JP4327502B2 - 料金収受システムおよび料金収受方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば高速道路などの有料道路で利用される料金収受システムにかかり、特に非接触型ICカードを料金収受の処理のためのユーザ用の媒体として用いた料金収受システムと料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路などの有料道路向け料金収受システムとしては、無線式自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)が採用されている。なお、ETCは登録商標である。このETCシステムでは、無線通信機能を備え、車両情報などが記録された車載器と呼ばれる移動体通信装置と、路側アンテナとの間での無線通信により料金収受のための処理が行われる(たとえば、特許文献1を参照)。車載器には、利用者情報などが記録された接触式ICカードが装填され、上記料金収受の処理に利用される。
【0003】
ETCシステムでは、入口料金所において、路側の移動体通信設備によって、車両の車載器(接触式ICカード)への入口料金所の情報などの記録が行われる。一方、出口料金所では、路側の移動体通信設備によって車載器から入口料金所の情報をはじめとする料金計算に必要な情報が読み取られ、これらの読み取り情報に基づき通行料金を算出して料金収受が行われる。
【0004】
【特許文献1】
特許第3256642号公報(第6頁−第8頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、非接触型ICカードを移動体通信用媒体として利用した料金収受システムが検討されている。非接触型ICカードを用いた料金収受システムでは、車両の搭乗者が非接触型ICカードを、路側に配置されたカードリード/ライタのアンテナ部に近づけることによって、非接触型ICカードとカードリード/ライタとでの無線交信が行われる。したがって、この非接触型ICカードを利用した料金収受システムによれば、車載器などの車両側の無線通信設備が不要になるという利点がある。
【0006】
この非接触型ICカードを用いた料金収受システムでは、対距離通行料金制の場合、入口料金所では、入口情報、履歴情報、車載器表示情報などの複数の情報がそれぞれファイルとしてカードリード/ライタを介して非接触型ICカードに書き込まれ、出口料金所では、非接触型ICカードからカードリード/ライタを介して上記の各ファイルが読み込まれて、料金収受の処理が行われる。
【0007】
一般に、読み書きが可能な記憶媒体に対して情報の書き込みを行う場合、ベリファイによって書き込みが正しく行われたかどうかのチェックが行われるが、このベリファイチェックによって車両一台当たりの平均処理時間が長くなることで、料金所での渋滞を招くおそれがある。しかし、ベリファイチェックを省略すれば、書き込みエラー、具体的には全ファイルの書き込みが完了する前に非接触型ICカードをカードリード/ライタから離して交信を中断しまうことによって起こる書き込みファイルの欠落などによって、料金所での処理エラーが発生し、やはり料金所での混雑を招くおそれがある。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、非接触型ICカードへのファイル書き込み不良によって、料金所での非接触型ICカードを用いた処理が不能に陥る確率を低減でき、料金所の渋滞緩和を図ることのできる料金収受システムおよび料金収受方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明に係る料金収受システムは、非接触型ICカードに対してファイル単位で情報の読み書きを非接触で行うカード読み書き手段と、前記非接触型ICカードに書き込まれているべき複数のファイルのうちの一部のファイルの欠落の有無を判定し、前記一部のファイルの欠落が判定された場合、この欠落したファイルが特定の種類のファイルでなければ、この特定の種類のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードより読み込み、この読み込んだファイルを用いて料金収受のための処理を行い、この処理結果に基づいて次回の料金収受のための処理に用いられる複数のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードに書き込む処理手段とを具備するものである。
【0010】
特定の種類のファイルとは、具体的には、料金所での料金収受の処理に最低限必要な情報を含んだファイルのことである。カード読み書き手段による非接触型ICカードへの一部のファイルの書き込みに失敗しても、この書き込みに失敗したファイルが特定の種類のファイルでない限りは、料金収受のための必要最低限の処理を実行することができ、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理がファイルの書き込みエラーによって不可となる確率が低減する。
【0011】
さらに、処理手段は、特定の種類のファイルから優先して複数のファイルを前記カード読み書き手段を通じて非接触型ICカードに順次書き込むものとしてもよい。このように料金収受の処理に最低限必要な特定の種類のファイルを優先して(先に)非接触型ICカードに書き込むことで、全ファイルの書き込みが完了する前に非接触型ICカードとカードリード/ライタとの交信が中断される事態が発生しても、特定の種類のファイルが欠落することを極力抑えることができ、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理がファイルの書き込みエラーによって不可となる確率をより一層低減できる。
【0012】
また、処理手段は、複数のファイルにそれぞれ一連番号を含む識別情報を付加し、当該識別情報がそれぞれ付加された複数のファイルをカード読み書き手段を通じて非接触型ICカードに書き込み、かつ、カード読み書き手段を通じて非接触型ICカードから読み込んだ各ファイルにそれぞれ付加されている識別情報に基づいて、非接触型ICカード内の欠落ファイルの有無を判定するものであってよい。
【0013】
この発明により、非接触型ICカードに前回の処理で書き込まれた複数のファイルの上に新たなファイルを上書きするときに書き込みエラーが発生し、前回の処理の書き込みファイルが残っている場合でも、各ファイルに付加された一連番号を含む識別情報に基づいて、各処理回の書き込みファイルを識別することができ、非接触型ICカード内の欠落ファイルの有無を正しく判定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明に係る実施の一形態である対距離通行料金制の料金収受システムの全体構成を示すブロック図である。
【0016】
同図に示すように、この料金収受システムは、有料道路の入口に設置される入口料金所システム1と、有料道路の出口に設置される出口料金所システム2と、チェックバリア(検札所)に設置されるチェックバリアシステム3と、これら入口料金所システム1、出口料金所システム2およびチェックバリアシステム3と通信回線4を介して接続されたホストコンピュータなどの上位システム5とから構成されている。
【0017】
図2は入口料金所システム1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、入口料金所システム1は、カードリード/ライタ11、路側表示装置13、発進制御装置15、車種判別装置17および車線制御装置19とを有している。
【0018】
カードリード/ライタ11は、車両の搭乗者より差し出された非接触型ICカードとの間で非接触で交信を行い、有料道路の利用に関する料金収受のための入口処理の際に、当該非接触型ICカード内のメモリに対して、ファイル単位で情報のリード/ライトを行う装置である。カードリード/ライタ11は、具体的には、アンテナコイルを内蔵したアンテナ部を有し、このアンテナ部に接触あるいはかざされた非接触型ICカードのコイルとの電磁結合を通じて、非接触型ICカードに対して給電しつつ交信を行う装置である。路側表示装置13は、車両の搭乗者に対して入口処理の状況や結果、誘導のためのメッセージなどを表示する装置である。発進制御装置15は、入口処理の結果に基づいて車両の料金所通過をたとえば制御棒の開閉などによって許可したり阻止したりするための装置である。車種判別装置17は、入口料金所に進入してきた車両を検知すると共に進入車両の軸数・車高・車長・ナンバープレート等の車両情報を取得し、取得した車両情報から車両の車種を判別して車線制御装置19に通知するものである。ここで車種とは、料金収受のために有料道路の運営側で区分した車両の種類であり、例えば大型、大型特殊、中型、小型、軽自動車などである。車線制御装置19は、上記各装置11、13、15、17との間で信号をやりとりして入口処理のための制御を行う装置である。
【0019】
出口料金所システム2は、カードリード/ライタ21、路側表示装置23、発進制御装置25、車種判別装置27、領収書発行装置28、および車線制御装置29などの機器を備えている。
【0020】
カードリード/ライタ21は、車両の搭乗者より差し出された非接触型ICカードとの間で非接触で交信を行い、有料道路の利用に関する料金収受のための出口処理の際に、当該非接触型ICカード内のメモリに対して、ファイル単位で情報のリード/ライトを行う装置である。路側表示装置23は、車両の搭乗者に対して出口処理の状況や結果、誘導のためのメッセージなどを表示する装置である。発進制御装置25は、出口処理の結果に基づいて車両の料金所通過をたとえば制御棒の開閉などによって許可したり阻止したりするための装置である。車種判別装置27は、料金所に進入してきた車両を検知すると共に進入車両の軸数・車高・車長・ナンバープレート等の車両情報を取得し、取得した車両情報から車両の車種を判別して車線制御装置29に通知するものである。領収書発行装置28は有料道路の利用証明書などを発行する装置である。車線制御装置29は、上記各装置21、23、25、27、28との間で信号をやりとりして出口処理のための制御を行う装置である。
【0021】
チェックバリアシステム3は、カードリード/ライタ31、路側表示装置33、発進制御装置35、および車線制御装置39などの機器を備えている。
【0022】
カードリード/ライタ31は、車両の搭乗者より差し出された非接触型ICカードとの間で非接触で交信を行い、有料道路の利用に関する料金収受のためのバリア処理の際に、当該非接触型ICカード内のメモリに対して、ファイル単位で情報のリード/ライトを行う装置である。路側表示装置33は、車両の搭乗者に対してバリア処理の状況や結果、誘導のためのメッセージなどを表示する装置である。発進制御装置35は、バリア処理の結果に基づいて車両の料金所通過をたとえば制御棒の開閉などによって許可したり阻止したりするための装置である。車線制御装置39は、上記各装置31、33、35との間で情報信号をやりとりしてバリア処理のための制御を行う装置である。
【0023】
非接触型ICカードは、読み書きが可能なメモリおよびCPUなどのICチップと、たとえば導体パターンの印刷などによって形成された空芯コイルを内蔵している。メモリには、カードIDなどの固定情報が記憶されているとともに、たとえば、図2のファイルの一覧に示すように、車載器表示情報41、入口情報42、バリア情報43、履歴情報44、明細情報45などが更新可能な情報として記憶される。これらの情報はそれぞれファイルとして個別にアクセスされる。
【0024】
車載器表示情報41のファイルは、たとえば、料金所において通行の可否を判定した結果に基づいて車載器に指示される案内情報などを含むものである。入口情報42のファイルは、たとえば、入口料金所の通過時刻、有料道路への進入に利用した入口料金所の番号などを含む。バリア情報43のファイルは、たとえば、通過したチェックバリアの通過時刻、チェックバリア番号などの情報を含むものである。履歴情報44のファイルは、たとえば、料金所・チェックバリアの通過履歴(通過した料金所・チェックバリアの番号や時刻)、決済の完了フラグなどの情報を含むものである。明細情報45のファイルは、たとえば、支払残高などの情報を含むものである。
【0025】
非接触型ICカードには前納型と後納型とがある。後納型とは有料道路を利用後、後日一括清算にて通行料金を支払う形式(クレジット形式)、前納型とは有料道路の出口で通行料金を支払う形式(プリペイド形式)である。
【0026】
次に、この料金収受システムにおける非接触型ICカードに対する処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0027】
車両の有料道路への進入時、運転者は入口料金所のカードリード/ライタ11の手前で車両を一旦停止させるか、もしくは徐行させ、非接触型ICカードをカードリード/ライタ11のアンテナ部に接触もしくはかざす。非接触型ICカードとカードリード/ライタ11との間で無線交信が可能になったところで、車線制御装置19は、カードリード/ライタ11を通じて非接触型ICカードに書き込まれているファイルを読み込む(ステップ301)。
【0028】
続いて、車線制御装置19は、読み込んだ個々のファイルに付加されている後述の一連番号を含む識別情報を確認し(ステップ302)、個々のファイルに付加されている当該識別情報に含まれている一連番号がファイル間で昇順あるいは降順で連続しているかどうかを判定する(ステップ303)。個々のファイルの一連番号が連続している場合にはステップ305へ移行する。また、連続していない場合には、車線制御装置19は、非接触型ICカードに、料金収受の処理に必要不可欠な種類のファイル(以下、「最重要ファイル」と呼ぶ。)が書き込まれているかどうかを判定し(ステップ304)、最重要ファイルが書き込まれているならステップ305へ移行する。最重要ファイルの詳細については後で説明する。また、最重要ファイルが書き込まれていない場合には非接触型ICカードを用いた入口処理が不可であるものと見なして、異常処理たとえば、非接触型ICカード以外の他の媒体(たとえば通行券など)を用いた入口処理を行う(ステップ306)。
【0029】
ステップ305では、最重要ファイルの内容に関する矛盾の有無が判定され、矛盾がなければ、入口料金所での入口処理が行われる(ステップ307)。車線制御装置19は、この入口処理の結果に基づいて、カードリード/ライタ11を介して非接触型ICカードへのファイルの書き込みを行う(ステップ308)。
以上は、入口料金所システム1での入口処理の流れであるが、出口料金所システム2では、ステップ301にてカードリード/ライタ21を介して非接触型ICカードからファイルが読み込まれ、ステップ307にて出口処理が行われ、ステップ308にて出口処理の結果に基づきカードリード/ライタ21を介して非接触型ICカードへのファイルの書き込みが行われる以外は、前記入口処理時と同様の処理が行われる。
【0030】
また、チェックバリアシステム3では、ステップ301にてカードリード/ライタ31を通じて非接触型ICカードからファイルが読み込まれ、ステップ307でバリア処理が行われて、ステップ308でバリア処理結果に基づきカードリード/ライタ31を介して非接触型ICカードにファイルの書き込みが行われる以外は、前記入口処理時と同様の処理が行われる。
【0031】
入口処理、出口処理、バリア処理を「料金所処理」、入口料金所、出口料金所、チェックバリアを「料金所」、そして入口料金所システム1、出口料金所システム2、チェックバリアシステム3を「料金所システム1−3」とそれぞれ総称する。
【0032】
次に、各々の料金所システム1−3における非接触型ICカードへのファイルの書き込みについて説明する。
【0033】
各々の料金所システム1−3では、料金所のタイプ(入口料金所、出口料金所、チェックバリア)ごとに決められた複数の種類のファイルが非接触型ICカードへ書き込まれる。また、各々の料金所システム1−3では、非接触型ICカードに前回の処理で書き込まれファイルに基づいて料金所処理が行われるのであるが、このとき非接触型ICカードに書き込まれている全ての種類のファイルが処理上不可欠であるということはなく、一部の重要なファイルを取得できれば、料金収受のための必要最低限の処理を行うことが可能である。
【0034】
そこで本実施形態では、各料金所システム1−3において、非接触型ICカードに複数のファイルを書き込むときのファイル間の優先順位を設けている。すなわち、処理上重要度の高いファイルから優先して非接触型ICカードに書き込むこととしている。
【0035】
図4は、対距離通行料金制の料金収受システムの入口料金所で非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位の例を示している。非接触型ICカードのタイプは後納型と前納型のいずれであってもよい。
【0036】
この例では、入口情報42、履歴情報44、車載器表示情報41の順で入口処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。すなわち、対距離通行料金制の料金収受システムにおける出口料金所で決済のための料金収受の処理を行うには、車両がどの料金所から有料道路に入ったのかという情報が必要不可欠であり、したがって、入口料金所の番号を含む入口情報42が最重要ファイルとして最優先に非接触型ICカードへ書き込まれる。
【0037】
図5は、対距離通行料金制の料金収受システムの出口料金所で後納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位の例を示している。
【0038】
この例では、履歴情報44、明細情報45、車載器表示情報41の順で出口処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。すなわち、対距離通行料金制の料金収受システムにおける入口料金所での後納型の非接触型ICカードに対する処理では、この非接触型ICカードが前回の出口処理での決済を完了したものであるかどうかを確認し、残高不足などによって決済を完了していない場合の処理を実施することが最も重要である。したがって、決済完了フラグを含む履歴情報44が最重要ファイルとして最優先に非接触型ICカードへ書き込まれる。
【0039】
図6は、対距離通行料金制の料金収受システムの出口料金所で前納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位の例を示している。
【0040】
この例では、明細情報45、履歴情報44、車載器表示情報41の順で出口処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。すなわち、対距離通行料金制の料金収受システムにおける入口料金所での前納型の非接触型ICカードに対する処理では、残高を確認し、残高が不足しているなら、その場合で然るべき処理を行うことが最重要なこととなるため、明細情報45が最重要ファイルとして非接触型ICカードへ最初に書き込まれる。
【0041】
図7は、対距離通行料金制の料金収受システムのチェックバリアで非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位の例を示している。非接触型ICカードのタイプは後納型と前納型のいずれであってもよい。この例では、履歴情報44、バリア情報43、車載器表示情報41の順でバリア処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。
【0042】
このように、次回の料金所処理にとって重要度の高いファイルから優先して非接触型ICカードに書き込むことによって、全ファイルの書き込みが終了する前に非接触型ICカードとカード読み書き手段との無線通信が中断しても、最重要ファイルが欠落する危険を極力抑えることができ、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理がファイルの書き込みエラーによって不可となる確率を低減することができる。
【0043】
さらに、この料金収受システムでは、図8に示すように、個々のファイル本体51に前述の一連番号を含む識別情報52を付加することによって、非接触型ICカードに書き込まれた各ファイルが同じ処理回に書き込まれたものであるかどうかを識別できるようにしている。識別情報52は、たとえば、この識別情報52を付加した料金所の番号53、付加した日時54、一連番号55とで構成されている。このうち、料金所の番号53および一連番号55は必須であり、日時54は省略可能である。また、料金所ごとにユニークな一連番号を発番する場合には、料金所の番号53も省略可能である。
【0044】
次に、上記ステップ303からステップ305までの各チェックの詳細について説明する。
【0045】
車線制御装置19は、ステップ301でカードリード/ライタ11を通じて非接触型ICカードから各ファイルを読み込んだ後、各ファイルに付加されている識別情報52を読み込み(ステップ302)、これらの識別情報52におけるたとえば一連番号55がすべて連続で昇順または降順になっているかどうかをチェックする(ステップ303)。一連番号55がすべて連続で昇順または降順になっていれば、前回の処理ですべてのファイルが正常に書き込まれたものとみなし、その中の最重要ファイルの内容について矛盾の有る無しを判断する(ステップ305)。
【0046】
たとえば、対距離通行料金制の料金収受システムで前納型の非接触型ICカードを使用している場合の出口処理の結果に基づいて生成されたファイルとして最も重要度が高いファイルは、図6に示したように明細情報45のファイルであり、この明細情報45について矛盾の有無が判定される。より具体的には、支払残高が不足していることなどが矛盾として判定される。
【0047】
また、対距離通行料金制の料金収受システムで後納型の非接触型ICカードを使用している場合の出口処理結果の結果に基づいて生成されたファイルとして最も重要度が高いファイルは図5に示したように履歴情報44であり、この場合、具体的には、通行料金が未決済であることなどが矛盾として判定される。なお、ここで言う最重要ファイルは、料金所での処理の内容によっては、1つである場合と複数である場合とがある。複数の最重要ファイルとは優先的に書き込まれた上位複数のファイルのことである。
【0048】
また、ステップ303で、各ファイルに付加されている識別情報52の一連番号55が連続していないことが判定された場合には、前回の処理で非接触型ICカードへのファイルの書き込み途中に書き込みエラーが生じたものとみなし、非接触型ICカードに最重要ファイルが書き込まれているかどうかをチェックする(ステップ304)。ここで言う最重要ファイルも、料金所での処理の内容によっては、1つである場合と複数である場合とがある。
【0049】
最重要ファイルが書き込まれていれば、その最重要ファイルの内容について上記同様に矛盾の有無が判定される(ステップ305)、最重要ファイルが書き込まれていなければ、当該非接触型ICカードを用いた料金所処理は不可であることを判定し、異常処理が実行される(ステップ306)。
【0050】
各ファイルに付加されている識別情報52の一連番号55が連続しているかどうかの判定は、具体的には次のように行われる。
【0051】
図9において、A、B、Cはそれぞれn回目の処理によって非接触型ICカードに書き込まれた3つのファイルであり、優先順位はA、B、Cの順位となっている。これら3つのファイルA、B、Cには一連番号55としてそれぞれx,x+1,x+2が付加されている。次のn+1回目の処理で、新たに3つのファイルF、G、H(優先順)が書き込まれた場合、これら3つのファイルF、G、Hは非接触型ICカードのメモリに上書きで書き込まれ、それぞれに一連番号55としてx+y,x+y+1,x+y+2が付加される。この場合には、3つのファイルF、G、Hの一連番号55が連続昇順しているものと判定される。
【0052】
図10に示すように、n+1回目の処理で、新たに3つのファイルF、G、Hのうち上位2つまでのファイルF、Gしか書き込まれなかった場合(ファイルHの書き込みエラー)、2つのファイルF、Gは非接触型ICカードのメモリに上書きで書き込まれ、それぞれに一連番号55としてx+y,x+y+1が付加される。したがって、n回目の処理で書き込まれた3つ目のファイルCはそのまま残っていることになり、このファイルCに付加されている一連番号はx+2であることで、メモリ上の3つのファイルF、G、Cの一連番号55は不連続として判定される。
【0053】
以上は、本発明を対距離通行料金制の料金収受システムに適用した場合の一実施形態であるが、本発明は、均一通行料金制の料金収受システムにも同様に適用することが可能である。
【0054】
均一通行料金制の料金収受システムの料金所で非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類は、非接触型ICカードが前納型か後納型かで異なる。
【0055】
図11は、均一通行料金制の料金収受システムの料金所で後納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とその書き込み優先順位の例を示している。この例では、履歴情報44、明細情報45、車載器表示情報41の順で入口処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。すなわち、次回の入口処理には、この非接触型ICカードが前回の出口処理での決済を完了したものであるかどうかを確認し、残高不足などによって決済を完了していない場合には然るべき処理を行うことが最重要であるため、決済完了フラグを含む履歴情報44が最重要ファイルとして最優先に非接触型ICカードへ書き込まれる。さらに、前回の出口処理での決済を完了していたとしても、現在の残高が不足しているならば、その場合において必要な処理を入口料金所で行う必要があることから、次に明細情報45が非接触型ICカードへ書き込まれる。そして車載器表示情報41が重要度の最も低いファイルとして最後に非接触型ICカードへ書き込まれる。
【0056】
図12は、均一通行料金制の料金収受システムの料金所で前納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とその書き込み優先順位の例を示している。この例では、明細情報45、履歴情報44、車載器表示情報41の順で入口処理の結果に基づくファイルの書き込みが行われる。すなわち、次回の入口処理にて料金収受が行われるとき、残高を確認し、残高が不足しているなら、その場合で然るべき処理を行うことが最重要なこととなるため、明細情報45が最重要ファイルとして非接触型ICカードへ最初に書き込まれる。続いて、当該非接触型ICカードが前回の入口処理での決済を完了したものであるかどうかを確認し、残高不足などによって決済を完了していない場合には然るべき処理を実施する必要があることから、履歴情報44が次に重要なファイルとして非接触型ICカードへ書き込まれる。そして車載器表示情報41は重要度の最も低いファイルとして最後に非接触型ICカードへ書き込まれる。
【0057】
なお、各料金所で非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類やその中での最重要ファイルの種類や数は、上記の例に必ずしも限定されるものではなく、各料金所での処理内容に応じて適宜決定されるべきものである。
【0058】
以上説明したように、本実施形態によれば、カードリード/ライタから非接触型ICカードへの書き込みエラーによって一部のファイルが欠落しても、この欠落したファイルが料金収受の処理に最低限必要な最重要ファイルでない限りは、料金収受のための必要最低限の処理を実行できるので、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理が書き込みエラーによって不可となる確率を低減できる。
【0059】
加えて、各々の料金所およびチェックバリアで、最重要ファイルから優先して複数のファイルを非接触型ICカードに順に書き込むことによって、ファイルの書き込み途中にカード読み書き手段から非接触型ICカードが離されて書き込みエラーが発生しても、最重要ファイルまでもが欠落してしまうことを極力抑えることができ、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理が書き込みエラーによって不可となる確率をより一層低減できる。
【0060】
また、非接触型ICカードに書き込まれている複数のファイルの上に新たなファイルを上書きする際に書き込みエラーが発生して前回書き込まれたファイルが残っている場合でも、個々のファイルに一連番号55を含む識別情報52を付加して書き込むことによって、各処理回ごとの書き込みファイルを識別することができ、一連番号55の不連続などによって書き込みファイルの欠落を正しく判定することができる。
【0061】
さらに、以上のように、非接触型ICカードを用いた料金収受の処理が書き込みエラーによって不可となる確率の低減によって、料金所での異常処理の頻度を落とすことができ、渋滞の緩和を図れる。
【0062】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、非接触型ICカードへのファイルの書き込み不良によって、料金所で非接触型ICカードを用いた料金収受の処理が不能に陥る確率を低減でき、料金所の渋滞緩和を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の一形態である対距離通行料金制の料金収受システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 非接触型ICカードに書き込まれるファイルの一覧を示す図である。
【図3】 図1の料金収受システムにおける非接触型ICカードに対する処理の動作を示すフローチャートである。
【図4】 対距離通行料金制の料金収受システムにおいて、入口料金所で非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位を示す図である。
【図5】 対距離通行料金制の料金収受システムの出口料金所で後納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位を示す図である。
【図6】 対距離通行料金制の料金収受システムの出口料金所で前納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位を示す図である。
【図7】 対距離通行料金制の料金収受システムのチェックバリアで非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とファイル間の優先順位を示す図である。
【図8】 識別情報が付加されたファイルの構造を示す図である。
【図9】 非接触型ICカードへの全ファイルの上書きが正常に行われた場合の一連番号を示す図である。
【図10】 非接触型ICカードへのファイルの書き込みでエラーが発生した場合の一連番号の不連続を示す図である。
【図11】 均一通行料金制の料金収受システムの料金所で後納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とその書き込み優先順位を示す図である。
【図12】 均一通行料金制の料金収受システムの料金所で前納型の非接触型ICカードに書き込まれるファイルの種類とその書き込み優先順位を示す図である。
【符号の説明】
1…入口料金所システム 2…出口料金所システム 3…チェックバリアシステム 11,21,31…カード読み書き手段 13,23,33…路側表示装置 15,25,35…発進制御装置 17,27…車種判別装置 19,29,39…車線制御装置 28…領収書発行装置 41…車載器表示情報 42…入口情報 43…バリア情報 44…履歴情報 45…明細情報 51…ファイル本体 52…識別情報 53…料金所の番号 55…一連番号

Claims (6)

  1. 非接触型ICカードに対してファイル単位で情報の読み書きを非接触で行うカード読み書き手段と、
    前記非接触型ICカードに書き込まれているべき複数のファイルのうちの一部のファイルの欠落の有無を判定し、前記一部のファイルの欠落が判定された場合、この欠落したファイルが特定の種類のファイルでなければ、この特定の種類のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードより読み込み、この読み込んだファイルを用いて料金収受のための処理を行い、この処理結果に基づいて次回の料金収受のための処理に用いられる複数のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードに書き込む処理手段と
    を具備することを特徴とする料金収受システム。
  2. 前記処理手段は、前記特定の種類のファイルから優先して前記複数のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードに順次書き込むことを特徴とする請求項1に記載の料金収受システム。
  3. 前記処理手段は、前記複数のファイルにそれぞれ一連番号を含む識別情報を付加し、当該識別情報がそれぞれ付加された複数のファイルを前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードに書き込み、かつ、前記カード読み書き手段を通じて前記非接触型ICカードから読み込んだ各ファイルにそれぞれ付加されている前記識別情報に基づいて、前記非接触型ICカード内の欠落ファイルの有無を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の料金収受システム。
  4. 非接触型ICカードに書き込まれているべき複数のファイルのうちの一部のファイルの欠落の有無を判定し、前記一部のファイルの欠落が判定された場合、この欠落したファイルが特定の種類のファイルでなければ、この特定の種類のファイルをカードリード/ライタを通じて前記非接触型ICカードより読み込み、この読み込んだファイルを用いて料金収受のための処理を行い、この処理結果に基づいて次回の料金収受のための処理に用いられる複数のファイルを前記カードリード/ライタを通じて前記非接触型ICカードに書き込むことを特徴とする料金収受方法。
  5. 前記特定の種類のファイルから優先して前記複数のファイルを前記カードリード/ライタを通じて前記非接触型ICカードに順次書き込むことを特徴とする請求項4に記載の料金収受方法。
  6. 前記複数のファイルにそれぞれ一連番号を含む識別情報を付加し、当該識別情報がそれぞれ付加された複数のファイルを前記カードリード/ライタを通じて前記非接触型ICカードに書き込み、かつ、前記カードリード/ライタを通じて前記非接触型ICカードから読み込んだ各ファイルにそれぞれ付加されている前記識別情報に基づいて、前記非接触型ICカード内の欠落ファイルの有無を判定することを特徴とする請求項4または5に記載の料金収受方法。
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