JP4324755B2 - バイポーラ型電気処置器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用バイポーラ型電気処置器具に係り、さらに詳しくは、たとえば内視鏡を用いて体内に挿入させ、高周波電流により粘膜などの生体組織を切開するためのバイポーラ型電気処置器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療用電気処置器具としては、高周波の電気的エネルギーを利用した処置器具が知られており、生体に電撃を与えずに生体組織を電気的に切開し、手術時の出血を少なくすることができるので、近年広く用いられるようになっている。電気処置器具は、処置器具の先端部に設けられた電極と生体組織間における高周波の電気的エネルギーによる作用を利用するものである。
【0003】
医療用電気処置器具として、従来では、たとえば米国特許第4,503,855号公報に示す高周波スネア装置が知られている。高周波スネア装置では、電極となるスネアループを、粘膜などの***した部分に引っ掛けて、それに高周波電流を流し、***部分を切除する。
【0004】
ところが、このような高周波スネア装置では、切除できる粘膜の大きさが、そのスネアループの大きさによって制限されてしまう。また、スネアループが粘膜に対して滑り、***部分をうまく引っ掛けることができず、切除ができないおそれもある。
【0005】
そこで、より広い範囲の粘膜部分を切除しようとする場合などのために、特開平8−299355号公報に示す高周波ナイフが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に示す高周波ナイフは、モノポーラ型の電気処置器具であるために、生体組織の切断力に優れるが、所要電力が高いと共に、対向電極が患者の体外に配置されるために、切断される生体組織の範囲が広く、広範囲な熱変性による穿孔が問題となっている。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、低出力下で必要最小限の範囲で切開することが可能で、穿孔を少なくすることができ、より低侵襲性で、操作性に優れたバイポーラ型電気処置器具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るバイポーラ型電気処置器具は、
体内に挿入可能なカテーテルチューブと、
前記カテーテルチューブの遠位端部に装着してある第1電極と、
前記カテーテルチューブの内部を軸方向に移動自在に配置してある駆動ワイヤと、
前記駆動ワイヤの遠位端部に装着してあり、前記駆動ワイヤの軸方向移動に応じて、前記カテーテルチューブの遠位端部から突出および引き込み移動自在な針状またはヘラ状の第2電極と、を有する。
【0009】
本発明に係るバイポーラ型電気処置器具では、カテーテルチューブの遠位端部に装着してある第1電極と、カテーテルチューブの遠位端部から突出する第2電極との間で、高周波電流を流し、電気メスとなる第2電極を移動させることで生体組織の切除を行う。このように本発明のバイポーラ型電気処置器具は、患者の体外に対向電極を設ける必要が無く、必要とされる病変部分にのみ高周波電流を流すことができるので、モノポーラ型の装置に比較して低出力であり、熱変性による穿孔が少ない。したがって、本発明のバイポーラ型電気処置器具は、患者に対して、より低侵襲な治療を実現する装置である。
【0010】
好ましくは、前記第1電極がリング形状であり、その第1電極の内周には、前記第1電極の遠位端部から突出するように、絶縁チューブが装着してある。
【0011】
このような構成とすることにより、第1電極と第2電極との絶縁を良好に図ることができる。
【0012】
好ましくは、前記絶縁チューブが、前記カテーテルチューブの内周に軸方向に沿って延在してあり、前記カテーテルチューブの外側チューブと前記絶縁チューブとの間には、導電性線材が配置してあり、その導電性線材の遠位端部が前記第1電極に接続してある。
好ましくは、前記導電性線材が、補強用コイルである。
【0013】
このような構成とすることにより、第1電極への通電のための導電性線材と、第2電極への通電のための駆動ワイヤとの絶縁を良好に行うことができる。また、特に、この導電性線材を補強用ワイヤとすることにより、カテーテルチューブの補強をも兼ねることができる。
【0014】
好ましくは、前記第2電極の基端部には、前記第2電極の外径よりも大きな外径のストッパ用凸部が具備してあり、
前記絶縁チューブの遠位端部内周には、前記第2電極は通すが、前記ストッパ用凸部を通さないストッパ用チューブが装着してある。
【0015】
このような構成とすることにより、第2電極がカテーテルチューブの遠位端部から出過ぎることを有効に防止することができる。なお、電気メスとなる第2電極がカテーテルチューブの遠位端から出過ぎると、病変部分のみでなく、その下の正常な筋組織までも焼灼してしまうおそれがある。
【0016】
好ましくは、前記カテーテルチューブの近位端部には、操作用本体が具備してあり、
その操作用本体には、前記駆動ワイヤの近位端部が接続されて前記駆動ワイヤを前記カテーテルチューブの内部で軸方向に移動させるための操作用把手が具備してあり、
前記操作用本体には、前記操作用本体に対する前記操作用把手の移動を制限して前記針状またはヘラ状の第2電極が前記カテーテルチューブの内部に引き込みすぎることを防止するための移動制限用ストッパが具備してある。
【0017】
このような構成とすることにより、第2電極がカテーテルチューブの遠位端から内部に引き込みすぎることを有効に防止することができる。第2電極が引き込まれ過ぎると、第2電極が、ストッパ用チューブから外れてしまい、ストッパ用チューブの細い孔の内部に再び第2電極を差し込むことが困難になり、第2電極がカテーテルチューブの遠位端から飛び出せなくなる。
【0018】
本発明では、特に限定されないが、前記第2電極の先端から所定範囲の部分に、絶縁コーティングを施しても良い。絶縁コーティングとしては、フッ素樹脂コーティングなどが例示される。第2電極の先端から所定範囲の部分に、絶縁コーティングを施し、そのコーティングの範囲を調節することで、第2電極の先端での発熱を抑制し、穿孔防止に寄与できる。
【0019】
なお、絶縁コーティングは、第2電極の外周の全域にわたり施しても良い。その場合には、第2電極の表面全体を滑らかにすることができ、電気メスとしての第2電極の移動を円滑にすることができると共に、組織の付着を有効に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の1実施形態に係るバイポーラ型電気処置器具の全体構成図、図2は図1に示すカテーテルチューブの遠位端部の要部断面図、図3は図1に示す電気処置器具の使用状態を示す概略図である。
【0021】
図1および図2に示すように、本実施形態に係るバイポーラ型電気処置器具2は、いわゆる高周波ナイフと称される器具であり、内部にルーメン3が形成されたカテーテルチューブ4を有する。カテーテルチューブ4のルーメン3内には、その軸方向に沿って前進および後退移動自在に、駆動ワイヤ8が装着してある。
【0022】
カテーテルチューブ4の遠位端には、リング状の第1電極6が固定してある。第1電極6の材質は、導電性材料であれば特に制限はなく使用することができ、このような導電性材料としては、例えば、金、銀、白金、ニッケル、鉄、アルミニウム、錫、亜鉛などの金属単体や、ステンレス鋼、ニクロムなどの合金などを挙げることができる。
【0023】
カテーテルチューブ4は、外側チューブ16と、外側チューブ16の内側に配置してある絶縁チューブ14と、これらのチューブ14および16の間に配置してある補強用コイル18とから成る。絶縁チューブ14の遠位端は、第1電極6の内部貫通孔を通して、電極6の遠位端から所定長L1で軸方向に飛び出している。所定長L1は、特に限定されないが、通常0.1〜1mm、好ましくは0.3〜0.7mmである。第1電極6と絶縁チューブ14の遠位端とは、接着剤などにより固着される。また、第1電極6と外側チューブ16の遠位端とも、接着剤などにより固着される。
【0024】
補強用コイル18は、導電性を有し、その遠位端は、第1電極6の後端側リング状凹部に差し込まれ、そこで、第1電極6に対して接続される。その接続は、たとえばロー付けなどにより行われる。補強用コイルの材質は、特に限定されず、第1電極6と同様な金属または合金で構成される。
【0025】
絶縁チューブ14の遠位端部の内周部には、ストッパ用チューブ20が、熱融着または接着などの手段で固着してある。ストッパ用チューブ20の内部には、軸方向に沿って第2電極挿通孔21が形成してある。ストッパ用チューブ20の軸方向長さL2は、特に限定されないが、通常5〜15mm、好ましくは7〜12mmである。
【0026】
駆動ワイヤ8の遠位端部には、針状またはヘラ状の第2電極10が接続してある。駆動ワイヤ8と第2電極10との接続部には、第2電極10の外径よりも大きな外径のストッパ用凸部となるストッパリング12が固定してある。
【0027】
駆動ワイヤ8、ストッパリング12および第2電極10の材質は、導電性材料であれば特に制限はなく、たとえば第1電極6と同様な金属または合金などで構成される。駆動ワイヤ8は、単線、撚線のいずれであってもよく、撚線としては、単線からなる芯線とこれを囲むコイルとからなるものが含まれる。
【0028】
第2電極10の外径は、特に限定されないが、好ましくは0.2〜0.6mm、さらに好ましくは0.3〜0.5mmである。このような外径の場合に、特に切れ味が良くなる。ストッパリング12の外径は、特に限定されないが、好ましくは0.9〜1.0mmである。駆動ワイヤ8の外径は、特に限定されないが、好ましくは0.7〜0.85mmである。
【0029】
外側チューブ16、絶縁チューブ14およびストッパ用チューブ20の材質は電気絶縁材料であれば特に制限はなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、フッ素樹脂などのプラスチック類を使用することができ、目的に応じて適切な弾性率を有する材料を選択することができる。
【0030】
外側チューブ16の外径は、特に限定されないが、たとえば1.5〜3.0mmが好ましい。また、外側チューブ16の肉厚は、特に限定されないが、0.1〜0.5mm程度である。絶縁チューブ14の外径は、特に限定されないが、たとえば1.0〜2.0mmが好ましい。また、絶縁チューブ14の肉厚は、特に限定されないが、0.1〜0.5mm程度である。ストッパ用チューブ20の内径は、第2電極10が挿通可能でストッパリング12が挿通不可能となるように決定され、たとえば0.7〜0.9mm程度である
ストッパリング12がストッパ用チューブ20の挿通孔21内に挿通不能であることから、第2電極10の遠位端は、絶縁チューブ14の遠位端から所定の最大突出長さL3よりも飛び出すことができないようになっている。最大突出長さL3は、用途などに応じて決定されるが、好ましくは5〜10mmである。
【0031】
図1に示すように、カテーテルチューブ4の近位端部には、操作用本体30が装着してある。操作用本体30には、操作用把手32が軸方向に移動自在に装着してある。操作用把手32の近位端側には、移動制限用ストッパ36が、操作用本体30の長手方向に沿って移動自在に、且つ、所定位置で固定可能に装着してある。移動制限用ストッパ36は、操作用把手32の軸方向移動ストロークを制限するものである。
【0032】
図1および図2に示す駆動ワイヤ8の近位端部は、操作用把手32に対して接続してある。操作用把手32を操作用本体30に対して軸方向に移動させることで、駆動ワイヤ8の遠位端部に接続してある第2電極10を、カテーテルチューブ4の遠位端部から出し入れすることが可能になっている。
【0033】
操作用把手32には、固定用ビス34が装着してある。固定用ビス34は、操作用本体30に対する操作用把手32の軸方向移動を制限するためのものである。操作用把手32を操作用本体30の所定の軸方向位置に固定することで、第2電極10をカテーテルチューブ4の遠位端部から所定長さの位置で突出させた状態を維持することができる。あるいは、第2電極10をカテーテルチューブ4の遠位端部から引き込ませた状態を維持することができる。
【0034】
このバイポーラ型電気処置器具2におけるカテーテルチューブ4の遠位端部を、内視鏡を用いて患者の体内に案内する際には、第2電極10をカテーテルチューブ4の遠位端部から引き込ませた状態を維持させる。その後、カテーテルチューブ4の遠位端を、患者の体内における病変の近くに挿入させた状態では、第2電極10をカテーテルチューブ4の遠位端部から所定長さの位置で突出させた状態を維持し、病変の切除などの操作を行う。
【0035】
図1に示すように、配線コード42が操作用把手32に接続してある。配線コード42は、操作用把手32に接続してある駆動ワイヤ8の近位端部に対して電気的に接続してあり、その駆動ワイヤ8を通して第2電極10に高周波電流を供給する。また、カテーテルチューブ4の近位端部には、配線コード40が接続してある。配線コード40は、図2に示す補強用コイル18の近位端に電気的に接続してあり、その補強用コイル18を通して第1電極6に高周波電流を供給する。これらの配線コード40および42は、接続コネクタ44に対して接続してある。接続コネクタ44は、図示省略してある高周波電流発生装置に接続される。
【0036】
本実施形態のバイポーラ型電気処置器具2を用いる施術時においては、カテーテルチューブ4の遠位端を、図3に示す筋組織層54の内面に位置する粘膜層52における病変部50近くにまで移動させる。そのために、まず、図1に示す操作用把手32を操作し、カテーテルチューブ4の遠位端から第2電極10を第2電極挿通孔21の内部に引き込み、その状態を維持する。その状態で、たとえば内視鏡のチャネルを通してカテーテルチューブ4の遠位端を体腔内に導入する。
【0037】
カテーテルチューブ4の遠位端を病変部50の近くに位置させたら、体外に位置する操作用把手32を操作し、カテーテルチューブ4の遠位端から第2電極10の遠位端を送り出し、所定の突出位置で停止させる。
【0038】
次に、図3に示すように、針状の第2電極10の遠位端を、病変部50の下方に位置する粘膜層52の内部に差し込み、第1電極6と第2電極10との間に高周波電流を流しつつ、第2電極10を移動させることにより、電気的エネルギーで病変部50を切除する。
【0039】
本実施形態に係るバイポーラ型電気処置器具2では、カテーテルチューブ4の遠位端部に装着してある第1電極6と、カテーテルチューブ4の遠位端部から突出する第2電極10との間で、高周波電流を流し、電気メスとなる第2電極10を移動させることで生体組織の切除を行う。このように本実施形態のバイポーラ型電気処置器具2は、患者の体外に対向電極を設ける必要が無く、必要とされる病変部分にのみ高周波電流を流すことができるので、モノポーラ型の装置に比較して低出力であり、熱変性による筋組織層54にまで至る穿孔が少ない。したがって、本実施形態のバイポーラ型電気処置器具2は、患者に対して、より低侵襲な治療を実現する装置である。
【0040】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0041】
たとえば、上述した実施形態においては、第2電極10の表面に絶縁コーティングが成されていないが、図2に示すように、第2電極10の先端から所定範囲長さL4の領域において、絶縁コーティング膜を被覆しても良い。所定範囲長さL4の範囲としては、特に限定されず、0より大きく、長さL2+L3よりも短い範囲であり、その長さを調節することにより、第2電極10における発熱範囲を調節することができる。
【0042】
絶縁コーティング膜の材質としては、特に限定されないが、たとえばフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、セラミックなどが用いられる。セラミックとしては、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物などを例示することができる。これら絶縁コーティング膜としては、通電後の組織が付着しにくく、あるいは付着物が容易に剥がれる膜であることが好ましい。このような観点からは、滑り易い膜であることが好ましい。
【0043】
絶縁コーティング膜の膜厚は、特に限定されないが、5〜50μm程度が好ましい。絶縁コーティング膜の成膜方法は、特に限定されないが、焼付け法、スプレー吹き付け法、浸漬法などを例示することができる。
【0044】
第2電極10の先端から所定範囲の部分に、絶縁コーティング膜を施し、そのコーティングの範囲を調節することで、第2電極10の先端での発熱を抑制し、穿孔防止に寄与できる。なお、絶縁コーティングを、第2電極10の全域にわたり施す場合には、第2電極10の表面全体を滑らかにすることができ、電気メスとしての第2電極10の移動を円滑にすることができると共に、組織の付着を有効に防止することができる。
【0045】
また、第2電極10の先端部に、第2電極10の外径よりも大径の電気絶縁性のチップを設けることにより、筋組織層を穿孔する危険性をさらに小さくすることもできる。電気絶縁性のチップの形状としては、例えば、球状、円盤状などが挙げられる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、患者の体外に対向電極を設ける必要が無く、必要とされる病変部分にのみ高周波電流を流すことができるので、モノポーラ型の装置に比較して低出力であり、熱変性による穿孔が少ない。したがって、本発明のバイポーラ型電気処置器具は、患者に対して、より低侵襲な治療を実現する装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係るバイポーラ型電気処置器具の全体構成図である。
【図2】 図2は図1に示すカテーテルチューブの遠位端部の要部断面図である。
【図3】 図3は図1に示す電気処置器具の使用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
2… バイポーラ型電気処置器具
4… カテーテルチューブ
6… 第1電極
8… 駆動ワイヤ
10… 第2電極
12… ストッパリング
14… 絶縁チューブ
16… 外側チューブ
18… 補強用コイル
20… ストッパ用チューブ
30… 操作用本体
32… 操作用把手

Claims (4)

  1. 体内に挿入可能なカテーテルチューブと、
    前記カテーテルチューブの遠位端部に固着してある第1電極と、
    前記カテーテルチューブの内部を軸方向に移動自在に配置してある駆動ワイヤと、
    前記駆動ワイヤの遠位端部に装着してあり、前記駆動ワイヤの軸方向移動に応じて、前記カテーテルチューブの遠位端部から突出および引き込み移動自在な針状またはヘラ状の第2電極とを有し、
    前記第1電極がリング形状であり、その第1電極の内周には、前記第1電極の遠位端部から突出するように、絶縁チューブが固着してあり、
    前記絶縁チューブが、前記カテーテルチューブの内周に軸方向に沿って延在してあり、前記カテーテルチューブの外側チューブと前記絶縁チューブとの間には、導電性線材が配置してあり、その導電性線材の遠位端部が前記第1電極に接続してあり、
    前記導電性線材が、補強用コイルであるバイポーラ型電気処置器具。
  2. 前記第2電極の基端部には、前記第2電極の外径よりも大きな外径のストッパ用凸部が具備してあり、
    前記絶縁チューブの遠位端部内周には、前記第2電極は通すが、前記ストッパ用凸部を通さないストッパ用チューブが装着してある請求項1に記載のバイポーラ型電気処置器具。
  3. 前記カテーテルチューブの近位端部には、操作用本体が具備してあり、
    その操作用本体には、前記駆動ワイヤの近位端部が接続されて前記駆動ワイヤを前記カテーテルチューブの内部で軸方向に移動させるための操作用把手が具備してあり、
    前記操作用本体には、前記操作用本体に対する前記操作用把手の移動を制限して前記針状またはヘラ状の第2電極が前記カテーテルチューブの内部に引き込みすぎることを防止するための移動制限用ストッパが具備してある請求項1または2に記載のバイポーラ型電気処置器具。
  4. 前記第2電極の先端から所定範囲の部分に、絶縁コーティングが施してある請求項1〜3のいずれかに記載のバイポーラ型電気処置器具。
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