JP4335219B2 - 無線lanトラヒック優先制御方法及びその装置 - Google Patents

無線lanトラヒック優先制御方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は無線LANアクセスにおいて、データパケットを送信する際の優先制御パラメータの最適化と優先度の分類処理、及びデータパケットのバッファリング方法を提供する無線LANトラヒック優先制御方法及びその装置に関する。
従来技術としては、QoSサポート機能をもつ無線LAN標準規格IEEE802.11eでは自律分散制御のCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance )をベースとした優先制御を行うためのEDCA方式が採用されている。EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式は音声や動画といった通信品質要求の高いサービスに対しては優先したパケット送信を行う。EDCA方式は、アプリケーションの優先度を4つのアクセスカテゴリ(AC:AC_VO,AC_VI,AC_BE,AC_BK)に分類し、AC毎に異なるアクセスパラメータ(CWmin/max,AIFS,TXOP)を用いて優先制御を実現する。AC_VOは音声用、AC_VIはビデオ伝送用、AC_BEはベストエフォート用、AC_BKは背景トラヒック用のアクセスカテゴリである。CWはコンテンションウインドウのサイズ、AIFSはArbitration Inter Frame Space、TXOPはTransmission Opportunityである。また、EDCA方式ではIEEE802.11eで規定される、QoSサポートのための専用のフィールドを付与したフレームを用いてデータの送受信を行うことが定められている。EDCA方式を実装した無線LANは、パケットの送信前に優先度が高いほど短いCWmin/maxとAIFSの期間の値を定めることにより、高い送信確率(高い優先順位)を与え、パケットの送信の権利がある期間としてTXOP limitを設定し、送信を行う権利を得た場合はTXOP limit期間でパケットを連続的に送信する。無線LANがIEEE802.11e(EDCA)をサポートしていない場合は、1つのパケットしか送信することが許されていないのに対し、TXOP limitを設定することにより無線帯域を一定期間占有することができる。
これらのACの分類方法やアクセスパラメータの値は、IEEE802.11eでデフォルトのものが示されており、AC分類方法については、図1のMAC層の処理方法に示すように音声通信はAC_VO[1−1]、映像・動画通信はAC_VI[1−2]、その他はAC_BE/AC_BK[1−3]/[1−4]に分類されこの優先順(AC_VO>AC_VI>AC_BE>AC_BK)でアクセス制御が行われる。これらの分類には、一般にデータフレーム内に付与されるVLAN−pbitやDSCPで用いられる優先度情報を元に対応するAC毎に分類・マッピング処理(Mapping to Access Category (Classification))[1−5]が行われる。AC_VO[1−1]、AC_VI[1−2]、AC_BE[1−3]、AC_BK[1−4]に分類されたパケットは、それぞれアクセス制御CSMA/CA[1−6]、[1−7]、[1−8]、[1−9]が実施され、内部衝突処理[1−10]が実施された後、無線送信される。
図2はMAC制御部の処理ブロック図を示す。無線基地局(AP、アクセスポイント)及び無線端末(STA)は図2のMAC制御部[2−0]を備える(無線基地局及び無線端末は図示していない)。実線はデータの転送を示し、点線は情報通知/制御指示を示す。MAC制御部[2−0]では、上位層のLLC層からデータが入力キュー[2−1]に入力された場合は、優先度分類処理部[2−2]にデータを転送し、優先度分類処理部[2−2]ではデータフレームに記載されている優先度に従って分類処理を行い、該当する各送信キュー[2−3]〜[2−6]にデータが入力される。アクセス制御部[2−7]〜[2−10]では、アクセス制御部の上位送信キューにデータ入力されている場合は、優先度に従ったアクセスパラメータを用いてCSMA/CAを実施する。アクセス制御部で送信が可能であると判断された場合は内部衝突処理部[2−11]で他のアクセス処理部でも送信可能の判断が無いか検査する。複数同時に送信可能と判断された場合は、優先度の高い送信キューに送信の権利を与える。送信の権利を得た送信キューは、物理層[2−12]へデータを転送する。
しかしIEEE802.11eで定められたデフォルト値は全ての無線ネットワーク(NW)環境やトラヒック量をサポートするものではないため、最適化のための自由度が存在する。特許文献1によればバッファ中のパケット数を監視し、蓄積量が多いほどSTAに対してCWmin、CWmaxの両方もしくはどちらかの値を大きくするように更新指示を出す。主な目的は無線媒体の飽和時にUplinkとDownlinkの通信トラヒックのバランスをとることである。
特開平10−84343号公報(パケット通信装置及び通信制御方法及びアクセスポイント)
従来技術であるIEEE802.11eでは、定められたデフォルト値は全ての無線ネットワーク(NW)環境や通信品質要求の異なるアプリケーションをサポートしていないため、特許文献1では、通信中のデータ蓄積量やトラヒック量の情報に基づいて、アクセスパラメータを変更するものであり、無線帯域のリソース管理や優先制御の円滑な利用を提案されている。しかし、これらで用いられているアクセスパラメータの変更は、QoSサポートの対象となるアプリケーションの通信特性を考慮したものではない。例えばAC_VIに分類されるアプリケーションはVideo conference(Video conf.)やVideo stream(Video str.)が想定される。Video conf.は双方向の通信であり、例えばアプリケーション品質の定義が勧告されるITU−T G.1010ではEnd−to−End遅延がセンシティブな150ms未満が望ましいとされている。またVideo str.は片方向配信の通信であり、同様にその許容遅延量は10s未満と示されており、アプリケーションによって許容される品質特性が異なることが判る。APでは複数のSTAと複数のアプリケーションを収容し、トラヒック増加時にも前記に示す品質特性の異なるアプリケーションを同一のAC(AC_VI)に分類し、同一のアクセスパラメータ使用する場合には、特にVideo conf.において送信待ち時間の増加による遅延/遅延揺らぎなどに起因する通信品質劣化が生じるという課題があった。また、EDCA方式は、802.11e規格に準拠したQoSサポート専用のフィールドを付与したフレームを使用しなければならないため、EDCA方式非対応の無線LAMにおいては、通信及び優先制御ができないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためのAC分類方法とアクセスパラメータ設定方法及びバッファリング方法とを拡張することによりQoSサポートの対象となるアプリケーションの品質特性(トラヒック遅延の抑制、あるいはスループット特性の維持)に適した優先制御と、また片方向配信のトラヒックに対してEDCA方式非対応の無線端末へ優先制御とを実現する無線LANトラヒック優先制御方法及びその装置を提供することにある。
本明細書において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
第1の発明は、無線基地局装置、及び前記無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、また前記無線基地局装置は複数のサービスセット種別をサポートし、前記無線基地局装置及び前記無線端末装置は、優先度情報が付与されたデータをバッファリングするために用いる優先度が異なる送信用バッファを一つないし複数有し、前記優先度が付与されたデータを有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡された場合、かつ送信用バッファを複数有する場合は、前記優先度情報に対応する前記送信用バッファに前記データをバッファリングする分類処理を行い、前記送信用バッファ毎に優先順度を反映した優先制御パラメータを有し、前記優先制御パラメータは前記データを送信する前に送信を待機する固定送信待機時間及びランダム待機時間の範囲を設定し、また一回の送信権利獲得時に連続でパケットを送信することができるパケット連続送信時間を設定し、前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施する無線パケット通信システムにおいて、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は前記送信用バッファ毎に、平均的なデータ通信速度であるスループットを維持する場合、前記パケット連続送信時間を一回の送信権利獲得時に前記スループットを維持するために必要なデータ量以上が送信完了するのに費やされる時間とし、該パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに動的に設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、無線基地局装置または前記無線端末装置は、無線媒体の飽和時にUplinkとDownlinkの通信トラヒックのバランスをとるためにアクセスパラメータのCWmin/maxとAIFSを変更するものであり、またパケット連続送信時間(TXOP)は事前に設定された値を固定して使用するのに対し、第1の発明は、スループットが維持できるデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する方法が異なる。
第2の発明は、第1の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、一定の期間単位で前記CSMA/CAプロトコルに基づくパケット送信権利を獲得した回数を取得し、前記一定の期間内に前記送信権利の獲得1回分の送信で前記スループットを維持するために必要なデータ量を算出し、前記パケット連続送信時間を前記データ量が全て送信完了するために費やされる時間とし、該パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、アクセスポイント、あるいはステーションは、無線媒体の飽和時にUplinkとDownlinkの通信トラヒックのバランスをとるためにアクセスパラメータのCWmin/maxとAIFSを変更するものであり、またパケット連続送信時間(TXOP)は事前に設定された値を固定して使用するのに対し、第2の発明は、一定期間内に送信権利の獲得1回分の送信で前記スループットを維持するために必要なデータ量を算出し、算出されたデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する点が異なる。
第3の発明は、第1の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、データ通信を行う特定のアプリケーションに対して、またはある特定の宛先のデータに対して、データに付与されている前記優先度情報と同位のまたは低位の優先度の前記送信用バッファに前記データをバッファリングする分類処理を行い、前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、データに付与されている優先度情報に従った分類処理を行うのに対し、第3の発明は、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを、優先度の低い送信用のバッファに入力し、第1の発明において設定されるパケット連続送信時間を動的に設定する点が異なる。
第4の発明は、第1の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、複数有する前記送信用バッファの一つないし、複数の送信用バッファを、データ通信を行う特定のアプリケーションのデータをバッファリングする前記送信用バッファとし、前記送信用バッファのそれぞれの上位に前記特定のアプリケーションの異なる優先度に対応する優先度毎の上位バッファを複数有し、前記特定のアプリケーションの優先度が付与されたデータを有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡された場合は、前記データに付与された優先度情報に対応する前記上位バッファに前記データをバッファリングする分類処理を実施し、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、前記上位バッファ毎で維持するスループット及び、前記送信用バッファ毎の上位の前記上位バッファ全体で制限されるスループットの上限値を保持し、一定期間単位で前記上位バッファ毎のスループットを維持するために必要な送信データ量を上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、全ての前記上位バッファから前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡した場合は、前記一定期間において前記上位バッファ全体で制限される前記スループットの上限値に相当するデータ量まで前記上位バッファにデータが存在する限り、前記上位バッファ全体からラウンドロビンまたはランダムで取り出すと同時に前記送信用バッファに渡し、前記一定期間を単位で繰り返し実施するデータ取り出し、前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、送信用のバッファの上位に、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを入力するバッファとそのバッファから平均的なデータ通信速度を維持するための手順を持たないのに対し、第4の発明は、送信用のバッファの上位に、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを入力するための複数の優先度をもつバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、第1の発明において設定されるパケット連続送信時間を動的に設定する点が異なる方法である。
第5の発明は、第1の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、複数有する前記送信用バッファの一つないし、複数の送信用バッファを、データ通信を行う特定のアプリケーションのデータをバッファリングする前記送信用バッファとし、前記送信用バッファのそれぞれの上位に前記サービスセット種別毎に対応する上位バッファを複数有し、有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡されたデータを前記データに付与されている情報に従ってサービスセット種別毎に前記上位バッファにバッファリングする分類処理を実施し、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、前記上位バッファ毎で維持するスループット及び、前記送信用バッファ毎の上位の前記上位バッファ全体で制限されるスループットの上限値を保持し、一定期間単位で前記上位バッファ毎のスループットを維持するために必要な送信データ量を上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、全ての前記上位バッファから前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡した場合は、前記一定期間において前記上位バッファ全体で制限される前記スループットの上限値に相当するデータ量まで前記上位バッファにデータが存在する限り、前記上位バッファ全体からラウンドロビンまたはランダムで取り出すと同時に前記送信用バッファに渡し、前記一定期間を単位で繰り返し実施するデータ取り出し、前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、送信用のバッファの上位に、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを入力するバッファとそのバッファから平均的なデータ通信速度を維持するための手順を持たないのに対し、第5の発明は、送信用のバッファの上位に、サービスセット種別毎にデータを入力するためのバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、第1の発明において設定されるパケット連続送信時間を動的に設定する点が異なる。
第6の発明は、第1〜第5の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、特定のデータパケットに対してIEEE802.11e規格またはWiFi−WMM規格で定められるQoS(Quality of Serice)のためのフレームフィールドを使用せず、前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、IEEE802.11e規格あるいはWifi−WMMに準拠したEDCA方式を実施する際は、送信フレームにQoSサポートのための専用フィールドを付与したフレームを送信するのに対し、第6の発明は、片方向配信の通信トラヒックのフレームに対しては、QoSサポートのための専用フィールドが付与されていないフレームもEDCA方式のアクセス制御を実施し、請求項1において設定されるパケット連続送信時間を動的に更新する点が従来技術と異なる。
第7の発明は第1の発明の無線LANトラヒック優先制御方法において、第4と第5の発明のいずれか、あるいはいずれかの組み合わせを用いて、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、データ通信を行う特定のアプリケーションに対して、またはある特定の宛先のデータに対して、前記上位バッファにバッファリング及び、前記上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、前記送信用バッファは前記固定送信待機時間が最も短く、前記ランダム送信待機時間を持たない前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法を用いることにある。
従来技術では、固定送信待機時間とランダム送信待機時間はある一定の大きさをもつアクセスパラメータが設定されることにより、競合アクセス制御が行われるのに対し、第7の発明の方法は、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持し、かつ全ての上位バッファから送信されてくるデータ通信速度の上限を制限するデータ量を取り出し、固定送信待機時間が最も短く、ランダム送信待機時間を持たないアクセスパラメータを設定することにより、非競合アクセス制御を行う点が従来技術と異なる。
第8の発明は、第1〜第7の発明の無線LANトラヒック優先制御方法を実現する機能を有することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御装置を用いることにある。
第8の発明は、従来技術と、第1〜第7の発明の無線LANトラヒック優先制御方法を実現する機能を有することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御装置である点が異なる。
本発明により、平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、特定のアプリケーション、あるいは宛先のデータ以外のトラヒック遅延時間を低減すると共に、特定のアプリケーション、あるいは宛先の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、特定のアプリケーション、あるいは宛先におけるSSID毎のデータ通信速度を維持し、特定のアプリケーション、あるいは宛先のSSID全体で平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、IEEE802.11e規格あるいはWifi−WMMに準拠しない無線LAN基地局あるいは端末に対して、優先制御を行うことにより、トラヒック遅延時間を低減すると共に、特定のアプリケーション、あるいは宛先の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また平均的なデータ通信速度の維持と超過したデータ通信速度の制限を行い、再送制御を持たないアプリケーションに対して、パケットの衝突を回避し、パケット誤り及び遅延を低減する効果がある。
以下では、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。各図において、同じ機能を有するものについては同じ符号を付け、繰り返しの説明は省略することがある。
図3に本発明の実施形態の無線パケット通信システムを示す。[3−1]は無線基地局装置(AP)であり、[3−2]〜[3−4]は無線端末装置(STA)である。無線基地局装置[3−1]は無線LANトラヒック優先制御を行うMAC制御部[3−11]を備えており、無線端末装置[3−2]〜[3−4]も無線LANトラヒック優先制御を行うMAC制御部[3−12]〜[3−14]を備えている。
無線基地局装置[3−1]は複数のサービスセット種別(SSID)をサポートしている。無線基地局装置[3−1]及び無線端末装置[3−2]〜[3−4]は、MAC制御部[3−11]〜[3−14]において、優先度情報が付与されたデータ(パケット)をバッファリングするために用いる優先度が異なる送信用バッファを一つないし複数有し、優先度が付与されたデータを有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡された場合、かつ送信用バッファを複数有する場合は、優先度情報に対応する送信用バッファにデータをバッファリングする分類処理を行い、送信用バッファ毎に優先順度を反映した優先制御パラメータを有し、優先制御パラメータはデータを送信する前に送信を待機する固定送信待機時間及びランダム待機時間の範囲を設定し、また一回の送信権利獲得時に連続でパケットを送信することができるパケット連続送信時間を設定し、優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施する。無線基地局装置[3−1]や無線端末装置[3−2]〜[3−4]のような無線LANトラヒック優先制御を行う装置を、無線LANトラヒック優先制御装置という。以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
図4は本発明の実施例1の特定アプリケーションのAC分類を行う無線LANトラヒック優先制御方法を示す図である。本実施例は第1〜第3の発明に対応する実施例である。図4において、優先度が付与されたデータ(MSDU with UP)が有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡されると、AC毎に分類・マッピング処理(Mapping to Access Category (Classification))[4−5]を行う。本実施例では、従来AC_VIに分類されていたVideo conference(Video conf.)とVideo stream(Video str.)を、分類・マッピング処理(Mapping to Access Category (Classification))[4−5]において、Video str.[4−1]をAC_ST[4−3]に分類し、Video conf.[4−2]をAC_VI[1−2]に分類し、それぞれアクセス制御CSMA/CA[4−4]、CSMA/CA制御[1−7]を実施する。それ以外のデータは、従来技術と同様に、分類・マッピング処理(Mapping to Access Category (Classification))[4−5]において、AC_VO[1−1]、AC_VI[1−2]、AC_BE[1−3]、AC_BK[1−4]に分類され、それぞれアクセス制御CSMA/CA[1−6]、[1−7]、[1−8]、[1−9]を実施する。そして、内部衝突処理[1−10]を実施した後、無線送信する。
すなわち、無線基地局装置/無線端末装置(AP/STA)は、IEEE802.11eのデフォルトの分類方法でAC_VIに定められているアプリケーションのVideo conf.とVideo str.を、図4のアクセスカテゴリマッピング(Mapping to Access Category (Classification))[4−5]に示すように、Video str.[4−1]をAC_VI[1−2]のキューと異なるACとして、AC_ST[4−3]のキューに分類する。あるいは、特定したAP/STAにおいて、Video str.を専用にサポートする場合のACは、AC_ST[4−3]のキューにのみにデータがバッファリングされる。
ここでAC_ST[4−3]のアクセス制御CSMA/CA[4−4]のアクセスパラメータとして用いられるCWmin/maxとAIFSにはAC_VIのCSMA/CA[1−7]のアクセスパラメータより低優先度のパラメータを設定する。
またVideo str.アプリケーションの一定時間当たりの受信平均スループットを確保できるように、AC_STのTXOP limitを最適な値に延ばす。ここでは、TXOP limitの設定方法の例をしめす。APはある一定期間(T_mc)でAC_TSキューが送信権を獲得する回数の統計値を取得する。APはQoSサポート中のVideo str.アプリケーションの要求スループットを維持するために、前記送信権の獲得回数からTXOP limitを算出する。TXOP limit算出方法の例として、T_mc:500ms、サポート中Video str.アプリケーションの要求スループット:4Mbps、Phy伝送レート:12Mbpsの通信環境下で、APは過去T_mc間に5回AC_TSキューが送信権を獲得した場合、APは1回に400kbitのVideo str.アプリケーションのデータ量を送信しなければならない。400kbitを伝送レート12Mbpsで送信する時間(T_tx)は、T_tx:0.033sec≒400kbit/12Mbitpsと求められる。T_txを元にTXOP limitを求めると、TXOP limit=T_tx+αとなる。αは揺らぎによるトラヒック量の変動やオーバヘッドなどを考慮して加えられた値とする。以上によって求められたTXOP limitをAC_TSのアクセスパラメータとして更新設定し、この処理をT_mc期間単位で繰り返し実施する。
一般的には、無線基地局装置[3−1]、無線端末装置[3−2]〜[3−4]は、そのMAC制御部[3−11]〜[3−14]において、送信用バッファAC_VO[1−1]、AC_VI[1−2]、AC_ST[4−3]、AC_BE[1−3]、AC_BK[1−4]毎に、平均的なデータ通信速度(スループット)を維持する場合、パケット連続送信時間を一回の送信権利獲得時にスループットを維持するために必要なデータ量以上が送信完了するのに費やされる時間とし、そのパケット連続送信時間を優先制御パラメータに動的に設定すればよい。また、一定の期間単位で前記CSMA/CAプロトコルに基づくパケット送信権利を獲得した回数を取得し、一定の期間内に送信権利の獲得1回分の送信でスループットを維持するために必要なデータ量を算出し、パケット連続送信時間をそのデータ量が全て送信完了するために費やされる時間とし、そのパケット連続送信時間を優先制御パラメータに設定すればよい。また、データ通信を行う特定のアプリケーションに対して、またはある特定の宛先のデータに対して、データに付与されている優先度情報と同位のまたは低位の優先度の送信用バッファに前記データをバッファリングする分類処理を行い、パケット連続送信時間を優先制御パラメータに設定すればよい。
本実施例は、スループットが維持できるデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する点が従来技術と異なる方法である。これにより、平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、一定期間内に送信権利の獲得1回分の送信で前記スループットを維持するために必要なデータ量を算出し、算出されたデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する点が従来技術と異なる方法である。これにより、平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを、優先度の低い送信用のバッファに入力し、パケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる方法である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先のデータ以外のトラヒック遅延時間を低減すると共に、特定のアプリケーション、あるいは宛先の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
実施例2は、実施例1の無線LANトラヒック優先制御方法を行う無線LANトラヒック優先制御装置である。図5に実施例2の無線LANトラヒック優先制御装置のMAC制御部の処理ブロック図を示す。図5に示すように、MAC制御部[5−0]は、上位層(LLC層)からの入力キュー[2−1]と、アプリケーション分類処理部[5−1]と、優先度分類処理部[2−2]と、送信キューAC_VO[2−3]と、送信キューAC_VI[2−4]と、送信キューAC_ST[5−2]と、送信キューAC_BE[2−5]と、送信キューAC_BK[2−6]と、アクセス制御部[2−7]、[2−8]、[5−3]、[2−9]、[2−10]と、内部衝突処理部[2−11]と、パラメータ処理及び制御部[5−4]を備えている。[2−12]は物理層である。本実施例が図2に示す従来の無線LANトラヒック制御装置と異なる部分は、アプリケーション分類処理部[5−1]と送信キューAC_ST[5−2]とアクセス制御部[5−3]とパラメータ処理及び制御部[5−4]であり、その他の点は従来技術と同様である。
無線LANトラヒック優先制御装置は図5に示すようにMAC制御部[5−0]の処理ブロックでは、上位層から受信したデータはアプリケーション分類処理部[5−1]において、データがVideo str.アプリケーションのデータであるかどうかの判断を行い、Video str.アプリケーションのデータであれば送信キューAC_ST[5−2]へデータが入力される。また、パラメータ処理及び制御部[5−4]では、物理層から通知された送信権を獲得する回数の統計値情報などを元に最適なTXOP limitの値を算出し、アクセス制御部[5−3]へアクセスパラメータ変更の指示を行う。
本実施例は、スループットが維持できるデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する点が従来技術と異なる装置である。これにより、平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、一定期間内に送信権利の獲得1回分の送信で前記スループットを維持するために必要なデータ量を算出し、算出されたデータ量が全て送信完了するために費やされる時間をパケット連続送信時間に動的に設定する点が従来技術と異なる装置である。これにより、平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。また、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを、優先度の低い送信用のバッファに入力し、パケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる装置である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先のデータ以外のトラヒック遅延時間を低減すると共に、特定のアプリケーション、あるいは宛先の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
図6は本発明による優先度毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法の実施例を示す図である。本実施例は第4の発明に対応する実施例である。
無線基地局装置(AP)は図6に示すように、ドライバーあるいはハードウェア[6−9]に実装されているEDCA方式による優先制御が動作する送信用バッファ[6−1]とその上位にソフトウェア[6−10]として上位バッファ[6−2]を持つ。上位バッファ[6−2]は優先度が異なる特定のアプリケーションのトラヒックをバッファリングする。ここでは例として上位バッファ[6−2]にバッファリングされるアプリケーションのトラヒックは前記Video str.とする。上位層から入力されたVideo str.のデータは付与されているVLANなどの優先度情報を元に上位バッファ[6−2]へ優先度毎に振り分けられバッファリングする。APは優先度毎にVideo str.トラヒックのスループット(例として高優先度の上位2つの優先度を対象として示す) [6−5]、[6−6]を保証したい場合、一定期間Tで、保証したいスループット値を維持するために必要な送信データ量[6−7],[6−8]を上位バッファ毎に設定する。また、サポートする全てのVideo str.トラヒックのスループットの上限制限[6−12]を行う。一定期間Tにおいて、スループットの上限制限を行うために上位バッファ全体で送信が許される送信データ量[6−11]を設定する。
一定期間Tで、上位バッファ[6−2]からのデータの取り出し及び、送信用バッファ[6−1]への取り出したデータを渡す処理方法は、前記一定期間T単位で行う。高優先度[6−3]上位バッファから低優先度[6−4]上位バッファへ順次、送信データ量[6−7]、[6−8]を取り出し、送信用バッファ[6−1]へ入力する。その後送信データ量[6−11]に達するまでラウンドロビン[6−20]により、全ての上位バッファから均等のデータ量を取り出し、送信用バッファ[6−1]へ入力する。図中ではVideo str.トラヒックのスループットを上限制限は20Mbps、全ての上位バッファからT単位で取り出す送信データ量は200kbit、高優先度の上位2つのVideo str.トラヒックのスループットは、2Mbpsと6Mbps、それぞれの上位バッファからT単位で取り出す送信データ量は20kbitと60kbyte、一定期間Tの時間は10msとした場合の動作例を示している。送信用バッファ[6−1]から無線媒体にパケットを送信する方法は実施例1による。
以上、無線基地局装置(AP)について説明したが、無線端末装置(STA)でも同様である。
本実施例は、送信用のバッファの上位に、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを入力するための複数の優先度をもつバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、パケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる方法である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先のデータの優先度に従ったデータ通信速度を維持と特定のアプリケーション、あるいは宛先全体の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
実施例4は、実施例3の優先度毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法に対応する無線LANトラヒック優先制御装置である。図7に、本実施例のMAC制御部[7−0]の処理ブロック図を示す。図7は、図5に示すMAC制御部の処理ブロックに、本実施例を追記した図である。
無線LANトラヒック優先制御装置は図7に示すように、アプリケーション分類処理部[5−1]でVideo str.アプリケーションのデータと判断された場合は、ST優先度分類処理部[7−1]に転送され、ST優先度分類処理部[7−1]ではデータフレームに記載されている優先度に従って分類処理を行い、該当する各上位キュー[7−3]〜[7−6]にデータが入力される。スループット監視制御部[7−2]は、送信キューAC_ST[5−2]の空き情報の通知[7−7]を受けた場合、一定の周期で優先度毎にスループットを維持するためのデータ量を[7−6]、[7−5]、[7−4]、[7−3]の順番で、送信キューAC_ST[5−2]へ入力する指示を各上位キューへ通知する。上位キューは通知を受けた場合、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量を入力する。全ての上位キューから、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量が入力された場合は、スループット監視制御部[7−2]は、Video str.アプリケーション全体で送信できるスループットのデータ量まで各上位キューから均等のデータ量で送信キューAC_ST[5−2]へ入力を行う指示の通知を各上位キューに行う。上位キューは通知を受けた場合、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量を入力する。上記処理を前記一定周期で繰り返し実施する。
本実施例は、送信用のバッファの上位に、特定のアプリケーション、あるいは特定の宛先のデータを入力するための複数の優先度をもつバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、パケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる装置である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先のデータの優先度に従ったデータ通信速度を維持と特定のアプリケーション、あるいは宛先全体の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
図8は本発明によるSSID毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法の実施例である。本実施例は第5の発明に対応する実施例である。
無線基地局装置(AP)は図8に示すようにドライバーあるいはハードウェア[6−9]に実装されているEDCA方式による優先制御が動作する送信用バッファ[6−1]とその上位にソフトウェア[6−10]として上位バッファ[8−2]を持つ。上位バッファ[8−2]は複数のサービスセット種別(SSID)毎に特定のアプリケーションのトラヒックをバッファリングする。ここでは例として上位バッファ[8−2]にバッファリングされるアプリケーションのトラヒックはVideo str.とする。上位層から入力されたVideo str.のデータは付与されているVLANのサブネット度情報などを元に上位バッファ[8−2]へSSID毎[8−1]〜[8−4]に振り分けられバッファリングする。APはSSID毎にVideo str.トラヒックのスループット[8−11]〜[8−14]を保証したい場合、一定期間Tで、保証したいスループット値を維持するために必要な送信データ量[8−5]〜[8−8]を上位バッファ毎に設定する。また、サポートする全てのVideo str.トラヒックのスループットの上限制限[6−12]を行う。一定期間Tにおいて、スループットの上限制限を行うために上位バッファ全体で送信が許される送信データ量[6−11]を設定する。
一定期間Tで、上位バッファ[8−2]からのデータの取り出し及び、送信用バッファ[6−1]への取り出したデータを渡す処理方法は、前記一定期間T単位で行う。SSID毎の上位バッファから順次、送信データ量[8−5]〜[8−8]を取り出し、送信用バッファ[6−1]へ入力する。その後送信データ量[6−11]に達するまでラウンドロビンにより、全ての上位バッファから均等のデータ量を取り出し、送信用バッファ[6−1]へ入力する。図中ではVideo str.トラヒックのスループットを上限制限は20Mbps、全ての上位バッファからT単位で取り出す送信データ量は200kbit、SSID毎のVideo str.トラヒックのスループットは、SSID#A:2Mbps、SSID#B:6Mbps、SSID#C:6Mbps、SSID#D:2Mbps、それぞれの上位バッファからT単位で取り出す送信データ量はSSID#A:20kbit、SSID#B:60kbyte、SSID#C:60kbyte、SSID#D:20kbit、一定期間Tの時間は10msとした場合の動作例を示している。送信用バッファ[6−1]から無線媒体にパケットを送信する方法は実施例1による。
以上、無線基地局装置(AP)について説明したが、無線端末装置(STA)でも同様である。
本実施例は、送信用のバッファの上位に、SSID毎にデータを入力するためのバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、パケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる方法である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先におけるSSID毎のデータ通信速度を維持し、特定のアプリケーション、あるいは宛先のSSID全体で平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
実施例6は、実施例5のSSID毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法に対応する無線LANトラヒック優先制御装置である。図9に、本実施例のMAC制御部[9−0]の処理ブロック図を示す。図9は、図5に示すMAC制御部の処理ブロックに、本実施例を追記した図である。
無線LANトラヒック優先制御装置は図9に示すように、アプリケーション分類処理部[5−1]でVideo str.アプリケーションのデータと判断された場合は、SSID分類処理部[9−1]に転送され、SSID分類処理部[9−1]ではデータフレームに記載されている情報に従ってSSIDの分類処理を行い、該当する各上位キュー[9−3]〜[9−6]にデータが入力される。スループット監視制御部[9−2]は、送信キューAC_ST[5−2]の空き情報の通知[9−7]を受けた場合、一定の周期でSSID毎にスループットを維持するためのデータ量を送信キューへ入力する指示を各上位キューへ通知する。上位キューは通知を受けた場合、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量を入力する。全ての上位キューから、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量が入力された場合は、スループット監視制御部[9−2]は、SSID全体で送信できるスループットのデータ量まで各上位キューから均等のデータ量で送信キューAC_ST[5−2]へ入力を行う指示の通知を各上位キューに行う。上位キューは通知を受けた場合、送信キューAC_ST[5−2]へ指示されたデータ量を入力する。上記処理を前記一定周期で繰り返し実施する。
本実施例は、送信用のバッファの上位に、SSID毎にデータを入力するためのバッファを持ち、一定周期において、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持するためのデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を元にデータ量を上位のバッファから送信用バッファに入力し、請求項2において設定されるパケット連続送信時間を動的に設定する点が従来技術と異なる装置である。これにより、特定のアプリケーション、あるいは宛先におけるSSID毎のデータ通信速度を維持し、特定のアプリケーション、あるいは宛先のSSID全体で平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
本実施例は第6の発明に対応する実施例である。IEEE802.11e規格あるいはWifi−WMMに準拠したEDCA方式を実施する際は、送信フレームにQoSサポートのための専用フィールドを付与したフレームを送信する。しかし本実施例では、片方向配信の通信トラヒックのフレームに対しては、前記専用フィールドを付与しないフレームの送信に対してもEDCA方式のアクセス制御を実施する。また、フレームの送信のためのアクセス制御においては、実施例1で説明したいずれかの方法あるいはその組み合わせを用いて優先制御を行う。
本実施例は、片方向配信の通信トラヒックのフレームに対しては、QoSサポートのための専用フィールドが付与されていないフレームもEDCA方式のアクセス制御を実施し、請求項1において設定されるパケット連続送信時間を動的に更新する点が従来技術と異なる。これにより、IEEE802.11e規格あるいはWifi−WMMに準拠しない無線LAN基地局あるいは端末に対して、優先制御を行うことにより、トラヒック遅延時間を低減すると共に、特定のアプリケーション、あるいは宛先の平均的なデータ通信速度を維持することができるという効果がある。
本実施例は第7の発明に対応する実施例である。無線基地局装置(AP)/無線端末装置(STA)は、IEEE802.11eのデフォルトの分類方法でAC_VIに定められているアプリケーションのVideo conference(Video conf.)とVideo stream(Video str.)において、Video str.はAC_VIのキューと異なるACとして、AC_STのキューに分類する。また、Video str.はマルチキャストのような再送制御が行われないアプリケーションを想定する。ここでAC_STのアクセス制御CSMA/CAのアクセスパラメータとして用いられるCWmin/maxは設定せず(CWの範囲は0)とし、またAIFSは、他のアクセスパラメータで設定される値よりも最も短い値(PIFS)とする。AP/STAは、最も短いAIFS(PIFS)時間のキャリアセンス直後にマルチキャストのデータを送信するアクセス制御を実施する。また、実施例3〜6に示される上位バッファからの指定されたデータを取り出す方法により、一定のスループットを維持する、あるいはスループットが超過しない方法を実施する。
本実施例は、上位のバッファ毎にデータ通信速度を維持し、かつ全ての上位バッファから送信されるデータ通信速度の上限を制限するデータ量を取り出し、固定送信待機時間が最も短く、ランダム送信待機時間を持たないアクセスパラメータを設定することにより、非競合アクセス制御を行う点が従来と異なる。これにより、平均的なデータ通信速度の維持と超過したデータ通信速度の制限を行い、再送制御を持たないアプリケーションに対して、パケットの衝突を回避し、パケット誤りおよび遅延を低減する効果がある。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
MAC層の処理方法の例であり、従来技術を説明する図である。 MAC制御部の処理ブロック図の例であり、従来技術を説明する図である。 無線パケット通信システムを示す図である。 実施例1の特定アプリケーションのAC分類を行う方法を示す図である。 実施例2のMAC制御部の処理ブロック図である。 実施例3の優先度毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法を示す図である。 実施例4のMAC制御部の処理ブロック図である。 実施例5のSSID毎のスループット保証維持を行うデータ取り出し方法を示す図である。 実施例6のMAC制御部の処理ブロック図である。
符号の説明
[1−1]…AC_VOのためのキュー、[1−2]…AC_VIのためのキュー、[1−3]…AC_BEのためのキュー、[1−4]…AC_BKのためのキュー、[1−5]…Mapping to Access Category(Classification)、[1−6]〜[1−9]…CSMA/CA、[2−1]…上位層(LLC層)からの入力キュー、[2−2]…優先度分類処理部、[2−3]…送信キューAC_VO、[2−4]…送信キューAC_VI、[2−5]…送信キューAC_BE、[2−6]…送信キューAC_BK、[2−7]〜[2−10]…アクセス制御部、[2−11]…内部衝突処理部、[2−12]…物理層、[3−1]無線基地局装置、[3−2]〜[3−4]…無線端末装置、[3−11]〜[3−14]…MAC制御部、[4−1]…Video Str.、[4−2]…Video conf.、[4−3]…AC_STのためのキュー、[4−4]…CSMA/CA、[5−1]…アプリケーション分類処理部、[5−2]…送信キューAC_ST、[5−3]…アクセス制御部、[5−4]…パラメータ処理及び制御部、[6−1]…送信用バッファ、[6−2]…上位バッファ、[6−3]…高優先度、[6−4]…低優先度、[6−5]〜[6−6]…スループット、[6−7]〜[6−8]…データ量、[6−9]…ソフトウェア、[6−10]…ハードウェア、[6−11]…送信可能なデータ量、[6−12]…ラウンドロビン、[7−1]…ST優先度分類処理部、[7−2]…上位キューAC_VO、[7−3]…上位キューAC_VO、[7−4]…上位キューAC_VI、[7−5]…上位キューAC_BE、[7−6]…上位キューAC_BK、[8−1]…SSID#A、[8−2]…SSID#B、[8−3]…SSID#C、[8−4]…SSID#D、[8−5]〜[8−8]…データ量、[9−1]…SSID分類処理部、[9−2]…スループット管理制御部、[9−3]…上位キューSSID#A、[9−4]…上位キューSSID#B、[9−5]…上位キューSSID#C、[9−6]…上位キューSSID#D

Claims (8)

  1. 無線基地局装置、及び前記無線基地局装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う複数の無線端末装置から構成され、また前記無線基地局装置は複数のサービスセット種別をサポートし、前記無線基地局装置及び前記無線端末装置は、優先度情報が付与されたデータをバッファリングするために用いる優先度が異なる送信用バッファを一つないし複数有し、前記優先度が付与されたデータを有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡された場合、かつ送信用バッファを複数有する場合は、前記優先度情報に対応する前記送信用バッファに前記データをバッファリングする分類処理を行い、前記送信用バッファ毎に優先順度を反映した優先制御パラメータを有し、前記優先制御パラメータは前記データを送信する前に送信を待機する固定送信待機時間及びランダム待機時間の範囲を設定し、また一回の送信権利獲得時に連続でパケットを送信することができるパケット連続送信時間を設定し、前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施する無線パケット通信システムにおいて、
    前記無線基地局装置または前記無線端末装置は前記送信用バッファ毎に、平均的なデータ通信速度であるスループットを維持する場合、前記パケット連続送信時間を一回の送信権利獲得時に前記スループットを維持するために必要なデータ量以上が送信完了するのに費やされる時間とし、該パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに動的に設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  2. 請求項1に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、一定の期間単位で前記CSMA/CAプロトコルに基づくパケット送信権利を獲得した回数を取得し、前記一定の期間内に前記送信権利の獲得1回分の送信で前記スループットを維持するために必要なデータ量を算出し、前記パケット連続送信時間を前記データ量が全て送信完了するために費やされる時間とし、該パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  3. 請求項1に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、データ通信を行う特定のアプリケーションに対して、またはある特定の宛先のデータに対して、データに付与されている前記優先度情報と同位のまたは低位の優先度の前記送信用バッファに前記データをバッファリングする分類処理を行い、前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  4. 請求項1に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、複数有する前記送信用バッファの一つないし、複数の送信用バッファを、データ通信を行う特定のアプリケーションのデータをバッファリングする前記送信用バッファとし、前記送信用バッファのそれぞれの上位に前記特定のアプリケーションの異なる優先度に対応する優先度毎の上位バッファを複数有し、前記特定のアプリケーションの優先度が付与されたデータを有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡された場合は、前記データに付与された優先度情報に対応する前記上位バッファに前記データをバッファリングする分類処理を実施し、
    前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、前記上位バッファ毎で維持するスループット及び、前記送信用バッファ毎の上位の前記上位バッファ全体で制限されるスループットの上限値を保持し、一定期間単位で前記上位バッファ毎のスループットを維持するために必要な送信データ量を上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、全ての前記上位バッファから前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡した場合は、前記一定期間において前記上位バッファ全体で制限される前記スループットの上限値に相当するデータ量まで前記上位バッファにデータが存在する限り、前記上位バッファ全体からラウンドロビンまたはランダムで取り出すと同時に前記送信用バッファに渡し、前記一定期間を単位で繰り返し実施するデータ取り出し、
    前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  5. 請求項1に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、複数有する前記送信用バッファの一つないし、複数の送信用バッファを、データ通信を行う特定のアプリケーションのデータをバッファリングする前記送信用バッファとし、前記送信用バッファのそれぞれの上位に前記サービスセット種別毎に対応する上位バッファを複数有し、有線ネットワークあるいは上位レイヤから受け渡されたデータを前記データに付与されている情報に従ってサービスセット種別毎に前記上位バッファにバッファリングする分類処理を実施し、
    前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、前記上位バッファ毎で維持するスループット及び、前記送信用バッファ毎の上位の前記上位バッファ全体で制限されるスループットの上限値を保持し、一定期間単位で前記上位バッファ毎のスループットを維持するために必要な送信データ量を上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、全ての前記上位バッファから前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡した場合は、前記一定期間において前記上位バッファ全体で制限される前記スループットの上限値に相当するデータ量まで前記上位バッファにデータが存在する限り、前記上位バッファ全体からラウンドロビンまたはランダムで取り出すと同時に前記送信用バッファに渡し、前記一定期間を単位で繰り返し実施するデータ取り出し、
    前記パケット連続送信時間を前記優先制御パラメータに設定することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  6. 請求項1〜請求項5に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、特定のデータパケットに対してIEEE802.11e規格またはWiFi−WMM規格で定められるQoS(Quality of Serice)のためのフレームフィールドを使用せず、前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  7. 請求項1に記載の無線LANトラヒック優先制御方法において、請求項4と請求項5のいずれか、あるいはいずれかの組み合わせを用いて、前記無線基地局装置または前記無線端末装置は、データ通信を行う特定のアプリケーションに対して、またはある特定の宛先のデータに対して、前記上位バッファにバッファリング及び、前記上位バッファ毎から取り出し、前記送信データ量を前記送信用バッファへ渡し、前記送信用バッファは前記固定送信待機時間が最も短く、前記ランダム送信待機時間を持たない前記優先制御パラメータを用いたCSMA/CAプロトコルによるアクセス制御を実施することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御方法。
  8. 請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の無線LANトラヒック優先制御方法を実現する機能を有することを特徴とする無線LANトラヒック優先制御装置。
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