JP4325820B2 - 電動補助自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車のペダルに加えられる踏力(人力)を検知して補助動力を発生する電動補助ユニットに係り、特に、各種のセンサから提供される信号に応答して補助動力を制御するコントロールユニットを内蔵した電動補助ユニットを搭載した電動補助自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】
踏力による駆動系と電動モータによる駆動系とを併設した電動補助自転車、いわゆるアシスト自転車では、ペダルに加えられた踏力を検知する踏力センサや、クランク軸等の回転速度に基づいて車速を検知する回転センサ等の各種センサが設けられ、各種センサの検知結果に基づいて電動モータの駆動トルクが制御される。電動モータの駆動トルク制御は、例えばバッテリと電動モータとの間に接続したパワートランジスタをチョッピング制御し、バッテリから電動モータへ供給する駆動電流量を増減させることにより行われる。
【0003】
従来、パワートランジスタをチョッピング制御するコントロールユニットは、電動補助ユニットとは別に車両上の適所に搭載されていた。しかしながら、コントロールユニットを電動補助ユニットの外部に搭載すると、電動補助ユニットを取り付けるためのスペースを別途に確保しなければならず、また、電動補助ユニット内の駆動モータと外部のコントロールユニットとを接続するための配線を車体上に引き回さなければならないので、生産性や整備作業性等に支障をきたすという問題があった。
【0004】
このような技術課題を解決するために、例えば特開平8−175471号公報では、コントロールユニットを内蔵した電動補助ユニットが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術によれば、コントロールユニットを載置するためのスペースを車両上に確保する必要がなく、また、コントロールユニットと駆動モータとを結ぶ配線を短くすることができる。しかしながら、電動補助システムには、クランク軸の回転数等を検知して車速を求めるための回転センサ等を設ける必要があり、より一層のコンパクト化が要求されている。
【0006】
また、車速を検知する回転センサの出力信号は、一般的にはパルス信号であり、車速センサとコントロールユニットとを結ぶ信号ラインが長いと、ノイズの影響を受け易くなる場合がある。さらに、バッテリと駆動モータとを結ぶ電源ラインには比較的大きな電流が流れるため、その配線長は短いほど好ましい。しかしながら、従来技術ではバッテリの接点と接触する外部電極とコントロールユニットとの相対的な位置関係が一切考慮されておらず、両者は離間配置されていた。
【0007】
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、電動補助ユニットを大型化することなくコントロールユニットを内蔵させることができ、信号ラインや電源ラインの配線長を短くできる電動補助ユニットを搭載した電動補助自転車を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明では、クランク軸に入力される踏力に応答して補助動力を発生する電動モータおよびそのコントロールユニットを内蔵し、補助動力および踏力を合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットにおいて、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
【0009】
(1) コントロールユニットは、クランク軸の回転速度を検知する回転センサが少なくとも実装された制御基板を含み、クランク軸と同期回転する回転体と回転センサとの相対的な位置関係が予定の関係に保持されるように、前記回転体の近傍に配置されたことを特徴とする。
【0010】
(2) ユニットケースの一主面に露出して固定された正負接点と、ユニットケースの内側で前記正負接点と電動モータとを電気的に接続する給電ラインとを含み、前記電動モータへ給電するバッテリは、前記正負接点が露出したユニットケースの一主面に搭載されて前記正負接点と電気的に接続されることを特徴とする。
【0011】
上記した特徴(1) によれば、回転センサをコントロールユニット内に設置することができるので、コントロールユニットを内蔵させても電動補助ユニットが大型化しない。また、回転センサをコントロールユニットの基板上に実装したので、回転センサの信号ラインを短くすることができ、信号ラインへのノイズの混入を抑えることができる。
【0012】
上記した特徴(2) によれば、電動補助ユニット上にバッテリを直接配置することができるので、電動補助ユニットとバッテリとを結ぶ電源ラインの配線長を短くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助自転車の側面図である。
【0014】
電動補助自転車の車体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に延びるダウンパイプ22と、ダウンパイプ22の終端部近傍から上方に立上がるシートポスト23とを備える。ヘッドパイプ21とダウンパイプ22との結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱される樹脂カバー33により覆われている。前記ヘッドパイプ21の上部には操向ハンドル27が回動自在に挿通され、下部には前記操向ハンドル27により操舵されるフロントフォーク26が操向可能に支承されている。フロントフォーク26の終端には前輪WFが回転自在に軸支されている。
【0015】
車体フレーム2の下部には、踏力アシスト用の電動モータを含む電動補助ユニット1が、前記ダウンパイプ22の後端、シートポスト23の下部およびチェーンステイ25の前端の3か所でネジ止め固定により懸架されている。電動補助ユニット1の電源スイッチ29はダウンパイプ22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられている。なお、電源スイッチ29はハンドル27上に設けても良い。
【0016】
本実施形態では、ダウンパイプ22とシートポスト23との結合部が電動補助ユニット1の前部にレイアウトされているので、電動補助ユニット1を低位置に配置でき、低重心化が可能となる。また、フレームの高さを低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。
【0017】
電動補助ユニット1にはクランク軸101が回転自在に支承され、クランク軸101の左右両端にはクランク11を介してペダル12が軸支されている。電動補助ユニット1から後方側に延出される左右一対のチェーンステイ25の終端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支されている。シートポスト23の上部および両チェーンステイ25の終端間には、左右一対のシートステイ24が設けられている。シートポスト23には、上端にシート30を備えるシートパイプ31が、シート30の上下位置を調整可能とすべく、シートポスト23内で摺動可能に装着されている。
【0018】
シート30の下方でシートポスト23の後部には、バッテリ4を収納するバッテリ収納ケース5が取り付けられている。バッテリ4は略直方体のバッテリケースに収容された複数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置される。バッテリ4の長手方向の端部(図1では上端)では、図7に示したように、ハンドル41が車体右側に寄せて(回転軸41aは車体左側)設けられている。
【0019】
前記ハンドル41は回動自在に取付けられ、常時はバッテリ4へ押し当てられている。一般的に、運転者は車体の左側に立つことが多いので、前記ハンドル41を車体右側、その回転軸41aを車体左側に配置したことにより、ハンドル41を起こし易くできる。
【0020】
前記ハンドル41が設けられたバッテリ4の上面には充電残量計42が設けられ、押しボタン43を押すと充電残量が表示される。前記残量計42は、シート30の後部上方から確認しやすいように、図6において矢印で指向する面に取り付けられている。これにより、運連者は立った状態でバッテリ残量を上方から確認することができる。
【0021】
バッテリ収納ケース5の上部は、図1に示したように、荷台28と共にシートステイ24に対してネジ39により固定されている。前記電動補助ユニット1は前記バッテリ4によって給電され、その駆動スプロケット13およびチェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット14へ駆動力を伝達する。前記駆動スプロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチェーンカバー32で覆われている。
【0022】
なお、本実施形態では通常の自転車とは異なり、クランク軸101の根元に駆動スプロケットが存在しないが、外観性や足の引っ掛かりの防止、あるいは電動補助ユニット1を保護する目的で、チェーンカバー32の前方は、クランク軸101の根元に駆動スプロケットが連結されているがごとく、クランク軸101を中心とした略円形状となっている。
【0023】
図2は、前記電動補助ユニット1の第1実施形態の部分透過側面図であり、図3は、図2のA−A線に沿った歯車列を示す断面図、図4は、図2のB−B線に沿った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0024】
図2,3において、電動補助ユニット1のケース10はアルミ製であり、ケース10の左半体(左ケース)10および右半体(右ケース)10Rを複数のボルト781で結合して構成される。
【0025】
本実施形態では、ハンガー部771aに左右ケースの割面がないので、電動補助ユニット1を車体フレーム2に搭載したまま、前記ボルト781を外すことにより左右ケースを割ることができる。具体的には、左ケース10Lを車体フレーム2に残したまま右ケース10Rを取り外すことができるので、内蔵のコントロールユニット8やモータMのメンテナンスが容易になる。
【0026】
ケース10には、踏力入力軸としてのクランク軸101がベアリング181,182により回転自在に軸支されている。クランク軸101には、ワンウエイクラッチ161を介して大径の増速ギア111が軸支されている。したがって、クランク軸101を逆転させても増速ギア111は逆転しない。クランク軸101の後方下部には、踏力(トルク)検知機構を備えた第1アイドル軸102が軸支されている。
【0027】
前記第1アイドル軸102は、左右に2分割されて横方向へ同軸状に配置された中空の第1および第2ドライブ軸102a,102bと、各ドライブ軸102a,102bの内部に挿通されたトーションバー102cとを主要構成とし、第1ドライブ軸102aの外周小径部に形成されたギア歯113が前記クランク軸101の増速ギア111と歯合する。第1および第2ドライブ軸102a,102bは、それぞれベアリング183a,183bおよびベアリング184によってケース10に対して回転自在に軸支されている。
【0028】
このような構成によれば、クランク軸101に入力された踏力は増速ギア111により増速され、そのトルクは減ぜられるため、トーションバー102cに加わるトルクは低く抑えられる。このため、トーションバー102cの小型化が可能となり、踏力検知機構全体をコンパクトにできる。
【0029】
前記第2ドライブ軸102bの外周小径部には第1ギア102dが結着され、外周大径部にはワンウエイラチェット162を介して第2ギア102eが挿嵌されている。したがって、モータMが停止状態にあって人力で走行しているときは、ギア102eからモータ側は回転しない。
【0030】
第1ドライブ軸102aの外周大径部には、端面に2つの凸カム部921aを有するスライダ921がスプライン結合により軸方向への摺動を許容して結合されている。ボールカップ924は変位検知レバー152(図4)と係合し、コイルスプリング923(図3)により第2ドライブ軸102b側へ常時押し付けられる。ボールカップ924は前記スライダ921を、その回転を吸収しながら第2ドライブ軸102bへ常時押し付ける。
【0031】
図16は、前記第2ドライブ軸102bの機能を説明するための図であり、同図(a) は断面図、同図(b) は同図(a) をC−C線側から見込んだ図、同図(c) は、前記端面における側面を直線的に模して示した図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0032】
本実施形態では、第2ドライブ軸102bの端面に、前記スライダ921の第2ドライブ軸102b側端面に設けられた2つの凸カム部921aと係合する2つの凹状カム溝922が円周方向に形成されている。
【0033】
クランク軸101に入力された踏力に応じて、第1および第2ドライブ軸102a,102b間に回転方向の捩じれ(位相差)が生じると、第2ドライブ軸102bとスライダ921との間にも位相差が生じ、凸状カム921aと凹状カム溝922との相対位置が、図16(c) の左側に示した関係から右側に示した関係のように変化してスライダ921が軸に沿って車体左側へ摺動する。この結果、前記変位検知レバー152が前記コイルスプリング923の弾性力に抗して軸方向に沿って車体左方向に変位する。
【0034】
したがって、本実施形態では変位検知レバー152の軸方向への変位量が、クランク軸101に入力された踏力を代表することになる。上記した踏力検知機構により、軸方向への変位量として検知された踏力は、後に詳述するストロークセンサ150(図4参照)によって電気信号に変換されてコントロールユニット8へ伝送される。
【0035】
なお、第2ドライブ軸102bの端面には、第1ドライブ軸102aの端面に設けられたストッパ凸部921bと嵌合するストッパ孔922aが設けられ、各ドライブ軸102a,102bの過大な捩じれが防止されるように構成されている。これにより、小型化されたトーションバー102cを有効に保護することが可能となり、より一層の小型化が達成される。
【0036】
なお、図3、4においてトーションバー102cを中心として右側は、凸状カム921aと凹状カム922とが合致している踏力トルクなしの状態[図10(c) の左側]を示し、左側は各カムの作用によりスライダ921が車体左側へ移動している踏力トルク有り状態[図10(c) の右側]を示している。
【0037】
前記第1アイドル軸102の後下方には、第2アイドル軸103がベアリング185,186によって回転自在に軸支されている。第2アイドル軸103の外周部には、前記第2ドライブ軸102bの第2ギア102eと歯合するギア歯114が形成され、端部には樹脂ギア115がネジ止め固定されている。
【0038】
前記第2アイドル軸103の後下方には電動モータMが配置され、その回転軸104はベアリング187,188によって回転自在に軸支され、モータハウジング10Mはボルト782により、Oリング10Sを介して左ケース10Lに締結されている。回転軸104には、モータコイル130を含むステータロータ131が固定され、ステータロータ131の周囲には磁石132が設けられている。回転軸104の一端には、前記第2アイドル軸103の樹脂ギア115と歯合するギア歯116が固定されている。これにより、高回転するギア115,116のギア音を抑制できる。各ギア115,116の車体左側には、樹脂カバー10Aが左ケース10Lにボルト783により締結されており、さらに防音効果を高めている。
【0039】
前記ケース10の前方空間内では、図3に示したように、当該電動補助ユニット1を制御するコントロールユニット8がクランク軸101の前方下部に搭載されている。コントロールユニット8は、樹脂製の皿状ケース81内に制御回路基板82を収容し、隙間部および基板表面を絶縁樹脂83で樹脂モールドして構成される。前記制御回路基板82には、各種の制御回路820や複数のパワートランジスタ(FET)821a,ダイオード821b(図10参照)と共に回転センサ822が搭載され、発熱を伴う各素子821a,821bはアルミ製の放熱板829に面接触固定されている。さらに、放熱板829はアルミ製の右ケース10Rに面接触固定されている。前記回転センサ822は、制御回路基板82の端部近傍において、クランク軸101の増速ギア111のギア歯と対向するように固定されている。したがって、各発熱性素子821a,821bが発生する熱は右ケース10Rに放熱され、左ケース10L近傍に配置された回転センサに熱的な悪影響が及ぶことがない。
【0040】
このように、本実施形態では、コントロールユニット8に回転センサ822を設け、クランク軸101と同期回転する回転体(大径ギア111)の近傍に回転センサ822が配置されるようにコントロールユニット8を配置したので、回転センサ用の設置スペースを別途に確保する必要がなく、電動補助システム全体をコンパクトにすることができる。また、回転センサ822とコントロールユニット8との距離を短くすることができるので、回転センサ822の出力信号へのノイズの混入を抑えることができる。
【0041】
さらに、コントロールユニット8は、電動補助ユニット1が車体フレーム2に取り付けられた姿勢においてクランク軸101の前方下部に配置されるようにしたので、走行時には高い空冷効果が得られて冷却効率が向上する。
【0042】
一方、回転センサ822の取り付け位置に対応した皿状ケース81の底部外側には、底面に沿って平行に延びる位置決めピン811が形成されており、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン811を挿貫される位置決め孔911が形成されている。同様に、皿状ケース81の側面外側(図2参照)には、側面に沿って平行に延びる位置決めピン812が形成されており、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン812を挿貫される位置決め孔912が形成されている。これにより、ユニット8の2面を位置決めでき、回転センサ822と大径ギア111とのクリアランスを規定状態に保持できるようになる。
【0043】
コントロールユニット8すなわち皿状ケース81は、前記各位置決めピン811,812が各位置決め孔911,912の入口へあてがわれたときは前記回転センサ822が未だ大径増速ギア111とは対向せず、その後、ピン811,812が孔911,912に挿入されはじめた後に、増速ギア111のギア歯と回転センサ822との相対的な位置関係(対向関係)が予定の関係となるように、前記ケース10に対して位置決めされる。
【0044】
また、ケース10に対するコントロールユニット8の固定は、図3に示したように、前記回転センサ822および位置決めピン811が設けられた端部とは反対側の端部において、皿状ケース81の両側部をケース10にネジ831(831a,831b:図2参照)によりネジ止めすることにより行われる。
【0045】
このように、本実施形態では、コントロールユニット8に位置決め手段としての位置決めピン811,812を設け、コントロールユニット8を補助動力ユニット1内の所定の位置に所定の姿勢で固定できるようにしたので、コントロールユニット8を位置決め固定するだけで、回転センサ822と回転体(増速ギア111)との相対的な位置関係を予定の関係に保持することができ、回転数の検出精度を確保することができる。
【0046】
しかも、本実施形態では、コントロールユニット8の一側部に設けた位置決め手段によりコントロールユニット8の一側部を電動補助ユニット1に係合させ、他の側部において締結手段により締結されるので、締結構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0047】
一方、図2,4において、前記第1アイドル軸102の後上方には、出力軸105がベアリング191,192によって回転自在に軸支されている。出力軸105には、前記第2ドライブ軸102bの第1ギア102dと歯合する第4ギア118が設けられ、ケース10から露出した端部には前記駆動スプロケット13が固定されている。
【0048】
このような構成において、人力としての踏力は、ペダル12およびクランク11を介してクランク軸101に入力され、さらに増速ギア111を介して第1アイドル軸102の第1ドライブ軸102aから第2ドライブ軸102bへ伝達される。一方、電動モータMの回転トルクは、ギア115および第2アイドル軸103、ギア歯114、第2ギア102eを介して第2ドライブ軸102bに伝達されて前記踏力と合成される。第2ドライブ軸102b上の合力は、第1ギア102dおよび第4ギア118を介して出力軸105へ伝達され、さらに駆動スプロケット13およびチェーン6を介して後輪WRへ伝達される。
【0049】
ここで、第1アイドル軸102のボールカップ924には、図4に示したように、一端をピン153によって揺動自在に支持された変位検知レバー152の略中央部が係合しており、変位検知レバー152の他端には、右ケース10Rに固定されたストロークセンサ150のストローク検知シャフト151が連結されている。したがって、クランク軸101に入力された踏力に応じて第1アイドル軸102の第1および第2ドライブ軸102a,102b間に位相差が生じ、この位相差に応じてボールカップ924が軸方向に変位すると、これが変位検知レバー152を揺動させ、ストロークセンサ150に伝達されて検知される。
【0050】
検知された踏力は電気信号に変換されてコントロールユニット8へ供給される。コントロールユニット8は、前記回転センサ822により検知されたクランク軸(増速ギア111)の回転速度と前記検知された踏力とに基づいて最適なアシストトルクを決定し、当該アシストトルクを電動モータMが発生するように、当該電動モータMへ供給する駆動電流を前記パワートランジスタ821aにより適宜に制御する。
【0051】
本実施形態では、クランク軸101に入力された踏力を機械的変位量に変換する踏力検知機構を当該クランク軸101に隣接した第1アイドル軸102上に設けたので、踏力検知機構を別途に設ける際には必要となるスペースが不要となり、電動補助ユニット1を大型化することなくコントロールユニット8の設置スペースを確保できるようになる。
【0052】
図5は、上記した電動補助自転車の電動補助ユニット1およびバッテリ収容ケース5近傍の側面図であり、ここでは、図面を見易くするために、前記チェーンカバー32およびペダル12等は、その図示を省略している。
【0053】
本実施形態では、電動補助ユニット1のフレーム搭載状態での上部に電極ソケット701が装着され、当該電極ソケット701の上面には電極711,712が露出している。前記電極711,712のリード線(図示せず)は、電動補助ユニット1のケースを貫通してユニット内部の電動モータMおよびコントロールユニット8等と接続されている。
【0054】
筒状のバッテリ収容ケース5は、その底部のスカート部5aが、シートポスト23とチェーンステイ25とを連結するブラケット49を跨ぐようにシートポスト23の後方に取り付けられ、その内側底部には前記電極ソケット701の電極711,712が露出している。前記バッテリ4の底面には、バッテリ収容ケース5への収容時に前記各電極711,712と接触して電気的に接続される接点(図示せず)が設けられている。
【0055】
前記バッテリ4は、バッテリ収容ケース5内の上部から挿脱着されるが、バッテリ4の挿脱着経路上にはシート30が存在するため、そのままではバッテリ30を着脱できない。そこで、本実施形態では図6に示したように、バッテリ4を挿脱着する際は、シートパイプ31の上端に設けられたシートブラケット304に対して軸302により支持されたシートロックレバー301を車両前方へ動かし、軸302を中心に揺動させてシートロックフック301aとシートブラケット304の孔304aとの係合を解除する。その結果、シートロックレバー301とシートブラケット304との間で圧縮配置されたスプリング305の弾性力によってシートブラケット304が軸303を支点として前方へポップアップされ、その後、シート30を手操作で引き起こすことによりバッテリ4の挿脱着経路が確保される。
【0056】
バッテリ収容ケース5の車体左側側部の後上部には施錠手段501が設けられており、施錠状態では施錠ピン501aが収容ケース5内部に突出してバッテリ4の凹部4aと係合し、バッテリ収容ケース5からのバッテリ4の取り外しが阻止される。
【0057】
本実施形態では、電源スイッチ29のキーで施錠手段501を回転させて施錠ピン501aを退避させることでバッテリ4を取り出すことができる。なお、施錠ピン501aは通常、突出状態に付勢されており、バッテリ4を収容ケース5に挿入するとバッテリ4によりピン501aが開錠状態まで退避され、挿入を完了するとピン501aが凹部4aに係合して施錠される。
【0058】
次いで、本発明の他の実施形態について説明する。図8は、本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助自転車の第2実施形態の側面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0059】
本実施形態の車体フレーム2は、電動補助ユニット1を介して各フレームを相互に連結することにより構成され、電動補助ユニット1がフレームの一部を構成するのでフレーム部材を軽量化でき、さらには、電動補助ユニット1を低い位置に配置できるので“跨ぎ易さ”も向上する。
【0060】
ダウンパイプ22は電動補助ユニット1の前方に設けられたバンガー部661、662において電動補助ユニット1と直接連結されている。シートポスト23およびチェーンステイ25は、ブラケット28を介して相互に連結され、ブラケット28は電動補助ユニット1の後方上部に設けられたバンガー部663、664において電動補助ユニット1と連結されている。このような構成によれば、電動補助ユニット1が各フレームを連結する補強部材とも成り得るので、軽量かつ高剛性の車体を実現できる。
【0061】
電動補助ユニット1は、車体フレームに取り付けられた姿勢でシートポスト23と直交するバッテリ搭載面401を上部に有し、当該バッテリ搭載面401には、後述する接点ホルダ860が設けられている。接点ホルダ860には外部接続用の各種端子(接点)が形成されている。バッテリ収容ケース51は、シートポスト23の前方において前記バッテリ搭載面401上に搭載される。電動補助ユニット1から突出して接点ホルダ860を貫通した接点851(851a,851b)等は、さらにバッテリ収容ケース51の底面を貫通して内部に露出している。
【0062】
図9は、バッテリ収容ケース51の底部内側を上部から見込んだ図であり、前記バッテリ搭載面401には接点ホルダ860が形成され、接点ホルダ860には一対の正負接点851a,851bと共に、コントロールユニット8から入出力されるスイッチング信号、センサ信号等の制御系信号を伝達するためのグロメット852が保持されている。バッテリ44の底面には、バッテリ収容ケース51への収容時に前記各電極851a,851bと接触して電気的に接続される接点、および前記グロメット852と接続されるソケット(図示せず)が設けられている。
【0063】
図10は、前記電動補助ユニット1の部分透過側面図、図11は、図10のA−A線に沿った歯車列を示す断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0064】
クランク軸201は踏力検知機構を具備し、その一端がケース10に対してベアリング281により回転自在に軸支されている。クランク軸201の他端の外周部には第1ドライブギア202がニードルベアリング291、292を介して遊貫され、当該第1ドライブギア202はベアリング282によりケースに対して回転自在に軸支されている。ケース10から露出した第1ドライブギア202の外周部にはペダルスプロケット200がスプライン結合され、ナットにより締め付けられている。
【0065】
前記クランク軸201の略中央部には、ワンウエイクラッチ261を介して第2ドライブギア203が装着され、前記第1および第2ドライブギア202,203同士は、その円周方向に弾性力を発揮するコイルスプリング204を介して相対回転可能に連結されている。前記第2ドライブギア203の外周小径部には、円周方向に沿って溝が形成されたスライダ205がスプライン結合により軸方向へ摺動自在に装着され、前記溝の深さは円周方向に沿って連続的に変化している。前記第1ドライブギア202の外周には係合ピン271が固定され、当該係合ピン271は前記スライダ205の溝に係合している。
【0066】
前記クランク軸201の後方では、第1アイドル軸210がベアリング284,285によって軸支され、その外周に形成されたギア歯262が前記クランク軸201の第1ドライブギア202と歯合している。第1アイドル軸210にはさらに、ワンウエイラチェット263を介してギア264が連結されている。
【0067】
前記第1アイドル軸210の後方では、第2アイドル軸220がベアリング286,287によって軸支され、その外周に形成されたギア歯265が前記第1アイドル軸210のギア264と歯合している。前記ドライブ軸220の一端には樹脂ギア266が連結されている。
【0068】
前記第2アイドル軸220の上方では、電動モータMの回転軸230が、ベアリング288,289によって回転自在に軸支されている。回転軸230にはロータ231が固定され、ロータ231の周囲にはステータ232が設けられている。回転軸230の一端にはギア歯276が形成され、当該ギア歯276は前記第2アイドル軸220の樹脂ギア266と歯合している。
【0069】
以上のような構成において、人力としての踏力は、前記ペダル12およびクランク11を介してクランク軸201に入力され、ワンウエイクラッチ261を介して第2ドライブギア203を同期回転させると共に、スプリング204を介して第1ドライブギア202へ伝達される。
【0070】
一方、電動モータMの回転トルク(補助動力)は、ギア歯267、ギア266、第2アイドル220およびワンウエイラチェット263を介して第1アイドル軸210へ、ギア歯262を介して第1ドライブギア202へ伝達される。第1ドライブギア202へ伝達された踏力および補助動力の合力は、ペダルスプロケット200およびチェーン6を介して後輪WRへ伝達される。
【0071】
このとき、クランク軸201に入力される踏力に応じて前記スプリング204が円周方向に圧縮され、各ドライブギア202,203が相対的に回転して両者に位相差が生じる。この結果、前記係合ピン2021がスライダ205の溝内を回動し、回動量に応じて変化した溝の深さ分だけスライダ205がバネ260の弾発力に抗してクランク軸201上を摺動する。スライダ205の軸方向の摺動量は、変位検知レバー152を介してストロークセンサ150の検知シャフト151を変位させるので、踏力がストロークセンサ150によって検知されることになる。
【0072】
コントロールユニット8は、図12に示したように、前記バッテリ搭載面401の裏面内側に配置されており、その皿状ケース81内に制御回路基板82を収容し、隙間および基板表面を絶縁樹脂83で樹脂モールドして構成される。前記制御回路基板82には、各種の制御回路820やパワートランジスタ821a、ダイオード821bと共に回転センサ822が搭載され、各パワートランジスタ821aおよびダイオード821bは放熱板829に接触固定されている。
【0073】
前記回転センサ822は、制御回路基板82の端部近傍において、クランク軸201の第1ドライブギア202のギア歯と対向するように固定されている。皿状ケース81には、前記と同様に位置決めピンが形成され、ケース10Rの対応部分には位置決め孔が形成されている。
【0074】
コントロールユニット8は、前記各位置決めピンが各位置決め孔へ挿貫されたときに前記回転センサ822が制御回路基板82上の所定の位置に所定の高さで固定されてギア歯との相対的な位置関係が予定の関係となるように、前記ケース10に対して位置決めされる。
【0075】
また、ケース10に対するコントロールユニット8の締め付けは、図12に示したように、前記回転センサ822が設けられた端部とは反対側の端部において、皿状ケース81の両側(図10参照)を左ケース10Lにネジ831によりネジ止めすることにより行われる。
【0076】
本実施形態によれば、電動補助ユニット1のケース外表面に外部電極を一体的に設けたので、電動補助ユニット1上にバッテリ44を直接配置することが可能になって電動補助ユニット1とバッテリ44とを結ぶ給電ラインを短くすることができる。
【0077】
また、本実施形態では、クランク軸201に踏力検知機構を設けたので、踏力検知機構を別途に設ける際には必要となるスペースが不要となり、電動補助ユニット1を大型化することなくコントロールユニット8の設置スペースを確保できるようになる。
【0078】
図13は、前記電動補助ユニット1の第3実施形態の部分透過側面図であり、図14は、図13のB−B線に沿った歯車列を示す断面図、図15は、図13のA−A線に沿った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0079】
上記した各実施形態では、駆動モータMが発生する補助動力が第2アイドル軸103を介して第1アイドル軸102へ伝達され、当該第1アイドル軸102において踏力と合成された後に出力軸105へ伝達されていたが、本実施形態では、駆動モータMが発生する補助動力が第2アイドル軸103を介して出力軸105へ直接伝達されるようにしている。
【0080】
すなわち、駆動モータMの回転軸104に発生した補助動力は樹脂ギア115を介して第2アイドル軸103へ伝達される。この第2アイドル軸103には、出力軸105のギア119と歯合するギア歯103aが形成されており、第2アイドル軸103に伝達された補助動力はギア歯103a、ギア119を介して出力軸105へ伝達される。
【0081】
一方、クランク軸101に入力された踏力は、増速ギア111、第2アイドル軸103および第1ドライブ軸102aのギア歯113を介して第1アイドル軸102へ伝達され、さらに、第2ドライブ軸102bのギア歯および出力軸105の第4ギア118を介して出力軸105へ伝達され、ここで前記補助動力と構成される。
【0082】
このように、本実施形態では、電動モータMの発生する補助動力を出力軸105へ直接伝達することができるので、上記した各実施形態のように、合力軸としての第1アイドル軸を介する場合に比べて第1アイドル軸上に設けられるギア数が減ぜられる。このため、第1アイドル軸上に設けられる踏力検知機構の占有スペースが増えて設計の自由度が増す。
【0083】
また、本実施形態の電動モータMは、図14に示したように、出力取出側の端面に電源端子752が配置されているので、その電源コード751は電動モータMの出力取出側から前記コントロールユニット8まで引き回す必要がある。しかしながら、ケース10内では電動モータMの出力取出側に多数のギア列が配置されているため、電源コード751は左ケース10Lの内側端面に沿って引き回すよりも右ケース10Rの内側端面に沿って引き回すことが望ましい。
【0084】
そこで、本実施形態では、モータハウジング10Mに隣接して設けられた左ケース10Lの内壁756と平行に、第2の内壁754を別途に設けて各内壁754、756で囲まれた空間(コード通路)753を形成し、電動モータMの出力取出側の端面から引き出される電源コード751を前記コード通路753を通して右ケース10Rの内側端面まで引き回し、さらに、この内側端面に沿ってコントロールユニット8まで引き回すようにしている。
【0085】
上記した特徴によれば、電源コードがユニットケース内の左ケース10L側の内側端面から右ケース10R側の内側端面へ、コード通路を介して導かれるので、電源コードがギア列や他の構成部材等と干渉することがない。
【0086】
さらに、本実施形態では電源コード751を右ケース10Rの内側端面に拘束するため、前記軸受け用ベアリング184,185を支持するために右ケース10Rの内側端面に立設した各軸受け用ボス749,748を橋渡しするようにクランパ755を設け、前記電源コード751は各ボス749,748およびクランパ755で囲まれた通路を通すことでクランプするようにした。このように、既存のボス749,748を橋渡しするようにクランパ755を設ければ、簡単な構成で電源コード751を確実にクランプすることができる。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
【0088】
(1) コントロールユニットに回転センサを設け、クランク軸と同期回転する回転体の近傍に回転センサが配置されるようにコントロールユニットを配置したので、回転センサ用の設置スペースを別途に確保する必要がなく、電動補助システム全体をコンパクトにすることができる。また、回転センサとコントロールユニットとの距離を短くすることができるので、回転センサの出力信号へのノイズの混入を抑えることができる。
【0089】
(2) コントロールユニットに位置決め手段を設け、補助動力ユニットの所定の位置に所定の姿勢で固定できるようにしたので、コントロールユニットを位置決め固定するだけで、回転センサと回転体との相対的な位置関係を予定の関係に保持することができ、回転数の検出精度を高く維持することができる。
【0090】
(3) コントロールユニットを、その一側部に設けた位置決め手段により電動補助ユニットに係合させ、他の一側部において締結手段により締結するようにしたので、締結構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0091】
(4) クランク軸上に大径ギアを配置し、クランク軸の周囲にコントロールユニットの配置スペースを確保してコントロールユニットをレイアウトしたので、大径ギアからクランク軸の回転数を検出することが可能になる。
【0092】
(5) コントロールユニットは、電動補助ユニットが車体フレームに取り付けられた姿勢においてクランク軸の前方下部に配置されるようにしたので、走行中の空冷効果が大きくなって冷却効率が向上する。
【0093】
(6) 踏力に応答した電気信号を出力するセンサを電動補助ユニットに内蔵させたので、ケース内のデットスペースを有効利用できるようになって電動補助ユニットの一層の小型化が可能になる。また、踏力センサのコード(リード線)をユニット外へ取り出す必要がないのでユニットの密閉性をより一層高められる。
【0094】
(7) 電動補助ユニットのケース外表面に正負接点を設けたので、電動補助ユニットにバッテリを直接当接することが可能になって電動補助ユニットとバッテリとを結ぶ給電ラインを短くすることができる。さらに、バッテリおよび電動補助ユニットをアッセンブリとして取り扱うことができるので、コンパクト化と取扱性の向上とが可能になる。
【0095】
(8) コントロールユニットは、当該電動補助ユニットが車体フレームに取り付けられた姿勢においてクランク軸上方に配置されるようにしたので、シートポストに沿って長手状のバッテリを搭載すれば、バッテリをコントロールユニット上に配置することができ、コントロールユニットとバッテリとを結ぶ配線を短くすることができる。また、重量物を車体の中央部に集中配置することができるので、車体の重心を中央部に置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助自転車の側面図である。
【図2】電動補助ユニットの第1実施形態の部分透過側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図5】電動補助ユニット1およびバッテリ収容ケース5近傍の側面図である。
【図6】バッテリの挿脱着方法を示した図である。
【図7】バッテリに設けた充電残量計の操作・表示パネルの平面図である。
【図8】本発明を適用した電動補助自転車の第2実施形態の側面図である。
【図9】バッテリ収容ケース51の底部内側を上部から見込んだ図である。
【図10】電動補助ユニットの第2実施形態の部分透過側面図である。
【図11】図10のA−A線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図12】コントロールユニットの取り付け方法を示した断面図である。
【図13】電動補助ユニットの第3実施形態の部分透過側面図である。
【図14】図13のA−A線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図15】図13のB−B線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図16】第1アイドル軸の機能を説明するための図である。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、4…バッテリ、5…バッテリ収容ケース、8…コントロールユニット、10…ケース、10R…右ケース、10L…左ケース、13…駆動スプロケット、81…皿状ケース、82…制御回路基板、102…第1アイドル軸、102a…第1ドライブ軸、102b…第2ドライブ軸、102e…第2ギア、103…第2アイドル軸、105…出力軸、111…増速ギア、115…樹脂ギア、118…第4ギア、131…ロータ、150…ストロークセンサ、152…変位検知レバー、161、162…ワンウエイクラッチ、181,182,183a,183b,185,186,187,188…ベアリング、811,812…位置決めピン、822…回転センサ、911,912…位置決め孔、921…スライダ、924…ボールカップ

Claims (8)

  1. クランク軸に入力される踏力に応答して補助動力を発生する電動モータおよびそのコントロールユニットを内蔵し、前記補助動力および踏力を合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットを搭載した電動補助自転車において、
    シートポストを備えた車体フレームと
    前記シートポストとチェーンステとを連結し、かつ前記電動補助ユニットを懸架するブラケットと、
    前記シートポストの後方で前記ブラケット上に搭置されるバッテリ収納ケースと、
    前記バッテリ収納ケースの内側底部に露出する正負電極と、
    前記電動補助ユニットのケースの内側で前記正負接点と電動モータとを電気的に接続する給電ラインとを含み、
    前記電動モータへ給電するバッテリの底面には、前記バッテリ収納ケースへの収納時に前記正負接点と電気的に接続される接点が設けられ、
    前記バッテリの接点は、前記バッテリ収納ケースに収容されて前記正負電極と電気的に接続されることを特徴とする電動補助自転車。
  2. 前記コントロールユニットは、クランク軸の回転速度を検知する回転センサが少なくとも実装された制御基板を含み、前記コントロールユニットは、前記クランク軸と同期回転する回転体と前記回転センサとの相対的な位置関係が予定の関係に保持されるように、前記回転体の近傍に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電動補助自転車。
  3. 前記コントロールユニットは、前記回転センサと回転体との相対的な位置関係が予定の関係に保持されるように自身を電動補助ユニットに対して位置決めする位置決め手段を具備したことを特徴とする請求項2に記載の電動補助自転車。
  4. 前記回転センサおよび位置決め手段は、コントロールユニットの一側部近傍に配置され、
    コントロールユニットは、前記一側部において前記位置決め手段により電動補助ユニットに係合保持され、他の一側部において締結手段により電動補助ユニットに締結されたことを特徴とする請求項3に記載の電動補助自転車。
  5. 前記クランク軸に設けられた回転体としての大径ギアと、
    前記クランク軸と並列配置され、前記大径ギアと歯合する小径ギアを備えたアイドル軸と、
    前記アイドル軸と並列配置され、これと歯合する出力軸と、
    前記出力軸を駆動輪と連結する連結手段と、
    前記アイドル軸上に設けられ、クランク軸に入力された踏力を検出する踏力検知手段とを含み、
    前記回転センサは前記大径ギアの近傍に配置され、当該大径ギアの回転速度を検知することを特徴とする請求項2に記載の電動補助自転車。
  6. 前記コントロールユニットは、当該電動補助ユニットが車体フレームに取り付けられた姿勢においてクランク軸の前方下部に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の電動補助自転車。
  7. 前記踏力検知手段は、電動補助ユニットのケース内壁に固定されるように内蔵されて踏力に応答した電気信号を出力するセンサを含むことを特徴とする請求項5に記載の電動補助自転車。
  8. 前記コントロールユニットは、当該電動補助ユニットが車体フレームに取り付けられた姿勢においてクランク軸上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動補助自転車。
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