JP4354340B2 - 画像形成装置及び異常検知方法 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置に係り、より詳細には、静電潜像担持体の表面に電荷を付与する帯電部材に電圧を印加して静電潜像担持体の表面を一様に帯電する帯電工程において、帯電部材に印加されている電流を検知して異常を判定する画像形成装置及び異常検知方法に関する。
従来、デジタル複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの電子写真方式を用いた画像形成装置においては、放電時に発生するオゾンの量がコロナチャージャーを用いる場合に比べて少ないというメリットがあることより、帯電ローラや転写ローラが用いられている。
このような帯電ローラを用いた画像形成装置では、静電潜像担持体である感光体ドラムにリークが発生したまま印字し続けると、少しずつ感光体ドラムのリークが大きくなり、リーク箇所にのみ多量の電流が流れ続けることになる。その結果、帯電部材である帯電ローラの耐圧が耐え切れず帯電ローラにまで損傷を受け、感光体ドラムの交換のみならず、帯電ローラの交換が必要となり、被害を増大させる結果となる。すなわち、帯電ローラがリークによる損傷を受けるとその部分の耐電圧が非常に低くなってしまい、そこから多量の電流が流れ出てしまうために、局所的に帯電が行えず画像上に黒ポチ状の異常画像が発生することになる。
また、異物が付着した場合、本来はその時点で異物を除去するだけで対応できたものが、異物が付着したまま印字し続けると、帯電ローラの円周上の汚れがひどくなり、帯電ローラ汚れが感光体ドラムにまで転写し、被害を増大させることになる。そのため、リークや異物付着を早期に発見できれば、被害を軽微にすませることができる。
そこで、このようなリークの発生をいち早く検出する手法が従来から種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、帯電ローラに印加されている交流成分の電圧Vppの平均値(VppAve)を求め、逐次サンプリングされるVppの値と比較し、VppAveがVppに対して充分大きいとき、リークが生じていると判断するようになっている。
特開平8−146718号公報
しかし、上記特許文献1のものでは、リークが生じているか否かを推定することは可能であるが、上記した帯電ローラや感光体ドラムに異物(絶縁物)が付着しているか否かを判定することはできないといった問題があった。
また、上記特許文献1のものでは、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧を帯電ローラに印加している。このように直流成分に交流成分を重畳することにより、感光体ドラムの表面電位と交流成分との間で除電・放電が繰り返され、表面電位は直流成分に近づくことになる。この場合、特許文献1のものでは、帯電ローラに印加されている交流成分のピーク間電圧を検知しているので、画質に対する影響を推定しているにすぎない。また、特許文献1の技術は、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧を帯電ローラに印加するタイプのものには有効であるが、帯電ローラに直流電圧のみを印加するタイプの画像形成装置には適用できないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、帯電ローラに直流電圧のみを印加するタイプの画像形成装置において、帯電ローラに流れる電流の平均値に対する変動幅を検知することにより、リーク電流が生じているか否か、及び帯電ローラや感光体ドラムに異物が付着しているか否かを判定することのできる画像形成装置及び異常検知方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、この静電潜像担持体の表面に電荷を付与し一様に帯電させる帯電部材と、この帯電部材に電圧を印加する電源とを有する画像形成装置において、画像形成動作時に前記帯電部材に所定の定電圧を印加しているときの電流を検知する電流検知部と、前記電流検知部で検知された電流の所定の計測範囲における平均値を前記帯電部材が一回転する時間よりも長い時間で算出する平均値算出部と、前記電流検知部で検知された電流が減少する際の所定の計測範囲における最小電流値を検出する第1ピーク値検出部と、前記第1ピーク値検出部により検出された最小電流値及び前記平均値算出部により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第1閾値との比較を行う第1比較部と、前記電流検知部で検知された電流が増加する際の所定の計測範囲における最大電流値を検出する第2ピーク値検出部と、前記第2ピーク値検出部により検出された最大電流値及び前記平均値算出部により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第2閾値との比較を行う第2比較部と、前記第1比較部の比較結果または前記第2比較部の比較結果に基づいて、前記帯電部材または前記静電潜像担持体の異常を判定する判定部とを備えたことを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が減少する際の最小電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第1閾値とを比較して、差分が第1閾値を超えている場合には、異物が付着していると判定する。これにより、異物付着を早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。また、本発明によれば、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が増加する際の最大ク電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第2閾値とを比較して、差分が第2閾値を超えている場合には、リークが発生していると判定する。これにより、リークを早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。
また、本発明によれば、前記電流検知部は、電源投入時には所定時間遅延して電流を検知するように制御されることを特徴とする。このような制御により、電源投入時に発生するノイズ(突入電流の影響)を除去できるので、検知の誤作動が少なくなる。
また、本発明によれば、前記判定部は、前記第1ピーク値検出部で検出される最小電流の周期を求め、その求めた結果に基づいて前記帯電部材または前記静電潜像担持体の何れに異常が生じているかを判定することを特徴とする。このように最小電流の周期を求めることで、異常が帯電部材または静電潜像担持体のどこで発生しているかを判断することができるため、異常個所の特定を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、前記第1閾値として複数の値が設定されていることを特徴とする。このように複数の値を設定することで、異物の大きさをある程度特定でき、異物除去を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、前記第2閾値として複数の値が設定されていることを特徴とする。例えば、リーク発生時を判定するための閾値と、過大な電流値が流れる直前を判定するための閾値とを設定しておくことで、リーク発生時は異常を判定し、異常個所を点検するだけでよいが、過大な電流値が流れてマシン全体に被害を及ぼしそうなときは強制的にストップをかけ、被害を最小限にとどめるといったことが可能となる。
また、本発明の異常検知方法は、静電潜像担持体の表面に電荷を付与する帯電部材に電圧を印加して前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電する工程において、前記帯電部材に印加されている電流を検知して異常を判定する異常検知方法であって、画像形成動作時に前記帯電部材に所定の定電圧を印加しているときの電流を検知する電流検知手順と、前記電流検知手順で検知された電流の所定の計測範囲における平均値を前記帯電部材が一回転する時間よりも長い時間で算出する平均値算出手順と、前記電流検知手順で検知された電流が減少する際の所定の計測範囲における最小電流値を検出する第1ピーク値検出手順と、前記電流検知手順で検知された電流が増加する際の所定の計測範囲における最大電流値を検出する第2ピーク値検出手順と、前記第1ピーク値検出手順により検出された最小電流値及び前記平均値算出手順により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第1閾値とを比較する手順、または前記第2ピーク値検出手順により検出された最大電流値及び前記平均値算出手順により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第2閾値とを比較する手順に基づいて、前記帯電部材または前記静電潜像担持体の異常を判定する判定手順とからなることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が減少する際の最小電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第1閾値とを比較して、差分が第1閾値を超えている場合には、異物が付着していると判定する。これにより、異物付着を早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。また、本発明によれば、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が増加する際の最大電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第2閾値とを比較して、差分が第2閾値を超えている場合には、リークが発生していると判定する。これにより、リークを早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。
本発明によれば、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が減少する際の最小電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第1閾値とを比較して、差分が第1閾値を超えている場合には、異物が付着していると判定することにより、異物付着を早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。また、帯電部材に印加されている電流の平均値と帯電部材に印加されている電流が増加する際の最大電流値との差分を求め、その差分と予め設定された第2閾値とを比較して、差分が第2閾値を超えている場合には、リークが発生していると判定することにより、リークを早期に発見することができるので、被害を軽微にすませることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明の画像形成装置を複合機に適用した場合について説明する。
−複合機の全体構成の説明−
図1は、本実施形態に係る画像形成装置としての複合機1の内部構成の概略を示している。複合機1は、記録用紙(OHP等の記録媒体を含む。)に画像を形成する画像形成モードとしてコピアモード、プリンタモード、FAXモードを有し、各モードはユーザによって選択される。
この複合機1は、原稿読取部としてのスキャナ部2、画像形成部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
<画像形成部3の説明>
画像形成部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置(現像機構)31c、転写ローラ31dを有する図示しない転写ユニット(転写機構)、クリーニング装置(クリーニング機構)31e、図示しない除電器、帯電ローラ31fを有する図示しない帯電ユニットが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ローラ31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての記録用紙に転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ローラ31fは、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面を所定の電位に帯電させるものである。
このため、記録用紙に画像を形成する際には、帯電ローラ31fによって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ローラ31dによって、トナー像が記録用紙に転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、記録用紙への画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
一方、用紙搬送系32は、用紙収容部としての用紙カセット33に収容された記録用紙、または手差トレイ34に載置された記録用紙を1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙を用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36の一端側は2つに分岐されており、一方の分岐端は用紙カセット33の排出側に対向していると共に、他方の分岐端は手差トレイ34の排出側に対向している。また、主搬送路36の他端は排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ローラ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ローラ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
主搬送路36の一方の分岐端(用紙カセット33の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36aが配設されている。このピックアップローラ36aの回転により、用紙カセット33に収容されている記録用紙を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。同様に、主搬送路36の他方の分岐端(手差トレイ34の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36bが配設されている。このピックアップローラ36bの回転により、手差カセット34に載置されている記録用紙を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
この主搬送路36における転写ローラ31dの配設位置よりも上流側には、レジストローラ36dが配設されている。このレジストローラ36dは、感光体ドラム31b表面のトナー像と記録用紙との位置合わせを行いながら記録用紙を搬送するものである。
また、レジストローラ36dの配置位置よりもさらに上流側であって、主搬送路36の分岐部よりも下流側には、搬送されてきる記録用紙の端部を検出する用紙検出器36cが配設されている。用紙検出器36cは、後述する記録用紙の重送を検出する重送検出手段としての役目と、記録用紙の後端を検知する後端検知手段としての役目を担っている。
主搬送路36における転写ローラ31dの配設位置よりも下流側には、記録用紙に転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ39a,39bを備えた定着装置39が配設されている。更に、主搬送路36の下流端には、記録用紙を排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには記録用紙が排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには記録用紙が反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、記録用紙が反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により記録用紙が反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって記録用紙が搬送され、レジストローラ36dの上流側で記録用紙が反転されて再び転写ローラ31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、記録用紙の裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
なお、上記構成の画像形成部3において、用紙カセット33、手差トレイ34、ピックアップローラ36a,36b、用紙検出器36c、レジストローラ36dを含めて、以後、記録用紙給紙部ともいう。
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
−複合機の基本動作説明−
以上の如く構成された複合機1の動作として、先ず、本複合機1が、プリンタとして機能する場合(プリンタモード)には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷データ(イメージデータやテキストデータ)を受信し、この受信した印刷データ(プリントデータ)を図示しないバッファ(メモリ)に一旦格納していく。このバッファへのプリントデータの格納と共に、バッファからのプリントデータの読み出しを順次行って、この読み出したプリントデータに基づき、上述した画像形成部3の画像形成動作により記録用紙に画像形成が行われる。
また、本複合機1がスキャナとして機能する場合(FAXモード)には、上記スキャナ部2によって読み取った原稿のスキャン画像データをバッファに一旦格納していく。このバッファへのスキャン画像データの格納と共に、バッファからホスト装置へのスキャン画像データの送信を順次行って、このホスト装置のディスプレイ等に画像表示する。
さらに、本複合機1がコピー機として機能する場合(コピアモード)には、上記スキャナ機能によって読み取った原稿画像データに基づき画像形成部3の画像形成動作によって記録用紙に画像形成が行われることになる。
−制御系のブロック構成の説明−
図2は、本複合機1の制御系の基本構成を示す機能ブロック図である。
本複合機1には、搭載されている各機器(スキャナ部2、画像形成部3、原稿自動給紙部4)を統括的に制御するためのメインCPU101が備えられており、このメインCPU101に、原稿の自動給紙を制御する原稿給紙制御部102、画像形成部3の各部を制御する帯電制御部103、現像制御部104、転写制御部105、定着制御部106、用紙検出器36cを備えた用紙搬送制御部107がそれぞれ双方向に接続されている。また、メインCPU101には、操作者が入力操作を行う図示しない操作パネル部からの信号を出力したり、メインCPU101からの信号に応じて操作パネル部上に表示動作を行わせる操作制御部108も接続されている。
−帯電工程部分での異常検知のブロック構成の説明−
図3は、帯電ローラ31fに印加される電流を検知してリークの発生や異物の付着を検知する異常検知処理の機能ブロック図である。
すなわち、感光体ドラム31bの表面を均一に帯電させる帯電ローラ31fには、所定の電圧を印加する定電圧電源51が接続されており、この定電圧電源51に、帯電ローラ31fに印加される電流を検知する電流検知部52が接続されている。また、電流検知部52の出力は異常を判定する判定部53に接続されており、判定部53の出力が、複合機1や図示しないプリンタの表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)54に接続されている。ただし、表示部54は、複合機1がネットワークに接続されている場合には、ホストコンピュータのディスプレイであってもよい。
電流検知部52は、突入電流の影響を避けるため、電源立ち上げ時は所定時間遅延して電流を検知するようになっている。このような所定時間の遅延は、帯電制御部103によって制御される。
帯電ローラ31fは、例えばφ8mmの導電性の回転軸である芯金(例えば、ステンレス(SUS304))31f1の外周に、φ14mmの半導体層である導電性ゴム(例えば、エピクロルヒドリンゴム)31f2を被覆し、この導電性ゴム31f2の外周に、厚み10μmの表面層(例えばウレタン)31f3を形成した構造となっている。ただし、帯電ローラ31fの形状は、このようなローラ形状だけでなくブレード形状であっても良い。また、感光体ドラム31bは、アルミニウムの基材31b1上に、感光層として有機光導電体を用いたOPC(Organic Photoconductor)31b2が積層された構造となっている。この感光体ドラム31bに帯電ローラ31fが圧接されており、帯電ローラ31fは、感光体ドラム31bに従動回転するようになっている。そして、帯電ローラ31fに定電圧電源51より定電圧(−1200〜1400V)が印加されることにより、感光体ドラム31bが約600Vに帯電される。本発明では、この定電圧印加の際の電流値を電
流検知部52で検知している。
<電流検知部52の説明>
図4は、電流検知部52の回路構成を示す機能ブロック図である。
電流検知部52は、平均電流値に対して減少する電流(異物が付着することによる電流の変動幅:図面ではマイナス側と表記している)を検知する第1電流検知部52aと、平均電流値に対して増加する電流(リーク電流の変動幅:図面ではプラス側と表記している)を検知する第2電流検知部52bとからなる。
<第1電流検知部52aの説明>
第1電流検知部52aは、電流の平均値を算出する平均値算出部52a1、減少する電流のピーク値(最小値)を検出するピークホールド回路からなる第1ピーク値検出部52a2、第1ピーク値検出部52a2の出力がプラス入力端子に接続され、平均値算出部52a1の出力がマイナス入力端子に接続された第1差動増幅器52a3、第1差動増幅器52a3の出力が一方の入力端子に接続され、他方の入力端子には予め設定された第1閾値が与えられている第1比較器52a4からなり、第1比較器52a4の出力が判定部53に入力されている。
平均値算出部52a1は、電流の平均値を算出する。平均値は、少なくとも帯電ローラ31fが一回転する時間よりも長い時間で算出する。例えば、帯電ローラ31fの径がφ14mmでプロセス速度が140mm/secのとき、帯電ローラ31fが一回転する時間は約314msであるから、算出時間を例えば350msとする。
第1差動増幅器52a3は、ピーク(最小)電流値−平均電流値を計算して、マイナス側電流の変動幅を算出する。
第1比較器52a4は、マイナス側電流の変動幅を第1閾値と比較する。本実施形態では、第1閾値として複数の閾値(ここでは、閾値1A,1Bの2つの閾値)を設定している。具体的には、閾値1Aを、警報を表示するレベル(例えば、−3μA)に設定し、閾値1Bを、例えば、設定電流値(例えば、−100μA)×0.8に設定している。
そして、本実施形態では、この状態において、帯電ローラ31fに−1340Vの定電圧を実際に印加して、電流値をモニタした。その際、電流値のリミッタを50μAとし、これ以上電流が流れないようにセットした。
その結果、図5に示すように、通常時は平均29μA、最小27μAとなり(同図(a)参照)、ピーク電流(27μA)−平均電流値(29μA)=−2μAであった。一方、帯電ローラ31fに絶縁物の異物が付着した際には、平均29.5μA、最小26μAとなり(同図(b)参照)、ピーク電流26μA)−平均電流値(29.5μA)=−3.5μAであった。また、図5(b)より、ピーク電流値の周期は、帯電ローラ31fの周期(314ms)とほぼ同じ300msごととなっている。
<第2電流検知部52bの説明>
第2電流検知部52bは、増加する電流のピーク値(最大値)を検出するピークホールド回路からなる第2ピーク値検出部52b2、第2ピーク値検出部52b2の出力がプラス入力端子に接続され、前記平均値算出部52a1の出力がマイナス入力端子に接続された第2差動増幅器52b3、第2差動増幅器52b3の出力が一方の入力端子に接続され、他方の入力端子には予め設定された第2閾値が与えられている第2比較器52b4からなり、第2比較器52bの出力が判定部53に入力されている。
第2差動増幅器52b3は、ピーク(最大)電流値−平均電流値を計算して、プラス側電流の変動幅を算出する。
第2比較器52b4は、プラス側電流の変動幅を第2閾値と比較する。本実施形態では、第2閾値として複数の閾値(ここでは、閾値2A,2Bの2つの閾値)を設定している。具体的には、閾値2Aを、警報を表示するレベル(例えば、15μA)に設定し、閾値2Bを、例えば、制限電流値(例えば、100μA)×0.8に設定している。
そして、本実施形態では、この状態において、帯電ローラ31fに−1240Vの定電圧を実際に印加して、電流値をモニタした。その際、電流値のリミッタを50μAとし、これ以上電流が流れないようにセットした。
その結果、図6に示すように、通常時は平均30μA、最大33μAとなり(同図(a)参照)、ピーク電流(33μA)−平均電流値(30μA)=3μAであった。一方、リーク発生時は、平均32μA、最大47μAとなり(同図(b)参照)、ピーク電流(47μA)−平均電流値(32μA)=15μAであった。また、図5(b)より、リーク発生直前のピーク電流値の周期は、感光体ドラム31bの周期(670ms)とほぼ同じ700msごととなっている。
<判定部53以降の説明>
判定部53では、第1比較器52a4より入力された情報に基づき、マイナス側電流の変動幅>第1閾値(特に閾値1A)の時、帯電ローラ31fまたは感光体ドラム31bに異物(絶縁物)が付着していると判断する。また、プラス側電流の変動幅>第2閾値(特に閾値2A)の時、リーク電流が生じていると判断する。
また、帯電制御部103を制御するメインCPU101は、上記の判断結果に基づいて最適な処理を実行するが、これについては最後の図8を用いて説明のところで詳述する。
図7は、上記判定部53の他の実施形態を示す機能ブロック図であり、電流検知部52については上記図4に示した電流検知部52と全く同じ構成であるので、ここでは同機能ブロックに同符号を付している。本実施形態では、判定部53に周期解析部53aを追加した構成としている。
周期解析部53aは、マイナス側電流のピーク値が観測された時間よりピーク発生周期を求め、その周期より、帯電ローラ31fまたは感光体ドラム31bのどちらに異物が付着しているかを判定するものである。具体的には、帯電ローラ31fの外周径をφ14mm、感光体ドラム31bの外周径をφ30mmとし、プロセス速度を140mm/sとした場合、帯電ローラ31fに異物が付着している場合には、ピーク発生周期が約300msとなり、感光体ドラム31bに異物が付着している場合には、ピーク発生周期が約700msとなる。従って、このピーク発生周期を求めることで、帯電ローラ31fまたは感光体ドラム31bのどちらに異物が付着しているかを判定することができる。
最後に、図8に示すフローチャートを参照して、本発明に係わる異常検知の処理手順全般について説明する。
本複合機1を動作させて、任意のモード(プリンタモード、FAXモード、コピアモード)を実行すると、電流検知部52は帯電ローラ31fに印加される電流の検知を開始し、まず平均値算出部52a1により平均値Aを算出する(ステップS1)。これと同時に、第1ピーク値検出部52a2がマイナス側のピーク電流値Cを検出し(ステップS2)、第2ピーク値検出部52b2がプラス側のピーク電流値Bを検出する(ステップS12)。
第1差動増幅器52a3は、ステップS1で求めた平均値AとステップS2で求めたマイナス側のピーク電流値Cとの差(C−A)を算出し(ステップS3)、その算出結果を第1比較器52a4に入力する。
第1比較器52a4は、第1差動増幅器52a3から入力された差分値(C−A)と、予め設定されている2種類の第1閾値のうちまず閾値1B(−80μA)とを比較する(ステップS4)。その結果、差分値(C−A)が閾値1B(−80μA)より大きい場合(Yesと判断された場合)には、電流が流れにくい、すなわち、所定の表面電位が得られず、カブリが生じる可能性があるため、複合機1の動作を停止する(ステップS10)。一方、差分値(C−A)が閾値1B(−80μA)より小さい場合(ステップS4でNoと判断された場合)には、次に差分値(C−A)と第1の閾値のうち閾値1A(−3μA)とを比較する(ステップS5)。その結果、差分値(C−A)が閾値1A(−3μA)より大きい場合(ステップS5でYesと判断された場合)には、帯電ローラ31fまたは感光体ドラム31bのいずれかに異物が付着していると判定し(ステップS6)、次に、ピークの発生周期の解析を行う(ステップS7)。その結果、ピーク発生周期が約700msである場合には、感光体ドラム31bに異物が付着していると判定する(ステップS8)。一方、ピーク発生周期が約300msである場合には、帯電ローラ31fに異物が付着していると判定する(ステップS9)。なお、ステップS5において、差分値(C−A)が閾値1B(−80μA)より小さい場合(No判断された場合)には、動作に問題なしと判定する(ステップS11)。
一方、第2差動増幅器52b3は、ステップS1で求めた平均値AとステップS12で求めたプラス側のピーク電流値Bとの差(C−B)を算出し(ステップS13)、その算出結果を第2比較器52b4に入力する。
第2比較器52b4は、第2差動増幅器52b3から入力された差分値(C−B)と、予め設定されている2種類の第2閾値のうちまず閾値2B(80μA)とを比較する(ステップS14)。その結果、差分値(C−B)が閾値2B(80μA)より大きい場合(Yesと判断された場合)には、リーク電流が大きく、画質が劣化する(例えば、紙の搬送方向と直交する方向に黒筋が入る)ため、複合機1の動作を停止する(ステップS10)。一方、差分値(C−B)が閾値2B(80μA)より小さい場合(ステップS14でNoと判断された場合)には、次に差分値(C−B)と第2の閾値のうち閾値2A(15μA)とを比較する(ステップS15)。その結果、差分値(C−B)が閾値2A(15μA)より大きい場合(ステップS15でYesと判断された場合)には、リークが発生していると判定する(ステップS16)。一方、ステップS15において、差分値(C−B)が閾値2B(15μA)より小さい場合(No判断された場合)には、動作に問題なしと判定する(ステップS11)。
本発明に係る画像形成装置としての複合機の内部構成の概略構成図である。 本複合機の制御系の基本構成を示す機能ブロック図である。 帯電ローラに印加される電流を検知してリークの発生や異物の付着を検知する異常検知系の機能ブロック図である。 電流検知部の回路構成を示す機能ブロック図である。 異物が付着する前(通常時)と異物が付着したときの検知電流値の変化を示すグラフである。 リークが発生する前(通常時)とリーク発生時の検知電流値の変化を示すグラフである。 判定部の他の実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明に係わる異常検知の処理手順示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機
2 スキャナ部
3 画像形成部
4 原稿自動給紙部
31 画像形成系
31a レーザスキャニングユニット
31b 感光体ドラム
31c 現像装置(現像機構)
31d 転写ローラ
31e クリーニング装置(クリーニング機構)
31f 帯電ローラ
51 定電圧電源
52 電流検知部
52a 第1電流検知部
52a1 平均値算出部
52a2 第1ピーク値検出部
52a3 第1差動増幅器
52a4 第1比較器
52b 第2電流検知部
52b2 第2ピーク値検出部
52b3 第2差動増幅器
52b4 第2比較器
53 判定部
54 表示部

Claims (6)

  1. 静電潜像担持体と、この静電潜像担持体の表面に電荷を付与し一様に帯電させる帯電部材と、この帯電部材に電圧を印加する電源とを有する画像形成装置において、
    画像形成動作時に前記帯電部材に所定の定電圧を印加しているときの電流を検知する電流検知部と、
    前記電流検知部で検知された電流の所定の計測範囲における平均値を前記帯電部材が一回転する時間よりも長い時間で算出する平均値算出部と、
    前記電流検知部で検知された電流が減少する際の所定の計測範囲における最小電流値を検出する第1ピーク値検出部と、
    前記第1ピーク値検出部により検出された最小電流値及び前記平均値算出部により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第1閾値との比較を行う第1比較部と、
    前記電流検知部で検知された電流が増加する際の所定の計測範囲における最大電流値を検出する第2ピーク値検出部と、
    前記第2ピーク値検出部により検出された最大電流値及び前記平均値算出部により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第2閾値との比較を行う第2比較部と、
    前記第1比較部の比較結果または前記第2比較部の比較結果に基づいて、前記帯電部材または前記静電潜像担持体の異常を判定する判定部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電流検知部は、電源投入時には所定時間遅延して電流を検知するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定部は、前記第1ピーク値検出部で検出されるピーク電流の周期を求め、その求めた結果に基づいて前記帯電部材または前記静電潜像担持体の何れに異常が生じているかを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1閾値として複数の値が設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第閾値として複数の値が設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 静電潜像担持体の表面に電荷を付与する帯電部材に電圧を印加して前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電する工程において、前記帯電部材に印加されている電流を検知して異常を判定する異常検知方法であって、
    画像形成動作時に前記帯電部材に所定の定電圧を印加しているときの電流を検知する電流検知手順と、
    前記電流検知手順で検知された電流の所定の計測範囲における平均値を前記帯電部材が一回転する時間よりも長い時間で算出する平均値算出手順と、
    前記電流検知手順で検知された電流が減少する際の所定の計測範囲における最小電流値を検出する第1ピーク値検出手順と、
    前記電流検知手順で検知された電流が増加する際の所定の計測範囲における最大電流値を検出する第2ピーク値検出手順と、
    前記第1ピーク値検出手順により検出された最小電流値及び前記平均値算出手順により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第1閾値とを比較する手順、または前記第2ピーク値検出手順により検出された最大電流値及び前記平均値算出手順により求められた電流の平均値の差分と予め定められている第2閾値とを比較する手順に基づいて、前記帯電部材または前記静電潜像担持体の異常を判定する判定手順と、からなることを特徴とする異常検知方法。
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