JP4329125B2 - ホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置 - Google Patents

ホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明はホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置に係り、特に光源を正確に判別することができ、精度のよいホワイトバランス制御が可能なホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラにおいて光源の色温度に関わらず、白い被写体が画像中で白く再現されるようにホワイトバランスの調整が行われている。例えば、特許文献1には、撮像画像の輝度レベルと色情報に基づいて環境光源を定め、この環境光源の色が所定の色になるようにホワイトバランス制御を行うホワイトバランス制御方法について開示されている。
特開2003−224863号公報
しかしながら、上記のような従来技術によれば、無彩色を含まない有彩色の被写体を撮影した場合には、光源検出の際に物体色の影響を受けて光源の色を正確に検出することができないことがあった。例えば、屋外の森林で撮影された画像のように緑の占める割合が大きい場合には、光源が蛍光灯と誤判別されやすい。特に、日陰等の暗い場所で撮影された緑ではより光源が誤判別されやすい。このため、誤判別された光源の色に応じてホワイトバランス制御を行うと、被写体の物体色である緑が抑えられて、緑の補色に色回りしてしまう(色が偏ってしまう)カラーフェリアが発生するという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光源を正確に検出することができ、カラーフェリアを低減できるホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るホワイトバランス制御方法は、(a)撮像素子を介して入力された画像を複数の分割エリアに分割して各分割エリアの色情報を取得するステップと、(b)所定の色空間上における色温度による物体の色変化の軌跡である光源軌跡に基づいて、前記色空間における前記複数の分割エリアの色情報の分布を補正するステップと、(c)前記ステップ(b)において補正された色情報に基づいて撮影状況下の光源情報を取得するステップと、(d)前記ステップ(c)において取得された光源情報に基づいてホワイトバランス補正値を算出するステップと、(e)前記ステップ(d)において算出されたホワイトバランス補正値に基づいてホワイトバランスの制御を行うステップとを備え前記ステップ(b)において、前記光源軌跡は、光源の色温度を変化させたときの物体の色変化を示す第1の光源軌跡及び該第1の光源軌跡とは異なる第2の光源軌跡であり、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれない位置に分布する色情報を、前記第1及び第2の光源軌跡のうちいずれか近い方に近づけることを特徴とする。
本発明の第2の実施形態に係るホワイトバランス制御方法は、上記第1の態様のステップ(b)において、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれる位置に分布する色情報は補正しないことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様に係るホワイトバランス制御装置は、撮像素子を介して入力された画像を複数の分割エリアに分割して各分割エリアの色情報を取得する色情報取得手段と、所定の色空間上における色温度による物体の色変化の軌跡である光源軌跡に基づいて、前記色空間における前記複数の分割エリアの色情報の分布を補正する色情報補正手段と、前記補正された色情報に基づいて撮影状況下の光源情報を取得する光源情報取得手段と、前記取得された光源情報に基づいてホワイトバランス補正値を算出するホワイトバランス補正値算出手段と、前記算出されたホワイトバランス補正値に基づいてホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段とを備え前記光源軌跡は、光源の色温度を変化させたときの物体の色変化を示す第1の光源軌跡及び該第1の光源軌跡とは異なる第2の光源軌跡であり、前記色情報補正手段は、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれない位置に分布する色情報を、前記第1及び第2の光源軌跡のうちいずれか近い方に近づけることを特徴とする。
本発明の第4の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3の態様において、前記色情報補正手段が、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれる位置に分布する色情報は補正しないことを特徴とする。
上記第1から第4の態様によれば、光源検出の際に、光源軌跡に基づいて補正されて物体色の影響が抑えられた色情報を用いるため、正確な光源情報を取得できる。
本発明の第5の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3又は第4の態様において、前記第2の光源軌跡は、光源として白色蛍光灯を用いた場合の色分布を通るか、又は該色分布よりも前記第1の光源軌跡から離れた光源軌跡であることを特徴とする。第5の態様は、上記第3又は第4態様における第2の光源軌跡を限定したものである。
本発明の第6の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3から第5の態様において、前記第2の光源軌跡は、R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より下側に位置することを特徴とする。第6の態様は、上記第3から第5の態様における第1及び第2の光源軌跡の相対位置について限定したものである。
本発明の第7の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3から第6の態様において、前記色情報取得手段は、前記分割エリアにおける前記色情報のR,G,B信号の積算値を算出してR/G比及びB/G比を算出し、前記色情報補正手段は、R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より上側に分布する色情報を前記第1の光源軌跡寄りに移動させ、前記第2の光源軌跡より下側に分布する色情報を前記第2の光源軌跡寄りに移動させることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第7の態様において、前記色情報補正手段は、前記R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より上側に分布する色情報をR/G方向に前記第1の光源軌跡に近づけ、前記第2の光源軌跡より下側に分布する色情報を前記第2の光源軌跡の法線方向に近づけることを特徴とする。請求項7及び8は、請求項3から6の色情報のR/G、B/G色空間における移動方向を限定したものである。
本発明の第9の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3から第8の態様において、前記色情報補正手段は、R/G、B/G色空間における前記第1又は第2の光源軌跡と前記色情報の距離に応じて、前記色情報の補正量を変更することを特徴とする。第9の態様は、色情報の補正量(R/G、B/G色空間における移動量)の算出の態様を限定したものである。
本発明の第10の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第3から第9の態様において、前記光源情報取得手段は、R/G、B/G色空間における前記補正された色情報の分布から第1の色情報を算出し、前記第1の色情報のR/G、B/G色座標に基づいて前記光源情報を取得することを特徴とする。第10の態様は、上記第3から第9の態様において光源情報の取得の態様を限定したものである。
本発明の第11の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第10の態様において、前記光源情報取得手段は、前記R/G、B/G色空間における基準点を中心として、前記基準点と前記第1の色情報を結ぶ線分を半径とする円内に分布する色情報の分布から算出される第2の色情報を光源検出値とすることを特徴とする。
上記第11の態様に係るホワイトバランス制御装置によれば、R/G、B/G色空間の基準点の近傍の色情報のみを用いるため、光源情報の取得時に物体色の影響を抑えることができる。
本発明の第12の態様に係るホワイトバランス制御装置は、上記第10又は第11の態様において、前記光源情報取得手段は、前記第1又は第2の色情報の算出を色情報の加重平均により行うことを特徴とする。
上記第12の態様に係るホワイトバランス制御装置によれば、例えば、R/G、B/G色空間の基準点から遠い色情報にかける重みを小さくすることにより、光源情報の取得時に物体色の影響を抑えることができる。
また、本発明の第13の態様に係る撮像装置は、上記第3から第12態様のいずれかのホワイトバランス制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の光源軌跡を利用して画像中の色情報における物体色の影響を抑えて、この物体色の影響を抑えた色情報に基づいて光源検出を行うことにより、正確な光源検出を行うことができる。これにより、ホワイトバランス制御時におけるカラーフェリアを低減できる。
以下、添付図面に従って本発明に係るホワイトバランス制御方法、ホワイトバランス制御装置及び撮像装置の好ましい実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明のホワイトバランス制御装置が適用された撮像装置(デジタルカメラ)を例にとって説明するが、本発明は撮像装置を有する携帯電話や携帯情報端末(PDA)、PCカメラ等にも適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るホワイトバランス制御装置が適用された撮像装置を示すブロック図である。同図に示す撮像装置10は、静止画や動画の記録及び再生機能を備えたデジタルカメラであり、撮像装置10全体の動作は中央処理装置(CPU)12によって統括制御される。CPU12は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
バス14を介してCPU12と接続されたROM16には、CPU12が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM17には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM)18は、プログラムの展開領域及びCPU12の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM20は画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域20AとB領域20Bが含まれている。メモリ18とVRAM20は共用することが可能である。
デジタルカメラ10にはモード選択スイッチ22、撮影ボタン24、その他、メニュー/OKキー、十字キー、キャンセルキーなどの操作手段26が設けられている。これら各種の操作部(22〜26)からの信号はCPU12に入力され、CPU12はこの入力信号に基づいてデジタルカメラ10の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、画像表示装置28の表示制御などを行う。
モード選択スイッチ22は、デジタルカメラ10の動作モードを切り換えるための操作手段である。モード選択スイッチ22を操作して可動接片22Aを接点aに接続させると、その信号がCPU12に入力されて、デジタルカメラ10は撮影モードに設定される。一方、可動接片22Aを接点bに接続させると、デジタルカメラ10は記録済みの画像を再生する再生モードに設定される。
撮影ボタン24は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
メニュー/OKキーは、画像表示装置28の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キーは、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キーの上/下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生時の再生ズームスイッチとして機能し、左/右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。キャンセルキーは、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせる時などに使用される。
画像表示装置28は、カラー表示可能な液晶ディスプレイで構成されている。画像表示装置28は、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、画像表示装置28は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。液晶ディスプレイに代えて、有機ELなど他の方式の表示装置(表示手段)を用いることも可能である。
デジタルカメラ10は、メディアソケット(メディア装着部)30を有し、メディアソケット30には記録メディア32を装着することができる。記録メディアの形態は特に限定されず、xD-PictureCard(商標)、スマートメディア(商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体を用いることができる。
メディアコントローラ34は、メディアソケット30に装着される記録メディア32に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
また、デジタルカメラ10はパソコンその他の外部機器と接続するための通信手段としてUSBインターフェース部(USB I/F)36を備えている。図示せぬUSBケーブルを用いてデジタルカメラ10と外部機器を接続することにより、外部機器との間でデータの受渡しが可能となる。もちろん、通信方式はUSBに限らず、IEEE1394やBluetooth(登録商標)、その他の通信方式を適用してもよい。
次に、デジタルカメラ10の撮影機能について説明する。モード選択スイッチ22によってデジタルカメラ10の動作モードが撮影モードに設定されると、カラーCCD固体撮像素子(以下CCDと記載)38を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
レンズユニット40は、フォーカスレンズを含む撮影レンズ42と絞り兼用メカシャッター44とを含む光学ユニットである。レンズユニット40は、CPU12によって制御されるレンズ駆動部46、絞り駆動部48によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御及びアイリス制御が行われる。
レンズユニット40を通過した光は、CCD38の受光面に結像される。CCD38の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD38は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU12は、タイミングジェネレータ50を介してCCD38での電荷蓄積時間を制御する。尚、CCD38に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
CCD38の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU12の指令に従いタイミングジェネレータ50から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD38から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)52に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器54に加えられる。A/D変換器54によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ56を介してメモリ18に記憶される。
画像信号処理回路58は、メモリ18に記憶されたR,G,B信号をCPU12の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路58は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU12からのコマンドに従ってメモリ18を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路58に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路58において輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路58で処理された画像データはVRAM20に格納される。
撮影画像を画像表示装置28にモニタ出力する場合、VRAM20から画像データが読み出され、バス14を介してビデオエンコーダ60に送られる。ビデオエンコーダ60は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して画像表示装置28に出力する。
CCD38から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがA領域20AとB領域20Bとで交互に書き換えられる。VRAM20のA領域20A及びB領域20Bのうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM20内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が画像表示装置28に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに画像表示装置28に表示される。撮影者は、画像表示装置28に表示される映像(スルームービー画)によって撮影画角を確認できる。
撮影ボタン24が半押し(S1=ON)されると、デジタルカメラ10はAE及びAF処理を開始する。即ち、CCD38から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ56を介してAF検出回路62並びにAE/AWB検出回路64に入力される。
AE/AWB検出回路64は、1画面を複数のエリア(例えば、8×8乃至16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU12に提供する。CPU12は、AE/AWB検出回路64から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU12はCCD38の電子シャッター及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路64は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU12に提供する。CPU12は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/G軸座標の色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に応じてホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。尚、ホワイトバランス調整の詳細は後述する。
本デジタルカメラ10におけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(撮影レンズ42を構成するレンズ光学系のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路62は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路62で求めた積算値のデータはCPU12に通知される。CPU12は、レンズ駆動部46を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部46を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
上記のように、撮影ボタン24の半押し(S1=ON)によってAE/AF処理が行われると、撮影ボタン24の全押し(S2=ON)によって記録用の撮影動作がスタートする。S2=ONに応動して取得された画像データは画像信号処理回路58において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ18に格納される。
メモリ18に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路66によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ34を介して記録メディア32に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
モード選択スイッチ22により再生モードが選択されると、記録メディア32に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後に記録されたファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路66を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路58及びビデオエンコーダ60を介して表示用の信号に変換された後、画像表示装置28に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が画像表示装置28の画面上に表示される。
静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キーの右キー又は左キーを操作することによって、再生対象のファイルを切り換えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルが記録メディア32から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が画像表示装置28に再生表示される。
次に、本発明に係るホワイトバランス制御方法について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るホワイトバランス制御方法を示すフローチャートである。まず、撮影ボタン24が押されて、被写体の撮影が行われる。この撮影時にCCD38から得られたR,G,B信号は一旦メモリ18に格納される。そして、メモリ18に格納されているR,G,B信号を用いて、1画面が8×8に分割された64個の分割エリアごとにR,G,B信号の色別の平均積算値が算出され(ステップS10)、分割エリアごとにR,G,B信号の平均積算値の比(R/G及びB/G)を算出する(ステップS12)。ステップS12において算出された64個の分割エリアごとの色情報は、上記のR/G、B/Gの値に基づいてR/G、B/G軸座標の色空間(以下の説明では、R/G、B/G色空間と記載)上で分布する64個の点として表すことができる。
なお、上記の分割エリアは、電子ズームが行われている場合においても、1画面、すなわち電子ズームによって切り出す前の画面を、例えば、8×8に分割した64個の分割エリアとすることができる。
次に、撮影時のストロボのON/OFFに応じて分岐する(ステップS14)。撮影時にストロボがOFFであった場合、次いでR/G、B/G色空間においてストロボOFF用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡が設定される(ステップS16)。一方、撮影時にストロボがONであった場合、次いでR/G、B/G色空間においてストロボON用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡が設定される(ステップS18)。
図3はストロボOFF用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡をR/G、B/G色空間に示すグラフであり、図4はストロボON用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡をR/G、B/G色空間に示すグラフである。図中の横軸はR/G信号値、縦軸はB/G信号値である。
第1の光源軌跡L1は、光源(昼光やタングステン光源)の色温度を変化させた際の黒体の色変化の軌跡であり、R/G、B/G色空間における基準点D50(1,1)を通っている。図3に示すストロボOFF時の第2の光源軌跡L2(OFF)は、光源として白色蛍光灯を用いた場合の色分布を通るか、又は光源として白色蛍光灯を用いた場合の色分布よりも第1の光源軌跡L1から離れた軌跡である。また、図4に示すストロボON時の第2の光源軌跡L2(ON)は、光源として白色蛍光灯を用い、ストロボが届きにくいか、もしくは届かない状態における色分布を通るか、又は光源として白色蛍光灯を用い、ストロボが届きにくいか、もしくは届かない状態における色分布よりも第1の光源軌跡L1から離れた軌跡である。なお、本実施形態では、第1の光源軌跡L1を黒体軌跡とし、第2の光源軌跡L2を蛍光灯軌跡とした場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、第1及び第2の光源軌跡は、目的や設計に応じて任意好適に選択でき、第2の光源軌跡としては、例えば、R/G、B/G色空間において第1の光源軌跡の下側に位置する光源軌跡を任意好適に選択できるのはいうまでもない。すなわち、本実施形態では、白色蛍光灯を光源とした場合の色分布に基づく第2の光源軌跡を用いる場合を例に挙げて説明したが、例えば、水銀灯の色分布を利用した光源軌跡を求めて用いてもよい。
図3及び図4に示すR/G、B/G色空間においては、黒体軌跡L1の各図における下側の離れた部分に白色蛍光灯の色情報が分布しており、蛍光灯軌跡L2は白色蛍光灯の色座標(図3の点P1)を通り、R/Gの値が小さくなるにつれて黒体軌跡L1から離れ、R/Gの値が大きくなると黒体軌跡L1に近づく曲線となっている。
検出枠B1は、この黒体軌跡L1と蛍光灯軌跡L2から上下(B/G軸)方向に広がる領域である。この検出枠B1の範囲は、ホワイトバランス制御を行う画像の色情報の分布に応じて経験的に設定される。なお、図3及び図4に示すように、ストロボON時の検出枠B1(ON)は、ストロボOFF時の検出枠B1(OFF)より+R/G側に延びている。
次に、検出枠B1内の色情報が読み込まれ(ステップS20)、読み込まれた色情報のうち黒体軌跡L1の図3及び図4における上側、及び蛍光灯軌跡L2の同図中における下側に分布している色情報の補正が行われる(ステップS22)。
図5は、黒体軌跡より上側に分布する色情報の補正方法を示す図である。まず、図5に示すように、黒体軌跡L1の上側に分布する色情報の座標をP10(rg, bg)、これとB/G値が等しい黒体軌跡L1上の座標をP11(rg_bk, bg)とすると、下記の式(1)により−R/G方向(図における左方向)の位置P12(rg_bk’, bg)に移動される。ここで、パラメータαは約0.6〜0.9の範囲の値で、好ましくは約0.7である。
(1) rg_bk’ = rg - (rg - rg_bk)×α
図6は、蛍光灯軌跡より下側に分布する色情報の補正方法を示す図である。図6に示すように、蛍光灯軌跡L2の下側に分布している色情報の座標をP20(rg, bg)、点P20から蛍光灯軌跡L2に伸びる法線L3との交点をP21(min_rg, min_bg)とすると、補正された色情報の座標P22(min_rg’, min_bg’)は、下記の式(2)及び(3)により表される。なお、パラメータβ及びγは約0.9〜1.0の範囲の値で、好ましくは約1.0である。
(2) min_rg’ = rg + (min_rg - rg)×β
(3) min_bg’ = bg + (min_bg - bg)×γ
なお、上記式(1)〜(3)において、パラメータα、β及びγは、黒体軌跡乃至蛍光灯軌跡からの距離に応じて変化(例えば、両光源軌跡から遠いほど小さくなるように)してもよい。
次に、光源検出値(RG, BG)が算出される(ステップS24)。ステップS24においては、まず、ステップS22において補正された色情報の分布から第1の色情報を、例えば、色情報の加重平均により算出する。続いて、図7に示すように、R/G、B/G色空間においてこの第1の色情報を示す点をP30とすると、基準点D50(ここでは、点(1,1)とする)の近傍の色分布から第2の色情報を、例えば、色情報の加重平均により算出することにより、光源検出値(RG, BG)が下記の式(4)及び(5)により算出される。
(4) RG = ΣixiWLi / Σi WLi
(5) BG = ΣiyiWLi / Σi WLi
なお、式(4)及び(5)中のxi及びyiはそれぞれR/G信号およびB/G信号の値であり、WLiは重みである。図8は、重みWLiの値を示すグラフである。図8に示すように、重みWLiは、点D50を中心として第1の色情報P30と基準点D50との距離daveを半径とする円C1内では1.0であり、円C1の外では基準点D50から遠くなるほど小さくなる。
次に、ローワードコレクション係数Lwが設定され(ステップS26)、ホワイトバランス制御のためのゲインが算出される(ステップS28)。以下、ホワイトバランス制御のためのゲインの算出方法について説明する。撮像装置10にあらかじめ記録されている基準ゲイン(例えば、ストロボOFF時はM晴れのホワイトバランスゲイン)をRd、Gd、Bdとすると、完全補正するために必要なゲイン(すなわち、光源検出値(RG, BG)を基準点D50に移動させるために必要なゲイン)gri_t, gbi_tは下記の式(6)及び(7)により表される。
(6) gri_t = Rd /(Gd × RG)
(7) gbi_t = Bd /(Gd × BG)
ゆえに、基準ゲインGdとレベルを合わせた100%完全補正ゲインは、下記の式(8)〜(10)により表される。
(8) Gr = gri_t × Gd = Rd / RG
(9) Gg = Gd
(10) Gb = gbi_t × Gd = Bd / BG
そして、トータルゲインは以下の式(11)〜(13)により表される。なお、ローワードコレクション係数Lwは、0〜1.0の範囲の値で光源検出値(RG, BG)と基準点D50の距離に応じて規定される。このローワードコレクション係数Lw、及び光源検出値(RG, BG)と基準点D50の距離との関係はEEPROM17に規定されている。
(11) Gr’ = (Gr - Rd) × Lw + Rd
(12) Gg’ = (Gg - Gd) × Lw + Gd
(13) Gb’ = (Gb - Bd) × Lw + Bd
また、ストロボON時のトータルゲインは、ストロボON用の基準ゲインRst, Gst, Bst、及びローワードコレクション係数Lwstに基づいて上記と同様に算出され、下記の式(14)〜(16)により表される。
(14) Grst’ = (Gr - Rst) × Lwst + Rst
(15) Ggst’ = (Gg - Gst) × Lwst + Gst
(16) Gbst’ = (Gb - Bst) × Lwst + Bst
本実施形態によれば、第1及び第2の光源軌跡(黒体軌跡及び蛍光灯軌跡)を利用して画像中の色情報における物体色の影響を抑えて、この物体色の影響を抑えた色情報に基づいて光源検出を行うため、正確な光源検出を行うことができる。これにより、ホワイトバランス制御時におけるカラーフェリアを低減できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係るホワイトバランス制御方法を示すフローチャートである。なお、ステップS40〜S54については、図2のステップS10〜S24と同様であるため説明を省略する。
ステップ54の次にステップS56において輝度評価値Lwy及びローワードコレクション係数Lwが設定される。なお、ローワードコレクション係数Lwについては上記の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10は、輝度評価値Lwyの算出方法を示すフローチャートである。まず、図9のステップS54において算出された光源検出値(RG, BG)が取得される(ステップS70)。そして、図11に示すように、この光源検出値(RG, BG)から黒体軌跡L1に伸びる法線L4と黒体軌跡L1との交点の座標P40(xp, yp)が算出される(ステップS72)。
次に、ステップS74以降において、EEPROM17にあらかじめ記憶されている輝度重み関数Wy及び点P40のR/G座標xpに基づいて輝度評価値LWyが算出される。
ここで、輝度重み関数Wyについて説明する。輝度評価値LWyの算出に用いられる輝度重み関数Wyは、撮影ボタン24の半押し(S1=ON)時に取得された画像の輝度値(S1測光値)によって異なっている。S1測光により得られる画像の各分割エリアの輝度値(EV値)をEviとすると、S1測光値(分割測光値)Evmltiは下記の式(17)により算出される。
(17) Evmlti = log2i wi×2Evi / Σi wi) - △Eviso
ここで、△Evisoはiso200を基準した測光値補正量であり、重みwiは図12により与えられる。図12は、画像の分割エリア(8×8)であり、各分割エリア内の数字が重みwiである。
図13は、輝度重み関数Wyの例を示すグラフである。図13(A)〜(H)はS1測光値がそれぞれ8EV〜15EVの場合に用いる輝度重み関数である。図13(A)〜(H)には、それぞれ輝度重み関数Wyの値がR/G座標に対応して8点図示されている。以下の説明では、図中の8点をR/G座標の昇順にE_WEV_RG1, E_WEV_RG2, …, E_WEV_RG8、これらに対応する輝度重み関数Wyの値をWy1, Wy2, …, Wy8と記載する。
図10のフローチャートの説明に戻ると、まず、ステップS74において点P40のR/G座標xpが輝度重み関数WyのR/G座標の最小値E_WEV_RG1未満の場合(xp < E_WEV_RG1)、EEPROM17から画像のS1測光値に対応する輝度重み関数Wyのテーブルが読み出されてWy1の値が取得され、LWy=Wy1となる(ステップS76)。一方、ステップS74において点P40のR/G座標xpが輝度重み関数WyのR/G座標の最小値E_WEV_RG1以上の場合(xp ≧ E_WEV_RG1)、次いでステップS78に進む。そして、ステップS78において点P40のR/G座標xpが輝度重み関数WyのR/G座標の最大値E_WEV_RG8以上の場合(xp ≧ E_WEV_RG8)、輝度重み関数WyのテーブルからWy8の値が取得され、LWy=Wy8となる(ステップS80)。
一方、ステップS78において点P40のR/G座標xpが輝度重み関数WyのR/G座標の最大値E_WEV_RG8未満の場合(E_WEV_RG1 ≦ xp < E_WEV_RG8)、図14に示すように8点E_WEV_RG1, E_WEV_RG2, …, E_WEV_RG8のうちR/G座標xpを挟む点の座標E_WEV_RG(i), E_WEV_RG(i+1)が取得される(ステップS82)。そして、この座標E_WEV_RG(i), E_WEV_RG(i+1)に対応する輝度重み関数Wy値Wy(i), Wy(i+1)が取得され(ステップS84)、下記の式(18)により輝度評価値LWyが算出される(ステップS86)。
(18) LWy = {(E_WEV_RG(i+1) - xp)×Wy(i) + (xp - E_WEV_RG(i))×Wy(i+1)}
/(E_WEV_RG(i+1) - E_WEV_RG(i))
そして、図9のフローチャートの説明に戻ると、次いでホワイトバランス制御のためのゲインが算出される(ステップS58)。以下、ホワイトバランス制御のためのゲインの算出方法について説明する。図2のステップS28と同様に、撮像装置10にあらかじめ記録されている基準ゲインをRd、Gd、Bdとすると、トータルゲインは以下の式(19)〜(21)により表される。
(19) Gr’ = (Gr - Rd)×(Lw×LWy) + Rd
(20) Gg’ = (Gg - Gd)×(Lw×LWy) + Gd
(21) Gb’ = (Gb - Bd)×(Lw×LWy) + Bd
また、ストロボON時のトータルゲインは、ストロボON用の基準ゲインRst, Gst, Bst、ローワードコレクション係数Lwst、及び輝度評価値LWysに基づいて上記と同様に算出され、下記の式(22)〜(24)により表される。
(22) Grst’ = (Gr - Rst)×(Lwst×LWys) + Rst
(23) Ggst’ = (Gg - Gst)×(Lwst×LWys) + Gst
(24) Gbst’ = (Gb - Bst)×(Lwst×Lwys) + Bst
本実施形態によれば、画像の輝度値(S1測光値)に応じた輝度重み関数を用いてホワイトバランス補正値(ホワイトバランスゲイン)の算出を行うため、ホワイトバランス制御時におけるカラーフェリアを低減できる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、色情報の分布の加重平均値に基づいて光源検出値の算出(図2のステップS24、及び図9のステップS54)を行う。色分布のR/G座標及びB/G座標をそれぞれxi, yiとすると、色分布の加重平均値(Xave, Yave)は下記の式(25)及び(26)により表される。
(25) Xave = ΣixiWi/Σi Wi
(26) Yave = ΣiyiWi/Σi Wi
図15は、重みWiを示すグラフである。なお、R/G、B/G色空間において黒体軌跡より上側に分布する色情報に係る重みWiは黒体軌跡からの距離に応じて変化し、蛍光灯軌跡より下側に分布する色情報に係る重みWiは蛍光灯軌跡からの距離に応じて変化する。
ゆえに、基準点D50(1,1)と加重平均値(Xave, Yave)との距離dave’(図7参照)は下記の式(27)により表される。
(27) dave’ = {(Xave - 1.0)2 + (Yave - 1.0)2}1/2
そして、本実施形態の光源検出値(XLSC,YLSC)は、下記の式(28)及び(29)により表される。なお、重みWLiは、上述の実施形態(式(4)、(5)及び図8)と同様である。
(28) XLSC = ΣixiWiWLi/Σi WiWLi
(29) YLSC = ΣiyiWiWLi/Σi WiWLi
したがって、100%完全補正ゲインは下記の式(30)〜(32)により表される。なお、トータルゲインについては上述の実施形態と同様である。
(30) Gr = gri_t × Gd = Rd / XLSC
(31) Gg = Gd
(32) Gb = gbi_t × Gd = Bd / YLSC
本実施形態によれば、第1及び第2の光源軌跡(黒体軌跡や蛍光灯軌跡)に近い色情報にかける重みWiを大きくすることにより、光源検出の際の物体色の影響をより低減することができる。
本発明の一実施形態に係るホワイトバランス制御装置が適用された撮像装置を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るホワイトバランス制御方法を示すフローチャート ストロボOFF用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡をR/G、B/G色空間に示すグラフ ストロボON用の検出枠、第1及び第2の光源軌跡をR/G、B/G色空間に示すグラフ 黒体軌跡より上側に分布する色情報の補正方法を示す図 蛍光灯軌跡より下側に分布する色情報の補正方法を示す図 光源検出値を示す図 重みWLiを示すグラフ 本発明の第2の実施形態に係るホワイトバランス制御方法を示すフローチャート 輝度評価値Lwyの算出方法を示すフローチャート 光源検出値から黒体軌跡に伸びる法線を示す図 画像の分割エリアに係るS1測光時の重みの値を示す図 輝度重み関数Wyの例を示すグラフ 輝度評価値LWyの算出方法を模式的に示す図 重みWiを示すグラフ
符号の説明
10…撮像装置、12…中央処理装置(CPU)、14…バス、16…ROM、17…EEPROM、18…メモリ(SDRAM)、20…VRAM、22…モード選択スイッチ、24…撮影ボタン、26…操作手段、28…画像表示装置、30…メディアソケット(メディア装着部)、32…記録メディア、34…メディアコントローラ、36…USBインターフェース部(USB I/F)、38…カラーCCD固体撮像素子、40…レンズユニット、42…撮影レンズ、44…絞り兼用メカシャッター、46…レンズ駆動部、48…絞り駆動部、50…タイミングジェネレータ、52…アナログ処理部(CDS/AMP)、54…A/D変換器、56…画像入力コントローラ、58…画像信号処理回路、60…ビデオエンコーダ、62…AF検出回路、64…AE/AWB検出回路、66…圧縮伸張回路

Claims (13)

  1. (a) 撮像素子を介して入力された画像を複数の分割エリアに分割して各分割エリアの色情報を取得するステップと、
    (b) 所定の色空間上における色温度による物体の色変化の軌跡である光源軌跡に基づいて、前記色空間における前記複数の分割エリアの色情報の分布を補正するステップと、
    (c) 前記ステップ(b)において補正された色情報に基づいて撮影状況下の光源情報を取得するステップと、
    (d) 前記ステップ(c)において取得された光源情報に基づいてホワイトバランス補正値を算出するステップと、
    (e) 前記ステップ(d)において算出されたホワイトバランス補正値に基づいてホワイトバランスの制御を行うステップとを備え
    前記ステップ(b)において、前記光源軌跡は、光源の色温度を変化させたときの物体の色変化を示す第1の光源軌跡及び該第1の光源軌跡とは異なる第2の光源軌跡であり、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれない位置に分布する色情報を、前記第1及び第2の光源軌跡のうちいずれか近い方に近づけることを特徴とするホワイトバランス制御方法。
  2. 前記ステップ(b)において、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれる位置に分布する色情報は補正しないことを特徴とする請求項1記載のホワイトバランス制御方法。
  3. 撮像素子を介して入力された画像を複数の分割エリアに分割して各分割エリアの色情報を取得する色情報取得手段と、
    所定の色空間上における色温度による物体の色変化の軌跡である光源軌跡に基づいて、前記色空間における前記複数の分割エリアの色情報の分布を補正する色情報補正手段と、
    前記補正された色情報に基づいて撮影状況下の光源情報を取得する光源情報取得手段と、
    前記取得された光源情報に基づいてホワイトバランス補正値を算出するホワイトバランス補正値算出手段と、
    前記算出されたホワイトバランス補正値に基づいてホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段とを備え
    前記光源軌跡は、光源の色温度を変化させたときの物体の色変化を示す第1の光源軌跡及び該第1の光源軌跡とは異なる第2の光源軌跡であり、
    前記色情報補正手段は、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれない位置に分布する色情報を、前記第1及び第2の光源軌跡のうちいずれか近い方に近づけることを特徴とするホワイトバランス制御装置。
  4. 記色情報補正手段は、前記第1及び第2の光源軌跡の間に挟まれる位置に分布する色情報は補正しないことを特徴とする請求項3記載のホワイトバランス制御装置。
  5. 前記第2の光源軌跡は、光源として白色蛍光灯を用いた場合の色分布を通るか、又は該色分布よりも前記第1の光源軌跡から離れた光源軌跡であることを特徴とする請求項3又は4記載のホワイトバランス制御装置。
  6. 前記第2の光源軌跡は、R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より下側に位置することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載のホワイトバランス制御装置。
  7. 前記色情報取得手段は、前記分割エリアにおける前記色情報のR,G,B信号の積算値を算出してR/G比及びB/G比を算出し、
    前記色情報補正手段は、R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より上側に分布する色情報を前記第1の光源軌跡寄りに移動させ、前記第2の光源軌跡より下側に分布する色情報を前記第2の光源軌跡寄りに移動させることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項記載のホワイトバランス制御装置。
  8. 前記色情報補正手段は、前記R/G、B/G色空間において、前記第1の光源軌跡より上側に分布する色情報をR/G方向に前記第1の光源軌跡に近づけ、前記第2の光源軌跡より下側に分布する色情報を前記第2の光源軌跡の法線方向に近づけることを特徴とする請求項7記載のホワイトバランス制御装置。
  9. 前記色情報補正手段は、R/G、B/G色空間における前記第1又は第2の光源軌跡と前記色情報の距離に応じて、前記色情報の補正量を変更することを特徴とする請求項3から8のいずれか1項記載のホワイトバランス制御装置。
  10. 前記光源情報取得手段は、R/G、B/G色空間における前記補正された色情報の分布から第1の色情報を算出し、前記第1の色情報のR/G、B/G色座標に基づいて前記光源情報を取得することを特徴とする請求項3から9のいずれか1項記載のホワイトバランス制御装置。
  11. 前記光源情報取得手段は、前記R/G、B/G色空間における基準点を中心として、前記基準点と前記第1の色情報を結ぶ線分を半径とする円内に分布する色情報の分布から算出される第2の色情報を光源検出値とすることを特徴とする請求項10記載のホワイトバランス制御装置。
  12. 前記光源情報取得手段は、前記第1又は第2の色情報の算出を色情報の加重平均により行うことを特徴とする請求項10又は11記載のホワイトバランス制御装置。
  13. 請求項3から12のいずれか1項記載のホワイトバランス制御装置を備えることを特徴とする撮像装置。
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