JP4318513B2 - ファスナ付き洗濯ネット - Google Patents
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Description
洗濯ネットは、1枚又は数枚のネット片の周縁部を重ね合わせ、その重ね合わせた周縁部をバイアステープで覆うようにして縫い合わされて、球形状や箱状、筒状、ドーム状等の袋状に形成される。
そのため、バイアステープが洗濯ネットの外側に位置するように縫い付けられていると(例えば後述する図8参照)、バイアステープが水槽内壁やパルセータに擦れて擦り切れてしまう可能性があった。
そのため、洗濯ネットは、バイアステープが内側に位置するように縫い付けられたものが多く提案された(特許文献1〜3等参照)。
また、それに合わせて、洗濯機もかつてのように洗濯水の旋回力を利用する代わりに、最近の洗濯機は、パルセータの回転方向を頻繁に変えて水槽内で洗濯水の水流が絶えず向きを変えるものが主流となってきた。
そのため、バイアステープを外側に縫い付けた洗濯ネットを用いても、バイアステープが水槽内壁やパルセータ等に当たって擦り切れるという事態は生じにくくなった。
そうした場合、上記のようにバイアステープが洗濯ネットの内側に位置するように縫い付けてあると、今度は、洗濯ネット内の貴重な傷み易い衣服やストッキング等とバイアステープとが、頻繁に擦れ合って衣類を傷める可能性がある。
図8は、バイアステープを外側に縫い付けた従来のファスナ付き洗濯ネットの一例を示す斜視図である。
また、本願出願人は、こうした洗濯ネットBで、ファスナ3のスライダ34の引手34aが周囲の洗濯物や洗濯機に引っ掛かったり擦れたりしないように、引手34aごとスライダ34を収納するカバー体を設けることも提案した(特許文献8,9参照)。
例えば、特許文献6に記載した洗濯ネット(図8参照)で、バイアステープを比較的弱い素材のものに付け替えて洗濯実験を繰り返し行うと、バイアステープが擦り切れているのが観察される場合がある。
また、同時に、洗濯ネットがその周囲の洗濯物を傷めることにもつながるため、改善が必要である。
即ち、本発明の目的は、バイアステープを外側に位置するように縫い付けたファスナ付き洗濯ネットであって、周囲の洗濯物との擦れ、特にファスナの両端部近傍での擦れを極力軽減するファスナ付き洗濯ネットを提供することである。
図1は、本実施形態のファスナ付き洗濯ネットの正面図である。
図2は、図1のファスナ付き洗濯ネットのA1部分を模式的に示す断面図である。
本発明の洗濯ネットAでは、上記と同様に、洗濯ネットA内の衣類と擦れ合わないように、バイアステープ2が洗濯ネットAの外側に位置するように縫い付けられている点に特徴がある。
その際、洗濯機の水槽内の水流でほつれないように、バイアステープ2を重ね合わせたネット片11,12の周縁部11a,12aと、内側P及び外側Qの2カ所で縫い合わせるのが好ましい。
対して平行に近くなるまで倒れた(或いは寝た)状態に形成すれば、洗濯ネットAの周囲の洗濯物に引っ掛かったり擦れたりするのをより少なくすることができ好ましい。
このことは、バイアステープ2がネット面に対して垂直に立っている状態(図示しない)を想像すれば、容易に理解されよう。
図3は、図1のファスナ付き洗濯ネットAのA2部分を模式的に示す断面図である。
即ち、ネット片11の周縁部11aが外側に折り返されて、ファスナ3のテープ31の縁部31aと重ね合わされ、それをバイアステープ2で覆うようにして内側Pと外側Qにて縫い付けて、ファスナ3のテープ31がネット片11に取り付けられる。
本発明のファスナ付き洗濯ネットAでは、このように、バイアステープ2が洗濯ネットAの外側に位置するように縫い付けられ、ネット片11,12の周縁部11a,12aやファスナ3のテープ31,32の縁部31a,32aが周囲の衣類等と擦れるのを防止する役割を果たす。
また、このファスナ3の部分では、バイアステープ2,21の端縁部分2a,21aは互いに反対方向を向いている。
そして、この盛り上がった部分B1は比較的硬くなり、しかも図8から分かるようにスライド34の引手34aは高角度で起立し倒れにくいため、尚更周囲の洗濯物(衣類等)を傷めることとなる。また、この盛り上がった部分B1が洗濯ネットBの周囲の洗濯物と擦れ合ってバイアステープ2,21が擦り切れてしまったのである。
こうすることで、上記のような盛り上がりを回避することができるのであるが、以下、この点について説明する。
因みに、図1及び図4では、バイアステープ2,21の縫合わせ部(バイアステープ上の点線)は、便宜上、図2及び図3における内側Pの縫合わせのみを示している。
つまり、バイアステープ2,21は、端縁部分2a,21aが互いに反対方向を向いたまま縫い付けられるため、ネット面に対して起き上がることがないのである。
従って、本発明のファスナ付き洗濯ネットAは、従来のファスナ付き洗濯ネットBで特に顕著であったファスナの両端部近傍の盛り上がり部分での周囲の洗濯物との擦れを回避することができるのである。
即ち、先述したように、バイアステープ2がネット面に対して平行に近くなるまで倒れた状態になっていれば好ましいが(図2参照)、本発明によれば、バイアステープ2が、図3に示したような倒れた状態のままバイアステープ21と縫い合わされ、ネット面に対して起き上がることがないため、図2に示したような倒れた状態を形成し易いのである。
又は務歯ともいう。図3及び図4参照)が樹脂製であるいわゆる樹脂ファスナであればより好ましい。
樹脂ファスナは、種々の利点を有するが、特に、洗濯ネットA内外の衣類が引っ掛かり難く本発明の目的と合致する。
そのため、ファスナ3の端部近傍で、この終端部と、互いに接近するバイアステープ2,21とに囲まれるようにして、三角形状の空隙(又は穴)が形成される場合がある。
そうした場合には、図1や図4に示すように、接近して縫い合わされる2本のバイアステープ2,21の間に、三角形状の布等の当て材4を縫い合わせるとよい。
ファスナ3の両端部の止め具(上止及び下止)が剥き出しになっていると、止め具に洗濯ネットAの周囲の洗濯物が引っ掛かったり洗濯物に擦れたりする可能性があるが、上記のように、当て材4自体を止め具として用いれば、こうした洗濯物に対する擦れを防止することができ、好ましい。
特に、止め具に引っ掛かり易いストッキングや下着等の衣類を洗濯する場合には、効果的に引っ掛かり等を防止することができる。
ファスナ3のエレメント33に洗濯ネットA内部の衣類が引っ掛からないように、ファスナ3の内側(即ち裏側)に覆い片(又は当て布)を縫い付ければ、更に好ましい。
このように、ファスナ3の端部のうち、ファスナ3を閉じた際にスライダ34が来る側(即ち上止側)の端部に、カバー体5が設けられていれば好ましい。
図5では、カバー体5の後端部51を開口状に形成する場合を示したが、このように開口状に形成するか閉じた状態に形成するかは任意であり、適宜決められる。
そして、カバー体5がスライダ34を覆うため、スライダ34がカバー体5により固定され、洗濯の最中にスライダ34が動いてファスナ3が開いてしまうのを防止することができる。
また、引手34aがカバー体5により覆われて固定されるため、洗濯中に引手34aが、洗濯ネットA周囲の洗濯物に引っ掛かったり擦れたりするのが確実に防止されるのである。
当て材4は、水通りの良い目の細かなメッシュ状の布材で形成されている。
この当て材4は、長方形の長手方向両端側が先細りにされた形状をしている。
この変形例では、当て材4は2枚使われる。
そして、当て材4を中央で折り返し、折り返された側をファスナ3側に向けながら、ファスナ3の上面側と下面側とにそれぞれ配置する(図7(A)参照)。
そして、この2枚の当て材4とファスナ3とに、厚み方向に貫通するように糸を縫い付け連結する(図7(B)参照)。
例えば、本実施形態では、洗濯ネットとして野球ボール状の球状のものを示したが、当然他の形状の洗濯ネットにも本発明を適用することができる。
更に、バイアステープの色や模様を変えることにより、洗濯ネットの容量やメッシュの目の粗さ等の違いを表示することができ、そうした表示は適宜行われる。
B…従来の洗濯ネット
B1…盛り上がり部分
1,11,12…ネット片
11a,12a…周縁部
2,21…バイアステープ
2a,21a…端縁部分
3…ファスナ
31,32…テープ
31a,32a…縁部
33…エレメント
34…スライダ
34a…引手
4…当て材
5…カバー体
51…後端部
Claims (3)
- ネット片の周縁部をバイアステープで覆うようにして縫い合わせてなるファスナ付き洗濯ネットであって、該バイアステープは洗濯ネットの外側に位置するように縫い付けられ、且つ、該ファスナの端部近傍において、該ファスナを構成する2本のテープの縁部にそれぞれ縫い付けられた2本のバイアステープが、ねじることなく互いに接近させて平坦状に縫い合わされるものにおいて、
前記ネット片の周縁部が外側に折り返され、該折り返された部分に前記ファスナのテープ縁部が重ね合わされ、該重ね合わされた部分が前記バイアステープで覆われて、ネット片にファスナが取り付けられ、
前記ファスナの下止側端部近傍で、ファスナの終端部と、接近して縫い合わされる2本のバイアステープとに囲まれるように形成される三角形状の空隙に、三角形状の当て材が、前記ファスナのエレメントの終端部を覆って縫い付けられて、ファスナの止め具とされていることを特徴とするファスナ付き洗濯ネット。 - 前記三角形状の当て材が、ファスナの外側及び内側に縫い合わされていることを特徴とする、請求項1記載のファスナ付き洗濯ネット。
- 前記ファスナの上止側端部に、スライダを収納するためのカバー体が設けられていることを特徴とする、請求項1記載のファスナ付き洗濯ネット。
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