JP4324025B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4324025B2
JP4324025B2 JP2004175937A JP2004175937A JP4324025B2 JP 4324025 B2 JP4324025 B2 JP 4324025B2 JP 2004175937 A JP2004175937 A JP 2004175937A JP 2004175937 A JP2004175937 A JP 2004175937A JP 4324025 B2 JP4324025 B2 JP 4324025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
coil
magnetic pole
rotor
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004175937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005354875A (ja
JP2005354875A5 (ja
Inventor
香織 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004175937A priority Critical patent/JP4324025B2/ja
Priority to US11/151,376 priority patent/US7304409B2/en
Priority to KR1020050050828A priority patent/KR100695465B1/ko
Publication of JP2005354875A publication Critical patent/JP2005354875A/ja
Publication of JP2005354875A5 publication Critical patent/JP2005354875A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4324025B2 publication Critical patent/JP4324025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/02Diaphragms
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/083Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K16/00Machines with more than one rotor or stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、2つの出力を独立して取り出すことが可能な駆動装置に関する。
回転軸を中心とする直径を小さくし且つ出力を高めた駆動装置が特許文献1にて提案されている(特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に開示された駆動装置の分解斜視図、図11は、図10の駆動装置の軸方向断面図である。
これら両図において、1001はマグネット、1002はコイル、1003はステータ、1004は補助ステータ、1005は基板である。
マグネット1001は、有底円筒形状のマグネット本体1001aの外周側一部に駆動ピン1001bを軸方向に向けて一体に突設すると共に、マグネット本体1001aの底壁中央部両側に軸方向に向けて軸部1001c,1001dを一体に突設して成る。また、マグネット1001は、マグネット本体1001aの周側壁部が周方向に4分割されて、それらの分割部が互いに異なるS極とN極とに交互に着磁されている。
コイル1002は、円筒状のボビンの環状溝部に電線を巻き付けて構成したもので、ステータ1003の内部に位置して、マグネット1001の軸方向に配置される。
ステータ1003は、外周縁部に、その軸方向に延出する突片状の外側磁極部1003aを、内側中央部に軸状突部1003bを、それぞれ有し、軸状突部1003bの先端部には軸穴1003cを有している。この軸穴1003cにマグネット1001の一方の軸部1001cが回転可能に嵌合している。また、軸状突部1003bの基端部外周にコイル1002が嵌合固定されている。そして、ステータ1003は、コイル1002により励磁されるようになっている。
補助ステータ1004は、円筒形状であって、ステータ1003の軸状突部1003bの先端部外周に、コイル1002と対向して固着され、この軸状突部1003bと共に、内側磁極部を構成している。
基板1005は、中央部に円形状の開口部1005a、その外周部に円弧状の案内穴1005b、この案内穴1005bの近傍に軸穴1005cを有している。基板1005の案内穴1005bにマグネット1001の駆動ピン1001bが摺動可能に係合している。また、基板1005の軸穴1005cにマグネット1001の他方の軸部1001dが回転可能に嵌合している。
ステータ1003の外側磁極部1003aは、マグネット本体1001aの外周面に隙間を存して互いに対向しており、ステータ1003の軸状突部1003bと補助ステータ1004とから成る内側磁極部の外周面は、マグネット本体1001aの内周面に隙間を存して互いに対向している。
上記構成の駆動装置は、コイル1002への通電方向を切り換えて、外側磁極部1003a及び内側磁極部(突軸部1003bと補助ステータ1004)の極性を切り換えることにより、マグネット1001を規制された範囲内で、軸部1001c,1001dを中心に往復回転させるものである。
なお、往復回転するマグネット1001の回転規制は、基板1005に設けた案内穴1005bと該案内穴1005bに係合するマグネット1001の駆動ピン1001bとによって行われる。
このような構成の駆動装置は、コイル1002に通電することにより発生した磁束が、外側磁極部1003aから対向する内側磁極部へ或いは内側磁極部から対向する外側磁極部1003aへと流れ、外側磁極部1003aと内側磁極部との間に位置するマグネット1001に効果的に作用する。
また、外側磁極部1003aと内側磁極部との間の距離は、円筒形状のマグネット本体1001aの厚さ、マグネット本体1001aと外側磁極部1003aとの間の隙間及びマグネット本体1001aと内側磁極部との間の隙間分の距離に設定されており、外側磁極部1003aと内側磁極部とで構成される磁気回路の抵抗を小さくすることができる。このように磁気回路の抵抗が小さいほど少ない電流で多くの磁束を発生させることができ、出力が向上することになる。
特開2002−49076号公報
上記特許文献1に開示された駆動装置は、前述したように外側磁極部1003aと内側磁極部との間の距離を可能な限り短くしたことにより、磁気回路の抵抗を小さくしたものである。
しかしながら、上記構成の駆動装置では、マグネット本体1001aに対して外側磁極部1003a及び内側磁極部のそれぞれの間に所定の隙間を設ける構造であり、このうちの一方の隙間を無くす構成にできれば、その分だけ外側磁極部1003aと内側磁極部との間の距離が短くなり、磁気回路の抵抗を小さくすることが期待できる。
また、上記のようにマグネット本体1001aとそれに対向する内側磁極部との間に所定の隙間を必要とする構成の場合、その隙間を製造時に管理する必要があることから、前記隙間を無くすことはコストダウンにも繋がる。
また、特許文献1に開示されているように、光量調節装置において、シャッタ羽根の駆動や、絞り羽根の駆動等、複数の駆動を行いたい場合には、その駆動を行いたい数だけ駆動装置を基板1005に配置する必要がある。現在のコンパクトデジタルカメラ等では、基板1005に複数個の駆動装置を具備した構成が殆どであり、基板1005が駆動装置で略埋め尽くされている状態になっている。
本発明の目的は、コストが安く、小型で高出力の駆動装置でありながら、2つの出力を独立して取り出すことが可能な駆動装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第1マグネットと、前記第1マグネットと同心で且つ該第1マグネットにその軸方向に重ねて配置された第1コイルと、磁極部が前記第1マグネットの外周面に対向し且つ前記第1コイルにより励磁される第1ステータと、前記第1マグネットの内径部に挿入固定され且つ前記第1コイルにより励磁される第1ロータと、前記第1マグネットの回転に伴い第1位置と第2位置とに駆動可能な第1出力部材と、前記第1マグネットと同心で且つ周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第2マグネットと、前記第2マグネットと同心で且つ該第2マグネットにその軸方向に重ねて配置された第2コイルと、磁極部が前記第2マグネットの外周面に対向し且つ前記第2コイルにより励磁される第2ステータと、前記第2マグネットの内径部に固定された第2ロータと、前記第2マグネットの回転に伴い第3の位置と第4の位置とに駆動可能な第2出力部材とから成り、前記第1ロータの一部は、前記第2コイルの内径部と前記第2ロータの内径部とに挿入されて、前記第2コイルにより励磁されることを特徴とする。
本発明によれば、コストが安く、小型で高出力の駆動装置でありながら、2つの出力を独立して取り出すことが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図9に基づき説明する。
本発明の特徴は、周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第1マグネットと、前記第1マグネットと同心で且つ該第1マグネットにその軸方向に重ねて配置された第1コイルと、磁極部が前記第1マグネットの外周面に対向し且つ前記第1コイルにより励磁される第1ステータと、前記第1マグネットの内径部に挿入固定され且つ前記第1コイルにより励磁される第1ロータと、前記第1マグネットの回転に伴い第1位置と第2位置とに駆動可能な第1出力部材と、前記第1マグネットと同心で且つ周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第2マグネットと、前記第2マグネットと同心で且つ該第2マグネットにその軸方向に重ねて配置された第2コイルと、磁極部が前記第2マグネットの外周面に対向し且つ前記第2コイルにより励磁される第2ステータと、前記第2マグネットの内径部に固定された第2ロータと、前記第2マグネットの回転に伴い第3の位置と第4の位置とに駆動可能な第2出力部材とから成り、前記第1ロータの一部を、前記第2コイルの内径部と前記第2ロータの内径部とに挿入されて、前記第2コイルにより励磁されるようにしたことである。
上記構成において、コイル、ステータ、マグネット、ロータから成る2つの駆動ユニットは、ロータのマグネットの内径部に固定される部分を内側磁極部として作用させることで、マグネットの内外径部にそれぞれ対向して配置される外側磁極部と内側磁極部との距離を短くしている。
このように磁気回路の抵抗が小さい駆動ユニットを軸方向に2つ並べて配置した構成により、2つの出力を独立して取り出すことが可能で、取り扱いも容易になっている。
また、第1出力部材と連動する第1ロータが第2コイルの内径部に挿入される構成としたことにより、第1出力部材と第2出力部材とが共に第1マグネットから第2マグネットへ向かう同一方向へ延出する出力として取り出し可能となっている。
また、前記第1ロータは、前記第1マグネットの内径部に固定される部分を内側磁極部として第1マグネットに作用させるだけでなく、第1ロータの一部を第2コイルの内径部にも挿入させて第2マグネットに作用する内側磁極部としても利用することによって、部品の共通化を図り、低コストで組み立て易く、磁気回路が効率的なものになっている。
また、上記構成に加え、前記第1マグネット、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第2マグネットの順でこれらを互いに同心上に配置し、前記第1ステータを、前記第1コイルと前記第2コイルとの間に挟まれる天板の外周縁部に前記第1マグネットの方へ向かって軸方向に延出する突片から成る磁極部を設けて構成し、前記第2ステータを、前記天板の外周縁部に前記第2マグネットの方へ向かって軸方向に延出する突片から成る磁極部を設けて構成したことである。
このような構成により、第1ステータと第2ステータとを一体成形することで、部品点数を少なくしており、第1ステータ、第2ステータの磁極部を1枚の天板から両軸方向に延出する構成としたことで、駆動装置全体の軸方向長さの短縮化を図っている。
更に、上記構成に加え、前記第1コイル、前記第1マグネット、前記第2マグネット、前記第2コイルの順で互いに同心上に配置されており、前記第1ステータを、前記第1コイルの前記第1マグネットに対向する面と反対側の面に重合される第1の天板の外周縁部に前記第1マグネットの方へ向かって軸方向に延出する突片から成る磁極部を設けて構成し、前記第2ステータを、前記第2コイルの前記第2マグネットに対向する面と反対側の面に重合される第2の天板の外周縁部に前記第2マグネットの方へ向かって軸方向に延出する突片から成る磁極部を設けて構成したことである。
このような構成により、駆動装置の両端面が両天板により閉塞された状態にあるので、格別カバー等により覆う必要が無いので、構成の簡素化を図れる。また、第1コイルによって発生する磁束が通過する磁路と、第2コイルによって発生する磁束が通過する磁路とが分離されているので、磁束の乱れが無く、効果的にマグネットに作用する。また、第1ステータと第2ステータとは、互いに独立しているので、外側磁極部の形状を自由に設定することができる。更に、上述したように、駆動装置の両端面をカバー等により覆う必要が無いので、第1ステータと第2ステータとを別部品にしても、軸方向の長さに伴うデメリットは、少ない。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態を、図1乃至図7に基づき説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る駆動装置の分解斜視図、図2は、組み立て後の図1の駆動装置を、その軸方向で切断した断面図である。また、図3及び図4は、図1の駆動装置が所定角度内で往復回転駆動する際の様子を示す図であり、図3は、図2のA−A断面図、図4は、図2のB−B断面図である。
図1乃至図4において、1は両端面が開口する円筒形状の第1マグネットで、その周側壁部が周方向に複数(n)分割(本実施の形態では4分割)されて、それらの分割部が交互にS極とN極に、それぞれ着磁されている。詳しくは、図3に示すように、第1分割部1a及び第3分割部1cがN極に、第2分割部1b及び第4分割部1dがS極に、それぞれ着磁されている。また、この第1マグネット1は、その内径部が後述する第1ロータ8の円盤状部8aの外径部に固着されて、この第1ロータ8と一体回転可能となっている。
2は両端面が開口する円筒形状の第2マグネットで、その周側壁部が周方向に複数(N)分割(本実施の形態では4分割)されて、それらの分割部が交互にS極とN極に、それぞれ着磁されている。詳しくは、図4に示すように、第1分割部2a及び第3分割部2cがN極に、第2分割部2b及び第4分割部2dがS極に、それぞれ着磁されている。第2マグネット2は、その内径部が後述する第2ロータ9の外径部に固着されて、この第2ロータ9と一体回転可能となっている。
3は両端面が開口する円筒形状の第1コイルで、絶縁材料から成る円筒形状の第1ボビン5の環状溝部5aに電線3aを巻回して構成されている。この第1コイル3は、第1マグネット1と同心で且つ該第1マグネット1の回転軸方向で第2マグネット2が配置される側にて第1マグネット1と隣接する位置に配置され、その外径は第1マグネット1の外径と略同じである。第1ボビン5の内径部5bが後述する第1ロータ8の基端側外径部8bと嵌合し、第1ロータ8を回転可能に保持している。
4は両端面が開口する円筒形状の第2コイルで、絶縁材料から成る円筒形状の第2ボビン6の環状溝部6aに電線4aを卷回して構成されている。この第2コイル4は、第2マグネット2と同心で且つ第2マグネット2の回転軸方向で第1マグネット1が配置される側にて第2マグネット2と隣接する位置に配置され、その外径は第2マグネット2の外径と略同じである。第2ボビン6の内径部6bが後述する第1ロータ8の中間外径部8cと嵌合し、第1ロータ8を回転可能に保持している。
7は軟磁性材料から成るステータ(第1ステータと第2ステータとを一体化した構成)で、該ステータ7は、リング状の天板7aの外周縁部から軸方向へ延出する(n+N)/2個(本実施の形態では4つ)の突片7b,7c,7d,7eを一体形成して成る。第1突片7bと第2突片7cは、軸方向一端側へ90°折り曲げ、残る第3突片7dと第4突片7eは、軸方向他端側へ90°折り曲げてある。第1突片7bと第2突片7cが第1外側磁極部であり、第3突片7dと第4突片7eが第2外側磁極部である。従って、天板7aと第1突片7bと第2突片7cとにより第1ステータが、また、天板7aと第3突片7dと第4突片7eとにより第2ステータが、それぞれ構成されている。
第1外側磁極部7b,7cは、第1マグネット1の外周面に所定の隙間を持って対向しており、また、この第1外側磁極部7b,7cは、周方向に720/n度(本実施の形態では180度)互いに偏移して形成されている。第1外側磁極部7b,7cは、第1コイル3への通電により励磁され、後述する第1内側磁極部と共に第1マグネット1に作用する。
第2外側磁極部7d,7eは、第2マグネット2の外周面に所定の隙間を持って対向しており、また、この第2外側磁極部7d,7eは、周方向に720/N度(本実施の形態では180度)互いに偏移して形成されている。
但し、第1外側磁極部7b,7cと第2外側磁極部7d,7eが共通の部品で構成されているので、軸方向から見て、第1外側磁極部7b,7cと第2外側磁極部7d,7eが周方向において重合しない位置に設ける必要がある。第2外側磁極部7d,7eは、第2コイル4への通電により励磁され、後述する第2内側磁極部と共に第2マグネット2に磁束が作用する。
8は軟磁性材料から成る棒状の第1ロータで、先端部(図1及び図2においては、下端部)に第1出力部(第1出力部材)8eを、基端部(図1及び図2においては、上端部)に円盤状部8aを、それぞれ有している。第1ロータ8の第1出力部8eの出力により、例えば、後述する光量調節羽根15を駆動させる。円盤状部8aは、第1マグネット1の内径部に固着されており、第1マグネット1の回転に伴って、第1ロータ8も往復回転して、例えば、後述する光量調節羽根15を駆動させる。
また、第1ロータ8の基端側外径部8b(図2のCで示される範囲)が第1コイル3の内径部に挿入されており、第1コイル3に通電すると、円盤状部8a及び基端側外形部8bが励磁される。第1ロータ8の円盤状部8aは、第1マグネット1に対向しているステータ7の第1外側磁極部7b,7cと対向して、第1マグネット1を挟むように第1内側磁極部を形成している。第1内側磁極部8aは、第1コイル3によってステータ7の第1外側磁極部7b,7cとは反対の極に励磁される。これによって、ステータ7の天板7a、第1外側磁極部7b,7c、第1ロータ8の第1内側磁極部8a,8bによって磁気回路が構成され、また、第1外側磁極部7b,7cと、第1ロータ8の第1内側磁極部8a,8bとの間の距離は、第1マグネット1の厚みと、第1マグネット1と第1外側磁極部7b,7cとが接触しないだけのギャップ分のみで管理されるから、磁気回路の抵抗が小さいものとなり、それらの間に挟まれた第1マグネット1に磁束が効果的に作用する。
また、第1ロータ8の中間外径部8c(図2のDで示される範囲)が第2コイル4の内径部に挿入されており、第2コイル4に通電すると第1ロータ8の中間外径部8c及び先端側外径部8dが励磁され、また、先端側外径部8dには、第2ロータ9と嵌合していることで磁束が流れ、これら中間外径部8c及び先端側外径部8dと第2ロータ9とで第2内側磁極部を形成し、磁束が第2マグネット2に作用する。第2内側磁極部(第1ロータ8の中間外径部8c及び先端側外径部8dと第2ロータ9)は、第2コイル4によってステータ7の第2外側磁極部7c,7dとは反対の極に励磁される。これによって、天板7a、第2外側磁極部7c,7d、第2内側磁極部とによって磁気回路が構成され、また、第2外側磁極部7c,7dと第2内側磁極(第2ロータ9)との距離は、第2マグネット2の厚みと、第2マグネット2と第2外側磁極部7c,7dとが接触しないだけのギャップ分のみで管理されるから、磁気回路の抵抗が小さいものとなり、それらの間に挟まれた第2マグネット2に磁束が効果的に作用する。第1ロータ8は、第1マグネット1の内側に固着され、第1内側磁極部として第1マグネット1と一体的に回転すると共に、第2内側磁極部としても作用している。
第1ロータ8の円盤状部8aの上面中央部には、半球状の突部8fが突設されており、後述するカバー11の閉塞端内面に突部8fが点接触することにより、第1ロータ8の回転動作に対するカバー11の接触抵抗が軽減するようになっている。
9は軟磁性材料から成るリング状の第2ロータで、第2マグネット2の内径部に固着されて、この第2マグネット2の回転に伴って往復回転する。また、第2ロータ9は、第1ロータ8の先端側外径部8dに回転可能に嵌合している。
10は第2出力部材で、例えば、後述するシャッタ羽根13,14を駆動させるものである。第2出力部材10は、リング状部材10aの外周縁部に軸方向に延出する出力ピン10bを設けると共に、リング状部材10aの上面に出力ピン10bと反対側に向かって軸方向に延出する係止ピン10cを設けて成る。第2出力部材10は、リング状部材10aの中央開口部が第1ロータ8の第1出力部8eに嵌合されて、係止ピン10cが第2ロータ9の係止穴9aに嵌合されることにより、第2ロータ9の下面に固着されており、所定回転角度内において第2ロータ9と一体的に往復回転するようになっている。
なお、この第2出力部材10は、第2マグネット2若しくは第2ロータ9と一体的に形成されても良い。
11は駆動装置全体を覆う逆有底円筒形状のカバーで、回転するマグネット1,2やステータ7の磁極部等に外力が加わって、これらが変形したり、内部に塵が進入するのを防いでいる。
次に、上記構成に成る本実施の形態に係る駆動装置を光量調節装置に具備した実施の形態について、図5乃至図7を用いて説明する。
図5(a)は、本実施の形態に係る駆動装置を具備した光量調節装置の構成を示す斜視図、図5(b)は、同装置をシャッタ羽根側から見た斜視図、図6は、同装置の分解斜視図、図7(a)乃至図7(d)は、同装置のシャッタ羽根及び光量調節羽根の駆動状態を示す平面図である。
これら図5乃至図7において、12は円板形状の基板で、中央に開口部12aを備え、本実施の形態に係る駆動装置や後述するシャッタ羽根及び光量調節羽根等を保持している。
この駆動装置により、基板12の開口部12aに対してシャッタ羽根の開閉駆動と、光量を減らすための光量調節羽根の出し入れ駆動とが行われるものである。
図5乃至図7において、13,14はシャッタ羽根で、これら2枚のシャッタ羽根13,14は、基板12の開口部12aを閉塞する位置と、該開口部12aを開放する位置とに駆動可能であり、この駆動は、第2出力部材10の出力ピン10aにて行われるようになっている。詳しくは、出力ピン10aがシャッタ羽根13の円弧状の案内穴13b及びシャッタ羽根14の円弧状の案内穴14bに摺動可能に係合している。また、シャッタ羽根13の軸穴13aは、基板12に突設した軸部12bに回転可能に嵌合している。また、シャッタ羽根14の軸穴14aは、第1ロータ8の第1出力部8aに回転可能に嵌合している。そして、シャッタ羽根13は、軸穴13aを中心に、シャッタ羽根14は、軸穴14aを中心に、それぞれ回転する。
このようにしてシャッタ羽根13とシャッタ羽根14とが回転駆動して、基板12の開口部12aを開放した状態が図7(a)或いは図7(d)に、基板12の開口部12aを閉塞した位置にシャッタ羽根13とシャッタ羽根14が回転駆動した状態が図7(b)或いは図7(c)に、それぞれ示されている。
第2コイル4への通電方向を切り換えることによって、第2マグネット2は、2つの位置に駆動可能であって、この回転に伴って、シャッタ羽根14が図7(a)と図7(b)との間で駆動するようになっている。
第2マグネット2が駆動する構成については後述する。
また、図5乃至図7において、15は光量調節部材で、その一端側に基板12の開口部12aの直径よりも小さな径の開口部15aが設けられている。また、光量調節部材15は、その他端側の軸穴15bが第1ロータ8の第1出力部8eに固着されている。この光量調節部材15は、基板12の開口部12aの開口面積を小さくすることによって、露光量を少なくするための部材であって、明るさ(露光量)に応じて、開口部12aに対して、合致したり退避したりする。この光量調節部材15の駆動は、第1ロータ8の第1出力部8eの回転に伴って、軸穴15bを中心に回転することによって行われる。光量調節部材15の開口部15aが基板12の開口部12aに合致した状態が図5(a),(b)であり、退避した状態が図5(c),(d)である。第1コイル3への通電方向を切り換えることによって、第1マグネット1は、2つの位置に駆動可能であって、この回転に伴って光量調節部材15が駆動するものである。
次に、第1マグネット1が第1コイル3への通電によって2つの位置(第1位置と第2位置)に駆動する構成について、図3(a),(b)を用いて説明する。
図3(a),(b)は、図2のA−A断面図であり、図3(a)は、一端側に駆動された状態(例えば、図7(a)の状態)における断面図であり、図3(b)は、他端側に駆動された状態(例えば、図7(c)の状態)における断面図である。
図3(a)の状態から第1コイル3に通電して、ステータ7の第1外側磁極部7b,7cをS極に、第1ロータ8の第1内側磁極部8aをN極に、それぞれ励磁すると、第1マグネット1は時計回りに回転し、その回転が図3(b)に示す状態に達したところで、停止部材と当接することによって停止させる(停止部材は不図示)。
第1マグネット1が回転すると、これと一体の第1ロータ8の第1出力部8eが回転することにより、第1ロータ8と連動している光量調節部材15も回転する。この図3(b)の状態から第1コイル3に上記と逆方向の通電を行い、ステータ7の第1外側磁極部7b,7cをN極に、第1ロータ8の第1内側磁極部8aをS極に、それぞれ励磁すると、第1マグネット1は反時計回りに回転し、その回転が図3(a)に示す状態に達したところで、停止部材と当接することによって停止させる(停止部材は不図示)。
以上のことにより、第1コイル3への通電方向を切り換えることによって、第1マグネット1が所定の角度範囲内の第1位置と第2位置との2つの位置に駆動可能となる。
次に、第2マグネット2が第2コイル4への通電によって2つの位置(第3位置と第4位置)に駆動する構成について、図4(a),(b)を用いて説明する。
図4(a)、(b)は、図2のB−B断面図であり、図4(a)は、一端側に駆動された状態(例えば、図7(b)の状態)における断面図であり、図4(b)は、他端側に駆動された状態(例えば、図7(a)の状態)における断面図である。
図4(a)の状態から第2コイル4に通電して、ステータ7の第2外側磁極部7d,7eをN極に、第2ロータ9及び第1ロータ8の第2内側磁極部8c,8dをS極に、それぞれ励磁すると、第2マグネット2は時計回りに回転し、その回転が図4(b)に示す状態に達したところで、停止部材と当接することによって停止させる(停止部材は不図示)。第2マグネット2が回転すると、これと一体の第2出力部材10の出力ピン10aが回転することにより、出力ピン10aと連動しているシャッタ羽根13,14が回転する。
この図4(b)の状態から第2コイル4に上記と逆方向に通電して、ステータ7の第2外側磁極部7d,7eをS極に、第2ロータ9及び第1ロータ8の第2内側磁極部8c、8dをN極に、それぞれ励磁すると、第2マグネット2は反時計回りに回転し、その回転が図4(a)に示す状態に達したところで、停止部材と当接することによって停止させる(停止部材は不図示)。
以上のことにより、第2コイル4への通電方向を切り換えることによって、第2マグネット2が所定の角度範囲内の第3位置と第4位置との2つの位置に駆動可能となる。
また、上記のような構成にしたことによって、第1コイル3への通電によって発生する磁束は、天板7aから第1外側磁極部7b,7c、第1内側磁極部8aへと磁気回路を構成し、磁気抵抗の大きくなる第2外側磁極部7c,7dや第2内側磁極部へは磁束の漏れは殆ど無い。従って、第1コイル3への通電によっては、第1マグネット1を駆動するのみであって、第2マグネットには影響を及ぼさない。
同様にして、第2コイル4への通電によって発生する磁束は、天板7aから第2外側磁極部7d,7e、第2内側磁極部へと磁気回路を構成し、磁気抵抗が大きくなる第1外側磁極部7b,7cや第1内側磁極部への磁束の漏れは殆ど無い。従って、第2コイル4への通電によっては、第2マグネット2を駆動するのみであって、第1マグネット1には影響を及ぼさない。
以上のことにより、2つのコイル3,4への通電を自由に切り換えることによって、2つのマグネット1,2の回転を自由に制御することができ、従って、2つの出力を独立して取り出すことが可能となる。
上述した特許文献1に記載の駆動装置を2つ軸方向に背中合わせに重ねた構成にすると、軸方向長さは倍となり、また、構成部品の数も倍になる。また、2つの出力ピンが延出する方向は、1つが一端方向、残りの1つが他端方向に延出する構成となってしまい、本実施の形態のように、2つの出力共に一端方向に延出する構成にするのは難しい。
しかし、本実施の形態に係る駆動装置では、内側磁極部と外側磁極部とを接続する天板7aを第1ステータと第2ステータとで共有したことによって、駆動装置全体の軸方向長さを短くしており、更に、第1外側磁極部と第2外側磁極部との折り曲げ方向を互いに180度偏移して一体形成することで、部品点数を減らし、しかも、製造コストを下げている。また、第1ロータ8は、駆動装置の中心部を貫通するような棒状の部品であって、第1の出力部材を構成するだけでなく、第1内側磁極部と第2内側磁極部とを兼ねた構成となっており、部品形状が単純であって、部品点数を削減することができ、また、上述した特許文献1のような複雑な構成のステータを必要としない。
また、本実施の形態に係る駆動装置の断面図である図2を見て分るように、構成部品の殆どが軟磁性材料にて構成され、磁気回路として利用されているので、磁気抵抗も少なく、磁束がマグネット1,2に効果的に作用する構成としているから、小型ながら高出力を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、図8及び図9に基づき説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る駆動装置の分解斜視図、図8は、組み立て後の図8の駆動装置を、その軸方向で切断した断面図である。
これら両図において、21は両端面が開口する円筒形状の第1マグネットで、上述した第1の実施の形態と同様に、その周側壁部が周方向に複数(n)分割(本実施の形態では、4分割)されて、それらの分割部が交互にS極とN極とに、それぞれ着磁されている。この第1マグネット21は、その内径部が後述する第1ロータ28の大径部28aの外径部に固着されて、第1ロータ28と一体回転可能になっている。
22は両端面が開口する円筒形状の第2マグネットで、上述した第1の実施の形態と同様に、その周側壁部が周方向に複数(N)分割(本実施の形態では4分割)されて、それらの分割部が交互にS極とN極とに、それぞれ着磁されている。この第2マグネット22は、その内径部が後述する第2ロータ29の外径部に固着されて、第2ロータ29と一体回転可能になっている。
23は円筒形状の第1コイルで、絶縁材料から成る円筒形状の第1ボビン25の環状溝部25aに電線23aを卷回して構成されている。この第1コイル23は、第1マグネット21と同心で且つ第1マグネット21の回転軸方向で第2マグネット22が配置される側と反対側にて第1マグネット21と隣接する位置に配置され、その外径は、第1マグネット21の外径と略同じである。
24は円筒形状の第2コイルで、絶縁材料から成る円筒形状の第2ボビン26の環状溝部26aに電線24aを卷回して構成されている。この第2コイル24は、第2マグネット22の回転軸方向で第1マグネット21が配置されている側と反対側にて第2マグネット22と隣接する位置に配置され、その外径は、第2マグネット22の外径と略同じである。
32は軟磁性材料から成る第1ステータで、該第1ステータ32は、中央に穴32aが開いた円形状の天板32bの外周縁部に、その軸方向に向かって延出する突片32c,32dを設けて構成されている。突片32c,32dは、第1マグネット21の外周面に所定の隙間を持って対向している。突片32c,32dは、外側磁極部と成るもので、互いに周方向に720/n度(本実施の形態では180度)偏移して形成されている。そして、第1コイル23への通電により第1外側磁極部32c,32dは励磁され、後述する第1内側磁極部と共に第1マグネット21に作用する。
33は軟磁性材料から成る第2ステータで、該第2ステータ33は、中央に穴33aが開いた円形状の天板33bの外周縁部に、その軸方向に向かって延出する突片33c,33dを設けて構成されている。突片33c,33dは、第2マグネット22の外周面に所定の隙間を持って対向している。突片33c,33dは、外側磁極部と成るもので、互いに周方向に720/n度(本実施の形態では180度)偏移して形成されている。そして、第2コイル24への通電により第2外側磁極部33c,33dは励磁され、後述する第2内側磁極部と共に第2マグネット22に作用する。
29は軟磁性材料から成る第2ロータで、第2マグネット22の内径部に固着されており、第2マグネット22の回転に伴って第2ロータ29が往復回転する。また、第2ロータ29は、後述する第1ロータ28の円柱部28dに回転可能に嵌合している。また、後述する第1ロータ28の円柱部28d,28eと共に磁束が流れ、第2内側磁極部として第2マグネット22に作用する。
28は軟磁性材料から成る棒状の第1ロータで、先端側(図8及び図9においては下端側)に第1出力部(第1出力部材)28aを有している。また、第1ロータ28は、その基端側(図8及び図9においては上端側)に円柱部28bを有し、この円柱部28bと第1出力部28aとの間には大径部28cを有している。第1ロータ28の大径部28cの外径部が第1マグネット21の内径部に固着されており、第1マグネット21の回転に伴って、第1ロータ28が往復回転し、上述した第1の実施の形態と同様に、例えば、図5乃至図7に示すように、光量調節羽根15を駆動させるものである。
また、第1ロータ28の円柱部28bが第1コイル23の内径部に挿入されており、第1コイル23に通電すると、円柱部28b及び大径部28cが励磁される。第1ロータ28の大径部28cは、第1マグネット21に対向している第1ステータ32の第1外側磁極部32c,32dと対向して、第1マグネット21を挟むように第1内側磁極部を形成している。該第1内側磁極部28cは、第1コイル33によって第1ステータ32の第1外側磁極部32c,32dとは反対の極に励磁される。これによって、第1外側磁極部32c,32d、天板32b及び第1内側磁極部によって磁気回路が構成される。また、第1外側磁極部と第1内側磁極部との間の距離は、第1マグネット21の厚みと、第1マグネット21と第1外側磁極部32c,32dとが接触しないだけのギャップ分のみで管理されるから、磁気回路の抵抗が小さいものとなり、それらの間に挟まれた第1マグネット21に磁束が効果的に作用する。
第1ロータ28の大径部28cと第1出力部28aとの間の円柱部28d,28eが第2マグネット22の内径部及び第2コイル24の内径部に、それぞれ挿入されており、第2コイル24に通電すると、円柱部28d,28eが励磁され、また、円柱部28dは第2ロータ29と接触しているので、ここに磁束が流れ、これら円柱部28d,28eと第2ロータ29とで第2内側磁極部を形成し、磁束が第2マグネット22に作用する。
第2内側磁極部(円柱部28d,28eと第2ロータ29)は、第2コイル24によって第2ステータ33の第2外側磁極部33c,33dとは反対の極に励磁される。これによって第2外側磁極部33c,33d、天板33b、第2内側磁極部とによって磁気回路が構成される。また、第2外側磁極部と第2内側磁極部(第2ロータ29)との間の距離は、第2マグネット22の厚みと、第2マグネット22と第2外側磁極部とが接触しないだけのギャップ分のみで管理されるので距離が短く、磁気回路の抵抗が小さいものになるから、それらの間に挟まれた第2マグネット22に磁束が効果的に作用する。
第1ロータ28は、第1マグネット21の内側に固着され、第1内側磁極部として作用して第1マグネット21と一体的に回転すると共に、第2内側磁極部としても作用している。
30は第2出力部材で、上述した第1の実施の形態と同様に、例えば、図5乃至図7に示すように、シャッタ羽根13,14を駆動させるものである。第2出力部材30は、リング状部材30aの外周縁部に軸方向に延出する出力ピン30bを設けると共に、リング状部材30aの上面に出力ピン30bと反対側に向かって軸方向に延出する係止ピン30cを設けて成る。第2出力部材30は、リング状部材30aの中央開口部が第1ロータ28の円柱部28dに嵌合されて、係止ピン30cが第2ロータ29の係止穴29aに嵌合されることにより、第2ロータ29の下面に固着されており、所定回転角度内において第2ロータ29と一体的に往復回転するようになっている。軸方向に延出した出力ピン30bにて、例えば、シャッタ羽根13,14を駆動させる。第2出力部材30は、第2ロータ29に固着されており、所定回転角度内において一体的に往復回転する。
なお、この第2出力部材30は、第2マグネット22若しくは第2ロータ29と一体的に形成されても良い。
31は駆動装置の円周方向側面全体を覆うと共に、第1ステータ32と第2ステータ33とを同心上に保持するための両端面が開放する円筒形状のカバーである。
上述した第1の実施の形態では、駆動装置の第1出力部8e側端が完全に露出した状態であったが、本実施の形態においては、駆動装置の第1出力部28aと反対側端及び第1出力部28a側端は、いずれも第1ステータ32及び第2ステータ33の天板32b,33bによって覆われた状態になっているので、駆動装置の円周方向側面だけをカバー31により覆えば、外部からの塵等の影響は受け難い構成となっている。
本実施の形態に係る駆動装置の動作は、上述した第1の実施の形態と同様であるから、その説明は省略する。
本実施の形態に係る駆動装置は、上述した第1の実施の形態に係る駆動装置に比べて、駆動装置の軸方向両端側が第1ステータ32及び第2ステータ33の天板32b、33bにより閉塞されており、従って、格別カバー部品を設けて駆動装置の軸方向両端側を覆う必要がない。
また、第1の実施の形態では、磁路となっているステータ7の天板7aは、第1コイル3によって発生する磁束と、第2コイル4によって発生する磁束の磁路とで共通化しており、第1コイル3、第2コイル4の両方へ通電を同時に行うと、磁路が混乱する恐れがあった。
しかしながら、本実施の形態では、第1コイル23によって発生する磁束が通過する磁路と、第2コイル24によって発生する磁束が通過する磁路とは完全に分離されているので、磁束の乱れもなく、磁束が効果的にマグネット21,22へ作用する。
また、第1の実施の形態では、ステータ7を第1ステータと第2ステータとを一体化した構成としているが、プレス工程によって天板7aから軸方向に第1外側磁極部、第2外側磁極部を折り曲げる構成では、第1外側磁極部と第2外側磁極部とが周方向で重ならない位置に配置する必要があり、突片の数(つまり、マグネットの着磁極数)や形状に制限があった。
しかし、本実施の形態では、第1ステータ32と第2ステータ33とは、互いに独立しているので、外側磁極部形状を自由に設定できる。
また、第1の実施の形態では、ステータ7を第1ステータと第2ステータとを一体化した構成としており、ステータ7の天板7aにより、第1コイル3によって発生する磁路と第2コイル4によって発生する磁路とを共通化しており、その分、駆動装置の軸方向長さを短く構成できる。
しかしながら、駆動装置の軸方向一端が開いた(第1マグネット1側端部が露出)した状態になってしまうので、それをカバー11で覆う必要があり、その厚みを加味すると、本実施の形態における駆動装置の軸方向長さと略同じ長さとなるので、第1ステータ32と第2ステータ33とを別部品にしても、駆動装置の軸方向の長さに伴うデメリットは殆ど無い。
(その他の実施の形態)
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能を達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。
第1の実施の形態に係る駆動装置の分解斜視図である。 図1の駆動装置の組み立て後の軸方向の断面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 第1の実施の形態に係る駆動装置を光量調節装置に組み込んだ状態の組み立て状態の斜視図である。 第1の実施の形態に係る駆動装置を光量調節装置に組み込んだ状態の分解状態の斜視図である。 図5及び図6の光量調節装置におけるシャッタ羽根及び光量調節部材の駆動状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る駆動装置の分解斜視図である。 図8の駆動装置の組み立て後の軸方向断面図である。 従来の駆動装置の分解斜視図である。 図10の駆動装置の軸方向断面図である。
符号の説明
1 第1マグネット
2 第2マグネット
3 第1コイル
4 第2コイル
7 ステータ(第1及び第2ステータ)
7a 天板
7b 突片(磁極部)
7c 突片(磁極部)
7d 突片(磁極部)
7e 突片(磁極部)
8 第1ロータ
8e 第1出力部(第1出力部材)
9 第2ロータ
10 第2出力部材
21 第1マグネット
22 第2マグネット
23 第1コイル
24 第2コイル
28 第1ロータ
28a 第1出力部(第1出力部材)
29 第2ロータ
30 第2出力部材
32 第1ステータ
32b 天板
32c 突片(磁極部)
32d 突片(磁極部)
33 第2ステータ
33b 天板
33c 突片(磁極部)
33d 突片(磁極部)

Claims (4)

  1. 周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第1マグネットと、
    前記第1マグネットと同心で且つ該第1マグネットにその軸方向に重ねて配置された第1コイルと、
    磁極部が前記第1マグネットの外周面に対向し且つ前記第1コイルにより励磁される第1ステータと、
    前記第1マグネットの内径部に挿入固定され且つ前記第1コイルにより励磁される第1ロータと、
    前記第1マグネットの回転に伴い第1位置と第2位置とに駆動可能な第1出力部材と、
    前記第1マグネットと同心で且つ周側壁部が周方向に分割されてそれらの分割部が互いに異なる極に交互に着磁された円筒形状の第2マグネットと、
    前記第2マグネットと同心で且つ該第2マグネットにその軸方向に重ねて配置された第2コイルと、
    磁極部が前記第2マグネットの外周面に対向し且つ前記第2コイルにより励磁される第2ステータと、
    前記第2マグネットの内径部に固定された軟磁性材料からなる第2ロータと、前記第2マグネットの回転に伴い第3の位置と第4の位置とに駆動可能な第2出力部材とから成り、
    前記第1ロータの一部は、前記第2コイルの内径部と前記第2ロータの内径部とに挿入されて、前記第2コイルにより励磁されることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1ロータ及び前記第2ロータは、いずれも軟磁性材料から成ることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1コイルと前記第2コイルとの間に挟まれる天板であって、外周縁部を有する天板を備え、
    前記第1マグネット、前記第1コイル、前記第2コイル、前記第2マグネットの順でこれらが互いに同心上に配置されており、
    前記第1ステータは、前記天板の前記外周縁部から前記第1マグネットの方へ向かって軸方向に延出する少なくとも1つの突片状の磁極部から成り、
    前記第2ステータは、前記天板の前記外周縁部から前記第2マグネットの方へ向かって軸方向に延出する少なくとも1つの突片状の磁極部から成ることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記第1コイルの前記第1マグネットに対向する面と反対側の面に重合される第1の天板であって、外周縁部を有する第1の天板、及び前記第2コイルの前記第2マグネットに対向する面と反対側の面に重合される第2の天板であって、外周縁部を有する第2の天板を備え、
    前記第1コイル、前記第1マグネット、前記第2マグネット、前記第2コイルの順でこれらが互いに同心上に配置されており、
    前記第1ステータは、前記第1の天板の前記外周縁部から前記第1マグネットの方へ向かって軸方向に延出する少なくとも1つの突片状の磁極部から成り、
    前記第2ステータは、前記第2の天板の前記外周縁部から前記第2マグネットの方へ向かって軸方向に延出する少なくとも1つの突片状の磁極部から成ることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
JP2004175937A 2004-06-14 2004-06-14 駆動装置 Expired - Fee Related JP4324025B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175937A JP4324025B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 駆動装置
US11/151,376 US7304409B2 (en) 2004-06-14 2005-06-13 Driving device and light amount controller
KR1020050050828A KR100695465B1 (ko) 2004-06-14 2005-06-14 구동장치 및 광량 조절기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175937A JP4324025B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 駆動装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005354875A JP2005354875A (ja) 2005-12-22
JP2005354875A5 JP2005354875A5 (ja) 2007-07-12
JP4324025B2 true JP4324025B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=35459813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004175937A Expired - Fee Related JP4324025B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 駆動装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7304409B2 (ja)
JP (1) JP4324025B2 (ja)
KR (1) KR100695465B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4324025B2 (ja) * 2004-06-14 2009-09-02 キヤノン株式会社 駆動装置
DE102006023275B3 (de) * 2006-05-18 2007-04-26 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren und Vorrichtung zum Einstellen einer Soll-Ausgangsspannung eines in einem Kraftfahrzeug angeordneten Generators
DE102006026593B4 (de) * 2006-05-31 2010-04-08 Getrag Getriebe-Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg Elektrische Synchronmaschine
US7544003B2 (en) * 2006-07-31 2009-06-09 Tricore Corporation Driving assembly of camera shutter and diaphragm
JP4897475B2 (ja) * 2006-12-27 2012-03-14 セイコープレシジョン株式会社 アクチュエータ及びそれを備えたカメラ用羽根駆動装置
US20100283347A1 (en) * 2009-05-07 2010-11-11 Clynton Caines Novel ganged alternating current generator
JP5952534B2 (ja) * 2011-06-29 2016-07-13 ミネベア株式会社 ステッピングモータ
JP5947550B2 (ja) * 2012-01-20 2016-07-06 キヤノン株式会社 光量制御装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2814746A (en) * 1953-09-11 1957-11-26 Philips Corp Electric motor
NL254261A (ja) * 1960-07-26
JPS61128763A (ja) * 1984-11-27 1986-06-16 Copal Co Ltd ステツピングモ−タ
JPS63686U (ja) * 1986-06-20 1988-01-06
JP2918249B2 (ja) * 1989-08-25 1999-07-12 株式会社ユニシアジェックス 減衰力可変型緩衝器
JPH04190664A (ja) * 1990-11-22 1992-07-09 Maruhon:Kk 小型複軸モータ
US5831356A (en) * 1996-04-08 1998-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Compact cylindrical stepping motor and advancing device
CH690632A5 (fr) * 1996-11-27 2000-11-15 Ebauchesfabrik Eta Ag Moteur électromagnétique à deux rotors coaxiaux.
EP0859449B1 (en) * 1997-02-14 2001-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Motor provided with power transmitting means
JPH11190815A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Canon Inc 駆動装置および光学機器
US6331741B1 (en) * 1998-11-16 2001-12-18 Canon Kabushiki Kaisha Electromagnetic driving device
JP2001183717A (ja) 1999-12-24 2001-07-06 Canon Inc 光量調節装置およびこれを備えた光学機器
JP4636658B2 (ja) 2000-08-02 2011-02-23 キヤノン株式会社 光量調整装置
JP3978332B2 (ja) * 2001-12-06 2007-09-19 日本電産サンキョー株式会社 ステッピングモータ
US6979918B2 (en) * 2002-12-20 2005-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Actuator
JP4012170B2 (ja) * 2004-01-06 2007-11-21 キヤノン株式会社 アクチュエータ及び光量調節装置
JP4387858B2 (ja) * 2004-04-14 2009-12-24 キヤノン株式会社 ステッピングモータ
JP4324025B2 (ja) * 2004-06-14 2009-09-02 キヤノン株式会社 駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060048349A (ko) 2006-05-18
US7304409B2 (en) 2007-12-04
JP2005354875A (ja) 2005-12-22
KR100695465B1 (ko) 2007-03-15
US20050275295A1 (en) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849516B2 (ja) 駆動装置及び光量調節装置
CN101399485B (zh) 步进电动机
KR100820269B1 (ko) 구동장치
KR100695465B1 (ko) 구동장치 및 광량 조절기
US7396169B2 (en) Light quantity adjusting device and photographing device having the same
US7304408B2 (en) Driving apparatus and light amount adjustment apparatus
US20060159446A1 (en) Sector drive apparatus for use in optical apparatus
US20030007799A1 (en) Motor and photographing apparatus
US7679231B2 (en) Driving device and light amount controller
JP4549196B2 (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP4006234B2 (ja) ステッピングモータ
JP3573537B2 (ja) カメラの駆動装置用パルスモータ
JP2005121801A (ja) 駆動装置、光量調節装置及びレンズ駆動装置
JP3811268B2 (ja) ムービングマグネット型モータ
JP2004254448A (ja) アクチュエータ
JP2005151637A (ja) ステッピングモータ及び光量調節装置
JP4078112B2 (ja) アクチュエータ
JP4226124B2 (ja) アクチュエータ
JP2003009497A (ja) ステッピングモータ
JP5205663B2 (ja) ロータリソレノイド
JP2001352741A (ja) アクチュエータ
JP2003309960A (ja) マグネット駆動装置、光学装置およびカメラ
JP2005227531A (ja) シャッタ装置
JP2003023763A (ja) モータ
JP2006154054A (ja) シャッタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070529

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees