JP4320672B2 - 光学シートおよび表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光透過性の光学シートおよびその光学シートを内蔵する表示装置に関する。
近年、液晶表示装置は、低消費電力、省スペース等の利点や、低価格化等により、従来から表示装置の主流であったブラウン管(CRT;Cathode Ray Tube)に置き換わりつつある。その液晶表示装置においても、例えば画像を表示する際の照明方法で分類するといくつかのタイプが存在し、代表的なものとして、液晶パネルの背後に配置した面発光源を利用して画像表示を行う透過型の表示装置が挙げられる。
このような透過型の表示装置では、表示輝度を高くし、かつ視野角を広げることが表示装置の商品価値を高める上で特に重要である。そこで、従来から、面発光源と液晶パネルとの間に、レンズシートと拡散機能を有する反射偏光シートとが面発光源側からこの順に配置されている(特許文献1参照)。これにより、面発光源から射出された拡散光がレンズシートで集光されるので、正面輝度が増加する。また、その集光された光は反射偏光シートでps分離されると共にp波だけが透過する。このとき、s波は反射偏光シートで選択的に反射されるが、反射されたs波は面発光源内の反射シートで再び反射する際にp波とs波に分かれ、再利用されている。また、反射偏光シートに入射した光は反射偏光シートの拡散機能により拡散され、発散角が広がる。その結果、表示装置の表示輝度が高くなり、視野角が広がる。
特許第3704364号
このように、レンズシートは表示装置の表示輝度を高めるために用いられるが、面発光源からの熱によって液晶パネル側にたわんでしまうことがあり、その場合には、輝度むらが発生したり、液晶パネルを傷つけてしまう虞がある。特に、表示装置の画面サイズの大型化に伴い、その問題が顕在化している。そこで、レンズシートを厚くしたり、硬い材料で構成し、レンズシートがたわまないようにすることが考えられる。しかし、レンズシートを厚くすると、その厚みの増加分だけ表示装置の厚みが増大してしまうので、近年の薄型化のトレンドに逆行することになり、商品価値が低下してしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、レンズシートを厚くしたり、硬い材料で構成しなくても、レンズシートにたわみがほとんど生じない光学シートおよびその光学シートを備えた表示装置を提供することにある。
本発明の光学シートは、光射出面に延在する複数の第1立体構造を配列してなる第1レンズシートと、入射する光のうちp偏光成分およびs偏光成分のいずれか一方を透過して他方を反射する反射偏光シートと、接合層とを備えたものである。上記第1立体構造の頭部が接合層を介して反射偏光シートに接合されている。第1立体構造の配列方向の幅は、110μm以上330μm以下となっており、第1立体構造の配列方向の接合幅は、第1立体構造の配列方向の幅の20%以下となっている。
本発明の光学シートでは、第1立体構造の頭部が反射偏光シートに接合されているので、第1レンズシートの変形動作が反射偏光シートとの一体化によって制限される。
本発明の表示装置は、画像信号に基づいて駆動されるパネルと、パネルを照明するための光を発する面発光源とを備えたものである。パネルと光源との間には光学シートが配置されている。この光学シートは、光射出面に延在する複数の立体構造を配列してなるレンズシートと、入射する光のうちp偏光成分およびs偏光成分のいずれか一方を透過して他方を反射する反射偏光シートと、接合層とを有しており、立体構造の頭部が反射偏光シートに接合されている。第1立体構造の配列方向の幅は、110μm以上330μm以下となっており、第1立体構造の配列方向の接合幅は、第1立体構造の配列方向の幅の20%以下となっている。
本発明の表示装置では、立体構造の頭部が反射偏光シートに接合されているので、レンズシートの変形動作が反射偏光シートとの一体化によって制限される。
本発明の光学シートによれば、第1立体構造の頭部を反射偏光シートに接合するようにしたので、第1レンズシートの変形動作を反射偏光シートとの一体化によって制限することができる。これにより、第1レンズシートを厚くしたり、硬い材料で構成しなくても、第1レンズシートにたわみが生じることをほとんどなくすることができる。
本発明の表示装置によれば、立体構造の頭部を反射偏光シートに接合するようにしたので、レンズシートの変形動作を反射偏光シートとの一体化によって制限することができる。これにより、レンズシートを厚くしたり、硬い材料で構成しなくても、レンズシートにたわみが生じることをほとんどなくすることができる。
また、本発明の光学シートにおいて、第1立体構造の配列方向の接合幅を第1立体構造の配列方向の幅の20%以下とした場合には、立体構造の頭部と反射偏光シートとの接合による輝度の低下を最小限に抑えつつ、レンズシートにたわみが生じることをほとんどなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置1の断面構造を表すものである。この表示装置1は、映像信号に応じて各画素が駆動される透過型の液晶パネル20と、この液晶パネル20の背後に配置された照明装置10と、液晶パネル20を駆動して映像を表示させるための駆動回路(図示せず)とを備えており、液晶パネル20の表面が観察者(図示せず)側に向けられている。なお、本実施の形態では、便宜的に、液晶パネル20はその表面が水平面と直交するように配置されているものとする。
液晶パネル20は、観察側の透明基板29と照明装置10側の透明基板22との間に液晶層25を有する積層構造となっている。具体的には、照明装置10側から順に、偏光板21、透明基板22、透明電極23、配向膜24、液晶層25、配向膜26、透明電極27、カラーフィルタ28、透明基板29および偏光板30を有する。
偏光板21,30は、光学シャッタの一種であり、ある一定の振動方向の光(偏光)のみを通過させる。これら偏光板21,30はそれぞれ、偏光軸が互いに90度異なるように配置されており、これにより照明装置10からの射出光が、液晶層25を介して透過し、あるいは遮断されるようになっている。
透明基板22,29は、可視光に対して透明な基板、例えば板ガラスからなる。なお、照明装置10側の透明基板22には、図示しないが、透明画素電極23に電気的に接続された駆動素子としてのTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)および配線などを含むアクティブ型の駆動回路が形成されている。
透明電極23,27は、例えばITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)からなる。透明電極23は、透明基板22上に格子配列またはデルタ配列されたものであり、各ドット(ピクセル)ごとの電極として機能する。他方、透明電極27は、カラーフィルタ28上に一面に形成されたものであり、各透明電極23に対して対向する共通電極として機能する。
配向膜24,26は、例えばポリイミドなどの高分子材料からなり、液晶に対して配向処理を行う。
液晶層25は、例えば、VA(Vertical Alignment)モード、TN(Twisted Nematic)モードまたはSTN(Super Twisted Nematic)モードの液晶からなり、後述するように、駆動回路からの印加電圧により、照明装置10からの射出光を各ピクセルごとに透過または遮断する変調機能を有する。なお、液晶の光透過レベルを変えることにより各ピクセルごとの階調が調整される。
カラーフィルタ28は、液晶層25を透過してきた光を、例えば、赤(R)、緑(G)および青(B)の三原色にそれぞれ色分離したり、または、R、G、Bおよび白(W)などの四色にそれぞれ色分離するためのカラーフィルタを、透明電極23の配列と対応させて配列したものである。
照明装置10は光源11を有しており、光源11の液晶パネル20側には、光源像分割シート12、拡散シート13、レンズシート14(第1レンズシート)、反射偏光シート15およびレンズシート16(第2レンズシート)が光源11側から順に配置されており、他方、光源11の背後には、反射シート17が配置されている。このように、この照明装置10はいわゆる直下型の構成となっている。なお、本実施の形態のレンズシート14、反射偏光シート15およびレンズシート16からなる積層構造体が本発明の「光学フィルム」の一具体例に対応している。
光源11は、複数の線状光源11Aが等間隔(例えば20mm間隔)で並列配置されたものである。線状光源11Aは、典型的には、冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)と呼ばれる冷陰極蛍光ランプであるが、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)や、有機EL(Electro Luminescence)などの点状光源を直線状に配置したものであってもよい。各線状光源11Aは、例えば水平方向(図1の紙面に垂直な方向)に延在して配置されている。
反射シート17は、例えばアルミニウム(Al)、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)およびポリカーボネートを光源11側から順に積層したものであり、光源11からの射出光の一部を、液晶パネル20の方向へ反射するようになっている。これにより、光源11からの射出光を効率的に利用することができる。
光源像分割シート12は、例えば、透光性を有する樹脂材料からなる。この光源像分割シート12は、その底面12Aが液晶パネル20の表面と平行となるように配置されている。光源像分割シート12の液晶パネル20側の表面には、図2にその断面の一例を拡大して示したように、光源像分割シート12の底面12Aと平行な平面に沿って延在する複数の柱状のレンズ12−1(立体構造)が連続して配列されている。ここで、各レンズ12−1は、各レンズ12−1の延在方向が各線状光源11Aの延在方向(例えば水平方向)と互いに平行となるように配置されていることが好ましいが、各線状光源11Aの延在方向に対して光学特性上許容できる範囲内で交差するように配置されていてもよい。各レンズ12−1は、例えば、頂角θ1の頭部12Bに接する傾斜面12C,12Dを有する三角柱状の形状を有しており、これら傾斜面12C,12Dは、底面12Aに対して底角θ2で斜めに対向して配置されている。
これにより、光源像分割シート12は、一の線状光源11Aから射出された光のうち底面12Aまたは傾斜面12C,12Dに臨界角未満の角度で入射した光を液晶パネル20側に射出する一方で、臨界角以上の角度で入射した光を全反射するので、一の線状光源11Aがつくる光源像を傾斜面の数(厳密には傾斜角ごとに分類される面の数)に応じて複数に分割する機能を有する。つまり、この光源像分割シート12は、一の線状光源11Aがつくる光源像を複数に分割し、分割した後の各光源像により形成される光源像同士の間隔を線状光源11A同士の間隔よりも狭くするので、分割した後の光源像の輝度レベル(最大値)と分割した後の光源像同士の間の輝度レベル(最小値)との差を、分割前の光源像の輝度レベル(最大値)と分割前の光源像間の輝度レベル(最小値)との差よりも小さくし、照明輝度のむらを低減することができる。従って、光源像分割シート12は拡散シートの一種とも言える。
拡散シート13は、例えば、比較的厚手の板状の透明樹脂の内部に拡散材(フィラ)を分散して形成された拡散板、比較的薄手のフィルム状の透明樹脂上に拡散材を含む透明樹脂(バインダ)を塗布して形成された拡散フィルム、またはこれらを組み合わせたものである。板状またはフィルム状の透明樹脂には、例えばPET、アクリル、ポリカーボネートなどが用いられる。拡散材には、例えばSiOなどの無機フィラや、アクリルなどの有機フィラなどが用いられる。
レンズシート14は、例えば、透光性を有する樹脂材料を主として構成されている。このレンズシート14は、その底面14Aが液晶パネル20の表面と平行となるように配置されている。レンズシート14の液晶パネル20側の表面には、図3にその断面の一例を拡大して示したように、レンズシート14の底面14Aと平行な平面に沿って延在する複数の柱状のレンズ14−1(第1立体構造)が連続的に並列配置されている。各レンズ14−1は、例えば、頂角θ3の頭部14Bに接する傾斜面14C,14Dを有する三角柱形状となっている。これら傾斜面14C,14Dは、底面14Aに対して底角θ4で斜めに対向して配置されている。
各レンズ14−1の配列方向の幅(ピッチP)は、110μm以上500μm以下となっている。このように、各レンズ14−1のピッチPを110μm以上とすることにより、正面輝度を最大化することが可能である。なお、各レンズ14−1のピッチPを500μmよりも大きくすると、各レンズ14−1の高さ(厚さ)も大きくなるので、各レンズ14−1の形成されている基材部分の厚さも厚くすることが必要となり、薄型化のトレンドに逆行することになる。仮に厚さを抑えるために基材部分の厚さを薄くすると、レンズシート14の剛性が低下して取り扱い性が悪くなったり、実装時に撓みが生じ易くなってしまう。また、各レンズ14−1のピッチPを500μmよりも大きくすると、各レンズ14−1における輝度向上の効果が小さくなってしまう。つまり、必要以上にピッチPを広くすることは好ましくない。なお、各レンズ14−1のピッチPを330μmよりも大きくすると、輝度の上昇率が飽和するので、ピッチPを330μm以下とすることが好ましい。
なお、各レンズ14−1は、図3に示したような三角柱形状に限定されるものではなく、例えば、図4(A)に示したように、五角柱形状であってもよいし、例えば、図4(B)に示したように、各レンズ14−1の延在方向と直交する方向に、楕円形状および非球面形状などの曲面形状(例えばシリンドリカル形状)を有するものであってもよい。
また、各レンズ14−1は互いに同一の形状および同一の大きさでなくてもよく、例えば、(ア)隣接する同一形状の2つのレンズ14−1の一方が高く(大きく)、他方が低い(小さい)一組のプリズム(立体構造)を延在方向に沿って等ピッチで並べて配置されたものであってもよいし、例えば、(イ)隣接する同一高さの2つのレンズ14−1の形状が互いに異なる一組のプリズム(立体構造)を延在方向に沿って等ピッチで並べて配置されたものであってもよいし、例えば、(ウ)隣接する2つのレンズ14−1の形状および大きさ(高さ)の双方が互いに異なる一組のプリズム(立体構造)を延在方向に沿って等ピッチで並べて配置されたものであってもよい。ここで、上記(ア)のケースでは、例えば、図5(A)に示したように、一方の三角柱状のレンズ14−1の底角θ3(傾斜角)が他方の三角柱状のレンズ14−1の底角θ4(傾斜角)よりも大きな一組のプリズムを延在方向に沿ってピッチPで並べて配置することが可能である。また、上記(イ)のケースでは、例えば図5(B)に示したように、底角θ5,θ6(傾斜角)の互いに異なる三角柱状の一のレンズ14−1を線対称に並べた一組のプリズムを延在方向に沿ってピッチPで並べて配置することが可能である。上記(ウ)のケースでは、例えば、背の高い五角柱形状のレンズ14−1と、背の低い三角柱形状のレンズ14−1とからなる一組のプリズムを延在方向に沿ってピッチPで並べて配置することが可能である。なお、各レンズ14−1の延在方向に複数の凸部や凹部を備えていてもよい。
また、図6(A),(B),(C)に示したように、各レンズ14−1の間に、傾斜角がゼロの平坦面14Eを頭部として設けてもよいし、図7(A),(B),(C)に示したように、レンズ14−1のうち拡散シート13側に突出した部分に、傾斜角がゼロの平坦面14Fを頭部として設けてもよい。
このレンズシート14は、透光性を有する樹脂材料、例えば熱可塑性樹脂を用いて、例えば溶融押し出し成形、熱プレス成形またはサンドブラスト成形などにより形成されていてもよいし、また、透光性の基材、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)上にエネルギー線(たとえば紫外線)硬化樹脂を転写して形成されていてもよい。
ここで、熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、PMMA(ポリメチルメタクリレート樹脂)などのアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、MS(メチルメタクリレートとスチレンの共重合体)などの非晶性共重合ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂およびポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられる。
これにより、レンズシート14は、拡散シート13で拡散された光のうち各レンズ14−1の延在方向と直交する方向(例えば水平方向)の成分を液晶パネル20と直交する方向に屈折透過させ、指向性を増加させるようになっている。なお、このレンズシート14では、拡散シート13で拡散された光のうち各レンズ14−1の延在方向(例えば鉛直方向)の成分については各レンズ14−1の屈折作用による集光効果は少なく、レンズシート14を透過した光は、各レンズ14−1の延在方向の視野角(例えば垂直視野角)が広く、各レンズ14−1の延在方向と直交する方向の視野角(例えば水平視野角)が狭い状態となっている。
反射偏光シート15は、例えば屈折率の互いに異なる層を交互に積層した多層構造を有しており、レンズシート14によって指向性の高められた光を反射偏光子でps分離すると共にp波だけを透過させ、s波を選択的に反射するようになっている。反射されたs波は照明装置10内の反射シート17で再び反射され、その際にp波とs波に分かれるので、反射偏光シート15で反射されたs波を再利用することができる。この反射偏光シート15は、さらに、上記多層構造を拡散シートで挟み込んで形成されていてもよい。これにより、その多層膜を透過したp波を反射偏光シート15内の拡散シートで拡散して、視野角を広げることが可能となる。この反射偏光シート15は、上記多層構造だけでも光源11からの熱によりほとんどたわまない程度の剛性を備えているが、上記多層構造を拡散シートで挟み込んだ積層構造を備えている場合には、より一層剛性が上がるので、たわみは生じない。なお、拡散シートとして輝度向上に望ましいのは、光源入射側から入射した後の出射側でのヘイズ値が小さくなる(後方散乱へイズ値が、前方散乱 ヘイズ値よりも小さくなる)様に設計することが望ましく、例えば光出射側に 凸状のレンズアレイを多数設けられたような構造が望ましいが、結果として後方散乱へイズ値が、前方散乱 ヘイズ値よりも小さくなれば輝度高上に寄与される。
レンズシート16は、レンズシート14と同様、例えば、透明な合成樹脂からなる。このレンズシート16は、その底面16Aが液晶パネル20の表面と平行となるように配置されている。レンズシート16の液晶パネル20側の表面には、図8にその断面の一例を拡大して示したように、レンズシート16の底面16Aと平行な平面に沿って延在する複数の柱状のレンズ16−1(第2立体構造)が連続して配列されている。ここで、各レンズ16−1は、各レンズ16−1の延在方向がレンズシート14の各レンズ14−1の延在方向(例えば水平方向)と互いに直交するように配置されていることが好ましいが、各レンズ14−1の延在方向に対して光学特性上許容できる範囲内で交差するように配置されていてもよい。各レンズ16−1は、例えば、レンズ16−1の延在方向と直交する方向に球面または非球面を有するシリンドリカル形状となっている。なお、各レンズ16−1が上記シリンドリカル形状となっている場合には、レンズ16−1の延在方向と直交する方向における頂点に対応する部分が頭部16Bとなる。
また、各レンズ16−1の配列方向の幅(ピッチP)は、50μm以下となっている。ここで、各レンズ16−1のピッチPを50μm以下とすることにより、各画素を構成するピクセルの組み合わせによって形成される規則正しい繰り返し模様と、液晶パネル20に最も近接して配置されている光学部品であるレンズシート16を構成する各レンズ16−1によって形成される規則正しい繰り返し模様とが相互に干渉して、周期的な縞状のパターン(モアレ)が液晶パネル20の表面に出現したとしても、そのモアレを目立たなくすることができる。もっとも、各レンズ16−1のピッチPをあまり小さくすると輝度を上昇させる効果が薄れるので、1μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましい。
なお、各レンズ16−1は、上記した各レンズ12−1と同様、同一の形状および同一の大きさとなっていなくてもよく、例えば、図4(A),(B)から図7(A),(B),(C)にそれぞれ例示したような各種立体構造をとることが可能である。
これにより、レンズシート16は、反射偏光シート15で拡散された光のうち各レンズ16−1の延在方向と直交する方向(例えば鉛直方向)の成分を液晶パネル20と直交する方向に屈折透過させ、これにより、指向性を増加させるようになっている。なお、このレンズシート16では、反射偏光シート15で拡散された光のうち各レンズ16−1の延在方向(例えば水平方向)の成分については各レンズ16−1の屈折作用による集光効果を受けないので、レンズシート16は、レンズシート14で生じたアンバランスを緩和する方向に作用する。従って、各レンズ16−1の延在方向と各レンズ14−1の延在方向とを互いに直交するようにした場合には、照明装置10から射出された光は、各レンズ16−1の延在方向と直交する方向の視野角(水平視野角)と、各レンズ16−1の延在方向の視野角(垂直視野角)とがほぼ等しいバランスの良い状態となっている。また、上記したように、反射偏光シート15で拡散された光のうち各レンズ16−1の延在方向と直交する方向(例えば水平方向)の成分を液晶パネル20と直交する方向に集光するので、正面輝度が充分に高くなっている。
ところで、レンズシート14、反射偏光シート15およびレンズシート16からなる積層構造体において、少なくともレンズシート14と反射偏光シート15とが互いに接合されている。なお、さらに、レンズシート16と反射偏光シート15とが互いに接合されていることが好ましい。ここで、接合とは、両者を圧着などにより機械的に固定したり、図9に示したように、両者のうち一方または双方の表面に接合層18を塗布し、その接合層18を介して両者を化学的に固定することを含む概念である。接合層18は、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂またはエネルギー線硬化樹脂などにより構成されている。なお、熱可塑性樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル系、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂などがあり、エネルギー線硬化樹脂としては、例えば、アクリル系UV接着剤などがある。
ただし、レンズ14−1が鋭角または鈍角の頂角をなす頭部を有している場合には、その頭部を反射偏光シート15や接合層18に食い込ませると、その食い込んだ部分には空気が触れなくなるので、その食い込んだ部分は輝度上昇に貢献しなくなり、むしろ光の拡散に貢献する場合もある。つまり、レンズ14−1への入射光に対する光学的な特性が変化してしまう。そのため、レンズ14−1への入射光に対する光学的な特性があまり変化しないことが好ましく、そのためには、頭部のうち反射偏光シート15や接合層18に食い込む部分の接合幅Pw(頭部の接合幅Pw)をレンズ14−1のピッチPの20%以下とすることが好ましい。
なお、レンズ14−1が配列方向に、双曲面状または非球面状の曲面を有しており、その曲面の稜線をなす部分が頭部となっている場合にも、その頭部の接合幅Pwをレンズ14−1のピッチPの20%以下とすることが好ましい。また、レンズ14−1が底面14Aと平行な平坦面をなす頭部を有している場合には、その頭部を反射偏光シート15や接合層18に食い込ませると、その食い込んだ部分には空気が触れなくなるが、レンズ14−1への入射光に対する光学的な特性はほとんど変化しない。従って、この場合には、上記したような制限はない。また、レンズシート16と反射偏光シート15とを接合する場合においても、これらの接合面は互いに平坦であるので、レンズ16−1への入射光に対する光学的な特性はほとんど変化しない。従って、この場合にも、上記したような制限はない。
次に、上記した構成を有する表示装置1において画像表示をする際の基本動作について説明する。
まず、照明装置10において、光源11からの射出光を光源像分割シート12で微小光束に分割し、分割により得られる光源像を拡散シート13で拡散し、レンズシート14で指向性を高めた後に、液晶パネル2へ射出する。
そして液晶パネル20において、照明装置10からの入射光を、透明電極23と対向電極としての透明電極27との間に画素ごとに印加された電圧の大きさに応じて透過させ、カラーフィルタ28によって色分離して観察側に射出する。これにより、カラーの画像表示が行われる。
ところで、本実施の形態では、上記したように、レンズシート14のレンズ14−1のうち反射偏光シート15側に突出している部分(例えば頭部14Bや頭部14E)が反射偏光シート15に接合されているので、レンズシート14の変形動作が反射偏光シート15との一体化によって制限される。これにより、レンズシート14を厚くしたり、硬い材料で構成しなくても、レンズシート14にたわみが生じることをほとんどなくすることができる。さらに、レンズシート16と反射偏光シート15とを互いに接合した場合には、レンズシート14はレンズシート16によってさらに補強されるので、レンズシート14を薄くした場合であっても、レンズシート14にたわみが生じることをほとんどなくすることができる。
また、本実施の形態において、レンズシート14のレンズ14−1のうち反射偏光シート15側に突出している部分(例えば頭部14Bや頭部14E)と反射偏光シート15との接合幅Pwをレンズ14−1のピッチPの20%以下とした場合には、これらの接合による輝度の低下を最小限に抑えつつ、レンズシートにたわみが生じることをほとんどなくすることができる。さらに、レンズ14−1の横幅を110μm以上500μm以下とした場合には、これらの接合による輝度を低下させることなく、レンズシートにたわみが生じることをほとんどなくすることができる。
このように、本実施の形態では、レンズシート14にたわみが生じることをほとんどなくすることができるので、レンズシート14のたわみに起因して輝度むらが発生したり、液晶パネルを傷つけてしまう虞がない。また、レンズシート14と反射偏光シート15とを接合したり、さらに反射偏光シート15とレンズシート16とを接合することにより、部品点数を減らすことができるので、組み立てに要する工数を削減することができる。
また、本実施の形態では、レンズシート14,16を用いているので、照明装置10から射出された光は、単にレンズシート14だけを用いた場合と比べて、各レンズ16−1の延在方向と直交する方向の視野角(水平視野角)と、各レンズ16−1の延在方向の視野角(垂直視野角)とがほぼ等しいバランスの良い状態となっている。また、レンズシート14に加えてレンズシート16を用いているので、反射偏光シート15で拡散された光のうち各レンズ16−1の延在方向と直交する方向(例えば水平方向)の成分を液晶パネル20と直交する方向に集光することができる。これにより、正面輝度を充分に高くすることができる。
[実施例]
以下に、上記実施の形態の表示装置1の実施例について説明する。
(第1の実験)
レンズシート14をポリカーボネート樹脂の溶融押出成形により作製した。各レンズ14−1のピッチPが30μm、50μm、85μm、110μm、160μm、200μm、330μmのものをそれぞれ用意し、レンズ14−1の形状としては、直角二等辺三角柱状(プリズム状)のもの(実施例1−1〜1−7,2−1〜2−7、比較例1,2)と、延在方向と直交する方向に双曲面を有する板蒲鉾状のもの(実施例3−1〜3−7,4−1〜4−7、比較例3,4)とを上記した各ピッチごとに用意した。また、反射偏光シート15として3M社製の反射性偏光子を用いた。この反射性偏光子には拡散機能はない。なお、本実験では、レンズシート16を用いなかった。
ここで、上記した双曲面については、以下に示したように、50μmピッチのレンズ形状を基準としてレンズ設計を行った。以下の式において、Zはレンズ14−1の厚さ方向に対応し、Xはレンズ14−1の配列方向に対応する。
(1)ピッチPが50μmのとき
Z=X2/(5+√(25+X2))
(2)ピッチPが30μmのとき
Z=0.6(X/0.6)2/(5+√(25+(X/0.6)2))
(3)ピッチPが85μmのとき
Z=1.7(X/1.7)2/(5+√(25+(X/1.7)2))
(4)ピッチPが110μmのとき
Z=2.2(X/2.2)2/(5+√(25+(X/2.2)2))
(5)ピッチPが160μmのとき
Z=3.2(X/3.2)2/(5+√(25+(X/3.2)2))
(6)ピッチPが200μmのとき
Z=4(X/4)2/(5+√(25+(X/4)2))
(7)ピッチPが300μmのとき
Z=6(X/6)2/(5+√(25+(X/6)2))
また、本実施例1−1〜1−7,2−1〜2−7,3−1〜3−7,4−1〜4−7では、レンズ14−1の頭部と反射偏光シート15とを接合層18を介して互いに接合し、その接合幅Pwをそれぞれ10μmとした。そのため、実施例において、接合割合(Pw/P)がそれぞれ異なっており、最大で0.33となっている。なお、接合層18として、アクリル系の粘着剤を用いた。
一方、本比較例1〜3においては、レンズシート14上に反射偏光シート15を単に重ね合わせただけであり、レンズ14−1の頭部と反射偏光シート15とを互いに接合しなかった。なお、本比較例5においては、さらにレンズシート14をなくして、反射偏光シート15だけを設置した。
Figure 0004320672
Figure 0004320672
上記した各実施例および各比較例について、正面輝度を測定した。その結果を表1、表2および図10に示した。なお、正面輝度の測定値は、50μmのピッチのレンズシート14上に反射偏光シート15を単に重ね合わせたとき(比較例1)の正面輝度測定値に対する相対値とした。
正面輝度の測定は、次のようにして行った。暗室にて、各実施例および各比較例に係る表示装置に白表示をビデオ入力し、2時間点灯した後、パネル表面より500mmはなれた場所に、コニカミノルタ製分光放射輝度計「CS−1000」を設置して輝度を測定した。測定は3回行い、その平均値を測定値として採用した。
そして、パネル実装時の光学シートのたわみの評価は、次のようにして行った。暗室にて、各実施例および各比較例に係る表示装置に白表示をビデオ入力し、1時間点灯した後、パネル正面より約60°斜めより観察した際の輝度むらの状態を目視にて判断し、シートのたわみとして評価した。なお、表1において、白丸はたわみが無かったことを示しており、白三角は僅かにたわみを確認することができたことを示しており、バツは明確なたわみを確認することができたことを示している。
表1および表2に示したように、レンズ14−1の形状が同じでも、接合割合(Pw/P)が大きいサンプルはすべて、正面輝度が低下していることがわかった。これは、Pw/Pが大きくなるほどレンズ14−1における光の集光機能が低下するからである。中でも、Pw/P>0.2の実施例では、概して、輝度の低下率が大きく、特に、実施例1−1、2−1、3−1および4−1に関しては輝度の低下率が大きくなってしまい、レンズシート14を設けたことによる効果がわずかとなってしまう。
これに対して、Pw/P≦0.2の実施例では、概して、輝度の低下率が小さく、特に、Pw/P<0.2の場合には輝度の低下率が10%以内であり、輝度の低下率を5%以内に抑えることができた。更に、ピッチPを110μm以上とした場合には、比較例の場合と比較して、実施例1−4、2−4では3%の輝度低下に抑えることができた。なお、たわみの発生に関しては、本実施例では認められなかった。
以上のように、Pw/P≦0.2の条件において作製された本実施例に係る表示装置では、レンズシート14と反射偏光シート15とを互いに接合しない場合に生じるたわみの発生を防止できるとともに、正面輝度の低下を最小限に抑えることが可能となる。
(第2の実験)
拡散特性の異なる2つの反射偏光シート15を用意し、これらの反射偏光シート15と、所定の立体構造を有するレンズ14−1が配列されたレンズシート14とを組み合わせて表示装置を構成したときの正面輝度を測定するとともに、モアレの発生の有無を確認した。なお、レンズ14−1の延在方向が画面水平方向に平行となるようにレンズシート14を配置した。また、反射偏光シート15の入射側に拡散性シートが設けられている。
表3には、用意した反射偏光シート15の拡散特性、すなわち、前方散乱測定によるヘイズ値と、後方散乱測定によるヘイズ値と、光学特性として正面輝度値、たわみの有無を示した。
Figure 0004320672
反射偏光シート15のヘイズは、村上色彩技術研究所製のヘイズ・透過率計HM−150を用いて測定した。試験片を通過する透過光のうち、前方散乱(拡散面が入射側)、後方散乱(拡散面が出射側)によって入射光からそれた透過光の百分率を測定した。ヘイズの測定には、上記測定機におけるJIS−K−7136に準拠した測定モードを用いた。
これらの反射偏光シート15の2種と、画素ピッチが320μmの液晶パネルとを組み合わせて表示装置を構成した。各構成の表示装置における正面輝度測定値、実装たわみ発生の評価結果を表2に示した。
実施例5−1、5−2において、反射偏光シート15の入射側に拡散性シートを設けたことによって、反射偏光子単体時の正面輝度(78%)よりも、輝度の上昇効果が確認された。また、たわみの発生も無かった。
(第3の実験)
反射偏光シート15の入射側に、双曲面を有する200μmピッチのレンズシート14(実施例3−6)を接合し、反射偏光シート15の射出側に、双曲面を有するレンズシート16を入射側のレンズシート14の延在方向と交差する方向に延在方向が向くように設置したときの、正面輝度を測定した。レンズシート16のピッチPとして、50μm、10μm、200μmのものをそれぞれ用意し、それぞれの結果を表4に示した。
Figure 0004320672
表4に示したように、反射偏光シート15の入射側だけでなく射出側にもレンズシートを設けることによって正面輝度を上昇させることができ、かつ実装時のたわみをなくすることができる。
以上、実施の形態およびその実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、光源11と拡散シート13との間に光源像分割シート12を設けていたが、この光源像分割シート12をなくしてもよい。なお、光源像分割シート12をなくした場合には、拡散シート13が線光源あるいは点光源を面光源に変化する拡散板として機能することが好ましい。また、光源像分割シート12をなくした場合には、光源像分割シート12の機能をレンズシート14に担わせることも可能である。
また、上記実施の形態では、反射偏光シート15を挟み込むようにして、レンズシート14,16を設けていたが、レンズシート14,16の少なくとも一方を、拡散シート19に代えてもよい。なお、図11には、レンズシート16に代えて拡散シート19を設けた場合が例示されている。この拡散シート19は、例えば、透明樹脂の内部に拡散材(フィラ)を分散して形成された拡散板、比較的薄手のフィルム状の透明樹脂上に拡散材を含む透明樹脂(バインダ)を塗布して形成された拡散フィルム、またはこれらを組み合わせたものであり、レンズシート16と同様の拡散異方性を有していてもよいし、単に拡散等方性を有していてもよい。
また、上記実施の形態では、表示装置1の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を備えていてもよい。例えば、レンズシート14と液晶パネル20との間に拡散シートを備えていてもよい。つまり、用途や目的に応じて種々選択が可能である。
また、上記実施の形態では、光源11として線状光源11Aが用いられていたが、光源11はこれに限られるものではなく、例えば、点状光源をマトリクス状に配置したものが用いられていてもよい。
また、本発明は、アクティブマトリクス駆動や、単純マトリクス駆動など、種々の駆動方式を適用することが可能である。
さらに、上記実施の形態等では、液晶の表示装置1の場合について説明したが、他の原理を利用した表示装置に対してももちろん適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の構成の一例を表す断面図である。 図1の光源像分割シートの構成の一例を表す断面図である。 図2の光源像分割シートの一変形例を示す断面図である。 図2の光源像分割シートの他の変形例を示す断面図である。 図2の光源像分割シートのその他の変形例を示す断面図である。 図3の光源像分割シートのその他の変形例を示す断面図である。 図1の光源側のレンズフィルムの構成の一例を表す断面図である。 図1の液晶パネル側のレンズフィルムの構成の一例を表す断面図である。 図1の光源側のレンズフィルムと反射偏光シートとの接合について説明するための断面図である。 図1の光源側のレンズフィルムのピッチと正面輝度との関係を説明するための関係図である。 図1の表示装置の構成の他の例を表す断面図である。
符号の説明
1…表示装置、10…照明装置、11…光源、12…光源像分割シート、12A,14A…底面、12B,14B,16B…頭部、12C,12D,14C,14D…傾斜面、12−1,14−1,16−1…レンズ、13,19…拡散シート、14,16…レンズシート、14E,16C…平坦面、15…反射偏光シート、17…反射シート、18…接合層、19…拡散シート、20…液晶パネル、21,30…偏光板、22,29…透明基板、23,27…透明電極、24,26…配向膜、25…液晶層、28…カラーフィルタ、P…ピッチ、Pw…接合幅、θ1,θ3…頂角、θ2,θ3…底角。

Claims (11)

  1. 光射出面に延在する複数の第1立体構造を配列してなる第1レンズシートと、
    入射する光のうちp偏光成分およびs偏光成分のいずれか一方を透過して他方を反射する反射偏光シートと
    接合層と
    を備え、
    前記第1立体構造の頭部が前記接合層を介して前記反射偏光シートに接合され、
    前記第1立体構造の配列方向の幅は、110μm以上330μm以下となっており、
    前記第1立体構造の配列方向の接合幅は、前記第1立体構造の配列方向の幅の20%以下となっている
    光学シート。
  2. 前記第1立体構造は、多角柱状の形状を有するか、または、配列方向に、双曲面状もしくは非球面状の曲面を有する
    請求項1に記載の光学シート。
  3. 前記第1立体構造は、延在方向または配列方向に複数の凸部を有す
    請求項1に記載の光学シート。
  4. 前記反射偏光シートは、隣接する膜同士の屈折率が互いに異なる多層膜を拡散膜で挟み込んだ積層構造となってい
    請求項1に記載の光学シート。
  5. 前記拡散膜の前方散乱と後方散乱によるヘイズ値が異な
    請求項1に記載の光学シート。
  6. 前記拡散膜の前方散乱によるヘイズ値の方が後方散乱によるヘイズ値よりも大き
    請求項に記載の光学シート。
  7. 一方の面に延在すると共に前記第1立体構造の延在方向と交差する方向に延在する複数の第2立体構造を配列してなる第2レンズシートを備え、
    前記第2レンズシートの他方の面が前記反射偏光シートのうち前記第1レンズシートとの接合面とは反対側の面に接合されてい
    請求項1に記載の光学シート。
  8. 前記第2立体構造は、配列方向に、双曲面状または非球面状の曲面を有す
    請求項に記載の光学シート。
  9. 前記第2立体構造の配列方向の幅は、50μm以下であ
    請求項に記載の光学シート。
  10. 前記第2立体構造の配列方向の幅は、前記第1立体構造の配列方向の幅よりも狭い
    請求項7に記載の光学シート。
  11. 画像信号に基づいて駆動されるパネルと、
    前記パネルを照明するための光を発する光源と、
    前記パネルと光源との間に設けられた光学シートと
    を備え、
    前記光学シートは、光射出面に延在する複数の立体構造を配列してなるレンズシートと、入射する光のうちp偏光成分およびs偏光成分のいずれか一方を透過して他方を反射する反射偏光シートと、接合層とを備え、
    前記立体構造の頭部が前記接合層を介して前記反射偏光シートに接合され、
    前記第1立体構造の配列方向の幅は、110μm以上330μm以下となっており、
    前記第1立体構造の配列方向の接合幅は、前記第1立体構造の配列方向の幅の20%以下となっている
    表示装置。
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