JP4326812B2 - ペン先取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記具本体の前端部に設けた取付孔にペン先を圧入保持してなるペン先取付構造に関する。本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のペン先取付構造において、ペン先の外面に設けた外段部が、取付孔の内面に設けた内段部に軸方向に当接され、且つ、ペン先の外面が取付孔の内面に径方向に圧入保持されるものが広く知られている。(例えば、特許文献1等)
【0003】
【特許文献1】
実公昭61−42857号公報
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のペン先取付構造は、ペン先外面の外段部とペン先先端との間の長手寸法、及び取付孔内面の内段部と取付孔の開口端との間の長手寸法の両者においてバラツキが生じた場合、ペン先の出長さ(即ち、ペン先先端から取付孔開口端までの長手寸法)のバラツキが大きくなり、ペン先の出長さの極端に大きいものや、ペン先の出長さの極端に小さいものが発生するおそれがある。その場合、筆記感や筆記具先端部の外観性が損なわれたり、あるいは内部にペン先当接部材(例えば、弾性材料よりなるペン先シール部材、多孔質含浸体等)を備えたキャップを筆記具本体のペン先側に装着する場合、前記ペン先当接部材とペン先との接触不良(即ち、ペン先との接触不足またはペン先との過剰接触)が発生するおそれがある。
【0004】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、ペン先の外段部の位置や取付孔の内段部の位置に、長手方向のバラツキが生じたとしても、ペン先の出長さのバラツキを抑え、それにより、筆記感や筆記具先端部の外観性が損なわれることを防止し、しかも、内部にペン先当接部材を備えたキャップを筆記具本体のペン先側に装着する場合には、前記ペン先当接部材とペン先との接触不良の発生を回避できるペン先取付構造を提供しようとするものである。さらに、本発明は、ペン先の出長さのバラツキを抑えることができるとともに、ペン先に後方への強い力が加わった場合でも、ペン先が後方に大きく埋没することを防止できるペン先取付構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明は、筆記具本体3の前端部に設けた取付孔2にペン先1を圧入保持してなるペン先取付構造であって、ペン先1の外面が、大径部11と、該大径部11の後方に設けた小径部12と、該大径部11と該小径部12との間に設けた外段部13とを備え、取付孔2の内面が、大径孔部21と、該大径孔部21の後方に設けた小径孔部22と、該大径孔部21と該小径孔部22との間に設けた内段部23とを備え、前記ペン先1の前記取付孔2への圧入保持が完了した際、前記外段部13と前記内段部23との間に軸方向の隙間Cを設け、前記外段部13と前記内段部23とを非当接状態にし、前記隙間Cが0.1mm〜1.0mmの範囲であり、大径部11が大径孔部21に圧入保持されるとともに、小径部12が小径孔部22に遊挿されること(請求項1)を要件とする。
【0006】
前記請求項1(ペン先1を前記取付孔2に圧入保持した際、前記外段部13と前記内段部23との間に軸方向の隙間Cを設け、前記ペン先1の外段部13と前記取付孔2の内段部23とを非当接状態にすること)により、ペン先1先端から外段部13までの長手寸法や、取付孔2の開口端から内段部23までの長手寸法に、製造によりバラツキが生じたとしても、ペン先1を取付孔2に圧入保持した際、ペン先1の出長さDのバラツキを抑えることができ、その結果、筆記感や筆記具先端部の外観性を損ねるおそれがなく、しかも、内部にペン先当接部材を備えたキャップを使用する場合、キャップをペン先側に装着した際の前記ペン先当接部材とペン先1との接触不良の発生を回避できる。
【0007】
【0008】
前記隙間Cが0.1mm〜1.0mmの範囲であること(請求項)により、ペン先1の出長さDのバラツキを十分に抑えることができ、且つ、ペン先1が後方に強い力で押圧されても、ペン先1が後方に大きく埋没することを回避できる。
【0009】
前記隙間Cが0.1mmより小さい場合、ペン先1の出長さDのバラツキ(即ち、ペン先1先端から外段部までの長手寸法のバラツキ、及び取付孔2の開口端から内段部23までの長手寸法のバラツキ)を十分に吸収することができない。また、前記隙間Cが1.0mmより大きい場合、ペン先1が後方に強い力で押圧されると、ペン先1が後方に大きく埋没して、ペン先1の出長さDを急激に大きく変化させ、ユーザーの筆記感を損ねるおそれがある。
【0010】
本発明において、前記ペン先1は、少なくともその外面に、大径部11と、小径部12と、その間の外段部13とを備えるものであれば、いずれであってもよい。前記ペン先1は、例えば、繊維束樹脂加工体、合成樹脂の多孔質体、合成樹脂の押出成形体、ボールペンペン先等が挙げられる。また、本発明の取付孔2は、少なくともその内面に、大径孔部21と、小径孔部22と、その間の内段部23を備えるものであればよい。前記外段部12及び前記内段部23は、軸線に対し、垂直な面であっても傾斜した面であってもよい。前記筆記具本体3の取付孔2を設ける箇所は、例えば、軸筒の先端部や、軸筒の先端部に取り付けたペン先保持部材等が挙げられる。
【0011】
本発明において、前記ペン先1の小径部12は、取付孔2の小径孔部22に挿入されるとともに、筆記具本体3内のインキ吸蔵体やインキタンクに接続される。前記ペン先1の大径部11は、取付孔2の大径孔部21に挿入される。
【0012】
【0013】
本発明において、前記軸方向の隙間Cとは、外段部13と内段部23との非当接状態から、ペン先1を取付孔2に強く押し込んだ場合に、外段部13と内段部23とが当接する状態までの距離である。
【0014】
本発明において、前記取付孔2内面の大径孔部21や小径孔部22に、軸方向に延びるリブや溝を設けたり、前記ペン先1外面の大径部11や小径部12に、軸方向に延びるリブや溝を設けてもよい。それにより、取付孔2内面とペン先1外面との間に筆記具本体3内部と外部とを連通する空気流通路を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0016】
図1乃至図3に本発明の第1実施例を示す。
本実施例の筆記具は、ペン先1と、該ペン先1が取り付け可能な取付孔2を前端部に有する筆記具本体3(軸筒)と、該筆記具本体3内に収容され、前記ペン先1の後端部と接続されるインキ吸蔵体4とを備える。前記インキ吸蔵体4は、繊維集束体よりなり、その前端面にペン先1の小径部12の後端が、突き刺し状に接続される。
【0017】
前記ペン先1は、内部に軸方向のインキ導出路を備えた合成樹脂の押出成形体、または繊維束の樹脂加工体からなる。前記ペン先1はその外面に、研削加工により、前端の先細部14と、該先細部14から後方に連設される大径部11と、該大径部11より後方に連設される円錐面状の外段部13と、該外段部13より後方に連設される小径部12とを備える。
【0018】
前記取付孔2はその内面に、開口側の大径孔部21と、該大径孔部21から後方に連設される小径孔部22とを備える。前記大径孔部21と前記小径孔部22との間には、軸線に対して垂直面状の内段部23が形成される。
【0019】
図2及び図3に示すように、前記大径孔部21内面及び前記小径孔部22内面には、軸方向に延びる複数本(具体的に6本)の溝24が等間隔に配設される。前記大径孔部21内面に、ペン先1の大径部11外周面が圧入保持され、前記小径孔部22に、ペン先1の小径部12が遊挿される。前記溝24により、前記大径部11外面と大径孔部21内面との間には、軸方向の空気流通路が形成される。図1の破線部分は溝24の底部を示す。
【0020】
前記ペン先1を前記取付孔2に挿入すると、前記小径部12が前記小径孔部22に挿入され、前記大径部11が前記大径孔部21に圧入保持される。前記ペン先1の取付孔2への圧入保持が完了した状態において、前記ペン先1の外段部13と前記取付孔2の内段部23との間には、軸方向の隙間Cが形成され、前記ペン先1の外段部13と前記取付孔2の内段部23とは、非当接状態となっている。具体的には、前記隙間Cは、0.1mm〜1.0mmの範囲に設定される。その結果、ペン先1先端から外段部13までの長手寸法や、取付孔2の開口端から内段部23までの長手寸法に、バラツキが生じたとしても、取付孔2に取付後のペン先1の出長さDのバラツキを抑えることができる。
【0021】
即ち、ペン先1の圧入保持が完了した際、前記ペン先1の外段部13と前記取付孔2の内段部23とが、非当接状態にあるため、ペン先1を取付孔2に圧入する際、ペン先1の軸方向の押し込み量を一定にすれば、ペン先1の出長さDを容易に一定にすることができる。したがって、従来のペン先取付構造(ペン先1の外段部13が取付孔2の内段部23に当接するまでペン先1を圧入するタイプ)に比べ、ペン先1の出長さDのバラツキを格段に小さく抑えることができる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の効果】
請求項1により、ペン先先端から外段部までの長手寸法や、取付孔の開口端から内段部までの長手寸法に、製造バラツキが生じたとしても、ペン先を取付孔に圧入保持した後のペン先の出長さのバラツキを抑えることができ、その結果、筆記感や筆記具先端部の外観性が損なわれるおそれがなく、また、内部にペン先当接部材を備えたキャップを使用する場合、キャップをペン先側に装着した際の前記ペン先当接部材とペン先との接触不良の発生を回避できる。
【0029】
請求項により、ペン先の出長さのバラツキを十分に抑えることができ、且つ、ペン先が後方に強い力で押圧されてもペン先が後方に大きく埋没することを回避できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 ペン先
11 大径部
12 小径部
13 外段部
14 先細部
2 取付孔
21 大径孔部
22 小径孔部
23 内段部
24 溝
3 筆記具本体
4 インキ吸蔵体
C 隙間
D ペン先の出長さ

Claims (1)

  1. 筆記具本体の前端部に設けた取付孔にペン先を圧入保持してなるペン先取付構造であって、ペン先の外面が、大径部と、該大径部の後方に設けた小径部と、該大径部と該小径部との間に設けた外段部とを備え、取付孔の内面が、大径孔部と、該大径孔部の後方に設けた小径孔部と、該大径孔部と該小径孔部との間に設けた内段部とを備え、前記ペン先の前記取付孔への圧入保持が完了した際、前記外段部と前記内段部との間に軸方向の隙間を設け、前記外段部と前記内段部とを非当接状態にし、前記隙間が0.1mm〜1.0mmの範囲であり、大径部が大径孔部に圧入保持されるとともに、小径部が小径孔部に遊挿されるペン先取付構造。
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