JP4318801B2 - リクライナの付勢手段装着構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートボトムとシートバックとの間に介設されてシートバックの傾倒姿勢をロックまたはアンロックするように構成されたリクライナにおいて、ロックおよびアンロックを行うための付勢手段の装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シートボトムとシートバックとの間に介設されたシートのリクライナが知られている。このリクライナは、シートボトムに固定されたボトムブラケットと、シートバックに固定された、ボトムブラケットの回動中心回りに回動可能に連結されるバックブラケットとからなっている。
【0003】
ボトムブラケットとバックブラケットとの間には支持軸回りに共回り可能に固定されたカムが介設されている。このカムは、支持軸の正逆回動によって先端面に係止歯を備えたロックプレートを両ブラケット間で径方向に正逆移動させるものである。また、ボトムブラケットには、径方向に延びる互いに平行な対向壁を備えた案内溝が設けられ、ロックプレートがカムの回動で案内溝内を正逆移動することによって係止歯が案内溝から出没するようになっている。
【0004】
一方、バックブラケットには、支持軸の軸心を中心とした円軌跡に沿って内歯が形成されている。そして、カムの回動でロックプレートが案内溝から外方に突出して係止歯が内歯に噛合することによりボトムブラケットとバックブラケットとの相対回動が規制されるとともに、カムの逆回動で係止歯の内歯に対する噛合が解除されることにより、ボトムブラケットとバックブラケットとが相対回動し得るようになっている。
【0005】
従って、支持軸に操作桿を取り付け、この操作桿の操作で支持軸を正逆回動することにより、係止歯を内歯に噛合させてシートバックの傾倒位置をロックすることができるとともに、上記噛合を解除して傾倒位置の変更を行うことが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなリクライナにおいては、支持軸が所定の付勢手段によって軸心回りに所定方向に向けて付勢されており、これによるカムの支持軸回りの回動でロックプレートが径方向に外方に向けて押圧されるようになされている。従って、普段は付勢手段の付勢力でロックプレートの係止歯が内歯ギヤの内歯に噛合し、これによって設定されたシートバックの傾倒姿勢が維持される一方、操作桿の操作で付勢手段の付勢力に抗して支持軸を逆方向に回動させることにより、上記噛合が解除されてシートバックは傾倒し得るようになる。
【0007】
ところで、従来、上記のような付勢手段としてコイルばねが採用され、このコイルばねが操作桿に装着されていたため、コイルばねが外部に露出した状態になっており、リクライナの外観視が見苦しくなるという問題点を有していた。
【0008】
また、コイルばねは、操作桿とシートのフレームとの間に手作業で張設されるため、リクライナのシートへの組み付けが完了してから上記張設作業を行わなければならず、その分組付け工数が増加して組み付け効率が低下し、コストが嵩むという問題点も存在した。
【0009】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、外観視を見苦しくないようにした上で、組み付け工数の低減化に寄与することが可能であり、かつ、コンパクト化にも寄与するリクライナの付勢手段装着構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、シートボトム(S1)に固定されるボトムブラケット(2)と、このボトムブラケット(2)に支持軸(11)回りに回動自在に連結された、シートバック(S2)に固定されるバックブラケット(3)とを備えてなるリクライナ(1)において、バックブラケット(3)に固定された、上記支持軸(11)の軸心を中心とした円軌跡に沿う内歯(83a)を備えた内歯ギヤ部材(8)と、ボトムブラケット(2)に径方向に移動可能に設けられた、上記内歯に対して係脱する係止歯(51)を備えたロックプレート(5)と、ボトムブラケット(2)と内歯ギヤ部材(8)との間に配設されるとともに、ボトムブラケット(2)に上記支持軸(11)が同心で挿通された状態で固定された、ロックプレート(5)の移動を案内するガイド溝(47)を備えたベースブラケット(4)と、ロックプレート(5)を上記内歯(83a)の方向である径方向外方に押圧する回動自在なカム部材(6)と、カム部材(6)を付勢する渦巻き状のロックスプリング(40)と、が備えられ、上記カム部材(6)が上記ロックスプリング(40)の付勢力によって一方向側へ回動するに際して、ロックプレート(5)が上記径方向外方に押圧されて上記内歯(83a)と係止歯(51)とが係止し、カム部材(6)がロックスプリング(40)の付勢力に抗して他方向側へ回動するに際して、上記係止したロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除されるように構成され、上記ベースブラケット(4)には、上記支持軸(11)の外径寸法より大きい内径寸法を備えたスプリング装着孔(44)が穿設され、上記スプリング装着孔(44)内の縁部に、ロックスプリング(40)の外側係止端部(40a)を嵌め込む溝(45)が形成され、上記ロックスプリング(40)は、このスプリング装着孔(44)の内周面と支持軸(11)の外周面との間の環状空間に支持軸(11)を取り巻いた状態で、スプリング装着孔(44)内に、その外側係止端部(40a)がベースブラケット(4)の溝(45)に嵌め込まれる一方、その内側係止端部(40b)がスプリング装着孔(44)内において上記カム部材(6)側に係止されるようにして、ボトムブラケット(2)とカム部材(6)との間に装着されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、上記ロックスプリング(40)は、ロックプレート(5)、カム部材(6)がベースブラケット(4)に組み付けられた状態で、ベースブラケット(4)のスプリング装着孔(44)に装着することにより、外側係止端部(40a)が上記溝(45)に嵌め込まれる一方、内側係止端部(40b)が上記カム部材(6)側に係止されることを特徴とするものである。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記カム部材(6)に、円形レバー(7)が連結され、上記円形レバー(7)には、周方向に延ばされ上記ロックプレート(5)に設けられた第1被ガイド突片(53)と係合するガイド長孔(74)が穿設され、この円形レバー(7)がカム部材(6)と共に上記一方向側に回動するに際して、上記係止した状態のロックプレート(5)の第1被ガイド突片(53)が上記ガイド長孔(74)にガイドされることにより、上記ロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除され、上記スプリング装着孔(44)内に、上記円形レバー(7)に設けられた切起こし片(72)が突設され、上記スプリング装着孔(44)内で、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)が切起こし片(72)に係止されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項記載の発明は、シートボトム(S1)に固定されるボトムブラケット(2)と、このボトムブラケット(2)に支持軸(11)回りに回動自在に連結された、シートバック(S2)に固定されるバックブラケット(3)とを備えてなるリクライナ(1)において、バックブラケット(3)に固定された、上記支持軸(11)の軸心を中心とした円軌跡に沿う内歯(83a)を備えた内歯ギヤ部材(8)と、ボトムブラケット(2)と内歯ギヤ部材(8)との間に配設されるとともに、ボトムブラケット(2)に径方向に移動可能に設けられた、上記内歯に対して係脱する係止歯(51)を備えたロックプレート(5)と、ボトムブラケット(2)に上記支持軸(11)が同心で挿通された状態で固定された、ロックプレート(5)の移動を案内するガイド溝(47)を備えたベースブラケット(4)と、ロックプレート(5)を上記内歯(83a)の方向である径方向外方に押圧する回動自在なカム部材(6)と、カム部材(6)を付勢する渦巻き状のロックスプリング(40)と、が備えられ、上記カム部材(6)が上記ロックスプリング(40)の付勢力によって一方向側へ回動するに際して、ロックプレート(5)が上記径方向外方に押圧されて上記内歯(83a)と係止歯(51)とが係止し、カム部材(6)がロックスプリング(40)の付勢力に抗して他方向側へ回動するに際して、上記係止したロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除されるように構成され、上記ベースブラケット(4)には、上記支持軸(11)の外径寸法より大きい内径寸法を備えたスプリング装着孔(44)が穿設され、上記スプリング装着孔(44)内の縁部に、ロックスプリング(40)の外側係止端部(40a)を嵌め込む溝(45)が形成され、上記ロックスプリング(40)は、スプリング装着孔(44)内で、外側係止端部(40a)がベースブラケット(4)の溝(45)に嵌め込まれて係止されている一方、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)がスプリング装着孔(44)内において上記カム部材(6)側に係止されて架設されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、上記ロックスプリング(40)は、ロックプレート(5)、カム部材(6)がベースブラケット(4)に組み付けられた状態で、ベースブラケット(4)のスプリング装着孔(44)に装着することにより、外側係止端部(40a)が上記溝(45)に嵌め込まれる一方、内側係止端部(40b)が上記カム部材(6)側に係止されることを特徴とするものである。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、上記カム部材(6)に、円形レバー(7)が連結され、上記円形レバー(7)には、周方向に延ばされ上記ロックプレート(5)に設けられた第1被ガイド突片(53)と係合するガイド長孔(74)が穿設され、この円形レバー(7)がカム部材(6)と共に上記一方向側に回動するに際して、上記係止した状態のロックプレート(5)の第1被ガイド突片(53)が上記ガイド長孔(74)にガイドされることにより、上記ロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除され、上記スプリング装着孔(44)内に、上記円形レバー(7)に設けられた切起こし片(72)が突設され、このスプリング装着孔(44)内で、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)が切起こし片(72)に係止されていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、ガイド溝内のロックプレートをベースブラケットの径方向に外方に向かって付勢する付勢手段は、外部からは視認し得ない、ベースブラケットの中心位置に設けられたスプリング装着孔内にベースブラケットの厚みを利用して装着されているため、リクライナは付勢手段が外部に露出していない分コンパクト化される。また、外観が見苦しくなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るリクライナが適用された自動車用シートの一実施形態を示す側面図である。この図に示すように、自動車用のシートSは、シートボトムS1と、シートバックS2とからなり、シートボトムS1の後縁部と、シートバックS2の下縁部とが本発明に係るリクライナ1によって連結されることにより、シートバックS2は前後傾倒自在にシートボトムS1の後縁部に立設された状態になっている。
【0019】
図2は、リクライナ1の一実施形態を示す分解斜視図であり、図3はその組立て斜視図である。また、図4は図3のA−A線断面図である。これらの図に示すように、リクライナ1は、シートボトムS1の後側縁部に固定されるボトムブラケット2と、このボトムブラケット2に対向してシートバックS2の下側縁部に固定されるバックブラケット3とを備えた基本構成を有している。
【0020】
かかるリクライナ1は、バックブラケット3を介してボトムブラケット2に固定される円形のベースブラケット4と、このベースブラケット4に装着される3枚のロックプレート5と、芯回りに回動することでこれら3枚のロックプレート5をベースブラケット4の径方向に外方に向けて移動させるカム部材6とを有している。
【0021】
さらにリクライナ1は、上記カム部材6と同心で逆回動して上記3枚のロックプレート5を芯方向に向けて引き戻す円形レバー7と、上記ベースブラケット4との間にロックプレート5、カム部材6および円形レバー7を挟持した状態で上記バックブラケット3に固定される内歯ギヤ部材8と、ボトムブラケット2との間の相対回動がロックされているバックブラケット3に対してロック解除操作(アンロック操作)を行うための操作レバー9とを備えている。
【0022】
ボトムブラケット2およびバックブラケット3間の相対回動の中心位置には、車幅方向に延びるコネクティングロッド(支持軸)11が貫通されている。このコネクティングロッド11は、上記ベースブラケット4、カム部材6、円形レバー7、および内歯ギヤ部材8にも貫通されているとともに、その先端部には操作レバー9が固定され、操作レバー9の操作でコネクティングロッド11を軸心回りに回動操作することにより、普段はロック状態に設定されているバックブラケット3の回動がアンロックされるようになっている。
【0023】
上記コネクティングロッド11は、円柱状のロッド本体12と、このロッド本体12の先端側に延設された角柱部13とからなっている。基端側から若干ロッド本体12には、角柱部13近傍にフランジ14が設けられている。上記ボトムブラケット2は、薄手(例えば2mm厚)の金属板をプレス処理することによって形成されている。かかるボトムブラケット2は、シートボトムS1にボルト止めするために形成された矩形部21と、この矩形部21から上方に向けて延設された上縁部が上に凸の半円状の円弧部22とからなっている。
【0024】
円弧部22の曲率中心位置には、コネクティングロッド11を遊嵌する遊嵌孔23が穿設されている。この遊嵌孔23の上部には、径方向に切り欠かれた溝24が凹設されている。
【0025】
また、ボトムブラケット2は、周縁部が折り返されて形成した折返し縁部25を有しているとともに、中央位置にはこの折返し縁部25によって囲繞された膨出部26が形成されている。この膨出部26は、図2における右面が平面状で、かつ、折返し縁部25と面一になっている。かかる折返し縁部25の最下部位置には、右方に向かって突出した係止突片27が突設されている。
【0026】
上記バックブラケット3は、ボトムブラケット2に対して遊嵌孔23の孔心回りに回動可能に接続されるものであり、上記同様の金属板をプレス処理することによって形成されている。かかるバックブラケット3は、シートバックS2にボルト止めするために形成された矩形部31と、この矩形部31から下方に向けて延設された下縁部が下に凸の半円状の円弧部32とからなっている。
【0027】
円弧部32の曲率中心位置には、コネクティングロッド11を挿通し、かつ、ベースブラケット4を装着するための装着孔33が穿設されている。この装着孔33の上縁部には、図2における左方に向かって突設された切起し片34が設けられている。この切起し片34は、バックブラケット3がボトムブラケット2に連結された状態で円弧部22の折返し縁部25の内側に当接されるものである。
【0028】
また、バックブラケット3は、周縁部が右方に向かって折り返されて形成した折返し縁部35を有しているとともに、特に円弧部32の折返し縁部35は矩形部31のそれより幅寸法が大きく設定され、この幅寸法の大きい部分でかしめ縁部36が形成されている。そして、かしめ縁部36に囲繞された空間に、ロックプレート5、カム部材6および円形レバー7を備えたベースブラケット4、および内歯ギヤ部材8を装着するための装着空間37が形成されている。
【0029】
上記ベースブラケット4は、厚手(例えば略5mm厚)の金属板に半抜きプレス加工が施されることによって形成されている。かかるベースブラケット4は、バックブラケット3の折返し縁部35内壁面との間に僅かな隙間が形成される状態で装着空間37に装着されるブラケット本体41と、このブラケット本体41の左面側から同心で突設された、バックブラケット3の装着孔33に摺接状態で嵌め込まれる環状突出体42とからなっている。
【0030】
上記ブラケット本体41は、その右面側に上記環状突出体42に対応した部分が凹設されて形成した環状溝43有しているとともに、中心部分にボトムブラケット2の遊嵌孔23と同心で、かつ、径寸法が遊嵌孔23のそれより大きく設定されたスプリング装着孔44が穿設されている。このスプリング装着孔44の縁部にはボトムブラケット2の遊嵌孔23の溝24に対応した溝45が設けられている。
【0031】
また、上記スプリング装着孔44の外側部分には、孔心と同心で凹設された円形のカム装着凹部46が設けられている。このカム装着凹部46は、後に詳述するカム部材6を装着するためのものである。そして、カム装着凹部46と上記環状溝43との間には、径方向に延びる対向した溝壁が互いに平行なガイド溝47が周方向に等ピッチで3条凹設され、これによって各ガイド溝47、カム装着凹部46および環状溝43に囲まれた部分に右方に膨出した3つの扇状膨出部48が形成されている。
【0032】
かかるベースブラケット4は、バックブラケット3の装着孔33に嵌め込まれた状態の環状突出体42が、スプリング装着孔44と遊嵌孔23とが同心になるように位置設定された状態でボトムブラケット2の膨出部26に当接されて例えば溶接止めされることにより、ボトムブラケット2に一体に固定され、これによってバックブラケット3は、環状突出体42回りに回動自在にボトムブラケット2に連結された状態になっている。
【0033】
図5は、ガイド溝47、ロックプレート5およびカム部材6間の相対位置関係を説明するための説明図であり、図4のB−B線の断面を示している。そして、(イ)は、カム部材6がロック位置に位置した状態、(ロ)は、カム部材6がアンロック位置に位置した状態をそれぞれ示している。図5に示すように、ガイド溝47は、基準溝がスプリング装着孔44の上方位置に上下方向に延びるように形成され、他の2条は、基準溝から時計方向に120°ずつ位相ずれした状態でそれぞれ設けられている。また、ロックプレート5は、厚みがベースブラケット4のガイド溝47の深さと同一に設定されているとともに、幅がガイド溝47の溝幅より僅かに小さく設定され、ガイド溝47に嵌め込まれることによって摺接状態で径方向に正逆移動し得るようになっている。
【0034】
かかるロックプレート5は、ガイド溝47の長さより所定寸法だけ長く設定され、ガイド溝47に嵌め込まれた状態でスプリング装着孔44の孔心側の円弧状端部52がガイド溝47から孔心方向に突出するようになっている。また、ロックプレート5の円弧状端部52と反対側の端面には後述する内歯ギヤ部材8の内歯83aの半径と同一の曲率半径を備えた円弧面が形成され、この円弧面に内歯83aに噛合する係止歯51が設けられている。
【0035】
このような各ロックプレート5の図2に示す右面には第1被ガイド突片53が突設されているとともに、前方位置(図5の紙面の左方)にあるロックプレート5には、第1被ガイド突片53に加えて径方向の外側に第2被ガイド突片54が突設されている。第1被ガイド突片53は円形レバー7の後述するガイド長孔74に係合させるものであり、第2被ガイド突片54は内歯ギヤ部材8の後述する環状ガイド溝85に係合させるものである。
【0036】
上記カム部材6は、周方向に等ピッチで中心位置から放射状に突設された上記ロックプレート5に対応する3つのカム61を有している。各カム61は、先端面がカム装着凹部46の内周面に摺接するように円弧状に形成され、これによってカム装着凹部46に嵌め込まれた状態で孔心回りに回動し得るようになっている。また、隣り合うカム61間には、ロックプレート5の円弧状端部52を引き入れ得る引入れ凹部62がそれぞれ凹設されている。
【0037】
この引入れ凹部62の反時計方向側の側間は絶壁状に形成されているのに対し、時計方向の側はなだらかな屈曲面に形成されている。従って、円弧状端部52が、図5の(ロ)に示すように、引入れ凹部62に嵌まり込んだ状態で、カム部材6を回動中心回りに反時計方向(一方向)に回動させることにより、円弧状端部52が上記なだらかな部分によって径方向の外方に向かって順次押圧され、これによって、図5の(イ)に示すように、ロックプレート5は係止歯51がガイド溝47から外部に突出した状態になる。
【0038】
かかるカム部材6は、その中心位置にコネクティングロッド11の角柱部13が嵌入される角孔63が穿設されているとともに、角孔63の孔心を中心とする円軌跡上に周方向に等ピッチで右面から右方に向けて突設された複数の係止突起64を有している。この係止突起64は、カム部材6を円形レバー7に連結するためのものである。
【0039】
上記円形レバー7は、径寸法がカム部材6の最大径寸法(カム部材6の中心とカム61の先端縁部との間の距離)より若干大き目に設定され、その中心位置にレバー孔71が穿設されているとともに、このレバー孔71を穿設するときの切り起こし処理によって左方に向かう切起し片72が突設されている。かかる円形レバー7には、上記カム部材6の係止突起64に対応した部分に連結孔73が穿設されているとともに、上記ロックプレート5の第1被ガイド突片53に対応した部分には周方向に延びるガイド長孔74が穿設されている。
【0040】
上記ガイド長孔74は、中心位置から時計方向および反時計方向に略等距離ずつ延びた、径方向の寸法が上記第1被ガイド突片53の径方向寸法より大きい遊嵌ガイド孔74aと、この遊嵌ガイド孔74aの反時計方向に隣接して設けられた、第1被ガイド突片53が摺接状態で内嵌し得る摺接ガイド孔74bとからなっている。遊嵌ガイド孔74aと摺接ガイド孔74bとの境界部分の外方縁部にはなだらかな傾斜が形成されている。
【0041】
上記遊嵌ガイド孔74aは、ロックプレート5の円弧状端部52がカム部材6のカム61に当接した位置と、円弧状端部52が引入れ凹部62に引き入れられた位置との間で第1被ガイド突片53が径方向に正逆移動し得るように寸法設定されている一方、摺接ガイド孔74bは、第1被ガイド突片53が引入れ凹部62に嵌まり込んだ状態を維持し得るように寸法設定されている。
【0042】
従って、図5の(イ)に示すように、カム61が円弧状端部52に当接しているときには、ロックプレート5の係止歯51がベースブラケット4のガイド溝47から外部に突出した状態になるとともに、図5の(ロ)に示すように、カム部材6の時計方向(他方向)への回動によって円弧状端部52が引入れ凹部62に引き入れられた状態になっているときには、ロックプレート5の係止歯51がガイド溝47内に没入した状態になる。
【0043】
そして、上記ベースブラケット4のスプリング装着孔44には、カム部材6をコネクティングロッド11回りに反時計方向に向けて付勢するための渦巻き状のロックスプリング40が装着されている。このロックスプリング40は、ベースブラケット4がバックブラケット3を介してボトムブラケット2に固定され、かつ、ロックプレート5、カム部材6および円形レバー7がベースブラケット4に組み付けられた状態で、ベースブラケット4のスプリング装着孔44に装着されている。
【0044】
具体的には、ボトムブラケット2の遊嵌孔23、ベースブラケット4のスプリング装着孔44、カム部材6の角孔63および円形レバー7のレバー孔71に挿通された状態のコネクティングロッド11の角柱部13にロックスプリング40が嵌め込まれてスプリング装着孔44に装着されている。そして、スプリング装着孔44に装着されたロックスプリング40は、反時計方向に蓄勢状態で、外側係止端部40aがベースブラケット4の溝45に嵌め込まれている一方、ロックスプリング40の内側の内方に向かって折り曲げられて形成した内側係止端部40bが円形レバー7の切起し片72に係止されている。
【0045】
従って、普段はロックスプリング40の付勢力によってカム部材6が円形レバー7を介してコネクティングロッド11回りに反時計方向に付勢されており、これによってカム61がロックプレート5を押圧して係止歯51がガイド溝47から外部に突出した状態になっている。
【0046】
図6は、ボトムブラケット2の遊嵌孔23の溝24と、ベースブラケット4のスプリング装着孔44の溝45との相対位置関係を示す正面図である。図6に示すように、ボトムブラケット2の遊嵌孔23の溝24は、その溝幅寸法がベースブラケット4のスプリング装着孔44の溝45のそれより狭く寸法設定されている。従って、所定のスプリング装着装置でロックスプリング40を、その径がスプリング装着孔44の径より小さくなるように縮径して付勢した状態でスプリング装着孔44に装着することにより、ロックスプリング40が元の径寸法に復元されるため、この復元によって外側係止端部40aが溝45の右溝壁に当止するとともに、内側係止端部40bが円形レバー7の切起し片72に形成されたばね掛けフック72aに係止され、これらによってロックスプリング40は、スプリング装着孔44に装着された状態で確実に抜け止めされ、外部に抜け出ることが防止される。
【0047】
上記内歯ギヤ部材8は、バックブラケット3との間にベースブラケット4、ロックプレート5、カム部材6および円形レバー7を挟んだ状態でバックブラケット3に固定されるものであり、厚手(例えば略5mm厚)の金属板に半抜きプレス加工を施すことによって形成されている。かかる内歯ギヤ部材8は、図2に示すように、上部が方形で下部が円弧状に形成されたギヤ部材本体81と、このギヤ部材本体81の右面側に突設された円形の内歯ギヤ82とからなっている。
【0048】
上記内歯ギヤ82は、摺接状態でベースブラケット4の環状溝43に嵌まり込む環状体83の内周面に、全周に亘る内歯83aが設けられることによって形成されている。内歯83aは、上記ロックプレート5の係止歯51に噛合するように形状設定されている。
【0049】
上記ギヤ部材本体81は、内歯ギヤ82の内歯83aより内側位置に凹設された上記円形レバー7を収納するための収納凹部84を有している。収納凹部84の底板の中心位置には、上記コネクティングロッド11の角柱部13を挿通するための円孔84aが穿設されている。
【0050】
そして、内歯ギヤ部材8とバックブラケット3との間にベースブラケット4、ロックプレート5、カム部材6および円形レバー7を挟持した状態でバックブラケット3のかしめ縁部36を内方に向かって折り曲げてかしめることにより、図3に示すように、内歯ギヤ部材8がバックブラケット3に一体に固定された状態になっている。
【0051】
図7は、ロックプレート5と収納凹部84に形成された環状ガイド溝85との間の相対位置関係を説明するための説明図であり、図4のC−C線の断面を示している。そして、(イ)は、ロックプレート5の第2被ガイド突片54が幅広ガイド溝85aに嵌まり込んだ状態、(ロ)は、第2被ガイド突片54が幅狭ガイド溝85bに嵌まり込んだ状態をそれぞれ示している。
【0052】
図7に示すように、環状ガイド溝85は、円形レバー7がギヤ部材本体81の収納凹部84に収納された状態で、円形レバー7の外周面と、収納凹部84の内周面との間に形成されている。かかる環状ガイド溝85は、下方位置に中心角が略120°になるように形成された、溝幅寸法が第2被ガイド突片54の径方向寸法より大きい幅広ガイド溝85aと、第2被ガイド突片54が摺接状態で嵌め込まれる幅狭ガイド溝85bとからなっている。
【0053】
上記幅広ガイド溝85aは、溝内で第2被ガイド突片54が径方向に正逆移動することにより、ロックプレート5の係止歯51がベースブラケット4のガイド溝47から出没するように寸法設定されている。従って、シートバックS2が垂直軸から前方に向かって例えば30°傾斜した前倒姿勢と、垂直軸から後方に向かって90°傾斜した水平姿勢との間(傾倒姿勢設定可能範囲α)に位置しているときは、図7の(イ)に示すように、ロックプレート5の係止歯51を操作レバー9の操作でガイド溝47から出没させるようにすることが可能であり、これによってシートバックS2が傾倒姿勢設定可能範囲α内にあるときはシートバックS2の傾倒姿勢を任意に設定することができる。
【0054】
これに対し、幅狭ガイド溝85bは、第2被ガイド突片54の径方向への移動を規制するように溝幅寸法が設定されているため、上記傾倒姿勢設定可能範囲αよりさらに前方に傾倒した傾倒範囲(傾倒姿勢設定不能範囲β)では、図7の(ロ)に示すように、幅狭ガイド溝85bにより第2被ガイド突片54の径方向外方への移動が規制され、これによってロックプレート5は係止歯51がガイド溝47(図2)に没入した状態が維持され、係止歯51が内歯ギヤ82の内歯83aに噛合し得ないことにより、シートバックS2の傾倒姿勢設定不能範囲β内での任意の傾倒姿勢は維持されることがない。
【0055】
そして、シートバックS2を傾倒姿勢設定不能範囲βに位置させることよって第2被ガイド突片54を幅狭ガイド溝85bに嵌まり込ませたときには、図7の(ロ)に示すように、ロックスプリング40(図2)の付勢力によってカム部材6の周縁部がB点においてロックプレート5の円弧状端部52に当接してロックプレート5を外方に向かって押圧し、第1被ガイド突片53が摺接ガイド孔74bの縁部に押し当てられた状態になっているとともに第2被ガイド突片54が幅狭ガイド溝85bの縁部に当止した状態になっているため、カム部材6の反時計方向への回動が阻止され、これによって第2被ガイド突片54を有していない2個のロックプレート5もアンロック状態が維持される。
【0056】
上記操作レバー9は、図2に示すように、直状のレバー本体91と、このレバー本体91の基端側に固定された円柱体92と、同先端側に固定された取っ手93とからなっている。上記円柱体92の一方に端面には、コネクティングロッド11の角柱部13が嵌入される角孔92aが凹設されているとともに、他方の端面にはねじ94を挿通する挿通孔92bが穿設されている。挿通孔92bは、上記角孔92aに連通している一方、コネクティングロッド11の角柱部13端面にはねじ94の螺着されるねじ孔13aが螺設され、内歯ギヤ部材8から外部に突出した角柱部13に角孔92aを外嵌した状態でねじ94を挿通孔92bに挿通してねじ孔13aに螺着し締結することにより、操作レバー9がコネクティングロッド11に連結された状態になる。
【0057】
かかるリクライナ1において、操作レバー9と内歯ギヤ部材8との間には、シートバックS2を前倒する方向に付勢する、渦巻きばねからなるリターンスプリング95が介設されている。このリターンスプリング95は、外側の端部が外方に向かって折り曲げられて形成した外側係止端部95aと、内側の端部が内方に向かって折り曲げられて形成した内側係止端部95bとを有している。そして、外側係止端部95aが、図3に示すように、ボトムブラケット2の係止突片27に係止されるとともに、内側係止端部95bが、内歯ギヤ部材8に外部に向かって突設された係止突起86に係止されることにより内歯ギヤ部材8を介してバックブラケット3にコネクティングロッド11回りに反時計方向に向かう付勢力が付与され、これによってシートバックS2は、常に前倒方向に付勢された状態になっている。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、ガイド溝内のロックプレートをベースブラケットの径方向に外方に向かって付勢する付勢手段を、外部からは視認し得ない、ベースブラケットの中心位置に設けられたスプリング装着孔内に装着したため、リクライナは付勢手段が外部に露出していない分コンパクト化される。また、外観形状をシンプルで美麗なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリクライナが適用された自動車用シートの一実施形態を示す側面図である。
【図2】 リクライナの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】 図2に示すリクライナの組立て斜視図である。
【図4】 図3のA−A線断面図である。
【図5】 ガイド溝、ロックプレートおよびカム部材間の相対位置関係を説明するための説明図(図4のB−B線断面図)であり、(イ)は、カム部材がアンロック位置に位置した状態、(ロ)は、カム部材がロック位置に位置した状態をそれぞれ示している。
【図6】 ボトムブラケットの遊嵌孔の溝と、ベースブラケットのスプリング装着孔の溝との相対位置関係を示す正面図である。
【図7】 ロックプレートと収納凹部に形成された環状ガイド溝との間の相対位置関係を説明するための説明図(図4のC−C線断面図)であり、(イ)は、ロックプレートの第2被ガイド突片が幅広ガイド溝に嵌まり込んだ状態、(ロ)は、第2被ガイド突片が幅狭ガイド溝に嵌まり込んだ状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 リクライナ
11 コネクティングロッド(支持軸)
2 ボトムブラケット
3 バックブラケット
4 ベースブラケット
44 スプリング装着孔
5 ロックプレート
51 係止歯
6 カム部材
7 円形レバー
8 内歯ギヤ部材
83a 内歯

Claims (6)

  1. シートボトム(S1)に固定されるボトムブラケット(2)と、このボトムブラケット(2)に支持軸(11)回りに回動自在に連結された、シートバック(S2)に固定されるバックブラケット(3)とを備えてなるリクライナ(1)において、
    バックブラケット(3)に固定された、上記支持軸(11)の軸心を中心とした円軌跡に沿う内歯(83a)を備えた内歯ギヤ部材(8)と、
    ボトムブラケット(2)に径方向に移動可能に設けられた、上記内歯に対して係脱する係止歯(51)を備えたロックプレート(5)と、
    ボトムブラケット(2)と内歯ギヤ部材(8)との間に配設されるとともに、ボトムブラケット(2)に上記支持軸(11)が同心で挿通された状態で固定された、ロックプレート(5)の移動を案内するガイド溝(47)を備えたベースブラケット(4)と、
    ロックプレート(5)を上記内歯(83a)の方向である径方向外方に押圧する回動自在なカム部材(6)と、
    カム部材(6)を付勢する渦巻き状のロックスプリング(40)と、が備えられ、
    上記カム部材(6)が上記ロックスプリング(40)の付勢力によって一方向側へ回動するに際して、ロックプレート(5)が上記径方向外方に押圧されて上記内歯(83a)と係止歯(51)とが係止し、カム部材(6)がロックスプリング(40)の付勢力に抗して他方向側へ回動するに際して、上記係止したロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除されるように構成され、
    上記ベースブラケット(4)には、上記支持軸(11)の外径寸法より大きい内径寸法を備えたスプリング装着孔(44)が穿設され、上記スプリング装着孔(44)内の縁部に、ロックスプリング(40)の外側係止端部(40a)を嵌め込む溝(45)が形成され、
    上記ロックスプリング(40)は、このスプリング装着孔(44)の内周面と支持軸(11)の外周面との間の環状空間に支持軸(11)を取り巻いた状態で、スプリング装着孔(44)内に、その外側係止端部(40a)がベースブラケット(4)の溝(45)に嵌め込まれる一方、その内側係止端部(40b)がスプリング装着孔(44)内において上記カム部材(6)側に係止されるようにして、ボトムブラケット(2)とカム部材(6)との間に装着されていることを特徴とするリクライナの付勢手段装着構造。
  2. 上記ロックスプリング(40)は、ロックプレート(5)、カム部材(6)がベースブラケット(4)に組み付けられた状態で、ベースブラケット(4)のスプリング装着孔(44)に装着することにより、外側係止端部(40a)が上記溝(45)に嵌め込まれる一方、内側係止端部(40b)が上記カム部材(6)側に係止されることを特徴とする請求項に記載のリクライナの付勢手段装着構造。
  3. 上記カム部材(6)に、円形レバー(7)が連結され、
    上記円形レバー(7)には、周方向に延ばされ上記ロックプレート(5)に設けられた第1被ガイド突片(53)と係合するガイド長孔(74)が穿設され、この円形レバー(7)がカム部材(6)と共に上記一方向側に回動するに際して、上記係止した状態のロックプレート(5)の第1被ガイド突片(53)が上記ガイド長孔(74)にガイドされることにより、上記ロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除され、
    上記スプリング装着孔(44)内に、上記円形レバー(7)に設けられた切起こし片(72)が突設され、
    上記スプリング装着孔(44)内で、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)が切起こし片(72)に係止されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリクライナの付勢手段装着構造。
  4. シートボトム(S1)に固定されるボトムブラケット(2)と、このボトムブラケット(2)に支持軸(11)回りに回動自在に連結された、シートバック(S2)に固定されるバックブラケット(3)とを備えてなるリクライナ(1)において、
    バックブラケット(3)に固定された、上記支持軸(11)の軸心を中心とした円軌跡に沿う内歯(83a)を備えた内歯ギヤ部材(8)と、
    ボトムブラケット(2)と内歯ギヤ部材(8)との間に配設されるとともに、ボトムブラケット(2)に径方向に移動可能に設けられた、上記内歯に対して係脱する係止歯(51)を備えたロックプレート(5)と、
    ボトムブラケット(2)に上記支持軸(11)が同心で挿通された状態で固定された、ロックプレート(5)の移動を案内するガイド溝(47)を備えたベースブラケット(4)と、
    ロックプレート(5)を上記内歯(83a)の方向である径方向外方に押圧する回動自在なカム部材(6)と、
    カム部材(6)を付勢する渦巻き状のロックスプリング(40)と、が備えられ、
    上記カム部材(6)が上記ロックスプリング(40)の付勢力によって一方向側へ回動するに際して、ロックプレート(5)が上記径方向外方に押圧されて上記内歯(83a)と係止歯(51)とが係止し、カム部材(6)がロックスプリング(40)の付勢力に抗して他方向側へ回動するに際して、上記係止したロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除されるように構成され、
    上記ベースブラケット(4)には、上記支持軸(11)の外径寸法より大きい内径寸法を備えたスプリング装着孔(44)が穿設され、上記スプリング装着孔(44)内の縁部に、ロックスプリング(40)の外側係止端部(40a)を嵌め込む溝(45)が形成され、
    上記ロックスプリング(40)は、スプリング装着孔(44)内で、外側係止端部(40a)がベースブラケット(4)の溝(45)に嵌め込まれて係止されている一方、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)がスプリング装着孔(44)内において上記カム部材(6)側に係止されて架設されていることを特徴とするリクライナの付勢手段装着構造。
  5. 上記ロックスプリング(40)は、ロックプレート(5)、カム部材(6)がベースブラケット(4)に組み付けられた状態で、ベースブラケット(4)のスプリング装着孔(44)に装着することにより、外側係止端部(40a)が上記溝(45)に嵌め込まれる一方、内側係止端部(40b)が上記カム部材(6)側に係止されることを特徴とする請求項に記載のリクライナの付勢手段装着構造。
  6. 上記カム部材(6)に、円形レバー(7)が連結され、
    上記円形レバー(7)には、周方向に延ばされ上記ロックプレート(5)に設けられた第1被ガイド突片(53)と係合するガイド長孔(74)が穿設され、この円形レバー(7)がカム部材(6)と共に上記一方向側に回動するに際して、上記係止した状態のロックプレート(5)の第1被ガイド突片(53)が上記ガイド長孔(74)にガイドされることにより、上記ロックプレート(5)が径方向内方に移動して上記内歯(83a)から係止歯(51)が係止解除され、
    上記スプリング装着孔(44)内に、上記円形レバー(7)に設けられた切起こし片(72)が突設され、このスプリング装着孔(44)内で、ロックスプリング(40)の内側係止端部(40b)が切起こし片(72)に係止されていることを特徴とする請求項4または5に記載のリクライナの付勢手段装着構造。
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