JP4338918B2

JP4338918B2 - Slot machine using game balls

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Publication number: JP4338918B2
Application number: JP2001304445A
Authority: JP
Inventors: 詔八鵜川; 和俊中島
Original assignee: Sankyo Co Ltd
Current assignee: Sankyo Co Ltd
Priority date: 2001-09-28
Filing date: 2001-09-28
Publication date: 2009-10-07
Anticipated expiration: 2021-09-28
Also published as: JP2003102918A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を用いて１ゲームに賭ける賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより１ゲームが終了し、可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能である遊技球を用いたスロットマシンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
スロットマシンとして、図柄等の複数種類の識別情報が外周に配されたリールを有する可変表示装置が備えられ、可変表示装置の表示停止時の表示結果があらかじめ定められた所定の識別情報の組合せとなった場合に、所定の遊技価値が付与可能な状態となるように構成されているものがある。
【０００３】
遊技価値とは、ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームが開始されて遊技者によって有利な状態になることや、遊技媒体（コイン、遊技球等）などの所定の価値の払出条件あるいは得点の加算条件が成立しやすくなる状態になることである。
【０００４】
また、スロットマシンは、コインが投入されることによって遊技を開始できる状態になり、所定の条件成立にもとづいてコイン等の所定の価値を遊技者に付与するように構成されているのが一般的であるが、遊技媒体としての遊技球（パチンコ球）が投入されることによって遊技を開始できる状態になり、入賞の発生に応じて遊技球等の所定の価値を遊技者に付与するものも考案されている。遊技球を用いるスロットマシンは、遊技店において、パチンコ遊技機の遊技媒体と同一の遊技媒体を使用できることになる。従って、パチンコ遊技機に代えてスロットマシンを設置する場合に、遊技店内のパチンコ球補給装置、計数装置および管理装置（ホールコンピュータ）等を廃棄する必要はない。また、同一の遊技機島設備にパチンコ遊技機とスロットマシンとを混在させることができるという利点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、遊技球を用いるスロットマシンでは、遊技球の価値がコインの価値に比べて小さいので、遊技を開始する際に、賭数としてコインに比べて多数の遊技球（例えば、５個、１０個、１５個など）を取り込む必要があるので、賭数の取り込みに長い時間がかかってしまう。また、遊技球は一般に遊技機の上皿に貯留されているが、遊技者が遊技を止めて遊技球の返却を要求した場合には、遊技球を取り込むための機構に存在する遊技球も返却しなければならない。さらに、遊技球の取込条件の成立と遊技球の返却要求とが同時に発生したような場合には、遊技球に関する制御が複雑になってしまう。その結果、遊技の円滑な進行が妨げられるという課題がある。
【０００６】
そこで、本発明は、遊技球を用いるスロットマシンにおいて、賭数としての遊技球の取り込みと遊技球の返却との競合を避けることができ、遊技を円滑に進行させることができる遊技球を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技球を用いたスロットマシンは、遊技球を用いて１ゲームに賭ける賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、可変表示装置（例えばリール５１４ａ〜５１４ｃが設けられた可変表示領域５０２）の表示結果が導出表示されることにより１ゲームが終了し、可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能である遊技球を用いたスロットマシンであって、遊技球取込条件（例えばＢＥＴボタン２０２やＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押下の検出）が成立したことにもとづいて遊技球を取り込む取込動作を行う取込装置（例えばスプロケット１９２と取込モータ、または回動部材１９５と取込ソレノイド１９６）と、取込装置の上流側の位置に設けられ、１単位の賭数を設定するために必要な所定個数の遊技球を取込可能か否かを検出するための取込準備検出手段と、取込装置に遊技球の取込動作を実行させるために遊技者が操作可能な取込操作手段と、複数単位の賭数を設定するために必要な遊技球数であって所定個数よりも多い特定取込数の遊技球の取込動作を実行させるために取込操作手段が操作されたときに、取込準備検出手段が遊技球を検出していることを条件に、取込装置に特定取込数の遊技球の取込動作を実行させる取込動作制御手段と、取込装置による特定取込数の取込動作が開始されてから、該特定取込数の遊技球が取り込まれるまでに要する時間よりも短い取込監視時間が経過するまでに、該取込監視時間内に取り込まれるはずの遊技球の取込が完了できなかった場合に、取込装置に特定取込数の遊技球の取込動作を中断させる取込動作中断手段と、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却させるために遊技者が操作可能な返却操作手段（例えば返却操作ボタン２１０や返却操作レバー２１１）と、取込装置が遊技球の取込動作を実行しているときには遊技者により返却操作手段が操作状態となることを阻止する返却操作阻止手段（例えば返却阻止ソレノイド１９３および返却阻止部材１９０）とを備えたことを特徴とする。
また、取込動作中断手段は、取込監視時間として取込装置による取込動作が開始されてから所定個数以下の所用数の遊技球が取り込まれるまでに要する時間が経過するまでに、該取込監視時間内に取り込まれるはずの遊技球の取込が完了できなかった場合に、取込装置に特定取込数の遊技球の取込動作を中断させ、特定取込数の遊技球の取込動作が中断されたときに異常報知を行う異常報知手段をさらに備えるように構成されていてもよい。
【０００８】
返却操作阻止手段を制御する返却阻止制御手段（例えばＣＰＵ１０１が実行するステップＳ２７Ａ，Ｓ２７Ｂによる手段）と、取込装置より下流側に取り込んだ遊技球を検出するための取込検出手段（例えば取込球検出センサ２２２）とを備え、取込検出手段によって検出された遊技球の数が取込操作手段の操作に応じた数に達したと判定された場合に、取込動作制御手段による取込装置の制御を終了する（例えばステップＳ７３６，Ｓ７３９，Ｓ７４０）とともに、返却阻止制御手段による返却操作阻止手段の制御を解除する（例えばステップＳ２７Ｂ）ように構成されていてもよい。
【００１１】
取込装置より下流側に、遊技者側に返却する遊技球を検出するための返却検出手段（例えば返却球検出センサ２２２）を設け、取込装置が、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却する返却動作を行うことが可能であり、取込動作制御手段が、返却動作の開始後の一定時間内に一定個数の遊技球の返却検出手段による検出がない場合に取込装置の動作を停止させる（例えばステップＳ７６８，Ｓ７６９）ように構成されていてもよい。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「遊技」というときには、スロットマシンにて行われる「ゲーム」を意味することがあり、「遊技状態」というときには、スロットマシンにおける「ゲームの進行状況」を意味することがある。
【００１３】
まず、スロットマシン５００の全体の構成について説明する。図１は、スロットマシン５００を正面からみた正面図である。図１に示すように、スロットマシン５００は、中央付近に遊技パネル（遊技盤）５０１が着脱可能に取り付けられている。また、遊技パネル５０１の前面の中央付近には、複数種類の図柄が可変表示される可変表示領域５０２が設けられている。可変表示領域５０２の左側には、１セット賭けランプ５０３、２セット賭けランプ５０４および３セット賭けランプ５０５が設けられている。また、可変表示領域５０２の右側には、ゲームオーバーランプ５０６、リプレイランプ５０７、ウェイトランプ５０８、スタートランプ５０９および球取込指示ランプ５１０が設けられている。
【００１４】
可変表示領域５０２の下部には、それぞれ７セグメントＬＥＤにより構成され、該当する数値がディジタル表示されるクレジット表示器５１１、ゲーム回数表示器５１２およびペイアウト表示器５１３が設けられている。この実施の形態では、可変表示領域５０２には、「左」、「中」、「右」の３つの図柄表示エリアがあり、各図柄表示エリアに対応してそれぞれ可変表示装置である図柄表示リール５１４ａ，５１４ｂ，５１４ｃが設けられている。
【００１５】
遊技パネル５０１の下部の枠の部分には、遊技者が各種の操作を行うための各種入力ボタンなどが配される操作テーブル５２０が設けられている。操作テーブル５２０の奥側には、遊技球を１セット（例えば遊技球５個）ずつＢＥＴする（賭ける）ためのＢＥＴボタン２０２、および１ゲームで賭けることのできる最高セット数（例えば遊技球３セット（遊技球１５個に相当））ずつＢＥＴするためのＭＡＸＢＥＴボタン２０３が設けられている。なお、「セット」は、遊技者がゲームに賭ける賭数の単位である。この例では、５個を単位として、賭数としての遊技球が投入される毎に、例えば５０（遊技球２５０個に対応）を上限として、クレジット表示器５１１に表示される数値を１つずつ増やす。そして、ＢＥＴボタン２０２が押下されて遊技球が１セット（遊技球５個相当）ＢＥＴされる毎にクレジット表示器５１１に表示される数値を１減らす。また、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下されて遊技球が３セット（遊技球１５個相当）ＢＥＴされる毎にクレジット表示器５１１に表示される数値を３減らす。
【００１６】
操作テーブル５２０の手前側には、スタートレバー２０４、左リールストップボタン２０５、中リールストップボタン２０６および右リールストップボタン２０７が設けられている。操作テーブル５２０の手前左右には、それぞれサイドランプ５２８ａ，５２８ｂが設けられている。また、操作テーブル５２０の上部には払い出された遊技球を貯留する貯留皿（上皿）５３１が設けられ、操作テーブル５２０の下部には、貯留皿（上皿）５３１で貯留可能な分を越えた遊技球を貯留する余剰球受皿（下皿）５３２が設けられている。
【００１７】
遊技パネル５０１の上部の枠の部分には、着脱可能に取付けられているパネル５４０が設けられている。パネル５４０の中央付近には、遊技者に遊技方法や遊技状態などを報知するＬＣＤ（液晶表示装置）５４１が設けられている。例えば、入賞発生時に、キャラクタが所定動作を行う画像をＬＣＤ５４１に表示することで、後述する当選フラグが設定されていることを遊技者に報知したりする。パネル５４０の上部には、各種情報を報知するためのランプ５４２，５４３，５４４が設けられている。また、パネル５４０の外側の左右には、効果音を発する２つのスピーカ５４５ａ，５４５ｂが設けられている。さらに、遊技パネル５０１の外側周辺には、サイドランプ５５０，５５１，５５２，５５３が設けられている。
【００１８】
なお、スロットマシン５００の内部には、ＢＥＴボタン２０２、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３、スタートレバー２０４、左リールストップボタン２０５、中リールストップボタン２０６、右リールストップボタン２０７の押下状態を検出するためのＢＥＴスイッチ２０２ａ、ＭＡＸＢＥＴスイッチ２０３ａ、スタートスイッチ２０４ａ、左リールストップスイッチ２０５ａ、中リールストップスイッチ２０６ａ、右リールストップスイッチ２０７ａが設けられている。また、スイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、何らかの変化を検出できるものであればその名称を問わない。後述するセンサについても、スイッチと称されているものを使用してもよい。
【００１９】
さらに、図１には、スロットマシン５００に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット５０も示されている。そして、操作テーブル５２０には、遊技者が球貸しを要求するための球貸しボタン２０８および遊技者がプリペイドカードの返却を要求するためのカード返却ボタン２０９が設置されている。また、スロットマシン５００の内部には、球貸しボタン２０８、カード返却ボタン２０９の押下を検出するための球貸しスイッチ２０８ａ、カード返却スイッチ２０９ａが設けられている。
【００２０】
また、遊技機正面の右下方には、返却操作手段としての返却操作ボタン２１０が設けられている。返却操作ボタン２１０の操作が可能なときに遊技者が返却操作ボタン２１０を押下すると、遊技球を取り込む取込装置に導入されている遊技球が遊技者に返却される。
【００２１】
図２は、遊技機（スロットマシン）を裏面から見た背面図である。図２に示すように、遊技機裏面側では、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板（主基板）１００、遊技者の要求に応じた球貸しと入賞にもとづく賞球払出を行う球払出装置の制御を行う払出制御手段が搭載された払出制御基板４００、音、光、ＬＣＤ５４１等を制御する演出制御手段が搭載された演出制御基板６００が設置されている。さらに、電気部品や制御基板で使用されるＤＣ電圧を作成する電源回路が搭載された電源基板９１０が設けられている。
【００２２】
遊技機裏面において、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板１６０が設置されている。ターミナル基板１６０には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力するための賞球用端子および球貸し個数信号を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。
【００２３】
貯留タンク３８に貯留された遊技球は誘導レールを通り、賞球ケース４０Ａで覆われた球払出装置に至る。球払出装置の上部には、球切れスイッチ１８７が設けられている。球切れスイッチ１８７が球切れを検出すると、球払出装置の払出動作が停止する。球切れスイッチ１８７は遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留タンク３８内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ１６７も誘導レールにおける上流部分（貯留タンク３８に近接する部分）に設けられている。球切れ検出スイッチ１６７が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置島に設けられている補給機構から遊技機に対して遊技球の補給が行われる。
【００２４】
球貸しまたは入賞にもとづく遊技球が多数払い出されて貯留皿（上皿）５３１が満杯になり、さらに遊技球が払い出されると、遊技球は余剰球受皿（下皿）５３２に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、満タンスイッチ２２５（図２において図示せず）がオンする。その状態では、球払出装置内の払出モータの回転が停止して球払出装置の動作が停止するとともに後述する取込装置の動作も停止する。つまり、払い出された遊技球を貯留する上皿に対する余剰球を貯留する余剰球貯留部（下皿）に貯留しきれない遊技球が貯留されていること、換言すれば、遊技球を貯留可能な球貯留部（上皿および下皿）に所定量以上の遊技球が貯留されていることを貯留状態検出手段としての満タンスイッチ２２５が検出すると、球払出装置および取込装置の動作が不能動化される。ここで、所定量とは、満タンスイッチ２２５が遊技球を検出するような量である。
【００２５】
図３は、各種部材が取り付けられた機構板３６を遊技機背面側から見た背面図である。スロットマシン５００の裏面では、機構板３６の上部に貯留タンク３８が設けられている。そして、スロットマシン５００が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が貯留タンク３８に供給される。貯留タンク３８内の遊技球は、誘導レール３９を通って賞球ケース４０Ａで覆われる球払出装置９７に至る。貯留タンク３８から傾斜して横方向に延びる誘導レール３９は、途中で屈曲し、さらに２条に分かれて球払出装置９７に至る。
【００２６】
球払出装置９７から払い出された遊技球は、連絡口４５を介して上皿５３１に至り、上皿５３１に貯留される。上皿５３１が満杯になると、連通口４５が遊技球で閉塞されるので、以後、払い出された遊技球は連通口１２４を介して下皿５３２に誘導され、下皿５３２に貯留される。
【００２７】
また、上皿５３１の遊技球を取り込む取込装置が設置されている（図３において図示せず）。取込装置は、機構板３６または遊技盤との間の空間に設置可能である。
【００２８】
機構板３６には、取込装置からの遊技球をスロットマシン５００の外部に排出されるための取込経路１２１、取込装置からの遊技球を下皿５３２に誘導するための返却経路１２２、および上皿５３１に貯留されている遊技球を下皿５３２に誘導する球抜き通路（取込装置に導入される遊技球を返却するための球抜き経路）１２３が形成されている。なお、取込経路１２１を通過する遊技球は、賭数としての遊技球である。また、球抜き通路１２３の起点は、取込装置の設置位置よりも上流であることが好ましい。そのような位置に配置されていれば、上皿５３１に多数の遊技球が貯留されている場合に、遊技球の大部分を、球抜き通路１２３を介して排出させることができ、取込装置の負荷を軽減できる。
【００２９】
図４は、取込装置の構成例を示す斜視図である。取込装置には、上皿５３１から導入通路１８１を経由した遊技球が導入される。導入経路１８１には、遊技球の有無を検出するための取込準備検出手段としての上部センサ２２３が設けられている。この例では、上部センサ２２３として近接スイッチが用いられている。上皿５３１からの遊技球は、導入経路１８１より取込装置に導入されるときに、上部センサ２２３で検出される。なお、例えばスプロケット１９２の凹部に存在している遊技球が取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球に相当する。そして、スプロケット１９２から取込経路１９８の側に流下した遊技球が、取り込まれた遊技球に相当する。
【００３０】
取込装置は、凹部を有するスプロケット１９２と駆動源となるステッピングモータ等の取込モータ（図示せず）とを含む。取込モータの回転力は、取込モータの回転軸に嵌合しているギア（図示せず）に伝えられる。ギアの中心軸には、凹部を有するスプロケット１９２が嵌合している。導入経路１８１より流入した遊技球は、スプロケット１９２の凹部によって、スプロケット１９２の下方に１個ずつ落下させられる。
【００３１】
なお、図４にＰ１〜Ｐ５で示すように、上部センサ２２３とスプロケット１９２の凹部との間に少なくとも１ＢＥＴ分の遊技球（この実施の形態では５個）が確保されるような位置に、上部センサ２２３が設置されている。すなわち、取込準備検出手段と取込装置との間に少なくとも最小賭数分の遊技球が確保されるように、取込準備検出手段が設置されている。
【００３２】
スプロケット１９２の下部には遊技球の流下路を切り替えるための切換弁１９４が設けられている。経路切換手段としての切換弁１９４は、返却操作ボタン２１０が押下されることによって機械的に動作する。切換弁１９４の非動作時、すなわち遊技球の返却動作がなされないときには、他方の流下路を閉塞して一方の流下路（取込経路１２１に至る取込経路１９８）に遊技球が流下するように設定され、遊技球を返却する返却動作時（切換弁１９４の押下時）には、取込経路１２１に至る経路を閉塞して、返却経路１２２に至る経路（返却経路１９９）に遊技球が流下するように設定される。また、返却操作ボタン２１０が操作されると、返却操作ボタン２１０の近傍に設置されている返却操作スイッチ２１０ａ（図４において図示せず）がオンする。
【００３３】
取込装置の下部（遊技球の流れの下流側）において、取込経路１２１に至る経路への流下路（取込経路１９８）には、取込検出手段としての取込球検出センサ２２１が設けられ、返却経路１２２に至る経路への流下路（返却経路１９９）には、返却検出手段としての返却球検出センサ２２２が設けられている。この例では、取込球検出センサ２２１および返却球検出センサ２２２として近接スイッチが用いられている。
【００３４】
返却操作ボタン２１０の上部には、返却阻止ソレノイド１９３によって下部に進出可能な返却阻止部材１９０が設けられている。返却阻止ソレノイド１９３が駆動されているときには、返却阻止部材１９０は返却操作ボタン２１０の裏面に進出し、返却操作ボタン２１０の押下を妨げる。すなわち、返却阻止ソレノイド１９３が駆動されているときに、切換弁１９４は遊技球を返却経路１９８に導けず、遊技球の返却動作ができなくなる。従って、この実施の形態では、返却阻止ソレノイド１９３と返却阻止部材１９０とによって返却操作阻止手段が実現されている。
【００３５】
なお、スプロケット１９２に嵌合しているギアの周辺部には、取込モータ位置センサが形成されている。例えば、複数の突起部が形成され、突起部が、ギアの回転すなわち取込モータの回転に伴って発光体からの光を、取込モータ位置センサの受光部に対して透過させたり遮蔽したりする。遊技制御用のマイクロコンピュータは、受光部からの検出信号によって取込モータの位置を認識することができる。
【００３６】
図５は、スロットマシン５００に備えられる主基板（遊技制御基板）１００の回路構成の一例を示すブロック図である。主基板１００には、ＣＰＵ１０１が搭載されている。ＣＰＵ１０１のプログラムが内蔵されたＲＯＭ１０２、必要なデータを格納するためのＲＡＭ１０３、およびＣＰＵ１０１と外部回路とを接続するためのＩ／Ｏポート１０４が搭載されている。ＲＡＭ１０３は、バッテリ等のバックアップ電源２７０から電源供給を受ける。よって、停電時に本来の電源回路から電源供給を受けなくても、確率設定値や遊技状態がＲＡＭ１０３に記憶され、停電からの復旧時に停電直前の状態が再現される。さらに、乱数を発生する乱数発生器１０５、電源投入時等にＣＰＵ１０１にリセットパルスを与えるリセット回路１０６、クロック発生回路１０７からのクロック信号を分周して乱数発生器１０５に与えるクロック分周回路１０８、およびＣＰＵ１０１からのアドレスデータをデコードするアドレスデコーダ回路１０９が含まれる。アドレスデコーダ回路１０９は、ＣＰＵ１０１からのアドレスデータをデコードして、ＲＯＭ１０２、ＲＡＭ１０３およびＩ／Ｏポート１０４にチップセレクト信号を与える。
【００３７】
なお、ＲＡＭ１０３およびＩ／Ｏポート１０４は、ＣＰＵ１０１に内蔵されていてもよい。さらに、ＲＯＭ１０２もＣＰＵ１０１に内蔵されていてもよい。また、バックアップ電源２７０は、電源基板９１０に搭載されていてもよい。また、この実施の形態では、乱数発生器１０５によって、遊技制御に必要な乱数が生成されるが、乱数はソフトウェアによって発生するように構成してもよい。
【００３８】
遊技店の管理者等によって設定スイッチ２０１が操作された場合には、操作信号がスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。設定スイッチ２０１、および設定スイッチ２０１を有効にするための設定キースイッチはスロットマシン１の内部に設けられているが、前面パネルを開放しないと操作できないので、図１には示されていない。
【００３９】
また、ＢＥＴボタン２０２およびＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押圧操作は、それぞれ、ＢＥＴスイッチ２０２ａ、ＭＡＸＢＥＴスイッチ２０３ａで検出され、検出信号がスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。スタートレバー２０４の押下操作はスタートスイッチ２０４ａで検出され、検出信号がスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。そして、左中右のリールストップボタン２０５，２０６，２０７の押圧操作は左中右のリールストップスイッチ２０５ａ，２０６ａ，２０７ａで検出され、検出信号がスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。
【００４０】
球貸しボタン２０８の押圧操作は球貸しスイッチで検出され、カード返却ボタン２０９の押圧操作はカード返却スイッチで検出される。球貸しスイッチおよびカード返却スイッチは、例えば、スロットマシンの裏面における、球貸しボタン２０８およびカード返却ボタン２０９の近傍に設けられている残高表示基板に搭載されている。残高表示基板には、カード残表示器２５１も搭載されている。
【００４１】
返却操作ボタン２１０の押下操作は返却操作スイッチ２１０ａで検出され、検出信号がスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。上部センサ２２３、取込球検出センサ２２１および返却球検出センサ２２２の検出信号はスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。
【００４２】
また、ＣＰＵ１０１は、Ｉ／Ｏポート１０４およびソレノイド回路２４０を介して返却阻止ソレノイド１９３に切替信号を出力する。さらに、モータ回路２３０を介して、取込モータやリールモータ６５１に駆動信号を与える。
【００４３】
リールユニット６５０には、リールモータ６５１と、リールランプ６５２ａ〜６５２ｉと、リールセンサ６５３とが格納されている。リールモータ６５１は、各リール５１４ａ〜５１４ｃを回転させるためのモータである。リールランプ６５２〜６５２ｉは、それぞれ、各リール５１４ａ〜５１４ｃの内部に設けられ、各リール５１４ａ〜５１４ｃに描かれた図柄のうち、可変表示領域５０２にて視認される図柄をリールの内側から照らすためのランプである。リールランプ６５２ａ〜６５２ｃは、それぞれ、リール５１４ａに描かれた図柄のうちの可変表示領域５０２にて視認可能な上図柄、中図柄、下図柄を照らすランプである。また、リールランプ６５２ｄ〜６５２ｆは、それぞれ、リール５１４ｂに描かれた図柄のうちの可変表示領域５０２にて視認可能な上図柄、中図柄、下図柄を照らすランプである。さらに、リールランプ６５２ｇ〜６５２ｉは、それぞれ、リール５１４ｃに描かれた図柄のうちの可変表示領域５０２にて視認可能な上図柄、中図柄、下図柄を照らすランプである。リールセンサ６５３は、各リール５１４ａ〜５１４ｃの回転状態や回転数などを感知するためのセンサである。
【００４４】
リールセンサ６５３の検出信号はスイッチ回路２００およびＩ／Ｏポート１０４を介してＣＰＵ１０１に与えられる。
【００４５】
また、遊技パネル５０１に設けられている１セット賭けランプ５０３、２セット賭けランプ５０４、３セット賭けランプ５０５、ゲームオーバーランプ５０６、リプレイランプ５０７、ウェイトランプ５０８、スタートランプ５０９および球取込指示ランプ５１０の点灯または消灯を示す信号がＩ／Ｏポート１０４およびランプ回路２５０を介して出力される。また、クレジット表示器５１１、ゲーム回数表示器５１２およびペイアウト表示器５１３に表示される数値を示す信号がＩ／Ｏポート１０４およびランプ回路２５０を介して出力される。
【００４６】
図６は、主基板１００および演出制御基板６００における信号送受信部分を示すブロック図である。この実施の形態では、遊技パネル５０１の外側に設けられているサイドランプ５２８ａ，５２８ｂ、ランプ５４２〜５４４、およびサイドランプ５５０〜５５３などと、遊技パネル５０１に設けられているリールランプ６５２ａ〜６５２ｉなどとの点灯または消灯を示す演出制御コマンドが主基板１００から演出制御基板６００に出力される。
【００４７】
図６に示すように、演出制御に関する演出制御コマンドは、基本回路６０１におけるＩ／Ｏポート部６０５の出力ポート（出力ポート０，３）６０５ａ，６０５ｄから出力される。出力ポート（出力ポート３）６０５ｄは８ビットのデータを出力し、出力ポート６０５ａは１ビットのＩＮＴ信号を出力する。演出制御基板６００において、主基板１００からの制御コマンドは、入力バッファ回路６６５Ａ，６６５Ｂを介して演出制御用ＣＰＵ６０１に入力する。なお、演出制御用ＣＰＵ６０１がＩ／Ｏポートを内蔵していない場合には、入力バッファ回路６６５Ａ，６６５Ｂと演出制御用ＣＰＵ６０１との間に、Ｉ／Ｏポートが設けられる。なお、出力ポート６０５ａ，６０５ｄは、図５に示されたＩ／Ｏポート１０４の一部である。
【００４８】
演出制御基板６００において、演出制御用ＣＰＵ６０１は、各制御コマンドに応じて定義されているサイドランプ５２８ａ，５２８ｂ、ランプ５４２〜５４４、およびサイドランプ５５０〜５５３などの点灯／消灯パターンに従って、サイドランプ５２８ａ，５２８ｂ、ランプ５４２〜５４４、およびサイドランプ５５０〜５５３などに対して点灯／消灯信号を出力する。点灯／消灯信号は、サイドランプ５２８ａ，５２８ｂ、ランプ５４２〜５４４、およびサイドランプ５５０〜５５３などに出力される。なお、点灯／消灯パターンは、演出制御用ＣＰＵ６０１の内蔵ＲＯＭまたは外付けＲＯＭに記憶されている。
【００４９】
主基板１００において、ＣＰＵ１０１は、ＢＥＴボタン２０２またはＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下されるなどして賭数が設定されると、その賭数に応じて１セット賭けランプ５０３、２セット賭けランプ５０４、または３セット賭けランプ５０５の点灯を指示する信号を出力し、さらに、スタートランプ５０９の点灯を指示する信号を出力する。従って、１セット賭けランプ５０３、２セット賭けランプ５０４または３セット賭けランプ５０５と、スタートランプ５０９とが点灯する。
【００５０】
さらに、ＣＰＵ１０１は、ゲームオーバーランプ５０６、リプレイランプ５０７、ウェイトランプ５０８および球取込指示ランプ５１０などに対して点灯または消灯を指示する信号を出力する。また、ＣＰＵ１０１は、クレジット表示器５１１、ゲーム回数表示器５１２およびペイアウト表示器５１３に対して所定の数値を表示させるための点灯または消灯を指示する信号を出力する。
【００５１】
また、ＣＰＵ１０１は、演出制御用ＣＰＵ６０１に、ゲーム開始時の演出制御コマンドを送信する。演出制御用ＣＰＵ６０１は、受信した演出制御コマンドに従って、ＬＣＤ５４１に表示される画面の表示制御を行う。具体的には、演出制御コマンドに応じた指令をＶＤＰ６３３に与える。ＶＤＰ６３３は、入力したデータに従ってＬＣＤ５４１に表示するための画像データを生成し、Ｒ，Ｇ，Ｂ信号および同期信号をＬＣＤ５４１に出力する。
【００５２】
さらに、演出制御用ＣＰＵ６０１は、入賞時、ビッグボーナスゲーム時およびボーナスゲーム時等にサウンドジェネレータ２６０に効果音を発生させたり、異常発生時に警報音を発生させる。サウンドジェネレータ２６０からの音は、増幅器２６１を介してスピーカ５４５ａ，５４５ｂに出力される。
【００５３】
次に、スロットマシン５００で発生する入賞役について説明する。
入賞役には、小役入賞と、リプレイ入賞と、ビッグボーナス入賞と、レギュラーボーナス入賞とがある。スロットマシン５００では、スタートレバー２０４が操作されたタイミングで乱数が抽出され、上記いずれかの入賞役による入賞の発生を許容するか否かを決定する。入賞の発生が許容されていることを、「内部当選している」という。内部当選した場合、その旨を示す当選フラグがスロットマシン５００の内部で設定される。
【００５４】
当選フラグが設定された状態でのゲームでは、その当選フラグに対応する入賞役を引き込むことが可能なようにリール５１４ａ〜５１４ｃが制御される。従って、リール５１４ａ〜５１４ｃの目押し操作により、その当選フラグに対応する役の入賞を発生させることが可能となる。一方、当選フラグが設定されていない状態でのゲームでは、入賞が発生しないようにリール５１４ａ〜５１４ｃが制御される。従って、リール５１４ａ〜５１４ｃの目押し操作をしても入賞を発生させることはできない。当選フラグが設定されたにもかかわらず、その当選フラグに対応する入賞を発生させることができなければ、その当選フラグはクリアされる。ただし、レギュラーボーナス入賞およびビッグボーナス入賞の当選フラグについては、他の入賞役の当選フラグとは異なり、当選フラグが設定された状態でのゲームにおいて入賞が発生しなければ、その当選フラグに対応する入賞が発生するまで、次回以降のゲームにその当選フラグが持ち越される。
【００５５】
ここで、「小役入賞」とは、ビッグボーナスゲーム、レギュラーボーナスゲームのような特別なゲームの発生、またはリプレイゲームの発生を伴わない、有価価値（例えば、クレジットや遊技球）の付与のみを伴う入賞のことである。
【００５６】
また、「リプレイ入賞」とは、遊技球あるいはクレジットを消費することなく次回のゲームを開始できるという特典が与えられる入賞のことである。
【００５７】
また、「レギュラーボーナス入賞」とは、レギュラーボーナスゲームを複数回行うことができる特典が付与される入賞のことである。レギュラーボーナスゲームでは、レギュラーボーナスゲーム中に特有の入賞役のみが有効となり、かつ、極めて高い確率で、その入賞役が内部当選する。
【００５８】
さらに、「ビッグボーナス入賞」とは、ビッグボーナスゲームを複数回行うことができる特典が付与される入賞のことである。ビッグボーナスゲームでは、小役入賞およびレギュラーボーナス入賞の当選確率が高確率状態に設定される。ビッグボーナスゲームは、レギュラーボーナス入賞が所定回数発生するか、または予め定められた上限回数のビッグボーナスゲームを消化するまで提供される。
【００５９】
次に、スロットマシンにより提供されるゲームの概要について説明する。
賭数としての遊技球が投入されＢＥＴボタン２０２またはＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下されるなどして賭数が設定されると、スタートランプ５０９が点灯してスタートレバー２０４の操作が有効に受付けられる状態となったことが遊技者に報知される。スタートランプ５０９が点灯した状態であるときに、遊技者によってスタートレバー２０４が操作されると、ウエイトタイムの期間内でなければ、可変表示領域５０２に設けられている各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃが回転を始める。なお、ウエイトタイムは、ゲームが早く進行し過ぎてしまうことを抑制するために、スロットマシンに設定されているゲーム進行調整期間である。また、スタートレバー２０４を操作したタイミングで、レギュラーボーナス入賞またはビッグボーナス入賞が内部当選した場合には、例えばＬＣＤ５４１に所定のキャラクタが所定の動作を行っている画面を表示するなどして、内部当選した旨が遊技者などに報知される。
【００６０】
各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃが回転を始めてから所定時間が経過すると、各リールストップボタン２０５〜２０８に設けられている操作有効ランプが点灯する。操作有効ランプが点灯することで、各リールストップボタン２０５〜２０８の操作が有効になったことが遊技者に報知される。遊技者は、各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃを停止させる順序を決定することができる。遊技者が、各リールストップボタン２０５〜２０８のいずれかを押下すれば、対応する操作有効ランプが消灯する。その後、操作されたリールストップボタンに対応するリールの回転が停止する。なお、各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃを停止させることなく、所定期間以上放置した場合には、各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃが自動的に停止し、各操作有効ランプが消灯する。
【００６１】
全ての図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃが停止した時点で、可変表示領域５０２に表示されている各図柄表示リール５１４ａ〜５１４ｃの上段、中段、下段の３段の図柄のうち、賭数に応じて定められる有効な入賞ライン上に位置する図柄の組合せによって入賞したか否かが定められる。賭数が１の場合には、可変表示領域５０２における中段の横１列の入賞ラインのみが有効となる。賭数が２の場合には、可変表示領域５０２における上段、中段、下段の横３列の入賞ラインが有効となる。賭数が３の場合には、可変表示領域５０２における横３列と斜め対角線上の２列の合計５本の入賞ラインが有効ラインとなる。
【００６２】
有効ライン上の図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた特定の表示態様となって入賞が発生した場合には、音、光、ＬＣＤ５４１の表示などによって所定の遊技演出がなされ、入賞の発生に応じたゲームが開始される。
【００６３】
次にスロットマシン５００の制御動作について説明する。
図７〜図９は、主基板１００におけるＣＰＵ１０１が実行する遊技制御処理の一部を示すフローチャートである。スロットマシン５００に対して電源が投入され、ＣＰＵ１０１が起動すると、ＣＰＵ１０１は、まず、必要な初期設定を行う。
【００６４】
初期設定処理において、ＣＰＵ１０１は、まず、割込モードを設定し（ステップＳ１）、次に、スタックポインタにスタック指定アドレスを設定する（ステップＳ２）。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う（ステップＳ３）。また、内蔵デバイス（内蔵周辺回路）であるＣＴＣ（カウンタ／タイマ）やＰＩＯ（パラレル入出力ポート）の初期化（ステップＳ４）を行った後、ＣＰＵ１０１の内蔵レジスタを初期化し、ＲＡＭをアクセス可能状態に設定する（ステップＳ６）。なお、ＣＰＵ１０１の外部の周辺回路が用いられている場合には、それらの初期化も、ステップＳ４で実行する。
【００６５】
そして、ＣＰＵ１０１は、ＲＡＭの内容をチェックし（ステップＳ７）、内容が正しければ、すなわち、ＲＡＭの内容がバックアップ電源によって保存されていたら、保存されている内容を用いて出力ポートおよびレジスタの状態を復元するとともに（ステップＳ８）、電源が断する前に実行されていたルーチンに戻る。なお、電源が断する前に実行されていたルーチンのアドレスは、電源が断する際に実行された電力供給停止時処理においてＲＡＭに保存されている。
【００６６】
ＲＡＭの内容が正しくなければＲＡＭの内容を初期化する（ステップＳ１０）。そして、設定キースイッチがオンしていれば（ステップＳ１１）、６段階の設定処理を行った後（ステップＳ１２）、再度ＲＡＭの内容を初期化する（ステップＳ１３）。次いで、ＣＰＵ１０１は、未使用ＲＡＭを初期化しておく（ステップＳ２１）。
【００６７】
この実施の形態では、遊技者がＢＥＴボタン２０２またはＭＡＸＢＥＴボタン２０３を押下したときに、上皿５３１から賭数としての遊技球が取り込まれる。以下、遊技球を取り込む処理について説明する。
【００６８】
ＢＥＴボタン２０２の押下にもとづくＢＥＴスイッチ２０２ａの検出信号がオン状態になると（ステップＳ２２）、ＣＰＵ１０１は、遊技球取込中フラグをセットする（ステップＳ２３）。そして、取込予定数として５をセットするとともに（ステップＳ２４）、繰り返し数に１をセットし（ステップＳ２４Ａ）、取込タイマおよび取込監視タイマをスタートする（ステップＳ２５，Ｓ２６）。そして、ステップＳ２７Ａに移行する。
【００６９】
なお、繰り返し数、遊技球取込中フラグおよび取込予定数はＲＡＭ１０３におけるワークエリアに設定される。繰り返し数は、５個の遊技球の取込動作を何回繰り返すのかを示す値である。また、取込タイマは、取込装置における取込モータの動作時間を設定するためのタイマであり、ステップＳ２５では、５個の遊技球の取込に応じた時間が取込タイマに初期値として設定される。
【００７０】
取込監視タイマとは、遊技球取込処理開始後、所定期間または所定量の遊技球が検出されなかった場合に取込装置の動作を停止させる制御を実現するためのタイマである。なお、この実施の形態で使用される各タイマは、初期値として所定値が設定され値が０になるとタイムアウトするように使用されるが、初期値が０であって値が所定値になるとタイムアウトするように使用してもよい。
【００７１】
また、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押下にもとづくＭＡＸＢＥＴスイッチ２０３ａの検出信号がオン状態になると（ステップＳ３１）、ＣＰＵ１０１は、遊技球取込中フラグをセットする（ステップＳ３２）。そして、取込予定数として５をセットするとともに（ステップＳ３３）、繰り返し数に３をセットし（ステップＳ３３Ａ）、取込タイマおよび取込監視タイマをスタートする（ステップＳ３４，Ｓ３５）。ステップＳ３４では、５個の遊技球の取込に応じた時間が取込タイマに初期値として設定される。そして、ステップＳ２７Ａに移行する。ＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押下も検出しない場合には、ステップＳ４５に移行する。
【００７２】
なお、ステップＳ３１〜Ｓ３３の処理によってＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下されたときには１５個（３セット分）の遊技球が取り込まれ、ステップＳ２２〜Ｓ２４の処理によってＢＥＴボタン２０２が押下されたときには５個（１セット分）の遊技球が取り込まれるのであるが、所定期間内に２回ＢＥＴボタン２０２が押下されたときには１０個（２セット分）の遊技球が取り込まれるようにしてもよい。そのように構成した場合、２回ＢＥＴボタン２０２が押下されたときには、繰り返し数に２がセットされる。
【００７３】
ステップＳ２７Ａでは、ＣＰＵ１０１は、返却阻止ソレノイド１９３を励磁して駆動状態にする。上述したように、返却阻止ソレノイド１９３が駆動されると、返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の裏面に進出し、返却操作ボタン２１０の押下を妨げる。すなわち、返却阻止ソレノイド１９３が駆動されているときには、遊技者は遊技球の返却操作ができなくなる。
【００７４】
次いで、ＣＰＵ１０１は、遊技球取込中フラグがオフするまで（ステップＳ２８）、遊技球取込処理を繰り返し実行する。遊技球取込中フラグがオフしたら、返却阻止ソレノイド１９３の励磁を止めて駆動停止状態にする（ステップＳ２７Ｂ）。返却阻止ソレノイド１９３の駆動が停止されると、返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の裏面から上に逃げ、遊技者が返却操作ボタン２１０を押し込むことができる状態に戻る。遊技球取込処理では、所定の遊技球数の取り込みが終了すると、遊技球取込中フラグをオフにしてリターンしてくるように構成されている。また、遊技球取込処理中に遊技者が返却操作ボタン２１０を操作したことを検出したら、取込完了フラグをセットせずにリターンしてくる。
【００７５】
そこで、ＣＰＵ１０１は、遊技球取込中フラグがオフになったら（ステップＳ２８）、取込完了フラグがオンでない場合には（ステップＳ４１）、遊技球返却処理を実行する（ステップＳ４２）。
【００７６】
取込完了フラグがオンであった場合には、ゲームスタート条件が成立していれば（ステップＳ４５）、ステップＳ４６に移行し、成立していなければ、ステップＳ２２に戻る。ゲームスタート条件が成立した場合には、乱数発生器１０５から必要な乱数を抽出し（ステップＳ４６）、リールモータ６５１をオン（駆動開始）する（ステップＳ４７）。そして、遊技が開始された後の処理（ステップＳ２００以降の処理）に移行する。なお、この実施の形態では、乱数発生器１０５から必要な乱数を抽出するが、例えばタイマ割込によって乱数発生用のカウンタをカウントアップすることによってソフトウェア的に乱数を発生させ、ソフトウェア的に発生した乱数を抽出してもよい。
【００７７】
また、この実施の形態では、賭数としての遊技球の取込が完了した後に、スタートレバー２０４が押下されてスタートスイッチ２０４ａの検出信号がオン状態を示すとゲームスタート条件が成立する。
【００７８】
ゲームスタート条件が成立すると、図１０に示すように、ＣＰＵ１０１は、まず、１ゲームタイマがタイムアップしているか否か判断する（ステップＳ２００）。１ゲームタイマとは、１ゲームが開始されてから終了するまで最低限経過しておかなければならないウエイトタイム（たとえば４．１秒）を計時するためのものであり、ステップＳ２０１でセットされる。１ゲームタイマがタイムアップしていない場合には、ＣＰＵ１０１は、ＬＣＤ５４１の表示画面におけるウェイト表示部に設定されている部分を点灯するように演出制御手段に演出制御コマンドを与える。演出制御手段は、演出制御コマンドに従って、ウェイト表示部を点灯する。
【００７９】
１ゲームタイマがタイムアップしている場合には、１ゲームタイマを新たにセットし、全リールの回転を開始する（ステップＳ２０１）。このとき、ＣＰＵ１０１は、演出制御用ＣＰＵ６０１に、ゲーム開始時の演出制御コマンドを送信する（ステップＳ２０２）。次に、ＣＰＵ１０１は、ボーナスゲームフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ２０３）。ボーナスゲームフラグがセットされていない場合には、ビッグボーナスフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ２０４）。ビッグボーナスゲームフラグがセットされていない場合には、入力されている乱数値を各判定値と比較する処理を行う（ステップＳ２０５）。各判定値として、ビッグボーナスゲーム当選の判定値、ボーナスゲーム当選の判定値、シングルボーナス当選の判定値、小役当選の判定値、集中突入当選の判定値、集中パンクの当選判定値およびリプレイ当選の判定値の７種類がある。なお、各判定値との比較は、１つの乱数値にもとづいて行われてもよいし、複数の乱数値にもとづいて行われてもよい。
【００８０】
この実施の形態では、入賞したときの景品数は賭数に応じた数である。例えば、３セット賭け（例えば１５個分の遊技球）の場合には、１セット賭けの場合の３倍の景品が払い出される。よって、各当選の判定値を、１セット賭け、２セット賭けおよび３セット賭けのいずれの場合でも一定であるようにしておけば、どの賭数でも払出景品数の期待値は同じになる。しかし、１セット賭けの場合を最も当選しにくく、３セット賭けの場合を最も当選しやすくして、賭数が多いほど有利なようにしてもよい。
【００８１】
また、ビッグボーナス当選の判定値とボーナス当選の判定値は、設定スイッチ２０１による設定変更（６段階の設定）によって変化するようになっている。また、集中突入の判定値および集中モードをやめるパンクの判定値は、やはり、設定スイッチ２０１による設定変更によって変化するようになっている。
【００８２】
ＣＰＵ１０１は、乱数値がビッグボーナス当選判定値と一致した場合には（ステップＳ２０６）、ビッグボーナス当選フラグをセットする（ステップＳ２０７）。ボーナス当選判定値と一致した場合には（ステップＳ２０８）、ボーナス当選フラグをセットする（ステップＳ２０９）。シングルボーナス当選判定値と一致した場合には（ステップＳ２３１）、シングルボーナス当選フラグをセットする（ステップＳ２３２）。集中突入判定値と一致した場合には（ステップＳ２３３）、集中モードにセットする（ステップＳ２３４）。集中パンクの判定値と一致した場合には（ステップＳ２３５）、集中モードをリセットする（ステップＳ２３６）。集中モードでは、シングルボーナスゲームの発生（例えば「ＣＣＣ」とする。）の確率が、例えば、（１／数）に上げられる。従って、シングルボーナスゲームが頻繁に発生することになる。乱数値がリプレイ当選判定値と一致した場合には（ステップＳ２３７）、リプレイ当選フラグをセットする（ステップＳ２３８）。そして、小役当選判定値と一致した場合には（ステップＳ２１０）、小役当選フラグをセットする（ステップＳ２１１）。なお、小役の種類は複数種類あるので、それに応じて小役当選判定値も複数種類ある。
【００８３】
ボーナスゲームフラグがセットされている場合には（ステップＳ２０３）、ＣＰＵ１０１は、ボーナスゲームカウンタがＪＡＣ入賞許容値になっているか否か判断する。この実施の形態では、ボーナスゲームは最大１２回行われ、各ボーナスゲームのうち規定回（例えば８回）ＪＡＣの図柄が有効ライン上に揃うＪＡＣ入賞となるように制御される。ＪＡＣ入賞になれば遊技球が１５セット（１５×５個の遊技球に相当）払出される。また、ボーナスゲームはその上限回数が１２回であるが、上限回数に到達する以前においてＪＡＣ入賞が規定回発生すればその時点でボーナスゲームが終了する。ＪＡＣ入賞が何回目のボーナスゲームで発生するかは、ランダムにかつ事前に決定される。そして、今回行われるボーナスゲームがＪＡＣ入賞を発生させるように決定された回のボーナスゲームであるか否かがステップＳ２２０で判断される。ＪＡＣ入賞を発生させるように決定された回のボーナスゲームであった場合には、ＪＡＣ入賞フラグをセットする（ステップＳ２２１）。
【００８４】
ビッグボーナスゲームフラグがセットされている場合には（ステップＳ２０３）、ＣＰＵ１０１は、ビッグボーナスゲームカウンタがボーナスゲーム開始時になっているか否か判断する（ステップＳ２０４）。ビッグボーナスゲームは所定回（例えば３０回）繰り返され、その間にボーナスゲームが３回発生するように制御される。ビッグボーナスゲームが所定回に到達する以前においてボーナスゲームが３回発生すると、３回目のボーナスゲームが終了した時点でビッグボーナスゲームが終了する。ボーナスゲームが何回目のビッグボーナスゲームで発生するかが事前にかつランダムに決定される。そして、ステップＳ２２２において、現在行われるビッグボーナスゲームの回がボーナスゲームを開始させるように決定された回であるか否かの判断が行われる。ボーナスゲームを開始させるように定められた回である場合には、ＪＡＣ入賞フラグがセットされる（ステップＳ２２３）。なお、図示されていないが、ステップＳ２２２からＳ２１０に進む段階で、ステップＳ２０５と同様の処理が行われる。
【００８５】
次に、全リールが停止したか否かの判断がなされる（ステップＳ３０１）。停止していない場合には、左中右のリール停止操作があったか否かの判断がなされる。すなわち、ＣＰＵ１０１は、遊技者が左リールストップボタン２０５を押圧操作したことを検出すると（ステップＳ３０２）、左リール停止フラグをセットする（ステップＳ３０３）。また、遊技者が中リールストップボタン２０６を押圧操作したことを検出すると（ステップＳ３０４）、中リール停止フラグをセットする（ステップＳ３０５）。そして、遊技者が右リールストップボタン２０７を押圧操作したことを検出すると（ステップＳ３０６）、右リール停止フラグをセットする（ステップＳ３０７）。
【００８６】
また、左右中リールストップボタン２０５，２０６，２０７の押圧に代えて、自動的に全リールの図柄変動を停止させることができるようにしてもよい。例えば、オートモードボタンを設け、オートモードボタンによってオートモードに設定されている場合には、全リールの図柄変動開始後、所定時間（例えば５秒）が経過すると、ＣＰＵ１０１は、左中右のリール停止フラグを順次セットする。所定時間経過前に左右中リールストップボタン２０５，２０６，２０７が押圧された場合には、それによるフラグセットが行われる。このように、自動的に各リールの図柄変動が停止されるので、遊技者が疲れたり面倒になるといった状況を回避できる。
【００８７】
なお、３つのリールストップボタン２０５，２０６，２０７を設けずに、１つのリールストップボタンのみを設けるようにしてもよい。その場合には、例えば、１回リールストップボタンが押圧される毎に１つのリールの変動を停止させるためのリール停止フラグがセットされる。さらに、リールストップボタンが１回押圧されると、全てのリールの変動を停止するようにしてもよい。このように１つのリールストップボタンのみを設けた場合にも、遊技者の腕の移動が低減されるので、遊技者が疲れたり面倒になるといった状況を回避できる。
【００８８】
次に、ＣＰＵ１０１は、左リール停止フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ３０８）。セットされている場合には、リール停止処理（ステップＳ３１０）を行って、左リール停止フラグをクリアする（ステップＳ３１１）。また、中リール停止フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ３１２）。セットされている場合には、リール停止処理（ステップＳ３１４）を行って、中リール停止フラグをクリアする（ステップＳ３１５）。そして、右リール停止フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ３１６）。セットされている場合には、リール停止処理（ステップＳ３１８）を行って、右リール停止フラグをクリアする（ステップＳ３１９）。そして、全てのリールが停止すると入賞判定の処理に移行する（ステップＳ３０１）。
【００８９】
図１２は、速度変更制御の処理を示すフローチャートである。ＣＰＵ１０１は、今回行われるゲームが、ビッグボーナスフラグまたはボーナスフラグがセットされた直後のものか否か確認する（ステップＳ４０１）。そうであれば、ステップＳ４１０の速度変更処理を行う。また、ビッグボーナスフラグがセットされていて、かつ、ボーナスフラグがセットされていない状態であるか否か確認する（ステップＳ４０２）。そのような状態であれば、ステップＳ４１０の処理を行う。さらに、今回行われるゲームが、ビッグボーナスフラグまたはボーナスフラグがリセットされた直後のものか否か確認する（ステップＳ４０３）。そうであれば、ステップＳ４１０の処理を行う。また、３リール中の２リールにおいて図柄が停止している場合には、停止図柄の組み合わせが所定の組み合わせ（例えば「ＡＡ」または「ＢＢ」とする。）になっているか否か確認する（ステップＳ４０４）。なっていれば、ステップＳ４１０の処理を行う。さらに、現在集中モードであるか否か確認する（ステップＳ４０５）。集中モードであれば、ステップＳ４１０の処理を行う。
【００９０】
ステップＳ４１０の速度変更処理において、ＣＰＵ１０１は、通常は例えば８０図柄／分の速度で図柄変動制御を行うのに対して、それよりも遅い速度で図柄が変動するように制御する。よって、遊技者は、ステップＳ４０１〜Ｓ４０５の条件が成立した場合には、左中右のリールにおける図柄変動を、通常時に比べて視認しやすくなる。
【００９１】
ステップＳ４０１の条件が成立したときは、ビッグボーナスゲームまたはボーナスゲームが開始されるときである。よって、遊技者は、図柄の変動速度変更によって容易にそれらのゲーム開始を認識できる。また、ステップＳ４０２の条件が成立したときは、ビッグボーナスゲーム中でのいわゆる小役ゲーム中である。遊技者は、図柄の変動速度変更によって、容易に小役をねらって図柄をストップさせたり、ボーナスゲーム突入を遅らせるためにボーナスゲーム突入図柄（この実施の形態では、「ＪＡＣ」）をはずして図柄をストップさせたりすることができる。ステップＳ４０３の条件が成立したときは、ビッグボーナスゲームまたはボーナスゲームが終了したときである。よって、図柄の変動速度変更によって、続けてビッグボーナスゲームまたはボーナスゲームが開始されるかのような期待感を遊技者に持たせることができる。ステップＳ４０４の条件が成立したときは、いわゆるリーチが成立したときである。
【００９２】
よって、遊技者は、図柄の変動速度変更によって、当たり図柄の組み合わせをねらいやすくなる。そして、ステップＳ４０５の条件が成立したときは、シングルボーナスゲーム発生の確率が向上している。遊技者は、図柄の変動速度変更によって、容易にシングルボーナス図柄（この例では「ＣＣＣ」）をねらって図柄をストップさせることができるようになり、遊技者にとってさらに有利な状況が提供されることになる。
【００９３】
図１３〜図１５は、リール停止制御の処理を示すフローチャートである。ＣＰＵ１０１は、まず、そのときに中段に表示されている図柄の図柄番号を確認する（ステップＳ５０１）。次に、ボーナスゲームフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５０２）。ボーナスゲームフラグがセットされている場合には、他の２つのリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５０２）。他の２つのリールとは、現時点で停止制御が行われるリール以外のリールである。そして、他の２つのリールがまだ停止していない段階では、ＪＡＣ図柄を有効ライン上に停止させる制御を行う（ステップＳ５１０）。このとき、表示されている図柄をＪＡＣ図柄に差し替えると不自然に見えるような場合には、数図柄分（例えば４図柄以内）変動させた上でＪＡＣ図柄を表示するように制御する。
【００９４】
ボーナスゲームフラグがセットされかつ他の２つのリールが停止している場合には、ＪＡＣ入賞フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５０４）。セットされている場合にはステップＳ５１０の処理を行う。セットされていない場合には、ＪＡＣ図柄を有効ライン上から外して停止表示するように制御する（ステップＳ５０５）。
【００９５】
ステップＳ５０２において、ボーナスゲームフラグがセットされていない場合には、ビッグボーナスゲームフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５０６）。ビッグボーナスゲームフラグがセットされている場合には、ＪＡＣ入賞フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５０７）。ＪＡＣ入賞フラグがセットされている場合には、他のリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５０８）。そして、他のリールが停止していない段階では、ＪＡＣ図柄を有効となっている有効ライン上に停止表示する制御を行う（ステップＳ５１０）。一方、他のリールが既に停止している場合には、ＪＡＣ図柄を、停止しているリールにおけるＪＡＣ図柄が停止表示されている有効ライン上に停止表示させ、有効となっている有効ライン上にＪＡＣ図柄の組み合わせが成立するように停止制御する（ステップＳ５０９）。
【００９６】
ビッグボーナスゲームフラグがセットされていない場合およびＪＡＣ入賞フラグがセットされていない場合には、ＣＰＵ１０１は、ビッグボーナス当選フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５２１）。ビッグボーナス当選フラグがセットされている場合には、他のリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５２２）。他のリールがまだ停止していない場合には、現在の図柄番号から４図柄先以内にビッグボーナス図柄（この例では「Ａ」）があるか否か判断する（ステップＳ５２３）。ある場合にはビッグボーナス図柄を有効ライン上に停止表示する制御を行う（ステップＳ５２４）。現在の図柄番号から４図柄先以内にビッグボーナス図柄がない場合には、その回のゲームにおけるビッグボーナスゲームの開始を諦めてステップＳ５４０に移行する。なお、ビッグボーナス当選フラグは引き続きセットされたままの状態であるため、次回のゲームにおいて再度ビッグボーナス図柄を有効ライン上に停止さるための制御が試みられる。そして、実際にビッグボーナス図柄が有効ライン上に停止するまでその試みが繰り返し実行される。
【００９７】
ステップＳ５２２において、他のリールが停止していると判断された場合には、ＣＰＵ１０１は、有効ライン上にビッグボーナス図柄があるか否か判断する（ステップＳ５２５）。ある場合には、停止しているビッグボーナス図柄の有効ライン上に停止できるビッグボーナス図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断する（ステップＳ５２６）。ある場合には、ビッグボーナス図柄を停止しているリールのビッグボーナス図柄の有効ライン上に停止させる制御を行う（ステップＳ５２７）。停止しているビッグボーナス図柄の有効ライン上に停止できるビッグボーナス図柄が４図柄先以内にないと判断された場合には、その回のビッグボーナスゲームの開始を諦めてステップＳ５４０に移行する。
【００９８】
ステップＳ５２１において、ビッグボーナス当選フラグがセットされていない場合には、ボーナス当選フラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ５３１）。ボーナス当選フラグがセットされている場合には、他のリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５３２）。他のリールが停止していない段階では、現在の図柄番号から４図柄先以内にボーナス図柄（この例では「Ｂ」）があるか否か判断する（ステップＳ５３３）。ある場合には、ボーナス図柄を有効となっている有効ライン上に停止表示させる制御を行う（ステップＳ５３４）。一方、ボーナス図柄がないと判断された場合にはステップＳ５４０に移行する。
【００９９】
ステップＳ５３２において、他のリールが既に停止していると判断された場合には、有効ライン上にボーナス図柄があるか否か判断する（ステップＳ５３５）。ない場合にはステップＳ５４０に移行する。有効ライン上にボーナス図柄がある場合には、停止しているボーナス図柄の有効ライン上に停止できるボーナス図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断する（ステップＳ５３６）。ない場合にはステップＳ５４０に移行する。ある場合には、ボーナス図柄を有効ライン上に停止表示する制御を行う（ステップＳ５３７）。ステップＳ５３１において、ボーナス当選フラグがセットされていないと判断した場合にはステップＳ５４０に移行する。
【０１００】
ステップＳ５４０において、小役当選フラグ、シングルボーナス（ＳＢ）当選フラグまたはリプレイ（ＲＰ）当選フラグがセットされていると判断した場合には、他のリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５４１）。まだ他のリールが停止していない段階では、小役当選フラグセット時にはセットされた小役当選フラグの種類に対応する小役図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断し、シングルボーナス当選フラグセット時にはシングルボーナス図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断し、リプレイ当選フラグセット時にはリプレイ図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断する（ステップＳ５４５）。ない場合には、直ちにリールを停止させて処理を終了する（ステップＳ５４６）。小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄があると判断した場合には、その図柄を有効ライン上に停止表示する制御を行う（ステップＳ５４７）。
【０１０１】
ステップＳ５４１において、他のリールが停止している段階では、有効ライン上に小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄があるか否か判断する（ステップＳ５４２）。ある場合には、停止している小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄の有効ライン上に停止できる小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄が現在の図柄番号から４図柄先以内にあるか否か判断する（ステップＳ５４３）。ある場合には、その小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄を、停止しているリールの小役図柄、シングルボーナス図柄またはリプレイ図柄の有効ライン上に停止表示する制御を行う（ステップＳ５４４）。
【０１０２】
ステップＳ５４０において、小役当選フラグがセットされていないと判断された場合には、他の２つのリールが停止しているか否か判断する（ステップＳ５５０）。まだ停止していない段階では、現在停止させようとしているリールが左リールか否か判断する（ステップＳ５５１）。左リールでない場合には直ちに停止制御した後処理を終了する（ステップＳ５５２）。左リールであった場合には、単図柄Ｇが有効ライン上に停止しないように停止制御した後に処理を終了する（ステップＳ５５１）。つまり、ステップＳ５４０において小役当選フラグがセットされていないと判断されたにもかかわらず有効ライン上に単図柄Ｇが停止したのでは小役入賞が成立してしまうため、単図柄Ｇを有効ライン上に停止しないように強制的にずらして停止させる。
【０１０３】
ステップＳ５５０において、他の２つのリールが既に停止している段階では、いずれの図柄も有効ライン上に揃わないように停止制御する（ステップＳ５５４）。なお、小役当選フラグがセットされている場合には１ゲームの終了時点でその小役当選フラグをクリアする処理が行われる。よって、小役当選フラグがセットされているにもかかわらず、その回のゲームにおいてリールの図柄配列の関係上その小役当選フラグの種類に応じた小役図柄を有効ライン上に揃えることができなかった場合には、その小役当選フラグはクリアされて小役当選が無効となる。すなわち、次回のゲームにその小役当選フラグを引き継ぐ制御は行われない。
【０１０４】
図１６は、入賞判定処理を示すフローチャートである。ＣＰＵ１０１は、まず、ボーナスゲームフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ６０１）。セットされていない場合には、ビッグボーナスゲームフラグがセットされているか否か判断する（ステップＳ６０２）。セットされていない場合には、有効ライン上に入賞があったか否か判断する（ステップＳ６０３）。有効ライン上に入賞がなかった場合には、払出予定数を「０」にセットした後に賞球払出制御に移行する（ステップＳ６０４）。一方、有効ライン上に入賞があったと判断された場合には、入賞した有効ラインに対応する有効ライン表示部（１セット賭けランプ５０３、２セット賭けランプ５０４、３セット賭けランプ５０５）を点滅させるための制御を行う（ステップＳ６０５）。具体的には、点灯および消灯を指示する信号を交互に有効ライン表示部に出力する。なお、リプレイモードを発生させる入賞の場合には、さらに、リプレイランプ５０７を点灯させるための制御を行う。
【０１０５】
次に、ＣＰＵ１０１は、入賞がビックボーナス入賞であるか否か判断する（ステップＳ６０６）。ビックボーナス入賞でないと判断された場合には、その入賞がボーナス入賞であるか否か判断する（ステップＳ６０７）。ボーナス入賞でないと判断された場合には、その入賞は小役入賞であるため、入賞した小役の種類に応じた払出予定数を演算する（ステップＳ６０８）。演算結果が１５を越えている場合には払出上限セット数である「１５」（遊技球１５×５個に対応）を払出予定数に設定した後賞球払出制御に移行する（ステップＳ６０９，Ｓ６１０）。演算結果が「１５」以下であった場合には、払出予定数をその演算結果の値にセットした後賞球払出制御に移行する（ステップＳ６１１）。なお、小役入賞がＪＡＣ入賞であった場合には、リプレイモードが発生するが払出予定数は「０」である。
【０１０６】
ステップＳ６０６においてビッグボーナス入賞であると判断された場合には、ＣＰＵ１０１は、あらかじめ決められている所定数をボーナス回数カウンタにセットし、ビッグボーナス当選フラグをクリアし、払出予定数を「１５（１セット賭けの場合）」にセットし、ビッグボーナスゲームフラグをセットする処理を行う（ステップＳ６２１）。ビッグボーナスゲームカウンタはビッグボーナスゲーム中におけるゲーム可能回数を示し、ボーナス回数カウンタはビッグボーナスゲーム中におけるレギュラーボーナスゲーム可能回数を示す。
【０１０７】
ステップＳ６０７においてボーナス入賞であると判断された場合には、ＣＰＵ１０１は、あらかじめ決められている所定数をボーナスゲームカウンタにセットする。また所定数をＪＡＣ入賞カウンタにセットし、ＪＡＣ入賞パターンを決定し、ボーナス当選フラグをクリアし、払出予定数を「１５」にセットし、ボーナスゲームフラグをセットする処理を行う（ステップＳ６２３）。ボーナスゲームカウンタはボーナスゲーム中におけるゲーム可能回数を示し、ＪＡＣ入賞カウンタはボーナスゲーム中における入賞可能回数を示す。また、ＪＡＣ入賞パターンの決定は、１２回を上限として行われるボーナスゲームのどの回にＪＡＣ入賞を発生させるかを事前にかつランダムに決定する処理である。ビッグボーナスゲームカウンタおよびボーナス回数カウンタの値は、ＬＣＤ５４１の表示画面におけるゲーム数表示部およびゲーム回数表示部に表示される。
【０１０８】
ステップＳ６０１においてボーナスゲームフラグがセットされている場合には、ＣＰＵ１０１は、ボーナスゲームカウンタを「１」減算し（ステップＳ６３１）、有効ライン上にＪＡＣ入賞があるか否か判断する（ステップＳ６３２）。ない場合には、払出予定数を「０」にセットして賞球払出制御に移行する（ステップＳ６３３）。一方、有効ライン上にＪＡＣ入賞がある場合には、払出予定数を「１５」にセットしてＪＡＣ入賞カウンタを「１」減算し（ステップＳ６３４）、入賞した有効ラインに相当する有効ライン表示部を点滅表示させた後、賞球払出制御に移行する（ステップＳ６３５）。
【０１０９】
ステップＳ６０２において、ビッグボーナスゲームフラグがセットされている場合には、ＣＰＵ１０１は、ビッグボーナスゲームカウンタを「１」減算し（ステップＳ６４１）、有効ラインにＪＡＣ入賞があるか否か判断する（ステップＳ６４２）。ない場合にはステップＳ６０３に移行する。ある場合には、あらかじめ決められている所定数をボーナスゲームカウンタにセットする。また、所定数をＪＡＣ入賞カウンタにセットし、ＪＡＣ入賞パターンを決定し、ボーナス当選フラグをクリアし、払出予定数を「０」にセットし、ボーナスゲームフラグをセットする処理を行う（ステップＳ６４４）。
【０１１０】
なお、賞球払出処理とは、払出制御基板４００に搭載されている払出制御手段に対して、払出数を特定可能な払出制御コマンドを出力する処理である。払出制御手段は、払出数を特定可能な払出制御コマンドを受信すると、払出数に応じて球払出装置９７を駆動して、遊技球を景品として遊技者に払い出す。払い出された遊技球は、上皿５３１に貯留され、上皿５３１が満杯である場合には、下皿５３２に払い出される。
【０１１１】
次に、遊技球取込処理について説明する。図１７〜図１９は図８に示されたステップＳ２７の遊技球取込処理を示すフローチャートである。遊技球取込処理において、ＣＰＵ１０１は、まず、モータ停止後監視中であるか否か確認する（ステップＳ７００）。モータ停止後監視は、取込モータを停止してから取込球センサ２２１が遊技球を検出するまでの監視である。モータ停止後監視中であれば、ステップＳ７３１に移行する。
【０１１２】
モータ停止後監視中でなければ、上部センサ２２３の検出信号を確認する（ステップＳ７０５）。上部センサ２２３がオフ状態であれば、取込モータをオフし（ステップＳ７０６）、報知処理を行う（ステップＳ７０７）。報知処理は、例えば、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示する処理である。その場合、ＣＰＵ１０１は、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示することを指示する制御コマンドを演出制御手段に出力する。
【０１１３】
上部センサ２２３がオン状態であれば、取込モータをオンする（ステップＳ７０８）。なお、取込モータをオフする処理が複数回実行されることがあるが、オフ状態にある取込モータを再度オフさせるための信号を与えても問題はない。また、取込モータをオンするときには、報知を止めるための制御を行う。
【０１１４】
そして、ＣＰＵ１０１は、取込球検出センサ２２１がオンしたことを確認したら（ステップＳ７０９）、ワークエリアの値を＋１する（ステップＳ７１０）。このワークエリアは、実際に取り込まれた遊技球をカウントするための領域であり、ＲＡＭ１０３の一領域である。
【０１１５】
次いで、ＣＰＵ１０１は、取込タイマがタイムアウトしたか否か確認する（ステップＳ７２１）。すなわち、取込予定数に対応した時間だけ取込モータを回転させたか否か確認する。取込タイマがタイムアウトした場合には、取込モータをオフし（ステップＳ７２２）、取込モータを停止してから取込球センサ２２１が遊技球を検出するまでを監視するために、モータ停止後監視タイマをスタートする（ステップＳ７２３）。そして、取込モータを停止してから取込球センサ２２１が遊技球を検出するまでを監視する処理（ステップＳ７３１以降の処理）に移行する。なお、モータ停止後監視タイマには、遊技球がスプロケット１９２から落下した時点から取込球検出センサ２２１の位置に到達するまでの時間に、やや余裕を持たせた時間が初期値として設定される。
【０１１６】
取込タイマがタイムアウトしていない場合には、ＣＰＵ１０１は、取込監視タイマがタイムアウトしたか否か確認する（ステップＳ７１４）。取込監視タイマがタイムアウトしていない場合には、ステップＳ７２５に移行する。取込監視タイマがタイムアウトした場合には、ＣＰＵ１０１は、ワークエリアの値を確認し、その値が所定値以上であればステップＳ７２５に移行する。また、その値が所定値未満であれば、取込モータをオフし（ステップＳ７１６）、遊技球取込処理において使用していた各種フラグをリセットして（ステップＳ７１７）、エラー報知を行う（ステップＳ７１８）。なお、ステップＳ７１５〜Ｓ７１８の処理は、取込監視タイマがタイムアウトしたときに１回実行される（タイムアウトした以降に常に実行されるのではない。）
【０１１７】
取込監視タイマには、ステップＳ２６またはステップＳ３５において、遊技球取込処理開始後にその時間が経過したら所定個数（この例では５個）の遊技球が取込球検出センサ２２１で検出されることになるような値が初期値として設定される。従って、取込監視タイマがタイムアウトしたときにワークエリアの値が所定個数に応じた値以上になっていなければ、取込異常が生じていることになる。よって、その場合には、取込装置の動作を停止する。なお、所定個数が１である場合には、遊技球取込処理開始後に所定期間（取込監視タイマがタイムアウト時間）に１つも遊技球が検出されなかった場合に異常検出され、所定個数が２以上５以下である場合には、所定数（この例では５）以下の数に設定された２個以上の所定個数の遊技球が検出されなかった場合に異常検出されることになる。
【０１１８】
ステップＳ７２５において、返却操作スイッチ２１０ａの検出信号を確認し、返却操作スイッチ２１０ａがオン状態になっていたら、繰り返し数の値を確認する（ステップＳ７２６）。繰り返し数が３であれば、返却要求フラグをセットする（ステップＳ７２７）。
【０１１９】
返却要求フラグは、所定個の遊技球の取込動作が完了したら遊技球の返却動作に移行させるためのフラグである。ステップＳ７２５〜Ｓ７２７の処理によって、遊技球の取込動作中であっても、取込動作開始後直ぐに遊技者が返却操作ボタン２１０を操作した場合には、所定個（ＭＡＸＢＥＴボタンの押下により取込動作が開始されたときには最初の５個）の遊技球の取込動作が完了してから、遊技球の返却動作を開始することができる。なお、遊技球の取込動作中では、返却操作ボタン２１０の操作は返却操作スイッチ２１０ａによって検出されるが、返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の裏面に進出しているので、遊技者は、返却操作ボタン２１０をさらに奥まで押し込むことはできない。すなわち、取込装置が遊技球の取込動作を実行しているときには、遊技者により返却操作手段が操作状態となることが阻止される。また、ＢＥＴボタンが２回押下されたことによって１０個（５個×２）の遊技球の取込動作を行っているときにも、取込動作開始後直ぐに遊技者が返却操作ボタン２１０を操作した場合には、最初の５個の遊技球の取込動作が完了してから、遊技球の返却動作を開始するように制御してもよい。
【０１２０】
ステップＳ７３１において、モータ停止後監視タイマがタイムアウトしたことを検出したら（ステップＳ７３２）、ＣＰＵ１０１は、遊技球取込処理において使用している各種フラグをリセットするとともに、取込過少エラー報知処理を行う（ステップＳ７３３）。報知処理は、例えば、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示する処理である。その場合、ＣＰＵ１０１は、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示することを指示する制御コマンドを演出制御手段に出力する。なお、正常に取込が行われる場合には、モータ停止後監視タイマがタイムアウトする前に、ステップＳ７３７以降の処理が実行される。
【０１２１】
モータ停止後監視タイマがタイムアウトしていない場合には、取込球検出センサ２２１がオンしたことを確認したら（ステップＳ７３４）、ワークエリアの値を＋１する（ステップＳ７３５）。そして、ワークエリアの値が取込予定数になったら（ステップＳ７３６）、返却操作フラグの状態を確認する（ステップＳ７３７）。返却操作フラグがオンしていたら、返却操作フラグをリセットし（ステップＳ７４５）、遊技球取込中フラグをリセットして（ステップＳ７４６）、遊技球取込処理を終了する。遊技球取込処理が終了した場合、図８に示されたステップＳ２８に移行するのであるが、その後、ステップＳ２７Ａの処理が実行され、ステップＳ４１からステップＳ４２に移行する（この場合には、取込完了フラグをオンしないので）。
【０１２２】
返却操作フラグがオンしていない場合には、ＣＰＵ１０１は、繰り返し数を−１し（ステップＳ７３８）、繰り返し数の値を確認する（ステップＳ７３９）。繰り返し数が０になっていない場合には、取込予定数に再度５をセットするとともに（ステップＳ７４１）、取込タイマおよび取込監視タイマをスタートする（ステップＳ７４２，Ｓ７４３）。そして、ステップＳ７０５に移行する。
【０１２３】
繰り返し数が０になっている場合には、取込完了フラグをセットして（ステップＳ７４０）、遊技球取込処理を終了する。
【０１２４】
この実施の形態では、取込予定数の遊技球が取り込まれたことを確認する前にモータ停止後監視タイマがタイムアウトしたら、取込過少エラーが生じたとして、取込過少エラーの報知が行われるが、取込過少エラーが生じたら、過少分を取り込むために、過少分に相当する期間だけ取込モータをオンしてもよい。さらに、取込過少が解消するまで、所定回取込モータをオンする制御を繰り返すようにしてもよい。また、ワークエリアの値が取込予定数になっても所定期間は取込球検出センサ２２１の検出信号を確認する処理継続し、取込球検出センサ２２１がさらにオン状態になったことを検出したら、取込過大エラーが生じたとして、取込過大エラーの報知を行うようにしてもよい。
【０１２５】
なお、遊技球が全く取込装置により取り込まれなかった場合には、ステップＳ７１４〜Ｓ７１８において、取込異常と判定され遊技球取込処理は停止している。
【０１２６】
さらに、遊技球取込処理を行っているときに、返却球検出センサ２２２の検出信号も確認し、返却球検出センサ２２２がオン状態になったことを検出したら、その旨のエラー（返却経路エラー報知）を報知するようにしてもよい。また、フローチャートでは明示しなかったが、実際には、取込球検出センサ２２１がオン状態になったことを検出したら、オフ状態になること確認している。さもないと、遊技球がセンサを通過している期間だけオン状態は継続しているのであるが、その間、連続的にワークエリアの値を増加してしまう。そして、取込球検出センサ２２１のオフ状態が所定期間継続したら、断線エラーが生じたとして報知を行ってもよい。また、取込球検出センサ２２１のオン状態が所定期間継続したら、取込球検出センサ２２１において球詰まりが生じたとして報知を行ってもよい。
【０１２７】
同様に、上部センサ２２３についても、断線エラーや球詰まりを検出し、断線エラーや球詰まりが生じたら、その旨を報知する報知処理を行ってもよい。
【０１２８】
また、この実施の形態では、ステップＳ７０５で上部センサ２２３をチェックし、上部センサ２２３がオフ状態になると、上部センサ２２３がオン状態になるまで待機することになる。従って、取込装置が空動作を行うことが防止され、遊技球取込処理の効率が向上する。なお、上部センサ２２３がオフ状態になると、上部センサ２２３がオン状態になるまで待機するように制御するのではなく、または、そのような制御に加えて、他の制御を実行してもよい。例えば、上部センサ２２３がオン状態であるときには上部センサ２２３と取込装置との間に少なくとも最小賭数に応じた遊技球が確保されているので、取り込んだ遊技球数が最小賭数に応じた数になったとき（ワークエリアの値が５、１０または１５になったとき）に上部センサ２２３をチェックする。そして、そのときに、上部センサ２２３がオフ状態であれば、その旨を報知して遊技球取込処理を終了する。そのように構成した場合には、既に取り込んだ遊技球数に応じた賭数分のゲームを開始することができ、遊技を中断する必要はない。
【０１２９】
また、この実施の形態では、取込予定数に応じた時間だけ取込モータをオンして回転させることによって取込予定数分の遊技球を取り込むようにしたが、ＣＰＵ１０１は、スプロケット１９２に接続されるギアの周辺部に設けられている複数の突起部によって形成される取込モータ位置センサの回転位置を随時確認することによって、取込予定数に応じた分だけ取込モータが回転したか否か確認するようにしてもよい。
【０１３０】
図２０は、遊技球返却処理を示すフローチャートである。遊技球返却処理において、ＣＰＵ１０１は、まず、満タンスイッチ２２５の検出信号を確認する（ステップＳ７６１）。満タンスイッチ２２５がオン状態であれば、取込モータをオフし（ステップＳ７７６）、報知処理を行う（ステップＳ７７７）。報知処理は、例えば、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示する処理である。その場合、ＣＰＵ１０１は、スピーカ５４５ａ，５４５ｂから特定音を出力したり、ＬＣＤ５４２にその旨を表示することを指示する制御コマンドを演出制御手段に出力する。そして、満タンスイッチ２２５がオフするのを待つ。満タンスイッチ２２５がオフ状態であれば、監視タイマをスタートさせ（ステップＳ７６２）、取込モータをオンする（ステップＳ７６３）。また、報知処理を行っていた場合には、取込モータをオンするときには、報知を止めるための制御を行う。
【０１３１】
遊技球返却処理は、上皿５３１に貯留されている遊技球、および上皿５３１から上部センサ２２３に至る経路にある遊技球、上部センサ２２３から取込装置のスプロケット１９２の位置までにある遊技球を排出させる処理である。ここで用いられる監視タイマは、上皿５３１に貯留されている最後の遊技球が上部センサ２２３を通過したことを検出するために使用される。ＣＰＵ１０１は、上部センサ２２３の検出信号がオンになる度に、監視タイマを再スタートする（ステップＳ７６４，Ｓ７６５）。従って、監視タイマのタイムアウト時間を越えて、上部センサ２２３の検出信号がオンにならない状態が継続したら、上皿５３１に貯留されている最後の遊技球が上部センサ２２３を通過したと判断することができる。すなわち、監視タイマがタイムアウトしたら、上皿５３１に貯留されている最後の遊技球が上部センサ２２３を通過したと判断することができる。
【０１３２】
監視タイマがタイムアウトする前に返却操作スイッチ２１０ａの検出信号がオフ状態になったら（ステップＳ７７８）、遊技者による返却要求が中止されたとして、取込モータをオフして遊技球返却処理を終了する（ステップＳ７６９）。
【０１３３】
監視タイマがタイムアウトしたら（ステップＳ７６６）、ＣＰＵ１０１は、取込装置内の全ての遊技球を排出させるために、返却球検出タイマをスタートする（ステップＳ７６７）。返却球検出タイマには、初期値として、遊技球がスプロケット１９２の凹部から流下してから返却球検出センサ２２２の位置に達するまでの時間に、やや余裕を持たせた時間が設定される。
【０１３４】
ＣＰＵ１０１は、返却球検出タイマがタイムアウトしないうちは、返却球検出センサ２２２の検出信号がオンになる度に、返却球検出タイマを再スタートする（ステップＳ７６８，Ｓ７８０，Ｓ７８１）。従って、返却球検出タイマのタイムアウト時間を越えて、返却球検出センサ２２２の検出信号がオンにならない状態が継続したら、取込装置内の最後の遊技球が、返却球検出センサ２２２を通過したと判断することができる。従って、返却球検出タイマがタイムアウトしたら、取込モータをオフして遊技球返却処理を終了する（ステップＳ７６９）。つまり、返却動作が開始された後（この実施の形態では、具体的には、監視タイマのタイムアウト後）、一定時間内に一定個数の遊技球の返却検出手段による検出がない場合に取込装置の動作を停止させる。
【０１３５】
返却球検出タイマがタイムアウトする前に返却操作スイッチ２１０ａの検出信号がオフ状態になったら（ステップＳ７７９）、遊技者による返却要求が中止されたとして、取込モータをオフして遊技球返却処理を終了する。
【０１３６】
以上のような遊技球返却処理によって、上皿５３１に貯留されている遊技球、および上皿５３１から上部センサ２２３に至る経路にある遊技球、上部センサ２２３から取込装置のスプロケット１９２の位置までにある遊技球が排出される。すなわち、この実施の形態では、遊技者が球返却の要求を行った場合に、遊技者に返却されるべき全ての遊技球（取込装置よりも上流にある遊技球だけでなく、取込装置内に導入されている未取込の遊技球までも）が遊技者に返却され、スロットマシン５００内に遊技球が停留してしまうようなことはない。
【０１３７】
また、この実施の形態では、返却阻止ソレノイド１９３の初期位置（通電されていないときの位置）は、遊技球非取込に対応した位置である。従って、通常時（取込動作を行わないとき）に対応した位置に返却阻止ソレノイド１９３の初期位置を設定しておくことによって、返却阻止ソレノイド１９３の負荷を小さくして寿命を長くすることができる。
【０１３８】
なお、図２０のフローチャートでは明示しなかったが、監視タイマがタイムアウトする前に満タンスイッチ２２５がオンしたとき、および、返却球検出タイマがタイムアウトする前に満タンスイッチ２２５がオンしたときにも、取込モータはオフにされる。つまり、取込装置制御手段は、貯留状態検出手段が球貯留部に所定量以上の遊技球が貯留されていることを検出している場合には遊技球の返却を不能動化させる。また、遊技球返却処理を行っているときに、返却球検出センサ２２２の検出信号を確認し、返却球検出センサ２２２のオフ状態が所定期間継続したら、断線エラーが生じたとして報知を行ってもよい。また、返却球検出センサ２２２のオン状態が所定期間継続したら返却球検出センサ２２２において球詰まりが生じたとして報知を行ってもよい。また、遊技球返却処理を行っているときに、取込球取込センサ２２１の検出信号も確認し、取込球検出センサ２２１がオン状態になったことを検出したら、その旨のエラー（取込経路エラー報知）を報知するようにしてもよい。
【０１３９】
同様に、上部センサ２２３についても、断線エラーや球詰まりを検出し、断線エラーや球詰まりが生じたら、その旨を報知する報知処理を行ってもよい。
【０１４０】
さらに、遊技球取込処理の場合と同様に、遊技球返却処理の開始時に、遊技球返却処理開始後にその時間が経過したら所定個の遊技球が返却球検出センサ２２２で検出されることになるような値が初期値として設定された返却監視タイマをスタートさせ、返却監視タイマがタイムアウトしたときにワークエリアの値が所定個に応じた値以上になっていなければ、取込異常が生じていると判定してもよい。よって、その場合には、取込装置の動作を停止する。なお、所定個が１である場合には、遊技球返却処理開始後に所定期間（返却監視タイマがタイムアウト時間）に１つも遊技球が検出されなかった場合に異常検出され、所定個が２以上である場合には、所定数の遊技球が検出されなかった場合に異常検出され、取込装置の動作を停止させることになる。
【０１４１】
以上に説明したように、この実施の形態では、取込装置が、遊技球取込条件の成立（この実施の形態ではＢＥＴボタン２０２またはＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押下を検出したこと）にもとづいて遊技球を賭け数として取り込むための取込動作を行っているときには、遊技者は返却操作ボタン２１０を押下する（奥まで押し込む）ことができず、遊技球の取り込みと遊技球の返却との競合を避けることができ、遊技を円滑に進行させることができる。
【０１４２】
なお、上述したように、この実施の形態では、遊技球の取込動作中であっても、取込動作開始後直ぐに遊技者が返却操作ボタン２１０を操作した場合には、所定個（ＭＡＸＢＥＴボタンの押下により取込動作が開始されたときには最初の５個）の遊技球の取込動作が完了してから、遊技球の返却動作を開始することができる。
【０１４３】
なお、この実施の形態では、遊技球の取込動作を継続する所定数として１セット（５個）分を例示したが、遊技者が取込要求を行った分だけ遊技球の取込動作を継続するようにしてもよい。例えば、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３の押下に応じて取込動作を開始した場合には、遊技球の取込動作を行っているときに遊技球の返却要求（遊技者による返却操作ボタン２１０の操作）が発生しても、取り込まれた遊技球が３セット（１５個）分に達するまで遊技球の取込動作を継続するようにしてもよい。
【０１４４】
また、取込装置よりも下流側に、取込装置に導入された遊技球を返却するための返却経路１９９，１２２と、取り込んだ遊技球を検出するための取込球検出センサ２２１が設けられた取込経路１９８，１２１とが設けられている。すなわち、取込装置の下流側において経路切換を実現することができる。
【０１４５】
また、取込装置よりも下流側に、返却される遊技球を検出するための返却球検出センサ２２２が設けられ、また、取込装置よりも上流側に、遊技球を取り込むことが可能か否かを検出するための上部センサ２２３が設けられている。さらに、上部センサ２２３は、上部センサ２２３と取込装置との間に少なくとも最小賭数に応じた遊技球が確保されるような位置に配置されているので、取込処理の途中で、取り込むべき遊技球がなくなってしまうということはない。
【０１４６】
なお、この実施の形態では、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下された場合、取込装置の上流に１５個の遊技球が存在していなくても、５個以上の遊技球が存在していれば取込動作が開始される。その場合、最初の５個または次の５個の遊技球を取り込んでいるときに上部センサ２２３の検出信号がオフ状態になった場合には、上部センサ２２３の検出信号がオン状態になる（再度５個以上の遊技球が存在する状態になる）のを待たず、取込済みの遊技球数に応じた賭数で遊技を開始できるようにしてもよい。また、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下された場合、最初の５個または次の５個の遊技球を取り込んでいるときに上部センサ２２３の検出信号がオフ状態になった場合には、取り込んだ遊技数に相当する分を返却するようにしてもよい。
【０１４７】
さらに、この実施の形態では、上部センサ２２３からスプロケット１９２の位置までに最小賭数に相当する５個の遊技球が確保されるようにしているが、１０個または１５個の遊技球が確保されるような位置に上部センサ２２３を設けてもよい。１５個の遊技球が確保されるような位置に上部センサ２２３を設けた場合には、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下された場合、上部センサ２２３の検出信号がオフ状態である場合には取込動作を開始しない。また、１０個の遊技球が確保されるような位置に上部センサ２２３を設けた場合には、ＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下された場合、１５個の遊技球を取り込めないことも生じうるが、そのような状況が生じた場合には、取り込んだ遊技数に相当する分を返却する。
【０１４８】
また、取込装置制御手段としてのＣＰＵ１０１は、遊技球を取り込むための取込動作を開始後、所定期間または所定数の遊技球の検出がない場合には取込装置の動作を停止させる制御を行うので、取込異常を早めに検出することができる。さらに、ＣＰＵ１０１は、遊技球返却処理時に、貯留状態検出手段としての満タンスイッチ２２５が下皿５３２に所定量以上の遊技球が貯留されていることを検出している場合には取込装置の動作を停止させるので、遊技球が詰まってしまうようなことはない。
【０１４９】
さらに、この実施の形態では、取込装置より上流側に、払い出された遊技球を貯留する球貯留部からの遊技球を返却するための球抜き経路の起点が設けられている。よって、上皿５３１に多数の遊技球が貯留されている場合に、遊技球の大部分を、球抜き通路１２３を介して排出させることができ、取込装置の負荷を軽減できる。
【０１５０】
なお、上皿５３１に貯留されている遊技球を球抜き通路１２３に導くための、遊技者が操作可能な位置に球抜きレバーやボタンが設けられているが、レバーやボタンが操作されている間、球抜き通路１２３への開口が開く構造であってもよいし、球抜きレバーやボタンの操作をＣＰＵ１０１が検出可能な構造として、ＣＰＵ１０１が、球抜きレバーやボタンの操作を検出したときに、球抜き通路１２３への開口が開くためのソレノイド等を駆動するようにしてもよい。
【０１５１】
また、上記の実施の形態では、遊技球の取込条件が、ＢＥＴボタン２０２またはＭＡＸＢＥＴボタン２０３が押下されたときに成立したが、他の条件を用いてもよい。例えば、クレジットが常に一杯（上記の例では遊技球５０セット分（遊技球２５０個分））になるように、自動的に取り込みようにしてもよい。その際に、例えば、１ゲーム分のクレジットが減少したら取込みを開始するようにしてもよい。さらには、所定ゲーム数分のクレジットが減少したら、クレジットが一杯になるまで取り込みを行うようにしてもよい。
【０１５２】
さらに、上記の実施の形態では、遊技球取込処理は、取込球検出センサ２２１によって取込予定数の遊技球が検出されると終了したので（ステップＳ７３６等）、検出が完了しないうちに遊技球返却処理が開始されてしまうようなことはない。同様に、遊技球返却処理は、全ての遊技球が返却球検出センサ２２１を通過する時間が経過する（ステップＳ７６８等）と終了したので、検出が完了しないうちに遊技球取込処理が開始されてしまうようなことはない。
【０１５３】
次に、取込装置の機構的動作についてさらに詳しく説明する。図４には、取込動作が実行されていないときの返却操作ボタン２１０および返却阻止部材１９０の様子が示されていたが、図２１は、取込動作実行中の様子を示す。図４に示すように、取込動作が実行されていないときには、返却阻止ソレノイド１９３が励磁されず返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の上方に逃げている。その状態では、遊技者は、返却操作ボタン２１０を押し込むことができる。
【０１５４】
図２１に示すように、取込動作の実行中では、返却阻止ソレノイド１９３が励磁されて返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の裏面に進入する。従って、遊技者は、返却操作ボタン２１０を押し込むことができない。また、その状態では、返却操作ボタン２１０と連動する切換弁１９４は、スプロケット１９２から流下した遊技球が取込経路１９８に向かうように位置する。
【０１５５】
図２２は、返却操作ボタン２１０が押し込まれた状態、すなわち返却動作の実行中の状態を示す。その状態では、返却操作ボタン２１０と連動する切換弁１９４は、スプロケット１９２から流下した遊技球が返却経路１９９に向かうように位置する。図２２に示す状態では、返却操作ボタン２１０の押下によって遊技球が遊技者側に返却される。すなわち、返却操作ボタン２１０は、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者に返却させることが可能な返却操作手段に相当する。
【０１５６】
図２３〜図２５は、取込装置の他の実施の形態を示す斜視図である。図２３〜図２５に示す実施の形態では、返却操作ボタン２１０に代えて、スライド式の返却操作レバー２１１が設けられている。また、スプロケット式の取込装置に代えて、ソレノイド式の取込装置が用いられている。遊技者は、遊技球を返却させるときには、返却操作レバー２１１を右方向に引く。返却操作レバー２１１はばね（図示せず）で付勢され、遊技者が返却操作レバー２１１を離すと、返却操作レバー２１１は図２３に示す初期位置に戻る。
【０１５７】
上皿５３１から導入通路１８１を経由して導入された遊技球は、取込装置を構成する回動部材１９５が取込ソレノイド１９６によって回動することによって、下方に流下する。具体的には、取込ソレノイド１９６が駆動されると、回動部材１９５が受け止めた遊技球を下方に流下させ、取込ソレノイド１９６の駆動が停止されると、回動部材１９５が次の遊技球を受け止める。従って、取込ソレノイド１９６の駆動／駆動停止が繰り返されることによって、遊技球が順次回動部材１９５から下方に流下する。従って、この実施の形態では、取込装置は、回動部材１９５と取込ソレノイド１９６とを含む。
【０１５８】
また、図２３に示す状態では、返却操作レバー２１１と連動する切換弁１９４が回動部材１９５から流下する遊技球を、返却経路１９９に向かわないように阻止している。すなわち、回動部材１９５から流下した遊技球は、取込経路１９８の方に流下する。
【０１５９】
図２４は、取込動作の実行中の状態を示す。取込動作の実行中では、返却阻止ソレノイド１９３が励磁されて返却阻止部材１９０が返却操作ボタン２１０の右側に進入する。従って、遊技者は、返却操作レバー２１１を右方向にスライドさせることができない。また、その状態では、返却操作レバー２１１と連動する切換弁１９４は、回動部材１９５から流下した遊技球が取込経路１９８に向かうように位置する。
【０１６０】
図２５は、返却操作レバー２１１を右方向にスライドさせた状態、すなわち返却動作の実行中の状態を示す。その状態では、返却操作レバー２１１と連動する切換弁１９４は、回動部材１９５から流下した遊技球が返却経路１９９に向かうように位置する。図２５に示す状態では、遊技者による返却操作レバー２１１のスライド操作によって遊技球が遊技者側に返却される。すなわち、返却操作レバー２１１は、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者に返却させることが可能な返却操作手段に相当する。
【０１６１】
図２３〜図２５に示す実施の形態でも、導入経路１８１には、遊技球の有無を検出するための取込準備検出手段としての上部センサ２２３が設けられている。また、取込装置の下部（遊技球の流れの下流側）において、取込経路１２１に至る経路への流下路（取込経路１９８）には、取込検出手段としての取込球検出センサ２２１が設けられ、返却経路１２２に至る経路への流下路（返却経路１９９）には、返却検出手段としての返却球検出センサ２２２が設けられている。そして、図２３にＰ１〜Ｐ５で示すように、上部センサ２２３と取込装置との間には、少なくとも１ゲーム分の賭数（最小賭数）に対応した数の遊技球が滞留可能である。
【０１６２】
図２３〜図２５に示された取込装置も、上述した実施の形態の場合と同様に制御することができる。すなわち、図７〜図２０に示された制御を適用することができる。
【０１６３】
なお、上記の実施の形態では、取込球検出センサ２２１、返却球検出センサ２２２、上部センサ２２３として、近接スイッチによるものを例示したが、他の光センサ、磁気センサ、マイクロスイッチ等によるものであってもよい。また、返却球検出センサ２２２がなくても遊技球返却処理を行うことは可能であるから、返却球検出センサ２２２は設けられていなくてもよい。また、経路切換手段（切換弁１９３）よりも上流に取込球検出センサ２２１を設ければ、そのセンサを返却球検出センサとしても使用することができる。さらに、返却経路１９９を設けず、返却球を直接下皿５３２に落とすような構造にしてもよい。
【０１６４】
また、取込経路と返却経路との経路切換は、返却操作手段（例えば返却動作ボタン２１０や返却操作レバー２１１）と連動する切換弁１９４によって実現されてもよいが、返却操作手段の操作に連動して経路自体を動かすことによって経路切換を実現してもよい。さらに、返却阻止部材１９０を介して返却操作手段の操作（切換弁１９４を返却経路が有効になるように位置させる）を阻止するのではなく、ソレノイド等によって、直接、返却経路が有効になるように切換弁１９４が切り換わる動きを阻止するように構成してもよい。なお、返却操作手段の操作に連動して経路自体を動かす場合には、遊技球の取り込み動作が行われているときには、返却操作阻止手段によって、経路が返却経路側に切り換わることが阻止される。
【０１６５】
また、上記の各実施の形態では、返却阻止部材１９０は返却阻止ソレノイド１９３によって動作するようにしたが、他の駆動手段によって動作するようにしてもよい。また、ソレノイド等の電気的駆動部品によらず機械的に返却操作阻止手段を動作させて返却操作手段を不能動化（動作できない状態にする）するように構成してもよい。例えば、取込装置が遊技球取込のための動作しているときに、取込装置の動作部分（遊技球を取込経路側に送り込む部分）と返却操作阻止手段とを連動させて、取込装置が遊技球の取込動作を行っているときには返却操作阻止手段を動作させて返却操作手段を不能動化するようにしてもよい。
【０１６６】
さらに、上記の各実施の形態では、遊技球返却条件が成立した場合に、取込装置よりも上流にある遊技球、および取込装置内に導入されている未取込の遊技球は、取込装置を介して遊技者に返却されたが、取込装置の上部から下皿５３２に連通する通路を設け、遊技球返却条件が成立した場合には、その通路の入口を開放するように構成してもよい。そのように構成した場合には、遊技球返却条件が成立した場合に、取込装置内に導入されている未取込の遊技球は取込装置を介して遊技者に返却されるが、取込装置よりも上流にある遊技球は、取込装置を介さない通路から遊技者に返却されるので、遊技球返却処理の効率が向上する。
【０１６７】
なお、上記の各実施の形態では、取込装置を制御する取込装置制御手段および返却阻止手段を制御する返却阻止制御手段は、主基板１００に搭載されているＣＰＵ１０１が実行するプログラムで実現されている。すなわち、取込装置制御手段および返却阻止手段は主基板１００に搭載されている。しかし、それらの手段は、演出制御基板６００などの他の基板に搭載されていてもよい。
【０１６８】
【発明の効果】
以上のように、請求項１に記載の本発明では、遊技球を用いたスロットマシンを、遊技球取込条件が成立したことにもとづいて遊技球を取り込む取込動作を行う取込装置と、取込装置の上流側の位置に設けられ、１単位の賭数を設定するために必要な所定個数の遊技球を取込可能か否かを検出するための取込準備検出手段と、取込装置に遊技球の取込動作を実行させるために遊技者が操作可能な取込操作手段と、複数単位の賭数を設定するために必要な遊技球数であって所定個数よりも多い特定取込数の遊技球の取込動作を実行させるために取込操作手段が操作されたときに、取込準備検出手段が遊技球を検出していることを条件に、取込装置に特定取込数の遊技球の取込動作を実行させる取込動作制御手段と、取込装置による特定取込数の取込動作が開始されてから、該特定取込数の遊技球が取り込まれるまでに要する時間よりも短い取込監視時間が経過するまでに、該取込監視時間内に取り込まれるはずの遊技球の取込が完了できなかった場合に、取込装置に特定取込数の遊技球の取込動作を中断させる取込動作中断手段と、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却させるために遊技者が操作可能な返却操作手段と、取込装置が遊技球の取込動作を実行しているときには遊技者により返却操作手段が操作状態となることを阻止する返却操作阻止手段とを備えた構成としたので、遊技球を賭数として取り込むための取込動作の実行中には遊技球の返却が禁止され、賭数としての遊技球の取り込みと遊技球の返却との競合を避けることができ、遊技を円滑に進行させることができる効果がある。
【０１６９】
請求項３に記載の発明では、返却操作阻止手段を制御する返却阻止制御手段と、取込装置より下流側に取り込んだ遊技球を検出するための取込検出手段とを備え、取込検出手段によって検出された遊技球の数が取込操作手段の操作に応じた数に達したと判定された場合に、取込動作制御手段による取込装置の制御を終了するとともに、返却阻止制御手段による返却操作阻止手段の制御を解除するように構成されているので、遊技球の取り込みが確実に完了してから、返却操作を可能な状態にすることができる。
【０１７２】
請求項４に記載の発明では、取込装置より下流側に、遊技者側に返却する遊技球を検出するための返却検出手段を設け、取込装置が、取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却する返却動作を行うことが可能であり、取込動作制御手段が、返却動作の開始後の一定時間内に一定個数の遊技球の返却検出手段による検出がない場合に取込装置の動作を停止させるように構成されているので、返却する遊技球がなくなったことを確実に検出でき、取込装置が遊技球がないにも関わらず動作してしまうことによる不都合が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図１】スロットマシンを正面からみた正面図である。
【図２】遊技機を裏面から見た背面図である。
【図３】機構板を遊技機背面側から見た背面図である。
【図４】取込装置の構成例を示す斜視図である。
【図５】主基板内の回路構成例を示すブロック図である。
【図６】演出制御基板内の回路構成例を示すブロック図である。
【図７】ＣＰＵが実行する遊技制御処理の一部を示すフローチャートである。
【図８】ＣＰＵが実行する遊技制御処理の一部を示すフローチャートである。
【図９】ＣＰＵが実行する遊技制御処理の一部を示すフローチャートである。
【図１０】ゲームスタート条件成立後の処理を示すフローチャートである。
【図１１】ゲームスタート条件成立後の処理を示すフローチャートである。
【図１２】速度変更処理を示すフローチャートである。
【図１３】リール停止処理を示すフローチャートである。
【図１４】リール停止処理を示すフローチャートである。
【図１５】リール停止処理を示すフローチャートである。
【図１６】入賞判定処理を示すフローチャートである。
【図１７】遊技球取込処理を示すフローチャートである。
【図１８】遊技球取込処理を示すフローチャートである。
【図１９】遊技球取込処理を示すフローチャートである。
【図２０】遊技球返却処理を示すフローチャートである。
【図２１】取込装置の取込動作時の様子を示す斜視図である。
【図２２】取込装置の返却動作時の様子を示す斜視図である。
【図２３】取込装置の他の構成例を示す断面図である。
【図２４】他の構成例の取込装置の取込動作時の様子を示す斜視図である。
【図２５】他の構成例の取込装置の返却動作時の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
１００主基板
１０１ＣＰＵ
１２１取込経路
１２２返却経路
１２３球抜き経路
１９２スプロケット
１９３返却阻止ソレノイド
１９４切換弁
１９８取込経路
１９９返却経路
２１０返却操作ボタン
２１１返却操作レバー
２２１取込球検出センサ
２２２返却球検出センサ
２２３上部センサ
５００スロットマシン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention makes it possible to start a game by setting the number of bets placed on one game using a game ball. When the display result of the variable display device is derived and displayed, one game is ended and variable display is performed. The present invention relates to a slot machine using a game ball that can generate a winning according to a display result of the device.
[0002]
[Prior art]
As a slot machine, a variable display device having a reel having a plurality of types of identification information such as symbols arranged on the outer periphery is provided, and a combination of predetermined identification information in which a display result when the display of the variable display device is stopped is predetermined In some cases, a predetermined game value can be given in such a case.
[0003]
The game value is defined as a state in which a big bonus game or a regular bonus game is started and the player is in an advantageous state, a payout condition of a predetermined value such as a game medium (coin, game ball, etc.) or a score addition condition. It is in a state where it is easy to be established.
[0004]
Also, the slot machine is generally configured to be able to start a game when a coin is inserted, and to give a player a predetermined value such as a coin based on the establishment of a predetermined condition. However, a game ball (pachinko ball) as a game medium is put into a state where the game can be started and a predetermined value such as a game ball is given to the player in response to the occurrence of a prize. Has been. The slot machine using the game ball can use the same game medium as the game medium of the pachinko gaming machine in the game store. Therefore, when a slot machine is installed instead of a pachinko gaming machine, it is not necessary to discard pachinko ball supply devices, counting devices, management devices (hall computers) and the like in the game store. Further, there is an advantage that pachinko machines and slot machines can be mixed in the same gaming machine island facility.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a slot machine using a game ball, the value of the game ball is smaller than the value of the coin. Therefore, when a game is started, a large number of game balls (for example, five, ten, etc.) are compared with coins. , 15 etc.) must be taken in, so it takes a long time to take in the number of bets. In addition, game balls are generally stored in the upper plate of the gaming machine, but if the player stops the game and requests to return the game balls, the game balls existing in the mechanism for taking in the game balls are also returned. Must. Furthermore, if the game ball take-in condition is satisfied and the game ball return request is generated at the same time, the control of the game ball becomes complicated. As a result, there is a problem that smooth progress of the game is hindered.
[0006]
Therefore, the present invention uses a gaming ball that can avoid a competition between taking in a gaming ball as a bet number and returning the gaming ball in a slot machine that uses a gaming ball and can smoothly advance the game. The purpose is to provide a slot machine.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The slot machine using a game ball according to the present invention can start a game by setting the number of bets on one game using the game ball, and is provided with a variable display device (for example, reels 514a to 514c). A slot machine using game balls in which one game is completed by displaying and displaying a display result of the variable display area 502), and a winning can be generated according to the display result of the variable display device. A take-in device (for example, a sprocket 192 and a take-in motor, or a rotation member 195) that performs a take-in operation for taking in a game ball based on the establishment of a take-in condition (for example, detection of pressing of the BET button 202 or the MAXBET button 203) A take-in solenoid 196) and a position upstream of the take-in device; Necessary to set the number of bets per unit A take-in preparation detecting means for detecting whether or not a predetermined number of game balls can be taken in; a take-in operation means operable by a player to cause the take-in device to perform a take-in operation of game balls; , The number of game balls required to set a multi-unit bet On condition that the take-in preparation detecting means detects the game ball when the take-in operation means is operated in order to execute the take-in operation of the game balls having a specific take-in number greater than the predetermined number, A take-in operation control means for causing the take-in device to execute a take-in operation of a specified number of game balls, and a game of the specific take-in number after the take-in operation of the specific take-in number is started by the take-in device Specified as a take-in device when the take-in of a game ball that should be taken within the take-in monitoring time cannot be completed before the take-in monitoring time shorter than the time required for taking the ball elapses. Capture operation interruption means for interrupting the capture operation of the number of game balls to be captured, and a return operation that can be operated by the player to return the game balls that have been introduced into the capture device and have not yet been captured to the player side Means (for example, return operation button 210 and return operation lever 211), and Provided with a return operation blocking means (for example, a return blocking solenoid 193 and a return blocking member 190) for blocking the return operation means from being put into an operating state by the player when the apparatus is performing a game ball take-in operation. It is characterized by.
In addition, the capture operation interrupting means takes the capture monitoring time until the time required from the start of the capture operation by the capture device until the required number of game balls are captured is elapsed. If the acquisition of a game ball that should have been captured within the capture monitoring time cannot be completed, the capture device interrupts the capture operation of the specific capture number of game balls, It may be configured to further include an abnormality notifying means for notifying the abnormality when the loading operation is interrupted.
[0008]
Return operation Return prevention control means for controlling the prevention means (for example, means by steps S27A and S27B executed by the CPU 101) and , Take An uptake detecting means (for example, uptake ball detecting sensor 222) for detecting a game ball taken into the downstream side of the loading device; It is determined that the number of game balls detected by has reached the number according to the operation of the take-in operation means In case, Capture operation The control of the take-in device by the control means is ended (for example, steps S736, S739, S740) and the return prevention control means returns operation You may be comprised so that control of the prevention means may be cancelled | released (for example, step S27B).
[0011]
Provided downstream of the take-in device is a return detection means (for example, a return ball detection sensor 222) for detecting a game ball to be returned to the player side, and the take-in device has been introduced into the take-in device and is still being taken in It is possible to perform a return action to return a non-playing ball to the player side, Action The control means is configured to stop the operation of the capture device when there is no detection by the return detection means for a certain number of game balls within a certain time after the start of the return action (for example, steps S768 and S769). Also good.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, “game” may mean a “game” played in the slot machine, and “game state” may mean “game progress” in the slot machine. is there.
[0013]
First, the overall configuration of the slot machine 500 will be described. FIG. 1 is a front view of the slot machine 500 as viewed from the front. As shown in FIG. 1, in the slot machine 500, a game panel (game board) 501 is detachably attached near the center. In addition, a variable display area 502 in which a plurality of types of symbols are variably displayed is provided near the center of the front surface of the game panel 501. On the left side of the variable display area 502, a one-set betting lamp 503, a two-set betting lamp 504, and a three-set betting lamp 505 are provided. On the right side of the variable display area 502, a game over lamp 506, a replay lamp 507, a weight lamp 508, a start lamp 509, and a ball take-in instruction lamp 510 are provided.
[0014]
Below the variable display area 502, there are provided a credit display 511, a game number display 512, and a payout display 513, each of which is composed of 7-segment LEDs and digitally displays the corresponding numerical values. In this embodiment, the variable display area 502 has three symbol display areas of “left”, “middle”, and “right”, and a symbol display reel that is a variable display device corresponding to each symbol display area. 514a, 514b, and 514c are provided.
[0015]
An operation table 520 in which various input buttons and the like for the player to perform various operations is provided in the lower frame portion of the game panel 501. Behind the operation table 520, a BET button 202 for betting (betting) one set of game balls (for example, five game balls) and the maximum number of sets that can be bet in one game (for example, three sets of game balls) (Equivalent to 15 game balls)) A MAXBET button 203 for betting one by one is provided. The “set” is a unit of the number of bets that a player bets on a game. In this example, each time a gaming ball as a bet number is inserted in units of five, the numerical value displayed on the credit indicator 511 is one by one, with an upper limit of 50 (corresponding to 250 gaming balls), for example. increase. Each time the BET button 202 is pressed and one game ball is bet (corresponding to five game balls), the numerical value displayed on the credit indicator 511 is decremented by one. Each time the MAXBET button 203 is pressed and three sets of game balls (equivalent to 15 game balls) are bet, the numerical value displayed on the credit display 511 is reduced by three.
[0016]
On the front side of the operation table 520, a start lever 204, a left reel stop button 205, a middle reel stop button 206, and a right reel stop button 207 are provided. Side lamps 528a and 528b are provided on the left and right sides of the operation table 520, respectively. In addition, a storage tray (upper plate) 531 for storing the paid-out game balls is provided at the upper part of the operation table 520, and an amount that can be stored in the storage tray (upper plate) 531 is provided at the lower part of the operation table 520. An extra ball receiving tray (lower plate) 532 for storing the game balls that have passed is provided.
[0017]
A panel 540 that is detachably attached is provided on the upper frame portion of the game panel 501. In the vicinity of the center of the panel 540, an LCD (Liquid Crystal Display) 541 for notifying the player of a game method and a game state is provided. For example, when a winning occurs, an image in which the character performs a predetermined action is displayed on the LCD 541 to notify the player that a winning flag described later is set. On the upper part of the panel 540, lamps 542, 543, and 544 for notifying various information are provided. Two speakers 545a and 545b that emit sound effects are provided on the left and right sides of the panel 540. Further, side lamps 550, 551, 552, and 553 are provided around the outside of the game panel 501.
[0018]
In the slot machine 500, a BET switch 202a for detecting a pressed state of the BET button 202, the MAXBET button 203, the start lever 204, the left reel stop button 205, the middle reel stop button 206, and the right reel stop button 207 is provided. , A MAXBET switch 203a, a start switch 204a, a left reel stop switch 205a, a middle reel stop switch 206a, and a right reel stop switch 207a are provided. The switch may be a so-called sensor. That is, the name is not limited as long as some change can be detected. A sensor referred to as a switch may be used as a sensor described later.
[0019]
Further, FIG. 1 also shows a card unit 50 that is installed adjacent to the slot machine 500 and enables lending of a ball by inserting a prepaid card. The operation table 520 is provided with a ball lending button 208 for a player to request a ball lending and a card return button 209 for a player to request a return of a prepaid card. Inside the slot machine 500, a ball lending button 208, a ball lending switch 208a for detecting depression of the card return button 209, and a card return switch 209a are provided.
[0020]
Further, a return operation button 210 as a return operation means is provided on the lower right side of the front of the gaming machine. When the player presses the return operation button 210 when the return operation button 210 can be operated, the game ball introduced into the take-in device that takes in the game ball is returned to the player.
[0021]
FIG. 2 is a rear view of the gaming machine (slot machine) as seen from the back side. As shown in FIG. 2, on the back side of the gaming machine, a game control board (main board) 100 on which a game control microcomputer or the like is mounted, a ball lending according to a player's request and a prize ball payout based on a prize are performed. A payout control board 400 on which payout control means for controlling the ball payout device is mounted, and an effect control board 600 on which effect control means for controlling sound, light, LCD 541 and the like are installed. Further, a power supply board 910 is provided on which a power supply circuit that creates a DC voltage used in electrical components and control boards is mounted.
[0022]
On the back side of the gaming machine, a terminal board 160 provided with terminals for outputting various information to the outside of the gaming machine is installed above. The terminal board 160 has at least a ball break terminal for introducing and outputting an output of the ball break detection switch, an award ball terminal for outputting the award ball number signal to the outside, and a ball lending number signal externally output. A ball lending terminal is provided.
[0023]
The game balls stored in the storage tank 38 pass through the guide rail and reach the ball payout device covered with the prize ball case 40A. A ball break switch 187 is provided at the upper part of the ball dispensing device. When the ball break switch 187 detects a ball break, the dispensing operation of the ball dispensing device stops. The ball break switch 187 is a switch for detecting the presence or absence of a game ball in the game ball passage, but the ball break detection switch 167 for detecting the shortage of supply balls in the storage tank 38 is also an upstream portion (in the storage tank 38) of the guide rail. (Proximate part). When the ball break detection switch 167 detects a shortage of game balls, the game machine is replenished to the game machine from the supply mechanism provided on the gaming machine installation island.
[0024]
A large number of game balls based on lending or winning a ball are paid out, the storage tray (upper plate) 531 becomes full, and when the game balls are further paid out, the game balls are guided to a surplus ball receiving tray (lower plate) 532. When the game ball is further paid out, the full tank switch 225 (not shown in FIG. 2) is turned on. In this state, the rotation of the payout motor in the ball payout device stops, the operation of the ball payout device stops, and the operation of the take-in device described later also stops. In other words, it is possible to store game balls that cannot be stored in the surplus ball storage part (lower plate) that stores surplus balls with respect to the upper plate that stores paid-out game balls, in other words, game balls can be stored. When the full tank switch 225 as the storage state detecting means detects that a predetermined amount or more of the game balls are stored in the correct ball storage section (upper and lower dishes), the operation of the ball payout device and the take-in device becomes impossible. Be activated. Here, the predetermined amount is such an amount that the full switch 225 detects the game ball.
[0025]
FIG. 3 is a rear view of the mechanism plate 36 to which various members are attached as viewed from the back side of the gaming machine. On the back surface of the slot machine 500, a storage tank 38 is provided above the mechanism plate 36. Then, with the slot machine 500 installed on the gaming machine installation island, gaming balls are supplied to the storage tank 38 from above. The game ball in the storage tank 38 passes through the guide rail 39 and reaches the ball dispensing device 97 covered with the prize ball case 40A. The guide rail 39 that inclines from the storage tank 38 and extends in the lateral direction bends in the middle, and further divides into two to reach the ball dispensing device 97.
[0026]
The game ball paid out from the ball payout device 97 reaches the upper plate 531 through the communication port 45 and is stored in the upper plate 531. When the upper plate 531 is full, the communication port 45 is blocked by the game ball, and thereafter, the paid-out game ball is guided to the lower plate 532 through the communication port 124 and stored in the lower plate 532.
[0027]
In addition, a take-in device for taking in the game balls of the upper plate 531 is installed (not shown in FIG. 3). The take-in device can be installed in a space between the mechanism plate 36 or the game board.
[0028]
The mechanism plate 36 has a take-in path 121 for discharging game balls from the take-in device to the outside of the slot machine 500, a return path 122 for guiding game balls from the take-in apparatus to the lower plate 532, A ball extraction passage (ball extraction path for returning the game ball introduced into the take-in device) 123 for guiding the game ball stored in the upper plate 531 to the lower plate 532 is formed. Note that the game balls passing through the take-in route 121 are game balls as the bet number. Moreover, it is preferable that the starting point of the ball removal passage 123 is upstream from the installation position of the take-in device. If arranged in such a position, when a large number of game balls are stored in the upper plate 531, most of the game balls can be discharged through the ball removal passage 123, and the take-in device Can reduce the load.
[0029]
FIG. 4 is a perspective view illustrating a configuration example of the capture device. A game ball from the upper plate 531 through the introduction passage 181 is introduced into the take-in device. The introduction path 181 is provided with an upper sensor 223 as an acquisition preparation detection means for detecting the presence or absence of a game ball. In this example, a proximity switch is used as the upper sensor 223. The game ball from the upper plate 531 is detected by the upper sensor 223 when it is introduced into the take-in device through the introduction path 181. For example, a game ball present in the recess of the sprocket 192 corresponds to a game ball that has been introduced into the take-in device and has not yet been taken in. A game ball that has flowed down from the sprocket 192 toward the take-in path 198 corresponds to the taken-in game ball.
[0030]
The take-in device includes a sprocket 192 having a recess and a take-in motor (not shown) such as a stepping motor serving as a drive source. The rotational force of the take-in motor is transmitted to a gear (not shown) fitted to the rotary shaft of the take-in motor. A sprocket 192 having a recess is fitted to the central axis of the gear. The game balls that have flowed from the introduction path 181 are dropped one by one below the sprocket 192 by the recesses of the sprocket 192.
[0031]
In addition, as shown by P1 to P5 in FIG. 4, the upper ball is positioned at a position where at least 1 BET game balls (five in this embodiment) are secured between the upper sensor 223 and the recess of the sprocket 192. A sensor 223 is installed. That is, the capture preparation detection means is installed between the capture preparation detection means and the capture device so that at least a minimum number of game balls are secured.
[0032]
A switching valve 194 for switching the flow path of the game ball is provided below the sprocket 192. The switching valve 194 as the path switching means is mechanically operated when the return operation button 210 is pressed. When the switching valve 194 is not in operation, that is, when the game ball is not returned, the other flow path is closed so that the game ball flows down to one flow path (take-in path 198 leading to the take-in path 121). When the return operation for returning the game ball is set (when the switching valve 194 is pressed), the route to the take-in route 121 is closed, and the game ball is placed on the route to the return route 122 (return route 199). Set to flow down. When the return operation button 210 is operated, a return operation switch 210a (not shown in FIG. 4) installed in the vicinity of the return operation button 210 is turned on.
[0033]
In the lower part (downstream side of the game ball flow) of the take-in device, a take-down ball detection sensor 221 as a take-in detection means is provided in the flow-down path (take-in path 198) to the path to the take-in path 121 A return ball detection sensor 222 as return detection means is provided on the flow down to the route leading to the return route 122 (return route 199). In this example, proximity switches are used as the take-in ball detection sensor 221 and the return ball detection sensor 222.
[0034]
At the upper part of the return operation button 210, a return prevention member 190 that can be advanced to the lower part by a return prevention solenoid 193 is provided. When the return prevention solenoid 193 is driven, the return prevention member 190 advances to the back surface of the return operation button 210 and prevents the return operation button 210 from being pressed. That is, when the return prevention solenoid 193 is driven, the switching valve 194 cannot guide the game ball to the return path 198, and the game ball cannot be returned. Therefore, in this embodiment, a return operation blocking means is realized by the return blocking solenoid 193 and the return blocking member 190.
[0035]
An intake motor position sensor is formed in the periphery of the gear fitted to the sprocket 192. For example, a plurality of protrusions are formed, and the protrusions transmit or shield light from the light emitter with respect to the light receiving portion of the intake motor position sensor as the gear rotates, that is, the rotation of the intake motor. To do. The game control microcomputer can recognize the position of the take-in motor by a detection signal from the light receiving unit.
[0036]
FIG. 5 is a block diagram showing an example of a circuit configuration of a main board (game control board) 100 provided in the slot machine 500. As shown in FIG. A CPU 101 is mounted on the main board 100. A ROM 102 containing a program for the CPU 101, a RAM 103 for storing necessary data, and an I / O port 104 for connecting the CPU 101 to an external circuit are mounted. The RAM 103 receives power from a backup power source 270 such as a battery. Therefore, even if the power supply is not received from the original power supply circuit at the time of a power failure, the probability setting value and the gaming state are stored in the RAM 103, and the state immediately before the power failure is reproduced at the time of recovery from the power failure. Furthermore, a random number generator 105 that generates random numbers, a reset circuit 106 that supplies a reset pulse to the CPU 101 when the power is turned on, and a clock divider circuit 108 that divides a clock signal from the clock generation circuit 107 and supplies the divided clock signal to the random number generator 105. , And an address decoder circuit 109 for decoding address data from the CPU 101 is included. The address decoder circuit 109 decodes address data from the CPU 101 and gives a chip select signal to the ROM 102, RAM 103, and I / O port 104.
[0037]
Note that the RAM 103 and the I / O port 104 may be built in the CPU 101. Further, the ROM 102 may be built in the CPU 101. The backup power supply 270 may be mounted on the power supply board 910. In this embodiment, the random number generator 105 generates a random number necessary for game control. However, the random number may be generated by software.
[0038]
When the setting switch 201 is operated by an administrator of a game store or the like, an operation signal is given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104. The setting switch 201 and the setting key switch for enabling the setting switch 201 are provided in the slot machine 1 but are not shown in FIG. 1 because they cannot be operated without opening the front panel.
[0039]
In addition, pressing operations of the BET button 202 and the MAXBET button 203 are detected by the BET switch 202 a and the MAXBET switch 203 a, respectively, and a detection signal is given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104. The pressing operation of the start lever 204 is detected by the start switch 204a, and a detection signal is given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104. The pressing operation of the left, middle and right reel stop buttons 205, 206, 207 is detected by the left, middle and right reel stop switches 205 a, 206 a, 207 a, and the detection signal is sent to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104. Given to.
[0040]
The pressing operation of the ball lending button 208 is detected by a ball lending switch, and the pressing operation of the card return button 209 is detected by a card return switch. The ball lending switch and the card return switch are mounted, for example, on a balance display board provided in the vicinity of the ball lending button 208 and the card return button 209 on the back surface of the slot machine. A remaining card indicator 251 is also mounted on the balance display board.
[0041]
The pressing operation of the return operation button 210 is detected by the return operation switch 210 a, and a detection signal is given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104. Detection signals of the upper sensor 223, the take-in ball detection sensor 221 and the return ball detection sensor 222 are given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104.
[0042]
Further, the CPU 101 outputs a switching signal to the return prevention solenoid 193 via the I / O port 104 and the solenoid circuit 240. Further, a drive signal is given to the take-in motor and the reel motor 651 via the motor circuit 230.
[0043]
The reel unit 650 stores a reel motor 651, reel lamps 652a to 652i, and a reel sensor 653. The reel motor 651 is a motor for rotating the reels 514a to 514c. The reel lamps 652 to 652i are provided inside the reels 514a to 514c, respectively, and illuminate the symbols visually recognized in the variable display area 502 among the symbols drawn on the reels 514a to 514c from the inside of the reels. Lamp. The reel lamps 652a to 652c are lamps that illuminate the upper symbol, the middle symbol, and the lower symbol that are visible in the variable display area 502 among the symbols drawn on the reel 514a. Reel lamps 652d to 652f are lamps that illuminate the upper symbol, the middle symbol, and the lower symbol that are visible in the variable display area 502 among the symbols drawn on the reel 514b. Furthermore, the reel lamps 652g to 652i are lamps that illuminate the upper symbol, the middle symbol, and the lower symbol that are visible in the variable display area 502 among the symbols drawn on the reel 514c. The reel sensor 653 is a sensor for sensing the rotation state, the rotation speed, and the like of each reel 514a to 514c.
[0044]
A detection signal of the reel sensor 653 is given to the CPU 101 via the switch circuit 200 and the I / O port 104.
[0045]
Also, a 1-set betting lamp 503, a 2-set betting lamp 504, a 3-set betting lamp 505, a game over lamp 506, a replay lamp 507, a weight lamp 508, a start lamp 509 and a ball take-in instruction lamp provided on the gaming panel 501 are provided. A signal indicating whether 510 is turned on or off is output via the I / O port 104 and the lamp circuit 250. In addition, signals indicating numerical values displayed on the credit display 511, the game number display 512 and the payout display 513 are output via the I / O port 104 and the lamp circuit 250.
[0046]
FIG. 6 is a block diagram showing signal transmission / reception portions of the main board 100 and the effect control board 600. In this embodiment, side lamps 528a and 528b, lamps 542 to 544, side lamps 550 to 553 and the like provided on the outside of the game panel 501 and reel lamps 652a to 652i provided on the game panel 501 and the like. An effect control command indicating turning on or off is output from the main board 100 to the effect control board 600.
[0047]
As shown in FIG. 6, the effect control command related to effect control is output from the output ports (output ports 0 and 3) 605 a and 605 d of the I / O port unit 605 in the basic circuit 601. The output port (output port 3) 605d outputs 8-bit data, and the output port 605a outputs a 1-bit INT signal. In the effect control board 600, a control command from the main board 100 is input to the effect control CPU 601 via the input buffer circuits 665A and 665B. When the effect control CPU 601 does not have an I / O port, an I / O port is provided between the input buffer circuits 665A and 665B and the effect control CPU 601. The output ports 605a and 605d are a part of the I / O port 104 shown in FIG.
[0048]
In the effect control board 600, the effect control CPU 601 follows the lighting / extinguishing patterns of the side lamps 528a and 528b, the lamps 542 to 544, the side lamps 550 to 553, and the like that are defined according to each control command. , 528b, lamps 542 to 544, side lamps 550 to 553, etc., a lighting / extinguishing signal is output. The on / off signal is output to the side lamps 528a and 528b, the lamps 542 to 544, the side lamps 550 to 553, and the like. The on / off pattern is stored in the built-in ROM or the external ROM of the effect control CPU 601.
[0049]
In the main board 100, when the bet number is set by pressing the BET button 202 or the MAX BET button 203, the CPU 101 sets the one-set bet lamp 503, the two-set bet lamp 504, or 3 according to the bet number. A signal for instructing lighting of the set bet lamp 505 is output, and further, a signal for instructing lighting of the start lamp 509 is output. Accordingly, the 1-set betting lamp 503, the 2-set betting lamp 504 or the 3-set betting lamp 505, and the start lamp 509 are turned on.
[0050]
Further, the CPU 101 outputs a signal for instructing to turn on or off the game over lamp 506, the replay lamp 507, the weight lamp 508, the ball take-in instruction lamp 510, and the like. Further, the CPU 101 outputs a signal instructing turning on or off to display a predetermined numerical value on the credit display 511, the game number display 512, and the payout display 513.
[0051]
Further, the CPU 101 transmits an effect control command at the start of the game to the effect control CPU 601. The effect control CPU 601 performs display control of the screen displayed on the LCD 541 in accordance with the received effect control command. Specifically, a command according to the effect control command is given to VDP 633. The VDP 633 generates image data to be displayed on the LCD 541 according to the input data, and outputs R, G, B signals and a synchronization signal to the LCD 541.
[0052]
Further, the effect control CPU 601 generates a sound effect in the sound generator 260 at the time of winning a prize, a big bonus game, a bonus game, or the like, or generates an alarm sound when an abnormality occurs. Sound from the sound generator 260 is output to the speakers 545a and 545b via the amplifier 261.
[0053]
Next, a winning combination generated in the slot machine 500 will be described.
The winning combinations include small role winning, replay winning, big bonus winning, and regular bonus winning. In the slot machine 500, random numbers are extracted at the timing when the start lever 204 is operated, and it is determined whether or not to allow any one of the above winning combinations to be awarded. The fact that winnings are allowed is said to be “winning internally”. When the internal winning is made, a winning flag indicating that is set in the slot machine 500.
[0054]
In the game with the winning flag set, the reels 514a to 514c are controlled so that the winning combination corresponding to the winning flag can be drawn. Accordingly, a winning combination corresponding to the winning flag can be generated by pushing the reels 514a to 514c. On the other hand, in a game in which the winning flag is not set, the reels 514a to 514c are controlled so that no winning is generated. Therefore, even if the reels 514a to 514c are pushed, the winning cannot be generated. If a winning flag corresponding to the winning flag cannot be generated even though the winning flag is set, the winning flag is cleared. However, the regular bonus and big bonus winning flags are different from the winning flags of other winning roles, and if the winning flag does not occur in the game with the winning flag set, it corresponds to the winning flag. The winning flag is carried over to the next and subsequent games until a prize is generated.
[0055]
Here, “small role winning” refers only to the provision of valuable value (for example, credits or game balls) without the occurrence of a special game such as a big bonus game or a regular bonus game, or the occurrence of a replay game. It is a prize that accompanies.
[0056]
The “replay prize” is a prize that gives a privilege that the next game can be started without consuming game balls or credits.
[0057]
The “regular bonus prize” is a prize awarded with a privilege that allows the regular bonus game to be performed a plurality of times. In the regular bonus game, only a special winning combination is valid during the regular bonus game, and the winning combination is won internally with a very high probability.
[0058]
Furthermore, the “big bonus winning” is a winning in which a privilege that allows a big bonus game to be performed a plurality of times is given. In the big bonus game, the winning probability of the small role winning and the regular bonus winning is set to a high probability state. The big bonus game is provided until a regular bonus prize is generated a predetermined number of times or a predetermined upper limit number of big bonus games is consumed.
[0059]
Next, an outline of the game provided by the slot machine will be described.
When a betting amount is set by, for example, inserting a game ball as a betting amount and pressing the BET button 202 or the MAXBET button 203, the start lamp 509 is lit and the operation of the start lever 204 is effectively accepted. The player is informed that it has become. When the start lever 204 is operated by the player while the start lamp 509 is lit, the symbol display reels 514a to 514c provided in the variable display area 502 are not within the wait time period. Start spinning. The wait time is a game progress adjustment period set in the slot machine in order to prevent the game from progressing too quickly. In addition, when the regular bonus or big bonus winning is internally won at the timing when the start lever 204 is operated, for example, the LCD 541 displays a screen on which a predetermined character performs a predetermined action, for example. A player or the like is notified of the fact.
[0060]
When a predetermined time elapses after the symbol display reels 514a to 514c start rotating, the operation enable lamps provided on the reel stop buttons 205 to 208 are turned on. When the operation valid lamp is lit, the player is notified that the operation of each of the reel stop buttons 205 to 208 has become effective. The player can determine the order in which the symbol display reels 514a to 514c are stopped. When the player presses one of the reel stop buttons 205 to 208, the corresponding operation valid lamp is turned off. Thereafter, the rotation of the reel corresponding to the operated reel stop button is stopped. If the symbol display reels 514a to 514c are left for a predetermined period or more without being stopped, the symbol display reels 514a to 514c are automatically stopped and the operation valid lamps are turned off.
[0061]
When all the symbol display reels 514a to 514c are stopped, the symbol display reels 514a to 514c displayed in the variable display area 502 are determined according to the number of bets among the upper, middle, and lower symbols. It is determined whether or not a prize has been won by a combination of symbols positioned on a valid winning line. When the bet number is 1, only the winning line in the middle horizontal row in the variable display area 502 is valid. When the bet number is 2, the top three, the middle, and the bottom three pay lines in the variable display area 502 are valid. When the number of bets is 3, a total of five pay lines including three horizontal rows and two diagonal rows in the variable display area 502 are effective lines.
[0062]
When a combination of symbols on the active line has a predetermined display form and a winning occurs, a predetermined game effect is made by sound, light, display on the LCD 541, etc. The game starts.
[0063]
Next, the control operation of the slot machine 500 will be described.
7 to 9 are flowcharts showing a part of the game control process executed by the CPU 101 on the main board 100. When power is supplied to the slot machine 500 and the CPU 101 is activated, the CPU 101 first performs necessary initial settings.
[0064]
In the initial setting process, the CPU 101 first sets an interrupt mode (step S1), and then sets a stack designation address in the stack pointer (step S2). Then, the built-in device register is initialized (step S3). In addition, after initialization (step S4) of CTC (counter / timer) and PIO (parallel input / output port) which are built-in devices (built-in peripheral circuits), the built-in registers of the CPU 101 are initialized and the RAM can be accessed. (Step S6). If peripheral circuits external to the CPU 101 are used, their initialization is also executed in step S4.
[0065]
Then, the CPU 101 checks the contents of the RAM (step S7), and if the contents are correct, that is, if the contents of the RAM are saved by the backup power source, the state of the output port and the register is changed using the saved contents. While restoring (step S8), it returns to the routine that was being executed before the power was turned off. Note that the address of the routine that was executed before the power was turned off is stored in the RAM in the power supply stop process that was executed when the power was turned off.
[0066]
If the contents of the RAM are not correct, the contents of the RAM are initialized (step S10). If the setting key switch is on (step S11), after performing the six-step setting process (step S12), the contents of the RAM are initialized again (step S13). Next, the CPU 101 initializes unused RAM (step S21).
[0067]
In this embodiment, when a player presses the BET button 202 or the MAXBET button 203, a game ball as a bet amount is taken from the upper plate 531. Hereinafter, a process for taking in a game ball will be described.
[0068]
When the detection signal of the BET switch 202a based on depression of the BET button 202 is turned on (step S22), the CPU 101 sets a game ball taking-in flag (step S23). Then, 5 is set as the expected number of acquisitions (step S24), 1 is set as the number of repetitions (step S24A), and the acquisition timer and the acquisition monitoring timer are started (steps S25 and S26). Then, the process proceeds to step S27A.
[0069]
The number of repetitions, the game ball taking-in flag, and the planned number of taking-in are set in the work area in the RAM 103. The number of repetitions is a value indicating how many times the taking-in operation of five game balls is repeated. The take-in timer is a timer for setting the operation time of the take-in motor in the take-in device. In step S25, the time corresponding to the take-in of five game balls is set as an initial value in the take-in timer. Is set.
[0070]
The capture monitoring timer is a timer for realizing control for stopping the operation of the capture device when a predetermined period or a predetermined amount of game balls are not detected after the game ball capture process is started. Each timer used in this embodiment is used to time out when a predetermined value is set as an initial value and the value becomes 0. However, when the initial value is 0 and the value reaches a predetermined value, a timeout occurs. May be used to do.
[0071]
When the detection signal of the MAXBET switch 203a based on pressing of the MAXBET button 203 is turned on (step S31), the CPU 101 sets a game ball taking-in flag (step S32). Then, 5 is set as the expected capture number (step S33), 3 is set as the repetition number (step S33A), and the capture timer and capture monitoring timer are started (steps S34 and S35). In step S34, a time corresponding to the taking-in of five game balls is set as an initial value in the take-in timer. Then, the process proceeds to step S27A. If the pressing of the MAXBET button 203 is not detected, the process proceeds to step S45.
[0072]
When the MAXBET button 203 is pressed by the processing of steps S31 to S33, 15 (three sets) game balls are taken in, and when the BET button 202 is pressed by the processing of steps S22 to S24, 5 (1 Set of game balls are taken in, but 10 (two sets) of game balls may be taken in when the BET button 202 is pressed twice within a predetermined period. In such a configuration, when the BET button 202 is pressed twice, 2 is set as the number of repetitions.
[0073]
In step S27A, the CPU 101 excites the return prevention solenoid 193 to bring it into a driving state. As described above, when the return prevention solenoid 193 is driven, the return prevention member 190 advances to the back surface of the return operation button 210 and prevents the return operation button 210 from being pressed. That is, when the return prevention solenoid 193 is being driven, the player cannot perform a game ball return operation.
[0074]
Next, the CPU 101 repeatedly executes the game ball take-in process until the game ball take-in flag is turned off (step S28). When the game ball taking-in flag is turned off, the excitation of the return prevention solenoid 193 is stopped and the drive is stopped (step S27B). When the drive of the return prevention solenoid 193 is stopped, the return prevention member 190 escapes upward from the back surface of the return operation button 210 and returns to a state where the player can push the return operation button 210. In the game ball taking-in process, when the taking-in of a predetermined number of game balls is completed, the game ball taking-in flag is turned off and the process returns. Further, when it is detected that the player has operated the return operation button 210 during the game ball take-in process, the process returns without setting the take-in completion flag.
[0075]
Therefore, when the game ball taking-in flag is turned off (step S28), when the take-in completion flag is not on (step S41), the CPU 101 executes a game ball return process (step S42).
[0076]
If the capture completion flag is on, if the game start condition is satisfied (step S45), the process proceeds to step S46, and if not, the process returns to step S22. If the game start condition is satisfied, a required random number is extracted from the random number generator 105 (step S46), and the reel motor 651 is turned on (starts driving) (step S47). And it transfers to the process (process after step S200) after a game is started. In this embodiment, a necessary random number is extracted from the random number generator 105. For example, a random number is generated by counting up a counter for random number generation by a timer interrupt, and the generated random number is generated by software. A random number may be extracted.
[0077]
In this embodiment, the game start condition is satisfied when the start lever 204 is pressed and the detection signal of the start switch 204a is turned on after the game ball as the bet number is taken in.
[0078]
When the game start condition is satisfied, as shown in FIG. 10, the CPU 101 first determines whether or not the one game timer has expired (step S200). The 1-game timer is used for measuring a wait time (for example, 4.1 seconds) that must pass at least from the start to the end of one game, and is set in step S201. If the one game timer has not expired, the CPU 101 gives an effect control command to the effect control means so that the portion set in the weight display portion on the display screen of the LCD 541 is turned on. The effect control means turns on the weight display unit in accordance with the effect control command.
[0079]
If the 1-game timer is up, a new 1-game timer is set and rotation of all reels is started (step S201). At this time, the CPU 101 transmits an effect control command at the start of the game to the effect control CPU 601 (step S202). Next, the CPU 101 determines whether or not a bonus game flag is set (step S203). If the bonus game flag is not set, it is determined whether or not the big bonus flag is set (step S204). When the big bonus game flag is not set, a process of comparing the input random number value with each determination value is performed (step S205). As each judgment value, big bonus game winning judgment value, bonus game winning judgment value, single bonus winning judgment value, small role winning judgment value, concentrated entry winning judgment value, concentrated punk winning judgment value and replay winning There are seven types of judgment values. The comparison with each determination value may be performed based on one random number value or may be performed based on a plurality of random number values.
[0080]
In this embodiment, the number of prizes when winning is a number according to the number of bets. For example, in the case of 3 set bets (for example, 15 game balls), 3 times as many prizes as in the case of 1 set bet are paid out. Therefore, the expected value of the number of prizes to be paid out is the same regardless of the number of bets, if the determination value for each winning is set to be constant regardless of whether one set bet, two sets bet or three sets bet. However, it is possible to make it easier to win in the case of a one-set bet, and to make it easier to win in the case of a three-set bet, so that a larger bet number may be advantageous.
[0081]
In addition, the big bonus winning determination value and the bonus winning determination value are changed by setting change (setting in six steps) by the setting switch 201. Further, the determination value for the concentration entry and the determination value for the puncture to stop the concentration mode are also changed by the setting change by the setting switch 201.
[0082]
When the random number value matches the big bonus winning determination value (step S206), the CPU 101 sets a big bonus winning flag (step S207). If it matches the bonus winning determination value (step S208), a bonus winning flag is set (step S209). If it matches the single bonus winning determination value (step S231), a single bonus winning flag is set (step S232). When the value matches the concentrated entry determination value (step S233), the concentrated mode is set (step S234). If it matches the determination value of the concentrated puncture (step S235), the concentrated mode is reset (step S236). In the concentrated mode, the probability of occurrence of a single bonus game (for example, “CCC”) is increased to (1 / number), for example. Accordingly, single bonus games frequently occur. If the random value matches the replay winning determination value (step S237), the replay winning flag is set (step S238). If it matches the small combination winning determination value (step S210), the small combination winning flag is set (step S211). Since there are multiple types of small roles, there are also multiple types of small role winning determination values accordingly.
[0083]
When the bonus game flag is set (step S203), the CPU 101 determines whether or not the bonus game counter is a JAC winning allowable value. In this embodiment, the bonus game is executed a maximum of 12 times, and control is performed so that a JAC winning pattern in which the JAC symbols are arranged on the active line in a predetermined number of times (for example, 8 times) in each bonus game. If a JAC prize is awarded, 15 sets of game balls (corresponding to 15 × 5 game balls) are paid out. The bonus game has an upper limit of 12 times, but if a JAC prize is generated a predetermined number of times before the upper limit is reached, the bonus game ends at that point. The number of bonus games in which a JAC prize is generated is determined randomly and in advance. Then, in step S220, it is determined whether or not the bonus game to be performed this time is a bonus game determined to generate a JAC winning. If the bonus game has been determined to generate a JAC prize, a JAC prize flag is set (step S221).
[0084]
If the big bonus game flag is set (step S203), the CPU 101 determines whether or not the big bonus game counter is at the start of the bonus game (step S204). The big bonus game is repeated a predetermined number of times (for example, 30 times), and the bonus game is controlled to occur three times during that time. If the bonus game occurs three times before the big bonus game reaches the predetermined time, the big bonus game ends when the third bonus game ends. It is determined in advance and at random how many big bonus games the bonus game will occur. Then, in step S222, a determination is made as to whether or not the current big bonus game is a time determined to start the bonus game. If it is a time determined to start the bonus game, a JAC winning flag is set (step S223). Although not shown, the same processing as step S205 is performed at the stage of proceeding from step S222 to S210.
[0085]
Next, it is determined whether or not all reels have been stopped (step S301). If it is not stopped, it is determined whether or not there has been a left / right / right reel stop operation. That is, when detecting that the player has pressed the left reel stop button 205 (step S302), the CPU 101 sets a left reel stop flag (step S303). If it is detected that the player has pressed the middle reel stop button 206 (step S304), a middle reel stop flag is set (step S305). When it is detected that the player has pressed the right reel stop button 207 (step S306), a right reel stop flag is set (step S307).
[0086]
Further, instead of pressing the left / right middle reel stop buttons 205, 206, and 207, it is possible to automatically stop the symbol variation of all reels. For example, when an auto mode button is provided and the auto mode is set to the auto mode by the auto mode button, when a predetermined time (for example, 5 seconds) elapses after the start of symbol variation of all reels, the CPU 101 Set the stop flag sequentially. When the left / right / middle reel stop buttons 205, 206, and 207 are pressed before the predetermined time has elapsed, a flag is set accordingly. In this way, since the symbol variation of each reel is automatically stopped, it is possible to avoid a situation in which the player becomes tired or troublesome.
[0087]
Note that only one reel stop button may be provided without providing the three reel stop buttons 205, 206, and 207. In that case, for example, each time the reel stop button is pressed, a reel stop flag for stopping the fluctuation of one reel is set. Furthermore, when the reel stop button is pressed once, the fluctuation of all the reels may be stopped. Thus, even when only one reel stop button is provided, the movement of the player's arm is reduced, so that a situation where the player becomes tired or troublesome can be avoided.
[0088]
Next, the CPU 101 determines whether or not the left reel stop flag is set (step S308). If it is set, a reel stop process (step S310) is performed to clear the left reel stop flag (step S311). Further, it is determined whether or not the middle reel stop flag is set (step S312). If it is set, a reel stop process (step S314) is performed to clear the middle reel stop flag (step S315). Then, it is determined whether the right reel stop flag is set (step S316). If it is set, a reel stop process (step S318) is performed to clear the right reel stop flag (step S319). When all the reels are stopped, the process proceeds to a winning determination process (step S301).
[0089]
FIG. 12 is a flowchart showing the speed change control process. The CPU 101 checks whether or not the game played this time is a game immediately after the big bonus flag or the bonus flag is set (step S401). If so, the speed change process of step S410 is performed. Further, it is confirmed whether or not the big bonus flag is set and the bonus flag is not set (step S402). If so, the process of step S410 is performed. Further, it is confirmed whether or not the game played this time is a game immediately after the big bonus flag or the bonus flag is reset (step S403). If so, the process of step S410 is performed. Further, when the symbols are stopped on two of the three reels, it is confirmed whether or not the combination of the stopped symbols is a predetermined combination (for example, “AA” or “BB”) (step). S404). If so, the process of step S410 is performed. Further, it is confirmed whether or not the current concentration mode is selected (step S405). If it is the concentrated mode, the process of step S410 is performed.
[0090]
In the speed changing process in step S410, the CPU 101 normally performs symbol variation control at a rate of 80 symbols / minute, for example, but controls the symbol to vary at a slower rate. Therefore, when the conditions of steps S401 to S405 are established, the player can easily recognize the symbol variation in the left middle right reel as compared with the normal time.
[0091]
The time when the condition of step S401 is satisfied is when a big bonus game or a bonus game is started. Therefore, the player can easily recognize the start of those games by changing the changing speed of the symbols. When the condition of step S402 is established, it is during a so-called small role game in the big bonus game. The player can easily stop the symbol by aiming for a small role by changing the symbol's changing speed, or remove the bonus game entry symbol (in this embodiment, “JAC”) to delay the bonus game entry. Can be stopped. The condition of step S403 is satisfied when the big bonus game or the bonus game ends. Therefore, it is possible to give the player a sense of expectation as if a big bonus game or a bonus game is to be started subsequently by changing the symbol variation speed. When the condition of step S404 is satisfied, so-called reach is satisfied.
[0092]
Therefore, the player can easily aim for a combination of winning symbols by changing the changing speed of the symbols. When the condition of step S405 is satisfied, the probability of occurrence of a single bonus game is improved. The player can easily stop the symbol by aiming at the single bonus symbol (in this example, “CCC”) by changing the rate of variation of the symbol, providing a more advantageous situation for the player. become.
[0093]
13 to 15 are flowcharts showing a reel stop control process. First, the CPU 101 confirms the symbol number of the symbol displayed in the middle row at that time (step S501). Next, it is determined whether or not a bonus game flag is set (step S502). If the bonus game flag is set, it is determined whether the other two reels are stopped (step S502). The other two reels are reels other than the reels for which stop control is currently performed. Then, at the stage where the other two reels have not stopped yet, control is performed to stop the JAC symbols on the active line (step S510). At this time, when the displayed symbol is replaced with a JAC symbol, the JAC symbol is controlled after being changed by several symbols (for example, within four symbols).
[0094]
If the bonus game flag is set and the other two reels are stopped, it is determined whether or not the JAC winning flag is set (step S504). If it is set, the process of step S510 is performed. If not set, control is performed so that the JAC symbol is removed from the active line and stopped (step S505).
[0095]
If the bonus game flag is not set in step S502, it is determined whether or not the big bonus game flag is set (step S506). If the big bonus game flag is set, it is determined whether or not the JAC winning flag is set (step S507). If the JAC winning flag is set, it is determined whether other reels are stopped (step S508). Then, at the stage where the other reels are not stopped, control is performed so that the JAC symbols are stopped and displayed on the active lines that are valid (step S510). On the other hand, when the other reels are already stopped, the JAC symbols are stopped and displayed on the active line on which the JAC symbols on the stopped reels are stopped and displayed. Stop control is performed so that the combination of JAC symbols is established (step S509).
[0096]
When the big bonus game flag is not set and when the JAC winning flag is not set, the CPU 101 determines whether or not the big bonus winning flag is set (step S521). If the big bonus winning flag is set, it is determined whether other reels are stopped (step S522). If the other reels have not yet stopped, it is determined whether or not there is a big bonus symbol (“A” in this example) within 4 symbols ahead of the current symbol number (step S523). In some cases, control is performed to stop and display the big bonus symbol on the active line (step S524). If there is no big bonus symbol within 4 symbols ahead of the current symbol number, the start of the big bonus game in that game is given up and the process proceeds to step S540. Since the big bonus winning flag is still set, control for stopping the big bonus symbol on the active line again is attempted in the next game. The trial is repeated until the big bonus symbol actually stops on the active line.
[0097]
If it is determined in step S522 that the other reels are stopped, the CPU 101 determines whether there is a big bonus symbol on the active line (step S525). If there is, it is determined whether or not there is a big bonus symbol that can be stopped on the active line of the stopped big bonus symbol within four symbols ahead of the current symbol number (step S526). In some cases, control is performed to stop the big bonus symbol on the active line of the big bonus symbol of the reel that has stopped (step S527). If it is determined that there are no big bonus symbols that can be stopped on the active line of the stopped big bonus symbol within four symbols ahead, the process proceeds to step S540 in response to the start of the big bonus game of that time.
[0098]
If the big bonus winning flag is not set in step S521, it is determined whether or not the bonus winning flag is set (step S531). If the bonus winning flag is set, it is determined whether other reels are stopped (step S532). At a stage where the other reels are not stopped, it is determined whether or not there is a bonus symbol (“B” in this example) within four symbols ahead of the current symbol number (step S533). In some cases, control is performed to stop and display the bonus symbol on the activated effective line (step S534). On the other hand, if it is determined that there is no bonus symbol, the process proceeds to step S540.
[0099]
If it is determined in step S532 that the other reels have already stopped, it is determined whether there is a bonus symbol on the active line (step S535). If not, the process proceeds to step S540. If there is a bonus symbol on the active line, it is determined whether or not the bonus symbol that can be stopped on the active line of the bonus symbol that is stopped is within four symbols ahead of the current symbol number (step S536). If not, the process proceeds to step S540. If there is, control for stopping and displaying the bonus symbol on the active line is performed (step S537). If it is determined in step S531 that the bonus winning flag is not set, the process proceeds to step S540.
[0100]
If it is determined in step S540 that the small role winning flag, the single bonus (SB) winning flag, or the replay (RP) winning flag is set, it is determined whether or not another reel is stopped (step S541). ). At the stage where the other reels are not yet stopped, it is determined whether or not the small character symbol corresponding to the type of the small character winning flag set within the small character winning flag is within four symbols ahead of the current symbol number. When the single bonus winning flag is set, it is determined whether or not the single bonus symbol is within 4 symbols ahead of the current symbol number. When the replay winning flag is set, whether or not the replay symbol is within 4 symbols ahead of the current symbol number. Judgment is made (step S545). If not, the reel is immediately stopped and the process is terminated (step S546). When it is determined that there is a small role symbol, a single bonus symbol, or a replay symbol, control is performed to stop and display the symbol on the active line (step S547).
[0101]
In step S541, when the other reels are stopped, it is determined whether or not there is a small role symbol, a single bonus symbol, or a replay symbol on the active line (step S542). In some cases, whether or not the small role symbol, single bonus symbol or replay symbol that can be stopped on the active line of the stopped small character symbol, single bonus symbol or replay symbol is within 4 symbols ahead of the current symbol number Is determined (step S543). If there is, control is performed to stop and display the small role symbol, single bonus symbol or replay symbol on the active line of the stopped small role symbol, single bonus symbol or replay symbol (step S544).
[0102]
If it is determined in step S540 that the small role winning flag is not set, it is determined whether or not the other two reels are stopped (step S550). If the reel is not yet stopped, it is determined whether or not the reel to be stopped is the left reel (step S551). If it is not the left reel, stop control is immediately performed and the processing is terminated (step S552). If it is the left reel, the process is terminated after the stop control is performed so that the single symbol G does not stop on the active line (step S551). That is, if the single symbol G is stopped on the active line even though it is determined in step S540 that the small role winning flag is not set, the small symbol winning is established. Forcibly shift to stop without stopping up.
[0103]
In step S550, when the other two reels are already stopped, stop control is performed so that none of the symbols are aligned on the active line (step S554). When the small role winning flag is set, processing for clearing the small role winning flag is performed at the end of one game. Therefore, despite the fact that the small character winning flag is set, the small character symbol corresponding to the type of the small character winning flag can be aligned on the effective line in the game of that time due to the arrangement of the reels. If not, the small role winning flag is cleared and the small role winning flag becomes invalid. That is, the control for taking over the small role winning flag in the next game is not performed.
[0104]
FIG. 16 is a flowchart showing a winning determination process. First, the CPU 101 determines whether or not a bonus game flag is set (step S601). If not set, it is determined whether or not a big bonus game flag is set (step S602). If it is not set, it is determined whether or not there is a winning on the active line (step S603). If there is no winning on the active line, the payout payout control is entered after setting the number of payouts to “0” (step S604). On the other hand, when it is determined that there is a winning on the active line, the active line display unit (1 set betting lamp 503, 2 sets betting lamp 504, 3 sets betting lamp 505) corresponding to the winning active line is blinked. For this purpose (step S605). Specifically, signals for instructing turning on and off are alternately output to the effective line display unit. In the case of winning that generates the replay mode, control for turning on the replay lamp 507 is further performed.
[0105]
Next, the CPU 101 determines whether or not the winning is a big bonus winning (step S606). If it is determined that it is not a big bonus winning, it is determined whether or not the winning is a bonus winning (step S607). If it is determined that it is not a bonus winning, since the winning is a small role winning, the number of payouts corresponding to the type of the winning small role is calculated (step S608). If the calculation result exceeds 15, “15” (corresponding to 15 × 5 game balls), which is the upper limit set number of payouts, is set as the expected payout amount, and then the process shifts to prize ball payout control (steps S609, S610). ). If the calculation result is “15” or less, the number of payouts is set to the value of the calculation result, and then the process shifts to prize ball payout control (step S611). When the small role winning is a JAC winning, a replay mode is generated, but the scheduled payout number is “0”.
[0106]
When it is determined in step S606 that the big bonus is won, the CPU 101 sets a predetermined number in a bonus number counter, clears the big bonus winning flag, and sets the planned payout number to “15 (1 In the case of a set bet), a process of setting a big bonus game flag is performed (step S621). The big bonus game counter indicates the number of possible games during the big bonus game, and the bonus number counter indicates the number of possible regular bonus games during the big bonus game.
[0107]
If it is determined in step S607 that the bonus is won, the CPU 101 sets a predetermined number in a bonus game counter. A predetermined number is set in the JAC winning counter, the JAC winning pattern is determined, the bonus winning flag is cleared, the scheduled payout number is set to “15”, and the bonus game flag is set (step S623). The bonus game counter indicates the number of possible games during the bonus game, and the JAC winning counter indicates the number of possible winnings during the bonus game. Further, the determination of the JAC winning pattern is a process for determining in advance and randomly at which time in the bonus game to be performed up to 12 times the JAC winning pattern is generated. The values of the big bonus game counter and the bonus number counter are displayed on the game number display part and the game number display part on the display screen of the LCD 541.
[0108]
If the bonus game flag is set in step S601, the CPU 101 decrements the bonus game counter by “1” (step S631), and determines whether there is a JAC prize on the active line (step S632). If not, the number of payouts is set to “0” and the process shifts to prize ball payout control (step S633). On the other hand, if there is a JAC winning on the active line, the scheduled payout number is set to “15” and the JAC winning counter is decremented by “1” (step S634), and the active line display section corresponding to the winning active line Is displayed in a blinking manner, and then the process shifts to prize ball payout control (step S635).
[0109]
If the big bonus game flag is set in step S602, the CPU 101 decrements the big bonus game counter by “1” (step S641), and determines whether there is a JAC prize on the active line (step S642). ). If not, the process proceeds to step S603. In some cases, a predetermined number determined in advance is set in the bonus game counter. Further, the predetermined number is set in the JAC winning counter, the JAC winning pattern is determined, the bonus winning flag is cleared, the scheduled payout number is set to “0”, and the bonus game flag is set (step S644). .
[0110]
The prize ball payout process is a process of outputting a payout control command that can specify the payout amount to the payout control means mounted on the payout control board 400. When the payout control means receives a payout control command that can specify the payout amount, the payout control means drives the ball payout device 97 according to the payout number and pays out the game ball as a prize to the player. The game balls that have been paid out are stored in the upper plate 531, and are paid out to the lower plate 532 when the upper plate 531 is full.
[0111]
Next, the game ball taking process will be described. 17 to 19 are flowcharts showing the game ball take-in process in step S27 shown in FIG. In the game ball take-in process, the CPU 101 first checks whether or not monitoring is being performed after the motor stops (step S700). The monitoring after the motor stops is monitoring from when the take-in motor is stopped until the take-in ball sensor 221 detects a game ball. If monitoring is performed after the motor is stopped, the process proceeds to step S731.
[0112]
If monitoring is not being performed after the motor is stopped, the detection signal of the upper sensor 223 is confirmed (step S705). If the upper sensor 223 is in the off state, the take-in motor is turned off (step S706), and a notification process is performed (step S707). The notification process is, for example, a process of outputting a specific sound from the speakers 545a and 545b or displaying the fact on the LCD 542. In this case, the CPU 101 outputs a specific command from the speakers 545a and 545b, or outputs a control command for instructing to display that effect to the effect control means.
[0113]
If the upper sensor 223 is on, the take-in motor is turned on (step S708). Although the process for turning off the take-in motor may be executed a plurality of times, there is no problem even if a signal for turning off the take-in motor in the off state is given again. Further, when the take-in motor is turned on, control for stopping the notification is performed.
[0114]
When the CPU 101 confirms that the take-in ball detection sensor 221 is turned on (step S709), the CPU 101 increments the work area value by 1 (step S710). This work area is an area for counting game balls actually taken in, and is an area of the RAM 103.
[0115]
Next, the CPU 101 confirms whether or not the capture timer has timed out (step S721). That is, it is confirmed whether or not the take-in motor has been rotated for a time corresponding to the planned take-in number. If the take-in timer has timed out, the take-in motor is turned off (step S722), and after the motor is stopped, the take-in motor is monitored until the take-in ball sensor 221 detects a game ball after the take-in motor is stopped. A monitoring timer is started (step S723). And it transfers to the process (process after step S731) which monitors until a take-in ball sensor 221 detects a game ball after stopping a take-in motor. The monitoring timer after the motor stops is set as an initial value with a slight allowance for the time from when the game ball falls from the sprocket 192 until it reaches the position of the take-in ball detection sensor 221. .
[0116]
If the capture timer has not timed out, the CPU 101 checks whether the capture monitoring timer has timed out (step S714). If the capture monitoring timer has not timed out, the process proceeds to step S725. If the capture monitoring timer times out, the CPU 101 checks the value of the work area. If the value is equal to or greater than a predetermined value, the CPU 101 proceeds to step S725. If the value is less than the predetermined value, the take-in motor is turned off (step S716), various flags used in the game ball take-in process are reset (step S717), and an error is notified (step S716). S718). Note that the processing in steps S715 to S718 is executed once when the capture monitoring timer times out (it is not always executed after the timeout).
[0117]
In the acquisition monitoring timer, a predetermined number (5 in this example) of game balls is detected by the acquisition ball detection sensor 221 when the time elapses after the start of the game ball acquisition process in step S26 or step S35. Is set as the initial value. Therefore, if the value of the work area is not equal to or greater than the predetermined number when the acquisition monitoring timer times out, an acquisition abnormality has occurred. Therefore, in that case, the operation of the capture device is stopped. When the predetermined number is 1, an abnormality is detected when no game ball is detected within a predetermined period (the capture monitoring timer is a timeout period) after the game ball capturing process is started, and the predetermined number is 2 When the number is 5 or less, an abnormality is detected when two or more predetermined number of game balls set to a predetermined number (5 in this example) or less are not detected.
[0118]
In step S725, the detection signal of the return operation switch 210a is confirmed. If the return operation switch 210a is turned on, the value of the number of repetitions is confirmed (step S726). If the number of repetitions is 3, a return request flag is set (step S727).
[0119]
The return request flag is a flag for shifting to a game ball return operation when a predetermined number of game balls have been taken in. If the player operates the return operation button 210 immediately after the start of the take-in operation, even if the game ball is being taken in by the processing in steps S725 to S727, a predetermined number (taken by pressing the MAXBET button) When the operation is started, the first five game balls can be taken in, and then the game ball return operation can be started. During the game ball taking-in operation, the operation of the return operation button 210 is detected by the return operation switch 210a. However, since the return blocking member 190 has advanced to the back surface of the return operation button 210, the player The return operation button 210 cannot be pushed further down. That is, when the take-in device is executing a game ball take-in operation, the player is prevented from entering the return operation means. In addition, even when 10 (5 × 2) game balls are being taken in by pressing the BET button twice, the player operates the return operation button 210 immediately after the take-in operation is started. In this case, control may be performed so that the game ball return operation is started after the first five game ball take-in operations are completed.
[0120]
If it is detected in step S731 that the monitoring timer has timed out after stopping the motor (step S732), the CPU 101 resets various flags used in the game ball take-in process and performs a take-in under-error notification process ( Step S733). The notification process is, for example, a process of outputting a specific sound from the speakers 545a and 545b or displaying the fact on the LCD 542. In this case, the CPU 101 outputs a specific command from the speakers 545a and 545b, or outputs a control command for instructing to display that effect to the effect control means. In addition, when taking in normally, before the monitoring timer times out after a motor stop, the process after step S737 is performed.
[0121]
If the monitoring timer has not timed out after stopping the motor, it is confirmed that the take-in ball detection sensor 221 is turned on (step S734), and the value of the work area is incremented by 1 (step S735). Then, when the value of the work area reaches the planned capture number (step S736), the state of the return operation flag is confirmed (step S737). If the return operation flag is on, the return operation flag is reset (step S745), the game ball taking-in flag is reset (step S746), and the game ball taking process is terminated. When the game ball take-in process ends, the process proceeds to step S28 shown in FIG. 8, but thereafter, the process of step S27A is executed, and the process proceeds from step S41 to step S42 (in this case, the take-in Because the flag does not turn on).
[0122]
When the return operation flag is not turned on, the CPU 101 decrements the number of repetitions by −1 (step S738) and confirms the value of the number of repetitions (step S739). If the number of repetitions is not 0, 5 is set again to the expected number of acquisitions (step S741), and the acquisition timer and the acquisition monitoring timer are started (steps S742 and S743). Then, the process proceeds to step S705.
[0123]
If the number of repetitions is 0, an acquisition completion flag is set (step S740), and the game ball acquisition process is terminated.
[0124]
In this embodiment, if the monitoring timer times out after stopping the motor before confirming that the expected number of game balls have been taken in, it will be notified that an undertaken error has occurred and an undertaken error will be notified. However, if a take-in error occurs, the take-in motor may be turned on for a period corresponding to the shortage in order to take in the shortage. Further, the control for turning on the intake motor a predetermined number of times may be repeated until the excessive intake is resolved. Further, even if the value of the work area reaches the planned number of captures, the process of confirming the detection signal of the capture ball detection sensor 221 is continued for a predetermined period, and it is detected that the capture ball detection sensor 221 is further turned on. Then, an overload error may be reported, assuming that an overload error has occurred.
[0125]
If no game ball is taken in by the take-in device, it is determined that the take-in is abnormal in steps S714 to S718, and the game ball take-in process is stopped.
[0126]
Furthermore, when the game ball take-in process is performed, the detection signal of the return ball detection sensor 222 is also confirmed, and if it is detected that the return ball detection sensor 222 is turned on, an error to that effect (return path error) Notification) may be notified. Further, although not explicitly shown in the flowchart, it is actually confirmed that when the capture ball detection sensor 221 is detected to be turned on, it is turned off. Otherwise, the ON state continues only during the period when the game ball passes the sensor, but during that period, the value of the work area is continuously increased. And if the OFF state of the taking-in ball detection sensor 221 continues for a predetermined period, you may alert | report that a disconnection error has arisen. In addition, if the captured ball detection sensor 221 remains on for a predetermined period, a notification may be given that a ball clogging has occurred in the captured ball detection sensor 221.
[0127]
Similarly, for the upper sensor 223, a disconnection error or a ball clogging may be detected, and if a disconnection error or a ball clogging occurs, a notification process for notifying that effect may be performed.
[0128]
In this embodiment, the upper sensor 223 is checked in step S705. When the upper sensor 223 is turned off, the process waits until the upper sensor 223 is turned on. Therefore, the take-in device is prevented from performing an idle operation, and the efficiency of the game ball take-in process is improved. When the upper sensor 223 is turned off, control is not performed so that the upper sensor 223 is turned on, or other control may be executed in addition to such control. For example, when the upper sensor 223 is in the on state, a game ball corresponding to at least the minimum bet number is secured between the upper sensor 223 and the take-in device, so that the acquired game ball number corresponds to the minimum bet number. When the number is reached (when the work area value is 5, 10, or 15), the upper sensor 223 is checked. At that time, if the upper sensor 223 is in the off state, the fact is notified and the game ball taking-in process is terminated. In such a configuration, it is possible to start a game for the number of bets corresponding to the number of game balls already taken in, and it is not necessary to interrupt the game.
[0129]
In this embodiment, the number of game balls to be taken in is taken in by turning on and rotating the take-in motor for a time corresponding to the planned number of take-in, but the CPU 101 is connected to the sprocket 192. Whether the take-in motor has rotated by an amount corresponding to the expected number of take-ins by checking the rotation position of the take-in motor position sensor formed by a plurality of protrusions provided around the gear to be taken at any time You may make it confirm whether it is no.
[0130]
FIG. 20 is a flowchart showing the game ball return process. In the game ball return process, the CPU 101 first confirms the detection signal of the full switch 225 (step S761). If the full tank switch 225 is on, the take-in motor is turned off (step S776), and a notification process is performed (step S777). The notification process is, for example, a process of outputting a specific sound from the speakers 545a and 545b or displaying the fact on the LCD 542. In this case, the CPU 101 outputs a specific command from the speakers 545a and 545b, or outputs a control command for instructing to display that effect to the effect control means. Then, it waits for the full switch 225 to turn off. If the full tank switch 225 is in the OFF state, the monitoring timer is started (step S762), and the take-in motor is turned on (step S763). Further, when the notification process is being performed, when the take-in motor is turned on, control for stopping the notification is performed.
[0131]
The game ball return process includes a game ball stored in the upper plate 531, a game ball on the path from the upper plate 531 to the upper sensor 223, and a game ball located from the upper sensor 223 to the position of the sprocket 192 of the take-in device. It is a process to discharge. The monitoring timer used here is used to detect that the last game ball stored in the upper plate 531 has passed through the upper sensor 223. The CPU 101 restarts the monitoring timer every time the detection signal of the upper sensor 223 is turned on (steps S764 and S765). Therefore, if the state in which the detection signal of the upper sensor 223 is not turned on after the timeout time of the monitoring timer is continued, it may be determined that the last game ball stored in the upper plate 531 has passed the upper sensor 223. it can. That is, when the monitoring timer times out, it can be determined that the last game ball stored in the upper plate 531 has passed through the upper sensor 223.
[0132]
If the detection signal of the return operation switch 210a is turned off before the monitoring timer times out (step S778), the take-in motor is turned off and the game ball return process is terminated, assuming that the return request by the player is canceled. (Step S769).
[0133]
When the monitoring timer times out (step S766), the CPU 101 starts a return ball detection timer in order to discharge all the game balls in the capture device (step S767). In the return ball detection timer, as a default value, a time with a slight margin is set for the time from when the game ball flows down from the recess of the sprocket 192 until it reaches the position of the return ball detection sensor 222.
[0134]
The CPU 101 restarts the return ball detection timer every time the detection signal of the return ball detection sensor 222 is turned on until the return ball detection timer does not time out (steps S768, S780, S781). Therefore, if the return ball detection timer 222 exceeds the timeout time and the detection signal of the return ball detection sensor 222 does not turn on, the last game ball in the capture device has passed the return ball detection sensor 222. Judgment can be made. Therefore, when the return ball detection timer times out, the take-in motor is turned off and the game ball return process is terminated (step S769). In other words, after the return operation is started (specifically, in this embodiment, after the timeout of the monitoring timer), the capture device is detected when there is no detection by the return detection means for a certain number of game balls within a certain time. Stop the operation.
[0135]
If the detection signal of the return operation switch 210a is turned off before the return ball detection timer times out (step S779), it is assumed that the player's return request is canceled and the take-in motor is turned off to perform the game ball return process. finish.
[0136]
Through the game ball return process as described above, the game balls stored in the upper plate 531, the game balls in the path from the upper plate 531 to the upper sensor 223, and the position from the upper sensor 223 to the sprocket 192 of the take-in device The game balls in are discharged. That is, in this embodiment, when a player makes a ball return request, all the game balls to be returned to the player (not only the game balls upstream from the capture device but also the capture device). The game balls that have been introduced into the game machine are not returned to the player, and the game balls are not stopped in the slot machine 500.
[0137]
Further, in this embodiment, the initial position of the return prevention solenoid 193 (position when not energized) is a position corresponding to non-intake of the game ball. Therefore, by setting the initial position of the return prevention solenoid 193 at a position corresponding to the normal time (when the take-in operation is not performed), the load of the return prevention solenoid 193 can be reduced and the life can be extended. .
[0138]
Although not explicitly shown in the flowchart of FIG. 20, when the full tank switch 225 is turned on before the monitoring timer times out, and when the full tank switch 225 is turned on before the return ball detection timer times out. The take-in motor is turned off. That is, the take-in device control means disables the return of the game ball when the storage state detection means detects that a predetermined amount or more of the game balls are stored in the ball storage section. Further, when the game ball return process is being performed, the detection signal of the return ball detection sensor 222 is confirmed, and if the return ball detection sensor 222 remains off for a predetermined period, a notification that a disconnection error has occurred may be made. Good. Further, if the return ball detection sensor 222 is kept on for a predetermined period, the return ball detection sensor 222 may be notified that a ball is clogged. Also, during the game ball return process, the detection signal of the take-in ball take-in sensor 221 is also confirmed, and if it is detected that the take-in ball detection sensor 221 is turned on, an error indicating that (take-in) Intrusion path error notification) may be notified.
[0139]
Similarly, for the upper sensor 223, a disconnection error or a ball clogging may be detected, and if a disconnection error or a ball clogging occurs, a notification process for notifying that effect may be performed.
[0140]
Further, as in the case of the game ball take-in process, when the game ball return process is started, a predetermined number of game balls are detected by the return ball detection sensor 222 after the time has elapsed after the game ball return process is started. If a return monitoring timer with such a value set as the initial value is started, and the return monitoring timer times out, if the work area value is not equal to or greater than the value corresponding to the specified number, a capture error has occurred May be determined. Therefore, in that case, the operation of the capture device is stopped. When the predetermined number is 1, an abnormality is detected when no game balls are detected within a predetermined period (the return monitoring timer is a timeout period) after the game ball return process is started, and the predetermined number is 2 or more. In some cases, when a predetermined number of game balls are not detected, an abnormality is detected, and the operation of the capture device is stopped.
[0141]
As described above, in this embodiment, the take-in device determines that the game ball take-in condition is satisfied (in this embodiment, detection of pressing of the BET button 202 or the MAXBET button 203). When performing a take-in operation for taking in as a bet number, the player cannot depress the return operation button 210 (push it all the way back), and avoids competition between taking in the game ball and returning the game ball. And the game can proceed smoothly.
[0142]
As described above, in this embodiment, even when the game ball is being taken in, if the player operates the return operation button 210 immediately after the start of the take-in operation, a predetermined number (MAXBET button When the take-in operation is started by pressing, the game ball return operation can be started after the take-in operation of the first five game balls is completed.
[0143]
In this embodiment, one set (5 pieces) is exemplified as the predetermined number for continuing the game ball take-in operation. However, the game ball take-in operation is performed by the amount requested by the player. It may be continued. For example, when the take-in operation is started in response to pressing of the MAXBET button 203, a game ball return request (operation of the return operation button 210 by the player) occurs when the game ball take-in operation is performed. Even so, the taking-in operation of the game balls may be continued until the number of the taken game balls reaches three sets (15 pieces).
[0144]
Moreover, return paths 199 and 122 for returning the game balls introduced to the capture device and a capture ball detection sensor 221 for detecting the captured game ball are provided downstream of the capture device. Intake routes 198 and 121 are provided. That is, path switching can be realized on the downstream side of the capture device.
[0145]
Further, a return ball detection sensor 222 for detecting a game ball to be returned is provided on the downstream side of the capture device, and whether or not the game ball can be captured on the upstream side of the capture device. An upper sensor 223 for detecting the above is provided. Furthermore, since the upper sensor 223 is arranged at a position where at least a game ball corresponding to the minimum bet number is secured between the upper sensor 223 and the capture device, it should be captured during the capture process. There is no loss of game balls.
[0146]
In this embodiment, when the MAXBET button 203 is pressed, even if 15 game balls are not present upstream of the capture device, the capture is performed if there are 5 or more game balls. Operation starts. In that case, when the detection signal of the upper sensor 223 is turned off while the first five or the next five game balls are taken in, the detection signal of the upper sensor 223 is turned on (again. The game may be started with the number of bets corresponding to the number of game balls already taken in, without waiting for five or more game balls to exist. In addition, when the MAXBET button 203 is pressed, if the detection signal of the upper sensor 223 is turned off when the first five or the next five game balls are taken in, the number of games taken in is increased. The corresponding amount may be returned.
[0147]
Furthermore, in this embodiment, five game balls corresponding to the minimum bet number are secured from the upper sensor 223 to the position of the sprocket 192, but 10 or 15 game balls are secured. The upper sensor 223 may be provided at such a position. When the upper sensor 223 is provided at a position where 15 game balls are secured, when the MAXBET button 203 is pressed, or when the detection signal of the upper sensor 223 is in the off state, the take-in operation is performed. Do not start. Further, in the case where the upper sensor 223 is provided at a position where ten game balls are secured, if the MAXBET button 203 is pressed, 15 game balls may not be captured. If a bad situation occurs, the amount corresponding to the number of games taken in is returned.
[0148]
In addition, the CPU 101 as the take-in device control means performs control to stop the operation of the take-in device when a predetermined period or a predetermined number of game balls are not detected after the start of the take-in operation for taking in the game balls. Since this is done, it is possible to detect a loading error early. Furthermore, when the CPU 101 detects that a predetermined amount or more of game balls are stored in the lower plate 532 during the game ball return process, the full tank switch 225 as the storage state detection means detects that Since the operation is stopped, the game ball is not clogged.
[0149]
Furthermore, in this embodiment, the starting point of the ball removal path for returning the game balls from the ball storage unit that stores the paid-out game balls is provided on the upstream side of the take-in device. Therefore, when a large number of game balls are stored in the upper plate 531, most of the game balls can be discharged through the ball removal passage 123, and the load on the take-in device can be reduced.
[0150]
Note that a ball removal lever or button is provided at a position where the player can operate to guide the game ball stored in the upper plate 531 to the ball removal passage 123, but the lever or button is operated. In the meantime, the opening to the ball removal passage 123 may be opened, or the CPU 101 can detect the operation of the ball removal lever or button, and the CPU 101 detects the operation of the ball removal lever or button. A solenoid or the like for opening an opening to the ball removal passage 123 may be driven.
[0151]
In the above embodiment, the game ball take-in condition is established when the BET button 202 or the MAXBET button 203 is pressed, but other conditions may be used. For example, the credits may be automatically taken in such a way that the credit is always full (in the above example, 50 sets of game balls (250 game balls)). At that time, for example, when the credit for one game decreases, the capturing may be started. Further, when credits for a predetermined number of games are reduced, the credits may be taken in until the credits are full.
[0152]
Furthermore, in the above embodiment, the game ball taking-in process is completed when the number of game balls to be taken in is detected by the take-in ball detection sensor 221 (step S736, etc.). The game ball return process does not start. Similarly, the game ball return process is terminated when the time for all the game balls to pass through the return ball detection sensor 221 elapses (step S768 and the like), so that the game ball take-in process is started before the detection is completed. There is no such thing.
[0153]
Next, the mechanical operation of the capture device will be described in more detail. FIG. 4 shows the state of the return operation button 210 and the return blocking member 190 when the take-in operation is not executed. FIG. 21 shows the state during the take-in operation. As shown in FIG. 4, when the take-in operation is not executed, the return prevention solenoid 193 is not excited and the return prevention member 190 escapes above the return operation button 210. In that state, the player can press the return operation button 210.
[0154]
As shown in FIG. 21, during the execution of the take-in operation, the return prevention solenoid 193 is excited and the return prevention member 190 enters the back surface of the return operation button 210. Therefore, the player cannot press the return operation button 210. In this state, the switching valve 194 that is linked to the return operation button 210 is positioned such that the game ball that has flowed down from the sprocket 192 goes to the take-in route 198.
[0155]
FIG. 22 shows a state in which the return operation button 210 is pushed, that is, a state in which the return operation is being executed. In this state, the switching valve 194 that is linked to the return operation button 210 is positioned so that the game ball that has flowed down from the sprocket 192 is directed toward the return path 199. In the state shown in FIG. 22, the game ball is returned to the player side by pressing the return operation button 210. That is, the return operation button 210 corresponds to a return operation means that allows a player to return a game ball that has been introduced into the capture device and has not yet been captured.
[0156]
23 to 25 are perspective views showing other embodiments of the capture device. In the embodiment shown in FIGS. 23 to 25, a slide type return operation lever 211 is provided instead of the return operation button 210. In place of the sprocket-type take-in device, a solenoid-type take-in device is used. When returning the game ball, the player pulls the return operation lever 211 in the right direction. The return operation lever 211 is biased by a spring (not shown), and when the player releases the return operation lever 211, the return operation lever 211 returns to the initial position shown in FIG.
[0157]
The game ball introduced from the upper plate 531 via the introduction passage 181 flows down by the turning member 195 constituting the take-in device being turned by the take-in solenoid 196. Specifically, when the take-in solenoid 196 is driven, the game ball received by the turning member 195 is caused to flow downward, and when the take-in solenoid 196 is stopped, the turning member 195 is moved to the next game. Take the ball. Therefore, by repeatedly driving / stopping the take-in solenoid 196, the game balls sequentially flow downward from the rotating member 195. Accordingly, in this embodiment, the capture device includes a pivot member 195 and a capture solenoid 196.
[0158]
Further, in the state shown in FIG. 23, the switching ball 194 interlocked with the return operation lever 211 prevents the game ball flowing down from the rotating member 195 from going to the return path 199. That is, the game ball that has flowed down from the rotating member 195 flows down toward the take-in path 198.
[0159]
FIG. 24 shows a state in which the capture operation is being executed. During the execution of the take-in operation, the return prevention solenoid 193 is excited and the return prevention member 190 enters the right side of the return operation button 210. Therefore, the player cannot slide the return operation lever 211 to the right. In this state, the switching valve 194 that is interlocked with the return operation lever 211 is positioned such that the game ball that has flowed down from the rotating member 195 goes to the take-in path 198.
[0160]
FIG. 25 shows a state in which the return operation lever 211 is slid rightward, that is, a state in which the return operation is being executed. In this state, the switching valve 194 that is interlocked with the return operation lever 211 is positioned such that the game ball that has flowed down from the rotating member 195 goes to the return path 199. In the state shown in FIG. 25, the game ball is returned to the player side by the slide operation of the return operation lever 211 by the player. In other words, the return operation lever 211 corresponds to a return operation means that allows a player to return a game ball that has been introduced into the take-in device and has not yet been taken in.
[0161]
Also in the embodiment shown in FIGS. 23 to 25, the introduction path 181 is provided with an upper sensor 223 as an acquisition preparation detection means for detecting the presence or absence of a game ball. In addition, in the lower part of the take-in device (downstream of the flow of the game ball), a take-in ball detection sensor 221 as a take-in detection means is provided in the flow down path (take-in path 198) to the path reaching the take-in path 121. Is provided, and a return ball detection sensor 222 as return detection means is provided on the flow down to the route leading to the return route 122 (return route 199). As shown by P1 to P5 in FIG. 23, a number of game balls corresponding to the bet number (minimum bet number) for at least one game can stay between the upper sensor 223 and the capture device. .
[0162]
The capturing device shown in FIGS. 23 to 25 can also be controlled in the same manner as in the above-described embodiment. That is, the control shown in FIGS. 7 to 20 can be applied.
[0163]
In the above-described embodiment, the take-in ball detection sensor 221, the return ball detection sensor 222, and the upper sensor 223 are exemplified by proximity switches, but may be other light sensors, magnetic sensors, micro switches, and the like. There may be. In addition, since the game ball return process can be performed without the return ball detection sensor 222, the return ball detection sensor 222 may not be provided. Further, if the take-in ball detection sensor 221 is provided upstream of the path switching means (switch valve 193), the sensor can also be used as a return ball detection sensor. Further, the return path 199 may not be provided, and the return ball may be directly dropped on the lower plate 532.
[0164]
The route switching between the take-in route and the return route may be realized by a switching valve 194 that works in conjunction with the return operation means (for example, the return operation button 210 or the return operation lever 211), but is linked to the operation of the return operation means. Then, the route switching may be realized by moving the route itself. Furthermore, the return path is not directly blocked by the return blocking member 190 (the switching valve 194 is positioned so that the return path is enabled), but the return path is enabled directly by a solenoid or the like. Alternatively, the switching valve 194 may be prevented from switching. When moving the route itself in conjunction with the operation of the return operation means, when the game ball is being taken in, the return operation prevention means prevents the route from being switched to the return route side. .
[0165]
Further, in each of the embodiments described above, the return blocking member 190 is operated by the return blocking solenoid 193, but may be operated by other driving means. Alternatively, the return operation blocking means may be mechanically operated regardless of an electric drive component such as a solenoid so as to disable the return operation means (make the operation inoperable). For example, when the take-in device is operating for taking in a game ball, the operation part of the take-in device (the part that sends the game ball to the take-in path side) and the return operation blocking means are interlocked, When the loading device is taking in the game ball, the return operation preventing means may be operated to disable the return operation means.
[0166]
Further, in each of the above-described embodiments, when the game ball return condition is satisfied, the game ball upstream from the capture device and the uncaptured game ball introduced into the capture device are Although it was returned to the player via the loading device, a passage communicating from the upper part of the capturing device to the lower plate 532 is provided, and when the game ball return condition is satisfied, the entrance of the passage is opened. May be. In such a configuration, when a game ball return condition is satisfied, an unincorporated game ball introduced into the capture device is returned to the player via the capture device. Since the game ball located upstream from the loading device is returned to the player from the passage not via the loading device, the efficiency of the game ball return process is improved.
[0167]
In each of the above embodiments, the capture device control means for controlling the capture device and the return prevention control means for controlling the return prevention means are realized by a program executed by the CPU 101 mounted on the main board 100. ing. That is, the capture device control means and the return prevention means are mounted on the main board 100. However, these means may be mounted on another board such as the effect control board 600.
[0168]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention described in claim 1, the slot machine using the game ball performs a take-in operation for taking in the game ball based on the fact that the game ball take-in condition is satisfied; Provided at the upstream position of the intake device, Necessary to set the number of bets per unit A take-in preparation detecting means for detecting whether or not a predetermined number of game balls can be taken in; a take-in operation means operable by a player to cause the take-in device to perform a take-in operation of game balls; , The number of game balls required to set a multi-unit bet On condition that the take-in preparation detecting means detects the game ball when the take-in operation means is operated in order to execute the take-in operation of the game balls having a specific take-in number greater than the predetermined number, A take-in operation control means for causing the take-in device to execute a take-in operation of a specified number of game balls, and a game of the specific take-in number after the take-in operation of the specific take-in number is started by the take-in device Specified as a take-in device when the take-in of a game ball that should be taken within the take-in monitoring time cannot be completed before the take-in monitoring time shorter than the time required for taking the ball elapses. Capture operation interruption means for interrupting the capture operation of the number of game balls to be captured, and a return operation that can be operated by the player to return the game balls that have been introduced into the capture device and have not yet been captured to the player side And the player when the take-in device is performing a take-in operation of the game ball Since the return operation block is configured to prevent the return operation block from entering the operation state, the return of the game ball is prohibited during the execution of the capture operation for capturing the game ball as a bet number. In addition, it is possible to avoid competition between taking in game balls as the number of bets and returning the game balls, and to smoothly advance the game.
[0169]
Claim 3 In the invention described in operation Return prevention control means for controlling the prevention means; and , Take An uptake detecting means for detecting a game ball taken in downstream from the uptake device, and an uptake detecting means It is determined that the number of game balls detected by has reached the number according to the operation of the take-in operation means In case, Capture operation The control of the take-in device by the control means is terminated and the return is prevented by the return prevention control means. operation Since it is comprised so that control of the prevention means may be cancelled | released, after taking in of a game ball is completed reliably, it can be made the state which can be returned.
[0172]
Claim 4 In the invention described in the above, a return detection means for detecting a game ball to be returned to the player side is provided downstream from the take-in device, and the take-in device is introduced into the take-in device and not yet taken in. It is possible to perform a return action to return the ball to the player side, and capture Action Since the control means is configured to stop the operation of the capturing device when there is no detection by the return detection means for a certain number of game balls within a certain time after the start of the return operation, the game ball to be returned is It is possible to reliably detect the absence, and inconvenience due to the operation of the take-in device despite the absence of a game ball is prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a slot machine as viewed from the front.
FIG. 2 is a rear view of the gaming machine viewed from the back side.
FIG. 3 is a rear view of the mechanism plate as viewed from the back side of the gaming machine.
FIG. 4 is a perspective view showing a configuration example of a capture device.
FIG. 5 is a block diagram showing a circuit configuration example in the main board.
FIG. 6 is a block diagram showing a circuit configuration example in the effect control board.
FIG. 7 is a flowchart showing a part of game control processing executed by a CPU.
FIG. 8 is a flowchart showing a part of game control processing executed by a CPU.
FIG. 9 is a flowchart showing a part of game control processing executed by a CPU.
FIG. 10 is a flowchart showing a process after a game start condition is established.
FIG. 11 is a flowchart showing a process after a game start condition is established.
FIG. 12 is a flowchart showing a speed change process.
FIG. 13 is a flowchart showing reel stop processing.
FIG. 14 is a flowchart showing reel stop processing.
FIG. 15 is a flowchart showing reel stop processing.
FIG. 16 is a flowchart showing a winning determination process.
FIG. 17 is a flowchart showing a game ball take-in process.
FIG. 18 is a flowchart showing a game ball take-in process.
FIG. 19 is a flowchart showing a game ball take-in process.
FIG. 20 is a flowchart showing a game ball return process.
FIG. 21 is a perspective view showing the state of the take-in operation of the take-in device.
FIG. 22 is a perspective view showing a state when the take-in device is returned.
FIG. 23 is a cross-sectional view showing another configuration example of the capture device.
FIG. 24 is a perspective view showing a state during the capturing operation of the capturing device of another configuration example.
FIG. 25 is a perspective view showing the state of the return operation of the capturing device of another configuration example.
[Explanation of symbols]
100 Main board
101 CPU
121 Intake route
122 Return route
123 Ball path
192 Sprocket
193 Return blocking solenoid
194 Switching valve
198 Intake route
199 Return route
210 Return operation button
211 Return lever
221 Take-in ball detection sensor
222 Return ball detection sensor
223 Upper sensor
500 slot machine

Claims

遊技球を用いて１ゲームに賭ける賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより１ゲームが終了し、前記可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能である遊技球を用いたスロットマシンにおいて、
遊技球取込条件が成立したことにもとづいて遊技球を取り込む取込動作を行う取込装置と、
前記取込装置の上流側の位置に設けられ、１単位の賭数を設定するために必要な所定個数の遊技球を取込可能か否かを検出するための取込準備検出手段と、
前記取込装置に遊技球の取込動作を実行させるために遊技者が操作可能な取込操作手段と、
複数単位の賭数を設定するために必要な遊技球数であって前記所定個数よりも多い特定取込数の遊技球の取込動作を実行させるために前記取込操作手段が操作されたときに、前記取込準備検出手段が遊技球を検出していることを条件に、前記取込装置に前記特定取込数の遊技球の取込動作を実行させる取込動作制御手段と、
前記取込装置による前記特定取込数の取込動作が開始されてから、該特定取込数の遊技球が取り込まれるまでに要する時間よりも短い取込監視時間が経過するまでに、該取込監視時間内に取り込まれるはずの遊技球の取込が完了できなかった場合に、前記取込装置に前記特定取込数の遊技球の取込動作を中断させる取込動作中断手段と、
前記取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却させるために遊技者が操作可能な返却操作手段と、
前記取込装置が遊技球の取込動作を実行しているときには、遊技者により前記返却操作手段が操作状態となることを阻止する返却操作阻止手段と
を備えたことを特徴とする遊技球を用いたスロットマシン。It is possible to start the game by setting the number of bets to bet on one game using the game balls, and the display result of the variable display device is derived and displayed, so that one game is completed, and the display of the variable display device is displayed. In a slot machine using game balls that can be awarded according to the results,
A take-in device for taking in a game ball based on the fact that a game ball take-in condition has been established;
An acquisition preparation detection means for detecting whether or not a predetermined number of game balls necessary for setting a unit bet number can be acquired , provided at a position upstream of the acquisition device;
A take-in operation means operable by a player to cause the take-in device to execute a take-in operation of a game ball;
When the take-in operation means is operated in order to execute a take-in operation of a specific number of game balls that is necessary for setting a plurality of unit bets and is larger than the predetermined number In addition, on the condition that the take-in preparation detection means has detected a game ball, the take-in operation control means for causing the take-in device to execute the take-in operation of the specific number of game balls,
After the acquisition operation of the specific acquisition number by the acquisition device is started, the acquisition monitoring time shorter than the time required for the game ball of the specific acquisition number to be acquired elapses. A take-in operation interrupting means for causing the take-in device to interrupt the take-in operation of the specified number of game balls when the take-in of the game ball that should be taken in within the take-in monitoring time cannot be completed;
Return operation means that can be operated by the player to cause the player to return the game ball that has been introduced into the capture device and has not yet been captured;
A return operation blocking means for preventing the return operation means from being put into an operation state by a player when the take-in device is performing a game ball take-in operation. The slot machine used.

取込動作中断手段は、取込監視時間として取込装置による取込動作が開始されてから所定個数以下の所用数の遊技球が取り込まれるまでに要する時間が経過するまでに、該取込監視時間内に取り込まれるはずの遊技球の取込が完了できなかった場合に、前記取込装置に前記特定取込数の遊技球の取込動作を中断させ、The take-in operation interrupting means is configured to monitor the take-in until the time required for taking in the required number of game balls less than a predetermined number has elapsed since the start of the take-in operation by the take-in device as the take-in monitoring time. When taking in of the game ball that should be taken in in time cannot be completed, the take-in device interrupts the take-in operation of the specified number of game balls,
前記特定取込数の遊技球の取込動作が中断されたときに異常報知を行う異常報知手段をさらに備えたFurther provided is an abnormality notification means for performing abnormality notification when the operation of capturing the specific number of game balls is interrupted.
請求項１記載の遊技球を用いたスロットマシン。A slot machine using the game ball according to claim 1.

返却操作阻止手段を制御する返却阻止制御手段と、取込装置より下流側に取り込んだ遊技球を検出するための取込検出手段とを備え、
前記取込検出手段によって検出された遊技球の数が取込操作手段の操作に応じた数に達したと判定された場合に、取込動作制御手段による前記取込装置の制御を終了するとともに、前記返却阻止制御手段による前記返却操作阻止手段の制御を解除する
請求項１または請求項２記載の遊技球を用いたスロットマシン。Comprising a return blocking control means for controlling the return operation prevention means, and a take-detecting means for detecting the captured game balls downstream of the take - apparatus,
When it is determined that the number of game balls detected by the capture detection means has reached the number according to the operation of the capture operation means, the control of the capture device by the capture operation control means is terminated. The slot machine using the game ball according to claim 1 or 2 , wherein the control of the return operation prevention means by the return prevention control means is released.

取込装置より下流側に、遊技者側に返却する遊技球を検出するための返却検出手段を設け、
前記取込装置は、該取込装置に導入され未だ取り込まれていない遊技球を遊技者側に返却する返却動作を行うことが可能であり、
取込動作制御手段は、返却動作の開始後の一定時間内に一定個数の遊技球の返却検出手段による検出がない場合に前記取込装置の動作を停止させる
請求項１から請求項３のうちのいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシン。Provided on the downstream side of the capture device is a return detection means for detecting a game ball to be returned to the player side,
The capture device is capable of performing a return operation to return a game ball introduced to the capture device and not yet captured to the player side,
The take-in operation control means stops the operation of the take-in apparatus when there is no detection by the return detection means for a certain number of game balls within a certain time after the start of the return action.
A slot machine using the game ball according to any one of claims 1 to 3 .