JP4323345B2 - 平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブルに係り、特にデータを平衡伝送する部分に適用されて、コンピュータと周辺機器との接続に使用される平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブルに関する。
パーソナルコンピュータと周辺機器間を接続する際には、ケーブルの両端にコネクタを有するケーブル付きコネクタが使用され、ケーブルの端のコネクタをパーソナルコンピュータ及び周辺機器に接続することによって、パーソナルコンピュータと周辺機器との間で、データが伝送される。
データの伝送の方式としては、データごとに一本の電線を使用する通常の伝送方式と、データごとに対をなす二本の電線を使用して、伝送すべきプラス信号とこのプラス信号とは大きさが等しく逆向きのマイナス信号とを同時に伝送すると平衡伝送方式がある。平衡伝送方式は、通常の伝送方式に比べてノイズの影響を受けにくいという利点を有しており、多く採用されつつある。
図1は、従来技術である平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図であり、図2は、図1に示した平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏面側を示した図である。なお、図1乃至図2において、図中の左側に位置する平衡伝送用コネクタ40Aの構成には符号Aを付し、右側に位置する平衡伝送用コネクタ40Bの構成には符号Bを付して、主に平衡伝送用コネクタ40Aについて説明する。また、図1乃至図2に示した矢印はプラス信号又はマイナス信号の進行方向を示している。
図1乃至図2に示すように、平衡伝送用コネクタ付きケーブル10は、大略すると平衡伝送用コネクタ40A,40Bと、複数の平衡伝送用ケーブル30とにより構成されている。平衡伝送用コネクタ40Aは、平衡伝送用コネクタ本体11Aと、中継基板20Aにより構成されており、平衡伝送用コネクタ40Bは、平衡伝送用コネクタ本体11Bと、中継基板20Bにより構成されている。
中継基板20Aの表面には、グランドパッド21Aと、複数の配線パターン22Aとが形成されており、中継基板20Aの裏面には、グランドパッド24Aと、複数の配線パターン25Aとが形成されている。配線パターン22A,25Aは、一対の配線パターン22A,25Aであり、一対の信号(プラス信号とマイナス信号)を送受信するためのものである。この一対の配線パターン22A,25Aにより、平衡伝送用コネクタ本体11Aと複数の平衡伝送用ケーブル30とは電気的に接続される。
平衡伝送用コネクタ本体11Aは、グランドコンタクト12Aと、信号用コンタクト13A,15Aとを有している。グランドコンタクト12Aは、板状に形成されており、グランドパッド21A,24Aに接続される。また、信号用コンタクト13Aは、配線パターン22Aに接続され、信号用コンタクト15Aは、配線パターン25Aに接続される。
平衡伝送用ケーブル30は、ドレイン線31と、プラス用信号線32と、マイナス用信号線33とを有している。ドレイン線31は、グランドパッド21Aに接続されており、プラス用信号線32は、配線パターン22Aに接続され、マイナス用信号線33は、配線パターン25Aに接続されている。なお、平衡伝送用コネクタ40Bも平衡伝送用コネクタ40Aと同様な構成とされている。このような構成とされた平衡伝送用コネクタ本体11A,11Bは、中継基板20A又は中継基板20Bを介して複数の平衡伝送用ケーブル30と信号の送信及び受信が可能なように接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−109708号公報
しかしながら、平衡伝送用ケーブル30の長さL1は、接続対象物であるパーソナルコンピュータと周辺機器との位置関係により、長くせざるを得ない場合がある。このような場合には、一方の平衡伝送用コネクタ(送信側)から送信された矩形の一対の信号(プラス信号及びマイナス信号)が平衡伝送用ケーブル30を通過する間に減衰して、他方の平衡伝送用コネクタ(受信側)が受信するプラス信号及びマイナス信号の波形がなまってしまい、一対の信号の信頼性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、平衡伝送用ケーブルにより減衰された信号の波形を減衰する前の信号の波形に整形させて、平衡伝送用コネクタ間の信号の信頼性を向上させることのできる平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
本発明の一観点によれば、基板本体の一方の面に設けられ、平衡伝送用ケーブルのプラス用信号線と接続されることによりプラス信号を受信する第1の受信用配線パターンと、前記基板本体の他方の面に設けられ、前記平衡伝送用ケーブルのマイナス用信号線と接続されることによりマイナス信号を受信する第2の受信用配線パターンとにより構成された受信用配線パターン対を備えた中継基板と、平衡伝送用コネクタ本体とを有し、前記受信用配線パターン対を介して、前記平衡伝送用コネクタ本体と前記平衡伝送用ケーブルとの間に前記プラス信号又はマイナス信号を伝送する平衡伝送用コネクタにおいて、前記受信用配線パターン対の途中には、イコライザ回路を設け、前記第1の受信用配線パターンは、該第1の受信用配線パターンから分岐した第1の分岐配線を有し、前記第2の受信用配線パターンは、該第2の受信用配線パターンから分岐した第2の分岐配線を有しており、前記第1の分岐配線には、インダクタンス素子を設け、前記第2の分岐配線には、抵抗素子を設け、前記中継基板には、前記第1の分岐配線と前記第2の分岐配線とを電気的に接続するスルーホール電極を設けたことを特徴とする平衡伝送用コネクタが提供される
上記発明によれば、平衡伝送用ケーブルにより減衰された信号の波形を減衰する前の信号の波形に整形させることができる。これにより、平衡伝送用コネクタ間の信号の信頼性を向上させることのでき、従来よりも長さの長い平衡伝送用ケーブルを適用することができる。
本発明は、平衡伝送用ケーブルにより減衰された信号の波形を、減衰する前の信号の波形に整形させて、平衡伝送用コネクタ間で受信する信号の信頼性を向上させることができ、従来よりも長さの長い平衡伝送用ケーブルを用いることのできる平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブルを提供することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
(第1実施例)
図3乃至図5を参照して、本発明の第1実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブル50について説明する。図3は、本発明の第1実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図であり、図4は、本発明の第1実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏側を示した図である。なお、図3乃至図4において、図中の左側に位置する平衡伝送用コネクタ45Aの構成には符号Aを付し、右側に位置する平衡伝送用コネクタ45Bの構成には符号Bを付して、主に平衡伝送用コネクタ45Aについて説明する。また、同図中に示した矢印はプラス信号又はマイナス信号の進行方向を示している。図5は、図3に示した平衡伝送用コネクタ付きケーブルをF視した図である。
平衡伝送用コネクタ付きケーブル50は、大略すると平衡伝送用コネクタ45A,45Bと、複数(本実施例の場合、6本)の平衡伝送用ケーブル80とにより構成されている。平衡伝送用コネクタ45Aは、平衡伝送用コネクタ本体51Aと、中継基板60Aにより構成されており、平衡伝送用コネクタ45Bは、平衡伝送用コネクタ本体51Bと、中継基板60Bにより構成されている。
始めに、平衡伝送用ケーブル80について説明する。平衡伝送用ケーブル80は、ドレイン線81と、プラス用信号線82と、マイナス用信号線83とにより構成されている。プラス用信号線82及びマイナス用信号線83は、一対の信号(プラス信号とマイナス信号)を伝送するためのものである。平衡伝送用ケーブル80の長さL2は、用途に応じて適宜選択され、本実施例では通常よりも長く、例えば5mに設定されている。平衡伝送用ケーブル80は、平衡伝送用コネクタ45Aと平衡伝送用コネクタ45Bとの間を接続するためのものである。ドレイン線81の一方の端部は、グランドパッド62Aに接続され、他方の端部は、グランドパッド62Bに接続されている。
プラス用信号線82には、受信用配線パターン63A(ケーブル側配線部63−2A)と送信用配線パターン67Bとに接続されたものと、送信用配線パターン67Aと受信用配線パターン63B(ケーブル側配線部63−2B)とに接続されたものとがある。マイナス用信号線83には、受信用配線パターン73A(ケーブル側配線部73−2A)と送信用配線パターン77Bと接続されたものと、送信用配線パターン77Aと受信用配線パターン73B(ケーブル側配線部73−2B)と接続されたものとがある。
次に、平衡伝送用コネクタ本体51Aについて説明する。平衡伝送用コネクタ本体51Aは、グランドコンタクト53Aと、信号用コンタクト54A,56Aとを備えた構成とされている。平衡伝送用コネクタ本体51Aの表面側には、グランドコンタクト53Aと信号用コンタクト54Aとが交互に複数(本実施例の場合、6個づつ)形成されており、平衡伝送用コネクタ本体51Aの裏面側には、グランドコンタクト53Aと信号用コンタクト56Aとが交互に複数(本実施例の場合、6個づつ)形成されている。グランドコンタクト53Aは、板状に形成されている。
グランドコンタクト53Aは、グランドパッド62A,72Aに接続されている。また、信号用コンタクト54Aは、コネクタ側配線部63−1Aに接続され、信号用コンタクト56Aは、コネクタ側配線部73−1Aに接続されている。これにより、平衡伝送用コネクタ51Aと中継基板60Aとが電気的に接続される。
中継基板60Aは、基板本体61Aと、受信用配線パターン63A,73Aと、送信用配線パターン67A,77Aと、グランドパッド62A,72Aと、絶縁部64A,74Aと、CR型イコライザ回路100Aとにより構成されている。
第1の受信用配線パターンである受信用配線パターン63Aと、第2の受信用配線パターンである受信用配線パターン73Aとにより、受信用配線パターン対が構成されている。この受信用配線パターン対により、一対の信号(プラス信号とマイナス信号)が受信される。CR型イコライザ回路100Aは、抵抗素子であるチップ抵抗65A,75Aと、コンデンサ素子であるチップコンデンサ66A,76Aとにより構成とされている(図7参照)。
基板本体61Aの表面には、グランドパッド62Aが形成されており、グランドパッド62A内には6つの絶縁部64Aが形成されている。図3の上方の3つの絶縁部64A内には、受信用配線パターン63Aがそれぞれ形成されており、図3の下方の3つの絶縁部64A内には、送信用配線パターン67Aがそれぞれ形成されている。
基板本体61Aの裏面には、グランドパッド72Aが形成されており、グランドパッド72A内には6つの絶縁部74Aが形成されている。図4の下方の3つの絶縁部74A内には、受信用配線パターン73Aがそれぞれ形成されており、図4の上方の3つの絶縁部64A内には、送信用配線パターン77Aがそれぞれ形成されている。
次に、図6を参照して、受信用配線パターン63Aについて説明する。図6は、チップ抵抗及びチップコンデンサが実装される前の中継基板の表面を示した図である。
受信用配線パターン63Aは、コネクタ側配線部63−1Aと、ケーブル側配線部63−2Aとにより構成されている。コネクタ側配線部63−1Aは、信号用コンタクト54Aを接続するためのものであり、ケーブル側配線部63−2Aは、プラス用信号線82を接続するためのものである。コネクタ側配線部63−1Aとケーブル側配線部63−2Aとの間には、配線切断領域85Aが形成されており、これにより、コネクタ側配線部63−1Aとケーブル側配線部63−2Aとの間は電気的に接続されていない構成とされている。
コネクタ側配線部63−1Aの端部には、接続部87Aが設けられており、コネクタ側配線部63−1Aの端部と対向するケーブル側配線部63−2Aの端部には、接続部89Aが設けられている。接続部87A,89A(一対の接続部)は、チップ抵抗65Aと、チップコンデンサ66Aとを並列に実装するためのものであり、チップ抵抗65Aとチップコンデンサ66Aとを実装することで、コネクタ側配線部63−1Aとケーブル側配線部63−2Aとの間が電気的に接続される。
なお、受信用配線パターン63Bには、チップ抵抗65Bとチップコンデンサ66Bとが並列に実装されており、受信用配線パターン73Bには、チップ抵抗75Bとチップコンデンサ76Bとが並列に実装されている。
図7は、本実施例のCR型イコライザ回路の回路図である。上記説明したCR型イコライザ回路100Aの構成を回路図で示すと、図7のようになる。
このように、CR型イコライザ回路100Aを配線パターン対63A,73Aに設けることにより、平衡伝送用ケーブル80を通過する間に減衰される一対の信号の形状を減衰される以前の一対の信号の形状に整形することができる。これにより、長さL2の長い、例えば5m〜10mの長さの平衡伝送用ケーブル80を用いて、平衡伝送用コネクタ45Aと平衡伝送用コネクタ45Bとの間の一対の信号の伝送を精度良く行なうことができる。
接続部87Aの幅W2は、接続部87Aを除く、他のコネクタ側配線部63−1Aの幅W1よりも広くなるように構成されており、接続部89Aの幅W3は、接続部89Aを除く、他のコネクタ側配線部63−2Aの幅W4よりも広くなるように構成されている。このように、接続部87A,89Aの幅W2,W3を広く構成することにより、チップ抵抗65Aとチップコンデンサ66Aとを接続部87A,89Aに対して、容易に実装することができる。
なお、一対の受信用配線パターン63B,73Bについても、抵抗素子65B,75Bとコンデンサ素子66B、76Bとにより構成されたCR型イコライザ回路が実装されている。また、平衡伝送用ケーブル80の長さに応じて、抵抗素子65A,65B,75A,75Bの定数と、コンデンサ素子66A,66B、76A,76Bの定数は適宜選択される。一般的には、平衡伝送用ケーブル80の長さL2が長い場合には、定数の大きな抵抗素子65A,65B,75A,75Bを用い、コンデンサ素子66A,66B、76A,76Bには定数の小さいものを用いると良い。
以上説明したように、一対の受信用配線パターンに対して、CR型イコライザ回路を設けた構成とすることにより、一対の受信用配線パターンが、平衡伝送用ケーブル80を介して受信する一対の信号を、減衰する以前の一対の信号の波形に整形して、平衡伝送用コネクタ45Aと平衡伝送用コネクタ45Bとの間で受信する一対の信号の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施例では双方向に信号を送信する場合の平衡伝送用コネクタ付きケーブル50を例に挙げて説明を行ったが、本実施例は、一方向に信号を送信する平衡伝送用コネクタ付きケーブルに対しても適用可能であり、同様な効果を得ることができる。
(第2実施例)
図8乃至図9を参照して、本発明の第2実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブル120について説明する。図8は、本発明の第2実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図であり、図9は、第2実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏面側を示した図である。なお、図8において、図3と同一構成部分には同一符号を付す。また、図9において、図4と同一構成部分には同一符号を付す。第2実施例は、第1実施例の変形例であり、本実施例では第1実施例と構成の異なる部分について主に説明する。
平衡伝送用コネクタ付きケーブル120は、大略すると平衡伝送用コネクタ150A,150Bと、複数(本実施例の場合、6本)の平衡伝送用ケーブル80とにより構成されている。平衡伝送用コネクタ150Aは、平衡伝送用コネクタ本体51Aと、中継基板125Aにより構成されており、平衡伝送用コネクタ150Bは、平衡伝送用コネクタ本体51Bと、中継基板125Bにより構成されている。
中継基板125Aは、大略すると基板本体61Aと、受信用配線パターン130A,140Aと、送信用配線パターン67A,77Aと、グランドパッド62A,72Aと、絶縁部64A,74Aと、LCR型イコライザ回路126Aとにより構成されている。受信用配線パターン130Aと受信用配線パターン140Aとにより一対の受信用配線パターン130A,140Aが構成されている。LCR型イコライザ回路126Aは、この一対の受信用配線パターン130A,140Aに設けられている。また、LCR型イコライザ回路126Aは、チップ抵抗65A,75A,137Aと、チップコンデンサ66A,76Aと、チップインダクタンス127Aとにより構成されている。
次に、図10を参照して、基板本体61Aの表面側に設けられた受信用配線パターン130Aについて説明する。図10は、各種チップが実装される前の中継基板の表面を示した図である。
受信用配線パターン130Aは、第1の受信用配線パターンである。受信用配線パターン130Aは、ケーブル側配線部63−2Aと、コネクタ側配線部63−1Aと、第1の分岐配線131Aとにより構成されている。チップ抵抗65A及びチップコンデンサ66Aは、ケーブル側配線部63−2Aとコネクタ側配線部63−1Aとの間を電気的に接続するように実装されている。
第1の分岐配線131Aは、分岐配線部142−1Aと、電極接続用配線部142−2Aとにより構成されている。分岐配線部142−1Aと電極接続用配線部142−2Aとの間には、第1の配線切断領域170Aが形成されている。分岐配線部142−1Aは、コネクタ側配線部63−1Aから分岐された配線であり、分岐配線部142−1Aの端部には、接続部145が設けられている。
電極接続用配線部142−2Aは、スルーホール電極128Aと接続するための配線であり、スルーホール電極128Aと接続されていない側の端部には、接続部146が設けられている。接続部145,146は、チップインダクタンス127Aを実装するためのものである。チップインダクタンス127Aは、図8に示すように、接続部145と接続部146との間を電気的に接続するように実装される。
次に、図11を参照して、基板本体61Aの裏面側に設けられた受信用配線パターン140Aについて説明する。図11は、各種チップが実装される前の中継基板の裏面を示した図である。
受信用配線パターン140Aは、第2の受信用配線パターンである。受信用配線パターン140Aは、ケーブル側配線部73−2Aと、コネクタ側配線部73−1Aと、第2の分岐配線141Aとにより構成されている。チップ抵抗75A及びチップコンデンサ76Aは、ケーブル側配線部73−2Aとコネクタ側配線部73−1Aとの間を電気的に接続するように実装されている。
第2の分岐配線141Aは、分岐配線部152−1Aと、電極接続用配線部152−2Aとにより構成されている。分岐配線部152−1Aと電極接続用配線部152−2Aとの間には、第2の配線切断領域171Aが形成されている。分岐配線部152−1Aは、コネクタ側配線部73−1Aから分岐された配線であり、分岐配線部152−1Aの端部には、接続部148が設けられている。
電極接続用配線部152−2Aは、スルーホール電極128Aと接続するための配線であり、スルーホール電極128Aと接続されていない側の端部には、接続部149が設けられている。接続部148,149は、チップ抵抗137Aを実装するためのものである。図9に示すように、チップ抵抗137Aは、接続部145と接続部146との間を電気的に接続するように実装される。
図12は、図10中に示した中継基板のE―E線方向の断面図である。図12に示すように、中継基板61Aの内部には、中継基板61Aを貫通するスルーホール電極128Aが形成されている。このスルーホール電極128Aは、電極接続用配線部152−2Aと電極接続用配線部142−2Aとの間を電気的に接続するためのものである。
図13は、本実施例のLCR型イコライザ回路の回路図である。上記説明した構成のLCR型イコライザ回路126Aを回路図で示すと図13のようになる。
このように、一対の受信用配線パターン130A,140AにLCR型イコライザ回路126Aを設けて、スルーホール電極128Aにより受信用配線パターン130Aと受信用配線パターン140Aとの間を電気的に接続することにより、平衡伝送用ケーブル80を通過し、減衰した一対の信号の波形を減衰する前の信号の波形に精度良く整形することができる。
なお、中継基板61Bに設けられた一対の受信用配線パターン130B,140Bについても、チップ抵抗65B,75B,137Bと、コンデンサ66B,76Bと、チップインダクタンス127Bとにより構成されたLCR型イコライザ回路が実装されており、受信用配線パターン130Bと受信用配線パターン140Bとの間は、スルーホール電極128Bにより電気的に接続されている。
以上説明したような構成とすることにより、一対の受信用配線パターンが、平衡伝送用ケーブル80を介して受信する一対の信号を、減衰する以前の一対の信号の波形に精度良く整形して、平衡伝送用コネクタ150Aと平衡伝送用コネクタ150Bとの間で受信する信号の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、本実施例では双方向に信号を送信する場合の平衡伝送用コネクタ付きケーブル120を例に挙げて説明を行ったが、本実施例は、一方向に信号を送信する平衡伝送用コネクタ付きケーブルに対しても適用可能であり、同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。なお、受信用配線パターンが、基板本体61A,61Bの内部に形成されている場合には、受信用配線パターンに接続された一対のスルーホール電極を基板本体61A,61Bの表面又は裏面まで形成し、一対のスルーホール電極を接続するようにして、LCR型イコライザ回路を設けることができ、上記実施例と同様な効果を得ることができる。
本発明は、平衡伝送用ケーブルにより減衰された信号の波形を、減衰する前の信号の波形に整形させて、平衡伝送用コネクタ間で受信する信号の信頼性を向上させることのできる平衡伝送用コネクタ及び平衡伝送用コネクタ付きケーブルに適用できる。
従来技術である平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図である。 図1に示した平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏面側を示した図である。 本発明の第1実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図である。 第1実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏側を示した図である。 図3に示した平衡伝送用コネクタ付きケーブルをF視した図である。 チップ抵抗及びチップコンデンサが実装される前の中継基板の表面を示した図である。 本実施例のCR型イコライザ回路の回路図である。 本発明の第2実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの平面図である。 第2実施例による平衡伝送用コネクタ付きケーブルの裏側を示した図である。 各種チップが実装される前の中継基板の表面を示した図である。 各種チップが実装される前の中継基板の裏面を示した図である。 図10中に示した中継基板のE―E線方向の断面図である。 本実施例のLCR型イコライザ回路の回路図である。
符号の説明
10,50,120 平衡伝送用コネクタ付きケーブル
11A,11B,51A,51B 平衡伝送用コネクタ本体
12A,12B,53A,53B グランドコンタクト
13A,13B,15A,15B,54A,54B,56A,56B 信号用コンタクト
20A,20B,60A,60B,125A,125B 中継基板
21A,21B,24A,24B,62A,62B,72A,72B グランドパッド
22A,22B,25A,25B 配線パターン
30,80 平衡伝送用ケーブル
31,81 ドレイン線
32,82 プラス用信号線
33,83 マイナス用信号線
40A,40B,45A,45B,150A,150B 平衡伝送用コネクタ
61A,61B 基板本体
63A,63B,73A,73B,130A,130B,140A,140B 受信用配線パターン
63−1A,63−1B,73−1A,73−1B コネクタ側配線部
63−2A,63−2B,73−2A,73−2B ケーブル側配線部
64A,64B,74A,74B 絶縁部
65A,65B,75A,75B,137A,137B チップ抵抗
66A,66B,76A,76B チップコンデンサ
67A,67B,77A,77B 送信用配線パターン
85A 配線切断領域
87A,89A,145,146,148,149 接続部
100A,110A CR型イコライザ回路
126A LCR型イコライザ回路
127A,127B チップインダクタンス
128A,128B スルーホール電極
131A,131B 第1の分岐配線
141A,141B 第2の分岐配線
142−1A,142−1B,152−1A,152−1B 分岐配線部
142−2A,142−2B,152−2A,152−2B 電極接続用配線部
170A 第1の配線切断領域
171A 第2の配線切断領域
C1,C2,D1,D2 領域
L1,L2 長さ
W1〜W4 幅

Claims (6)

  1. 基板本体の一方の面に設けられ、平衡伝送用ケーブルのプラス用信号線と接続されることによりプラス信号を受信する第1の受信用配線パターンと、前記基板本体の他方の面に設けられ、前記平衡伝送用ケーブルのマイナス用信号線と接続されることによりマイナス信号を受信する第2の受信用配線パターンとにより構成された受信用配線パターン対を備えた中継基板と、
    平衡伝送用コネクタ本体とを有し、
    前記受信用配線パターン対を介して、前記平衡伝送用コネクタ本体と前記平衡伝送用ケーブルとの間に前記プラス信号又はマイナス信号を伝送する平衡伝送用コネクタにおいて、
    前記受信用配線パターン対の途中には、イコライザ回路を設け
    前記第1の受信用配線パターンは、該第1の受信用配線パターンから分岐した第1の分岐配線を有し、
    前記第2の受信用配線パターンは、該第2の受信用配線パターンから分岐した第2の分岐配線を有しており、
    前記第1の分岐配線には、インダクタンス素子を設け、
    前記第2の分岐配線には、抵抗素子を設け、
    前記中継基板には、前記第1の分岐配線と前記第2の分岐配線とを電気的に接続するスルーホール電極を設けたことを特徴とする平衡伝送用コネクタ。
  2. 前記第1及び第2の受信用配線パターンには、それぞれ配線切断領域が設けられており、
    前記イコライザ回路は、前記第1及び第2の受信用配線パターンを電気的に接続するように前記配線切断領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の平衡伝送用コネクタ。
  3. 前記第1及び第2の受信用配線パターンの前記配線切断領域には、それぞれ一対の端部が形成され、
    前記一対の端部には、一対の接続部が設けられており、
    該一対の接続部の前記プラス信号又はマイナス信号の進行方向に対して直交する方向の幅は、前記第1及び第2の受信用配線パターンの幅よりも広く構成されていることを特徴とする請求項2に記載の平衡伝送用コネクタ。
  4. 前記イコライザ回路は、抵抗素子とコンデンサ素子とを有しており、
    前記抵抗素子とコンデンサ素子とは、並列するよう前記一対の接続部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の平衡伝送用コネクタ。
  5. 前記第1の分岐配線は、第1の配線切断領域を有し、
    前記第2の分岐配線は、第2の配線切断領域を有しており、
    前記インダクタンス素子は、前記第1の分岐配線を電気的に接続するよう前記第1の配線切断領域に設け、
    前記抵抗素子は、前記第2の分岐配線を電気的に接続するよう前記第2の配線切断領域に設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の平衡伝送用コネクタ。
  6. 平衡伝送用ケーブルと、
    該平衡伝送用ケーブルの両端に、請求項1乃至のいずれか一項に記載の平衡伝送用コネクタを設けたことを特徴とする平衡伝送用コネクタ付きケーブル。
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