JP4329319B2 - ファイル管理システム、ファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理システム、ファイル管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファイル管理システム、特にファイル管理サーバーにより版管理されるファイルの効果的な管理及び表示に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファイル形式にて管理される文書を複数ユーザで共有する場合においてその共有文書を効率的に利用可能にするには、文書管理用のサーバーを設置して文書を集中管理することが一般的である。また、集中管理した文書を第三者に利用させるには、その文書データベースをウェブサーバーに搭載して第三者にアクセスさせるようにすることが一般的である。図5は、従来の文書管理システムの全体構成を示した概念図である。図5には、文書提供者が使用する提供者クライアント50、文書提供者が提供する文書の利用者が使用する利用者クライアント52、文書提供者が提供する文書を集中管理する文書管理サーバー54及び文書提供者が提供する文書を利用者に公開する文書公開サーバー56が示されている。
【0003】
以上の構成において、文書提供者は、自ら作成した文書を文書管理サーバー54の文書データベース58に登録する。なお、以降の説明では、文書管理サーバー54により管理される文書をオリジナル文書とも称することにする。
【0004】
文書管理サーバー54で管理される文書のうち第三者に公開してもよいとされる文書は、文書公開サーバー56の文書データベース60に複製される。もし、作成した全ての文書を公開してもよいのなら、文書管理サーバー54と文書公開サーバー56とを分ける必要はない。なお、以降の説明では、文書公開サーバー56により管理される文書を閲覧文書とも称することにすると、文書公開サーバー56は、閲覧文書が新たに登録されると、予め決められている利用者クライアント52に配布する。あるいは、利用者は、文書公開サーバー56から参照したい閲覧文書を利用者クライアント52にダウンロードすることで複製し、その複製文書を画面表示して閲覧することになる。
【0005】
ところで、文書には、例えば仕様書などのように、作成した文書に対して追加、修正を行うことで新たな文書を作成し、その新たに作成した文書を新たな版として積み重ねていくものがある。このような改版を行う場合、文書提供者は、オリジナル文書データベース58に登録した文書(例えば第1版)を取り出して編集を行い、その編集した文書を新たな版(例えば第2版)としてオリジナル文書データベース58に登録する。このようにして、同一文書に対して新たな版が作成されていくことになる。文書管理サーバー54は、同一文書に対する各版を関連付けて各文書の版管理を行う。文書提供者は、公開してもよいとする文書であれば、通常はオリジナル文書を文書公開サーバー56に複製するはずなので、利用者が文書公開サーバー56から取得する閲覧文書は最新版である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の文書管理システムにおいては、利用者クライアントに複製された文書に対してまで版管理の対象としていなかった。このために、利用者が利用者クライアントに取得した文書は、取得した時点では最新版であっても時間の経過に伴いその後に再利用するときには最新版であるという保証はない。従って、文書利用者は、複製文書を再度利用する際には、その文書の版がまだ最新版であるかどうかを意識しなければならない。利用の度に文書を文書公開サーバーから複製したり、複製した文書が最新版か否かを問い合わせるなどすれば、このような状況を回避することは可能であるかもしれないが、そのような処理操作は運用上好ましくなく、また、面倒であった。
【0007】
特に、改版が重ねられていくと同一文書に対して複数の版が存在することになるが、表示しようとする文書の一つの版のみを表示するときには、上記のようにその版が最新版であるかどうかが確認できない。一方、表示しようとする文書の全ての版を表示するようにすれば、最新版かどうかを確認することはできるが、不要な旧版の情報まで取得し表示させることになる。
【0008】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、利用者が版管理対象のファイルを複製して利用する場合においてファイルの改版を利用者に意識させることなく利用させることのできるファイル管理システム及びファイル管理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るファイル管理システムは、版管理されるファイルを管理するファイル管理サーバーと、ファイルの提供者が使用する提供者クライアントと、前記提供者の提供したファイルを利用する利用者が使用する利用者クライアントとを有するファイル管理システムにおいて、新規作成されたファイルを識別する情報とその改版ファイルを識別する情報とを含むインデックスを用いて、複数のファイルと関連づけられた仮想バインダを格納する格納手段と、ファイルの提供者により提供されたファイルを、前記仮想バインダに登録する登録手段と、前記提供者クライアントにおいて、前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルをそれぞれ異なるファイルとして扱わせる一方、前記利用者クライアントにおいて、前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルについては最新版のファイルのみを表示させる手段と、前記仮想バインダに改版ファイルが最新版として登録されたときに、当該改版ファイルを、旧版のファイルを利用している利用者クライアントへ配信する最新版配信処理手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るファイル管理方法は、ファイル管理サーバーを設けて版管理されるファイルを集中管理するファイル管理方法において、新規作成されたファイルを識別する情報とその改版ファイルを識別する情報とを含むインデックスを用いて、複数のファイルと関連づけられた仮想バインダを生成し、ファイルの提供者により提供されたファイルを、前記仮想バインダに登録し、ファイルの提供者には前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルをそれぞれ異なるファイルとして扱わせる一方、ファイルの利用者には前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルについては最新版のファイルのみを表示させ、前記仮想バインダに改版ファイルが最新版として登録されたとき、その改版ファイルを旧版のファイルの利用者へ配信することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、本発明に係るファイル管理システムを、文書ファイルを集中管理する文書管理システムに適用した場合を例にして説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態における文書管理システムを示したブロック構成図である。本実施の形態における文書管理システムは、本システムで版管理する文書を集中管理する文書管理サーバー10と、1乃至複数台の提供者クライアント20と利用者クライアント30とをLAN(Local Area Network)1で接続した構成を有している。なお、図1では便宜的に各クライアント20,30を1台ずつ示した。文書管理サーバー10は、ハードウェア的には汎用的なサーバコンピュータで実現できる。提供者クライアント20は、文書を作成し、また、その作成した文書を改版するユーザ(文書提供者)によって使用される。利用者クライアント30は、文書提供者によって作成又は改版された文書を参照、印刷等のために利用するユーザ(文書利用者)によって使用される。各クライアント20,30は、ハードウェア的には汎用的なパーソナルコンピュータ(PC)で実現できる。本実施の形態では、本システムを構成するクライアントを、便宜的に文書提供者が使用するクライアント20と文書利用者が使用するクライアント30とに分けて図示し、また説明するが、文書提供者は自ら作成した文書の利用者にもなり、また、他のユーザが作成した文書の利用者にもなるので、1台のPCが提供者クライアント20にも利用者クライアント30にもなりうる。
【0023】
提供者クライアント20は、新規登録処理部21、改版登録処理部22及びオリジナル文書データベース23を有している。新規登録処理部21は、本システムの管理対象とする文書を新規に作成してオリジナル文書データベース23へ登録する。また、第三者に閲覧させてもよいとする文書であれば、文書管理サーバー10にも登録する。改版登録処理部22は、オリジナル文書データベース23から作成済みの文書を取り出し、編集することで文書を改版する。そして、改版された文書をオリジナル文書データベース23へ登録する。また、第三者に閲覧させてもよいとする文書であれば、文書管理サーバー10にも最新版として登録する。新規登録処理部21及び改版登録処理部22は、新規又は改版により作成した各版に対して文書識別情報(文書ID)を付与する。なお、本実施の形態では、自己が作成した文書を、自己が使用する提供者クライアント30に搭載のディスク装置(オリジナル文書データベース23)に保存することを前提に説明するが、他のクライアント上の共有ディスク装置やデータベースサーバ等の他の格納手段に保存するようにしてもよい。
【0024】
利用者クライアント30は、表示処理部31、文書取得処理部32及び文書保存部33を有している。表示処理部31は、文書管理サーバー10により版管理されている文書を表示する。ここで言う「文書を表示」というのは、文書の内容そのものの表示ではなく、ファイル操作ソフトウェアにより実現される文書名や文書属性等の表示、アイコンでの表示を意味する。以降の説明において、文書名等を表示する場合には「文書」の表示と記載し、エディタ等により文書の内容を表示する場合には「文書内容」の表示と記載する。文書取得処理部32は、利用者により指定された版に対応する文書を文書管理サーバー10から取り出し、その文書を文書保存部33に保存する。文書利用者は、通常、最新版を利用するので特に指定されない限り最新版を取得することになる。文書利用者は、文書を利用する際には文書保存部33に保存した複製文書を利用することになる。
【0025】
文書管理サーバー10は、バインダ管理部11、最新版配信処理部12、アクセス履歴管理部13、共有文書データベース14及びアクセスログファイル15を有している。詳細は後述するが、本実施の形態では、文書提供者により作成された文書(例えば、文書A)のうち閲覧対象とする版(例えば、文書Aの第1版、第2版、第4版)を束ねて、仮想バインダに綴じることで文書の管理を行うことを特徴としているが、バインダ管理部11は、共有文書データベース14に格納される仮想バインダを使用して文書の管理を行い、提供者クライアント20における各登録処理部21,22と協調動作して共有文書データベース14への文書の登録を行う。また、利用者クライアント30における表示処理部31と協調動作して利用者クライアント30の図示しないディスプレイへの表示処理、更に文書取得処理部32と協調動作して文書のダウンロード処理を実行する。共有文書データベース14には、文書提供者が作成した文書(例えば、文書Aの第1版乃至第4版)のうち文書提供者が第三者へ利用させてもよいとする文書(例えば、文書Aの第1版、第2版、第4版)のみが格納される。最新版配信処理部12は、仮想バインダに最新版が登録されたときに、その最新版の文書ファイルを利用者クライアント30へ自動配信する。アクセス履歴管理部13は、文書利用者による文書管理サーバー10へのアクセス履歴をアクセスログファイル15に記録する。
【0026】
本実施の形態においては、前述した構成要素により種々の機能を提供するが、文書管理サーバー10及び各クライアント20,30における各処理機能は、各コンピュータ上でアプリケーションを動作させることによって実現される。
【0027】
ところで、本実施の形態では、文書の版の管理を行うが、以下に文書の版及び文書の利用について説明する。
【0028】
図2は、文書と版の基本モデルを示した概念図である。作成される文書には、一般に第1版、第2版など昇順の連番が付与され版管理される。通常、新規作成された文書は、第1版であり、改版の度に第2版、第3版と版が更新される。ただ、いずれの版も文書Aであることに相違ない。このように、各文書は、改版により版が重ねられていくことになる。そして、時系列上最も新しい版が最新版となる。このように、文書と言うときは第何版であれ、その文書である。つまり、文書Aといえば、第1版であろうと第2版であろうと第3版であろうと版の相違に関係なく文書Aである。版と言えば、文書を構成する特定の版を指し、第1版か第2版か第3版のいずれかの版の文書を指す。第1版(の文書A)といえば、同じ文書Aでも第2版や第3版ではない。
【0029】
ここで、図2において第2版が最新版のとき(つまり、第3版作成前)に文書Aが利用者クライアント20に複製されたとする。なお、利用者クライアント20において複製文書を編集し新たな版(文書)を作成することは可能である。本実施の形態では、この複製文書に対する編集により新たな文書を作成することを改変と称し、改変により作成された文書を派生文書と称することにする。この派生文書は、文書管理サーバー10で管理されている元の文書Aとは独立した文書として扱われ、本実施の形態の管理対象外となる。もちろん、特別の処理手続により文書管理サーバー10の管理対象にすることは可能である。
【0030】
文書取得処理部32により利用者クライアント30に複製された文書は、通常、利用者クライアント30の利用者個人の管理下において使用される。なお、文書利用者は、自己が使用する利用者クライアント30に搭載のディスク装置を文書の複製先とすることが一般的であるため、本実施の形態においてもこれに準じて説明するが、他のクライアント上の共有ディスク装置やデータベースサーバ等の他の格納手段を複製先としてもよい。文書Aの利用者は、通常、参照する度に共有文書データベース14へアクセスするのではなく、アクセス速度等を考慮して利用者クライアント30の文書保存部33にダウンロードした第2版の文書Aに対してアクセスをすることになる。
【0031】
本実施の形態では、バインダを使用した文書管理方法を特徴としているが、ここでバインダについて説明する。
【0032】
本実施の形態では、文書の管理手法として文書を時間軸で束ねるバインダモデルを導入している。例えば、オリジナル文書として文書Aの第1版乃至第4版が作成されているときに、文書提供者が第三者へ利用させてもよい文書Aの版(例えば、第1版、第2版、第4版)を時間軸で綴じてバインダで保持する。各バインダは、文書A、文書Bというように文書毎に形成される。それぞれのバインダに綴じられた各版の版情報は、同じバインダに綴じられる仮想的なインデックス(目次)に時系列に記載される。本実施の形態では、このような仮想的なバインダを使用して各文書の版管理を行っている。
【0033】
図3は、本実施の形態におけるバインダと各文書、各版の関係を示した概念図であり、ユーザインタフェースの概念図でもある。図3には、提供者クライアント20において作成された文書A,Bの各版と、文書管理サーバー10における共有文書データベース14に形成された文書A,B用の各バインダ(を示すアイコン)41,42と、利用者クライアント30に複製された文書A,Bが示されている。提供者クライアント20から文書管理サーバー10への文書登録処理は、各登録処理部21,22及びバインダ管理部11により実行される。文書管理サーバー10で管理される文書の表示処理は、バインダ管理部11及び表示処理部31により実行される。ここで、提供者クライアント20と文書管理サーバー10との間で行われる文書の登録処理について図3を用いて説明する。
【0034】
文書作成者が文書Aを新規に作成すると、その文書A(第1版)をオリジナル文書データベース23に登録する。このとき、文書Aには、その文書を識別するための文書IDを割り振る。そして、第三者に利用させる場合にはバインダ41に文書Aの第1版を登録する。この登録操作は、ファイル操作ソフトウェアを用いて予め生成しておいた文書A用のバインダ41を画面表示させ、また、文書Aの第1版のアイコン43を表示させ、その文書を示すアイコン43を、表示した文書A用バインダを示すアイコン41へドラッグする。このようなマウス操作により文書Aの第1版を文書管理サーバー10に簡単に登録することができる。バインダ管理部11は、以上の文書提供者による登録操作に応じて文書Aを共有文書データベース14に登録するが、更に文書A用のバインダ生成時に作成したインデックス44に、第1版が綴じられたときに第1版の文書ID、文書格納場所等の版情報を書き込む。
【0035】
続いて、文書作成者が文書Aの第1版を編集して第2版を作成すると、その文書A(第2版)をオリジナル文書データベース23に登録する。このとき、第2版には、第1版と異なるユニークな文書IDを割り振る。なお、編集対象となる文書A(第1版)は、アクセス速度を考慮してオリジナル文書データベース23から取り出すようにしてもよいし、文書管理サーバー10から取り出すようにしてもよい。そして、第三者に利用させる場合にはバインダ41に文書Aの第2版を登録する。この第2版の登録操作及びこの操作に応じたバインダ管理部11における処理は、第1版を登録したときと同様である。このとき、バインダ管理部11は、インデックス44に第2版の版情報を書き込むことにより第2版が綴じられたことを明示する。
【0036】
改版した文書を第三者に利用させるのならば、上記と同様にしてバインダ41に各版を綴じていけばよい。もし、利用させたくない場合には前述したドラッグ操作をせずにバインダ41に綴じなければよい。図3では、文書Aの第3版及び文書Bの第2版を綴じていない場合を例示した。
【0037】
本実施の形態では、それぞれの文書の各版を上記説明した簡単なマウス操作により文書管理サーバー10に登録することができる。以上の説明から明らかなように、文書提供者による操作に応じて行われる登録処理においては、各版は1つの文書として扱われており、同一文書に関わる各版共通のバインダに綴じられていくことになる。
【0038】
次に、利用者クライアント30と文書管理サーバー10との間で行われる文書の表示処理について図3を用いて説明する。なお、文書の表示というのは、前述したように文書の内容そのものの表示ではなく、ファイル操作ソフトウェアにより実現される文書のアイコン等の表示のことをいう。ここでは、登録処理と同様に文書をアイコン表示する場合を例にして説明する。
【0039】
文書管理サーバー10により管理される各文書を参照したいとき、文書利用者は、文書管理サーバー10から該当する文書を共有文書データベース14からダウンロードして、その複製をローカルの文書保存部33に保存する。なお、文書利用者は、通常、自己が使用する利用者クライアント30に搭載のディスク装置を文書の複製先とすることが一般的であるため、本実施の形態においてもこれに準じて説明するが、他のクライアント上の共有ディスク装置やデータベースサーバ等の他の格納手段を複製先としてもよい。
【0040】
例えば文書Aを利用したいとき、文書利用者は、ファイル操作ソフトウェアを用いて文書管理サーバー10にある文書Aのアイコン45を表示させ、それをローカルの複製先とすべきフォルダにドラッグして複製することができる。このマウス操作により、複製文書は文書保存部33に保存され、保存先のフォルダに文書Aが表示される。なお、このような操作及び表示は、ウィンドウシステムにおいて一般的に行われている。文書利用者は、このような簡単なマウス操作で文書Aの複製を取得することができるが、このとき、本実施の形態における表示処理部31は、図3に例示したように文書Aを、バインダで管理されている複数の版としてではなく、一つの文書(を示すアイコン45)として画面表示することを特徴としている。換言すると、表示処理においては、登録処理のようにバインダで管理される複数の版をそれぞれ一文書として扱うのではなく、複数の版を保存しているバインダを一つの文書として扱うようにしたことを特徴としている。例えば、文書Aのバインダ41に綴じられている第1,2,4版を3つの別文書として表示するのではなく一つの文書Aとして表示する。ただ、複製した文書の版は何かということがわかるように表示する。本実施の形態における表示処理において複製されるのは、バインダ41に登録されている文書Aの最新版のみである。通常は、最新版の文書を利用するからである。
【0041】
図3には、この特徴的な表示形態を例示した。図3では、ある時点において文書Aの第4版が最新版であるとき、利用者クライアント30には、文書Aの第4版が表示されることになる。なお、本実施の形態では、最新版でない版も取得することができるが、その処理については追って説明する。また、アクセス履歴管理部13は、共有文書データベース14で管理する文書に対するアクセスを常時監視しており、そのアクセス日時、アクセスした利用者クライアント30、登録、取得等のアクセス内容、アクセスされた文書及びその版をアクセスログファイル15に記録する。
【0042】
図4(a)には、図3に示した文書Aを示すアイコン45が示されている。汎用的なファイル操作ソフトウェアは、各文書のファイル名を文字列や、図4に例示したようにアイコンと共に画面表示することができる。なお、ファイル操作ソフトウェアは、通常、フォルダに登録されているファイルをリスト表示するが、本実施の形態においては、便宜的に文書Aの一ファイルのみを示している。ここで、文書Aのプロパティ画面46を開いた例を図4(b)に示す。汎用的なウィンドウシステムでは、文書ファイルの種別や、格納場所、作成日時等の情報をプロパティ画面に表示する。本実施の形態では、プロパティ画面46に当該文書の版履歴情報を併せて表示することを特徴としている。もちろん、プロパティ画面でなく、版履歴情報表示画面等独自のウィンドウ画面により表示するようにしてもよい。なお、版履歴情報以外の情報表示は、本発明の要旨ではないので図4では省略している。
【0043】
図4(b)に示したように、版履歴情報は、文書Aのバインダに綴じられているインデックスに記載された内容が表示され、その版が時系列がわかるように表示される。従って、文書利用者は、公開された文書Aの版の作成経緯を知ることができる。そして、もし、旧版を取得したいときには、プロパティ画面46に表示された版番をクリックする。これにより、文書取得処理部32は、指定された版の文書Aを文書Aのバインダから取り出し、その複製を文書保存部33に保存する。これにより、旧版の文書の内容を表示することができる。
【0044】
第4版が最新版であったときに文書Aを利用したとき、第4版は文書保存部33に保存され、また、図4(a)に例示したように文書Aは表示される。この状態のときに第5版が作成され、文書提供者によりバインダに登録されたとする。このとき、バインダ管理部11は、その旨を最新版配信処理部12に通知する。あるいは、最新版配信処理部12がアクセスログファイル15への記録内容をチェックし、自ら版の登録を認識するようにしてもよい。最新版配信処理部12は、バインダ管理部11からの通知を受けると、文書Aの第5版を最新版として文書Aを利用している利用者クライアント30へ配信する。配信先となる利用者クライアント30は、アクセスログファイル15を検索し、文書Aへのアクセス元を確認することで特定できる。
【0045】
文書管理サーバー10から最新版が自動配信されてくると、文書A及びプロパティ画面46の表示中であった利用者クライアント30における表示処理部31は、文書Aの表示を図4(b)から図4(c)へ自動的に切り替える。また、プロパティ画面46に表示する版履歴情報も当該バインダのインデックスから取り出してきて自動更新する。
【0046】
以上のように、本実施の形態によれば、文書管理サーバー10で管理されている文書の複製先に対しても当該文書の最新版を自動配信することにより、複製先に該当する利用者クライアント30では、文書の改版がされたことを意識することなく、かつ自ら文書管理サーバー10から最新版を取り出さなくても常に最新版の文書を利用することができる。文書提供者にしてみれば、文書を改版したときに、その改版した文書(最新版)を文書管理サーバー10へ登録さえすれば、その改版により追加、修正した内容を文書の複製先となる利用者クライアント30に反映させることができる。
【0047】
特に、本実施の形態においては、各文書の各版を仮想的なバインダで束ねるようにして文書の版管理を行うようにした。これにより、文書提供者は、公開してもよい版をバインダに綴じさえすればよい。また、文書利用者に対してバインダを一つの文書として表示するようにしたので、版を意識せずに文書利用を効率的に行うことができる。
【0048】
なお、本実施の形態では、共有文書データベース14に文書自体を格納するように説明したが、文書の格納先のみを管理し、文書の実体は必ずしも文書管理サーバー10で保持させておかなくてもよい。
【0049】
また、本実施の形態では、新規登録処理部21、改版登録処理部22が文書の作成ステップに関与する場合について説明したが、自己または他者が別途作成済みの文書に対して文書識別情報(文書ID)を付与し文書管理サーバー10に登録することも可能である。
【0050】
また、本実施の形態では、自動配信を行う例を中心に説明したが、自動配信を行わず、文書表示および文書の内容表示は複製されたファイルの状態のまま行い、版履歴情報を当該バインダのインデックスから取り出してきて最新の状態で表示させることも可能である。
【0051】
また、本実施の形態では、文書取得処理部32により文書の複製を利用者クライアントに作成する例を説明したが、文書の複製は文書の作成者によりメールで配布された場合などについても、文書取得処理部32により複製を取得した場合と同様である。
【0052】
また、本実施の形態では、文書の管理、特に文書の登録と表示を中心に説明したが、文書の削除にも対応できるようにしておくことが望ましい。例えば、バインダから最新版(例えば第5版)が文書提供者により削除されたときには、利用者クライアント30において表示されている文書の版を第5版から第4版に戻し、また、文書保存部33から第5版を削除し第4版を再度ダウンロードするなどする。
【0053】
また、本実施の形態では、文書の版管理を行う場合を例にして説明したが、実行イメージ等にもそれぞれに版が付与され管理されるので、ファイル形式にて保存されるデータであれば、本発明を適用することは可能である。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、仮想バインダを設け、ファイル作成者には各版に対応するファイルをそれぞれ一つのファイルとして対応する仮想バインダに登録させ、ファイル利用者には仮想バインダを一つのファイルとして表示させるようにしたので、利用者に文書の版を意識させることなく利用させることができる。
【0055】
また、ファイルの最新版が仮想バインダに登録されたときには、その最新版の複製をそのファイルの利用者に自動配信するようにしたので、該当する利用者には常に最新版のファイルを利用させることができる。
【0056】
また、必要に応じて旧版のファイルの複製を取得させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における文書管理システムを示したブロック構成図である。
【図2】 文書と版の基本モデルを示した概念図である。
【図3】 本実施の形態におけるバインダと各文書、各版の関係を示すと共にユーザインタフェースを示した概念図である。
【図4】 本実施の形態における利用者クライアントに表示される文書の表示例を示した図である。
【図5】 従来の文書管理システムの全体構成を示した概念図である。
【符号の説明】
10 文書管理サーバー、11 バインダ管理部、12 最新版配信処理部、13 アクセス履歴管理部、14 共有文書データベース、15 アクセスログファイル、20 提供者クライアント、21 新規登録処理部、22 改版登録処理部、23 オリジナル文書データベース、30 利用者クライアント、31表示処理部、32 文書取得処理部、33 文書保存部。

Claims (2)

  1. 版管理されるファイルを管理するファイル管理サーバーと、
    ファイルの提供者が使用する提供者クライアントと、
    前記提供者の提供したファイルを利用する利用者が使用する利用者クライアントと、
    を有するファイル管理システムにおいて、
    新規作成されたファイルを識別する情報とその改版ファイルを識別する情報とを含むインデックスを用いて、複数のファイルと関連づけられた仮想バインダを格納する格納手段と、
    ファイルの提供者により提供されたファイルを、前記仮想バインダに登録する登録手段と、
    前記提供者クライアントにおいて、前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルをそれぞれ異なるファイルとして扱わせる一方、前記利用者クライアントにおいて、前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルについては最新版のファイルのみを表示させる手段と、
    前記仮想バインダに改版ファイルが最新版として登録されたときに、当該改版ファイルを、旧版のファイルを利用している利用者クライアントへ配信する最新版配信処理手段と、
    を有することを特徴とするファイル管理システム。
  2. ファイル管理サーバーを設けて版管理されるファイルを集中管理するファイル管理方法において、
    新規作成されたファイルを識別する情報とその改版ファイルを識別する情報とを含むインデックスを用いて、複数のファイルと関連づけられた仮想バインダを生成し、
    ファイルの提供者により提供されたファイルを、前記仮想バインダに登録し、
    ファイルの提供者には前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルをそれぞれ異なるファイルとして扱わせる一方、ファイルの利用者には前記仮想バインダに関連づけられた複数のファイルについては最新版のファイルのみを表示させ
    前記仮想バインダに改版ファイルが最新版として登録されたとき、その改版ファイルを旧版のファイルの利用者へ配信することを特徴とするファイル管理方法。
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