JP4319384B2 - 薬剤分割装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤等の薬剤を所定量毎に分割収容すると共に、該分割収容した薬剤を後続する包装装置等へ供給する薬剤分割装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬剤分割装置は、錠剤や散薬等の薬剤を所定量毎(例えば一処方毎)に後続する包装装置等へ供給するものである。
図3に、従来の薬剤分割装置の一例を示す。
【0003】
図3に示すように、従来の薬剤分割装置100は、少なくとも所定方向(図3におけるX方向)に並設された複数の収容マス111を有するトップタブレット110と、該トップタブレット110の下方に配置されたトップシャッタ120と、前記トップタブレット110における複数の収容マス111に対応した複数の収容マス131を有し、該トップタブレット110の下方に配設されたアンダータブレット130と、該アンダータブレット130における複数の収容マス131を個別に開放/閉塞する複数のバルブ板140と、前記アンダータブレット130との相対移動に応じて、該複数のバルブ板140を、順次、開放又は閉塞させる保持板150とを備えている。
【0004】
前記トップタブレットは、前記複数の収容マス111を画する区画部112を有している。図3においては、収容マス111の下端開口におけるX方向幅と、区画部112の下端部におけるX方向幅とは共にL1とされている。
前記トップシャッタ120は、前記収容マス111を閉塞可能な遮蔽部121と、該収容マス111を開放可能な開口部122とを有している。該トップシャッタ120は、前記遮蔽部121が収容マス111の直下に位置して該収容マス111を閉塞する閉塞位置と、前記遮蔽部121が区画部112の直下に位置して前記収容マス111を開放する開放位置とをとり得るように、前記トップタブレット110に対してX方向に相対移動するように構成されている。
【0005】
前記アンダータブレット130は、前記トップタブレット110の収容マス111及び区画部112に対応した収容マス131及び区画部132を有している。
即ち、図3に示す例においては、アンダータブレット130の収容マス131及び区画部132は共に下端部のX方向幅がL1とされており、従って、該アンダータブレット130全体のX方向幅Lは17L1とされている。
【0006】
前記バルブ板140は、対応する収容マス131を閉塞する閉塞位置と、該収容マス131を開放する開放位置とをとり得るように、前記アンダータブレット130に対して揺動自在に連結されている。
【0007】
斯かる従来の薬剤分割装置100は、以下のように作動する。
まず、前記トップシャッタ120を閉塞位置に位置させた状態で、トップタブレット110の収容マス111にそれぞれ所定の薬剤を投入する(図3(a))。
次に、前記保持板150によって前記複数のバルブ板140が閉塞位置に保持された状態で、前記トップシャッタ120を開放位置へ移動させる。これにより、トップタブレット110の各収容マス111に収容されていた薬剤は、それぞれ、アンダータブレット130の各収容マス131に落下投入される(図3(b))。
【0008】
その後、前記アンダータブレット130を前記保持板150に対してX方向に移動させることで、該アンダータブレット130における複数の収容マス131に収容されている薬剤を、順次、ホッパ160に投入させる(図3(c))。
なお、トップタブレット110からアンダータブレット130への薬剤の落下投入をした後においては、前記トップシャッタ110を、再度、閉塞位置に位置させることで、次段の薬剤をトップタブレット110の収容マス111に投入させることができる(図3(c))。
【0009】
このように、従来の薬剤分割装置100は、トップタブレット110の収容マス111に収容されている所定量の薬剤を、順次、個別に包装装置等へ供給できるが、以下に示す不都合を有している。
即ち、前記従来の構成において、アンダータブレット130における複数の収容マス131内の薬剤を全てホッパ160へ投入させる為には、該アンダータブレット130を、前記保持板150に対して、X方向一方側へ該アンダータブレット130のX方向幅L(=17L1)だけ相対移動させる必要がある(図3(d))。
【0010】
つまり、前記従来の構成においては、アンダータブレット130のX方向一方側に、該アンダータブレット130のX方向幅Lと同一距離L(=17L1)の移動スペースを確保しなければならず、結果的に、装置自体のX方向幅を十分に縮小させることができないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、収納スペースの可及的な小型化を図り得る構造簡単な薬剤分割装置の提供を、一の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、所定方向に並設されたm個の第1収容マスと、該第1収容マスを画する第1区画部とを有するトップタブレットと、前記トップタブレットの下方に配設され、前記第1収容マス及び第1区画部に対応した第2収容マス及び第2区画部を有するミドルタブレットと、前記第1収容マスの下端開口を閉塞及び開放する第1遮蔽部及び第1開口部を有し、該第1遮蔽部及び第1開口部がそれぞれ前記第1収容マス及び第1区画部の直下に位置する閉塞位置と、該第1遮蔽部及び第1開口部がぞれぞれ前記第1区画部及び第1収容マスの直下に位置する開放位置とをとり得るように前記所定方向に移動可能とされたトップシャッタと、前記m個の第2収容マスのうちの前記所定方向一方側に位置するn個(n≧m/2)の一方側第2収容マスに対応したn個の第3収容マスと、該n個の第3収容マスを画する第3区画部とを有し、前記ミドルタブレットの下方において前記所定方向に移動可能とされたアンダータブレットと、前記第2収容マスのうちの前記所定方向他方側に位置するm−n個の他方側第2収容マスの下端開口を閉塞及び開放する第2遮蔽部及び第2開口部を有し、該第2遮蔽部及び第2開口部がそれぞれ前記他方側第2収容マス及び第2区画部の直下に位置する閉塞位置と、該第2遮蔽部及び第2開口部がぞれぞれ第2区画部及び他方側第2収容マスの直下に位置する開放位置とをとり得るように前記所定方向に移動可能とされたミドルシャッタと、前記第3収容マスの下端開口を閉塞及び開放する閉塞位置及び開放位置をとり得るように前記アンダータブレットに揺動自在に連結されたn個のバルブ板と、前記アンダータブレットの下方に配設されたスライドプレートであって、該アンダータブレットとの相対移動に基づき、前記n個のバルブ板を前記所定方向に沿って順次開放させるスライドプレートとを備え、前記アンダータブレットは、前記所定方向一方側への移動によって前記トップシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させると共に、該トップシャッタが開放位置に位置する際に前記第3収容マスが前記一方側第2収容マスと位置合わせされ、且つ、前記所定方向他方側への移動によって前記ミドルシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させると共に、該ミドルシャッタが開放位置に位置する際に前記第3収容マスが前記他方側第2収容マスと位置合わせされるように構成されている薬剤分割装置を提供する。
好ましくは、前記m個は複数個とされ、且つ、前記n個はm/2個とされる。
【0013】
好ましくは、前記スライドプレートは、互いの対向端部が前記ミドルタブレットの前記所定方向略中央で突き合わされる一対のスライド部材を有するものとされる。斯かる態様において、該薬剤分割装置は、前記一対のスライド部材における対向端部の突き合わせ位置の下方にホッパを備え得る。
【0014】
より好ましくは、前記トップシャッタは、前記トップタブレットの下方に位置し、前記第1開口部及び第1遮蔽部が設けられた第1水平部と、該第1水平部の所定方向一方端部から下方に延びる第1当接部とを有する。又、前記ミドルシャッタは、前記ミドルタブレットの下方に位置し、前記第2開口部及び第2遮蔽部が設けられた第2水平部と、該第2水平部の所定方向他端部から下方に延びる第2当接部とを有する。そして、前記アンダータブレットは、前記所定方向一端部が前記第1当接部を押動することで、前記トップシャッタを閉塞位置から開放位置まで移行させるように構成され、且つ、前記所定方向他端部が前記第2当接部を押動することで、前記ミドルシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させるように構成される。
【0015】
より好ましくは、前記トップタブレット及びミドルタブレットにおける各収容マス及び各区画部は前記所定方向幅がL1とされ、前記アンダータブレットにおける第3収容マスは前記所定方向幅がL1とされる。又、前記アンダータブレットにおける第3区画部のうち前記第3収容マスに挟まれる中央第3区画部は前記所定方向幅がL1とされ、且つ、前記所定方向両端部に位置する外方第3区画部は前記所定方向幅が2L1とされる。そして、前記トップシャッタは、閉塞位置から所定方向一方側へ距離L1だけ押動されることで開放位置に位置し、前記ミドルシャッタは、閉塞位置から所定方向他方側へ距離L1だけ押動されることで開放位置に位置する。
好ましくは、前記トップタブレット,前記ミドルタブレット及び前記アンダータブレットは、前記所定方向と略直交する方向にも複数の収容マスを有し得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
以下に、本発明に係る薬剤分割装置の好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、それぞれ、本実施の形態に係る薬剤分割装置1の縦断面図である。
【0017】
本実施の形態に係る薬剤分割装置1は、錠剤等の薬剤を所定量毎に分割収容すると共に、該分割収容された薬剤を下方へ落下させ得るように構成されている。
具体的には、該薬剤分割装置1は、図1に示すように、トップタブレット10と、前記トップタブレット10の下方に配設されたミドルタブレット30と、前記ミドルタブレット30の下方に配設されたアンダータブレット50と、前記トップタブレット10及びミドルタブレット30の間に配設されたトップシャッタ20と、前記ミドルタブレット30及びアンダータブレット50の間に配設されたミドルシャッタ40と、前記アンダータブレット50に揺動自在に支持されたバルブ板60と、該バルブ板60の下方に配設されたスライドプレート70と、該スライドプレート70の下方に配設されたホッパ80とを備えている。
【0018】
前記トップタブレット10は、少なくとも所定方向(図1におけるX方向)に並設されたm個の第1収容マス11と、該m個の第1収容マス11を画する(m+1)個の第1区画部12とを有している。図示の形態においては、前記トップタブレット10は、X方向に並設された8個の第1収容マス11と、該8個の第1収容マス11を画する9個の第1区画部12とを有している。
前記第1収容マス11は上端及び下端が開口とされている。又、該第1収容マス11及び第1区画部12は、下端部のX方向幅がL1とされている。
即ち、図示のトップタブレット10は、X方向幅L=17L1とされている。
【0019】
前記ミドルタブレット30は、前記トップタブレット10における前記第1収容マス11及び第1区画部12に対応したm個の第2収容マス31及び(m+1)個第2区画部32を有している。
即ち、図示のミドルタブレット30は、X方向幅がL1である第2収容マス31が8個備えられ、且つ、X方向幅がL1である第2区画部32が9個備えられている。
従って、図示のミドルタブレット30は、前記トップタブレット10と同様に、X方向幅L=17L1とされている。
【0020】
前記トップシャッタ20は、前記トップタブレット10及びミドルタブレット30の間にX方向移動可能に配設されている。
詳しくは、該トップシャッタ20は、前記トップタブレット10の下方において水平に延びる第1水平部20aと、該第1水平部20aのX方向一端部(図示の形態においては左端部)から下方に延びる第1当接部20bとを備えている。
前記第1水平部20aは、前記第1収容マス11の下端開口を閉塞及び開放する第1遮蔽部21及び第1開口部22を有している。
【0021】
そして、該トップシャッタ20は、前記第1遮蔽部21及び第1開口部22がそれぞれ前記第1収容マス11及び第1区画部12の直下に位置する閉塞位置と、該第1遮蔽部21及び第1開口部22がぞれぞれ前記第1区画部12及び第1収容マス11の直下に位置する開放位置とをとり得るように構成されている。
【0022】
前記アンダータブレット50は、前記ミドルタブレット30の下方にX方向移動可能に配設されている。
詳しくは、該アンダータブレット50は、前記ミドルタブレット30におけるm個の第2収容マス31のうちのX方向一方側に位置するn個の一方側第2収容マス31aに対応したn個の第3収容マス51と、該n個の第3収容マス51を画する(n+1)個の第3区画部52とを有している。
そして、該アンダータブレット50は、前記第3区画部51が前記一方側第2収容マス31aの下端開口を閉塞する閉塞位置と、前記第3収容マス51が前記一方側第2収容マス31aと位置合わせされる開放位置とをとるように構成されている。
【0023】
なお、図示のミドルタブレット30においては、前記8個の第2収容マス31のうちX方向一方側に位置する4個の第2収容マス31を、前記一方側第2収容マス31aとしている。
従って、図示のアンダータブレット50は、4個の第3収容マス51と、該4個の第3収容マス51を画する5個の第3区画部52を有している。
【0024】
好ましくは、図示の形態において、前記5個の第3区画部52のうち第3収容マス51に挟まれる3個の中央第3区画部52aは、前記第1及び第2区画部12,32と同様に、X方向幅がL1とされている。
他方、前記5個の第3区画部52のうちX方向両端に位置する2個の外方第3区画部52bは、X方向幅がL2とされている。
従って、図示のアンダータブレット50は、X方向幅L=11L1とされている。
【0025】
前記ミドルシャッタ40は、前記ミドルタブレット30とアンダータブレット50との間においてX方向移動可能に配設されている。
詳しくは、該ミドルシャッタ40は、前記ミドルタブレット30の下方において水平に延びる第2水平部40aと、該第2水平部40aのX方向他端部(図示の形態においては右端部)から下方に延びる第2当接部40bとを備えている。
前記第2水平部40aは、前記第2収容マス31のうちのX他方側に位置する(m−n)個の他方側第2収容マス31bの下端開口を閉塞及び開放する第2遮蔽部41及び第2開口部42を有している。
【0026】
該ミドルシャッタ40は、前記第2遮蔽部41及び第2開口部42がそれぞれ他方側第2収容マス31b及び第2区画部32の直下に位置する閉塞位置と、該第2遮蔽部41及び第2開口部42がぞれぞれ第2区画部32及び他方側第2収容マス31bの直下に位置する開放位置とをとるように構成されている。
【0027】
前述の通り、図示の形態においては、前記ミドルタブレット30は第2収容マス31を8個有し、且つ、前記アンダータブレット50は第3収容マス51を4個有している。
従って、図示のミドルシャッタ40は、(8−4=4)個の他方側第2収容マス31bの下端開口を閉塞及び開放し得るように構成されている。
【0028】
前記バルブ板60は、前記第3収容マス51の下端開口を閉塞及び開放する閉塞位置及び開放位置をとるように、前記アンダータブレット50に揺動自在に連結されている。
即ち、本実施の形態に係る薬剤分割装置1は、前記n個の第3収容マス51のそれぞれにn個のバルブ板60が設けられている。
図示の形態においては、前記アンダータブレット50は前記第3収容マス51を4個有しており、従って、前記バルブ板60が4個備えられている。
【0029】
前記スライドプレート70は、前記アンダータブレット50の下方に配設されており、該アンダータブレット50との相対移動に応じて、前記n個のバルブ板60をX方向に沿って、順次、閉塞又は開放させ得るように構成されている。
即ち、一のバルブ板60の下方にスライドプレート70が存在する際には該一のバルブ板60は閉塞位置に保持され、該一のバルブ板60の下方にスライドプレート70が存在しないように、アンダータブレット50及びスライドプレート70が相対移動すると、該一のバルブ板60は自重によって開放位置に位置するようになっている。
【0030】
本実施の形態においては、前記スライドプレート70として、X方向に沿って互いに突き合わされる一対のスライド部材71を有している。
該一対のスライド部材71は、それぞれ、前記ミドルタブレット30のX方向幅Lの約半分のX方向幅を有し、前記ミドルタブレット30のX方向略中央部分で互いの対向端部が突き合わされる閉塞位置と、該対向端部が離間する開放位置とをとり得るようになっている。
【0031】
さらに、本実施の形態に係る薬剤分割装置1は、前記一対のスライド部材71の突き合わせ部分の下方に、ホッパ80を有している。
【0032】
以下、斯かる構成の薬剤分割装置の動作説明を行う。
図1(a)に示す初期状態においては、前記トップシャッタ20は閉塞位置に位置しており、従って、トップタブレット10の第1収容マス11は閉塞されている。
閉塞位置に位置するトップシャッタ20は、前記第1当接部20bが前記ミドルタブレット30及びアンダータブレット50のX方向一端部と当接するようになっている。
【0033】
又、該初期状態においては、前記アンダータブレット50の第3収容マス51及び第3区画部52が、それぞれ、前記ミドルタブレット30の第2区画部32及び一方側第2収容マス31aと位置合わせされている。
即ち、初期状態におけるアンダータブレット50は、X方向一端部が前記トップシャッタ20の第1当接部20bと当接した状態で、閉塞位置をとるようになっている。
さらに、該初期状態において、前記ミドルシャッタ40は、前記ミドルタブレット30の他方側第2収容マス31bを閉塞する閉塞位置に位置している。
【0034】
斯かる初期状態において、前記第1収容マス11のそれぞれに所定量の薬剤を収容させた後、前記アンダータブレット50をX方向一方側(図1における左側)へ移動させる。
詳しくは、前記アンダータブレット50は、閉塞位置から開放位置へ移行すべく、X方向一方側へ距離L1だけ移動される(図1(b)参照)。
前述の通り、前記アンダータブレット50は、閉塞位置に位置する際、X方向一端部が前記トップシャッタ20の第1当接部20bと当接している。従って、該アンダータブレット50のX方向一方側への距離L1の移動によって、前記トップシャッタ20はX方向一方側へ距離L1だけ押動され、これにより、該トップシャッタ20は開放位置に位置される。
【0035】
図1(b)に示すように、この状態においては、前記トップタブレット10の第1収容マス11、前記ミドルタブレット30の一方側第2収容マス31a及び前記アンダータブレット50の第3収容マス51が位置合わせされる。従って、前記第1収容マス31に収容されている薬剤のうち前記一方側第2収容マス31aに対応した薬剤が、アンダータブレット50の第3収容マス51に落下投入される。
【0036】
この状態において、前記バルブ板60は、前記スライドプレート70によって閉塞位置に保持されている。
従って、前記第3収容マス51に落下投入された薬剤は、該第3収容マス51内に保持される。
【0037】
一方、図1(b)に示すように、前記ミドルシャッタ40は閉塞位置に維持されたままである。従って、前記第1収容マス11に収容されている薬剤のうち前記他方側第2収容マス31bに対応した薬剤は、該他方側第2収容マス31bに保持される。
【0038】
次に、前記アンダータブレット50は、前記ミドルシャッタ40を押動させない範囲内で、X方向他方側(図1においては右側)へ移動される(図1(c)参照)。
詳しくは、前記ミドルシャッタ40は、閉塞位置に位置する際に、前記第2当接部40bが、X方向位置に関し、前記ミドルタブレット30のX方向他端部と略位置合わせされている。
前記アンダータブレット50は、X方向他端部が前記ミドルシャッタ40の第2当接部40bを介して該ミドルシャッタ40をX方向他方側へ押動しない範囲内で、X方向他方側へ移動される(図1(c))。
【0039】
なお、この状態においても、前記バルブ板60は、前記スライドプレート70によって閉塞位置に保持されている。
詳しくは、図1(a)〜図1(c)の間、前記スライド部材71は、閉塞位置に保持されたままである。
従って、前記アンダータブレット50が図1(b)に示す状態から図1(c)に示す状態へ移行する際にも、前記バルブ板60は閉塞位置に保持されるようになっている。
【0040】
次に、前記一対のスライド部材71が開放位置へ移行される。即ち、一対のスライド部材71は、互いの対向端部間に開口が形成されるように、離間移動される。
好ましくは、前記一対のスライド部材71は、互いに離間する方向へ距離L1ずつ移動される(図2(a)参照)。
この状態において、前記アンダータブレット50がX方向一方側へ順次移動される。斯かるアンダータブレット50の移動によって、前記一対のスライド部材71の対向端部間の開口上に位置するバルブ板60が順次開放され、これにより、アンダータブレット50における第3収容マス51内の薬剤が順次ホッパ80へ投入される。
【0041】
その後、前記スライド部材71を閉塞位置に位置させてから、前記アンダータブレット50を軸方向他方側へ移動させる。そして、該アンダータブレット50の軸方向他端部を介して、ミドルシャッタ40を閉塞位置から開放位置まで軸方向他方側へ押動する。
本実施の形態においては、前記ミドルシャッタ40は、閉塞位置から距離L1だけ軸方向他方側へ押動されることで、開放位置に位置するようになっている(図2(b)参照)。
【0042】
前記アンダータブレット50は、前記ミドルシャッタ40を開放位置へ位置させる際に、第3収容マス51が他方側第2収容マス31bと位置合わせされるように構成されている。
従って、他方側第2収容マス31bに保持されていた薬剤は、それぞれ、対応する第3収容マス51に落下投入される。
【0043】
その後、前記一対のスライド部材71を開放位置に位置させ、アンダータブレット50をX方向一方側へ順次移動させることで、第3収容マス51に収容されている薬剤が順次ホッパ80へ投入させる。
【0044】
斯かる構成の薬剤分割装置1においては、従来の構成に比して、該装置の収容スペースを可及的に縮小させることができる。
即ち、図3に示す従来構成においては、初期状態にある装置のX方向一方側にミドルタブレット130のX方向幅と同一幅の移動スペースを確保する必要がある。
つまり、図3に示す形態においては、装置のX方向一方側にL=17L1の移動スペースを要する。
これに対し、本実施の形態に係る薬剤分割装置1においては、初期状態にある装置のX方向一方側及び他方側に、それぞれ、L1の移動スペースを確保すれば良く、装置の収容スペースを大幅に減少させることができる。
【0045】
なお、本実施の形態においては、前記トップタブレット10、ミドルタブレット30及びアンダータブレット50についてX方向に関してのみ説明したが、当然ながら、該トップタブレット10、ミドルタブレット30及びアンダータブレット50は水平面内においてX方向に直交するY方向にも複数の収容マスを備えることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る薬剤分割装置によれば、可動部材であるアンダータブレット及びスライドプレートの移動スペースを大幅に減少させることができる。
従って、装置の収容スペースを可及的に縮小させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい一実施の形態に係る薬剤分割装置の縦断面図である。
図1(a)は、初期状態を示している。
図1(b)は、初期状態からアンダータブレットをX方向一方側へ移動させてトップシャッタを開放位置に位置させた状態を示している。
図1(c)は、図1(b)に示す状態からトップシャッタを閉塞位置へ戻すと共に、アンダータブレットをX方向他方側の所定位置まで移動させた状態を示している。
【図2】図2は、本発明の好ましい一実施の形態に係る薬剤分割装置の縦断面図である。
図2(a)は、図1(c)に示す状態から、スライドプレートを開放位置に位置させると共に、アンダータブレットをX方向一方側へ移動させることで、該アンダータブレットにおける第3収容マスを順次開放させた状態を示している。
図2(b)は、図2(a)に示す状態から、スライドプレートを閉塞位置へ移行させると共に、アンダータブレットをX方向他方側へ移動させることで、ミドルシャッタを開放位置に位置させた状態を示している。
図2(c)は、図2(b)に示す状態から、スライドプレートを開放位置へ移行させると共に、アンダータブレットをX方向一方側へ移動させることで、該アンダータブレットにおける第3収容マスを順次開放させた状態を示している。
【図3】図3は、従来の薬剤分割装置の縦断面図である。
図3(a)は、初期状態を示している。
図3(b)は、初期状態からトップシャッタを開放位置へ移行させて、トップタブレットに収容されていた薬剤をアンダータブレットへ落下させた状態を示している。
図3(c)は、図3(a)に示す状態から、アンダータブレットをX方向一方側へ移動させることで、該アンダータブレットの収容マスを順次開放させる状態を示している。
図3(d)は、図3(c)に示す状態から、アンダータブレットをX方向一方側へ移動させて、該アンダータブレットの全収容マスを順次開放させた状態を示している。
【符号の説明】
1 薬剤分割装置
10 トップタブレット
11 第1収容マス
12 第1区画部
20 トップシャッタ
20a 第1水平部
20b 第1当接部
21 第1遮蔽部
22 第1開口部
30 ミドルタブレット
31 第2収容マス
31a 一方側第2収容マス
31b 他方側第2収容マス
32 第2区画部
40 ミドルシャッタ
40a 第2水平部
40b 第2当接部
41 第2遮蔽部
42 第2開口部
50 アンダータブレット
51 第3収容マス
52 第3区画部
60 バルブ板
70 スライドプレート
71 スライド部材
80 ホッパ

Claims (6)

  1. 所定方向に並設されたm個の第1収容マスと、該第1収容マスを画する第1区画部とを有するトップタブレットと、
    前記トップタブレットの下方に配設され、前記第1収容マス及び第1区画部に対応した第2収容マス及び第2区画部を有するミドルタブレットと、
    前記第1収容マスの下端開口を閉塞及び開放する第1遮蔽部及び第1開口部を有し、該第1遮蔽部及び第1開口部がそれぞれ前記第1収容マス及び第1区画部の直下に位置する閉塞位置と、該第1遮蔽部及び第1開口部がぞれぞれ前記第1区画部及び第1収容マスの直下に位置する開放位置とをとり得るように前記所定方向に移動可能とされたトップシャッタと、
    前記m個の第2収容マスのうちの前記所定方向一方側に位置するn個(n≧m/2)の一方側第2収容マスに対応したn個の第3収容マスと、該n個の第3収容マスを画する第3区画部とを有し、前記ミドルタブレットの下方において前記所定方向に移動可能とされたアンダータブレットと、
    前記第2収容マスのうちの前記所定方向他方側に位置するm−n個の他方側第2収容マスの下端開口を閉塞及び開放する第2遮蔽部及び第2開口部を有し、該第2遮蔽部及び第2開口部がそれぞれ前記他方側第2収容マス及び第2区画部の直下に位置する閉塞位置と、該第2遮蔽部及び第2開口部がぞれぞれ第2区画部及び他方側第2収容マスの直下に位置する開放位置とをとり得るように前記所定方向に移動可能とされたミドルシャッタと、
    前記第3収容マスの下端開口を閉塞及び開放する閉塞位置及び開放位置をとり得るように前記アンダータブレットに揺動自在に連結されたn個のバルブ板と、
    前記アンダータブレットの下方に配設されたスライドプレートであって、該アンダータブレットとの相対移動に基づき、前記n個のバルブ板を前記所定方向に沿って順次開放させるスライドプレートとを備え、
    前記アンダータブレットは、前記所定方向一方側への移動によって前記トップシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させると共に、該トップシャッタが開放位置に位置する際に前記第3収容マスが前記一方側第2収容マスと位置合わせされ、且つ、前記所定方向他方側への移動によって前記ミドルシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させると共に、該ミドルシャッタが開放位置に位置する際に前記第3収容マスが前記他方側第2収容マスと位置合わせされるように構成されていることを特徴とする薬剤分割装置。
  2. 前記m個は複数個とされており、
    前記n個はm/2個であることを特徴とする請求項1に記載の薬剤分割装置。
  3. 前記スライドプレートは、互いの対向端部が前記ミドルタブレットの前記所定方向略中央で突き合わされる一対のスライド部材を有しており、
    該薬剤分割装置は、前記一対のスライド部材における対向端部の突き合わせ位置の下方にホッパを備えていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤分割装置。
  4. 前記トップシャッタは、前記トップタブレットの下方に位置し、前記第1開口部及び第1遮蔽部が設けられた第1水平部と、該第1水平部の所定方向一方端部から下方に延びる第1当接部とを有し、
    前記ミドルシャッタは、前記ミドルタブレットの下方に位置し、前記第2開口部及び第2遮蔽部が設けられた第2水平部と、該第2水平部の所定方向他端部から下方に延びる第2当接部とを有し、
    前記アンダータブレットは、前記所定方向一端部が前記第1当接部を押動することで、前記トップシャッタを閉塞位置から開放位置まで移行させるように構成され、且つ、前記所定方向他端部が前記第2当接部を押動することで、前記ミドルシャッタを閉塞位置から開放位置へ移行させるように構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の薬剤分割装置。
  5. 前記トップタブレット及びミドルタブレットにおける各収容マス及び各区画部は前記所定方向幅がL1とされ、
    前記アンダータブレットにおける第3収容マスは前記所定方向幅がL1とされており、
    前記アンダータブレットにおける第3区画部のうち前記第3収容マスに挟まれる中央第3区画部は前記所定方向幅がL1とされ、且つ、前記所定方向両端部に位置する外方第3区画部は前記所定方向幅が2L1とされており、
    前記トップシャッタは、閉塞位置から所定方向一方側へ距離L1だけ押動されることで開放位置に位置し、
    前記ミドルシャッタは、閉塞位置から所定方向他方側へ距離L1だけ押動されることで開放位置に位置することを特徴とする請求項4に記載の薬剤分割装置。
  6. 前記トップタブレット,前記ミドルタブレット及び前記アンダータブレットは、前記所定方向と略直交する方向にも複数の収容マスを有していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の薬剤分割装置。
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