JP4349345B2 - 電子部品実装装置における部品供給方法 - Google Patents

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本発明は、電子部品実装装置において部品供給部に配列されたテープフィーダによって電子部品を搭載ヘッドに供給する電子部品実装装置における部品供給方法に関するものである。
電子部品実装装置において電子部品を搭載ヘッドに供給する方法として、テープフィーダを用いる方法が知られている。この方法は、電子部品を保持するキャリアテープをテープリールから引き出し、電子部品の実装タイミングに同期させてピッチ送りするものである。実装作業中にテープフィーダで部品切れが発生した場合には、テープリールを新たなものと交換するリール交換作業が行われる。
このリール交換作業に際し、近年キャリアテープ自体を継ぎ合わせるいわゆるテープスプライシング方式が採用されるようになっている(例えば特許文献1参照)。この方法によれば、既装着のキャリアテープの末尾部と新たなキャリアテープの先頭部とが継合されることから、新たなテープの先頭部をテープフィーダに装着してテープ位置合わせを行う頭出し作業を省略することができる。これにより、部品切れが発生する度に実装装置を停止させることによる無駄時間を省くことができるという利点がある。
上述のテープスプライシングを採用する場合において、既装着のキャリアテープと新たに供給されるキャリアテープとの継ぎ合わせは手作業によって行われるため、2つのキャリアテープの継目部において部品ポケット間のピッチ誤差やアライメント誤差が生じることが避けがたい。このため、既装着のキャリアテープがテープ送り用のスプロケットと係合している状態では、継目部近傍の新たなキャリアテープは搭載ヘッドによる適正なピックアップ位置に対してこのような誤差分だけずれる結果となる。
このようなテープスプライシングに起因する誤差によるピックアップ動作不具合を予め防止することを目的として、キャリアテープの継目部近傍に予め部品ポケットから電子部品を除去した空テープの部分を設けることが行われる場合がある。このような空テープを設けることにより、既装着のキャリアテープがスプロケットと係合している間は空テープの部分がピックアップ位置を通過していることとなり、ピックアップ動作不具合が発生しない。
特開2003−237885号公報
しかしながら、従来装置においては、キャリアテープのピッチ送りにより空テープがピックアップ位置を通過する間は、搭載ヘッドは空の部品ポケットに対して吸着ノズルを上下動させる空ピックアップ動作を反復して実行していた。このため、テープスプライシングによる継目部がピックアップ位置を通過するたびに、電子部品がピックアップされない空動作時間が発生し、電子部品実装装置の作業効率を低下させることとなっていた。
そこで本発明は、テープスプライシングの継目部に電子部品を保持しない空テープ部分を設けた場合において、電子部品がピックアップされない空動作時間の発生を防止し、電子部品実装装置の作業効率を向上させることができる電子部品実装装置における部品供給方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置における部品供給方法は、部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装装置において、前記部品供給部に配列されたテープフィーダによって電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、前記搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する電子部品実装装置における部品供給方法であって、前記テープフィーダに既に装着されたキャリアテープと新たに供給されるキャリアテープとを継ぎ合わせるテープスプライシングに際し、継目部を挟むキャリアテープの所定長さ範囲を電子部品が保持されていない空テープとし、部品供給のためにキャリアテープをピッチ送りするテープ送り動作において、電子部品のピックアップミスが所定回数連続して発生した場合は前記継目部が前記ピックアップ位置の上流側の所定位置まで到達したとみなし、キャリアテープを前記所定長さに相当する一括送り長さだけ単一送り動作でテープ送りする。
本発明によれば、キャリアテープをピッチ送りする部品供給動作において継目部がピックアップ位置の上流側の所定位置まで到達したならば、キャリアテープを一括送り長さだけ単一送り動作でテープ送りすることにより、電子部品がピックアップされない空動作時間の発生を防止し、電子部品実装装置の作業効率を向上させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図、図3は本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図、図4は本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の構成説明図、図5は本発明の一実施の形態におけるテープスプライシングの説明図、図6は本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるキャリアテープの継目検出手段の説明図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品供給方法のテープ送り動作を示すフロー図、図8は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品供給方法のテープ送り動作の動作説明図である。
まず図1、図2を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。図1において基台1の中央にはX方向(基板搬送方向)に搬送路2が配設されている。搬送路2は上流側から搬入された基板3を搬送し実装ステージに位置決めする。搬送路2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8および搭載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル8a(図2参照)によってピックアップし、搬送路2に位置決めされた基板3上に実装する。基板3上に移動した基板認識カメラ9は、基板3を撮像して認識する。また部品供給部4から搬送路2に至る経路には、部品認識カメラ10およびノズル保持部11が配設されている。
部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズル8aに保持された電子部品を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10は吸着ノズル8aに保持された電子部品を撮像する。そして撮像結果を認識処理部(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル8aに保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズル8aを所定姿勢で収納し、搭載ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
部品供給部4の構造を説明する。図2に示すように、部品供給部4には複数のテープフィーダ5を装着するためのフィーダベース4aが設けられている。テープフィーダ5は、フィーダ装着用の台車12によって部品供給部4に配置される。台車12には、キャリアテープ15を巻回状態で収納したテープリール14を保持するためのリール保持部13が設けられている。リール保持部13はテープリール14を回転自在に保持するための保持ローラを備えており、部品供給部4に配置されたテープリール14を回転させることにより、キャリアテープ15を引き出すことができるようになっている。
次に、図3、図4を参照してテープフィーダ5の機能を説明する。図3に示すように、フィーダベース4aに装着されたフレーム部材5aには、キャリアテープ15が走行するテープ走行路5bが設けられている。キャリアテープ15に定ピッチで形成された部品収納用の凹部である部品ポケット16aには電子部品Pが保持されており、部品ポケット16aの上面は、トップテープ17によって覆われている。
テープリール14から引き出されたキャリアテープ15はフレーム部材5aの後尾から導入され、テープ走行路5bの上面に添って下流側(図3において右側)に送られる。キャリアテープ15をテープ送りしながら電子部品を連続的に供給する部品供給動作において、供給リール14に巻回されたキャリアテープ15が消費されたならば、テープフィーダ5に既に装着されたキャリアテープ15の末尾部に、新たに装着されるキャリアテープ15Aの先頭部を継目部Jを介して継ぎ合わせるテープスプライシングが行われる。
フレーム部材5aの下流端の上部には、回転駆動機構20によって駆動されるスプロケット21が配設されている。図4に示すように、スプロケット21にはキャリアテープ15に定ピッチで設けられた送り孔16b(図5参照)に係合する送り送りピン21aが設けられている。回転駆動機構20は、回転量制御が自在なモータ23によってベベルギヤ24を介してスプロケット21を回転駆動する構成となっている。モータ23を駆動することによりスプロケット21が回転し、これによりキャリアテープ15が下流方向へテープ送りされる。スプロケット21および回転駆動機構20は、キャリアテープをテープ走行路5bに沿ってピッチ送りするテープ送り機構となっている。
モータ23はフィーダ制御部25によって制御され、さらにフィーダ制御部25は実装機制御部27によって制御される。フィーダ制御部25はメモリ26を備えており、実装機制御部27によってメモリ26に各種のテープ送りパターンを書き込むことが出来るようになっている。そして、実装機制御部27がフィーダ制御部25に動作指令を出力することにより、任意の送り速度や送りピッチでキャリアテープ15のテープ送りを行うことができる。これにより、後述するように、キャリアテープ15を所定にピッチでの間欠ピッチ送りを反復する過程において、キャリアテープ15を所定長さの一括送り量だけ単一送り動作でテープ送りすることが可能となっている。
スプロケット21の手前側は、部品ポケット16a内の電子部品Pを、搭載ヘッド8の吸着ノズル8aによってピックアップするピックアップ位置となっている。フレーム部材5aの下流部分の上面には、ピックアップ位置の近傍においてキャリアテープ15の上方を覆ってガイドする上ガイド部18が配設されている。上ガイド部18には吸着ノズル8aによるピックアップ位置に対応して吸着開口部18aが設けられており、吸着開口部18aの下流端は、トップテープ17を剥離するためのトップテープ剥離部となっている。
キャリアテープ15が上ガイド部18の下方を走行する過程において、トップテープ剥離部によってトップテープ17が剥離され、上流側へ折り返される。そしてトップテープが剥離されることによって露呈された部品ポケット16aから、電子部品Pが吸着ノズル8aによってピックアップされる。折り返されたトップテープ17は、トップテープ送り機構22によってテープ回収部5c内へ送り込まれ回収される。
次に図5を参照して、テープスプライシングについて説明する。図5(a)に示すように、テープスプライシングにおいては、テープフィーダ5に既に装着されたキャリアテープ15の末尾部と新たに装着されるキャリアテープ15Aの先頭部とが、突合わせ線Eを介して継ぎ合わされる。ベーステープ16において突合わせ線Eを挟んだテープ貼付け代には、それぞれ部品ポケット16a、送り孔16bを覆う位置にスプライステープ28、29が上下両側から貼り付けられる。これにより、図5(b)に示すように、2つのキャリアテープ15,15Aは、継目部Jによって継ぎ合わされて1つの連続したキャリアテープとなる。
スプライステープ29には、長手方向にスリット29aが設けられている。これにより、スプロケット21の送りピン21aが送り孔16bに下方から嵌合する際に、送りピン21aがスリット29aを介して上方に突出し、テープ送りに支障がないようになっている。なお図5(a)においては、ベーステープ16からトップテープ17を剥離した状態を示しているが、テープスプライシングにおいては、スプライステープ28はトップテープ17の上側から貼り付けられる。
このテープスプライシング作業は専用治具を用いて行われ、突合わせ線Eを挟んだ2つの部品ポケット16a間のピッチp*が、ベーステープ16における既定のピッチpに等しくなるように、2つのキャリアテープ15,15Aの位置合わせが行われる。このとき作業誤差により、ピッチp*は必ずしも規定のピッチpに完全に一致せず、継ぎ合わせ後において継目部Jの近傍で部品ポケット16a間のピッチ誤差が生じたり、また2つのキャリアテープ15,15Aの長手方向のアライメントにミスが生じる場合がある。
このようなピッチ誤差やミスアライメントに起因して、継目部Jがピックアップ位置に接近した状態において、部品ポケット16aが正しいピックアップ位置にピッチ送りされない事態が生じる場合がある。すなわち、部品ポケット16aの位置合わせは、部品ポケット16aにスプロケット21の送りピン21aが係合することにより行われるが、上述のようなピッチ誤差やアライメント誤差が存在する場合には、各部品ポケット16aは必ずしも正確な位置に位置合わせされるとは限らず、吸着ノズル8aは部品ポケット16a内の電子部品Pを安定してピックアップすることができない。
このようなピックアップ動作の不安定を防止するため、本実施の形態においては、継目部Jを挟む所定長さ範囲にある部品ポケット16aから電子部品Pを除去し、電子部品Pが存在しない空テープ部分を設けるようにしている。これにより、位置がばらついている可能性がある継目部J近傍の部品ポケット16aを対象として、吸着ノズル8aがピックアップ動作を行うことによるピックアップミスを予め防止することができる。
図5に示す例では、キャリアテープ15の末尾の2つの部品ポケット16a、キャリアテープ15Aの先頭の4つの部品ポケット16a、すなわち6つの部品ポケット16aから予め電子部品Pを取り除くようにしている。これにより、図5(b)に示す継ぎ合わせ後のキャリアテープ15には、所定長さL1(=n(ここでは6)×p)の空テープの部分が形成される。所定長さL1は、継目部Jにおける誤差の程度を定量評価することによって決定される。
次に図6を参照して、キャリアテープ15のテープ送り過程において継目部Jを検出する継目検出手段について説明する。図6(a)はフレーム部材5aの先端部に設けられた上ガイド部18の平面図を示している。上ガイド部18に設けられた吸着開口部18a内には、部品ポケット16aが露呈されている。スプロケット21の送りピン21aは、吸着開口部18aの下流側において送り孔16bに係合する。上ガイド部18においてスプロケット21に相当する位置には、送りピン21aの逃がし用の溝部18cが設けられており、送り孔16bから上面側に突出した送りピン21aが上ガイド部18と干渉しないようになってい
上ガイド部18において送り孔16bの上方に対応する位置には、吸着開口部18aから上流側に隔てた位置に、継目検出用の開口部18bが設けられている。図6(b)に示すように、フレーム部材5aにおいて開口部18bに対応した位置には、反射型の光学センサであるセンサ30が下方から挿入されている。センサ30からの検出信号は継目検出部31に送られ、継目検出部31はセンサ30の検出信号に基づいてキャリアテープ15において継目部Jを検出する。
すなわち、キャリアテープ15の通常部分がセンサ30の上方を通過する場合には、送り孔16bがセンサ25と開口部18bとの間に位置したタイミングにて、センサ30からの光は送り孔16bと開口部18bを上方へ透過する。したがってこのタイミングにおいてはセンサ30は反射光を検出せず、これにより送り孔が検出されたことを示す信号が送られる。そしてこの送り孔検出信号が送り孔ピッチに対応したインターバルで反復して出力されることにより、継目検出部31は継目部無しと判断する。
これに対し、図6(b)に示すように、送り孔16bが接着テープ29によって閉塞された継目部Jがセンサ30の上方を通過する場合には、接着テープ29が貼着された範囲についてはセンサ30からの光はスプライステープ29によって反射されて送り孔16bが検出されない。そしてこの送り孔不検出状態が所定時間継続することにより、継目検出部31は継目部Jがセンサ30の位置を通過していることを検出する。したがって、センサ30および継目検出部31は、継目部Jがピックアップ位置の上流側の所定位置に到達したことを検出する継目検出手段となっている。
この電子部品実装装置は上記のように構成されており、以下電子部品実装装置において、テープフィーダ5によって電子部品を保持したキャリアテープ15をピッチ送りすることにより、搭載ヘッド8によるピックアップ位置に電子部品Pを供給する部品供給方法について、図7のフローに沿って図8を参照して説明する。
部品実装動作においては、部品供給部4に配列されたテープフィーダ5から吸着ノズル8aによって電子部品をピックアップして取り出して、基板3に移送搭載する部品搭載動作が反復して実行される。この過程において、いずれかのテープフィーダ5において供給リール14のキャリアテープ15で部品切れが発生すると、既にテープフィーダ5に装着されているキャリアテープ15と新たに装着されるキャリアテープ15Aとを継ぎ合わせるテープスプライシングが実行される(ST1)。このとき、前述のように、継目部Jを挟む所定長さ範囲(L1=n×pの範囲・・図8(a)参照)は、部品ポケット16a内
に電子部品Pが存在しない空テープとされる。
そしてこの後も、吸着ノズル8aによる電子部品のピックアップが継続して実行され、既装着のキャリアテープ15に保持された電子部品が吸着ノズル8aによって取り出される。この過程において、図8(a)に示すように、継目部Jがセンサ30の位置に到達し、図6に示す継目検出手段によって検出される(ST2)。そしてなお電子部品のピックアップを継続することにより、図8(b)に示すように、既装着のキャリアテープ15に保持された最後の電子部品P*がノズル8aによってピックアップされ、残部品のピックアップが完了する(ST3)。
継目部Jがセンサ30の位置に到達したタイミングにおける既装着のキャリアテープ15に保持された残部品数は既知であることから、上記タイミングからこの既知数だけピックアップ動作を反復した時点で、継目部Jがピックアップ位置の上流側の所定位置に到達したことが検知される。そしてこの検知を受けて、図8(b)に示す一括送り長さL2((n+1)×p)だけ、キャリアテープ15を単一送り動作でテープ送りする(ST4)。一括送り長さL2は、前述の所定長さL1に基づいて決定される。
これにより、図8(c)に示すように、新たに装着されるキャリアテープ15Aにおいて最先端の部品ポケット16a内に位置する電子部品Paがノズル8aによるピックアップ位置まで移動する。この状態においては、スプロケット21の送りピン21aは新たに装着されたキャリアテープ15Aの送り孔16bに係合している。したがって吸着開口部18aにおいては、送り孔16bと正しい相対位置にある部品ポケット16aは、安定して位置決めされた状態にある。そしてこの状態で新たに装着したキャリアテープ15Aからの部品ピックアップが開始される(ST5)。
すなわち上述の部品供給方法においては、テープフィーダ5に既に装着されたキャリアテープ15と新たに供給されるキャリアテープ15Aとを継ぎ合わせるテープスプライシングに際し、継目部Jを挟むキャリアテープの所定長さL1の範囲を電子部品Pが保持されていない空テープとする。そして部品供給のためにキャリアテープをピッチ送りするテープ送り動作において、継目部Jがピックアップ位置の上流側の所定位置まで到達したならば、キャリアテープを所定長さL1に基づいて設定される一括送り長さL2だけ、単一送り動作でテープ送りするようにしている。
これにより、テープスプライシングに起因する誤差によるピックアップ動作不具合を予め防止することを目的として、予め部品ポケットから電子部品を除去した空テープの部分を継目部近傍に設けた場合に、従来装置において生じていた不具合、すなわち、空テープの部分がピックアップ位置を通過する間に、搭載ヘッドが空ピックアップ動作を反復して実行することによる空動作時間の発生がなく、電子部品実装装置の作業効率を向上させることができる。
なお上記実施の形態においては、継目部Jがピックアップ位置の上流側の所定位置まで到達したことを、図6に示す継目検出手段による継目部Jの検出結果に基づいて検知する例を示しているが、このような継目検出手段を備えていないテープフィーダを用いる場合にあっても、本発明を適用することができる。この場合には、継目部Jを直接的に検出する替わりに、吸着ノズル8aによる部品吸着ミスの発生状況によって継目部Jのピックアップ位置への接近を間接的に検出する。
すなわち、図8(b)のように。既装着のキャリアテープ15の最後の電子部品P*を取り出した後には、空テープ部分がピックアップ位置を通過することから、このときには吸着ノズル8aが電子部品を吸着できないピックアップミスが連続して発生する。このと
き、所定回数(例えば3回)連続してピックアップミスが発生したならば、継手部Jがキャリアテープの一括送りを実行すべき所定位置に到達したとみなして、同様に単一送り動作で所定長さの一括テープ送りを行う。この方法によっても、空ピックアップ動作を多数回反復することによる実装動作効率の低下を減少させることができる。
本発明の電子部品実装装置における部品供給方法は、電子部品がピックアップされない空動作時間の発生を防止し、電子部品実装装置の作業効率を向上させることができるという効果を有し、部品供給部のテープフィーダから電子部品を取り出して搭載ヘッドに供給する部品供給方法に有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の構成説明図 本発明の一実施の形態におけるテープスプライシングの説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるキャリアテープの継目検出部の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品供給方法のテープ送り動作を示すフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品供給方法のテープ送り動作の動作説明図
符号の説明
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
8 搭載ヘッド
8a ノズル
15、15A キャリアテープ
16 ベーステープ
16a 部品ポケット
17 トップテープ
E 突合わせ線
J 継目部
P 電子部品

Claims (1)

  1. 部品供給部から搭載ヘッドによって電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装装置において、前記部品供給部に配列されたテープフィーダによって電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、前記搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する電子部品実装装置における部品供給方法であって、
    前記テープフィーダに既に装着されたキャリアテープと新たに供給されるキャリアテープとを継ぎ合わせるテープスプライシングに際し、継目部を挟むキャリアテープの所定長さ範囲を電子部品が保持されていない空テープとし、部品供給のためにキャリアテープをピッチ送りするテープ送り動作において、電子部品のピックアップミスが所定回数連続して発生した場合は前記継目部が前記ピックアップ位置の上流側の所定位置まで到達したとみなし、キャリアテープを前記所定長さに相当する一括送り長さだけ単一送り動作でテープ送りすることを特徴とする電子部品実装装置における部品供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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