JP4340471B2 - ディッピングコードの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

ディッピングコードの製造方法およびその製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディッピングコードの製造方法およびその製造装置に関し、特にタイヤ等のコードで補強されたゴム製品を製造するために適したディッピングコードを、省スペースである簡便な手段で、しかも高品質に生産できる製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤ等に使用されるディッピングコードの製造は、撚糸された有機繊維コードをすだれ織し、その織物を、大型設備で、大量、集中生産方式でディッピング処理することで生産されていた(特開昭60−71239号、特開昭63−203841号)。しかし、織機は生産性が悪く、また、すだれ織の緯糸は、ゴムの補強には不必要であるばかりでなく、ゴム製品の品質を悪くしている。また、織物のディッピング処理装置は、大きな体育館ほどのスペースに、高い塔を建てて乾燥やベーキングを行っており、大量・集中的に接着処理するためには適合しても、多品種少量生産には適合しない。また、接着処理されたコード類は、時間が経過すると、品質が劣化するが、大量・集中して生産されたディッピングコードは、一時保留後、次工程であるトッピングを行うのが普通であり、品質の面からも問題があった。
【0003】
一方、自動車におけるトヨタシステムに代表されるように、高品質の製品を、必要な時に必要な量を提供できる技術が、ゴム製品にも要求されてきている。また、用途や品種により、補強するコードやゴムの種類を変更することが多く、組み合わせなどが多様化してきている。そのような場合に、従来の大量・集中生産は、かえって不合理で、生産性の悪いものになってきている。そのような問題点に対して、従来のディッピング装置に近似した装置に、コードをすだれ織せずに1本1本独立した形態で、熱風中を走行させる方式も一部では試みられている。しかし、そのような1本ずつの方式も、接着剤が付着したコードを、単に熱風中を巡回するだけのものであるため、やはり乾燥効率が悪く、大きなスペースが必要であり、熱エネルギー的にも無駄の多いものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭60−71239号公報(第1−2頁、第1図)。
【特許文献2】
特開昭63−203841号公報(第1−3頁、第1図)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、小型で簡便なディッピング手段を提供することにある。また他の目的は、接着の安定性した高品質なディッピングコードを提供することにある。さらに他の目的は、いろいろなコードの種類やゴムの種類など、多品種のゴム製品に必要なディッピングコードを、簡便な手段で、必要な時に必要な量だけ供給することが出来るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであって、製造方法としての特徴とすることは、以下の通りである。本発明は、有機繊維からなるコードに接着剤ラテックスを付着させる工程と、接着剤ラテックスが付着したそのコードが、熱風中で回転する篭ローラの表面を巡回する工程を含み、その篭ローラ上をそのコードが巡回する過程で、熱風が該コード間を貫通することにより、ラテックスの乾燥および/またはベーキングを行うディッピングコードの製造方法に関する。また本発明は、前記篭ローラの軸方向と、その篭ローラと対になるように配置されている円筒状ローラの軸方向とが、所定の角度だけ平行より傾けて配置されており、その篭ローラとその円筒状ローラ間をコードが巡回することにより、篭ローラ上を1本のコードが複数回巡回するディッピングコードの製造方法に関する。また、本発明は、前記篭ローラが、円周方向に複数本の小径ローラ群が配置されていることにより円筒を構成する篭ローラであって、その複数本の小径ローラ群のそれぞれの小径ローラの軸方向が、隣接する小径ローラの軸方向と、所定角度だけ平行より傾けて配置されていることにより、その篭ローラ上を1本のコードが複数回巡回するディッピングコードの製造方法に関する。また本発明は、前記篭ローラにおいて、前記コードが篭ローラ上を巡回する過程で、篭ローラの径が変化することにより、コードに延伸または収縮が施されることによるディッピングコードの製造方法に関する。さらに本発明は、接着剤付着工程の前段階において、加撚されたコードの撚を戻して、接着剤をコード内に含浸させることによるディッピングコードの製造方法に関する。
【0007】
また、本発明は上記の目的を達成するためになされたものであって、製造装置としての特徴とすることは、以下の通りである。本発明は、有機繊維からなるコードに接着剤ラテックスを付着させるように構成されているラテックス付着機構と、そのコードが表面を巡回する篭ローラを内部に含むチャンバーから構成されており、その篭ローラ上をコードが巡回する過程で、熱風がコード間を貫通するように構成されている熱風循環機構をも有するディッピングコードの製造装置に関する。また、本発明は前記篭ローラと、その篭ローラと対になる円筒状ローラが、それぞれの軸方向を所定の角度だけ平行より傾けて配置されていることにより、その篭ローラ上を1本のコードが複数回巡回できるようにされているディッピングコードの製造装置に関する。また本発明は、前記篭ローラが、円周方向に複数本の小径ローラ群が配置されて円筒を構成する篭ローラであって、その複数本の小径ローラ群のそれぞれの小径ローラの軸方向が、隣接する小径ローラの軸方向と、所定の角度だけ平行より傾けて配置されており、その篭ローラ上を1本のコードが複数回巡回できるようにされているディッピングコードの製造装置に関する。また本発明は、前記篭ローラの径が変化しているディッピングコードの製造装置に関する。さらに本発明は、ラテックス付着機構の前段階において、撚戻し具が備えられているディッピングコードの製造装置に関する。
【0008】
本発明は、有機繊維からなるコードのディッピング処理に関するものである。本発明におけるコードは、繊維で構成された糸やモノフィラメントであり、糸としては、長繊維からなるマルチフィラメント糸、短繊維からなる紡績糸があり、タイヤコード用には、適切な撚が施されていることが望ましい。コードの材質としては、ナイロンやポリエステル、ポリビニルアルコール、アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、PBO(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維等の有機繊維が使用される。なお、本発明におけるコードは、独立した個々のコードを基本とするが、すだれ織や経編ニット、または不織布的に緯糸を縦糸間に挟み込んだものなど、縦糸に何らかのよこつながりをもたせたもの(以下、すだれ織等と表現する)も、本発明のコードとして使用できる。
【0009】
本発明は、ゴムをコードで補強するため、ゴムとコードとの接着性をアップするために行う、コードへの接着剤処理、即ちディッピングに関するものである。コードへの接着剤処理は、まずコードに接着剤ラテックスを付着させることにより行われる。このコードへのラテックスの付着は、ラテックスの貯められている槽(糊バス)にコードを浸すことや、糊バスからローラ等でピックアップしたラテックスをコードに付着させることによって行われる。また、走行するコードにラテックスをシャワー状に浴びせることでも行うこともできる。これらのラテックスは、必要に応じてニップローラやノズルで絞るなどにより、過剰のラテックスを除去して、次の乾燥工程に送られる。
【0010】
有機繊維コードへの接着剤としては、レゾルシンホルマリンラテックスと、ビニルピリジンラテックスやSBRラテックス等のゴムラテックスを混合して用いられることが多い。ディッピングは、これらの接着剤ラテックスをコードに付着させ、水分を乾燥した後、レゾルシンホルマリンをベーキングしてゴムへの接着性をアップさせる方式が代表的である。また、ポリエステル繊維等の難接着性繊維では、エポキシ系エマルジョン等で前処理を行う場合もある。ラテックスとは、ゴムやプラスチックなどの高分子が、乳化剤等により水溶液中に分散されたものをいい、本発明における接着剤ラテックスは、上述に例示したものを含め、ゴムへの接着性をアップするために用いられる、水を媒体とした接着剤である。そして、これらの接着剤によるディッピングにおいては、水分を乾燥する乾燥工程と、必要な場合は、レゾルシンホルマリン等の熱硬化性樹脂を反応させるためのベーキング処理が行われる。また、このディッピングとは直接関係はないが、コードが熱風中を通す処理であるので、コードの熱処理としても併用できる。またタイヤコードのディッピングにおいては、一般に、乾燥工程とベーキング工程との間で、タイヤコードの延伸も行われる。したがって、本発明でディッピングまたはディプ処理という場合は、単にコードへの接着処理ばかりでなく、コードの熱処理や延伸を伴う場合も含めて表現する。
【0011】
本発明のディッピング手段は、熱風中で回転する篭型ローラにより行われることを特徴とする。篭ローラとは、ローラの表面に多数の空隙を設け、気体が自由に通過可能としたもので、接着剤等がローラと接触する箇所を極力小さくすることができる。篭ローラ上をコードが走行することで、乾燥等のために必要な長いパスを、コンパクトに納めることができ、また回転運動であるので、装置の安定性もよい。また、篭ローラ上を巡回するコードを、篭ローラを貫通する熱風により乾燥やベーキングを行うことにより、乾燥時間やベーキング時間を大幅に短縮することができる。それは、単にコード群が熱風中を走行するだけだと、熱風がコードに随伴して移動し、効率が悪いが、個々のコード間を熱風が貫通することにより、乾燥等に使用された熱風は、瞬時にコードから離れ、常にフレッシュな熱風がコードに当たり、乾燥時間を一桁近く短くできることを、実験結果確認した。
【0012】
本発明は、篭ローラを巡回するコード群のコード間を熱風が貫通することにより、乾燥やベーキングの効率を上げ、ひいては、ベーキング装置をコンパクトにすることにある。ここで、貫通とは、熱風がコード間を通過して、篭ローラの内から外、または外から内へと通過することを云う。この貫通を実現し、熱効率をアップするために、熱風循環機構を有することが望ましい。熱風の貫通は、篭ローラの内側から外側へ貫通してもよく、また、外側から内側へ貫通してもよいが、内から外への方が、篭ローラが接着剤で汚れる率が少ない。内から外への例として、篭ローラの内部にファンを設けて、篭ローラの内部からコード間を貫通して、熱風をチャンバー内に吹き出す方式をとることができる。吹き出された熱風は、熱風チャンバーの中から篭ローラの内部のファンの吸引口へ導くことにより、熱風を循環して使用できる。また、ファンをチャンバーの外に置き、篭ローラの中へ熱風を吹き込む方式をとることもできる。チャンバーは、熱風を保持しておく部屋であり、熱風の放散を防ぎ、熱風を循環使用するために有効であり、本発明は、このチャンバーをコンパクトにできるので熱効率が良い。また、このような熱風の循環使用は、熱効率の面ばかりでなく、常に一定の温度の熱風がコードに当たるようにすることができる点で、品質的にも有意義である。
【0013】
本発明の篭ローラ上をコードが巡回する手段として、1本のコードが1個の篭ローラ上を1回だけ通る方式と、1個の篭ローラ上を複数回通る方式がある。1回だけ通す方式は、多数本のコードを並列して流すことができるので、本数を増やせると云う意味で生産性がよい。複数回巡回する方式は、篭ローラの表面の面積は限られているので、コードの本数は制限されるが、滞留時間を稼ぐことができ、速度アップできるが、コードの生産本数は少ない。なお、コードが複数回巡回する方式は、すだれ織等には適用しない。
【0014】
コードが篭ローラ上を複数回巡回する方式の一つに、ネルソン方式がある。ネルソン方式は、2つの円筒状ローラ間で、ローラ軸を平行から所定の角度傾けておくことにより、コードが一つの回転体から出て次の回転体へ移るとき、コードが次のローラの軸に直角に入ろうとする性質を利用したもので、2つの円筒状ローラ間を、傾けた角度に比例したピッチで循環できる。この所定の角度は、若干であり、通常0.1度から30度以内、好ましくは1度から20度以内、2度から10度以内が最も好ましい。この角度と、二つの対になる円筒状ローラ間の軸芯間の距離によって、一つのローラ上を走行する同一コードのピッチが定まる。この2つの円筒状ローラの内の少なくとも一つを、本発明の篭ローラとすることで、コードが1個の篭ローラ上を複数回巡回できる。そのことによって、装置内でのコードの走行距離を飛躍的に長くでき、装置をコンパクトにでき、また同一装置であれば、コードの走行速度を一桁以上にアップすることができる。篭ローラと対になる円筒状ローラは、通常ターンローラでよいが、このローラも篭ローラとすることで、乾燥やベーキングの効率は、一層良くなる。
【0015】
コードが篭ローラ上を複数回巡回する方式の他の方式として、グルジャン方式がある。グルジャン方式は、レーヨンの連続紡糸に使用されている方式で、原理的には、ネルソン方式の応用とも云える。その機構は、複数本(通常8本)の小径ローラを円筒状に所定の角度だけ傾斜して配置し、それぞれのローラが回転できるようになっており、この円筒上をコードが走行すると、それぞれのローラの傾斜の分だけヨコに移動しながら運ばれていく。この所定の角度は、若干であり、通常0.1度から30度以内、好ましくは1度から20度以内、2度から10度以内が最も好ましい。この小径ローラは、篭ローラより径が小さいローラであり、表面は平滑で、通気性等の加工を施す必要はない。本発明では、このローラの組み合わせで出来ている円筒が篭ローラである。グルジャン方式では、篭ローラを構成するそれぞれの小径ローラが、それぞれ駆動して回転されていることが望ましいが、タイヤコードのように、強度のあるコードでは、それぞれの駆動は必ずしも必要ではない。このグルジャン方式では、ネルソン方式のように、篭ローラとは別のローラ状の回転体を必要とせず、1個の篭ローラ上をコードが巡回するようにできる点に特徴がある。但し、グルジャン方式においても、一対の円筒状のローラ間(少なくともその1個がグルジャン篭ローラ)でコードを巡回すると、パスが長くなり、また、二つの回転ローラ間でコームを設けて、コードの配列を規制することができるので、一対のローラとして使用されることも多い。
【0016】
このようなネルソン方式やグルジャン方式等において、コードが篭ローラ上を巡回する過程で、篭ローラの径が変化することにより、有機繊維コードに延伸や収縮を施すことができる。走行過程で、篭ローラの径が大きくなると、コードのパスが長くなってコードは延伸される。篭ローラの径が小さくなると、コードのパスが短くなってコードは収縮する。ナイロン繊維やポリエステル繊維からなるコードのディッピング処理では、乾燥とベーキング工程の間で、通常延伸が行なわれる。また、有機繊維は、残留歪み等を除くために収縮熱処理が必要な場合があり、収縮熱処理として使用することもできる。
【0017】
コードがポリエステル繊維のように前接着処理工程と後接着処理工程と2段階あるような複数の接着処理工程を有する場合がある。また、本格的接着の前にプライマー処理が必要な場合がある。このような複数の接着処理手段がある場合、それぞれの接着処理段階で、本発明の篭ローラを用いることがでる。本発明の接着処理手段は簡便であるので、複数の処理が必要な場合は、特に、そのコンパクトであることの有効性が高まる。
【0018】
本発明の接着剤ラテックスを付着させる手段の前段階において、撚戻し具を設けて加撚されたコードの撚を戻して繊維間(合糸の場合は、構成糸間)を開き、接着剤をコード内に含浸させることにより、コードの内部まで接着剤処理することができる。そのようにすることにより、ゴムとコードの接合性能がアップし、接着の耐久性を増すなど、高品質のゴム素材とすることができる。この撚戻し手段については、ゴム被覆処理の単体において、本出願人の先発明(特開2001−336076号)に詳述されているが、この例に限らず、マルチフィラメントのバルキー加工に使用される仮撚法の撚手段を、逆に撚戻しに使用するなど、解撚できる種々の手段を用いることができる。なお、撚戻し具による解撚は、すだれ織等には適用しない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面で示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の篭ローラによる乾燥・延伸・ベーキング装置の1例を示す。図Aは側面図で、図Bは、図Aのa−a断面における断面図である。篭ローラ1とターンローラ2との間に、コード3がネルソン方式で巡回している。ターンローラ2は、コード3との接触点が少ないように、多数のブレードからなることが好ましい。篭ローラ1は、フランジ4a、4bの間を多数のブレード5でつながれている。篭ローラ1の中心部は、支持架台6が設けられており、この支持架台6にフランジ4とブレード5が固定さており、支持架台6が駆動されて回転することにより、篭ローラ1は回転する。コード3は、ブレード5上を走行するが、ブレード5の先端は細くなっており、さらにその最先端はRをもって、コードが傷つかないようになっている。また、ブレード5は、途中から段差がついて巾が広くなっており、篭ローラ1の径が大きくなるように構成されている。篭ローラ1とターンローラ2とはネルソン方式でコード3が循環しており、途中からガイドローラ7を経て、径の大きい部分に移行し、このガイドローラ7に移る過程で、コード3は延伸される。なお、図では篭ローラ1とターンローラ2の両方の径が大きくなっているが、篭ローラ1やターンローラ2の片方のみを大きくすることもできる。図1は、わかりやすくするために、1本のコードが巡回する例で示してあるが、複数本単位で巡回することもできる。また、ブラシローラ8を付けて、糊カス等を除去することが好ましい。なお、篭ローラ1は、チャンバーに納められ、篭ローラ1の内部より熱風が噴出して篭ローラ1上のコード3を、熱風が貫通するように構成されていることが好ましい。また、篭ローラ上の径の小さい部分と大きい部分は、内部で区切られており、またそれに対応するチャンバーも区切られており、それぞれ温度の異なる熱風が循環するように構成されていることが好ましい。
【0020】
図2は、ネルソン方式の原理図を示した。ローラ11と12は、ローラの軸芯方向が、平行から角度αだけずれており、ローラ11を出たコード13は、ローラ12に対して直角に入ろうとし、またローラ12を出たコード13は、ローラ11に対して直角に入ろうとする。その結果、コード13は、角度αとローラ11と12間の距離に比例し、循環するピッチpが定まる。
【0021】
図3は、本発明の篭ローラ上を、グルジャン方式で複数回コードが巡回する構造の例で、それを篭ローラの径を変える例について示す。図Aは側面図であり、図Bは、図Aのa−a線における断面図で示す。篭ローラ21は、多数の小径ローラ22a、22b、・・・が円周上に配置されている(小径ローラ等を支持するフランジ等は図では省略してある)。小径ローラ22a、22b、・・・は、自由に回転できるように構成されており、隣接するローラ、例えば小径ローラ22aと22bは、ローラ軸の平行線b1とb2より、βだけ傾けて配置されている。そのことにより、コード23はグルジャン方式で篭ローラ21上を巡回する。小径ローラ22は、途中で段差があって、径が大きくなっており、コード23は途中よりガイドローラ24を経て、径の大きい側に移され、この移る過程で、コードは延伸される。また、ブラシローラ25を付けて、糊カス等を除去することが好ましい。
【0022】
図4は、本発明の篭ローラ上を巡回するコード間を貫通する熱風循環機構についての例について説明する。篭ローラ31がチャンバー32中で回転しており、その表面にコードが巡回している。チャンバー32のサイドの吸引口33より熱風が吸引され、ダクト34aを通って熱風交換機35で湿った空気の一部を交換した後、フィルター36を通過するように構成されている。フィルター36を通過した熱風が、ファン37により送り出され、ヒータ38で加熱され、ダクト34bにより篭ローラ31の芯部39へ導かれる。篭ローラ31の芯部39へ送り込まれた熱風は、篭ローラ31上のコード群間を貫通して、チャンバー32中へ放出される。このように熱風の循環は、図1や図3のように、篭ローラ径が異なる場合は、篭ローラ31は、径の大きい部分と小さい部分で、熱風の吹き出し部分が分けられており、篭ローラ31の両サイドから異なる温度の熱風が吹き込まれるように構成されていることが好ましく、また、チャンバー32も、それぞれの熱風温度に対して仕切れており、それぞれの温度の熱風ごとに循環するように構成されていることが好ましい。図4では、熱風が篭ローラの内部より外側へ放出する例について示したが、逆に、熱風を篭ローラの外側から内側に向かわせるような構成にすることもできる。また、図4では、ファン37が、篭ローラ31とチャンバー32の外に設ける例について説明したが、ファンを篭ローラの内部に設けることもできる。
【0023】
図5は、本発明の篭ローラを使用したディッピングプロセスの例を示す。コード群41が、クリールスタンド42に設置された多数のボビン43から、駆動されているターンローラ44a、44bの回転により引き出される。ローラ44を出たコード群41は、糊バス45中の接着剤ラテックス中をくぐって、ラテックスをコード群41に付着させ、ニップローラ46a、46bのニップ圧で、コード群41に付着したラテックスの量を一定にする。一定のラテックスが付着したコード群41は、ニップローラ46を出てチャンバー47へ導かれる。チャンバー47内では、図1に示した篭ローラ1のターンローラ2との間をコード群41がネルソン方式で巡回して、乾燥・延伸・ベーキングが行われる。処理されたコード群48は、駆動されているターンローラ49a、49bの回転により導かれ、個々の巻取ボビン50に巻き取られて、処理されたディッピングコードとされる。図では省略してあるが、チャンバー47と篭ローラ1には、図4の熱風循環機構が設けられており、篭ローラ1上のコード群41のコード間を熱風が貫通するように構成されている。
【0024】
図6は、接着剤が2液の場合のディッピングプロセスの例を示す。コード群41が、クリールスタンド42に設置された多数のボビン43から、駆動されているターンローラ44a、44bの回転により引き出される。ローラ44を出たコード群41は、糊バス45の接着剤ラテックス中をくぐって、ラテックスをコード群41に付着させ、ニップローラ46a、46bのニップ圧で、コード群41に付着したラテックスの量を一定にする。一定のラテックスが付着したコード群41は、ニップローラ46を出て第一のチャンバー47へ導かれる。チャンバー47内では、図1に示した篭ローラ1とターンローラ2との間をコード群41がネルソン方式で巡回して、乾燥・延伸・ベーキングが行われる。処理されたコード群48は、ターンローラ51を経て、第二の糊バス52の接着剤ラテックス中をくぐって、ラテックスをコード群48に付着させ、ニップローラ53a、53bのニップ圧で、コード群48に付着したラテックスの量を一定にする。第二の接着剤ラテックスが付着したコード群48は、第二のチャンバー54へ導かれる。第二のチャンバー54内では、第一のチャンバーの場合と同様に、篭ローラ55とターンローラ56との間をコード群48がネルソン方式で巡回して、乾燥・延伸・ベーキングが行われる。第二のチャンバー54で処理されたコード群57は、駆動されているターンローラ58a、58bの回転により導かれ、個々の巻取ボビン59に巻き取られて、処理されたディッピングコードとされる。図6では、篭ローラ1と篭ローラ55は、それぞれ乾燥・延伸・ベーキングする例で示したが、篭ローラ1では、篭ローラの径の変更は行わず、乾燥のみを行うようにすることもできる。
【0025】
図7は、参考例として示した篭ローラを使用したディッピングプロセスの他の例で、コード群が一つの篭ローラ上を1度だけ通過する例を示す。コード群61が、クリールスタンド62に設置された多数のボビン63から、駆動されているターンローラ64a、64bの回転により引き出される。図7では、図5あるいは図6のボビン43の場合より、多数のボビンからコードを引き出し、図5あるいは図6のコード群41より、多数のコードからなるコード群61とすることができることを特徴とする。ローラ64を出たコード群61は、糊バス65中の接着剤ラテックス中をくぐって、ラテックスをコード群61に付着させ、ニップローラ66a、66bのニップ圧で、コード群61に付着したラテックスの量を一定にする。一定のラテックスが付着したコード群61は、ニップローラ66を出て乾燥チャンバー67へ導かれる。乾燥チャンバー67内では、コード群61は、篭ローラ68上を1度だけ通過して、延伸ローラ群69へ導かれる。篭ローラ68は、図1のように篭ローラの径は変えられておらず、熱風も乾燥熱風の一種類だけが、篭ローラ68上のコード群61の個々のコード間を貫通して循環している。このように、個々のコード間を熱風が貫通することにより、コード群1が随伴するエアーを吹き飛ばし、常に一定温度の熱風をコードに供給し、コードに付着したラテックスを乾燥する。
【0026】
乾燥チャンバー67で、付着したラテックスを乾燥したコード群61は、延伸ローラ群69a、69b、69c、69d、69eに導かれる。延伸ローラ群69a、69bの速度より、ローラ69c、69d、69eの速度を早く設定することにより、コード群61は、この間で延伸される。コードの種類によって収縮熱処理が望ましい場合は、ローラ69a、69bよりローラ69c、69d、69eを遅くする。なお、延伸ローラ群69は、延伸や収縮に適した温度に加熱されていることが望ましい。延伸ローラ群69を出たゴード群61は、ベーキングチャンバー70へ導かれる。ベーキングチャンバー70の内部は、乾燥チャンバー67と同じで、篭ローラ71や熱風循環機構が設けられている。ベーキングプロセスが乾燥プロセスと基本的に異なるのは、熱風の温度で、接着剤のベーキングに適した温度や、コードの熱処理に適した温度が選ばれる。また、ベーキングチャンバー70内の篭ローラ71の径と、乾燥チャンバー67内の篭ローラ68の径は、それぞれの滞留時間の比から定められ、同じである必要はない。ベーキングチャンバー70で、付着した接着剤のベーキングまたはコードが熱処理されたコード群72は、駆動されているターンローラ73a、73bを経て、個々のボビン74に巻き取られて、ディッピング処理されたコードとされる。なお図では個々のボビンに巻き取る例で示したが、全体をビームに巻き上げることもできる。なお、煩雑になるので省略してあるが、図7において、ターンローラ64や乾燥チャンバー67、延伸ローラ群69、ベーキングチャンバー70、ターンローラ73等の入り口には、コームを設けて、コード群の個々の配列を一定に保つようにされている。また、図7において、コード群61の替わりに、すだれ織等を使用することもできる。
【0027】
図8は、本発明のディッピングプロセスにおいて、撚戻し具を設けた場合について示す。撚を有するコード81が、糊バス82中の接着剤ラテックス83に浸る直前に、撚戻し具84により撚が戻される。撚が戻されたコード81は、その状態で接着剤ラテックスが、コードの個々の糸の間またはフィラメント間に浸入する。糊バス82中のターンローラ85a、85bを経たコード86は、撚戻し具84に回転を与える駆動モータ87によって回転する回転子88により、元のコード81有する撚の方向に積極的に回転されることにより、元の撚合わせ状態に確実に戻され、乾燥工程へと導かれる。図9は、撚戻し具の例で、本発明人の先発明で、特開2001−336076号に詳述されている。図10は、Aの原コード81に対し、この撚戻し手段で、内部までディッピング処理されたコード86の断面の例をBに示し、接着剤89がコードの内部まで付着していることを示す。
【0028】
参考例] 図7のディッピングプロセスを使用し、自転車用タイヤコードのディッピングを行った。使用コードは、ナイロン66の940dtex/2を、210本繰り出し、コード群とした。接着剤ラテックスは、ナイロンタイヤコード用RFL処方を用いた。即ち、レゾルシン11.0部、ホルマリン(37%)16.0部、苛性ソーダ(10%)3部、軟水235.8部でRFレジン液を調整する。このRFレジン液266部に、ゴムラテックスとして、ゼオン株式会社のニッポール12518FS(40.5%)を172部とLX112(40.5%)を74.1部、軟水73.6部を加え、25℃で約20時間熟成を行い、RFLとした。図7の篭ローラの径は、乾燥もベーキングも1000mmであり、ブレードの巾440mm(コードピッチ約2mm)で、ラインスピードは、4m/分で乾燥工程(乾燥熱風155℃)を経て、延伸工程では8.5%延伸し、その後、ベーキング(熱風熱風温度220℃)を行った。得られたディッピングコードの接着剤付着量は、5.2%(コード重量に対するパーセント)であり、160℃の熱収縮率2.9%、引張強度7.8cN/dtex、引張伸度18.5%であり、ディッピングコードの色相は通常市販のすだれ織で製造されたものと殆ど差がなかった。
【0029】
実施例
[実施例] 図5のディッピングプロセスを使用し、参考例で使用した接着剤ラテックスを使用し、自動車用タイヤコードのディッピングを行った。使用コードは、ナイロン66の2100dtex/2を4本使用した。使用した篭ローラは、図5のネルソン方式を採用し、図5の篭ローラ1、ターンローラ2の両方を篭ローラとし、篭ローラの径は、両方とも500mmとし、乾燥熱風が吹き出る部分の巾550mm、ベーキング熱風が吹き出る部分の巾550mmとした。ラインスピードは、150m/分で乾燥工程(乾燥熱風155℃)を経て、延伸工程では8.2%延伸し、その後、ベーキング(熱風熱風温度220℃)を行った。得られたディッピングコードの接着剤付着量は、5.5%であり、熱収縮率3.2%、引張強度8.0cN/dtex、引張伸度17.8%であり、ディッピングコードの色相は、通常市販のすだれ織で製造されたものと殆ど差がなかった。
【0030】
[比較例] 実施例の条件で、熱風を貫通せず、熱風チャンバーの中で篭ローラを廻すだけの場合、実施例の色調までディッピングを行うためには、ラインスピードを28m/分まで落とす必要があった。
【0031】
【発明の効果】
本発明の篭ローラを使用することによって、コンパクトで簡便なディッピング手段を提供することができ、エネルギー効率も良い。また、常に一定の温度が当たるので、接着の安定性した高品質なディッピングコードを提供することができた。また、いろいろなコードの種類やゴムの種類など、多品種のゴム製品に必要なディッピングコードを、簡便な手段で、必要な時に必要な量だけ供給することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネルソン方式の篭ローラの例を示し、Aは側面図、Bは断面図で示す。
【図2】 本発明のネルソン方式でコードが巡回する原理図を模式的に示す。
【図3】 本発明のグルジャン方式の篭ローラの例を示し、Aは側面図、Bは断面図で示す。
【図4】 本発明の熱風循環機構の例を模式的に示した。
【図5】 本発明のネルソン方式でコードが巡回するディッピングプロセスの例を側面図で示す。
【図6】 本発明におけるディッピングプロセスで、接着剤が2段階で付与される例を側面図で示す。
【図7】 参考例で示したディッピングプロセスで、コードが一つの篭ローラ上を1回だけ走行する例を側面図で示す。
【図8】 本発明の撚戻し具を使用して接着剤ラテックスを含浸する例を示すプロセスの側面図。
【図9】 本発明の撚戻し具の概念図。
【図10】 コードの断面図を示し、Aは処理される前、Bは処理された後を示す。

Claims (3)

  1. 有機繊維からなるコードに接着剤ラテックスを付着させるように構成されているラテックス付着機構と、
    該コードが表面を巡回する篭ローラと該篭ローラと対になる円筒状ローラとが、それぞれの軸方向を所定の角度だけ平行より傾けて配置されているローラ対と、
    該篭ローラと該円筒状ローラとを内部に含むチャンバー
    該篭ローラ上と該円筒状ローラ間を該コードが巡回する過程で、熱風が該コード間を貫通するように構成されている熱風循環機構と、
    有することを特徴とするディッピングコードの製造装置。
  2. 前記篭ローラが、円周方向に複数本の小径ローラ群が配置されて円筒を構成する篭ローラであって、該複数本の小径ローラ群のそれぞれの小径ローラの軸方向が、隣接する小径ローラの軸方向と、所定の角度だけ平行より傾けて配置されており、該篭ローラ上をコードが複数回巡回できるようにされていることを特徴とする、請求項1のディッピングコードの製造装置。
  3. 前記篭ローラにおいて、前記篭ローラの径が変化していることを特徴とする、請求項1のディッピングコードの製造装置。
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