JP4325161B2 - 積層型圧電体素子及びその製造方法,並びにインジェクタ - Google Patents

積層型圧電体素子及びその製造方法,並びにインジェクタ Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,圧電アクチュエータなどに用いられる積層型圧電体素子,及びこれを用いて構成したインジェクタに関する。
【0002】
【従来技術】
近年,圧電アクチュエータには,低電圧で高い変位を得るために,厚みが薄い圧電セラミックを内部電極層と交互に多数積層して一体焼成させたセラミック積層体が用いられている。具体的には,圧電セラミックよりなるセラミック層としては,厚みが20〜200μmの薄板を用い,内部電極層と交互に積層するセラミック層の枚数は100〜700枚程度に達している。
【0003】
かかる構造の圧電アクチュエータにおいては,一体焼成構造であるので,積層数の増加に伴い,作動時に作動方向の動作を妨げる方向の内部応力が増大する。この作動時の内部応力が増大すると,セラミック積層体内部にクラックが発生し,その結果として変位量などの製品特性の低下やショートの発生などによる製品信頼性の低下などが生じる場合がある。
【0004】
この対策としては,一体焼成構造ではなく,最終積層数より少ない積層数を有するセラミック積層体を予め焼成し,これらを接着剤層によって接着する構造,即ち分割接着構造をとることが考えられる。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の分割接着構造の積層型圧電体素子においては次の問題がある。
即ち,上記分割接着構造のセラミック積層体よりなる圧電アクチュエータを用いて作動実験を実施すると,従来の一体焼成型の場合よりも変位ロスが大きくなる。
この変位ロスは,例えば,上記分割接着構造の積層型圧電体素子をインジェクタの圧電アクチュエータとして用いた場合には,弁体の変位が十分に得られず燃料噴射ができないという不具合につながることが予想される。
【0006】
変位ロスの原因は,上記作動実験が120℃以上という高温雰囲気において行われた結果,接着剤層の弾性率が減少したことにあると考えられる。
積層型圧電体素子をインジェクタの圧電アクチュエータとして使用する場合には,その実使用の環境が120℃を超える高温雰囲気となる。そのため,このような高温雰囲気においても,接着剤層が原因となる性能低下を抑制することができる積層型圧電体素子の開発が望まれる。また,このような高温雰囲気において優れた性能を発揮する積層型圧電体素子は,インジェクタ用以外の用途においても適用範囲を広げることが可能となる。
【0007】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,高温雰囲気における性能低下を抑制可能な分割接着構造の積層型圧電体素子及びこれを圧電アクチュエータとして用いたインジェクタを提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
第1の発明は,セラミック層と内部電極層とを交互に積層してなるユニット積層体を複数積み重ねると共に上記ユニット積層体間を接着剤層により接着してなるセラミック積層体を有する積層型圧電体素子において,
上記接着剤層は,ウレタン樹脂,シリコーン樹脂,エポキシ樹脂,又はポリイミド樹脂よりなる接着剤樹脂成分と,該接着剤樹脂成分よりも高い弾性率を有する高剛性粒子とを含有しており,その全体の弾性率が,少なくとも150〜200℃において0.1〜10GPaであることを特徴とする積層型圧電体素子にある(請求項1)。
【0009】
本発明においては,上記のごとく150〜200℃という高温の雰囲気において0.1〜10GPaという高い弾性率を有する接着剤層を用いている。そのため,本発明におけるセラミック積層体は,ユニット積層体を接着剤層を介して積層してなる分割接着構造を有しているにもかかわらず,高温雰囲気下において使用しても,上記接着剤層の剛性が十分に確保される。それ故,上記セラミック積層体を有する積層型圧電体素子は,高温雰囲気下において使用した場合の変位量等の特性低下を抑制することができる。
【0011】
本発明におけるセラミック積層体は,上記接着剤層が上記高剛性粒子を含有している。そのため,上記接着剤層は,比較的高温の環境に晒された場合において,接着剤樹脂成分の弾性率が低下したとしても,その全体の剛性は上記高剛性粒子によって確保される。そのため,上記セラミック積層体を有する積層型圧電体素子は,高温雰囲気下においても,変位量等の性能低下を抑制することができる。
【0014】
また,上記ユニット積層体は,上記内部電極層が上記ユニット積層体の側表面に露出していない控え部を有しており,上記接着剤層は,少なくとも上記ユニット積層体の側表面に露出しておらず,かつ,上記ユニット積層体の積層方向に透視した場合にすべての内部電極層が存在する領域に対応する範囲内に配設されていることが好ましい請求項6)。
【0015】
上記セラミック積層体の内部電極層に対して電圧を印可した場合には,上記セラミック層のうち内部電極層に挟まれた部分のみが変位しようとし,上記内部電極層がユニット積層体の側表面に露出せずに内部にとどまっている上記控え部は変位しようとしない。そのため,控え部を積層した部分は,変位に抵抗する内部応力を発生させる。
【0016】
ここで本発明のセラミック積層体においては,上記接着剤層が,上記のごとく,上記ユニット積層体の積層方向に透視した場合にすべての内部電極層が存在する領域に対応する範囲内に限って配設されている。即ち,上記控え部に対応する部分には接着剤層を設けず,ユニット積層体の控え部同士を接合しない。そのため,上記セラミック積層体を変位させた場合に,その変位を妨げるような応力が各ユニット積層体の控え部において発生したとしても,上記接着剤層の部分で分断されて各ユニット積層体内だけに収まり,セラミック積層体全体において一体的に発生することはない。そのため,セラミック積層体全体において発生する内部応力を一体焼成品の場合よりも小さくすることができる。
このような作用効果は,使用環境が低温である場合は勿論,高温において同様に発揮される。それ故,上記セラミック積層体を有する積層型圧電体素子は,高温雰囲気下においても,変位量等の性能低下を抑制することができる。
【0017】
また,上記接着剤層を挟む上記セラミック層の表面同士が互いに直接接触している接触部と,直接接触していない非接触部とが存在しており,かつ,上記非接触部の少なくとも一部における上記セラミック層の表面同士の間に上記接着剤層が充填されていることが好ましい請求項7)。
【0018】
本発明の積層型圧電体素子は,上記接触部と非接触部とを有し,上記非接触部に存在する上記接着剤層によって複数のユニット積層体が接合されている。そして,上記接触部の存在によって,接着剤層の存在にかかわらず,変位ロスを低減することができ,高温雰囲気下における性能低下を抑制することができる。
【0019】
第2の発明は,圧電アクチュエータの変位を利用して弁体を開閉させ,燃料の噴射制御を行うよう構成されたインジェクタにおいて,上記圧電アクチュエータは,第1の発明のいずれかの積層型圧電体素子よりなることを特徴とするインジェクタにある(請求項9)。
【0020】
本発明のインジェクタは,上記第1〜第5の発明にかかる積層型圧電体素子よりなる圧電アクチュエータを用いている。この圧電アクチュエータは,上記のごとく,高温雰囲気下においても,変位量等の性能低下が抑制される。そのため,高温雰囲気下という過酷な状態で使用されるインジェクタにおいても,その性能を十分に維持することができる。さらに,上記分割接着構造特有の作用効果,即ち,全体を一体焼成した構造の場合よりも作動時のクラックの発生を抑制することができ,耐久性をも向上させることができる。そのため,インジェクタ全体の性能向上及び信頼性向上を図ることができる。
【0021】
第3の発明は,第1の発明の積層型圧電体素子を製造する方法であって,セラミック層と内部電極層とを交互に積層してなるユニット積層体を作製するユニット積層体作製工程と,
接着剤を介して複数の上記ユニット積層体を積層した後,温度150〜300℃に加熱すると共に積層方向に0.5〜60MPaの加圧力で加圧しながら上記接着剤を硬化させて接着剤層を形成する硬化工程とを含むことを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法にある(請求項10)。
【0022】
本発明の製造方法においては,上記硬化工程において,上記特定の温度範囲における加熱と,上記特定の圧力範囲における加圧を行いながら上記接着剤の硬化を行う。これにより,上記加熱によって上記接着剤の粘度を低下させた状態で加圧することにより,接着剤層の厚みを薄くすることができ,変位ロスを低減可能な積層型圧電体素子を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
第1の発明においては,上記のごとく,上記接着剤層の全体の弾性率が,150〜200℃において0.1〜10GPaである。この温度範囲における接着剤層の弾性率が0.1GPa未満の場合には,上記温度範囲において上記積層型圧電体素子を使用した場合に,接着剤層部分の剛性が低下して優れた特性を発揮しないという問題がある。一方,上記温度範囲における接着剤層の弾性率が10GPaを超える場合には,応力緩和ができないという問題がある。
【0024】
また,上記接着剤層の弾性率の好ましい範囲は,0.3GPa〜3GPaである。上記接着剤層の弾性率が0.3GPa以下の場合には,作動時における変位ロスの抑制効果が低く,一方,3GPaを超えると,接着層から上記ユニット積層体に付与される熱応力が大きくなって,ユニット積層体にクラックが生じやすくなるおそれがある。
【0025】
また,第1の発明においては,上記接着剤層は,接着剤樹脂成分よりも高い弾性率を有する高剛性粒子を含有している。これにより,上記高剛性粒子の存在において,150〜200℃における接着剤層全体の弾性率を従来よりも大幅に向上させることができる。
【0026】
また,第1の発明において,上記高剛性粒子の弾性率は,上記接着剤樹脂成分の弾性率よりも2〜10倍大きいことが好ましい(請求項2)。上記高剛性粒子の弾性率が上記接着剤樹脂成分の弾性率よりも2倍未満の場合には,高剛性粒子の存在による剛性向上効果が少ないという問題がある。一方,上記倍率が10倍を超える場合には,応力緩和ができないという問題がある。
【0027】
また,上記高剛性粒子の粒径は,1.5μm〜20μmであることが好ましい。1.5μm未満の場合には,高剛性粒子の存在による接着剤層の弾性率向上効果が少ないという問題がある。一方,20μmを超える場合には,接着剤層全体の厚みが大きくなりすぎ,セラミック積層体全体の長さに対する,接着層の割合が多くなって,例えば同じ変位をする場合にセラミック積層体が長くなってしまうという問題がある。
【0028】
また,上記接着剤層は,3個以上の上記高剛性粒子を含有していることが好ましい(請求項3)。これにより,接着剤層を挟むセラミック層の間の少なくとも3点以上を上記高剛性粒子が支える状態が得られる。それ故,上記接着剤層の弾性率を上記高剛性粒子によってより安定的に維持することができる。特に上記3個以上の高剛性粒子は,直線上ではなく,各粒子が平面上の任意の一点に分散しているように配置されることが最も効果的である。
【0029】
また,上記接着剤層は,10〜80重量%の上記高剛性粒子を含有していることが好ましい(請求項4)。上記高剛性粒子の含有量が10重量%未満の場合には,接着剤層の弾性率を向上させる効果が少ない。そのため,より好ましくは,20重量%以上がよい。一方,80重量%を超えると接着剤層の母材強度が低下するという問題がある。そのため,より好ましくは50重量%以下がよい。
【0030】
また,上記高剛性粒子は,アルミナ,シリカ,炭酸カルシウムのいずれか1種以上よりなることが好ましい(請求項5)。これらの材質よりなる粒子は,高温においても優れた弾性率を有し,上記高剛性粒子として非常に適している。なお,これらと同様の特性を有する他の無機材料を採用することも勿論可能である。
【0033】
また,上述した積層型圧電体素子は,インジェクタの駆動源として用いられるインジェクタ用圧電アクチュエータとして用いることができる(請求項8)。即ち,インジェクタは高温雰囲気下という過酷な状態で使用される。かかるインジェクタにおいても,上記優れた積層型圧電体素子を圧電アクチュエータとして用いることによって,優れた性能を維持することができる。そして,インジェクタ全体の性能向上及び信頼性向上を図ることができる。
【0034】
また,上記第1の発明において,上記セラミック層としては,例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)等の圧電セラミックスを採用することができる。
また,上記接着剤層の接着剤樹脂成分としては,セラミック層と接着性のよいウレタン樹脂,シリコーン樹脂,エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂等を採用することができる。これらの中でも特に室温の弾性率が1GPa以上であるエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂が好ましい。
【0035】
次に,上記第2の発明においては,上記硬化工程における加熱温度を,上記のごとく150〜300℃の範囲とする。加熱温度を150℃以上とするのは,積層型圧電体素子の使用環境温度が120℃以上であることに対応して,余裕を持って使用環境温度以上の温度とするためである。そして,150℃以上とすることによって,接着剤の架橋密度が向上し,耐熱老化特性が向上する。更に,製品使用環境での接着剤低分子成分の分解によるガスの発生を抑制することができる。150℃未満の場合にはこのような効果が薄れてしまう。一方,加熱温度を300℃を超える温度とすると,接着剤のメインポリマーである高分子成分の主骨格が熱分解してしまう。そのため,より好ましくは250℃以下がよい。
【0036】
また,上記硬化工程における加圧力は0.5〜60MPaとする。0.5MPa未満の加圧力の場合には,接着剤の表面張力により接着剤層が厚くなってしまう。したがって,表面張力を上回る加圧力が必要である。また,そのため,より好ましくは加圧力を1MPa以上とするのがよい。一方,加圧力が60MPaを超える場合には,偏荷重によってユニット積層体に割れが生じたり,表面にマイクロクラックが発生したりするおそれがある。そのため,より好ましくは10MPa以下がよい。
【0037】
【実施例】
(実施例1)
本発明の積層型圧電体素子にかかる実施例につき,図1〜図4を用いて説明する。
本例の積層型圧電体素子1は,図1に示すごとく,セラミック層12と内部電極層21,22とを交互に積層してなるユニット積層体11を複数積み重ねると共に上記ユニット積層体11間を接着剤層3により接着してなるセラミック積層体10を有する。
上記接着剤層3は接着剤樹脂成分30よりも高い弾性率を有する高剛性粒子35を含有している。
以下,これを詳説する。
【0038】
上記ユニット積層体11は,図3に示すごとく,セラミック層12の層間に内部電極層21,22を交互に正負となるように形成してなる。本例では,セラミック層12を50枚積層して1つのユニット積層体11を構成した。そして,本例の積層型圧電体素子1は,このユニット積層体11を10個積み重ねると共に接着層3(図4)により接着してなる分割接着構造の積層型圧電体素子である。
【0039】
上記ユニット積層体11を作製する(ユニット積層体作製工程)に当たっては,セラミック層となりうる広幅のグリーンシート上に,上記内部電極層21,22を配設し,その後,打ち抜き及び積層を行う。そして,50枚のセラミック層12を積み重ねる。このとき,積層方向の両端面にはセラミック層12の全面が露出するようにする。そして,50枚の積層体を熱圧着した後焼成することにより上記ユニット積層体11が得られる。なお,上記打ち抜き,積層,圧着等の方法,順序等は種々変更することができる。
【0040】
また,上記セラミック層12は,その組成が最終的にPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)系の圧電セラミックスとなるように調整したものを用いた。なお,その他の材質の圧電セラミックスを採用することも可能である。
また,内部電極層21,22としては,銀およびパラジウムのペーストを,セラミック層用の上記グリーンシートの表面にスクリーン印刷することにより配設することができる。なお,内部電極層21,22の材質としては,他の導電性材料,例えば,銅,ニッケル,白金,銀等,あるいは,これらの混合物を用いてもよい。
【0041】
また,図3に示すごとく,内部電極層21,22は,それぞれ隣接するセラミック層12の大半を覆う一方,セラミック層12の一部には内部電極層に覆われていない控え部19を残してある。そして,積層状態において,この控え部19が左右交互に位置するように配置した。
【0042】
次に,図1に示すごとく,上記のごとく作製したユニット積層体11を10個準備し,これを接着剤層3により接合する。なお,各ユニット積層体11の側面101,102には,それぞれ内部電極層21,22に導通するようにAgペーストを焼き付けて側面電極31を予め形成しておく。
【0043】
本例では,接着剤層3用の接着剤として,図4に示すごとく,エポキシ樹脂よりなる接着剤樹脂成分30に,粒径が5〜12μmのアルミナ粒子を上記高剛性粒子35として含有させたものを用いた。この接着剤層3は,硬化後において,その全体の弾性率が,150〜200℃の高温雰囲気において0.1〜10GPaの範囲となるように構成したものである。
【0044】
そして,図1に示すごとく,この接着剤層3用の接着剤を上記ユニット積層体11間に配置して,接着剤を硬化させる工程(硬化工程)を行うことにより,合計500枚のセラミック層11を積層してなるセラミック積層体10を作製する。
具体的な作業は,上記ユニット積層体11間に接着剤層3を介在させて積み重ねたものを,全体的に側面を拘束する型に入れる。その後積層方向から3MPaの圧力をかけて圧着させて,温度180℃に1時間保持して上記接着剤層3を硬化させる。なお,硬化時の昇温プロファイルとしては,多段ステップとした方が好ましい。これにより,接着剤層3内にボイドが発生することを防止できる。
【0045】
そして,側面電極31上には,図2に示すごとく,SUSよりなる外部電極33を導電性接着剤(エポキシ樹脂+Ag70wt%)を用いて接合する。これにより,本例の積層型圧電体素子1が完成した。
【0046】
次に,本例の作用効果につき説明する。
本例においては,上記セラミック積層体10を分割接着構造としてあると共に,その接着剤層3に上記高剛性粒子35を含有させた。そして,その特性を150〜200℃という高温の雰囲気において0.1〜10GPaという高い弾性率を有する状態にした。
【0047】
そのため,上記セラミック積層体10は,ユニット積層体11を接着剤層3を介して積層してなる分割接着構造を有しているにもかかわらず,高温雰囲気下において使用しても,上記接着剤層3の剛性が十分に確保される。即ち,接着剤層3が高温に晒されて上記接着剤樹脂成分30の弾性率が低下したとしても,その全体の剛性,すなわち全体の弾性率は上記高剛性粒子35によって確保される。そのため,上記セラミック積層体10を有する積層型圧電体素子1は,高温雰囲気下においても,変位量等の性能低下を抑制することができ,分割接着構造の欠点を克服することができる。そして,本来の分割接着構造による効果,即ち作動時におけるクラックの発生防止効果が得られる結果,本例の積層型圧電体素子1は,優れた特性と優れた信頼性を有するものとなる。
【0048】
(実施例2)
本例では,実施例1における接着剤層3に含有させた高剛性粒子35の含有量を変化させ,その含有量の変化に伴う接着剤層全体の弾性率の変化を測定した。具体的には,高剛性粒子35の含有量が,0,20,50,70%の4種類の接着剤(試料1〜4)を準備し,これを硬化させて接着剤層を形成し,その弾性率を温度を変化させながら測定した。
【0049】
測定結果を図5に示す。同図は,横軸に温度(℃)を,縦軸に弾性率(GPa)をとったものである。そして高剛性粒子の含有量が0のもの(試料1)を符号S1,20%のもの(試料2)を符号S2,50%のもの(試料3)を符号S3,70%のもの(試料4)を符号S4として示した。
同図より知られるごとく,アルミナ粒子よりなる高剛性粒子を一切含まない試料1は,温度が100℃を超えてから急激に弾性率が低下し,150℃を超えてから0.01以下にまで低下した。
【0050】
これに対し,高剛性粒子を含有している試料2〜4は,いずれも100℃を超えて徐々に弾性率が低下するものの,150〜200℃の範囲においても0.1〜10GPaの範囲を十分に確保することができた。
このことから,高剛性粒子の添加が,上記接着剤層の弾性率向上に非常に有効であり,上記セラミック積層体10を有する積層型圧電体素子1の性能及び信頼性向上に寄与することができることが明らかになった。
【0051】
なお,変位ロスをL,接着剤層の厚みをt,接着剤層の弾性率をE,作動時にに生ずる応力をσとした場合には,
L=t・σ/E
の関係が成り立つことが分かっている。この関係式からも,上記のごとく接着剤層の弾性率Eを向上させることによって,変位ロスLを低減させることができることが分かる。
【0052】
(実施例3)
本例は,図6に示すごとく,実施例1における接着剤層3の高剛性粒子35の粒径を約3μmと大きくし,1つの接着剤層3内にその高剛性粒子35が少なくとも3個以上存在するようにした例である。
この場合には,高温時において接着剤層3の接着剤樹脂成分30の弾性率が低下しても,上記高剛性粒子35が,杭のような役割を果たし,接着剤層3の弾性率をさらに向上させることができる。
【0053】
なお,上記高剛性粒子35の大きさを大きくしすぎると,セラミック積層体全体の長さに対する接着層の割合が多くなって,例えば同じ変位とする場合に,セラミック積層体を長くしなければならない。そのため,高剛性粒子35の大きさは20μm以下とすることが好ましい。
また,高剛性粒子35の大きさが小さすぎると,弾性率向上効果が少なくなるので,1.5μm以上とすることが好ましい。
【0054】
(実施例4)
本例は,図7に示すごとく,実施例1における接着剤層3に高剛性粒子35を一切混合させない代わりに,接着剤層3を挟む上記セラミック層12の表面の面粗さを,Rzが1.5μm以上となるように粗くした例である。具体的にはRzが3μmとなるまで面粗し処理を行った。
【0055】
面粗さの評価は,JIS B 0601−1994に規定されている十点平均粗さRzに準拠して行った。粗さ計としては,東京精密社製の接触式粗さ計(surfcom550AD,接触子仕様No0102501先端R5μm,90°円錐)を用いた。接触子の形状は頂点のなす角が90°の円錐形であって,その先端部は曲率半径Rが5μmの球状である。
また,面粗さの測定は,セラミック層12の表面のほぼ中央部において,上記粗さ計により5mm測定することにより行った。
十点平均粗さRzの定義は上述したとおりである。
【0056】
この場合には,同図に示すごとく,セラミック層12表面の凹凸の凸部同士の距離を近づけた状態で接着することができる。そのため,高温時において接着剤層3の接着剤樹脂成分30の弾性率が低下しても,上記セラミック層12同士によってその弾性率の低下を補うことができる。
【0057】
(実施例5)
本例は,図8に示すごとく,実施例1における接着剤層3を,上記ユニット積層体11の積層方向に透視した場合にすべての内部電極層21,22が存在する領域Aに対応する範囲内に配設した例である。この領域Aは,同図に示すごとく,セラミック層12上において各内部電極層21,22が存在しない左右の控え部19の部分を除いた領域である。控え部19は,端部からB離れた位置まで存在する(Bを電極控え距離という)。
【0058】
本例では,上記接着剤層3の配設位置を制限する効果を明確に得るために,セラミック層12の端部から接着剤層3の端部までの距離(接着剤控え距離という)を最大1.5mmから0mmまで変化させた積層型圧電体素子1をモデル化し,各積層型圧電体素子を作動させた際に生じる内部応力を計算した。
【0059】
測定結果を図9に示す。同図は横軸に接着剤控え距離/電極控え距離(比)を,縦軸に発生した最大応力(%)をとったものである。ここでいう最大応力はセラミック積層体を0.1%伸ばした時に発生する内部応力(最大主応力)の計算結果である。
同図より知られるごとく,接着控え距離が短くなるほど作動時の応力が大きくなった。そして,接着控え距離/電極控え距離が1となる近傍において,応力が極端に低下する。
このことから,接着剤層3の配設領域を,ユニット積層体の側面にはみ出さないように,望ましくは上記の領域Aに制限することが,積層型圧電体素子の性能向上に有効であることが明らかとなった。そしてこのことは,積層型圧電体素子を高温雰囲気において使用しても同様である。
【0060】
なお,上記内部電極層21,22とセラミック層12の形状は,例えば図10に示すごとく,様々な形状を取ることができる。
同図は,E1〜E4の4種類の内部電極層パターン(a,b列)に対して,複数の接着剤層3のパターン,即ち接着範囲例(c〜e列)を示したものである。勿論,例示したもの以外の形状をとることも可能である。
また,同図は一つの例であって,接着範囲が,内部電極層パターンの重なり部分(上記A領域に相当する領域)に必ずしも一致する必要はなく,上記重なり部分からはみ出してもよい。もちろん,上記重なり部分の範囲内に接着層が収まった方が上述したごとく応力を緩和することができ好ましい。
【0061】
(実施例6)
本例は,実施例1の積層型圧電体素子1をインジェクタ5の圧電アクチュエータとして用いた例である。
本例のインジェクタ5は,図11に示すごとく,ディーゼルエンジンのコモンレール噴射システムに適用したものである。
このインジェクタ5は,同図に示すごとく,駆動部としての上記積層型圧電体素子1が収容される上部ハウジング52と,その下端に固定され,内部に噴射ノズル部54が形成される下部ハウジング53を有している。
【0062】
上部ハウジング52は略円柱状で,中心軸に対し偏心する縦穴521内に,積層型圧電体素子1が挿通固定されている。
縦穴521の側方には,高圧燃料通路522が平行に設けられ,その上端部は,上部ハウジング52上側部に突出する燃料導入管523内を経て外部のコモンレール(図略)に連通している。
【0063】
上部ハウジング52上側部には,また,ドレーン通路524に連通する燃料導出管525が突設し,燃料導出管525から流出する燃料は,燃料タンク(図略)へ戻される。
ドレーン通路524は,縦穴521と駆動部(圧電体素子)1との間の隙間50を経由し,さらに,この隙間50から上下ハウジング52,53内を下方に延びる図示しない通路によって後述する3方弁551に連通してしる。
【0064】
噴射ノズル部54は,ピストンボデー531内を上下方向に摺動するノズルニードル541と,ノズルニードル541によって開閉されて燃料溜まり542から供給される高圧燃料をエンジンの各気筒に噴射する噴孔543を備えている。燃料溜まり542は,ノズルニードル541の中間部周りに設けられ,上記高圧燃料通路522の下端部がここに開口している。ノズルニードル541は,燃料溜まり542から開弁方向の燃料圧を受けるとともに,上端面に面して設けた背圧室544から閉弁方向の燃料圧を受けており,背圧室544の圧力が降下すると,ノズルニードル541がリフトして,噴孔543が開放され,燃料噴射がなされる。
【0065】
背圧室544の圧力は3方弁551によって増減される。3方弁551は,背圧室544と高圧燃料通路522,またはドレーン通路524と選択的に連通させる構成である。ここでは,高圧燃料通路522またはドレーン通路524へ連通するポートを開閉するボール状の弁体を有している。この弁体は,上記駆動部1により,その下方に配設される大径ピストン552,油圧室553,小径ピストン554を介して,駆動される。
【0066】
そして,本例においては,上記構成のインジェクタ5における駆動源として,上記積層型圧電体素子1を用いている。この積層型圧電体素子1は,上記のごとく分割接着構造であって,その接着剤層3の弾性率が,150〜200℃という高温の範囲において0.1〜10GPaであって,高温においても優れた剛性を有している。そのため,本例のインジェクタ5は,高温状態においても,上記ノズルニードル541の動作を上記積層型圧電体素子1によって精度よく制御することができる。そして,インジェクタ5は,積層型圧電体素子1の分割接着構造による効果も相俟って,優れた特性と耐久性(信頼性)を併せ持ったものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,セラミック積層体の構造を示す展開図。
【図2】実施例1における,積層型圧電体素子の構造を示す説明図。
【図3】実施例1における,ユニット積層体の構造を示す展開図。
【図4】実施例1における,接着剤層の構造を示す説明図。
【図5】実施例2における,高剛性粒子の含有量と接着剤層全体の弾性率の関係を示す説明図。
【図6】実施例3における,接着剤層配設部分を示す説明図。
【図7】実施例4における,接着剤層配設部分を示す説明図。
【図8】実施例5における,控え部と接着剤層の配設領域との関係を示す説明図。
【図9】実施例5における,接着剤控え距離と最大応力との関係を示す説明図。
【図10】実施例5における,内部電極層のパターンと接着剤層のパターンとを示す説明図。
【図11】実施例6における,インジェクタの構造を示す説明図。
【符号の説明】
1...積層型圧電体素子,
10...セラミック積層体,
11...ユニット積層体,
12...セラミック層,
21,22...内部電極層,
3...接着剤層,
30...接着剤樹脂成分,
35...高剛性粒子,
5...インジェクタ,

Claims (10)

  1. セラミック層と内部電極層とを交互に積層してなるユニット積層体を複数積み重ねると共に上記ユニット積層体間を接着剤層により接着してなるセラミック積層体を有する積層型圧電体素子において,
    上記接着剤層は,ウレタン樹脂,シリコーン樹脂,エポキシ樹脂,又はポリイミド樹脂よりなる接着剤樹脂成分と,該接着剤樹脂成分よりも高い弾性率を有する高剛性粒子とを含有しており,その全体の弾性率が,少なくとも150〜200℃において0.1〜10GPaであることを特徴とする積層型圧電体素子。
  2. 請求項1において,上記高剛性粒子の弾性率は,上記接着剤樹脂成分の弾性率よりも2〜10倍大きいことを特徴とする積層型圧電体素子。
  3. 請求項1又は2において,上記接着剤層は,3個以上の上記高剛性粒子を含有していることを特徴とする積層型圧電体素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において,上記接着剤層は,10〜80重量%の上記高剛性粒子を含有していることを特徴とする積層型圧電体素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において,上記高剛性粒子は,アルミナ,シリカ,炭酸カルシウムのいずれか1種以上よりなることを特徴とする積層型圧電体素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において,上記ユニット積層体は,上記内部電極層が上記ユニット積層体の側表面に露出していない控え部を有しており,
    上記接着剤層は,少なくとも上記ユニット積層体の側表面に露出しておらず,かつ,上記ユニット積層体の積層方向に透視した場合にすべての内部電極層が存在する領域に対応する範囲内に配設されていることを特徴とする積層型圧電体素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において,上記接着剤層を挟む上記セラミック層の表面同士が互いに直接接触している接触部と,直接接触していない非接触部とが存在しており,かつ,上記非接触部の少なくとも一部における上記セラミック層の表面同士の間に上記接着剤層が充填されていることを特徴とする積層型圧電体素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において,上記積層型圧電体素子は,インジェクタの駆動源として用いられるインジェクタ用圧電アクチュエータであることを特徴とする積層型圧電体素子。
  9. 圧電アクチュエータの変位を利用して弁体を開閉させ,燃料の噴射制御を行うよう構成されたインジェクタにおいて,
    上記圧電アクチュエータは,請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層型圧電体素子よりなることを特徴とするインジェクタ。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の積層型圧電体素子を製造する方法であって,
    セラミック層と内部電極層とを交互に積層してなるユニット積層体を作製するユニット積層体作製工程と,
    接着剤を介して複数の上記ユニット積層体を積層した後,温度150〜300℃に加熱すると共に積層方向に0.5〜60MPaの加圧力で加圧しながら上記接着剤を硬化させて接着剤層を形成する硬化工程とを含むことを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
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