JP4348633B2 - プロセスカートリッジ、ドラムカートリッジおよび現像カートリッジ - Google Patents
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Description
本発明の目的は、ドラムカートリッジに対して現像カートリッジが未装着の状態において、簡易な構成により、感光ドラムの表面がドラムカートリッジから露出されず、画像の劣化の原因となる感光ドラムの表面の受傷を防止できる、ドラムカートリッジ、そのドラムカートリッジに装着される現像カートリッジ、および、それらドラムカートリッジおよび現像カートリッジを備えるプロセスカートリッジを提供することにある。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記アーム部は、前記ガイド部によってガイドされる前記現像ローラの軸よりも、前記現像ローラの軸方向外方に配置される干渉回避部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、シャッター部材の開閉にわたる被作用部の回動軌跡は、軸部に対してカバー部の閉鎖位置側に位置している。そのため、現像カートリッジから、軸部に対してカバー部の閉鎖位置側のみにおいて被作用部に押圧を付与すれば、カバー部を閉鎖位置から開放位置に向けて開放することができる。
このような構成によると、アーム部と被作用部との、軸部まわりになす角度が鈍角である。そのため、被作用部に現像カートリッジからの押圧が付与されたときの、被作用部と現像カートリッジとの当接位置と、アーム部に支持されるカバー部との距離を、上記角度が鋭角である場合に比べて長くとることができる。そのため、被作用部に現像カートリッジからの押圧が付与されて、カバー部が閉鎖位置から開放位置に移動する時のストロークが大きくなる。よって、現像カートリッジをドラムカートリッジに装着したときに、感光ドラムを確実に露出させることができる。また、カバー部が閉鎖位置から開放位置に移動したときに、カバー部が閉鎖位置へ戻ろうとする復元力も、上記角度が鈍角である場合の方が、上記角度が鋭角である場合よりも大きくなる。よって、ドラムカートリッジから現像カートリッジを離脱したときに、カバー部の開放位置から閉鎖位置に向かう移動を円滑かつ確実に確保することができる。
このような構成によると、現像カートリッジから現像ローラの軸方向外方に向けて突出するように設けられた作用部により、シャッター部材を開放方向に回動させる押圧力を、シャッター部材にさらに確実に付与できる。
このような構成によると、現像カートリッジの現像側壁に設けられた作用部により、シャッター部材を開放方向に回動させる押圧力を、シャッター部材にさらに確実に付与できる。
請求項4に記載の発明によれば、シャッター部材の開閉と、現像カートリッジのドラムカートリッジに対する着脱とのさらなる円滑な操作を確保することができる。
請求項6に記載の発明によれば、現像カートリッジから、軸部に対してカバー部の閉鎖位置側のみにおいて被作用部に押圧を付与すれば、カバー部を閉鎖位置から開放位置に向けて開放することができる。
請求項9に記載の発明によれば、シャッター部材を開放方向に回動させる押圧力を、シャッター部材にさらに確実に付与できる。
図1は、本発明の現像カートリッジ、ドラムカートリッジおよびプロセスカートリッジを備える一実施形態としてのレーザプリンタを示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5を備えている。また、図2は、プロセスカートリッジの左側断面図であり、図3は、プロセスカートリッジの右側斜視図、図5は、現像カートリッジの右側側面図である。なお、図1においては、便宜上、後述するシャッター部材80は省略されている。また、図3においては、後述する右側壁97は省略されている。
図1に示すように、本体ケーシング2の一方側の側壁には、プロセスカートリッジ20を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に挿通されたカバー軸(図示せず)に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7を、カバー軸を中心として閉じると、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7を、カバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスカートリッジ20を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、前後方向に沿って着脱自在に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8の前端部の上方に設けられる分離ローラ9および分離パッド10と、分離ローラ9の後側(分離パッド10に対して用紙3の搬送方向上流側)に設けられる給紙ローラ11とを備えている。また、フィーダ部4は、分離ローラ9の前側上方(分離ローラ9に対して用紙3の搬送方向下流側)に設けられる紙粉取りローラ12と、その紙粉取りローラ12に対向配置されるピンチローラ13とを備えている。
給紙トレイ8の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板15が設けられている。この用紙押圧板15は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が下方に配置され、給紙トレイ8の底板16に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する供給位置との間で揺動可能とされている。
なお、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板15は、その自重によって、前端部が下方に移動し、用紙押圧板15が載置位置に位置される。用紙押圧板15が載置位置に位置されると、用紙押圧板15上に用紙3を積層状に載置することができる。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ20および定着部21を備えている。
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー22、fθレンズ23、反射鏡24、レンズ25および反射鏡26を備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されて、fθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が折り返され、さらにレンズ25を通過した後、反射鏡26によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ20の感光ドラム28の表面上に照射される。
プロセスカートリッジ20は、本体ケーシング2内におけるスキャナ部19の下方に設けられ、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。
このプロセスカートリッジ20は、ドラムカートリッジ27と、そのドラムカートリッジ27に着脱自在に装着される現像カートリッジ30とを備えている。
ドラムカートリッジ27は、ドラム側筐体76と、そのドラム側筐体76内に設けられる、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ31およびクリーニング部材32とを備えている。
ドラム側筐体76の後述する底壁98(図2参照)には、感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置よりも前方に用紙通過口67が形成されている。また、ドラム側筐体76の後述する後壁100には、転写位置よりも後方において用紙搬送口69が形成されている。また、用紙通過口67と用紙搬送口69との間には、用紙3を、転写位置を経由して搬送させるための通過路68が形成されている。
転写ローラ31は、ドラム側筐体76において、感光ドラム28の下方に設けられ、感光ドラム28と上下方向において対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成するように配置されており、このニップが上述した感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置となる。また、この転写ローラ31は、ドラム側筐体76の後述する左側壁96および右側壁97の間において回転自在に支持されている金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラとを備えている。転写ローラ31には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ31は、モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
また、図2に示すように、ドラムカートリッジ27には、現像カートリッジ30が装着されていないときに感光ドラム28の表面を保護するためのシャッター部材80が設けられており、以降にて詳説する。
図1に示すように、現像カートリッジ30は、ドラム側筐体76に着脱自在に装着される。そのため、この現像カートリッジ30は、プロセスカートリッジ20に装着された状態で、フロントカバー7の開閉により着脱口6を介してプロセスカートリッジ20を着脱させることで、本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
筐体62は、後側が開放されるボックス状をなし、その前後方向途中において、筐体60の内部を仕切るように仕切板40が設けられている。仕切板40によって仕切られた筐体62の前側が、トナーが収容されるトナー収容室41として区画されている。また、仕切板40によって仕切られた筐体62の後側が、供給ローラ37、現像ローラ38および層厚規制ブレード39が設けられる現像室42として区画されている。
トナー収容室41内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。トナーには、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。この重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
また、トナー収容室41内には、その中央にアジテータ回転軸43が設けられている。このアジテータ回転軸43は、筐体62の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向、以下同じ)に間隔を隔てて対向配置される両現像側壁44に、回転自在に支持されている。また、アジテータ回転軸43には、アジテータ45が設けられている。このアジテータ45は、モータ(図示せず)からの駆動力が、アジテータ回転軸43に入力されることにより回転される。
図1に示すように、モータ(図示せず)からの駆動力が、アジテータ回転軸43に入力されると、アジテータ回転軸43が、時計回りに回転され、アジテータ45が、アジテータ回転軸43を中心として、トナー収容室41を周方向に移動する。そうすると、トナー収容室41内のトナーが、アジテータ45によって攪拌され、開口部46から、現像室42に向かって放出される。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触するときに、感光ドラム28の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正極性に帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム28の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム28の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(c)定着部
定着部21は、プロセスカートリッジ20の後側に設けられ、定着フレーム53と、その定着フレーム53内に、加熱ローラ54および加圧ローラ55とを備えている。
加圧ローラ55は、加熱ローラ54の下方において、加熱ローラ54を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ55は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆するゴム材料からなるゴムローラとを備えている。加圧ローラ55は、加熱ローラ54の回転駆動に従って従動される。
定着部21から排紙トレイ56までの用紙3の排紙側搬送経路は、定着部21から略U字状に前側へ折り返されている。この排紙側搬送経路において、途中には搬送ローラ57が、下流側端部には排紙ローラ58が、それぞれ設けられている。
2.現像カートリッジのドラムカートリッジへの着脱に関する構成
(a)ドラムカートリッジの構成
図4は、プロセスカートリッジの上面図であり、図6は、図4において現像カートリッジを離脱した態様(ドラムカートリッジ)を示した図である。図7は、図3において現像カートリッジを離脱した態様を示す右側側面図(シャッターが閉じた態様を示した図)である。図8は、図3の右側側面図(シャッターが開いた態様を示した図)であり、図9は、プロセスカートリッジ(シャッターが開いた態様)の左側側面図である。なお、図7および図8においても右側壁97は省略されている。
左側壁96および右側壁97は、幅方向(感光ドラム28の軸方向)において、互いに間隔を隔てて対向配置されている。これら左側壁96および右側壁97は、側面視略L字形状をなし、それぞれ、側面視略船首形状の後側壁部105と、後側壁部105の前端縁の下側略半分部分から、前方に向かって連続して延びる側面視略矩形状の前側壁部106とを一体的に備えている。
前壁99は、左側壁96および右側壁97の各前側壁部106の前端縁間に架設されている。この前壁99には、プロセスカートリッジ20の着脱を操作するための取手70が設けられている。
天壁101は、左側壁96および右側壁97の後側壁部105の各上端縁間に架設されている。
また、左側壁96および右側壁97の各前側壁部106には、現像カートリッジ30の着脱時に現像ローラ軸50の軸端部を案内するためのガイド部としてのローラ軸案内部115が形成され、また、各後側壁部105には、このローラ軸案内部115の後端に連続して設けられ、ローラ軸案内部115に案内される現像ローラ軸50の軸端部を受け入れるローラ軸受入部116が形成されている。
ローラ軸受入部116は、ローラ軸案内部115の後端から連続して、各後側壁部105を前方に向かって側面視略コ字状に切り欠くように形成されている。
シャッター部材80は、上述したように、現像カートリッジ30が離脱されたドラムカートリッジ27において感光ドラム28の表面を保護するために設けられ、感光ドラム28の表面を覆うカバー部82と、カバー部82をドラム側筐体76に支持するための軸部81と、カバー部82と軸部81との間を連続するアーム部83とを一体的に備えている。
また、図9に示すように、アーム部83には、軸部81を中心とする回動範囲のうち、ローラ軸案内部115に沿って移動する現像ローラ軸50の移動範囲と重複する範囲において、現像ローラ軸50と干渉することがないように、幅方向外側に向かって窪む干渉回避部としての凹部84が形成されている(図3および図4参照)。図3および図4に示すように、この凹部84は、アーム部83の途中において、幅方向外側に屈曲するように設けられ、幅方向において、幅方向外側端部が現像ローラ軸50の軸端部よりも幅方向外側に配置されている。
カバー部82は、図8に示すように、感光ドラム28のドラム本体33と、ドラム軸34の軸方向にわたって対向するように延びる、側断面視円弧形状の薄板であり、各アーム部83の他端に架設され、各アーム部83により支持されている。
また、図7に示すように、右側壁97(図示せず)の支持孔58に支持されている軸部81には、付勢手段としてのコイルばね86が巻回されている。コイルばね86の巻回部から延出した一方の腕部は、右側壁97側のアーム部83に係止され、他方の腕部は、右側壁97から幅方向内側に設けられた係止部(図示せず)に係止されている。
なお、「閉鎖位置」に対する「開放位置」とは、図8に示すように、シャッター部材80のカバー部82が露出口63を開放し、感光ドラム28のドラム本体33の表面が露出口63から露出されている状態であって、現像カートリッジ30がドラムカートリッジ27に装着されたときの状態であり、以降にて詳説する。
図7に示した姿勢のドラムカートリッジ27において、その前方から現像カートリッジ30を現像カートリッジ収容部103へ装着する。まず、現像カートリッジ30において幅方向外側に突出した現像ローラ軸50の軸方向両端部(図5参照)が、ローラ軸案内部115に沿って、前方から後方に向かって案内され、斜め下方に向かい、その後、図9に示すように、略水平方向に後方へ案内され、ローラ軸受入部116に嵌合される。
上述した装着途中において、現像カートリッジ30の当接突起65が揺動突起85に当接して、現像ローラ軸50が上述した略水平方向に前方から後方に移動する間、揺動突起85に押圧を付与する。そうすると、てこの原理により、揺動突起85が力点となり、軸部81が支点となり、カバー部82およびアーム部83が作用点となって、コイルばね86の付勢力に抗して、アーム部83は、前側斜め上方(図8の矢印参照)に向かって、通過路68から離間して、開放位置に向かうように回動する。そして、シャッター部材80は、現像カートリッジ30のドラムカートリッジ27への装着の完了とともに、その回動を終了し、カバー部82が開放位置に配置される。
また、現像カートリッジ30のドラムカートリッジ27からの離脱は、上述した装着とは逆の動作となる。すなわち、図8に示すように、現像カートリッジ30が、現像カートリッジ収容部103に対して後方から前方に向かって離脱されるとともに、当接突起65が揺動突起85から離間する。そうすると、カバー部82はコイルばね86の付勢力によって、開放位置から閉鎖位置へと回動する。
3.本実施形態の作用効果
上記したように、このドラムカートリッジ27には、現像カートリッジ30が装着されていないときには、感光ドラム28のドラム本体33の表面を保護するために感光ドラム28の表面を覆うように閉鎖され、現像カートリッジ30が装着されたときには、感光ドラム28のドラム本体33の表面を現像ローラ38に接触するように対向させるために開放されるシャッター部材80が設けられている。詳しくは、図8に示すように、現像カートリッジ30をドラムカートリッジ27へ装着することにより、現像カートリッジ30の当接突起65がシャッター部材80の揺動突起85に当接されると、当接突起65からの押圧力が揺動突起85に付与されて、コイルばね86の付勢力に抗して軸部81を中心にアーム部83を介してカバー部82が回動することにより、カバー部82が開放される。一方、現像カートリッジ30をドラムカートリッジ27から離脱することにより、上述した押圧の付与が解除され、それに伴ってコイルばね86の付勢力によって、軸部81を中心にアーム部83を介してカバー部82が回動し、カバー部82が閉鎖される。
そのため、現像カートリッジ30のドラムカートリッジ27への装着時には、カバー部82が露出口63を開放して、ドラム収容部102と現像カートリッジ収容部103とが連通されるため、現像カートリッジ収容部103に装着された現像カートリッジ30からドラム収容部102へトナーを効率的に搬送することができる。また、現像カートリッジ30のドラムカートリッジ27への未装着時には、アーム部83がコイルばね86によって常に閉鎖位置の方向へ付勢されているので、感光ドラム28のドラム本体33の表面を露出させることなく、カバー部82により、確実に保護することができる。
そのため、現像カートリッジ30を現像カートリッジ収容部103に収容したときには、揺動突起85に当接突起65を確実に当接させて、当接突起65からの押圧力を軸部81に確実に伝えることができる。
そのため、シャッター部材80の開放位置におけるプロセスカートリッジ20の小型化を図ることができる。
そのため、現像カートリッジ30の当接突起65から揺動突起85に付与される押圧力を、軸部81を介してアーム部83に効率的に伝達することができる。
そのため、揺動突起85に現像カートリッジ30の当接突起65からの押圧力が付与されたときの、揺動突起85と当接突起65との当接位置と、アーム部83に支持されるカバー部82との最短距離Xを、上記角度が鋭角である場合に比べて長くとることができる。これにより、揺動突起85に当接突起65からの押圧力が付与されて、カバー部82が閉鎖位置から開放位置に移動する時のストロークが大きくなる。よって、現像カートリッジ30をドラムカートリッジ27に装着したときに、感光ドラム28を確実に露出させることができる。また、カバー部82が閉鎖位置から開放位置に移動したときに、カバー部82が閉鎖位置へ戻ろうとする復元力も、上記角度が鈍角である場合の方が、上記角度が鋭角である場合よりも大きくなる。そのため、ドラムカートリッジ27から現像カートリッジ30を離脱したときに、カバー部82の開放位置から閉鎖位置に向かう移動を円滑かつ確実に確保することができる。
また、カバー部82が閉鎖位置から開放位置まで回動するのに対応する、揺動突起85の遊端部の回動軌跡は、図7の鎖線矢印の範囲で示すように、軸部81に対して閉鎖位置側に位置するように設定されている。
また、図8に示すように、シャッター部材80は、現像カートリッジ30がドラムカートリッジ27へ装着されると、コイルばね86の付勢力に抗して、前側斜め上方(図8の矢印参照)に向かって、通過路68から離間するように、開放位置まで回動する。
また、当接突起65は、現像カートリッジ30の右側の現像側壁44から幅方向外側に突出するように設けられているので、現像カートリッジ30のドラムカートリッジ27への装着時には、ドラムカートリッジ27の前側壁部106の幅方向内側に設けられている揺動突起85に対して、カバー部材82を開放位置に移動させるための押圧力を確実に付与することができる。
20 プロセスカートリッジ
27 ドラムカートリッジ
28 感光ドラム
30 現像カートリッジ
38 現像ローラ
44 現像側壁
50 現像ローラ軸
65 当接突起
68 通過路
80 シャッター部材
81 軸部
82 カバー部
83 アーム部
84 凹部
85 揺動突起
86 コイルばね
96 左側壁
97 右側壁
102 ドラム収容部
103 現像カートリッジ収容部
115 ローラ軸案内部
Claims (9)
- 感光ドラムを有するドラムカートリッジと、現像ローラを有し、前記ドラムカートリッジに着脱可能な現像カートリッジと、を備えたプロセスカートリッジであって、
前記ドラムカートリッジは、
前記感光ドラムを収容するドラム収容部と、前記ドラムカートリッジに対する前記現像カートリッジの装着時において前記感光ドラムと前記現像ローラとが対向する対向方向において前記ドラム収容部と連通するとともに、前記感光ドラムの回転軸および前記対向方向と直交する直交方向の一端側が開放され、前記一端側から着脱可能に前記現像カートリッジを収容するカートリッジ収容部と、前記ドラム収容部および前記カートリッジ収容部に対して前記直交方向における他端側に設けられ、前記カートリッジ収容部から前記ドラム収容部へ記録媒体を通過させるための通過路と、を有する筐体と、
前記ドラム収容部と前記カートリッジ収容部との間において、前記ドラムカートリッジに対する前記現像カートリッジの着脱に連動して前記感光ドラムを被覆可能に開閉されるシャッター部材と、
を備え、
前記現像カートリッジは、前記シャッター部材に作用する作用部を有し、
前記シャッター部材は、
前記筐体の前記カートリッジ収容部側に回動可能に支持された回動部と、
前記回動部の回動軸が延びる方向と直交する方向において前記回動部から延出し、前記現像カートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されるときに前記作用部と当接して前記現像カートリッジからの押圧を受ける被作用部と、
前記回動部の回動軸が延びる方向と直交する方向であって前記被作用部と異なる方向において前記回動部から延出するアーム部と、
前記アーム部によって前記被作用部と連結され、前記ドラムカートリッジに対して前記現像カートリッジが非装着の状態において前記感光ドラムの表面で前記現像ローラに対向し得る対向部分を覆い、前記現像カートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されることで前記被作用部が前記現像カートリッジからの押圧を受けると、前記直交方向における前記現像カートリッジの前記一端側の表面に沿って、前記ドラムカートリッジに対する前記現像カートリッジの装着方向とは反対側に開き、前記対向部分を前記現像ローラへ露出させるカバー部と、
を有することを特徴とする、プロセスカートリッジ。 - 前記ドラムカートリッジは、前記現像カートリッジを収容するカートリッジ収容部を備え、
前記カートリッジ収容部は、前記感光ドラムの軸方向の端部に配置されるドラム側壁を備え、
前記被作用部は、前記ドラム側壁に対して、前記軸方向の内側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記ドラムカートリッジは、前記現像カートリッジを収容するカートリッジ収容部を備え、
前記カートリッジ収容部は、前記感光ドラムの軸方向の端部に配置されるドラム側壁を備え、
前記ドラム側壁には、前記現像カートリッジの前記ドラムカートリッジに対する装着において、前記現像ローラの軸を前記感光ドラムに向かってガイドするガイド部が設けられており、
前記シャッター部材は、前記ガイド部による前記現像ローラの軸のガイドを阻害しない位置に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記アーム部は、前記ガイド部によってガイドされる前記現像ローラの軸よりも、前記現像ローラの軸方向外方に配置される干渉回避部を備えていることを特徴とする、請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記シャッター部材は、
前記感光ドラムの表面と対向して、その表面を覆うカバー部と、
前記カバー部を支持するアーム部と、
前記アーム部を回動可能に支持する軸部と、
前記カバー部が前記感光ドラムを被覆するように、前記アーム部を付勢する付勢手段と
を備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。 - 前記シャッター部材の開閉にわたる前記被作用部の回動軌跡は、前記軸部に対して前記カバー部の閉鎖位置側に位置していることを特徴とする、請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記アーム部は、前記軸部から前記軸部の径方向に沿って延びるように設けられ、前記アーム部と前記被作用部とのなす角度が鈍角であることを特徴とする、請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記作用部は、前記現像カートリッジから前記現像ローラの軸方向外方に向けて突出するように設けられていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記現像カートリッジは、前記現像ローラの軸方向の端部に配置される現像側壁を備え、前記作用部は、前記現像側壁に設けられていることを特徴とする、請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
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