JP2001287802A - ファイルホルダの自動出庫装置 - Google Patents

ファイルホルダの自動出庫装置

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JP2001287802A
JP2001287802A JP2000101996A JP2000101996A JP2001287802A JP 2001287802 A JP2001287802 A JP 2001287802A JP 2000101996 A JP2000101996 A JP 2000101996A JP 2000101996 A JP2000101996 A JP 2000101996A JP 2001287802 A JP2001287802 A JP 2001287802A
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Yousuke Suga
羊介 菅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な機構でファイルホルダを仕分けることが
でき、搬送路の小型化が可能となるファイルホルダの自
動出庫装置を提供する。 【解決手段】格納棚4に格納されたファイルホルダを自
動的に取り出す格納棚ユニット2と、格納棚ユニット2
から放出されたファイルホルダを搬送する搬送路21
と、搬送路21と別体的に設けられ、ファイルホルダが
搬送路21から逸脱しないようにその搬送をガイドする
ガイド手段及びファイルホルダが搬送路21から離脱す
るようにファイルホルダの搬送方向を切り替える切り替
え手段を共有する切り替えガイド手段25と、搬送路2
1から離脱したファイルホルダを出庫口7に出庫させる
出庫部9と、を備えるファイルホルダの自動出庫装置1
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルホルダの
自動出庫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】格納棚に格納されたファイルホルダを自
動的に出庫する装置の一例が、特開平11−79315
号公報に開示されている。この種の装置は主に病院でカ
ルテの管理等に使用されるものであり、通常、一患者の
カルテやX線写真等を1冊のファイルホルダに纏めて収
納管理する態様となっている。総合病院など規模の大き
い病院では患者数が多いことから当該装置を複数台設け
てある場合が多く、その場合、前記特開平11−793
15号公報にも開示されているように、各装置の前側等
にコンベアなどの搬送路を設け、各装置から放出される
ファイルホルダをこの搬送路にて搬送し、搬送路途中に
設けた仕分け手段によりファイルホルダを複数の集積部
に仕分けて出庫させる手段も講じられている。当該構成
によれば、例えば、各集積部を内科,外科,小児科とい
うように診療科別に振り当てるなどして、ファイルホル
ダを目的、用途別に各集積部に仕分け出庫することも可
能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仕分け手段は、搬送路であるコンベアの一部が下方に向
けて回動する構造となっているため、その可動機構が複
雑化且つ大型化するという問題があった。また、当該構
造ではコンベアにおいてファイルホルダを立てた状態で
搬送することは設計上困難であり、ファイルホルダを横
臥させた状態で搬送せざるを得ないという問題がある。
したがって、搬送路の面積を大きくとる必要が生じ、設
置スペースの大きな搬送路になるという問題もあった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
創作されたものであり、簡易な機構でファイルホルダを
仕分けることができ、搬送路の小型化が可能となるファ
イルホルダの自動出庫装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、格納棚に格納されたファイルホルダを自動
的に取り出す格納棚ユニットと、格納棚ユニットから放
出されたファイルホルダを搬送する搬送路と、搬送路と
別体的に設けられ、ファイルホルダが搬送路から逸脱し
ないようにその搬送をガイドするガイド手段及びファイ
ルホルダが搬送路から離脱するようにファイルホルダの
搬送方向を切り替える切り替え手段を共有する切り替え
ガイド手段と、搬送路から離脱したファイルホルダを出
庫口に出庫させる出庫部と、を備えるファイルホルダの
自動出庫装置を構成した。
【0006】また、切り替えガイド手段として、ファイ
ルホルダの表面又は裏面と接触するように起立して設け
られ、搬送路と平行或いは非平行となるように可動する
ガイド部材を備える構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はファイルホルダの自動出庫
装置(以降、単に自動出庫装置という)1の外観斜視図
(一部透視)であり、自動出庫装置1を3台並設した場
合を示す。各自動出庫装置1は略直方体形状の筐体1a
の内部に格納棚ユニット2とフロントユニット3を備え
る。
【0008】格納棚ユニット2は管理コンピュータ(図
示せず)の指示に基づき格納棚4に格納された所定のフ
ァイルホルダを自動的に取り出す部位であり、格納棚4
と、スタッカクレーン5と、受け渡し装置6とを備え
る。格納棚4はファイルホルダを1冊ごとに懸吊する複
数列、複数段の棚を形成し、筐体1aの内部に対向する
ように左右一対として配置される。スタッカクレーン5
は、筐体1aの内部に配設された天井レール及び床レー
ル(共に図示せず)に支持されて格納棚4の前面に沿っ
て前後方向に走行可能な台車であり、受け渡し装置6は
このスタッカクレーン5の支柱に上下方向に昇降可能に
取り付けられ、前記管理コンピュータの指示に基づき所
定のファイルホルダを格納棚4から取り出す。受け渡し
装置6としては公知のもので良いが、特にファイルホル
ダを複数貯留可能なものとすれば、格納棚4からファイ
ルホルダを1冊取り出す度に後記する移載装置10との
間をスタッカクレーン5が往復走行するという必要性も
なくなるため、スピーディーなファイルホルダの取り出
しが可能となる。この場合、受け渡し装置6は貯留した
複数のファイルホルダを一括的にまとめてフロントユニ
ット3側(放出手段8)に放出可能となるように構成さ
れる。
【0009】フロントユニット3は、受け渡し装置6に
より格納棚4から取り出されたファイルホルダを、つま
り格納棚ユニット2側から放出されるファイルホルダ
を、ファイルホルダの取り出し口となる出庫口7まで出
庫させる部位に相当し、本形態では放出手段8と、搬送
路21と、出庫部9とから構成されるものである。
【0010】放出手段8は受け渡し装置6と搬送路21
との間に介在するものであり、受け渡し装置6から受け
取ったファイルホルダをシュータ等により搬送路21上
に落下放出させるなど公知の構造で構わない。本形態で
は放出手段8として、図4に示すように、受け渡し装置
6から受け取ったファイルホルダを複数貯留可能に、ま
た装置自体が前後方向に移動可能に構成され、貯留した
ファイルホルダを1冊毎に落下放出させる移載装置10
としている。つまり、移載装置10は管理コンピュータ
等の指示に基づき前後方向に移動して、その開口部10
aからファイルホルダを1冊毎に搬送路21(第1搬送
路22,第2搬送路23),シュータ24のいずれかに
落下させるようになっている。
【0011】出庫部9は搬送路21から離脱したファイ
ルホルダを出庫口7に出庫させる部位であり、この部位
も公知の構造で構わない。本形態では出庫部9として、
シュータ24を介して搬送路21から離脱落下したファ
イルホルダを懸吊レール11で懸吊することにより、フ
ァイルホルダを複数集積可能なものとしている(シュー
タ24から懸吊レール11へのファイルホルダの移載手
段は省略)。そして、図示しない移動手段によりファイ
ルホルダ全体を筐体1aの前面に形成した出庫口7に向
けて前進移動させることにより、出庫口7からファイル
ホルダを順次取り出せるように構成してある。
【0012】本形態における自動出庫装置1は、正面右
側にファイルホルダの入庫用台車を挿入する入庫部12
がレイアウトされ、正面中央及び左側に出庫部9,9が
レイアウトされている。また、各出庫部9においては出
庫口7を上下一対として設けてあり、図からも判るよう
に、正面中央の出庫部9では上下段ともに作業者が直接
手でファイルホルダを取り出し可能な出庫口とし、正面
左側の出庫部9においては上段を、直接手でファイルホ
ルダを取り出し可能となる出庫口とし、下段を台車13
を介して出庫させる出庫口としている。手で取り出す態
様の出庫口の場合には、ファイルホルダを上側又は下側
から把持するように手を内部に挿入するための手挿入部
7aが形成されている。なお、入庫部12の上部には突
発的に特定のファイルホルダを出庫させる出庫口1b及
び出庫状況等を表示する表示装置1cが設けられる。
【0013】図2を基にファイルホルダの一例を説明す
ると、ファイルホルダFは、折り畳まれた状態であると
きに、カルテ等のファイルを収納する収納体Faと長尺
の係止体Fbを形成する。収納体Faはポリプロピレン
等の合成樹脂材料或いは紙質材料等で成型され、中間部
位が折り返されて表面Fg及び裏面Fhをなす構造とな
っており、その厚みは、例えば8mm,15mm,20
mm,30mm等各種別のものが用意され、収納するフ
ァイルの種類、量によって使い分けされる。係止体Fb
は下縁部Fcを介して収納体Faの上部に一体的に取り
付けられており、その前後端に下面端部Fd,Fdを露
呈させている。この下面端部Fd,Fdは前記した出庫
部9の懸吊レール11に懸吊される部位となる。係止体
Fbの上部には、前後端にわたって左右一対に被係止面
Fe,Feが形成されており、ファイルホルダFはこの
被係止面Fe,Feの部位で、格納棚4に所定ピッチで
複数取り付けられた保持具(図示せず)に吊り懸けられ
て格納される態様となっている。係止体Fbの前後端近
傍には、格納棚5から取り出される際に前記受け渡し装
置6の爪部材(図示せず)が係合する係合孔Ffが穿設
されている。
【0014】以下、図3〜図8を中心に搬送路21及び
切り替えガイド手段25について説明する。図3は自動
出庫装置を3台並設した場合における搬送路及び切り替
えガイド手段のレイアウトを示す平面説明図、図4は搬
送路及び切り替えガイド手段の側面説明図、図5(a)
は図4におけるA矢視図、図5(b)は同B矢視図、図
6は図5(a)におけるC−C断面図、図7(a),
(b)は偏心ピンと長孔の平面作用説明図、図8
(a),(b)は切り替えガイド手段の平面作用説明図
である。
【0015】図3に示すように、搬送路21は、例えば
ファイルホルダを一方に向けて搬送(左送り)する第1
搬送路22及び他方に向けて搬送(右送り)する第2搬
送路23から構成され、互いに所定の間隔をあけて平行
となるように、また図4に示すように、それぞれの搬送
路面が互いに対向するように若干の傾斜角度をもってレ
イアウトされる。本形態では搬送路21をベルトコンベ
アから構成している。搬送路21は各自動出庫装置1間
にわたって延設されるものであり、本形態では自動出庫
装置1の並設台数の増減に対応させるべく、両搬送路を
それぞれユニットごとに分割して設け、各搬送ユニット
の端部を近接させて1本の搬送路を形成するようにして
いる。各出庫部9の後方における第1搬送路22と第2
搬送路23との間にはそれぞれ、図4に示すように、ホ
ッパ状を呈するシュータ24が配設されている。
【0016】以下に、図3に点線にて囲った第1搬送路
22の搬送路ユニットの部位を例にとり、搬送路21及
び切り替えガイド手段25の詳細について説明する。搬
送路21は、図5(a),(b)に示すように、長尺の
板材であるフレーム26の左右端に配設した駆動ローラ
27,従動ローラ28間に合成ゴム材等からなるエンド
レスのベルト29を掛け回した構造のベルトコンベアか
らなる。フレーム26は自動出庫装置1内のフレーム材
に固設されている。駆動ローラ27の回転軸に軸着した
ローラ30と、駆動モータ31の出力軸に軸着したロー
ラ31aとの間には駆動伝達ベルト32が掛け回されて
おり、駆動モータ31を図5(b)における反時計回り
に回転駆動させることで、上部側に位置するベルト29
が同図における左方向へと移動する。
【0017】切り替えガイド手段25は搬送路21と別
体的に設けられ、ファイルホルダが搬送路21から逸脱
しないようにその搬送をガイドするガイド手段及びファ
イルホルダが搬送路21から離脱するようにファイルホ
ルダの搬送方向を切り替える切り替え手段を共有するも
のであり、本形態では、ファイルホルダの表面Fg又は
裏面Fhと接触するように起立して設けられ、搬送路2
1と平行或いは非平行となるように可動するガイド部材
(可動ガイド板33)としてある。
【0018】図5(a),(b)において、搬送路21
に沿って配設される3つのガイド板の内、中央及び左側
に位置するガイド板が本発明に係る可動ガイド板33で
あり、符号34は搬送路21に対して平行となるように
固定された固定ガイド板を示す。固定ガイド板34は前
記した切り替え手段を有しない点を除いて可動ガイド板
33と略同一の構成となっている。可動ガイド板33は
図6に示すように、搬送路21の上部において互いに平
行となるように離間して鉛直に立ち上がる一対のガイド
部33a,33bを形成する部材であり、ガイド部33
a,33bの下端部は、搬送路21の上部側のベルト2
9の下方に位置する基板部33cにて接続している。こ
れらガイド部33a,33b,基板部33cは一体成型
しても良いし、分割成型してねじ止め等により一体的に
構成させるようにしても良い。
【0019】図5(a),図7に示すように、ガイド部
33a,33bのそれぞれ両縁部は、搬送中のファイル
ホルダとの衝突を避けるために搬送路21の幅方向外方
側へ向けて折り曲げ成型されている(傾斜部33d)。
また、ガイド部33a,33bの板面部で直接ファイル
ホルダの表面Fg又は裏面Fhに接触させるようにして
も構わないが、本形態では図6にも示されるように、ガ
イド部33a,33bにそれぞれ複数、摩擦係数の小さ
い樹脂材からなるガイドローラ35を、搬送路21の搬
送路面と直交する方向を軸方向として回転自在に軸装し
てあり、搬送中のファイルホルダは実際にはこのガイド
ローラ35の周面に接触しながら搬送されるようになっ
ている。回転自在に軸装した、しかも摩擦係数の小さい
樹脂材からなるガイドローラ35にファイルホルダを接
触させることで、ファイルホルダは減速することなくス
ムーズに搬送されるようになる。
【0020】シュータ24側に位置するガイド部33a
において、シュータ24に臨む板面側で、且つ搬送路2
1の下流寄りの部位には、上流側に隣接する可動ガイド
板33が回動することでその搬送方向が切り替えられシ
ュータ24に向かって移動してくるファイルホルダに当
接し、ファイルホルダをシュータ24に落とし込むため
のストッパ部材36が固設されている。
【0021】可動ガイド板33は、搬送路21の上流寄
りの基板部33cに形成した、搬送路21の搬送路面と
直交する方向を軸方向とする回転心37を中心に回動自
在となるように構成される。回転心37の部位は、基板
部33cの下面に固着したピン38がフレーム26に回
動自在に支持される構造である。また、基板部33cに
は、可動ガイド板33を重量支持するとともに、フレー
ム26上を回動走行させるための走行ローラ39が複
数、回転自在に取り付けられている。各可動ガイド板3
3の下方には、可動ガイド板33の駆動源であるモータ
40が配設される。モータ40の回転軸40aには円板
部材41が軸着され、この円板部材41の上面にはモー
タ40の回転軸40aと偏心する位置に偏心ピン42が
固設されている。偏心ピン42の上端部は、基板部33
cに穿設された搬送路21の搬送方向を長手とする長孔
43に挿嵌している。
【0022】通常、可動ガイド板33は、図7(a)に
も示すようにガイド部33a,33bが搬送路21と平
行となるように位置して搬送路21を開放した状態にあ
る。つまり、この状態の可動ガイド板33は、搬送路2
1上のファイルホルダを立てた状態として搬送路21か
ら逸脱しないように搬送をガイドするガイド手段を構成
する。そして、モータ40が駆動し、図7(b)に示す
ように偏心ピン42がモータ40の回転軸40aを中心
として180度回動すると、その際に偏心ピン42が長
孔43の内面を押圧することにより、可動ガイド板33
は回転心37を中心としてフレーム26上を走行ローラ
39を介しシュータ24側に向け回動走行する。つま
り、このときの可動ガイド板33は、そのガイド部33
a,33bが搬送路21と非平行となり、搬送中のファ
イルホルダが搬送路21から離脱するようにファイルホ
ルダの搬送方向を切り替える切り替え手段を構成する。
なお、モータ40の回転軸40aには、切り欠きを形成
した円板状のドグ44が取り付けられ、一対のセンサ4
5a,45bによりモータ40の回転角度、つまり可動
ガイド板33の回動位置の検出がなされる。
【0023】図5(a)に示すように、各可動ガイド板
33間、或いは可動ガイド板33と固定ガイド板34と
の間には、搬送中のファイルホルダを検出するセンサ4
6が配設される。センサ46は光反射型のセンサであ
り、その照射光が搬送路21上を横切るようにフレーム
26に取り付けられている。符号47はその照射光を反
射する反射板である。また、図4,図8に示す符号48
は、それぞれの搬送路(第1搬送路22,第2搬送路2
3)から送られてくるファイルホルダの表面Fg又は裏
面Fhに当接してシュータ24に落とし込むための仕切
り板である。
【0024】次に、自動出庫装置1の作用について説明
すると、先ず、管理コンピュータの指示に基づきスタッ
カクレーン5が作動し、目的のファイルホルダが懸吊さ
れている格納棚4の棚位置まで受け渡し装置6が順次移
動してファイルホルダを複数取り込む。所定数を取り込
んだ後、受け渡し装置6は移載装置10に隣接するよう
に移動し、ファイルホルダを移載装置10に一括的に送
り込む。移載装置10は、管理コンピュータの指示に基
づき前後方向に移動して、その開口部10aからファイ
ルホルダを1冊ごとに第1搬送路22,第2搬送路2
3,シュータ24のいずれかに落下放出する。
【0025】以下、ファイルホルダを第1搬送路22に
落下させた場合について説明する。図4に示すように、
可動ガイド板33のガイド部33aはファイルホルダの
落下方向に対して傾斜するように配設されており、落下
したファイルホルダは一旦このガイド部33aに接触し
てからベルト29上に載置されるようになっている。こ
れにより、ファイルホルダの落下衝撃がガイド部33a
により十分に緩衝されるため、ベルト29上でのファイ
ルホルダの跳ね上がりを確実に防止することができる。
【0026】ベルト29に載置されたファイルホルダ
は、固定ガイド部材34或いは可動ガイド部材33にガ
イドされて略起立した状態で図3における左方向へと搬
送されていく。勿論、このときの可動ガイド板33は図
7(a)に示すように、そのガイド部33a,33bが
第1搬送路22と平行となった状態である そして、あ
るシュータ24にファイルホルダを落下させる場合に
は、図8(a)に示すようにそのシュータ24の上流側
に隣接する可動ガイド板33を回動させる。前記したよ
うにモータ40が駆動し、偏心ピン42が可動ガイド板
33の長孔43の内面を押圧することにより、可動ガイ
ド板33は回転心37を中心としてシュータ24側に向
け回動する。したがって、ファイルホルダは第1搬送路
22と非平行となったそのガイド部33a,33bに誘
導されて第1搬送路22から離脱し、その慣性力により
立ったままの状態でシュータ24に向けて、つまり斜め
横方向へ移動する。
【0027】そして、ファイルホルダは図8(b)に示
すように下流側に位置する可動ガイド部材33のストッ
パ部材36と仕切り板48に当接し、立った状態を維持
したままシュータ24に落下する。シュータ24に落下
したファイルホルダはそのまま出庫部9に落下する。こ
のようにして、第1搬送路22上及び第2搬送路23上
の各可動ガイド板33が管理コンピュータ等の指示に基
づき選択的に作動することにより、ファイルホルダは所
定の出庫部9に仕分け出庫される。
【0028】以上のように、搬送路21と別体的に設け
られ、ファイルホルダが搬送路21から逸脱しないよう
にその搬送をガイドするガイド手段及びファイルホルダ
が搬送路21から離脱するようにファイルホルダの搬送
方向を切り替える切り替え手段を共有する切り替えガイ
ド手段25を備える構成とすれば、従来のように搬送路
自体の一部を回動させてファイルホルダを仕分ける構造
に比べ、簡易で且つコンパクトな機構でファイルホルダ
を各出庫部9に仕分け出庫することができるようにな
り、経済的な自動出庫装置が構築され、また搬送路の部
位の省スペース化も図れることとなる。
【0029】さらに、切り替えガイド手段25を、ファ
イルホルダの表面Fg又は裏面Fhと接触するように起
立して設けられ、搬送路21と平行或いは非平行となる
ように可動するガイド部材(可動ガイド板33)とする
ことにより、より簡易な機構でガイド手段と切り替え手
段を共有させることができるようになり、経済的な自動
出庫装置となる。また、ファイルホルダは立った状態で
搬送されるので、搬送路21の幅は小さくて済み、占有
面積の小さい搬送路21となる。また特に、本形態のよ
うに可動ガイド板33を回動させるようにすれば、その
僅かな回動ストロークで前記切り替え手段を構成するこ
とができるため、搬送路21の搬送速度が数メートル/
秒とかなり高速な場合でも切り替え対応が可能となり、
スピィーディーな仕分け出庫を実現できる。
【0030】以上、本発明についてその好適な実施形態
を説明したが、ファイルホルダの形状や自動出庫装置を
構成する各手段の構成、特に搬送路の数やレイアウト、
形状、切り替えガイド手段(ガイド部材)の形状等は図
面に記載したものに限定されず、適宜な設計変更が可能
である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るファイルホ
ルダの自動出庫装置によれば、簡易な機構で搬送路上の
ファイルホルダを複数の出庫部に仕分けることができ、
経済的な自動出庫装置を構築できる。特に、ファイルホ
ルダを立てた状態で搬送する構成とすれば、占有面積の
小さい搬送路となるため、自動出庫装置のコンパクト化
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】3台並設した場合における自動出庫装置の外観
斜視図である。
【図2】ファイルホルダの説明図であり、図2(a)は
正面図、図2(b)は側面図である。
【図3】自動出庫装置を3台並設した場合における搬送
路及び切り替えガイド手段のレイアウトを示す平面説明
図である。
【図4】搬送路及び切り替えガイド手段の側面説明図で
ある。
【図5】図5(a)は図4におけるA矢視図、図5
(b)は同B矢視図である。
【図6】図5(a)におけるC−C断面図である。
【図7】図7(a),(b)は偏心ピンと長孔の平面作
用説明図である。
【図8】図8(a),(b)は切り替えガイド手段の平
面作用説明図である。
【符号の説明】
1 自動出庫装置 2 格納棚ユニット 3 フロントユニット 7 出庫口 8 放出手段 9 出庫部 10 移載装置 21 搬送路 22 第1搬送路 23 第2搬送路 24 シュ−タ 25 切り替えガイド手段 33 可動ガイド板(ガイド部材) 33a,33b ガイド部 33c 基板部 34 固定ガイド板 37 回転心 40 モータ 42 偏心ピン 43 長孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格納棚に格納されたファイルホルダを自動
    的に取り出す格納棚ユニットと、 格納棚ユニットから放出されたファイルホルダを搬送す
    る搬送路と、 搬送路と別体的に設けられ、ファイルホルダが搬送路か
    ら逸脱しないようにその搬送をガイドするガイド手段及
    びファイルホルダが搬送路から離脱するようにファイル
    ホルダの搬送方向を切り替える切り替え手段を共有する
    切り替えガイド手段と、 搬送路から離脱したファイルホルダを出庫口に出庫させ
    る出庫部と、 を備えることを特徴とするファイルホルダの自動出庫装
    置。
  2. 【請求項2】前記切り替えガイド手段は、ファイルホル
    ダの表面又は裏面と接触するように起立して設けられ、
    搬送路と平行或いは非平行となるように可動するガイド
    部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のファイ
    ルホルダの自動出庫装置。
JP2000101996A 2000-04-04 2000-04-04 ファイルホルダの自動出庫装置 Pending JP2001287802A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236011A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Ihi Corp 自動倉庫
CN109607009A (zh) * 2018-11-02 2019-04-12 杭州电子科技大学 一种档案自动存取方法
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