JP4332732B2 - デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法 - Google Patents

デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4332732B2
JP4332732B2 JP2004203068A JP2004203068A JP4332732B2 JP 4332732 B2 JP4332732 B2 JP 4332732B2 JP 2004203068 A JP2004203068 A JP 2004203068A JP 2004203068 A JP2004203068 A JP 2004203068A JP 4332732 B2 JP4332732 B2 JP 4332732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
zoom position
digital camera
setting
nose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004203068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006025314A5 (ja
JP2006025314A (ja
Inventor
勝明 渡辺
雄生 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2004203068A priority Critical patent/JP4332732B2/ja
Publication of JP2006025314A publication Critical patent/JP2006025314A/ja
Publication of JP2006025314A5 publication Critical patent/JP2006025314A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4332732B2 publication Critical patent/JP4332732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明はデジタルカメラに係り、特に撮影に適した設定を誘導するデジタルカメラに関する。
従来、撮影者にカメラの設定状態を知らせる技術が考案されている。例えば特許文献1によると、光学ズーム手段と、電子ズーム手段と、ズーム操作を行うズーム操作手段と、情報表示手段とを備えた撮像装置において、前記光学ズーム手段によるズーム状態がテレ端にあることを識別するための表示を前記情報表示手段に行うようにして、ユーザが不本意に電子ズーム拡大処理が実行されるのを防止できるようにする。
特開2003−244490号公報 特開2002−14386号公報 特開2002−51239号公報 特開2000−333045号公報 特開平5−215531号公報、段落0016、図3
ところが、特許文献1の撮像装置では、ズーム状態がテレ端にあることを識別するための表示を行い、不本意なズーム設定を消極的に防止するに過ぎない。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、撮影に適した設定を積極的に誘導できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ズームレンズと、該ズームレンズによって結像された被写体像を光電変換して撮影画像を得る撮像部と、前記撮影画像を表示する表示装置とを備えたデジタルカメラであって、通常撮影距離で撮影するノーマルモード又は通常撮影至近距離よりも短い撮影距離で近接撮影するマクロモードの設定を受け付けるモード設定部と、ズームポジションの設定を手動操作により受け付ける手動ズーム設定部と、前記設定されたズームポジションに前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動部と、現在のズームポジションを検出するズームポジション検出部と、前記マクロモードが設定された場合、前記検出されたズームポジションが近接撮影に最適なズームポジションに移動するまで前記最適なズームポジションの設定を誘導する情報を前記表示装置に表示させる制御部と、を備えるデジタルカメラを提供する。
この発明によると、マクロモードが設定されると、近接撮影に最適なズームポジションに設定されるまで該設定を誘導する情報が表示装置に表示される。撮影者は、この情報を参照しながら近接撮影に最適なズームポジションを手動設定することができる。
請求項2に係る発明は、前記最適なズームポジションの設定を誘導する情報は、前記検出されたズームポジションを示す情報と、前記最適なズームポジションを示す情報と、前記検出されたズームポジションから前記最適なズームポジションまでの移動量を示す情報とを含む請求項1に記載のデジタルカメラを提供する。
近接撮影に最適なズームポジション設定を誘導する情報を、検出されたズームポジションを示す情報と、最適なズームポジションを示す情報と、検出されたズームポジションから最適なズームポジションまでの移動量を示す情報で構成すれば、現在のズームポジションから最適なズームポジションまでどれだけズームレンズを駆動させればよいかを撮影者が容易に認識できる。
請求項3に係る発明は、前記最適なズームポジションは前記ズームレンズのワイド端である請求項1又は2に記載のデジタルカメラを提供する。
デジタルカメラの設計上、マクロモードではズームレンズをワイド端まで駆動しなければ合焦できない場合がある。マクロモードが設定された場合、ズームレンズをワイド端まで移動するよう誘導する情報を表示することで、撮影者がズームレンズをワイド端まで移動させてマクロ撮影時のピンボケを防止できる。
請求項4に係る発明は、ズームレンズと、該ズームレンズによって結像された被写体像を光電変換して撮影画像を得る撮像部と、前記撮影画像を表示する表示装置とを備えたデジタルカメラであって、前記撮像部のピント設定を手動操作により受け付ける手動ピント設定部と、前記撮影部に設定された現在のピント状態を検出するピント検出部と、前記検出されたピント状態が略合焦の状態に至るまで前記手動操作によるピント設定を誘導する情報を前記表示装置に表示させる制御部と、を備えるデジタルカメラを提供する。
この発明によると、略合焦の状態に至るまで手動操作によるピント設定を誘導する情報が表示装置に表示される。撮影者は、この情報を参照しながら手動操作により合焦することができる。
請求項5に係る発明は、前記ピント設定を誘導する情報は合焦の状態に至る手動操作の方向を示す情報を含む請求項4に記載のデジタルカメラを提供する。
合焦の状態に至る手動操作の方向を示すことで、手動ピント設定がさらに容易になる。
請求項6に係る発明は、前記制御部は、前記撮像部の得た撮影画像に基づいて画像の鮮鋭度を示す評価値を算出し、前記算出された評価値が略極大となるまで前記ピント設定を誘導する情報を表示させる請求項4又は5に記載のデジタルカメラを提供する。
画像の鮮鋭度を示す評価値が略極大となるまでピント設定を誘導する情報を表示することで、手動操作による合焦がさらに確実となる。
請求項7に係る発明は、ズームレンズと、該ズームレンズによって結像された被写体像を光電変換して撮影画像を得る撮像部と、前記撮影画像を表示する表示装置とを備えたデジタルカメラであって、ズームポジションの設定を手動操作により受け付ける手動ズーム設定部と、前記設定されたズームポジションにズームレンズを駆動するレンズ駆動部と、前記被写体像の所定の観測点を認識する認識部と、前記認識した所定の観測点から定まる観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とする算出部と、現在のズームポジションを検出するズームポジション検出部と、前記検出されたズームポジションが前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションに設定されるまで前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報を前記表示装置に表示させる制御部と、を備えるデジタルカメラを提供する。
この発明によると、検出されたズームポジションが最適なズーム倍率に対応するズームポジションに設定されるまでズームポジションの設定を誘導する情報を表示するため、撮影者が初心者であっても最適なズーム倍率を設定できる。
請求項8に係る発明は、前記被写体像から認識した所定の観測点の一部から観測図形を幾何学的に推定する推定部をさらに備え、前記算出部は前記推定された観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とする請求項7に記載のデジタルカメラを提供する。
観測図形は被写体像から認識した所定の観測点の一部から幾何学的に推定することも可能である。
請求項9に係る発明は、前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報は、前記検出されたズームポジションを示す情報と、前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションを示す情報と、前記検出されたズームポジションから前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションまでの移動量を示す情報とを含む請求項7又は8に記載のデジタルカメラを提供する。
この発明によると、現在のズームポジションから最適なズームポジションまでどれだけズームレンズを駆動させればよいかを撮影者が容易に認識できる。
この発明によると、マクロモードが設定されると、近接撮影に最適なズームポジションに設定されるまで該設定を誘導する情報が表示装置に表示される。撮影者は、この情報を参照しながら近接撮影に最適なズームポジションを設定することができる。
また、この発明によると、略合焦の状態に至るまで手動操作によるピント設定を誘導する情報が表示装置に表示される。撮影者は、この情報を参照しながら手動操作により合焦することができる。
また、この発明によると、検出されたズームポジションが最適なズーム倍率に対応するズームポジションに設定されるまでズームポジションの設定を誘導する情報を表示するため、撮影者が初心者であっても最適なズーム倍率を設定できる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
[概略構成]
図1〜3は、本発明の好ましい実施形態に係るカメラ10の外観斜視図である。このカメラ10は、ズームレンズ12を備えたデジタルカメラであり、カメラ本体から前方へ突出したレンズ部14と本体側部のグリップ部22を撮影者が確実に保持して、撮影ブレを防止できる大きさと形状を有している。ズームレンズ12には、例えば光学6倍ズームレンズが用いられ、望遠(テレ)側又は広角(ワイド)側のズーム操作に応じて鏡胴15が進退駆動される。
カメラ上部にはポップアップ式のストロボ16が設けられ、ストロボ発光部の横にはストロボ調光センサ18が設けられている。符号40は、ストロボ16を利用可能状態の位置にポップアップさせるストロボポップアップボタンである。グリップ部22上面にはシャッターボタン80が配置され、セルフタイマーランプ20はグリップ部22の前面に設けられている。
レンズ14にはフォーカス・ズームリング(以下FZリングという)24が設けられており、マニュアルフォーカスモード(MF)時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動によるピント調整を行うことができる。あるいは、コンティニュアスオートフォーカス(C−AF)モード若しくはシングルオートフォーカス(S−AF)モード時に撮影者がFZリング24を手で回動操作すると、手動による光学ズーム調整を行うことができる。MF/C−AF/S−AFモードの切り換えは、モード切換スイッチ30で行う。
カメラ10の側面には、C−AFモード、S−AFモード又はMFモードを選択するモード切換スイッチ30、ズームキー32、情報ボタン34、露出補正ボタン36、及びホワイトバランス調整ボタン38等が配設されている。これら各操作部は、撮影者がカメラ10のレンズ部14を保持した左手の親指で操作できる位置に設けられている。
ズームキー32は、ズームレンズ12の焦点距離の調節と電子ズーム機能による拡大/縮小の指示に兼用される操作部である。ズームキー32は、カメラ10の前後方向に傾動するシーソー型スイッチ構造を有し、傾動方向に応じてズームレンズ12の焦点距離をテレ側及びワイド側へ変更できる。ズームキー32の前側部分(Tキー)が押されると、テレ方向(拡大方向)にズーム制御され、ズームキー32の後側部分(Wキー)が押されると、ワイド方向(縮小方向)にズーム制御される。なお、TキーとWキーを分離して別々の方向とすることも可能である。
モード切換スイッチ30がC−AFモード又はS−AFモード側に選択されると、FZリング24を手で回動操作して手動による光学ズーム調整を行うことができる。一例として、カメラ10背面から見てFZリング24を右側に回動するとテレ方向(拡大方向)にズーム制御され、FZリング24を左側に回動すると、ワイド方向(縮小方向)に光学ズーム制御される。回動方向とテレ方向/ワイド方向の関係は上記と逆でもよい。
情報ボタン34は、撮影時の撮影条件をワンタッチでカメラ10の液晶モニタ68(図2参照)に表示させる指示を与える手段である。露出補正ボタン36は、撮影画像の露出補正量を指示するときに使用され、ホワイトバランス調節ボタン38は、ホワイトバランスの設定を変更するときに使用される。
カメラ10側面に設けられている端子カバー42を開けると、他の電子機器と情報の送受信を行うための通信コネクタ(例えばUSB端子)44、映像信号を送受信する映像出力端子46、外部から電源を供給する際に利用する電源入力端子48が設けられている。
図2は、カメラ10の背面側斜視図である。カメラ背面には、ファインダー50及び液晶モニタ68が設けられ、操作部として、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、キャンセル/戻ボタン56、表示ボタン58、シフトボタン60、表示切換ボタン62、拡大表示ボタン64、並びにAEロックの指示を入力するAE固定ボタン66等が設けられている。
ファインダー50は、電子ビューファインダーで構成されるが、このファインダー50を光学式ファインダーに置換する態様も可能である。液晶モニタ68は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード等の外部記録装置から読み出した再生画像等を表示する表示手段である。また、十字キー52やコマンドダイヤル96(図3参照)を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども液晶モニタ68の表示画面を用いて行われる。更に液晶モニタ68には、撮影可能枚数(コマ数)や再生コマ番号の表示、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報を表示することができる。
撮影者はファインダー50又は液晶モニタ68に映し出される映像を見て画角を調整することができる。表示切換ボタン62には、画像や情報の表示先としてファインダー50を使用するか液晶モニタ68を使用するかを切り換える指示を入力する操作部である。
十字キー52は、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上下左右)の指示を入力できるように構成された多機能キーであり、メニュー画面における各種設定項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとして使用されるとともに、ズームレンズ12の焦点距離調整(テレ/ワイド操作)、電子ズームの倍率調整、ズーム中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。なお、十字キー52は、一つの操作部材が上下左右に傾動するタイプでもよいし、上下左右の4つのキーが別々に設けられていてもよい。
メニュー/実行ボタン54は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは選択内容の確定、処理の実行指示の時などに使用される。キャンセル/戻るボタン56は、処理のキャンセル又は処理を以前の状態に戻すことを指定する手段であり、メニューから選んだ項目の取消や一つ前の操作状態に戻す時などに使用される。
表示ボタン58は、液晶モニタ68をON/OFF操作したり、再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り換えるための手段である。シフトボタン60は、十字キー52などの多機能キーの機能を拡張するためのプッシュスイッチである。拡大表示ボタン64は、被写体に対する合焦状態を確認するために画面の一部(例えば、画面中心部)を拡大表示させる指示を行う操作ボタンである。
カメラ背面に設けられた操作部のうち、シフトボタン60は、他の操作ボタン(キー)との同時押しの必要に鑑み、撮影者が左手で操作できる位置に設けられているが、シフトボタン60以外の操作部(52、54、56、58、62、64、66)は、撮影者がグリップ部22を把持した右手の親指で操作できる位置に設けられている。
グリップ部22のあるカメラ側部にはスロットカバー70が開閉自在に設けられており、カバー内部には、外部記録装置を装着するメディアスロット(不図示)が設けられている。また、カメラ10の底面には、図示せぬ電池を装着する部分を覆う電池カバー72及び三脚用ねじ穴74が設けられている。
図3は、ストロボ16と鏡胴15を収納した状態のカメラ10の斜視図である。カメラ10の上面には、シャッターボタン80、電源スイッチ82、モードレバー84、ストロボ16の発光モード又は発光禁止を指示するストロボボタン86、マクロ(近距離撮影)モードの設定又は解除を指示するマクロボタン88、セルフタイマーボタン90、連写モードの設定又は解除を指示する連写ボタン92、モードダイヤル94、及び各種モードを設定するコマンドダイヤル96が設けられている。
シャッターボタン80は、画像の記録開始を指示する手段であり、シャッターボタン80を軽く押して止める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(AF)及び自動露出制御(AE)が作動し、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態を指示する録画ボタンとして兼用される。モードレバー84は、カメラ10を撮影又は再生の各モードに設定する手段である。モードレバー84は、電源スイッチ82の外周に回動自在に支持されたレバースイッチで構成され、該モードレバー84の停止位置によって撮影モードと再生モードを切り換えることができる。
モードダイヤル94は、各種の撮影モードを切り換える手段である。モードダイヤル94を回し、ダイヤル上に描かれた各モードのマークを指標に合わせることにより、セットアップモード、マニュアル撮影モード、絞り優先の撮影モード、シャッター速度優先の撮影モード(通常撮影モード)、夜景、人物、遠景等の撮影シーンを設定して撮影するシーンセレクトモード、動画記録モード等のモード選択を行うことができる。
セットアップモードは、例えば記録画像の解像度、圧縮率、シャープネス、記録色、日付、ビープ音の有無等の設定を行うモードである。なお、画像の記録に関する解像度、圧縮率などは、撮影モードにおけるメニュー画面からも設定できる。マニュアル撮影モードに設定したときは、露出やストロボの発行量あるいはフォーカスなどを全て手動で設定することができる。
図4は、カメラ10の内部構成を示すブロック図である。ズームレンズ12を含む光学ユニット100の後方にはCCD等の固体撮像素子102が配置されており、ズームレンズ12を通過した光は、固体撮像素子102に入射する。固体撮像素子102の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、該受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。こうして蓄積された信号電荷は、図示せぬドライバ回路から与えられるパルス信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、撮像回路106に加えられる。
撮像回路106は、ゲイン調整回路及びA/D変換器を含み、撮像回路106を通してデジタル信号に変換された画像データは、画像処理回路108及びハイパスフィルタ(HPF)125へ送られる。画像処理回路108は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、撮影画像に対する輪郭補正を含む画像処理を行う輪郭処理部、画像のノイズ低減処理を行うノイズ低減処理部等を含む画像処理手段であり、RISC(Reduced Instruction Set Computer)などで構成される処理部110からのコマンドに従って画像信号を処理する。
画像処理回路108に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ112に格納される。メモリ112に記憶された画像データは、処理部110の指令に従って読み出され、NTSC方式などの所定の信号形式に変換された後、表示部114に出力される。表示部114は、カメラ10に内蔵されたファインダー50、液晶モニタ68又は映像出力端子46等に接続された外部の表示装置に相当する。なお、処理部110は、OSD信号発生回路を含み、OSD信号発生回路はシャッター速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ等の文字及びアイコン等の記号を表示するための信号を発生させる。このOSD信号発生回路から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合されて、表示部114に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字やアイコン等が合成された合成画像が表示される。
固体撮像素子102から出力される画像信号によってメモリ112内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示部114に供給されることにより、固体撮像素子102を介して撮像される画像がリアルタイムに表示部114に表示される。
モードレバー84によって撮影モードが選択され、モードダイヤル94によって静止画撮影のモードが選択された状態で、シャッターボタン80が押下されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。即ち、図示せぬフォーカス駆動部を制御してフォーカス動作を行うとともに、固体撮像素子102の電荷蓄積時間(いわゆる電子シャッター)を制御することにより露出制御を行う。
シャッターボタン80の全押し操作に呼応して、取り込まれた記録用の画像データは、画像処理回路108において所定の処理が施された後、必要に応じて圧縮処理され、外部記録装置116に記録される。
外部記録装置116は、撮影で得た画像データを保持する手段であり、例えばスマートメディアと呼ばれるメモリカードが使用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、もしくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式などに従って読み書き可能な媒体を用いることができる。異種・同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラに内蔵された記録媒体(内蔵メモリ)であってもよい。
モードダイヤル94によって動画記録モードが設定されたときには、シャッターボタン80の押下によって録画動作がスタートし、もう一度シャッターボタン80を押下すると録画動作が停止する。シャッターボタン80を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除によって録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えばモーションJPEG形式によって外部記録装置116に記録される。
モードダイヤル94によって再生モードが設定されると、外部記録装置116から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、画像処理回路108において伸張処理され、表示部114に出力される。
一方、撮像回路106のA/D変換部でデジタル信号に変換された画像データは、HPF125でG画素成分のみ抽出される。そして、積算処理部126で抽出されたG画素成分に積算処理が施されて処理部110に送られる。処理部110は、積算処理部126から送られた1画面分の64分割の画像データの内、中心付近の4エリアの平均値を算出し、これをオートフォーカス(AF)評価値とする。AF評価値は、所定周期の経過毎に算出され、算出の度にメモリ112に更新記憶される。
撮影者がモード切換スイッチ30を操作してC−AF又はS−AFモードに切り換え、FZリング24をテレ方向又はワイド方向に回動させると、処理部110は、当該操作に応じてズーム制御回路120を制御し、モータ122を駆動させる。モータ122はDCモータが用いられ、モータ122に印加する電圧の極性を変えることにより、テレ方向又はワイド方向に駆動できる。モータ122の動力が図示せぬギヤその他の動力伝達機構を介してズームレンズ12に伝達されることにより、ズームレンズが移動して焦点距離が変更される。
なお、十字キー52をズーム操作キーとして機能させることもできる。例えば、カメラ10を水平に保持した状態(横位置)で、十字キー52の上キーがズームアップキー(Tキー)、下キーがズームダウンキー(Wキー)として機能させ、FZリング24に代えて、十字キー52を操作してズーム駆動してもよい。
カメラ10には、駆動したズームレンズ12の位置(ズームポジション)を検出するための手段としてレンズ位置検出回路124が設けられており、その検出結果は処理部110に通知される。処理部110は、レンズ位置検出回路124の検出信号に基づいてズーム位置制御を行う。
レンズ位置検出回路124は、モータ122の回転によりパルスを発生する回路であってもよいし、レンズ鏡胴15の外周に位置検出エンコード板を配置した態様であってもよく、本発明の実施に際して特に限定されるものではない。
処理部110は、カメラ10の各回路を統括制御する制御部であり、ズームキー32、シャッターボタン80、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、FZリング24、モード切換スイッチ30、ズームキー32、マクロボタン88、モードレバー84、モードダイヤル94その他からなる操作部113から受信する信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、表示部114における表示制御、ストロボ発光制御、オートフォーカス(AF)制御及び自動露出(AE)制御等を行う。
[処理の流れ]
次に、カメラ10の実行する処理について説明する。カメラ10は、ズームポジション誘導処理、合焦誘導処理及び人物撮影時ズームポジション誘導処理を実行する。
図5は、処理部110の実行するズームポジション誘導処理のフローチャートである。カメラ10は、マクロボタン88の押下でマクロ撮影を行うが、マクロ撮影時には、カメラ10の設計上ワイド端でしか合焦しない場合や、合焦することはできても被写体に接近できる距離が制限される場合がある。このため、マクロ撮影時に適切なズームポジションを撮影者に設定させる必要がある。ズームポジション誘導処理は、アイコンを表示部114に表示してマクロ撮影に適切なズームポジションを設定するよう撮影者を誘導する処理である。この処理は、モードレバー84の操作によってカメラ10が撮影モードに設定され、かつモード切換スイッチ30を操作してC−AF/S−AFモードに切り換え手動で光学ズーム設定できる状態となったときに開始する。
S1では、マクロボタン88が押下されたか否かを判断する。マクロボタン88が押下された場合、S2に移行する。押下されない場合は引き続き押下を待機する。
S2では、図6に示すように、マクロ撮影であることを示すアイコンMを表示部114に表示する。なお、マクロボタン88の二回連続押下でスーパーマクロモードに移行している場合はスーパーマクロ撮影である旨のアイコンを表示部114に表示する。
S3では、レンズ位置検出回路124から現在のズームレンズ12の位置(ズームポジション)を検出する。そして、現在のズームレンズ12の位置がマクロ撮影に最適な位置、即ちテレ端であるか否かを判断する。現在のズームレンズ12の位置がマクロ撮影に最適な位置でない場合はS4に移行し、最適な位置の場合はS6に移行する。
S4では、図6に示すように、ズームポジションの指標となるズームバーB及びズームバーB上で現在のズームポジションを示すアイコンP1を表示部114に表示する。現在のズームレンズ12の位置がマクロ撮影に最適な位置でない旨を示すため、ズームバーBの色を黄色にするなどして表示装置114に表示してもよい。さらに、最適なズームポジションを示すアイコンP2及び現在のズームポジションを最適なズームポジションまで移動するようズーム操作を促すアイコンAを表示部114に表示する。あるいは、図7に示すように、現在のズームポジションから最適なズームポジションまでの移動量を、その量に応じた数のアイコンで示してもよい。この図では、テレ端からワイド端までの各ズームポジションを示す複数のアイコンA1〜A8の内、アイコンP1からアイコンP2までの移動量に対応したアイコンA2〜A8を表示している。
なお、これに合わせ、マクロ撮影・スーパーマクロ撮影であることを示すアイコンMを点滅表示させることで、ズームポジションを調節するように注意を喚起してもよい。最適なズームポジションを示すアイコンP2はズームバーBやアイコンP1と異なり白透明色であってもよい。
S5では、FZリング24又は十字キー52で光学ズーム制御の操作がされたか否かを判断する。ズーム操作がされた場合はS3に戻り、ズーム操作がされない場合は引き続きズーム操作を待機する。
S6では、ズームバーB、アイコンP1、P2、Aが表示されている場合は、これらを表示部114から消去し、この処理を終了する。なお、本ステップでは、マクロ撮影に適したズームポジションに達した旨の内容をアイコン等で表示してもよい。
以上の処理により、現在のズームレンズ12の位置がマクロ撮影に最適な位置でない場合は、マクロ撮影に最適な位置まで移動するようアイコンAが誘導するため、撮影者がマクロ撮影時に適したズームポジションを設定することができる。
[合焦誘導処理]
次に、図8のフローチャートを参照して合焦誘導処理の流れを説明する。この処理は、モード切換スイッチ30でMFモードが設定されたときに開始される。MFモードでは、FZリング24を回動操作してピント合わせをする必要があるが、本処理ではピント合わせをするのにFZリング24をどちらの方向に回動すればよいかを誘導する。
S11では、現在メモリ112に記憶されているAF評価値を第1AF評価値a1として取得する。
S12では、FZリング24の回動によりピント調整操作が行われたか否かを判断する。ピント調整操作が行われた場合はS13に移行し、ピント調整操作が行われない場合はS11に戻る。
S13では、現在メモリ112に記憶されているAF評価値を第2AF評価値a2として取得する。
S14では、a2>a1か否か、即ちピント調整操作でAF評価値が増加したか否かを判断する。a2>a1の場合はS15に移行し、a2≦a1の場合はS16に移行する。
S15では、S12で操作された回動方向と同方向への回動指示をアイコンや記号などで表示部114に表示する。一方、S16では、S12で操作された回動方向と逆方向への回動指示をアイコンや記号などで表示部114に表示し、S11に戻る。
例えば、S12で時計回り方向へFZリング24が回動されかつa2>a1の場合は、図9(a)に示すように時計回り方向へのFZリング24の回動を指示するアイコンCLを表示部114に表示する(S15)。あるいは、S12で時計回り方向へFZリング24が回動されかつa2≦a1の場合は、図9(b)に示すように反時計回り方向へのFZリング24の回動を指示するアイコンACLを表示部114に表示する(S16)。あるいは、S12で反時計回り方向へFZリング24が回動されかつa2≦a1の場合は、図9(a)に示すように時計回り方向へのFZリング24の回動を指示するアイコンACLを表示部114に表示する(S16)。あるいは、S12で反時計回り方向へFZリング24が回動されかつa2>a1の場合は、図9(b)に示すように反時計回り方向へのFZリング24の回動を指示するアイコンACLを表示部114に表示する(S15)。
S17では、FZリング24でピント調整操作が行われたか否かを判断する。ピント調整操作が行われた場合はS18に移行し、ピント調整操作が行われない場合はピント調整操作を引き続き待機する。
S18では、現在メモリ112に記憶されているAF評価値を第3AF評価値a3として取得する。
S19では、a3<a2か否かを判断する。即ち、1度目のピント調整操作(S12)で増加したAF評価値が、2度目のピント調整操作(S17)で減少したか否かを判断する。a3<a2の場合はS20に移行し、a3≧a2の場合はS11に戻る。
S20では、S15又はS16で表示したFZリング24の回動を指示するアイコンCL又はACLを表示部114から消去する。
以上の処理により、1回目のピント調整を行った場合(S12)、そのピント調整がAF評価値の増加する方向であると、引き続きその方向にFZリング24を回動するよう指示し(S15)、そのピント調整がAF評価値の減少する方向であると、その方向とは逆の方向にFZリング24を回動するよう指示する(S16)。従って、MFモード時に撮影者がFZリング24を回動操作してAF評価値の極大値に向かってピント調整するよう誘導できる。
また、図10に示すように、1回目のピント調整でAF評価値がa1(S11で取得)からa2(S13で取得)へ増加し(S14で“Y”)、かつ2回目のピント調整でAF評価値がa2からa3(S181で取得)へ減少すると(S19で“Y”)、いわゆる山登り方式と同様、AF評価値が増加から減少に転じてAF評価値が焦点評価値の極大点Pの近傍に略設定されたと考えられる。よって、AF評価値が焦点評価値の極大点Pの近傍に略到達した時点でFZリング24の回動指示を消去できる(S20)。
[人物撮影時ズームポジション誘導処理]
次に、図11のフローチャートに基づき、処理部110の実行する人物撮影時ズームポジション誘導処理の流れを説明する。人物撮影時ズームポジション誘導処理は、人物撮影を行う際、アイコンを表示部114に表示して人物撮影に適切なズーム位置を設定するよう撮影者を誘導する処理である。この処理は、モードレバー84の操作によってカメラ10が撮影モードに設定され、モードダイヤル94で人物撮影が選択され、かつモード切換スイッチ30を操作してS−AF/C−AFモードに切り換え、FZリング24の回動操作又は十字ボタン52の押下で光学ズーム調整できるようになったときに開始する。
S31では、画像処理回路108から出力された画像データの人物被写体から、所定の観測点を識別する。観測点の一例としては、図12(a)に示すように、人物の左目LE、右目RE、鼻N、口MT若しくはこれらの組み合わせが挙げられる。
S32では、観測点で定まる図形である観測図形と、観測図形と相似の所定の基準図形とを比較し、観測図形と所定の基準図形の相似比aを算出し、この相似比aをズーム倍率と決定する。基準図形は人物撮影に適したズーム倍率の算出基準となる図形である。例えば、図12(b)に示すように、観測図形が左目LE、右目RE、口MTを互いに結んだ三角形であるとする。この場合、図12(c)に示すように、基準図形は観測図形と相似の三角形である。両者の相似比がaであるとすると、ズーム倍率はaとなる。
あるいは、主要被写体が建物であれば、被写体の幾何学的形状(四角形や五角形など)を認識することで相似比を算出できる。例えば、図12(d)に示すように、観測点として建物の角x1〜x5を認識する。そして、図12(e)に示すように、建物の角x1〜x4を互いに結んだ四角形を観測図形とする。四角形の内角θ1〜θ4は予め定められている。この観測図形と相似の基準図形(図12(f)の四角形)とを比較して相似比を算出してもよい。
観測図形の他の例としては、所定の観測点のうち認識できた観測点の一部から、観測図形を幾何学的に推定することもできる。即ち、図13に示すように、鼻Nから右目REまでの線分の長さx1、鼻Nから左目LEまでの線分の長さx2、鼻Nから口MTまでの線分の長さyの比を、x1:x2:y=βと予め定めておき、かつ鼻Nから右目REまでの線分と鼻Nから左目LEまでの線分の夾角をθと予め定めておく。βとθの値は被写体の特性(性別、大人、子供など)に応じて変化させてもよい。そして、右目RE、左目LE、口MTのいずれか1つと鼻Nが観測点として認識できれば、βとθでその他の観測点の位置を算出できる。そして、算出した観測点と認識できた観測点である右目RE、左目LE及び口MTを結んでなる三角形を観測図形と推定する。
S33では、レンズ位置検出回路124から現在のズームレンズ12の位置(ズームポジション)を検出する。そして、現在のズームレンズ12の位置がS32で決定されたズーム倍率に対応するズーム位置(人物撮影位置)であるか否かを判断する。現在のズームレンズ12の位置が人物撮影位置にない場合はS34に移行し、人物撮影位置にある場合はS36に移行する。
S34では、図14に示すように、ズームポジションの指標となるズームバーB及びズームバーB上で現在のズームポジションを示すアイコンP1を表示部114に表示する。現在のズームレンズ12の位置が人物撮影に適切なズーム位置でない旨を示すため、ズームバーBの色を黄色にするなどして表示装置114に表示してもよい。さらに、人物撮影位置を示すアイコンP2及び現在のズームポジションを人物撮影位置まで移動するようズーム操作を促すアイコンA2〜A8を表示部114に表示する。このアイコン表示は上述のズームポジション誘導処理のS4及び図7と同様である。
S35では、FZリング24又は十字キー52でズーム制御の操作がされたか否かを判断する。ズーム操作がされた場合はS33に戻り、ズーム操作がされない場合は引き続きズーム操作を待機する。
S36では、ズームバーB、アイコンP1、P2、Aが表示されている場合は、これらを表示部114から消去し、この処理を終了する。なお、本ステップでは、人物撮影に適したズーム倍率に達した旨の内容をアイコン等で表示してもよい。
以上の処理により、現在のズーム倍率が人物撮影に最適でない場合は、人物撮影に最適なズーム倍率に達するまでズーム操作をアイコンで誘導するため、撮影者が人物撮影に適切なズーム倍率に達するまでズームポジションを手動設定できる。
なお、上述の処理において、被写体が人物以外の建物等であっても観測点及び基準図形を適宜定めることが可能である。
本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す図 デジタルカメラの背面側斜視図 デジタルカメラの正面側斜視図 デジタルカメラのブロック図 ズームポジション誘導処理の流れを示すフローチャート 現在のズームポジション、マクロ撮影に最適なズームポジション、及び現在のズームポジションを最適なズームポジションまで移動するようズーム操作を促すアイコンの表示例を示す図 現在のズームポジションから最適なズームポジションまでの移動量を示すアイコンの表示例を示す図 合焦誘導処理の流れを示すフローチャート FZリングの回動方向を指示するアイコンの表示例を示す図 ピント調整によるAF評価値の変動を例示した図 人物撮影時ズームポジション誘導処理の流れを示すフローチャート 人物被写体から識別された所定の観測点の一例を示す図 幾何学的に推定された観測点の一例を示す図 現在のズームポジションから人物撮影に最適なズームポジションまでの移動量を示すアイコンの表示例を示す図
符号の説明
10:デジタルカメラ、12:ズームレンズ、24:FZリング、30:モード切換スイッチ、88:マクロボタン、100:光学ユニット、102:固体撮像素子、106:撮像回路、108:画像処理回路、110:処理部、114:表示部、120:ズーム制御部、124:レンズ位置検出回路

Claims (14)

  1. ズームレンズと、該ズームレンズによって結像された被写体像を光電変換して撮影画像を得る撮像部と、前記撮影画像を表示する表示装置とを備えたデジタルカメラであって、
    ズームポジションの設定を手動操作により受け付ける手動ズーム設定部と、
    前記設定されたズームポジションにズームレンズを駆動するレンズ駆動部と、
    前記被写体像に含まれる人物被写体の所定の観測点を認識する認識部と、
    前記認識した所定の観測点から定まる観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とする算出部と、
    現在のズームポジションを検出するズームポジション検出部と、
    前記検出されたズームポジションが前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションに設定されるまで前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報を前記表示装置に表示させる制御部と、
    を備えるデジタルカメラ。
  2. 記所定の観測点の一部から観測図形を幾何学的に推定する推定部をさらに備え、
    前記算出部は前記推定された観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を 前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とする請求項に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記所定の観測点は、前記人物被写体の目、鼻、口若しくはこれらの組み合わせで構成される請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記推定部は、前記人物被写体の鼻から右目までの線分の長さx1、鼻から左目までの線分の長さx2、鼻から口までの線分の長さyの比を、x1:x2:y=βと定めておき、かつ鼻から右目までの線分と鼻から左目までの線分の夾角θを定めておき、前記認識部が前記人物被写体の右目、左目、口のいずれか1つと鼻を観測点として認識すれば、前記線分比βおよび前記夾角θでその他の観測点の位置を算出することで観測図形を幾何学的に推定する請求項3に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記推定部は、前記人物被写体の特性に応じて前記線分比βおよび前記夾角θを変化させる請求項4に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報は、前記検出されたズームポジションを示す情報と、前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションを示す情報と、前記検出されたズームポジションから前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションまでの移動量を示す情報とを含む請求項1〜5のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  7. 人物撮影モードの設定を受け付けるモード設定部を備え、
    前記認識部は、前記モード設定部が前記人物撮影モードの設定を受け付けた場合に前記人物被写体の所定の観測点を認識する請求項1〜6のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  8. ズームレンズと、該ズームレンズによって結像された被写体像を光電変換して撮影画像を得る撮像部と、前記撮影画像を表示する表示装置とを備えたデジタルカメラが、
    ズームポジションの設定を手動操作により受け付けるステップと、
    前記設定されたズームポジションにズームレンズを駆動するステップと、
    前記被写体像に含まれる人物被写体の所定の観測点を認識するステップと、
    前記認識した所定の観測点から定まる観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とするステップと、
    現在のズームポジションを検出するステップと、
    前記検出されたズームポジションが前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションに設定されるまで前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報を前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行するズームポジション誘導方法。
  9. 前記デジタルカメラが、
    前記所定の観測点の一部から観測図形を幾何学的に推定するステップと、
    前記推定された観測図形と所定の相似図形とを比較して算出した相似比を 前記被写体像の撮影に最適なズーム倍率とするステップと、
    を実行する請求項8に記載のズームポジション誘導方法。
  10. 前記所定の観測点は、前記人物被写体の目、鼻、口若しくはこれらの組み合わせで構成される請求項9に記載のズームポジション誘導方法。
  11. 前記デジタルカメラが、前記人物被写体の鼻から右目までの線分の長さx1、鼻から左目までの線分の長さx2、鼻から口までの線分の長さyの比を、x1:x2:y=βと定めておき、かつ鼻から右目までの線分と鼻から左目までの線分の夾角θを定めておき、前記人物被写体の右目、左目、口のいずれか1つと鼻を観測点として認識すれば、前記線分比βおよび前記夾角θでその他の観測点の位置を算出することで観測図形を幾何学的に推定するステップを実行する請求項10に記載のズームポジション誘導方法。
  12. 前記デジタルカメラが、前記人物被写体の特性に応じて前記線分比βおよび前記夾角θを変化させるステップを実行する請求項11に記載のズームポジション誘導方法。
  13. 前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションの設定を誘導する情報は、前記検出されたズームポジションを示す情報と、前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションを示す情報と、前記検出されたズームポジションから前記最適なズーム倍率に対応するズームポジションまでの移動量を示す情報とを含む請求項8〜12のいずれかに記載のズームポジション誘導方法。
  14. 前記デジタルカメラが、
    人物撮影モードの設定を受け付けるステップと、
    前記人物撮影モードの設定を受け付けた場合に前記人物被写体の所定の観測点を認識するステップと、
    を実行する請求項8〜13のいずれかに記載のズームポジション誘導方法。
JP2004203068A 2004-07-09 2004-07-09 デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法 Expired - Fee Related JP4332732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004203068A JP4332732B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004203068A JP4332732B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006025314A JP2006025314A (ja) 2006-01-26
JP2006025314A5 JP2006025314A5 (ja) 2009-04-02
JP4332732B2 true JP4332732B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=35798240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004203068A Expired - Fee Related JP4332732B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4332732B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4859600B2 (ja) * 2006-09-13 2012-01-25 Hoya株式会社 撮像装置
KR101566195B1 (ko) 2009-02-20 2015-11-05 삼성전자주식회사 디지털 촬영 장치 및 그 제어 방법
JP5808123B2 (ja) * 2011-03-24 2015-11-10 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
US9883097B2 (en) 2016-06-03 2018-01-30 Google Inc. Optical flow based auto focus
KR20200101142A (ko) 2019-02-19 2020-08-27 삼성전자주식회사 전자 장치 및 전자 장치의 이미지 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006025314A (ja) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884417B2 (ja) 携帯型電子装置及びその制御方法
JP2006109405A (ja) 撮像装置及び画像再生方法
JP5113237B2 (ja) 電子カメラ
JP2007150740A (ja) 撮像装置
US20110199498A1 (en) Image pickup apparatus
JP2013117650A (ja) デジタルカメラ
JP4210818B2 (ja) カメラ
JP4345008B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4941141B2 (ja) 撮像装置
JP3978640B2 (ja) 電子カメラ
JP2008242230A (ja) 撮影装置、撮影システム、および撮影方法
JP5671189B2 (ja) 撮像装置および撮影方法
JP3931947B2 (ja) 電子撮像装置
JP4332732B2 (ja) デジタルカメラおよびズームポジション誘導方法
US8123418B2 (en) Imaging device
JP4399668B2 (ja) 撮影装置
JP2007060131A (ja) ライブビュー表示機能を有するカメラ
JP4774118B2 (ja) 電子カメラ
JP6736410B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム並びに記憶媒体
JP2007195016A (ja) デジタルカメラおよびカメラグリップ
JP2006178201A (ja) 撮像装置
JP2015055775A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JPH11352389A (ja) 電子ファインダカメラ
JP2006067327A (ja) 撮像装置
JPH08220603A (ja) 写真カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4332732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees