JP4353885B2 - 移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、移植機に関するものである。
移植機には、植付カップを備えると共に植付カップを上下運動させる植付カップ駆動機構が、左右に対応して対に設けられ、対の植付カップにより、上死点側の苗受取位置で苗を受け取り、下死点側の植付位置で苗を植え付けるようにしたものがある(例えば特許文献1及び特許文献2)。
この種の従来の移植機では、移植機の走行速度に対する植付カップの上下動の速さを変更することにより、苗の植え付けの株間を変更できるようにしたものはあるが、条間を変更調整できる構造にはなっていなかった。
特開2000−60230号公報 特開平11−10号公報
従って、従来の移植機では、条間を簡単に変更することができず、植え付ける野菜等の苗の種類が制限されて、移植機の汎用性が狭いものとなっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、条間を簡単に変更できて、汎用性に富む移植機を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、左右に対応した対の植付カップ29を備えると共に、植付カップ29を上下運動させる植付カップ駆動機構30が、左右に対応して対に設けられ、対の植付カップ29により、上死点側の苗受取位置で苗を受け取り、下死点側の植付位置で苗を植え付けるようにした移植機において、
前記対の植付カップ駆動機構30の少なくとも一方は、植付カップ29の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右方向に移動調整自在に設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記対の植付カップ駆動機構30の少なくとも一方は、植付カップ29の上死点側の苗受取位置が略一定になって、植付カップ29の下死点側の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右に揺動調整可能に設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記対の植付カップ駆動機構30を支持する対の支持フレーム85が設けられ、この対の支持フレーム85の少なくとも一方は、機体2側に、左右方向に移動調整自在でかつ左右に揺動調整可能に取り付けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、複数の苗供給ポット45を、環状に循環移動させて、苗供給ポット45が前記植付カップ29の苗受取位置に対応する苗送出位置に移動したときに、苗供給ポット45から苗受取位置にある植付カップ29に苗を送出するようにした移植機であって、
前記植付カップ駆動機構30の移動調整による苗受取位置の変更に対応して、苗供給ポット45の苗送出位置が左右に変更可能に構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記複数の苗供給ポット45は、開閉自在の底蓋54を有し、苗送出位置70に移動したとき、苗供給ポット45の底蓋54が開いて、苗供給ポット45から植付カップ29側に苗を送出するように構成され、底蓋54を閉塞状態に規制する蓋規制部材が、前記苗送出位置を除いて、苗供給ポット45の移動軌跡に沿うように設けられ、前記蓋規制部材の位置調整又は伸縮調整により、前記苗送出位置が左右に変更可能とされている点にある。
条間を簡単に変更できて、汎用性に富む移植機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3において、1は、畝に沿って走行しながら玉葱等の苗を畝に植え付ける移植機である。なお、本実施の形態に係る移植機1にあっては、根から土を落とした苗が使用される。
前記移植機1は、走行機体2と、この走行機体2を支持する左右一対の前後輪3,4と、走行機体2を昇降させる昇降手段5と、畝に苗を植え付ける移植装置7と、移植作業者が座るための座席8とを備えており、乗用型とされている。
また、移植装置7及び座席8は走行機体2に支持されており、これら移植装置7、座席8及び座席8上の移植作業者は走行機体2と一緒に上下動するようになっている。
また、走行機体2は、パイプ材、みぞ形鋼、アングル等の枠材を組み合わせて枠組みされており、この走行機体2の前部に、エンジンE及びミッションケースMが搭載され、走行機体2の後部側に、座席8及びハンドル9が設けられ、走行機体2の前部に、移植装置7が配置されている。
ミッションケースMの左右両側には、伝動ケース(後輪支持アーム)11が傾斜状(前傾状)とされて配置されており、この左右伝動ケース11の上部側はミッションケースMに、サポートアーム12を介して走行機体2に左右方向の軸心廻りに回動可能に支持されており、伝動ケース11の下部側には、後輪4が回転可能に取り付けられている。この後輪4はエンジンEからの動力によって回転駆動される駆動輪とされている。
また、走行機体2の前部側には、左右方向の前輪支軸19が左右方向の軸心廻りに回動可能に設けられ、この前輪支軸19の左右両側部に前輪支持アーム21の上部が固定されることで、前輪支持アーム21の上部が走行機体2に左右方向の軸心廻りに回動可能に支持されている。この前輪支持アーム21は傾斜状(後傾状)に配置されており、その下部側に前輪3が回転自在に支持されている。
前記昇降手段5は、前輪支軸19に突設した連動アーム20と、油圧シリンダから構成された昇降シリンダ22を有し、昇降シリンダ22は、連動アーム20を介して、伝動ケース11と前輪支持アーム21とを連動連結し、昇降シリンダ22のピストンロッドを出退させると、伝動ケース11及び前輪支持アーム21が連動して上下揺動し、これによって、左右の前輪3及び左右の後輪4が走行機体2に対して同時に上下動して、地面に対して走行機体2が上下動するようになっている。
前記移植装置7は、苗を畝に植え付ける植付装置27と、この植付装置27に苗を供給する苗供給装置28とを有している。植付装置27及び苗供給装置28は、走行機体2の前部に設けられ、苗供給装置28の下方に植付装置27が配置され、苗供給装置28の上方に苗を載置する苗載置棚26が設けられている。
植付装置27は、苗供給装置28から供給される苗を畝に所定間隔で植付けるべく畝に対して突き刺し運動される植付カップ29と、この植付カップ29を上下運動させる植付カップ駆動機構30とを備える。植付装置27は、2条植用であって、植付カップ29及び植付カップ駆動機構30はそれぞれ左右一対設けられている。
図4〜図11に示すように、苗供給装置28は、左右方向の支持部材35と、長円形の上部外枠36と、一対の上部補助枠37と、前後一対の上部内枠38と、中レール(蓋規制部材)41と、外レール(蓋規制部材)42と、内レール(蓋規制部材)43と、調整レール(蓋規制部材)44と、多数の苗供給ポット45と、上カバー47と、後カバー48と、左右一対の側部カバー49とを備え、多数の苗供給ポット45は、順次互いに連結されて左右方向に長い長円形に形成されている。
図11〜図13に示すように、各苗供給ポット45は、上下両端が開口した円筒状のポット本体51と、ポット本体51の上下方向中央部から外方に突出した鍔体52と、鍔体52の一端からリング状に突出した連結環53と、ポット本体51の下端開口を開閉自在に塞ぐ底蓋54とを有する。
隣合う苗供給ポット45同士は、一方の苗供給ポット45の連結環53に、他方の供給ポット45のポット本体51が上側から内嵌されて、該他の苗供給ポット45の鍔体52が連結環53上に接当載置されることにより、一方の苗供給ポット45の連結環53に対して、他方の苗供給ポット45のポット本体51が筒軸廻りに相対回動自在とされて、多数の苗供給ポット45が上記の如く長円形の環状に連結されている。
各苗供給ポット45の底蓋54は、ポット本体51に対して横軸55廻りに開閉自在に支持され、図示省略のバネにより開方向に付勢されている。各苗供給ポット45の底蓋54に突出部56が設けられている。この各底蓋54の突出部56は、隣合う苗供給ポット45同士で外側と内側とに順次異なる方向に突出している。即ち、多数の苗供給ポット45の各底蓋54には、外側に突出した突出部56(外側突出部56a)と内側に突出した突出部56(内側突出部56b)とのいずれか一方があり、長円形に連結された多数の苗供給ポット45において、外側に突出した突出部56(外側突出部56a)と内側に突出した突出部56(内側突出部56b)とが、順次交互に並んでいる。
上記のように長円形に連結された多数の苗供給ポット45は、レール41,42,43,44上に配置されると共に、上部外枠36及び一対の上部補助枠37と、前後一対の上部内枠38との間に配置されて、多数の苗供給ポット45は、上部外枠36、一対の上部補助枠37及び前後一対の上部内枠38により、レール41,42,43,44上を長円形の環状に循環移動自在に保持されている。
図8に示すように、中レール41と調整レール44とは、長円形に連結された多数の苗供給ポット45の幅の内外方向中央に配置され、中レール41及び調整レール44上にある総ての苗供給ポット45の底蓋54を閉塞状態に規制するようになっている。外レール42は、長円形に連結された多数の苗供給ポット45の幅の内外方向外側(外側突出部56aに対応する位置)に配置され、外レール42は、外レール42上にある苗供給ポット45のうちの外側突出部56aを有する底蓋54を閉塞状態に規制するようになっている。内レール43は、長円形に連結された多数の苗供給ポット45の幅の内外方向内側に配置され、内レール43は、内レール42上にある苗供給ポット45のうち内側突出部56bを有する底蓋54を閉塞状態に規制するようになっている。
調整レール44は、図8に示すように、一対の支持ステー58を介して、ボルト等の締結具59により、支持部材35に、実線で示す左調整位置と鎖線で示す左調整位置とに取り付け変更可能に取り付けられている。
図4〜図6及び図17に示すように、長円形に順次連結された多数の苗供給ポット45の左右方向両端部に、左右一対のスプロケット61が設けられ、これらスプロケット61は、連結された多数の苗供給ポット45のうちの左側端部の複数の苗供給ポット45と、右側端部の複数の苗供給ポット45とにそれぞれ噛合されている。
図14〜図16に示すように、前記一対のスプロケット61に、回転軸62、63、チェーン64,65及びプーリ67等を介してエンジンEからの回転動力が伝達されて、スプロケット61を矢印a方向に回転駆動するように構成され、これにより、多数の苗供給ポット45を矢印a方向に長円形の環状に循環移動するようになっている。
而して、図5、図8、図10に示すように、長円形に連結された多数の苗供給ポット45の後方側が、座席8に座った作業者等が、苗供給ポット45に苗を供給するための苗供給位置Xとされ、多数の苗供給ポット45の前側における、中レール41の右端部の右側が、内側突出部56bを有する苗供給ポット45から植付ポット29に苗を送出するための左苗送出位置YLとされ、調整レール44の右側が、外側突出部56aを有する苗供給ポット45から植付カップ29に苗を送出する右苗送出位置YRとされている。そして、右苗送出位置YRは、調整レール44を、図8に実線で示す左調整位置と鎖線で示す右調整位置とに取り付け変更することにより、左右に移動調整可能に構成され、この右苗送出位置YRの移動調整の幅は、苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)に設定されている。
なお、図4、図11及び図12等における71はスリーブ管で、苗供給ポット45に入れる苗が長い場合には、苗が倒れるおそれがあるため、各苗供給ポット45のポット本体51に上方突出状に内嵌して、苗が不測に倒れないようにするためのものであり、苗供給ポット45に入れる苗が短い場合には、このスリーブ管71は取り外される。
次に、植付装置27の植付カップ駆動機構30について説明する。図19〜図20に示すように、左右一対の植付カップ駆動機構30は、移植機1の走行機体2側に回転自在に支持された第1回転ケース(第1回転体)81と、第1回転ケース81の遊端側に、回転自在に支持された第2回転ケース(第2回転体)82と、第2回転ケース82の遊端側に回転自在に支持されたカップ支持部材(上下運動体)83とを備え、このカップ支持部材83に植付カップ29が支持されている。第1回転ケース81は、入力ギヤ80に動力が伝達されて、回転軸84廻りに回転駆動されるように構成され、第1回転ケース81の回転に連動して、第2回転ケース82を第1回転ケース81とは逆方向に回転させると共に、カップ支持部材83を第2回転ケース82とは逆方向に相対回転させて、植付カップ29を、カップ支持部材83と共に、回転させることなく上下運動させるように構成されている。そして、第1回転ケース81の回転に伴って、植付カップ29が下降して畝に突入したときに畝に植付穴を形成するとともに、植付カップ29を前後に開き、植付穴に苗を植付け得るようになっている。また、第1回転ケース81の回転に伴って、植付カップ29が上昇して植付カップ29が上死点(又は上死点近傍)に達したとき、植付カップ29を閉じるようになっている。
前記植付カップ駆動機構30の第1回転ケース81と第2回転ケース82とカップ支持部材83とは、左右一対の植付カップ29及び左右一対の植付カップ駆動機構30に対応して、左右一対ずつ設けられている。
図18〜図20に示すように、前記第1回転体81と第2回転体82とカップ支持部材83とを有する植付カップ駆動機構30が、左右に対応して対に設けられており、前記対の植付カップ駆動機構30の各第1回転体81を回転自在に支持する左右一対の支持フレーム85(左支持フレーム85L、右支持フレーム85R)が設けられ、各植付カップ駆動機構30は、取付板86を介してボルト等により支持フレーム85に固定されている。
一対の支持フレーム85の上端部に取付孔89が設けられ、走行機体2側の取付部材90の一端側(右側)に左右方向の取付長孔91が設けられ、取付部材90の他端側(左側)に円形の取付孔92が設けられている。各支持フレーム85は、図示省略のボルトナット等の締付具により、取付孔89、取付長孔91、取付孔92を利用して着脱自在に取り付けられ、これにより、各支持フレーム85は、前記締付具の締弛より、図8に示すように走行機体2側に左右に揺動調整自在に設けられると共に、一方(右側)の支持フレーム85(右支持フレーム85R)は、締付具の締弛より、取付長孔91の範囲で左右方向に移動調整自在に設けられている。
なお、前記取付部材90は、図19に示すように、取付長孔91側と取付孔92側とで一体に構成するようにしてもよいし、図18に示すように、取付長孔91側と取付孔92側とで別体に構成するようにしてもよい。
そして、各支持フレーム85を左右に揺動調整することにより、植付カップ29の上死点側の苗受取位置を略一定に保持しつつ、植付カップ29の下死点側の植付位置が左右方向に変更可能になっている。従って、各支持フレーム85を左右に揺動調整することによって、苗を植え付ける条間を簡単に調整できるようになっている。また、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を、取付長孔91の範囲で左右方向に移動調整することにより、植付カップ29の植付位置が左右方向に(苗供給ポット45の2個分だけ)変更可能になり、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を取付長孔91の左端側に固定することにより、右側の植付カップ29の上死点側の苗受取位置が、左側に移動調整した右苗送出位置YR(図8に実線で示す)に対応し、一方の支持フレーム85を取付長孔91の右端側に固定することにより、右側の植付カップ29の上死点側の苗受取位置が、右側に移動調整した右苗送出位置YR(図8に鎖線で示す)に対応するようになっている。
図14〜図16に示すように、エンジンEから回転軸62、63、チェーン95,96等を介して回転動力が伝達される回転軸98が、苗供給装置28のやや前方に設けられている。この回動軸98に、左右一対のスプロケット99,100がスプライン嵌合されて、一対のスプロケット99,100は、それぞれ回動軸98に、左右方向に移動自在に支持されている。左右のスプロケット99からチェーン103,104を介して、前記左右一対の植付カップ駆動機構30の各入力ギヤ80に動力が伝達されて、前記第1回転ケース81が回転駆動されるように構成されている。
従って、各揺動フレーム121を左右に揺動調整したとき、これに対応して、スプロケット99,100を左右に移動調整することによって、スプロケット99,100からチェーン103,104を介して左右の植付カップ駆動機構30の各入力ギヤ80に動力を良好に伝達することが可能になっている。
また、左右一対の植付カップ駆動機構30による左右の植付カップ29の上下運動と、連結された多数の苗供給ポット45の循環移動とが連動して動作し、左右の植付カップ29が上死点側に上昇する毎に、多数の苗供給ポット45が苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)移動し、内側突出部56bを有する苗供給ポット45が左苗送出位置YLに移動して、その底蓋54が開くときに、右側の植付カップ29が、上死点側の苗受取位置上昇し、これと同時に、外側突出部56aを有する苗供給ポット45が、左側に移動調整した右苗送出位置YRに移動して、その底蓋54が開き、このとき、左側の植付カップ29が、上死点側の苗受取位置上昇するようになっている。
上記実施の形態によれば、条間を小さく設定して移植する場合、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を取付長孔91の左端側に固定すると共に、調整レール44を、図8に実線で示す如く左に移動調整して取り付けておき、この状態で、連結された多数の苗供給ポット45を矢印a方向に循環移動させると共に、左右一対の植付カップ駆動機構30を駆動して左右の植付カップ29を上下運動させ、作業者が苗供給位置X側の苗供給ポット45に順次苗を入れてゆけばよく、植付カップ29の上下運動により、左右の植付カップ29が上死点側に上昇する毎に、多数の苗供給ポット45が矢印a方向に苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)ずつ移動し、左右一対の植付カップ29は、上死点側の苗受取位置で、左苗送出位置YLに移動した内側突出部56bを有する苗供給ポット45と、図8に実線で示す右苗送出位置YRに移動した内側突出部56aを有する苗供給ポット45とから、それぞれ苗を受け取り、下死点側の植付位置で苗を順次植え付けてゆく。
この場合、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を取付長孔91の左端側に固定しているため、右支持フレーム85Rを取付長孔91の右端側に固定した場合に比べて、苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)だけ、条間を小さくすることができる。また、この際に、図18に示すように、左右一対の支持フレーム85を左右に揺動調整することによっても、条間を簡単に調整することができる。このとき、左右一対の支持フレーム85を、下側に向かうに従って左右方向内方に向かうように極力大きく揺動調整することによって、上記の如く右支持フレーム85Rを取付長孔91の左端側に固定することと相俟って、最も条間を小さく設定することができる。
また、条間を大きく設定する場合、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を取付長孔91の右端側に固定すると共に、調整レール44を、図8に鎖線で示す如く右調整位置に移動調整して取り付けておき、この状態で、連結された多数の苗供給ポット45を矢印a方向に循環移動させると共に、左右一対の植付カップ駆動機構30を駆動して左右の植付カップ29を上下運動させ、作業者が苗供給位置X側の苗供給ポット45に順次苗を入れてゆけばよく、植付カップ29の上下運動により、左右の植付カップ29が上死点側に上昇する毎に、多数の苗供給ポット45が矢印a方向に苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)ずつ移動し、左右一対の植付カップ29は、上死点側の苗受取位置で、左苗送出位置YLに移動した内側突出部56bを有する苗供給ポット45と、右苗送出位置YRに移動した内側突出部56aを有する苗供給ポット45とから、それぞれ苗を受け取り、下死点側の植付位置で苗を順次植え付けてゆく。
この場合、一方の支持フレーム85(右支持フレーム85R)を取付長孔91の右端側に固定しているため、右支持フレーム85Rを取付長孔91の左端側に固定した場合に比べて、苗供給ポット45の2個分(苗供給ポット45の移動の2ピッチ)だけ、条間を大きくすることができる。また、この際に、左右一対の支持フレーム85を左右に揺動調整することによっても、条間を簡単に調整することができる。このとき、左右一対の支持フレーム85を、下側に向かうに従って左右方向外方に向かうように極力大きく揺動調整することによって、上記の如く右支持フレーム85Rを取付長孔91の右端側に固定することと相俟って、最も条間を大きく設定することができる。
従って、左右一対の支持フレーム85の揺動調整と、一方の支持フレーム85の左右方向への移動調整とによって、条間調整範囲を広くとることができ、各種の野菜等の苗を好適な条間で植え付けることが可能になる。
なお、前記実施の形態は、本発明の一例を開示したものであり、株間変更装置、植付装置、苗供給装置等は他の形式の装置を採用できる。
また、前記実施の形態では、左右一対の植付カップ駆動機構30のうち右側の植付カップ駆動機構30のみを、植付カップ29の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右方向に移動調整自在に設けられているが、これに代え、左右一対の植付カップ駆動機構30のうち左側の植付カップ駆動機構30のみを、左右方向に移動調整自在に設けるようにしてもよいし、また、左右一対の植付カップ駆動機構30の両方を、植付カップ29の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右方向に移動調整自在に設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、左右一対の植付カップ駆動機構30の両方が、植付カップ29の上死点側の苗受取位置が略一定になって、植付カップ29の下死点側の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右に揺動調整可能に設けられているが、これに代え、左右一対の植付カップ駆動機構30のいずれか一方のみを、植付カップ29の上死点側の苗受取位置が略一定になって、植付カップ29の下死点側の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右に揺動調整可能に設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、調整レール44を取り付け変更することにより、右苗送出位置YRを左右に移動調整可能に構成しているが、これに代え、調整レール44を、例えば右側に伸縮変更自在に構成することにより、右苗送出位置YRを左右に移動調整可能に構成してもよいし、また、右苗送出位置YRに代えて左苗送出位置YLを左右に移動調整可能に構成してもよいし、右苗送出位置YRと左苗送出位置YLとの両方を左右に移動調整可能に構成してもよい。
本発明は、玉葱等の野菜の苗を植付カップの上下運動により植え付けるための移植機に利用することができる。
本発明の一実施の形態を示す移植機の正面図である。 同移植機の平面図である。 同移植機の側面図である。 同苗供給装置部分の正面図である。 同苗供給装置部分の平面図である。 同苗供給装置部分の側面図である。 同苗供給装置部分の正面図である。 同苗供給装置部分の平面図である。 同苗供給装置部分の側面図である。 同苗供給ポット全体の平面図である。 同苗供給ポット部分の側面断面図である。 同苗供給ポット部分の正面断面図である。 同植付カップ部分の一部の平面図である。 同苗供給ポット等への動力伝達部分の正面図である。 同苗供給ポット等への動力伝達部分の平面図である。 同苗供給ポット等への動力伝達部分の側面図である。 同苗供給ポット及びスプロケットの平面図である。 同支持フレーム部分の平面図である。 同植付カップ駆動機構部分の正面図である。 同植付カップ駆動機構部分の平面図である。 同植付カップ駆動機構部分の側面図である。
符号の説明
1 移植機
2 走行機体
29 移植カップ
30 移植カップ駆動機構
45 苗供給ポット
54 底蓋
85 支持フレーム
X 苗供給位置
YL 苗送出位置
YR 苗送出位置

Claims (3)

  1. 左右に対応した対の植付カップ(29)を備えると共に、植付カップ(29)を上下運動させる植付カップ駆動機構(30)が、左右に対応して対に設けられ、対の植付カップ(29)により、上死点側の苗受取位置で苗を受け取り、下死点側の植付位置で苗を植え付けるようにした移植機において、
    前記対の植付カップ駆動機構(30)を支持する対の支持フレーム(85)が設けられ、この対の支持フレーム(85)の少なくとも一方は、機体(2)側に左右方向に移動調整自在でかつ左右に揺動調整可能に取り付けられており、この支持フレーム(85)に支持された前記植付カップ駆動機構(30)は、植付カップ(29)の上死点側の苗受取位置が略一定になって、植付カップ(29)の下死点側の植付位置が左右方向に変更可能になるように、左右に揺動調整可能に設けられていることを特徴とする移植機。
  2. 複数の苗供給ポット(45)を、環状に循環移動させて、苗供給ポット(45)が前記植付カップ(29)の苗受取位置に対応する苗送出位置に移動したときに、苗供給ポット(45)から苗受取位置にある植付カップ(29)に苗を送出するようにした移植機であって、
    前記植付カップ駆動機構(30)の移動調整による苗受取位置の変更に対応して、苗供給ポット(45)の苗送出位置が左右に変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
  3. 前記複数の苗供給ポット(45)は、開閉自在の底蓋(54)を有し、苗送出位置(70)に移動したとき、苗供給ポット(45)の底蓋(54)が開いて、苗供給ポット(45)から植付カップ(29)側に苗を送出するように構成され、底蓋(54)を閉塞状態に規制する蓋規制部材が、前記苗送出位置を除いて、苗供給ポット(45)の移動軌跡に沿うように設けられ、前記蓋規制部材の位置調整又は伸縮調整により、前記苗送出位置が左右に変更可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の移植機。
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