JP4350874B2 - Seedling planting machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗植付機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人手により圃場に苗を補植する等、簡易的に苗を植え付けるために、上下に長い筒状体の下端部から一株づつ苗を繰り出して圃場へ植え付ける苗植付機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の苗植付機においては、上記筒状体の下端部から圃場へ苗を落下供給して植え付ける構成となっているので、苗の植付姿勢が不安定となりやすく、適正に苗を植え付けられないおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決すべく次の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上下に長い筒状体(2)の下端部から苗を繰り出して圃場へ植え付ける苗植付機において、前記下端部に植え付けた苗の周辺の土壌を側方から押さえて鎮圧する鎮圧手段を設け、該鎮圧手段には圃場に対して苗を側方へ移動させる移動装置を備えて構成したことを特徴とする苗植付機とした。
【0005】
また、請求項2に記載の発明は、筒状体(2)の下端部に植付用プレート(5)を設け、筒状体(2)の下端部で植付用プレート(5)の外側に土寄せプレート(6)を設け、筒状体(2)の下部に設けた回動軸(7a)回りに回動する苗保持体(7)を設け、該苗保持体(7)の外面に植付深さ設定用プレート(9)を設け、苗保持体(7)の下端部に該苗保持体(7)と一体の抵抗プレート(10)を設け、苗保持体(7)を回動させる植付作動用レバー(14)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗植付機とした。
【0006】
【発明の効果】
よって、請求項1に記載の苗植付機によると、鎮圧手段により植え付けた苗の周辺の土壌を側方から鎮圧するようにしたので、前記鎮圧手段により苗の姿勢を的確に安定させることができ、適正な姿勢で苗を植え付けることができる。また、移動装置により圃場に対して苗を側方へ移動させて苗の周辺の土壌を鎮圧するようにしたので、苗の周囲の土壌を略等しい圧力で鎮圧することができ、鎮圧手段により苗の姿勢が不適正になるのを防止して苗を適正な姿勢で植え付けることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の苗植付機によると、請求項1に記載の苗植付機の効果に加えて、植付深さ設定用プレ−ト9が圃場面に接する位置まで土壌内に突入させ、植付作動用レバー14を操作して苗保持体7を回動させて抵抗プレート10の下端を支点として筒状体2を移動させる。すると、植付用プレート5により苗nが側方に押し出されることにより、苗の押し出し側の土壌の圧縮による圧縮力が伝わってその両側の土壌が圧縮されるので、3方向の土壌が圧縮される。このとき、土寄せプレ−ト6も植付用プレート5と一体的に側方へ移動するので、植付用プレ−ト5と土寄せプレ−ト6との間の土壌も苗と共に移動する。従って、苗の繰出作動に連動して鎮圧手段を作動するようにしたので、圃場への苗の供給に伴って苗の周辺の土壌を鎮圧することができ、苗を適正な姿勢で安定して植え付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、圃場へ水稲苗を一株づつ植え付ける苗植付機1を示すものである。この苗植付機1は、上下に長い筒状体である苗落下案内筒2と苗供給部3とハンドルグリップ4とを備えて構成される。
【0009】
前記苗落下案内筒2は、平面視正方形状の角筒であって、下端部には前記正方形状の一辺を構成する外面2aに植付用プレ−ト5を固着している。該植付用プレ−ト5は、苗落下案内筒2の前記外面2aと略々同一面で略鉛直方向に設けられ、苗落下案内筒2の下端より下方に突出している。また、前記植付用プレ−ト5を固着した苗落下案内筒2の同一外面2aには、土寄せプレ−ト6を固着している。該土寄せプレ−ト6は、苗落下案内筒2に対して前記植付用プレ−ト5の外側に設けられると共に、下端が植付用プレ−ト5と略同高さとなるように苗落下案内筒2の下端より下側に突出して設けられている。尚、土寄せプレ−ト6は、下方にいくにつれて前記植付用プレ−ト5との間隔が広くなるように鉛直方向に対して若干傾斜して設けられている。
【0010】
また、苗落下案内筒2の下部には、該筒2に対して水平方向の回動軸7a回りに回動する苗保持体7を設けている。尚、前記水平方向の回動軸7aは、前記植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6を固着した苗落下案内筒2の外面2aに沿って設けられている。前記苗保持体7は、苗落下案内筒2の下部を外側から覆うように設けた平面視コの字型のプレ−トで構成されている。尚、前記コの字型のプレ−トにより、植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6とは反対側の苗落下案内筒2の外面2bの外側は、この苗保持体7により覆われていない構成となっている。また、苗保持体7の下端には、水平方向の底面プレ−ト8を苗落下案内筒2の下方に位置するように且つ平面視で苗落下案内筒2の内側の空間部全体と重複するように設けている。尚、苗保持体7の下端すなわち前記底面プレ−ト8は、前記植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6の下端と略同高さに構成されている。尚、苗保持体7の下端部の前記植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6側の面7bには、該植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6より若干幅広の長方形状の孔7cを設けている。また、前記苗保持体7の上下方向の中間部には、該苗保持体7を構成する平面視コの字型のプレ−トのうちの対向する2面7d,7e(苗保持体の回動軸と垂直な2面)の外面に水平方向の植付深さ設定用プレ−ト9をそれぞれ固着して設けている。尚、前記植付深さ設定用プレ−ト9は、苗落下案内筒2の外側に配置されている。尚、前記植付深さ設定用プレ−ト9の植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6とは反対側の端部は、上方に向けて折り曲げられた折り曲げ部9aを構成している。また、前記苗保持体7の下端部には、苗保持体7と一体で抵抗プレ−ト10が設けられている。この抵抗プレ−ト10は、前記苗保持体7より下側へ突出し、該プレ−ト10の下端が苗保持体7の回動軸7a方向からみて(図1視で)横方向で苗落下案内筒2の中心位置と略同位置になるように傾斜して設けられている。
【0011】
苗供給部3は、上下方向の回転軸11a回りに回転する回転台11と該回転台11に回転方向に所定の円周ピッチで配列して設けた5個の苗供給用筒12とを備えている。そして、前記回転台11の所定角度毎の回転により、前記苗供給用筒12のそれぞれが苗落下案内筒2の上方に位置するようになっている。尚、前記回転台11の下方には該回転台11と同径で苗落下案内筒2の上方部のみを切り欠いた苗受けプレ−ト13を設けており、この苗受けプレ−ト13により苗供給用筒12内の苗が下方に落下しないように支持すると共に、回転台11の回転により前記苗供給用筒12が苗落下案内筒2の上方にくると苗受けプレ−ト13の前記切り欠き部を介して前記苗供給用筒12内の苗を苗落下案内筒2内に落下させるようになっている。
【0012】
ハンドルグリップ4は、苗落下案内筒2の上端部で該筒2に対して植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6が設けられた側に固着して設けられており、図1に示すように水平方向に設けられている。そして、前記ハンドルグリップ4の下方には、作業者が該ハンドルグリップ4を把持した状態で操作できる植付作動用レバ−14を設けている。尚、前記植付作動用レバ−14は、水平方向の回動軸14a回りに回動可能に構成されている。
【0013】
前記植付作動用レバ−14には該レバ−14と一体的に回動する中継ア−ム15を前記回動軸14aの上側に設けており、該中継ア−ム15に回転台駆動ロッド16を連結しており、更に該ロッド16の他端側を苗供給部3の回転台11の回転軸11a回りに回動可能な回転台駆動ア−ム17に連結している。また、前記回転台駆動ア−ム17には、前記回転台11と一体回転するラチェットホイル18を駆動するためのラチェット爪19を設けている。従って、前記植付作動用レバ−14を上方に回動操作することにより、前記回転台駆動ロッド16を介して前記回転台駆動ア−ム17がハンドルグリップ4とは離れる方向へ回動し、前記ラチェット爪19が前記ラチェットホイル18の外周に設けた隣のラチェット溝18aに係合する。そして、植付作動用レバ−14を下方に回動させて戻し操作すると、回転台駆動ア−ム17がハンドルグリップ4側へ回動し、ラチェットホイル18を1ピッチ分回動させて回転台11を回転させ、次の苗供給用筒12が苗落下案内筒2の上方に移動する構成となっている。尚、前記ラチェットホイル18のラチェット溝18aには苗落下案内筒2に取り付けられた逆転規制爪20が係合しており、回転台11が逆転しないようにしている。
【0014】
また、植付作動用レバ−14には該レバ−14から下方へ延びる移動用ロッド21を連結しており、該移動用ロッド21の下端部を苗保持体7に連結している。尚、前記移動用ロッド21は、苗保持体7の回動軸7aより苗落下案内筒2から離れた側で苗保持体7に連結されている。従って、植付作動用レバ−14を上方に回動操作することにより、前記移動用ロッド21を介して苗保持体7ひいては抵抗プレ−ト10が横方向でハンドルグリップ4側へ回動する。尚、苗保持体7の下端部の長方形状の孔7cにより、苗保持体7を回動させても植付用プレ−ト5及び土寄せプレ−ト6と干渉しないようにしている。そして、植付作動用レバ−14を下方に回動させて戻し操作すると、前記苗保持体7ひいては抵抗プレ−ト10が横方向でハンドルグリップ4とは反対側へ回動し、苗保持体7の底面プレ−ト8が平面視で苗落下案内筒2の内側の空間部全体と重複する位置まで戻る。尚、苗保持体7と苗落下案内筒2との間に設けた戻り用スプリング22により苗保持体7が横方向でハンドルグリップ4とは反対側へ回動付勢されており、植付作動用レバ−14を放すと前記戻り用スプリング22により該レバー14が下方へ回動して戻されるようになっている。
【0015】
次に、この苗植付機1を使用して水田等の圃場に苗を移植する作業について説明する。
この苗植付機1においては、育苗ポットにより一株づつ育苗された苗を使用する。作業者は、この苗を苗供給部3の苗供給用筒12内に一株づつ供給する。尚、苗落下案内筒2の上方に位置する前記苗供給用筒12に供給された苗nは、前記苗落下案内筒2に案内されて落下して苗保持体7の底面プレ−ト8上に供給される。そして、圃場における所望の植付位置、例えば田植機で植え付けた圃場の欠株を生じた位置で、ハンドルグリップ4を把持して該苗植付機1の下端部を苗保持体7に設けた植付深さ設定用プレ−ト9が圃場面に接する位置まで土壌内に突入させる。このとき、苗保持体7の底面プレート8により圃場に植付用の穴が形成される。そして、ハンドルグリップ4と共に植付作動用レバー14を握って該レバ−14を上方に回動操作し、苗保持体7ひいては抵抗プレート10を回動させる。これにより、前記抵抗プレート10の下端を支点として、ハンドルグリップ4の把持により姿勢を変えないように苗落下案内筒2をハンドルグリップ4とは反対側へ圃場に対して4cmから5cm程度移動させる。すると、植付用プレート5により苗nが側方に押し出され、この苗の押し出しにより平面視で正方形状に開けられた植付用の穴のハンドルグリップ4側を除く3方向の土壌が圧縮されて鎮圧される。詳述すると、苗の押し出し側の土壌の圧縮により圧縮力が伝わってその両側の土壌が圧縮されるので、3方向の土壌が圧縮されることとなる。このとき、土寄せプレ−ト6も植付用プレート5と一体的に側方へ移動するので、植付用プレ−ト5と土寄せプレ−ト6との間の土壌も苗と共に移動する。そして、植付作動用レバー14を上方に回動操作したままでハンドルグリップ4により苗植付機1を上方へ移動させて圃場から放すと、植付用プレ−ト5と土寄せプレ−ト6との間の土壌が苗nの側方に覆土され、苗の植え付けが完了する。その後、植付作動用レバ−14を放して該レバー14を下方に回動させて戻し操作し、苗保持体7を元の位置に戻すと共に苗供給部3の回転台11を回転させて該苗供給部3から前記苗保持体7へ苗を落下させて供給する。以下は、上述と同様に、次の所望の植付位置で苗植付機1の下端部を土壌内に突入させて、苗の植付作業を行う。
【0016】
尚、土寄せプレ−ト6を下方にいくにつれて植付用プレ−ト5との間隔が広くなるように設けているので、苗植付機1の下端部を土壌内に突入させるとき、植付用プレ−ト5と土寄せプレ−ト6との間で土壌が多少圧縮され、この圧縮された土壌が苗植付機1の上方への移動により苗nの側方に覆土され、苗nの覆土を安定して行うことができ、苗の植付姿勢を安定させることができる。
【0017】
また、植付深さ設定用プレ−ト9の端部の折り曲げ部9aにより、苗保持体7のハンドルグリップ4側への回動であまり植付深さ設定用プレ−ト9により圃場の土壌を下方に押し付けないようにしているので、苗落下案内筒2の側方への移動における移動抵抗を低減すると共に過剰に苗の周囲の圃場面を窪ませて荒らさないようにしており、苗の植付姿勢を安定させることができる。
【0018】
また、この苗植付機1は、苗供給部3に複数の苗株を供給することにより、ハンドルグリップ4を把持したままで複数の苗の植付を行うことができ、植付作業の作業能率が向上する。また、苗供給部3は植付作動用レバー14の操作に連動して苗を苗落下案内筒2へ供給するようにしているので、苗供給部3からの苗の供給において格別の操作を行わなくてよく、植付作業の作業を容易に行える。
【0019】
以上により、この苗植付機1は、苗落下案内筒2の下端部から苗を繰り出して圃場へ植え付ける構成とすると共に、植付作動用レバー14、抵抗プレート10及び植付用プレ−ト5等により構成される移動装置により苗を側方に移動させることにより、苗の周辺の土壌を側方から押さえて鎮圧する鎮圧手段を設けている。これにより、苗の周辺の土壌を上方から押さえて鎮圧するのと比較すると苗の周囲の土壌を上方から極端に窪ませないので、圃場に植付用の穴をあまり深く掘らなくても所望の苗の植え付け深さを得ることができ、前記鎮圧手段により苗の姿勢を的確に安定させることができ、適正な姿勢で苗を植え付けることができる。また、前記移動装置により苗落下案内筒2を側方へ移動させて圃場に対して苗nを側方へ移動させて苗の周辺の土壌を鎮圧するようにしたので、苗の周囲のハンドルグリップ4側を除く3方向の土壌を略等しい圧力で鎮圧することができ、例えば複数の鎮圧具等で苗の周囲を鎮圧するために複数の鎮圧具を使用する場合にはそれぞれの鎮圧具の鎮圧力が相違することにより苗が傾いて不適正な植付姿勢となるおそれがあるが、これを防止して苗を適正な姿勢で植え付けることができる。
【0020】
また、この苗植付機1は、苗落下案内筒2の下端部から苗nを繰り出す苗保持体7の回動に連動して前述の鎮圧手段が作動するので、圃場への苗nの供給に伴って苗nの周辺の土壌を鎮圧することができ、苗を前記苗落下案内筒2や前記苗保持体7により支持された状態から即座に植え付けることができ、苗を適正な姿勢で安定して植え付けることができる。
【0021】
尚、図5乃至図8は異なる構成の苗植付機1を示すものであり、これに基づいて前述の苗植付機1と異なる構成のみを以下に説明する。苗落下案内筒2は、円筒形状になっている。植付作動用レバー14は、ハンドルグリップ4の側方に設けられ、上下方向の回動軸14a回りに回動する。該植付作動用レバー14と一体で苗供給部3の回転台11を回転させる回転用爪30を設ける一方、該爪30と係合する前記回転台11に複数の溝穴31を設けている。尚、前記回転用爪30の一端には、傾斜面30aを備えている。従って、前記植付作動用レバー14を握ってハンドルグリップ4側へ操作すると回転台11を1ピッチ分回動させ次の苗供給用筒12を苗落下案内筒12の上方へ位置させ、前記植付作動用レバー14を放してハンドルグリップ4から離れる側へ操作すると回転台11の円周方向に設けた隣の溝穴31に係合し、苗の植付に伴って回転台11を回転していく。尚、苗受けプレ−ト13は、苗落下案内筒2の上方部と前記回転用爪30の作動部を切り欠いた構成となっている。また、植付作動用レバー14の上下方向の回動軸14aの回動により、該軸14aと一体回動するシャッタプレート32を平面視で苗落下案内筒2の内部空間に位置する状態と該筒2から退避する状態とに切り替える構成となっている。尚、苗落下案内筒2の前記シャッタプレート32が移動する部分は、シャッタプレート32が移動できるように切り欠かれている。従って、前記苗落下案内筒2内の下部で支持した苗を前記シャッタプレート32の作動により圃場へ繰り出すようになっている。また、前記植付作動用レバー14の上下方向の回動軸14aの回動により、該軸14aと一体回動する鎮圧プレ−ト33を横方向に回動させ、該鎮圧プレ−ト33により苗を押して苗の周囲の土壌を圧縮し鎮圧するようになっている。尚、34は植付深さ設定ゲ−ジであって、作業者が該ゲ−ジ34を所望の位置まで突入させることにより所望の植付深さを得るようになっている。尚、前記植付深さ設定ゲ−ジ34は、上下位置において目盛を付けたり色分けをする等して作業者が容易に植付深さを確認できるようにするとよい。
【0022】
また、図9乃至図11は異なる構成の苗植付機1を示すものであり、これに基づいて最初に詳述した苗植付機1と異なる構成のみを以下に説明する。前述と同様に、苗落下案内筒2は、円筒形状になっている。この苗植付機1は、複数の苗を収容できる前述のような苗供給部を設けておらず、苗落下案内筒2の上端から一株づつ該筒2内へ苗を供給するようになっている。植付作動用レバ−14に連結したロッド40を介してシャッタプレ−ト41及び鎮圧プレ−ト42を連結しており、前記植付作動用レバ−14の上方への操作により水平方向の回動軸43a回りに回動するシャッタ駆動ア−ム43を介して前記シャッタプレ−ト41を苗落下案内筒2から退避させると共に、水平方向の回動軸44a回りに回動する鎮圧駆動ア−ム44を介して鎮圧プレ−ト42を横方向に移動させて苗を移動させ植え付けるようになっている。前述と同様に、苗落下案内筒2の前記シャッタプレート41が移動する部分は、シャッタプレート41が移動できるように切り欠かれている。また、この苗植付機1には、植付深さ設定ゲ−ジ34を設けている。尚、前記鎮圧プレ−ト42は、前記ロッド40と長孔40aを介して連結しており、前記シャッタプレ−ト41の退避作動に遅れて作動するようになっている。これにより、シャッタプレ−ト41上で支持されていた苗が圃場に落下供給されてから鎮圧プレ−ト42が作動するので、鎮圧プレ−ト42の作動により落下途中の苗の姿勢が傾いたりして不適正になり苗の植付が不適正になるのを防止している。また、前記鎮圧プレ−ト42は、若干下側へ向いて横移動するので、苗の周辺の土壌を確実に鎮圧することができる。
【0023】
以上、この発明の実施の形態は水稲苗を圃場に植え付ける場合について説明したが、野菜苗等の他の苗を植え付けるのに使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付機を示す側面図
【図2】苗植付機を示す平面断面図
【図3】苗落下案内筒の下端部の周辺を示す背面図
【図4】苗保持体を回動させた状態の苗落下案内筒の下端部の周辺を示す側面図
【図5】異なる苗植付機を示す側面図
【図6】異なる苗植付機を示す平面図
【図7】異なる苗植付機の上部を示す正面図
【図8】シャッタプレ−ト及び鎮圧プレ−トの作動を示す平面図
【図9】異なる苗植付機を示す側面図
【図10】異なる苗植付機を示す背面図
【図11】異なる苗植付機の下部を示す正面図
【符号の説明】
1…苗植付機、2…苗落下案内筒、5…植付用プレ−ト、7…苗保持体、8…底面プレ−ト、10…抵抗プレ−ト、14…植付作動用レバ−、32,41…シャッタプレート、33,42…鎮圧プレ−ト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention belongs to the technical field of seedling planting machines.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a seedling planting machine that feeds seedlings one by one from the lower end of a cylindrical body that is long in the vertical direction so as to plant seedlings simply, such as manually planting seedlings in a farm field.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional seedling planting machine, since the seedling is dropped and supplied from the lower end of the cylindrical body to the field, the seedling planting posture tends to become unstable, and the seedling is properly There was a risk of not being planted.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has taken the following technical means to solve the above problems.
That is, the invention described in claim 1 is a seedling planting machine that feeds seedlings from the lower end of the vertically long cylindrical body (2) and plantes them in a field. The seedling planting machine is characterized in that it is provided with a suppression means for suppressing pressure by pressing from the side , and the suppression means includes a moving device for moving the seedling to the side with respect to the field .
[0005]
In the invention according to
[0006]
【The invention's effect】
Therefore, according to the seedling planting machine of claim 1, since the soil around the seedling planted by the suppression means is suppressed from the side, the posture of the seedling can be accurately stabilized by the suppression means. Can plant seedlings in a proper posture. In addition, since the seedling is moved laterally with respect to the field by the moving device so as to suppress the soil around the seedling, the soil around the seedling can be suppressed with substantially equal pressure. It is possible to prevent seeds from being improperly planted and plant seedlings in a proper posture.
[0007]
Further, according to the seedling planting machine according to
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 show a seedling planting machine 1 for planting rice seedlings one by one in a field. The seedling planting machine 1 includes a seedling dropping
[0009]
The seedling dropping
[0010]
A
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
Further, a moving
[0015]
Next, the operation | work which transplants a seedling to agricultural fields, such as a paddy field, using this seedling planting machine 1 is demonstrated.
In this seedling planting machine 1, seedlings that are grown one by one in a seedling pot are used. The worker supplies the seedlings one by one into the
[0016]
In addition, since it arrange | positions so that the space | interval with the
[0017]
Further, the planting
[0018]
In addition, the seedling planting machine 1 can plant a plurality of seedlings while holding the
[0019]
As described above, the seedling planting machine 1 is configured to feed seedlings from the lower end portion of the seedling dropping
[0020]
Further, in this seedling planting machine 1, the above-described suppression means operates in conjunction with the rotation of the
[0021]
5 to 8 show the seedling planting machine 1 having a different configuration, and only the configuration different from the seedling planting machine 1 described above will be described below. The seedling dropping
[0022]
Moreover, FIG. 9 thru | or FIG. 11 shows the seedling planting machine 1 of a different structure, Based on this, only a different structure from the seedling planting machine 1 explained in full detail first is demonstrated below. Similar to the above, the seedling dropping
[0023]
As mentioned above, although embodiment of this invention demonstrated the case where a rice seedling was planted in a field, you may use it to plant other seedlings, such as a vegetable seedling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a seedling planting machine. FIG. 2 is a plan sectional view showing a seedling planting machine. FIG. 3 is a rear view showing the periphery of the lower end of a seedling dropping guide tube. FIG. 5 is a side view showing the periphery of the lower end of the seedling dropping guide tube in a rotated state. FIG. 5 is a side view showing different seedling planting machines. FIG. 6 is a plan view showing different seedling planting machines. Front view showing the upper part of the seedling planting machine [FIG. 8] Plan view showing the operation of the shutter plate and the pressure-reducing plate [FIG. 9] Side view showing different seedling planting machines [FIG. 10] Different seedling planting Rear view showing the machine [Fig. 11] Front view showing the lower part of different seedling planting machines [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Seedling planting machine, 2 ... Seedling fall guide cylinder, 5 ... Planting plate, 7 ... Seedling holding body, 8 ... Bottom plate, 10 ... Resistance plate, 14 ... Lever for planting operation -, 32, 41 ... Shutter plate, 33,42 ... Suppression plate
Claims (2)
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CN108901276A (en) * | 2018-08-14 | 2018-11-30 | 长江师范学院 | Rice shoot plants drilling method |
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