JP4329767B2 - 画像読取装置およびカラー判別方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置およびカラー判別方法に関し、特に、カラーの原稿を搬送しながら読取る画像読取装置およびカラー判別方法に関する。
近年、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つのラインセンサで原稿を読取って、カラーの画像データを取り込む複合機(以下「MFP」という)が流通している。一方、白黒の原稿を読み取る場合には、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つのラインセンサから出力される3つのデータを1つの2値データまたは多値データに変換して処理する。このため、原稿がカラーか白黒のいずれかを識別する自動色識別(ACS)機能を備えている(例えば、特許文献1)。
一方、主走査方向に3つのラインセンサを固定して設置し、主走査方向と直交する副走査方向に原稿を搬送することにより3つのラインセンサで原稿を読取る読取方式を採用したMFP(Multi Function Peripheral)がある。このMFPは、原稿とラインセンサとの間の距離を読取位置で一定にするために、原稿とラインセンサとの間に透明な原稿台を備えており、原稿で反射した光は原稿台を透過してラインセンサで受光される。このため、原稿台にゴミが付着していると、ラインセンサは原稿を読み取る代わりにゴミを読み取ってしまい、画像データに筋状のノイズが発生するといった問題がある。
この画像データに筋状のノイズが発生するのを防止した画像形成装置が、特開2002−344697号公報(特許文献2)に記載されている。この従来の画像形成装置は、原稿を搬送しながら画像を読み取る画像読取装置において、原稿搬送方向に往復移動可能な露光手段と、前記原稿の搬送速度および前記露光手段の移動速度を制御する制御手段とを有し、原稿を搬送しつつ、かつ前記露光手段を移動させながら画像を読み取ることを特徴とする。しかしながら、ライン間補正によって、3つのラインセンサが出力する3つのデータが原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期するので、原稿台上にゴミが存在すると、そのゴミが3つのラインセンサそれぞれによって原稿の異なる位置で読取られる。このため、白黒の原稿でありながらゴミを読み取った部分が有彩色になってしまい、ACSにより誤ってカラー原稿と識別されてしまう問題がある。
特開2004−104718号公報 特開2002−344697号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、カラー判別の精度を向上した画像読取装置を提供することである。
この発明の他の目的は、原稿のカラー判別の精度を向上させたカラー判別方法を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面に従えば、画像読取装置は、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、原稿と複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、原稿を複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で原稿台と複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるライン間補正手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、原稿台上に付着するゴミの該原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上の位置を検出する位置検出手段と、ライン間補正手段が原稿が読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち位置検出手段により検出された位置に対応する画素を除く画素を判別に用いる判別画素決定する判別画素決定手段と、複数の読取データ各々の決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する判別手段と、を備える。
この局面に従えば、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサが、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置されており、原稿と複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と複数のラインセンサとが、原稿を搬送する速度と異なる速度で相対的に移動する。また、複数のラインセンサが出力する複数のデータをそれらに含まれる画素が原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるので、原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上にゴミが存在すると、そのゴミが複数のラインセンサそれぞれによって原稿の副走査方向において異なる位置で読取られる。このため、白黒の原稿でありながらゴミを読み取った部分が有彩色になる。画像読取装置は、原稿を搬送する前の段階で、原稿台上に付着するゴミの原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上の位置を検出し、検出された位置に基づいて、原稿を読み取り位置に搬送している間に得られる読取データ各々に含まれる複数の画素のうち位置検出手段により検出された位置に対応する画素を除く画素を判別に用いる判別画素に決定し、決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する。このため、ゴミを読み取った部分以外の部分で原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するので、カラー判別の精度を向上させた画像読取装置を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、画像読取装置は、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、原稿と複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、原稿を複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で原稿台と複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるライン間補正手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、原稿台上に付着するゴミの該原稿台上の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出された位置に基づいて、ライン間補正手段が原稿が読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうちから判別に用いる判別画素を決定する判別画素決定手段と、複数の読取データ各々の決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する判別手段と、ライン間補正手段が移動手段が原稿台を移動させている間に出力する複数のデータから検出用データを生成する検出用データ取得手段をさらに含み、位置検出手段は、検出用データから孤立点を検出する孤立点検出手段を含み、判別画素決定手段は、複数の読取データ各々と検出用データとを対応付ける対応付手段を含み、複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち孤立点に対応した画素を除く画素を判別画素に決定する。
好ましくは、判別手段は、複数の読取データ各々に含まれる決定された判別画素がカラー画素か否かを判別するカラー画素判別手段と、カラー画素と判別された画素の数を計数する計数手段と、計数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較する比較手段とを含む。
好ましくは、判別手段は、複数の読取データ各々が含む複数の画素の数に占める判別画素の数の割合に応じて、所定のしきい値を変更する変更手段をさらに含む。
好ましくは、ライン間補正手段が移動手段が原稿台を移動させている間に出力する複数のデータから検出用データを生成する検出用データ取得手段をさらに含み、位置検出手段は、検出用データを複数の第1領域に分割する第1領域分割手段と、複数の第1領域のうちから少なくとも1つの孤立点を含む孤立点領域を抽出する孤立点領域抽出手段と、を含み、判別手段は、複数の読取データ各々を複数の第2領域に分割する第2領域分割手段と、複数の第2領域各々と複数の第1領域のうち該第2領域と読み取った位置が同じ第1領域とを対応付ける対応付手段と、複数の第2領域に含まれる画素のうち孤立点領域に含まれる画素を除く画素を判別画素に決定する判別画素決定手段と、複数の第2領域各々に含まれる判別画素のうちでカラー画素の数を計数する計数手段と、を含む。
好ましくは、判別手段は、複数の第2領域のうち計数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較する比較手段をさらに含む。
好ましくは、判別手段は、複数の第2領域ごとに、該第2領域が含む複数の画素の数に占める判別画素の数の割合に応じて、所定のしきい値を変更する変更手段をさらに含む。
この発明のさらに他の局面によれば、カラー判別方法は、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、原稿と複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、原稿を複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で原稿台と複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、を備えた画像読取装置で実行されるカラー判別方法であって、複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるステップと、原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、原稿台上に付着するゴミの該原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上の位置を検出するステップと、ライン間補正手段が原稿が読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち位置検出ステップにより検出された位置に対応する画素を除く画素を判別に用いる判別画素に決定するステップと、複数の読取データ各々の決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するステップと、を含む。
この局面によれば、精度を向上したカラー判別方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、カラー判別方法は、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、原稿と複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、原稿を複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で原稿台と複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、を備えた画像読取装置で実行されるカラー判別方法であって、複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるステップと、原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、原稿台上に付着するゴミの該原稿台上の位置を検出するステップと、位置検出ステップにより検出された位置に基づいて、ライン間補正手段が原稿が読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうちから判別に用いる判別画素を決定するステップと、複数の読取データ各々の決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するステップと、を含み、位置検出ステップは、ライン間補正手段が移動手段が原稿台を移動させている間に出力する複数のデータから検出用データを生成するステップと、検出用データから孤立点を検出するステップと、を含み、判別画素を決定するステップは、複数の読取データ各々と検出用データとを対応付けるステップと、複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち孤立点に対応した画素を除く画素を判別画素に決定するステップと、を含む
好ましくは、位置検出ステップは、ライン間補正手段が移動手段が原稿台を移動させている間に出力する複数のデータから検出用データを生成するステップと、検出用データを複数の第1領域に分割するステップと、複数の第1領域のうち少なくとも1つの孤立点を含む孤立点領域を抽出するステップと、を含み、判別ステップは、複数の読取データ各々を複数の第2領域に分割するステップと、複数の第2領域各々と複数の第1領域のうち該第2領域と読み取った位置が同じ第1領域とを対応付けるステップと、複数の第2領域に含まれる画素のうち孤立点領域に対応した画素を除く画素を判別画素に決定するステップと、複数の第2領域各々に含まれる判別画素のうちでカラー画素の数を計数するステップと、を含む。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFP(Multi Function Peripheral)の斜視図である。図1を参照して、MFP100は、原稿を読取るための画像読取装置10と、画像読取装置10の下部に設けられた画像形成装置20とを含む。画像読取装置10は、本体部103にその一部が収納されており、自動原稿搬送装置(ADF)101を備える。画像形成装置20は、本体部103の画像読取装置10の下方に収納され、画像読取装置10が原稿を読取って出力する画像データに基づいて、紙などの記録媒体に画像を形成する。MFP100は、ファクシミリ、ローカルエリアネットワーク(LAN)、公衆交換電話網(PSTN)などのネットワークと接続するための通信インタフェースを備える。
図2は、画像読取装置10の内部構成の概略を示す図である。ADF101は、原稿200を原稿読取位置Eに搬送するためのタイミングローラ対201と、原稿読取位置E付近において原稿の搬送をガイドするための上部規制板203と、原稿読取位置Eを通過した原稿200を排出するために原稿200を搬送するためのローラ対202とを備える。
ADF101は、積載された複数の原稿200の最上段から1枚の原稿をさばき、タイミングローラ対201に供給する。このため、ADF101は、複数ある原稿200を1枚ずつ順に原稿読取位置Eに搬送する。
画像読取装置10の本体部103に収納される部分は、透明な部材から構成された原稿台205と、原稿の搬送経路の一部を形成する通紙ガイド207と、通紙ガイド207の下方に設置されたシェーディング板204と、光を照射するための光源206と、光源からの光を反射させる反射部材208と、3つのラインセンサが副走査方向に配列された読取部213と、原稿からの反射光を反射して読取部213に導くための反射ミラー209A,209Bと、反射ミラー209A,209Bからの反射光を読取部213上に結像させるためのレンズ211と、読取部213が出力する画像データを処理するための画像処理部215と、原稿台205を振動させるためのモータ219と、画像処理部215からの制御データに基づいてモータ219の駆動を制御するモータ制御部217とを含む。
原稿200は、タイミングローラ対201により、原稿台205と上部規制板203との間を矢印D1の方向に搬送される。そして、原稿は搬送されながら原稿読取位置Eにおいて、読取部213によりその画像が読取られる。ADF101が原稿を搬送する方向は、原稿読取位置Eにおいて副走査方向である。モータ制御部217は、画像読取動作中にモータ219を駆動して、原稿台205を矢印D2の方向に振動させる。原稿台205の振動方向と副走査方向とは実質的に平行である。
スライダ210は、光源206、反射部材208および反射ミラー209Aを保持する。スライダ210は、図中D2方向に往復して移動することが可能であり、原稿を読取る間は原稿読取位置Eの下方位置で停止し、原稿を読取る前の段階でシェーディング板204の下方位置で停止する。スライダ210の移動に伴って、反射ミラー209Bが移動することにより、反射光の光路長が実質的に一定に保たれる。
スライダ210が原稿読取位置Eの下方位置に位置するとき、光源206が照射する光は、ADF101が原稿200を原稿読取位置Eに搬送している間、換言すれば、原稿200が原稿読取位置Eを通過する間は、原稿200に照射され、原稿を読み取る前の段階でADF101が原稿200を原稿読取位置Eに搬送していないときは、上部規制板203に照射される。上部規制板203は、均一な濃度に着色されている。上部規制板203は、無彩色であることが好ましく、さらに好ましくは無彩色の中間色(灰色)である。光源206が照射した光の一部が、原稿が原稿読取位置Eにあるときは原稿200で反射し、原稿が原稿読取位置Eにないときは上部規制板203で反射し、さらに、反射ミラー209A,209Bで反射してレンズ211に導かれる。レンズ211は、それに入射する光を集光して読取部213の各ラインセンサ上に結像する。スライダ210がシェーディング板204の下方に位置するとき、光源206が照射する光は、シェーディング板204に照射される。光源206が照射した光の一部がシェーディング板204で反射して、さらに、反射ミラー209A,209Bで反射してレンズ211に導かれる。レンズ211は、それに入射する光を集光して読取部213の各ラインセンサ上に結像する。
読取部213は、3つのラインセンサを備える。3つのラインセンサそれぞれは、副走査方向と実質的に垂直な主走査方向に配列された複数の光電変換素子を備える。3つのラインセンサそれぞれは、分光感度が異なるフィルタを有する。原稿から反射した光はフィルタを透過して複数の光電変換素子で受光される。具体的には、3つのラインセンサは、赤(R)、緑(G)および青(B)の各波長の光を透過するフィルタをそれぞれ有する。このため、赤(R)のフィルタを有するラインセンサは、原稿から反射した光のうち赤色の光の強度を示すRデータを出力し、緑(G)のフィルタを有するラインセンサは、原稿から反射した光のうち緑色の光の強度を示すGデータを出力し、青(B)のフィルタを有するラインセンサは、原稿から反射した光のうち青色の光の強度を示すBデータを出力する。
3つのラインセンサは、副走査方向に所定の距離を隔てて予め定められた順番で配置される。ここでは、原稿の読取ラインに換算して3ライン分の距離を隔てて原稿の搬送方向で赤、緑、青の順に配置されている。なお、3つのラインセンサを配置する間隔および順番は、これに限定されるものではない。
3つのラインセンサは、3ライン分の距離を隔てて赤、緑、青の順に配置されるので、3つのラインセンサは、原稿の異なる位置で反射した光を同時に受光する。したがって、原稿のある位置で反射した光は、まず、赤の光を受光するラインセンサで受光され、原稿が3ライン分搬送された後に緑の光を受光するラインセンサで受光され、さらに原稿が3ライン分搬送された後に青の光を受光するラインセンサで受光される。この遅れは、後述する画像処理部215で調整される。
なお、本実施の形態においては、読取部213に3つのラインセンサを設けるようにしたが、4つ以上のラインセンサを設けるようにしてもよい。
図3は、原稿台を振動させるための機構を示す斜視図である。図3を参照して、原稿台205は、原稿台ホルダ221により保持される。原稿台ホルダ221は、ガイド220により副走査方向に摺動可能に保持される。ガイド220は、画像読取装置10の本体に固定される。原稿台ホルダ221の1つの面に2つのアーム222が接合されている。アーム222の他端は円形の穴を有する。
軸224には、2つのアーム222に対応する位置に2つのカム223が取付けられる。また、軸224の一端にギア225が取付けられる。ギア225は、モータ219の駆動軸とベルトで接合されたギア226と噛み合うように配置される。モータ219が回転すると、その回転がベルトを介してギア226に伝えられ、ギア226が回転する。ギア226の回転に伴って、ギア225および軸224が回転する。カム223は、アーム222が備える円形の穴の中に配置される。このため、軸224の回転に伴う2つのカム223の回転運動が、原稿台ホルダ221の往復運動に変換される。なお、原稿台205を振動させるための機構はこれに限定されることなく、例えば、電磁石、空気圧、油圧等を利用したピストン等の直線運動を生じさせる駆動源を用いた機構としてもよい。
原稿台205は、副走査方向と平行に振動する。原稿台205が原稿の搬送方向と逆方向に移動している間は、原稿台205と原稿とは逆方向に移動するため、原稿台205のラインセンサに対する相対速度と、原稿のラインセンサに対する相対速度とが異なる。一方、原稿台205が原稿の搬送方向に移動している間は、原稿台205の速度と原稿の搬送速度とは方向が同じである。速さを異ならせるようにするのが好ましい。なお、ここでは、原稿台205を副走査方向と平行に振動させるようにしたが、方向はこれに限定されない。
ここで、本実施の形態における画像読取装置10が、原稿台205にゴミが付着した状態で白黒の原稿を読取った場合に画像データに有彩色の画素が含まれる原理について説明する。まず、ライン間補正について説明する。図4は、原稿台にゴミが付着した状態で白黒の原稿を読取った場合に画像データに有彩色の画素が含まれる原理を説明するための図である。ここでは、原稿および原稿台205は図中矢印方向に搬送され、原稿台205の移動速度は、原稿の搬送速度と方向が同じで2倍の速さとしている。また、3つのラインセンサは、赤の光を受光するラインセンサ、緑の光を受光するラインセンサ、青の光を受光するラインセンサの順に、原稿の搬送方向に3ラインの距離を隔てて配置されているものとする。なお、赤の光を受光するラインセンサの出力をR、緑の光を受光するラインセンサの出力をG、青の光を受光するラインセンサの出力をBで示している。
図4(A)は、ライン間補正を説明するための図である。図4(A)を参照して、原稿は図中矢印方向に搬送される。原稿の一部の画像は、まず、原稿の搬送方向の最も上流に配置された赤の光を受光するラインセンサで読取られる。そして、その原稿の一部の画像が4ライン分の距離だけ搬送されて、緑の光を受光するラインセンサで読取られる。さらに、その原稿の一部の画像が4ライン分の距離だけ搬送されて、青の光を受光するラインセンサで読取られる。
このように、原稿のある一部の画像が、3つのラインセンサで異なる時刻で読取られるため、3つのラインセンサが同時に出力する3つのデータは原稿の異なる部分を読み取って出力されるデータである。ライン間補正では、3つのラインセンサそれぞれが原稿の同じ部分を読み取って出力するデータとなるように、3つのラインセンサが出力する3つのデータの出力タイミングを調整する。具体的には、出力Rを8ライン分遅延させ、出力Gを4ライン分遅延させる。合成出力は、ライン間補正した出力R,出力Gおよび出力Bを合成した出力である。
図4(B)は、原稿台に付着したゴミを読取った場合に出力される合成出力を説明するための図である。原稿台205に付着したゴミは、まず、原稿の搬送方向の最も上流に配置された赤の光を受光するラインセンサで読取られる。そして、そのゴミが4ライン分の距離だけ搬送されて、緑の光を受光するラインセンサで読取られる。ここで、原稿台205は、原稿の搬送速度に対して2倍の速さで同一方向に移動するため、ラインセンサが原稿を2ライン分読取るだけの時間でゴミは4ライン分を移動する。このため、赤のラインセンサでゴミを読取った時点と、緑のラインセンサでゴミを読取る時点とでは、2ライン分を読取る時間だけずれる。さらに、そのゴミが4ライン分の距離だけ搬送されて、青の光を受光するラインセンサで読取られる。原稿台205は、原稿の搬送速度に対して2倍の速さで同一方向に移動するため、緑のラインセンサでゴミを読取った時点と、青のラインセンサでゴミを読取る時点とでは、2ライン分を読取る時間だけずれる。
そして、ライン間補正により、赤の光を受光するラインセンサがゴミを読取って出力する出力Rは8ライン分遅延され、緑の光を受光するラインセンサがゴミを読取って出力する出力Gは4ライン分遅延される。このため、ライン間補正した出力R,出力G、出力Bを合成した合成出力では、ゴミを読取った出力Rと、ゴミを読取った出力Gと、ゴミを読取った出力Bとが同じラインとならず、2ライン分ずれる。
なお、図では、紙粉などの白色のゴミが原稿台205に存在しており、黒色の原稿を読取る場合の合成出力を示している。この場合、白色のゴミを読取ったにもかかわらず、合成出力では、白色ではなく、3つのラインに分かれた青、緑、赤の出力となる。このように、原稿台205に付着したゴミは、画像中で複数のラインに分断される。このため、原稿台205を移動させずに読取る場合に比べて、ゴミを読取ることにより生じるノイズが少なくなる。
図4(C)は、原稿台に付着したゴミを読取った場合に出力される合成出力を説明するための別の図である。図4(C)では、副走査方向に10ライン分の大きさのゴミを読取る場合を例に示している。原稿台205は、原稿の搬送速度に対して2倍の速さで同一方向に移動するため、ごみは、5ライン分の大きさとして読取られる。
原稿台205に付着したゴミは、まず、原稿の搬送方向の最も上流に配置された赤の光を受光するラインセンサで読取られる。そして、そのゴミが4ライン分の距離だけ搬送されて、緑の光を受光するラインセンサで読取られる。赤のラインセンサでゴミを読取った時点と、緑のラインセンサでゴミを読取る時点とでは、2ライン分を読取る時間だけずれる。さらに、そのゴミが4ライン分の距離だけ搬送されて、青の光を受光するラインセンサで読取られる。緑のラインセンサでゴミを読取った時点と、青のラインセンサでゴミを読取る時点とでは、2ライン分を読取る時間だけずれる。
そして、ライン間補正により、赤の光を受光するラインセンサがゴミを読取って出力する出力Rは8ライン分遅延され、緑の光を受光するラインセンサがゴミを読取って出力する出力Gは4ライン分遅延される。このため、ライン間補正した出力R,出力G、出力Bを合成した合成出力では、ゴミを読取った5ライン分の出力Rと、ゴミを読取った5ライン分の出力Gと、ゴミを読取った5ライン分の出力Bとは、同じライングとならず、2ライン分ずれる。なお、図では、紙粉などの白色のゴミが原稿台205に付着しており、黒色の原稿を読取る場合の合成出力を示している。この場合、白色のゴミを読取ったにもかかわらず、合成出力では、青、青緑、白、黄、赤の順に色が変化する出力となる。
このように、原稿台205に付着したゴミは、画像中で複数のラインに分断されるので、画像データに有彩色の画素が含まれることになる。また、ゴミが画像中で複数のラインに分断されることによってゴミを読取ることにより生じるノイズも少なくなる。
図5は、読取部213が読取る原稿台205上の読取領域を示す図である。読取部213は、赤(R)のフィルタを有するラインセンサ213Rと、緑(G)のフィルタを有するラインセンサ213Gと、青(B)のフィルタを有するラインセンサ213Bとを含む。ラインセンサ213R、213G、213Bは、原稿の搬送方向D1にラインセンサ213R、213G、213Bの順に配置されている。
ラインセンサ213Rは、原稿台205の領域205Rを透過した光を受光する。ラインセンサ213Gは、原稿台205の領域205Gを透過した光を受光する。ラインセンサ213Bは、原稿台205の領域205Bを透過した光を受光する。領域205R,205G,205Bは、3ライン分の間隔を有するようにラインセンサ213R,213G,213Bが配置される。原稿は、まず領域205Rを通過し、次に領域205Gを通過し、最後に領域205Bを通過する。したがって、原稿のある位置で反射した光は、まず、赤の光を受光するラインセンサ213Rで受光され、その後緑の光を受光するラインセンサ213Gで受光され、最後に青の光を受光するラインセンサ213Bで受光される。ラインセンサ213R,213G,213Bは、3ライン分の距離を隔てて配置されるので、ラインセンサ213R,213G,213Bは、原稿の同じ位置で反射した光を同時に受光することはない。
ここで、原稿台205上に長さが4ライン以下のゴミ300が付着しているとする。この場合、原稿台205が副走査方向に平行に振動して移動するので、ゴミ300は領域205R,205G,205Bの2つ以上に同時に存在することはない。図5では、ゴミ300が領域205Gに存在する場合を示している。この場合には、ゴミ300で反射した光は、ラインセンサ213Gでのみ受光され、ラインセンサ213R,213Bでは受光されない。
また、原稿台205が振動するので、原稿台205が原稿の搬送方向D1に移動する場合と、原稿台205が原稿の搬送方向D1と逆方向に移動する場合とがある。原稿台205が原稿の搬送方向D1に移動している間、初めに領域205R、次に領域205G、最後に領域205Bの順にゴミが移動する。逆に、原稿台205が原稿の搬送方向D1と逆に移動している間、初めに領域205B、次に領域205G、最後に領域205Rの順にゴミが移動する。したがって、原稿台205が原稿の搬送方向D1に移動している間は、ゴミ300で反射した光は、初めにラインセンサ213Rで受光され、次にラインセンサ213Gで受光され、最後にラインセンサ213Bで受光される。また、原稿台205が原稿の搬送方向D1と逆に移動している間は、ゴミ300で反射した光は、初めにラインセンサ213Bで受光され、次にラインセンサ213Gで受光され、最後にラインセンサ213Rで受光される。
原稿台205が原稿の搬送方向に移動している間は、ゴミを読取ることによるノイズは、最初にラインセンサ213Rが出力するRデータ、次にラインセンサ213Gが出力するGデータ、最後にラインセンサ213Bが出力するBデータに順に表れる。また、原稿台205が原稿の搬送方向と逆の方向に移動している場合は、ゴミを読取ることによるノイズは、最初にラインセンサ213Bが出力するBデータ、次にラインセンサ213Gが出力するGデータ、最後にラインセンサ213Rが出力するRデータに順に表れる。すなわち、ゴミを読取ることにより発生するノイズが表れるデータの順番が原稿台205の移動方向により定まる。
図6は、MFPの画像読取装置10の機能の概要を示す機能ブロック図である。図6を参照して、画像読取装置10は、MFP100の全体を制御するための中央演算装置(CPU)281と、CPU281の作業領域として、また後述するゴミ位置データおよび読取データを記憶するためのRAM(Random Access Memory)283と、読取部213と、CPU281により制御される画像処理部215と、プリンタインターフェース(I/F)271とを含む。
画像処理部215は、読取部213と接続されており、読取部213からRデータ、Gデータ、Bデータが入力される。画像処理部215は、読取部213から入力されたアナログ信号のRデータ、Gデータ、Bデータをデジタル信号に変換するためのアナログデジタル変換部(A/D変換部)251と、光源206の照明ムラ等を補正するためのシェーディング補正部253と、ライン間補正部255と、レンズ211による主走査方向の歪を補正するための色収差補正部257と、Rデータ、Gデータ、Bデータから原稿をカラーか白黒かを判別するカラー判別部263と、Rデータ、Gデータ、BデータをRGB表色系からLab表色系に変換する色変換部259と、明度データLに基づいてゴミ位置を検出するゴミ位置検出部265と、Lab表色系をCMY表色系に変換するための色補正部261とを含む。画像処理部215は、プリンタI/F271と接続されており、原稿がカラーの場合にはシアンのCデータ、マゼンタのMデータ、イエローのYデータおよび黒のKデータをプリンタI/F271に出力し、原稿が白黒の場合にはKデータのみを出力する。これにより、画像形成装置20は、原稿がカラーの場合には、CMYKデータに基づいて画像が形成され、原稿が白黒の場合には、Kデータに基づいて画像が形成される。
ライン間補正部255は、Rデータを8ライン分遅延させ、Gデータを4ライン分遅延させる。これにより、ラインセンサ213R,213G,213Bが原稿を読み取って出力するRデータ、GデータおよびBデータが、原稿の同一ラインに対応するように同期する。上述したように、ラインセンサ213R,213G,213Bは、副走査方向に3ライン分の距離を隔てて配列されているからである。
図7は、CPUで実行されるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7を参照して、CPU281は、MFP100のメインスイッチがONか否かを検出し(ステップS01)、ONとなったことを検出すると処理をステップS02に進めるが、ONでなければ待機状態となる。ステップS02では、画像読取装置10を初期化する。初期化は、ゲイン/クランプ調整、シェーディング補正等を含む。その後、事前検出処理を実行する(ステップS03)。事前検出処理については後述するが、原稿台205上にゴミが付着しているか否かを検出する処理と、ごみが付着している場合にはそのゴミの原稿台205における位置を検出する処理である。CPU281は、事前検出処理の結果からゴミが付着していなければ処理をステップS05に進め(ステップS04でYES)、ゴミが付着していれば処理をステップS06に進める。ステップS05では、原稿台205上にゴミが付着しているか否かを示すゴミ検出フラグをゴミが付着していないことを示すOFFに設定し、ステップS06では、ゴミ検出フラグをゴミが付着していることを示すONに設定する。
そして、CPU281は、MFP100が電力消費を抑えたスリープ状態から復帰したか否かを判断し(ステップS07)、スリープ状態からの復帰であれば処理をステップS02に戻し、そうでなければ処理をステップS08に進める。スリープモードは、MFP100に所定時間操作が入力されない場合に遷移するモードである。MFP100は、何らかの操作の入力を検出した場合、例えば、ADF101に原稿がセットされたことを検出した場合には、スリープモードから復帰する。スリープモードからの復帰の場合に処理をステップS02に戻すのは、MFP100がスリープモードになると、所定時間を越える時間が経過しているので、その間に原稿台205上にゴミが付着する場合があるからである。
ステップS08では、ADF101に原稿がセットされているか否かを判断し、原稿がセットされていれば処理をステップS09に進め、原稿がセットされていなければ処理をステップS07に戻す。すなわち、ステップS09以降の処理は、ADF101に原稿がセットされることを条件に実行される。
CPU281は、ステップS09では、ゴミ検出フラグの状態を判断し、ゴミ検出フラグがONに設定されていれば処理をステップS10に進め、OFFに設定されていればステップS10をスキップして処理をステップS11に進める。ステップS10では、MFP100の上面に設けられた操作パネルにゴミが付着していることを示す警告メッセージを表示し、ユーザに警告する。そして、処理をステップS11に進める。
CPU281は、ステップS11では、ステップS07と同様に、スリープ状態から復帰したか否かを判断し、スリープ状態からの復帰であれば処理をステップS02に戻し、そうでなければ処理をステップS12に進める。原稿をセットしてから所定時間以上が経過しているので、その間に原稿台205上にゴミが付着する場合があるからである。また、警告メッセージを見たユーザが、原稿台205を清掃して、ゴミを除去する場合があるからである。ステップS12では、操作パネルのスタートキーがONとなったか否かを判断し、スタートキーのONが検出されたならば処理をステップS13に進め、スタートキーのONが検出されなければ処理をステップS14に進める。ステップS13では、スキャン処理を実行し、その後処理をステップS03に戻す。スキャン処理については後述する。一方、ステップS14では、ADF101から原稿が抜かれたか否かを判断し、原稿が抜かれたならば処理をステップS07に戻し、原稿がセットされていれば処理をステップS11に戻す。原稿が抜かれたことの検出は、ADF101に原稿がセットされていないことを検出する。
図8は、事前検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、CPU281は、スライダ210が、原稿読取位置Eの下方に位置するか否かを判断し(ステップS21)、原稿読取位置Eの下方に位置すれば処理をステップS23に進めるが、そうでなければ処理をステップS22に進める。ステップS22では、スライダ210を原稿読取位置Eの下方に移動させる。事前検出処理は、上部規制板203に光源206から光を照射し、その反射光を読取部213で読み取らせる処理だからである。
そして、CPU281は、原稿台205を読み取る(ステップS23)。この際、CPU281は、モータ制御部217を制御して、原稿台205を移動させる。移動速度および移動距離は、ADF101が原稿を搬送するときに、原稿台205を移動させる速度および移動距離と同じである。原稿台205は、透明な部材で構成されるので、光源206からの照射光は、上部規制板203に照射され、その反射光が読取部213で読み取られる。しかしながら、原稿台205にゴミが付着していれば、原稿台205の移動によりゴミが原稿読取位置Eにあるときは、光源206から照射光がゴミに照射され、その反射光が読取部213で読み取られる。したがって、原稿台205にゴミが付着していなければ上部規制板203を読み取った均一な濃度の無彩色のデータが読取部213から出力されるが、原稿台205にゴミが付着していれば、ゴミの部分がゴミの色となったデータが読取部213から出力される。
そして、CPU281は、ゴミ位置検出部265を能動化し(ステップS24)、処理を終了する。ゴミ位置検出部265については、後で説明するが、ゴミ位置検出部265には、原稿台205を読み取ったRGBデータを色変換した明度データLが入力され、ゴミを検出してゴミ位置データを生成し、生成したゴミ位置データをRAM283に記憶する。ここでは、原稿台205を読み取って読取部213が出力するRGBデータを色変換した明度データLを検出用データという。
図9は、スキャン処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、CPU281は、スライダ210をシェーディング板204の下方に移動させる(ステップS31)。そして、シェーディング板204を読み取ってシェーディング補正用のパラメータを決定し(ステップS32)、スライダ210を原稿読取位置Eの下方の位置に移動させる(ステップS33)。
その後、CPU281は、読取準備が完了したか否かを判断し(ステップS34)、読取準備が完了するまで待機状態となる(ステップS34でNO)読取準備は、例えば、スライダ210が原稿読取位置Eの下方の位置への移動である。読み取り準備が完了したならば、原稿の読み取りを開始する(ステップS35)。この際、CPU281は、ADF101に原稿200の搬送を開始させ、モータ制御部217を制御して、原稿台205を移動させる。そして、CPU281は、カラー判別部263を能動化する(ステップS36)。カラー判別部263については、後述するが、原稿200を読み取ったRGBデータが入力され、原稿200がカラーか白黒かいずれかを判別する処理である。ここでは、原稿200を読み取って読取部213が出力するRGBデータを読取データという。そして、CPU281は、次の原稿がADF101に存在するか否かを判断し(ステップS37)、存在すれば処理をステップS34に戻し、存在しなければ処理を終了する。
図10は、ゴミ位置検出部265で実行されるゴミ位置検出処理の流れを示すフローチャートである。ゴミ位置検出処理は、CPU281によりゴミ位置検出部265が能動化された場合に、ゴミ位置検出部265により実行される処理である。図10を参照して、ゴミ位置検出部265は、検出用データを取得し(ステップS41)、取得した検出用データを複数のブロックに分割する(ステップS42)。検出用データは、上述したように原稿台205を移動させながら原稿台205を読み取って得られるRGBデータを色変換した明度データLである。ここでは、検出用データを、主走査方向に256ブロック、副走査方向に32ブロックに分割する例を示す。ゴミ位置検出部265は、4つのRAM(256×8ビット)を有しており、各ビットに256×32ブロックそれぞれを対応付ける。4つのRAMが初期化された状態では、各ビットに0が記憶される。
ゴミ位置検出部265は、256×32ブロックのうちから1つを選択し(ステップS43)、選択したブロックに含まれる複数の画素値に基づいて、孤立点を検出する(ステップS44)。孤立点は、周辺の画素と明度が異なる画素をいう。孤立点は、単一の画素であってもよいし、複数の画素の集合であってもよい。孤立点の検出は、孤立点検出フィルタを用いた孤立点検出フィルタ処理により行われ、ブロックに含まれる全ての画素に対して孤立点検出フィルタ処理を実行する。ゴミ位置検出部265は、選択したブロックに孤立点が存在すれば処理をステップS45に進め、孤立点が存在しなければステップS45をスキップして処理をステップS46に進める。ゴミ位置検出部265は、選択したブロックに含まれる画素の少なくとも1つが孤立点であれば、孤立点が存在すると判断する。ステップS45では、選択したブロックをゴミが存在することを示すゴミ位置ブロックに設定し、処理をステップS46に進める。ゴミ位置ブロックの設定は、具体的には、4つのRAMの選択したブロックに対応するビットを「1」に書き換える。
ステップS46では、未だ選択していないブロックが存在するか否かを判断し、未選択のブロックが存在すれば処理をステップS43に戻し、次のブロックを選択する。未選択のブロックが存在しなければ処理をステップS47に進め、ゴミ位置ブロックを設定したゴミ位置データをRAM283に記憶する。具体的には、ゴミ位置検出部265が有する4つのRAMの各ビットの値をRAM283にコピーする。
図11(A)は、ゴミ位置検出部が有する4つのRAMの構成の一例を示す図である。図11(B)は、4つのRAMの一部の記憶領域8Bを拡大して示す図である。4つのRAM_BANK0、RAM_BANK1、RAM_BANK2、RAM_BANK3のそれぞれは、256×8ビットのメモリ容量を有し、各ビットが上述した検査用データを分割した複数のブロックの1つに対応する。図8(B)は、RAM_BANK0のアドレス0〜7までの記憶領域を示しており、例えば、アドレス0の1バイトには、主走査方向が1番目のブロックで、副走査方向が1番目〜8番目の8つのブロックが対応付けられる。4つのRAMの各ビットは、対応するブロックに孤立点が存在すれば1とされ、孤立点が存在しなければ0とされる。
図12は、孤立点検出フィルタの一例を示す図である。図12は、5×5画素のサイズより小さいサイズの黒色の孤立点を検出可能である。孤立点検出フィルタは、検出用データの処理対象画素の値と周辺の24画素の値とに基づき、処理対象画素が孤立点か否かを検出するために用いられる。図中、符号Vと数字の組合せで画素の位置と画素値を示し、V33で示す画素が処理対象画素である。孤立点検出フィルタにより、次のすべての成立条件が成立した場合に、処理対象画素が黒色の孤立点であることを検出し、1つでも成立しなければ、黒色の孤立点でないことを検出する。孤立点検出フィルタは、処理対象画素が黒色の孤立点である場合に値が1の出力信号KAMIを出力し、処理対象画素が黒色の孤立点でない場合に値が0の出力信号KAMIを出力する。
(成立条件1)処理対象画素の値V33が、画素値V22、V23,V24,V32,V34,42,V43,V44の最小値よりも小さいこと。各画素の画素値を符号で示せば、次式で表される。
V33<Min(V22、V23,V24,V32,V34,42,V43,V44)
(成立条件2)処理対象画素の値V33にオフセット値OFFSETを加算した値が、主走査方向、副走査方向、右斜め方向、左斜め方向に連続する2つの画素の画素値の平均全てより小さいこと。各画素の画素値を符号で示せば、次式で表される。
V33+OFFSET<(V11+V22)/2 AND
V33+OFFSET<(V13+V23)/2 AND
V33+OFFSET<(V15+V24)/2 AND
V33+OFFSET<(V31+V32)/2 AND
V33+OFFSET<(V35+V34)/2 AND
V33+OFFSET<(V51+V42)/2 AND
V33+OFFSET<(V53+V43)/2 AND
V33+OFFSET<(V55+V44)/2
なお、ここでは、黒色の孤立点を検出するための検出フィルタを示したが、白色の孤立点を検出するための検出フィルタを用いて、孤立点を検出するようにしてもよい。これにより、白色の紙粉などが原稿台205に付着した場合に、紙粉をゴミとして検出することができる。その場合、上述した成立条件1および成立条件2で示した式の不等号が逆になる。孤立点の検出は、黒色の孤立点と、白色の孤立点との2種類の孤立点を検出するようにするのが好ましい。
図13は、カラー判別部で実行されるカラー判別処理の流れの一例を示すフローチャートである。カラー判別処理は、CPU281によりカラー判別部263が能動化された場合に、カラー判別部263により実行される処理である。図13を参照して、カラー判別部263は、読取データを取得し(ステップS51)、取得した読取データを複数の読取ブロックに分割する。読取データは、上述したように原稿台205を移動させながら原稿200を読み取って得られるRGBデータである。したがって、Rデータ、GデータおよびBデータ各々を同じ複数の読取ブロックに分割する。ここでは、読取データを、主走査方向に16ブロック、副走査方向に32ブロックに分割する例を示す。
図14は、読取データを分割した複数の読取ブロックの一例を示す図である。図14を参照して、読取データは、主走査方向に16等分(16進数で0〜F)され、副走査方向に32等分(16進数で00〜1F)される。図では、各ブロックに3桁の番号を付して示している。3桁の番号は、1桁目が主走査方向の位置を示し、2桁目および3桁目で副走査方向の位置を示す。例えば、1FFは、主走査方向に16番目、副走査方向に32番目の読取ブロックを示す。
図13に戻って、カラー判別部263は、ステップS53では、ゴミ位置データを取得する。RAM283からゴミ位置データを読み出すことにより取得する。そして、読取データの読取ブロックとゴミ位置データとを対応付ける。具体的には、読取データの複数の読取ブロック各々に、読み取った位置が同じゴミ位置データのビットを対応付ける。ゴミ位置データは、主走査方向と副走査方向それぞれが256×32のビットを含み、読取データは16×32のブロックを含む。ここでは、原稿を読み取る間に、原稿台205が原稿台205の幅だけ移動するとする。このため、主走査方向では、ゴミ位置データの主走査方向に(16(n−1)+1)番目〜(16(n−1)+16)番目のビットが、読取データの主走査方向にn番目の読取ブロックに対応付けられる。ただし、nは1〜16の整数。副走査方向では、読取データの読取ブロック数とゴミ位置データのビット数とが同じなので、ゴミ位置データの副走査方向にm番目のビットは、読取データの副走査方向にm番目の読取ブロックに対応付けられる。ただし、mは1〜16の整数。この対応付けにより、読取データの複数の読取ブロック各々を主走査方向に16等分した16の部分にゴミ位置データの16のビットがそれぞれ順に対応付けられる。ここでは、読取ブロックを16等分した16の部分をゴミ対応ブロックという。
そして、カラー判別部263は、複数の読取ブロックのうちから1つを処理対象に選択する(ステップS55)。そして、カウンタCを0に設定する(ステップS56)。カウンタCは、1つの読取ブロックに含まれるカラー画素の数をカウントするために用いられる変数である。
次に、ステップS55で選択した読取ブロックに含まれる読取データの複数の画素のうちからゴミ位置ブロックに含まれない画素を選択する。具体的には、読取ブロックに含まれる読取データの複数の画素を順に処理対象の画素に選択し(ステップS57)、処理対象の画素が含まれるゴミ対応ブロックがゴミ位置ブロックか否かを判別する(ステップS58)。処理対象の画素が含まれるゴミ対応ブロックに対応するゴミ位置データの値が1であれば、ゴミ対応ブロックがゴミ位置ブロックと判断し、処理対象の画素が含まれるゴミ対応ブロックに対応するゴミ位置データの値が0であれば、ゴミ対応ブロックがゴミ位置ブロックでないと判断する。ゴミ対応ブロックがゴミ位置ブロックでなければ(ステップS58でNO)、処理をステップS59に進め、ゴミ対応ブロックがゴミ位置ブロックならば(ステップS58でYES)、処理をステップS62に進める。ゴミ位置ブロックに対応する読取データの画素を、カラー判別から除くためである。
ステップS59では、処理対象の画素を判別画素に決定する(ステップS59)。そして判別画素がカラーか白黒かを判別し(ステップS60)、カラーであれば処理をステップS61に進め、白黒であればステップS61をスキップして処理をステップS62に進める。読取データは、Rデータ、GデータおよびBデータを含むため、読取データの画素は、Rの画素、Gの画素およびBの画素を含む。Rの画素の値をR値、Gの画素の値をG値、Bの画素の値をB値として、カラー判別部263は、まず、明度Vを(1)式で、彩度Wを(2)式を用いて求める。そして、彩度Wが、明度Vに予め対応付けられた彩度リファレンスよりも大きければ、カラーと判別し、大きくなければ白黒と判別する。
V=(R値×Rr+G値×Rg+B値×Rb+128)/256 … (1)
ただし、Rr、RgおよびRbは、予め定められた定数。
W=MAX(R値,G値,B値)−MIN(R値,G値,B値) … (2)
ただし、MAXは最大値を、MINは最小値をそれぞれ選択する関数。
カラー判別部263は、選択した画素がカラーであればカウンタCを1増加して(ステップS61)、処理をステップS62に進め、選択した画素が白黒であればカウンタCを増加しない。そして、ステップS55で選択した読取ブロック中にゴミ位置ブロックに含まれない画素で未だ処理されていない画素が存在するか否かを判断し(ステップS62)、存在すれば処理をステップS57に戻し、存在しなければ処理をステップS63に進める。そして、カラー判別部263は、ステップS55で選択した読取ブロックに含まれる画素の数に対するゴミ位置ブロックでない画素の数の割合Pを算出し(ステップS63)、しきい値Tに割合Pを乗算してしきい値Tを変更する(ステップS64)。次に、カウンタCとしきい値Tとを比較して(ステップS65)、カウンタCがしきい値Tよりも小さければ処理をステップS66に進め、カウンタCがしきい値Tよりも小さくなければ処理をステップS68に進める。カラー判別部263は、ステップS68では、原稿をカラーと判別して、原稿がカラーであることを示すカラー判別信号を色補正部261に出力し、処理を終了する。一方、カラー判別部263は、ステップS66では、未だ処理していない読取ブロックが存在するか否かを判断し、未処理の読取ブロックが存在すれば処理をステップS55に戻し、存在しなければ原稿を白黒と判別して、原稿が白黒であることを示すカラー判別信号を色補正部261に出力し(ステップS67)、処理を終了する。すなわち、カラー判別部263は、複数(16×32)の読取ブロックのうち少なくとも1つの読取ブロックでカラー画素の数がしきい値Tを超えれば、原稿をカラーと判別し、カラーの判別信号を色補正部263に出力する。
図15は、色補正部の構成を示すブロック図である。図15を参照して、色補正部261は、色変換部259から、Labの3つのデータが入力され、カラー判別部263からカラー判別信号が入力される。色補正部261は、Labデータが入力されるテーブル変換部301と、Lデータが入力されるLog変換部302と、切換器303A,303B,303C,303Dとを含む。
テーブル変換部301は、色変換用のルックアップテーブルを備えており、Lデータ、aデータ、およびbデータをフルカラー印刷用のシアンのCデータ、マゼンタのMデータ、イエローのYデータおよびブラックのK1データに変換し、Cデータを切換器303Aの入力端子Aに入力し、Mデータを切換器303Bの入力端子Aに入力し、Yデータを切換器303Cの入力端子Aに入力し、K1データを切換器303Dの入力端子Aに入力する。Log変換部302は、Log変換テーブルを有し、Lデータを白黒印字用のK2データに変換し、K2データを切換器303Dの入力端子Bに入力する。
切換器303A,303B,303C,303Dは、入力端子Sにカラー判別部263からカラー判別信号が入力される。カラー判別信号は、原稿がカラーを示す場合にハイとなり、原稿が白黒を示す場合にローとなる。切換器303A,303B,303C各々の入力端子Bには、信号00が入力される。切換器303A,303B,303C,303Dは、入力端子Sにハイのカラー判別信号が入力されていれば入力端子Aを選択して、入力端子Aから入力されるデータを出力端子Yから出力する。切換器303A,303B,303C,303Dは、入力端子Sにローのカラー判別信号が入力されていれば入力端子Bを選択して、入力端子Bから入力されるデータを出力端子Yから出力する。このため、カラー判別信号がハイの場合は、フルカラー印字用のCデータ、Mデータ、YデータおよびK1データが出力され、カラー判別信号がローの場合は、Cデータ、Mデータ、Yデータはすべて00となり、切換器303Dから白黒印字用のK2データが出力される。
なお、本実施の形態においては、検出用データを複数のブロックに分割してゴミ位置データを生成するようにし、読取データを複数の読取ブロックに分割して、複数の読取ブロック各々をゴミ位置データと対応付けるようにした。これは、処理対象となるデータを少なくして処理速度を向上させるため、および使用する記憶容量を少なくするためである。検出用データおよび読取データを分割することなく、読取データの複数の画素各々を、検出用データから検出された孤立点と対応付けるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態における画像読取装置10は、分光感度が互いに異なるフィルタを有し、原稿を副走査方向に走査する3つのラインセンサ213R,213G,213Bが、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置されており、原稿200と3つのラインセンサ213R,213G,213Bとの間に設けられた原稿台205が、原稿200を搬送する速度と異なる速度で3つのラインセンサ213R,213G,213Bに相対的に移動する。また、ライン間補正部255が3つのラインセンサ213R,213G,213Bが出力するRデータ、GデータおよびBデータを、それらに含まれる画素が原稿20の同じ位置を読取った画素となるように同期させるので、原稿台上にゴミが存在すると、そのゴミが3つのラインセンサ213R,213G,213Bそれぞれによって原稿200の異なる位置で読取られる。このため、白黒の原稿でありながらゴミを読み取った部分が有彩色になる。さらに、画像読取装置10は、原稿200を搬送する前の段階で、ゴミ位置検出部265により原稿台205上に存在するゴミの原稿台205上の位置を検出し、カラー判別部263により、ゴミ位置検出部265が検出したゴミの原稿台205上の位置に基づいて、原稿200を原稿読取位置Eに搬送している間に得られる読取データ各々に含まれる複数の画素のうちから判別に用いる判別画素を決定し(ステップS57)、決定した判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する(ステップS58〜ステップS66)。このため、ゴミを読み取った部分以外の画素の画素値で原稿200がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するので、カラー判別の精度を向上させることができる。
また、ライン間補正部255が出力するRデータ、GデータおよびBデータに基づいて明度データLを生成する色変換部259を含み、ゴミ位置検出部265は、色変換部259がモータ219が原稿台205を移動させている間に生成する明度データLを検出用データとして取得し(ステップS41)、検出用データから孤立点を検出する(ステップS44)ので、原稿台205に付着したゴミの原稿台205上の位置を検出することができる。また、カラー判別部263は、原稿200を読み取って得られるRデータ、GデータおよびBデータ各々と検出用データとを対応付け(ステップS54)、原稿200を読み取って得られるRデータ、GデータおよびBデータ各々に含まれる複数の画素のうち孤立点に対応した画素を除く画素をカラー判別に用いる画素に選択する(ステップS57)ので、Rデータ、GデータおよびBデータのうちからゴミを読み取った画素をカラー判別に用いないようにすることができる。
さらに、カラー判別部263は、原稿200を読み取って得られるRデータ、GデータおよびBデータ各々に含まれる複数の画素のうち孤立点に対応した画素を除く画素がカラー画素か否かを判別し(ステップS58)、カラー画素と判別された画素の数を計数し(ステップS59)、計数されたカラー画素の数をしきい値Tと比較する(ステップS63)。このため、原稿がカラーか白黒かの判別を正確にすることができる。
さらに、カラー判別部263は、原稿200を読み取って得られるRデータ、GデータおよびBデータ各々が含む複数の画素の数に占める、孤立点に対応した画素の数の割合Pに応じて、しきい値Tを変更する(ステップS62)ので、カラー判別の精度を向上させることができる。
また、ライン間補正部255が出力するRデータ、GデータおよびBデータに基づいて明度データLを生成する色変換部259を含み、ゴミ位置検出部265は、色変換部259がモータ219が原稿台205を移動させている間に生成する明度データLを検出用データとして取得し(ステップS41)、検出用データを複数のブロックに分割し(ステップS42)、複数のブロックのうちから少なくとも1つの孤立点を含むゴミ位置ブロックを抽出する(ステップS44、ステップS45)。また、カラー判別部263は、複数の読取データ各々を複数の読取ブロックに分割し(ステップS52)、複数の読取ブロック各々と該読取ブロックと読み取った位置が同じゴミ位置データのビットとを対応付け(ステップS54)、複数の読取ブロックに含まれる読取データの画素のうちゴミ位置ブロックに対応した画素を除く画素を判別画素に決定し(ステップS57)、複数の読取ブロック各々に含まれる判別画素のうちでカラー画素の数を計数する(ステップS58、ステップS59)。このため、検出用データを複数に分割したブロック単位で、ゴミの位置を検出するので、処理速度が向上するとともに、カラー判別の精度を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、ラインセンサ213R,213G,213Bを固定して原稿台205を移動させる方法を説明したが、これに限定されることなく、原稿台205とラインセンサ213R,213G,213Bとを相対的に移動させる方法であればよい。原稿台205とラインセンサ213R,213G,213Bとを相対的に移動させることにより、原稿台205上のラインセンサ213R,213G,213B各々に対応する読取位置が移動する。したがって、原稿台205とラインセンサ213R,213G,213Bとを相対して移動させる方法は、ラインセンサ213R,213G,213Bを固定して原稿台205を移動させる方法の他に、原稿台215を固定してラインセンサ213R,213G,213Bを移動させる方法、原稿台215およびラインセンサ213R,213G,213Bを固定してスライダ210を移動させる方法、原稿台215、ラインセンサ213R,213G,213Bおよびスライダ210を固定して反射ミラー209Aを回転させる方法等が含まれる。
また、上述した実施の形態においては、MFP100について説明したが、図10に示したゴミ位置検出処理および図13に示したカラー判別処理を画像読取装置10に実行させるためのカラー判別方法として発明を捉えることができるのはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記判別手段は、前記複数の第2領域のうち前記係数されたカラー画素の数が所定のしきい値を超える第2領域が少なくとも1つ存在すれば原稿をカラーと判別し、前記係数されたカラー画素の数が所定のしきい値を超える第2領域が存在しなければ原稿を白黒と判別する、請求項6に記載の画像読取装置。
(2) 前記判別ステップは、前記複数の読取データ各々に含まれる前記決定された判別画素がカラー画素か否かを判別するステップと、
前記カラー画素と判別された画素の数を係数するステップと、
前記係数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較するステップとを含む、請求項8に記載のカラー判別方法。
(3) (2)において、前記判別ステップは、複数の読取データ各々が含む複数の画素の数に占める前記判別画素の数の割合に応じて、前記所定のしきい値を変更するステップをさらに含む。
(4) 前記判別ステップは、前記複数の第2領域のうち前記係数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較するステップをさらに含む、請求項10に記載のカラー判別方法。
(5)(4)において、前記判別ステップは、前記複数の第2領域ごとに、該第2領域が含む複数の画素の数に占める前記孤立点領域に対応した画素の数の割合に応じて、前記所定のしきい値を変更するステップをさらに含む。
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの斜視図である。 画像読取装置の内部構成の概略を示す図である。 原稿台を振動させるための機構を示す斜視図である。 原稿台にゴミが付着した状態で白黒の原稿を読取った場合に画像データに有彩色の画素が含まれる原理を説明するための図である。 読取部が読取る原稿台上の読取領域を示す図である。 MFPの画像読取装置の機能の概要を示す機能ブロック図である。 CPUで実行されるメイン処理の流れの一例を示すフローチャートである。 事前検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 スキャン処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ゴミ位置検出部で実行されるゴミ位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 (A)はゴミ位置検出部が有する4つのRAMの構成の一例を示す図であり、(B)は、4つのRAMの一部の記憶領域を拡大して示す図である。 孤立点検出フィルタの一例を示す図である。 カラー判別部で実行されるカラー判別処理の流れの一例を示すフローチャートである。 読取データを分割した複数の読取ブロックの一例を示す図である。 色補正部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 画像読取装置、20 画像形成装置、100 MFP、103 本体部、200 原稿、203 上部規制板、204 シェーディング板、205 原稿台、206 光源、207 通紙ガイド、208 反射部材、209A,209B 反射ミラー、210 スライダ、211 レンズ、213 読取部、213R,213G,213B ラインセンサ、215 画像処理部、217 モータ制御部、251 A/D変換部、253 シェーディング補正部、255 ライン間補正部、257 色収差補正部、259 色変換部、261 色補正部、263 カラー判別部、265 ゴミ位置検出部、271 プリンタI/F、300 ゴミ、301 テーブル変換部、302 Log変換部、303A,303B,303C,303D 切換器。

Claims (10)

  1. 分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、
    原稿と前記複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、
    原稿を前記複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で前記原稿台と前記複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、
    前記複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるライン間補正手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、前記原稿台上に付着するゴミの該原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上の位置を検出する位置検出手段と、
    記ライン間補正手段が原稿が前記読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち前記位置検出手段により検出された位置に対応する画素を除く画素を判別に用いる判別画素決定する判別画素決定手段と、
    前記複数の読取データ各々の前記決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する判別手段と、を備えた画像読取装置。
  2. 分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、
    原稿と前記複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、
    原稿を前記複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で前記原稿台と前記複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、
    前記複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるライン間補正手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、前記原稿台上に付着するゴミの該原稿台上の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記ライン間補正手段が原稿が前記読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうちから判別に用いる判別画素を決定する判別画素決定手段と、
    前記複数の読取データ各々の前記決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別する判別手段と、
    前記ライン間補正手段が前記移動手段が前記原稿台を移動させている間に出力する前記複数のデータから検出用データを生成する検出用データ取得手段と、を備え
    前記位置検出手段は、
    前記検出用データから孤立点を検出する孤立点検出手段を含み、
    前記判別画素決定手段は、
    前記複数の読取データ各々と前記検出用データとを対応付ける対応付手段を含み、
    前記複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち前記孤立点に対応した画素を除く画素を判別画素に決定する、画像読取装置。
  3. 前記判別手段は、前記複数の読取データ各々に含まれる前記決定された判別画素がカラー画素か否かを判別するカラー画素判別手段と、
    前記カラー画素と判別された画素の数を計数する数手段と、
    前記計数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較する比較手段とを含む、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記判別手段は、複数の読取データ各々が含む複数の画素の数に占める前記判別画素の数の割合に応じて、前記所定のしきい値を変更する変更手段をさらに含む、請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ライン間補正手段が前記移動手段が前記原稿台を移動させている間に出力する前記複数のデータから検出用データを生成する検出用データ取得手段をさらに含み、
    前記位置検出手段は、
    前記検出用データを複数の第1領域に分割する第1領域分割手段と、
    前記複数の第1領域のうちから少なくとも1つの孤立点を含む孤立点領域を抽出する孤立点領域抽出手段と、を含み、
    前記判別手段は、
    前記複数の読取データ各々を複数の第2領域に分割する第2領域分割手段と、
    前記複数の第2領域各々と前記複数の第1領域のうち該第2領域と読み取った位置が同じ第1領域とを対応付ける対応付手段と、
    前記複数の第2領域に含まれる画素のうち前記孤立点領域に含まれる画素を除く画素を判別画素に決定する判別画素決定手段と、
    前記複数の第2領域各々に含まれる前記判別画素のうちでカラー画素の数を計数する計数手段と、を含む請求項1または2に記載の画像読取装置。
  6. 前記判別手段は、前記複数の第2領域のうち前記計数されたカラー画素の数を所定のしきい値と比較する比較手段をさらに含む、請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記判別手段は、前記複数の第2領域ごとに、該第2領域が含む複数の画素の数に占める前記判別画素の数の割合に応じて、前記所定のしきい値を変更する変更手段をさらに含む、請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、
    原稿と前記複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、
    原稿を前記複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で前記原稿台と前記複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、を備えた画像読取装置で実行されるカラー判別方法であって、
    前記複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるステップと、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、前記原稿台上に付着するゴミの該原稿台の主走査方向および副走査方向を含む平面上の位置を検出するステップと、
    記ライン間補正手段が原稿が前記読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち前記位置検出ステップにより検出された位置に対応する画素を除く画素を判別に用いる判別画素決定するステップと、
    前記複数の読取データ各々の前記決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するステップと、を含むカラー判別方法。
  9. 分光感度が互いに異なるフィルタを有し、副走査方向に距離を隔てて予め定められた順に配置され、原稿を副走査方向に走査する複数のラインセンサと、
    原稿と前記複数のラインセンサとの間に設けられた原稿台と、
    原稿を前記複数のラインセンサの読み取り位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する速度と異なる速度で前記原稿台と前記複数のラインセンサとを相対的に移動させる移動手段と、を備えた画像読取装置で実行されるカラー判別方法であって、
    前記複数のラインセンサが出力する各々が複数の画素を含む複数のデータを原稿の同じ位置を読取った画素となるように同期させるステップと、
    前記原稿搬送手段が原稿を搬送する前の段階で、前記原稿台上に付着するゴミの該原稿台上の位置を検出するステップと、
    前記位置検出ステップにより検出された位置に基づいて、前記ライン間補正手段が原稿が前記読み取り位置を通過している間に出力する複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうちから判別に用いる判別画素を決定するステップと、
    前記複数の読取データ各々の前記決定された判別画素に基づいて、原稿がカラーおよび白黒のいずれであるかを判別するステップと、を含み、
    前記位置検出ステップは、
    前記ライン間補正手段が前記移動手段が前記原稿台を移動させている間に出力する前記複数のデータから検出用データを生成するステップと、
    前記検出用データから孤立点を検出するステップと、を含み、
    前記判別画素を決定するステップは、
    前記複数の読取データ各々と前記検出用データとを対応付けるステップと、
    前記複数の読取データ各々に含まれる複数の画素のうち前記孤立点に対応した画素を除く画素を判別画素に決定するステップと、を含むカラー判別方法。
  10. 前記位置検出ステップは、
    前記ライン間補正手段が前記移動手段が前記原稿台を移動させている間に出力する前記複数のデータから検出用データを生成するステップと、
    前記検出用データを複数の第1領域に分割するステップと、
    前記複数の第1領域のうち少なくとも1つの孤立点を含む孤立点領域を抽出するステップと、を含み、
    前記判別ステップは、
    前記複数の読取データ各々を複数の第2領域に分割するステップと、
    前記複数の第2領域各々と前記複数の第1領域のうち該第2領域と読み取った位置が同じ第1領域とを対応付けるステップと、
    前記複数の第2領域に含まれる画素のうち前記孤立点領域に対応した画素を除く画素を判別画素に決定するステップと、
    前記複数の第2領域各々に含まれる前記判別画素のうちでカラー画素の数を計数するステップと、を含む請求項8または9に記載のカラー判別方法。
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