JP7442751B1 - 制御プログラム、監視制御システム、ゲートウェイ装置及び制御方法 - Google Patents

制御プログラム、監視制御システム、ゲートウェイ装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

制御プログラムがインストールされたゲートウェイ装置(100)のメッセージ取得部(110)は、機器(211~214)から信号データを含むメッセージを取得する。優先度決定部(130)は、監視制御サーバ(300)において設備(201、202)の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータである異常判定関連データに基づいて取得したメッセージに含まれる信号データの優先度を決定する。メッセージ送信部(140)は、取得したメッセージを監視制御サーバ(300)に送信し、ネットワーク(400)に異常が発生した後に当該異常が解消した場合、決定した優先度が高い信号データを含むメッセージを優先度が低いメッセージよりも優先して監視制御サーバ(300)に送信する。

Description

本開示は、制御プログラム、監視制御システム、ゲートウェイ装置及び制御方法に関する。
従来、工場といった生産現場に配置されたゲートウェイ装置が監視対象となる設備に配置された機器から収集したデータを監視制御サーバに公衆通信網を介して送信し、当該監視制御サーバが収集したデータを一元的に管理して設備の異常判定といった監視、当該設備の制御を行う監視制御システムが知られている。このような監視システムでは、監視制御サーバが設備の異常判定を確実に行いつつ異常判定の遅延を低減する技術が求められている。
特許文献1には、各施設に配置したゲートウェイ装置が収集したデータを監視制御装置に通信ネットワークを介して送信する時系列データの収集システムが開示されている。特許文献1では、ゲートウェイ装置は、収集したデータをデータ蓄積エリアに蓄積するとともに監視制御装置に送信しており、監視制御装置からデータ再収集要求を受信したときにはデータ蓄積エリアに蓄積されているデータを再送している。すなわち、特許文献1に記載されたシステムは、通信ネットワークの品質が悪化したときに監視制御装置への送信に失敗したデータをゲートウェイ装置に保存して再送させることでデータの欠落を防止して通信異常時のデータ管理を簡素化できるデータバッファリングシステムである。
特許文献2には、監視制御装置によって監視及び制御される複数の機器から各機器の信号データを含むメッセージを受信し、受信したメッセージを監視制御装置にネットワークを介して送信するゲートウェイ装置を含む監視制御システムが開示されている。特許文献2では、ゲートウェイ装置は、複数の機器を含む設備が設けられたプラントの図面情報を解析して得られた各信号データの関係データが示す状態に基づいてメッセージの優先度を決定し、決定された優先度が高いメッセージを優先して監視制御装置に送信している。
特開2004-246438号公報 特開2020-162063号公報
特許文献1に開示された収集システムでは、監視制御装置は、ゲートウェイ装置が受信したデータ再収集要求に応じて順番に再送した再送データを順番に受信してから各施設の異常判定が可能となる。この結果、特許文献1に開示された収集システムでは、通信ネットワークの異常の解消時には当該異常判定が遅延する問題がある。
一方、特許文献2に開示された監視制御システムでは、ゲートウェイ装置は、プラントの図面情報から当該プラントの構成を解析して重要度が高い機器の信号データを含むメッセージを優先して監視制御装置に送信している。しかしながら、特許文献2に開示された監視制御システムでは、ゲートウェイ装置がプラントの図面情報に基づいて優先度を自動的に決定しており、監視制御装置が実際に異常判定に用いるメッセージであるか否かを考慮していない。このため、例えば、ゲートウェイ装置が高い優先度であると決定したメッセージが異常判定に用いられず、当該ゲートウェイ装置が低い優先度であると決定したメッセージが異常判定に用いられる場合がある。この場合、特許文献2に開示された監視制御システムも特許文献1に開示された収集システムと同様に、ネットワークの異常の解消時には異常判定が遅延する問題がある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ネットワークの異常の解消時における設備の異常判定の遅延を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る制御プログラムは、監視制御システムにおいて監視対象となる設備に配置された機器から取得した信号データを当該設備の監視を行う監視制御サーバにネットワークを介して送信するゲートウェイ装置を、機器から信号データを含むメッセージを取得するメッセージ取得部、監視制御サーバにおいて設備の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータである異常判定関連データに基づいて、メッセージ取得部が取得したメッセージに含まれる信号データの優先度を決定する優先度決定部、メッセージ取得部が取得したメッセージを監視制御サーバに送信するメッセージ送信部であって、ネットワークに異常が発生した後に当該異常が解消した場合、優先度決定部が決定した優先度が高い信号データを含むメッセージを優先度が低い信号データを含むメッセージよりも優先して監視制御サーバに送信するメッセージ送信部、として機能させ、異常判定関連データは、監視制御サーバにおいて設備の異常判定に用いられる異常判定条件における信号データの種類毎の使用回数を示すデータであり、優先度決定部は、信号データについて、異常判定関連データが示す使用回数が多くなるに連れて決定する優先度を高くする
本開示によれば、ネットワークの異常が解消した場合においてゲートウェイ装置から監視制御サーバに送信される新たなメッセージに含まれる信号データの優先度は、監視制御サーバにおいて設備の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータである異常判定関連データに基づいて決定されている。この結果、本開示に係る制御プログラムは、上述した異常判定関連データに基づいて信号データの優先度が決定されない制御プログラムよりもネットワークの異常の解消時における設備の異常判定の遅延を低減できる。
実施の形態に係る監視制御システムの全体説明図 実施の形態に係る各装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態に係る信号データの表示例を示す図 実施の形態に係る異常判定条件データの表示例を示す図 実施の形態に係る異常判定関連データの表示例を示す図 実施の形態に係るメッセージ送信処理のフローチャート 実施の形態に係る監視制御システムの監視制御サーバがネットワーク障害非発生時に受信した各機器の信号データの値を示すタイミングチャート 従来の監視システムの監視制御サーバがネットワーク障害発生時に受信した各機器の信号データの値を示すタイミングチャート 実施の形態に係る監視制御システムの監視制御サーバがネットワーク障害発生時に受信した各機器の信号データの値を示すタイミングチャート 実施の形態の変更例に係る監視制御システムの全体説明図
以下、本開示を実施するための形態に係る制御プログラム、監視制御システム、ゲートウェイ装置及び制御方法について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同じ符号を付す。
(実施の形態に係る監視制御システム1について)
本開示の実施の形態に係る監視制御システム1は、例えば、工場、プラントといった生産現場の設備200から収集したデータに基づいて当該設備200を遠隔地から監視及び制御する遠隔監視制御システムである。図1に示すように、監視制御システム1は、生産現場に設けられたゲートウェイ装置100及び設備200、遠隔地に設けられて設備200の監視及び制御を行う監視制御サーバ300を備える。ゲートウェイ装置100と監視制御サーバ300とは、例えば、インターネット、広域回線といったWAN(Wide Area Network)によって構成されたネットワーク400によってデータの送受信が可能となっている。よって、監視制御システム1では、監視制御サーバ300は、ゲートウェイ装置100及びネットワーク400を介して設備200に関するデータを送受信することで遠隔地から当該設備200の監視及び制御を行うことが可能となっている。
(実施の形態に係る設備200について)
設備200は、例えば、監視制御サーバ300による監視及び制御の対象となる生産ラインに含まれる加工機といった1以上の設備である。例えば、設備200は、第1設備201、第2設備202を含む。各設備201、202には、複数の機器が配置されている。例えば、第1設備201は、第1機器211、第2機器212を含み、第2設備202は、第3機器213、第4機器214を含む。
各機器211~214は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller、以下「PLC」と記載)といった所謂FA(Factory Automation)機器であって、コントローラ及びメモリといったコンピュータ装置としての構成を有する。また、各機器211~214は、無線又は有線のLAN(Local Area Network)500を介してゲートウェイ装置100とのデータの送受信が可能となっている。各機器211~214は、後述する信号データを生成する信号データ生成部221、信号データを生成した日時を示す日時データを付与する日時データ付与部222、信号データを記憶する信号データ記憶部223、メッセージを出力するメッセージ出力部224を含む。
(実施の形態に係るゲートウェイ装置100について)
ゲートウェイ装置100は、設備200の各機器211~214からデータを取得、記憶し、取得したデータを監視制御サーバ300に送信するコンピュータ装置である。ゲートウェイ装置100は、メッセージを取得するメッセージ取得部110、後述する異常判定関連データを記憶する異常判定関連データ記憶部120、後述する信号データの優先度を決定する優先度決定部130を含む。また、ゲートウェイ装置100は、メッセージを送信するメッセージ送信部140、再送するメッセージを記憶する再送メッセージ記憶部150を含む。
(実施の形態に係る監視制御サーバ300について)
監視制御サーバ300は、例えば、所謂クラウドサーバとして機能するサーバコンピュータである。監視制御サーバ300は、設備200の各機器211~214から収集したデータを一元的に管理し、各設備201、202の監視及び制御を行う。監視制御サーバ300は、メッセージを受信するメッセージ受信部310、後述する異常判定条件データを記憶する異常判定条件データ記憶部320、各設備201、202の異常判定を行う異常判定部330を含む。
(実施の形態に係るゲートウェイ装置100のハードウェア構成について)
図2に示すように、ゲートウェイ装置100は、例えば、制御プログラム59に従って処理を実行する制御部51を備える。制御部51は、CPU(Central Processing Unit)を備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図1に示す優先度決定部130として機能する。
図2に戻り、ゲートウェイ装置100は、制御プログラム59をロードし、制御部51の作業領域として用いられる主記憶部52を備える。主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)を備える。
また、ゲートウェイ装置100は、制御プログラム59を予め記憶する外部記憶部53を備える。外部記憶部53は、制御部51の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部51に供給し、制御部51から供給されたデータを記憶する。外部記憶部53は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった記録媒体を備える。外部記憶部53は、図1に示す異常判定関連データ記憶部120及び再送メッセージ記憶部150として機能する。
また、ゲートウェイ装置100は、情報を送受信する送受信部56を備える。送受信部56は、ネットワーク400又はLAN500に接続する通信網終端装置、無線通信装置等の情報通信部品を備える。送受信部56は、図1に示すメッセージ取得部110、メッセージ送信部140として機能する。
図2に戻り、ゲートウェイ装置100では、主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56はいずれも内部バス50を介して制御部51に接続されている。
ゲートウェイ装置100は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図1に示す上記の各部110~150の機能を実現する。例えば、ゲートウェイ装置100は、メッセージ取得部110が行うメッセージ取得ステップ、異常判定関連データ記憶部120が行う異常判定関連データ記憶ステップ、優先度決定部130が行う優先度決定ステップを実行する。また、ゲートウェイ装置100は、メッセージ送信部140が行うメッセージ送信ステップ、再送メッセージ記憶部150が行う再送メッセージ記憶ステップを実行する。
(実施の形態に係る各機器211~214のハードウェア構成について)
また、各機器211~214もゲートウェイ装置100と同様に、制御部51、ならびに、内部バス50を介して制御部51に接続された主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を備える。制御部51は、図1に示す信号データ生成部221及び日時データ付与部222として機能し、外部記憶部53は、図1に示す異常判定条件データ記憶部320として機能し、送受信部56は、図1に示すメッセージ出力部224として機能する。また、各機器211~214もゲートウェイ装置100と同様に、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図1に示す上記の各部221~224の機能を実現する。例えば、各機器211~214は、信号データ生成部221が行う信号データ生成ステップ、日時データ付与部222が行う日時データ付与ステップ、信号データ記憶部223が行う信号データ記憶ステップ、メッセージ出力部224が行うメッセージ出力ステップを実行する。
(実施の形態に係る監視制御サーバ300のハードウェア構成について)
また、監視制御サーバ300もゲートウェイ装置100及び各機器211~214と同様に、制御部51、ならびに、内部バス50を介して制御部51に接続された主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を備える。制御部51は、図1に示す異常判定部330として機能し、外部記憶部53は、図1に示す異常判定条件データ記憶部320として機能し、送受信部56は、図1に示すメッセージ受信部310として機能する。また、監視制御サーバ300もゲートウェイ装置100及び各機器211~214と同様に、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図1に示す上記の各部210~230の機能を実現する。例えば、監視制御サーバ300は、メッセージ受信部310が行うメッセージ受信ステップ、異常判定条件データ記憶部320が行う異常判定条件データ記憶ステップ、異常判定部330が行う異常判定ステップを実行する。
(実施の形態に係る各機器211~214の機能構成の詳細について)
信号データ生成部221は、各機器211~214の信号データを生成する。ここで、信号データは、例えば、各機器211~214がPLCであれば、各機器211~214の内部の信号データである信号データ、各機器211~214に接続された図示しないセンサから入力された信号データである入力信号データといった各種の信号データを含む。なお、内部信号データは、例えば、各機器211~214の状態が「正常動作中」、「異常動作中」、「停止中」のうちの何れであるかを示す値を含むデータである。また、入力信号データは、例えば、センサの測定対象である機械の状態が「正常動作中」、「異常動作中」、「停止中」のうちの何れであるかを示すデータである。
日時データ付与部222は、信号データを生成した日時を示す日時データの一例としてのタイムスタンプを当該信号データに付与し、信号データ記憶部223は、タイムスタンプが付与された信号データを記憶する。よって、信号データ記憶部223が記憶している信号データは、例えば、時刻毎の各機器211~214の状態を示すデータであり、図3に示すように、テーブルの形式で一覧表示可能である。
図3に示すように、信号データは、信号データを生成した時刻を示す「時刻」、当該信号データの値を示す「値」の項目に対応するデータを含む。例えば、第1機器211の信号データ記憶部223が記憶している信号データは、「時刻」が「10:10:20.12」のときの「値」が「0」である旨を特定可能なデータである。
メッセージ出力部224は、ゲートウェイ装置100からの取得要求に基づいて、信号データ記憶部223が記憶している信号データを含むメッセージをゲートウェイ装置100に出力する。メッセージ出力部224は、ゲートウェイ装置100から特定の時刻を示すタイムスタンプが付与された信号データである特定信号データについて取得要求があった場合、信号データ記憶部223が記憶している信号データのうちから特定の時刻に最も近い時刻のタイムスタンプが付与された信号データを含むメッセージを出力する。例えば、例えば、第1機器211のメッセージ出力部224は、ゲートウェイ装置100から「時刻」が「10:10:20.12」の特定信号データの取得要求があった場合、第1機器211の信号データ記憶部223が記憶している「時刻」が「10:10:20.12」であり「値」が「0」である特定信号データを含むメッセージをゲートウェイ装置100に出力する。
(実施の形態に係る監視制御サーバ300の機能構成の詳細について)
メッセージ受信部310は、ゲートウェイ装置100が送信したメッセージを受信する。また、メッセージ受信部310は、ネットワーク400に障害といった異常が発生してゲートウェイ装置100がメッセージの送信に失敗した後で当該異常が解消した場合、ゲートウェイ装置100が再送したメッセージを受信する。
異常判定条件データ記憶部320は、複数種類の異常判定条件データを記憶する。ここで、異常判定条件データは、各設備201、202が異常であるか否かを判定する条件を示すデータである。本実施の形態では、異常判定条件データは、各設備201、202が異常であるか否かを判定する条件式を示すデータであり、図4に示すように、テーブルの形式で一覧表示可能である。
図4に示すように、異常判定条件データは、生産現場の名称を示す「施設名」、ゲートウェイ装置100の名称を示す「ゲートウェイ」、各設備201、202の名称を示す「設備名」の項目に対応するデータを含む。また、例えば、異常判定条件データは、異常の識別番号を示す「エラーID」、異常の原因となる各機器211~214の名称を示す「機器名」、信号データの識別番号を示す「信号ID」の項目に対応するデータを含む。また、例えば、異常判定条件データは、異常判定条件式について、演算子の符号を示す「符号」、判定先が固定値であるか他の信号データの値であるかを示す「判定先」、他の信号データを生成した機器211~214の名称を示す「機器名」、固定値又は他の信号データの識別番号を示す「固定値/信号ID」の項目に対応するデータを含む。
例えば、異常判定条件データは、「施設名」が「工場XラインY」、「ゲートウェイ」が「ゲートウェイ1」、「設備名」が「加工機A」、「エラーID」が「E001」、「機器名」が「PLC1」、「信号ID」が「0001」、異常判定条件式について、「符号」が「<」、「判定先」が「固定値」、「機器名」が「-」すなわち「無し」、「固定値/信号ID」が「10」である旨を特定可能なデータである。
異常判定部330は、メッセージ受信部310が受信したメッセージに含まれる各機器211~214の信号データと異常判定条件データ記憶部320が記憶している異常判定条件データとに基づいて、各設備201、202の異常判定を行う。例えば、異常判定部330は、「ゲートウェイ1」のゲートウェイ装置100から「PLC1」の機器211の識別番号が「0001」の信号データを含むメッセージを受信した場合、当該信号データの値が「10」よりも小さければ、識別番号「E001」の異常が発生したと判定する。
(実施の形態に係るゲートウェイ装置100の機能構成の詳細について)
メッセージ取得部110は、各機器211~214から出力された信号データを含むメッセージを取得する。メッセージ取得部110は、各機器211~214から特定信号データを含むメッセージを取得可能である。例えば、メッセージ取得部110は、第1機器211に「時刻」が「10:10:20.12」である特定信号データの取得要求をした場合、第1機器211から「時刻」が「10:10:20.12」である特定信号データを含むメッセージを取得可能である。
異常判定関連データ記憶部120は、監視制御サーバ300において各設備201、202の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータである異常判定関連データを記憶する。ここで、異常判定関連データは、監視制御サーバ300において各設備201、202の異常判定に用いられる異常判定条件式における信号データの種類毎の使用回数を示すデータである。具体的には、異常判定関連データは、監視制御サーバ300の異常判定条件データ記憶部320に記憶されている全ての異常判定条件データを解析し、各異常判定条件式で使用されている信号データの識別番号毎の使用回数を示すデータであり、図5に示すように、テーブルの形式で一覧表示可能である。
図5に示すように、異常判定関連データは、各機器211~214の名称を示す「機器名」、信号データの識別番号を示す「信号ID」、異常判定条件式の使用回数を示す「使用回数」の項目に対応するデータを含む。例えば、異常判定関連データは、「機器名」が「PLC1」、「信号ID」が「0002」、「使用回数」が「3」である旨を特定可能なデータである。なお、このように制御するために、ゲートウェイ装置100は、監視制御サーバ300から予め異常判定条件データ記憶部320に記憶されている全ての異常判定条件データを取得、解析し、異常判定関連データを生成、記憶する必要がある。
優先度決定部130は、異常判定関連データ記憶部120が記憶している異常判定関連データに基づいて、メッセージ取得部110が取得したメッセージに含まれる信号データの優先度を決定する。優先度決定部130は、メッセージ取得部110が取得したメッセージに含まれる信号データについて、異常判定関連データが示す「使用回数」が多くなるに連れて決定する優先度を高くする。例えば、優先度決定部130は、図5に示す例であれば、「機器名」が「PLC1」、「信号ID」が「0002」、「使用回数」が「3」の信号データの優先度を、「機器名」が「PLC1」、「信号ID」が「0001」、「使用回数」が「2」の信号データの優先度よりも高くする。
メッセージ送信部140は、メッセージ取得部110が取得したメッセージを監視制御サーバ300に送信する。
再送メッセージ記憶部150は、ネットワーク400に異常が発生して監視制御サーバ300へのメッセージの送信に失敗した場合、再送するメッセージとして、送信に失敗したメッセージとネットワーク400に異常が発生した後にメッセージ取得部110が取得した未送信のメッセージとを記憶する。なお、ゲートウェイ装置100は、ネットワーク400に異常が発生してメッセージの送信に失敗した場合、再送するメッセージを再送メッセージ記憶部150に記憶させ、その後に当該異常が解消すると、再送メッセージ記憶部150が記憶しているメッセージを送信する。
このとき、メッセージ送信部140は、優先度決定部130が決定した優先度が高い信号データを含むメッセージを優先度が低いメッセージよりも優先して監視制御サーバ300に送信する。具体的には、メッセージ送信部140は、優先度が高い順番、すなわち、異常判定関連データが示す「使用回数」が多い信号データを含むメッセージから順番にメッセージを送信する。例えば、メッセージ送信部140は、図5に示す例であれば、「使用回数」が「3」である「信号ID」が「0002」の信号データを含むメッセージを最も優先して送信する。また、メッセージ送信部140は、「使用回数」が「2」である「信号ID」が「0001」の信号データを含むメッセージを2番目に優先して送信する。また、メッセージ送信部140は、「使用回数」が「1」である「信号ID」が「0011」又は「0012」の信号データを3番目に優先して送信する。
(実施の形態に係るメッセージ送信処理について)
次に、フローチャートを用いてゲートウェイ装置100が各機器211~214から取得したメッセージを監視制御サーバ300に送信する動作について説明する。ゲートウェイ装置100は、制御プログラム59を起動すると、図6に示すメッセージ送信処理の実行を開始する。先ず、ゲートウェイ装置100は、メッセージ取得部110に各機器211~214から出力された信号データを含むメッセージを取得させ(ステップS101)、メッセージ送信部140に取得したメッセージを監視制御サーバ300に送信させる(ステップS102)。メッセージの送信後、ゲートウェイ装置100は、ネットワークに異常が発生してメッセージの送信に失敗したか否かを判定する(ステップS103)。
ゲートウェイ装置100は、ネットワークに異常が発生しておらずメッセージの送信に成功した場合(ステップS103;N)、ステップS101に戻り、ネットワークに異常が発生してメッセージの送信に失敗するまでステップS101~S103の処理を繰り返す。一方、ゲートウェイ装置100は、ネットワークに異常が発生してメッセージの送信に失敗した場合(ステップS103;Y)、再送メッセージ記憶部150に送信に失敗したメッセージを記憶させ(ステップS104)、ネットワークの異常が解消したか否かを判定する(ステップS105)。ゲートウェイ装置100は、ネットワークの異常が解消していない場合(ステップS105;N)、メッセージ取得部110にメッセージを取得させ(ステップS106)、再送メッセージ記憶部150に取得したメッセージを記憶させる(ステップS107)。
メッセージの記憶後、ゲートウェイ装置100は、ステップS105に戻り、ネットワークの異常が解消するまでステップS105~107の処理を繰り返す。一方、ゲートウェイ装置100は、ネットワークの異常が解消した場合(ステップS105;Y)、
メッセージ取得部110に優先度決定部130が決定した優先度が高い順番、すなわち、異常判定関連データ記憶部120が記憶している異常判定関連データが示す「使用回数」が多い信号データを含むメッセージから順番にメッセージを送信させ(ステップS108)、ステップS101に戻る。
以上説明したように、本実施の形態に係る監視制御システム1によれば、ゲートウェイ装置100は、監視対象となる各設備201、202に配置された各機器211~214から取得した信号データを含むメッセージを各設備201、202の監視及び制御を行う監視制御サーバ300にネットワーク400を介して送信する。
よって、監視制御サーバ300は、ゲートウェイ装置100から受信したメッセージに含まれる各機器211~214の信号データと異常判定条件データ記憶部320が記憶している異常判定条件データとに基づいて、各設備201、202の異常判定を行うことができる。
ここで、例えば、監視制御サーバ300が信号データの一例として、第1機器211の2種類の信号データである第1信号データ及び第2信号データ、ならびに、第2機器212の1種類の信号データである第3信号データを用いて第1設備201の監視を行っている場合について考える。また、この場合において、異常判定条件データが示す異常判定条件式に基づく異常判定の条件が「第1信号データの値が10以上且つ第3データの値が5以下」であり、図7に示すように、監視制御サーバ300が各信号データを含むメッセージを「9:00」から「9:18」まで1秒毎に受信したとする。
例えば、図7に示すように、監視制御サーバ300が第1設備201の異常判定に用いる第1信号データ及び第3信号データの各値は、「9:08」では「9」と「14」であり、「9:09」では「10」と「5」である。このため、監視制御サーバ300は、「9:09」に「第1信号データの値が10以上且つ第3データの値が5以下」との条件が成立したと判定し、第1設備201に異常が発生したと判定することができる。
また、本実施の形態に係る監視制御システム1によれば、ゲートウェイ装置100では、メッセージ取得部110は、各機器211~214から信号データを含むメッセージを取得する。また、優先度決定部130は、異常判定関連データ記憶部120が記憶している異常判定関連データ、すなわち、監視制御サーバ300において各設備201、202の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータに基づいて、メッセージ取得部110が取得したメッセージに含まれる信号データの優先度を決定する。また、メッセージ送信部140は、メッセージ取得部110が取得したメッセージを監視制御サーバ300に送信する。そして、メッセージ送信部は、ネットワーク400に異常が発生した後に当該異常が解消した場合、優先度決定部130が決定した優先度が高い信号データを含むメッセージを優先度が低いメッセージよりも優先して監視制御サーバ300に送信する。
このようにすることで、本実施の形態に係る監視制御システム1は、監視制御サーバ300において各設備201、202の異常判定に用いられる信号データの種類に関するデータに基づいて信号データの優先度が決定されない特許文献1、2といった従来の監視制御システムよりもネットワークの異常の解消時における各設備201、202の異常判定の遅延を低減できる。
ここで、例えば、従来の監視制御システムでは、監視制御サーバが上述した第1信号データ、第2信号データ及び第3信号データを用いて第1設備の監視を行っており、異常判定の条件が「第1信号データの値が10以上且つ第3データの値が5以下」である場合について考える。この場合において、図8に示すように、監視制御サーバがメッセージを「9:00」から「9:05」まで1秒毎に受信した後、「9:06」になる前から「9:11」になる前までの5秒以上に亘るネットワークの障害によってメッセージを受信不能となった後、当該障害から復旧して「9:11」から「9:18」までメッセージを1秒毎に受信したとする。また、この場合において、ゲートウェイ装置がネットワークの障害から復旧した後、送信に失敗した順番にメッセージの送信を再開するものとする。
この場合、監視制御サーバが「9:11」から受信したメッセージには、図7に示すネットワーク障害が発生しなかった場合と比べて5秒遅れの信号データが含まれている。例えば、図8に示すように、監視制御サーバが第1設備の異常判定に用いる第1信号データ及び第3信号データの各値は、「9:13」では「9」と「14」であり、「9:14」では「10」と「5」である。このため、監視制御サーバは、ネットワークの障害によってメッセージが受信できなかった期間が5秒間であった場合、5秒遅れの「9:14」に「第1信号データの値が10以上且つ第3データの値が5以下」との条件が成立したと判定し、第1設備に異常が発生したと判定することになる。この結果、従来の監視制御システムでは、ネットワークの障害によってメッセージが受信できなかった期間がそのまま第1設備の異常判定が遅延した期間となっている。
これに対して、本実施の形態に係る監視制御システム1では、ゲートウェイ装置100がネットワーク400の障害から復旧した後、送信に失敗した各信号データのうち、第1設備201の異常判定に用いられる第1信号データを含むメッセージ及び第3信号データを含むメッセージを優先して送信を再開する。よって、監視制御サーバ300は、ネットワークの障害から復旧した「9:11」から「9:18」まで第2信号データを含むメッセージを受信しない分だけ当該障害によって受信不能であった第1信号データを含むメッセージ及び第3信号データを含むメッセージを速やかに受信することができる。
例えば、図9に示すように、監視制御サーバ300が設備の異常判定に用いる第1信号データ及び第3信号データの各値は、「9:12」では「10」と「5」である。このため、監視制御サーバ300は、ネットワークの障害が5秒間であった場合、3秒遅れの「9:12」に「第1信号データの値が10以上且つ第3データの値が5以下」との条件が成立したと判定し、第1設備201に異常が発生したと判定することになる。よって、本実施の形態に係る監視制御システム1は、従来の監視制御システムよりも第1設備201の異常判定までの期間が2秒間短縮されている。この結果、本実施の形態に係る監視制御システム1は、従来の監視制御システムよりも各設備201、202の異常判定の遅延を低減できる。
また、本実施の形態に係る監視制御システム1によれば、異常判定関連データは、監視制御サーバ300において各設備201、202の異常判定に用いられる異常判定条件式における信号データの種類毎の使用回数を示すデータである。そして、優先度決定部130は、メッセージ取得部110が取得したメッセージに含まれる信号データについて、異常判定関連データが示す使用回数が多くなるに連れて決定する前記優先度を高くする。
このようにすることで、本実施の形態に係る監視制御システム1は、信号データの優先度が上述した使用回数が多くなるに連れて高くならない監視制御システムよりもネットワークの異常の解消時における設備の異常判定の遅延を低減できる。
ここで、特許文献1に開示された収集システムでは、ゲートウェイ装置は、データを取得したタイミングで自らが収集したデータにタイムスタンプを付与している。このため、特許文献1に開示された収集システムでは、例えば、本実施の形態のようにデータを収集する機器が複数存在する場合、各機器からデータを収集する度に当該データにタイムスタンプを付与すると、各機器が同一のタイミングで生成したデータに異なるタイムスタンプが付与される問題がある。この結果、特許文献1に開示されたシステムでは、データを収集する機器が複数存在する場合、各機器から収集したデータの時刻同期の精度が低くなり、監視制御装置が各機器の異常を検出しなかったり、誤って異常を検出したりする問題がある。
特に、特許文献1に開示された収集システムでは、本実施の形態のようにゲートウェイ装置がLANといったネットワークを介して各機器からデータを取得する場合、当該ネットワークのタイムラグによって各機器が同一のタイミングで生成したデータに付与されるタイムスタンプの時刻の誤差が大きくなる問題がある。この結果、特許文献1に開示されたシステムでは、ゲートウェイ装置がネットワークを介して各機器からデータを取得する場合、各機器から収集したデータの時刻同期の精度が更に低くなり、監視制御装置が各機器の異常の未検出、誤検出が増加する問題がある。
これに対して、本実施の形態に係る監視制御システムによれば、各機器211~214は、生成した信号データに日時データとしてのタイムスタンプを付与している。そして、ゲートウェイ装置100では、メッセージ取得部110は、各機器211~214からLAN500を介して特定の時刻を示すタイムスタンプが付与された特定信号データを含むメッセージを取得し、メッセージ送信部140は、特定信号データを含むメッセージを監視制御サーバ300に送信する。
このようにすることで、本実施の形態に係る監視制御システム1は、信号データを収集する機器211~214が複数存在する場合、各機器が生成した信号データに日時データを付与しない監視制御システムよりも各機器211~214から収集した信号データの時刻同期の精度が高くなり、監視制御サーバが各機器211~214の異常の未検出、誤検出を低減できる。
(変更例)
なお、上記の実施の形態では、監視制御システム1は、監視制御サーバ300が生産拠点の遠隔地に設けられた遠隔監視制御システムとしたが、監視制御サーバ300が遠隔地に設けられていなくてもよく、例えば、生産現場に設けられていてもよい。この場合、例えば、生産現場の遠隔地に設けられた管理者のコンピュータ装置である管理装置がネットワーク400を介して監視制御サーバ300から各設備201、202の監視結果を示すデータを受信したり、監視制御サーバに各設備201、202を制御する旨の命令を示すデータを送信したりしてもよい。
なお、上記の実施の形態では、監視制御サーバ300は、各設備201、202の監視及び制御を行っているが、各設備201、202の異常判定を行う限りにおいてこれに限定されず、例えば、各設備201、202の監視のみを行ってもよい。
なお、上記の実施の形態では、ゲートウェイ装置100は、各機器211~214と別体としたが、各機器211~214から信号データを含むメッセージを取得可能である限りにおいてこれに限定されない。例えば、ゲートウェイ装置100は、第1機器211と一体であってもよい。具体的には、図10に示すように、第1機器211は、ゲートウェイ装置100の各部110~150を含み、第2機器212、第3機器213及び第4機器214から信号データを含むメッセージを取得可能としてもよい。
なお、上記の実施の形態では、異常判定条件データは、各設備201、202が異常であるか否かを判定する条件式を示すデータとしたが、各設備201、202が異常であるか否かを判定可能な条件を示すデータである限りにおいて条件式を示すデータでなくてもよい。例えば、異常判定条件データは、各設備201、202が異常であるか否かを判定可能な条件の文章である条件文を示すデータであってもよい。
なお、上記の実施の形態では、ゲートウェイ装置100は、ネットワーク400に異常が発生した場合、送信に失敗したメッセージと異常が発生した後に取得した未送信のメッセージとを再送メッセージ記憶部150に記憶したが、これに限定されない。例えば、ゲートウェイ装置100は、ネットワーク400の異常の発生の有無に関わらず、各機器211~214から取得した全てのメッセージを記憶してもよい。この場合、ゲートウェイ装置100は、ネットワーク400に異常が発生した場合、ネットワーク400に異常が発生した後に送信する目的で取得した全てのメッセージを特定し、当該異常が解消した後に、特定した全てのメッセージを監視制御サーバ300に送信する必要がある。
なお、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、送受信部56、内部バス50を備えるゲートウェイ装置100が処理を行う中心となる部分は、例えば、前記の動作を実行するための制御プログラム59を、ゲートウェイ装置100が読み取り可能な記録媒体、例えば、フラッシュメモリに格納して配布し、制御プログラム59をインストールすることにより、上記の処理を実行するゲートウェイ装置100を構成してもよい。また、LAN500、インターネットといった通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に制御プログラム59を格納しておき、ゲートウェイ装置100が制御プログラム59をダウンロードすることでゲートウェイ装置100を構成してもよい。
また、ゲートウェイ装置100の機能は、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合には、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体又は記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波に制御プログラム59を重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)に制御プログラム59を掲示し、通信ネットワークを介して制御プログラム59を提供してもよい。そして、制御プログラム59を起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1…監視制御システム、50…内部バス、51…制御部、52…主記憶部、53…外部記憶部、56…送受信部、59…制御プログラム、100…ゲートウェイ装置、110…メッセージ取得部、120…異常判定関連データ記憶部、130…優先度決定部、140…メッセージ送信部、150…再送メッセージ記憶部、200…設備、201…第1設備、202…第2設備、211…第1機器、212…第2機器、213…第3機器、214…第4機器、221…信号データ生成部、222…日時データ付与部、223…信号データ記憶部、224…メッセージ出力部、300…監視制御サーバ、310…メッセージ受信部、320…異常判定条件データ記憶部、330…異常判定部、400…ネットワーク、500…LAN。

Claims (7)

  1. 監視制御システムにおいて監視対象となる設備に配置された機器から取得した信号データを当該設備の監視を行う監視制御サーバにネットワークを介して送信するゲートウェイ装置を、
    前記機器から前記信号データを含むメッセージを取得するメッセージ取得部、
    前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる前記信号データの種類に関するデータである異常判定関連データに基づいて、前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージに含まれる前記信号データの優先度を決定する優先度決定部、
    前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージを前記監視制御サーバに送信するメッセージ送信部であって、前記ネットワークに異常が発生した後に当該異常が解消した場合、前記優先度決定部が決定した前記優先度が高い前記信号データを含む前記メッセージを前記優先度が低い前記信号データを含む前記メッセージよりも優先して前記監視制御サーバに送信する前記メッセージ送信部、
    として機能させ
    前記異常判定関連データは、前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる異常判定条件における前記信号データの種類毎の使用回数を示すデータであり、
    前記優先度決定部は、前記信号データについて、前記異常判定関連データが示す前記使用回数が多くなるに連れて決定する前記優先度を高くする、
    制御プログラム。
  2. 前記使用回数は、前記異常判定条件が複数種類設定されている場合、使用されている前記異常判定条件の種類の数である、
    請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記機器は、前記信号データを生成した日時を示すデータである日時データを前記信号データに付与しており、
    前記メッセージ取得部は、前記機器から特定の日時を示す日時データが付与された前記信号データである特定信号データを含む前記メッセージを取得可能であり、
    前記メッセージ送信部は、前記特定信号データを含む前記メッセージを送信可能である、
    請求項1又は2に記載の制御プログラム。
  4. 前記ゲートウェイ装置と前記機器とが一体である。
    請求項1に記載の制御プログラム。
  5. ネットワークを介して監視対象となる設備の監視制御を行う監視制御サーバと、前記設備に配置された機器と、前記機器から信号データを取得して前記監視制御サーバに送信するゲートウェイ装置とを備える監視制御システムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記機器から前記信号データを含むメッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる前記信号データの種類に関するデータである異常判定関連データを記憶する異常判定関連データ記憶部と、
    前記異常判定関連データ記憶部が記憶している前記異常判定関連データに基づいて、前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージに含まれる前記信号データの優先度を決定する優先度決定部と、
    前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージを前記監視制御サーバに送信するメッセージ送信部であって、前記ネットワークに異常が発生した後に当該異常が解消した場合、前記優先度決定部が決定した前記優先度が高い前記信号データを含む前記メッセージを前記優先度が低い前記信号データを含む前記メッセージよりも優先して前記監視制御サーバに送信する前記メッセージ送信部と、
    を含
    前記異常判定関連データは、前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる異常判定条件における前記信号データの種類毎の使用回数を示すデータであり、
    前記優先度決定部は、前記信号データについて、前記異常判定関連データが示す前記使用回数が多くなるに連れて決定する前記優先度を高くする、
    監視制御システム。
  6. 監視制御システムにおいて監視対象となる設備に配置された機器から取得した信号データを当該設備の監視を行う監視制御サーバにネットワークを介して送信するゲートウェイ装置であって、
    前記機器から前記信号データを含むメッセージを取得するメッセージ取得部と、
    前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる前記信号データの種類に関するデータである異常判定関連データを記憶する異常判定関連データ記憶部と、
    前記異常判定関連データ記憶部が記憶している前記異常判定関連データに基づいて、前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージに含まれる前記信号データの優先度を決定する優先度決定部と、
    前記メッセージ取得部が取得した前記メッセージを前記監視制御サーバに送信するメッセージ送信部であって、前記ネットワークに異常が発生した後に当該異常が解消した場合、前記優先度決定部が決定した前記優先度が高い前記信号データを含む前記メッセージを前記優先度が低い前記信号データを含む前記メッセージよりも優先して前記監視制御サーバに送信する前記メッセージ送信部と、
    を備え
    前記異常判定関連データは、前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる異常判定条件における前記信号データの種類毎の使用回数を示すデータであり、
    前記優先度決定部は、前記信号データについて、前記異常判定関連データが示す前記使用回数が多くなるに連れて決定する前記優先度を高くする、
    ゲートウェイ装置。
  7. 監視制御システムにおいて監視対象となる設備に配置された機器から取得した信号データを当該設備の監視を行う監視制御サーバにネットワークを介して送信するゲートウェイ装置の制御方法であって、
    前記ゲートウェイ装置が、前記機器から前記信号データを含むメッセージを取得するメッセージ取得ステップと、
    前記ゲートウェイ装置が、前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる前記信号データの種類に関するデータである異常判定関連データに基づいて、前記メッセージ取得ステップにおいて取得した前記メッセージに含まれる前記信号データの優先度を決定する優先度決定ステップと、
    前記ゲートウェイ装置が、前記メッセージ取得ステップにおいて取得した前記メッセージを前記監視制御サーバに送信するメッセージ送信ステップと、
    を含み、
    前記メッセージ送信ステップにおいて、前記ゲートウェイ装置が、前記ネットワークに異常が発生した後に当該異常が解消した場合、前記優先度決定ステップにおいて決定した前記優先度が高い前記信号データを含む前記メッセージを前記優先度が低い前記信号データを含む前記メッセージよりも優先して前記監視制御サーバに送信
    前記異常判定関連データは、前記監視制御サーバにおいて前記設備の異常判定に用いられる異常判定条件における前記信号データの種類毎の使用回数を示すデータであり、
    前記優先度決定ステップにおいて、前記ゲートウェイ装置が、前記信号データについて、前記異常判定関連データが示す前記使用回数が多くなるに連れて決定する前記優先度を高くする、
    制御方法。
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