JP4346987B2 - 薬剤払出装置 - Google Patents
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Description
さらに、薬品類を整列収納したカセット(薬剤カセット)を多数並べて保持するとともに、各カセットにおける薬品類の収納数を自動計数するようになった薬品類収納装置(薬剤払出装置)も提供されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、薬剤整列機の複数配設や収集用コンベア等の付設に際し、前面の収容器を薬剤整列機における薬剤搬送路の始点とすれば終点にあたる排出部を背面に並べたため、薬剤整列機の排出部や収集用コンベア等の保守作業は、装置の背面側から行わなければならない。
したがって、この発明によれば、払出作業ばかりか保守作業も遣りやすい薬剤払出装置を実現することができる。
これにより、保守作業性すなわち保守作業の遣りやすさが更に向上する。
これにより、薬剤収集機構の保守作業も前方から行えることとなる。
この場合、薬剤を整列させてから一つずつ排出するようになっているので、薬剤がアンプル等の長めの薬剤であっても、薬剤を薬剤カセットにランダム収容することができる。さらに、薬剤カセットばかりか薬剤排出口も前面に配置されているので、薬剤の補充作業も取出作業も前方から行える。これにより、ランダム収容タイプの薬剤供給ユニットであっても、各種作業が前方から行うことができることとなる。また、このような薬剤供給ユニットは、薬剤払出装置の前面に多数配設されて、前方から各種作業を行える薬剤払出装置の実現に寄与する。したがって、この実施形態によれば、使い易く更に前面配設にも適した薬剤供給ユニットを実現することができる。
この場合、薬剤カセットが前方へ引出可能な状態で薬剤供給ユニットに装着されるようにもなっているので、例えば多数の薬剤供給ユニットが縦横に並んでいるようなときでも、薬剤カセットを引き出すことで、何れの薬剤供給ユニットについても薬剤補充が容易に行える。
この場合、ランダム収容が可能なことに加え、薬剤搬送手段と薬剤環流手段とによって整列機能が簡便に具現化されている。すなわち、薬剤が薬剤カセットから薬剤排出口へ搬送路上を搬送される際に薬剤の整列が試行されるが、そのときに整列状態から外れた薬剤は、薬剤環流手段によって搬送路に戻されて、再び整列試行の対象に含められるので、どの薬剤も何れは列に並ぶ。これにより、整列機能を発揮する機構部の構造を簡素化するに際して、一回の試行での整列機能に関しては不完全・不確実な程度まで簡素化しても、最終的には不都合の無い整列機能が発揮される。したがって、この実施形態によれば、ランダム収容タイプの薬剤供給ユニットを簡素な内部構造で安価かつ小形に実現することができる。このような薬剤供給ユニットは、薬剤供給ユニットを前面に多数配設する薬剤払出装置について、大幅なコスト低減にも、十分な種類の薬剤の払出にも、寄与する。
この場合、搬送路と前記薬剤環流手段とによる循環路の内側に回転盤が設けられ、この回転盤の回転によって薬剤の塊が崩される。この場合、回転盤が循環路の内側で回転することにより、薬剤が搬送されて、それに伴い、薬剤の塊が崩されて整列させやすい状態になるとともに、薬剤環流手段にて環流された薬剤の循環がより円滑に遂行されることにもなる。このように搬送路の一部と整列機能の一部と環流機能の補助とが回転盤という一つの可動部材によって具体化されるので、ユニットの内部構造が更に簡素なものになる。
この場合、ランダム収容が可能なことに加え、薬剤搬送手段と薬剤環流手段とによって整列機能が簡便に具現化されているうえ、薬剤搬送手段も薬剤環流手段も前面配設に好適なものとなっている。すなわち、薬剤搬送手段は、搬送路が奥の方で折り返す往復形となっているので、高さも幅も小さくて足りるようになっており、しかも、復路部分は整列機能を利用して幅が更に狭くなっている。また、そのように搬送経路が往路部分と折返部分と復路部分とを含んでいることを利用して、薬剤環流手段は、突体という極めて簡素な部材で具現されている。したがって、この実施形態によれば、ランダム収容タイプの薬剤供給ユニットを簡素な内部構造で安価に且つ横幅も高さも小さく実現することができる。このような薬剤供給ユニットは、薬剤供給ユニットを前面に多数配設する薬剤払出装置について、大幅なコスト低減にも、十分な種類の薬剤の払出にも、寄与する。
この場合、折返部分に設けられた回転盤を回転させると、回転盤は上面の中央が高く辺縁部が低いので、回転盤に乗り上げた薬剤は回転盤の縁部に転がり落ちて分散しながら搬送される。そのため、回転盤の回転によって、薬剤の塊が効率よく崩されるとともに、薬剤が往路から復路へ折返し搬送される。また、そのような回転盤は、復路部分の上方に設けられた突体すなわち薬剤環流手段による循環路の内側で回転するので、薬剤環流手段にて環流された薬剤の循環が、より円滑に遂行されることにもなる。このように搬送路のうちの折返部分と整列機能の一部と環流機能の補助とが回転盤という一つの可動部材によって具体化されるので、ユニットの内部構造が更に簡素なものになる。
この場合、ランダム収容が可能なことに加え、薬剤カセットにベルトコンベアが組み込まれ、このベルトコンベアの搬送面が薬剤カセットの内底になっているので、ベルトコンベアを作動させればカセット内の薬剤がカセットから搬出される。これにより、薬剤カセットの内底を搬出方向に傾斜させることなく水平にすることが可能となるので、薬剤カセットの内部を無駄なく薬剤の収容に供することができる。したがって、この実施形態によれば、使い易く而も前面配設に適し更に収容量も多い薬剤供給ユニットを実現することができる。
図1〜図5に示した実施例1は、上述した解決手段1,2(出願当初の請求項1,2)及び第1〜7実施形態を具現化したものであり、図6に示した実施例2は、その変形例である。また、図7に示した実施例3は、上述した解決手段3(出願当初の請求項3)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ベース,フレーム,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,ドライバ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
薬剤払出装置20は(図1(a),(b)参照)、多数の薬剤供給ユニット30(薬剤供給器)を配設して支持するために、縦横に(図では4段2列に)仕切られた棚体からなる。棚体の各区画は、前面が解放されていて、薬剤供給ユニット30を前方へ引出可能に装備するようになっている。引出可能であれば、レールやスライダ等を設けても良く、図示のように単に滑らせて引き出したり押し込んだりするようになっていても良い。各区画の背面・最奥部には、例えばAC100VやDC24V等の電力を供給するコンセントやレセプタクル等のコネクタが装着されている。この薬剤払出装置20は、各薬剤供給ユニット30を手操作する卓上型なので、給電可能な棚体で足りる。
また、ベルトコンベア41の先の折返部分には、ターンテーブル42(回転板,回転盤)が設けられている(図1(c)〜(f),図2(f)参照)。このターンテーブル42は、正方向に回転してアンプル10を往路部分52+41から復路部分43〜46へ搬送する他、アンプル10の塊を崩すため逆方向に回転したり、待ち合わせのため停止するようにもなっている。
ベルトコンベア45,46の両脇は薬剤供給ユニット30の側板と薬剤カセット50の側板とで規制されており、ミニブロック37のところを通過してベルトコンベア44上に搬送されて来たアンプル10であっても、斜めになって搬送路からはみ出ているものは、やはりベルトコンベア41上へ落ちて環流させられるようにもなっている。
詳述すると、補充直後は(図4(a)参照)、往路部分のベルトコンベア41上にも復路部分のベルトコンベア44,45,46上にもアンプル10が存在しないので、往路部分52+41も折返部分42も復路部分43〜46も順方向へ搬送する動作を行う。
このような順方向への搬送動作だけが続くと、ターンテーブル42上で或いはベルトコンベア41とターンテーブル42とベルトコンベア43との間で循環しているアンプル10が、切れにくい連なりや、崩れにくい塊になってしまうこともある。そのようなことを防止するために、この薬剤供給ユニット30では、順方向への搬送動作が長時間たとえば数十秒ほど行われた後に、逆方向への搬送動作が短時間たとえば数秒ほど行われる。逆方向の搬送動作は、循環路を含むベルトコンベア41とターンテーブル42とベルトコンベア43,44について行われる(図5(b)参照)。
なお、この手法は、他のコンベア間にも適用可能であり、他の薬剤にも有用である。
トレーコンベア75は、ベルトコンベア等からなり、図示しないトレー(搬器)を水平搬送するものである。
こうして、この薬剤払出装置70では、各種薬剤の収集と搬器での搬送とが自動で行われる。しかも、薬剤収集機構71〜73が装置前面に付設されていることから、薬剤供給ユニット30ばかりか薬剤収集機構71〜73も前方から取り扱えるので、保守作業等が遣りやすい。
このように、薬剤払出装置70は、自動払出も手動取出も任意に行える便利なものとなっている。
上記の各実施例では、薬剤供給ユニット30が4段2列に配設されていたが、薬剤供給ユニット30を何個設けるか、何段にするか、何列にするかは、何れも任意である。大小取り混ぜて配設しても良く、斜めに配設しても良い。
コネクタ35以外の給電手段も、薬剤供給ユニット30の押し込みに随伴して給電線の接続を確立するものであれば良い。
押ボタン33以外の操作部材も、指先等で操作して排出動作指示や設定値を入力できるものであれば良い。
ベルトコンベア52よりベルトコンベア41を少し低くし、及び/又は、ベルトコンベア41よりターンテーブル42を少し低くしても良い。これにより、逆方向の搬送動作時に薬剤が戻りすぎるのを簡便に回避することができる。
シャッター48を例えば門形にして複数個で駆動源を共用させても良い。これにより、駆動源を更に少なくすることができる。
20 薬剤払出装置
30 薬剤供給ユニット(着脱式逐次排出機)
31 排出口(薬剤取出口、薬剤排出口)
32 表示器(ユニット番号の表示手段)
33 押ボタン(操作部材、入力手段)
34 表示器(薬剤の残数等の表示手段)
35 コネクタ(給電線接続手段、給電手段)
36 コイルバネ(可撓性・弾性体の障害物)
37 ミニブロック(重畳薬剤還流用の突体)
38 ロッド(係合作動手段の固定部材)
39 ギヤ(歯車、駆動側の伝動部材)
41 ベルトコンベア(搬送経路の往路部分)
42 ターンテーブル(搬送経路の折返部分)
43 ベルトコンベア(搬送経路の復路部分)
44,45,46 ベルトコンベア(復路部)
47 スイッチ(センサ、薬剤有無検出手段)
48 シャッター(復路開閉部材、待機手段)
50 薬剤カセット(着脱式ランダム収容器)
51 透明窓(覗き窓)
52 ベルトコンベア(搬送経路の往路部分)
53 ギヤ(歯車、従動側の伝動部材)
54 バックドア(搬送経路往路の開閉部材)
55 ドアノブ(係合作動手段の可動部材)
60 薬剤供給ユニット(着脱式逐次排出機)
61 ガイドピン(ワイヤ、細線、支軸)
62 チューブ(樹脂スリーブ、遊動筒体)
70 薬剤払出装置
71 エレベータ(昇降機構、薬剤収集機構)
72 スライダ(水平移動機、薬剤収集機構)
73 ボックス(箱体、受器、薬剤収集機構)
74 薬剤投入開口
75 トレーコンベア(搬器搬送機構)
76 トレー搬出口
Claims (3)
- 薬剤カセットに収容されていたアンプル等の薬剤を整列させてから一つずつ排出する薬剤供給ユニットと、前面の解放された区画を複数有する支持体とを備えていて、前記支持体の各区画に前記薬剤供給ユニットが配設された薬剤払出装置であって、前記薬剤供給ユニットが前方へ引出可能な状態で前記支持体に装備されており且つ前面に薬剤の排出口が形成されていて前方からの操作に応じて薬剤排出を前記排出口へ行うものであり更に前面に薬剤カセット挿入用の開口が形成されその奥には薬剤カセット格納用の空間が確保されているものであり、前記薬剤カセットが前方へ引出可能な状態で前記薬剤供給ユニットに装着されるものであることを特徴とする薬剤払出装置。
- 前記薬剤供給ユニットへの給電が前記薬剤供給ユニットの後方への押込に随伴して確立されるものであることを特徴とする請求項1記載の薬剤払出装置。
- 前記薬剤供給ユニットの操作と排出薬剤の収集とを行う薬剤収集機構が前面側に付設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された薬剤払出装置。
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