JP4334094B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字メッセージを示したメールの受信機能を有した例えば携帯無線電話機などのような通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯無線電話機のメール受信機能では、メール着信が発生した場合には自動応答し、送信されてくるメールデータを自動的に受信する。
【0003】
そして、メールデータの受信終了後、またはメールデータの受信を行っているのと並行して、メール着信の発生がユーザに対して報知される。そしてこの報知によりメール着信を認識したユーザが、自動受信されたメールデータが示す文字メッセージを表示器に表示させて読むことができる。
【0004】
ところでこの種の携帯無線電話機では、メール着信の報知は着信音、バイブレータ、あるいは表示器での表示などによって行われる。そしてその報知の形態は、ユーザが任意に設定できるようになっている。
【0005】
しかしながら、ユーザが設定を変更しない限りは、常に同一の形態での報知動作が行われるのであり、ユーザはメール着信が発生したことしか認識することができない。すなわち、受信されたメールの内容は、その文字メッセージを読んで理解しなければ全く分からなかった。
【0006】
このため、例えば多忙なときに緊急を要さない文字メッセージが着信したとしても、その文字メッセージを読んでみなければ緊急を要さない内容であるか否かは分からず、文字メッセージの確認のために貴重な時間を割かれてしまうという不具合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来は、メール着信の報知動作はメール着信が発生した旨のみを報知するものとなっていたために、受信されたメールの内容は文字メッセージを読まなければ全く分からないという不具合があった。
【0008】
そこで本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、ユーザが文字メッセージを読まなくとも、その文字メッセージがどのような内容のものであるかの概略を受信者に認識させることが可能な通信端末装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために第1の発明は、着信メロディデータを添付可能な文字メッセージを受信する、例えばアンテナ、受信回路、モデムおよびCPUのソフトウェア処理により実現されるメール送受信処理手段よりなる受信手段と、着信メロディの鳴動により着信発生をユーザに対して報知するもので、鳴動させる着信メロディを変更することが可能な、例えばスピーカなどの着信報知手段と、前記受信手段により受信された文字メッセージを構成する文字列から前記所定の文字列を検索する、例えばCPUのソフトウェア処理により実現される文字列検索手段などの検索手段と、(1)前記文字メッセージに前記着信メロディデータが添付されているか否かに拘わらずに、前記検索手段により前記所定の文字列が検出されなかった場合には、メール着信の報知のために予め設定された着信メロディを鳴動し、(2)前記文字メッセージに前記着信メロディデータが添付されており、かつ前記検索手段により前記所定の文字列が検出された場合には、前記着信メロディデータが示す着信メロディを鳴動するように前記着信報知手段を動作させる、例えばCPUのソフトウェア処理により実現されるメール着信報知制御手段などの報知制御手段とを備えた。
【0011】
また第2の発明は、前記第1の発明に加えて、所定の文字列に対応付けて前記着信報知手段が鳴動させる着信メロディを示した報知形態情報を記憶する例えばROMなどの記憶手段をさらに備えるとともに、前記報知制御手段を、前記受信手段により受信された文字メッセージに着信メロディデータが添付されておらず、かつ前記検索手段により前記所定の文字列が検出された場合には、その文字列に対応付けて前記記憶手段に記憶された報知形態情報が示す着信メロディを鳴動するように前記着信報知手段を動作させることとした。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の通信端末装置を携帯無線電話機に適用した実施形態につき説明する。
【0020】
図1は本実施形態に係る携帯無線電話機の要部の構成を示すブロック図である。
【0021】
この図に示すように本実施形態の携帯無線電話機は、アンテナ1、アンテナ共用器(DUP)2、受信回路(RX)3、シンセサイザ回路(SYN)4、A/Dコンバータ5、モデム部6、チャネルコーデック7、スピーチコーデック8、D/Aコンバータ9、受話アンプ10、レシーバ11、マイク12、送話アンプ13、A/Dコンバータ14、D/Aコンバータ15、送信回路(TX)16、制御回路17、LCD表示器18、バックライトユニット19、キーユニット20、アンプ21、スピーカ22、アンプ23、バイブレータモータ24、発振回路25、CPU26、ROM27、RAM28、電池29および安定化電源回路30を有している。
【0022】
そして、シンセサイザ回路4、モデム部6、チャネルコーデック7、スピーチコーデック8、制御回路17、ROM27およびRAM28は、制御バス31を介してCPU26に接続されている。
【0023】
無線基地局から無線通話チャネルを介して送られた無線周波信号は、アンテナ1で受けられて電波−電気信号変換がなされたのち、アンテナ共用器2を介して受信回路3に入力される。
【0024】
受信回路3にて無線周波信号は、まず増幅される。続いて無線周波信号は受信回路3にて、シンセサイザ回路4から与えられるローカル信号を用いてミキシングダウンされてIF周波信号に変換される。さらにこのIF周波信号は受信回路3にて増幅されたのち、QPSK信号となっているので直交復調される。
【0025】
なおシンセサイザ回路4は、無線チャネル周波数に応じて制御回路17から指示される周波数のローカル信号を発生し、受信回路3および送信回路16に与える。
【0026】
受信回路3にて直交復調された後のIF周波信号は、A/Dコンバータ5でディジタル化されたのち、モデム部6に与えられる。
【0027】
受信回路3から出力されたIF周波信号は、モデム部6で遅延検波されるとともに、フレーム同期の確立およびカラーコードの検出が行われ、ディジタル通話信号および制御データが再生される。この再生されたディジタル通話信号はチャネルコーデック7へ、また制御データは制御バス31へと出力される。メールデータは、この制御データに含まれる。
【0028】
モデム部6から出力されたディジタル通話信号は、チャネルコーデック7でデインタリーブおよび誤り訂正復号が行われる。そしてこれにより、モデム部6から出力されたディジタル通話信号に含まれる複数チャネル分のディジタル通話信号のうちから自機宛のディジタル通話信号が取り出される。
【0029】
チャネルコーデック7で取り出されたディジタル通話信号は、スピーチコーデック8にて、VSELPまたはPSICELPの復号化処理が行われて受話音声信号が再生される。
【0030】
そしてこの受話音声信号は、D/Aコンバータ9でアナログ化された後、受話アンプ10により増幅され、レシーバ11へと供給される。これにより、レシーバ11がドライブされて受話音声信号が音響出力に変換され、ユーザに受話音声が伝えられる。
【0031】
一方、ユーザが発声した音声は、マイク12で電気信号、すなわち送話音声信号に変換される。そしてこの送話音声信号は、送話アンプ13で増幅されたのち、A/Dコンバータ14によってデジタル化される。
【0032】
ディジタル化された送話音声信号は、スピーチコーデック8にてVSELP符号化処理が行われてディジタル通話信号とされる。
【0033】
スピーチコーデック8で得られたディジタル通話信号は、チャネルコーデックにて誤り訂正符号化およびインタリーブ処理が行われる。
【0034】
さらにディジタル通話信号は、モデム部6にてフレーム信号の付加やカラーコード信号の付加が行われる。これにより信号のマッピング処理が施されて得られたIF周波信号は、送信タイミングを設定してD/Aコンバータ15へと与えられる。
【0035】
メールデータの送信時には、メールデータがCPU26の制御の下に制御バス31を介してモデム部6へと与えられる。そしてモデム部6へと与えられた制御データは、モデム部6にて変調などの所定の処理が施されてIF周波信号とされ、送信タイミングを設定してD/Aコンバータ15へと与えられる。
【0036】
IF周波信号はD/Aコンバータ15にて、アナログ化されて送信回路16へと与えられる。
【0037】
IF周波信号は送信回路16では、まず直交変調が行われ、さらにシンセサイザ回路4から与えられるローカル信号を用いてミキシングアップして所定の送信周波数の無線周波信号とされる。そしてこの無線周波信号は、送信回路16で増幅されたのち、アンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給される。これにより、無線周波信号はアンテナ1より電波として送出される。
【0038】
制御回路17は、CPU26の制御の下に、LCD表示器18、バックライトユニット19、スピーカ22およびバイブレータモータ24の駆動制御、シンセサイザ回路4の発生周波数の制御や、キーユニット20の出力信号の処理を行う。
【0039】
LCD表示器18は、制御回路17により駆動されて、任意の画像を表示する。
【0040】
バックライトユニット19は、LCD表示器18の表示画面を背面側から照明する。このバックライトユニット19は、照明光の色を変化させることが可能である。
【0041】
キーユニット20は、電話番号、発信、終話、文字入力、あるいは機能設定などに関するユーザによる指示入力を受け付ける。
【0042】
アンプ21には、着信音や着信メロディの鳴動を行うべくスピーカ22を駆動するために制御回路17から出力される信号が与えられる。アンプ21は、この信号をスピーカ22を駆動するのに十分なレベルまで増幅した上でスピーカ22に与える。
【0043】
スピーカ22は、アンプ21を介して制御回路17から与えられる信号を音響出力として発生することで、着信発生をユーザに報知するべく着信音や着信メロディの鳴動を行う。
【0044】
アンプ23には、バイブレータモータ24を駆動するために制御回路17から出力される信号が与えられる。アンプ23は、この信号をバイブレータモータ24を駆動するのに十分なレベルまで増幅した上でバイブレータモータ24に与える。
【0045】
バイブレータモータ24は、図示しない振動体を回転させることで、着信発生をユーザに報知するべくバイブレータ動作を行う。
【0046】
発振回路25は、制御回路17に所定のクロック信号を供給する。このクロック信号は、着信メロディの音程やテンポの基準として制御回路17で使用される。
【0047】
CPU26は、ROM27に格納されている動作プログラムに基づいて動作する。そしてCPU26は、本携帯電話機の各部を携帯電話機として機能し得るように総括制御する。
【0048】
ROM27は、フラッシュROMまたはEEPROMを用いて構成されている。そしてこのROM27は、CPU26の動作プログラムの他に、メロディ情報、静止画情報、個別番号、あるいは無線機の調整情報など、永続的に保持しておくべき種々の情報を記憶するために使用する。このROM27には、図2に示すような報知形態情報テーブルも格納される。
【0049】
報知形態情報テーブルは、予め登録された文字列(以下、登録文字列と称する)に対応付けて、その登録文字列が含まれる文字列よりなる文字メッセージを示したメールデータの着信報知の形態を記述した報知形態情報を記憶したものである。なお図2では、記憶した情報の内容を模式的に示している。
【0050】
報知形態情報は、着信メロディとして鳴動させる曲の識別情報と、バイブレータの動作状態の設定情報と、バックライトの動作状態の設定情報とからなる。従って報知形態情報テーブルには、1つの登録文字列格納領域につき、これら3つの情報をそれぞれ格納する格納領域が確保されている。
【0051】
また本実施形態では、報知形態情報テーブルは定型文登録エリアとユーザ登録エリアとに二分されている。
【0052】
ここで定型文登録エリアとは、メール送受信機能において定義されている定型文を登録文字列とし、この定型文に対応付けて報知形態情報を格納するエリアである。そしてこの定型文登録エリアへの情報登録は製品出荷前などに行われ、ユーザが変更することができない。
【0053】
これに対してユーザ登録エリアは、ユーザが任意に指定した登録文字列に対応付けて、ユーザが任意に設定した報知形態情報を格納するエリアである。このユーザ登録エリアへの情報登録は、キーユニット20でのユーザによる指示操作をCPU26が受け付けて、指定された内容を各領域に書き込むことで行われる。
【0054】
RAM28は、携帯無線電話機の設定状態、電話番号、デジタル処理化された録音信号、ユーザが入力した文字情報の記憶、あるいはユーザが入力したメロディ情報などのような比較的短期的に保持しておくべき種々の情報を記憶するために使用する。なお、このRAM28は、図示しないバックアップ電池によりバックアップされており、ある程度は長期間に渡って記憶情報を確実に保持しておくことが可能である。
【0055】
電池29は二次電池であって、本携帯無線電話機の各部に供給する電力を発生する。
【0056】
安定化電源回路30は、電池29が出力する電力を安定化して各部に供給する。
【0057】
ところでCPU26がROM27に格納された動作プログラムに基づいて動作することにより実現される制御手段は、音声通話を可能とするための制御手段などのような携帯無線電話機における周知の一般的な制御手段に加えて、メール送受信処理手段、メール受信制御手段、文字列検索手段およびメール着信報知制御手段を有している。
【0058】
ここでメール送受信処理手段は、メール送受信機能を実現するための制御処理を行う。
【0059】
メール受信制御手段は、メール着信が発生した場合に、着信報知を行うことなしに前記メール送受信処理手段の制御によるメール受信を行わせる。
【0060】
文字列検索手段は、受信されたメールデータに示された文字メッセージの文字列中から登録文字列を検索する。
【0061】
そしてメール着信報知制御手段は、文字列検索手段により登録文字列が検出された場合、その登録文字列に対応付けて報知形態情報テーブルに記憶された報知形態情報が示す動作状態で着信報知を行うための制御処理を行う。
【0062】
次に以上のように構成された携帯無線電話機の動作につき、CPU26の処理手順に従って説明する。
【0063】
なお本実施形態の携帯無線電話機は、メール着信時のユーザへの着信報知に特徴があり、他の動作については従来よりある一般的な携帯無線電話機と同様であるのでここでは説明を省略し、メール受信に関する処理のみにつき説明する。
【0064】
メール着信が発生すると、CPU26は図3に示すようなメール受信処理を開始する。
【0065】
このメール受信処理においてCPU26はまず、自己宛に送信されてくるメールデータの受信を行う(ステップST1)。なお、このメールデータの受信は、周知の手順により行われ、受信されたメールデータは例えばRAM28に格納される。
【0066】
メールデータの受信が終了したならばCPU26は、その受信したメールデータが示す文字メッセージが定型文であるか否かを確認する(ステップST2)。
【0067】
そして受信したメールデータが示す文字メッセージが定型文であるならばCPU26は、その文字メッセージの文字列中から報知形態情報テーブルの定型文登録エリアに設定された登録文字列を検索する(ステップST3)。なお、定型文は文字コードの羅列ではなく定型文に固有のコードで表されるので、この検索は単純なコードの比較により行われる。
【0068】
しかし受信したメールデータが示す文字メッセージが定型文ではないならばCPU26は、その文字メッセージの文字列中から報知形態情報テーブルのユーザ登録エリアに設定された登録文字列を検索する(ステップST4)。なお、定型文ではない文字メッセージを示すメールデータは、文字コードの羅列によりなっているので、この検索は登録文字列に該当する文字列をサーチすることにより行われる。
【0069】
そしてCPU26は続いて、ステップST3またはステップST4での検索の結果、登録文字列が検出できたか否かの判断を行う(ステップST5)。
【0070】
ここで登録文字列が検出できなかった場合にはCPU26は、メール着信の報知のために従来よりの携帯無線電話機と同様になされた設定(以下、汎用設定と称する)に従って着信メロディの鳴動、バイブレータ動作およびバックライト動作を行うようにスピーカ22、バイブレータモータ24およびバックライトユニット19の動作を個々に制御する(ステップST6)。かくして、登録文字列が含まれない文字メッセージを示すメールデータを受信する限りは、文字メッセージの内容に拘わらずに常に同一の着信報知動作が実行される。
【0071】
これに対して、登録文字列が検出できた場合にCPU26は、受信したメールデータにメロディデータが添付されているか否かを確認する(ステップST7)。
【0072】
そしてメロディデータが添付されていないのであれば、CPU26は検出された登録文字列に対応付けられた報知形態情報に従って着信メロディの鳴動、バイブレータ動作およびバックライト動作を行うようにスピーカ22、バイブレータモータ24およびバックライトユニット19の動作を個々に制御する(ステップST8)。従って、登録文字列が含まれなた文字メッセージを示すメールデータが受信されたのならば、その登録文字列に応じた着信報知動作が実行される。
【0073】
さて、携帯無線電話機には従来より、メールデータに添付してメロディデータを送信側の端末より送信し、受信側の端末にてそのメロディデータに基づく着信メロディの鳴動を行わせる機能が存在する。このため、このような機能を利用してメロディデータが添付されてきたのであれば、そのメロディデータを尊重することが好ましい。
【0074】
そこで、登録文字列が検出され、かつメロディデータが添付されていた場合にCPU26は、バイブレータ動作およびバックライト動作については検出された登録文字列に対応付けられた報知形態情報に従った動作を行うが、着信メロディの鳴動については添付されてきたメロディデータに基づいて行うようにスピーカ22、バイブレータモータ24およびバックライトユニット19の動作を個々に制御する(ステップST9)。
【0075】
そしてステップST6、ステップST8およびステップST9のいずれでも、着信報知動作を所定期間に渡り行ったならばその着信報知動作を停止し、これをもって今回のメール受信処理を終了する。
【0076】
こののち、以上のメール受信処理中における着信報知動作によりメール着信を知ったユーザがメールの内容の表示を要求してきたならば、CPU26は周知の手順にてメールデータが示す文字メッセージをLCD表示器18に表示させ、ユーザに読ませる。
【0077】
かくして本実施形態によれば、メール着信が発生した場合には、着信報知を行うことなしにメールデータの受信を行う。そして受信したメールデータが特定の文字列が含まれた文字メッセージを示したものであるならば、その特定の文字列に応じた形態での着信報知動作が実行される。
【0078】
従って、着信報知動作の形態に基づいて、どのような文字列が含まれた文字メッセージが到来したのかをユーザが認識することが可能となり、文字メッセージを読まなくとも、その内容を推測することが可能となる。そして、例えば緊急性を要さない内容であることが分かった場合には、文字メッセージを見るのを後回しにするなどの措置をとることが可能となる。
【0079】
また本実施形態によれば、到来したメールが示す文字メッセージが定型文である場合には、登録文字列の検索を単純なコード比較により行うようにしているので、登録文字列の検索を簡易な処理により行うことが可能であり、CPU26の処理負担を軽減することが可能である。
【0080】
また本実施形態によれば、登録文字列および報知状態情報をユーザが指定可能となっているので、ユーザ毎の使用形態に合った適切な文字列に基づいて着信報知動作の形態を変更することが可能で、文字メッセージの内容をより的確に推測することが可能であり、本発明による機能をより有効に働かせることが可能となる。
【0081】
具体的には図2に示すように、よくメールを送ってくる相手の名前「トモちゃん」を登録文字列として設定しておくとともに、その相手により文字メッセージ中に「トモちゃん」なる文字列を含めるようにして貰うことにより、「トモちゃん」なる文字列に対応付けて設定した形態での着信報知動作が行われることによって「トモちゃん」からのメールが到来したことを容易に認識することが可能である。
【0082】
また名前でなくても、送られてくる文字メッセージに頻繁に含まれるような文字列、具体的には仕事の内容に関するような文字列等を登録文字列としておくことにより、着信報知動作の形態に基づいて仕事に関係するメールが到来したことを容易に認識することが可能である。
【0083】
なお、このようにユーザが任意に指定した登録文字列を任意の文字メッセージ中から検索するためには、文字列のサーチを行わなければならず、定型文の場合に比べてその処理が複雑となり、CPU26の処理負担が増加する。しかしながら本実施形態では、文字メッセージが定型文であるか否かに応じて登録文字列の検索処理を異ならせるようにしているので、CPU26の処理負担の増加は最小限に抑えることが可能となっている。
【0084】
また本実施形態によれば、着信メロディは報知形態情報で規定されているのであるが、メールにメロディデータが添付されている場合にはこのメロディデータを尊重してそのメロディデータに基づく着信メロディの鳴動を行うようにしているので、送信者の意思を尊重することが可能で、しかも送信されてきたメロディデータを無駄にしてしまうことがない。
【0085】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、本発明の通信端末総理を携帯無線電話機に適用しているが、他の方式の移動通信システムや種々の方式の有線系の通信システムにて用いられる通信端末装置にも適用が可能である。
【0086】
また上記実施形態では、登録文字列としては定型文およびユーザが任意に指定した文字列の双方としているがいずれか一方のみとするようにしても良い。
【0087】
また上記実施形態では、受信したメールデータが示す文字メッセージが定型文であるか否かに応じて登録文字列の検索方法を変化させているが、単一の方法により検索を行うようにしても良い。
【0088】
また上記実施形態では、受信メール中に登録文字列が存在し、かつメロディデータが添付されていた場合には、着信メロディの鳴動以外の着信報知動作は受信メール中に存在していた登録文字列に対応付けられた報知形態情報が示す動作を行うこととしているが、例えば、添付されたメロディデータに基づく着信メロディの駆動のみを行ったり、着信メロディの鳴動以外の着信報知動作は汎用設定に従うようにしても良い。また、受信メール中に存在していた登録文字列に対応付けられた報知形態情報が示す着信報知動作を最優先し、添付されたメロディデータを無視するようにしても良い。
【0089】
また上記実施形態では、定型文の登録文字列としての登録は固定としているが、定型文のうちで登録文字列とするものをユーザが任意に選択可能としても良い。
【0090】
また上記実施形態では、定型文に対応付けての着信報知形態は固定としているが、ユーザが任意に設定可能としても良い。
【0091】
また上記実施形態では、着信報知を着信メロディの鳴動、バイブレータ動作およびバックライト動作により行うものとしているが、これらのうちの任意の1つまたは2つとしても良いし、あるいは他の着信報知方法を用いるようにしても良い。
【0092】
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、送信者側のメッセージの緊急度の意図を十分に考慮して、受信したユーザにその緊急度を確実に把握させることが可能な通信端末装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置を携帯無線電話機に適用した実施形態に係る携帯無線電話機の要部の構成を示すブロック図。
【図2】報知形態情報テーブルが記憶した情報の内容を模式的に示す図。
【図3】図1中のCPU26によるメール受信処理の際の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…アンテナ
2…アンテナ共用器(DUP)
3…受信回路(RX)
4…シンセサイザ回路(SYN)
5…A/Dコンバータ
6…モデム部
7…チャネルコーデック
8…スピーチコーデック
9…D/Aコンバータ
10…受話アンプ
11…レシーバ
12…マイク
13…送話アンプ
14…A/Dコンバータ
15…D/Aコンバータ
16…送信回路(TX)
17…制御回路
18…LCD表示器
19…バックライトユニット
20…キーユニット
21…アンプ
22…スピーカ
23…アンプ
24…バイブレータモータ
25…発振回路
26…CPU
27…ROM
28…RAM
29…電池
30…安定化電源回路
31…制御バス
Claims (2)
- 着信メロディデータを添付可能な文字メッセージを受信する受信手段と、
着信メロディの鳴動により着信発生をユーザに対して報知するもので、鳴動させる着信メロディを変更することが可能な着信報知手段と、
前記受信手段により受信された文字メッセージを構成する文字列から前記所定の文字列を検索する検索手段と、
(1)前記文字メッセージに前記着信メロディデータが添付されているか否かに拘わらずに、前記検索手段により前記所定の文字列が検出されなかった場合には、メール着信の報知のために予め設定された着信メロディを鳴動し、(2)前記文字メッセージに前記着信メロディデータが添付されており、かつ前記検索手段により前記所定の文字列が検出された場合には、前記着信メロディデータが示す着信メロディを鳴動するように前記着信報知手段を動作させる報知制御手段とを具備したことを特徴とする通信端末装置。 - 所定の文字列に対応付けて前記着信報知手段が鳴動させる着信メロディを示した報知形態情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記報知制御手段は、前記受信手段により受信された文字メッセージに着信メロディデータが添付されている場合にはおらず、かつ前記検索手段により前記所定の文字列が検出された場合には、その文字列に対応付けて前記記憶手段に記憶された報知形態情報が示す着信メロディを鳴動するように前記着信報知手段を動作させることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
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