構成されている。
具体的には、画像処理部150は、光電変換画像に対して、デモザイク処理や色変換や階調変換処理やJPEG圧縮処理等を施して撮影画像を取得するように構成されている。
動き検出・合成部160は、多重露光撮影において、複数の被写体画像を合成し、合成画像を取得するように構成されている。
また、動き検出・合成部160は、多重露光撮影において、複数の被写体画像間の動きを検出し、動き量を検出するように構成されている。
ここで、動き量(手振れ画素数CSPX(f,Tc))とは、複数の被写体画像間で検出された動きを画素数で示すものである。
例えば、動き量(手振れ画素数CSPX(f,Tc))は、複数の被写体画像間で、水平方向の動き(画素数)と、垂直方向の動き(画素数)とを比較し、大きい方の画素数としてもよい。
また、動き検出・合成部160は、多重露光撮影において、複数の被写体間の動きを補正して、当該複数の被写体画像を合成し、合成画像を取得するように構成されていてもよい。
例えば、図3に示すように、動き検出・合成部160は、多重露光撮影において、図3(a)と、図3(b)とに示すような被写体画像を取得し、2枚の被写体画像間の動きを補正して、2枚の被写体画像を合成し、図3(c)に示すような合成画像を取得するように構成されている。
かかる場合、動き検出・合成部160は、図3(a)と、図3(b)との動きを特徴点抽出法等の公知の手法を用いて検出する。
かかる場合、図3(c)に示すように、図3(a)と、図3(b)との被写体画像間において、水平方向の動きは1画素、垂直方向の動きは3画素であるため、手振れ画素数CSPX(f,Tc)は、3画素である。
(本発明の一実施形態に係る画像取得装置の動作)
以下、図4乃至図6を参照して、本実施形態に係る画像取得装置の動作について説明する。
図4は、本実施形態において、画像取得装置100が、1枚撮影又は多重露光撮影を行う処理のフロー図である。
図4に示すように、ステップS101において、最適露光時間算出部141は、絞り120に対応する絞り値と、被写体の輝度とに基づいて、最適露光時間Tcを算出する。
ステップS102において、撮影方法決定部143は、手振れ限界値記憶部142の手振れ限界値テーブルを参照し、被写体の撮影時に設定された焦点距離fに関連付けれられた手振れ限界値TLを取得する。
ステップS103において、撮影方法決定部143は、手振れ限界値TLを基準値として、1枚撮影を行うか、又は多重露光撮影を行うかを決定する。
具体的には、最適露光時間Tcが手振れ限界値TL未満である場合、撮影方法決定部143は1枚撮影を行うことを決定し、本動作はステップS104に進む。最適露光時間Tcが手振れ限界値TL以上である場合、撮影方法決定部143は多重露光撮影を行うことを決定し、本動作はステップS105に進む。
ステップS104において、画像取得装置100は、1枚撮影を行う。
ステップS105において、多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間T1を算出する。具体的には、1枚の露光時間T1は、手振れ限界値TL以下とする。
ステップS106において、多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において合成画像を取得するために必要な複数の被写体画像の合成枚数nを算出する。例えば、合成枚数nは、「合成枚数n=最適露光時間Tc/(1枚の露光時間T1×S)」を用いて算出される。
ここで、上述の式におけるSは、ISO感度を決定するゲイン(感度)である。ISO感度を決定するゲインが大きくなると、ISO感度が高くなり、上述の式では、合成枚数nが減少する。
ステップS107において、多重露光撮影制御部144は、合成枚数nと、合成枚数nの上限値とを比較する。
例えば、合成枚数nの上限値は、上述した補正効果を示す評価値kを用いて、2kとしてもよい。
合成枚数nが上限値以下である場合、本動作はステップS109に進む。合成枚数nが上限値より大きい場合、本動作はステップS108に進む。
ステップS108において、多重露光撮影制御部144は、合成枚数n抑制処理を行い、合成枚数nと、1枚の露光時間T1とを再度算出する。
具体的には、合成枚数nは、「合成枚数n=2k」を用いて算出される。1枚の露光時間T1は、「1枚の露光時間T1=最適露光時間Tc/2k」を用いて算出される。
ステップS109において、多重露光撮影制御部144は、1枚の露光時間T1と、フレーム周期Tfとを比較する。
1枚の露光時間T1がフレーム周期Tf以上である場合、本動作はステップS110に進む。1枚の露光時間T1がフレーム周期Tf未満である場合、本動作はステップS111に進む。
ステップS110において、多重露光撮影制御部144は、多重露光撮影において複数の被写体画像を取得するために必要な全体撮影時間Toを算出する。具体的には、全体撮影時間Toは、「全体撮影時間To=1枚の露光時間T1×合成枚数n」を用いて算出され、最適露光時間Tcと等しい。
ステップS111において、多重露光撮影制御部144は、フレーム周期Tfに基づいて、全体撮影時間撮像Toを算出する。具体的には、全体撮影時間Toは、「全体撮影時間To=フレーム周期Tf×合成枚数n」を用いて算出される。
ステップS112において、多重露光撮影制御部144は、ステップS111において算出した全体撮影時間Toと、最適露光時間Tcとを比較する。
全体撮影時間Toが最適露光時間Tc以下である場合、本動作はステップS114に進む。全体撮影時間Toが最適露光時間Tc未満である場合、本動作はステップS113に進む。
ステップS113において、多重露光撮影制御部144は、全体撮影時間To抑制処理を行う。具体的には、以下に示す通りである。
図5は、本実施形態における、全体撮影時間To抑制処理のフロー図である。
図5に示すように、ステップS201において、多重露光撮影制御部144は、1枚の露光時間T1を優先して算出するか、又は全体撮影時間Toを優先して算出するかを決定する。
多重露光撮影制御部144が1枚の露光時間T1を算出し、当該1枚の露光時間T1に基づいて合成枚数nと全体撮影時間Toを算出する場合、本動作はステップS202に進む。多重露光撮影制御部144が全体撮影時間Toを算出し、当該全体撮影時間Toに基づいて1枚の露光時間T1と合成枚数nとを算出する場合、本動作はステップS206に進む。
ステップS202において、多重露光撮影制御部144は、1枚の露光時間T1を長くする。
具体的には、1枚の露光時間T1は、「1枚の露光時間T1=手振れ限界値TL×係数C」を用いて算出される。
係数Cは、1枚の露光時間T1を長くし、全体撮影時間Toを最適露光時間Tc程度に抑制するための係数である。例えば、係数Cは4としてもよい。
ステップS203において、多重露光撮影制御部144は、ステップ202において算出した1枚の露光時間T1と、フレーム周期Tfとを比較する。
1枚の露光時間T1がフレーム周期Tf以下である場合、本動作はステップS205に進む。1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより大きい場合、本動作はステップS204に進む。
ステップS204において、多重露光撮影制御部144は、「1枚の露光時間T1=フレーム周期Tf」とする。
ステップS205において、多重露光撮影制御部144は、再算出した1枚の露光時間T1に基づいて、合成枚数nと、全体撮影時間Toとを算出する。
具体的には、合成枚数nは、「合成枚数n=最適露光時間Tc×1枚の露光時間T1」を用いて算出される。全体撮影時間Toは、「全体撮影時間To=フレーム周期Tf×合成枚数n」を用いて算出される。
ステップS206において、多重露光撮影制御部144は、「全体撮影時間To=最適露光時間Tc」とする。
ステップS207において、多重露光撮影制御部144は、再算出した全体撮影時間Toに基づいて、1枚の露光時間T1と、合成枚数nとを算出する。
具体的には、1枚の露光時間T1は、「1枚の露光時間T1=フレーム周期Tf」とする。合成枚数nは、「合成枚数n=最適露光時間Tc/1枚の露光時間T1」を用いて算出される。
図4のステップS114において、画像取得装置100は、算出した1枚の露光時間T1と合成枚数nと全体撮影時間Toに従って、多重露光撮影を行う。
ステップS115において、手振れ限界値算出部145は、手振れ限界値TL算出処理を行う。具体的には、以下に示す通りである。
図6は、本実施形態において、手振れ限界値TL算出処理のフロー図である。
図6に示すように、ステップS301において、手振れ限界値算出部145は、動き検出・合成部160によって検出された動き量である手振れ画素数CSPX(f,Tc)を取得する。
ステップS302において、手振れ限界値算出部145は、手振れ限界値記憶部142の基準手振れ閾値テーブルを参照し、焦点距離fと、最適露光時間Tcとに関連付けられた基準手振れ閾値CSTH0(f,Tc)を取得する。
また、手振れ限界値算出部145は、手振れ限界値記憶部142の手振れ係数テーブルを参照し、焦点距離fと、最適露光時間Tcとに関連付けられた手振れ係数CSL(f,Tc)を取得する。
また、手振れ限界値算出部145は、手振れ閾値CSTH(f,Tc)を算出し、手振れ限界値記憶部142の手振れ閾値テーブルに、焦点距離fと、最適露光時間Tcと、算出した手振れ閾値CSTH(f,Tc)とを関連付けて記憶する。
具体的には、手振れ閾値CSTH(f,Tc)は、「手振れ閾値CSTH(f,Tc)=基準手振れ閾値CSTH0(f,Tc)×手振れ係数CSL(f,Tc)」を用いて算出される。
ステップS303において、手振れ限界値算出部145は、手振れ画素数CSPX(f,Tc)と手振れ閾値CSTH(f,Tc)とを比較する。
手振れ画素数CSPX(f,Tc)が手振れ閾値CSTH(f,Tc)以上である場合、本動作はステップS304に進む。手振れ画素数CSPX(f,Tc)が手振れ閾値CSTH(f,Tc)未満である場合、本動作はステップS305に進む。
ステップS304において、手振れ限界値算出部145は、正数であるCSGPをゲインCSGAINに設定する。
ステップS305において、手振れ限界値算出部145は、正数であるCSMPをゲインCSGAINに設定する。
ここで、ゲインCSGAINとは、手振れ係数CSL(f,Tc)を調整するための所定の係数である。例えば、CSGPは、CSMPよりも大きくなるように設定されてもよい。
ステップS306において、手振れ限界値算出部145は、手振れ係数CSL(f,Tc)を算出し、手振れ限界値記憶部142の手振れ係数テーブルに、焦点距離fと、最適露光時間Tcと、手振れ係数CSL(f,Tc)とを関連付けて更新する。
具体的には、手振れ係数CSL(f,Tc)は、「手振れ係数CSL(f,Tc)+=ゲインCSGAIN×{手振れ画素数CSPX(f,Tc)−手振れ閾値CSTH(f,Tc)}」を用いて算出される。
上述の式を用いることによって、手振れ限界値算出部145は、手振れ係数CSL(f,Tc)を、手振れ画素数CSPX(f,Tc)と手振れ閾値CSTH(f,Tc)との画素数の差に応じて、増減させることができる。
ここで、手振れ係数CSL(f,Tc)の初期値は、1.0である。
ステップS307において、手振れ限界値算出部145は、手振れ限界値TLを算出し、手振れ限界値記憶部142の手振れ限界値テーブルに、焦点距離fと、手振れ限界値TLとを関連付けて記憶する。
具体的には、手振れ限界値TLは、「手振れ限界値TL=(1/f)/手振れ係数CSL(f,Tc)」を用いて算出される。
次に、図6に示す手振れ限界値TL算出処理についての一例を示す。
以下において、焦点距離をf、基準手振れ閾値をCSTH0(f,Tc)、手振れ閾値をCSTH(f,Tc)、手振れ係数をCSL(f,Tc)、手振れ画素数をCSPX(f,Tc)、ゲインをCSGAINとする。
例えば、fが60mm、Tcが1/60秒、CSTH0(60,1/60)が5画素、CSL(60,1/60)が1.0、TLが1/60秒である場合、動き検出によって算出されたCSPX(60,1/60)が10画素であるとする。
かかる場合、ステップS302において、CSTH(60,1/60)は、5×1.0=5(画素)と算出される。
ステップS303において、CSPX(60,1/60)=10はCSTH(60,1/60)=5より大きいため、ステップS304において、例えばCSGP=0.1がCSGAINに設定される。
ステップS306において、CSL(60,1/60)は、1.0+0.1×(10−5)=1.5と算出される。
ステップS307において、CSL(60,1/60)は、(1/60)/1.5=1/90と算出される。
この結果、CSL(60,1/60)は、1.0から1.5に更新されることによって、手振れ限界値TLは、1/60(秒)から1/90(秒)となるため、次回の撮影においては、最適露光時間Tcが1/90秒以上の場合、多重露光撮影を行う。
以上の動作を繰り替えすことによって、ユーザが手振れする露光時間に手振れ限界値TLが収束する。
(従来の画像取得装置と本発明の一実施形態に係る画像取得装置との比較)
以下において、図7及び図8を参照して、多重露光撮影時の手振れ防止効果について、従来の画像取得装置と本発明の一実施形態に係る画像取得装置とを比較して説明する。
以下において、1枚の露光時間T1は、T1−a(秒)、T1−b(秒)、T1−c(秒)、T1−d(秒)とする。フレーム周期Tfは、Tf(秒)とする。最適露光時間Tcは、Tc(秒)とする。全体撮影時間Toは、To−a(秒)、To−b(秒)、To−c(秒)、To−d(秒)とする。合成枚数nは、n(枚)とする。
図7は、従来の画像取得装置における多重露光撮影を示す図である。
図7(a)に示すように、従来の画像取得装置では、多重露光撮影において、1枚の露光時間T1−aがフレーム周期Tfよりも短い場合、全体撮影時間To−aが長くなる。
かかる場合、全体撮影時間To−aが最適露光時間Tcと比較し非常に長くなるため、手振れが発生し易い。
図7(b)に示すように、従来の画像取得装置において、全体撮影時間To−bを抑制すると、1枚の露光時間T1−bが長くなってしまう。
かかる場合、1枚の露光時間T1−bが長くなるため、手振れが発生し易い。
図8は、本発明の一実施形態に係る画像取得装置における多重露光撮影を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像取得装置では、多重露光撮影において1枚の露光時間T1−c及び1枚の露光時間T1−dが、フレーム周期Tfよりも短く、全体撮影時間To−c及び全体撮影時間To−dが、最適露光時間Tcよりも長い場合、以下のように全体撮影時間To−c及び全体撮影時間To−dを抑制する。
図8(a)に示すように、1枚の露光時間T1−cが優先して算出される場合、1枚の露光時間T1−cが長くなりすぎず、かつ全体撮影時間To−cも抑制される。
かかる場合、1枚の露光時間T1−cが短いため、手振れを防止することができる。また、全体撮影時間To−cも図7(a)に示す従来の画像取得装置における全体撮影時間To−aと比べて非常に短いため、手振れが発生し難い。
また、図8(b)に示すように、全体撮影時間To−dが優先して算出される場合、全体撮影時間To−dが最適露光時間Tcと等しくなる。
かかる場合、全体撮影時間To−dが抑制されているため、手振れが発生し難い。また、1枚の露光時間T1−dも図7(b)に示す従来の画像取得装置における1枚の露光時間T1−bと比べて短いため、手振れが発生し難い。
(本発明の一実施形態に係る画像取得装置の作用・効果)
本実施形態に係る画像取得装置によれば、多重露光撮影の度に、複数の被写体画像間の動き(手振れ)に基づいて、1枚撮影を多重露光撮影に切り替える手振れ限界値TLを変更可能であるため、手振れの発生に応じて、臨機応変に1枚撮影を多重露光撮影に切り替えることができる。
本実施形態に係る画像取得装置によれば、合成枚数nの上限値を算出することによって、合成枚数nを制限することができるため、合成枚数nの増加による合成画像の画質の低下を防ぐことができる。
本実施形態に係る画像取得装置によれば、多重露光撮影において、1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより短い場合であっても、1枚の露光時間T1が長すぎずかつ全体撮影時間Toを抑制するように算出されることによって、長い1枚の露光時間T1による手振れを防ぐことができる。
本実施形態に係る画像取得装置によれば、多重露光撮影において、1枚の露光時間T1がフレーム周期Tfより短い場合であっても、全体撮影時間Toを抑制することができるため、長い全体撮影時間Toによる手振れを防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の一実施形態に係る画像取得装置のブロック構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手振れ限界値記憶部の一例である。 本発明の一実施形態に係る画像取得装置における動きの検出を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像取得装置が1枚撮影又は多重露光撮影を行う動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る全体撮影時間抑制処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る手振れ限界値算出処理を示すフローチャートである。 従来の画像取得装置における多重露光撮影を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像取得装置における多重露光撮影を説明するための図である。 従来の画像取得装置における1枚撮影及び多重露光撮影を説明するための図である。 従来の画像取得装置が1枚撮影又は多重露光撮影を行う動作を示すフローチャートである。 従来の画像取得装置が1枚撮影又は多重露光撮影を行う決定する基準を説明するための図である。
符号の説明
100…画像取得装置
110…レンズ
120…絞り
130…撮像手段
140…撮像制御部
141…最適露光時間算出部
142…手振れ限界値記憶部
143…撮影方法決定部
144…多重露光撮影制御部
145…手振れ限界値算出部
150…画像処理部
160…動き検出・合成部

Claims (7)

  1. レンズと絞りとを介して露光された撮像手段を用いて被写体画像を取得し、該被写体画像を用いて多重露光撮影を行う画像取得装置であって、
    前記絞りに対応する絞り値と、前記被写体の輝度とに基づいて、前記撮像手段の露光時間を算出する露光時間算出部と、
    前記レンズの焦点距離と、所定係数とに基づいて、所定時間を算出する所定時間算出部と、
    前記露光時間が、前記所定時間以上である場合、複数の被写体画像を取得し、該複数の被写体画像を合成することによって、前記被写体の合成画像を取得する前記多重露光撮影を行うことを決定する撮影方法決定部と、
    前記多重露光撮影において、前記複数の被写体画像間の動きを検出する動き検出部と、
    検出された動き量に基づいて、所定係数を更新する所定係数算出部とを具備することを特徴とする画像取得装置。
  2. 前記多重露光撮影において、前記露光時間と、前記所定時間とに基づいて、1枚の被写体画像を取得するために必要な1枚の露光時間と、前記合成画像を取得するために必要な前記複数の被写体画像の合成枚数と、前記複数の被写体画像を取得するために必要な全体撮影時間とを算出する多重露光撮影制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 前記多重露光撮影制御部は、前記動きの補正効果を示す評価値によって、前記合成枚数の上限値を算出し、該上限値に基づいて前記合成枚数を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像取得装置。
  4. 前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が、フレーム周期より短い場合、前記フレーム周期に基づいて、前記全体撮影時間を算出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像取得装置。
  5. 前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が前記フレーム周期より短く、前記フレーム周期に基づいて算出した前記全体撮影時間が前記露光時間よりも長い場合、前記1枚の露光時間を長くし、該1枚の露光時間に基づいて、前記合成枚数と、前記全体撮影時間とを算出することを特徴とする請求項4に記載の画像取得装置。
  6. 前記多重露光撮影制御部は、前記1枚の露光時間が前記フレーム周期より短く、前記フレーム周期に基づいて算出した前記全体撮影時間が前記露光時間よりも長い場合、前記露光時間を前記全体撮影時間とし、該全体撮影時間に基づいて、前記1枚の露光時間と、前記合成枚数とを算出することを特徴とする請求項4に記載の画像取得装置。
  7. コンピュータにレンズと絞りとを介して露光された撮像手段を用いて被写体画像を取得し、該被写体画像を用いて多重露光撮影を行う画像取得方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記絞りに対応する絞り値と、前記被写体の輝度とに基づいて、前記撮像手段の露光時間を算出する手順と、
    前記レンズの焦点距離と、所定係数とに基づいて、所定時間を算出する手順と、
    前記露光時間が、前記所定時間以上である場合、複数の被写体画像を取得し、該複数の被写体画像を合成することによって、前記被写体の合成画像を取得する前記多重露光撮影を行うことを決定する手順と、
    前記多重露光撮影において、前記複数の被写体画像間の動きを検出する手順と、
    検出された動き量に基づいて、所定係数を更新する手順とを具備することを特徴とするプログラム。
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