JP4354512B2 - トレッド用ゴム組成物およびそれからなるトレッドを有するタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物およびそれからなるトレッドを有するタイヤに関する。
従来より、タイヤの転がり抵抗を低減することにより(転がり抵抗性能の向上)、車の低燃費化がおこなわれてきた。近年、車の低燃費化への要求が強くなってきており、タイヤ部材のなかでもタイヤにおける占有比率の高いトレッドを製造するためのゴム組成物に対して、優れた低発熱性が要求されている。
タイヤのトレッドの転がり抵抗を低減する方法としては、チッ素吸着比表面積の異なるシリカ2種を特定量配合すること(例えば、特許文献1)やゴム成分として変性スチレンブタジエンゴムを配合すること(例えば、特許文献2)が知られている。
また、硫黄の配合量を多くすることで発熱性を抑えることも知られているが、硫黄の配合量を多くした場合には、ゴムの破断強度TBや破断伸びEBが低下してしまうため、得られたゴム組成物をタイヤのトレッドに用いた場合に、トレッド欠けが発生したり、タイヤトレッドの寿命が短くなるという問題があった。
つまり、破断強度と低発熱性とは相反する物性であり、双方の物性を共に向上させることは困難であった。
特開2006−233177号公報 特開2006−56979号公報
本発明は、低発熱性と破断強度を両立させたトレッド用ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、(A)末端にアルコキシシリル基を有する変性スチレンブタジエンゴムおよび/または末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴムを20〜80質量%ならびに
天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スズ変性ブタジエンゴムおよび1,2−シンジオタクチック結晶を含むポリブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1種のジエン系ゴムを20〜80質量%含有するゴム成分100質量部に対して、
(B)式(B1):
Figure 0004354512
(式中、R1〜R3は同じかまたは異なり、いずれも炭素数5〜12のアルキル基;xおよびyは同じかまたは異なり、いずれも2〜4の整数;nは0〜10の整数である)
で示されるアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物を0.5〜10質量部、
(C)硫黄を0.5〜6質量部、
(D)シリカを10〜100質量部
含有するトレッド用ゴム組成物に関する。
前記ゴム組成物は、さらに、ゴム成分(A)100質量部に対して、(E)カーボンブラックを2〜50質量部含有することが好ましい。
前記ゴム組成物は、さらに、ゴム成分(A)100質量部に対して、(F)シトラコンイミド化合物を0.1〜5質量部含有することが好ましい。
また、本発明は前記トレッド用ゴム組成物を含むトレッドを有するタイヤに関する。
本発明によれば、特定のゴム成分(A)、特定のアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)、硫黄(C)、シリカ(D)を特定量含有することで、低発熱性と破断強度を両立させたトレッド用ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤを提供することができる。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分(A)、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)、硫黄(C)およびシリカ(D)を含有する。
ゴム成分(A)としては、変性スチレンブタジエンゴム(変性SBR)、および/または末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴムを20〜80質量%ならびに天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、エトキシシリル基を有するブタジエンゴム以外の変性ブタジエンゴム(変性BR)、1,2−シンジオタクチック結晶を含むポリブタジエンゴム(SPB含有BR)よりなる群から選ばれる少なくとも1種のゴムを20〜80質量%含有する。
変性SBRとしては、乳化重合変性SBR(変性E−SBR)と溶液重合変性SBR(変性S−SBR)があげられるが、ポリマーの分子量をコントロールし易く、tanδを増大させる低分子量成分を少なくすることができ、さらにシリカとポリマー鎖の結合を強め、30〜60℃のtanδを低減させることで低燃費性を向上させることができることから、変性S−SBRが好ましい。
変性SBRの結合スチレン量は、ゴム配合でのリバージョン性およびグリップ特性に優れるという点から、5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましい。また、変性SBRの結合スチレン量は、低発熱性に優れる点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
変性SBRは、JSR(株)製のHPR340などのように、結合スチレン量の小さいものが好ましい。
変性SBRとしては、スズやケイ素などでカップリングされたものが好ましく用いられる。変性SBRのカップリング方法としては、常法に従って、たとえば、変性SBRの分子鎖末端のアルカリ金属(Liなど)やアルカリ土類金属(Mgなど)を、ハロゲン化スズやハロゲン化ケイ素などと反応させる方法などがあげられる。
変性SBRは、共役ジオレフィン単独、または共役ジオレフィンと芳香族ビニル化合物とを(共)重合して得られた(共)重合体であり、第1級アミノ基やアルコキシシリル基を有することが好ましい。
第1級アミノ基は、重合開始末端、重合終了末端、重合体主鎖、側鎖のいずれに結合していてもよいが、重合体末端からエネルギー消失を抑制してヒステリシスロス特性を改良し得る点から、重合開始末端または重合終了末端に導入されていることが好ましい。
変性SBRの重量平均分子量(Mw)は、充分な破断特性が得られる点から、100万以上が好ましく、120万以上がより好ましい。また、変性SBRのMwは、ゴムの粘度を調節し、混練り加工を容易にできる点から、200万以下が好ましく、180万以下がより好ましい。
末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴム(BR)は、分子量分布のコントロールが容易で転がり抵抗を悪化させる要因の低分子量成分を除去することができ、また、リビング重合であるため、末端に官能基を導入しやすいという理由から、溶液重合することで得られたBRに官能基を導入することにより得られるものが好ましい。本発明では、末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴムをエトキシシラン変性ブタジエンゴム(S変性BR)ともいう。
末端にエトキシシリル基を有するBRのエトキシシリル基の変性率は、シリカとの結合量が多く、転がり抵抗を充分に低減できるという点から、30%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。また、末端にエトキシシリル基を有するBRのエトキシシリル基の変性率は、シリカとの相互作用が充分にえられ、ゴム混練り時の加工性が低下しないという点から、80%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましい。
末端にエトキシシリル基を有するBRの分子量分布(Mw/Mn)は、低分子量成分が増加せず、転がり抵抗が悪化しない点から、分子量分布が狭いものが好ましく、具体的には2.3以下が好ましく、2.2以下がより好ましい。なお、分子量分布の下限は、特に限定されないが、1であることが好ましい。
末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴム(BR)は、式(1):
Figure 0004354512
(式中、R1、R2およびR3は、同じかまたは異なり、アルキル基、アルコキシ基、アセタール基、カルボキシル基、メルカプト基またはこれらの誘導体であり、R4およびR5は、同じかまたは異なり、のアルキル基または水素原子であり、nは整数である)
で表される化合物で変性されたBRである。
式(1):
Figure 0004354512
で表される化合物で変性されたBRは、充填剤としてシリカを含有する場合、シリカとの結合性を向上させることができる点、シリカの分散性を向上させる点において好ましい。
式(1)の具体例としては、たとえば、
Figure 0004354512
があげられる。
前記式(1)で表される化合物で変性されたBR中のビニル結合量は、リムチェーフィング性において優れるという点から、35質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、25質量%以下がさらに好ましい。また、前記式(1)で表される化合物で変性されたBR中のビニル結合量は、製造効率が優れるという点から、5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましく、10質量%以上がさらに好ましい。
ゴム成分(A)中の変性SBRおよび/または末端にエトキシシリル基を有するBRの含有率は、ブレーキ性能などのグリップ特性、および操縦応答性に優れるという点から、20質量%以上であり、好ましくは30質量%であり、より好ましくは40質量%以上である。また、ゴム成分(A)中の変性SBRの含有率は、NRやBRなど他のゴム成分を併用して、発熱を抑えるという点から、80質量%以下であり、好ましくは70質量%以下である。
NRとしては、とくに制限はなく、通常ゴム工業で使用されるものを使用することができ、具体的には、RSS♯3、TSR20などがあげられる。また、IRとしても、とくに制限はなく、タイヤ工業で従来から使用されるものを使用することができる。
ゴム成分(A)中のNRおよび/またはIRの含有率は、破断強度や低発熱性に優れるという点から、20質量%以上であり、好ましくは30質量%以上であり、である。また、ゴム成分(A)中のNRおよび/またはIRの含有率は、グリップ性能や操縦安定性に優れるSBRを充分に配合するという点から、80質量%以下であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは60質量%以下である。
BRとしても、とくに制限はなく、宇部興産(株)製のBR130B、BR150Bなどのハイシス含有量のBR(ハイシスBR)などを好適に使用することができる。
ゴム成分(A)中のBRの含有率は、耐摩耗性および低発熱性に優れるという点から、20質量%以上であり、好ましくは30質量%以上である。また、ゴム成分(A)中のBRの含有率は、グリップ性能や操縦安定性に優れるSBRを充分に配合するという点から、80質量%以下であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
末端にエトキシシリル基を有するBR以外の変性BRとしては、リチウム開始剤により1,3−ブタジエンの重合をおこなったのち、スズ化合物を添加することにより得られ、さらに変性BR分子の末端がスズ−炭素結合で結合されているものが好ましい。
リチウム開始剤としては、アルキルリチウム、アリールリチウム、ビニルリチウム、有機スズリチウムおよび有機窒素リチウム化合物などのリチウム系化合物や、リチウム金属などがあげられる。前記リチウム開始剤を変性BRの開始剤とすることで、高ビニル、低シス含有量の変性BRを作製できる。
スズ化合物としては、四塩化スズ、ブチルスズトリクロライド、ジブチルスズジクロライド、ジオクチルスズジクロライド、トリブチルスズクロライド、トリフェニルスズクロライド、ジフェニルジブチルスズ、トリフェニルスズエトキシド、ジフェニルジメチルスズ、ジトリルスズクロライド、ジフェニルスズジオクタノエート、ジビニルジエチルスズ、テトラベンジルスズ、ジブチルスズジステアレート、テトラアリルスズ、p−トリブチルスズスチレンなどがあげられ、これらのスズ化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
変性BR中のスズ原子の含有率は50ppm以上が好ましく、60ppm以上がより好ましい。スズ原子の含有率が50ppm未満では、カーボンブラックを配合した場合に、変性BR中のカーボンブラックの分散を促進する効果が小さく、tanδが増大してしまう傾向がある。また、スズ原子の含有率は3000ppm以下が好ましく、2500ppm以下がより好ましく、250ppm以下がさらに好ましい。スズ原子の含有率が3000ppmをこえると、混練り物のまとまりが悪く、エッジが整わないため、混練り物の押出し加工性が悪化する傾向がある。
変性BRの分子量分布(Mw/Mn)は2以下が好ましく、1.5以下がより好ましい。変性BRのMw/Mnが2をこえると、カーボンブラックを配合する場合に、カーボンブラックの分散性が悪化し、tanδが増大してしまう傾向がある。
変性BRのビニル結合量は5質量%以上が好ましく、7質量%以上がより好ましい。変性BRのビニル結合量が5質量%未満では、変性BRを重合(製造)することは困難である傾向がある。また、変性BRのビニル結合量は50質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。変性BRのビニル結合量が50質量%をこえると、引張強度が低下し、カーボンブラックを配合する場合には、カーボンブラックの分散性が悪化する傾向がある。
ゴム成分(A)中の変性BRの含有率は、低発熱性に優れるという点から、20質量%以上であり、好ましくは30質量%以上である。また、ゴム成分(A)中の変性BRの含有率は、グリップ性能および操縦安定性に優れるSBRを充分に配合するという点から、
80質量%以下であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
SPB含有BRにおいて、1,2−シンジオタクチックポリブタジエン結晶(SPB)は、単にBR中に結晶を分散させたものではなく、BRと化学結合したうえで分散していることが好ましい。前記結晶がゴム成分と化学結合したうえで分散することにより、クラックの発生および伝播が抑制される傾向がある。なお、このSPB含有BRは、とくに制限されるわけではないが、たとえば、特開平11−349732号公報に記載された方法により製造することができる。
SPBの融点は、プレスによるタイヤの加硫中に結晶が溶融せず、充分な硬度が得られるという点から、180℃以上が好ましく、190℃以上がより好ましい。また、SPBの融点は、SPB含有BRの分子量が小さく、ゴム組成物中において分散性に優れるという点から、220℃以下が好ましく、210℃以下がより好ましい。
SPB含有BR中のSPBの含有率は、充分な硬度が得られる点から、2.5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましい。また、SPBの含有率は、ポリマー製造容器内での充分な流動性が得られ、製造効率に優れ、さらに、SPBの分散性に優れる点から、20質量%以下が好ましく、18質量%以下がより好ましい。
ゴム成分(A)中のSPB含有BRの含有率は、耐摩耗性および低発熱性に優れるという点から、20質量%以上であり、好ましくは30質量%以上である。また、ゴム成分(A)中のSPB含有BRの含有率は、グリップ性能および操縦安定性に優れるSBRを充分に配合するという点から、80質量%以下であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)とは、式(B1):
Figure 0004354512
(式中、R1〜R3は同じかまたは異なり、いずれも炭素数5〜12のアルキル基;xおよびyは同じかまたは異なり、いずれも2〜4の整数;nは0〜10の整数である)
で示されるものである。
式(B1)で表わされるアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)は、芳香族環に極性がないため、ゴム成分(A)中の変性SBRに良好に分散させることができる。
nは、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)のゴム成分(A)中への分散性が良い点から、0〜10の整数であり、好ましくは1〜9の整数である。
xおよびyは、同じかまたは異なり、ゴム組成物を効率よく高硬度にすることができる(リバージョン抑制)点から、いずれも2〜4の整数であり、好ましくはともに2である。
1〜R3は同じかまたは異なり、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)のゴム成分(A)中への分散性が良い点から、いずれも炭素数5〜12のアルキル基であり、このましくは炭素数6〜9のアルキル基である。
このアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)は、公知の方法で調製することができ、とくに制限されるわけではないが、たとえば、アルキルフェノールと塩化硫黄とを、たとえば、モル比1:0.9〜1.25で反応させる方法などがあげられる。
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)の具体例として、nが0〜10、xおよびyが2、RがC817(オクチル基)であり、硫黄含有率が24質量%である田岡化学工業(株)製のタッキロールV200:
Figure 0004354512
(式中、nは0〜10の整数である)
などがあげられる。
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)の配合量は、ゴム成分(A)100質量部に対して0.5質量部以上、好ましくは1.0質量部以上である。アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)の配合量が0.5質量部未満では、tanδを低減させる効果が少ない。また、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)の配合量は、ゴム成分(A)100質量部に対して10質量部以下、好ましくは7質量部以下である。アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)の配合量が10質量部をこえると、ゴムの加工中に焼けが生じやすく、tanδを低減させる効果も飽和してしまう。
本発明で使用される硫黄(C)としては、特に限定はされないが、加工中にブルームの発生を抑えることができ分散性に優れるという理由から、オイル処理した不溶性硫黄が好ましく、具体的には、フレキシス製のクリステックスHSOT20、三新化学工業(株)製のサンフェルEXなどがあげられる。
ここで、不溶性硫黄とは、例えば二硫化炭素やゴム状炭化水素などに不溶の硫黄のことであるが、本発明でいう不溶性硫黄とは特に二硫化炭素に不溶な成分が80%以上の高分子量の硫黄のことをいう。また、二硫化炭素に不溶な成分が90%以上の高分子量の硫黄であってもよい。
硫黄(C)の配合量は、適度なゴム硬度と操縦安定性を確保しやすいという点から、ゴム成分(A)100質量部に対して0.5質量部以上であり、好ましくは0.6質量部以上である。また、硫黄(C)の配合量は、破断強度を適度に確保できるという点から、6質量部以下であり、好ましくは5質量部以下である。なお、硫黄として不溶性硫黄を配合する場合、硫黄の配合量とは、不溶性硫黄中のオイル分を除いた硫黄の含有量を表す。
シリカ(D)の配合量は、グリップ性能および破断強度に優れるという点から、ゴム成分(A)100質量部に対して10質量部以上、好ましくは20質量部以上である。また、シリカ(D)の配合量は、低発熱性を確保し、また増量しすぎてもグリップ性能の向上がそれ以上見込めないという点から、ゴム成分(A)100質量部に対して100質量部以下、好ましくは90質量部以下である。
シリカ(D)としては、とくに制限されず、タイヤ工業において一般的に使用されているシリカを用いることができる。なかでも、シリカ(D)のチッ素吸着比表面積(N2SA)は40m2/g以上が好ましく、45m2/g以上がより好ましい。シリカ(D)のチッ素吸着比表面積が40m2/g未満では、補強性や耐摩耗性が低下する傾向がある。また、シリカ(D)のチッ素吸着比表面積は250m2/g以下が好ましく、240m2/g以下がより好ましい。シリカ(D)のチッ素吸着比表面積が250m2/gをこえると、補強性はそれ以上は向上しないが、加工性やゴム粘度が著しく悪化する傾向がある。
補強性や耐摩耗性が乗用車用タイヤに用いるのに充分な効果を発揮し、加工性および分散性も良好であることから、ローディア社製のZ115GR(N2SA:112m2/g)が好適に用いられる。
本発明では、シリカ(D)とともに、シランカップリング剤を併用することが好ましい。
シランカップリング剤としては、とくに制限はなく、タイヤ工業で従来からゴム組成物中にシリカとともに配合されているものであれば使用することができ、具体的には、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリメトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィドなどのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシランなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランなどのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシランなどのクロロ系などがあげられ、これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)−テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどが好適に用いられる。
シランカップリング剤を配合する場合、シランカップリング剤の配合量は、加工性および発熱性に優れる点から、シリカ(D)100質量部に対して5質量部以上が好ましく、6質量部以上がより好ましく、8質量部以上がさらに好ましい。また、シランカップリング剤の配合量は、シランカップリング剤を過剰に配合すると、余剰カップリング剤が硫黄を放出し、ゴムを過剰に架橋するため破断強度が低下し、また、コストも高くなる点から、シリカ(D)100質量部に対して12質量部以下が好ましく、10質量部以下がより好ましい。
また、本発明のトレッド用ゴム組成物はさらにカーボンブラック(E)を配合することが好ましい。
カーボンブラック(E)の配合量は、紫外線によるゴムの劣化を防止するという点から、ゴム成分(A)100質量部に対して、2質量部以上が好ましく、5質量部以上がよりに好ましい。また、カーボンブラック(E)の配合量は、グリップ性および低発熱性に優れるシリカを充分に配合し、またカーボンブラックの加工性も良いという点から、ゴム成分(A)100質量部に対して、50質量部以下が好ましく、45質量部以下がより好ましい。
カーボンブラック(E)としては、とくに制限されず、タイヤ工業において一般的に使用されているカーボンブラックを用いることができる。なかでも、カーボンブラック(E)のチッ素吸着比表面積(N2SA)は40m2/g以上が好ましく、45m2/g以上がより好ましい。カーボンブラック(E)のチッ素吸着比表面積が40m2/g未満では、補強性および耐摩耗性が著しく悪化する傾向がある。また、カーボンブラック(E)のチッ素吸着比表面積は300m2/g以下が好ましく、280m2/g以下がより好ましい。カーボンブラック(E)のチッ素吸着比表面積が300m2/gをこえると、分散性が悪く、かえって補強性および耐摩耗性が低下する傾向がある。
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)に加えて、さらにシトラコンイミド化合物(F)を配合することで、高硬度(Hs)のゴム組成物を得ることができる。
シトラコンイミド化合物(F)としては、熱的に安定であり、ゴム中への分散性に優れるという理由から、ビスシトラコンイミド類が好ましい。具体的には、1,2−ビスシトラコンイミドメチルベンゼン、1,3−ビスシトラコンイミドメチルベンゼン、1,4−ビスシトラコンイミドメチルベンゼン、1,6−ビスシトラコンイミドメチルベンゼン、2,3−ビスシトラコンイミドメチルトルエン、2,4−ビスシトラコンイミドメチルトルエン、2,5−ビスシトラコンイミドメチルトルエン、2,6−ビスシトラコンイミドメチルトルエン、1,2−ビスシトラコンイミドエチルベンゼン、1,3−ビスシトラコンイミドエチルベンゼン、1,4−ビスシトラコンイミドエチルベンゼン、1,6−ビスシトラコンイミドエチルベンゼン、2,3−ビスシトラコンイミドエチルトルエン、2,4−ビスシトラコンイミドエチルトルエン、2,5−ビスシトラコンイミドエチルトルエン、2,6−ビスシトラコンイミドエチルトルエンなどがあげられる。なかでも、熱的に特に安定であり、ゴム中への分散性に特に優れ、高硬度(Hs)のゴム組成物を得ることができ(リバージョン制御)、形成されたポリマー間の結合が熱的に安定になるという理由から、1,3−ビスシトラコンイミドメチルベンゼンが好ましい。
1,3−ビスシトラコンイミドメチルベンゼンとは、下記化学式で表されるものである。
Figure 0004354512
シトラコンイミド化合物(F)の配合量は、ゴム成分(A)100質量部に対して、0.1質量部以上が好ましく、0.2質量部以上がより好ましい。シトラコンイミド化合物(F)の配合量が0.1質量部未満では、適性硫黄量に対し不足しており、ポリスルフィド結合が主として形成される傾向がある。また、シトラコンイミド化合物(F)の配合量は、ゴム成分(A)100質量部に対して、5質量部以下が好ましく、4質量部以下がより好ましい。シトラコンイミド化合物(F)の配合量が5質量部を超えると、適性硫黄量より多くなり、形成されるジスルフィド結合数が頭打ちとなる傾向がある。
一般的にゴム組成物中の充填剤の含有量が減少すると、tanδが小さくなり転がり抵抗が良好となるが、複素弾性率(E*)は減少し、操縦安定性が低下する。本発明のゴム組成物において、tanδが小さく、転がり抵抗が良好であり、かつ複素弾性率(E*)が減少せず、操縦安定性が良好であるトレッド用ゴム組成物とするために、さらに、変性レゾルシン、変性クレゾール、および変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を配合することが好ましい。
フェノール樹脂は、特に限定されないが、フェノールと、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラールなどのアルデヒド類を酸あるいはアルカリ触媒で反応させることにより得られるものであり、変性フェノール樹脂としては、たとえばカシューオイル、トールオイル、アマニ油、各種動植物油、不飽和脂肪酸、ロジン、アルキルベンゼン樹脂、アニリン、メラミンからなる群から選ばれる少なくとも1種を使って変性したフェノール樹脂などがあげられる。
なかでも、変性フェノール樹脂としては、複素弾性率(E*)を向上させられるという理由から、カシューオイル変性フェノール樹脂が好ましい。
レゾルシン縮合物とは、以下の式で表される化合物をいう。
Figure 0004354512
変性レゾルシン縮合物とは、以下の式のようにレゾルシン縮合物をアルキル化したものがあげられる。式中のnは整数である。
Figure 0004354512
変性レゾルシン縮合物としては、たとえば、住友化学工業(株)製のスミカノール620、レゾルシン・ホルマリン反応物としてペナコライト樹脂(インドスペック社製の1319Sなど)、RSM(約60質量%のレゾルシンと約40質量%のステアリン酸との混合物)などがあげられる。なかでも、経時変化による安定性に優れるという理由から、Rがオクチル基であるスミカノール620が好ましい。
クレゾール樹脂とは、以下の式で表される化合物をいう。式中のnは1以上の整数である。
Figure 0004354512
クレゾール樹脂は、薬品軟化点が100℃付近(92〜107℃)であるため、常温では固体であるが、ゴム混練り時に液体であるため分散しやすい点からメタクレゾール樹脂が最も好ましい。
変性クレゾール樹脂とは、前記クレゾール樹脂の末端のメチル基を水酸基に変性したもの、クレゾール樹脂の繰り返し単位の一部をアルキル化したものがあげられる。
変性レゾルシン、変性クレゾールおよび変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量は、ゴム成分100質量部に対して0.5質量部以上が好ましく、1.0質量部以上がより好ましく、1.5質量部以上がさらに好ましい。変性レゾルシン、変性クレゾールおよび変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量が0.5質量部未満では、硫黄の架橋密度と比較し、樹脂の架橋密度が充分なものではなく、硬度が低くなる。また、変性レゾルシン、変性クレゾールおよび変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量は、3.0質量部以下が好ましく、2.5質量部以下がより好ましく、2.0質量部以下がさらに好ましい。変性レゾルシン、変性クレゾール、および変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量が3質量部をこえると、硫黄の架橋密度と比較し、樹脂の架橋密度が大きすぎるため、低発熱性が低下する。
また、前記変性レゾルシン、変性クレゾール、および変性フェノール樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する場合、さらに、ヘキサメチレンテトラミン(HMT)、ヘキサメトキシメチロールメラミン(HMMM)およびヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテル(HMMPME)よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することが、破断時強度が向上する点、ゴム組成物の硬度が向上する点から好ましい。なかでも、タイヤ加硫中にメチレン(ホルムアルデヒド)が発生する(加工中には発生しない)という理由から、HMTが好ましい。
HMT、HMMMおよびHMMPMEよりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量は、ゴム成分100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、0.2質量部以上がより好ましく、0.3質量部以上がさらに好ましい。前記化合物の含有量が0.1質量部未満では、メチレンの発生が不足し、変性レゾルシン、変性クレゾール、変性フェノール樹脂の架橋密度が充分ではない傾向がある。また、HMT、HMMMおよびHMMPMEよりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量は、5質量部以下が好ましく、4質量部以下がより好ましく、3質量部以下がさらに好ましい。前記化合物の含有量が5質量部をこえると、熱酸化劣化により破断時強度が低下する傾向がある。
本発明のゴム組成物には、前記ゴム成分(A)、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)、硫黄(C)、シリカ(D)、シランカップリング剤、カーボンブラック(E)、シトラコンイミド化合物(F)、変性レゾルシン、変性クレゾール、および変性フェノール樹脂、HMT、HMMM、HMMPME以外にも、従来ゴム工業で使用される配合剤、たとえば、オイル、ステアリン酸、老化防止剤、ワックス、酸化亜鉛、硫黄以外の加硫剤、各種加硫促進剤などを必要に応じて適宜配合することができる。
これらの他の配合剤の配合量は、ゴム成分(A)、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)硫黄(C)およびシリカ(D)による本発明の効果を損なわない範囲とすればよい。
加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、グアニジン系などがあげられる。
これらの加硫促進剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
本発明のゴム組成物は、一般的な方法で調製される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどでゴム成分(A)、シリカ(D)および必要に応じて他の配合剤を混練りしたのち、アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物(B)、硫黄(C)および加硫促進剤を配合して最終練りをし、加硫することにより、本発明のゴム組成物を調製することができる。
本発明のゴム組成物は、グリップ性能および耐摩耗性と低発熱性(低tanδ)を両立させるという理由から、タイヤのトレッドとして使用するものである。
また、前記トレッドとしては、キャップトレッドおよびベーストレッド用ゴム組成物を用いた二層構造のトレッドとすることが操縦安定性を低下させることなく、転がり抵抗を低減させることができるという点で好ましい。
本発明のタイヤは、本発明のゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。すなわち、必要に応じて前記配合剤を配合した本発明のゴム組成物を、未加硫の段階でタイヤのトレッドの形状にあわせて押出し加工し、タイヤ成形機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得ることができる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらのみに限定されるものではない。
次に、実施例および比較例で用いた各種薬品について、説明する。
天然ゴム(NR1):RSS♯3
天然ゴム(NR2):TSR20
変性スチレンブタジエンゴム(変性SBR):JSR(株)製のHPR340(変性S−SBR、結合スチレン量:10質量%、アルコキシルシランでカップリングし、末端に導入)
スズ変性ブタジエンゴム(変性BR):日本ゼオン(株)製のBR1250(リチウム開始剤で重合、スズ原子の含有率:250ppm、ビニル量:10〜13質量%、Mw/Mn:1.5)
変性BR以外のブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)製のBR150B
1,2−シンジオタクチック結晶を含むブタジエンゴム(SPB含有BR):宇部興産(株)製のVCR617(シンジオタクチック結晶含量:17質量%)
エトキシシラン変性ブタジエンゴム(S変性BR):住友化学(株)製のS変性BR(分子鎖の末端構造:エトキシシリル基、式:
Figure 0004354512
の化合物により変性されたブタジエンゴム、ビニル含量15%)
エトキシシラン変性スチレン−ブタジエンゴム(S変性SBR):住友化学(株)製のSE0190(分子鎖の末端構造:エトキシシリル基、式:
Figure 0004354512
の化合物により変性されたスチレンブタジエンゴム、スチレン含量25%、ビニル含量59%)
シリカ:ローディア社製のZ115GR(N2SA:112m2/g)
シランカップリング剤1:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
シランカップリング剤2:デグッサヒュルス(株)製のSi75(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
アロマオイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−140
カーボンブラックN330:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN330(N2SA:79m2/g)
カーボンブラックN550:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN550(N2SA:42m2/g)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
ステアリン酸:日本油脂(株)製の椿
酸化亜鉛:東邦亜鉛(株)製の銀嶺R
硫黄(20%オイル含有):フレキシス社製のクリステックスHSOT20(硫黄80質量%およびオイル分20質量%含む不溶性硫黄。硫黄成分のうち、不溶性硫黄分は90%以上であり、可溶性硫黄分は10%以下である。)
粉末硫黄(5%オイル含有):鶴見化学工業(株)製の5%オイル処理粉末硫黄(オイル分5質量%含む可溶性硫黄)
加硫促進剤CZ:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(1,3−ジフェニルグアニジン)
加硫促進剤TBBS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
加硫促進剤HMT:ヘキサメチレンビスチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物:フレキシス社製のデュラリンクHTS
加硫促進剤TBZTD:フレキシス(株)製のPerkacit TBzTD(テトラベンジルチウラムジスルフィド)
V200:田岡化学工業(株)製のタッキロールV200(アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物、xおよびy:2、R:C817のアルキル基、硫黄含有率:24質量%)
Figure 0004354512
(式中、nは0〜10の整数である)
HTS:フレキシス社製の1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム・2水和物
Figure 0004354512
PK900:フレキシス社製のPK900(1,3−ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン)
Figure 0004354512
変性レゾルシン:住友化学(株)製のスミカノール620(レゾルシン・アルキルフェノール縮合物)
Figure 0004354512
(式中、Rはオクチル基)
変性クレゾール:住友化学工業(株)製のスミカノール610(化学式1においてn=16〜17)
Figure 0004354512
フェノール樹脂:住友ベークライト(株)製のスミライトレジンPR12686
Figure 0004354512
実施例1〜13および比較例1〜9
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物、硫黄および加硫促進剤を除く各種薬品を、表1および表2に示す配合量にしたがって、バンバリーミキサーにて混練りした。得られた混練り物に、アルキルフェノール塩化硫黄縮合物、硫黄および加硫促進剤を、表1および表2に示す配合量添加し、オープンロールにて混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。そして、得られた未加硫ゴム組成物を、170℃の条件下で12分間加硫することにより、実施例1〜13および比較例1〜9の試験用ゴムシートを作製し、得られた試験用ゴムシートを用いて以下に示す試験をおこなった。
(粘弾性試験)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪10%、動歪2%および周波数10Hzの条件下で、30℃における加硫ゴム組成物の複素弾性率E*および損失正接tanδを測定した。なお、E*が大きいほど、剛性が高く、硬度が高いことを示し、tanδが小さいほど低発熱性に優れることを示す。
(引張試験)
前記加硫ゴム組成物からからなる3号ダンベル型試験片を用いて、JIS K 6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて引張試験を実施し、破断時伸びEB(%)を測定した。EBが大きいほどゴム強度が優れることを示す。
また、前記得られた未加硫ゴム組成物を所定の形状の口金を備えた押し出し機で押し出し成形し、キャップトレッド形状およびベーストレッド形状のゴム組成物を得た。それぞれのテストサンプルについて、以下の測定を実施した。さらに、得られたゴム組成物を定法にてタイヤ成型機上で張り合わせ、タイヤローカバーを作製し、これを金型中で加硫して空気入りタイヤを試作し、以下の測定を実施した。
(耐摩耗性)
ランボーン型摩耗試験機を用いて、室温でスリップ率20%の条件で摩耗試験を行なった。摩耗量の逆数を、比較例1を100(基準)として指数表示をした。数値が大きいほど耐摩耗性が向上していることを示している。
(転がり抵抗性)
(株)上島製作所製のスペクトロメーターを用いて動的歪振幅2%、周波数10%、温度60℃の条件でtanδを測定した。tanδの値の逆数を、比較例1を100(基準)として指数表示をした。数値が大きいほど転がり抵抗が低減されていることを示している。
(操縦安定性能)
各実施例および比較例で得られたゴム組成物により得られたタイヤを用いて、当該タイヤを装着した普通乗用車にてテストコースにおいて官能試験を実施した。点数が高い(6点満点)ほど操縦安定性が良好である。
以上の試験結果を表1および表2に示す。
Figure 0004354512
Figure 0004354512
実施例14〜46および比較例10〜28
アルキルフェノール・塩化硫黄縮合物、硫黄および加硫促進剤を除く各種薬品を、表3〜9に示す配合量にしたがって、バンバリーミキサーにて最高温度が165℃条件下、5分間混練りした。得られた混練り物に、アルキルフェノール塩化硫黄縮合物、硫黄および加硫促進剤を、表3〜9に示す配合量添加し、オープンロールにて最高温度が97℃条件下、3分間混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。そして、得られた未加硫ゴム組成物を、170℃の条件下で12分間加硫することにより、実施例14〜46および比較例10〜28の試験用ゴムシートを作製し、実施例1と同様の方法にて、試験を行った。評価結果を表3〜9に示す。
Figure 0004354512
Figure 0004354512
Figure 0004354512
Figure 0004354512
Figure 0004354512
Figure 0004354512
Figure 0004354512

Claims (4)

  1. (A)末端にアルコキシシリル基を有する変性スチレンブタジエンゴムおよび/または末端にエトキシシリル基を有するブタジエンゴムを20〜80質量%ならびに
    天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スズ変性ブタジエンゴムおよび1,2−シンジオタクチック結晶を含むポリブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1種のジエン系ゴムを20〜80質量%含有するゴム成分100質量部に対して、
    (B)式(B1):
    Figure 0004354512
    (式中、R1〜R3は同じかまたは異なり、いずれも炭素数5〜12のアルキル基;xおよびyは同じかまたは異なり、いずれも2〜4の整数;nは0〜10の整数である)
    で示されるアルキルフェノール・塩化硫黄縮合物を0.5〜10質量部、
    (C)硫黄を0.5〜6質量部、
    (D)シリカを10〜100質量部
    含有するトレッド用ゴム組成物。
  2. さらに、ゴム成分(A)100質量部に対して、(E)カーボンブラックを2〜50質量部含有する請求項1記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. さらに、ゴム成分(A)100質量部に対して、(F)シトラコンイミド化合物を0.1〜5質量部含有する請求項1または2記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物を含むトレッドを有するタイヤ。
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