JP2010003127A - ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010003127A
JP2010003127A JP2008161631A JP2008161631A JP2010003127A JP 2010003127 A JP2010003127 A JP 2010003127A JP 2008161631 A JP2008161631 A JP 2008161631A JP 2008161631 A JP2008161631 A JP 2008161631A JP 2010003127 A JP2010003127 A JP 2010003127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
document
document management
update information
management server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008161631A
Other languages
English (en)
Inventor
Masasane Yamada
匡実 山田
Koji Oshima
功資 大島
Masakazu Murakami
正和 村上
Tomoya Yoshimura
智也 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008161631A priority Critical patent/JP2010003127A/ja
Publication of JP2010003127A publication Critical patent/JP2010003127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】閲覧用のファイルを取得したユーザが従来よりも容易に原本の更新の有無を確認できるようにする。
【解決手段】画像形成装置1Aに、第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの原本ファイル5Aを記憶する原本ファイル保存部1M1と、原本ファイル5Aを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、画像形成装置1Aへ他の装置がアクセスするためのURLを付加することによって、閲覧用ファイル5Bを生成する、閲覧用ファイル生成部102と、ドキュメントの更新情報を記録する差分リスト等生成部105と、他の装置から画像形成装置1Aへのアクセスがあった場合に、ドキュメントの更新情報を当該他の装置に配信する、差分リストファイル等配信部106と、を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のドキュメントのデータを管理する方法および装置などに関する。
コピー、PCプリント、スキャナ、およびファックスなどの機能を備えた「MFP(Multi Function Peripherals)」または「複合機」などと呼ばれる画像処理装置が普及している。さらに、近年、画像処理装置には、ドキュメントサーバが備えられるようになった。また、ハードディスクなどの記録媒体が大容量化し、ドキュメントを電子データ化して気軽に管理できるようになった。
このような進歩に伴って、ドキュメントの編集が行われる機会が多くなった。つまり、第1版、第2版、第3版、…、という複数の版のドキュメントが多く存在するようになった。
高品質なドキュメントを作成しまたは編集するために、高機能なアプリケーションが用いられることがある。このようなアプリケーションは、一般的に、高価であることが多いので、ドキュメントの読者にまで同じアプリケーションを購入してもらうのは、大変である。
そこで、例えば、アドビシステムズ社のAdobe Readerのような、誰でも気軽に入手できるアプリケーションに対応したフォーマット(この場合は、PDF(Portable Document Format))のファイルでドキュメントを提供することが、従来、しばしば行われている。つまり、作成用のアプリケーションのフォーマットのファイルと閲覧用のアプリケーションのフォーマットのファイルとが存在することになる。
特許文献1には、両ファイルを取り扱う方法が記載されている。特許文献1に記載される方法によると、文書管理サーバは、クライアント端末2から送信されて来た新規登録対象であるオリジナル文書を受信し、このオリジナル文書に付加されている文書管理情報を参照し、このオリジナル文書をビューワー用文書に変換するかの変換要否を判別する。ここで、変換否が判別された場合には当該オリジナル文書をそのまま文書データベースに登録させ、変換要が判別された場合には当該オリジナル文書をビューワー用文書に変換する変換処理を実行させた後に、変換されたビューワー用文書を文書データベースに登録させる。
特開2005−258748号公報
しかし、特許文献1に記載される方法では、ユーザは、閲覧用のファイルを取得した後、原本に更新された内容が含まれているか否かを、容易に確認することが、できない。
本発明は、このような問題点に鑑み、閲覧用のファイルを取得したユーザが従来よりも容易に原本の更新の有無を確認できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るドキュメント管理装置は、ドキュメントの管理を行うドキュメント管理装置であって、第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを記憶する、第一のファイル記憶手段と、前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理装置に他の装置がアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する、第二のファイル生成手段と、前記ドキュメントの更新情報を記録する更新記録手段と、前記他の装置から当該ドキュメント管理装置へのアクセスがあった場合に、前記ドキュメントの更新情報を前記他の装置に配信する、更新情報配信手段と、を有する。
本発明の一形態に係るドキュメント管理システムは、ドキュメントの管理を行うドキュメント管理サーバと、クライアントと、を有するドキュメント管理システムであって、前記ドキュメント管理サーバには、第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを記憶する、第一のファイル記憶手段と、前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理サーバに前記クライアントがアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する、第二のファイル生成手段と、前記ドキュメントの更新情報を記録する更新記録手段と、前記クライアントから当該ドキュメント管理サーバへのアクセスがあった場合に、前記更新情報を前記クライアントに配信する、更新情報配信手段と、が設けられ、前記クライアントには、前記第二のファイルを開く際に、当該第二のファイルに示される前記URLに基づいて、前記ドキュメント管理サーバから前記更新情報を取得する、更新情報取得手段と、前記更新情報に基づいて、前記第二のファイルによって再現される前記ドキュメントと前記ドキュメント管理サーバで管理される最新の前記ドキュメントとの相違点を抽出する、相違点抽出手段と、が設けられている。
好ましくは、前記クライアントには、最新の前記ドキュメントの前記第二のファイルを前記ドキュメント管理サーバから取得する第二のファイル取得手段と、前記取得された第二のファイルに基づいて前記ドキュメントを印刷する印刷手段と、が設けられている。
または、前記クライアントには、前記印刷手段が前記ドキュメントを印刷した際の印刷条件を記憶する印刷条件記憶手段、が設けられており、前記印刷手段は、前記印刷条件に基づいて前記ドキュメントを印刷する。
または、前記ドキュメント管理サーバには、前記クライアントから当該ドキュメント管理サーバへのアクセスがあった場合に、前記第一のファイルが第一のファイル記憶手段から削除されていれば、その旨を通知する、削除通知手段、が設けられている。
本発明によると、閲覧用のファイルを取得したユーザが従来よりも容易に原本の更新の有無を確認することができる。
図1はドキュメント管理システムSYSの全体的な構成の例を示す図、図2はドキュメント管理システムSYSにおけるドキュメントの管理方法の概略を示す図、図3は画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図、図4は画像形成装置1Aの機能的構成の例を示す図、図5は画像形成装置1Bの機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、ドキュメント管理システムSYSは、複数台の画像形成装置1、1台または複数台の端末装置2、および通信回線3などによって構成される。各装置同士は、通信回線3を介して互いに接続可能である。通信回線3として、いわゆるLAN回線、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
ドキュメント管理システムSYSは、企業、役所、または学校などの組織に設けられている。そして、ドキュメント管理システムSYSは、組織のメンバが作成しまたは更新するドキュメントのデータを管理する。
特に、ドキュメント管理システムSYSは、図2に示すように、あるアプリケーションで作成されたファイル(原本ファイル)を、廉価なまたな無料のアプリケーションのフォーマットのファイル(閲覧用ファイル)に変換し、組織のメンバに公開する。また、ファイルは第1版、第2版、…、と更新されるが、前後の版の差分の情報も、組織のメンバに公開する。以下、この仕組みについて、順次説明する。
画像形成装置1は、コピー、PCプリント、スキャナ、ファックス、およびボックスなどの様々な機能を備えた「MFP(Multi Function Peripherals)」または「複合機」などと呼ばれる装置である。
「ボックス機能」とは、パーソナルコンピュータにおけるフォルダまたはディレクトリなどに相当する記憶領域であるボックスをユーザごとに与えておき、ユーザが自分のボックスにドキュメントのデータを保存しておくことができるようにする機能である。
画像形成装置1は、ドキュメントのデータを他の画像形成装置1および端末装置2に提供するサーバとして機能することもあれば、他の画像形成装置1のドキュメントのデータを使用するクライアントとして機能することもある。以下、複数台の画像形成装置1のうち、画像形成装置1Aがサーバとして機能し、画像形成装置1Bがクライアントとして機能する場合を例に、説明する。
画像形成装置1は、図3に示すように、CPU10a、RAM10b、ROM10c、ハードディスク10d、不揮発性メモリ10e、スキャナ10f、印刷装置10g、NIC(Network Interface Card)10h、モデム10i、操作パネル10j、その他種々の装置などによって構成される。
操作パネル10jは、タッチパネル方式のパネルであって、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理の種類および処理条件を入力するための画面、ドキュメントの内容を表わす画面、およびCPU10aで実行された処理の結果を示す画面などを表示する。また、ユーザは、操作パネル10jをタッチすることによって、画像形成装置1に対して指令を与え、処理条件を指定し、またはドキュメントを作成しまたは編集することができる。
スキャナ10fは、用紙に記されている文章、数式、記号、写真、図表、またはイラストなどによって構成されるドキュメントの画像を光学的に読み取って画像データを生成する。
印刷装置10gは、スキャナ10fで得られた画像データ、端末装置2などから送信されてきた画像データ、またはユーザが操作パネル10jを操作して作成しまたは編集したドキュメントの画像データなどに基づいて画像を用紙に印刷する。
NIC10hは、端末装置2または他の画像形成装置1とTCP/IPなどのプロトコルによって通信を行うためのインタフェース装置である。モデム10iは、公衆回線を介してファックス端末とファックスプロトコルによって通信を行うためのインタフェース装置である。
ハードディスク10d、ROM10c、または不揮発性メモリ10eには、ユーザがドキュメントを作成し編集するためのアプリケーション、図3の各部を制御するためのプログラム、およびジョブを管理するためのプログラムなどが保存されている。
さらに、サーバ機能を有する画像形成装置1のハードディスク10dなどには、図4に示す原本ファイル登録処理部101、閲覧用ファイル生成部102、ドキュメント出力処理部103、閲覧用ファイル配信部104、差分リスト等生成部105、差分リストファイル等配信部106、原本ファイル削除処理部107、原本ファイル保存部1M1、閲覧用ファイル保存部1M2、および管理テーブル等保存部1M3などを実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
また、クライアント機能を有する画像形成装置1のハードディスク10dなどには、図5に示す閲覧用ファイル取得部121、ドキュメント出力処理部122、閲覧用ファイル出力処理部123、差分リストファイル等取得部124、ドキュメント状況判別部125、新旧差分抽出部126、ドキュメント状況表示処理部127、閲覧用ファイル保存部1N1、および印刷設定データ保存部1N2などを実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAM10bに読み出され、CPU10aによってプログラムが実行される。図4および図5に示す機能の一部または全部をマイクロコンピュータまたはASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実現してもよい。
端末装置2は、ユーザが画像形成装置1の上記の機能を遠隔的に使用するために用いられる。つまり、端末装置2は、画像形成装置1のクライアントである。端末装置2には、画像形成装置1を制御するためのドライバのほか、ドキュメントを表示し、生成し、または編集するためのアプリケーションがインストールされている。端末装置2として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
次に、画像形成装置1Aおよび画像形成装置1Bそれぞれの図4に示す各部および図5に示す各部の処理内容などについて、下記のような組織においてドキュメント管理システムSYSが用いられる場合を例に、詳細に説明する。
この組織は、複数のグループを有する。組織のメンバ(以下、「ユーザ」と記載する。)は、少なくともいずれか1つのグループに所属している。ユーザには、1つずつ認証用のユーザIDが与えられている。また、グループごとに、1つずつグループIDが与えられている。どのユーザIDを有するユーザがどのグループIDのグループに属するのかは、予め定義付けられており、各画像形成装置1のハードディスク10dなどにそのデータが記憶されている。
〔ドキュメントを閲覧者に閲覧させるためのデータの準備の処理〕
図6は管理テーブルTLの例を示す図である。
画像形成装置1Aにおいて、原本ファイル保存部1M1には、組織のメンバであるユーザが作成したドキュメントの原本ファイル5Aが保存されている。原本ファイル5Aは、特定のアプリケーションで作成されたものであって、基本的に作成に用いられたアプリケーションを使用しなければ開くことができない。以下、このような特定のアプリケーションを「アプリケーションAX」と総称する。アプリケーションAXは、画像形成装置1および端末装置2にインストールされている。アプリケーションAXとして、市販のワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションツール、CAD(Computer Aided Design)、または描画ソフトなどが用いられる。ドキュメントを複数のページによって構成することもできる。
原本ファイル登録処理部101は、原本ファイル5Aを取得し原本ファイル保存部1M1に登録(保存)する処理を、例えば次のように行う。
ユーザは、画像形成装置1Aの操作パネル10jを直接操作して、または、端末装置2を操作して遠隔的に、画像形成装置1Aに自分のユーザIDでログインする。画像形成装置1Aまたは端末装置2のアプリケーションAXを用いて、文字、画像、写真、イラスト、または表などからなるドキュメントを作成する。そして、そのドキュメントのデータを原本ファイル5Aとして保存するようにコマンドを入力する。この際に、この原本ファイル5Aのファイル名、この原本ファイル5Aを隠しファイルにするか否か、およびこの原本ファイル5Aへのアクセスを認めるユーザのユーザIDなどを指定する。ただし、ファイル名の中の拡張子の部分は、どのアプリケーションAXが用いられたかによって、自動的に決定される。
すると、画像形成装置1Aまたはユーザの端末装置2は、アプリケーションAXのモジュールの一部を実行することによって、ユーザが作成したドキュメントのデータをアプリケーションAX用のフォーマットに変換することによって、原本ファイル5Aを生成する。そして、原本ファイル登録処理部101は、生成された原本ファイル5Aを、ユーザが指定したファイル名を付し、かつ、作成者つまりそのユーザのユーザIDと対応付けて、原本ファイル保存部1M1に保存(登録)する。
なお、「隠しファイル」とは、ファイル名またはアイコンを一覧表示する際(例えば、フォルダまたはボックスを開いた際)に、標準の設定の場合は、その存在をユーザに分からせないようにそのファイル名およびアイコンが非表示にされるファイルを、意味する。特別なコマンドを入力したり特別な権限を有する者が操作を行ったりした場合に、表示される。
閲覧用ファイル生成部102は、原本ファイル登録処理部101によって新たに原本ファイル保存部1M1に保存された原本ファイル5Aを、一般に無償で広く配布されている閲覧用のアプリケーション(以下、「アプリケーションAY」と記載する。)で開くことができるファイル(以下、「閲覧用ファイル5B」と記載する。)を生成する。例えば、アプリケーションAYとしてアドビシステムズ社のAdobe Readerが用いられ、閲覧用ファイル5BのフォーマットとしてPDF(Portable Document Format)が用いられる。
生成された閲覧用ファイル5Bは、ファイル名が付けられて閲覧用ファイル保存部1M2に保存される。さらに、閲覧用ファイル5Bには、他の装置から画像形成装置1Aにアクセスするための特定のURL(Uniform Resource Locator)が埋め込まれる。ファイル名は、その閲覧用ファイル5Bのオリジナルを原本ファイル5Aを作成させたユーザに決めさせてもよいし、その原本ファイル5Aのファイル名の拡張子を変更するなどして自動的に決めてもよい。基の原本ファイル5Aの隠しファイル設定フラグがオンである場合は、この閲覧用ファイル5Bは、隠しファイルとして取り扱われる。
管理テーブル等保存部1M3は、原本ファイル保存部1M1に保存されている原本ファイル5Aに関する、次のようなデータを、保存し管理する。
例えば、図6に示すような管理テーブルTLを保存し管理している。この管理テーブルTLには、原本ファイル5Aごとの属性データ6Aが格納されている。
属性データ6Aは、その原本ファイル5Aのファイル名(原本ファイル名)、その原本ファイル5Aの作成者であるユーザのユーザID、そのユーザが所属するグループのグループID、その原本ファイル5Aの作成に用いられたアプリケーションの名称(アプリケーション名)、その原本ファイル5Aが作成された日(原本ファイル作成日)、その原本ファイル5Aが原本ファイル保存部1M1に保存された日(投稿日)、その原本ファイル5Aを隠しファイルとするか否かのフラグ(隠しファイル設定フラグ)、その原本ファイル5Aを基に閲覧用ファイル生成部102によって生成された閲覧用ファイル5Bのファイル名(閲覧用ファイル名)およびそれが作成された日(閲覧用ファイル作成日)、原本ファイル5Aへのアクセス権を認めるユーザのユーザID(アクセス権所有ユーザID)のほか、原本ファイル5Aの差分リストファイル6Sのファイル名(差分リストファイル名)および変更履歴ファイル6Hのファイル名(変更履歴ファイル名)など、属性データ6Aの属性などに関する情報を示している。
差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hも、原本ファイル5Aごとに1つずつ、管理テーブル等保存部1M3に保存されている。両ファイルにはユニークなファイル名が付される。両ファイルの詳細は、後に順次説明する。
属性データ6Aは、新たな原本ファイル5Aが生成されるごとに、生成される。属性データ6Aに示される各項目の情報は、作成者であるユーザが指定した内容、そのユーザの属性、および作成に用いられたアプリケーションAXになど基づいて決定する。差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hも、新たな原本ファイル5Aが生成されるごとに、生成される。
画像形成装置1は、原本ファイル5Aを、原本ファイル名だけでなく、作成者ユーザIDおよび投稿日をも用いて識別する。よって、複数の原本ファイル5Aに同一のファイル名を付けることができる。
ところで、ユーザは、アプリケーションAXを用いて原本ファイル5Aを生成するだけでなく、既に原本ファイル保存部1M1に保存されている原本ファイル5Aを編集し、新規保存を行わせることによって、新たに生成された版(以下、「新版」と記載する。)の原本ファイル5Aを登録させることができる。その際に、その原本ファイル5Aの閲覧用ファイル5Bをも登録させることもできる。これらの場合は、画像形成装置1Aの原本ファイル登録処理部101、閲覧用ファイル生成部102、ドキュメント出力処理部103、および管理テーブル等保存部1M3は、次のような処理を行う。
ユーザは、画像形成装置1Aに自分のユーザIDでログインし、アプリケーションAXを開く。そして、ファイルのオープンのコマンドを入力する。
すると、ドキュメント出力処理部103は、そのユーザIDのユーザに対してアクセス権が与えられている原本ファイル5Aを、各属性データ6Aの「アクセス権所有ユーザID」をチェックすることによって、検索する。そして、検索された原本ファイル5Aの一覧を操作パネル10jに表示させる。
ここで、ユーザは、編集したい原本ファイル5Aを選択する。すると、ドキュメント出力処理部103は、選択された原本ファイル5Aを呼び出し、対応するアプリケーションAXで開くことによって、ドキュメントを表示(出力)させる。または、ユーザが端末装置2を操作してログインしている場合は、端末装置2に原本ファイル5Aを送信する。すると、端末装置2において、対応するアプリケーションAXが用いられ、ドキュメントが表示される。
ユーザは、表示されたドキュメントを編集する。そして、新規保存のコマンドを入力する。
すると、原本ファイル登録処理部101は、編集に用いられた原本ファイル5Aを更新することなく原本ファイル保存部1M1に残したまま、編集後のドキュメントの(新版の)原本ファイル5Aを新たに生成し原本ファイル保存部1M1に保存する。
閲覧用ファイル生成部102は、新版の原本ファイル5Aをフォーマット変換するなどして閲覧用ファイル5Bを生成し、閲覧用ファイル保存部1M2に保存する。以下、編集に用いられた版以前の原本ファイル5Aを「旧版の原本ファイル5A」と記載する。また、旧版の原本ファイル5Aの閲覧用ファイル5Bを「旧版の閲覧用ファイル5B」と記載する。
また、ユーザは、新規保存のコマンドを入力する際に、新版の原本ファイル5Aのファイル名(原本ファイル名)を指定する。編集に用いられた原本ファイル5Aの原本ファイル名をそのまま用いるのが望ましい。または、「営業部会議資料ver3」のように、一連の版の原本ファイル5Aのドキュメントの名称と版数とを組み合わせたものを用いてもよい。アクセス権所有ユーザIDは、旧版の原本ファイル5Aのものを引き継いでもよいし、ユーザに指定し直させてもよい。
管理テーブル等保存部1M3は、新版の原本ファイル5Aの属性データ6Aを生成し管理テーブルTLに格納する。さらに、次のような差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hも生成する。
差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hには、差分リスト等生成部105によって生成される。各ファイルは、次のような情報を示している。
差分リストファイル6Sには、新版の閲覧用ファイル5Bによって再現されるドキュメントと1つ前の版の閲覧用ファイル5Bによって再現されるドキュメントとの差分のリストが示される。差分リストファイル6Sは、差分リスト等生成部105によって次のように生成される。
差分リスト等生成部105は、新版のドキュメントの内容と1つ前の版のドキュメントの内容とを比較し、相違点を検索する。テキストのオブジェクトについては、両内容の文字同士を比較することによって相違点を検索する。画像のオブジェクトについては、画素同士を比較することによって相違点を検索する。そして、検索した各相違点をリストアップする。さらに、新版のドキュメントにのみ含まれるオブジェクトを、追加のオブジェクトとしてリストアップする。また、1つ前のドキュメントにのみ含まれるオブジェクトを、削除されたオブジェクトとしてリストアップする。これにより、差分のリストが得られる。差分リスト等生成部105は、このリストを示す差分リストファイル6Sを生成し、管理テーブル等保存部1M3に保存させる。
変更履歴ファイル6Hには、新版の原本ファイル5Aが第1版からどのように変更されてきたのか、つまり、変更の履歴が示される。例えば、第1版から新版までの各版の原本ファイル名、作成者ユーザID、投稿日、および対応する閲覧用ファイル5Bのファイル名(閲覧用ファイル名)などのリストが示される。
差分リスト等生成部105は、第1版から直前の版までの各版のこれらの情報を各版の変更履歴ファイル6Hから収集し、収集した情報と新版のこれらの情報とを纏めることによって、新版の変更履歴ファイル6Hを生成する。そして、これを管理テーブル等保存部1M3に保存させる。
〔ファイルが準備されたドキュメントを閲覧者に閲覧させるための処理〕
図7は印刷条件指定画面WN1の例を示す図、図8は差分画面WN2の例を示す図、図9は印刷条件確認画面WN3の例を示す図である。
図5に示す画像形成装置1Bの閲覧用ファイル取得部121は、ユーザが指定した閲覧用ファイル5Bを画像形成装置1Aから取得する処理を行う。一方、画像形成装置1Aの閲覧用ファイル配信部104は、閲覧用ファイル5Bを画像形成装置1Bに配信するための処理を行う。ここで、閲覧用ファイル取得部121および閲覧用ファイル配信部104の処理の手順について、説明する。
ユーザは、画像形成装置1Bの操作パネル10jを直接操作して、または、端末装置2を操作して遠隔的に、画像形成装置1Bに自分のユーザIDでログインする。そして、所定のコマンドを入力する。
すると、閲覧用ファイル取得部121は、閲覧用ファイル5Bの一覧を画像形成装置1Aに対して要求する。
閲覧用ファイル配信部104は、隠しファイルを除く閲覧用ファイル5Bの一覧を画像形成装置1Bに送信する。閲覧用ファイル取得部121は、一覧を受信し、操作パネル10jに表示させる。
ユーザは、一覧の中から自分の所望する閲覧用ファイル5Bを選択する。すると、閲覧用ファイル取得部121は、選択された閲覧用ファイル5Bを画像形成装置1Aに対して要求する。閲覧用ファイル配信部104は、要求された閲覧用ファイル5Bを画像形成装置1Bに配信する。受信された閲覧用ファイル5Bは、閲覧用ファイル保存部1N1に保存される。
ドキュメント出力処理部122は、閲覧用ファイル保存部1N1に保存されている閲覧用ファイル5Bに基づいてドキュメントを出力する処理を行う。出力の方法は様々である。以下、順次、出力の方法を説明する。
(1) 基本的な出力方法
ユーザが画像形成装置1Bの操作パネル10jを操作してアプリケーションAYを起動させ、アプリケーションAYで閲覧用ファイル5Bをオープンさせようとすると、ドキュメント出力処理部122は、その閲覧用ファイル5Bを閲覧用ファイル保存部1N1からRAM10bに呼び出す。そして、アプリケーションAYによってドキュメントが再現され操作パネル10jに表示(出力)される。
または、ユーザが端末装置2を操作してアプリケーションAYを起動させ、アプリケーションAYで閲覧用ファイル5Bをオープンさせようとすると、ドキュメント出力処理部122は、その閲覧用ファイル5Bを閲覧用ファイル保存部1N1から呼び出し、その端末装置2に送信する。
または、ユーザが画像形成装置1Bの操作パネル10jを操作してアプリケーションAYを起動させ、アプリケーションAYで閲覧用ファイル5Bをオープンさせ、印刷コマンドを入力すると、ドキュメント出力処理部122は、図7のような印刷条件指定画面WN1を操作パネル10jに表示させる。ユーザは、この印刷条件指定画面WN1に、所望する印刷条件を指定し、「印刷」ボタンを押す。すると、ドキュメント出力処理部122は、指定された印刷条件に基づいてドキュメントが用紙に印刷されるように、印刷装置10gを制御する。
なお、差分リストファイル等取得部124は、ドキュメント出力処理部122が閲覧用ファイル5Bを呼び出す際に、その閲覧用ファイル5Bに付記されているURLを参照し、差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hなどを画像形成装置1Aから次のように取得する。以下、閲覧用ファイル保存部1N1に保存されている閲覧用ファイル5Bの版を「保存版」と記載する。
差分リストファイル等取得部124は、そのURLに基づいて画像形成装置1Aにアクセスし、差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hを画像形成装置1Aに対して要求する。
すると、画像形成装置1Aの差分リストファイル等配信部106は、閲覧用ファイル5Bの最も新しい版(最新版)を、各版の変更履歴ファイル6Hに示される変更の履歴に基づいて、検索する。そして、最新版の変更履歴ファイル6Hとともに保存版から最新版までの各版の差分リストファイル6Sを、画像形成装置1Bに配信(送信)する。さらに、保存版の属性データ6Aを配信する。
(2) 変更があったページを指定して出力する方法
保存版が最新版でない場合に、ユーザは、保存版から最新版への変更点(差分)を一目でチェックすることができる。そして、変更があったページのみを印刷させたり表示させたりすることができる。ここで、この仕組みについて、説明する。
上述の通り、ドキュメント出力処理部122は、ユーザが指定した閲覧用ファイル5Bを閲覧用ファイル保存部1N1から呼び出し、差分リストファイル等取得部124は、差分リストファイル6Sおよび変更履歴ファイル6Hを画像形成装置1Aから取得する。
閲覧用ファイル取得部121は、保存版が最新版でない場合は、最新版である閲覧用ファイル5Bを画像形成装置1Aから取得する。
新旧差分抽出部126は、取得された最新版の変更履歴ファイル6Hおよび各版の差分リストファイル6Sに基づいて、保存版から最新版への変更点(差分)を抽出する。
ドキュメント状況表示処理部127は、ドキュメントの変更の状況つまり保存版から最新版への変更点(差分)を示す画面を操作パネル10jに表示させる。例えば、図8のような、変更点を含むページの一覧を示す差分画面WN2を表示させる。
ユーザは、この差分画面WN2を見て変更点を確認することができる。また、変更点を含むページのみを表示しまたは印刷させることができる。
ユーザは、差分画面WN2の中から、表示したいページの位置を左クリックする。なお、マウスが付いていない場合は、それに相当する操作を行う。以下、同様である。すると、ドキュメント出力処理部122は、最新版の閲覧用ファイル5Bを用いて、選択されたページを操作パネル10jに表示させる。
または、ユーザは、差分画面WN2の中から、印刷したいページの位置を左クリックする。すると、ドキュメント出力処理部122は、最新版の閲覧用ファイル5Bを用いて、選択されたページを用紙に印刷する処理を印刷装置10gに実行させる。
または、ユーザは、ダブルクリックなどの操作によって、表示または印刷するページを複数選択することができる。選択後、「選択ページだけを閲覧」ボタンまたは「選択ページだけを印刷」ボタンを押すことによって、選択したページを纏めて表示させまたは印刷させることができる。または、「変更ページだけを印刷」ボタンを押すことによって、最新版のドキュメントの中の、変更点があるページだけを印刷させることができる。または、「全ページを印刷」ボタンを押すことによって、最新版のドキュメントのすべてのページを印刷させることができる。ドキュメント出力処理部122は、ユーザが選択したページをドキュメントを印刷装置10gに印刷させる。
なお、ユーザが差分画面WN2において印刷の指令を与えると、ドキュメント出力処理部122は、原則として、印刷条件指定画面WN1(図7参照)を表示させる。そして、印刷条件指定画面WN1で指定(設定)された印刷条件に基づいて、ドキュメントの印刷処理を行う。
(3) 以前の印刷条件を引き継いだ出力方法
ユーザは、上記(2)で説明した方法で最新版のドキュメントを印刷させる際に、以前に保存版のドキュメントを印刷させたことがある場合は、そのときの印刷条件をそのまま用いることができる。ここで、この仕組みについて、説明する。
ドキュメント出力処理部122は、ドキュメントの印刷後、ユーザが指定した印刷条件を示す印刷条件データ6Jを、そのユーザのユーザIDおよび印刷に使用したと閲覧用ファイル5Bのファイル名と対応付けて、印刷設定データ保存部1N2に保存する。
その後、ユーザが閲覧用ファイル5Bを指定すると、上述の処理によって、保存版と最新版との変更点(差分)の差分画面WN2がドキュメント状況表示処理部127によって表示される。
ユーザが最新版のいずれかのページを指定して印刷の指令を与えると、ドキュメント出力処理部122は、保存版のファイル名に対応する印刷条件データ6Jを印刷設定データ保存部1N2から呼び出す。そして、図7の印刷条件指定画面WN1を表示させる代わりに、図9のような、その印刷条件データ6Jに示される印刷条件がデフォルトで選択されている状態を表わす印刷条件確認画面WN3を表示させる。ユーザは、そのままの印刷条件で今回も印刷させたい場合は、「印刷」ボタンを押せばよい。すると、ドキュメント出力処理部122は、印刷条件データ6Jに示される印刷条件で、ユーザが選択したページの印刷処理を行う。
なお、ユーザは、一部の項目の条件を変更することができる。この場合は、変更したい条件の項目の「変更」ボタンを押せばよい。すると、ドキュメント出力処理部122は、その項目について選択可能な印刷条件を提示する。そして、その項目についてはユーザが選択した条件で、印刷処理を行う。また、「全変更」ボタンが押されると、印刷条件指定画面WN1を表示させる。ユーザは、この画面ですべての項目の印刷条件を初めから指定することができる。
〔ドキュメントの削除に関する処理〕
図10は原本ファイル5Aの削除およびそれに伴う処理の流れの例を説明するフローチャートである。
画像形成装置1Aにおいて、第1版、第2版、第3版、…と同一のシリーズのドキュメントについて原本ファイル5Aが複数、原本ファイル保存部1M1に蓄積されると、管理が煩雑になってしまう。そこで、作成者であるユーザは、古い版の原本ファイル5Aを原本ファイル保存部1M1から削除することができる。この際に、原本ファイル削除処理部107などは、原本ファイル5Aの削除およびそれに付随する処理を、図10のフローチャートに示すような手順で行う。
ユーザは、画像形成装置1Aに自分のユーザIDでログインし、所定のコマンドを入力する。
すると、原本ファイル削除処理部107は、管理テーブルTL(図6参照)の中から、「作成者ユーザID」にそのユーザIDが示されている属性データ6Aを検索し、その属性データ6Aに係る原本ファイル5Aの一覧を操作パネル10jまたは端末装置2に表示させる。つまり、ログインしたユーザが作成した原本ファイル5Aの一覧を表示させる(#301)。
一覧の中からユーザが原本ファイル5Aを選択し(#302でYes)、削除のコマンドを入力すると(#303でYes)、原本ファイル削除処理部107は、原本ファイル保存部1M1から、その原本ファイル5Aを削除するとともに、旧版の原本ファイル5Aをも削除する(#304)。さらに、削除した原本ファイル5Aそれぞれに対応する閲覧用ファイル5Bを閲覧用ファイル保存部1M2から削除する(#305)。
ユーザが選択した原本ファイル5Aよりも後ろに版がある場合は(#306)、ユーザが選択した原本ファイル5Aの差分リストファイル6Sに示される差分のリストを、その次の版の差分リストファイル6Sに転記する(#307)。
そして、ユーザが選択した原本ファイル5Aおよびそれ以前の各版の差分リストファイル6Sを削除し(#308)、削除した各版の属性データ6Aの「差分リストファイル名」に、原本ファイル5Aが削除された旨を書き込む(#309)。
その後、画像形成装置1Bにログインしたユーザが、基の原本ファイル5Aが画像形成装置1Aにおいて削除された閲覧用ファイル5Bを開こうとすると、前に述べたように、閲覧用ファイル5Bに付記されているURLに基づいてその原本ファイル5Aの属性データ6Aがダウンロードされる。この属性データ6Aには、ステップ#309で説明した通り、その原本ファイル5Aが削除された旨が示されている。そこで、画像形成装置1Bのドキュメント状況表示処理部127は、その旨を知らせるメッセージを操作パネル10jまたはユーザの端末装置2に表示させる。
図11は原本ファイル5Aの登録およびそれに伴う処理の流れの例を説明するフローチャート、図12および図13はローカルの閲覧用ファイル5Bによる印刷を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1Aおよび1Bの全体的な処理の流れを、図11および図12のフローチャートを参照しながら説明する。
図11において、画像形成装置1Aは、画像形成装置1Aにログインしたユーザが所定のコマンドを入力すると、そのユーザに対してアクセス権が与えられている原本ファイル5Aの一覧を表示する(#311)。そして、ユーザが新たなドキュメントを作成しまたは既存のドキュメントを編集し、新規保存の指令を与えると(#312でYes)、画像形成装置1Aは、新版の原本ファイル5Aおよび閲覧用ファイル5Bの生成の処理および閲覧用ファイル5Bの公開のための処理を行う(#319〜#324)。
ただし、その前に、画像形成装置1A、次のような処理を行う。旧版の原本ファイル5Aが存在しかつ保存しようとしている原本ファイル5Aのほうがいずれかの旧版よりも投稿日が古くなる場合は(#315でNo)、保存しようとしている原本ファイル5Aのほうが古い旨のメッセージをユーザに通知する(#316)。ユーザが更新キーを押せば(#317でYes)、今回ユーザが作成しまたは編集したドキュメントについて、ステップ#319〜#324の処理を行う。
なお、旧版の原本ファイル5Aがどれであるかは、ファイル名から判別してもよい。すなわち、ユーザが指定した、保存しようとしている原本ファイル5Aのファイル名と同一でありまたは前方α%(ただし、αは閾値)一致するファイル名を有しかつそのユーザが作成者である原本ファイル5Aを、旧版の原本ファイル5Aと判別できる(#313でYesまたは#314でYes)。
画像形成装置1Aは、今回ユーザが作成しまたは編集したドキュメントの原本ファイル5Aおよび閲覧用ファイル5Bを生成し保存する(#319)。
差分リストファイル6S、変更履歴ファイル6H、および属性データ6Aを生成する(#320)。なお、生成した原本ファイル5Aが第1版である場合は、差分リストファイル6Sは生成しなくてもよい。
生成した閲覧用ファイル5BにURLを書き込む(#321)。閲覧用ファイル5Bについて隠しファイルの選択がなされた場合は(#322でYes)、閲覧用ファイル5Bを隠しファイルにするための設定を行う(#323)。
そして、今回の原本ファイル5Aおよび閲覧用ファイル5Bの生成などに関する情報を属性データ6Aに書き込んでおく(#324)。
また、画像形成装置1Aは、原本ファイル5Aの削除を行う場合は、前に図11で説明した手順で処理を行う。また、画像形成装置1Bからの要求に基づいて、適宜、閲覧用ファイル5B、差分リストファイル6S、変更履歴ファイル6H、および属性データ6Aを画像形成装置1Bに送信する。
図12および図13において、画像形成装置1Bは、閲覧用ファイル5Bを使用する際に(#331でYes)、その閲覧用ファイル5Bに書き込まれているURLを開き(#332)、そのURLに基づいて画像形成装置1Aにアクセスする(#333)。アクセスできたら(#334でYes)、その閲覧用ファイル5Bに関連する種々にデータを受信する(#335)。
画像形成装置1Bは、その閲覧用ファイル5Bの原本が既に削除されている場合は(#336でYes)、その旨のメッセージを表示する(#337)。
原本ファイル5Aが存在する場合は(#336でNo)、更新の履歴がありかつその閲覧用ファイル5B(保存版)が最新版でない場合は(#338でYes、#339でNo)、保存版と最新版との差分を抽出する(#340)。
画像形成装置1Bは、抽出した差分のリストを表示する(図13の#351)。前回その閲覧用ファイル5Bのシリーズの印刷を行った際の印刷条件が保存されていれば(#352でYes)、それを呼び出す(#355)。残っていなければ(#352でNo)、ユーザに印刷条件を設定させる。なお、ユーザは、前回の印刷条件の一部または全部を指定し直すこともできる。
ユーザは、最新版のドキュメントのうち、印刷するページを任意に選択し印刷させることができる。画像形成装置1Bは、保存版から最新版への変更点があるページのみをユーザが選択した場合は(#355でYes),そのページの画像データを呼び出す(#356)。任意に選択した場合は(#357でYes)、選択されたページの画像データを呼び出す(#358)。全選択の操作を行った場合は、すべてのページの画像データを呼び出す(#359)。
画像形成装置1Bは、一部のページが選択された場合であって両面印刷またはNin1印刷の印刷条件が指定されている場合は(#360でYes)、同じ用紙に複数のページがマージされるように調整を行う(#361)。
そして、画像形成装置1Bは、選択されたページの印刷を行う(#362)。なお、ページの表示の場合も、基本的に同様の処理を行えばよい。
そのほか、画像形成装置1Bは、閲覧用ファイル5Bをダウンロードする処理などを適宜、行う。
本実施形態によると、閲覧用のファイルを取得したユーザが従来よりも容易に原本の更新の有無を確認することができる。
本実施形態では、原本ファイル5Aのアクセス権の管理を、ユーザ単位で行ったが、グループ単位で行ってもよい。この場合は、グループIDを用いればよい。
ドキュメントは、新旧の版で、ページ番号がずれる場合がある。その場合は、脚注にページ番号の変動があった旨を含めてドキュメントを印刷してもよい。
端末装置2に保存されている閲覧用ファイル5Bに基づいて、MFPまたは印刷専用の装置でドキュメントを印刷させる場合にも、本発明を適用することができる。
画像形成装置1Bは、保存版のドキュメントと最新版のドキュメントとの相違点(変更点、差分)を、画像形成装置1Aから受信した変更履歴ファイル6Hおよび差分リストファイル6Sなどに基づいて行ったが、保存版の閲覧用ファイル5Bによって再現されるドキュメントと最新版の閲覧用ファイル5Bによって再現されるドキュメントとを比較することによって行ってもよい。
原本ファイル保存部1M1、閲覧用ファイル保存部1M2、閲覧用ファイル保存部1N1などは、ボックス機能を用いて行ってもよい。
印刷したページの履歴を残し、次にドキュメントを印刷する際に、印刷済のページをユーザに知らせるようにしてもよい。そして、印刷済のページを除外して印刷できるようにしてもよい。
その他、ドキュメント管理システムSYS、画像形成装置1A、画像形成装置1Bの全体または各部の構成、処理内容、処理順序、テーブル、ファイルの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
ドキュメント管理システムの全体的な構成の例を示す図である。 ドキュメント管理システムにおけるドキュメントの管理方法の概略を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 管理テーブルの例を示す図である。 印刷条件指定画面の例を示す図である。 差分画面の例を示す図である。 印刷条件確認画面の例を示す図である。 原本ファイルの削除およびそれに伴う処理の流れの例を説明するフローチャートである。 原本ファイルの登録およびそれに伴う処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ローカルの閲覧用ファイルによる印刷を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ローカルの閲覧用ファイルによる印刷を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
SYS ドキュメント管理システム
1A 画像形成装置(ドキュメント管理装置)
102 閲覧用ファイル生成部(第二のファイル生成手段)
105 差分リスト等生成部(更新記録手段)
106 差分リストファイル等配信部(更新情報配信手段)
1M1 原本ファイル保存部(第一のファイル記憶手段)
1B 画像形成装置(クライアント)
123 閲覧用ファイル出力処理部(更新情報取得手段)
124 差分リストファイル等取得部(相違点抽出手段)
5A 原本ファイル(第一のファイル)
5B 閲覧用ファイル(第二のファイル)
6H 変更履歴ファイル
6S 差分リストファイル

Claims (7)

  1. ドキュメントの管理を行うドキュメント管理装置であって、
    第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを記憶する、第一のファイル記憶手段と、
    前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理装置に他の装置がアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する、第二のファイル生成手段と、
    前記ドキュメントの更新情報を記録する更新記録手段と、
    前記他の装置から当該ドキュメント管理装置へのアクセスがあった場合に、前記ドキュメントの更新情報を前記他の装置に配信する、更新情報配信手段と、
    を有することを特徴とするドキュメント管理装置。
  2. ドキュメントの管理を行うドキュメント管理サーバと、クライアントと、を有するドキュメント管理システムであって、
    前記ドキュメント管理サーバには、
    第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを記憶する、第一のファイル記憶手段と、
    前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理サーバに前記クライアントがアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する、第二のファイル生成手段と、
    前記ドキュメントの更新情報を記録する更新記録手段と、
    前記クライアントから当該ドキュメント管理サーバへのアクセスがあった場合に、前記更新情報を前記クライアントに配信する、更新情報配信手段と、
    が設けられ、
    前記クライアントには、
    前記第二のファイルを開く際に、当該第二のファイルに示される前記URLに基づいて、前記ドキュメント管理サーバから前記更新情報を取得する、更新情報取得手段と、
    前記更新情報に基づいて、前記第二のファイルによって再現される前記ドキュメントと前記ドキュメント管理サーバで管理される最新の前記ドキュメントとの相違点を抽出する、相違点抽出手段と、
    が設けられている、
    ことを特徴とするドキュメント管理システム。
  3. 前記クライアントには、
    最新の前記ドキュメントの前記第二のファイルを前記ドキュメント管理サーバから取得する第二のファイル取得手段と、
    前記取得された第二のファイルに基づいて前記ドキュメントを印刷する印刷手段と、が設けられている、
    請求項2記載のドキュメント管理システム。
  4. 前記クライアントには、
    前記印刷手段が前記ドキュメントを印刷した際の印刷条件を記憶する印刷条件記憶手段、が設けられており、
    前記印刷手段は、前記印刷条件に基づいて前記ドキュメントを印刷する、
    請求項3記載のドキュメント管理システム。
  5. 前記ドキュメント管理サーバには、
    前記クライアントから当該ドキュメント管理サーバへのアクセスがあった場合に、前記第一のファイルが第一のファイル記憶手段から削除されていれば、その旨を通知する、削除通知手段、が設けられている、
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のドキュメント管理システム。
  6. ドキュメントの管理を行うドキュメント管理サーバと、クライアントと、を用意し、
    前記ドキュメント管理サーバに、
    第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを第一のファイル記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理サーバに前記クライアントがアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する処理を実行させ、
    前記ドキュメントの更新情報を更新記録手段に記録する処理を実行させ、
    前記クライアントから当該ドキュメント管理サーバへのアクセスがあった場合に、前記更新情報を前記クライアントに配信する処理を実行させ、
    前記クライアントに、
    前記第二のファイルを開く際に、当該第二のファイルに示される前記URLに基づいて、前記ドキュメント管理サーバから前記更新情報を取得する処理を実行させ、
    前記更新情報に基づいて、前記第二のファイルによって再現される前記ドキュメントと前記ドキュメント管理サーバで管理される最新の前記ドキュメントとの相違点を抽出する処理を、実行させる、
    ことを特徴とするドキュメント管理方法。
  7. ドキュメントの管理を行うドキュメント管理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記ドキュメント管理装置に、
    第一のアプリケーションで作成されたドキュメントの第一のファイルを第一のファイル記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記第一のファイルを第二のアプリケーションに対応したフォーマットに変換し、当該ドキュメント管理装置に他の装置がアクセスするためのURLを付加することによって、第二のファイルを生成する処理を実行させ、
    前記ドキュメントの更新情報を更新記録手段に記録する処理を実行させ、
    前記他の装置から当該ドキュメント管理装置へのアクセスがあった場合に、前記ドキュメントの更新情報を前記他の装置に配信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2008161631A 2008-06-20 2008-06-20 ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム Pending JP2010003127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161631A JP2010003127A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161631A JP2010003127A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010003127A true JP2010003127A (ja) 2010-01-07

Family

ID=41584790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008161631A Pending JP2010003127A (ja) 2008-06-20 2008-06-20 ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010003127A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188488A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成装置及びそのマニュアルの提供方法
JP2014048846A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Canon Inc 情報処理装置およびその制御方法、システム、並びにプログラム
JP2016091330A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 富士通株式会社 帳票情報検索プログラム、帳票情報検索装置、および帳票情報検索方法
JP2016197463A (ja) * 2016-08-16 2016-11-24 Jfeスチール株式会社 ミルシート閲覧方法、ミルシート閲覧システム、ミルシート開示方法およびミルシート開示システム
JP2019180014A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ブラザー工業株式会社 プリンタ及びコンピュータプログラム
JP2021015645A (ja) * 2020-11-11 2021-02-12 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置と、その処理方法及びプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188488A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成装置及びそのマニュアルの提供方法
JP2014048846A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Canon Inc 情報処理装置およびその制御方法、システム、並びにプログラム
JP2016091330A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 富士通株式会社 帳票情報検索プログラム、帳票情報検索装置、および帳票情報検索方法
JP2016197463A (ja) * 2016-08-16 2016-11-24 Jfeスチール株式会社 ミルシート閲覧方法、ミルシート閲覧システム、ミルシート開示方法およびミルシート開示システム
JP2019180014A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ブラザー工業株式会社 プリンタ及びコンピュータプログラム
JP7021588B2 (ja) 2018-03-30 2022-02-17 ブラザー工業株式会社 プリンタ及びコンピュータプログラム
US11360715B2 (en) 2018-03-30 2022-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer and non-transitory computer readable storage medium with shared review function
JP2021015645A (ja) * 2020-11-11 2021-02-12 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置と、その処理方法及びプログラム
JP7048912B2 (ja) 2020-11-11 2022-04-06 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置と、その処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928821B2 (ja) ネットワークシステムにおけるデジタル文書の取り扱い
US8305611B2 (en) Multifunction system and its manufacturing method
JP5023715B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
JP2008257317A (ja) 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
US10180814B2 (en) User terminal, image processing device and cloud server to identify plural user information to execute an image processing job upon validating an user information
US9223528B2 (en) Electronic content management workflow
JP2011102030A (ja) 印刷装置、印刷方法、およびプログラム、並びに記録媒体
JP2010003143A (ja) 公開情報閲覧支援システム、公開情報閲覧支援方法、およびコンピュータプログラム
JP2010003127A (ja) ドキュメント管理装置、ドキュメント管理システム、ドキュメント管理方法、およびコンピュータプログラム
JP4600528B2 (ja) 画像形成装置、公開情報収集装置、印刷方法、公開情報収集方法、およびコンピュータプログラム
US20140016152A1 (en) Image processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
JP4329811B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置におけるデータの管理方法、およびコンピュータプログラム
JP5510091B2 (ja) 処理連携システム、情報処理装置、プログラム、及び記録媒体
JP4125097B2 (ja) 電子化原稿管理装置及びその制御方法、電子化原稿管理システム、プログラム
US20070211293A1 (en) Document management system, method and program therefor
US20090083373A1 (en) Publicized information use apparatus, publicized information use method, and computer program product
JP5045118B2 (ja) 文書管理装置、文書管理システム及びプログラム
JP2021163447A (ja) 情報処理装置、およびその制御方法とプログラム
JP2008176640A (ja) 情報処理装置及びプログラム及び情報処理システム
CN115801963A (zh) 服务器、控制服务器的方法和存储介质
JP7375325B2 (ja) 管理装置、端末装置、及び印刷システム
JP5942432B2 (ja) 文書管理システム
JP4992731B2 (ja) 文書管理装置、文書管理システム、及びプログラム
JP5369534B2 (ja) データ管理プログラム及びデータ管理システム
JP2004355470A (ja) データ管理装置およびデータ管理方法