JP4349916B2 - データ収集方法および中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調監視システムにおけるデータ収集方法および空調監視システム上でデータを中継する中継装置に関する。
近年、高層ビル等の大型施設においては、その規模のさらなる大型化・高機能化要求に伴い、設備機器を一括して集中管理する従来の集中型の監視システムから、設備機器をきめ細かに制御できる分散型の監視システムをとるようになってきている(例えば、特許文献1)。特に空調機器の監視システムについては、後からの改変が困難であるため、施設建設時に一括して設置されることが多い。
ところで、室外機と、その室外機と配管系統が同じである複数の室内機とからなる空調システム、いわゆるマルチエアコン、では、室外機がセンター制御装置となって同一配管系統内の全ての室内機に対して、一定の周期をもって予め定められた順序で制御・動作指令情報を送信しており、また、室外機はその応答として室内機自身の状態情報を返信している。
図7は、従来の空調システムを監視するための空調監視システム101の構成を示す図である。従来は、室外機を制御する室外機制御装置102と室内機を制御する室内機制御装置103とは、専用の通信線(空調機バスライン)によって接続され、制御情報や状態情報の送受信を行っている。なお、便宜的に、同一の配管系統内に存在する室外機の室外機制御装置102と室内機の室内機制御装置103で構成されるネットワークを系統(系統1、系統2…)と称する。
また、各系統の室外機制御装置102と室内機制御装置103は空調機バスラインによって中継装置104にも接続され、中継装置104は室外機制御装置102−室内機制御装置103間で送受信される諸情報を取り込み、一時的にバッファメモリに記録している。
また、この中継装置104は専用の通信線(遠隔監視バスライン)によってローカルサーバ105に接続され、中継装置104のバッファメモリに一旦蓄積記録された制御情報や状態情報等の諸情報はローカルサーバ105に集約される。このローカルサーバ105に集約された諸情報は、インターネットを介してセンターサーバ106へ送信され、センターサーバ106は、室外機や室内機の運転状況の監視や故障診断を行っている。
このように空調監視システム101を構成することによって、高層ビル等、大規模になりがちであった空調システムを、小規模な系統を一単位として分散型の空調システムを構成し、その監視を集約して行うことが可能となっている。
また、室外機制御装置102−室内機制御装置103間で送受信される制御情報や状態情報(以降、監視用データと総称する)は、所定のビット長を有する系統アドレス、機器アドレス、および実データから構成される。系統アドレスは、中継装置104に接続されている各系統を識別するための情報であり、また、機器アドレスは、各系統内における室外機制御装置102および室内機制御装置103を識別するためのアドレス情報である。
また、実データは、室内機制御装置103からの情報(室温、設定温度、サイクル温度、ファン風量等)が所定のビット長を有して予め決められた位置に記録されるデータブロックと、室外機制御装置102からの情報(コンプレッサ回転数、外気温、バルブ開度、電流値等)が所定のビット長を有して予め決められた位置に記録されるデータブロックとから構成される。例えば、室外機制御装置102から特定の室内機制御装置103へ、冷媒流量を調整するバルブの開度を変更する情報を送信する場合は、系統アドレスと機器アドレスにその特定の室外機制御装置102を示すビット値と、実データの所定のビット位置にバルブの開度を示すビット値とがそれぞれ設定される(その他は、例えば、無効を示すビット値“0”が設定される)。
この監視用データは、図8に示すように、各系統内において、一定の周期(t秒)をもって送受信されている。例えば、図8中、系統1において「A要求」とあるのは、室外機制御装置102Aから送信されるバルブ開度の変更等を示す監視用データであり、「a1応答」とあるのは、室内機制御装置103a1が室外機制御装置102Aから受信した監視用データに対応して返信した監視用データであることを示している。なお、系統毎に周期が同期している必要はない。
通常、空調監視システム101においては、図8に示すように、系統内に存在する全ての室内機制御装置103に対して所定の順番でt秒内に要求と応答が繰り返して行われ、中継装置104Aは、空調機バスラインを介して、送受信されている監視用データのうち必要なものを取り込むことになる。ところが、何等かの原因によって、正常に要求と応答が行われない場合が発生することがある。例えば、図9の系統1に示すように、室外機制御装置102Aと室内機制御装置103a1との要求と応答が行われた後、本来は、室外機制御装置102Aと室内機制御装置103a2との要求と応答が行われるはずが、何等かの原因で正常に行われず、監視用データ(図9中、破線で示す要求と応答)が抜け落ちるような状況が発生すると、中継装置104Aのバッファメモリには、正常であれば図10左(正常時)に示すように、時系列順に記憶されるはずが、図10右(異常時)に示すように、“抜け”が生じてしまう。なお、図10中、「A」とあるのは室外機制御装置102の監視用データ、「a1(ax)」とあるのは室内機制御装置103a1(ax)の監視用データを指す(図11についても同様)。
また、図11の系統2に示すように、室外機制御装置102Bと室内機制御装置103b1との要求と応答が行われた後、次の周期の室外機制御装置102Bと室内機制御装置103b2との要求と応答まで全ての監視用データが抜け落ちた場合、中継装置104Aのバッファメモリには、図11右(異常時)に示すように、本来2周期目のb1以降の監視用データが1周期目の監視用データとして見えてしまい、1周期分の監視用データが抜け落ちたことが分からなくなってしまう。さらには、何周期目の監視用データなのか分からなくなるといった状況も発生する可能性があり、従来の空調監視システム101は、“時間(順序)”の面において信頼性に乏しかった。
特に、いつ何時故障が発生したのか、また、故障診断等、その故障が発生しそうな予兆を正確に把握する必要がある場合には、時間を追って室外機や室内機の運転状態を把握する必要があり、従来の空調監視システム101では、正確に監視を行うことができなかった。
そのため、室外機制御装置102や室内機制御装置103が出力する監視用データに対して、時系列に沿って監視用データの並びを示す何等かの時刻情報を付加する必要があるが、既に設置済みの従来の室外機制御装置102や室内機制御装置103を改良するには、コストや作業負荷の点から好ましいとは言えない。また、各制御装置の処理能力の点からも好ましいとは言えない。従って、中継装置104において、監視用データを取り込む際に、何等かの時刻情報を付加する処理を行うことが適切である。
しかしながら、時刻情報としては、監視用データを受信した日付と時刻をそのまま用いることが考えられるが、例えば、「2003/12/18 10:18:25」というような時刻情報を付加すると、この時刻情報の部分でバッファメモリの容量をかなり消費することになってしまう。中継装置104は限られた容量しか持たないため、時刻情報はバッファメモリのメモリ消費量の少ない可能な限り小さなデータであることが望ましい。また、中継装置104−ローカルサーバ105間の通信時間短縮の観点からも可能な限り小さなデータであることが望ましい。
特開平10−98778号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空調監視システムにおいて、監視用データに対して受信時における周期の順番を示すインデックス番号を付加して収集するデータ収集方法、および空調監視システム上で監視用データに対して受信時における周期の順番を示すインデックス番号を時刻情報として付加して中継する中継装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載のデータ収集方法は、複数の空調機器と、当該空調機器が生成し送出する監視に必要とされる監視用データを基に当該空調機器の状態を監視する監視装置と、前記データを前記空調機器から受信、バッファメモリに一時記憶した後、前記監視装置へネットワークを介して送信する中継装置とから構成される空調監視システムにおけるデータ収集方法であって、前記複数の空調機器において、所定時間長の1周期毎に、前記複数の空調機器それぞれから所定の送出順序をもって前記監視用データを生成送出する工程と、前記中継装置において、前記監視用データを受信する度に、当該監視用データに対して受信時における前記周期の順番を示すインデックス番号を付加して前記バッファメモリに記録した後、前記所定の送出順序のうち何番目に送出された監視用データなのか判定する工程と、前記所定時間を経過した場合、または前記バッファメモリに記録した監視用データの送出順序が1番目である場合、または前記バッファメモリに記録した監視用データの送出順序が2番目で1つ前に記録した監視用データの送出順序が1番目でない場合は、前記インデックス番号を変更する工程と、前記バッファメモリから前記インデックス番号が付加された監視用データを取得し、ネットワークを介して前記監視装置へ送信する工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の中継装置は、複数の空調機器と、当該空調機器が生成し送出するデータを基に当該空調機器の状態を監視する監視装置とからなる空調監視システムにおいて、監視に必要とされる監視用データを前記空調機器から前記監視装置へ中継する中継装置であって、所定時間長の1周期毎に、前記複数の空調機器それぞれから所定の送出順序をもって生成送出される前記監視用データを、ネットワークを介して受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段によって受信された前記監視用データに対して受信時における前記周期の順番を示すインデックス番号を付加するインデックス付与手段と、前記インデックス付与部によって前記インデックス番号が付加された監視用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記前記インデックス番号が付加された監視用データを取得し、ネットワークを介して前記監視装置へ送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、時刻情報としてインデックス番号を監視用データに付加することによって、個々の監視用データがどの周期で送出されたものかを示すデータが付加され、監視用データを時系列順に並べることが可能となるので、時間を追って空調機器の運転状態を把握することができ、どの時点で故障が発生したのか、その前後のデータはどのように変化したかが正しく把握でき、また、そのデータを用いて故障診断等、その故障が発生しそうな予兆を正確に予測することができる。
本発明の実施形態を、図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態における空調監視システム1は、図1に示すように、室外機および室外機からなる空調機器、室外機の制御を行う室外機制御装置2、室内機の制御を行う室内機制御装置3、中継装置4、ローカルサーバ5、およびセンターサーバ6から構成される。室外機制御装置2、室内機制御装置3、および中継装置4は、専用の通信線(空調機バスライン)によって相互に接続される。なお、同一の配管系統に属する室外機制御装置2と室内機制御装置3で構成されるネットワークを系統(系統1、系統2…)と称する。また、中継装置4は、専用の通信線(遠隔監視バスライン)によってローカルサーバ5に接続され、ローカルサーバ5は、インターネットを介してセンターサーバ6に接続される。
室外機制御装置2は、送受信部21、および制御部22を有し、送受信部21は、室内機制御装置3と監視用データの送受信を所定の周期と所定の順序で行う機能を有し、また、制御部22は、送受信部21が受信した監視用データに記録された情報に従って室外機の制御を行う制御信号を出力する機能、温度センサ等の各種センサからの入力を受け付け、所定の情報が記録された監視用データを生成する機能を有する。
室内機制御装置3は、送受信部31、および制御部32を有し、送受信部31は、室外機制御装置2と監視用データの送受信を行う機能を有し、また、制御部32は、送受信部31が受信した監視用データに指定された室内機の制御を行う制御信号(室内ファンの速度、膨張弁の開度等)を出力する機能、温度センサ等の各種センサからの入力を受け付け、室外機制御装置2から受信した監視用データに応じて所定の情報が記録された監視用データを生成する機能を有する。
中継装置4は、MCU等の電子部品からなり、送受信部41、インデックス付与部42、バッファメモリ43、およびデータ送出部44を有し、送受信部41は、室外機制御装置2および室内機制御装置3と監視用データの送受信を所定の周期と所定の順序で行う機能を有し、インデックス付与部42は、タイマーを備え、送受信部41が受信した監視用データに対して、系統毎に時系列順にインデックス番号を付加してバッファメモリ43に記録する機能を有する(詳細は後述)。また、データ送出部44は、バッファメモリ43に記録された監視用データを所定の周期で一括してローカルサーバ5へ送信する機能を有する。
ローカルサーバ5は、データ受信部51、データベース52、および通信部53を有し、データ受信部51は、中継装置4から送信される監視用データを受信し、データベース52に記録する機能を有し、通信部53は、インターネットを介して、センターサーバ6へデータベースに記録されている監視用データを所定の周期で一括してセンターサーバ6へ送信する機能を有する。
センターサーバ6は、通信部61、データベース62、データ処理部63、および出力部64を有し、通信部61は、ローカルサーバ5から送信される監視用データを受信し、データベースに記録する機能を有し、データ処理部63は、データベース62に記録された監視用データを基に、室外機および室内機の状態監視、故障診断等を行う機能を有する。また、出力部64は、データ処理部63の処理結果を所定のデータ形式で報告書データとして出力する機能を有する。
なお、室外機制御装置2と室内機制御装置3が生成する監視用データは、従来のものと同じなので、その詳細な説明は省略する。また、この監視用データは、図8に示すように、各系統内において、室外機制御装置2および室内機制御装置3の各制御部22,32によって生成され、各送受信部21,31,41によって一定の周期(t秒)をもって所定の順序で送受信され、各機器は、この周期に関連性を持たせて制御動作している。
次に、中継装置4が監視用データを受信した際の処理について、図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下に示す処理は、系統毎に行われることとする。従って、1つの中継装置4が複数の系統からの監視用データを受信する場合は、同一の処理が複数並行して行われる。
中継装置4のインデックス付与部42は、内部変数として“index”を有しており、変数“index”は、監視用データ受信時における周期の順番を示すデータであり、例えば、データ長が8ビットであれば0〜255までの連番の値(0番目の周期から255番目の周期、255番以降はまた0番に戻る)となる。
まず、中継装置4のインデックス付与部42は、処理を開始すると、変数“index”に0を設定してインデックス番号の初期化を行う(ステップS01)。続いて、インデックス付与部42は、タイマーをリセットして1周期t+α秒(αはごく小さな時間)のカウントを開始し(ステップS03)、監視用データの受信待機状態となる。
中継装置4の送受信部41が空調機バスラインを介して何等かのデータを受信すると、インデックス付与部42はそのデータが監視用データであるかどうか判定し(ステップS04)、監視用データであれば、インデックス付与部42は、期間開始の起点となる室内機、すなわちアドレス上、1号機の室内機からのデータかどうかを判定する。具体的には系統アドレスと機器アドレスから、対象とする系統で何番目の機器の監視用データであるかどうかを判定する。通常、期間開始の起点は対象とする系統における通信上の機器アドレス1番の室内機を設定しておくと処理が容易になるが、特定の番号を起点とすることも可能である。
ステップS04において、受信したデータが監視用データでなかった場合、インデックス付与部42は、1周期t+α秒経過したか判定する(ステップS05)。t+α秒経過していなければ、インデックス付与部42は、ステップS04に戻って次の監視用データの受信待機状態となる。
また、ステップS04において、受信したデータが監視用データであった場合、インデックス付与部42は、受信した監視用データにインデックス番号を付加してバッファメモリ43に記録する(ステップS06)。図3は、バッファメモリ43に保存されるインデックス番号が付加された監視用データを示している。室外機制御装置2または室内機制御装置3が送信した監視用データの先頭に所定のビット長からなるインデックス番号が付加される。すなわち、監視用データは図3のインデックス番号の後につながったデータ列で示されている。この段階では、ステップS01において、変数“index”には0が設定されているので、インデックス番号は0となる。
続いて、インデックス付与部42は、受信し記録した監視用データが起点とした1番目の機器のものかどうかを判定する(ステップS07)。このステップS07で起点の機器の監視用データであれば、後述する変数“index”変更のステップS30に移行する。一方、起点の機器からの監視用データでなければ、インデックス付与部42は、最初に起動したタイマーが一定時間(t+α)経過したかどうかを判定する(ステップS08)。
一定時間経過していなければ、まだ一周期内のデータ通信が完了していないものとし、インデックス付与部42は、受信した監視用データが2番目の室内機からの監視用データであるかどうかを判定する(ステップS09)。
受信したデータが一連の系統内における通信期間の2番目の監視用データであれば、インデックス付与部42は、バッファメモリ43に保存された1つ前の保存データが、起点の室内機からの監視用データかどうかを判定する(ステップS10)。ここで、1つ前の保存データがその前の室内機からの監視用データかどうかを判別するのは、起点となる監視用データの欠落を確認するためのもので、1つ前の保存データがその前の室内機からの監視用データでないということは、起点となる監視用データが欠落していることを示している。この場合、すでに次の通信周期に入っているものと判断できるため、ステップS30以降のインデックス番号変更処理へと移行する。
また、ステップS09において受信したデータが2番目の室内機からの監視用データでない場合、またはステップS10において1つ前の保存データが起点の室内機からの監視用データである場合には、正常に同一周期内の監視用データが受信されているものとしてステップS04の処理に戻り、次のデータ受信を待つ。
一方、ステップS08において一定時間(t+α)が経過した場合、すなわち系統内の機器のデータ送受信が完了し、次の新しい周期へ入ったと考えられる場合にはステップS20からステップS22にて次のインデックス番号に変更する。
インデックス番号を変更する際には、インデックス付与部42は、現在の変数“index”の値に1を加算してインデックス番号を算出し.(ステップS20)、続いてその新たなインデックス番号が256になったかどうかを判定する(ステップS21)。256になっていれば、インデックス付与部42は、変数“index”を0に戻す(ステップS22)。これは前述のようにインデックス番号を0から255の間で繰り返して付与するようにしているためである。
その後、インデックス付与部42は、タイマーをリセット、再スタートし(ステップS03)、データの受信判別処理へ移行する。なお、ステップS21において変数“index”が256未満の場合は、インデックス付与部42は、変数“index”はそのままでステップS03、S04の処理へと移行する。
ここで、一定時間(t+α)について説明する。系統内における各機器2,3の一連の通信周期はtに設定されている。そこで、これと完全に一致した時間で制限をかければ同期させることができることになる。しかしながら、各機器の電子制御回路における時間カウントにはばらつきが避けられない。このため、中継装置4と各機器2,3との間で完全な同期を得ることは困難である。中継装置4とそれぞれの機器2,3に対して同じ時間tを設定した場合、機器2,3側の時間カウントよりも中継装置4側のカウントが短かった場合には誤ったインデックス番号が付与されるという問題が生じる。
そこで、中継装置4側では、各機器2,3の一連の通信周期tよりもわずかに長いt+αの時間制限を行うようにする。ここでt+α時間は、図8に示すように起点の機器(機器アドレス1番の室内機)から始まった一連の通信が終了し、次の一連の通信における3番目の機器のデータ送信が開始されるるまでの時間に設定している。すなわちαは起点となる機器の通信監視から2番目の機器の通信が終了するまでの時間間隔となっている。したがって、データ受信から1周期を終了し、次回のデータ通信周期に入ったところで起点の機器及び2番目の機器のデータに欠落が生じた場合には、このt+α時間のタイマーによって強制的に次のindex番号に移行させるようにしている。
一方、データ受信から1周期を終了し、次回のデータ通信周期に入ったところで起点の機器に欠落が生じ、2番目の機器のデータを受信した場合には、ステップS10において、起点の機器のデータ欠落を検出してステップS30〜S32のインデックス番号の変更処理とステップS40での保存データの修正処理が行われる。この時間制限と順序確認の処理によって通信途中でどのようなデータ欠落が生じたとしても同じ周期のデータに対しては必ず同じインデックス番号が付与されることになる。
ステップS30〜S32のインデックス番号の変更処理は、ステップS20〜S22の処理と同一である。ステップS30に移行してくるケースは、ステップS07で起点の機器の監視用データであった場合、及びデータ受信から1周期を終了し、次回のデータ通信周期に入ったところで起点の機器に欠落が生じ、2番目の機器の監視用データを受信した場合のみであり、いずれの場合もすでにステップS06で記録した機器データが次の周期のものであるにもかかわらず前のインデックス番号で間違って記憶されていることから、インデックス付与部42は、同一処理サイクルでバッファメモリ43に記憶された監視用データに付与されているインデックス番号を、ステップS30〜S32で算出された新たなインデックス番号へ変更する(ステップS40)。なお、監視用データの記録をインデックス修正後に実施するように処理を変更すれば、前の記録データのインデックス番号の修正ステップは不要となる。
このように、監視用データにインデックス番号を付加することによって、個々の監視用データがどの周期において受信されたものか明確になる。例えば、図10系統1に示すように、途中の監視用データが抜け落ちた場合においても、図4に示すように、正確にその順番を得ることができ、図10系統2に示すように、途中の監視用データが1周期分以上抜け落ちた場合においても、正確にその順番を得ることができる。なお、図4および図5において、斜線部はバッファメモリ43には記録されていない、抜け落ちた監視用データを示す。
また、このようにしてインデックス番号が付加された監視用データは、順次、中継装置4のデータ送出部44からローカルサーバ5へ送出され、ローカルサーバ5のデータ受信部51によって受信された監視用データは一旦データベース52に記録された後、通信部53からセンターサーバ6へ送信され、センターサーバ6の通信部61は受信した監視用データをデータベース62に記録する。
センターサーバ6のデータ処理部63は、データベース62に記録された監視用データを基に、室外機および室内機の状態監視、故障診断等を行う。図6にデータ処理部63が行った状態監視処理の結果、出力部64によって生成される報告書データを示す。図6に示すな室外機と室内機の運転状況の統計を取る場合においても、監視用データにインデックス番号が付加されることによって、同一周期の監視用データが明確になり、各種の統計データとしてより正確な値を算出することが可能になるとともにこれらのデータを使用した故障予測・予知などの確度をあげることが可能となる。
空調監視システムのシステム構成と機能構成を示す図である。 中継装置の処理手順を示すフローチャートである。 空調監視システムで取り込まれる監視用データのデータ構造を示す図である。 バッファメモリに格納される監視用データを示す図である。 バッファメモリに格納される監視用データを示す図である。 センターサーバから出力される報告書(報告書データ)を示す図である。 従来の空調監視システムの構成を示す図である。 従来、系統毎に行われている監視用データの送受信のタイミングを示す図である。 従来、系統毎に行われている監視用データの送受信のタイミングを示す図である。 従来、バッファメモリに格納されていた監視用データを示す図である。 従来、バッファメモリに格納されていた監視用データを示す図である。
符号の説明
1 空調監視システム
2 室外機制御装置
3 室内機制御装置
4 中継装置
5 ローカルサーバ
6 センターサーバ
21 送受信部
22 制御部
31 送受信部
32 制御部
41 送受信部
42 インデックス付与部
43 バッファメモリ
44 データ送出部
51 データ受信部
52 データベース
53 通信部
61 通信部
62 データベース
63 データ処理部
64 出力部
101 空調監視システム(従来)
102 室外機制御装置
103 室内機制御装置
104 中継装置
105 ローカルサーバ
106 センターサーバ

Claims (4)

  1. 複数の空調機器と、当該空調機器が生成し送出する監視に必要とされる監視用データを基に当該空調機器の状態を監視する監視装置と、前記データを前記空調機器から受信、バッファメモリに一時記憶した後、前記監視装置へネットワークを介して送信する中継装置とから構成される空調監視システムにおけるデータ収集方法であって、
    前記複数の空調機器において、
    所定時間長の1周期毎に、前記複数の空調機器それぞれから所定の送出順序をもって前記監視用データを生成送出する工程と、
    前記中継装置において、
    前記監視用データを受信する度に、当該監視用データに対して受信時における前記周期の順番を示すインデックス番号を付加して前記バッファメモリに記録した後、前記所定の送出順序のうち何番目に送出された監視用データなのか判定する工程と、
    前記所定時間を経過した場合、または前記バッファメモリに記録した監視用データの送出順序が1番目である場合、または前記バッファメモリに記録した監視用データの送出順序が2番目で1つ前に記録した監視用データの送出順序が1番目でない場合は、前記インデックス番号を変更する工程と、
    前記バッファメモリから前記インデックス番号が付加された監視用データを取得し、ネットワークを介して前記監視装置へ送信する工程と、
    を有することを特徴とするデータ収集方法。
  2. 複数の空調機器と、当該空調機器が生成し送出するデータを基に当該空調機器の状態を監視する監視装置とからなる空調監視システムにおいて、監視に必要とされる監視用データを前記空調機器から前記監視装置へ中継する中継装置であって、
    所定時間長の1周期毎に、前記複数の空調機器それぞれから所定の送出順序をもって生成送出される前記監視用データを、ネットワークを介して受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段によって受信された前記監視用データに対して受信時における前記周期の順番を示すインデックス番号を付加するインデックス付与手段と、
    前記インデックス付与部によって前記インデックス番号が付加された監視用データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記前記インデックス番号が付加された監視用データを取得し、ネットワークを介して前記監視装置へ送信するデータ送信手段と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  3. 前記インデックス付与手段は、前記所定時間を経過した場合、前記インデックス番号に1を加算して更新することを特徴とする請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記インデックス付与手段は、前記記憶手段に記憶された前記監視用データが、前記所定の送出順序のうち1番目に送出された監視用データなのか判定し、送出順序が1番目のものであれば、前記インデックス番号に1を加算して更新し、前記記憶手段に記憶されている前記監視用データの前記インデックス番号を更新された新たな前記インデックス番号に修正することを特徴とする請求項2乃至請求項3に記載の中継装置。
JP2004004606A 2004-01-09 2004-01-09 データ収集方法および中継装置 Expired - Fee Related JP4349916B2 (ja)

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