JP4356441B2 - 自動車用不在着信通知システム - Google Patents

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本発明は、車の運転開始直前に、運転中に携帯電話機に着信する可能性のある相手を運転者に知らせて必要なコミュニケーションを済ませておくことで、運転中の着信に直ちに応答することで発生しがちな事故を防止する技術に関する。
近年、携帯電話機が急速に普及し、携帯電話機を所持して運転をする運転者が急増している。携帯電話機は持ち運びに便利で車内からも音声通話や電子メール送信が可能といった利便性がある反面、車の運転中においても音声通話の着信や電子メールの着信がある。こうした着信があった場合、車を停止させて応答すれば問題は生じないが、中には運転したまま携帯電話機を操作して応答する運転者もあり、それが原因で発生する交通事故が多発してきている。
こうした問題に対処する従来技術としては、例えば、運転中に着信した場合に、イヤホンマイクを使用してハンドルを握ったまま通話できるハンズフリー装置が開発されている。しかし、ハンズフリーとはいえ、運転を継続したまま通話する場合には意識がどうしても会話に集中するため運転操作への集中力が散漫になって事故を起こし易い。
また、別の従来技術として車の運転中に携帯電話機に着信があった場合には、オート着信機能により自動的に運転者に着信を報知するとともに電話をかけてきた相手に、予め録音しておいた応答メーセッージを自動で伝える着信報知装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この技術の場合、運転中であっても着信があったことが直ちに報知される。運転にはかなり集中力が要求されるため、運転中に突然着信が知らされると集中力を欠いて事故を起こす危険がある。また、着信があったことを忘れて相手への連絡が遅くなり、簡便なコミュニケーションツールとしての携帯電話機の機能が損なわれてしまうという問題もある。
更に別の従来技術として、車の走行状態を検出して走行中と判定された場合には携帯電話機の通話を制限する技術が開示されている(例えば、特許文献2、3、4参照)。しかし、単に運転中の通話を制限して運転中であることを自動返信するだけでは、やはり簡便なコミュニケーションツールとしての携帯電話機の機能が損なわれてしまうという問題がある。
特開平10−79790号公報 特開平10−294970号公報 特開平11−168767号公報 特開2001−268644号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は車の運転開始直前に、運転中に携帯電話機に着信する可能性のある相手を運転者に知らせて必要なコミュニケーションを事前に済ませておき、また、運転停止した直後には運転中にあった不在着信情報を直ちに運転者に知らせて必要なコミュニケーションを行なえるようにすることで、運転中の着信に直ちに応答することで発生しがちな事故を防止することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、携帯電話機と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置とから構成され、該不在着信通知装置は、運転始動信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システムである。
また、前記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、携帯電話機と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置とから構成され、該不在着信通知装置は、運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システムである。
また、前記課題を解決するための請求項3に記載の発明は、携帯電話機と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置とから構成され、該不在着信通知装置は、運転始動信号及び運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システムである。
請求項1に記載の発明によれば、運転開始直前にその時点までの不在着信電話と不在着信メールの一覧が知らされるので、運転者は必要な応答をその時点に済ませておくことができる。不在着信に対してそのような応答を運転開始直前にしておけば、運転中に着信する音声通話とメールが減少する。また、請求項2及び3に記載の発明によれば、同様のことが運転停止直後に行なわれるので、運転中の着信に対して即座に応答しなかったとしてもその影響が少なくなる。従って、運転者が運転中の着信に対しては、即座には応答しないようにすることで交通事故が防止される。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムにおいて、前記不在着信通知装置は、更に前記不在着信電話の電話番号を指定して前記携帯電話機に発呼を行なわせるようにしたことを特徴とするものである。
このような構成とすれば、運転者が不在着信電話に対して必要な返信通話をする際の手間が少なくなる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムにおいて、前記不在着信通知装置は、更に前記不在着信メールの送信者を指定して該送信者宛の返信メール入力画面を前記携帯電話機の表示部に表示させ、運転者が該画面に返信文を入力し送信を指示した時に該返信メールが該携帯電話機から送信されるようにしたことを特徴とするものである。
このような構成とすれば、運転者が不在着信メールに対して返信メールを送る際の手間が少なくなる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転始動信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とするものである。
このような構成の装置を使用すれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とするものである。
このような構成の装置を使用すれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転始動信号を受けた時及び運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とするものである。
このような構成の装置を使用すれば、請求項3に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6乃至8の何れかに記載の自動車用不在着信通知装置であって、更に前記不在着信電話の電話番号を指定して前記携帯電話機に発呼を行なわせることを特徴とするものである。
このような機能を追加すれば、請求項4に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項6乃至9の何れかに記載の自動車用不在着信通知装置であって、更に前記不在着信メールの送信者を指定して該送信者宛の返信メール入力画面を前記携帯電話機の表示部に表示させることを特徴とするものである。
このような機能を追加すれば、請求項5に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムに使用する携帯電話機であって、前記自動車用不在着信通知装置と通信可能に構成され、該自動車用不在着信通知装置からの要求に従って不在着信電話と不在着信メールの情報を返信し、該自動車用不在着信通知装置の指示に従って指示された電話番号に発呼し、更に指示された宛先に返信メールを送るための返信メール入力画面を作成して表示することを特徴とするものである。
このような携帯電話機を、請求項1乃至5の何れかに記載のシステムに使用することで、それらの請求項に記載の発明と同様の効果をあげることができる。
以下、本発明にかかる自動車用不在着信通知システムの一実施の形態につき図面を参照して説明する。図1は、その全体構成を示すブロック図である。本発明の自動車用不在着信通知システム1は、携帯電話機2と不在着信通知装置3とより構成される。
携帯電話機2は、携帯電話機本体部4、不在着信制御回路5、通信装置6を備えて構成される。携帯電話機本体部4は、携帯電話網を介して音声通話、電子メールの送受信が可能な公知の携帯電話機の機能を備えたものであって、表示部4a、アンテナ4b の他、入力キー(図示せず。)を備える。また、携帯電話機本体部4は、不在着信電話、不在着信メールの記録を内部のメモリに残しておけるものである。
但し、本携帯電話機本体部4は、公知の携帯電話機の機能を備えるといってもハードウェア的には不在着信制御回路5と接続できるように設計変更されたものである。また、ソフトウェア的には、後述するように不在着信通知装置3から不在着信制御回路5を経由して与えられる指示に従って不在着信電話及び不在着信メールの記録の返信、同じくその指示に従って指定された電話番号への発呼、指定されたメールアドレスへの返信用入力画面の表示が可能であり、またその指定された電話番号への通話の終了、メール送信の終了を不在着信通知装置3に返信可能に設計変更されたものである。
通信装置6は、不在着信通知装置3から発信された電波をアンテナ6aで受信して不在着信制御回路5に伝える。不在着信制御回路5は受け取った信号に含まれる情報を解読して携帯電話機本体部4に伝える。携帯電話機本体部4から不在着信通知装置3に送られる情報は不在着信制御回路5に伝えられ、必要な信号処理を施して通信装置6に送られアンテナ6aより不在着信通知装置3に向けて発信される。
不在着信通知装置3は、制御回路10、通信装置11、表示装置12、音声出力装置13、入力操作部14を備えて構成される。通信装置11は、携帯電話機2からの電波をアンテナ11aで受信して制御回路10に伝達し、逆に制御回路10からの送信信号をアンテナ11aから携帯電話機2に向けて送信する。表示装置12は、携帯電話機2から送られてきた不在着信電話、不在着信メールなどの情報を表示するためのもので、例えば、液晶パネルで構成される。音声出力装置13は、例えば、スピーカで構成され、携帯電話機2から送られてきた不在着信電話、不在着信メール情報などを運転者に音声で知らせるためのものである。入力操作部14は、制御回路10へ情報入力するためのもので、例えばタッチパネルで構成される。
制御回路10には、この他に車の運転始動信号と運転停止信号が入力されている。運転始動信号は、車が移動を開始する直前のタイミングを知らせるための信号で、例えばエンジンキースイッチの接点を利用して、あるいはセルモータの回転や印加電圧を検出することで生成することができる。運転停止信号は、車が比較的長時間の停止状態に入ったことを知らせるための信号で、例えばサイドブレーキが入り状態になったことをリミットスイッチで検出して生成することができる。また、最近はテレマティクス装置や高機能カーナビゲーション装置を搭載した車が増えてきており、そのような装置から運転始動信号や運転停止信号をもらうことができる場合がある。
図2、図3は、運転始動信号が入力された直後における制御回路10が行なう制御フローを示したものである。この制御フローを参照しながら制御回路10の動作を説明すると共に、あわせて自動車用不在着信通知システム1の全体の動作を説明する。
図2の最初のステップS1では、制御回路10は車の運転始動信号が入力されるのを待機する。運転始動信号の入力を受けてステップS2に移る。ステップS2では携帯電話機2と相互通信可能の状態にあるか否かのチェックを行なう。これは、例えば制御回路10から予め決めておいたコード信号を携帯電話機2に向けて送信させ、それを受信した携帯電話機2は受信したコード信号を不在着信通知装置3に向けて返信し、制御回路10がその受信を確認することで行なうことができる。
通信可能状態にあることの確認を終えた後、ステップS3に移る。ステップS3では、携帯電話機2に記録されているその時点における不在着信電話、不在着信メールの情報を取得する。この情報の取得は、不在着信通知装置3から携帯電話機2に向けて、それらの情報の送信を要求する信号を送り、それを受信した携帯電話機2が、携帯電話機本体部4からそれら情報を読み出して返信することで行なう。
返信された情報は、制御回路10の内部メモリに記憶しステップS4に移る。ステップS4では、受け取った不在着信電話、不在着信メールの情報の内容を音声及び表示で運転者に知らせる。表示は、表示装置12上に、例えば図4に示すような不在着信情報画面として表示する。不在着信電話と不在着信メールとの双方がある場合には分けて表示する。不在着信電話についは、電話番号とその電話番号の所持者の名前を表示する。携帯電話機本体部4が音声着信の電話番号の所持者名を把握できない場合には、着信の多い電話番号についてその所持者の名前を記録した表を予め制御回路10に記録しておき、その表から名前を探して表示するとよい。電子メールについては、着信したメール送信者のアドレスと文書の件名を表示する。
音声による通知は、表示装置12上に表示したと同じ内容を音声出力装置13から出力することで行なう。不在着信電話、不在着信メールが共に存在しない場合には、その旨を音声で伝える。
続くステップS5では、不在着信電話又は不在着信メールが1件以上、存在するか否かを判定する。存在しない場合には最初のステップS1に戻る。存在する場合にはステップS6に移る。ステップS6では、不在着信電話が存在するか否かをチェックし、存在する場合にはステップS7に移る。
ステップS7では、電話自動発信釦20がON状態になっているか否かをチェックする。電話自動発信釦20は、図4に示した不在着信情報画面上に設けられている。この表示装置12をタッチパネルで構成して入力操作部14を兼ねるようにしておけば、この画面を操作して電話自動発信釦20のON/OFF状態を切り換えることができる。ON/OFFの切り換えはオルターネイト動作としておき、画面が表示される時には最後に操作した時の状態が表示されるようにしておく。
電話自動発信釦20がON状態であった場合にはステップS8に移る。ステップS8では、制御回路10は着信時間が最も早かった不在着信電話を指定して、その電話番号に対して発呼するように携帯電話機2に指示を出す。これを受けて、携帯電話機2の携帯電話機本体部4が指示された電話番号を呼び出す。電話が通じて運転者が通話を行ない、通話が終了すると通話終了の返信が制御回路10に送られる。制御回路10は、ステップS8で指示を出した後はステップS9においてその通話終了の返信が届くのを待機し、返信を受けてステップS10に移る。
ステップS10では、先に指示した不在着信電話の情報を内部メモリの記録から削除してステップS6に戻る。そして、不在着信電話の記録がゼロになるか、電話自動発信釦20がOFF状態になるまで、ステップS8、S9、S10の処理を繰り返す。このようにして、ステップS6〜S10の処理により、不在着信電話の全ての電話番号に対して順次、自動的に呼び出しを行ない返信通話が行なわれる。
この過程で、不在着信電話の記録がゼロになるか電話自動発信釦20がOFF状態にされるとステップS11に移行する。ステップS11では、今度は、不在着信メールが存在するか否かをチェックし、存在する場合にはステップS12に移る。ステップS12では、図4の不在着信情報画面上のメール自動発信釦21がON状態になっているか否かをチェックする。このメール自動発信釦21はメールに対応している点が異なるのみで、先に説明した電話自動発信釦20と同じように動作し、同じように操作される。
メール自動発信釦21がON状態であった場合にはステップS13に移る。ステップS13では、制御回路10は着信時間が最も早かった不在着信メールを指定して、そのメール送信者に対して返信メールを送るための返信メール入力画面を表示するように携帯電話機2に指示を出す。これを受けて携帯電話機2の携帯電話機本体部4は、指示されたメール送信者に対して返信メールを送るための返信メール入力画面をその表示部4aに表示させる。
運転者が入力キー(図示せず。)を操作してその画面に返信文を入力して送信指示の操作をすると返信文が送信される。送信が終了すると終了したことが制御回路10に知らされる。制御回路10は、ステップS13で指示を出した後はステップS14においてその送信終了の返信が届くのを待機し、返信を受けてステップS15に移る。
ステップS15では、先に指示した不在着信メールの情報を内部メモリの記録から削除してステップS11に戻る。そして、不在着信メールの記録がゼロになるか、メール自動発信釦21がOFF状態になるまで、ステップS13、S14、S15の処理を繰り返す。このようにして、ステップS11〜S15の処理により、不在着信メールの全てのメール送信者に対して順次、返信メールが送信される。
この過程で、不在着信メールの記録がゼロになるかメール自動発信釦21がOFF状態にされると図3の制御フローのステップS16に移行する。上述したステップS6〜S15までの処理は、全ての不在着信電話あるいは全ての不在着信メールに対して、自動的に電話をかけあるいは自動的に返信入力画面を作成して返信メールを送信するものであった。これに対して、ステップS16からステップS26までの処理は、自動ではなく運転者の指示した不在着信電話あるいは不在着信メールに対してのみ、電話をかけあるいは返信メールを送信するものである。
ステップS16において不在着信電話の有無をチェックし、ありの場合はステップS17に移る。ステップS17では、図4の不在着信情報画面上の不在着信電話情報の電話手動発信釦22(図では、手動発信の名称で22a、22b の2個のみを示す。)の何れかがONされていないかをチェックする。電話手動発信釦22は、自己保持動作をするスイッチである。
何れかの電話手動発信釦22がON状態にあった場合には、ステップS18に移る。ステップS18では、ON状態にある不在着信電話の中の最も着信時間の早い不在着信電話を指示して、その電話番号に対して発呼するように携帯電話機2に指示を出す。これを受けて、携帯電話機2の携帯電話機本体部4は自動の場合と同じく、指示された電話番号を呼び出す。電話が通じて運転者が通話を行ない、通話が終了すると通話終了の返信が制御回路10に送られる。制御回路10は、ステップS18で指示を出した後はステップS19においてその通話終了の返信が届くのを待機し、返信を受けてステップS20に移る。
ステップS20では、先に指示した不在着信電話の情報を内部メモリの記録から削除すると共に、その電話手動発信釦22の自己保持を解除してステップS16に戻る。そして不在着信電話の記録がゼロになるか、すべての電話手動発信釦22がOFF状態になるまで、ステップS16〜S19の処理を繰り返す。このようにして、運転者が指定した不在着信電話に対してのみ返信の通話がなされる。
その過程で、不在着信電話の記録がゼロになるかすべての電話手動発信釦22がOFF状態にされるとステップS21に移行する。ステップS21では、今度は、不在着信メールが存在するか否かをチェックし、存在する場合にはステップS22に移る。ステップS22では、図4の不在着信情報画面上の不在着信メール情報のメール手動発信釦23(図では、手動発信の名称で23a、23b の2個のみを示す。)の何れかがONされていないかをチェックする。メール手動発信釦23も自己保持動作をするスイッチである。
何れかのメール手動発信釦23がON状態にあった場合には、ステップS23に移る。ステップS23では、ON状態にある不在着信メールの中の最も着信時間の早い不在着信メールを指示して、そのメール送信者に対して返信メールを送るための返信メール入力画面を表示するように携帯電話機2に指示を出す。これを受けて、携帯電話機2の携帯電話機本体部4は自動の場合と同じく、指示されたメール送信者に対して返信メールを送るための返信メール入力画面をその表示部4aに表示させる。
運転者が入力キー(図示せず。)を操作してその画面に返信文を入力して送信指示の操作をすると返信文が送られる。返信が終了すると終了したことが制御回路10に知らされる。制御回路10は、ステップS23で指示を出した後はステップS24においてその送信終了の返信が届くのを待機し、返信を受けてステップS25に移る。
ステップS25では、先に指示した不在着信メールの情報を内部メモリの記録から削除すると、共にそのメール手動発信釦23の自己保持を解除してステップS26に移る。
ステップS26では、不在着信メールあるいは不在着信電話が残っているか否かをチェックする。残っている場合にはステップS16に戻り、電話手動発信釦22又はメール手動発信釦23がONされるのを待つ。残っていない場合はステップS1に戻る。
以上のような処理を、車の運転始動信号が入力された時に実行する。このように車の運転を開始する前に、その時点に記録されている不在着信電話、不在着信メールに対して必要なコミュニケーションを済ませておくようにすれば、車の運転中に着信する音声通話や電子メールの件数が減少することが期待される。従って、車の運転中に音声通話や電子メールに即座に応答しなかったとしてもその影響は少なくなる。
本実施形態では、上記のような処理を運転始動信号が入力された時だけでなく、運転停止信号が入力された時にも実行する。その制御フローは前述した図2、図3の制御フローにおいて、ステップS1の運転始動信号を運転停止信号に置き換える変更を加えただけのものであるので説明は省略する。
駐車等で運転停止信号が入力された時に、その時点における不在着信電話、不在着信メールの一覧、すなわち、車の運転中に着信した不在着信電話、不在着信メールの一覧が表示され、それに対するコミュニケーションが前述のように行なわれる。
以上説明したように、本実施形態によれば、運転開始直前にその時点までの不在着信電話と不在着信メールの一覧が表示されるので、運転者は必要な応答をその時点に済ませておくことができる。不在着信に対してそのような応答を運転開始直前にしておけば、運転中に着信する音声通話とメールが減少する。また、同様のことが運転停止直後にも行なわれるので、運転中の着信に対して即座に応答しなかったとしてもその影響が少なくなる。従って、運転者が運転中の着信に対しては、即座には応答しないようにすることで交通事故が防止される。
(変形実施態様)
図1のブロック図では、携帯電話機2を携帯電話機本体部4、不在着信制御回路5、通信装置6の3つのブロックから構成されるように分けて書いてあるが、これらは一体的に構成してもよい。また、アンテナ5aは、携帯電話機本体部4に備えられているアンテナ3aを共用してもよい。
また、携帯電話機2と不在着信通知装置3とは無線通信で情報交換しているが、ケーブルで接続して有線通信としてもよい。
本発明の自動車用不在着信通知システムの全体構成を示すブロック図である。 不在着信通知装置の制御回路の制御フローの前半部分である。 不在着信通知装置の制御回路の制御フローの後半部分である。 不在着信情報画面の一例である。
符号の説明
図面中、1は自動車用不在着信通知システム、2は携帯電話機、3は不在着信通知装置、4は携帯電話機本体部、4aは携帯電話機本体部の表示部、5は不在着信制御回路、6、11は通信装置、10は制御回路、12は表示装置、13は音声出力装置、14は入力操作部を示す。

Claims (11)

  1. 携帯電話機(2)と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置(3)とから構成され、
    該不在着信通知装置は、運転始動信号を受けた時、前記携帯電話機に向けて、不在着信電話と不在着信メールの情報を要求する信号を送信し、返信された該携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システム(1)。
  2. 携帯電話機(2)と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置(3)とから構成され、
    該不在着信通知装置は、運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機に向けて、不在着信電話と不在着信メールの情報を要求する信号を送信し、返信された該携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システム(1)。
  3. 携帯電話機(2)と、該携帯電話機と通信可能な不在着信通知装置(3)とから構成され、
    該不在着信通知装置は、運転始動信号を受けた時及び運転停止信号を受けた時、前記携帯電話機に向けて、不在着信電話と不在着信メールの情報を要求する信号を送信し、返信された該携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知システム(1)。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムにおいて、前記不在着信通知装置は、更に前記不在着信電話の電話番号を指定して前記携帯電話機に発呼を行なわせるようにしたことを特徴とする自動車用不在着信通知システム。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムにおいて、前記不在着信通知装置は、更に前記不在着信メールの送信者を指定して該送信者宛の返信メール入力画面を前記携帯電話機の表示部に表示させ、運転者が該画面に返信文を入力し送信を指示した時に該返信メールが該携帯電話機から送信されるようにしたことを特徴とする自動車用不在着信通知システム。
  6. 請求項1に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転始動信号を受けた時に、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知装置。
  7. 請求項2に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転停止信号を受けた時に、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知装置。
  8. 請求項3に記載の自動車用不在着信通知システムに用いる自動車用不在着信通知装置であって、運転始動信号を受けた時及び運転停止信号を受けた時に、前記携帯電話機から不在着信電話と不在着信メールの情報を取得し、
    該情報を音声又は表示又はその双方により運転者に知らせることを特徴とする自動車用不在着信通知装置。
  9. 請求項6乃至8の何れかに記載の自動車用不在着信通知装置であって、更に前記不在着信電話の電話番号を指定して前記携帯電話機に発呼を行なわせることを特徴とする自動車用不在着信通知装置。
  10. 請求項6乃至9の何れかに記載の自動車用不在着信通知装置であって、更に前記不在着信メールの送信者を指定して該送信者宛の返信メール入力画面を前記携帯電話機の表示部に表示させることを特徴とする自動車用不在着信通知装置。
  11. 請求項1乃至5の何れかに記載の自動車用不在着信通知システムに使用する携帯電話機であって、前記自動車用不在着信通知装置と通信可能に構成され、該自動車用不在着信通知装置からの要求に従って不在着信電話と不在着信メールの情報を返信し、該自動車用不在着信通知装置の指示に従って指示された電話番号に発呼し、更に指示された宛先に返信メールを送るための返信メール入力画面を作成して表示することを特徴とする携帯電話機。
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