JP4353652B2 - 帳票丁合システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定数の帳票を丁合して封緘体に封入封緘する際の各帳票同士のマッチングを行う帳票丁合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の帳票を丁合して封筒に封入し、封緘することを自動的に行うようになってきている。特に、帳票がカタログやパンフレット等の送付先顧客によらず同一のものを送付する場合から、送付先顧客毎に所定の内容が異なる可変データを印字、印刷して送付することも一般的となってきており、この場合においても各内容の異なる帳票を丁合して封筒に封入、封緘することを自動的に行えるようになってきている。そのため、送付先毎の複数の帳票を確実に丁合する必要があり、そのようなシステム構成を簡易かつ安価に構築できることが望まれている。
【0003】
図5に、従来の帳票丁合システムの概略説明図を示す。図5において、帳票丁合システム101は、後述の第1帳票および第2帳票をいわゆるタクト搬送する丁合搬送ライン102が配置され、第1帳票の供給位置の次タクトの下方に符号読取センサ103が配置されると共に、第2帳票の供給位置の次タクトの上方および下方に符号読取センサ104A,104Bが配置される。また、上記丁合搬送ライン102に対して、第1帳票供給タクト部分に当該丁合搬送ライン102の搬送方向と垂直方向に第1帳票供給機構105が配置されると共に、第2帳票供給タクト部分に垂直方向に第2帳票供給機構106が配置される。
【0004】
第1帳票供給機構105は、第1帳票が連続した第1連続帳票107Aの供給位置より、順次マークセンサ108Aと撮像カメラ109A、ステルス印字部110A、マークセンサ111A、カッタ部112A、搬送ベルト114A、折曲部115Aおよび搬送ベルト116Aが配置される。また、第2帳票機構106は、第2帳票が連続した第2連続帳票107Bの供給位置より、順次マークセンサ108B、ステルス印字部110B、マークセンサ111B、カッタ部112B、搬送ベルト114B、折曲部115B、搬送ベルト116Bおよび撮像カメラ109Bが配置されたものである。
【0005】
このような帳票丁合システム101は、第1帳票供給機構105において、第1帳票が連続した第1連続帳票107A(主要印字面が搬送裏面とする)より用紙送りされる際に、符号読取センサ108Aにより当該第1帳票の裏面に予め印字された例えばバーコードが読み取られると共に、撮像カメラ109Aにより当該第1帳票の裏面に予め印字された例えば管理番号を撮像させて認識する。
【0006】
続いて、ステルス印字部110Aによりステルスインクで上記符号読取センサ108Aで読み取られたグルーピングマークと同じ照合番号で当該第1帳票の主要印字面(搬送裏面)に印字が行われ、符号読取センサ111Aが実際に印字されたかを判断するために当該照合番号を読み取る。ここで、ステルスインクは、直接的には目に見えないもので、特定波長の光をライトにより照射することで当該ステルスインク部分が励起して浮き出るように視認可能となるもので、通常の状態で視認不能とさせることができるものである。
【0007】
続いて、カッタ部112Aで枚葉の第1帳票113Aにカッティングされて搬送ベルト114Aを介して折曲部115Aに送られ、ここで例えばZ折りに加工されて搬送ベルト116Aを介して丁合搬送ライン102の第1帳票供給位置に供給される。
【0008】
また、第2帳票供給機構106では、第2帳票が連続した第2連続帳票107B(主要印字面が搬送上面とする)より用紙送りされる際に、符号読取センサ108Bにより当該第1帳票の裏面に予め印字された例えばバーコードが読み取られる。続いて、ステルス印字部110Bによりステルスインクで上記符号読取センサ108Bで読み取られたグルーピングマークと同じ照合番号で当該第2帳票に印字が行われ、符号読取センサ111Bが実際に印字されたかを判断するために当該照合番号を読み取る。
【0009】
続いて、カッタ部112Bで枚葉の第2帳票113Bにカッティングされて搬送ベルト114Bを介して折曲部115Bに送られ、ここで例えばZ折りに加工される。そして、搬送ベルト116Bを介して丁合搬送ライン102の第2帳票供給位置に上記第1帳票113Aに丁合されるように供給される際に、撮像カメラ109Bにより第2帳票113Bに予め印字されている上記第1帳票113Aと同様の管理番号を撮像させて認識する。
【0010】
一方、丁合搬送ライン102では、第1帳票供給位置に供給された第1帳票113Aにステルス印字された照合番号を符号読取センサ103で読み取り、当該第1および第2帳票113A,113Bが丁合された丁合物117に対して、符号読取センサ104A,104Bでステルス印字された照合番号を読み取って正規の丁合かをマッチング確認するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにステルスインクによりそれぞれの帳票に印字を行ってマッチングの確認を行うことから、帳票の供給ラインだけステルス印字部110を設けなければならず、設備がコスト高になるという問題がある。また、ステルス印字後に各帳票を重ねて丁合することから、印字位置を帳票デザインや折曲形態により変更しなければならず、調整が煩雑となって効率が悪いという問題がある。さらに、丁合後の搬送中に重ねた帳票同士にずれを生じた場合にマッチング確認のための符号読み取りにおいて悪影響を生じ、正規にマッチングされた各帳票であるにもかかわらず、判別ミスを惹起するという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、丁合された複数の帳票に対するマッチング確認を容易かつ確実に行わせ、システムの簡略化、低コスト化を図る帳票丁合システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、複数種の帳票を個別毎に丁合させるものであって、少なくとも第1帳票と所定数の第2帳票とを搬送して丁合させる丁合搬送ラインと、前記丁合搬送ライン上の所定位置に枚葉毎の第1帳票を供給する第1帳票供給手段と、前記丁合搬送ライン上の所定位置に枚葉毎の第2帳票を所定数供給する第2帳票供給手段と、前記第1帳票および所定数の第2帳票の何れかを、丁合対象の帳票に対して丁合位置をずらせて重ね合わさせる位置規制手段と、前記丁合位置がずらされた第1帳票および所定数の第2帳票に対し、当該ずれ部分で互いに跨らせた一筆状のラインを印字するライン印字手段と、前記ライン印字手段で印字されたラインを検出するライン検出手段と、システム全体の駆動を制御するシステム制御手段と、前記ライン印字手段におけるライン印字を行う印字ヘッドを、前記所定の帳票の寸法範囲内で、丁合された丁合帳票毎に位置を変化させてライン印字させる制御を行う印字処理手段と、前記ライン検出手段で検出されたラインのずれを判別し、判別結果に応じた信号を前記システム制御手段に出力する丁合判別処理手段と、を有する構成とする。
【0014】
請求項2〜の発明では、「前記丁合搬送ラインに対して、前記第1および第2帳票以外の種類の帳票を所定種類供給する所定数の帳票供給機構を備え、当該帳票供給機構の設置数に応じた前記位置規制手段が設けられる」構成であり、
「前記位置規制手段は位置規制する帳票を前記丁合搬送ラインの搬送方向と垂直方向または同方向にずらせるもので、前記ライン印字手段が前記丁合された帳票に対して当該搬送方向と垂直方向または同方向にライン印字を行う」構成であり
前記ライン印字手段によるライン印字を、所定波長の励起光を照射することで視認状態となるステルスインクで行わせる」構成である。
【0015】
このように、丁合搬送ラインに供給された第1および第2帳票を搬送方向と垂直方向または同方向にずらせ、当該ずれ部分で互いに跨らせた一筆状で印字ヘッドを帳票の寸法範囲内で丁合帳票毎に位置を変化させてラインを印字し、当該印字ラインを検出させる。すなわち、丁合後に印字したラインで互いの丁合対象のマッチング確認が行われることから、マッチング確認のための印字手段を丁合搬送ラインに供給する帳票供給機構毎に設ける必要がなく、システム構成を簡易かつ低コストで実現することが可能となる。また、印字ラインを検出することでずれによるマッチング確認が可能となって当該マッチング確認を容易かつ確実に行うことが可能となる。さらに、丁合後にライン印字を行うことから、帳票のデザイン形態に拘わらず印字位置等の調整を容易とさせることが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。本実施形態は、本発明に係る帳票丁合システムを、丁合した各帳票をマッチング確認した後に、封緘体に封入し、封緘する封入封緘システムに使用される場合を示している。
【0017】
図1に、本発明に係る帳票丁合システムの概念構成図を示す。図1に示す帳票丁合システム11は、顧客毎に印字内容の異なる可変データ領域が設けられる所定種の第1帳票としてのいわゆる鑑(丁合される帳票の第1頁となる帳票)と、当該鑑と丁合対象となるもので、同様の可変データ領域が設けられる所定数の第2帳票である明細(鑑に続く頁となる帳票)とが搬送されて丁合されるもので、丁合対象間のマッチング確認を行うものである。
【0018】
このような帳票丁合システム11は、丁合搬送ライン12に対して、鑑を供給する鑑供給機構13および所定数の明細を供給する明細供給機構14が配置される。丁合搬送ライン12は、供給される枚葉毎の鑑15(第1帳票)と供給される所定数の枚葉毎の明細16(第2帳票)とを丁合するもので、いわゆるタクト搬送を行う。また、丁合搬送ライン12上には、明細16の供給位置に位置規制手段17が配置され、次タクト部分にライン印字手段であるステルス印字処理部19の印字ヘッド19Aが適宜可動自在に配置される。そして、所定数のタクト後に撮像カメラ20が上方に配置される。
【0019】
上記位置規制手段17は、明細16が供給位置で鑑15上に重ね合わされて丁合される際に、当該丁合搬送ライン12の搬送方向と垂直方向に当該明細16をずらせるためのもので、固定ストッパ若しくは適宜可動自在なソレノイド等が使用される。上記ステルス印字処理部19は、印字ヘッド19Aにより、丁合位置がずらされた鑑15および所定数の明細16に対し、当該ずれ部分で互いに跨らせた一筆状のラインを例えばステルスインクで印字する。
【0020】
ステルスインクは、前述のように、所定波長の励起光を照射することで視認状態となるもので、上記撮像カメラ20が当該励起光を照射して印字されたラインを撮像するものである。このステルスインクを用いることで、実際の帳票内容に対して余分な印字部分を非表示とさせることができるもので、該当の帳票に余分な印字が好まれない場合に有効である。そして、上記撮像カメラ20による印字ラインの撮像に基づいて、鑑15および対応の明細16がマッチングされているかが確認されるものである。なお、ステルスインクによらず、通常の印字インクでもよい。
【0021】
一方、鑑供給機構13は、鑑15が連続した鑑連続帳票21から、丁合搬送ライン12の供給タクトに対して、カッタ部22、搬送ベルト23、折曲部24および搬送ベルト25が順次配置される。鑑連続帳票21は、配送先対象の個別の宛名、氏名等の情報が可変データで予め印字されたもので、この可変データで当該配送対象が特定されるものである。上記鑑連続帳票21は、上記宛名等の印字面が下方(搬送裏面)の状態で供給する。
【0022】
上記カッタ部22は、送られてくる鑑連続帳票21をカッティングして枚葉の鑑15とし、上記搬送ベルト23がカッティングされた枚葉の鑑15を折曲部24に搬送する。折曲部24は、枚葉の鑑15を例えば上記宛名等の印字部分が下方となるようにZ折りに加工される。そして、搬送ベルト25が丁合搬送ライン12の供給位置に供給するものである。
【0023】
また、明細供給機構14は、上記鑑供給機構13と同様の構成であり、明細16が連続した明細連続帳票31から、丁合搬送ライン12の供給タクトに対して、カッタ部32、搬送ベルト33、折曲部34および搬送ベルト35が順次配置される。明細連続帳票16は、上記鑑15に続く個別内容の情報が可変データで予め印字されたもので、当該鑑15に対して所定ページ数で供給される。上記明細連続帳票31は、上記印字面が上方(搬送上面)の状態で供給する。
【0024】
上記同様に、カッタ部32は、送られてくる明細連続帳票31をカッティングして枚葉の明細16とし、上記搬送ベルト33がカッティングされた枚葉の明細16を折曲部34に搬送する。折曲部34は、枚葉の明細16を例えばZ折りに加工する。そして、搬送ベルト35が丁合搬送ライン12の供給位置に供給するものである。
【0025】
上記帳票丁合システム11は、システム全体が図示しないシステム制御手段で制御されるもので、特に鑑15および明細16の丁合は、それぞれに予め印字した印字情報に基づいて上記丁合搬送ライン12上の明細16の供給タクト上で行われる。そこで、まず、鑑供給機構13では、鑑連続帳票21より用紙送りされ、カッタ部22で枚葉の鑑15にカッティングされて搬送ベルト23に送られる。ここで、鑑15の枚数のカウントチェックを行ってもよい。
【0026】
搬送ベルト23で搬送された鑑15は折曲部24で宛名等の印字分を下面としてZ折りに加工される。ここで、鑑15の枚数のカウントチェックを行ってもよい。そして、搬送ベルト25により丁合搬送ライン12上の最初の鑑供給タクトに供給される。そして、タクト搬送により明細16の供給位置に搬送される。
【0027】
一方、明細供給機構14では、明細連続帳票31より用紙送りされ、カッタ部32で枚葉の明細16にカッティングされて搬送ベルト33に送られる。ここで、明細16の枚数のカウントチェックを行ってもよい。搬送ベルト33で搬送された枚葉の明細16は折曲部34でZ折りで加工される。ここで、明細16の枚数のカウントチェックを行ってもよい。
【0028】
そして、搬送ベルト35の直前で、丁合搬送ライン12上の明細供給タクトに鑑15が搬送されるまで待機され、当該鑑15が明細供給タクトに搬送されてきたときに重ねられるように該当の明細16が供給される。このとき、位置規制手段17により、当該鑑15上で丁合搬送ライン12における搬送方向と垂直方向に当該明細16がずれて丁合されることで丁合物18とされる。
【0029】
上記丁合物18は、次タクトでステルス印字処理部19により印字ヘッド19Aがステルスインクで搬送方向と垂直方向にライン印字を行う。そして、数タクト間の搬送の後に、撮像カメラ20が当該丁合物18に印字されたラインを所定の励起光を照射して撮像する。撮像された印字ラインがずれているかが判別され、ずれていればシステムが停止されるものである。
【0030】
ここで、図2に、本システムにおける帳票丁合の制御処理ブロック構成図を示す。図2(A)は本システムにおける印字処理手段のブロック構成図、図2(B)は本システムにおける丁合判別処理手段のブロック構成図である。図2(A)において、印字処理手段41は、ライン印字処理手段42、印字制御手段43、位置制御手段44、印字ヘッド駆動手段45および乱数表46を適宜備える。
【0031】
上記ライン印字処理手段42は、上記丁合物18が印字位置に搬送されてきたことが図示しないセンサによって検出され、その媒体検出信号が入力されたときに位置制御手段44および印字制御手段43の処理を開始させる。上記印字処理手段43は、上記印字ヘッド19Aの位置決めが完了したときにステルス印字処理部19を駆動させてライン印字を行わせる。
【0032】
上記位置制御手段44は、乱数表46に基づいて、丁合物18毎に印字位置を変化させるもので、印字ヘッドを当該鑑15および明細16の寸法範囲内(ここでは搬送方向の幅範囲内)で移動させるための処理を行う。なお、乱数表46によらず、位置を定められたシーケンスに基づいて順次変化させてもよい。そして、印字ヘッド駆動手段45は、位置制御手段44による印字ヘッドの移動制御信号に基づいてステルス印字処理部19に駆動信号を送出する。
【0033】
また、図2(B)に示す丁合判別処理手段51は、判別手段52および信号出力手段であるシステム停止信号出力手段53を適宜備える。この判別手段52は、上記撮像カメラ20からの撮像データであるライン読取検出信号が入力されたときに、当該検出信号より印字ラインがどの程度ずれているかを判別するもので、設定される閾値に基づいてマッチングが正規か否かを判別する。上記システム停止信号出力手段53は、上記判別手段52が正規の丁合でないと判別したときに、図示しないシステム制御手段にシステム停止の信号を出力するものである。
【0034】
そこで、図3に本システムにおける帳票丁合の概略説明図を示して、上記印字処理手段41および丁合判別処理手段51の動作を説明する。まず、丁合物18が丁合搬送ライン12上の印字位置に搬送されてきたときに、印字処理手段41におけるライン印字処理手段42が上述の媒体検出信号を入力する。このとき、位置制御手段44が乱数表46を参照して印字ヘッドの位置を特定し、印字ヘッド駆動手段45が駆動信号をステルス印字処理部19に送出する。
【0035】
上記ステルス印字処理部19は、駆動信号に基づいて印字ヘッド19Aを制御による位置に移動させる。当該印字ヘッド19Aの移動が完了したときに、印字制御手段43による印字開始信号がステルス印字処理部19に送出され、上述のようにライン印字が行われる。
【0036】
続いて、ライン印字された丁合物18が数タクト間搬送されて、撮像カメラ20の位置に搬送されてきたときに、当該撮像カメラ20により印字されたラインを撮像し、撮像データをライン読取検出信号として丁合判別処理手段51に送出する。丁合判別処理手段51における判別手段52は、入力したライン読取検出信号における印字ラインがずれているか否かを、設定閾値を基準に判別する。
【0037】
判別手段52による判別の結果、図3(A)に示すように、印字ライン61(通常では視認できないが、説明上視認状態で表している)が鑑15および明細16が上記閾値の範囲内でずれていなければ正規の丁合物18として判別することでマッチング確認を行う。一方、図3(B)に示すように、判別の結果が鑑15および明細16間でずれていれば、マッチングミスとしてエラー信号をシステム停止信号出力手段53に送出する。システム停止信号出力手段53では、システム制御手段にシステム停止の信号を出力してシステムを停止させるものである。
【0038】
このように、鑑15および明細16の丁合後に印字ライン61を同一タクト内で互いの丁合対象のマッチング確認が行われることから、マッチング確認のための印字を丁合搬送ラインに供給する帳票供給機構毎に設ける必要がなく、システム構成を簡易かつ低コストで実現することができるものである。また、印字ライン61を検出することでずれによるマッチング確認が可能となって当該マッチング確認を容易かつ確実に行うことができる。
【0039】
さらに、丁合後にライン印字を行うことから、帳票のデザイン形態に拘わらず印字位置等の調整を容易とすることができるものである。また、印字ヘッド19Aを移動させてライン印字を丁合物18毎に変化させることで、マッチングミスであるにも拘わらず正規のマッチングであるとする誤った判別が回避され、マッチング確認の信頼性を向上させることができるものである。
【0040】
なお、上記実施形態では、位置規制手段17による明細16の位置規制を、丁合搬送ライン12における搬送方向と垂直方向としたが、搬送方向と同方向としてライン印字を同様に搬送方向と同方向としてもよい。また、位置規制手段17による位置規制を明細16を対象としたが、上記鑑供給機構13と明細供給機構14との配置を逆にすれば、鑑15を位置規制の対象となるものである。さらに、上記実施形態では、帳票供給機構を鑑15および明細16の2種類を対象としてそれぞれを配置した場合を示したが、さらに種類があればその供給のための機構を順次増設させることも可能であり、これに応じた位置規制手段を当該丁合搬送ライン12上の供給位置に所定数設ければよい。
【0041】
次に、図4に、本システムが使用される封入封緘システムの概念構成図を示す。図4に示す封入封緘システム71は、上記帳票丁合システム11に続いて配置されるもので、当該帳票丁合システム11の撮像カメラ20の配置部分より示している。図6において、丁合搬送ライン72の搬送方向先方に一部重複して並列に隣接された封入封緘搬送ライン73が配置される。丁合搬送ライン72においては上記帳票丁合システム11の撮像カメラ20が配置された搬送方向には、当該丁合搬送ライン72に所定種類の同封帳票(例えばチラシ81A,81B・・・)をそれぞれ供給する所定数の同封帳票供給部74が当該丁合搬送ライン72と同方向に配置される。
【0042】
一方、封入封緘搬送ライン73は、封緘体である封筒76を供給する封筒供給部75が配置され、封入、封緘後の封書83に対する所定の搬送位置の下方に、例えばマーク(バーコードまたは番号)を読み取るための符号読取センサ77が配置されるものである。
【0043】
このような封入封緘システム71は、正規に丁合された丁合物18が所定数のタクト搬送後に、同封帳票供給部74より所定の同封帳票(チラシ)81A,81B・・・が順次供給されて丁合され、総ての同封帳票81が丁合されて被封緘物82として封入封緘位置まで搬送される。一方、封入封緘搬送ライン73では、封筒供給部75より封筒76が封入位置の前段階で供給され、所定数のタクト間で当該封筒76に被封緘物82を封入し、封緘して封書83とする。
【0044】
封筒76は、例えば窓が形成されたもので、封入された被封緘物82における鑑15に印字された宛名部分が当該窓より表出されるものである。封書83は、下方に配置された符号読取センサ77より表出した宛名部分の例えばマーク(バーコードまたは番号)が読み取られ、配送先が確認される。そして、図示しないスタッカに封書83が順次ストックされるものである。
【0045】
これにより、配送先に対して鑑15および所定数の明細16が確実にマッチングされた封書83とすることができるもので、上記帳票丁合システム11を当該封入封緘システム71と合体させることで、システム全体として設備の簡略化、低コストかを図ることができるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜3の発明によれば、丁合搬送ラインに供給された第1および第2帳票を搬送方向と垂直方向または同方向にずらせ、当該ずれ部分で互いに跨らせた一筆状で印字ヘッドを帳票の寸法範囲内で丁合帳票毎に位置を変化させてラインを印字し、当該印字ラインを検出させることにより、丁合された複数の帳票に対するマッチング確認を容易かつ確実に行わせてマッチング確認の信頼性を向上させることができ、システムの簡略化、低コスト化を図ることができるものである。
【0047】
請求項4の発明によれば、ライン印字をステルスインクで行わせることにより、帳票に対してマッチング確認のための印字を通常では視認不能とさせることができ、実際の帳票内容に対して余分な印字部分を非表示とさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帳票丁合システムの概念構成図である。
【図2】本システムにおける帳票丁合の制御処理ブロック構成図である。
【図3】本システムにおける帳票丁合の概略説明図である。
【図4】本システムが使用される封入封緘システムの概念構成図である。
【図5】従来の帳票丁合システムの概略説明図である。
【符号の説明】
11 帳票丁合システム
12 丁合搬送ライン
13 鑑供給機構
14 明細供給機構
15 鑑
16 明細
17 位置規制手段
18 丁合物
19 ステルス印字処理部
19A 印字ヘッド
20 撮像カメラ
61 印字ライン
71 封入封緘システム

Claims (4)

  1. 複数種の帳票を個別毎に丁合させるものであって、少なくとも第1帳票と所定数の第2帳票とを搬送して丁合させる丁合搬送ラインと、
    前記丁合搬送ライン上の所定位置に枚葉毎の第1帳票を供給する第1帳票供給手段と、
    前記丁合搬送ライン上の所定位置に枚葉毎の第2帳票を所定数供給する第2帳票供給手段と、
    前記第1帳票および所定数の第2帳票の何れかを、丁合対象の帳票に対して丁合位置をずらせて重ね合わさせる位置規制手段と、
    前記丁合位置がずらされた第1帳票および所定数の第2帳票に対し、当該ずれ部分で互いに跨らせた一筆状のラインを印字するライン印字手段と、
    前記ライン印字手段で印字されたラインを検出するライン検出手段と、
    システム全体の駆動を制御するシステム制御手段と、
    前記ライン印字手段におけるライン印字を行う印字ヘッドを、前記所定の帳票の寸法範囲内で、丁合された丁合帳票毎に位置を変化させてライン印字させる制御を行う印字処理手段と、
    前記ライン検出手段で検出されたラインのずれを判別し、判別結果に応じた信号を前記システム制御手段に出力する丁合判別処理手段と、
    を有することを特徴とする帳票丁合システム。
  2. 請求項1記載の帳票丁合システムであって、前記丁合搬送ラインに対して、前記第1および第2帳票以外の種類の帳票を所定種類供給する所定数の帳票供給機構を備え、当該帳票供給機構の設置数に応じた前記位置規制手段が設けられることを特徴とする帳票丁合システム。
  3. 請求項1または2記載の帳票丁合システムであって、前記位置規制手段は位置規制する帳票を前記丁合搬送ラインの搬送方向と垂直方向または同方向にずらせるもので、前記ライン印字手段が前記丁合された帳票に対して当該搬送方向と垂直方向または同方向にライン印字を行うことを特徴とする帳票丁合システム。
  4. 請求項1〜の少なくとも何れかに記載の帳票丁合システムであって、前記ライン印字手段によるライン印字を、所定波長の励起光を照射することで視認状態となるステルスインクで行わせることを特徴とする帳票丁合システム。
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