JP4322214B2 - パーキングブレーキのイコライザ装置 - Google Patents

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Description

本発明はパーキングブレーキのイコライザ装置に係り、特に、車両のブレーキ装置に連結された出力部材との組付作業が容易で且つその出力部材の離脱や異音の発生を良好に防止したイコライザ装置に関するものである。
左右の車輪のブレーキ装置に連結された一対の出力部材がそれぞれ係止される一対の係止部が入力部を挟んで対称的に設けられており、パーキングブレーキを作動させるための引張力がその入力部に加えられると、その入力部を支点として揺動可能な状態で前記一対の出力部材を引っ張って前記ブレーキ装置を作動させるパーキングブレーキのイコライザ装置が知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、平行な一対の側板と、その側板を接続する背板とを有して、コの字形状を成している金属製のイコライザ本体を主体として構成されており、側板の両側部に設けられた係止部に出力部材(ケーブルエンド)が係止されるとともに、イコライザ本体に取り付けられたばね鋼製のストッパによって出力部材の離脱が防止されるようになっている。
特開平2−92759号公報
しかしながら、かかる従来のイコライザ装置においては、イコライザ本体の両側から出力部材を接近させて係止部に係止する必要があるため、出力部材を係止する際の組付作業性が必ずしも良くないとともに、出力部材とストッパとの金属接触によって車両走行中に異音が発生する恐れがある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、出力部材との組付作業が容易で且つその出力部材の離脱や異音の発生を良好に防止できるイコライザ装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、左右の車輪のブレーキ装置に連結された一対の出力部材がそれぞれ係止される一対の係止部が入力部を挟んで対称的に設けられており、パーキングブレーキを作動させるための引張力がその入力部に加えられると、その入力部を支点として揺動可能な状態で前記一対の出力部材を引っ張って前記ブレーキ装置を作動させるパーキングブレーキのイコライザ装置であって、(a) 平行な一対の側板と、その側板を接続する背板とを有して、コの字形状を成しており、前記一対の出力部材をそのコの字形状の内側に収容する金属製のイコライザ本体と、(b) そのイコライザ本体のコの字形状の内側に一体的に配設される合成樹脂部材と、を備えている一方、(c) 前記イコライザ本体は、(c-1) 前記背板に設けられ、前記出力部材と前記ブレーキ装置とを連結している連結具が外部へ延び出すことを許容するとともに、その出力部材の通過を阻止する一対の係止穴と、(c-2) 前記一対の側板の何れか一方に前記一対の係止穴に対応して設けられ、前記一対の出力部材を前記コの字形状の内側へ挿入することができる一対の挿入穴と、(c-3) その挿入穴と前記係止穴とを繋ぐように、前記一方の側板と前記背板とに跨がって設けられ、前記連結具を挿入できる一対のスリットと、を有し、(c-4) 前記背板のうち前記係止穴が設けられた部分が前記係止部として機能するようになっており、(d) 前記合成樹脂部材は、(d-1) 前記出力部材と前記一対の側板との間に介在させられて両者の接触を防止する薄板状の接触防止部と、(d-2) 前記一対の挿入穴内にそれぞれ突き出しているとともに、弾性変形によって前記出力部材の挿入を許容する一方、少なくともその出力部材が前記背板側へ移動して前記係止穴に着座させられた状態では元の形状に復帰し、その出力部材がその挿入穴から抜け出すことを防止する一対のゲート部と、を一体に備えていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明のパーキングブレーキのイコライザ装置において、前記接触防止部と前記ゲート部との間には切欠が設けられ、そのゲート部がその接触防止部に対して独立して弾性変形可能とされていることを特徴とする。
第3発明は、第2発明のパーキングブレーキのイコライザ装置において、前記ゲート部は、前記挿入穴内に突き出す先端部が、前記出力部材をその挿入穴に挿入する際の挿入方向である前記コの字形状の内側へ曲げられていることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかのパーキングブレーキのイコライザ装置において、(a) 前記イコライザ本体の背板のうち前記一対の係止穴の間の中央部は切り欠かれているとともに、一対の側板には前記入力部として凹所が設けられており、(b) 前記引張力が作用させられるプルロッドの端部にT字型に設けられた頭部が前記凹所に係止されるとともに、そのプルロッドは、前記イコライザ本体のコの字形状の開口側へ突き出すようになっている一方、(c) 前記合成樹脂部材は、前記イコライザ本体に沿ってコの字形状に折り曲げられた形状を成しており、そのイコライザ本体の前記一対の側板と前記プルロッドとの間に介在させられる互いに平行な平板部を備えていることを特徴とする。
第5発明は、第4発明のパーキングブレーキのイコライザ装置において、(a) 前記合成樹脂部材は、前記プルロッドの頭部を前記凹所内に位置決めする一対の平行な位置決め板部を備えているとともに、(b) その位置決め板部には、前記プルロッドの頭部が通過する内側へ向かって突き出しているとともに、弾性変形によってその頭部が前記凹所へ向かう方向の通過を許容する一方、その頭部がその凹所に当接すると元の形状に復帰し、その頭部が反対方向へ移動して抜け出すことを阻止する係止爪が一体に設けられていることを特徴とする。
このようなパーキングブレーキのイコライザ装置においては、イコライザ本体の一方の側板に一対の挿入穴が設けられており、合成樹脂部材のゲート部を弾性変形させつつそれ等の挿入穴内に一対の出力部材を挿入するとともに、その出力部材から延び出す連結具をスリット内に挿入し、相対的に背板側へ移動させて出力部材を係止穴に着座させれば良いため、例えばフロアから略平行に突き出している出力部材に対してイコライザ装置を押圧することにより、それ等の出力部材を同時に一対の挿入穴内に挿入して組み付けることができるなど、出力部材と連結する組付作業が容易になる。
また、出力部材が背板側へ移動して係止穴に着座させられた状態においてゲート部は元の形状に復帰し、出力部材が挿入穴から抜け出すことが防止されるため、ゲート部を弾性変形させつつ出力部材を挿入穴内に挿入して組み付けるだけで、イコライザ装置に対する出力部材の係止状態が良好に維持され、出力部材との組付作業が一層容易になる。
また、上記出力部材の抜け出しを阻止するゲート部は合成樹脂にて構成されているとともに、イコライザ本体の一対の側板と出力部材との間には合成樹脂製の接触防止部が介在させられているため、車両の走行中の金属同士の接触による異音の発生が良好に防止される。
第2発明では、接触防止部とゲート部との間に切欠が設けられ、ゲート部が接触防止部に対して独立して弾性変形可能とされているため、それ等を連続して一体に設ける場合に比較してゲート部の変形の自由度が高く、出力部材を挿入穴内に容易に挿入できるようになるとともに、接触防止部およびゲート部の断面形状や寸法等を各機能に応じて個別に設定することができる。例えば、第3発明のようにゲート部の先端部をイコライザ本体のコの字形状の内側へ曲げれば、出力部材を挿入穴内に挿入する際のゲート部の変形量が少なくなるため、小さな押込み力で挿入できるようになって組付作業が一層容易になる。
第4発明は、パーキングブレーキを作動させるための引張力が作用させられるプルロッドがイコライザ装置に連結され、そのプルロッドがイコライザ本体のコの字形状の内側を挿通して開口側へ突き出すようになっている場合で、合成樹脂部材は、イコライザ本体に沿ってコの字形状に折り曲げられた形状を成しており、そのイコライザ本体の一対の側板とプルロッドとの間に介在させられる互いに平行な平板部を備えているため、その側板とプルロッドとの金属接触が防止され、車両の走行中の金属同士の接触による異音の発生が良好に防止される。
第5発明は、上記プルロッドのT字型の頭部を凹所(入力部)に位置決めする一対の平行な位置決め板部が合成樹脂部材に一体に設けられている場合で、その位置決め板部には係止爪が一体に設けられて頭部が凹所から抜け出すことを阻止するようになっているため、係止爪を弾性変形させつつ頭部を一対の位置決め板部の間に挿入して組み付けるだけで、イコライザ装置に対するプルロッドの係止状態が良好に維持され、プルロッドの組付作業が容易になる。
前記イコライザ本体は、例えば金属板材に曲げ加工や穴明け加工等のプレス加工を行なって製作することが望ましい。合成樹脂部材は、イコライザ本体のコの字形状の開口側から内部へ挿入されることにより、弾性変形可能なストッパ爪などがイコライザ本体と係合して、ワンタッチで抜け出し不能に一体的に組み付けられるようにすることが望ましい。
コの字形状のイコライザ本体の一対の側板は、必ずしも同一形状である必要はなく、一方の側板には挿入穴やスリットが設けられるが、他方の側板については、例えばプルロッドが位置する中央部分に設けるだけでも良いなど、種々の態様が可能である。
入力部として機能する凹所や、その凹所と係合させられるプルロッドのT型頭部などの入力部材は、円滑に揺動できるように係合部分を円弧形状とすることが望ましい。T型頭部は円柱形状であっても良いが、第5発明のように合成樹脂部材の係止爪が係止される部分は、確実に係合するように平坦面とすることが望ましく、例えば断面が半円形状の半円柱形状とされる。
第2発明では接触防止部とゲート部との間に切欠が設けられているが、第1発明の実施に際しては、それ等の接触防止部とゲート部とを連続して設けることもできる。切欠は、接触防止部の存在に拘らずゲート部が独立して自由に変形できれば良く、切込み状のものでも良いなど種々の態様が可能である。
ゲート部は、少なくとも出力部材が係止穴に着座させられた状態で元の形状に復帰し、その出力部材の抜け出しを防止できれば良く、例えば出力部材が挿入穴内に挿入された後ゲート部の先端側へ変位させられることにより、ゲート部が直ちに元の形状に復帰する場合でも、出力部材が背板側へ移動させられる際に、その出力部材との係合が解除されることによって元の形状に復帰する場合でも良い。
上記ゲート部が出力部材の抜け出しを防止する態様は、例えばゲート部が挿入穴を部分的または全面的に塞ぐことにより、出力部材がその挿入穴から抜け出すことを防止するように構成されるが、第3発明のように、ゲート部の先端部がイコライザ本体のコの字形状の内側へ曲げられている場合は、出力部材が後退(係止穴から離間する方向の移動)する際にゲート部に当接し、それ以上の後退が阻止されて挿入穴からの抜け出しが防止される。
第4発明、第5発明では、入力部として凹所が設けられているが、円穴等に円柱形状の入力部材が軸心まわりの回動可能に連結されるようになっていても良いなど、種々の態様が可能である。
入力部には、例えばパーキングブレーキ操作装置(レバーやペダルなど)に機械的に連結された金属製のプルロッドやケーブルなどが連結されるが、電動モータなどで電気的に引張力を発生させる場合にも適用され得る。
出力部材は、例えばパーキングブレーキケーブルの端部に同心に一体的に取り付けられた円柱形状や球形状等の金属製のケーブルエンドなどであるが、ブレーキ装置に連結される連結具は必ずしもケーブルに限定されず、リンクなどでも良い。出力部材の係止穴に着座する部分は、揺動可能なように円弧形状或いは球面形状とすることが望ましい。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例であるイコライザ装置10の正面図および底面図で、図3は図1の右側すなわちパーキングブレーキケーブル26a、26b側から見た右側面図、図4は図2において手前側の下板18を切り欠いて示した断面図、図5は図1におけるV−V断面図、図6は図2におけるVI部の拡大図である。また、図7は、イコライザ装置10を構成しているイコライザ本体12、合成樹脂部材14、プルロッド16を分解して示す図で、(a) は正面図、(b) は底面図であり、丸付き数字は組み付け順序を表している。
イコライザ装置10は、金属製のイコライザ本体12と、合成樹脂により一体成形された合成樹脂部材14とを備えている。イコライザ本体12は、平行な一対の側板である略同一形状の下板18および上板20と、その下板18、上板20を接続する背板22とを一体に有して、図1や図7の(a) に示すように正面から見た状態でコの字形状を成しており、例えば金属板材に曲げ加工や穴抜き加工等のプレス加工を施すことによって製作される。出力部材であるケーブルエンド24a、24bは、そのコの字形状の内側に横になる状態で収容されており、それ等のケーブルエンド24a、24bには、それぞれ車輪のブレーキ装置に連結されたパーキングブレーキケーブル26a、26bが接続されている。パーキングブレーキケーブル26a、26bは連結具に相当し、図8に示すように車両のフロア27から車室内に引き込まれ、その端部に同心に取り付けられたケーブルエンド24a、24bがイコライザ装置10に連結されるようになっている。
上記イコライザ本体12の背板22には、図3、図4から明らかなように、中心線に対して略対称的な位置に一対の係止穴28a、28bが設けられ、その係止穴28a、28bから前記パーキングブレーキケーブル26a、26bが外部に延び出している。前記ケーブルエンド24a、24bは円柱形状を成しているが、係止穴28a、28bはケーブルエンド24a、24bよりも小径で、それ等のケーブルエンド24a、24bは係止穴28a、28bに抜け出し不能に着座させられるようになっている。ケーブルエンド24a、24bのケーブル連結側の端部は球面形状を成しており、係止穴28a、28bに対して揺動可能に着座させられている。背板22のうち係止穴28a、28bが設けられた部分、すなわちケーブルエンド24a、24bが着座させられる部分は、係止部に相当する。
イコライザ本体12の下板18には、図2、図7の(b) から明らかなように、前記一対の係止穴28a、28bに対応する位置、具体的には中心線に対して対称的な位置であってその間隔が係止穴28a、28bと同じ2箇所に一対の挿入穴30a、30bが設けられ、前記一対のケーブルエンド24a、24bをコの字形状のイコライザ本体12の内部へ挿入できるようになっている。また、それ等の挿入穴30a、30bと前記係止穴28a、28bとを繋ぐように、下板18と背板22とに跨がって中心線と平行に一対のスリット32a、32bが設けられており、前記パーキングブレーキケーブル26a、26bを、それ等のスリット32a、32bからイコライザ本体12内に挿入できるようになっている。上板20には、上記挿入穴30a、30bと略同じ位置に重量軽減用のための抜き穴34a、34bが設けられている。
また、イコライザ本体12の背板22のうち前記一対の係止穴28a、28bの間の中央部、すなわち中心部分は上下に切り欠かれているとともに、その切欠部分には、中心線に沿ってコの字形状の外側(図2、図7(b) における右側)へ略直角に曲げ起こされることにより、一対の略平行なフランジ36a、36bが設けられている。下板18および上板20のうち、上記背板22が切り欠かれた中央部分には、入力部としてそれぞれ凹所38が設けられており、プルロッド16の端部にT字型に設けられた頭部40がその一対の凹所38に跨がって係止されるとともに、プルロッド16は、イコライザ本体12のコの字形状の内側を挿通して開口側へ突き出している。凹所38は円弧形状を成しているとともに、頭部40の凹所38に当接する部分は円弧形状を成しており、揺動可能に当接させられるようになっている。頭部40は、凹所38と反対側が平坦面42とされており、断面が略半円形状の半円柱形状を成している。
上記プルロッド16は、図8に示すようにパーキングブレーキ操作レバー44に機械的に連結され、そのパーキングブレーキ操作レバー44が支持軸46の右まわりに回動操作されることにより、図8の左方向へ移動させられる。これにより、イコライザ装置10は図8の左方向へ引っ張られ、プルロッド16の頭部40が係止された凹所38を支点として揺動可能な状態で前記一対のパーキングブレーキケーブル26a、26bを引っ張り、左右両輪のブレーキ装置を略等しいブレーキ力で作動させる。
前記合成樹脂部材14は薄肉の板状で、図1や図7の(a) に示すように正面から見た状態でコの字形状を成しており、前記イコライザ本体12の内側に略密着する状態で一体的に嵌め込まれている。この合成樹脂部材14のコの字形状の上下の一対の平板部50、52は、それぞれイコライザ本体12の前記一対の下板18、上板20と前記プルロッド16との間に介在させられているとともに、その平板部50、52の先端はイコライザ本体12から外部へ突き出しており、その先端部を把持してイコライザ本体12のコの字形状の開口内へ差し込んで一体的に組み付けることができるようになっている。プルロッド16はケーブルエンド24a、24bよりも小径であるため、イコライザ本体12の下板18および上板20の中央部分は、合成樹脂部材14の一対の平板部50、52を介してプルロッド16を位置決めできるように、互いに接近するように凹まされている。なお、プルロッド16は、平板部50、52によって位置決めされた状態で、頭部40を中心としてその平板部50、52の間を揺動可能とされている。
合成樹脂部材14のコの字形状の回曲側(背部側)には、前記凹所38に対応する位置にU字形状の逃げ溝54が設けられ、頭部40と干渉しないようになっているとともに、前記フランジ36a、36bに沿ってコの字形状の外側へ突き出す一対の平行な位置決め板部56a、56bが設けられ、プルロッド16の頭部40を凹所38内へ案内するとともに、その凹所38内に位置決めするようになっている。位置決め板部56a、56bには、図6から明らかなように、それぞれ内側へ向かって突き出す係止爪58a、58bが一体に設けられており、プルロッド16を組み付ける際に頭部40が凹所38へ向かって通過する際には、その頭部40の円柱形状部と係合させられることにより弾性変形させられ、外側へ押し出されることによって頭部40の通過を許容するが、頭部40が凹所38に当接すると元の形状に復帰し、前記平坦面42と係合させられることにより、頭部40が反対方向(図6の右方向)へ移動して抜け出すことを阻止する。位置決め板部56a、56bには、それぞれ係止爪58a、58bを収容する収容溝が設けられており、その収容溝内へ弾性的に押し込まれることによって頭部40の通過が許容される。
上記位置決め板部56a、56bにはまた、その先端部に、外側(中心線から離間する側)へ突き出して前記フランジ36a、36bの先端縁に係止されるストッパ爪60a、60bが設けられている。合成樹脂部材14は、プルロッド16の組み付けに先立ってイコライザ本体12に組み付けられるもので、位置決め板部56a、56bがフランジ36a、36bの間へ挿入されると、ストッパ爪60a、60bとフランジ36a、36bとの係合で位置決め板部56a、56b自体が内側へ弾性変形させられることにより、その挿入が許容され、ストッパ爪60a、60bがフランジ36a、36bの先端側(図6の右方向)へ突き出すと、図6に示すように位置決め板部56a、56bが略平行な状態に復帰するとともに、そのストッパ爪60a、60bがフランジ36a、36bの先端縁に抜け出し不能に係止される。すなわち、合成樹脂部材14の一対の平板部50、52の先端部を把持してイコライザ本体12のコの字形状の開口内へ差し込むだけで、ワッタッチで簡単に合成樹脂部材14をイコライザ本体12に一体的に組み付けることができるのである。
また、合成樹脂部材14の一方の平板部50の両側部には、それぞれ接触防止部62a、62b、およびゲート部64a、64bが外側へ突き出すように中心線に対して対称的に設けられており、他方の平板部52の両側部には、接触防止部66a、66bが外側へ突き出すように中心線に対して対称的に設けられている。接触防止部62a、62b、および66a、66bは、合成樹脂部材14のコの字形状の回曲側(背部側)の近傍に設けられているとともに、図5から明らかなように、前記背板22に着座させられたケーブルエンド24a、24bと下板18、上板20との間に介在させられるように、そのケーブルエンド24a、24bの中心付近まで達する突出寸法を有しており、両者の接触を防止するようになっている。平板部50の接触防止部62a、62b、および平板部52の接触防止部66a、66bは、ケーブルエンド24a、24bの径寸法に合わせて互いに離間させられている。
平板部50のゲート部64a、64bは、組み付け状態において前記挿入穴30a、30bと略一致する位置に設けられているとともに、その挿入穴30a、30bの中心付近に達する突出寸法を有しており、挿入穴30a、30b内へケーブルエンド24a、24bを挿入する際には、それ等のゲート部64a、64bが弾性変形させられることにより、その挿入を許容する。そして、ケーブルエンド24a、24bが前記背板22側へ移動させられ、図2や図4に示すように係止穴28a、28bに着座させられた状態において、ゲート部64a、64bは元の形状に復帰して挿入穴30a、30bの一部を塞ぎ、ケーブルエンド24a、24bが背板22から離間する方向(図2、図4の左方向)へ移動して挿入穴30a、30bから抜け出すことを阻止する。ゲート部64a、64bが元の形状に復帰するタイミングは、例えばケーブルエンド24a、24bが挿入穴30a、30b内に挿入された後、中心線から離間する外側へ逃げ変位することにより直ちに元の形状に復帰する場合でも、ケーブルエンド24a、24bが背板22側へ移動させられる際に、そのケーブルエンド24a、24bとの係合が解除されることにより元の形状に復帰する場合でも良い。
上記ゲート部64a、64bが設けられた平板部50の幅寸法は、挿入穴30a、30bの近接側の間隔より狭くて、挿入穴30a、30bを塞がないようになっているとともに、ゲート部64a、64bと接触防止部62a、62bとの間には切欠63a、63bが設けられ、ゲート部64a、64bが接触防止部62a、62bに対して独立して弾性変形できるようになっており、ゲート部64a、64bの弾性変形によってケーブルエンド24a、24bを挿入穴30a、30b内に容易に挿入できる。本実施例では、ゲート部64a、64bが挿入穴30a、30bの中央付近すなわち開口幅の1/2程度を塞ぐように突き出しているが、閉塞範囲が開口幅の1/3〜2/3程度の範囲内であれば良く、1/3〜1/2の範囲内が望ましい。
なお、反対側の平板部52にも、ゲート部64a、64bと同一形状の突出部68a、68bが設けられているとともに、その突出部68a、68bと接触防止部66a、66bとの間には前記切欠63a、63bと同一形状の切欠が設けられており、合成樹脂部材14を上下反対向きにイコライザ本体12に差し込んだ場合には、それ等の突出部68a、68bがゲート部として機能する。但し、突出部68a、68bを省略し、常にゲート部64a、64bが設けられた平板部50が下板18側となる姿勢で、合成樹脂部材14をイコライザ本体12に組み付けるようにしても良い。
そして、このようなパーキングブレーキのイコライザ装置10においては、イコライザ本体12の一方の側板すなわち下板18に一対の挿入穴30a、30bが平行に設けられているため、一対のパーキングブレーキケーブル26a、26bを連結する際には、合成樹脂部材14のゲート部64a、64bを弾性変形させつつそれ等の挿入穴30a、30b内に一対のケーブルエンド24a、24bを挿入するとともに、そのケーブルエンド24a、24bから延び出すパーキングブレーキケーブル26a、26bを各スリット32a、32b内に挿入し、その状態でパーキングブレーキケーブル26a、26bを引っ張るなどして、相対的にケーブルエンド24a、24bを背板22側へ移動させて係止穴28a、28bに着座させれば良く、パーキングブレーキケーブル26a、26bを連結する組付作業を容易且つ迅速に行なうことができる。
具体的には、予めプルロッド16が組み付けられたイコライザ装置10を、図8に示すようにプルロッド16を介してパーキングブレーキ操作レバー44に連結し、その後、車両のフロア27から車室内へ引き込まれたケーブルエンド24a、24bを、挿入穴30a、30b内に押し込んで連結すれば良い。その場合に、挿入穴30a、30bは、イコライザ本体12の下板18に平行に設けられているため、ケーブルエンド24a、24bを略平行に並べた状態でイコライザ装置10を押圧することにより、それ等のケーブルエンド24a、24bを同時に一対の挿入穴30a、30b内に挿入して簡単に組み付けることができる。
また、ケーブルエンド24a、24bが背板22側へ移動して係止穴28a、28bに着座させられた状態では、合成樹脂部材14のゲート部64a、64bが元の形状に復帰し、ケーブルエンド24a、24bが挿入穴30a、30bから抜け出すことが阻止されるため、ゲート部64a、64bを弾性変形させつつケーブルエンド24a、24bを挿入穴30a、30b内に挿入して組み付けるだけで、イコライザ装置10に対するケーブルエンド24a、24bの係止状態が良好に維持され、ケーブルエンド24a、24bの組付作業が一層容易になる。
また、上記ケーブルエンド24a、24bの抜け出しを阻止するゲート部64a、64bは合成樹脂にて構成されているとともに、イコライザ本体12の下板18、上板20とケーブルエンド24a、24bとの間には接触防止部62a、62b、66a、66bが介在させられているため、パーキングブレーキケーブル26a、26bが延びるなどしてケーブルエンド24a、24bが係止穴28a、28bから離脱しても、車両の走行中の振動などで金属同士が接触して異音が発生することが抑制される。
また、本実施例では接触防止部62a、62bとゲート部64a、64bとの間に切欠63a、63bが設けられ、ゲート部64a、64bが接触防止部62a、62bに対して独立して弾性変形可能とされているため、それ等を連続して一体に設ける場合に比較してゲート部64a、64bの変形の自由度が高く、ケーブルエンド24a、24bを挿入穴30a、30b内に容易に挿入できるようになるとともに、接触防止部62a、62bおよびゲート部64a、64bの断面形状や寸法等を各機能に応じて個別に設定することが可能で、例えば金属同士の接触を一層確実に防止できるようにしたり、ケーブルエンド24a、24bの挿入を許容しつつ抜け出しを一層確実に防止できるようにしたりすることができる。
また、本実施例では、パーキングブレーキを作動させるための引張力が作用させられるプルロッド16がイコライザ装置10に連結され、そのプルロッド16がイコライザ本体12のコの字形状の内側を挿通して開口側へ突き出しているが、合成樹脂部材14は、イコライザ本体12に沿ってコの字形状に折り曲げられた形状を成しており、そのイコライザ本体12の下板18、上板20とプルロッド16との間に介在させられる互いに平行な平板部50、52を備えているため、その下板18、上板20とプルロッド16との金属接触が防止され、車両の走行中の金属同士の接触による異音の発生が良好に防止される。
また、本実施例では、上記プルロッド16のT字型の頭部40を凹所38内に位置決めする一対の平行な位置決め板部56a、56bが合成樹脂部材14に一体に設けられているが、その位置決め板部56a、56bには係止爪58a、58bが一体に設けられて頭部40が凹所38から抜け出すことを阻止するようになっているため、係止爪58a、58bを弾性変形させつつ頭部40を一対の位置決め板部56a、56bの間に挿入して組み付けるだけで、イコライザ装置10に対するプルロッド16の係止状態が良好に維持され、プルロッド16の組付作業が容易になる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において、前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図9の(a) は前記図1に相当する図で、(b) は(a) におけるB−B断面図で前記図5に相当する図であり、この実施例では、上板20側に位置する平板部52の接触防止部70a、70bが、ケーブルエンド24a、24bの外周面に沿って円弧形状に延長して設けられている。このようにすれば、ケーブルエンド24a、24bの横方向、すなわち図9(b) における左右方向の動きが接触防止部70a、70bによって規制されるため、車両の振動に伴う異音の発生が一層良好に防止される。
図10の(a) は前記図1に相当する図で、(b) は(a) におけるB−B断面図で、(c) は(a) におけるC−C断面図である。この実施例では、接触防止部62a、62b、66a、66bは前記実施例と同じであるが、ゲート部72a、72b、突出部74a、74bが前記実施例と相違し、互いに接近するようにイコライザ本体12のコの字形状の内側へ曲げられている。すなわち、ゲート部72a、72bは、挿入穴30a、30b内に突き出す先端部が、ケーブルエンド24a、24bをその挿入穴30a、30b内に挿入する際の挿入方向へ曲げられているのであり、このようにすれば、挿入穴30a、30b内へケーブルエンド24a、24bを挿入する際のゲート部72a、72bの変形量が少なくなるため、小さな押込み力で挿入できるようになり、組付作業が一層容易になる。
なお、ゲート部72a、72bを弾性変形させつつケーブルエンド24a、24bが挿入穴30a、30b内に挿入されると、反対側の突出部74a、74bも弾性変形させられるが、少なくともケーブルエンド24a、24bが背板22側へ移動して係止穴28a、28bに着座させられた状態では、それ等のゲート部72a、72b、突出部74a、74bは何れも図10の(c) に示すように元の形状に復帰する。したがって、ケーブルエンド24a、24bが図10(a) の左方向へ後退しようとしても、それ等のゲート部72a、72b、突出部74a、74bに当接させられることにより、それ以上の後退が阻止されて挿入穴30a、30bからの抜け出しが防止される。
図11は、前記合成樹脂部材14の代わりに用いられる合成樹脂部材80を示す図で、(a) は正面図、(b) は底面図である。この合成樹脂部材80は、前記接触防止部62a、62bとゲート部64a、64bとがそれぞれ連続して一体に設けられるとともに、接触防止部66a、66bと突出部68a、68bとがそれぞれ連続して一体に設けられた場合で、これも本発明の一実施態様である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例であるパーキングブレーキのイコライザ装置の組付状態を示す正面図である。 図1のイコライザ装置の底面図である。 図1のイコライザ装置の右側面図である。 図2のイコライザ装置において手前側に位置する下板を切り欠いた断面図である。 図1におけるV−V断面図である。 図2におけるVI部を拡大して示す図である。 図1のイコライザ装置を分解して示す図で、(a) は図1に対応する正面図、(b) は図2に対応する底面図である。 図1のイコライザ装置とパーキングブレーキケーブルとを連結する際の作業を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるB−B断面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるB−B断面図、(c) は(a) におけるC−C断面図である。 本発明の更に別の実施例の合成樹脂部材を示す図で、(a) は正面図、(b) は底面図である。
符号の説明
10:イコライザ装置 12:イコライザ本体 14、80:合成樹脂部材 16:プルロッド 18:下板(側板) 20:上板(側板) 22:背板 24a、24b:ケーブルエンド(出力部材) 26a、26b:パーキングブレーキケーブル(連結具) 28a、28b:係止穴(係止部) 30a、30b:挿入穴 32a、32b:スリット 38:凹所(入力部) 40:頭部 50、52:平板部 56a、56b:位置決め板部 58a、58b:係止爪 62a、62b、66a、66b、70a、70b:接触防止部 63a、63b:切欠 64a、64b、72a、72b:ゲート部

Claims (5)

  1. 左右の車輪のブレーキ装置に連結された一対の出力部材がそれぞれ係止される一対の係止部が入力部を挟んで対称的に設けられており、パーキングブレーキを作動させるための引張力が該入力部に加えられると、該入力部を支点として揺動可能な状態で前記一対の出力部材を引っ張って前記ブレーキ装置を作動させるパーキングブレーキのイコライザ装置であって、
    平行な一対の側板と、該側板を接続する背板とを有して、コの字形状を成しており、前記一対の出力部材を該コの字形状の内側に収容する金属製のイコライザ本体と、
    該イコライザ本体のコの字形状の内側に一体的に配設される合成樹脂部材と、
    を備えている一方、
    前記イコライザ本体は、
    前記背板に設けられ、前記出力部材と前記ブレーキ装置とを連結している連結具が外部へ延び出すことを許容するとともに、該出力部材の通過を阻止する一対の係止穴と、
    前記一対の側板の何れか一方に前記一対の係止穴に対応して設けられ、前記一対の出力部材を前記コの字形状の内側へ挿入することができる一対の挿入穴と、
    該挿入穴と前記係止穴とを繋ぐように、前記一方の側板と前記背板とに跨がって設けられ、前記連結具を挿入できる一対のスリットと、
    を有し、前記背板のうち前記係止穴が設けられた部分が前記係止部として機能するようになっており、
    前記合成樹脂部材は、
    前記出力部材と前記一対の側板との間に介在させられて両者の接触を防止する薄板状の接触防止部と、
    前記一対の挿入穴内にそれぞれ突き出しているとともに、弾性変形によって前記出力部材の挿入を許容する一方、少なくとも該出力部材が前記背板側へ移動して前記係止穴に着座させられた状態では元の形状に復帰し、該出力部材が該挿入穴から抜け出すことを防止する一対のゲート部と、
    を一体に備えている
    ことを特徴とするパーキングブレーキのイコライザ装置。
  2. 前記接触防止部と前記ゲート部との間には切欠が設けられ、該ゲート部が該接触防止部に対して独立して弾性変形可能とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキのイコライザ装置。
  3. 前記ゲート部は、前記挿入穴内に突き出す先端部が、前記出力部材を該挿入穴に挿入する際の挿入方向である前記コの字形状の内側へ曲げられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパーキングブレーキのイコライザ装置。
  4. 前記イコライザ本体の背板のうち前記一対の係止穴の間の中央部は切り欠かれているとともに、一対の側板には前記入力部として凹所が設けられており、
    前記引張力が作用させられるプルロッドの端部にT字型に設けられた頭部が前記凹所に係止されるとともに、該プルロッドは、前記イコライザ本体のコの字形状の開口側へ突き出すようになっている一方、
    前記合成樹脂部材は、前記イコライザ本体に沿ってコの字形状に折り曲げられた形状を成しており、該イコライザ本体の前記一対の側板と前記プルロッドとの間に介在させられる互いに平行な平板部を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のパーキングブレーキのイコライザ装置。
  5. 前記合成樹脂部材は、前記プルロッドの頭部を前記凹所内に位置決めする一対の平行な位置決め板部を備えているとともに、
    該位置決め板部には、前記プルロッドの頭部が通過する内側へ向かって突き出しているとともに、弾性変形によって該頭部が前記凹所へ向かう方向の通過を許容する一方、該頭部が該凹所に当接すると元の形状に復帰し、該頭部が反対方向へ移動して抜け出すことを阻止する係止爪が一体に設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載のパーキングブレーキのイコライザ装置。
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