JP4341819B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置として、特許文献1に記載の如く、ギヤハウジングにラック軸を直線移動可能に支持し、ラック軸に備えたボールねじにボールを介して噛合うボールナットを設け、ギヤハウジングに電動モータを取付け、電動モータの回転軸に固定した駆動ギヤに噛合う従動ギヤを設け、この従動ギヤの回転力をボールナットに伝えるものがある。運転者がステアリングホイールを操舵し、ステアリング軸に接続したピニオンが噛合うラック軸を移動させる操舵力を、電動モータによりアシストするものである。
特許文献1の電動パワーステアリング装置は、従動ギヤをボールナットに一体的に固定化している。
特開平8-207796
特許文献1の電動パワーステアリング装置では、従動ギヤがボールナットに一体的に固定化されているから、ラック軸の軸方向に作用する操舵反力が、ボールナットから従動ギヤに伝わり、従動ギヤが軸方向に変位してしまい、従動ギヤと駆動ギヤのギヤ同士の噛合いが安定せず、異音も生ずる。
本発明の課題は、電動モータの回転をギヤにより、ラック軸に設けたボールナットに伝える電動パワーステアリング装置において、ギヤ同士の噛合いの安定を図ることにある。
請求項1の発明は、ギヤハウジングにラック軸を直線移動可能に支持し、ラック軸に備えたボールねじにボールを介して噛合うボールナットを設け、ギヤハウジングに電動モータを取付け、電動モータの回転軸に固定した駆動ギヤに噛合う従動ギヤを設け、この従動ギヤの回転力をボールナットに伝える電動パワーステアリング装置において、従動ギヤとボールナットを回転方向では噛合い、軸方向ではボールナットの変位が従動ギヤに伝わることがないように相対移動可能に接続するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ボールナットを第1ギヤハウジングに回転自在に支持し、前記電動モータを第2ギヤハウジングに取付け、前記駆動ギヤと従動ギヤを第2ギヤハウジングに支持し、前記ラック軸を第1ギヤハウジングと第2ハウジングに左右方向に直線移動可能に支持し、従動ギヤとボールナットがスプライン歯を介して同軸結合されてなるようにしたものである。
(請求項1)
a 従動ギヤとボールナットを軸方向で相対移動可能に噛合いさせたから、ラック軸の軸方向に作用する操舵反力が、ボールナットを軸方向に変位させても、この変位が従動ギヤに伝わることが回避される。これにより、従動ギヤと駆動ギヤのギヤ同士の噛合いは安定化し、異音も生じない。
b 駆動ギヤと従動ギヤの組付け、分解に際し、従動ギヤをボールナットから容易に切離しできるから、それらギヤ同士の組付け/分解作業性を向上できる。
(請求項2)
c 第1ギヤハウジングに支持したボールナットと、第2ギヤハウジングに支持した従動ギヤをスプライン歯を介して同軸結合したから、従動ギヤとボールナットの組付作業性を向上して上述a、bを実現できる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す一部破断の正面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3は従動ギヤとボールナットの接続構造を示す断面図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1に示す如く、ギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11Aと第2ギヤハウジング11B)を有し、このギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A)にステアリング入力軸12を支持し、入力軸12にトーションバー13を介して出力軸(不図示)を連結し、この出力軸にピニオン(不図示)を設け、このピニオンに噛合うラック軸14をギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A、第2ギヤハウジング11B)に左右方向に直線移動可能に支持している。入力軸12と出力軸の間には、不図示の操舵トルクセンサを設けている。操舵トルクセンサは、ステアリングホイールに加えた操舵トルクに起因するトーションバーの弾性ねじり変形により、入力軸12と出力軸の間に生ずる相対回転変位に基づき、操舵トルクを検出する。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸14の両端部をギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A、第2ギヤハウジング11B)の両側に突出し、それらの端部にタイロッド15A、15Bを連結し、ラック軸14の直線移動に連動するタイロッド15A、15Bを介して、左右の車輪を転舵可能にする。
電動パワーステアリング装置10は、電動モータ20をボルト21によりギヤハウジング11(第2ギヤハウジング11B)に取付け、電動モータ20の回転軸20Aに駆動ギヤ(傘歯車)22を同軸的にスプライン結合する。駆動ギヤ22は、ボールベアリング等からなる軸受23に支持される。軸受23の内輪はストッパリング24により駆動ギヤ22のシャフト22Aの外周に固定され、軸受23の外輪はロックナット25により第2ギヤハウジング11Bに固定される。
電動パワーステアリング装置10は、駆動ギヤ22に噛合う従動ギヤ(傘歯車)26を第2ギヤハウジング11Bに支持する。従動ギヤ26は、ボールベアリング等からなる軸受27に支持される。軸受27の内輪はストッパリング28により従動ギヤ26のボス26Aの外周に固定され、軸受27の外輪はワッシャ29A、ロックナット29Bにより第2ギヤハウジング11Bに固定される。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸14にボールねじ30を設け、ボールねじ30にボール31を介して噛合うボールナット32を有し、ギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A)に支持したボールベアリング等からなる軸受33によりボールナット32を回転自在に支持する。軸受33の内輪はボールナット32の外周に装填され、ボールナット32の一端のフランジ部32Aと、ボールナット32の外周の中間部の雄ねじ32Bに螺着されたロックナット34により固定され、軸受33の外輪はロックナット35により第1ギヤハウジング11Aに固定される。
電動パワーステアリング装置10は、電動モータ20の回転力を駆動ギヤ22から従動ギヤ26に伝え、従動ギヤ26の回転力をボールナット32に伝え、ボールナット32の回転運動をボールねじ30によって直線運動に変換してラック軸14に伝え、ラック軸14を直線移動させる。
以下、電動パワーステアリング装置10の動作について説明する。
(1)操舵トルクセンサが検出した操舵トルクが所定値より低いとき、操舵アシスト力は不要であり、電動モータ20は駆動されない。
(2)操舵トルクセンサが検出した操舵トルクが所定値を超えるとき、操舵アシスト力を必要とするから、電動モータ20が駆動される。電動モータ20の発生トルクに基づく駆動ギヤ22の回転力が、従動ギヤ26経由でボールナット32に伝えられ、ボールねじ30を介してラック軸14を直線移動させる操舵アシスト力になる。
電動パワーステアリング装置10は、従動ギヤ26とボールナット32の接続構造を以下の如くに有する(図2、図3)。
従動ギヤ26はボス内周に例えばインボリュートスプライン歯41を備える。ボールナット32はフランジ部32Aと反対側で、雄ねじ部32Bの側傍となる外周に例えばインボリュートスプライン歯42を備える。これにより、従動ギヤ26とボールナット32は、ラック軸14の周囲に該ラック軸14に対して同軸配置され、従動ギヤ26のスプライン歯41にボールナット32のスプライン歯42を同軸的にスプライン結合し、回転方向では噛合い、軸方向では相対移動可能に接続される。
電動パワーステアリング装置10は、以下の如くに組立てられる。
(1)第1ギヤハウジング11Aに軸受33を介してボールナット32を支持する。
(2)第2ギヤハウジング11Bに軸受23を介して駆動ギヤ22を支持し、軸受27を介して従動ギヤ26を支持する。
(3)第1ギヤハウジング11Aに支持されている上述(1)のボールナット32のスプライン歯42に、第2ハウジング11Bに支持されている上述(2)の従動ギヤ26のスプライン歯41をスプライン結合する。同時に、第1ギヤハウジング11Aのインロー部51を第2ギヤハウジング11Bの開口部52にOリングを介してインロー結合し、第1ギヤハウジング11Aと第2ギヤハウジング11Bをボルト53で固定する。
(4)電動モータ20の回転軸20Aを、第2ギヤハウジング11Bに支持されている上述(2)の駆動ギヤ22にスプライン結合する。同時に、電動モータ20のインロー部61を第2ギヤハウジング11Bの開口部62にインロー結合し、電動モータ20と第2ギヤハウジング11Bをボルト21で固定する。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
a 従動ギヤ26とボールナット32を軸方向で相対移動可能に噛合いさせたから、ラック軸14の軸方向に作用する操舵反力が、ボールナット32を軸方向に変位させても、この変位が従動ギヤ26に伝わることが回避される。これにより、従動ギヤ26と駆動ギヤ22のギヤ同士の噛合いは安定化し、異音も生じない。
b 駆動ギヤ22と従動ギヤ26の組付け、分解に際し、従動ギヤ26をボールナット32から容易に切離しできるから、それらギヤ同士の組付け/分解作業性を向上できる。
c 第1ギヤハウジング11Aに支持したボールナット32と、第2ギヤハウジング11Bに支持した従動ギヤ26をスプライン歯41、42を介して同軸結合したから、従動ギヤ26とボールナット32の組付作業性を向上して上述a、bを実現できる。
以上、本発明の実施例を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、駆動ギヤと従動ギヤは傘歯車からなるものに限らず、平歯車からなるものであっても良く、ウォームギヤとウォームホイールからなるものであっても良い。
図1は電動パワーステアリング装置を示す一部破断の正面図である。 図2は図1の要部拡大断面図である。 図3は従動ギヤとボールナットの接続構造を示す断面図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
11 ギヤハウジング
11A 第1ギヤハウジング
11B 第2ギヤハウジング
14 ラック軸
20 電動モータ
20A 回転軸
22 駆動ギヤ
26 従動ギヤ
30 ボールねじ
31 ボール
32 ボールナット
41、42 スプライン歯

Claims (2)

  1. ギヤハウジングにラック軸を直線移動可能に支持し、ラック軸に備えたボールねじにボールを介して噛合うボールナットを設け、
    ギヤハウジングに電動モータを取付け、電動モータの回転軸に固定した駆動ギヤに噛合う従動ギヤを設け、この従動ギヤの回転力をボールナットに伝える電動パワーステアリング装置において、
    従動ギヤとボールナットを回転方向では噛合い、軸方向ではボールナットの変位が従動ギヤに伝わることがないように相対移動可能に接続することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ボールナットを第1ギヤハウジングに回転自在に支持し、前記電動モータを第2ギヤハウジングに取付け、前記駆動ギヤと従動ギヤを第2ギヤハウジングに支持し、前記ラック軸を第1ギヤハウジングと第2ハウジングに左右方向に直線移動可能に支持し、従動ギヤとボールナットがスプライン歯を介して同軸結合されてなる請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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