JP4340861B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、色剤を含む有色インクと色剤を含まない無着色インクとを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷する印刷装置を制御する印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムに関する。
印刷媒体には多くの種類があるが、例えば、光沢紙と普通紙のように光沢の異なる媒体が存在し、写真等の高画質印刷に光沢紙を利用し、最高の画質を要求しないときに普通紙を利用するなどしている。光沢紙においては、インクの打ち込み量によって光沢の程度が異なるインクがあり、光沢のムラが生じることがある。そこで、色剤を含まない無着色インクを有色インクと共に使用して、印刷画像の光沢感を改善することが行われている。有色インクとしては、シアン系のインクC、マゼンタ系のインクM、イエロー系のインクY、墨色系のインクK、等が用いられる。
また、有色インクを不溶化する処理液(無着色インク)を被記録剤(印刷媒体)に吐出するノズルから同処理液を吐出するか否かを、ユーザーの選択により制御する技術も知られている(特許文献1参照)。
さらに、記録性向上液(無着色インク)を記録画像全体に吐出させる記録モードaと、記録性向上液を吐出しない記録モードcとを有し、必要に応じて、記録モードを切り替えて記録する技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平8−72230号公報 特開平8−216434号公報
ディスプレイの出力画像を要素色R(赤)、G(緑)、B(青)別の階調データで表現するRGBデータを、印刷装置で使用される有色インクに対応した要素色CMYKおよび無着色インクに対応した無色Cl別の階調データで表現するCMYKClデータに色変換し、CMYKClデータを用いて印刷装置に対する印刷制御を行う場合、色変換時に色変換テーブル(色変換LUT)が用いられる。同LUTは、CMYK別に階調データが格納されており、例えばRGB各17(17の3乗個)の格子点に対応した大量のデータを備えている。ここで、無着色インクを使用する印刷モードと無着色インクを使用しない印刷モードとを設けようとすると、それぞれの印刷モードで異なるLUTを準備して予めハードディスク等の所定の記録媒体に記憶させておく必要がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、無着色インクを使用可能な印刷装置において、有色インクに対する最適量の無着色インクを使用可能になるとともに無着色インクを使用しない場合に印刷画像の色にほとんど影響を与えずに色変換テーブルを記憶する記憶容量を低減させることが可能な印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムの提供を目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するため、本発明は、有色インクと無着色インク(以下、両インクとも記載)とを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷する印刷装置に対し、同無着色インクの使用可否の設定を表す設定情報に対応した印刷制御を行う印刷制御装置であって、色変換テーブルを参照することによって入力画像データを色変換するとともに色変換後の画像データを用いて印刷装置に印刷画像を印刷させる制御を行う第一制御手段と第二制御手段とを具備する構成としてある。ここで、入力画像データは、複数の要素色に対応した階調データからなる画像データである。また、色変換テーブルは、同複数の要素色に対応した階調データと、両インクの使用量に対応した階調データと、の対応関係を規定したテーブルである。
設定情報が無着色インクを使用する設定の情報であるとき、第一制御手段にて上記色変換テーブルが参照されて、入力画像データが両インクに対応した階調データからなる画像データに色変換される。そして、色変換後の両インクに対応する画像データに対して所定のハーフトーン処理が行われて同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータが生成され、当該データが用いられて、印刷装置に両インクについて複数の大きさのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御が行われる。
一方、設定情報が無着色インクを使用しない設定の情報であるとき、第二制御手段にて同じ色変換テーブルが参照されて、入力画像データが少なくとも有色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換される。そして、色変換後の少なくとも有色インクに対応する画像データに対して上記ハーフトーン処理が行われて少なくとも同有色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータが生成され、当該データが用いられて、印刷装置に無着色インクを使用させず有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御が実行可能とされている。
無着色インクを使用可能な印刷装置で無着色インクを使用しないようにしても、印刷画像の色にはほとんど影響しない。従って、以上の構成により、有色インクに対する最適量の無着色インクを使用可能になるとともに、無着色インクを使用しない場合に印刷画像の色にほとんど影響を与えないようにすることができ、無着色インクの使用可否の設定にかかわらず参照する色変換テーブルを共通化させて色変換テーブルを記憶する記憶容量を低減させることが可能となる。
ここで、上記有色インクは、溶媒に有色の色剤を混合したインクであって、印刷媒体に記録されたときに有色の色として見えるインクとしてもよい。同溶媒は、水と水溶性有機溶剤との混合溶媒のように水性の溶媒でもよいし、油性の溶媒でもよい。有色インクに含まれる色剤は、水溶性染料のような色剤(着色剤)でもよいし、不溶性ないし難溶性の顔料または染料のような色材(着色材)でもよく、当該色材(着色材)も本発明にいう色剤に含まれる。
上記無着色インクは、色剤が含まれていなければよく、例えば有色インクと同じ溶媒から構成してもよいし、有色インクのみで印刷されたときの印刷画像の光沢感を改善することができる光沢感改善インクでもよい。この改善インクを用いると、有色インクと同様の光沢を有するので好適である。同改善インクは、例えば、特開平8−60059号公報に記載されたように液媒体に酸化セリウム系紫外線吸収剤を含有させたインクでもよいし、液媒体に有機水溶性紫外線吸収剤を含有させたインクでもよいし、有色インクの色剤を不溶化または凝集させる成分(例えば色剤がアニオン性化合物の場合にはカチオン性物質)を液媒体に含有させたインクでもよい。これらのインクによれば、光沢紙における光沢ムラを低減することができるし、耐水性、耐光性を向上させることができる。
無着色インクには、色剤が含まれないことによって無色透明の無色インクを採用可能であるが、溶媒に由来したり上記色剤を不溶化等させる成分に由来したりして印刷画像の色にほとんど影響を与えない淡色となっているインクも含まれる。
ところで、上記印刷装置に対して上記無着色インクを使用させるか否かの指示入力を受け付け、上記設定情報を同受け付けた指示入力に対応する情報にしてもよい。無着色インクを使用させるか否かの指示を入力することができるので、利便性を向上させることができる。なお、指示入力は、様々な入力が考えられ、ユーザからの操作入力でもよいし、アプリケーションプログラム(APL)からの入力でもよい。
第一・第二制御手段の構成例として、上記第二制御手段は、上記同一の色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、上記有色インクのみに対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみを使用させて上記印刷画像を印刷させてもよい。すると、例えばハーフトーン処理やラスタライズ処理といった色変換後の処理において無着色インク用の処理を行う必要がなくなるので、印刷制御の処理速度を向上させることが可能となる。
上記同一の色変換テーブルに、上記有色インクの使用量に対応した有色用階調データと、上記無着色インクの使用量に対応した無色用階調データと、が格納されている場合、上記第二制御手段は、上記色変換テーブルを参照することによって上記入力画像データに対応する有色用階調データを取得し、当該有色用階調データのみから色変換後の画像データを生成してもよい。すると、色変換処理でも無着色インク用の処理が不要となるので、印刷制御の処理速度をさらに向上させることが可能となる。
なお、無着色インクを使用しないようにしても印刷画像の色への影響はほとんどないため、上記第二制御手段は、上記同一の色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、少なくとも上記有色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データに対して上記無着色インクの使用量に対応した階調データを上記有色インクに対応した階調データに振り分けることなく即座に上記第一制御手段と同じ色変換直後の処理を行って上記印刷装置に上記有色インクのみを使用させて上記印刷画像を印刷させる制御を実行させることができる。すなわち、無着色インクのみを使用するか否かを設定することによって、印刷制御の処理が複雑にならず、印刷制御の処理速度が向上する。
また、別の構成例として、上記印刷装置が両インクを使用して印刷媒体上にドットを形成することにより印刷画像を印刷する装置である場合、上記第二制御手段は、両インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データのうち上記有色インクの使用量に対応した階調データのみに対して上記ハーフトーン処理を行って同有色インクのみのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させてもよい。すると、色変換後の処理に色変換後の無着色インク用の階調データを使用させないようにすることができる。そして、第一・第二制御手段が行う色変換処理を同一にさせることができるので色変換処理を簡素化させることができるとともに、ハーフトーン処理や例えばラスタライズ処理といった色変換後の処理において無着色インク用の処理が不要となるので、印刷制御の処理速度を向上させることが可能となる。
なお、上記ハーフトーン処理は、様々な処理が考えられ、誤差拡散法のように階調数変換後の階調誤差を他の画素に拡散させるハーフトーン処理でもよいし、ディザ法のように所定のディザマトリクスを用いて階調数変換を行うハーフトーン処理でもよい。また、ドットの形成状況を表すデータは、様々なデータが考えられ、二値化されたデータでもよいし、四値等の多値化されたデータでもよい。
さらに、別の構成例として、上記第二制御手段は、両インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して同一の上記ハーフトーン処理を行って両インクのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データのうち上記有色インクに対応したデータのみを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させてもよい。すると、ハーフトーン処理後の処理にハーフトーン処理後の無着色インク用のデータを使用させないようにすることができる。そして、第一・第二制御手段が行う色変換処理とハーフトーン処理を同一にさせることができるのでこれらの処理を簡素化させることができるとともに、例えばラスタライズ処理といったハーフトーン処理後の処理において無着色インク用の処理が不要となるので、印刷制御の処理速度を向上させることが可能となる。
さらに、別の構成例として、上記印刷装置がラスタ毎にドットの形成状況を表すラスタデータを入力して両インクを使用して印刷媒体上で同ラスタ別に同ラスタデータに対応するドットを形成することにより印刷画像を印刷する装置である場合、上記第二制御手段は、両インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して同一の上記ハーフトーン処理を行って両インクのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データに対して同一の上記ラスタライズ処理を行って上記ラスタ毎に両インクのドットの形成状況を表すラスタデータを生成し、当該ラスタデータのうち上記有色インクに対応するラスタデータのみを上記印刷装置に対して出力することにより、上記有色インクのみのドットを上記印刷装置に形成させて上記印刷画像を印刷させてもよい。すると、印刷装置に無着色インク用のラスタデータを渡さないようにすることができる。そして、第一・第二制御手段が行う色変換処理とハーフトーン処理とラスタライズ処理を同一にさせることができるので、無着色インクを使用させる印刷制御用のプログラムをほとんどそのまま使用してこれらの処理を簡素化させることができる。従って、簡易な構成で無着色インクを使用しない場合に印刷画像の色にほとんど影響を与えずに色変換テーブルを記憶する記憶容量を低減させることが可能となる。
なお、上記ラスタライズ処理は、様々な処理が考えられ、マイクロウィーブ処理でもよいし、バンド送りによる処理でもよい。
さらに、別の構成例として、上記第二制御手段は、上記同一の色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データのうち上記無着色インクの使用量に対応した階調データのみを同無着色インクが使用されない階調データに置き換えて同無着色インクを使用させない画像データを生成し、当該画像データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみを使用させて上記印刷画像を印刷させてもよい。すると、第一・第二制御手段が行う色変換処理とハーフトーン処理とラスタライズ処理を同一にさせることができるので、無着色インクを使用させる印刷制御用のプログラムをほとんどそのまま使用してこれらの処理を簡素化させることができる。従って、簡易な構成で無着色インクを使用しない場合に印刷画像の色にほとんど影響を与えずに色変換テーブルを記憶する記憶容量を低減させることが可能となる。
以上のことから、請求項4記載の発明は請求項5,6,7,8記載の発明と比べて色変換処理を高速化させることができる点で有用であり、請求項3,4,5記載の発明は請求項6,7,8記載の発明と比べてハーフトーン処理を高速化させることができる点で有用であり、請求項3,4,5,6記載の発明は請求項7,8記載の発明と比べてラスタライズ処理を高速化させることができる点で有用である。一方、請求項7,8記載の発明は請求項3,4,5,6記載の発明と比べてラスタライズ処理を同一にさせて分岐処理を少なくさせる等により同処理を簡素化させることができる点で有用であり、請求項6,7,8記載の発明は請求項3,4,5記載の発明と比べてハーフトーン処理を同一にさせて分岐処理を少なくさせる等により同処理を簡素化させることができる点で有用であり、請求項5,6,7,8記載の発明は請求項4記載の発明と比べて色変換処理を同一にさせて分岐処理を少なくさせる等により同処理を簡素化させることができる点で有用である。
なお、上述した装置は、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもある等、発明の思想としては各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。また、上記構成に対応した所定の手順に従って処理を進めていくことも可能であるので、本発明は制御方法としても適用可能であり、請求項9にかかる発明も、基本的には同様の作用、効果を有する。さらに、ドットを形成して画像データに対応する画像を印刷する印刷手段を備える印刷システムとしても適用可能であり、基本的には同様の作用、効果となる。
本発明を実施しようとする際に、上記装置にて所定の制御プログラムを実行させる場合もある。そこで、請求項10に記載したプログラムでも、基本的には同様の作用、効果を有する。また、同プログラムを記録した媒体が流通し、同記録媒体からプログラムを適宜コンピュータに読み込むことが考えられるので、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能であり、基本的には同様の作用、効果を有する。
むろん、請求項2〜請求項8に記載された構成を上記方法やプログラムや記録媒体に対応させることも可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)第一の実施形態における印刷システムの構成:
(2)印刷制御装置の構成:
(3)印刷制御装置が行う処理の詳細:
(4)第二の実施形態:
(5)第三の実施形態:
(6)第四の実施形態:
(7)第五の実施形態:
(1)第一の実施形態における印刷システムの構成:
図1は、本発明にいう印刷制御装置であるパーソナルコンピュータ(PC)10、印刷装置(印刷手段)であるカラー印刷可能なインクジェットプリンタ20、等から構成された印刷システム100を示している。むろん、本発明に用いられるコンピュータは、PCに限定されない。PC10では、演算処理の中枢をなすCPU11がシステムバス10aを介してPC全体を制御する。同バス10aには、ROM12、RAM13、CD−ROMドライブ15、フレキシブルディスク(FD)ドライブ16、各種インターフェイス(I/F)17a〜e等が接続され、ハードディスクドライブを介してハードディスク(HD)14も接続されている。
HD14にはオペレーティングシステム(OS)やAPL等が記憶されており、実行時にCPU11によって適宜RAM13に転送され、実行される。また、本発明にいう印刷制御プログラムであるプリンタドライバ14aや、色変換テーブル(色変換LUT)14bや、図示しない階調変換テーブル(階調変換LUT)や、本発明にいう設定情報14cも記憶されている。USBI/F17aにはデジタルカメラ30等を接続可能であり、CRTI/F17bにはカラー画像データに基づいて当該画像データに対応する画像を表示するディスプレイ18aが接続され、入力I/F17cにはキーボード18bやマウス18cが操作用入力機器として接続され、プリンタI/F17eには例えばパラレルI/Fケーブル(シリアルI/Fケーブルも可)を介してプリンタ20が接続されている。
図2に示すプリンタ20は、色剤を含む有色インクとしてC、M、Y、レッド系のインクR(RGBデータのRとは異なる)、バイオレットV系のインクV、Kの計6色のインクを使用するとともに、色剤を含まない無着色インク(光沢感改善インク)としてClの1種類の無色インクを使用して、印刷用紙(印刷媒体)上にドットを形成することにより画像データに対応する印刷画像を印刷する。以下、説明の都合上Clも一つの色として記載することもある。ここで、Cインクは波長450〜500nm程度の分光反射率が大きく、Yインクは波長500〜700nm程度の分光反射率が大きく、Mインクは波長400〜500nm程度と600〜700nm程度の分光反射率が大きいので、500nm付近の分光反射率は3色とも大きい。そのため、CMYインクを組み合わせると500nm付近の分光反射率が他の波長の分光反射率より大きくなりがちとなる。一方、RインクとVインクは500nm程度の分光反射率が非常に小さいため、CMYインクにRVインクを組み合わせると、500nm付近の分光反射率は突出せず、光源の変化による色の変化が少ない印刷結果を得ることができる。
本実施形態の各有色インクは水性の溶媒にそれぞれC、M、Y、R、V、Kの色剤を混合したインクとされているが、油性の溶媒を用いたインクでもよい。Clインクは、有色インクと同じ水性の溶媒に、色剤と反応して色剤を不溶化させたり凝集させたりする物質を混合した透明のインクとされている。むろん、有色インクと異なる溶媒からなるインクも使用可能である。本実施形態のClインクは、溶媒内に有色の色剤が存在しないことによって無色になっている。有色インクとともに無着色インクを使用することによって、有色インクが少なく光沢が少ない部位に光沢を付加することができ、印刷画像の光沢のムラを少なくさせ、光沢感を改善することができる。また、溶媒に混合された物質により、Clインクは、有色インクとともに記録されることにより、有色インクのみの状態と比較して耐水性、耐光性を向上させることができる。
なお、無着色インクに有色インクと同一の溶媒を用いることにより、各有色インクと同様の光沢を与える性質が付与されている。そこで、有色インクのドット密度が小さいほど無着色インクのドット密度を大きくさせることによって、印刷画像の光沢のムラを確実に少なくさせることが可能となる。
なお、RVインクを用いるとメタメリズムの点で印刷画像の画質が良好になるが、RVインクを用いない4色の有色インクとClインクとを使用するプリンタを採用してもよいし、さらに異なる組み合わせの有色インクとClインクとを使用するプリンタを採用してもよい。また、インク通路内に泡を発生させてインクを吐出するバブル方式のプリンタや、色剤を含むトナーインク(有色インク)と色剤を含まないトナーインク(無着色インク)とを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷するレーザープリンタ等、種々の印刷装置を採用可能である。
本プリンタ20では、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/O24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27、等がバス20aを介して接続され、CPU21がROM22に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
通信I/O24はPC10のプリンタI/F17eと接続され、プリンタ20は通信I/O24を介してPC10から送信される色別のラスタデータを受信する。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつヘッド駆動部26aに対してラスタデータに対応する印加電圧データを出力する。同ヘッド駆動部26aは、同印加電圧データから印刷ヘッドに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成し、印刷ヘッドにClを含めて7色のインクをドット単位で吐出させる。I/F27に接続されたキャリッジ機構27aや紙送り機構27bは、印刷ヘッドを主走査させたり、適宜改ページ動作を行いながら印刷用紙を順次送り出して副走査を行ったりする。
本プリンタは、ピエゾ素子への電圧の印加パターンを変えることにより、インク滴の大きさを変更し、大中小の3種類の大きさのドットを形成可能である。そして、ラスタ毎にドットの種類を表現するドットデータからなるラスタデータを入力すると、プリンタはラスタデータに対応してインク量の異なる3種類のドットを印刷用紙上に形成する。
上記ラスタデータは、ラスタ毎に色別にドットの形成状況を表すデータであり、ドットを形成する色の情報が付加情報(例えばヘッダ情報)として付加されている。プリンタ20は、同ラスタデータを入力すると、付加情報に含まれる色に対応するインクを使用して、印刷用紙上でラスタ別に同ラスタデータに対応するドットを形成することにより印刷画像を印刷する。例えば、付加情報に含まれる色がCMYRVKのみである場合、Clインクを使用せずにCMYRVKインクのみを使用して印刷媒体上に画像を記録する。
(2)印刷制御装置の構成:
PC10では、OSにプリンタI/F17eを制御するプリンタドライバ等が組み込まれ、OSの一部となって各種の制御を実行する。APLは、OSを介してハードウェアとデータ等のやりとりを行う。プリンタドライバは、APLの印刷機能の実行時に稼働され、プリンタI/F19を介してプリンタ20と双方向の通信を行うことが可能であり、GDI等が組み込まれたOSを介してAPLから画像データを受け取ってプリンタ20に対して出力するラスタデータに変換し、プリンタ20に送出する。
図3は上記ハードウェアと上記制御プログラムとが協働して構築する印刷制御装置U0の構成を模式的に示す図であり、図4は上記印刷制御の処理を示すフローチャートであり、図5は印刷設定画面の表示例を示す図である。本装置U0は、各部U1〜U3,U11〜U16から構成され、HD14に記憶された設定情報14cに対応した印刷制御を行う。ここで、設定情報14cは、Clインクの使用可否の設定を表す情報であり、例えばClインクを使用する設定の情報に所定コード「1」を割り当ててClインクを使用しない設定の情報に所定コード「0」を割り当てるフラグ形式の情報等とすることができる。
APLに備わるAPL用印刷機能にてディスプレイ18aに表示される印刷実行メニューが選択されると、フローを開始し、指示入力部U1により、図5に示す印刷設定画面を表示して各種印刷パラメータを取得する処理を行う(ステップS100。以下、「ステップ」の記載を省略)。同画面では、印刷媒体の種類を選択入力可能な印刷媒体選択欄81a、印刷用紙のサイズを選択入力可能な選択欄81b、プリンタに対してClインクを使用させるか否かの指示入力を受け付けるモード設定選択欄81c、ボタン83d,eを表示する。マウスやキーボードから選択欄81a〜cへの操作入力を受け付け、OKボタン83dがクリック操作されると、各種印刷パラメータを取得する。ユーザが設定を行わない印刷条件項目については、前回の情報をデフォルト情報として取得する。ここで、モード設定選択欄81cにて「Clインク使用する」が選択操作されたときには設定情報14cを「Clインクを使用する設定」の情報とし、「Clインク使用しない」が選択操作されたときには設定情報14cを「Clインクを使用しない設定」の情報とする。すなわち、S100の処理を行うPCは、設定情報を指示入力に対応する情報にする指示入力手段を構成している。
Clインクを使用可能な印刷装置でClインクを使用しないようにしても、印刷画像の光沢感に影響が出るだけであり、印刷画像の色にはほとんど影響しない。そこで、Clインクの使用の可否を選択することができるようにしても、問題はない。そして、本印刷制御装置のユーザは好み等に応じて無着色インクの使用可否の指示を入力することができるので、本印刷制御装置は便利である。
次に、画像入力部U11により、多数(所定数)の画素別とされて複数の要素色に対応した階調データからなる画像データを入力し、広域RGB色空間内の256階調のRGBデータに変換する(ステップS110。以下、「ステップ」の記載を省略)。入力する画像データは、デジタルカメラ30からのデータや、CD−ROM15a等に記録したデータ等がある。同画像データは、画像をドットマトリクス状の多数の画素で階調表現したデータであり、sRGB色空間で定義されるRGBから構成された画像データや、YUV表色系におけるYUVから構成された画像データ、等がある。むろん、Exif2.2規格(Exifは社団法人電子情報技術産業協会の登録商標)に準拠したデータ、Print Image Matching(PIM:PIMはセイコーエプソン株式会社の登録商標)に対応したデータ、等でもよい。画像データの各成分も様々な階調数とされているので、sRGBやYUV表色系等の定義に従って、画像データを広域RGB色空間内のRGB各256階調(0〜255の整数値)のRGBデータに変換する。なお、データを部分的に読み込んでもよいし、データを格納したバッファ領域を表すポインタの受け渡しだけであってもよい。
さらに、解像度変換部U12により、印刷画像を印刷させる解像度に合わせて解像度を変換する、解像度変換処理を行う(S120)。本実施形態では、横方向の解像度をNx倍(Nxは1以上の整数)、縦方向の解像度をNy倍(Nyは1以上の整数)にする変換を行うことにしている。むろん、解像度を大きくする場合には線形補間により隣接する画素の階調データの間に新たなデータを生成し、解像度を小さくする場合には一定の割合でデータを間引き、解像度をそのままにする場合には上記RGBデータをそのまま解像度変換後の画像データとするようにしてもよい。
S130の条件別印刷制御処理では、詳しくは後述するが、設定情報14cの内容、すなわち、Clインクの使用可否別に処理を行う。設定情報がClインクを使用する設定の情報である(以下、「Cl使用設定」とも記載)とき、第一制御部U2が各部U13〜U16を利用して、RGBデータをCMYRVKCl計7種類のインクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、色変換後の画像データを用いてプリンタ20に有色インクおよび無着色インクを使用させて印刷画像を印刷させる制御を行う。一方、設定情報がClインクを使用しない設定の情報である(以下、「Cl不使用設定」とも記載)とき、第二制御部U3が各部U13〜U16を利用して、RGBデータを少なくともCMYRVK計6種類のインクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、色変換後の画像データを用いてプリンタ20に有色インクのみを使用させて印刷画像を印刷させる制御を行う。すなわち、第一制御部U2と各部U13〜U16とから第一制御手段が構成され、第二制御部U3と各部U13〜U16とから第二制御手段が構成される。
解像度変換後、色変換部U13により、色変換LUT14bを参照することによって、複数の要素色RGBに対応した階調データからなるRGBデータを、CMYRVKClインクまたは有色インクのみの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換する(S140)。より具体的には、解像度変換後のRGBデータを構成する各画素の階調データをLUT14bの格子点の階調データに変換するプレ変換処理を行い(S142)、プレ変換後のRGBデータを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、LUT14bを参照することによって、同RGBデータを、CMYRVKClインクまたは有色インクのみの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換する(S144)。
プレ変換処理とは、RGBデータのRGB色空間内における座標値(階調値)を、所定の階調数変換処理を用いて色変換LUTの格子点に対応する座標値(階調値)のいずれかに変換する処理である。例えば、特開平7−30772号公報に開示された手法を採用することができ、誤差拡散法や平均誤差最小法を用いてプレ変換後のRGBデータで表現される画像の局所的な領域における各画素の階調データの平均値がなるべくプレ変換前のRGBデータで表現される画像の局所的な領域における各画素の階調データの平均値に等しくなるように、一つ一つの階調データを近傍の格子点の階調データに変換していく。これにより、プレ変換を行わずに補間処理を行った場合とほとんど同等の色補正結果を得ることができ、色変換LUTの記憶容量を増やすことなく色変換処理を高速化させることができる。
図6は、HD14に記憶された色変換LUT14bの構造を模式的に示している。LUT14bは、変換前のRGBの3要素色に対応した階調データと、変換後のCMYRVKClの7要素色に対応した階調データと、の対応関係を複数の格子点(参照点)について規定した情報テーブルである。同LUTはCMYRVKCl別に階調データが格納されており、入力するRGBデータに一致するCMYRVKCl別の階調データが取得されるようになっている。LUT14bは、Clインクの使用の可否にかかわらず用いられる共通のLUTであり、有色インクの使用量に対応した有色用階調データD11と、無着色インクの使用量に対応した無色用階調データD12とが格納されている。
上記解像度変換処理で解像度をNx×Ny倍に大きくした場合、解像度変換前の画素に対応する解像度変換後のNx×Ny画素単位でプレ変換処理を行う。そして、Nyラスタ分について同じ処理を行った後に次のNyラスタについてNx×Ny画素単位の処理を行うことを繰り返す。
例えば、変換前の解像度が横360×縦360dpiであり、変換後の解像度(印刷画像の解像度と同じ)が1440×720dpiであるとき、4×2画素単位でプレ変換が行われる。ここで、RGB色空間内におけるプレ変換前のRGBデータの位置が格子点の位置ではないとき、RGBデータの近傍にある複数の格子点の階調データを用いる。このとき各格子点の階調データを4×2画素中における各画素に割り振る必要があるが、同RGBデータの位置と各格子点の位置との距離の逆数に比例するような割合で各格子点の階調データを割り振って4×2画素中における各画素の階調データとする。
むろん、S140では、プレ変換を行わずに色変換を行ってもよい。この場合、入力するRGBデータに一致するCMYRVKClがLUTに格納されていない場合には、同RGBデータに近い複数のRGBデータに対応する階調データを取得し、体積補間等の補間演算により色変換後の階調値を算出すればよい。
本実施形態では、Cl使用設定のとき、RGBデータをCMYRVKCl別の階調データ(有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データ)からなる画像データに色変換する。一方、Cl不使用設定のとき、RGBデータをCMYRVK別の階調データ(有色インクのみの使用量に対応した階調データ)からなる画像データに色変換する。
色変換の対象となる色変換直前のRGBデータが本発明にいう入力画像データとなるが、プレ変換の対象となるプレ変換直前の画像データや、解像度変換の対象となる解像度変換直前の画像データや、S110で入力した画像データも本発明にいう入力画像データとして捉えることも可能である。色変換後の画像データは、プリンタ20の印刷画像(出力画像)を表現する別の複数の要素色CMYRVKClまたはCMYRVK別の階調値からなる画像データであり、画像をドットマトリクス状の多数(所定数)の画素で階調表現した各要素色別の256階調のデータである。
色変換後、階調数変換処理部U14により、CMYRVKClインクまたは有色インクのみの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して所定の階調数変換処理(ハーフトーン処理)を行い、CMYRVKClインクまたは有色インクのみのハーフトーンデータ(ドットの形成状況を表すデータ)を生成する(S150)。S150の処理は、広義の階調数変換処理であり、具体的には以下に述べる処理を行っている。
図7は、階調数変換処理の具体例を示している。本実施形態では、まず、色変換後の要素色別に、色変換後の画像データを構成する各画素の階調データD21を変換対象として順次対象画素を移動させながら、HD14に記憶された階調変換テーブル(階調変換LUT)14dを参照して、対象画素の階調データを大中小のドットの種類別にインク使用量に対応するドット量を表すドット量データD22に変換する(S152)。ドット量データD22は、色変換後の画像データを構成するドットマトリクス状の多数の画素別にインクの種類別とされた多階調データである。次に、インクの種類別に、各画素のドット量データD22を変換対象として順次対象画素を移動させながら、全画素のドット量データに対して誤差拡散法やディザ法といった手法による二値化処理(狭義の階調数変換処理)を行って二値化し、大中小のドットの種類別の2階調データD23からなるハーフトーンデータを生成する(S154)。同ハーフトーンデータは、ドットの形成有無を表すデータであり、例えば階調値「1」をドット形成有り、階調値「0」をドット形成無しに対応させたデータとすることができる。
階調変換LUT14dは、インクの種類別に、変換前の256階調の階調データと、変換後のドット量を表すドット量データと、の対応関係を階調データの各階調値について規定した情報テーブルである。同LUTはCMYRVKCl別とされるとともに、各色用のLUTには、大ドットと中ドットと小ドットのそれぞれについてドット量を表すドット量データが格納されている。そして、入力する階調データに一致する大中小のドットの種類別のドット量データが取得されるようになっている。
むろん、S150では、インクの種類別に変換前の256階調の階調データと変換後の4階調のハーフトーンデータ(ドットの形成状況を表すデータ)との対応関係を規定した情報テーブルを参照して、色変換後の画像データを4階調のハーフトーンデータに変換する処理を行ってもよい。同ハーフトーンデータは、例えば階調値「3」を大ドット形成有り、階調値「2」を中ドット形成有り、階調値「1」を小ドット形成有り、階調値「0」をドット形成無しに対応させたデータとすることができる。
本実施形態では、Cl使用設定のとき、CMYRVKCl別の階調データからなる画像データをCMYRVKCl別かつドットの種類別の2階調データからなるハーフトーンデータに変換する。一方、Cl不使用設定のとき、CMYRVK別の階調データからなる画像データをCMYRVK別かつドットの種類別の2階調データからなるハーフトーンデータに変換する。
階調数変換後、インターレース処理部U15により、ハーフトーンデータに対して所定のインターレース処理(ラスタライズ処理)を行ってプリンタで使用される順番に並べ替え、CMYRVKClインクまたは有色インクのみのドットの形成状況が表されたラスタデータを生成する(S160)。その際、ドットを形成する色を表す付加情報を付加する。なお、インターレース処理では、マイクロウィーブ処理を行ってもよい。
そして、データ送出部U16により、ラスタデータをプリンタ20に対して出力するラスタデータ送出処理を行い(S170)、フローを終了する。すると、プリンタ20は、印刷画像を表現するラスタデータを入手し、同データに基づいて印刷ヘッドを駆動してインクを印刷用紙上に吐出し、画像データに対応する印刷画像を印刷する。
上記S150〜S170の処理は、色変換後の画像データを用いて印刷装置にインクを使用させて印刷画像を印刷させる制御を行っていることになる。ここで、ハーフトーン処理とラスタライズ処理を実行可能な印刷装置であれば色変換後の画像データをそのまま同印刷装置に出力することにより、印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
(3)印刷制御装置が行う処理の詳細:
図8は、上記S130の条件別印刷制御処理の詳細を示すフローチャートである。まず、解像度変換後のRGBデータに対して上記プレ変換を行い(S202)、設定情報14cに基づいて処理を分岐させる(S204)。設定情報14cがClインクを使用する設定の情報(例えばコード「1」)であるとき、S206〜S220,S232の処理を行う。一方、設定情報14cがClインクを使用しない設定の情報(例えばコード「0」)であるとき、S222〜S230,S232の処理を行う。すなわち、S204,S206〜S220,S232の処理を行うPCは第一制御手段を構成し、S204,S222〜S230,S232の処理を行うPCは第二制御手段を構成する。
Cl使用設定のとき、まずS206〜S210にて、図6の中段に示すように色変換LUT14bを参照することにより、入力画像データであるRGBデータを、CMYRVKClのインクの使用量に対応した階調データに色変換する。S206では、色変換を行っていないRGBデータの全画素の中から、色変換を行う対象画素を設定する。次に、CMYRVKClの要素色の中から色変換後の階調データを取得する対象要素色を設定し、対象画素の階調データに基づいて、LUT14bを参照することによって対象要素色の色変換後の階調データを順次取得する。わかりやすく説明するため、フローではS208でLUT14dの有色用階調データを参照することによって順次CMYRVKの有色用階調データを取得し、S210で同LUT14dの無色用階調データを参照することによってClの無色用階調データを取得する記載としてある。なお、未変換の画素が残っているときにはS206〜S210を繰り返し、全画素についてLUT14bを参照して入力画像データに対応する色変換後の階調データを取得する。これにより、入力画像データ全てについて、有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換することができる。
色変換後、CMYRVKClの要素色の中から階調数変換後のハーフトーンデータを生成する対象要素色を順次設定し、対象要素色について色変換後の画像データに対して上述した階調数変換処理を行ってCMYRVKClインクのドットの形成状況を表すハーフトーンデータを生成する。この処理を全要素色について行う。わかりやすく説明するため、フローではS212で順次CMYRVKの大中小ドットの形成有無を表すハーフトーンデータを生成し、S214でClの大中小ドットの形成有無を表すハーフトーンデータを生成する記載としてある。
階調数変換後、CMYRVKClの要素色の中からインターレース処理後のラスタデータを生成する対象要素色を順次設定し、対象要素色についてハーフトーンデータに対して上述したインターレース処理を行ってデータを並べ替え、CMYRVKClインクのドットの形成状況が表された中間的なラスタデータ(中間ラスタデータ)を生成する。この処理を全要素色について行う。わかりやすく説明するため、フローではS216で順次CMYRVKの大中小ドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成し、S218でClの大中小ドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成する記載としてある。そして、CMYRVKClのドットを形成することを表す情報等を付加情報として付加する等により最終的なラスタデータを生成する(S220)。
その後、S232に進み、上述したラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して、フローを終了する。
プリンタは、同ラスタデータを入力すると、付加情報に含まれるCMYRVKClのドットを形成することを表す情報に従って、全7色のインクを使用して、印刷用紙上でラスタ別に同ラスタデータに対応するドットを形成することにより印刷画像を印刷する。
一方、Cl不使用設定のとき、まずS222〜S224にて、図6の下段に示すように色変換LUT14bを参照することにより、RGBデータを、Clを除いたCMYRVKのみのインクの使用量に対応した階調データに色変換する。ここで用いる色変換LUTは、S208,S210で用いられるLUT14bと同一のLUTである。S222では、S206と同様、RGBデータの全画素の中から、色変換を行う対象画素を設定する。次に、CMYRVKの要素色の中から色変換後の階調データを取得する対象要素色を設定し、対象画素の階調データに基づいて、LUT14bを参照することによって対象要素色の色変換後の有色用階調データを順次取得する(S224)。なお、未変換の画素が残っているときにはS222〜S224を繰り返し、全画素について色変換後の階調データを取得する。これにより、入力画像データ全てについて、有色インクのみの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換することができる。
なお、Clインクを使用しないようにしても、印刷画像の色への影響はほとんどないため、色変換終了後、次の階調数変換処理を行う前に、Clインクの使用量に対応した階調データをCMYRVKのインクに対応した階調データに振り分けるといった、CMYRVKの階調データを修正する処理を行う必要はない。従って、印刷制御の処理は複雑とはならない。
色変換後、S212と同様、CMYRVKの要素色の中からハーフトーンデータを生成する対象要素色を順次設定しながら、色変換後の画像データに対して上記階調数変換処理を行ってCMYRVKインクのみの大中小ドットの形成状況を表すハーフトーンデータを生成する(S226)。
階調数変換後、S216と同様、CMYRVKの要素色の中からラスタデータを生成する対象要素色を順次設定しながら、ハーフトーンデータに対して上記インターレース処理を行ってCMYRVKインクのみのドットの形成状況が表された中間ラスタデータを生成する(S228)。そして、CMYRVKのドットを形成することを表す情報等を付加情報として付加する等により最終的なラスタデータを生成する(S230)。
その後、S232に進み、上記ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して、フローを終了する。
プリンタは、同ラスタデータを入力すると、付加情報に含まれるCMYRVKのドットを形成することを表す情報に従って、有色インクのみを使用して、印刷用紙上でラスタ別に同ラスタデータに対応するドットを形成することにより印刷画像を印刷する。
上述したように、Clインクを使用可能な印刷装置で無着色インクを使用しないようにしても、Clインクを用いた場合と比べて印刷画像の色にはほとんど影響しない。従って、Clインクを使用するか否かの設定にかかわらず参照する色変換テーブルを同じにすることができ、色変換テーブルのデータサイズを減らしてHD等の情報記憶媒体における色変換テーブルの記憶容量を低減させることが可能となる。
ここで、Cl不使用設定の場合、Cl使用設定の場合と比べてS210,S214,S218の処理が行われない。このように、色変換処理や階調数変換処理やインターレース処理においてClインク用の処理が不要となり、7色分の処理が6色分で済むことになる。また、色変換後のCMYRVKの階調データを修正する処理も不要である。従って、Clインクを使用する場合に行われる色変換処理や階調数変換処理やインターレース処理をそのまま用いる場合と比べて印刷制御の処理を高速化させることが可能となる。
なお、無着色インクを使用せずに有色インクのみを使用していた従来では、複数種類の有色インクの中から1種類以上のインクを使用しないようにすると印刷画像の色に大きく影響する(色が見た目の許容限度を超えて変化する)ことから、一部の有色インクを使用しないで画像を印刷させるためには専用の色変換テーブルを用意する必要があった。本発明では、使用の可否を選択するインクをClインクとしており、色が見た目の許容限度を超えて変化することがないので、同一の色変換テーブルを使用して色変換テーブルの記憶容量を低減させることができるという有用な効果が得られる。
ところで、本発明を実施する際に使用可能なコンピュータと印刷装置は、様々な構成が可能である。例えば、プリンタは、コンピュータと一体化されたものであってもよいし、単色画像のみを印刷する専用品であってもよい。
また、濃色のKと淡色のLkの二種類の墨色系インクを使用可能な印刷装置を用いてもよい。この場合、例えばRGBデータをCMYRVK’Cl別の階調データからなる画像データに色変換し(K’はLkのインク使用量をKのインク使用量に換算してさらにKのインク使用量を加算したインク使用量に対応する階調データ)、K’の階調データに対して所定の分版処理を行ってKの階調データとLkの階調データとを生成し、CMYRVKLkClのインクの使用量を表す階調データからなる画像データを用いて印刷装置に8種類のインクを使用させて印刷画像を印刷させる制御を行う。ここで、色変換前の階調データに対応する要素色はRGBであり、色変換直後の階調データに対応する別の要素色はCMYRVK’Clの7色であるが、K’の階調データはKインクとLkインクの両者の使用量を表すデータであるため、CMYRVK’Cl別の階調データを、本発明にいう有色インクおよび無着色インクの使用量に対応する階調データとすることができる。そして、上記分版処理を、本発明にいうハーフトーン処理の一部とすることができる。むろん、分版処理後のCMYRVKLkClのインクの使用量を表す階調データからなる画像データを、本発明にいう有色インクおよび無着色インクの使用量に対応する階調データとすることもできる。
(4)第二の実施形態:
図9は、第二の実施形態における上記S130の条件別印刷制御処理の詳細を示すフローチャートである。まず、Clインクの使用の可否にかかわらず、同一の色変換LUT14bを参照することにより、解像度変換後のRGBデータを、全7色のインクの使用量に対応した階調データに色変換する(S302)。その後、設定情報14cに基づいて処理を分岐させる(S304)。設定情報14cがClインクを使用する設定の情報であるとき、第一制御手段によりS306〜S314,S322の処理を行う。一方、設定情報14cがClインクを使用しない設定の情報であるとき、第二制御手段によりS316〜S320,S322の処理を行う。
Cl使用設定のとき、全7要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、色変換後の画像データに対して階調数変換処理を行って要素色別にハーフトーンデータを生成する。フローではS306で順次CMYRVKのインクドットの形成有無を表すハーフトーンデータを生成し、S308でClインクのドットの形成有無を表すハーフトーンデータを生成する記載としてある。
階調数変換後、全7要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行って要素色別に中間ラスタデータを生成する。フローではS310で順次CMYRVKのインクドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成し、S312でClインクのドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成する記載としてある。そして、CMYRVKClのドットを形成することを表す付加情報を付加する等により最終的なラスタデータを生成し(S314)、ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して(S314)、フローを終了する。すると、プリンタは、付加情報に従って全7色のインクを使用し、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。
S310〜S314,S322により、ハーフトーンデータを用いてプリンタに有色インクおよび無着色インクのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
一方、Cl不使用設定のとき、S306と同様、CMYRVKの要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、色変換後の画像データに対して階調数変換処理を行ってCMYRVKインクのみに対応するハーフトーンデータを生成する(S316)。しかし、Clインクの使用量に対応する階調データは使用せず、その結果としてClインクに対応するハーフトーンデータを生成しない。このようにして、色変換後の画像データのうち有色インクの使用量に対応した階調データのみに対してハーフトーン処理を行って有色インクのみのドットの形成状況を表すデータを生成する。
階調数変換後、S310と同様、CMYRVKの要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行ってCMYRVKインクのみのドットの形成状況が表された中間ラスタデータを生成する(S318)。そして、CMYRVKのドットを形成することを表す付加情報を付加する等により最終的なラスタデータを生成し(S320)、ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して(S322)、フローを終了する。すると、プリンタは、付加情報に従って有色インクのみを使用し、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。
S316〜S322により、ハーフトーンデータを用いてプリンタに有色インクのみのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
以上の処理によっても、Clインクを使用の可否にかかわらず参照する色変換テーブルを共通化することができ、色変換テーブルの記憶容量を低減させることが可能となる。
ここで、Cl不使用設定の場合、Cl使用設定の場合と比べてS308,S312の処理が行われない。このように、階調数変換処理やインターレース処理においてClインク用の処理が不要となるし、また、色変換後のCMYRVKの階調データを修正する処理も不要であるので、Clインクを使用する場合に行われる階調数変換処理やインターレース処理をそのまま用いる場合と比べて印刷制御の処理速度を向上させることが可能となる。
(5)第三の実施形態:
図10は、第三の実施形態における上記S130の条件別印刷制御処理の詳細を示すフローチャートである。まず、Clインクの使用の可否にかかわらず、同一の色変換LUT14bを参照して、RGBデータを全7色のインクの使用量に対応した階調データに色変換し(S402)、色変換後の画像データに対して階調数変換処理を行ってCMYRVKClのインクドットの形成状況を表すハーフトーンデータを生成する(S404)。その後、設定情報14cに基づいて処理を分岐させる(S406)。設定情報14cがClインクを使用する設定の情報であるとき、第一制御手段によりS408〜S412,S418の処理を行う。一方、設定情報14cがClインクを使用しない設定の情報であるとき、第二制御手段によりS414〜S416,S418の処理を行う。
Cl使用設定のとき、全7要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行って要素色別に中間ラスタデータを生成する。フローではS408で順次CMYRVKのインクドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成し、S410でClインクのドットの形成有無が表された中間ラスタデータを生成する記載としてある。そして、CMYRVKClのドットを形成することを表す付加情報を付加する等により最終的なラスタデータを生成し(S412)、ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して(S414)、フローを終了する。すると、プリンタは、付加情報に従って全7色のインクを使用し、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。
S408〜S412,S418により、ハーフトーンデータを用いてプリンタに有色インクおよび無着色インクのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
一方、Cl不使用設定のとき、S408と同様、CMYRVKの要素色の中から対象要素色を順次設定しながら、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行ってCMYRVKインクのみのドットの形成状況が表された中間ラスタデータを生成する(S414)。しかし、Clインクに対応するハーフトーンデータは使用せず、その結果としてClインクに対応するラスタデータを生成しない。言い換えると、階調数変換処理からインターレース処理へClインク用のハーフトーンデータを渡さず、有色インク用のハーフトーンデータのみを渡すようにしているとも言える。
そして、CMYRVKのドットを形成することを表す付加情報を付加する等により最終的なラスタデータを生成し(S416)、ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して(S418)、フローを終了する。すると、プリンタは、付加情報に従って有色インクのみを使用し、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。
このようにして、ハーフトーンデータのうち有色インクに対応したデータのみを用いてプリンタに有色インクのみのドットを形成させて印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
以上の処理によっても、Clインクを使用の可否にかかわらず参照する色変換テーブルを同じにすることができ、色変換テーブルの記憶容量を低減させることが可能となる。
ここで、Cl不使用設定の場合、Cl使用設定の場合と比べてS410の処理が行われない。このように、インターレース処理においてClインク用の処理が不要となるし、また、色変換後のCMYRVKの階調データを修正する処理も不要であるので、Clインクを使用する場合に行われるインターレース処理をそのまま用いる場合と比べて印刷制御の処理速度を向上させることが可能となる。
(6)第四の実施形態:
図11は、第四の実施形態における上記S130の条件別印刷制御処理の詳細を示すフローチャートである。まず、Clインクの使用の可否にかかわらず、同一の色変換LUT14bを参照して、RGBデータを全7色のインクの使用量に対応した階調データに色変換し(S502)、色変換後の画像データに対して階調数変換処理を行って全7色のインクドットの形成状況を表すハーフトーンデータを生成し(S504)、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行ってCMYRVKClのインクドットの形成状況が表されたラスタデータを生成する(S506)。同ラスタデータには、CMYRVKClのドットを形成することを表す付加情報も付加されている。その後、設定情報14cに基づいて処理を分岐させる(S508)。設定情報14cがClインクを使用する設定の情報であるとき、第一制御手段によりS510の処理を行う。一方、設定情報14cがClインクを使用しない設定の情報であるとき、第二制御手段によりS512の処理を行う。
Cl使用設定のとき、第一制御手段により、そのままラスタデータをプリンタに対して出力するラスタデータ送出処理を行い(S510)、フローを終了する。すると、プリンタは、付加情報に従って全7色のインクを使用し、印刷媒体上でラスタ別にラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。このようにして、生成したラスタデータをプリンタに対して出力することにより、有色インクおよび無着色インクのドットをプリンタに形成させて印刷画像を印刷させる制御を行うことができる。
一方、Cl不使用設定のとき、第二制御手段により、付加情報をCMYRVKのみのインクを使用する情報に変更した後に、CMYRVKClインクのドットの形成状況が表されたラスタデータのうちCMYRVKの有色インクに対応するラスタデータのみをプリンタに対して出力する、ラスタデータ送出処理を行い(S512)、フローを終了する。すなわち、インターレース処理から印刷装置へClインク用のラスタデータを渡さず、有色インク用のラスタデータのみを渡すようにしているとも言える。すると、プリンタは、付加情報に従って有色インクのみを使用し、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。
ここで、第一・第二制御手段が行う色変換処理と階調数変換処理とインターレース処理を同じにさせることができるので、Clインクを使用させるプリンタドライバのプログラムをほとんどそのまま使用することができ、これらの処理を簡素化させることができる。従って、簡易な構成で、Clインクを使用の可否にかかわらず参照する色変換テーブルを共通化させることができ、色変換テーブルの記憶容量を低減させることが可能となる。
(7)第五の実施形態:
図12は、第五の実施形態における上記S130の条件別印刷制御処理の詳細を示すフローチャートである。まず、Clインクの使用の可否にかかわらず、同一の色変換LUT14bを参照して、RGBデータを全7色のインクの使用量に対応した階調データに色変換する(S602)。その後、設定情報14cに基づいて処理を分岐させる(S604)。設定情報14cがClインクを使用しない設定の情報であるとき、色変換後の画像データのうちClインクの使用量に対応した階調データについてのみ全て階調値0(無着色インクが使用されない階調データ)に置き換えてClインクを使用させない画像データを生成し(S606)、S608に進む。一方、設定情報14cがClインクを使用する設定の情報であるとき、S606をスキップしてS608に進む。
S608では、色変換後の画像データ(置き換え後の画像データを含む)に対して階調数変換処理を行ってCMYRVKClのインクドットの形成状況を表すハーフトーンデータを生成する。むろん、Clインク用の階調データが0に置き換えられた場合には、Clインクのドットの形成状況を表すハーフトーンデータは存在するものの、Clインクを使用させないデータに変換される。その後、ハーフトーンデータに対してインターレース処理を行ってCMYRVKClのインクドットの形成状況が表された中間ラスタデータを生成し、CMYRVKClのドットを形成することを表す付加情報を付加する等により最終的なラスタデータを生成する(S610)。むろん、Clインク用の階調データが0に置き換えられた場合には、Clインクのドットの形成状況が表されたラスタデータは存在するものの、Clインクを使用させないデータに変換される。
そして、ラスタデータ送出処理を行うことによりラスタデータをプリンタに対して出力して(S612)、フローを終了する。すると、プリンタは、ラスタデータに対応するドットを形成して印刷画像を印刷する。ここで、Clインク用の階調データが0に置き換えられた場合には、Clインクは吐出されないため、使用されないことになる。
すなわち、S602〜S604,S608〜S612のみの処理を行うPCが第一制御手段を構成し、S602〜S604,S608〜S612とともにS606の処理を行うPCが第二制御手段を構成する。
すると、第一・第二制御手段が行う色変換処理と階調数変換処理とインターレース処理を同じにさせることができるので、Clインクを使用させるプリンタドライバのプログラムをほとんどそのまま使用することができ、これらの処理を簡素化させることができる。従って、簡易な構成で、Clインクを使用の可否にかかわらず参照する色変換テーブルを共通化させることができ、色変換テーブルの記憶容量を低減させることが可能となる。
上記第一〜第五の実施形態を比較すると、以下のことが言える。
第一の実施形態では第二〜第五の実施形態と比べて色変換処理の処理速度が向上する点で有用であり、第一、第二の実施形態では第三〜第五の実施形態と比べて階調数変換処理の処理速度が向上する点で有用であり、第一〜第三の実施形態では第四、第五の実施形態と比べてインターレース処理の処理速度が向上する点で有用である。一方、第四、第五の実施形態では第一〜第三の実施形態と比べてインターレース処理を同じにさせて同処理が簡素化される点で有用であり、第三〜第五の実施形態では第一、第二の実施形態と比べて階調数変換処理を同じにさせて同処理が簡素化される点で有用であり、第二〜第五の実施形態では第一の実施形態と比べて色変換処理を同じにさせて同処理が簡素化される点で有用である。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、無着色インクを使用可能な印刷装置において無着色インクを使用しない場合に印刷画像の色にほとんど影響を与えずに色変換テーブルを記憶する記憶容量を低減させることが可能な印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した媒体を提供することができる。
第一の実施形態における印刷システムの概略構成を示すブロック図。 プリンタの概略構成を示すブロック図。 印刷制御装置の構成を模式的に示すブロック図。 印刷制御処理を示すフローチャート。 印刷設定画面の表示例を示す図。 色変換LUTの構造を模式的に示す図。 階調数変換処理の具体例を模式的に示す図。 条件別印刷制御処理(その1)の詳細を示すフローチャート。 第二の実施形態における条件別印刷制御処理(その2)の詳細を示すフローチャート。 第三の実施形態における条件別印刷制御処理(その3)の詳細を示すフローチャート。 第四の実施形態における条件別印刷制御処理(その4)の詳細を示すフローチャート。 第五の実施形態における条件別印刷制御処理(その5)の詳細を示すフローチャート。
符号の説明
10…パーソナルコンピュータ(PC)、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…ハードディスク(HD)、14a…プリンタドライバ、14b…色変換テーブル(色変換LUT)、14c…設定情報、14d…階調変換テーブル(階調変換LUT)、20…インクジェットプリンタ(印刷装置)、100…印刷システム、D11…有色用階調データ、D12…無色用階調データ、D21…階調データ、D22…ドット量データ、D23…2階調データ、U0…印刷制御装置、U1…指示入力部、U2…第一制御部、U3…第二制御部、U11…画像入力部、U12…解像度変換部、U13…色変換部、U14…階調数変換処理部、U15…インターレース処理部、U16…データ送出部

Claims (10)

  1. 色剤を含む有色インクと色剤を含まない無着色インクとを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷する印刷装置に対し、同無着色インクの使用可否の設定を表す設定情報に対応した印刷制御を行う印刷制御装置であって、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用する設定の情報であるとき、複数の要素色に対応した階調データと上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データとの対応関係を規定した色変換テーブルを参照することにより、同複数の要素色に対応した階調データからなる入力画像データを、同有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を行う第一制御手段と、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用しない設定の情報であるとき、同一の上記色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、少なくとも上記有色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データに対して上記ハーフトーン処理を行って少なくとも同有色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を実行可能な第二制御手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 上記印刷装置に対して上記無着色インクを使用させるか否かの指示入力を受け付け、上記設定情報を同受け付けた指示入力に対応する情報にする指示入力手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 上記第二制御手段は、上記同一の色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、上記有色インクのみに対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみを使用させて上記印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 上記同一の色変換テーブルには、上記有色インクの使用量に対応した有色用階調データと、上記無着色インクの使用量に対応した無色用階調データとが格納され、
    上記第一制御手段は、上記色変換テーブルの有色用階調データを参照することによって上記入力画像データに対応する有色用階調データを取得し、上記色変換テーブルの無色用階調データを参照することによって上記入力画像データに対応する無色用階調データを取得するとともに、取得した有色用階調データと無色用階調データとから色変換後の画像データを生成し、
    上記第二制御手段は、上記色変換テーブルの有色用階調データを参照することによって上記入力画像データに対応する有色用階調データを取得し、当該有色用階調データのみから色変換後の画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 上記印刷装置は、上記有色インクおよび無着色インクを使用して印刷媒体上にドットを形成することにより印刷画像を印刷する装置であり、
    上記第一制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させ、
    上記第二制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データのうち上記有色インクの使用量に対応した階調データのみに対して上記ハーフトーン処理を行って同有色インクのみについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  6. 上記印刷装置は、上記有色インクおよび無着色インクを使用して印刷媒体上にドットを形成することにより印刷画像を印刷する装置であり、
    上記第一制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させ、
    上記第二制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して同一の上記ハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データのうち上記有色インクに対応したデータのみを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  7. 上記印刷装置は、ラスタ毎にドットの形成状況を表すラスタデータを入力し、上記有色インクおよび無着色インクを使用して印刷媒体上で同ラスタ別に同ラスタデータに対応するドットを形成することにより印刷画像を印刷する装置であり、
    上記第一制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データに対して所定のラスタライズ処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況が表された上記ラスタデータを生成して上記印刷装置に対して出力することにより、上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを上記印刷装置に形成させて上記印刷画像を印刷させ、
    上記第二制御手段は、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる色変換後の画像データに対して同一の上記ハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データに対して同一の上記ラスタライズ処理を行って上記ラスタ毎に同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すラスタデータを生成し、当該ラスタデータのうち上記有色インクに対応するラスタデータのみを上記印刷装置に対して出力することにより、上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを上記印刷装置に形成させて上記印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  8. 上記第二制御手段は、上記同一の色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データのうち上記無着色インクの使用量に対応した階調データのみを同無着色インクが使用されない階調データに置き換えて同無着色インクを使用させない画像データを生成し、当該画像データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみを使用させて上記印刷画像を印刷させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  9. 色剤を含む有色インクと色剤を含まない無着色インクとを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷する印刷装置に対し、同無着色インクの使用可否の設定を表す設定情報に対応した印刷制御を行う印刷制御方法であって、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用する設定の情報であるとき、複数の要素色に対応した階調データと上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データとの対応関係を規定した色変換テーブルを参照することにより、同複数の要素色に対応した階調データからなる入力画像データを、同有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を行う第一制御工程と、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用しない設定の情報であるとき、同一の上記色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、少なくとも上記有色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データに対して上記ハーフトーン処理を行って少なくとも同有色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を実行可能な第二制御工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。
  10. 色剤を含む有色インクと色剤を含まない無着色インクとを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷する印刷装置に対し、同無着色インクの使用可否の設定を表す設定情報に対応した印刷制御を行う機能をコンピュータに実現させる印刷制御プログラムであって、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用する設定の情報であるとき、複数の要素色に対応した階調データと上記有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データとの対応関係を規定した色変換テーブルを参照することにより、同複数の要素色に対応した階調データからなる入力画像データを、同有色インクおよび無着色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、色変換後の画像データに対して所定のハーフトーン処理を行って同有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクおよび無着色インクについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を行う第一制御機能と、
    上記設定情報が上記無着色インクを使用しない設定の情報であるとき、同一の上記色変換テーブルを参照することによって、上記入力画像データを、少なくとも上記有色インクの使用量に対応した階調データからなる画像データに色変換し、当該画像データに対して上記ハーフトーン処理を行って少なくとも同有色インクについて複数の大きさのドットの形成状況を表すデータを生成し、当該データを用いて上記印刷装置に上記有色インクのみについて複数の大きさのドットを形成させて上記印刷画像を印刷させる制御を実行可能な第二制御機能とを実現させることを特徴とする印刷制御プログラム。
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