JP4349892B2 - 管接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、水道管やガス管等の流体輸送管の配管経路途中において、受口管部と挿口管部とを管軸芯方向から脱着自在に密封状態で接続するための管接続構造に関する。
従来の管接続構造では、受口管部の内周面に形成された環状溝内に、受口管部に対して管軸芯方向から挿入接続される挿口管部の外周面との間で圧縮される密封用の弾性シール材が装着されているとともに、挿口管部の外周面の周方向複数箇所には、径方向外方に突出する係止部が形成され、更に、受口管部の端部の周方向複数箇所には、挿口管部の各係止部の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、各脱着用凹部を通して挿入された係止部が管軸芯周りで回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されている。
また、受口管部の外周面に設けたブラケットと挿口管部の外周面に設けたブラケットとに亘って、挿口管部の各係止部と受口管部の各抜止め壁部とが管軸芯方向で当接する抜止め領域内において両管部同士を管軸芯方向から固定連結するボルト・ナットが設けられているとともに、受口管部側のブラケットに形成されるボルト挿通孔が、両管部同士の管軸芯方向周りでの一定範囲内での相対回転を許容する長孔に構成されていた(特許文献1参照)。
特開平2003−166682号公報
従来の管接続構造では、受口管部の各脱着用凹部と挿口管部の各係止部との位相を合わせた状態で両管部を管軸芯方向から相対近接移動させ、各脱着用凹部を通して各係止部が受口管部内に挿入された時点で両管部を管軸芯周りで相対回動操作することにより、両管部を密封状態で嵌合接続することができるから、両管部の端部同士を多数のボルト・ナットを介してフランジ接合する場合に比して、施工現場での作業性を高めることができる。
しかし、挿口管部の各係止部と受口管部の各抜止め壁部とが当接する抜止め状態でも、各係止部と受口管部の各抜止め壁部とが管軸芯周りで摺接しながら自由に相対回動できる状態にあるため、受口管部の外周面に設けたブラケットと挿口管部の外周面に設けたブラケットとを、挿口管部の各係止部と受口管部の各抜止め壁部とが管軸芯方向で当接する抜止め領域においてボルト・ナットで管軸芯方向から固定連結する必要があり、その分だけ作業能率の低下を招来するとともに、ブラケットやボルト・ナットが外部に張出すため、施工上の制約を与える要因になり易い。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、両管部の管軸芯方向での相対近接移動操作と相対回動操作とをもって両管部を密封状態で能率良く確実,容易に嵌合接続することができるとともに、全体をコンパクトに構成することのできる管接続構造を提供する点にある。
管接続構造の構成は、受口管部の内周面に、これに対して管軸芯方向から挿入接続される挿口管部の外周面との間で圧縮される密封用の弾性シール材が装着されているとともに、挿口管部の外周面には、径方向外方に突出する係止部が形成され、更に、受口管部の端部には、係止部の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された係止部が管軸芯周りで回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部とが形成されている管接続構造であって、
前記脱着用凹部を通して受口管部内に挿入された係止部が回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動されたとき、回動操作経路よりも管軸芯方向の抜け出し側に入り込んだ位置で係止部を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部の脱着用凹部側への回動を阻止又は抑制する受止め手段が設けられていてもよい。
上記構成によれば、受口管部と挿口管部とを密封状態で嵌合接続する場合、受口管部の脱着用凹部と挿口管部の係止部との位相を合わせた状態で両管部を管軸芯方向から相対近接移動させ、脱着用凹部を通して係止部が受口管部内に挿入された時点で両管部を管軸芯周りで相対回動操作することにより、挿口管部の係止部と受口管部の抜止め壁部とが管軸芯方向から当接可能な抜止め状態になる。
このとき、受止め手段によって、回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動された係止部を回動操作経路よりも管軸芯方向の抜け出し側に入り込んだ位置で受止めることにより、係止部の脱着用凹部側への回動を阻止又は抑制することができる。
それ故に、回動操作経路の抜止め操作位置に回動された挿口管部の係止部が受止め手段によって受止められている状態では、この抜止め操作位置で受止められている係止部を脱着用凹部に臨む脱着操作位置に回動させることはできない。
従って、両管部の管軸芯方向での相対近接移動操作と管軸芯周りでの相対回動操作とをもって両管部を密封状態で能率良く確実,容易に嵌合接続することができるとともに、受口管部及び挿口管部の外周面側に突出する部材が存在しないため、管接続構造全体をコンパクトに構成することができる。
接続構造の構成は、前記係止部を受止め手段の受止め位置に移動付勢する付勢手段が設けられていてもよい
上記構成によれば、回動操作経路の抜止め操作位置に回動された挿口管部の係止部を受止め手段の受止め位置に付勢維持することができるから、外力が作用しても受止め位置にある係止部が回動操作経路側に移動することを抑制することができ、両管部の嵌合接続作業の簡便化、能率化を図りながらも両者を嵌合接続状態に強力に維持することができる。
接続構造の構成は、前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置にある係止部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で抜止め壁部に形成された凹部から構成されていてもよい
上記構成によれば、両管部の嵌合接続作業の簡便化、能率化を図りつつ両者の嵌合接続状態を強力に維持するための受止め手段を構成するにあたっても、係止部が管軸芯方向から相対的に係入可能な凹部を抜止め壁部に形成するだけで済むから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図ることができる。
接続構造の構成は、前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置において抜止め壁部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で係止部に形成された凹部から構成されていてもよい
上記構成によれば、両管部の嵌合接続作業の簡便化、能率化を図りつつ両者の嵌合接続状態を強力に維持するための受止め手段を構成するにあたっても、抜止め壁部が管軸芯方向から相対的に係入可能な凹部を係止部に形成するだけで済むから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図ることができる。
接続構造の構成は、前記受口管部に、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、回動操作経路に沿った回動操作を案内するガイド壁部が形成されていてもよい
上記構成によれば、受口管部と挿口管部とを密封状態で嵌合接続する場合、挿口管部の係止部の先端面が受口管部のガイド壁部と当接するまで、脱着用凹部を通し係止部を管軸芯方向に押込み操作したのち、ガイド壁部に沿って両管部を相対回動させるだけでよく、両管部の嵌合接続作業をより能率良く容易に行うことができる。
接続構造の構成は、前記ガイド壁部の抜止め操作位置に対応する部位に、係止部の回動操作経路よりも管軸芯方向内方側への入り込み移動を許容する外れ牽制用凹部が形成されていてもよい
上記構成によれば、回動操作経路の抜止め操作位置に回動された挿口管部の係止部が受止め手段によって受止められているとき、係止部が受止め手段の受止め位置から離脱する管軸芯方向の外力が両管部に作用したとき、そのときの外力で受止め位置から抜け出した係止部がガイド壁部の外れ牽制用凹部に入り込み移動して、係止部の脱着用凹部側への回動が阻止又は抑制される。
それ故に、係止部が受止め位置から離脱する方向の外力が作用しても、受止め位置と外れ牽制用凹部との間の回動操作経路で係止部が瞬間的に停止して脱着用凹部側へ回動する確立は極めて小さく、嵌合接続されている両管部の外れ止め機能を高めることができる。
接続構造の構成は、前記付勢手段が、受口管部の内周面と挿口管部の外周面との間で圧縮される弾性シール材の弾性復元力を利用して構成されていてもよい
上記構成によれば、受口管部の内周面と挿口管部の外周面との間を密封する弾性シール材の弾性復元力を利用して、回動操作経路の抜止め操作位置に回動された挿口管部の係止部を、受止め手段の受止め位置側に移動付勢することができるから、付勢手段を構成する弾性付勢部材が不要で、しかも、受口管部又は挿口管部に対して弾性付勢部材を取り付けるための特別な加工も不要となり、管接続構造の簡素化と製造コストの低廉化を図ることができる。
接続構造の構成は、前記付勢手段が、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、管軸芯回りでの回動操作を案内する受口管部のガイド壁部のうち、抜止め操作位置に対応する部位に、回動操作経路の脱着操作位置から抜止め操作位置に回動される係止部との当接によって弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されていてもよい
上記構成によれば、受口管部の脱着用凹部を通して回動操作経路の脱着操作位置に挿入された挿口管部の係止部を回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動させるに連れて、弾性付勢体が次第に圧縮されるから、その操作抵抗の増大によって受止め手段に対応する抜止め操作位置を感覚的に認識し易く、しかも、抜止め操作位置に到達した時点で係止部が受止め手段の受止め位置に押し込まれるから、両管部の嵌合接続作業をより能率良く容易に行うことができる。
接続構造の構成は、前記付勢手段が、係止部の先端面に、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面が受口管部のガイド壁部に対して管軸芯方向から圧接させたときに弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されていてもよい
上記構成によれば、受口管部の脱着用凹部を通して回動操作経路の脱着操作位置に挿入された挿口管部の係止部を、それの先端面に設けられた弾性付勢体を圧縮する状態にまで受口管部のガイド壁部に当て付け、その状態で回動操作経路に沿って抜止め操作位置にまで回動させると、抜止め操作位置に到達した時点で係止部が受止め手段の受止め位置に押し込まれるから、両管部の嵌合接続作業をより能率良く容易に行うことができる。
接続構造の構成は、前記受口管部には、脱着用凹部の外面側を覆う状態で挿口管部の外周面とに亘って取付けられるカバーの装着部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、受口管部の脱着用凹部からの泥や水等の異物の浸入を防止することができるとともに、嵌合接続されている両管部の分解作業も異物に邪魔されることなく容易に行うことができる。
本発明の請求項1に係る管接続構造の特徴構成は、受口管部の内周面に、これに対して管軸芯方向から挿入接続される挿口管部の外周面との間で圧縮される密封用の弾性シール材が装着されているとともに、挿口管部の外周面には、径方向外方に突出する係止部が形成され、更に、受口管部の端部には、係止部の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された係止部が管軸芯周りで回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部とが形成されている管接続構造であって、
前記脱着用凹部を通して受口管部内に挿入された係止部が回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動されたとき、係止部の側端面との接当によって抜止め操作位置に保持するための回動規制手段が回動操作経路に設けられるとともに、前記回動規制手段により抜止め操作位置に保持された係止部を、回動操作経路よりも管軸芯方向の抜け出し側に入り込んだ位置で係止部を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部の脱着用凹部側への回動を阻止又は抑制する受止め手段が設けられている点にある。
本発明の請求項2に係る管接続構造は、前記受口管部の内周面には、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、回動操作経路に沿った回動操作を案内するガイド壁部が形成され、当該ガイド壁部が、前記弾性シール材を装着する環状のシール溝と前記回動操作経路とを区画する状態で形成されている点にある。
本発明の請求項3に係る管接続構造は、前記回動規制手段が、前記ガイド壁部から前記抜止め壁部側に突設された回動規制用突起である点にある。
本発明の請求項4に係る管接続構造は、前記回動規制手段が回動規制用止ネジである点にある。
本発明の請求項5に係る管接続構造は、前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置にある係止部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で抜止め壁部に形成された凹部から構成されている点にある。
本発明の請求項6に係る管接続構造は、前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置において抜止め壁部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で係止部に形成された凹部から構成されている点にある。
本発明の請求項7に係る管接続構造は、前記ガイド壁部の抜止め操作位置に対応する部位には、係止部の回動操作経路よりも管軸芯方向内方側への入り込み移動を許容する外れ牽制用凹部が形成されている点にある。
本発明の請求項8に係る管接続構造は、前記係止部を受止め手段の受止め位置に移動付勢する付勢手段が、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、管軸芯回りでの回動操作を案内する受口管部のガイド壁部のうち、抜止め操作位置に対応する部位に、回動操作経路の脱着操作位置から抜止め操作位置に回動される係止部との当接によって弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されている点にある。
本発明の請求項9に係る管接続構造は、前記係止部を受止め手段の受止め位置に移動付勢する付勢手段が、係止部の先端面に、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面が受口管部のガイド壁部に対して管軸芯方向から圧接させられたときに弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されている点にある。
本発明の請求項10に係る管接続構造は、前記受口管部には、脱着用凹部の外面側を覆う状態で挿口管部の外周面とに亘って取付けられるカバーの装着部が形成されている点にある。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は流体輸送経路途中の管接続構造を示し、鋳鉄管製の水道管等の流体管1に装着される鋳鉄製の継手本体Aが、流体管1に外套状態で管周方向(円周方向)に沿って着脱自在に固定連結される二つの割り継手体A1,A2から構成され、そのうちの一方の割り継手体A1には、流体管1の周壁に形成された貫通孔2に対して流体管1の第1管軸芯X方向に直交する第2管軸芯Y方向から同芯状態で連通する分岐用受口管部3が外方に一体的に突出形成されているとともに、この割り継手体A1の分岐用受口管部3には、分岐流路Wを開閉するための弁体4を備えた仕切弁Bの挿口管部5が、三次元方向に屈曲自在に密封状態で嵌合接続され、更に、仕切弁Bの受口管部6には、分流管7の一端側に形成された挿口管部8が密封状態で嵌合接続されている。
前記各割り継手体A1,A2の管周方向両端部の各々には、管周方向で隣接するもの同士をボルト9・ナット10を介して固定連結するための連結フランジ部11が管径方向外方に向かって一体的に突出形成されているとともに、各割り継手体A1,A2の第1管軸芯X方向両端部で、かつ、管周方向に間隔を隔てた二箇所の各々には、各割り継手体A1,A2の内周面と流体管1の外周面との間を設定間隔に保持するためのボルト12が螺合され、更に、割り継手体A1,A2の各々に形成されたシール溝には、貫通孔2からの流体(水道水)の外部への漏洩を防止すべく、流体管1の外周面との間、及び、管周方向で隣接する割り継手体A1,A2の連結フランジ部11間の各々を密封するための合成ゴム製の第1弾性シール材13が嵌合保持されている。
前記割り継手体A1,A2の内周面と流体管1の外周面との間には、貫通孔2に連通する状態で第1弾性シール材13にて密封(水密)された環状空間Sが形成されているため、流体管1内の流体が貫通孔2を通して環状空間S内に流入したとき、二つの割り継手体A1,A2の内面に均等の圧力が加わるため、各第1弾性シール材13の接触圧をほぼ均等に維持することができる。
次に、割り継手体A1の分岐用受口管部3と仕切弁Bの挿口管部5との管接続構造について説明する。
図1に示すように、仕切弁Bの挿口管部5の第2管軸芯Y方向の一端部分5Aは直径方向外方に向かって部分球状に膨出形成されていて、その球状部分5Aの外周面には、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内周面に形成された部分球状の第1摺接面3aに摺接する部分球状の第2摺接面5aが形成されているとともに、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内径が、該分岐用受口管部3の第2管軸芯Yと同芯状態にある挿口管部5の球状部分5Aの第2管軸芯Y方向からの挿抜を許容する内径に構成されている。
更に、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内周面のうち、挿口管部5の第2摺接面5aに摺接する第1摺接面3aに連なる開口側の部位には、分岐用受口管部3と挿口管部5との相対向する接合面間を密封(水密)する環状の合成ゴム製の第2弾性シール材14を嵌合保持する環状のシール溝3bと、Cの字状の抜け止め部材15を嵌合保持する環状溝3cとが形成されているとともに、第2弾性シール材14と抜け止め部材15との間には、挿口管部5の第2摺接面5aに摺接する部分球状の第3摺接面16aを備えた鋳鉄製の摺接案内部材16が配設されている。
そして、前記摺接案内部材16と抜け止め部材15とをもって、割り継手体A1の分岐用受口管部3に対する仕切弁Bの挿口管部5の摺接面3a,5a,16aに沿っての回動による屈曲を許容しながら、挿口管部5の分岐用受口管部3からの抜け出し移動を接当阻止する抜出し阻止手段が構成されている。
また、前記割り継手体A1の分岐用受口管部3と仕切弁Bの挿口管部5との間には、挿口管部5を分岐用受口管部3に対して仮止め固定する仮止め固定手段17が固定解除操作自在に設けられている。
この仮止め固定手段17は、分岐用受口管部3の外周面の周方向複数箇所に連結片3Aを一体的に突出形成するとともに、仕切弁Bの構成部材のうち、挿口管部5と受口管部6との間に一体形成されているバルブケース部18には、分岐用受口管部3側の各連結片3Aと第2管軸芯Y方向で相対向する連結片18Aを一体的に突出形成し、更に、第2管軸芯Y方向で相対向する両連結片3A,18Aに亘って仮止め用ボルト17Aを挿入し、もって、仮止め用ボルト17Aのネジ部先端側に螺合されたナット17Bを締付け操作することにより、分岐用受口管部3と挿口管部5とをそれらの管軸芯が合致又はほぼ合致する屈曲中立位置で仮止め固定するように構成されている。
そして、分岐配管系の管接続作業が完了したのちに、仮止め用ボルト17A及びナット17Bによる仮止め固定を解除する。
次に、前記仕切弁Bの受口管部6と分流管7の挿口管部8との管接続構造について説明する。
図2〜図6に示すように、受口管部6の内周面に形成された環状のシール溝6aには、受口管部6に対して第2管軸芯Y方向から挿入接続される挿口管部8の外周面との間で圧縮される密封用の第3弾性シール材20が装着されているとともに、挿口管部8の外周面の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、周方向に沿う姿勢で径方向外方に突出する板状の係止部21が形成され、更に、受口管部6の端部の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、各係止部21の第2管軸芯Y方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部22と、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21が第2管軸芯Y周りで回動されたとき、各係止部21に第2管軸芯Y方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部23、及び、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21の先端面21aと第2管軸芯Y方向から当接して、第2管軸芯Y周りでの回動操作を案内するガイド壁部24とが形成されている。
前記各抜止め壁部23の内面23aには、これとガイド壁部24との対向面間に形成された係止部21用の回動操作経路25よりも第2管軸芯Y方向の抜け出し側(外方側)、つまり、各抜止め壁部23の外面23b側に入り込んだ位置で係止部21を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部21の脱着用凹部22側への相対回動を阻止するための受止め手段Dの一例で、回動操作経路25の抜止め操作位置にある係止部21が第2管軸芯Y方向から係入自在(係合自在)な受止め凹部26が窪み形成されているとともに、係止部21を受止め手段Dの受止め位置に移動付勢する、換言すれば、各受止め凹部26に対して各係止部21を受止め位置側に移動付勢する付勢手段Cが設けられている。
前記付勢手段Cは、受口管部6の内周面と挿口管部8の外周面との間で圧縮される第3弾性シール材20の弾性復元力を利用して、回動操作経路25の抜止め操作位置に回動された挿口管部8の係止部21を、受止め凹部26の受止め位置側に移動付勢するように構成されている。
そして、仕切弁Bの受口管部6と分流管7の挿口管部8とを密封状態で嵌合接続する場合、図2〜図4に示すように、受口管部6の各脱着用凹部22と挿口管部8の各係止部21との位相を合わせた状態で両管部6,8を第2管軸芯Y方向から相対近接移動させ、各脱着用凹部22を通して各係止部21が受口管部6内に挿入された時点で両管部6,8を第2管軸芯Y周りで相対回動操作することにより、挿口管部8の各係止部21と受口管部6の抜止め壁部23とが第2管軸芯Y方向から当接可能な抜止め状態になる。
このとき、分流管7の挿口管部8には、付勢手段Cを兼用構成する第3弾性シール材20の弾性復元力が離脱方向に作用しているため、各抜止め壁部23の内面23aに形成された受止め凹部26に対して各係止部21が第2管軸芯Y方向から係入(係合)し、係止部21の脱着用凹部22側への回動が接当阻止される。
それ故に、挿口管部8の各係止部21が回動操作経路25の抜止め操作位置で各受止め凹部26内に入り込んでいる状態では、各係止部21が第3弾性シール材20の弾性復元力に抗して受止め凹部26から離脱する方向の外力が両管部6,8に作用しない限り、回動操作経路25の抜止め操作位置にある各係止部21を脱着用凹部22に臨む脱着操作位置に回動させることはできない。
尚、前記受口管部6の外周面の端部には、脱着用凹部22の外面側を覆う状態で挿口管部8の外周面とに亘って密着状態で取付けられるゴム製の筒状カバー28に対する鍔状の装着部29が形成されている。
〔第2実施形態〕
図7は、一方の流体管1の端部に形成された受口管部30に、他方の流体管1の端部に形成された挿口管部31を密封状態で嵌合接続してある管接続構造を示し、受口管部30の内周面に形成された環状のシール溝30aには、受口管部30に対して管軸芯X方向から挿入接続される挿口管部31の外周面との間で圧縮される密封用の第3弾性シール材20が装着されているとともに、挿口管部31の外周面の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、周方向に沿う姿勢で径方向外方に突出する板状の係止部21が形成され、更に、受口管部30の端部の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、各係止部21の管軸芯X方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部22と、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21が管軸芯X周りで回動されたとき、各係止部21に管軸芯X方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部23、及び、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21の先端面21aと管軸芯X方向から当接して、管軸芯X周りでの回動操作を案内するガイド壁部24とが形成されている。
前記各抜止め壁部23の内面23aには、図2〜図6に示す第1実施形態と同様(図2〜図6に30,31をカッコ書きで付記して図面を共用する)に、これとガイド壁部24との対向面間に形成された係止部21用の回動操作経路25よりも管軸芯X方向の外方側、つまり、各抜止め壁部23の外面23b側に入り込んだ位置で係止部21を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部21の脱着用凹部22側への回動を阻止するための受止め手段Dを構成する受止め凹部26が窪み形成されているとともに、各受止め凹部26に対して各係止部21を受止め位置側に移動付勢する付勢手段Cが設けられている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図8は、上述の第1実施形態又は第2実施形態で説明した管接続構造の改良を示し、ガイド壁部24に、受口管部6,30の脱着用凹部22を通して回動操作経路25の脱着操作位置に挿入された挿口管部8,31の係止部21を回動操作経路25に沿って抜止め操作位置に回動したとき、係止部21の側端面との接当によって抜止め操作位置に保持するための回動規制手段Eを構成する回動規制用突起32が設けられている。
この実施形態の場合、挿口管部8,31の係止部21が抜止め操作位置を通過することがなく、各抜止め壁部23の内面23aに形成された受止め凹部26に対する各係止部21の第2管軸芯Y方向からの係入(係合)を確実,スムーズに行わせることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態又は第2実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態又は第2実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第4実施形態〕
図9は、上述の各実施形態で説明した管接続構造の改良を示し、受口管部6,30のガイド壁部24のうち、抜止め壁部23に形成された受止め手段Dの受止め凹部26に相対向する部位には、係止部21の回動操作経路25よりも管軸芯X,Y方向内方側への入り込み移動を許容することにより、この掛止部21の脱着用凹部22への回動を阻止する外れ牽制手段Fを構成する外れ牽制用凹部27が形成されている。
そして、挿口管部8,31の係止部21が回動操作経路25の抜止め操作位置で受止め凹部26内に入り込んでいるとき、係止部21が付勢手段Cに抗して受止め凹部26から離脱する方向の外力が両管部6,8又は両管部30,31に作用したとき、そのときの外力で各受止め凹部26から抜出した各係止部21がガイド壁部24の各外れ牽制用凹部27に入り込み移動して、各係止部21の脱着用凹部22側への相対回動が阻止される。
それ故に、係止部21が受止め凹部26から離脱する方向の外力が作用しても、受止め凹部26と外れ牽制用凹部27との間の回動操作経路25で係止部21が瞬間的に停止して回動する確立は極めて小さく、嵌合接続されている両管部6,8又は両管部30,31の外れ止め機能を高めることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態又は第2実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第5実施形態〕
図10(イ),(ロ)は、上述の各実施形態で説明した管接続構造の改良を示し、前記付勢手段Cを構成するに、脱着用凹部22を通して挿入された係止部21の先端面21aと管軸芯方向から当接して、管軸芯回りでの回動操作を案内する受口管部6,30のガイド壁部24のうち、抜止め壁部23に形成された受止め手段Dの受止め凹部26に相対向する部位に、回動操作経路25の脱着操作位置から抜止め操作位置に回動される係止部21との当接によって弾性的に圧縮される合成ゴム等の弾性付勢体33を設けるとともに、この弾性付勢体33の弾性復元力と、受口管部6,30の内周面と挿口管部8,31の外周面との間で圧縮される第3弾性シール材20の弾性復元力とにより、回動操作経路25の抜止め操作位置に回動された挿口管部8,31の係止部21を受止め凹部26の受止め位置側に移動付勢するように構成されている。
尚、前記係止部21が受止め凹部26内に押し込まれた状態においても、係止部21の先端面21aに対して弾性付勢体33が圧縮状態で接触するように構成されている。
そのため、受口管部6,30の脱着用凹部22を通して回動操作経路25の脱着操作位置に挿入された挿口管部8,31の係止部21を回動操作経路25に沿って抜止め操作位置に回動させるに連れて、弾性付勢体33が次第に圧縮されるから、その操作抵抗の増大によって受止め凹部26に対応する抜止め操作位置を感覚的に認識し易く、しかも、抜止め操作位置に到達した時点で係止部21が受止め凹部26内に押し込まれるから、両管部6,8又は両管部30,31の嵌合接続作業をより能率良く容易に行うことができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態又は第2実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、この第5実施形態では、前記付勢手段Cを、受口管部6,30のガイド壁部24に設けた弾性付勢体33と、受口管部6,30の内周面と挿口管部8,31の外周面との間で圧縮される第3弾性シール材20から構成したが、弾性付勢体33のみで構成してもよい。
〔第6実施形態〕
図11は、上述の各実施形態で説明した管接続構造の改良を示し、前記付勢手段Cを構成するに、係止部21の先端面21aに、脱着用凹部22を通して挿入された係止部21の先端面21aが受口管部6,30のガイド壁部24に対して管軸芯方向から圧接させたときに弾性的に圧縮される合成ゴム等の弾性付勢体34を設けるとともに、この弾性付勢体34の弾性復元力と、受口管部6,30の内周面と挿口管部8,31の外周面との間で圧縮される第3弾性シール材20の弾性復元力とにより、回動操作経路25の抜止め操作位置に回動された挿口管部8,31の係止部21を受止め凹部26の受止め位置側に移動付勢するように構成されている。
尚、前記係止部21が受止め凹部26内に押し込まれた状態においても、受口管部6,30のガイド壁部24に対して係止部21の先端面21aに設けられた弾性付勢体34が圧縮状態で接触するように構成されている。
そのため、受口管部6,30の脱着用凹部22を通して回動操作経路25の脱着操作位置に挿入された挿口管部8,31の係止部21を、それの先端面21aに設けられた弾性付勢体34を圧縮する状態にまで受口管部6,30のガイド壁部24に当て付け,その状態で回動操作経路25に沿って抜止め操作位置に回動させると、抜止め操作位置に到達した時点で係止部21が受止め凹部26内に押し込まれるから、両管部6,8又は両管部30,31の嵌合接続作業をより能率良く容易に行うことができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態又は第2実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態又は第2実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、この第6実施形態では、前記付勢手段Cを、係止部21の先端面21aに設けた弾性付勢体34と、受口管部6,30の内周面と挿口管部8,31の外周面との間で圧縮される第3弾性シール材20から構成したが、弾性付勢体34のみで構成してもよい。
〔第7実施形態〕
図12〜図14は、上述の各実施形態で説明した管接続構造の別実施形態を示し、挿口管部8,31の外周面の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、径方向外方に突出する円柱状の係止部21が形成されているとともに、受口管部6,30の端部の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、各係止部21の管軸芯X,Y方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部22と、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21が管軸芯X,Y周りで回動されたとき、各係止部21に管軸芯X,Y方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部23及び、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21の先端面21aと第2管軸芯Y方向から当接して、第2管軸芯Y周りでの回動操作を案内するガイド壁部24とが形成されている。
また、前記各抜止め壁部23の内面23aには、これとガイド壁部24との対向面間に形成された係止部21用の回動操作経路25よりも管軸芯X,Y方向の抜け出し側(外方側)、つまり、各抜止め壁部23の外面23b側に入り込んだ位置で係止部21を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部21の脱着用凹部22側への相対回動を阻止又は抑制するための受止め手段Dの一例で、回動操作経路25の抜止め操作位置にある係止部21が管軸芯X,Y方向から係入自在(係合自在)な横断面略弧状の受止め凹部26が窪み形成されているとともに、各受止め凹部26に対して各係止部21を受止め位置側に移動付勢する付勢手段Cが設けられている。
更に、受口管部6,30の回動操作経路25に臨む部位には、受口管部6,30の脱着用凹部22を通して回動操作経路25の脱着操作位置に挿入された挿口管部8,31の係止部21を回動操作経路25に沿って抜止め操作位置に回動したとき、係止部21の側端面との接当によって抜止め操作位置に保持するための回動規制手段Eを構成する回動規制用止ネジ35が螺合固定されている。
前記横断面略弧状の受止め凹部26は、受口管部6,30の回動操作経路25に臨む部位の径方向外方からドリル等で穿孔36することにより形成されている。
尚、その他の構成は、上述の各実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には各実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第8実施形態〕
図15〜図17は、上述の各実施形態で説明した管接続構造の別実施形態を示し、挿口管部8,31の外周面の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、周方向に沿う姿勢で径方向外方に突出する板状の係止部21が形成されているとともに、受口管部6,30の端部の周方向複数箇所(当該実施形態では4箇所)には、各係止部21の管軸芯X,Y方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部22と、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21が管軸芯X,Y周りで回動されたとき、各係止部21に管軸芯X,Y方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部23及び、各脱着用凹部22を通して挿入された各係止部21の先端面21aと第2管軸芯Y方向から当接して、第2管軸芯Y周りでの回動操作を案内するガイド壁部24とが形成されている。
また、前記各係止部21の抜止め壁部23と相対向する部位には、抜止め壁部23とガイド壁部24との対向面間に形成された係止部21用の回動操作経路25よりも管軸芯X,Y方向の抜け出し側(外方側)、つまり、各抜止め壁部23の外面23b側に入り込んだ位置で係止部21を相対的に受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部21の脱着用凹部22側への相対回動を阻止するための受止め手段Dの一例で、回動操作経路25の抜止め操作位置において抜止め壁部23が管軸芯X,Y方向から相対的に係入(係合)可能な角溝状の受止め凹部37が窪み形成されているとともに、各受止め凹部37に対して各係止部21を受止め位置側に移動付勢する付勢手段Cが設けられている。
尚、その他の構成は、上述の各実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には各実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、前記付勢手段Cを第3弾性シール材20、弾性付勢体33,34の何れか一つ又はそれらの組み合わせから構成したが、この付勢手段Cとしては、受止め凹部26に対して係止部21を受止め位置側に移動付勢することのできるものであれば、水圧等の如何なる手段を用いてもよい。
(2)上述の各実施形態では、仕切弁Bの受口管部6と分流管7の一端側に形成された挿口管部8との管接続構造、又は、一方の流体管1の端部に形成された受口管部30と他方の流体管1の端部に形成された挿口管部31との管接続構造に本発明の技術を適用したが、例えば、第1実施形態における継手本体A1の分岐用受口管部3と仕切弁Bの挿口管部5との管接続構造などに本発明の技術を適用してもよい。
本発明の第1実施形態を示す管接続構造の一部切欠き側面図 接続前の受口管部と挿口管部の断面側面図 受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの断面正面図 受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの要部の展開断面図 受口管部と挿口管部を抜止め操作位置に回動させたときの断面正面図 受口管部と挿口管部を抜止め操作位置に回動させたときの要部の展開断面図 本発明の第2実施形態を示す管接続構造の接続前の一部切欠き側面図 本発明の第3実施形態の管接続構造を示し、受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの要部の展開断面図 本発明の第4実施形態の管接続構造を示し、受口管部と挿口管部とが抜止め操作位置に操作されているときの要部の展開断面図 本発明の第5実施形態の管接続構造を示し、(イ)は受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの要部の展開断面図、(ロ)は受口管部と挿口管部を抜止め操作位置に回動させたときの要部の展開断面図 本発明の第6実施形態の管接続構造を示し、受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの要部の展開断面図 本発明の第7実施形態を示す管接続構造の接続前の一部切欠き側面図 受口管部の端面の正面図 受口管部と挿口管部を抜止め操作位置に回動させたときの要部の展開断面図 本発明の第7実施形態を示す管接続構造の接続前の一部切欠き側面図 受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの断面正面図 (イ)は受口管部と挿口管部を管軸芯方向から接続したときの要部の展開断面図、(ロ)は受口管部と挿口管部を抜止め操作位置に回動させたときの要部の展開断面図
符号の説明
C 付勢手段
D 受止め手段
F 外れ牽制手段
X 管軸芯(第1管軸芯)
Y 管軸芯(第2管軸芯)
6 受口管部
8 挿口管部
20 弾性シール材(第3弾性シール材)
21 係止部
21a 先端面
22 脱着用凹部
23 抜止め壁部
23a 内面
23b 外面
24 ガイド壁部
25 回動操作部
26 受止め凹部
27 外れ牽制用凹部
30 受口管部
31 挿口管部
32 回動規制突起
33 弾性付勢体
34 弾性付勢体
37 受止め凹部

Claims (10)

  1. 受口管部の内周面に、これに対して管軸芯方向から挿入接続される挿口管部の外周面との間で圧縮される密封用の弾性シール材が装着されているとともに、挿口管部の外周面には、径方向外方に突出する係止部が形成され、更に、受口管部の端部には、係止部の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された係止部が管軸芯周りで回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部とが形成されている管接続構造であって、
    前記脱着用凹部を通して受口管部内に挿入された係止部が回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動されたとき、係止部の側端面との接当によって抜止め操作位置に保持するための回動規制手段が回動操作経路に設けられるとともに、前記回動規制手段により抜止め操作位置に保持された係止部を、回動操作経路よりも管軸芯方向の抜け出し側に入り込んだ位置で係止部を受止め自在で、かつ、その受止め位置では係止部の脱着用凹部側への回動を阻止又は抑制する受止め手段が設けられている管接続構造。
  2. 前記受口管部の内周面には、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、回動操作経路に沿った回動操作を案内するガイド壁部が形成され、当該ガイド壁部が、前記弾性シール材を装着する環状のシール溝と前記回動操作経路とを区画する状態で形成されている請求項1に記載の管接続構造。
  3. 前記回動規制手段が、前記ガイド壁部から前記抜止め壁部側に突設された回動規制用突起である請求項2に記載の管接続構造。
  4. 前記回動規制手段が回動規制用止ネジである請求項1又は2に記載の管接続構造。
  5. 前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置にある係止部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で抜止め壁部に形成された凹部から構成されている請求項1から4の何れか1項に記載の管接続構造。
  6. 前記受止め手段が、回動操作経路の抜止め操作位置において抜止め壁部が管軸芯方向から相対的に係入可能な状態で係止部に形成された凹部から構成されている請求項1から4の何れか1項に記載の管接続構造。
  7. 前記ガイド壁部の抜止め操作位置に対応する部位には、係止部の回動操作経路よりも管軸芯方向内方側への入り込み移動を許容する外れ牽制用凹部が形成されている請求項2又は3記載の管接続構造。
  8. 前記係止部を受止め手段の受止め位置に移動付勢する付勢手段が、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面と管軸芯方向から当接して、管軸芯回りでの回動操作を案内する受口管部のガイド壁部のうち、抜止め操作位置に対応する部位に、回動操作経路の脱着操作位置から抜止め操作位置に回動される係止部との当接によって弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の管接続構造。
  9. 前記係止部を受止め手段の受止め位置に移動付勢する付勢手段が、係止部の先端面に、脱着用凹部を通して挿入された係止部の先端面が受口管部のガイド壁部に対して管軸芯方向から圧接させられたときに弾性的に圧縮される弾性付勢体を設けて構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の管接続構造。
  10. 前記受口管部には、脱着用凹部の外面側を覆う状態で挿口管部の外周面とに亘って取付けられるカバーの装着部が形成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の管接続構造。
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