JP4327778B2 - X線ct装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、X線を対象物に照射するX線源及び対象物を透過したX線を検出するX線検出器を備え、X線源とX線検出器とを対象物を挟んで対向させると共に対象物の周囲を回転させ、対象物を一方向に移動させながらX線源とX線検出器との回転を複数回行い、このときのX線検出器による透過X線の検出に基づいて対象物の断層画像を解析するX線CT装置及び外部の撮像装置により撮像された複数枚分の断層画像データを画像処理するX線CT装置及び画像処理装置に関する。
図14は一般的なX線CT装置の要部構成を示す図である。X線CT装置は、被検体をX線でスキャンするスキャナ本体(架台、ガントリ)101と、被検体をスキャナ本体101へ案内する寝台102と、高電圧を生成してスキャナ本体101へ供給する高電圧装置103と、寝台102を制御する寝台制御ユニット104と、スキャナ本体101を制御すると共にスキャナ本体101から得られたデータを処理するコンソール105とから構成されている。
スキャナ本体101の略中央に円筒状の貫通した空洞が形成されており、この空洞を被検体が挿入又は通過するようになっている。スキャナ本体101は、詳細は図示しないが、内部にその空洞の回りを回転する回転部と、外観を形成し、回転部を回転自在に支持している固定部とから構成されている。回転部には、X線を被検体に照射するX線管及びこのX線管と空洞を挟んで対向する位置に被検体を透過したX線を検出するX線検出素子を複数個1列に並べて構成されたシングルX線検出器が搭載されている。また、このシングルX線検出器では、1回転のスキャンで1枚の断層画像しか撮影できないが、同時に複数枚の断層画像を撮影できるように、図15に示すように、シングルX線検出器を複数列並べた2次元X線検出器106も知られている。
高電圧装置103からスキャナ本体101に供給された高電圧は、まず、スキャナ本体101のX線管へ供給される。X線検出器から出力される検出信号は、コンソール105へ出力され、このコンソール105で再構成処理により断層画像が再構成され、メモリに保存されると共に表示装置等により表示する。スキャナ本体101は、通常、水平に移動する寝台102に対して垂直な状態となっている。すなわち、X線管からX線検出器106へ放射されるX線が作る面が寝台102の移動軸に対して垂直な状態になっている。しかし、このスキャナ本体101は、断層画像を必要とする臓器の形状や人体内での位置や回りの臓器との関係から目的・用途によって、例えば図16に示すように(図16ではX線検出器として2次元X線検出器を搭載した例を示す)、寝台102の移動軸に対して傾きチルト角θを持たせることができる。すなわち、X線管からX線検出器へ放射されるX線が作る面が寝台102の移動軸に対して垂直ではなく、その垂直面からチルト角θで傾くことになる。一般的なX線CT装置では、チルト角θを±30°程度まで設定することが可能となっている。
図17(a)は、ヘリカルスキャン等のマルチスライスにおけるスキャナ本体101を傾けないとき(チルト角θ=0°)に再構成される断層画像の状態を示す図である。このような場合には、複数枚の断層画像を構成する各画素は、直交座標上に規則的に配列しているので、これらの画素に基づいて直接3次元表示(MIP(maximum intensity projection)、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリング)を作成すると、その得られた3次元表示には歪みはなく現実の撮影した構造体の形状と一致する正確な画像となる。なお、3次元表示は、図18に示すように、撮影対象に対して視点となる投影面を設定し、この投影面に垂直なレイ(投影線)を定義し、このレイ上の幾つかのポイント(黒○)について、複数枚の断層画像の全ての画素から構成されるボクセルの各画素値からそのポイントの画素値を計算して、この各ポイントの画素値に基づいて投影面の画素(白○)を作成するものである。通常、レイ上の幾つかのポイントの間隔は単位ボクセルの一辺に相当する長さとするのが一般的である。なお、図18は、3次元的な構成を2次元的に(側面図的に)表現したもので、紙面に垂直な方向にボクセル、投影面、レイが存在している。
MIPは、レイ上のポイントの画素値のうちの最大値の値をとって、投影面の画素値とするものである。ボリュームレンダリングは、画素値等に応じて段階的に透過度や色を定義し、目的とする部分を選択的に抽出するものである。これにより、例えば内部が透けて見えるような3次元像を作成することができる。レイ上のポイントの各画素値に所定の係数をかけながら、順次加算して、その加算結果を投影面の画素値とするものである。その係数は、画素値に対する透過度、視線方向からの距離(投影面からそのポイントまでの距離)、陰影条件等によって決定される。サーフェイスレンダリングは、レイ上の各ポイントの画素値にしきい値(境界)を設定して、画素値を2値化して境界面を定義するもので、レイ上の投影面から最初の境界となるポイントを求め、陰影等の効果を加えて投影面の画素値とする。
図17(b)は、スキャナ本体101を傾けたとき(チルト角θは0°でない)に再構成される断層画像の状態を示す図である。すなわち、図19に示すように、点線で示す被検体に対して傾いた断層画像が平行移動的に再構成されることになる。このような場合には、複数枚の断層画像を構成する各画素は、直交座標上に規則的には配列せず、チルト角θの傾きの軸(例えばy軸)のみ傾いた非直交座標上に配列することになる。そのため、図20(a)に示すように、実線で示す側面から正方形に見える構造体が、チルト角θの傾きを考慮せずに直接3次元表示を作成すると、図20(b)に示すように、その画像はチルト角θの傾きとは逆の方向に歪み、側面から菱形に見える構造体のようになり、現実の撮影した構造体の形状と一致しない不正確な画像となってしまう。上述した状況は、シングルスX線検出器の場合であったが、2次元X線検出器106では、さらに、図21に示すように、断層画像が傾いているだけではなく、1回のスキャンで同時に得られる断層画像の中心位置がずれているので、直接3次元表示を作成することができない。
上述したように、従来のX線CT装置では、スキャナ本体をチルト角θで傾けてヘリカルスキャン等のマルチスキャンを行ったときに、再構成された断層画像のデータに基づいて直接3次元表示(MIP、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリング)を作成できないという問題があった。
そこでこの発明は、スキャナ本体をチルト角θで傾けてヘリカルスキャン等のマルチスキャンを行ったときにも、直接的に3次元表示を作成することができるX線CT装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面は、X線を対象物に照射するX線源と、前記対象物を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器とを前記対象物の周囲を複数回数回転させる回転部と、前記X線源及び前記X線検出器の回転軸に垂直で且つ連続した一連の複数の断面に関して、前記X線検出器による透過X線の検出に基づいて複数枚の断層画像を生成する画像生成部と、前記対象物が相対的に移動する移動方向軸に対して前記X線源及び前記X線検出器の回転軸が傾いているときに、3次元表示画像作成のための投影面に垂直な複数の投影路を、前記移動方向軸に対して前記回転軸が傾斜した非直交座標系の表現に変換する投影路座標変換手段と、前記複数枚の断層画像を前記移動方向軸に対して前記回転軸が直交しているものとして扱い、前記座標変換された複数の投影路に従って、前記複数枚の断層画像から前記3次元表示画像を作成する3次元表示画像作成部とを具備する
本発明の第2局面は、外部の撮像装置により撮像された複数枚分の断層画像データを画像処理する画像処理装置において、断層画像データからなる各断層画像が直交座標空間において傾いているときに、直交座標系を各断層画像の非直交座標系に変換する座標変換を、3次元表示画像の視点としての投影面に垂直な投影路に対して行う投影路座標変換手段を設け、各断層画像の非直交座標系を直交座標系とみなして、投影路座標変換手段により座標変換された投影路を解析して、投影面に投影される3次元表示画像を作成するものである。
以上詳述したようにこの発明によれば、スキャナ本体をチルト角θで傾けてヘリカルスキャンやマルチスキャンを行ったときにも、直接的に3次元表示を作成することができるX線CT装置及び画像処理装置を提供できる。
以下、この発明の第1の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。図1は、この発明を適用した画像処理装置を組込んだX線CT(computed tomography)装置の概略の構成を示すブロック図である。このX線CT装置は、架台1と、画像処理装置としてのコンソール2と、寝台3と、電源装置4とから構成されている。基本的には従来の技術で図12で説明した構成とほぼ同じである。なお、従来の技術で図12を参照して説明した、スキャナ本体が架台1に対応し、寝台及び寝台制御ユニットが寝台3に対応し、コンソールはコンソール2に対応している。前記架台1は、回転部11とそれ以外の固定部とから構成され、前記回転部11には、X線発生部12、高電圧発生器13、(シングル)X線検出器14、DAS(データ収集装置)15、データ圧縮部16、回転側データ伝送部17等が搭載されており、固定部には、固定側データ伝送部18、データ復元部19及び架台コントローラ20等が設けられ、前記回転部11と固定部との間にはスリップリング21が設けられている。
前記電源装置4から供給された電力は、前記架台1の固定部に入力され、この固定部から前記スリップリング21を通して前記回転部11の前記高電圧発生器13に入力される。この高電圧発生器13は、供給された電力をX線発生に適した高電圧に昇圧して前記X線発生部12に供給する。このX線発生部12と前記X線検出器14とは、従来の技術で説明したように、この架台1の略中央に形成された空洞を挟んで対向して配置されており、互いの位置関係を保ちながら相対的に回転するようになっている。
前記X線発生部12は、X線管やコリメータ等から構成され、供給された高電圧によりX線を発生させ、このX線を制御して空洞に進入した又は空洞を通過する被検体に照射する。前記X線検出器14は、複数個のX線検出素子を1列に並べたシングルX線検出器であり、被検体を透過したX線を検出し、電気信号(例えば蓄積電荷)として取出すことができるようになっている。
前記DAS15は、前記X線検出器14から電気信号を検出データ(デジタルデータ)として取出し(収集し)、この検出データを前記データ圧縮部16へ出力する。検出データは、前記X線発生部12と前記X線検出器14との回転角度(位相)によるビュー毎にX線検出器14のX線検出素子毎に得られる。前記データ圧縮部16は、前記X線検出器14のX線検出素子毎に得られるデータから差分データ等を計算してデータ圧縮する。例えば、1つのX線検出素子(1つのチャンネル)のデータについて、収集データ(検出データ)が20ビットバイナリデータであったのを、精度(分解能)を低下させずに10ビットバイナリデータに圧縮する。
このデータ圧縮部16で得られた圧縮データは、前記回転側データ伝送部17へ出力され、この回転側データ伝送部17は、例えばLED(light emitting diode)等から構成され、その圧縮データを光信号に変換して送信する。
前記固定側データ伝送部18は、例えばフォトダイオード等から構成され、前記回転部11の回転側データ伝送部17から送信された光信号を受信する。この固定側データ伝送部2で受信した光信号は、電気信号(圧縮データ)に変換され、前記データ復元部19へ供給される。このデータ復元部19では、圧縮データを元の収集データに復元する処理が行われ、復元された収集データは、前記コンソール2へ出力される。
このコンソール2には、中央制御ユニット31、画像再構成ユニット32、データ保存ユニット33及び画像表示ユニット34、さらに図示しないがネットワークインターフェイス等が設けられている。前記中央制御ユニット31は、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、各種インターフェイス等から構成されており、システムバス35を介して前記画像構成ユニット32、前記データ保存ユニット33、前記画像表示ユニット34とそれぞれ接続されている。前記架台1のデータ復元部19から出力された復元された収集データは、前記画像再構成ユニット32に入力されると共に前記データ保存ユニット33に保存される。前記画像再構成ユニット32では、再構成処理により断層画像データが作成され、この断層画像データは、前記画像表示ユニット34により断層画像として表示される。
さらに、前記中央制御ユニット31は、前記架台1の回転部11の高電圧発生器13を制御して、前記X線発生部12により被検体へのX線照射を制御するようになっている。また、前記中央制御ユニット31は、前記架台コントローラ20を制御して、前記回転部11の回転制御及び前記架台1の傾き(チルト角)の角度制御を行うようになっている。前記寝台3は、被検体を載置する後述する天板を移動させる天板移動部41と、この天板移動部41等を制御する寝台コントローラ42と等から構成され、前記中央制御ユニット31は、前記寝台コントローラ42を制御して、天板を移動させ、被検体の撮影部位を架台1の空洞内へ位置決めする制御を行うようになっている。
図2は、前記コンソール2の画像表示ユニット34の要部構成を示すブロック図である。この画像表示ユニット34は、ディスプレイ51と、ディスプレイ制御部52と、ビデオRAM53と、画像処理ユニット54等から構成され、前記ディスプレイ制御部52、前記ビデオRAM53、前記画像処理ユニット54は、前記システムバス35を介して前記中央制御ユニット31と接続されている。なお、前記画像処理ユニット54は、この画像表示ユニット34内に設けられている構成となっているが、画像表示ユニット34の外に独立して設けられていても良いものである。
前記ディスプレイ51は、前記ディスプレイ制御部52により、前記画像処理ユニット54により画像処理されたデータに基づいて前記ビデオRAM53に描画された画像を表示する。なお、前記画像処理ユニット54は、前記中央制御ユニット31を介さずに画像処理した画像を前記ビデオRAM53に転送することができ、また前記ディスプレイ制御部52は、前記中央制御ユニット31を介さずに前記ビデオRAM53に描画された画像を前記ディスプレイ51に表示出力することができるようになっている。
前記画像処理ユニット54は、ヘリカルスキャンや、スキャン中に寝台の移動を伴わないでスキャンを寝台の位置を変えながら複数回行って連続した一連の画像を得るマルチスキャンを行ったときに、前記画像再構成ユニット32で再構成された複数枚の断層画像データに基づいて、任意の位置・角度の断層画像や3次元表示(MIP、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリング)の画像を作成するものである。前記画像処理ユニット54には、3次元表示の画像を作成するために3次元表示部54-1が設けられ、この3次元表示部54-1により、MIP(maximum intensity projection)、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリングの画像を作成する。さらに、この3次元表示部54-1には、直接3次元表示を作成するために、投影面に対して垂直に定義されるレイ(投影路)の座標変換を行うレイ座標変換部54-2が設けられている。このレイ座標変換部54-2は、図3に示すように、直交座標系(x,y,z)をy軸のみをチルト角θ傾いた非直交座標系(x´,y´,z´)に変換する座標変換(1)をレイに対して行う。すなわち、
x´=x、y´=(y/ cosθ)、z´=z−(y・ tanθ) …(1)
この座標変換(1)により座標変換されたレイに対して、前記画像再構成ユニット32で再構成された複数枚の断層画像データは、相対的に仮想的な直交座標系(x´,y´,z´)のデータと見なすことができる。
このような構成の第1の実施の形態においては、寝台3の天板に載置された被検体に対して、架台1はチルト角θで傾き、この架台1の空洞へ天板上の被検体が進入する。この状態でX線発生部12から被検体を透過したX線がX線検出器14により検出される。このX線検出器14の検出データは、DAS15により収集され、この収集された収集データは、データ圧縮部16で圧縮されたのち、回転側データ伝送部17及び固定側データ伝送部18により光通信で伝送され、データ復元部19により元の収集データに復元される。この復元された収集データから、画像再構成ユニット32は被検体の断層面について断層画像データを再構成する。
ヘリカルスキャンやマルチスキャンの場合には、複数枚の断層画像データが再構成されることになる。例えば図4中において点線で示すように、チルト角θで傾いた断層画像データが重なるようにして並んでおり、その全体のボクセル(ピクセル)データは、直交座標的に配列されていない。なお、図4は3次元的な構成を2次元的に(側面図的に)表現したもので、紙面に垂直な方向にボクセル、投影面、レイが存在している。ここで、3次元表示(MIP、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリング)の操作すると、画像表示ユニットの画像処理ユニット54の3次元表示部54-1により、例えば図4に示すように、投影面が設定され、この投影面に対して垂直なレイが設定される。実際の形状は(x,y,z)座標系において、正しく表現されているので、この投影面も(x,y,z)座標上にて定義される。
次に、レイ座標変換部54-2により、投影面及びレイに対して前述した座標変換(1)が行われる。変換後のx´軸、y´軸、z´軸が直交している物として示した図が図5である。投影面上のピクセルは通常x軸、y軸、z軸上で直交した正方ピクセルであるが、図5に示す(x´,y´,z´)座標上においては、各座標点(ポイント)は、座標変換(1)により変換されるので、必ずしも直交した正方ピクセルとはならない。また図16に示した通常のレンタリング処理においては、ポイントは単位ボクセルの一辺に相当する長さとするが、変換後の(x´,y´,z´)座標上においては、座標変換に応じてポイント間の間隔も変わる。このように、画像再構成ユニット32により再構成された断層画像データのボクセルは、そのまま直交座標的に配列したものとして取り扱うことができるかわりに、投影面のピクセル位置、投影方向及びレイ上のポイントの間隔が、チルト角θ=0の架台1が傾いていない場合とは座標変換(1)の変換分だけ異なることになる。すなわち、投影面のピクセル位置、投影方向及びレイ上のポイントの間隔が異なるだけで、チルト角θ=0の場合と同じレンダリングのアルゴリズムが使用できることになる。
ここで、3次元表示部54-1により、3次元表示の画像が作成されてビデオRAM53に描画され、ディスプレイ制御部52の制御により、ディスプレイ51にその画像が表示される。
なお、所望の位置・角度の断層画像を作成する場合も、全く同様にして、その所望の位置・角度の断層画像面(ピクセル)を指定して、レイ座標変換部54-2によりその指定した断層画像面(ピクセル)に対して座標変換(1)を行えば、画像再構成ユニット32により再構成された断層画像データのボクセルは、直交座標的に配列したものとして取り扱うことができ、チルト角θ=0の架台1が傾いていない場合に得られた断層画像データから指定された位置・角度の断層画像を作成するのと同じになる。
すなわち、図6(a)に示すように、画像再構成ユニット32により再構成された断層画像データの実際のボクセル(チルト角θで傾いている)に対して、破線で示す断層画像Dの面を指定する。このとき、断層画像Dは図6(b)に示すようにピクセルピッチが縦方向・横方向(この断層画像におけるX方向・Y方向)共に同じPSとなる正方ピクセルとなる。
この指定された断層画像Dに対して、レイ座標変換部54-2により座標変換(1)を行えば、その座標変換(1)された断層画像D´は、図7(a)に示すように、ボクセルの仮想的な直交座標系(ボクセルは立方体的に配列される)において、図6(a)のボクセルと断層画像Dとの位置関係と相対的に同じ位置関係を保つことになる。しかし、このとき、断層画像D´は図7R>7(b)に示すようにピクセルピッチが縦方向と横方向とで必ずしも同じPSとはならない。この理由は、座標変換(1)に示すように、仮想的な直交座標系においてx´(x)方向の変換は位置も長さも変化しなし、z´方向の変換は位置が変化するだけであるが、y´方向の変換は長さが変化してしまうため、このy´方向の影響を受けるピクセルピッチ(PS(y成分))は次式のように変化する。
PS´(y´成分)=PS(y成分)/ cosθである。
しかし、このようなピクセルピッチの変化について、画像作成では考慮する必要はない。仮想的な直交座標系において求められた断層画像D´の各ピクセルの値は、ボクセルと断層画像との位置関係が保たれているため、そのまま実際の直交座標系(x,y,z)の断層画像Dのピクセルの値として採用することができるからである。仮想的な直交座標系における断層画像D´の各ピクセルの値の求める方法としては、求めるピクセルの近傍の4個又は8個のボクセルの値を補間して求める方法もあるが、求めるピクセルに最も近いボクセルの値をそのままニアレストネイバーとして採用しても良い。
このように第1の実施の形態によれば、求めるレイ又は所望の位置・角度の断層画像面に対して座標変換(1)を行って、画像再構成ユニット32により再構成された断層画像データのボクセルを直交座標的に配列したものとして取り扱うことにより、架台(スキャナ本体)をチルト角θで傾けてマルチスキャンを行った時にも、直接的に3次元表示及び所望の位置・角度の断層画像データを簡単に作成することができる。
この発明の第2の実施の形態を図8乃至図1313を参照して説明する。なお、この第2の実施の形態のX線CT装置も基本的には、前述の第1の実施の形態(図1参照)とほとんど同一の構成となっており、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。さらにこの第2の実施の形態では、X線検出器14として、シングルX線検出器ではなく、X線検出素子を1列配列したシングルX線検出器を複数列配列した2次元X線検出器(図15参照)について説明するが、このシングルX線検出器を使用した場合に適用しても良いものである。
図8は、前記コンソール2の画像表示ユニット34の要部構成を示すブロック図である。この画像表示ユニット34は、前述の第1の実施の形態で説明したように、ディスプレイ51と、ディスプレイ制御部52と、ビデオRAM53と、画像処理ユニット54等から構成されている。前記画像処理ユニット54には、前記3次元表示部54-1(前記レイ座標変換部54-2は設けらていなくとも良い)及び直交ボクセル変換部54-3が設けられている。この直交ボクセル変換部54-3は、従来の技術の図21に示すようなチルト角θで傾き、さらに断層画像の中心位置がずれたボクセルから、図9に示す直交ボクセルを作成するものである。
X軸(図10紙面に垂直な軸)については傾きをもたないので、Y軸及びZ軸からなる所定の平面について考察する。図10に示すように、前記画像再構成ユニット32により再構成されたスライス位置mの断層画像中の2つの画素(ピクセル、ボクセル)f(m,n) 、f(m,n+1) と次のスライス位置m+1の断層画像中の2つの画素f(m+1,n) 、f(m+1,n+1) とから線形補間式数1により、直交ボクセルの1つのボクセルの値g(p,q) を計算して求めることができる。
Figure 0004327778
このとき、前記画像再構成ユニット32により再構成された断層画像の傾いたボクセルと同じサイズの(同じボクセル数、同じボクセル間距離を有する)直交ボクセルを作成すると、この直交ボクセルの各ボクセルが線形補間により算出されているので補間誤差が含まれており、この直交ボクセルから作成される3次元表示の画像及び任意の位置・角度の断層画像の分解能は、前記画像再構成ユニット32により再構成された断層画像の分解能より低下している。
そこでこの直交ボクセルから作成される画像の分解能の低下を抑えるために、図11に示すように、直交ボクセルのサイズ(ボクセル間距離)を小さく(ボクセル密度を高く)する。従って、全体としてのボクセル数はサイズを小さくした程度に応じて大きくなる。図11では、両方向(y方向及びz方向)にボクセルサイズを小さくしたが、片方のみ(y方向のみ又はz方向のみ)であっても構わない。
この線形補間式数1は、X線検出器14として、2次元X線検出器を使用した場合(図15及び図2121参照)に適用できると共に、シングルX線検出器を使用した場合(図19参照)にも適用できる汎用性の高い補間式である。しかし、シングルX線検出器を使用した場合には、従来技術の図19に示すようなチルト角θで傾いたボクセルを図9に示す直交ボクセルに変換する。図12に示すように、前記画像再構成ユニットにより再構成されたスライス位置mの断層画像中の1つの画素(ピクセル、ボクセル)f(m,n) と次のスライス位置m+1の断層画像中の1つの画素f(m+1,n) とから線形補間式数2により、直交ボクセルの1つのボクセルg(p,n) を計算して求めることができる。
Figure 0004327778
これは、前記画像再構成ユニット32により再構成された複数枚の断層画像が完全にZ軸方向に平行移動するように並んでいるため、画素の位置のずれがなく、断層画像の傾きのみが問題となるからである。従って、スライス位置mの断層画像中の1つの画素f(m,n) と次のスライス位置m+1の断層画像中の1つの画素f(m+1,n) とは同じスライド軸上に位置しており、この2点により、同じスライド軸上の直交ボクセルの1つのボクセルg(p,n) を線形補間により計算して求めることができる。
しかし、この場合にも、数1の場合と同様に、直交ボクセルの分解能の低下を抑える必要があり、そのために、図13に示すように、直交ボクセルのスライド方向のサイズ(ボクセル間距離)を小さくする。従って、全体としてのボクセル数はサイズを小さくした程度に応じて大きくなる。
このような構成の第2の実施の形態においては、画像再構成ユニット32に再構成された複数枚の断層画像の各画素からなるチルト角θで傾いたボクセルから、直交ボクセル変換部54-3の線形補間によりボクセルのサイズ(ボクセル間距離)が小さいボクセル密度が高い直交ボクセルが作成される。この作成された直交ボクセルから任意の位置・角度の断層画像を切出し、あるいは3次元表示部54-1で、MIP、ボリュームレンダリング、サーフェイスレンダリング等の3次元表示の画像(投影面画像)を作成して、ビデオRAM53及びディスプレイ制御部52を通して、ディスプレイ51に表示させる。
このように第2の実施の形態によれば、チルト角θで傾いたボクセルから線形補間により直交ボクセルを作成することにより、この直交ボクセルに基づいて任意の位置・角度の断層画像及び3次元表示を作成することができる。
なお、この第2の実施の形態においては、X軸は考慮せずに2次元的な線形補間(4点補間、2点補間)で直交ボクセルを作成したが、この発明はこれに限定されるものではなく、X軸を考慮して、3次元的な線形補間(8点補間、4点補間)で直交ボクセルを作成しても良いものである。また、線形補間にも限定されるものではなく、画像表示にかかる時間における補間計算にかかる時間が占める割合が許容範囲ならば他の非線形補間でも良いものである。また、補間のみに限定されるものではなく、直交ボクセルに最も近い元のボクセルの値をそのままとる(ニアレストネイバー)ようにしても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の第1の実施の形態の画像処理装置を組込んだX線CT装置の概略の構成を示すブロック図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールの画像表示ユニットの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールのレイ座標変換部が行う座標変換を説明するための図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールのレイ座標変換部が座標変換を行う前のボクセルとレイとの関係を示す図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールのレイ座標変換部が座標変換を行った後のボクセルとレイとの関係を示す図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールのレイ座標変換部が座標変換を行う前のボクセルと断層画像との関係及び断層画像のピクセルを示す図。 同実施の形態のX線CT装置のコンソールのレイ座標変換部が座標変換を行った後のボクセルと断層画像との関係及び断層画像のピクセルを示す図。 この発明の第2の実施の形態のX線CT装置のコンソールの画像表示ユニットの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態のX線CT装置の直交座標変換部で作成された直交ボクセルを示す図。 同実施の形態のX線CT装置の直交座標変換部における直交ボクセルの作成方法( 補間法 )を説明するための図。 同実施の形態のX線CT装置の直交座標変換部で作成されたボクセル密度が高い直交ボクセルの例を示す図。 同実施の形態のX線CT装置のシングルスライスのヘリカルスキャン時に適用できる直交座標変換部における直交ボクセルの作成方法( 補間法 )を説明するための図。 同実施の形態のX線CT装置のシングルスライスのヘリカルスキャン時に直交座標変換部で作成されたボクセル密度が高い直交ボクセルの例を示す図。 一般的なX線CT装置の要部構成を示す図。 X線CT装置の2次元X線検出器の例を示す図。 X線CT装置のスキャナ本体をチルト角θで傾けた状態を示す図。 X線CT装置でチルト角θで傾けない場合及び傾けた場合のヘリカルスキャンを行ったときに再構成された複数枚の断層画像の状態を示す図。 X線CT装置における3次元表示の投影面及びレイとボクセルとの関係を示す図。 X線CT装置でチルト角θで傾けた場合のヘリカルスキャンを行ったときに再構成された複数枚の断層画像と被検体との関係を示す図。 X線CT装置でチルト角θで傾けた場合のヘリカルスキャンを行ったときに再構成された複数枚の断層画像における構造体の実際の形状及び直接3次元表示を作成したときの構造体の形状を示す図。 2次元X線検出器を使用したX線CT装置でチルト角θで傾けた場合のヘリカルスキャンを行ったときに再構成された複数枚の断層画像の状態を示す図。
符号の説明
14…X線検出器、32…画像再構成ユニット、34…画像表示ユニット、54…画像処理ユニット、54-1…3次元表示部、54-2…レイ座標変換部、54-3…直交ボクセル変換部。

Claims (2)

  1. X線を対象物に照射するX線源と、
    前記対象物を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線源と前記X線検出器とを前記対象物の周囲を複数回数回転させる回転部と、
    前記X線源及び前記X線検出器の回転軸に垂直で且つ連続した一連の複数の断面に関して、前記X線検出器による透過X線の検出に基づいて複数枚の断層画像を生成する画像生成部と、
    前記対象物が相対的に移動する移動方向軸に対して前記X線源及び前記X線検出器の回転軸が傾いているときに、3次元表示画像作成のための投影面に垂直な複数の投影路を、前記移動方向軸に対して前記回転軸が傾斜した非直交座標系の表現に変換する投影路座標変換手段と、
    前記複数枚の断層画像を前記移動方向軸に対して前記回転軸が直交しているものとして扱い、前記座標変換された複数の投影路に従って、前記複数枚の断層画像から前記3次元表示画像を作成する3次元表示画像作成部とを具備することを特徴とするX線CT装置。
  2. 外部の撮像装置により撮像された複数枚分の断層画像のデータを画像処理する画像処理装置において、
    前記複数枚分の断層画像が直交座標空間において傾いているときに、3次元表示画像作成のための投影面に垂直な複数の投影路を、前記移動方向軸に対して前記回転軸が傾斜した非直交座標系の表現に変換する投影路座標変換手段と、
    前記複数枚の断層画像を前記移動方向軸に対して前記回転軸が直交しているものとして扱い、前記座標変換された複数の投影路に従って、前記複数枚の断層画像から前記3次元表示画像を作成する3次元表示画像作成部とを具備することを特徴とする画像処理装置。
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