JP4346362B2 - 情報記録媒体、情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

情報記録媒体、情報再生装置及び情報再生方法 Download PDF

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、光ディスク等の情報記録媒体及び当該媒体から情報を再生する技術に関する。
【0001】
【従来の技術】
CDやDVDに代表される光ディスクでは、ピットの長短で情報を記録している。しかし、例えば、不正コピー防止等のためのコピー制御用の情報を記録するため、ピットによる記録容量を減少させることなく別の記録領域を確保したいという要求がある。
【0002】
ピットの長短による方法以外の手段によって記録容量を高める方式として、ピットの位置を光ディスクの半径方向に変動させる技術が知られている。この技術は、ピットの位置を光ディスクの半径方向にウォブリングさせ、そのウォブルをスペクトラム拡散することで情報を記録するものである(例えば、特許文献1)
【0003】
この技術は、コピー制御用の情報を含む所定のデータに同期信号を付加し、これをランダムデータでスペクトラム拡散してウォブル信号を生成し、ウォブル信号に応じて記録マークの位置をウォブリングさせる。この場合、ウォブルがスペクトラム拡散されているため、所定のデータの秘匿性をある程度高めることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−85896号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、同期信号は、特定のデータパターンを有し、一定の周期で所定のデータに付加されている。従って、スペクトラム拡散されてランダマイズされているが、光ディスクからウォブル信号を再生し、再生したウォブル信号から特定のデータパターンの同期信号を検出される可能性がある。すると、同期信号を元に所定のデータブロックが抽出されてしまい、著作権等の情報に係るコピー制御用の情報解析の手がかりを与えてしまうという問題が生じる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題としては、記録されたコピー制御用の情報の秘匿性を確保する情報記録媒体を提供することが一例として挙げられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、第1データに応じて長短とされる記録マークが、第2データを所定の変調方式で変調して得た信号に応じて、当該記録マークの読取方向と交わる方向に変動した位置に形成された情報記録媒体であって、前記第2データのビット列は、前記第1データの特定の位置に含まれるビット列である所定のデータを用いて、所定の情報を非規則的パターン化したものであことを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録媒体から前記所定の情報を再生する情報再生装置であって、前記情報記録媒体に記録された前記記録マークを読取る読取手段と、前記読取手段の出力信号に基づき、前記第1データを再生する第1データ再生手段と、前記読取手段の出力信号に基づき、前記記録マークの変動位置を示すウォブル信号を生成するウォブル信号生成手段と、前記生成されたウォブル信号に基づいて前記第2データを再生する第2データ再生手段と、前記第1データの特定の位置に含まれるビット列を抽出して前記所定のデータを生成する復元用データ生成手段、前記第2データに対して、前記生成された所定のデータを用いて非規則的パターン化の逆処理を施して前記所定の情報を再生する情報再生手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録媒体から前記所定の情報を再生する情報再生方法であって、前記情報記録媒体に記録された前記記録マークを読取るステップと、前記読取手段の出力信号に基づき、前記第1データを再生するステップと、前記読取手段の出力信号に基づき、前記記録マークの変動位置を示すウォブル信号を生成するステップと、前記生成されたウォブル信号に基づいて前記第2データを再生するステップと、前記第1データの特定の位置に含まれるビット列を抽出して前記所定のデータを生成するステップ、前記第2データに対して、前記生成された所定のデータを用いて非規則的パターン化の逆処理を施して前記所定の情報を再生するステップとを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。本発明の一実施形態に係る情報記録媒体は、円盤状の形状をしており、例えば、CD(Compact Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などの種々の光ディスクが含まれる。
【0011】
情報記録媒体には、周回状のトラックに沿って記録マークがピットとして形成されている。この記録マークの長短に応じて第1データが記録される。また、トラックは、これを拡大して見ると、読取方向と交わる方向に蛇行している。トラックの蛇行はウォブルと呼ばれ、信号(ウォブル信号)に応じた形状となっている。ウォブル信号は、第2データを所定の変調方式で変調を施して得られる。換言すれば、記録マークはウォブル信号に応じてその読取方向と交わる方向に変動した位置に形成されている。
【0012】
ここで、第2データのビット列は、非規則的パターン化されている。非規則的パターンとは、同期信号等の周期的な特定のデータパターンや、あるいは、データ終了後に挿入される零データ等の規則的な値を含まないことを意味する。このため、情報記録媒体からウォブル信号を再生して、そこに記録されている第2データを再生しようとしても、第2データの開始位置を特定する手がかりとなる同期信号や零データといった規則的なパターンが存在しないので、第2データの秘匿性を大幅に向上させることができる。特に、第2データとして、不正コピー防止等のためのコピー制御用の情報を採用する場合には、不正な複製を有効に禁止することができる。
【0013】
また、第2データのビット列の一部又は全部は、所定のデータを用いて所定の情報を非規則的パターン化して得られたものであることが好ましい。更に、所定のデータは第1のランダムパターンあり、非規則的パターン化はランダム化であることが好ましい。この場合には、再生時に第1のランダムパターンを用いることによって、所定の情報を再生することができる。また、ランダム化処理としては、例えば、所定のランダムパターンと所定の情報とを演算すればよく、イクスシブルオア回路による乗算等が該当する。なお、第2データのビット列の一部が所定の情報をランダム化して得られたものである場合、残りのビット列は、何等かの方法により非規則的パターンとなっていることは勿論である。
【0014】
さらに、所定の変調方式は、第2データをスペクトラム拡散変調するものであり、第1のランダムパターンは、スペクトラム拡散変調に用いられる第2のランダムパターンと異なるパターンであることが好ましい。同一のランダムパターンを用いて乗算すると、スペクトラム拡散の演算によって、逆ランダム処理が施されることになるからである。このスペクトラム拡散によって、情報記録媒体からウォブル信号を再生してもノイズにしか見えないため、所定の情報の秘匿性をより一層向上させることができる。
【0015】
くわえて、所定のデータ(非規則的パターン生成データ)は、所定の規則に従って第1データから抽出されたビット列であることが好ましい。この場合には、第1データの内容によってパターンが変更されるので、固定のパターンを用いる場合と比較して、所定の情報の秘匿性を向上させることができる。ここで、所定の規則には、第1データの特定の位置に含まれるビット列を抽出するといった規則が含まれる。より具体的には、第1データに含まれるエラー訂正符号を所定のデータ(非規則的パターン生成データ)として採用してもよい。
【0016】
また、第2データは、第1ビット列と第1ビット列の終わりに続く第2ビット列とを含み、第1ビット列は所定のランダムパターンを用いて所定の情報をランダム化して得られたものであり、第2ビット列は所定のランダムデータであることが好ましい。一般に、あるデータ領域に容量の少ないデータを記録する場合、残りの領域を零データで満たす処理が行われることが多い。しかし、このような処理を実行すると、零データが特定のデータパターンとなって、第2データの先頭位置を解析する手がかりを与えることになりかねない。そこで、本実施形態では、第2ビット列として、零データで埋めるべき部分を所定のランダムデータを記録することによって、第2データの開始位置の特定を困難にして、所定の情報の秘匿性を向上させている。
【0017】
次に、本実施形態に係る情報再生装置について説明する。この情報再生装置は、所定の情報記録媒体から所定の情報を再生する。当該情報記録媒体には、長短とされる記録マークの長短によって第1データが記録されている。また、第2データを所定の変調方式で変調して得た信号(ウォブル信号)に応じて、記録マークがその読取方向と交わる方向に変動した位置に形成されている。さらに、第2データのビット列の一部又は全部は、所定のデータを用いて所定の情報を非規則的パターン化して得られたものである。
【0018】
情報再生装置は、読取手段、第1データ再生手段、ウォブル信号生成手段、第2データ再生手段、及び情報再生手段を備える。読取手段は、情報記録媒体に記録された記録マークを読み取る。第1データ生成手段は、読取手段の出力信号に基づき、第1データを再生する。ウォブル信号生成手段は、読取手段の出力信号に基づき、記録マークの変動位置を示すウォブル信号を生成する。第2データ再生手段は、生成されたウォブル信号に基づいて第2データを再生する。情報再生手段は、再生された第2データの一部又は全部に対して、非規則的パターン化の逆処理を施して所定の情報を再生する。
【0019】
この情報再生装置によれば、記録時の非規則的パターン化と逆処理を施すので、第2データから所定の情報を再生することが可能となる。この場合、第2データの開始位置を特定する手がかりとなる同期信号や零データといった規則的なパターンが存在しないので、第2データの秘匿性を大幅に向上させることができる。また、再生時における第2データの先頭は、例えば、第1データに含まれる同期信号に基づいて定めることができる。
【0020】
また、情報記録媒体において、所定のデータは第1のランダムパターンであると共に、非規則的パターン化がランダム化であるならば、情報再生手段は、第1のランダムパターンを用いて逆ランダム化処理を施して所定の情報を再生することが好ましい。さらに、所定のデータが、所定の規則に従って第1データから抽出されたビット列である場合、情報再生装置は、所定の規則に従って再生された第1データからビット列を抽出して所定のデータを生成する復元用データ生成手段を備え、情報再生手段は、再生された第2データの一部又は全部に対して、生成された所定のデータを用いて非規則的パターンの逆処理を施して所定の情報を再生することが好ましい。
【0021】
この情報再生装置によれば、所定の情報を再生するために必要なデータが第1データから抽出される。第1データのビット列は変化するので、非規則的パターンを固定化するとこなく変化させることができる。これによって、所定の情報の秘匿性をより一層向上させることができる。なお、所定の規則は、例えば、第1データに含まれる同期信号を基準として何バイト目のビット列といったようにビット列を指定してもよい。
【0022】
【実施例】
次に、本発明の好適な実施例について、図面を参照して説明する。本実施例では、情報記録媒体としてDVDを一例として取り上げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではないことは勿論である。
【0023】
<1.第1実施例>
<1−1.マスタリング装置>
図1は、マスタリング装置の全体構成を示すブロック図である。マスタリング装置100は、ディスク原盤DSを作成するための装置であり、記録ユニット2、ディスク原盤DSを回転させるスピンドルモータ3及びサーボユニット4を備える。ディスク原盤DSは、例えば、フォトレジストを塗布したガラス原盤として構成される。記録ユニット2は、レーザー光を照射するレーザーダイオード、レーザー光をディスク原盤DSに集光させる光学系、レーザーダイオード及び光学系を一体として、ディスク原盤DSの半径方向に移動させるスライダー装置を備える。レーザーダイオードは、ドライバ15から供給される駆動信号に応じたパワーのレーザー光を発光する。スライダー装置はサーボユニット4からの制御信号に従って、光学系及びレーザーダイオードをディスク原盤DSの半径方向に移動させる。
【0024】
サーボユニット4には、第1クロック信号CK1及びピット同期信号SYNCpが供給される。サーボユニット4は、これらの信号に同期して、スピンドルモータ3の回転を制御するスピンドルサーボ、レーザー光のフォーカスを制御するフォーカスサーボ及びスライダー装置を制御するスライドサーボを実行する。このうち、スライドサーボでは、螺旋状のトラックを形成するための信号にウォブル信号WBを加算して制御信号が生成され、この制御信号によってスライダー装置が制御される。
【0025】
第1クロック信号CK1は第1クロック信号発生回路21によって生成される。この例において、第1クロック信号CK1の周波数は10.5MHzである。第1クロック信号CK1はピットデータDPの時間基準となる。また、分周回路22は、第1クロック信号CK1を分周して第2クロック信号CK2等を生成する。第2クロック信号CK2の周波数は420KHzであり、ウォブル信号WBの生成に用いられ、その時間基準となる。
【0026】
図2にディスク原盤DSに形成されるトラックを示す。ディスク原盤DSには、周回状のトラックに沿って記録マークがピットPとして形成されている。この記録マークの長短に応じてピットデータDPが記録される。また、トラックは、これを拡大して見ると、読取方向と交わる方向に蛇行している。トラックの蛇行はウォブルと呼ばれ、ウォブル信号WBに応じた形状となっている。即ち、記録マークはウォブル信号WBに応じて読取方向と交わる方向に変動した位置に形成される。
【0027】
説明を図1に戻す。マスタリング装置100には、外部機器から入力データDinが供給される。入力データDinはインターフェース10を介してバッファ11に取り込まれる。バッファ11に取り込まれた入力データDinは、CPUの制御の下、ピットデータDPとウォブルデータDWaとに分割され、ピットデータメモリ12とウォブルデータメモリ16とに各々転送される。ピットデータDPは、例えば、画像や音声の情報を含み、ウォブルデータDWaは、例えば、不正コピー防止等のためのコピー制御用の情報を含む。なお、ピットデータDPは上述した第1データに相当し、ウォブルデータDWaは上述した所定の情報に相当する。
【0028】
CPUは、ピットデータメモリ12からピットデータDPを読み出してECC生成回路13に供給する。ECC生成回路13はピットデータDPのデータ順を予め定められた規則に従って並べ替えるスクランブル処理を施した後、エラー訂正コードを生成してこれに付加する。エラー訂正コードは、内符号(PI)及び外符号(PO)から構成される。DVD変調回路14は、ECC生成回路の出力データに変調を施したピットデータDPを生成する。このピットデータDPには、SYNCタイミング生成回路23で生成されたピット同期信号SYNCpが付加される。
【0029】
一方、ウォブルデータメモリ16に記憶されたウォブルデータDWaは、CPUの制御の下、そこから読み出されてランダム変換回路17Aに供給される。ランダム変換回路17Aは、所定のランダムパターンが記憶されている変換テーブルTBLを用いて、ウォブルデータDWaをランダム化してランダム化ウォブルデータDWbを生成する。ランダム変換回路17Aの変換テーブルTBLに記憶されたランダムパターンは、ランダム関数を用いて生成されるビット列であり、後述するスペクトラム拡散変調に用いられるランダムパターンと異なるパターンにより構成されている。この例のランダム変換回路17Aは、例えば、イクスシブルオア回路XORによって構成されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ランダムパターンを用いてランダム化するのであれば、ウォブルデータDWaにどのような演算を施してランダム化ウォブルデータDWbを生成してもよい。なお、ランダム化に用いられるランダムパターンは上述した所定のデータ及び第1のランダムパターンに相当する。
【0030】
ランダム化ウォブルデータDWbはECC生成回路18に供給される。ECC生成回路18はランダム化ウォブルデータDWbに基づいてエラー訂正コードを生成し、これを変換後のランダム化ウォブルデータDWbに付加する。エラー訂正コードが付加されたランダム化ウォブルデータDWbは上述した第2データに相当する。RANDテーブル20にはスペクトラム拡散に用いられるランダムパターンが記憶されている。このランダムパターンは拡散符号に相当し、ランダム関数を用いて生成されるビット列である。RANDテーブル20には第2クロック信号CK2が供給され、第2クロック信号CK2に同期してランダムパターンが読み出され、ランダムデータRNDとしてスペクトラム拡散変調回路19に供給される。
【0031】
スペクトラム拡散変調回路19は、エラー訂正コードが付加されたランダム化ウォブルデータDWbとランダムデータRNDとを乗算してスペクトラム拡散データSSを生成する。このスペクトラム拡散によって、光ディスクからウォブル信号WBを再生してもノイズにしか見えないため、ウォブルデータDWaの秘匿性をより一層向上させることができる。
【0032】
上述したようにランダム変換回路17Aで用いるランダムパターンとスペクトラム拡散変調に用いるランダムパターンとを異なるようにしたのは、同一のランダムパターンを用いて乗算すると、スペクトラム拡散の演算によって、逆ランダム処理が施され、スペクトラム拡散データSSがウォブルデータDWaと一致してしまいウォブルデータDWaの秘匿性が失われてしまうからである。
【0033】
ウォブル信号変換回路24は、スペクトラム拡散データSSをウォブル信号WBに変換する。この例のウォブル信号変換回路24は、バンドパスフィルタ又はローパスフィルタで構成されており、スペクトラム拡散データSSを帯域制限してウォブル信号WBを生成する。
【0034】
図3にピットデータDP及びスペクトラム拡散のソースデータのデータフォーマットを示す。本実施例では、エラー訂正コードが付加されるピットデータDPのデータ単位をECCブロックという。1個のECCブロックは16個のセクターを含み、1個のセクターは26個の同期フレームを含む。そして、同期フレームの先頭にピット同期信号SYNCpが配置される。
【0035】
また、スペクトラム拡散のソースデータは、ピットデータDPの1セクター期間に、14バイトのエラー訂正コード及び64バイトのランダム化ウォブルデータDWbを含む。また、図3に示すように、入力データDinのデータ単位はピットデータDP及びウォブルデータDWaから構成されている。そして、図1を参照して説明したように、入力データDinがピットデータDPとウォブルデータDWaとに分割され、ウォブルデータDWaに対してランダム変換処理が施されることにより、ランダム化ウォブルデータDWbが得られる。ウォブル信号WBは、ランダム化ウォブルデータDWbをスペクトラム拡散変調し、更に帯域制限して得られる波形となる。
【0036】
マスタリング装置100によって記録マークが形成されたディスク原盤DSは、現像され、レジスト原盤となる。この後、レジスト原盤を基にメッキを行う電鋳プロセスを経て、メタルマスタを1枚作成し、1枚のメタルマスタから複数枚のマザーを作成する。さらに、複数枚のマザーから複数枚のスタンパを作成する。このスタンパを用いてプラスッチック等の樹脂をプレス加工することによって光ディスク1が製造される。
【0037】
図3を参照して説明したように、スペクトラム拡散のソースデータは、ランダム化ウォブルデータDWbとエラー訂正コードにより構成されているため、そのビット列は非規則的パターンとなる。即ち、同期信号等の規則的なデータパターンを含まない。よって、光ディスク1からウォブル信号WBを再生して、そこに記録されているランダム化ウォブルデータDWbを再生しようとしても、そこにはランダム化ウォブルデータDWbの開始位置を特定する手がかりとなる同期信号等の規則的なパターンが存在しないので、ランダム化ウォブルデータDWb及びそこに含まれるウォブルデータDWaの秘匿性を大幅に向上させることができる。その結果、不正な複製を有効に禁止することができる。
【0038】
<1−2.情報再生装置>
次に、情報再生装置について説明する。図4は情報再生装置200の全体構成を示すブロック図である。光ディスク1には、第1クロック信号CK1に同期したピットデータDPが記録マークの長短によって記録されている。この例の記録マークはピットPであり、トラックはピット列によって構成される。トラックは、ランダム化ウォブルデータDWbに基づいて生成されたウォブル信号WBに応じて蛇行した形状になっている。ウォブル信号WBは第2クロック信号CK2に同期している。第1クロック信号CK1は第2クロック信号CK2のN(Nは自然数)倍の周波数を有する。この例では、N=25であり、第2クロック信号CK2は420KHz、第1クロック信号CK1は10.5MHzである。
【0039】
情報再生装置200は、光ディスク1に対して再生ビームを照射するとともに反射光に応じた信号を出力する光ピックアップ202と、光ディスク1の回転を制御するスピンドルモータ203と、サーボユニット222を備える。サーボユニット222には、第1クロック信号CK1及びピット同期信号SYNCpが供給される。サーボユニット222は、これらの信号に同期して、スピンドルモータ203の回転を制御するスピンドルサーボ、光ピックアップ202の光ディスク1に対する相対的位置制御であるフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを実行する。
【0040】
光ピックアップ202は、再生ビームを照射するレーザーダイオード、4分割検出回路を備える(図示略)。4分割検出回路は、再生ビームの反射光を図4に示す領域1A、1B、1C、1Dに4分割し、各領域の光量に応じた信号を各々出力する。ヘッドアンプ204は、光ピックアップ202の各出力信号を各々増幅し、領域1Aに対応する分割読取信号1a、領域1Bに対応する分割読取信号1b、領域1Cに対応する分割読取信号1c、及び領域1Dに対応する分割読取信号1dを出力する。尚、光ピックアップ202及びヘッドアンプ204は上述した読取手段に相当する。
【0041】
総和生成回路210は、分割読取信号1a、1b、1c、及び1dを加算して、総和読取信号SRFを出力する加算回路からなる。尚、総和読取信号SRFは、記録マークの長短を表す信号である。
【0042】
ピットデータ復調回路211は、総和読取信号SRFに基づいてピットデータDPを再生すると共に第1クロック信号CK1を生成する。総和生成回路210及びピットデータ復調回路211は上述した第1データ再生手段に相当する。図5は、ピットデータ復調回路211の構成を示すブロック図である。この図に示すようにピットデータ復調回路211は、第1クロック信号再生回路31、ピットデータ抜出回路32、同期信号検出回路33、ピットデータ復調回路34、及びデスクランブル回路35を備える。
【0043】
第1クロック信号再生回路31は、総和読取信号SRFに基づいてピットデータDPに同期した第1クロック信号CK1を再生する。ピットデータ抜出回路32は、総和読取信号SRFを2値化して得た2値化信号を第1クロック信号CK1でサンプリングして、ピットデータDPを再生する。
【0044】
同期信号検出回路33は、再生されたピットデータDPに含まれる同期パターンを検出し、ピット同期信号SYNCpを生成する。同期パターンは、他のピットデータに含まれていない特定のデータパターンであって、一定の周期を有する。ピット同期信号SYNCpは、同期パターンのタイミングを指示する信号である。
【0045】
ピットデータ復調回路34は、ピット同期信号SYNCpを基準位置として、再生されたピットデータDPを所定のテーブルを用いて復調して再生データを生成する。例えば、変調方式としてEFM変調が採用される場合には、14ビットのピットデータDPを8ビットの再生データに変換する処理が施される。デスクランブル回路35は再生データの順序を予め定められた規則に従って並べ換えるデスクランブル処理を実行し、処理済の再生データを出力する。
【0046】
このようにして得られた再生データは、図4に示すピットデータ訂正回路212へ供給され、そこで、エラー訂正処理や補間処理等が施された後、バッファ213に記憶される。インターフェース214はバッファ213に記憶されたデータを順次読み出して所定の出力形式に変換して外部機器へ出力する。
【0047】
プッシュプル信号生成回路220は、(1a+1d)−(1b+1c)を算出して、プッシュプル信号を生成する。成分(1a+1d)は、読取方向に対して左側の領域1A及び1Dに対応する一方、成分(1b+1c)は、読取方向に対して右側の領域1B及び1Cに対応する。即ち、再生ビームがピットに対して左側に偏っていれば、プッシュプル信号は振幅中心を基準として正極性となり、再生ビームがピットの中央に位置する場合はプッシュプル信号の値は振幅中心となり、再生ビームがピットに対して右側に偏っていれば、プッシュプル信号は振幅中心を基準として負極性となる。再生ビームとピットの相対的な位置は、トラックの蛇行に応じて変化し、プッシュプル信号の値は再生ビームとピットの相対的な位置関係を表している。即ち、プッシュプル信号は、トラックの蛇行に応じた信号である。
【0048】
プッシュプル信号はローパスフィルタ221を介してサーボユニット222へ出力される。サーボユニット222は、プッシュプル信号に基づいてトラッキング制御を実行する。また、プッシュプル信号はバンドパスフィルタ223に供給される。バンドパスフィルタ223の通過帯域は、記録時においてランダム変換されたウォブルデータDWbをスペクトラム拡散変調して得たウォブル信号WBをプッシュプル信号から抽出できるように設定されている。従って、バンドパスフィルタ223の出力信号は、光ディスク1からウォブル信号WBを再生したものとなる。なお、プッシュプル信号生成回路220及びバンドパスフィルタ223は上述したウォブル信号生成手段に相当する。
【0049】
図6にウォブル信号WB、2値化信号A、第1クロック信号CK1、第2クロック信号CK2、及びピット同期信号SYNCpのタイミングチャートを示す。コンパレータ224は、ウォブル信号WBを2値化した2値化信号Aを出力する。ウォブル信号WBは、周波数が低いので、ゼロクロス付近において波形の傾きが緩やかである。このため、2値化信号Aは大きなジッタ成分を有する。サンプリング回路225は、第2クロック信号CK2を用いて2値化信号Aをサンプリングして、データを抜き出してスペクトラム拡散データSSを再生する。なお、コンパレータ224及びサンプリング回路225は、上述したデータ再生手段に相当する。
【0050】
この例では、第1クロック信号CK1の周波数f1が10.5MHzであり、第2クロック信号CK2の周波数f2が420KHzであるため、分周回路226は、第1クロック信号CK1を1/25分周して第2クロック信号CK2を生成する。従って、図6に示すように第2クロック信号CK2の一周期の中に25個の第1クロック信号CK1が入る。また、分周回路226は、リセット端子Rの電圧がアクティブ(ローレベル)になると、リセットされるようになっており、このリセット端子Rにはピット同期信号SYNCpが供給される。従って、第2クロック信号CK2は、ピット同期信号SYNCpの立ち下がりによってリセットされ、その位相がピット同期信号SYNCpによって定まる。
【0051】
ピットデータDPには、25*K(Kは自然数)ビットの周期で同期パターンが挿入されており、同期パターンと第2クロック信号CK2の立ち上がりエッジが一致する関係にある。即ち、同期パターンは第2クロック信号CK2の自然数倍の周期を有する。この場合、図6に示すタイミングでピット同期信号SYNCpがアクティブとなると、分周回路226がリセットされ、ピット同期信号SYNCpと第2クロック信号CK2の位相が調整される。これによって、第2クロック信号CK2の立ち上がりエッジの発生タイミングを、より周波数の高い第1クロック信号CK1によって調整することができる。従って、2値化信号Aのエッジがジッタの影響を受けて揺らいでも、スペクトラム拡散データSSを正確に抜き出すことが可能となる。
【0052】
図4に戻り、説明を続ける。RANDテーブル227には、記録時のスペクトラム拡散変調に用いたランダムパターンが記憶されている。ランダムパターンは拡散符号に相当し、ランダム関数を用いて生成されるビット列である。RANDテーブル227には第2クロック信号CK2が供給され、第2クロック信号CK2に同期してランダムパターンが読み出されることにより、ランダムデータRNDが生成され、生成されたランダムデータRNDはスペクトラム拡散データ復調回路228に供給される。
【0053】
スペクトラム拡散復調回路228は、乗算回路(例えば、イクスシブルオア回路XOR)によって構成され、スペクトラム拡散データSSに逆スペクトラム拡散を施す。具体的には、再生されたスペクトラム拡散データSSは、乗算回路によってランダムデータRNDと掛け算される。これにより、ランダム化ウォブルデータDWbが再生される。この際、元々の信号帯域でない信号は、掛け算によって帯域外の信号に変換される。こうして再生されたランダム化ウォブルデータDWbは、エラー訂正回路229においてエラー訂正が施される。尚、コンパレータ224、サンプリング回路225、RANDテーブル227、及びスペクトラム拡散復調回路228によって、上述した第2データ再生手段が構成される。
【0054】
ランダム逆変換回路230Aは、記録時に、ウォブルデータDWaのランダム変換に用いたランダムパターンが記憶された変換テーブルTBLを用いて、ランダム化ウォブルデータDWbを逆変換する。ランダム逆変換回路230Aは乗算回路(例えば、イクスシブルオア回路XOR)を備える。具体的には、再生されたランダム化ウォブルデータDWbと、記録時と同一のランダムパターンとの乗算が実行され、ウォブルデータDWaが再生される。尚、ランダム逆変換回路230Aは上述した情報再生手段に相当する。
【0055】
このように、第1実施例の情報再生装置は、記録時に用いられた所定のランダムパターンと同じランダムパターンを用いてランダム化ウォブルデータDWbを逆変換するので、秘匿性の高いウォブルデータDWaを再生することが可能となる。
【0056】
<2:第2実施例>
<2−1:マスタリング装置>
図7は、マスタリング装置の全体構成示すブロック図である。第2実施例におけるマスタリング装置100の構成は、ランダム変換回路17Bの詳細な構成を除いて、図1に示すマスタリング装置100の構成と同様である。よって、第2実施例におけるマスタリング装置100について、ランダム変換回路17Bについてのみ、図7を参照して説明する。
【0057】
ランダム変換回路17Bには、ECC生成回路13がピットデータDPに基づいて生成するエラー訂正コードを構成する内符号(PI)及び外符号(PO)のうち、外符号(PO)が供給される。ランダム変換回路17Bは、外符号(PO)をランダムパターンとして用い、ウォブルデータDWaをランダム化してランダム化ウォブルデータDWbを生成する。ランダム化処理が乗算である場合、ランダム変換回路17Bは、例えば、イクスシブルオア回路XORによって構成することができる。なお、ランダム化処理の演算は、加算、減算、乗算、除算、又はこれらの組合せ、若しくは、所定の関数に従った演算が含まれる。
【0058】
図8に、第2実施例に係るピットデータDP及びスペクトラム拡散のソースデータのデータフォーマットを示す。第2実施例のピットデータDPは、図3を参照して説明した第1実施例におけるピットデータと同様のデータフォーマットにより構成されている。
【0059】
一方、スペクトラム拡散のソースデータのうち、ランダム化ウォブルデータDWbは、ピットデータDPに付加されるエラー訂正コードの外符号(PO)を用いて生成される。従って、第2実施例によれば、ピットデータDPの内容によって、ウォブルデータDWaのランダム化に用いられるランダムパターンが変更されるので、第1実施例のように固定のランダムパターンを用いる場合と比較して、ウォブルデータDWaの秘匿性をより一層向上させることができる。
【0060】
<2−2:情報再生装置>
次に、第2実施例の情報再生装置について説明する。図9は、情報再生装置200の全体構成を示すブロック図である。第2実施例における情報再生装置200は、ランダム逆変換回路230Bの詳細な構成を除いて、図4に示す情報再生装置200と同様に構成されている。尚、第2実施例における光ディスク1の主要な構成は、第1実施例と同様の構成となっている。
【0061】
ランダム逆変換回路230Bには、再生されたピットデータDPからピットデータ訂正回路212においてエラー訂正処理が施されたピットデータDPのエラー訂正コードの外符号(PO)が供給される。この外符号(PO)は、記録時にウォブルデータDWaのランダム化に用いたランダムパターンである。ランダム逆変換回路230Bは、この外符号(PO)を用いて、ランダム化ウォブルデータDWbを逆変換する。ランダム逆変換回路230Bは、乗算回路(例えば、イクスシブルオア回路XOR)を備える。ランダム逆変換回路230Bにおいて、ランダム化ウォブルデータDWbは、乗算回路で記録時と同一の外符号(PO)と掛け算され、ウォブルデータDWaが再生される。尚、第2実施例において、ピットデータ訂正回路212は上述した復元用データ生成手段に相当する。
【0062】
<3:第3実施例>
次に本発明の第3実施例について、図10を参照して説明する。上述した第1実施例又は第2実施例において、ウォブルデータDWaのデータ量が光ディスク1に割り当てられるデータ量に対して少ないことがある。このように、あるデータ領域に容量の少ないデータを記録する場合、残りの領域を零データで満たす処理が行われることが多い。例えば、図10(b)に示す例では、ウォブルデータDWaが第1ビット列601Aと第2ビット列601Cとから構成されている。第1ビット列601Aは実データであって、その最後には実データの終わりを指示するエンドマークがデータ値“FF”として付加されている。そして、エンドマークに続く第2ビット列601Bは、零データ“00”が埋められている。
【0063】
これに対して、本実施例では、図10(a)に示すように、ウォブルデータDWaは第1ビット列601Aと第2ビット列601Bとから構成されている。即ち、エンドマークに続いて、ランダムデータが第2ビット列601Bとして挿入されている。
【0064】
図10(b)に示す例では、零データが特定のデータパターンとなって、ウォブルデータDWaの先頭位置を解析する手がかりを与えることになりかねない。しかしながら、本実施例では、第2ビット列601Aを構成するデータ値は夫々適当な値を取るので、ウォブルデータDWaの開始位置の特定はより困難になる。よって、第3実施例によれば、ウォブルデータDWaの秘匿性をより高めることができる。
【0065】
上述したランダムデータを残りの領域に埋め込む処理は、例えば、図1及び図7に示すウォブルデータメモリ16とランダム変換回路17A又は17Bとの間にランダムデータ挿入回路を設け、これによって実行すればよい。なお、この例では、ウォブルデータDWaに対して処理を実行したが、ランダム化ウォブルデータDWbに対して同様の処理を実行してもよい。この場合には、ランダム変換回路17A又は17BとECC回路18との間にランダムデータ挿入回路を設ければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るマスタリング装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】ディスク原盤DSに形成されるトラックを示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るピットデータDP及びスペクトラム拡散のソースデータのデータフォーマットを示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る情報再生装置200の全体構成を示すブロック図である。
【図5】ピットデータ復調回路211の構成を示すブロック図である。
【図6】ウォブル信号WB、2値化信号A、第1クロック信号CK1、第2クロック信号CK2、及びピット同期信号SYNCpのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係るマスタリング装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るピットデータDP及びスペクトラム拡散のソースデータのデータフォーマットを示す説明図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る情報再生装置200の全体構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るウォブルデータ、及び第3実施例に対する比較例に係るウォブルデータのデータフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
17A、17B ランダム変換回路
100 マスタリング装置
200 情報再生装置
228 スペクトラム拡散復調回路
227 RANDテーブル
DWa ウォブルデータ
DWb ランダム化ウォブルデータ
SS スペクトラム拡散データ
CK1 第1クロック信号
CK2 第2クロック信号

Claims (7)

  1. 第1データに応じて長短とされる記録マークが、第2データを所定の変調方式で変調して得た信号に応じて、当該記録マークの読取方向と交わる方向に変動した位置に形成された情報記録媒体であって、
    前記第2データのビット列は、前記第1データの特定の位置に含まれるビット列である所定のデータを用いて、所定の情報を非規則的パターン化したものであことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記所定のデータは第1のランダムパターンであり、前記非規則的パターン化はランダム化であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記所定の変調方式は、前記第2データをスペクトラム拡散変調するものであり、
    前記第1のランダムパターンは、前記スペクトラム拡散変調に用いられる第2のランダムパターンと異なるパターンであることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記所定のデータとは、前記第1データに含まれるエラー訂正符号あることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  5. 請求項1に記載の情報記録媒体から前記所定の情報を再生する情報再生装置であって、
    前記情報記録媒体に記録された前記記録マークを読取る読取手段と、
    前記読取手段の出力信号に基づき、前記第1データを再生する第1データ再生手段と、
    前記読取手段の出力信号に基づき、前記記録マークの変動位置を示すウォブル信号を生成するウォブル信号生成手段と、
    前記生成されたウォブル信号に基づいて前記第2データを再生する第2データ再生手段と、
    前記第1データの特定の位置に含まれるビット列を抽出して前記所定のデータを生成する復元用データ生成手段
    前記第2データに対して、前記生成された所定のデータを用いて非規則的パターン化の逆処理を施して前記所定の情報を再生する情報再生手段と
    を備えることを特徴とする情報再生装置。
  6. 請求項に記載の情報再生装置であって、
    前記所定のデータは第1のランダムパターンであると共に、前記非規則的パターン化はランダム化であり、
    前記情報再生手段は、前記第1のランダムパターンを用いて逆ランダム化処理を施して前記所定の情報を再生することを特徴とする情報再生装置。
  7. 請求項1に記載の情報記録媒体から前記所定の情報を再生する情報再生方法であって、
    前記情報記録媒体に記録された前記記録マークを読取るステップと、
    前記読取手段の出力信号に基づき、前記第1データを再生するステップと、
    前記読取手段の出力信号に基づき、前記記録マークの変動位置を示すウォブル信号を生成するステップと、
    前記生成されたウォブル信号に基づいて前記第2データを再生するステップと、
    前記第1データの特定の位置に含まれるビット列を抽出して前記所定のデータを生成するステップ
    前記第2データに対して、前記生成された所定のデータを用いて非規則的パターン化の逆処理を施して前記所定の情報を再生するステップと
    を備えることを特徴とする情報再生方法。
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