JP4329716B2 - 画像形成装置および現像カートリッジ - Google Patents
画像形成装置および現像カートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4329716B2 JP4329716B2 JP2005094932A JP2005094932A JP4329716B2 JP 4329716 B2 JP4329716 B2 JP 4329716B2 JP 2005094932 A JP2005094932 A JP 2005094932A JP 2005094932 A JP2005094932 A JP 2005094932A JP 4329716 B2 JP4329716 B2 JP 4329716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- light
- toner
- unit
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Description
ところで、正規色以外の現像剤が現像剤収容部に収容されていることについては、次のように知ることができる。すなわち、請求項3のように、判断手段が、上述の「第一の比較値」が第一の閾値よりも大きい場合には、特定色以外の現像剤が現像剤収容部に収容されていると判断することが考えられる。なお、第一の閾値とは、特定色の現像剤が現像剤収容部に収容されていると判断するために設定された値を云い、他の構成を考慮して予め実験等によって規定されている。このように構成すれば、簡単な構成により、正規色以外の現像剤が現像剤収容部に収容されているか否かを検知することができる。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1の要部側断面図である。また、図2は、カラーレーザプリンタ1の内部構造を正面側上方から見た斜視図であり、図3は、ドラムカートリッジ31および現像カートリッジ32の本体ケーシング2に対する装着を説明するための側面図である。また、図4は、現像カートリッジ32がプロセス収容部12に装着された状態を説明する平面図であり、図5は、現像カートリッジ32がプロセス収容部12に装着された状態を説明する正面図である。
カラーレーザプリンタ1は、図1に示すように、複数のプロセス部27が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタであって、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。以下、本体ケーシング2、給紙部4、画像形成部5および排紙部6について順に説明する。
本体ケーシング2は、上側が開口される側面視略矩形状のボックス形状をなし、その上側にはトップカバー7が設けられている。このトップカバー7は、本体ケーシング2の背面側(以下の説明において、図1における左側を背面側、右側を正面側とする。)に設けられるヒンジ(図示せず。)を介して回動可能に支持されており、本体ケーシング2に対して開閉自在に設けられている。
ところで、本体ケーシング2の左側板8の内側面には、図4および図5に示すように、発光部180aおよび受光部180bがそれぞれ設けられており、これら発光部180aおよび受光部180bによって光センサ180が構成されている。
次に、カラーレーザプリンタ1が備える給紙部4について説明する。
図1に示すように、給紙部4は、本体ケーシング2内の底部において、本体ケーシング2に対して正面側から水平方向に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、その給紙トレイ21の正面側上方に設けられる供給手段としてのピックアップローラ22および給紙ローラ23と、給紙ローラ23の正面側上方に設けられる給紙側U字パス24と、給紙側U字パス24の途中に設けられる搬送ローラ25およびレジストローラ26とを備えている。
次に、カラーレーザプリンタ1が備える画像形成部5について説明する。
図1に示すように、画像形成部5は、プロセス部27、転写部28および定着部29を備えている。以下、順に説明する。
プロセス部27は、複数色のトナーの各色ごとに設けられている。すなわち、プロセス部27は、イエロープロセス部27Y、マゼンタプロセス部27M、シアンプロセス部27Cおよびブラックプロセス部27Kの4つからなる。これらプロセス部27は、本体ケーシング2の各プロセス収容部12に配置され、正面側から背面側に向かって互いに間隔を隔てて、水平方向において重なるように、順次並列して配置されている。
[プロセス部27のスキャナユニット30の構成の説明]
プロセス部27が備えるスキャナユニット30は、スキャナケーシング35と、そのスキャナケーシング35内に、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー36、2つのレンズ37および38および反射鏡39とを備えている。
そして、スキャナユニット30では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー36で反射され、レンズ37、反射鏡39、レンズ38を、順次通過または反射して、出射窓40から出射される。
プロセス部27が備えるドラムカートリッジ31は、図6に示すように、ドラム筐体41と、そのドラム筐体41に設けられる感光体としての感光ドラム42およびスコロトロン型帯電器62(図1参照)とを備えている。以下、ドラム筐体41、感光ドラム42およびスコロトロン型帯電器62について順に説明する。
このうちドラム筐体41は、ホルダ部43と、ホルダ部43から延出される延出部44とを備え、樹脂材料から一体成形されている。
また、ホルダ部43の厚さは、延出部44の厚さよりも、厚く形成されている。ホルダ部43を、延出部44よりも厚く形成することで、感光ドラム42およびスコロトロン型帯電器62を確実に収容することができる。
延出後壁53は、各延出側部52の後端部を連結するように幅方向に沿って延び、その幅方向中央部には、ドラムカートリッジ31を把持して、ドラムカートリッジ31のドラム収容部13に対する着脱を操作するためのドラム取っ手57が設けられている。
感光ドラム42は、ホルダ部43内に幅方向に沿って収容されている。この感光ドラム42は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体59と、このドラム本体59の軸心において、ドラム本体59の軸方向に沿って延びるドラム軸60とを備えている。ドラム軸60は、軸方向両端部が、各ホルダ側壁45の挿通部49に挿通され、各ホルダ側壁45の幅方向外方に突出するように、各ホルダ側壁45において回転不能に支持されている。
スコロトロン型帯電器62は、図1に示すように、ツノ部51よりも上方において、ホルダ部43内に幅方向に沿って収容されている。このスコロトロン型帯電器62は、ワイヤおよびグリッドを備え、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム42の後方において、ホルダ天壁46に支持されており、感光ドラム42と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。また、このスコロトロン型帯電器62には、図6に示すように、ワイヤをクリーニングするためのクリーナ63が、ホルダ天壁46のクリーナ嵌合部50にスライド自在に嵌合するように、設けられている。
プロセス部27が備える現像カートリッジ32は、図7および図10に示すように、現像筐体64と、その現像筐体64内に設けられる、アジテータ69、供給ローラ66、現像剤担持体としての現像ローラ67および層厚規制ブレード68とを備えている。以下、現像筐体64、アジテータ69、供給ローラ66、現像ローラ67および層厚規制ブレード68について順に説明する。
現像筐体64は、図7および図8に示すように、前側が開放される薄型ボックス形状として形成されており、天面側が開放される箱部材70と、箱部材70と別体で形成され、箱部材70の開放される天面側を閉鎖する蓋部材71とを備えている(図9参照)。
各前側壁75は、前端縁から前後方向途中まで延び、現像ローラ67、層厚規制ブレード68、供給ローラ66およびアジテータ69の両端部であって、これらを挟む前方位置において、前後方向の対向距離が互いに等しくなるように、平行して配置されている。
また、後壁73は、幅方向に延びる細長矩形板状に形成されている。
また、底壁74の内壁面には、図9に示すように、前方位置と後方位置との間であって、幅方向中央部において、上方に向かって立設する支柱部材81が設けられている。
この仕切壁83は、幅方向に延びる細長矩形板状をなし、各前側壁75の天面側端縁から厚さ方向中途まで設けられ、天面側に向かって突出する、排出壁78の前端部と供給ローラ収容壁79の後端部との接続部分と、厚さ方向において間隔を隔てて対向するように形成されている。
このような現像筐体64において、天壁87と、その天壁87と厚さ方向に間隔を隔てて対向配置される排出壁78を含む部分の底壁74と、これらの間に配置される各側壁72(すなわち、後側壁77から前側壁75の前後方向途中部分まで)と、後壁73と、仕切壁83とで、現像剤収容部としてのトナー収容室92が形成されている。
なお、トナー充填口98は、常時は、図7に示すように、キャップ165によって閉塞されている。
現像室93には、天面側から前方にかけて開放される開口部159が形成されている。
また、上述のトナー収容室92には、各色ごとの現像剤としてのトナーが収容されている。すなわち、トナー収容室92内には、トナーとして、各プロセス部27ごとに、イエロープロセス部27Yにはイエロー、マゼンタプロセス部27Mにはマゼンタ、シアンプロセス部27Cにはシアンおよびブラックプロセス部27Kにはブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが、それぞれ収容されている。
また、このトナー収容室92における底部付近には、このトナー収容室92内に収容されるトナーの色を検知するための検知光を通過させる入出射部190が、本体ケーシング2の左側板8と対向する前側壁75に、幅方向において発光部180aおよび受光部180bと対向するように形成されている。
なお、各色のトナーが特定の波長の光をよく吸収することに着目し、そのトナーがよく吸収する特定の波長をよく透過する色の部材、すなわち、そのトナーの色に対して補色の関係にある色を有する部材を入出射部190として用いれば、次のような作用を奏する。すなわち、入出射部190が、発光部180aによって照射された光のうちトナーによく吸収される波長の光のみを透過させる。その入出射部190を透過した光については、トナーがよく吸収する波長の光を主成分とするため、その多くがトナーによって吸収される。また、その入出射部190を透過した光のうちトナーがよく吸収する波長ではない光については、トナーによって反射され、その一部が入出射部190から出射する。そして、その入出射部190から出射した光を受光部180bが受光する。なお、入出射部190から出射して受光部180bによって受光された光の光量については、そのトナーの色と入出射部190の色とが補色の関係にあれば、発光部180aによって照射された光の光量に比べて、上述のトナーによる吸収作用により、著しく減少する。さらに、受光部180bによって受光された光の光量を測定することにより、その光量が試験等によって予め設定された基準値(後述)よりも少ない場合には、トナー収容室92に収容されたトナーが正規色のトナーであると判断することができる。
(2)アジテータ69の構成の説明
アジテータ69は、トナー収容室92内において、排出口84の近傍に配置されている。このアジテータ69は、各前側壁75に回転自在に支持される回転軸151と、その回転軸151の軸方向にわたって設けられ、回転軸151から径方向外方に延びる、格子枠板状(図9参照)の攪拌部材152とを備えている。このアジテータ69は、排出壁78に沿って攪拌部材152が回転駆動されるように、排出口84の近傍に配置され、回転軸151の軸方向において、その攪拌部材152の回転軌跡の投影面内に、上記したように、入出射部190,191が配置されている。
供給ローラ66は、図10に示すように、現像室93内において、排出口84の前方に配置され、供給ローラ収容壁79に収容されるように、幅方向に沿って設けられている。
現像ローラ67は、現像室93内において、供給ローラ66に対して斜め天面側前方に配置され、舌壁80と対向するように、幅方向に沿って設けられている。この現像ローラ67は、各前側壁75に回転自在に支持される金属製の現像ローラ軸157と、その現像ローラ軸157の周りを被覆する導電性のゴム部材からなる現像ローラ層158とを備えている。より具体的には、現像ローラ層158は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ層と、そのローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造からなる。
層厚規制ブレード68は、仕切壁83の前壁面において、幅方向の全体にわたって設けられている。この層厚規制ブレード68は、図10に示すように、金属の板ばね部材からなるブレード160と、ブレード160の天面側端部を挟持して、仕切壁83の前壁面に固定する固定部材161と、ブレード160の底面側端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部162とを備えている。この層厚規制ブレード68は、ブレード160が厚さ方向に配置され、その天面側端部が、固定部材161によって仕切壁83の前壁面に固定される一方、その底面側端部に設けられる押圧部162が、現像ローラ67の現像ローラ層158を、ブレード160のばね力によって、後側から押圧するように、設けられている。
なお、この現像カートリッジ32には、図7に示すように、一方の側壁72の外壁面から突出する回転軸151の端部に設けられる図示しないアジテータ駆動ギヤ、一方の側壁72の外壁面から突出する供給ローラ軸155の端部に設けられる図示しない供給ローラ駆動ギヤ、および、一方の側壁72の外壁面から突出する現像ローラ軸157の端部に設けられる図示しない現像ローラ駆動ギヤに、駆動力を伝達するための図示しないギヤ列や、そのギヤ列に駆動力を入力するためのカップリング雌部163が、一方の側壁72の前側壁75の外壁面に設けられている。これらギヤ列やカップリング雌部163は、前側壁75の外壁面に設けられるギヤカバー164内において、このギヤカバー164によって保持されている。
上述の画像形成部5が備える転写部28は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、各プロセス収容部12の下方において正背方向に沿って配置され、駆動ローラ166、従動ローラ167、搬送ベルト168および転写ローラ169を備えている。
上述の画像形成部5が備える定着部29は、本体ケーシング2におけるブラックプロセス部27Kが収容されるプロセス収容部12よりも背面側であって、感光ドラム42と搬送ベルト168とが接触する画像形成位置と、正背方向において対向するように配置されている。この定着部29は、加熱ローラ170および加圧ローラ171を備えている。
[排紙部6の構成の説明]
次に、カラーレーザプリンタ1が備える排紙部6について説明する。
排紙側U字パス172は、上流側端部が、下方において定着部29に隣接し、用紙3が背面側に向かって給紙されるように、下流側端部が、上方において排紙トレイ174に隣接し、用紙3が正面側に向かって排紙されるような、略U字状の用紙3の搬送経路として形成されている。
排紙トレイ174は、本体ケーシング2の上面に、正面側から背面側に向かって下方に傾斜する傾斜壁として形成されている。
次に、カラーレーザプリンタ1で行われる用紙3への画像の印刷動作について説明する。
そして、用紙3上に転写された多色カラーのトナー像は、定着部29において、用紙3が加熱ローラ170と加圧ローラ171との間を通過する間に、熱定着される。
[カラーレーザプリンタ1のCPU183などの構成の説明]
次に、カラーレーザプリンタ1が備えるCPU183などについて図11を参照して説明する。なお、図11は、トナー収容室92に収容されたトナーの色を判断するための制御系統を示すブロック図である。
[トナー色を判断するための閾値に関する試験の説明]
ところで、本出願人は、トナー収容室92に形成された入出射部190,191が有する色とトナー収容室92に収容されるトナーの色との間に、図14に示す関係があることを試験により確認した。ここで、この試験の内容について説明する。
・センサ:アモルファスシリコン半導体
・入出射部:厚み1mmの無色、ブルー、グリーン、レッドの各色のガラス
・測定器:MACBETH914
また、試験方法は以下のとおりである。
このような試験を行い、図14の表を得た。
(イ)イエローのトナーが収容されるトナー収容室92の場合:
(イー1)光センサ180について:
入出射部190の色:ブルー
第一の閾値Y1=3.0
第二の閾値Y2=0.5
このことにより、イエローのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ180の受光部180bによる受光量が第一の閾値Y1である数値「3.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないマゼンタのトナーまたはシアンのトナーが収容されていると判断し、受光部180bによる受光量が第一の閾値Y1である数値「3.0」以下である場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色であるイエローのトナーまたは正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。なお、上述のように「正規色ではないブラックのトナーが収容されている」と判断するのは、ブラックのトナーについては、正規色ではないが、正規色であるイエローと同等に光を吸収するためである。
入出射部191の色:無色(透明)
第三の閾値Y3=3.0
このことにより、イエローのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ181の受光部181aによる受光量が第三の閾値Y3である数値「3.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92にはイエローのトナー、マゼンタのトナーまたはシアンのトナーの何れかが収容されていると判断し、受光部181aによる受光量が第三の閾値Y3である数値「3.0」以下である場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。(ロ)マゼンタのトナーが収容されるトナー収容室92の場合:
(ロー1)光センサ180について:
入出射部190の色:グリーン
第一の閾値M1=5.0
第二の閾値M2=0.5
このことにより、マゼンタのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ180の受光部180bによる受光量が第一の閾値M1である数値「5.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないイエローのトナーまたはシアンのトナーが収容されていると判断し、受光部180bによる受光量が第一の閾値M1である数値「5.0」以下である場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色であるマゼンタのトナーまたは正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。なお、上述のように「正規色ではないブラックのトナーが収容されている」と判断するのは、ブラックのトナーについては、正規色ではないが、正規色であるマゼンタと同等に光を吸収するためである。
入出射部191の色:無色(透明)
第三の閾値M3=3.0
このことにより、イエローのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ181の受光部181aによる受光量が第三の閾値M3である数値「3.0」よりも大きい場合には、このトナー収容室92にはイエローのトナー、マゼンタのトナーまたはシアンのトナーの何れかが収容されていると判断し、受光部181aによる受光量が第三の閾値M3である数値「3.0」以下である場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。
(ハ)シアンのトナーが収容されるトナー収容室92の場合:
(ハー1)光センサ180について:
入出射部190の色:レッド
第一の閾値C1=20.0
第二の閾値C2=0.5
このことにより、シアンのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ180の受光部180bによる受光量が第一の閾値C1である数値「20.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないイエローのトナーまたはマゼンタのトナーが収容されていると判断し、受光部180bによる受光量が第一の閾値M1である数値「20.0」以下である場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色であるシアンのトナーまたは正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。なお、上述のように「正規色ではないブラックのトナーが収容されている」と判断するのは、ブラックのトナーについては、正規色ではないが、正規色であるシアンと同等に光を吸収するためである。
入出射部191の色:無色(透明)
第三の閾値C3=3.0
このことにより、イエローのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ181の受光部181aによる受光量が第三の閾値M3である数値「3.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92にはイエローのトナー、マゼンタのトナーまたはシアンのトナーの何れかが収容されていると判断し、受光部181aによる受光量が第三の閾値M3である数値「3.0」以下である場合には、このトナー収容室92には正規色ではないブラックのトナーが収容されていると判断する。
(ニ)ブラックのトナーが収容されるトナー収容室92の場合:
(ニー1)光センサ180について:
入出射部190の色:無色(透明)
第一の閾値B1=3.0
第二の閾値B2=0.5
このことにより、ブラックのトナーが収容されるトナー収容室92において、光センサ180の受光部180bによる受光量が第一の閾値B1である数値「3.0」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色ではないイエローのトナー、マゼンタのトナー、またはシアンのトナーの何れかが収容されていると判断し、受光部180bによる受光量が第一の閾値B1である数値「3.0」以下であり、且つ第二の閾値B2である数値「0.5」よりも大きい場合には、CPU183が、このトナー収容室92には正規色であるブラックのトナーが収容されていると判断する。
以下に、カラーレーザプリンタ1のCPU183により実行されるトナー検出処理(1)の処理手順を図12(a)のフローチャートに基づいて説明する。このトナー検出処理(1)は、ブラック以外のトナーを収容する現像カートリッジ32に対して実行され、カラーレーザプリンタ1が起動している間に繰り返し実行される。
以下に、カラーレーザプリンタ1のCPU183により実行されるトナー検出処理(2)の処理手順を図12(b)のフローチャートに基づいて説明する。このトナー検出処理(2)は、ブラック以外のトナーを収容する現像カートリッジ32に対して実行され、カラーレーザプリンタ1が起動している際に、上述のトナー検出処理(1)に続いて実行される。
以下に、カラーレーザプリンタ1のCPU183により実行されるトナー検出処理(3)の処理手順を図13のフローチャートに基づいて説明する。このトナー検出処理(3)は、ブラックのトナーを収容する現像カートリッジ32に対して実行され、カラーレーザプリンタ1が起動している間に繰り返し実行される。
(1)このように第一実施形態のカラーレーザプリンタ1によれば、各現像カートリッジ32に収容されるべきトナーの色に対して補色の関係を有する色の入出射部190をそれぞれのトナー収容室92に設け、発光部180aが入出射部190へ光を照射するとともに、受光部180bが、発光部180aによって入出射部190へ照射されたのちにトナー収容室92の内部で反射されて入出射部190から外部へ出射した光を受光する。そして、CPU183が、トナー検出処理を実行することにより、発光部180aによる光の照射量に対する受光部180bによって受光された光の受光量に基づき、トナー収容室92に収容されたトナーの色を判断する。このことにより、従来構成のように多数の光源を設けたり複数色のフィルタを単一の光源の照射位置に合わせるための構成を備えたりする必要がなく、したがって、簡単な構成により、現像カートリッジ32のトナー収容室92に収容されたトナーの色を検知することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (6)
- 異なる色の現像剤各色ごとに収容する現像カートリッジを有し、前記現像カートリッジによって収容された各色の現像剤を被記録媒体上に重ね合わせることで画像形成を行う画像形成装置であって、
前記現像カートリッジは4つ存在し、
前記4つの現像カートリッジは、
予め定められた色である特定色の現像剤を収容可能な現像剤収容部と、
前記特定色に対して補色の関係を有する光透過性材料からなり、前記現像剤収容部の外部から内部への光の入射および前記現像剤収容部の内部から外部への光の出射を許可する第一の入出射部と、
無色を有する光透過性材料からなり、前記現像剤収容部の外部から内部への光の入射および前記現像剤収容部の内部から外部への光の出射を許可する第二の入出射部と、
をそれぞれ有しており、
前記4つの現像カートリッジがそれぞれ有する現像剤収容部は、予め定められた色であるイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの現像剤をそれぞれ一色ずつ収容可能であり、
前記4つの現像カートリッジがそれぞれ有する前記第一の入出射部は、前記現像剤収容部が収容する現像剤の色に応じて、前記イエローの現像剤に対してはブルー、前記マゼンタの現像剤に対してはグリーン、前記シアンの現像剤に対してはレッド、または前記ブラックの現像剤に対しては無色の光透過性材料からなり、
さらに、
前記現像剤収容部の外部から前記第一の入出射部へ白色の光を照射する第一の発光部と、前記第一の発光部によって前記第一の入出射部へ照射されたのちに前記現像剤収容部の内部で反射されて前記第一の入出射部から外部へ出射した光を受光する第一の受光部と、を前記4つの現像カートリッジそれぞれに対応して備え、
前記現像剤収容部の外部から前記第二の入出射部へ白色の光を照射する第二の発光部と、前記第二の発光部によって前記第二の入出射部へ照射されたのちに前記現像剤収容部の内部で反射されて前記第二の入出射部から外部へ出射した光を受光する第二の受光部と、を少なくとも前記4つの現像カートリッジのうちブラックの現像剤を収容可能な現像カートリッジを除く3つの現像カートリッジそれぞれに対応して備え、
前記第一の発光部による光の照射量に対する前記第一の受光部によって受光された光の受光量に基づき、前記現像剤収容部に収容された現像剤の色を判断するとともに、前記第二の発光部による光の照射量に対する前記第二の受光部によって受光された光の受光量に基づき、前記現像剤収容部にブラックの現像剤が収容されているか否かを判断する判断手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記判断手段は、前記第一の発光部による光の照射量に対する前記第一の受光部によって受光された光の受光量の割合である第一の比較値に基づいて前記現像剤収容部に収容された現像剤の色を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記判断手段は、前記第一の比較値が、前記特定色以外の現像剤が前記現像剤収容部に収容されていると判断するための第一の閾値よりも大きい場合には、前記特定色以外の現像剤が前記現像剤収容部に収容されていると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記判断手段は、前記第一の比較値が、前記特定色以外の現像剤が前記現像剤収容部に収容されていると判断するための第一の閾値よりも小さく、且つ前記特定色の現像剤が前記現像剤収容部に収容されていると判断するための第二の閾値よりも大きい場合には、特定色の現像剤が前記現像剤収容部に収容されていると判断することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記第一の入出射部は、前記現像剤収容部における底部付近に設けられており、
前記判断手段は、前記第一の比較値が前記第二の閾値よりも小さい場合には、前記現像剤収容部においてはトナーエンプティであると判断することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか記載の画像形成装置。 - 前記判断手段による判断結果を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094932A JP4329716B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 画像形成装置および現像カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094932A JP4329716B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 画像形成装置および現像カートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006276415A JP2006276415A (ja) | 2006-10-12 |
JP4329716B2 true JP4329716B2 (ja) | 2009-09-09 |
Family
ID=37211250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005094932A Expired - Fee Related JP4329716B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 画像形成装置および現像カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4329716B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591474B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2010-12-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像剤収容容器の再生方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63272277A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-09 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH0258071A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-27 | Minolta Camera Co Ltd | カラートナー補給量制御装置 |
JPH0445457A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH07168412A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-07-04 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP3364545B2 (ja) * | 1994-11-17 | 2003-01-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2000098728A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-07 | Minolta Co Ltd | 現像剤残量検出方法と装置、これらを用いた画像形成装置 |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094932A patent/JP4329716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006276415A (ja) | 2006-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5942735B2 (ja) | カートリッジ | |
JP4815932B2 (ja) | プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
US7574148B2 (en) | Image forming apparatus, developer cartridge, and detecting unit for detecting a state of the developer cartridge | |
JP4310703B2 (ja) | 画像形成装置および現像カートリッジ | |
JP5887930B2 (ja) | カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP4730413B2 (ja) | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
US7394998B2 (en) | Image forming apparatus and developer cartridge | |
JP4816801B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9063501B2 (en) | Developer accommodating unit with light guide member for detecting remaining toner amount | |
JP2013137429A (ja) | カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2009036920A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007219294A (ja) | 画像形成装置および現像剤カートリッジ | |
JP4654660B2 (ja) | プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2009288324A (ja) | プロセスカートリッジ | |
JP2008145793A (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US7603057B2 (en) | Photosensitive unit and developer cartridge | |
JP2006276775A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4329716B2 (ja) | 画像形成装置および現像カートリッジ | |
JP5257417B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014063080A (ja) | 画像形成システム | |
JP4821885B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4463676B2 (ja) | プロセスカートリッジ、現像カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP4433330B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6323494B2 (ja) | カートリッジ | |
JP3606271B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090526 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4329716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |