JP4322343B2 - 袋口のテープ結束を施す包装方法 - Google Patents

袋口のテープ結束を施す包装方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、野菜や果物等の内容物を包装袋に充填し、その袋口をテープにより結束を施す包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に野菜や果物等については、所定量を充填された包装袋の口元を粘着テープにより結束を施して包装されている。この種の物品に適用される包装方法ないし包装装置に関しては、例えば特開平8−324503号公報や特開平9−2411号公報により開示されている。前者公報に記載の袋詰め包装機における袋口部処理装置は、物品が供給された包装袋の口部をテープによって結束する前に、その口部を引っ張って捻ることにより包装袋の収容部分の張り具合を適正とするものである。また、後者公報に記載の袋詰め包装装置は、袋供給マガジンから1枚ずつ取り出した袋を第1袋移送装置に供給するステーション、開口された袋に物品を充填するステーション、物品が充填された袋を一旦保持するステーション、袋の口部を捻ると共にテープ結束及び口部の余分な箇所を切断するステーションを、袋の移送方向上流側から下流側に向かって直線的に配置するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の包装方法ないし包装装置は、何れも包装袋の供給、物品の充填、口部のテープ結束、包装袋の排出までの工程が直線的に配置された構成とされている。ところが、間欠回転円板に複数組みのグリップを放射方向に突設して給袋装置から供給される包装袋を該グリップで掴み、それらの包装袋を開口、充填、袋口のヒートシール、包装袋の排出等の各工程に移送する構成のロータリー形式の包装機においては、袋口のヒートシールに代えて袋口をテープ結束する方式の包装方法ないし包装装置が開発されていなかった。このため、この形式の包装機においてもテープ結束を行う包装方法の実現が要望されていた。
【0004】
この発明の目的は、主に小型で簡素な構成のロータリー形式の包装機を使用して、良好な袋口のテープ結束を施した包装を行うことが可能な包装方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、給袋工程(i)で袋口を上にして供給される包装袋の左右の側縁を各グリップ対により掴んで開口工程(ii)、充填工程(iii)、振動工程(iv)、(v)及び取出工程(vi)の各工程に順に間欠停止させるように設けた包装機を使用し、開口工程(ii)で開口された包装袋に充填工程(iii)にて内容物を充填し、振動工程(iv)、(v)にて包装袋の底部を振動台により振動させて充填された内容物の均しを施し、取出工程(vi)にて、中央クランプと同クランプの両側に配置された幅寄せクランプとを設けた第1揺動アームを間欠停止された包装袋上に旋回移動させ、該幅寄せクランプにより袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で前記中央クランプで縮められた袋口部分を掴み、ついで、その袋口部分を掴んだ状態で第1揺動アームを次の収束工程(vii)まで旋回移動させると共に、該袋口部分を少し上方に引き上げるようになし、収束工程(vii)にて、前記移動時に案内部材により絞られた包装袋の収束部分を保持クランプで掴んだ後、前記中央クランプを開放して第1揺動アームを前記取出工程に旋回移動させ、これと同期してモータ駆動装置によって回転クランプを回転自在とした捻回装置を備えた第2揺動アームを、後方の結束終了位置(ix)から前方の収束工程(vii)に旋回移動させた後、該捻回装置の回転クランプで前記袋口部分を掴み、かつ前記保持クランプを解放すると共に該回転クランプを回転させて前記収束部分をきつく捻った状態とし、その状態の包装袋を前記第2揺動アームにより旋回移動させつつ、テープ結束工程(viii)にて、その第2揺動アームの移動経路中に設けられたテープ貼着装置により前記捻られた状態の包装袋の括れ部分にテープを貼り付けて結束を施し、ついで、該包装袋を前記第2揺動アームの結束終了位置(ix)まで移動させてから前記捻回装置の回転クランプを解放して包装袋を排出するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の袋口のテープ結束を施す包装方法において、テープ結束工程(viii)において、押圧装置のアームにより包装袋の括れ部分の下部を後方より押して結束を施すことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の袋口のテープ結束を施す包装方法において、テープ結束工程(viii)と結束終了位置(ix)の間において、前記第2揺動アームの移動経路中に設けたカッターにより包装袋のテープ結束箇所の上部を切断することを特徴とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】
この発明包装方法においては、包装袋の左右の側縁を各グリップ対により掴んで該包装袋を開口工程(ii)、充填工程(iii)、振動工程(iv)、(v)及び取出工程(vi)の各工程に順に間欠停止させるように設けたロータリー形式の包装機を使用する。
この包装機において、給袋工程(i)で袋口を上にして供給される包装袋を開口工程(ii)でグリップ対の間隔を縮めて開口し、その袋口を上にして吊り下げ状とした包装袋に野菜や果物等の内容物が充填工程(iii)にて所定量を充填され、振動工程(iv)、(v)にて包装袋の底部を振動台により上下又は横方向に振動させて充填された内容物の均しが施される。次の取出工程(vi)において、中央クランプと同クランプの両側に配置された幅寄せクランプとを設けた第1揺動アームが間欠停止された包装袋上に旋回移動し、該幅寄せクランプにより袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で、前記中央クランプにより縮められた袋口部分が掴まれる。ついで、その包装袋を袋口部分を掴んだ状態で第1揺動アームが次の収束工程(vii)まで旋回移動すると共に、該袋口部分を少し上方に引き上げて内容物が充填された包装袋を縦方向に緊張させる。
【0009】
収束工程(vii)にて、第1揺動アームの上記旋回移動時に包装袋の上部の広がった部分は案内部材により徐々に絞られ、その絞られた収束部分を保持クランプで掴んだ後、前記中央クランプが開放されて、第1揺動アームは再び取出工程(vi)に旋回移動する。その第1揺動アームの移動動作と同期して、捻回装置を備えた第2揺動アームが、後方の結束終了位置(ix)から前方の収束工程(vii)に旋回移動した後、該捻回装置の回転クランプで前記袋口部分を掴み、かつ前記保持クランプを解放する。これとほぼ同時に、モータ駆動装置によって回転クランプを回転させて前記包装袋の収束部分をきつく捻った状態とし、その状態の包装袋を第2揺動アームにより旋回移動させつつ、その第2揺動アームの移動経路(回転クランプの中心の軌跡)中に設けられたテープ結束工程(viii)のテープ貼着装置により、前記捻られた状態の包装袋の括れ部分にテープが貼り付けられて結束が施される。
【0010】
この時、包装袋の括れ部分の下部(結束箇所の下部)を押圧装置のアームにより後方から押して内容物を収容した部分が上方の袋口部分の移動動作から遅れないように補助することにより、テープ結束が円滑に行われる(請求項2)。
【0011】
ついで、袋口を結束された包装袋は、第2揺動アームの結束終了位置(ix)まで移動してから前記捻回装置の回転クランプの解放により排出される。
【0012】
この包装方法において包装袋のテープ結束箇所から上部が不要である場合には、第2揺動アームの移動経路中に設けたカッターによりテープ結束箇所の上部を切断するようにすることもできる(請求項3)。
【0013】
この袋口のテープ結束を施す包装方法は、小型で簡素な構成の包装機の使用により、様々な内容物について良好な包装をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の袋口のテープ結束を施す包装方法を適用する包装機の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は包装機の概要平面図、図2は取出工程の平面図、図3は幅寄せクランプと中央クランプが解放された状態を示す正面図、図4は図3に示す状態の要部の側面図、図5は幅寄せクランプで袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で中央クランプで縮められた袋口部分を掴む状態を示す正面図、図6は捻回装置を省略した収束工程の平面図、図7は同、収束工程の正面図、図8は保持クランプの平面図、図9は捻回装置の正面図、図10は結束工程の平面図、図11は要部の側面図、図12は押圧装置の平面図、図13は第1揺動アームの支持部分の側面図、図14はカム機構の説明図、図15はテープ結束を施した袋口部分の説明図である。
【0015】
図1において、Aはこの袋口のテープ結束を施す包装方法を適用するためのロータリー形式の一般的な包装機である。この包装機Aは、給袋工程(i)で袋口bを上にして供給される包装袋aの左右の側縁cを回転板の回転中心から放射方向に等間隔に突設された各グリップ対gにより順次掴んで、吊り下げ状とされた包装袋aを開口工程(ii)、充填工程(iii)、振動工程(iv)、(v)及び取出工程(vi)の6箇所の各工程に順に間欠停止させるように構成されている。Bは前記取出工程(vi)に続く収束工程(vii)、テープ結束工程(viii)からなる包装機Aの結束装置である。
【0016】
上記結束装置Bにおいては、機台1に立設された支柱2で回転自由に支持された縦軸3を中心として取出工程(vi)と収束工程(vii)の間を往復旋回移動する第1揺動アーム4と、同じく支柱32で回転自由に支持された縦軸33を中心として、収束工程(vii)と中間位置のテープ結束工程(viii)を通り結束終了位置(ix)との間を往復旋回移動する第2揺動アーム34とが、包装機Aの図示しない制御機構により前記グリップ対gの作動と同期して制御されるように設けられている。
【0017】
「取出工程(vi)」
図2、図3に示すように、上記第1揺動アーム4の先端には中央クランプ5と同クランプ5の両側に配置された一組の幅寄せクランプ8、8を設ける。この中央クランプ5は、第1揺動アーム4の下面に縦向きに取り付けた空圧シリンダ6により下方に配置されたクランプ片7、7を開閉自由に設けている。その幅寄せクランプ8は、前記空圧シリンダ6の背面に設けた二股形のブラケット9に、ほぼY字形の可動板10、11の中央部分を軸12、13で夫々支持し、それらの可動板10、11の内方に位置する突片10a、11a同士をリンク14で連結するように設けられている。前記縦軸3寄りの可動板10の中央片10b下部から突出する横片10cには、図4に示すように、横方向に一定間隔をおいて回転軸15、16を設け、該横片10cから前記空圧シリンダ6側に突出する一方の各軸端にクランプ片17、18を夫々取り付け、他方の各軸端に固定されたギヤ19、20同士を噛合させるように設ける。また、一方のギヤ19側の回転軸15にはレバー21を取り付け、前記可動板10の腕片10dにロッドを下向きにして取り付けた空圧シリンダ22のロッド先端部23を、該レバー21の自由端部に連結させる。他方の可動板11についても上記可動板10に設けた幅寄せクランプ8と同一構成の幅寄せクランプ8を設けるが、その説明は省略する。
【0018】
前記可動板10の腕片10dの自由端部には、支持軸25aを横向きにしたカムフォロア25を取り付ける。26は前記支柱2から側方に延びるように設けられた横杆であって、その先端上部27には傾斜したカム29を形成したカム板28を設ける。しかして、第1揺動アーム4が収束工程(vii)側から取出工程(vi)の位置に移動したときには、カムフォロア25がカム29に乗り上げて、両幅寄せクランプ8、8の中央片10b、11bが、図3に示すように、軸12、13を支点として夫々外方に跳ね上がった状態になるように設ける。また、第1揺動アーム4が取出工程(vi)の位置から収束工程(vii)に向けて移動するときには、カムフォロア25がカム面28から離脱して、前記中央片10b、11bが、図5に示すように、前記跳ね上がった状態から互いに接近した垂直状態になるように設ける。
【0019】
「収束工程(vii)」
図7、8に示すように、収束工程(vii)には、後記する案内部材50(52)、63(56)により絞られた包装袋aの収束部分dを掴着する保持クランプ35を設ける。二つの支柱2、32に渡されて固定された横杆36に支持板37を水平に取り付け、該支持板37にレバー39を取り付けた大ギヤ38を回転自由に設け、ヘッド側を横杆36に取り付けた空圧シリンダ40のロツド先端部41を前記レバー39に連結する。図8に示すように、その大ギヤ38に噛合する小ギヤ42と、この小ギヤ42に噛合する小ギヤ43とは前記支持板37に回転自由に設けられ、それらの小ギヤ42、43にクランプ片44、45が夫々設けられている。46、47は、各クランプ片44、45の先端内方に取り付けられたゴム片である。しかして、その空圧シリンダ40の作動によりクランプ片44、45を開閉自在に設けた保持クランプ35が構成される。
【0020】
図6、図7に示すように、50は第1揺動アーム4の移動経路(中央クランプの中心の軌跡)xと第2揺動アーム34の移動経路(回転クランプの中心の軌跡)yの内方に設けられた二つの山形形状の案内縁51をもつ案内部材である。この案内部材50は、前記保持クランプ35の上面を覆うように支持板37に取り付けられている。52は保持クランプ35の下面に設けられた案内部材であり、前記案内部材50のものと同形状の案内縁53が形成されている。
【0021】
上記機台1に立設されたスタンド54にブラケット55を取り付け、山形形状の案内縁57をもつ案内部材56を設けた支持片58を回転可能に設ける。その支持片58はバネ59により時計方向に付勢されており、この支持片58に一体に形成された突片60をストッパー61に当接させて正規の位置を維持するように設けられている。その突片60の先端部に対応する位置には、近接スイッチ62を設ける。前記案内部材56の上面には、山形形状の案内縁64をもつ案内部材63を設ける。それらの案内縁57、64は、前記案内部材50及び52の各案内縁51、53と一定の間隔wを隔てて対応するように配置されている。
しかして、包装袋aが案内部材50(52)、63(56)間を通過するときに収束されるべき部分が前記間隔wの大きさ内に絞り切れない状態の場合には、支持片58が反時計方向に回転して近接スイッチ62をオン作動し、前記保持クランプ35の掴着作動を中止させる等の制御を行うように構成する。
【0022】
第2揺動アーム34には、包装袋aの収束部分dをきつく捻った状態とする捻回装置70を設ける。図9に示すように、第2揺動アーム34の先端部34aには縦向きの主軸71を回転自由に設け、該主軸71の上端にプーリー72を取り付ける。73は支柱32に固定したブラケット74に駆動軸73aを下向きに取り付けたモータ駆動装置である。その駆動軸73aにはプーリー75を取り付け、このプーリー75と前記プーリー72とに無端ベルト76を架け渡す。77は主軸71の下部フランジ77aに取り付けられた回転クランプであり、この回転クランプ77は、縦向きに取り付けた空圧シリンダ78により下方に配置されたクランプ片79、79を開閉自由に設けている。しかして、回転クランプ77をモータ駆動装置73により回転自在とした捻回装置70が構成される。
【0023】
「テープ結束工程(viii)」
図10、図11に示すように、テープ結束工程(viii)には、包装袋aの括れ部分eにテープ92aを貼り付けて結束を施すテープ貼着装置85を設ける。テープ貼着装置85は、前記横杆36に取り付けたブラケット86の水平片87の上下位置に前記第2揺動アーム34の移動経路yを挟んで支持板88、89を対向状に設け、一方の支持板88には、該移動経路yに外周の一部が臨むようにスターホイール90を回転自由に設けて、挿入溝91に装着された巻テープ92のテープ92aを粘着面を表にして該スターホイール90に巻き付け、他方の支持板89にバネ94で付勢されて揺動自在に設けられた押え片93により、該スターホイール90の外周面を弾圧するように設けられている。そのスターホイール90の近くの結束終了位置(ix)側には、常にはバネ96で付勢されて衝突部95aを移動経路yに臨ませると共にナイフ97を移動経路yから外れた位置に取り付けたナイフ片95を回転自由に設ける。しかして、包装袋aが前記捻回装置70により捻りが加えられつつ移動経路yを移動中に、テープ貼着装置85によって括れ部分eにテープ92aが巻き付けられて結束が施される。98は巻テープ92のテープ92aの有無を検知するために支持板88に取り付けられた検出センサーである。
【0024】
また、図10に示すカッター100は、図15に示す包装袋aのテープ結束箇所から上部fが不要である場合に、それを切断するためのものである。このカッター100は、一端部にカッター102を取り付けたカッター板101を前記ブラケット86の水平片87に回転可能に軸支し、該カッター板101の他端部に形成された円弧溝101aにハンドル103の軸部を通してカッター板101を締付け固定するように設けられている。
【0025】
105は包装袋aの括れ部分eの下部(結束箇所の下部)を後方から押して内容物を収容した部分が、第2揺動アーム34の捻回装置70により吊持された袋口b部分の移動動作から遅れないように補助するための押圧装置である。この押圧装置105は、前記支持板37の下面から突設した支持杆106にアーム107を軸108により回転自由に設け、該軸108の下端部に固定されたレバー109に、前記支持板37に取り付けた空圧シリンダ110のロッド先端部111を連結するように設けられている。
【0026】
図13に示すように、上記第1揺動アーム4の支持部分には該アーム4の旋回移動時に包装袋aの袋口部分を少し上方に引き上げるためのカム機構115を設けている。このカム機構115は、カム板片117を横軸118で揺動可能に設けた取付板116を上記支柱2に設けた横杆26に固定し、図14に示すように、該取付板116に取り付けた調整軸119にカム板片117に設けた駒片120を螺合させるように設けられている。そして、第1揺動アーム4の下面に突設された支持片121に横向きにカムフォロア122を取り付け、該カムフォロア122が前記カム板片117の平坦なカム117aに常時乗り上げるように設ける。しかして、前記調整軸119でカム117aの傾斜角度を適宜調整することにより、第1揺動アーム4の上下移動量を調節可能としたカム機構115が構成される。
【0027】
なお、前記カム117aの傾斜角度は調整軸119を手動にて調整する構成であるが、これをモータ装置又は空圧シリンダを用いて自動調整する構成とすることも可能である。
【0028】
図7に示すように、前記取出工程(vi)から結束終了位置(ix)までの間には、包装袋aの底部から少し下方に搬送面を設けたコンベア装置130が設けられている。このコンベア装置130は、モータ装置131により一対のローラ132に架け渡された無端ベルト133を駆動する公知の構成とされ、図示しないネジ機構により包装袋aの大きさに合わせてその高さを調節可能に設けられている。
【0029】
つぎに、この袋口のテープ結束を施す包装方法を実施するための上述した包装機Aの一連の作動を説明する。
包装機Aにおいて、給袋工程(i)で袋口bを上にして供給される包装袋aが開口工程(ii)でグリップg対の間隔を縮めて開口され、その袋口bを上にして吊り下げ状とした包装袋aに野菜や果物等の内容物が充填工程(iii)にて所定量を充填され、振動工程(iv)、(v)にて包装袋aの底部を振動台により上下又は横方向に振動させて充填された内容物の均しが施される。
【0030】
次の取出工程(vi)において、結束装置Bの第1揺動アーム4が間欠停止された包装袋a上に旋回移動し、一組の幅寄せクランプ8、8のクランプ片17、18により袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で、中央クランプ5のクランプ片7、7により縮められた袋口部分が掴着される。ついで、その包装袋aを中央クランプ5で掴んだ状態で第1揺動アーム4が次の収束工程(vii)まで旋回移動する。
このとき、カム機構115により第1揺動アーム4が少し上方に移動するので、該袋口部分が少し上方に引き上げられて包装袋aを縦方向に緊張させる。
【0031】
収束工程(vii)にて、第1揺動アーム4の上記旋回移動時に包装袋aの上部の広がった部分は、案内部材50(52)、63(56)により徐々に絞られる。その絞られた収束部分dを保持クランプ35のクランプ片44、45で掴んだ後、中央クランプ5のクランプ片7、7が開放されて袋口部分が離され、第1揺動アーム4は再び取出工程(vi)に旋回移動する。その第1揺動アーム4の移動動作と同期して、第2揺動アーム34が、後方の結束終了位置(ix)から前方の収束工程(vii)に旋回移動した後、捻回装置70の回転クランプ77で前記袋口部分を掴み、かつ前記保持クランプ35のクランプ片44、45を開く。
【0032】
これとほぼ同時に、回転クランプ77がモータ駆動装置73の駆動により適宜回数回転し、包装袋aの収束部分dはきつく捻った状態とされる。その捻った状態の包装袋aを第2揺動アーム34により旋回移動させつつ、そのアーム34の移動経路y中に設けられたテープ貼着装置85のスターホイール90と押え片93の間を通過させることにより、その捻られた括れ部分eにテープ92aが貼り付けられる。ついで、その括れ部分eがナイフ片95の衝突部95aを押すことにより、後続のテープ92aがナイフ97で切断されて結束が完了する。
【0033】
その結束時において、包装袋aの結束箇所の下部が押圧装置105のアーム107により後方から押されて、内容物を収容した下方の部分を上方の袋口部分の移動動作から遅れないように補助されるため、テープ結束及び切断作用がより円滑に行われる。
【0034】
また、包装袋aのテープ結束箇所から上部が不要である場合には、図10で示すように第2揺動アーム34の移動経路y中にカッター100をセットしておくことにより、図15の鎖線で示す位置がカッター刃102により切断される。
【0035】
ついで、袋口bをテープ92aにより結束された包装袋aは、第2揺動アーム34の結束終了位置(ix)まで移動してから回転クランプ77のクランプ片79、79の解放によりコンベア装置130の無端ベルト133上に落下し、コンベア装置130により機外に排出される。
【0036】
この袋口のテープ結束を施す包装方法によれば、上記した小型の包装機の使用により、様々な内容物について良好な包装をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装機の概要平面図
【図2】取出工程の平面図
【図3】幅寄せクランプと中央クランプが解放された状態を示す正面図
【図4】図3に示す状態の要部の側面図
【図5】幅寄せクランプで袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で中央クランプで縮められた袋口部分を掴む状態を示す正面図
【図6】捻回装置を省略した収束工程の平面図
【図7】同、収束工程の正面図
【図8】保持クランプの平面図
【図9】捻回装置の正面図
【図10】結束工程の平面図
【図11】要部の側面図
【図12】押圧装置の平面図
【図13】第1揺動アームの支持部分の側面図
【図14】カム機構の説明図
【図15】テープ結束を施した袋口部分の説明図
【符号の説明】
A→包装機 B→収束装置 a→包装袋 b→袋口 c→側縁 d→収束部分
e→括れ部分
(i)→給袋工程 (ii)→開口工程 (iii)→充填工程 (iv)、(v)→振動工程
(vi)→取出工程 (vii)→収束工程 (viii)→テープ結束工程
(ix)→結束終了位置
3→縦軸 4→第1揺動アーム x→第1揺動アームの移動経路 33→縦軸
34→第2揺動アーム y→第2揺動アームの移動経路 5→中央クランプ
8、8→幅寄せクランプ 35→保持クランプ 70→捻回装置
73→モータ駆動装置 50(52)、63(56)→案内部材
77→回転クランプ 85→テープ貼着装置 92→巻テープ
92a→テープ 100→カッター 102→カッター刃 105→押圧装置
107→アーム

Claims (3)

  1. 給袋工程(i)で袋口を上にして供給される包装袋の左右の側縁を各グリップ対により掴んで開口工程(ii)、充填工程(iii)、振動工程(iv)、(v)及び取出工程(vi)の各工程に順に間欠停止させるように設けた包装機を使用し、
    開口工程(ii)で開口された包装袋に充填工程(iii)にて内容物を充填し、
    振動工程(iv)、(v)にて包装袋の底部を振動台により振動させて充填された内容物の均しを施し、
    取出工程(vi)にて、中央クランプと同クランプの両側に配置された幅寄せクランプとを設けた第1揺動アームを間欠停止された包装袋上に旋回移動させ、該幅寄せクランプにより袋口部分を掴んで中央に寄せた状態で前記中央クランプで縮められた袋口部分を掴み、ついで、その袋口部分を掴んだ状態で第1揺動アームを次の収束工程(vii)まで旋回移動させると共に、該袋口部分を少し上方に引き上げるようになし、
    収束工程(vii)にて、前記移動時に案内部材により絞られた包装袋の収束部分を保持クランプで掴んだ後、前記中央クランプを開放して第1揺動アームを前記取出工程に旋回移動させ、これと同期してモータ駆動装置によって回転クランプを回転自在とした捻回装置を備えた第2揺動アームを、後方の結束終了位置(ix)から前方の収束工程(vii)に旋回移動させた後、該捻回装置の回転クランプで前記袋口部分を掴み、かつ前記保持クランプを解放すると共に該回転クランプを回転させて前記収束部分をきつく捻った状態とし、その状態の包装袋を前記第2揺動アームにより旋回移動させつつ、
    テープ結束工程(viii)にて、その第2揺動アームの移動経路中に設けられたテープ貼着装置により前記捻られた状態の包装袋の括れ部分にテープを貼り付けて結束を施し、
    ついで、該包装袋を前記第2揺動アームの結束終了位置(ix)まで移動させてから前記捻回装置の回転クランプを解放して包装袋を排出するようにしたことを特徴とする袋口のテープ結束を施す包装方法。
  2. テープ結束工程(viii)において、押圧装置のアームにより包装袋の括れ部分の下部を後方より押して結束を施すことを特徴とする請求項1に記載の袋口のテープ結束を施す包装方法。
  3. テープ結束工程(viii)と結束終了位置(ix)の間において、前記第2揺動アームの移動経路中に設けたカッターにより包装袋のテープ結束箇所の上部を切断することを特徴とする請求項1又は2に記載の袋口のテープ結束を施す包装方法。
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