JP4346171B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の室外機に係り、特に、室外機の電気部品回りの防水構造を改良した空気調和機の室外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内機と室外機とが分離している分離式の空気調和機では、通常、室外機は野外に設置されて風雨にさらされる機会が多い。室外機には、その内部に電気配線類を含む多くの電装品があり、結露水対策の断熱対策や外部からの水浸入防止のための防水対策を講じて電気配線の電気的絶縁維持を図る必要がある。
【0003】
そこで、従来の防水構造を有する室外機を図4に示す。
この図4において、符号10は分離式空気調和機の室外機を示す。室外機10の筐体は、前キャビネット11、後キャビネット12、上キャビネット13から構成されている。この筐体の内部には、室外熱交換器14、圧縮機など冷凍サイクルを構成する機械部品とともに、各種電装品の入った電気部品箱15が収納されている。電気部品箱15の回りには、結露対策、水浸入防止対策の必要な次のような箇所に発泡ポリエチレンを材料とする断熱材やシール材が貼り着けられている。
【0004】
16は、電気部品箱15の表面に結露が生じるのを防止するために、上キャビネット13の裏面に貼着されている結露対策用断熱材である。また、水の浸入防止対策としては、前キャビネット11のコーナー部には防水シール材17が、後キャビネット12のコーナー部には防水シール材18がそれぞれ裏側に接着剤で貼着されている。さらに、前キャビネット11と後キャビネット12の合わせ部には、その隙間からの水の浸入を防止するために防水シール材19が裏側に接着剤で貼着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の室外機にあっては、電気部品箱15回りの必要な箇所にそれぞれ結露対策用断熱材16、防水シール材17、18、19を個別に貼り付けているため、これらの部品点数が増え、貼り着ける工程だけ組立の工数がかかる。
また、近年では、廃棄された室外機を資源リサイクルを目的として回収しキャビネットなどの板金を再利用することが行われているが、結露対策用断熱材16や防水シール材17、18、19は接着材を用いて貼り着けられているため、リサイクルのために分解する際にこれを剥がすのに非常な手間がかかるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、防水および断熱の必要な箇所を個別に手当することなく十分な防水性能を十分に確保した上で、組立性、リサイクルのための分解・分別性に優れ、防水構造の部品点数、部品コストを削減できるようにした空気調和機の室外機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、室外機の前キャビネット、後キャビネット、上キャビネット、および筐体ベースから組み立てられる筐体内に各種電装品類が収容された電気部品箱を有する空気調和機の室外機において、前記電気部品箱を覆う防水カバーに、折り曲げて組立可能な展開形状を有する防水性および断熱性を有する発泡樹脂素材からなる防水カバーを用い、前記防水カバーは、前記電気部品箱の上面に接し結露防止断熱部としての平面部と、前記平面部から下方に延び、室内機の筐体上部コーナー部からの水の浸入を防止する防水部としての少なくとも1以上の側面部と、の一体構造からなり、前記防水カバーは、室外機の筐体の内寸に収まる外形寸法を有し、該防水カバーを、前記筐体の前キャビネット、後キャビネットの内側に曲がった各上縁部に前記平面部の周縁部を係合させることにより、前記室外機の筐体構造を利用して前記電気部品箱回りに位置決めするようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
この請求項1に係る発明によれば、防水シール材を個別に貼り付けることなく、防水カバーを電気部品箱回りに取り付けるだけで、結露防止と防水の必要な箇所を一度に手当することができ、しかも、接着材も一切使用することなく、筐体構造をそのまま利用することで簡単に取り付けることができるため、廃棄時の分解、分別の際の取り外しも簡単に行えることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による空気調和機の室外機の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態による空気調和機の室外機を示す。この室外機20の筐体は、前キャビネット11、後キャビネット12、上キャビネット13および筐体ベース21から組み立てられている。この室外機20の筐体の内部には、室外熱交換器14、圧縮機22、冷媒配管23などの冷凍サイクルを構成する機械構成部品が収容されている。24は熱交換器用のファンを示し、このファン24はボス25を介してファン用電動機26に取り付けられている。空気調和機の動力電気回路や制御回路に用いられる各種電装品が収容された電気部品箱15は、筐体上部において前キャビネット11の上部コーナー部14aに寄った位置に取り付けられている。
【0013】
符号30は、本発明で用いられる防水カバーを示している。この防水カバー30は、防水性および断熱性に優れた樹脂材料、好ましくは発泡ポリエチレンの板状素材を図3に示すような展開形状に裁断して、実際に電気部品箱15回りに取り付ける場合には、これを図1に示す立体形状に折り曲げることができるようになっている。
【0014】
この実施形態では、防水カバー30は、断熱部としての平面部31、防水部としての第1の側面部32、第2の側面部33a、第3の側面部33bの各部分が一体となっていて、平面部31に対してそれぞれ第1側面部32、第2側面部33a、33bとがミシン目やハーフカットなどの弱め線を介してつながっており、このミシン目などを入れることで第1側面部32、第2側面部33a、第3側面部33bが折れ曲がり易いようになっている。
【0015】
このような防水カバー30では、図1に示すように、平面部31は電気部品箱15の上面に密着して結露防止の断熱材として機能する部分であり、電気部品箱を余裕をもって十分に覆えるだけ面積を有し、かつ浸入した水を筐体内壁に沿わせて排水できるように、室外機筐体の内寸にちょうどぴったりと収まる外形寸法をもっている。他方、防水カバー30の第1側面部32の前側半分と第2側面部33aとは、前キャビネット11の上部コーナー部11aの内壁部に倣った形状に折れ曲がり、この上部コーナー部11aと上キャビネット13の板金合わせ部にわずかにできる隙間からの水の浸入を防止する防水材として機能する部分である。同じように、防水カバー30の第1側面部32の後側半分と第3側面部33bは、後キャビネット12の上部コーナー部12aの内壁部に倣った形状に折れ曲がり、この上部コーナー部12aと上キャビネット13の板金合わせ部にわずかにできる隙間からの水の浸入を防止する防水材として機能する。
【0016】
また、図1に示すように、それぞれ前キャビネット11と後キャビネット12の上部コーナー部11a、12aに防水カバー30の第1側面部32、第2側面部33a、第3側面部33bをあてがうようにして電気部品箱15の上に防水カバー30を載せ、その上から上キャビネット13を取り付けることによって、防水カバー30を上キャビネット13と電気部品箱の間で挟むようにして位置決めすることができる。さらに、この実施形態では、前キャビネット11の内側に曲がった上縁部11bおよび後キャビネット11の内側に曲がった上縁部12bに平面部31の周縁部を係合させることができるため、位置決めを確実にすることができる。また、防水カバー30には、第1側面部32に切れ目を入れて第1側面部32を折ったときに出っ張り部34となるようにすると、この出っ張り部34を上キャビネット13と後キャビネット12の配線開口部36の上方で内側に曲がった上縁部12cとで挟むようにして、さらに位置決めおよび位置ずれを防止することができる。
【0017】
このようにして、本実施の形態によれば、従来のように結露防止の断熱材シートを上キャビネット13の裏面に接着材を用いて貼り付け、さらに、各キャビネット11、12、13の板金合わせ部からの水の浸入を防止するために、前キャビネット11の上部コーナー部11aや後キャビネット12の上部コーナー部12aといった部分に防水シール材を個別に貼り付けることなく、防水カバー30を電気部品箱15回りに取り付けるだけで、結露防止と防水の必要な箇所を一度に手当することができる。しかも、前キャビネット11、後キャビネット12、上キャビネット13に特に手を加えることなく、接着材も一切使用することなく、そのもともとの筐体構造をそのまま利用することで防水カバー30を簡単に取り付けることができるため、廃棄時の分解、分別の際の取り外しも簡単に行えることができる。
【0018】
以上、本発明について、好適な実施形態を挙げて説明したが、防水カバー30の具体的な形状は室外機の仕様、構造等に対応させて変えられることはもちろんである。また、上述の実施形態は、防水カバー30を金型製作費をかけずに安価に製作できるように板状素材を折り曲げるようにしたが、本発明が適用される室外機の筐体構造に応じて、取り付け易く、断熱および防水効果の高い形状に金型を用いてモールド一体成形するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、防水および断熱の必要な箇所を個別に手当することなく十分な防水性能を十分に確保できるとともに、組立性、リサイクルのための分解・分別性を顕しく向上させ、さらに防水構造の部品点数、部品コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の室外機の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同空気調和機の室外機の組み立て分解図。
【図3】本発明による空気調和機の室外機に用いられる防水カバーの展開図。
【図4】従来の空気調和機の室外機の防水構造を示す斜視図。
【符号の説明】
11 前キャビネット
12 後キャビネット
13 上キャビネット
14 室外熱交換器
15 電気部品箱
20 室外機
21 筐体ベース
30 防水カバー
31 平面部(断熱部)
32 側面部(防水部)
33a、33b(防水部)

Claims (1)

  1. 室外機の前キャビネット、後キャビネット、上キャビネット、および筐体ベースから組み立てられる筐体内に各種電装品類が収容された電気部品箱を有する空気調和機の室外機において、
    前記電気部品箱を覆う防水カバーに、折り曲げて組立可能な展開形状を有する防水性および断熱性を有する発泡樹脂素材からなる防水カバーを用い、
    前記防水カバーは、前記電気部品箱の上面に接し結露防止断熱部としての平面部と、前記平面部から下方に延び、室内機の筐体上部コーナー部からの水の浸入を防止する防水部としての少なくとも1以上の側面部と、の一体構造からなり、
    前記防水カバーは、室外機の筐体の内寸に収まる外形寸法を有し、該防水カバーを、前記筐体の前キャビネット、後キャビネットの内側に曲がった各上縁部に前記平面部の周縁部を係合させることにより、前記室外機の筐体構造を利用して前記電気部品箱回りに位置決めするようにしたことを特徴とする空気調和機の室外機。
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