JP4352964B2 - 二次元像検出器 - Google Patents

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Description

検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報を感応型半導体膜で電荷情報に変換してアクティブマトリックス基板で読み出してから増幅型電気回路部で増幅して画像用の電気信号に変換する二次元像検出器に係り、特に増幅型電気回路部で電荷情報を画像用の電気信号に変換する際に外乱が混入するのを阻止するための技術に関する。
例えば、病院などの医療機関で使用されるX線撮影装置は、X線管(図示省略)から被検体(図示省略)にX線が照射されるのに伴って生じる被検体の透過X線像(二次元像)を検出対象とする二次元像検出器としてフラットパネル型放射線検出器(以下、適宜「FPD」と略記)を装備している。このFPDには、入射X線を直接電荷に変換する直接変換タイプと入射X線をいったん光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換タイプとがある。
直接変換タイプのFPDの場合、図10に示すように、検出対象の透過X線像に対応するX線情報を電荷情報に変換する感応型半導体膜51と、感応型半導体膜51で変換された電荷情報を読み出すアクティブマトリックス基板52とを感応型半導体膜51をアクティブマトリックス基板52に積層形成されたかたちで備えると共に、感応型半導体膜51に積層形成されたバイアス電圧印加用電極53を備えており、透過X線像の検出中は、感応型半導体膜51に投影される透過X線像が感応型半導体膜51で電荷に変換されてアクティブマトリックス基板52で読み出されてから増幅型電気回路部54で増幅されてX線画像用の電気信号に変換される構成となっている(例えば特許文献1参照。)。
間接変換タイプのFPDの場合は、バイアス電圧印加用電極53を備えていない代わりに、感応型半導体膜の他に検出対象の透過X線像に対応するX線情報を光情報に変換する光電変換膜(図示省略)が感応型半導体膜に積層形成されていて、光電変換膜の変換光が感応型半導体膜で電荷に変換される以外は、直接変換タイプのFPDと実質的に同じ構成である。
特開2001−320035号公報(第2〜3頁,図1〜図6)
しかしながら、従来のFPDは、直接変換タイプと間接変換タイプのいずれの場合でも、電荷情報を増幅型電気回路部54でX線画像用の電気信号に変換する際に外乱が混入し易いという問題がある。
電荷情報の情報量(電荷量)が極めて微量であるので、増幅型電気回路部54は電荷情報を高利得(高増幅率)で増幅しなければならない。しかし、高利得の増幅型電気回路部54の場合、外乱も電荷情報と同様に高利得で増幅するので、電荷情報を電気信号に変換する際に、どうしても外乱の混入を招いてしまう。X線画像用の電気信号に外乱が混入した場合、最終的なX線画像の画質が低下するので、電荷情報を電気信号に変換する際に外乱が混入するのを阻止しなければならない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報を電荷情報に変換した後、増幅型電気回路部で画像用の電気信号に変換する際に外乱が混入するのを阻止することができる二次元像検出器を提供することを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明に係る二次元像検出器は、保持基板と、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報を電荷情報に変換する感応型半導体膜と、感応型半導体膜で変換された電荷情報を読み出すアクティブマトリックス基板と、フレキシブル基板上に搭載され、アクティブマトリックス基板で読み出された電荷情報を増幅して画像用の電気信号に変換する増幅型電気回路部と、画像用の電気信号を検出対象の二次元放射線像に対応させた画像信号に纏める画像処理回路と、水冷機構とを有し、前記アクティブマトリックス基板および前記画像処理回路は、前記保持基板に保持されるとともに、前記フレキシブル基板の両端は、前記アクティブマトリックス基板および前記画像処理回路に接続され、前記保持基板と前記増幅型電気回路部との間に、増幅型電気回路部で変換される電気信号に外乱を生じる要因となる外乱要因の伝搬を阻み、かつ断熱性を有する第1の外乱阻止用緩衝材を密着配置するとともに、前記増幅型電気回路部と前記水冷機構との間に、熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材を密着配置したことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1の発明の二次元像検出器では、二次元像の検出中、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報が感応型半導体膜で電荷情報に変換された後、アクティブマトリックス基板で読み出されてから増幅型電気回路部で増幅されて画像用の電気信号に変換され、画像用の電気信号が画像処理回路で検出対象の二次元放射線像に対応させた画像信号に纏められるのと並行して、増幅型電気回路部の一側に配設された水冷機構から電気信号の外乱要因が増幅型電気回路部へ伝わるのを、増幅型電気回路部の一側と水冷機構との間に介在する(すなわち増幅型電気回路部と水冷機構との間に密着配置された)第2の外乱阻止用緩衝材が防止する。その結果、増幅型電気回路部で電荷情報を画像用の電気信号に変換する際に水冷機構から機械的振動などの電気信号の外乱が混入することを阻止することができる。
なお、水冷機構が配設された側とは反対側となる増幅型電気回路部の他側に配設された保持基板に外乱要因が伝わるのを、増幅型電気回路部の他側と保持基板との間に介在する(すなわち保持基板と増幅型電気回路部との間に密着配置された)第1の外乱阻止用緩衝材が防止する。その結果、保持基板、ひいては保持基板に保持されたアクティブマトリックス基板で外乱が混入することを阻止することができる。
また、第2の外乱阻止用緩衝材が水冷機構から機械的振動などの電気信号の外乱要因が増幅型電気回路部に伝わるのを防止するのと並行して、増幅型電気回路部で発生した熱は、増幅型電気回路部の一側では熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材で促される。第2の外乱阻止用緩衝材が熱伝導性ゲル材料からなり、第2の外乱阻止用緩衝材は密着性に優れるので、増幅型電気回路部で発生した熱は水冷機構に速やかに流れ込む結果、増幅型電気回路部の冷却が促進される。
また、第1の外乱阻止用緩衝材が断熱性を有するので、増幅型電気回路部で発生した熱は、増幅型電気回路部の一側では熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材で促され、増幅型電気回路部の他側では断熱材からなる第1の外乱阻止用緩衝材によって流出を阻まれ、逃散することなく集中的に水冷機構へ流れ込む結果、増幅型電気回路部の冷却が滞り無く進行する。
請求項1の発明の二次元像検出器によれば、二次元像の検出実行中、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報が感応型半導体膜で電荷情報に変換された後、アクティブマトリックス基板で読み出されてから増幅型電気回路部で画像用の電気信号に変換され、画像用の電気信号が画像処理回路で検出対象の二次元放射線像に対応させた画像信号に纏められるのと並行して、増幅型電気回路部の一側に配設された水冷機構から電気信号の外乱要因が増幅型電気回路部へ伝わるのを、増幅型電気回路部の一側と水冷機構との間に介在する(すなわち増幅型電気回路部と水冷機構との間に密着配置された)第2の外乱阻止用緩衝材が防止するので、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報が電荷情報に変換された後、増幅型電気回路部で画像用の電気信号に変換される際に水冷機構から機械的振動などの電気信号の外乱が混入することを阻止することができる。
なお、水冷機構が配設された側とは反対側となる増幅型電気回路部の他側に配設された保持基板に外乱要因が伝わるのを、増幅型電気回路部の他側と保持基板との間に介在する(すなわち保持基板と増幅型電気回路部との間に密着配置された)第1の外乱阻止用緩衝材が防止する。その結果、保持基板、ひいては保持基板に保持されたアクティブマトリックス基板で外乱が混入することを阻止することができる。
また、第2の外乱阻止用緩衝材が水冷機構から機械的振動などの電気信号の外乱要因が増幅型電気回路部に伝わるのを防止するのと並行して、増幅型電気回路部で発生した熱は、増幅型電気回路部の一側では熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材で促される。第2の外乱阻止用緩衝材が熱伝導性ゲル材料からなり、第2の外乱阻止用緩衝材は密着性に優れるので、増幅型電気回路部で発生した熱は水冷機構に速やかに流れ込む結果、増幅型電気回路部の冷却が促進される。
また、第1の外乱阻止用緩衝材が断熱性を有するので、増幅型電気回路部で発生した熱は、増幅型電気回路部の一側では熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材で促され、増幅型電気回路部の他側では断熱材からなる第1の外乱阻止用緩衝材によって流出を阻まれ、逃散することなく集中的に水冷機構へ流れ込む結果、増幅型電気回路部の冷却が滞り無く進行する。
この発明の二次元像検出器に係る実施例1の直接変換タイプのフラットパネル型放射線検出器(以下、適宜「FPD」と略記)を図面を参照しながら詳しく説明する。図1は実施例1のFPDの全体構成を模式的に示す正面図、図2は実施例1のFPDの全体構成を模式的に示す平面図である。図1のFPDは、例えば医用X線撮像装置において透過X線像の検出に用いられる。
実施例1のFPDは、図1に示すように、検出対象の二次元像に対応する放射線情報を電荷情報に変換する感応型半導体膜1と、感応型半導体膜1で変換された電荷情報を読み出すアクティブマトリックス基板2と、バイアス電圧印加用の共通電極3を基板保持部4の上にアクティブマトリックス基板2を感応型半導体膜1および共通電極3ごと搭載したかたちで備えている。感応型半導体膜1としては、例えばアモルファスセレン(非晶質Se)やCdZnTe,CdTe,HgI2 ,PbI2 等の半導体膜が用いられる。
アクティブマトリックス基板2では、図4および図5に示すように、多数の個別電極5が2次元状マトリックス配列で表面に形成されており、各個別電極5で収集される電荷の蓄積・読み出し用電気回路6が配設されていると共に個別電極5の形成面側に感応型半導体膜1が積層形成されていて、さらに感応型半導体膜1の表面に共通電極3が積層形成されている。アクティブマトリックス基板2に配設されている蓄積・読み出し用電気回路6はコンデンサ6Aやスイッチング素子としてのTFT(薄膜電界効果トランジスタ)6Bおよび電気配線6a,6bなどからなり、各個別電極5ごとに1個のコンデンサ6Aと1個のTFT6Bが配備されている。
つまり、実施例1のFPDは、2次元状マトリックス配列の各個別電極5がそれぞれ一つの画素に対応する電極(画素電極)となっており、図6に示す等価回路の放射線検出ユニット(放射線検出素子)が格子状ラインに沿って2次元状マトリックス状に展開配置されていて、感応型半導体膜1に投影される二次元放射線像を検出できる二次元像検出器である。
また、実施例1のFPDは、蓄積・読み出し用電気回路6を制御するゲートドライバ7と、アクティブマトリックス基板2の蓄積・読み出し用電気回路6によって読み出された電荷情報(検出電荷)を増幅して画像用の電気信号に変換する増幅型電気回路部8を複数本の電気配線6a,6bごとに1個ずつ割り当てたかたちで備えている。なお、図4では便宜上、ゲートドライバ7や増幅型電気回路部8を1個として図示する。
ゲートドライバ7および各増幅型電気回路部8は、それぞれフレキシブル配線基板9,10の中間位置に搭載されており、フレキシブル配線基板9,10の一端がアクティブマトリックス基板2の表側に接続配線される一方、フレキシブル配線基板9,10の他端が基板保持部4の裏側に接続配線されていて、各ゲートドライバ7および各増幅型電気回路部8は、アクティブマトリックス基板2および基板保持部4の側方に中空支持状態で配設されている。
増幅型電気回路部8は、電荷電圧変換型増幅器11に加えてマルチプレクサ12とA/D変換器13を内蔵した集積回路構成となっているが、増幅型電気回路部8は電荷電圧変換型増幅器11だけを備え、マルチプレクサ12やA/D変換器13が別体となっている構成であってもよい。
さらに、実施例1のFPDは、増幅型電気回路部8の後段に画像用の電気信号を検出対象の二次元放射線像に対応させた画像信号に纏める画像処理回路14を備えている。ただ、本発明においては、画像処理回路14を内蔵していない構成であってもよい。
実施例1のFPDによる二次元放射線像の検出の際は、図6に示すように、内蔵ないし外付けのバイアス供給電源によって出力される数キロボルト〜数十キロボルト程度のバイアス電圧がバイアス電圧給電用のリード線を経由して共通電極3から感応型半導体膜1に印加され、検出対象の二次元像の投影入射に伴って感応型半導体膜1で電荷が生成されると共に感応型半導体膜1で生じた電荷が(詳しくは各個別電極5へ移動することで個別電極5に電荷が誘起するかたちで)各個別電極5ごとに収集される一方、各個別電極5で収集される電荷は、アクティブマトリックス基板2の蓄積・読み出し用電気回路6等により個別電極5毎の検出電荷として読み出される。
具体的には、ゲートドライバ7から電気配線6a経由で読み出し信号が各TFT6Bのゲートに順番に与えられると同時に、読み出し信号が与えられている各TFT6Bのソースに繋がっている電気配線6bがマルチプレクサ12に順に切り換え接続されるのに従って、コンデンサ6Aに蓄積された電荷が、TFT6Bから電気配線6bを経て電荷電圧変換型増幅器11で増幅された上でマルチプレクサ12により各個別電極5毎の放射線検出信号としてA/D変換器13に送り出されてディジタル化される。
そして、実施例1のFPDの場合、図1〜図3に示すように、増幅型電気回路部8の外寄り側(一側)には(外乱生起性の配備部材類としての電気回路冷却用部材である)冷却システム15がシリコン系熱伝導性ゲル製の外乱阻止用緩衝材16を挟んで密接していて、増幅型電気回路部8の内寄り側(他側)にはシリコン系断熱性の外乱阻止用緩衝材17が増幅型電気回路部8と基板保持部4で挟み付けられたかたちで配置されている。なお、図3は、実施例1のFPDを図1に示すA−A線で破断して増幅型電気回路部を中心にして部分的に示す断面図である。
冷却システム15としては、水冷式の冷却器あるいは空冷式の冷却器が用いられる他に、単に冷却フィンだけからなる自然放冷式の冷却器も用いることができる。
外乱阻止用緩衝材16や外乱阻止用緩衝材17は、増幅型電気回路部8で変換される電気信号に外乱を生じる外乱要因としての機械的振動などが電気回路部8に伝搬されるのを阻むクッション機能を発揮する振動吸収部材である。前者の外乱阻止用緩衝材16の厚みは、通常1mm〜5mm程度であり、後者の外乱阻止用緩衝材17の厚みは、通常0.3mm〜3mm程度である。
したがって、実施例1のFPDでは、二次元放射線像の検出中、増幅型電気回路部8で検出電荷が増幅されて画像用の電気信号に変換されるのと並行して、増幅型電気回路部8の外寄り側に密接している冷却システム15から電気信号の外乱要因の機械的振動などが増幅型電気回路部8へ伝わるのを、増幅型電気回路部8の外寄り側と冷却システム15の間に介在する外乱阻止用緩衝材16が防止する。その結果、増幅型電気回路部8で検出電荷を画像用の電気信号に変換する際に外乱が混入するのを阻止できる。
加えて、実施例1のFPDでは、増幅型電気回路部8の内寄り側にも外乱阻止用緩衝材17が配置されていて、増幅型電気回路部8は外寄り側と内寄り側から外乱阻止用緩衝材16,17で挟み付けられたかたちになっており、増幅型電気回路部8は外寄り側と内寄り側のいずれの側でも、外乱阻止用緩衝材16,17が電気信号の外乱要因の伝搬を阻んで外乱の混入を阻止する。
すなわち、実施例1のFPDの場合、増幅型電気回路部8が増幅対象とする電荷情報の情報量(電荷量)は極めて微量であるので、増幅型電気回路部8は高利得回路となっているが、電気信号の外乱要因は外乱阻止用緩衝材16,17で除かれて無いので、増幅型電気回路部8は高利得回路であっても外乱の混入が回避できるのである。
さらに、増幅型電気回路部8で発生した熱は、増幅型電気回路部8の外寄り側では熱伝導性を有する外乱阻止用緩衝材16で流出を促され、増幅型電気回路部8の内寄り側では断熱性を有する外乱阻止用緩衝材17によって流出を阻まれるので、増幅型電気回路部8で発生した熱は逃散することなく集中的に冷却システム15へ流れ込む結果、増幅型電気回路部8の冷却が滞り無く進行する。
また、熱伝導性ゲル製の外乱阻止用緩衝材16は密着性に優れるので、増幅型電気回路部8で発生した熱が冷却システム15へ速やかに流れ込む結果、増幅型電気回路部8の冷却が促進される。
実施例2のFPDを図面を参照しながら説明する。図7は実施例2のFPDの増幅型電気回路部8を中心とする部分を示す断面図である。
実施例2のFPDは、図7に示すように、増幅型電気回路部8の内寄り側に、実施例1のFPDのような1枚ものではなくて、各増幅型電気回路部8ごとにフレキシブル配線基板10Aと外乱阻止用緩衝材17Aがそれぞれ個別に配置されている他は、実施例1のFPDと実質的に同一の構成であり、各増幅型電気回路部8が個別に装着・交換可能な他は作用効果も変わらないので、これ以外の説明は省略する。
実施例3のFPDを図面を参照しながら説明する。図8は実施例3のFPDの増幅型電気回路部8を中心とする部分を示す断面図である。
実施例3のFPDは、増幅型電気回路部8の外寄り側の外乱阻止用緩衝材16と増幅型電気回路部8の間に増幅型電気回路部8に対して非接合性を有する熱伝導性シート18が介在している他は、実施例1のFPDと同一のものであるので、共通点の説明は省略し、相違点のみを説明する。
即ち、実施例3のFPDによれば、非接合性を有する熱伝導性シート18の介在により、増幅型電気回路部8と外乱阻止用緩衝材16の接合を防止できるので、冷却システム15や増幅型電気回路部8の分解が簡単になり、冷却システム15や増幅型電気回路部8の修理・点検などが容易となる結果、保守性が高まる。熱伝導性シート18としては、例えば厚み0.2mm〜1mm程度のシリコンゴムシートが挙げられる。
実施例4のFPDを図面を参照しながら説明する。図9は実施例4のFPDの増幅型電気回路部8を中心とする部分を示す断面図である。
実施例4のFPDの場合は、図9に示すように、増幅型電気回路部8の内寄り側に、実施例3のFPDのような1枚ものではなくて、各増幅型電気回路部8ごとにフレキシブル配線基板10Aと外乱阻止用緩衝材17Aがそれぞれ個別に配置されている他は、実施例3のFPDと実質的に同一の構成であり、各増幅型電気回路部8が個別に装着・交換可能な他は作用効果も変わらないので、これ以外の説明は省略する。
この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、以下のように変形実施することも可能である。
(1)実施例1〜4のFPDは、いずれも直接変換タイプであったが、この発明は、入射放射線をいったん光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換タイプのFPDにも適用できる。
(2)実施例1〜4のFPDの外乱阻止用緩衝材16,17や熱伝導性シート18は、実施例中に明記した材料のものに限られるものではない。
(3)実施例1〜4では、ゲートドライバ7や増幅型電気回路部8を複数本の電気配線6a,6bごとに1個ずつ割り当てたかたちで複数個のデバイスに別れた形態で備えている構成であったが、ゲートドライバ7または増幅型電気回路部8は全ての電気配線6a,6bに対して単一のデバイスに纏められた形態で備えている構成のものが、変形例として挙げられる。
(4)実施例1〜4では、検出対象の二次元像が放射線像であったが、この発明では、検出対象の二次元像は放射線像に限らず、可視光像も検出対象の二次元像に含まれる。
(5)実施例1〜4のFPDは、医用のものであったが、この発明の二次元像検出器は医用に限らず、工業用や原子力用であってもよい。
実施例1のFPDの全体構成を模式的に示す正面図である。 実施例1のFPDの全体構成を模式的に示す平面図である。 実施例1のFPDの増幅型電気回路部を中心とする部分を示す断面図である。 実施例1のFPDの回路構成を模式的に示す電気回路図である。 実施例1のFPDのアクティブマトリックス基板に配設されている蓄積・読み出し用電気回路の構成を示す模式図である。 実施例1のFPDにおける放射線検出ユニットを示す模式図である。 実施例2のFPDの増幅型電気回路部を中心とする部分を示す断面図である。 実施例3のFPDの増幅型電気回路部を中心とする部分を示す断面図である。 実施例4のFPDの増幅型電気回路部を中心とする部分を示す断面図である。 従来のFPDの要部構成を示す模式図である。
符号の説明
1 …感応型半導体膜
2 …アクティブマトリックス基板
4 …基板保持部(保持基板)
8 …増幅型電気回路部
9,10 …フレキシブル配線基板(フレキシブル基板)
14 …画像処理回路
15 …冷却システム(水冷機構
16,17…外乱阻止用緩衝材(第2、第1の外乱阻止用緩衝材)

Claims (1)

  1. 保持基板と、検出対象の二次元像に対応する光情報または放射線情報を電荷情報に変換する感応型半導体膜と、感応型半導体膜で変換された電荷情報を読み出すアクティブマトリックス基板と、フレキシブル基板上に搭載され、アクティブマトリックス基板で読み出された電荷情報を増幅して画像用の電気信号に変換する増幅型電気回路部と、画像用の電気信号を検出対象の二次元放射線像に対応させた画像信号に纏める画像処理回路と、水冷機構とを有し、前記アクティブマトリックス基板および前記画像処理回路は、前記保持基板に保持されるとともに、前記フレキシブル基板の両端は、前記アクティブマトリックス基板および前記画像処理回路に接続され、前記保持基板と前記増幅型電気回路部との間に、増幅型電気回路部で変換される電気信号に外乱を生じる要因となる外乱要因の伝搬を阻み、かつ断熱性を有する第1の外乱阻止用緩衝材を密着配置するとともに、前記増幅型電気回路部と前記水冷機構との間に、熱伝導性ゲル材料からなる第2の外乱阻止用緩衝材を密着配置したことを特徴とする二次元像検出器
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