JP4355110B2 - 光走査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、ファクシミリ、複写機等の光走査装置に関し、特に上方が開口した光学箱と開口を塞ぐカバーの密閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光走査装置の上方が開口した光学箱と開口を塞ぐカバーの従来の密閉構造としては、例えば特開平11−14930号公報には、光学箱の上端の周縁およびカバーの外表面に弾性材を当接させてネジにより固定する構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、カバーが複数のネジにより固定され、更に外表面に弾性材があるため、カバーを外すのに多くの手間を要するという不具合があった。
【0004】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、カバーの密閉性を維持しながら着脱性を向上させることができる光走査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段は上記目的を達成するために、上方が開口し、内部に光走査系が収納された光学箱と、前記開口を塞ぐカバーを有する光走査装置において、前記カバーを樹脂で形成して前記光学箱と係合する係止片を形成し、前記係止片の前記光学箱との係止部に対して背面側に当たる部分と、当該背面側に当たる部分に対向する前記光学箱との間の空間に弾性部材を挿入することを特徴とする。
【0006】
第2の手段は、第1の手段において前記弾性部材を板ばねにより構成して前記筐体に貼付し、前記空間に圧入することを特徴とする。
【0007】
第3の手段は、第1の手段において前記弾性部材をゴムにより構成して前記空間に圧入することを特徴とする。
【0009】
第4の手段は、第1〜第3の手段において前記カバーに前記係止片の係止を解除するための突起を形成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る光走査装置の一実施形態を示す構成図、図2は図1の光走査装置を示す側面図、図3は図2のカバーの係止片を示す構成図、図4は図3の係止片と筐体の係止構造を示す構成図、図5は弾性体の一例として板バネを示す構成図、図6は弾性体の他の例としてゴムを示す構成図、図7は図3の突起を詳しく示す構成図である。
【0011】
図1に示す光走査装置1は公知のレーザ光学系であり、光源である半導体レーザ(LDとも呼ぶ)11から出射されるレーザ光は、コリメートレンズ12、アパーチャ13、シリンダレンズ14を経て、時計回り方向(矢印方向)に回転するモータに取付けられた多面鏡15によって偏向され、結像レンズ16を通過して、感光体(不図示)に至る。これらの光学部品11〜16は、光学箱として上方が開口した筐体2に収容され、筐体2の開口は、ほこり等の侵入を防ぐために図2に示すようなカバー30により閉じられる。
【0012】
また、走査光の一部は、感光体の走査に先だって、走査ごとの同期を取るために(その信号を基準として書込みの制御がなされる)、反射部材21により向きを変え、補正光学部材(レンズ)22を通過して、レーザ光源11の駆動基板18と同一基板上に搭載された光電素子19に至る。光電素子19は、光を受光し電気信号に変換して同期検知手段を構成している。上記のうち少なくとも、光源11、コリメートレンズ12、駆動基板18とそれらを固定支持する支持部材17で構成される単位を光源装置(LDユニット)10と呼ぶ。
【0013】
ここで、光源にレーザを用いる機器においては、レーザ光が人体(目や皮膚等)に害を及ぼさないように安全策を施すことが安全規格で要求されている。カバー30は工具を使わずには外せないことが要求されている。簡単な例では、ネジを用いてカバー30を止めればネジを外すためにドライバが必要になるので要求を満たすことができる。
【0014】
また、カバー30が樹脂で作製されている場合は、図3に示すように複数の引っ掛け部31(図の例では4箇所)を指で外せないように構成してして設けることにより、同様に要求を満たすことができる。しかし、カバー30には30Nの力に耐えることが要求されるため、引っ掛けだけの構成にすると引っ掛かり力を強くしなければならず、その分、逆に外し難くなるということがあった。そこで、本件では外し易さを考慮して引っ掛けの力は要求より弱くしておき、別部品にて耐力を得る構成にした。この別部品は工具を使って外す構成にする。
【0015】
図3〜図7を参照してカバー30について詳しく説明する。カバー30は樹脂で形成され、複数(図の例では4箇所)の引っ掛け部31を持つ。この引っ掛け部31の先端を図4に示すように筐体2の被引っ掛け部29(図1も参照)に引っ掛けると、カバー30が閉じられた状態では、引っ掛け部31と筐体2の間に空間32ができる。この空間を埋めてしまえば、引っ掛け部31が動くことができずカバー30が外れなくできる。この空間を埋める手段として、弾性体の別部品を用いる。
【0016】
実施例1として、弾性体の別部品を図5に示すような板ばね35で構成する。板ばね35は筐体2に両面テープ等34により貼付される。このばね35を工具を用いて空間32から移動させることにより、カバー30の引っ掛け部31を筐体2から外すことができる。
【0017】
実施例2として、弾性体の別部品を図6に示すようなゴム36で構成する。ゴム自身の弾性を利用してゴム36をカバー30と筐体2の空間32に詰める。カバー30を外すときは、このゴム36を工具を用いて外す。また、筐体2が黒色であるならば、ゴム36を白色や灰色その他の色にしておけば、外見上の区別が付けられて便利である。
【0018】
カバー30の固定に関して言えば、上記の引っ掛け部31以外にネジを併用しても構わない。また、カバー30を筐体2から取り除く際の手掛かりとして、図3、図7に示すようにカバー30に突起部33を設けておくと便利である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、筐体を塞ぐカバーを爪を引っ掛けて止める構成とし、さらに弾性体の別部品により爪を外れ難くしたので、カバーの密閉性を維持しながら着脱性を向上させることができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、弾性体の別部品を板ばねにて構成し、筐体に直接貼付したので、爪を外すのが容易でしかも剥がれることがない。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、弾性体の別部品をゴムにて構成し、カバーと筐体の間に圧入したので、それ自身の弾性によって取り付けが可能である。また、筐体と別色にすることで外見上の区別が容易になる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、カバーの取り外しをさらに簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光走査装置の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1の光走査装置を示す側面図である。
【図3】図2のカバーの係止片を示す構成図である。
【図4】図3の係止片と筐体の係止構造を示す構成図である。
【図5】弾性体の一例として板バネを示す構成図である。
【図6】弾性体の他の例としてゴムを示す構成図である。
【図7】図3の突起を詳しく示す構成図である。
【符号の説明】
2 筐体
29 被引っ掛け部
30 カバー
31 引っ掛け部
32 空間
33 突起部
34 両面テープ
35 板ばね
36 ゴム
Claims (4)
- 上方が開口し、内部に光走査系が収納された光学箱と、前記開口を塞ぐカバーを有する光走査装置において、
前記カバーを樹脂で形成して前記光学箱と係合する係止片を形成し、
前記係止片の前記光学箱との係止部に対して背面側に当たる部分と、当該背面側に当たる部分に対向する前記光学箱との間の空間に弾性部材を挿入することを特徴とする光走査装置。 - 前記弾性部材を板ばねにより構成して前記筐体に貼付し、前記空間に圧入することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記弾性部材をゴムにより構成して前記空間に圧入することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記カバーに当該カバーを取り除く際の手掛かりとなる突起を形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光走査装置。
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JP2001079014A JP4355110B2 (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 光走査装置 |
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