JP4350634B2 - 画像形成装置、記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷データを保存する印刷データ保存用記憶手段を備える画像形成装置、この画像形成装置における記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラムに関する。
近年、プリンタやコピー機に代表される画像形成装置は、ネットワークを介して複数のクライアントと接続される印刷システムとして普及してきている。
この印刷システムにおける画像形成装置は、クライアントから送信されてきた印刷データをハードディスク等の記憶装置に保存することで、印刷物を共有し、ユーザ各自が再出力することができるようになっている。また、出力結果を他人に見られないように、印刷時には出力せず、本体の前で出力操作をすることで出力結果をすぐに手に入れられるような印刷システムも広く普及している。
ところで、このような印刷システムにおける画像形成装置には、印刷データなどを保存するためのハードディスクを搭載しているものが多い。
ハードディスクの記憶領域は、一般に、保存が必要な印刷データをその機能に応じて保存する領域(印刷データ保存領域)と、システムが使用する領域(システム使用領域)とに分けることができる。
ここで、ハードディスクにおける従来の保存管理について、図4を参照して説明する。
前提として、ハードディスクAの容量を100Gbyte(ギガバイト。以下、略して「GB」と表現する。)、システム使用領域を20GB、印刷データ保存領域を80GBとする。そして、機能には、機能1〜機能4があるものとし、各機能はそれぞれ最大30GBまで使用できるものとする。また、システム使用領域には、テンポラリデータ(一時的データ)用の領域(5GB)が含まれているものとする。
各機能は、例えば、次のように設定することができる。
機能1:ハードディスクに保存されるが、電源を切ると次の起動時に自動的に削除されるもの(例えば、QuickCopy)
機能2:ハードディスクに保存されるが、指定部数を超えると自動的に削除するもの(例えば、Stored JOB)
機能3:ハードディスクに保存されるが、設定上限のサイズを超えると、古いものから自動的に削除されるもの(例えば、Code JOB)
機能4:ハードディスクに保存され、任意に消さないと消えないもの(例えば、PrivatePrint)
このように、各機能には印刷データの削除条件が設定されているが、それら削除条件を満たさない限り印刷データは削除されることはない。この点で、各機能の印刷データは恒久データである(一時的データではない)といえる。
ところで、印刷データを削除せずに長期間保存することで多数の印刷データによってハードディスクの容量をオーバーしてしまい、新たな印刷データを保存できない事態を招くことがある。このような事態を回避するための技術が従来から種々提案されている。
例えば、第一画像記憶手段の画像記憶領域において記憶量の上限(所定量)を予め設定しておき、その第一画像記憶手段の記憶内容が所定量を超えたときに、第一画像記憶手段の記憶内容の全部又は一部を第二画像記憶手段に記憶させる技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、印刷データに対して再印刷回数の上限を設定しておき、この上限を超えた場合に、その印刷データを削除する技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、スプールデータの削除方法について、格納日時、最終印刷日、削除可能日にもとづいて削除を行う技術がある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2000−132672号公報 特開2001−75748号公報 特開2001−63158号公報
しかしながら、それら特許文献1〜3に記載の記憶制御技術によれば、記憶手段の容量オーバーが発生する可能性を下げることは出来ても、最終的には容量オーバーに至り、可能性を0にするものではなかった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、画像形成装置が備える記憶手段が最終的に容量オーバーになってしまった場合に、より一時的なデータを一時的な記憶手段に保存することで、記憶手段が容量オーバーになる可能性をさらに低減可能とし、かつ、恒久的なデータの保存を確保することができる画像形成装置、記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は印刷データを保存する印刷データ保存用記憶手段を備えた画像形成装置であって、印刷処理に用いられる印刷処理用記憶手段と、前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを判断する印刷データ判断手段と、前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識して、当該印刷データを保存する記憶装置制御手段とを備えた構成としてある。
このような構成による画像形成装置によれば、印刷データ保存用記憶手段が最終的に容量オーバーになってしまった場合であっても、一時的なデータを、印刷処理用記憶手段に保存することで、その容量オーバーに至る可能性を低減できる。
また、本発明の画像形成装置は前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると、前記記憶装置制御手段は、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識し、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する構成としてある。
このような構成による画像形成装置によれば、印刷データの保存により印刷データ保存用記憶手段の容量がオーバーする場合に、この印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを印刷処理用記憶手段へ移動して保存させることができる。そして、より一時的なデータの移動により確保された印刷データ保存用記憶手段の空き領域に、一時的なデータでないと判断された印刷データ(すなわち、恒久データ)を保存することができる。したがって、印刷データ保存用記憶手段が最終的に容量オーバーになってしまった場合に、より一時的なデータを印刷処理用記憶手段に保存して、印刷データ保存用記憶手段が容量オーバーになる可能性をさらに低減することができ、しかも、恒久的なデータの保存を確保することができる。
また、本発明の画像形成装置は前記記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識している場合において、前記印刷処理用記憶手段の記憶領域のうち後続の印刷データを処理するのに必要な最低限の記憶領域以外の使用を制限する構成としてある。
このような構成による画像形成装置によれば、印刷データ保存用記憶手段から印刷処理用記憶手段へ印刷データが移動され保存される場合であっても、その印刷処理用記憶手段において印刷処理に使用される記憶領域は必ず確保しておくことができる。したがって、印刷処理速度を必要以上に低下させることなく、印刷データの保存を可能とする。
また、本発明の画像形成装置は前記記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識している場合において、当該印刷データ保存用記憶手段のデータが削除されたとき、当該印刷処理用記憶手段に保存されたデータの一部又は全部を前記印刷データ保存用記憶手段に退避させる構成としてある。
このような画像形成装置によれば、印刷処理用記憶手段を印刷データ保存用として使用する時間を短くできる。このため、印刷処理用記憶手段をできるだけ早く解放して、本来の印刷処理用として使用することができる。
また、本発明の画像形成装置は前記記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識している場合において、後続の印刷データを印刷処理するときに前記印刷処理用記憶手段の容量が不足したとき、当該印刷処理用記憶手段に保存されているデータの一部又は全部を削除する構成としてある。
このような画像形成装置によれば、後続の印刷データの印刷処理を本来の処理能力で処理することができる。なお、印刷データ保存用記憶手段から印刷処理用記憶手段へ移動され保存されたデータも本来恒久的なデータであるため、機能ごとに設定された削除条件以外の条件で削除することは望ましくないとも言える。しかし、印刷処理用記憶手段に保存されるデータは、恒久的なデータの中でもより一時的なデータであり、近い将来削除される可能性の高いデータである。しかも、印刷処理用記憶手段に保存される印刷データの保存量が多いために印刷処理の能力を低下させるべきではない。そこで、後続の印刷データを印刷処理するときに印刷処理用記憶手段の容量が不足したときは、印刷処理用記憶手段に保存されているデータの一部又は全部を削除することで、印刷処理の能力を維持できる。
また、本発明の画像形成装置は前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断され、かつ前記記憶装置制御手段で、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データの中に、より一時的なデータが存在しないものと判断されたとき、前記記憶装置制御手段は、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを削除する構成としてある。
このような画像形成装置によれば、保存しようとする印刷データも一時的なデータではなく、印刷データ保存用記憶手段に一時的なデータが保存されていない場合には、その保存しようとする印刷データを削除することができる。
また、本発明の画像形成装置は前記記憶装置制御手段が前記印刷データを削除する際に、この削除を行うことを外部に通知する通知手段を有した構成としてある。
このような画像形成装置によれば、通知手段による通知を受けたユーザがその後適切に対応できる。
例えば、印刷データが削除される前に通知手段が通知をする場合、ユーザは、以前に保存された印刷データを出力させるなどして、印刷データ保存用記憶手段に空き領域をつくり、その印刷データを保存させることができる。
また、印刷データが削除された後に通知手段が通知をする場合、ユーザは当該通知により印刷データが削除されたことを分かるので、印刷データ保存用記憶手段または印刷処理用記憶手段に空き領域ができた後に、再度、印刷データを送信して保存させることができる。
また、本発明の記憶装置管理方法は印刷データを印刷データ保存用記憶手段及び/又は印刷処理用記憶手段に保存する記憶装置管理方法であって、前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを印刷データ判断手段が判断する印刷データ判断ステップと、前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識して、当該印刷データを保存する一時的データ保存ステップと、前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると、前記記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識し、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する恒久データ保存ステップとを有した方法としてある。
記憶装置管理方法をこのような方法とすることにより、画像形成装置の印刷データ保存用記憶手段が容量オーバーになった場合であっても、より一時的なデータを、印刷処理用記憶手段に保存することで、その容量オーバーになる可能性を低減することができる。しかも、恒久的なデータの保存を確保することもできる。
また、本発明の記憶装置管理プログラムは印刷データを印刷データ保存用記憶手段及び/又は印刷処理用記憶手段に保存する処理を画像形成装置に実行させる記憶装置管理プログラムであって、前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを判断する処理を前記画像形成装置の印刷データ判断手段に実行させ、前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識して、当該印刷データを保存する処理を前記画像形成装置の記憶装置制御手段に実行させ、前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると、前記印刷処理用記憶手段の一部を仮想的に前記印刷データ保存用記憶手段の後続部として認識し、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する処理を前記記憶装置制御手段に実行させる構成としてある。
このような構成を有する記憶装置管理プログラムを画像形成装置に実行させることにより、画像形成装置の印刷データ保存用記憶手段が容量オーバーになった場合であっても、より一時的なデータを、印刷処理用記憶手段に保存することで、その容量オーバーになる可能性を低減することができる。しかも、恒久的なデータの保存を確保することもできる。
以上のように、本発明の画像形成装置、記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラムによれば、画像形成装置の印刷データ保存用記憶手段が最終的に容量オーバーになってしまった場合に、より一時的なデータを、印刷処理用記憶手段に保存することで、印刷データ保存用記憶手段が容量オーバーに至る可能性を低減できる。しかも、恒久的なデータの保存を確保することもできる。
また、印刷データ保存用記憶手段が容量オーバーとなる場合であって印刷データを削除するときにこの印刷データの削除を通知する通知手段を備えることで、ユーザは、その後適切に対応できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の画像形成装置の好ましい実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置とクライアントとの接続状態を示すブロック図である。
画像形成装置10は、図1に示すように、LAN(Local Area Network)などのネットワーク30に接続されており、ネットワーク上のクライアントである複数の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)20−1〜20−n)により共有して利用できるようになっている。なお、画像形成装置10と、複数のPC20−1〜20−nと、ネットワーク30とにより、画像形成システム1が形成される。
また、本実施形態の画像形成装置は、プリンタを例に説明するが、本実施形態の画像形成装置は、プリンタに限るものではなく、例えば、複写機(コピー機)、ファクシミリ、デジタル複合装置(マルチファンクションペリフェラル(MFP))等を含む。
さらに、本実施形態の画像形成装置のプリント方式としては、カラーレーザプリント方式(4サイクル方式及びタンデム方式を含む。)、モノクロレーザプリント方式、インクジェットプリント方式、昇華型熱転写プリント方式、溶融型熱転写プリント方式、ドットインパクトプリント方式などが含まれる。
次に、本実施形態の画像形成装置10の概略構成を、図2を参照して説明する。同図は、画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、画像印刷装置10は、印刷データ等保存用記憶手段11、印刷処理用記憶手段12、コントローラ13、ネットワークI/F(通信手段)14、印刷データ判断手段15、記憶装置制御手段16、報知手段17、画像形成手段18、印刷エンジン手段19を有している。
なお、これら印刷データ等保存用記憶手段11、印刷処理用記憶手段12、コントローラ13、通信手段14、印刷データ判断手段15、記憶装置制御手段16、報知手段17、画像形成手段18、印刷エンジン手段19は、データをやり取りするための伝送路であるバスによって接続することができる。
印刷データ等保存用記憶手段(印刷データ保存用記憶手段)11は、HDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置により構成することができる。この印刷データ等保存用記憶手段11は、印刷データの保存だけのために備えることもでき、また、印刷データの保存とともにシステムによっても使用され得るようにすることもできる。後者の場合、印刷データ等保存用記憶手段11の記憶領域は、図4に示すように、システムにより使用される領域(システム使用領域)と、印刷データが各機能ごとに保存される領域(印刷データ保存領域)とに分けられる。
例えば、印刷データ判断手段15により印刷データに各機能に関する処理情報が付加されていると判断された場合、記憶装置制御手段16によりその印刷データが印刷データ等保存用記憶手段11に機能ごとに保存処理される。例えば、再印刷処理やPVP処理の信号が印刷データに付加されていると判断された場合に、当該印刷データが保存処理される。
システム使用領域には、同図に示すように、テンポラリデータを保存するためのテンポラリデータ用保存領域を設けることができる。
テンポラリデータには、例えば、スプールデータやフォントデータなどがある。これらデータは、一時的にそのテンポラリデータ用保存領域に保存される。
印刷処理用記憶手段12は、RAM等の記憶手段により構成することができ、印刷データにより印刷処理を実行する際、その印刷データを一時的に保持する。
ただし、印刷処理用記憶手段12においては、印刷処理を行うために必要な最低限の記憶領域が確保されている。そして、残部に、印刷データ等保存用記憶手段11の印刷データ保存領域をオーバーした印刷データが保存される。つまり、この残部が、記憶装置制御手段16において印刷データ等保存用記憶手段11の仮想的な後続部として認識され確保される。
コントローラ13は、従来の画像形成装置10が有する各種機能を実行するための制御手段である。
通信手段14は、ネットワーク30と接続されており、PC20−1〜20−nから送信されてきた印刷データをネットワーク30を介して受信し、コントローラ13,印刷データ判断手段15,記憶装置制御手段16などへ送る。
印刷データ判断手段15は、通信手段14からの印刷データに付加されている処理情報を抽出して、その印刷データの機能を判断する。
ここで、処理情報とは、画像印刷装置に備わる印刷効率等を向上させる印刷処理機能を実行させるための情報である。具体的には、例えば、再印刷処理やPVP処理などを実行させるための情報が含まれる。
機能(印刷処理機能)には、前述のように機能1〜機能4があり、各機能ごとに印刷データの削除条件が設定されている。
印刷データ判断手段15における判断において、抽出された機能にもとづきその印刷データの保存が必要とされたときは、その印刷データが記憶装置制御手段16へ送られる。これにより、印刷データは、印刷データ等保存用記憶手段11あるいは印刷処理用記憶手段12へ送られて保存される。
一方、保存が必要でないときは、画像形成手段18や印刷エンジン手段19へ送られて印刷処理が実行される。
記憶装置制御手段16は、通信手段15からの印刷データ(受信印刷データ)について、印刷処理用記憶手段12又は印刷データ等保存用記憶手段11のいずれに保存させるかの判断・制御を行う。
また、記憶装置制御手段16は、受信印刷データを保存することで印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーとなるか否かの判断を行う。
さらに、記憶装置制御手段16は、印刷データ等保存用記憶手段11に既に保存されている印刷データの中に、より一時的なデータがあるか否かの判断を行う。
また、記憶装置制御手段16は、印刷データ等保存用記憶手段11と印刷処理用記憶手段12との間で印刷データの移動処理を行う。
さらに、記憶装置制御手段16は、印刷処理用記憶手段12において、後続の印刷データを処理するのに必要な最低限の記憶領域以外の使用を制限する。
すなわち、後続の印刷データを印刷処理するのに必要な最低限の記憶領域については必ず確保しておき、その確保した記憶領域を侵さない範囲で、印刷処理用記憶手段12を仮想的な印刷データ等保存用記憶手段11の後続部として認識し、印刷データを保存する。
なお、記憶装置制御手段16での各判断の結果にもとづく処理の流れについては、後述の「本実施形態の画像形成装置における印刷データの保存方法(記憶装置管理方法)について」で説明する。
また、記憶装置制御手段16は、印刷データの機能や属性を抽出して、その印刷データがより一時的なデータか否かを判断する。
属性とは、機能に関する属性であって、例えば、印刷(出力)回数(機能2に関する属性),保存(記憶)された日付(機能3に関する属性)などが含まれる。
報知手段(通知手段)17は、印刷データが削除されるときに、その削除されることをユーザに対して報知する。
報知の方法としては、例えば、印刷データが削除された旨を示す信号をPC20−1〜20−n(主として印刷データを送信してきたPC)へ送信(通知)する方法、画像形成装置10のパネル(図示せず)に表示する方法、警告音などの音声を発する方法などがある。これらのうち、PCへ通知する方法を採用した場合、PCは、その通知を受けることにより、印刷データが削除されたことを示す文章や図などをディスプレイに表示したり、警告音を出力したりすることができる。
また、報知のタイミングとしては、例えば、印刷データが削除される前であってもよく、また、削除後であってもよい。印刷データを削除する前に警告を通知することにより、印刷データ等保存用記憶手段11または印刷処理用記憶手段12から不要データを削除して空き領域を作成し、当該印刷データが削除されることを防ぐことができる。また、印刷を確認した後に印刷データを削除できるので、印刷データの保全を図ることができる。
画像形成手段18は、印刷データに公知の画像形成プロセスを実行し、画像データを形成する。
印刷エンジン手段19は、画像形成手段18により形成された画像データを画像として印刷するプリンタユニットであり、帯電装置、感光ドラム、現像装置、定着装置、分離装置等から構成される公知の電子写真方式により、画像データを画像に印刷する。
次に、本実施形態の画像形成装置における印刷データの保存方法(記憶装置管理方法)について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の好ましい実施形態に係る画像形成装置において実行される印刷データの保存処理(記憶装置管理方法)の手順を示すフローチャートである。
ネットワーク30を介してPC20−1〜20−nから送信されてきた印刷データが、画像形成装置10の通信手段14で受信される。そして、この受信された印刷データ(受信印刷データ)が、印刷データ判断手段11へ送られる。
印刷データ判断手段11において、受信印刷データの機能が判断される。すなわち、印刷データ判断手段11は、受信印刷データに付加された処理情報を抽出し、この処理情報の示す機能を判別する。さらに、印刷データ判断手段11は、処理情報により示された機能にもとづいて、受信印刷データが保存を必要とするか否かの判断を行う。判断の結果、その機能にもとづき受信印刷データが保存を必要としないデータであるものとされたときは、その受信印刷データが画像形成手段18へ送られて印刷処理が実行される。一方、保存を必要とするデータであるものとされたときは、その受信印刷データが記憶装置制御手段16へ送られる。
なお、印刷データ判断手段11は、受信印刷データについて一時的なデータが否かの判断を行う。この判断を行うタイミングは、受信印刷データが通信手段14から送られてきた直後であってもよく、また、印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーするものと記憶装置制御手段16で判断された後であってもよい。その判断の結果は、記憶装置制御手段16へ送られる。
受信印刷データを受けた記憶装置制御手段16において、受信印刷データを保存することにより印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーしているか否かが判断される(ステップ10(図3においてはS10と記載))。
なお、「容量オーバー」には、印刷データ等保存用記憶手段11に印刷データを保存させている途中で容量オーバーになった場合と、印刷データを保存しようとすると既に印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーになってしまっている場合とが含まれる。
判断の結果、印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーしていないとされたときは、その受信印刷データが印刷データ等保存用記憶手段11へ送られて保存される(ステップ11)。
一方、印刷データ等保存用記憶手段11が容量オーバーしているものとされたときは、印刷データ判断手段15で受信印刷データが恒久的データあるいは一時的データのいずれであると判断されたかが記憶装置制御手段16で確認される(ステップ12)。
確認の結果、恒久的データと判断されたものと確認したときは、印刷データ等保存用記憶手段11に「より一時的なデータ」が保存されているか否か(存在するか否か)が記憶装置制御手段16で判断される(ステップ13)。
判断の結果、印刷データ等保存用記憶手段11に「より一時的なデータ」が保存されていないとき(存在しないとき)は、その恒久的データである受信印刷データが削除され(ステップ14)、この削除された旨が報知手段17に伝えられる。このとき報知手段17は、印刷データが削除されたことを示す報知処理を実行する(その旨通知、ステップ15)。
なお、図3においては、受信印刷データが削除された後に報知(通知)が行われる流れとなっているが、受信印刷データの削除後に報知(通知)することに限るものではなく、例えば、その削除の実行前に、削除され得る受信印刷データが存在することを示す信号(情報)を外部に報知(通知)することもできる。
一方、印刷データ等保存用記憶手段11に「より一時的なデータ」が保存されているとき(存在するとき)、あるいは、受信印刷データが一時的データであるとき(ステップ12の「一時的」)は、印刷処理用記憶手段12に空き容量があるか否かが記憶装置制御手段16で判断される(ステップ16)。
判断の結果、印刷処理用記憶手段12に空き容量が無いときは、受信印刷データが削除され(ステップ14)、その旨が報知手段17に伝えられて報知される(ステップ15)。
一方、印刷処理用記憶手段12に空き容量が有るときは、受信印刷データが一時的データかあるいは恒久的データかが記憶装置制御手段16で判断される(ステップ17)。
判断の結果、受信印刷データが一時的データであるときは、印刷処理用記憶手段12の空き容量にその受信印刷データが保存される(ステップ18)。
一方、受信印刷データが恒久的データであるときは、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されている「より一時的なデータ」が取り出されて印刷処理用記憶手段12へ移動され保存される(ステップ19)。そして、その印刷データ等保存用記憶手段11の空き容量に受信印刷データが保存される(ステップ20)。
なお、印刷データ等保存用記憶手段11又は印刷処理用記憶手段12に保存された印刷データは、その後、ユーザにより行われる印刷開始の操作にもとづき、画像形成手段18により画像データに形成され、印刷エンジン手段19により印刷処理が実行される。
この印刷処理の後、印刷データが削除された場合には、次の処理を実行することができる。
その削除された印刷データが、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されていた印刷データであるかどうかが記憶装置制御手段16で判断される。判断の結果、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されていた印刷データである場合には、続いて、印刷処理用記憶手段12に印刷データが保存されているかどうかが記憶装置制御手段16で判断される。判断の結果、印刷処理用記憶手段12に印刷データが保存されている場合には、当該印刷データが記憶装置制御手段16により印刷処理用記憶手段12から取り出され印刷データ等保存用記憶手段11の空き領域に移動されて保存処理される。
次に、より一時的なデータの判断例について、説明する。
まず、各機能の削除条件を挙げる。
機能1:ハードディスクに保存されるが、電源を切ると次の起動時に自動的に削除されるもの(例えば、QuickCopy)
機能2:ハードディスクに保存されるが、指定部数を超えると自動的に削除するもの(例えば、Stored JOB)
機能3:ハードディスクに保存されるが、設定上限のサイズを超えると、古いものから自動的に削除されるもの(例えば、Code JOB)
機能4:ハードディスクに保存され、任意に消さないと消えないもの(例えば、PrivatePrint)
前提として、各機能ごとに設定されたそれら削除条件を満たさない限り印刷データは削除されることはない。この点で、各機能の印刷データは恒久的データであるといえる。
続いて、具体例を挙げて説明する。
例えば、機能2の印刷データを印刷データ等保存用記憶手段11に保存しようとして容量オーバーとなる場合であって、機能1の印刷データが印刷データ等保存用記憶手段11に保存されているときを考える。この場合、機能1の印刷データは、いずれ電源が切られると消えてしまうものであるため、この機能1の印刷データを印刷処理用記憶手段12に退避させて、代わりに機能2の印刷データを印刷データ等保存用記憶手段11に保存する。
ここで、機能1の印刷データを印刷処理用記憶処理12へ退避させることなく削除してしまう方法も考えられる。しかし、機能1の印刷データは本来電源を切るまで勝手に消すことの許されない恒久的データである。このため、機能2の印刷データよりは一時的なデータであるものの、印刷処理用記憶手段12に保存してできる限り残すようにするものである。
別の具体例を挙げる。
例えば、機能3は上限サイズ限界であり、かつ機能4の印刷データが保存できない場合を考える。ここで、機能3の新しい印刷データが送られてきたときは、機能3の中で一番古いデータが消去されて、新しい機能3の印刷データが書き込まれる。これに対し、機能4の印刷データは、勝手に消すことは許されず、何らかの方法で残す必要がある。
そこで、機能4の印刷データを保存するときに、機能3の一番古い印刷データを印刷処理用記憶手段12へ移動して保存し、印刷データ等保存用記憶手段11の空き領域に機能4の印刷データを保存するようにする。ここで、機能3の一番古い印刷データは、最大限残す努力をするものの、電源を消すと消えてしまう。これは、もともと近い将来消える予定なので構わないと判断する。
さらに、別の具体例を挙げる。
例えば、機能2の印刷データが100部指定されていて、現在95部まで印刷が完了しており、その後長期間アクセスがなかったとする。また、新しい機能4の印刷データを保存しようとすると容量オーバーとなるものとする。
この場合は、機能2の印刷データを印刷処理用記憶処理12へ移動して保存させ、印刷データ等保存用記憶手段11の空き領域に機能4の印刷データを保存する。
ただし、これは機能4の印刷データが来たときである。ここで、新しい機能1の印刷データが来たときは、この機能1の印刷データを印刷処理用記憶処理12へ移動して保存する方が正しいといえる。
他の具体例を挙げる。
機能3の上限は超えていない(例えば、半分しか使っていない)場合であっても、印刷データ等保存用記憶手段11の全体として、容量オーバーしてしまうことがある。この場合で機能2が到着したときは、機能3の容量が上限間近でしか、機能3の古いデータを移動させないが、機能4が到着したなら半分ぐらいでも移動させるということも考えられる。
このように、到着した印刷データの機能と、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されている印刷データの機能・属性とを考慮して、本来は恒久データであるにもかかわらず、より一時的とみなして、印刷データ等保存用記憶手段11より退避させるようにする。
すなわち、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されている印刷データは、新しい受信印刷データの機能によって、本来の恒久データとしてそのま印刷データ等保存用記憶手段11に保存されるか、あるいは、より一時的なデータとして印刷処理用記憶処理12へ移動されて保存される。
例えば、機能4の印刷データが来たときは、印刷データ等保存用記憶手段11内の機能3の印刷データはより一時的といえるが、機能1の印刷データが到着したときは、より一時的なデータは到着した機能1の印刷データであり、印刷データ等保存用記憶手段11の機能3は恒久データのままである。
ただし、ここで挙げた各具体例はあくまでも設定の例示であって、いずれをより一時的なデータとするかは任意に決めることができる。例えば、印刷データ等保存用記憶手段11に保存されてはるかに時間が経過した機能3の印刷データと、到着したばかりの機能2の印刷データがどちらが優先度が高いかは、任意に設定可能である。
次に、記憶装置管理プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(画像形成装置)の記憶装置管理機能(記憶装置管理方法を実行する機能)は、記憶手段(例えば、ROMやHDDなど)に記憶された記憶装置管理プログラムにより実現される。
記憶装置管理プログラムは、コンピュータの制御手段(CPUなど)に読み込まれることにより、コンピュータの構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、印刷データ判断手段の印刷データ機能判断処理、恒久的データ又は一時的データ判断処理、記憶装置制御手段の容量オーバー判断処理、より一時的データ存在判断処理、印刷データ当保存用記憶手段及び印刷処理用記憶手段での空き容量判断処理、印刷データ等保存用記憶手段への印刷データ保存処理、印刷処理用記憶手段への印刷データ保存処理、より一時的データ移動処理、印刷データ等保存用記憶手段のデータ記憶処理、印刷処理用記憶手段のデータ記憶処理などを行わせる。
これによって、記憶装置管理機能は、ソフトウエアである記憶装置管理プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(画像形成装置)の各構成手段とが協働することにより実現される。
なお、記憶装置管理機能を実現するための記憶装置管理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶手段及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶手段とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、画像形成装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAM等にロードされて、CPU(制御手段)により実行される。この実行により、上述した本実施形態の画像形成装置の機能が実現される。
さらに、コンピュータで記憶装置管理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された記憶装置管理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶手段にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた記憶装置管理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の画像形成装置の記憶装置管理機能を実現する。
以上説明したように、本発明の画像形成装置、記憶装置管理方法及び記憶装置管理プログラムによれば、画像形成装置の印刷データ等保存用記憶手段が最終的に容量オーバーになってしまった場合であっても、より一時的なデータを、印刷処理用記憶手段に保存することで、その容量オーバーに至る可能性を低減できる。しかも、恒久的なデータの保存を確保することもできる。
また、印刷処理用記憶手段においては、印刷処理を行うために必要な最低限の記憶領域が確保されているため、残部の全領域に印刷データ等保存用記憶手段の記憶領域をオーバーした印刷データを保存しても、印刷処理用記憶手段の印刷処理が不能になることがない。また、残部をオーバーした印刷データは削除されてしまうので、印刷処理用記憶手段が印刷処理をできなくなることがない。
また、本発明の画像形成装置は、印刷データの削除を警告又は通知する報知手段を有する。このため、印刷データが削除される前に警告が通知されるようにすることにより、印刷処理用記憶手段または印刷データ等保存用記憶手段から不要データを削除して、当該印刷データが、削除されることを防ぐことができる。また、印刷を確認した後に印刷データを削除できるので、印刷データの保全を図ることができる。なお、印刷データが削除された後に報知する場合は、印刷データが削除されたことをその報知によりユーザは分かるので、印刷処理用記憶手段または印刷データ等保存用記憶手段に空き領域ができた後に、再度、印刷データを送信して画像形成装置に保存させることができる。
以上、本発明の画像形成装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る画像形成装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、印刷データ等保存用記憶手段の具体例としてハードディスクを挙げて説明したが、印刷データ等保存用記憶手段はハードディスクに限るものではなく、印刷データ等を保存することを機能として有する記憶手段であればよい。
また、上記実施形態においては、印刷処理用記憶手段の具体例としてROMを挙げて説明したが、印刷処理用記憶手段はROMに限るものではなく、印刷処理に供する機能を有する記憶手段であればよい。
本発明は、記憶装置の有効利用を図るためのものであるため、記憶装置を備えた機器や装置に利用可能である。
本発明の画像形成装置とクライアントの接続状態を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置の主要構成を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置において実行される印刷データの保存処理(記憶装置管理方法)の手順を示すフローチャートである。 画像形成装置に搭載されるハードウエアの記憶領域の使用例を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成システム
10 画像形成装置
11 印刷データ等保存用記憶手段
12 印刷処理用記憶手段
13 コントローラ
14 通信手段
15 印刷データ判断手段
16 記憶装置制御手段
17 報知手段
18 画像形成手段
19 印刷エンジン手段
20−1〜20−n PC
30 ネットワーク

Claims (8)

  1. 印刷データを保存する印刷データ保存用記憶手段を備えた画像形成装置であって、
    印刷処理に用いられる印刷処理用記憶手段と、
    前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを判断する印刷データ判断手段と、
    前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、前記印刷処理用記憶手段の一部に前記印刷データを保存し、前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する記憶装置制御手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶装置制御手段は、前記印刷処理用記憶手段に前記印刷データを保存する場合において、前記印刷処理用記憶手段の容量のうち後続の印刷データを処理するのに必要な最低限の容量以外の使用を制限する
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶装置制御手段は、前記印刷処理用記憶手段に前記印刷データを保存する場合において、当該印刷データ保存用記憶手段のデータが削除されたとき、当該印刷処理用記憶手段に保存されたデータの一部又は全部を前記印刷データ保存用記憶手段に退避させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶装置制御手段は、前記印刷処理用記憶手段に前記印刷データを保存する場合において、後続の印刷データを印刷処理するときに前記印刷処理用記憶手段の容量が不足したとき、当該印刷処理用記憶手段に保存されているデータの一部又は全部を削除する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断され、かつ前記記憶装置制御手段で、前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データの中に、より一時的なデータが存在しないものと判断されたとき、前記記憶装置制御手段は、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを削除する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶装置制御手段が前記印刷データを削除する際に、この削除を行うことを外部に通知する通知手段を有した
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  7. 印刷データを印刷データ保存用記憶手段及び/又は印刷処理用記憶手段に保存する記憶装置管理方法であって、
    前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを印刷データ判断手段が判断する印刷データ判断ステップと、
    前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、記憶装置制御手段が、前記印刷処理用記憶手段の一部に前記印刷データを保存する一時的データ保存ステップと、
    前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると、前記記憶装置制御手段が前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する恒久データ保存ステップとを有した
    ことを特徴とする記憶装置管理方法。
  8. 印刷データを印刷データ保存用記憶手段及び/又は印刷処理用記憶手段に保存する処理を画像形成装置に実行させる記憶装置管理プログラムであって、
    前記印刷データ保存用記憶手段に前記印刷データを保存することで当該印刷データ保存用記憶手段の容量をオーバーする場合に、当該印刷データが一時的なデータであるか否かを判断する処理を前記画像形成装置の印刷データ判断手段に実行させ、
    前記印刷データが前記一時的なデータであると判断されると、前記印刷処理用記憶手段の一部に前記印刷データを保存する処理を前記画像形成装置の記憶装置制御手段に実行させ、
    前記印刷データ判断手段で前記印刷データが一時的なデータでないと判断されると前記印刷データ保存用記憶手段に保存されている印刷データのうち、より一時的なデータを前記印刷処理用記憶手段へ移動し、前記一時的なデータでないと判断された印刷データを前記印刷データ保存用記憶手段に保存する処理を前記記憶装置制御手段に実行させる
    ことを特徴とする記憶装置管理プログラム。
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